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特許7592640トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-22
(45)【発行日】2024-12-02
(54)【発明の名称】トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/14 20090101AFI20241125BHJP
   H04W 28/18 20090101ALI20241125BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20241125BHJP
   H04W 72/566 20230101ALI20241125BHJP
【FI】
H04W28/14
H04W28/18
H04W72/1268
H04W72/566
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021571388
(86)(22)【出願日】2020-06-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-04
(86)【国際出願番号】 US2020036057
(87)【国際公開番号】W WO2020247583
(87)【国際公開日】2020-12-10
【審査請求日】2023-05-10
(31)【優先権主張番号】62/858,867
(32)【優先日】2019-06-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/892,086
(32)【優先日】2020-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】スンダララジャン、ジャイ・クマー
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ワンシ
(72)【発明者】
【氏名】トクゴズ、イェリズ
(72)【発明者】
【氏名】ブシャン、ナガ
(72)【発明者】
【氏名】ハンデ、プラシャント・ハリダス
(72)【発明者】
【氏名】ムッカビィリ、クリシュナ・キラン
【審査官】伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-142638(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
ネットワークデバイスから、前記UEから前記ネットワークデバイスへのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、
前記アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のためパケットグループ送信モードを選択することと、ここにおいて、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、前記パケットグループ送信モードを選択することは、前記アップリンク許可中に含まれるパケット送信モードインジケータが前記パケットグループ送信モードを指定することを識別することを備え、
複数のパケットを含むパケットバッファから、前記アップリンク許可に従って、および前記パケットグループ送信モードに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットグループ選択することと、前記複数のパケットは、複数のパケットグループ中に編成されており、各パケットグループは、1つのビデオフレームに関連付けられ、同じビデオフレームのパケットを備え、前記1つまたは複数のパケットグループを選択することは、
前記送信ペイロードのためのリソース容量を識別することと、
前記リソース容量がサポートするパケットグループの量に対して低減された量のパケットグループに関連するパケットを前記送信ペイロードが備えるように、および容量条件を満たす前記送信ペイロードに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループ選択することと、
を備え、
前記ネットワークデバイスに、前記パケットグループ送信モードと前記アップリンク許可とに従って、前記送信ペイロードを含む前記アップリンク送信を送信することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットグループ選択することは、
前記リソース容量がサポートする部分パケットグループの量に対して低減された量の部分パケットグループに関連するパケットを前記送信ペイロードが備えるように、および容量条件を満たす前記送信ペイロードに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループ選択すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ネットワークデバイスから、容量条件の指示を受信すること、ここにおいて、前記1つまたは複数のパケットグループは、前記容量条件の満足に少なくとも部分的に基づいて決定される、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットグループ選択することは、
前記アップリンク許可によって示されるグループ選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のパケットグループ選択すること、
をさらに備え、前記グループ選択基準は、パケットグループタイプ基準またはパケットグループ優先度基準を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記アップリンク許可は、複数のトランスポートブロックの送信のためのものであり、前記方法は、
同じパケットグループに関連するパケットが同じトランスポートブロックにマッピングされるように、前記1つまたは複数のパケットグループのうちの1つまたは複数のパケットを前記複数のトランスポートブロックにマッピングすること、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットグループ選択することは、
前記アップリンク許可によって示されるグループ量制限に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループ選択すること、前記グループ量制限は、前記送信ペイロード中に含まれるべきグループの最大量を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットグループ選択することは、
前記1つまたは複数のパケットグループに関連する送信優先度に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループを選択すること、
をさらに備え、前記送信優先度は、前記1つまたは複数のパケットグループに関連する配信最終期限に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットグループ選択することは、
前記アップリンク許可によって示されるトランスポートブロック(TB)に関連する変調符号化方式に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループを選択すること、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットグループ選択することは、
パケットグループタイプ、パケットグループ優先度、パケット配信最終期限、またはそれらの組合せに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループを選択すること、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記アップリンク送信を送信することは、
記複数のパケットが先入れ先出しでない順序で選択されるように、前記アップリンク送信のための前記送信ペイロードを送信すること、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ネットワークデバイスにおけるワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)に、ファイル遅延割当量またはファイル遅延エラーレートの指示を含む、前記UEから前記ネットワークデバイスへのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信することと、ここにおいて、前記アップリンク許可は、前記アップリンク送信のためのパケットグループ送信モードを指定し、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、
前記UEから前記アップリンク送信を受信することと、前記アップリンク送信は、前記アップリンク許可と前記パケットグループ送信モードとに従って、1つまたは複数のパケットグループを含む送信ペイロードを含み、ここにおいて、各パケットグループは、1つのビデオフレームに関連付けられ、同じビデオフレームのパケットを備える、
を備える、方法。
【請求項12】
ネットワークデバイスにおけるワイヤレス通信の方法であって、
1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている複数のパケットがパケットグループ送信モードを介してユーザ機器(UE)へのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別することと、
パケットバッファから、前記パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットグループ選択することと、ここにおいて、各パケットグループは、1つのビデオフレームに関連付けられ、同じビデオフレームのパケットを備え、前記選択することは、
前記UEへのダウンリンク送信のために割り当てられたリソース容量に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループ選択すること、を備え、
前記UEに、前記パケットグループ送信モードに従って前記ダウンリンク送信を送信することと、
を備える、方法。
【請求項13】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
ネットワークデバイスから、前記UEから前記ネットワークデバイスへのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信するための手段と、
前記アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のためのパケットグループ送信モードを選択するための手段と、ここにおいて、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、前記パケットグループ送信モードを選択するための手段は、前記アップリンク許可中に含まれるパケット送信モードインジケータが前記パケットグループ送信モードを指定することを識別するための手段を備え、
複数のパケットを含むパケットバッファから、前記アップリンク許可に従って、および前記選択されたパケットグループ送信モードに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットグループ選択するための手段と、ここにおいて、前記複数のパケットは、複数のパケットグループ中に編成されており、各パケットグループは1つのビデオフレームに関連るけられ、各パケットグループは、同じビデオフレームのパケットを備え、前記1つまたは複数のパケットグループを選択するための手段は、
前記送信ペイロードのためのリソース容量を識別するための手段と、
前記リソース容量がサポートするパケットグループの量に対して低減された量のパケットグループに関連するパケットを前記送信ペイロードが備えるように、および容量条件を満たす前記送信ペイロードに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループ選択するための手段と、
を備え、
前記ネットワークデバイスに、前記パケットグループ送信モードと前記アップリンク許可とに従って、前記送信ペイロードを含む前記アップリンク送信を送信するための手段と、
を備える、装置。
【請求項14】
ネットワークデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)に、ファイル遅延割当量またはファイル遅延エラーレートの指示を含む、前記UEから前記ネットワークデバイスへのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信するための手段と、ここにおいて、前記アップリンク許可は、前記アップリンク送信のためのパケットグループ送信モードを指定し、および前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、
前記UEから前記アップリンク送信を受信するための手段と、前記アップリンク送信は、前記アップリンク許可と前記パケットグループ送信モードとに従って、1つまたは複数のパケットグループを含む送信ペイロードを含み、ここにおいて、各パケットグループは1つのビデオフレームに関連付けられ、各パケットグループは、同じビデオフレームのパケットを備える、
を備える、装置。
【請求項15】
ネットワークデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている複数のパケットがパケットグループ送信モードを介してユーザ機器(UE)へのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別するための手段と、
パケットバッファから、前記パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットグループ選択するための手段と、ここにおいて、各パケットグループは1つのビデオフレームに関連付けられ、各パケットグループは、同じビデオフレームのパケットを備え、前記選択するための手段は、
前記UEへのダウンリンク送信のために割り当てられたリソース容量に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループ選択するための手段、を備え、
前記UEに、前記パケットグループ送信モードに従って前記ダウンリンク送信を送信するための手段と、
を備える、装置。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2019年6月7日に出願された「TRAFFIC-AWARE GRANT SIGNALING AND PROCESSING」と題するSUNDARARAJANらによる米国仮特許出願第62/858,867号および2020年6月3日に出願された「TRAFFIC-AWARE GRANT SIGNALING AND PROCESSING」と題するSUNDARARAJANらによる米国特許出願第16/892,086号の利益を主張する。
【技術分野】
【0002】
[0002]以下は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、トラフィックアウェアな(traffic-aware)許可シグナリングおよび処理に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどのような、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を利用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含み得る。
【0004】
[0004]既存のワイヤレス通信システムは、ビットのストリームとしてデータパケットを受信し得、ビットの受信されたストリームに基づいてデータパケットをサブプロトコルデータユニットに割り当て得る。場合によっては、ビットは、先入れ先出し方式に基づいて送信されるパケットにグループ化される。高スループットおよび低レイテンシのアプリケーションによっては、1つまたは複数の送信されたパケットをファイルとしてグループ化することが有益であり得る。一例として、アプリケーションのビデオフレーム中のパケットは、ファイル中に含まれ得、ここで、各ファイルは、別個のビデオフレームに関連付けられる。
【発明の概要】
【0005】
[0005]説明される技法は、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。概して、説明される技法は、パケットが先入れ先出し(FIFO)ベース(もしくは何らかの他のデフォルトベース)またはパケットグループベースのいずれかに基づいて送信され得るような送信モードの指示および選択を提供する。送信モードは、ワイヤレス通信システムにおける通信リンクにおけるスループットを改善し、レイテンシを低減するように示されるかまたは選択され得る。場合によっては、説明される技法は、エクステンデッドリアリティ(XR:extended reality)通信環境において利用され得、これは、高いビットレートと、高い信頼性と、低レイテンシの通信とを必要とし得、これは、そのパケットが一緒にグループ化され、処理されることをも必要とし得る。本開示の1つまたは複数の態様によれば、UEは、UEから基地局へのアップリンク送信のアップリンク許可を受信し得る。UEは、(たとえば、アップリンク許可中に含まれるパケット送信モードインジケータを介して)アップリンク許可からパケット送信モードを識別し得る。インジケータは、UEが(FIFOモードなどの)デフォルトモードを使用してアップリンク送信を送信すべきか、またはパケットグループ送信モードを使用してアップリンク送信を送信すべきかを指定し得る。UEは、選択されたパケット送信モードに基づいてアップリンク送信のための送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定し、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信し得る。
【0006】
[0006]UEにおけるワイヤレス通信の方法について説明する。本方法は、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードから、パケット送信モードを選択すること、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信することとを含み得る。
【0007】
[0007]UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。命令は、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択すること、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信することとを装置に行わせるために、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0008】
[0008]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択すること、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいてアップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信することとを行うための手段を含み得る。
【0009】
[0009]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択すること、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0010】
[0010]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、アップリンク許可が、パケットグループ送信モードを指定するパケット送信モードインジケータを含むことを識別すること、ここで、パケットのセットは、1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている(organized in)、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0011】
[0011]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、少なくとも1つのパケットグループのすべてのパケットが送信ペイロード中に含まれ得るように1つまたは複数のパケットを決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0012】
[0012]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、アップリンク許可によって示されるリソース容量に基づいて1つまたは複数のパケットを決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0013】
[0013]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、送信ペイロードのためのリソース容量を識別することと、リソース容量がサポートするパケットグループの量に対して低減された量のパケットグループに関連するパケットを送信ペイロードが備えるように、および容量条件を満たす送信ペイロードに基づいて、1つまたは複数のパケットを決定することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0014】
[0014]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、送信ペイロードのためのリソース容量を識別することと、リソース容量がサポートする部分パケットグループの量に対して低減された量の部分パケットグループに関連するパケットを送信ペイロードが備えるように、および容量条件を満たす送信ペイロードに基づいて、1つまたは複数のパケットを決定することと、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0015】
[0015]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、容量条件の指示を受信すること、ここで、1つまたは複数のパケットは、容量条件の満足に少なくとも部分的に基づいて決定される、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0016】
[0016]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、アップリンク許可によって示されるグループ選択基準に基づいて1つまたは複数のパケットを決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0017】
[0017]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、グループ選択基準は、パケットグループタイプ基準またはパケットグループ優先度基準を示す。
【0018】
[0018]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、同じパケットグループに関連するパケットが同じトランスポートブロックにマッピングされ得るように1つまたは複数のパケットを複数のトランスポートブロックにマッピングすることを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0019】
[0019]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、アップリンク許可によって示されるグループ量(グループ数)制限に基づいて1つまたは複数のパケットを決定すること、グループ量制限は、送信ペイロード中に含まれるべきグループの最大量(最大数)を示す、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0020】
[0020]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、1つまたは複数のパケットグループに関連する送信優先度に基づいて1つまたは複数のパケットを選択することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0021】
[0021]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信優先度は、1つまたは複数のパケットグループに関連する配信最終期限(delivery deadline)に基づき得る。
【0022】
[0022]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、アップリンク許可によって示されるトランスポートブロック(TB)に関連する変調符号化方式に基づいて1つまたは複数のパケットを選択することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0023】
[0023]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、パケットグループタイプ、パケットグループ優先度、パケット配信最終期限、またはそれらの組合せに基づいて、1つまたは複数のパケットを決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0024】
[0024]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク送信を送信することは、1つまたは複数のパケットが先入れ先出しでない(non-first-in-first-out)順序で選択され得るように、アップリンク送信のための送信ペイロードを送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0025】
[0025]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、基地局から、ファイル遅延割当量(file delay budget)またはファイルエラーレートの指示を受信することと、ファイル遅延割当量またはファイルエラーレートに基づいて1つまたは複数のパケットを決定することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0026】
[0026]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられ得る。
【0027】
[0027]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ファイルの1つまたは複数のパケットは一緒に処理されるように構成される。
【0028】
[0028]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパケットは、同じ配信最終期限に関連付けられ得る。
【0029】
[0029]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、デフォルト送信モードは、先入れ先出し送信モードであり得る。
【0030】
[0030]基地局におけるワイヤレス通信の方法について説明する。方法は、ユーザ機器(UE)に、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信すること、ここで、アップリンク許可は、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、UEからアップリンク送信を受信すること、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含む、と、を含み得る。
【0031】
[0031]基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。命令は、ユーザ機器(UE)に、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信すること、ここで、アップリンク許可は、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、UEからアップリンク送信を受信すること、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含み、とを装置に行わせるために、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0032】
[0032]基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、ユーザ機器(UE)に、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信すること、ここで、アップリンク許可は、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、UEからアップリンク送信を受信すること、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含む、と、を行うための手段を含み得る。
【0033】
[0033]基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、ユーザ機器(UE)に、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信すること、ここで、アップリンク許可は、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、UEからアップリンク送信を受信すること、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含む、と、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0034】
[0034]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク許可は、パケットグループ送信モードを指定するパケット送信モードインジケータを含み、アップリンク送信を受信することは、パケットグループ送信モードに従って1つまたは複数のグループに編成されている1つまたは複数のパケットを受信することを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0035】
[0035]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、パケットグループ送信モードに従ってグループ中のパケットの1つまたは複数のグループを処理することを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0036】
[0036]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のグループを処理することは、1つまたは複数のプロトコルデータユニットとして上位レイヤに1つまたは複数のグループの各々のパケットをパスすること(passing、渡すこと)を行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0037】
[0037]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク許可を送信することは、アップリンク送信中に含まれるべきパケットの量を制限するリソース量の指示を送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0038】
[0038]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク許可を送信することは、アップリンク許可がパケットグループ送信モードを指定するときアップリンク許可中でグループ選択基準を送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0039】
[0039]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、グループ選択基準は、パケットグループタイプ基準またはパケットグループ優先度基準を示す。
【0040】
[0040]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、パケットグループ優先度基準は、1つまたは複数のパケットグループに関連する配信最終期限に基づき得る。
【0041】
[0041]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEからアップリンク送信を受信することは、同じパケットグループに関連するパケットが同じトランスポートブロックにマッピングされ得るように複数のトランスポートブロックにマッピングされた1つまたは複数のパケットを受信すること、ここで、アップリンク許可は、複数のトランスポートブロックの送信のためのものであり得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0042】
[0042]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク送信のためのアップリンク許可を送信することは、ファイル遅延割当量(file delay budget)またはファイル遅延エラーレートの指示を送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0043】
[0043]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられ得る。
【0044】
[0044]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、デフォルト送信モードは、先入れ先出し送信モードであり得る。
【0045】
[0045]基地局におけるワイヤレス通信の方法について説明する。方法は、パケットのセットがパケットグループ送信モードを介してUEへのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別することと、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、UEに、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信を送信することとを含み得る。
【0046】
[0046]基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。命令は、パケットのセットがパケットグループ送信モードを介してUEへのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別することと、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、UEに、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信を送信することとを装置に行わせるために、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0047】
[0047]基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、パケットのセットがパケットグループ送信モードを介してUEへのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別することと、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、UEに、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信を送信することとを行うための手段を含み得る。
【0048】
[0048]基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、パケットのセットがパケットグループ送信モードを介してUEへのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別することと、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、UEに、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信を送信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0049】
[0049]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、パケットのセットは、1つまたは複数のパケットグループ中に編成され得る。
【0050】
[0050]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、少なくとも1つのパケットグループのすべてのパケットが送信ペイロード中に含まれ得るように1つまたは複数のパケットを決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0051】
[0051]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、UEへのダウンリンク送信のために割り振られたリソース量に基づいて、1つまたは複数のパケットを決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0052】
[0052]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、送信ペイロードのためのリソース容量を識別することと、リソース容量がサポートするパケットグループの量に対して低減された量のパケットグループに関連するパケットを送信ペイロードが備えるように1つまたは複数のパケットを決定することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0053】
[0053]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、送信ペイロードのためのリソース容量を識別することと、リソース容量がサポートする部分パケットグループの量に対して低減された量の部分パケットグループに関連するパケットを送信ペイロードが備えるように1つまたは複数のパケットを決定することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0054】
[0054]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、パケットグループ情報に基づいて1つまたは複数のパケットを決定すること、ここで、1つまたは複数のパケットは、パケットグループ情報に対応するパケットグループに関連付けられ得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0055】
[0055]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、パケットグループ情報は、パケットグループタイプ、パケットグループ優先度、パケット配信最終期限、またはそれらの組合せに対応する。
【0056】
[0056]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ダウンリンク送信を送信することは、1つまたは複数のパケットが先入れ先出しでない順序で選択され得るようにダウンリンク送信のための送信ペイロードを送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0057】
[0057]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信ペイロードに含めるための1つまたは複数のパケットを決定することは、ファイル遅延割当量またはファイルエラーレートに基づいて1つまたは複数のパケットを決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0058】
[0058]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられ得る。
【0059】
[0059]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパケットは、同じ配信最終期限に関連付けられ得る。
【図面の簡単な説明】
【0060】
図1】[0060]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするワイヤレス通信のためのシステムの一例を示す図。
図2】[0061]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
図3】[0062]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするパケットスケジューリングシステムの一例を示す図。
図4】[0063]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするプロセスフロー図の一例を示す図。
図5】[0064]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイスのブロック図。
図6】本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイスのブロック図。
図7】[0065]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする通信マネージャのブロック図。
図8】[0066]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイスを含むシステムの図。
図9】[0067]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイスのブロック図。
図10】本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイスのブロック図。
図11】[0068]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする通信マネージャのブロック図。
図12】[0069]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイスを含むシステムの図。
図13】[0070]本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法を示すフローチャート。
図14】本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法を示すフローチャート。
図15】本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法を示すフローチャート。
図16】本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法を示すフローチャート。
図17】本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0061】
[0071]新無線(NR)システムまたはロングタームエボリューション(LTE)システムなどのワイヤレス通信システムにおけるユーザ機器(UE)は、高スループット、高信頼性、および低レイテンシに関連するアプリケーションをサポートし得る。場合によっては、これらのアプリケーションは、エクステンデッドリアリティ(XR)環境で動作し得る。本開示の1つまたは複数の態様によれば、基地局は、UE(たとえば、拡張現実(AR:augmented reality)、仮想現実(VR)、タブレット、またはスマートフォンシステム中に実装されるUE)にアップリンク許可を送信し得、アップリンク許可は、パケット送信モードの指示を含み得る。たとえば、アップリンク許可は、アップリンク送信が先入れ先出し送信モード(または何らかの他のデフォルトモード)ではなくパケットグループ送信モードを使用して送信されるべきであることを示し得る。パケットグループ送信モードに基づいて、UEは、アップリンク送信のためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定し得る。パケットグループ送信モードでは、UEは、送信のためのパケットのグループを選択し得る。いくつかの例では、パケットのグループは、(たとえば、複数のパケットを含む)ファイルに関連付けられ得る。たとえば、データパケットの各グループは、ビデオフレームに関連付けられ得る。したがって、先入れ先出し技法を使用してパケットを送信するのではなく、UEは、特定のビデオフレームに関連するパケットのグループを送信し得る。
【0062】
[0072]場合によっては、パケットのどのグループを送信ペイロード中に含めるべきかを決定するときに、UE(または、場合によっては、基地局)は、少なくとも1つのパケットグループ(たとえば、1つのファイル)が送信ペイロード中で送信されるようにパケットのグループを選択し得る。したがって、アップリンク許可が3つのパケットのために十分な送信リソースを指定する場合、UEは、(グループを分割することを生じ得る)4つのパケットから構成されるグループではなく3つのパケットから構成されるグループからそれらを選択し得る。いくつかの実装形態では、UEまたは基地局は、ペイロードの容量に基づいて、パケットグループの最少の量または低減された量に関連するパケットを送信ペイロードが含むようにパケットを選択し得る。したがって、ペイロード中での送信のために複数の小さいパケットグループを選択するのではなく、UEまたは基地局は、送信のために比較的大きいパケットグループを選択し得る。場合によっては、UEは、各トランスポートブロックが1つのパケットグループを含んでいるようにパケットグループを選択する。他のパケットグループ選択基準は、送信優先度、配信最終期限(delivery deadline)、変調および符号化方式などを含み得る。
【0063】
[0073]本明細書で説明される主題の特定の態様は、1つまたは複数の利点を実現するために実装され得る。説明される技法は、利点の中でも、ファイル送信フレームワークの改善、シグナリングオーバーヘッドを低下すること、および信頼性を改善することをサポートし得る。したがって、サポートされた技法は、改善されたネットワーク動作を含み得、いくつかの例では、利益の中でも、ネットワーク効率を促進し得る。
【0064】
[0074]本開示の態様について、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストで説明する。本開示の態様について、ワイヤレス通信システム、パケットスケジューリングシステム、およびプロセスフロー図に関してさらに説明する。本開示の態様について、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示し、それらを参照しながら説明する。
【0065】
[0075]図1は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、または低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信をサポートし得る。
【0066】
[0076]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書で説明される基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)次世代ノードBまたはギガノードB、ホームノードB、ホームeノードB、あるいは何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
【0067】
[0077]各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレージエリア110に関連付けられ得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを利用し得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0068】
[0078]基地局105のための地理的カバレージエリア110は、地理的カバレージエリア110の一部分を構成するセクタに分割されてよく、各セクタはセルに関連付けられ得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または他のタイプのセル、あるいはそれらの様々な組合せに通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、基地局105は、移動可能であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110は、重複することがあり、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってまたは異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを与える異種LTE/LTE-A/LTE-A ProまたはNRネットワークを含み得る。
【0069】
[0079]「セル」という用語は、(たとえば、キャリアを介した)基地局105との通信のために使われる論理的通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作する近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを与え得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)など)に従って構成され得る。いくつかの場合には、「セル」という用語は、論理エンティティがその上で動作する地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指すことがある。
【0070】
[0080]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもあり、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115はまた、器具、ビークル(vehicles)、メーターなどの様々な物品中に実装され得るワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、すべてのインターネット(IoE)デバイス、またはMTCデバイスなどを指すことがある。
【0071】
[0081]MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度デバイスであり得、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動通信を与え得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介入なしに互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を利用することができる中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話している人間に情報を提示するデバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイス用のアプリケーションの例には、スマートメータリング、在庫監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金が含まれる。
【0072】
[0082]いくつかのUE115は、半二重通信などの電力消費量を低減する動作モード(たとえば、送信と受信とを同時にではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに省電力「ディープスリープ」モードに入ること、または(たとえば、狭帯域通信に従って)制限された帯域幅上で動作することを含む。いくつかの場合には、UE115は、クリティカルな機能(たとえば、ミッションクリティカルな機能)をサポートするように設計され得、ワイヤレス通信システム100は、これらの機能のための超高信頼通信を与えるように構成され得る。
【0073】
[0083]場合によっては、UE115は、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)のプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数が、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。場合によっては、D2D通信を介して通信しているUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。場合によっては、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0074】
[0084]基地局105は、コアネットワーク130とおよび互いに通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかでバックホールリンク134上で(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)互いに通信し得る。
【0075】
[0085]コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク130は、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)であり得る。MMEは、EPCに関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの非アクセス層(たとえば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットはS-GWを通して転送され得、S-GW自体はP-GWに接続され得る。P-GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワークオペレータIPサービスに接続され得る。事業者IPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービスに対するアクセスを含み得る。
【0076】
[0086]基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティなどの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがあるいくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通してUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合され得る。
【0077】
[0087]ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)~300ギガヘルツ(GHz)の範囲の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さの範囲なので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境特徴によってブロックまたはリダイレクトされることがある。しかしながら、波は、マクロセルが、屋内に位置するUE115にサービスを与えるために、十分に構造を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)に関連付けられ得る。
【0078】
[0088]ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域とも知られている、3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使う超高周波(SHF)領域の中で動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容することが可能であり得るデバイスによって機会主義的に(opportunistically)使用され得る、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの帯域を含む。
【0079】
[0089]ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域としても知られる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりもさらに小さく、さらに狭い間隔にあり得る。いくつかの場合には、これは、UE115内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHFまたはUHF送信よりも一層大きい大気減衰を受け、距離が短くなり得る。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制主体によって異なり得る。
【0080】
[0090]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を採用し得る。いくつかの場合には、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。無認可スペクトル中の複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
【0081】
[0091]いくつかの例では、基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局105)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間で送信方式を使用し得、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備され、受信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備される。MIMO通信は、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を高めるためにマルチパス信号伝搬を利用することがあり、これは空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別々の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連するビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法には、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)が含まれる。
【0082】
[0092]空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形または誘導するために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の向きに伝搬する信号が強め合う干渉を受ける一方で他の信号が弱め合う干渉を受けるようにアンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素の各々を介して搬送される信号に特定の振幅と位相オフセットとを適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対して、または何らかの他の向きに対して)特定の向きに関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0083】
[0093]一例では、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使い得る。たとえば、いくつかの信号(たとえば同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、基地局105によって複数回、異なる方向に送信される場合があり、このことは、信号が、異なる送信方向に関連付けられた、異なるビームフォーミング重みセットに従って送信されることを含み得る。様々なビーム方向における送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使われ得る。
【0084】
[0094]特定の受信デバイスに関連するデータ信号など、いくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連する方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、様々なビーム方向に送信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、様々な方向に基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、UE115は、最高の信号品質または別様の許容できる信号品質でそれが受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。これらの技法について、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)様々な方向に複数回信号を送信すること、または(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向に信号を送信することを行うために同様の技法を採用し得る。
【0085】
[0095]受信デバイス(たとえば、mmW受信デバイスの一例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、基地局105からの様々な信号を受信するときに複数の受信ビームを試み得る。たとえば、受信デバイスは、様々なアンテナサブアレイを介して受信することによって、様々なアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された様々な受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された様々な受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試みてよく、それらのいずれも、様々な受信ビームまたは受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するときに)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)に整合され得る。
【0086】
[0096]いくつかの場合には、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。場合によっては、基地局105に関連するアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーションに位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするのに使い得るアンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
【0087】
[0097]場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメント化とリアセンブリとを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを行い得る。物理レイヤでは、トランスポートチャネルが物理チャネルにマップされ得る。
【0088】
[0098]いくつかの場合には、UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク125を介して正しく受信される可能性を増加させる1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、劣悪な無線条件(たとえば、信号対雑音条件)においてMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。場合によっては、ワイヤレスデバイスは、デバイスがスロット中の前のシンボル中で受信されたデータ用の特定のスロット中でHARQフィードバックを実現し得る、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロット中でまたは何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを与え得る。
【0089】
[0099]LTEまたはNRにおける時間間隔は、たとえば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング周期を指し得る基本時間単位の倍数で表され得る。通信リソースの時間間隔は、各々が10ミリ秒(ms)の持続時間を有する無線フレームに従って編成され得、ここで、フレーム周期は、Tf=307,200Tsとして表され得る。無線フレームは、0から1023にわたるシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9まで番号付けされた10個のサブフレームを含み得、各サブフレームは、1msの持続時間を有し得る。サブフレームは、各々が0.5msの持続時間を有する2つのスロットにさらに分割され得、各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされた(prepended)サイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含み得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、2048個のサンプリング周期を含み得る。いくつかの場合には、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットであり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。他の場合には、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットは、サブフレームよりも短くなり得るか、あるいは(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中でまたはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリア中で)動的に選択され得る。
【0090】
[0100]いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。場合によっては、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最も小さい単位であり得る。たとえば、各シンボルは、サブキャリア間隔または動作の周波数帯域に応じて持続時間において異なり得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが互いにアグリゲートされ、UE115と基地局105との間の通信のために使用されるスロットアグリゲーションを実装し得る。
【0091】
[0101]「キャリア」という用語は、通信リンク125を介した通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。たとえば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、あらかじめ定義された周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサル移動通信システム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられ得、UE115による発見のためのチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンクまたはアップリンクであるか、あるいは、(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡張OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
【0092】
[0102]キャリアの組織構造は、無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)ごとに異なり得る。たとえば、キャリアを介した通信は、TTIまたはスロットに従って編成され得、それらの各々は、ユーザデータならびにユーザデータを復号するのをサポートするための制御情報またはシグナリングを含み得る。キャリアはまた、専用の取得(acquisition)シグナリング(たとえば、同期信号またはシステム情報など)とキャリアのための動作を調整する制御シグナリングとを含み得る。いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、取得シグナリングまたは他のキャリアのための動作を調整する制御シグナリングを有し得る。
【0093】
[0103]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルと物理データチャネルとは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネル中で送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域間で(たとえば、共通制御領域または共通探索空間と1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)分散され得る。
【0094】
[0104]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連し得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)のうちの1つであり得る。いくつかの例では、各サービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分またはすべてを介して動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内のあらかじめ定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはRBのセット)に関連付けられる狭帯域プロトコルタイプを使う動作(たとえば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)のために構成され得る。
【0095】
[0105]MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤ)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートをさらに増加させ得る。
【0096】
[0106]ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅を介した通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つを介した通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、2つ以上の異なるキャリア帯域幅に関連するキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105および/またはUE115を含み得る。
【0097】
[0107]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上でのUE115との通信、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0098】
[0108]場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、拡張コンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広いキャリアもしくは周波数チャネル帯域幅、より短いシンボル持続時間、より短いTTI持続時間、または修正された制御チャネル構成を含む1つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。場合によっては、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または非理想バックホールリンクを有するときに)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成に関連付けられ得る。eCCはまた、(たとえば、2つ以上の事業者がスペクトルを使用することを認められた場合)無認可スペクトルまたは共有スペクトル中で使うために構成され得る。広いキャリア帯域幅によって特徴づけられるeCCは、キャリア帯域幅全体を監視することが可能でないか、またはさもなければ(たとえば、電力を節約するために)限られたキャリア帯域幅を使うように構成されたUE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。
【0099】
[0109]場合によっては、eCCは、他のコンポーネントキャリアとは異なるシンボル持続時間を利用してよく、これは、他のコンポーネントキャリアのシンボル持続時間と比較して低減されたシンボル持続時間の使用を含み得る。より短いシンボル持続時間は、隣接するサブキャリア間の増加した間隔に関連付けられ得る。eCCを利用するUE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル持続時間(たとえば、16.67マイクロ秒)において、広帯域信号を(たとえば、周波数チャネルまたは20、40、60、80MHzなどのキャリア帯域幅に従って)送信し得る。eCC中のTTIは、1つまたは複数のシンボル期間からなり得る。場合によっては、TTI持続時間(すなわち、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。
【0100】
[0110]ワイヤレス通信システム100は、特に、認可スペクトル帯域、共有スペクトル帯域、および無認可スペクトル帯域の任意の組合せを利用し得るNRシステムであり得る。eCCシンボル持続時間およびサブキャリア間隔の柔軟性は、複数のスペクトルにわたってeCCの使用を可能にし得る。いくつかの例では、NR共有スペクトルは、詳細には、リソースの動的な垂直(たとえば、周波数ドメインにわたる)共有と水平(たとえば、時間ドメインにわたる)共有とを通して、スペクトル利用率とスペクトル効率とを増加させ得る。
【0101】
[0111]既存のワイヤレス通信システムは、ビットのストリームとしてデータパケットを受信し得、ビットの受信されたストリームに基づいてデータパケットをサブプロトコルデータユニットに割り当て得る。場合によっては、ビットは、先入れ先出し方式に基づいて送信され得るパケットにグループ化される。高スループットおよび低レイテンシのアプリケーションによっては、1つまたは複数の送信されたパケットをファイルとしてグループ化することが有益であり得る。一例として、アプリケーションのビデオフレーム中のパケットは、ファイル中に含まれ得、ここで、各ファイルは、別個のビデオフレームに関連付けられる。別の例として、各ファイルは、アプリケーションによって別々に処理され得るビデオフレームの一部分に関連付けられ得る。
【0102】
[0112]本開示の1つまたは複数の態様によれば、ワイヤレス通信システム100は、先入れ先出し方式でではなくファイルとして同じビデオフレームのデータパケットをグループ化するように構成され得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100は、データパケットのグループを選択し、送信するように構成され得る。たとえば、基地局105は、UE115にアップリンク許可を送信し得、ここで、アップリンク許可は、送信モードの指示を含む。場合によっては、送信モードの指示は、パケットグループ送信モードまたは先入れ先出し送信モードを指定する。グループ送信モードに従って、UE115は、アップリンク許可に従って送信ペイロード中でパケットグループとして送信する1つまたは複数のパケットを決定し得る。場合によっては、基地局105は、パケットグループ送信モードを使用してUE115(たとえば、ダウンリンク)にパケットを送信し得る。
【0103】
[0113]したがって、実装形態に従って、UE115と基地局105とは、同じグループからデータパケット(the data packets from the same group)が実質的に同じ時間に宛先に到着するようにデータパケットのグループ(groups of data packets)を送信し得る。高いスループットと信頼性とを必要とするシナリオでは、同じトランスポートブロック内での関連するデータパケット(たとえば、グループまたはファイル)の到着は、増加したスループットおよびレイテンシを生じ得、これは、受信デバイスは、(単一のファイルの分散パケットを搬送する複数のトランスポートブロックを受信するのを待つのではなく)グループが受信されるときに完全なファイルを処理することを開始することが可能であるからである。たとえば、XR通信環境では、データファイルは、Iフレームなどのビデオフレームを表し得、デバイス(たとえば、基地局105またはUE115またはサーバなどのサポートシステム)は、追加のグラフィックス(たとえば、ARまたはVR)をレンダリングするかまたはビデオフレーム予測を実行するためにフレームまたはファイルを処理し得る。したがって、1つの送信ペイロード中でのまたは連続するペイロード中でのファイルの受信は、より速い処理およびレンダリングを生じ得、これは、XRシステムの動作および応答性を増加し得る。ファイルは、バースト中にまたは同じ時間期間中に上位レイヤから到着するパケットのグループ、パケットがグループもしくはファイルとして関連することを示す情報を含むヘッダを有する当該パケットなど、の例であり得る。ファイルは、一緒に処理されるように構成されたパケットまたは同じプロトコルデータユニットもしくはブロックの一部として上位レイヤに渡されるパケットを含み得る。
【0104】
[0114]図2は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システムは、図1を参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る、基地局105-aとUE115-aとを含み得る。一例では、基地局105-aは、送信機と呼ばれることがあり、UE115-aは、受信機と呼ばれることがある。いくつかの実装形態では、UE115-aと基地局105-aとは、mmWスペクトルでおよび/またはNR技術を使用して動作し得る。
【0105】
[0115]いくつかのワイヤレスシステム(たとえば、ワイヤレス通信システム200などのNRワイヤレスシステム)では、UE115-aと基地局105-aとは、低レイテンシと高スループット通信とをサポートし得る。異なるタイプの通信は、異なるトラフィックしきい値を伴い得る。表1は、NRワイヤレスシステムにおける異なるタイプのトラフィックのためのトラフィックしきい値を示す表を表す。たとえば、ワイヤレス通信システム200などのNRワイヤレスシステムは、eMBBアプリケーション、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)、およびXR通信をサポートし得る。いくつかの実装形態では、1つまたは複数のXRアプリケーション(たとえば、XRトラフィックしきい値を使用するアプリケーション)は、クラウドリアリティアプリケーション、仮想現実アプリケーション、ゲームアプリケーションなどを含み得る。本明細書で説明されるように、XRアプリケーションは、高スループット(たとえば、ビデオをレンダリングするためのスループット)と低レイテンシとに関連付けられる。いくつかの実装形態では、XRアプリケーションは、(ゲームまたはヘッドマウントディスプレイなどの)対話型ビデオセッションを含み得る。表1に関して説明するように、XRアプリケーションは、パケット遅延割当量(packet delay budget)とパケットエラーレートとに関連付けられ得る。たとえば、XRアプリケーションは、10msのパケット遅延割当量と10-6のパケットエラーレートに関連付けられ得る。
【0106】
【表1】
【0107】
[0116]さらに、表2は、XRアプリケーションのための複数の使用事例を示す。たとえば、XRアプリケーションは、仮想現実分割レンダリングvirtual reality split rendering(たとえば、ゲームアプリケーション)を含み得る。そのような実装形態では、ヘッドマウントディスプレイは、ビデオフレームをレンダリングするサーバと通信し得る。そのような例では、ビデオフレームの処理は、サーバにおいて実行され得る。ビデオフレームの処理が成功したとき、(5G通信リンクなどの)通信リンクは、サーバからヘッドマウントディスプレイに処理されたビデオフレームを搬送し得る。処理されたビデオフレームの配信の成功のために、5G通信リンクは、高スループットおよび低レイテンシ(たとえば、XRアプリケーションのためのトラフィックしきい値)に関連付けられ得る。XRアプリケーションのための第2の使用事例は、拡張現実分割計算augmented reality split computationを含み得る。拡張現実アプリケーションでは、ユーザのビュー全体は、レンダリングされたビデオによってカバーされないことがある。代わりに、(サーバからレンダリングされたビデオなどの)レンダリングされたビデオは、ユーザデバイスのディスプレイを介して増強され得る(たとえば、カメラフィード)。XRアプリケーションのための第3の使用事例は、クラウドゲームを含み得る。いくつかの例では、クラウドゲームは、高スループット低レイテンシの通信リンクに関連付けられ得る。したがって、XRアプリケーションは、より高いトラフィックしきい値を受けることがあり、(ワイヤレス通信システム200などの)NRワイヤレス通信システムがXRアプリケーションに関連するトラフィックに気づいていることは有益であり得る。
【0108】
【表2】
【0109】
[0117]既存のワイヤレス通信システムは、パケットに関連するファイルについての知識なしにビットのストリームとしてデータパケットを扱うように構成され得る。いくつかの例示的なXRアプリケーションでは、1つまたは複数の送信されたパケットは、グループまたはファイルの形態にあり得る。一例として、XRアプリケーション中のビデオフレーム中のパケットは、ファイル中に含まれ得る。いくつかの例では、別個のファイルは、ファイルエラーレートに関連付けられ得る。たとえば、ファイルエラーレートは、各ファイル中のパケットの量、各ファイルに関連する信頼性しきい値(たとえば、ファイルがIフレームを含むのかもしくはPフレームを含むのか)、またはそれらの組合せに基づき得る。既存のワイヤレス通信は、ファイルエラーレートをサポートまたは保証する方法を有し得ない。
【0110】
[0118]既存のワイヤレス通信システムの制限を克服するために、本開示の1つまたは複数の態様によれば、ワイヤレス通信システム200は、同じビデオフレームのパケット205をファイル210としてグループ化し、アップリンクまたはダウンリンク通信でパケットグループとしてファイル210を送信するように構成され得る。場合によっては、基地局105-aは、UE115-aにアップリンク許可を送信し得る。アップリンク許可は、先入れ先出しモードまたはパケットグループ送信モードなどの送信モードを示し得る。UE115は、示された送信モードに従ってペイロード中での送信のために1つまたは複数のパケット205を選択し得る。
【0111】
[0119]図2に示されるトラフィックフローは、複数のインターネットプロトコル(IP)パケット205を含み得る。いくつかの実装形態では、(XRアプリケーションをサポートするワイヤレス通信システム100などの)NRワイヤレスシステムは、1つまたは複数のIPパケット205を1つまたは複数のファイル210にグループ化するように構成され得る。ワイヤレス通信システム200は、信頼性しきい値、パケット配信最終期限などに基づいて1つまたは複数のIPパケット205をグループ化し得る。たとえば、パケットの第1のグループ(たとえば、ファイル210-a)はIフレームに関連付けられ得、パケットの第2のグループ(たとえば、ファイル210-b)はPフレームに関連付けられ得る。そのような例では、パケットの第1のグループは、パケットの第2のグループよりも高い信頼性しきい値(たとえば、高優先度)を有し得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システムは、各IPパケット205に関連する配信最終期限に基づいて1つまたは複数のIPパケット205をグループ化し得る。いくつかの実装形態では、パケット205の配信最終期限は、(たとえば、基地局105での)パケットの到着時間の和およびパケットに関連するパケット遅延割当量として解釈され得る。いくつかの例では、同じ(または同様の)配信最終期限を有するパケットのグループは、1つのファイル210として一緒にグループ化され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、アプリケーションから基地局105とUE115とに配信最終期限および/またはパケット遅延割当量に関係する情報を搬送するための追加のシグナリングを実装し得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信システムは、ファイル処理のポリシーに基づいて1つまたは複数のIPパケット205をグループ化し得る。たとえば、ファイル210のすべてのIPパケットが正常に受信されるときに(ビデオフレームなどの)当該ファイルが(UE115などの)受信機において使用可能である場合、ワイヤレス通信システムは、当該ファイル中に1つまたは複数のIPパケット205を含ませ得る。いくつかの例では、エラー状態にある第1のパケットまでのIPパケット205の連続ストリームが受信機において使用され得ることをポリシーが示す場合、ワイヤレス通信システムは、ファイル中に1つまたは複数のIPパケット205を含み得る。
【0112】
[0120]図2の例では、ワイヤレス通信システム200は、5つのファイルを生成する。いくつかの実装形態では、各ファイルは、(XRアプリケーションなどの)アプリケーションによって一緒に処理されるIPパケット205のセットを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、アプリケーションとインターフェースするIPスタック上に設定された最大伝送単位(MTU)に基づいてファイルに関連するIPパケット205を決定し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システムは、IPパケット205をより小さいIPパケット断片にさらに断片化し得る。いくつかの実装形態では、ファイルのバースト215は、同じ(または同様の)時間にアプリケーションによって生成されたファイルと呼ばれることがある。図2の例に示されているように、ワイヤレス通信システムは、同じ(または同様の)時間にファイル210-aと210-bとを生成する。したがって、ファイル210-aと210-bとは、トラフィックフローの(アップリンク中の)第1のバースト215-a中に含まれる。同様に、UE115-a(たとえば、ワイヤレス通信システム中に含まれるXRアプリケーション)は、ファイル210-cと、210-dと、210-eとを含む第2のバースト215-bを生成し得る。
【0113】
[0121]パケットグループ送信モードでは、UE115-aは、送信のためのパケット205を選択するときに様々な選択基準を考慮し得る。いくつかの例示的な場合、基地局105は、パケットグループ送信モードの下でパケットを選択するときに考慮すべきUE115-aのための選択基準をシグナリングするかまたはさもなければ示し得る。たとえば、UE115は、アップリンク許可のために利用可能なリソースの量に基づいてパケットのグループを選択(たとえば、最大グループを選択)し得るか、またはUE115-aは、少なくとも1つのパケットグループの各パケットが送信されるようにパケットを決定し得る。いくつかの例では、UE115-aは、最高の優先度(または許可されたリソースに割り振られ得る最高の優先度)が選択されるようにパケットまたはパケットグループを決定し得る。優先度は、パケットまたはパケットのグループに関連する配信最終期限に対応し得る。場合によっては、アップリンク許可は、複数のトランスポートブロックを示し得、UE115-aは、各トランスポートブロックが1つのパケットグループを含むようにパケットのグループを選択し得る。場合によっては、許可は、送信ペイロード中に含まれるべきグループの最大量を示すグループ量制限を示し得る。そのような場合、UE115-aは、制限に基づいてパケットグループを選択し得る。
ダウンリンクシナリオでは、同じまたは同様のパケットまたはパケットグループの選択基準が基地局105-aによって利用され得ることを理解されたい。
【0114】
[0122]図3は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするパケットスケジューリングシステム300の一例を示す。いくつかの例では、パケットスケジューリングシステム300は、ワイヤレス通信システム100および200の態様を実装し得る。パケットスケジューリングシステム300は、図1および図2の基地局105およびUE115の例であり得る基地局105-bおよびUE115-bを含む。
【0115】
[0123]基地局105-bは、UE115-bにアップリンク許可310を送信する。リソース許可340は、リソース許可340とパケット送信モードインジケータ345とを含み得る。リソース許可340は、基地局105-bへのUE115-bによるアップリンク送信のために利用され得るリソーススケジュールを示し得る。パケット送信モードインジケータ345は、先入れ先出し送信モードまたはパケットグループ送信モードのうちの1つを示し得る。
【0116】
[0124]UE115-bは、図5から図8に関して説明される通信マネージャの態様の一例であり得るパケットスケジューラ315を含む。パケットスケジューラ315は、アップリンク許可310に従って基地局105-bへのアップリンク送信のためにパケットバッファ330のうちの1つまたは複数のパケットを選択し得る。パケット送信モードインジケータ345がデフォルトモード(たとえば、先入れ先出しモード)を示す場合、パケットスケジューラ315は、先入れ先出しキュー335に従ってパケットを送信することを決定し得る。先入れ先出しキュー335は、パケットが(たとえば、UE115-bによってサポートされるXRアプリケーションによって)受信または生成される順序でパケットを記憶し得る。先入れ先出しモードでは、パケットスケジューラ315は、リソース許可340に従って送信のためにキュー中の第1の1つまたは複数のパケットを選択し得る。たとえば、リソース許可340が、アップリンク送信中で送信されるべき3つのパケットのために十分なリソース(たとえば、リソース容量)を示す場合、これらのパケットが異なるファイルまたはパケットグループに関連付けられているとしても、パケットスケジューラ315は、先入れ先出しキュー335に従ってパケットX1、Y1、およびY2を選択し得る。
【0117】
[0125]パケットグループ送信モードでは、パケットスケジューラ315は、パケットグループ325に従ってパケットを選択し得る。パケットは、パケットを生成するかまたはパケットの生成を行わせるアプリケーションによってグループ化され得る。場合によっては、アプリケーションによって生成されたパケットグループ325は、パケットの到着時間にパケットが属するファイルの遅延割当量を加算したものに等しくなり得る同じ配信最終期限に関連するパケットを含み得る。パケットグループ送信モードによれば、UE115-bは、グループが(たとえば、リソース許可340によって許可された)単一のトランスポートブロックにマッピングされることを可能にする方式でビットを送信することを決定し得る。場合によっては、
この技法は、先入れ先出しでない順序を生じる。たとえば、パケットグループ325-aは、パケットX1とX2とを含み、パケットグループ325-bは、パケットY1と、Y2と、Y3とを含み、パケットグループ325-cは、パケットZ1と、Z2と、Z3とを含む。パケットは、図示のようにキュー335中で順序付けされ得る。許可が2つのパケットの送信を可能にする場合、UE115-bは、アップリンク送信350-aのためにグループ325-a{X1,X2}を選択し得る。しかしながら、許可が5つのパケットの送信を可能にする場合、UE115-bは、たとえば、アップリンク送信350-bのためにグループ325-a{X1,X2}および325-b{Y1,Y2,Y3}を選択し得る。別の例では、許可が、(たとえば、許可によって割り振られたリソース容量に基づいて)3つのパケットの送信を可能にする場合、UE115-bは、アップリンク送信350-cのためにグループ325-c{Z1,Z2,Z3}を選択し得る。この技法は、グループ全体が単一のトランスポートブロック内で送信されることを保証し得、これは、信頼できるファイルまたはパケットグループ処理を生じ得る。言い方を変えれば、送信は、トランスポートブロックが割り振られたリソース容量の効率的な利用を依然として保証しながらできるだけ少数のグループからのパケットを含むように行われ得、したがって、パケットグループは、トランスポートブロック間で分割されない。
【0118】
[0126]いくつかの例では、基地局105-bは、容量条件を用いて(たとえば、RRC、DCI、MAC-CEまたは別のタイプのシグナリングを使用して)UE115-bを構成し得る。他の例では、容量条件は、UE115-bにおいてあらかじめ定義され得る。容量条件は、選択されたパケットによって使用されるべき容量の割合または他のメトリックを指定し得る。したがって、イフUE115-bは、パケットをパケットグループの量を低減するように選択すること(たとえば、許可によって割り振られたリソース容量を充填しようとする試みで、最初に、パケットのより大きい量をもつグループを選択すること)を行うように構成される。より大きいパケットグループが選択されると、UE115-bは、完全なパケットグループで残りの容量を充填しようと試み得る。しかしながら、別のグループが残りの容量を充填しない場合、UE115-bは、グループの一部分を選択することも選択しないこともある。
グループの一部分が選択されない場合、UE115-aは、選択された(1つまたは複数の)グループが容量条件を満足するのかどうかを決定し得る。たとえば、容量条件は、許可によって割り振られた容量の少なくとも95%が使用されなければならないことを指定し得る。したがって、より大きい(1つまたは複数の)グループが条件を満たさない場合、UE115-bは、ペイロードのために他の(1つまたは複数の)グループのパケットを選択し得る。したがって、UE115-bは、リソース容量が効率的に利用され得ることを同じく保証しながら、送信されるパケットグループの量を低減するためにパケットを選択する(たとえば、より大きいグループを選択する)。
【0119】
[0127]場合によっては、リソース許可340が複数のトランスポートブロックを示す場合、パケットは、各トランスポートブロックが可能な限り同じグループからのパケットを含むようにトランスポートブロックにマッピングされ得る。この技法は、トランスポートブロックの(たとえば、再送信による)失敗または遅延が、UE115-b(または基地局105)の上位レイヤにおいてできるだけ少数のパケットグループに影響を及ぼすことを与え得る。場合によっては、パケットスケジューラ315は、アップリンク送信350のためにパケットを選択するときにグループの優先度を考慮し得る。上記のように、許可が3つのパケットの送信を可能にする場合、パケットスケジューラ315は、グループ325-bと325-cとの間により高い優先度を選択し得る。いくつかの例では、パケットスケジューラ315は、許可がより多くのパケットをもつパケットグループの送信を可能にするとき、第2のグループ(たとえば、パケットグループ325-b)よりも少ないパケットをもつ第1のパケットグループ(たとえば、パケットグループ325-a)を優先させ得る。さらに、パケットスケジューラ315は、高効率の変調符号化方式を用いるトランスポートブロックのためにより低い優先度のグループを選択するか、またはより低い効率の変調符号化方式の使用によりより良い信頼性をもつ高優先度グループを選択し得る。
【0120】
[0128]いくつかの実装形態では、UE115-b(たとえば、パケットスケジューラ315)は、パケットグループ送信モードでの送信のためにグループを選択するときに、パケットグループ化情報を考慮し得る。場合によっては、アップリンク許可310は、どのパケットグループに許可が適用可能であるのかを指定し得る。たとえば、許可は、リソース許可340がパケットグループタイプ、パケットグループ優先度などのために利用され得ることを指定し得る。たとえば、許可は、リソースがIフレームによって使用されなければならないことを指定し得る。別の例では、許可は、リソースがしきい値レベルを上回る優先度(たとえば、配信最終期限または他の優先度指示)を有するグループによって使用され得ることを指定し得る。場合によっては、しきい値は、グループまたはパケットの量に基づいて動的であり得る。
【0121】
[0129]これらの例示的なパケット選択基準は、ダウンリンクシナリオにおいて適用可能であり得る。たとえば、基地局105-bは、利用可能なダウンリンクリソース、グループに関連する優先度などに基づいてパケットグループを決定し得る。場合によっては、基地局105は、アップリンク許可310中でUE115-bにファイル遅延割当量を搬送し得る。UE115-bは、ファイル、フロー、またはパケットのグループのために拡張され得るパケット遅延割当量とパケットエラーレートとに気づいていることがある。いくつかの例示的な実装形態では、UE115は、許可310がインジケータを含まない場合でもグループパケット送信モードを利用することを決定し得る。たとえば、基地局105-bは、UE115の識別子に基づいてUE115からパケットグループ送信モードを予想するように構成され得る。さらに、UE115-bは、生成されたパケットのタイプ(たとえば、Iフレームパケット)、グループの量(quantity of groups)などに基づいてパケットグループ送信モードを自律的に選択し得る。
【0122】
[0130]図4は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな(traffic-aware)許可シグナリングおよび処理をサポートするプロセスフロー400の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー400は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。プロセスフロー400は、図1から図3における対応する基地局105およびUE115の例であり得る基地局105-cおよびUE115-cを含み得る。
【0123】
[0131]405において、基地局105-cは、UE115-cから基地局105-cへのアップリンク送信のためにUE115-cにアップリンク許可を送信する。アップリンク許可は、リソース容量の指示とパケット送信モードの指示とを含み得る。場合によっては、アップリンク許可は、パケットグループ選択基準を含む。
【0124】
[0132]410において、UE115-cは、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択し得、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定する。
【0125】
[0133]415において、UE115-cは、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるための(たとえば、バッファ中に記憶された)複数のパケットのうちの1つまたは複数のパケットを決定する。場合によっては、アップリンク許可がパケットグループ送信モードを指定するパケット送信モードインジケータを含むとき、決定された1つまたは複数のパケットは、パケットグループであり得る。場合によっては、1つまたは複数のパケットは、少なくとも1つのパケットグループが送信ペイロード中に含まれるように決定される。グループに関連する優先度、許可によって示されるリソース量、パケットグループの低減された量、部分的なパケットグループの低減された量、パケットグループタイプ(たとえば、Iフレームグループ)、トランスポートブロックごとの1つのパケットグループ、グループ量制限、トランスポートブロックに関連する変調された符号化方式などの他の基準が考慮され得る。
【0126】
[0134]420において、UE115-cは、基地局105-cにパケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信する。場合によっては、送信は、パケットが先入れ先出しでない順序で送信されることを生じる。パケットグループ送信モードの場合、基地局は、モードに従ってパケットの1つまたは複数のグループを処理し得る。処理は、1つまたは複数のグループの各々の中のパケットを、1つまたは複数のプロトコルデータユニット(PDU)として、上位レイヤ(たとえば、アプリケーションレイヤ)に渡すことを含み得る。すなわち、PDUは、ブロックとして上位レイヤに渡され得る。
【0127】
[0135]図5は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイス505のブロック図500を示す。デバイス505は、本明細書に記載されたUE115の態様の一例であり得る。デバイス505は、受信機510と、通信マネージャ515と、送信機520とを含み得る。デバイス505はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0128】
[0136]受信機510は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理などに関係する制御チャネル、データチャネル、および情報)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス505の他の構成要素に渡され得る。受信機510は、図8を参照しながら説明されるトランシーバ820の態様の一例であり得る。受信機510は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0129】
[0137]通信マネージャ515は、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択すること、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが、アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信することと、を行い得る。通信マネージャ515は、本明細書で説明される通信マネージャ810の態様の一例であり得る。
【0130】
[0138]通信マネージャ515またはそれの副構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアもしくはファームウェア)またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ515またはその副構成要素の機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で記載される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0131】
[0139]通信マネージャ515またはそれの副構成要素は、1つまたは複数の物理構成要素によって機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、通信マネージャ515またはそれの副構成要素は、本開示の様々な態様による別個で個別の構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ515またはそれの副構成要素は、限定はしないが、本開示の様々な態様による、入出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、あるいはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
【0132】
[0140]一実装形態は、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、アップリンク許可に基づいて、アップリンク送信のためのパケット送信モードがデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードを使用して送信されるべきであることを識別することと、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるための複数のパケットのうちの1つまたは複数のパケットを決定することと、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信することと、を含む。この実装形態は、パケットロスに基づいて様々な異なるグループからのパケットを再送信しなければならないことを回避することによってデバイス505が電力を節約しバッテリー寿命を増加させることを可能にすることによって、1つまたは複数の潜在的な利点を与え得る。たとえば、デバイス505は、ファイルが同じまたは同様の時間期間中に受信される確率を増加させるなどのために1つまたは複数の連続送信ペイロード中でパケットグループまたはファイルを送信し得る。失敗したトランスポートブロックは、どのくらいの数のファイル(たとえば、グループ)が成功するためにTBを待たなければならないのかの点で限定された影響を有し得る。これは、通信での全体的なレイテンシを改善し得、したがって、改善されたバッテリー寿命を生じる。
【0133】
[0141]パケット送信モードを受信することに基づいて、デバイス505のプロセッサは、効率的にパケットを送信するためのリソースを決定し、パケット再送信のためのリソースを浪費することを回避し得る。たとえば、場合によっては、ファイルは、ファイルのパケットが受信されるときに使用され得る。したがって、パケットグループ送信モードを使用することは、ファイルのパケットのすべてが受信される確率を増加させ、それによって、パケットロスまたは失敗による再送信のための追加のパケットを処理することを低減する。さらに、UE115のプロセッサは、選択されたパケット送信モードに基づいて送信のためのパケットを処理するための、処理クロックを増加するための、またはデバイス505内の他の同様の機構のための1つまたは複数の処理ユニットをオンにし得る。したがって、インジケータが受信されるとき、プロセッサは、電力を処理する際のランプアップ(ramp up)の低減を通して、より効率的に応答する準備ができていることがある。
【0134】
[0142]さらに、上記のように、パケットグループ送信モードを使用する利点、パケットは、パケットを生成したかまたはパケットの生成を行わせたアプリケーションに基づいて、またはパケット配信最終期限に基づいて、グループに編成され得る。グループとしてのパケットの送信は、パケットが時間どおりに配信されることを保証し得、それによって、パケット再送信を低減する。これは、再送信の低減により、デバイス505中での電力節約および増加したバッテリー寿命ならびにプロセッサのリソース節約を生じ得る。同様に、デバイス505は、少なくとも1つのグループが送信されることを保証し得、それによって、少なくとも1つのグループが受信デバイスによって受信される確率を増加させる。したがって、トランスポートブロックの再送信による失敗または遅延は、できるだけ少数のパケットグループに影響を及ぼし、増加したバッテリー寿命およびプロセッサのリソース節約ならびに低減されたレイテンシを生じる。
【0135】
[0143]場合によっては、パケットグループ送信モードは、アップリンク許可によって示されるリソースの量のために最大のグループが選択されるように、デバイス505がパケットグループを選択することを生じる。これは、デバイスにおいてリソース効率を増加させ、プロセッサが、パケットグループを複数の送信ペイロードに分割することまたは再送信する処理リソースを利用する必要がないことを生じ得る。場合によっては、送信ペイロードが低減された量のパケットグループに関連するパケットを備えるようにパケットグループを決定する利点は、遅延による影響または再送信による失敗の低減を生じる。言い方を変えれば、再送信による失敗は、できるだけ少数のパケットグループに影響を及ぼし得る。
【0136】
[0144]送信機520は、デバイス505の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機520は、トランシーバモジュール中で受信機510とコロケートされ得る。たとえば、送信機520は、図8を参照しながら説明されるトランシーバ820の態様の一例であり得る。送信機520は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0137】
[0145]図6は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書に記載されたデバイス505またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610と、通信マネージャ615と、送信機640とを含み得る。デバイス605はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0138】
[0146]受信機610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理などに関係する制御チャネル、データチャネル、および情報)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素に渡され得る。受信機610は、図8を参照しながら説明されるトランシーバ820の態様の一例であり得る。受信機610は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0139】
[0147]通信マネージャ615は、本明細書で説明される通信マネージャ515の態様の一例であり得る。通信マネージャ615は、アップリンク許可受信構成要素620と、送信モード構成要素625と、パケットスケジューラ630と、パケット送信インターフェース635とを含み得る。通信マネージャ615は、本明細書で説明される通信マネージャ810の態様の一例であり得る。
【0140】
[0148]アップリンク許可受信構成要素620は、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信し得る。送信モード構成要素625は、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択し得、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定する。
【0141】
[0149]パケットスケジューラ630は、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定し得る。パケット送信インターフェース635は、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信し得る。
【0142】
[0150]送信機640は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機640は、トランシーバモジュール中で受信機610とコロケートされ得る。たとえば、送信機640は、図8を参照しながら説明されるトランシーバ820の態様の一例であり得る。送信機640は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0143】
[0151]図7は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする通信マネージャ705のブロック図700を示す。通信マネージャ705は、本明細書で説明される通信マネージャ515、通信マネージャ615、または通信マネージャ810の態様の一例であり得る。通信マネージャ705は、アップリンク許可受信構成要素710と、送信モード構成要素715と、パケットスケジューラ720と、パケット送信インターフェース725と、リソースマッピング構成要素730とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0144】
[0152]アップリンク許可受信構成要素710は、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信し得る。いくつかの例では、アップリンク許可受信構成要素710は、基地局から、ファイル遅延割当量またはファイルエラーレートの指示を受信し得る。
【0145】
[0153]送信モード構成要素715は、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためにデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択し得、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定する。いくつかの例では、送信モード構成要素715は、アップリンク許可が、パケットグループ送信モードを指定するパケット送信モードインジケータを含むことを識別し得、ここで、パケットのセットは、1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている。送信モード構成要素715は、基地局から、容量条件の指示を受信し得、ここで、1つまたは複数のパケットは、容量条件の満足に少なくとも部分的に基づいて決定される
[0154]パケットスケジューラ720は、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいてアップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定し得る。いくつかの例では、パケットスケジューラ720は、少なくとも1つのパケットグループのすべてのパケットが送信ペイロード中に含まれるように1つまたは複数のパケットを決定し得る。いくつかの例では、パケットスケジューラ720は、アップリンク許可によって示されるリソース容量に基づいて1つまたは複数のパケットを決定し得る。いくつかの例では、リソース容量がサポートするパケットグループの量に対して低減された量のパケットグループに関連するパケットを送信ペイロードが含むように、および容量条件を満たす送信ペイロードに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のパケットを決定すること。いくつかの例では、パケットスケジューラ720は、アップリンク許可によって示されるリソース容量に基づいて1つまたは複数のパケットを決定し得る。いくつかの例では、リソース容量がサポートする部分パケットグループの量に対して低減された量の部分パケットグループに関連するパケットを送信ペイロードが含むように、および容量条件を満たす送信ペイロードに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のパケットを決定すること。
【0146】
[0155]いくつかの例では、パケットスケジューラ720は、アップリンク許可によって示されるグループ選択基準に基づいて1つまたは複数のパケットを決定し得る。いくつかの例では、パケットスケジューラ720は、アップリンク許可によって示されるグループ量(グループ数)制限に基づいて1つまたは複数のパケットを決定し得、グループ量制限は、送信ペイロード中に含まれるべきグループの最大量(最大数)を示す。
【0147】
[0156]いくつかの例では、パケットスケジューラ720は、1つまたは複数のパケットグループに関連する送信優先度に基づいて1つまたは複数のパケットを選択し得る。いくつかの例では、パケットスケジューラ720は、アップリンク許可によって示されるトランスポートブロック(TB)に関連する変調符号化方式に基づいて、1つまたは複数のパケットを選択し得る。いくつかの例では、パケットスケジューラ720は、パケットグループ情報に基づいて1つまたは複数のパケットを決定し得、ここで、1つまたは複数のパケットは、パケットグループ情報に対応するパケットグループに関連付けられる。
【0148】
[0157]いくつかの例では、パケットスケジューラ720は、ファイル遅延割当量またはファイルエラーレートに基づいて、1つまたは複数のパケットを決定し得る。場合によっては、グループ選択基準は、パケットグループタイプ基準またはパケットグループ優先度基準を示す。場合によっては、送信優先度は、1つまたは複数のパケットグループに関連する配信最終期限に基づく。場合によっては、パケットグループ情報は、パケットグループタイプ、パケットグループ優先度、パケット配信最終期限、またはそれらの組合せに対応する。
【0149】
[0158]パケット送信インターフェース725は、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信し得る。いくつかの例では、パケット送信インターフェース725は、1つまたは複数のパケットが先入れ先出しでない順序で選択されるようにアップリンク送信のための送信ペイロードを送信し得る。
【0150】
[0159]リソースマッピング構成要素730は、同じパケットグループに関連するパケットが同じトランスポートブロックにマッピングされるように1つまたは複数のパケットを複数のトランスポートブロックの各々にマッピングし得る。
【0151】
[0160]図8は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、本明細書に記載されるデバイス505、デバイス605、またはUE115の構成要素の一例であり得るか、または構成要素を含み得る。デバイス805は、通信マネージャ810と、入出力コントローラ815と、トランシーバ820と、アンテナ825と、メモリ830と、プロセッサ840とを含む通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向ボイスおよびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス845)を介して電子通信し得る。
【0152】
[0161]通信マネージャ810は、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択すること、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、と、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信することと、を行い得る。
【0153】
[0162]I/Oコントローラ815は、デバイス805のための入力信号と出力信号とを管理し得る。I/Oコントローラ815はまた、デバイス805内に組み込まれない周辺機器を管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ815は外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ815は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ815は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。場合によっては、I/Oコントローラ815は、プロセッサの一部として実装され得る。場合によっては、ユーザは、I/Oコントローラ815を介して、またはI/Oコントローラ815によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス805と対話し得る。
【0154】
[0163]トランシーバ820は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ820はワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ820はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0155】
[0164]場合によっては、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ825を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ825を有し得る。
【0156】
[0165]メモリ830はRAMおよびROMを含み得る。メモリ830は、実行されると、プロセッサに、本明細書に記載される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読コンピュータ実行可能コード835を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ830は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含んでいることがある。
【0157】
[0166]プロセッサ840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ840は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ840内に組み込まれ得る。プロセッサ840は、デバイス805に様々な機能(たとえば、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする機能またはタスク)を実行させるためにメモリ(たとえば、メモリ830)中に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0158】
[0167]コード835は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード835は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード835は、プロセッサ840によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実行させ得る。
【0159】
[0168]図9は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイス905のブロック図900を示す。デバイス905は、本明細書に記載される基地局105の態様の一例であり得る。デバイス905は、受信機910と、通信マネージャ915と、送信機920とを含み得る。デバイス905はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0160】
[0169]受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理などに関係する制御チャネル、データチャネル、および情報)などの情報を受信し得る。情報はデバイス905の他の構成要素に渡され得る。受信機910は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1220の態様の一例であり得る。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0161】
[0170]通信マネージャ915は、UEに、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信すること、ここで、アップリンク許可は、デフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードを使用して送信されるべきであるアップリンク送信のためのパケット送信モードを含み、と、UEからアップリンク送信を受信すること、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含み、とを行い得る。通信マネージャ915はまた、パケットのセットがパケットグループ送信モードを介してUEへのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別することと、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、UEに、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信を送信することと、を行い得る。通信マネージャ915は、本明細書で説明される通信マネージャ1210の態様の一例であり得る。
【0162】
[0171]通信マネージャ915またはそれの副構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアもしくはファームウェア)またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ915またはそれの副構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0163】
[0172]通信マネージャ915またはそれの副構成要素は、1つまたは複数の物理構成要素によって機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、通信マネージャ915またはそれの副構成要素は、本開示の様々な態様による別個で個別の構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ915またはそれの副構成要素は、限定はしないが、本開示の様々な態様による、入出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、あるいはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
【0164】
[0173]他の実装形態は、UEに、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信すること、ここで、アップリンク許可は、デフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードを使用して送信されるべきであるアップリンク送信のためのパケット送信モードを含み、と、UEからアップリンク送信を受信すること、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含み、とを含む。この実装形態は、必要なときに、デバイス905(たとえば、基地局105)がグループフォーマットでリソースを準備することによってリソースを節約することを可能にすることによって1つまたは複数の潜在的な利点を与え得る。これは、基地局105が、より素早い処理およびレンダリングのためにファイル(たとえば、パケットのグループ)を処理するためにサーバが準備されるようにサポートサーバ(たとえば、XRサーバ)と通信することを可能にする。たとえば、デバイス905は、ファイルが同じ送信ペイロードまたは連続するペイロード中でデバイス905において受信される確率を増加するためにパケットグループ送信モードの指示を送信し得る。これは、(同じ配信最終期限を有し得る)パケットグループの送信の低減を生じ得る。
【0165】
[0174]パケットグループ送信モードを指定する送信モードの指示を送信することに基づいて、利点は、デバイス905が1つまたは複数のグループ中に編成されたパケットを受信し得るということである。パケットが1つまたは複数のグループ中に編成されているので、パケットは、効率的に処理され得、それによって、システムに対する信頼性を増加させ、送信デバイス(たとえば、UE115)からの再送信を待つ処理リソースを利用することを低減する。場合によっては、デバイス905は、アップリンク送信中に含まれるパケットの量を制限するリソース容量とともにアップリンク許可を送信し得る。これは、アップリンクリソースが1つまたは複数のグループによって効率的に使用されることによる利点を生じ得る。場合によっては、アップリンク許可は、グループ選択基準を指定し得る。基準は、パケット優先度またはパケットグループタイプを指定し得る。これは、高優先度グループ(たとえば、Iフレーム)が受信される確率を増加する点で利点を有し、それによって、パケット処理のための処理リソースを節約する。
【0166】
[0175]送信機920は、デバイス905の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュール中で受信機910とコロケートされ得る。たとえば、送信機920は、図12を参照しながら説明するトランシーバ1220の態様の一例であり得る。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0167】
[0176]図10は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイス1005のブロック図1000を示す。デバイス1005は、本明細書に記載されたデバイス905または基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1005は、受信機1010と、通信マネージャ1015と、送信機1045とを含み得る。デバイス1005はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0168】
[0177]受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理などに関係する制御チャネル、データチャネル、および情報)などの情報を受信し得る。情報はデバイス1005の他の構成要素に渡され得る。受信機1010は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1220の態様の一例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0169】
[0178]通信マネージャ1015は、本明細書で説明される通信マネージャ915の態様の一例であり得る。通信マネージャ1015は、アップリンク許可送信構成要素1020と、アップリンク送信受信構成要素1025と、送信モード構成要素1030と、パケットスケジューラ1035と、パケット送信インターフェース1040とを含み得る。通信マネージャ1015は、本明細書で説明される通信マネージャ1210の態様の一例であり得る。
【0170】
[0179]アップリンク許可送信構成要素1020は、UEに、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信し得、ここで、アップリンク許可は、デフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードを使用して送信されるべきであるアップリンク送信のためのパケット送信モードを含む。
【0171】
[0180]アップリンク送信受信構成要素1025は、UEからアップリンク送信を受信し得、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含む。
【0172】
[0181]送信モード構成要素1030は、パケットのセットがパケットグループ送信モードを介してUEへのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別し得る。パケットスケジューラ1035は、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定し得る。パケット送信インターフェース1040は、UEに、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信を送信し得る。
【0173】
[0182]送信機1045は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1045は、トランシーバモジュール中で受信機1010とコロケートされ得る。たとえば、送信機1045は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1220の態様の一例であり得る。送信機1045は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0174】
[0183]図11は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする通信マネージャ1105のブロック図1100を示す。通信マネージャ1105は、本明細書で説明される通信マネージャ915、通信マネージャ1015、または通信マネージャ1210の態様の一例であり得る。通信マネージャ1105は、アップリンク許可送信構成要素1110と、アップリンク送信受信構成要素1115と、受信構成要素1120と、送信モード構成要素1125と、パケットスケジューラ1130と、パケット送信インターフェース1135とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0175】
[0184]アップリンク許可送信構成要素1110は、UEに、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信し得、ここで、アップリンク許可は、デフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードを使用して送信されるべきであるアップリンク送信のためのパケット送信モードを含む。
【0176】
[0185]いくつかの例では、アップリンク許可送信構成要素1110は、アップリンク送信中に含まれるべきパケットの量を制限するリソース量の指示を送信し得る。
【0177】
[0186]いくつかの例では、アップリンク許可送信構成要素1110は、アップリンク許可がパケットグループ送信モードを指定するパケット送信モードを含むときにアップリンク許可中でグループ選択基準を送信し得る。いくつかの例では、アップリンク許可送信構成要素1110は、ファイル遅延割当量またはファイル遅延エラーレートの指示を送信し得る。場合によっては、グループ選択基準は、パケットグループタイプ基準またはパケットグループ優先度基準を示す。場合によっては、パケットグループ優先度基準は、1つまたは複数のパケットグループに関連する配信最終期限に基づく。
【0178】
[0187]アップリンク送信受信構成要素1115は、UEからアップリンク送信を受信し得、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含む。いくつかの例では、アップリンク送信受信構成要素1115は、同じパケットグループに関連するパケットが同じトランスポートブロックにマッピングされるように複数のトランスポートブロックの各々にマッピングされた1つまたは複数のパケットを受信し得、ここで、アップリンク許可は、複数のトランスポートブロックの送信のためのものである。
【0179】
[0188]送信モード構成要素1125は、パケットのセットがパケットグループ送信モードを介してUEへのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別し得る。送信モード構成要素1125は、UEに、容量条件の指示を送信し得る。
【0180】
[0189]パケットスケジューラ1130は、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定し得る。
【0181】
[0190]いくつかの例では、パケットスケジューラ1130は、少なくとも1つのパケットグループのすべてのパケットが送信ペイロード中に含まれるように1つまたは複数のパケットを決定し得る。いくつかの例では、パケットスケジューラ1130は、UEへのダウンリンク送信のために割り振られたリソース量に基づいて1つまたは複数のパケットを決定し得る。
【0182】
[0191]いくつかの例では、パケットスケジューラは、リソース容量がサポートするパケットグループの量に対して関連するパケットを送信ペイロードが含むように1つまたは複数のパケットを決定し得る。いくつかの例では、リソース容量がサポートする部分パケットグループの量に対して低減された量の部分パケットグループに関連するパケットを送信ペイロードが含むように1つまたは複数のパケットを決定すること。いくつかの例では、パケットスケジューラ1130は、パケットグループ情報に基づいて1つまたは複数のパケットを決定し得、ここで、1つまたは複数のパケットは、パケットグループ情報に対応するパケットグループに関連付けられる。いくつかの例では、パケットスケジューラ1130は、ファイル遅延割当量またはファイルエラーレートに基づいて1つまたは複数のパケットを決定し得る。
【0183】
[0192]場合によっては、パケットのセットは、1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている。場合によっては、パケットグループ情報は、パケットグループタイプ、パケットグループ優先度、パケット配信最終期限、またはそれらの組合せに対応する。場合によっては、1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられる。場合によっては、1つまたは複数のパケットは、同じ配信最終期限に関連付けられる。場合によっては、ファイルの1つまたは複数のパケットは一緒に処理されるように構成される。
【0184】
[0193]パケット送信インターフェース1135は、UEに、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信を送信し得る。いくつかの例では、パケット送信インターフェース1135は、1つまたは複数のパケットが先入れ先出しでない順序で選択されるようにダウンリンク送信のための送信ペイロードを送信し得る。受信構成要素1120は、パケットグループ送信モードに従って、1つまたは複数のグループに編成されている1つまたは複数のパケットを受信し得る。
【0185】
[0194]図12は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、本明細書に記載されるデバイス905、デバイス1005、または基地局105の構成要素の一例であり得るか、または構成要素を含み得る。デバイス1205は、通信マネージャ1210と、ネットワーク通信マネージャ1215と、トランシーバ1220と、アンテナ1225と、メモリ1230と、プロセッサ1240と、局間通信マネージャ1245とを含む通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向ボイスおよびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1250)を介して電子通信し得る。
【0186】
[0195]通信マネージャ1210は、ユーザ機器(UE)に、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信し得、ここで、アップリンク許可は、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定する。通信マネージャ1210はまた、パケットのセットがパケットグループ送信モードを介してUEへのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別することと、パケットグループ送信モードに従って、ダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定することと、UEに、パケットグループ送信モードに従ってダウンリンク送信を送信することとを行い得る。
【0187】
[0196]ネットワーク通信マネージャ1215は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1215は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0188】
[0197]トランシーバ1220は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1220はワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1220はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0189】
[0198]場合によっては、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1225を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1225を有し得る。
【0190】
[0199]メモリ1230は、RAM、ROM、またはそれらの組合せを含み得る。メモリ1230は、プロセッサ(たとえば、プロセッサ1240)によって実行されたとき、デバイスに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読コード1235を記憶し得る。場合によっては、メモリ1230は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0191】
[0200]プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ1240は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの場合には、メモリコントローラはプロセッサ1240に組み込まれ得る。プロセッサ1240は、デバイス1205に様々な機能(たとえば、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする機能またはタスク)を実行させるためにメモリ(たとえば、メモリ1230)中に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0192】
[0201]局間通信マネージャ1245は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1245は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためにUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1245は、基地局105間の通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0193】
[0202]コード1235は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード1235は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード1235は、プロセッサ1240によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実行させ得る。
【0194】
[0203]図13は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明したように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図5図8を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
【0195】
[0204]1305において、UEは、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信し得る。1305の動作は、本明細書に記載される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1305の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明されたアップリンク許可受信構成要素によって実行され得る。
【0196】
[0205]1310において、UEは、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択し得、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定する。1310の動作は、本明細書に記載される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明された送信モード構成要素によって実行され得る。
【0197】
[0206]1315において、UEは、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定し得る。1315の動作は、本明細書に記載される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1315の動作の態様は、図5図8を参照して記載されるパケットスケジューラによって実行され得る。
【0198】
[0207]1320において、UEは、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信し得る。1320の動作は、本明細書に記載される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1320の動作の態様は、図5図8を参照して記載されるパケット送信インターフェースによって実行され得る。
【0199】
[0208]図14は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書に記載されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図5図8を参照しながら説明した通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
【0200】
[0209]1405において、UEは、基地局から、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信し得る。1405の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明されたアップリンク許可受信構成要素によって実行され得る。
【0201】
[0210]1410において、UEは、アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを選択し得、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定する。1410の動作は、本明細書に記載される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明された送信モード構成要素によって実行され得る。
【0202】
[0211]1415において、UEは、アップリンク許可が、パケットグループ送信モードを指定するパケット送信モードインジケータを含むことを識別し得、ここで、パケットのセットは、1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている。1415の動作は、本明細書に記載される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明された送信モード構成要素によって実行され得る。
【0203】
[0212]1420において、UEは、アップリンク許可に従って、および選択されたパケット送信モードに基づいて、アップリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定し得る。1420の動作は、本明細書に記載される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、図5図8を参照して記載されるパケットスケジューラによって実行され得る。
【0204】
[0213]1425において、UEは、基地局に、パケット送信モードとアップリンク許可とに従ってアップリンク送信を送信し得る。1425の動作は、本明細書に記載される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1425の動作の態様は、図5図8を参照して記載されるパケット送信インターフェースによって実行され得る。
【0205】
[0214]図15は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書に記載される基地局105またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図9図12を参照しながら説明された通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
【0206】
[0215]1505において、基地局は、ユーザ機器(UE)に、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信し得、ここで、アップリンク許可は、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定する。1505の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明されたアップリンク許可送信構成要素によって実行され得る。
【0207】
[0216]1510において、基地局は、UEからアップリンク送信を受信し得、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含む。1510の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明されたアップリンク送信受信構成要素によって実行され得る。
【0208】
[0217]図16は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書に記載される基地局105またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図9図12を参照しながら説明された通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
【0209】
[0218]1605において、基地局は、ユーザ機器(UE)に、UEから基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信し得、ここで、アップリンク許可は、アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードから、パケット送信モードを指定し、ここで、パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットがアップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定する。1605の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明されたアップリンク許可送信構成要素によって実行され得る。
【0210】
[0219]1610において、基地局は、UEからアップリンク送信を受信し得、アップリンク送信は、アップリンク許可とパケット送信モードとに従って1つまたは複数のパケットを含む送信ペイロードを含む。1610の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明されたアップリンク送信受信構成要素によって実行され得る。
【0211】
[0220]1615において、基地局は、パケットグループ送信モードに従って1つまたは複数のグループに編成されている1つまたは複数のパケットを受信し得る。1615の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明されたアップリンク許可受信構成要素によって実行され得る。
【0212】
[0221]図17は、本開示の態様による、トラフィックアウェアな許可シグナリングおよび処理をサポートする方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書に記載される基地局105またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図9図12を参照しながら説明された通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
【0213】
[0222]1705において、基地局は、パケットのセットがパケットグループ送信モードを介して、UEへのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別し得る。1705の動作は、本明細書に記載される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1705の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明された送信モード構成要素によって実行され得る。
【0214】
[0223]1710において、基地局は、パケットグループ送信モードに従って、ダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるためのパケットのセットの1つまたは複数のパケットを決定し得る。1710の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1710の動作の態様は、図9図12を参照して記載されるパケットスケジューラによって実行され得る。
【0215】
[0224]1715において、基地局は、UEに、パケットグループ送信モードに従って、ダウンリンク送信を送信し得る。1715の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1715の動作の態様は、図9図12を参照して記載されるパケット送信インターフェースによって実行され得る。
【0216】
[0225]本明細書で説明される方法が、可能な実装形態を表すこと、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかあるいは別の様態で変更され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
【0217】
[0226]本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格を包含する。IS-2000リリースは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般にCDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))と、CDMAの他の変形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。
【0218】
[0227]OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)の一部である。LTE、LTE-A、およびLTE-A Proは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、本明細書で言及されたシステムと無線技術とならびに他のシステムと無線技術とに使用され得る。LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様について例として説明されることがあり、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRの用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明される技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRの適用例以外に適用可能である。
【0219】
[0228]マクロセルは一般には比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内で動作し得る。スモールセルは、様々な例に従ってピコセルとフェムトセルとマイクロセルとを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーすることができ、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートし得、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用する通信をやはりサポートし得る。
【0220】
[0229]本明細書で説明されたワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、同様のフレームタイミングを有することができ、異なる基地局からの送信は、ほぼ時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0221】
[0230]本明細書で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、本説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0222】
[0231]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成)として実装され得る。
【0223】
[0232]本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
【0224】
[0233]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されることが可能で、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされることが可能な任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0225】
[0234]特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的なリストを示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。
【0226】
[0235]添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素が、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【0227】
[0236]添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成を記載しており、実装され得るか、または特許請求の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使われる「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明される技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、記載された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
【0228】
[0237]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に記載された例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、前記UEから前記基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、
前記アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードから、パケット送信モードを選択することと、ここにおいて、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、
前記アップリンク許可に従って、および前記選択されたパケット送信モードに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための前記送信ペイロードに含めるための複数のパケットの1つまたは複数のパケットを決定することと、
前記基地局に、前記パケット送信モードと前記アップリンク許可とに従って前記アップリンク送信を送信することと、
を備える、方法。
[C2] 前記パケット送信モードを選択することは、前記アップリンク許可中に含まれるパケット送信モードインジケータに少なくとも部分的に基づき、前記方法は、
前記パケット送信モードインジケータが前記パケットグループ送信モードを指定することを識別すること、ここにおいて、前記複数のパケットは、1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている、
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C3] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 少なくとも1つのパケットグループのすべてのパケットが前記送信ペイロード中に含まれるように、前記1つまたは複数のパケットを決定すること、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C4] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 前記アップリンク許可によって示されるリソース容量に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを決定すること、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C5] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 前記送信ペイロードのためのリソース容量を識別することと、
前記リソース容量がサポートするパケットグループの量に対して低減された量のパケットグループに関連するパケットを前記送信ペイロードが備えるように、および容量条件を満たす前記送信ペイロードに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを決定することと、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C6] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 前記送信ペイロードのためのリソース容量を識別することと、
前記リソース容量がサポートする部分パケットグループの量に対して低減された量の部分パケットグループに関連するパケットを前記送信ペイロードが備えるように、および容量条件を満たす前記送信ペイロードに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを決定することと、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C7] 前記基地局から、容量条件の指示を受信すること、ここにおいて、前記1つまたは複数のパケットは、前記容量条件の満足に少なくとも部分的に基づいて決定される、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C8] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 前記アップリンク許可によって示されるグループ選択基準に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のパケットを決定すること、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C9] 前記グループ選択基準は、パケットグループタイプ基準またはパケットグループ優先度基準を示す、[C8]に記載の方法。
[C10] 前記アップリンク許可は、複数のトランスポートブロックの送信のためのものであり、前記方法は、
同じパケットグループに関連するパケットが同じトランスポートブロックにマッピングされるように、前記1つまたは複数のパケットを前記複数のトランスポートブロックにマッピングすること、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C11] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 前記アップリンク許可によって示されるグループ量制限に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを決定すること、前記グループ量制限は、前記送信ペイロード中に含まれるべきグループの最大量を示す、[C2]に記載の方法。
[C12] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 前記1つまたは複数のパケットグループに関連する送信優先度に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを選択すること、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C13] 前記送信優先度は、前記1つまたは複数のパケットグループに関連する配信最終期限に少なくとも部分的に基づく、[C12]に記載の方法。
[C14] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 前記アップリンク許可によって示されるトランスポートブロック(TB)に関連する変調符号化方式に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを選択すること、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C15] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 パケットグループタイプ、パケットグループ優先度、パケット配信最終期限、またはそれらの組合せに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットグループのうちの前記1つまたは複数のパケットを決定すること、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C16] 前記アップリンク送信を送信することは、
前記1つまたは複数のパケットが先入れ先出しでない順序で選択されるように、前記アップリンク送信のための前記送信ペイロードを送信すること、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C17] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 前記基地局から、ファイル遅延割当量またはファイルエラーレートの指示を受信することと、
前記ファイル遅延割当量または前記ファイルエラーレートに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを決定することと、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C18] 前記1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられる、[C2]に記載の方法。
[C19] 前記ファイルの前記1つまたは複数のパケットは一緒に処理されるように構成される、[C18]に記載の方法。
[C20] 前記1つまたは複数のパケットは、同じ配信最終期限に関連付けられる、[C2]に記載の方法。
[C21] 前記デフォルト送信モードは、先入れ先出し送信モードである、[C1]に記載の方法。
[C22] 基地局におけるワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)に、前記UEから前記基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信することと、ここにおいて、前記アップリンク許可は、前記アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、
前記UEから前記アップリンク送信を受信することと、前記アップリンク送信は、前記アップリンク許可と前記パケット送信モードとに従って、1つまたは複数のパケットを含む前記送信ペイロードを含み、
を備える、方法。
[C23] 前記アップリンク許可は、前記パケットグループ送信モードを指定するパケット送信モードインジケータを含み、前記アップリンク送信を受信することは、
前記パケットグループ送信モードに従って、1つまたは複数のグループに編成されている前記1つまたは複数のパケットを受信すること、
を備える、[C22]に記載の方法。
[C24] 前記パケットグループ送信モードに従ってグループ中の前記1つまたは複数のグループを処理すること、
をさらに備える、[C23]に記載の方法。
[C25] 前記1つまたは複数のグループを処理することは、
1つまたは複数のプロトコルデータユニットとして上位レイヤに前記1つまたは複数のグループの各々のパケットを渡すこと、
を備える、[C24]に記載の方法。
[C26] 前記アップリンク許可を送信することは、
前記アップリンク送信中に含まれるべきパケットの量を制限するリソース量の指示を送信すること、
をさらに備える、[C22]に記載の方法。
[C27] 前記アップリンク許可を送信することは、
前記アップリンク許可が前記パケットグループ送信モードを指定するとき、前記アップリンク許可中でグループ選択基準を送信すること、
をさらに備える、[C22]に記載の方法。
[C28] 前記グループ選択基準は、パケットグループタイプ基準またはパケットグループ優先度基準を示す、[C27]に記載の方法。
[C29] 前記パケットグループ優先度基準は、1つまたは複数のパケットグループに関連する配信最終期限に基づく、[C28]に記載の方法。
[C30] 前記UEから前記アップリンク送信を受信することは、
同じパケットグループに関連するパケットが同じトランスポートブロックにマッピングされるように複数のトランスポートブロックにマッピングされた前記1つまたは複数のパケットを受信すること、ここにおいて、前記アップリンク許可は、前記複数のトランスポートブロックの送信のためのものである、
を備える、[C22]に記載の方法。
[C31] 前記アップリンク送信のための前記アップリンク許可を送信することは、
ファイル遅延割当量またはファイル遅延エラーレートの指示を送信すること、
をさらに備える、[C22]に記載の方法。
[C32] 前記1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられる、[C22]に記載の方法。
[C33] 前記デフォルト送信モードは、先入れ先出し送信モードである、[C22]に記載の方法。
[C34] 基地局におけるワイヤレス通信の方法であって、
複数のパケットがパケットグループ送信モードを介してユーザ機器(UE)へのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別することと、
前記パケットグループ送信モードに従って前記ダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるための前記複数のパケットのうちの1つまたは複数のパケットを決定することと、
前記UEに、前記パケットグループ送信モードに従って前記ダウンリンク送信を送信することと、
を備える、方法。
[C35] 前記複数のパケットは、1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている、[C34]に記載の方法。
[C36] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 少なくとも1つのパケットグループのすべてのパケットが前記送信ペイロード中に含まれるように、前記1つまたは複数のパケットを決定すること、
をさらに備える、[C34]に記載の方法。
[C37] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することは、 前記UEへの前記ダウンリンク送信のために割り振られたリソース容量に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを決定すること、
をさらに備える、[C34]に記載の方法。
[C38] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
基地局から、前記UEから前記基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信するための手段と、
前記アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードから、パケット送信モードを選択するための手段と、ここにおいて、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、
前記アップリンク許可に従って、および前記選択されたパケット送信モードに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための前記送信ペイロードに含めるための複数のパケットの1つまたは複数のパケットを決定するための手段と、
前記基地局に、前記パケット送信モードと前記アップリンク許可とに従って前記アップリンク送信を送信するための手段と、
を備える、装置。
[C39] 前記パケット送信モードを選択するための前記手段は、前記アップリンク許可中に含まれるパケット送信モードインジケータに少なくとも部分的に基づいて、前記パケット送信モードを選択するための手段を備え、前記装置は、
前記パケット送信モードインジケータが前記パケットグループ送信モードを指定することを識別するための手段、ここにおいて、前記複数のパケットは、1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている、
をさらに備える、[C38]に記載の装置。
[C40] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定するための前記手段は、
少なくとも1つのパケットグループのすべてのパケットが前記送信ペイロード中に含まれるように、前記1つまたは複数のパケットを決定するための手段、
をさらに備える、[C39]に記載の装置。
[C41] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定するための前記手段は、
前記アップリンク許可によって示されるリソース容量に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを決定するための手段、
をさらに備える、[C39]に記載の装置。
[C42] 前記アップリンク許可は、複数のトランスポートブロックの送信のためのものであり、前記装置は、
同じパケットグループに関連するパケットが同じトランスポートブロックにマッピングされるように、前記1つまたは複数のパケットを前記複数のトランスポートブロックにマッピングするための手段、
をさらに備える、[C39]に記載の装置。
[C43] 前記1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられる、[C39]に記載の装置。
[C44] 基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)に、前記UEから前記基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信するための手段と、ここにおいて、前記アップリンク許可は、前記アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、
前記UEから前記アップリンク送信を受信するための手段と、前記アップリンク送信は、前記アップリンク許可と前記パケット送信モードとに従って、1つまたは複数のパケットを含む前記送信ペイロードを含み、
を備える、装置。
[C45] 前記アップリンク許可は、前記パケットグループ送信モードを指定するパケット送信モードインジケータを含み、前記装置は、
前記パケットグループ送信モードに従って、1つまたは複数のグループに編成されている前記1つまたは複数のパケットを受信するための手段、
をさらに備える、[C44]に記載の装置。
[C46] 前記パケットグループ送信モードに従ってグループ中の前記1つまたは複数のグループを処理するための手段、
をさらに備える、[C45]に記載の装置。
[C47] 前記1つまたは複数のグループを処理するための前記手段は、
1つまたは複数のプロトコルデータユニットとして上位レイヤに前記1つまたは複数のグループの各々のパケットを渡すための手段、
をさらに備える、[C46]に記載の装置。
[C48] 前記1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられる、[C44]に記載の装置。
[C49] 基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
複数のパケットがパケットグループ送信モードを介してユーザ機器(UE)へのダウンリンク送信のためにスケジュールされることを識別するための手段と、
前記パケットグループ送信モードに従って前記ダウンリンク送信のための送信ペイロードに含めるための前記複数のパケットのうちの1つまたは複数のパケットを決定するための手段と、
前記UEに、前記パケットグループ送信モードに従って前記ダウンリンク送信を送信するための手段と、
を備える、装置。
[C50] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記装置に、
基地局から、前記UEから前記基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、
前記アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードから、パケット送信モードを選択することと、ここにおいて、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、
前記アップリンク許可に従って、および前記選択されたパケット送信モードに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための前記送信ペイロードに含めるための複数のパケットのうちの1つまたは複数のパケットを決定することと、
前記基地局に、前記パケット送信モードと前記アップリンク許可とに従って前記アップリンク送信を送信することと、
を行わせるように動作可能である、装置。
[C51] 前記パケット送信モードを選択することを前記装置に行わせるように動作可能な前記命令は、前記アップリンク許可中に含まれるパケット送信モードインジケータに少なくとも部分的に基づいて前記パケット送信モードを選択することを前記装置に行わせるように動作可能な命令を含む、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記装置に、
前記パケット送信モードインジケータが前記パケットグループ送信モードを指定することを識別すること、ここにおいて、前記複数のパケットは、1つまたは複数のパケットグループ中に編成されている、
を行わせるようにさらに動作可能である、[C50]に記載の装置。
[C52] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することを前記装置に行わせるように動作可能な前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記装置に、
少なくとも1つのパケットグループのすべてのパケットが前記送信ペイロード中に含まれるように前記1つまたは複数のパケットを決定すること、
を行わせるようにさらに動作可能である、[C51]に記載の装置。
[C53] 前記送信ペイロードに含めるための前記1つまたは複数のパケットを決定することを前記装置に行わせるように動作可能な前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記装置に、
前記アップリンク許可によって示されるリソース容量に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のパケットを決定すること、
を行わせるようにさらに動作可能である、[C51]に記載の装置。
[C54] 前記アップリンク許可は、複数のトランスポートブロックの送信のためのものであり、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記装置に、
同じパケットグループに関連するパケットが同じトランスポートブロックにマッピングされるように、前記1つまたは複数のパケットを前記複数のトランスポートブロックにマッピングすること、
を行わせるようにさらに動作可能である、[C51]に記載の装置。
[C55] 前記1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられる、[C51]に記載の装置。
[C56] 基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記装置に、
ユーザ機器(UE)に、前記UEから前記基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信することと、ここにおいて、前記アップリンク許可は、前記アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、
前記UEから前記アップリンク送信を受信することと、前記アップリンク送信は、前記アップリンク許可と前記パケット送信モードとに従って、1つまたは複数のパケットを含む前記送信ペイロードを含み、
を行わせるように動作可能である、装置。
[C57] 前記アップリンク許可は、前記パケットグループ送信モードを指定するパケット送信モードインジケータを含み、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記装置に、
前記パケットグループ送信モードに従って、1つまたは複数のグループに編成されている前記1つまたは複数のパケットを受信すること、
を行わせるようにさらに動作可能である、[C56]に記載の装置。
[C58] 前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記装置に、
前記パケットグループ送信モードに従ってグループ中の前記1つまたは複数のグループを処理すること、
を行わせるようにさらに動作可能である、[C57]に記載の装置。
[C59] 前記1つまたは複数のグループを処理することを前記装置に行わせるように動作可能な前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記装置に、
1つまたは複数のプロトコルデータユニットとして上位レイヤに前記1つまたは複数のグループの各々のパケットを渡すこと、
を行わせるようにさらに動作可能である、[C58]に記載の装置。
[C60] 前記1つまたは複数のパケットがファイルとして関連付けられる、[C56]に記載の装置。
[C61] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
基地局から、前記UEから前記基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信することと、
前記アップリンク許可に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードから、パケット送信モードを選択することと、ここにおいて、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定する、
前記アップリンク許可に従って、および前記選択されたパケット送信モードに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための前記送信ペイロードに含めるための複数のパケットの1つまたは複数のパケットを決定することと、
前記基地局に、前記パケット送信モードと前記アップリンク許可とに従って前記アップリンク送信を送信することと、
を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C62] 基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
ユーザ機器(UE)に、前記UEから前記基地局へのアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信することと、ここにおいて、前記アップリンク許可は、前記アップリンク送信のためのデフォルト送信モードまたはパケットグループ送信モードからパケット送信モードを指定し、前記パケットグループ送信モードは、パケットグループとして関連付けられるパケットのセットが前記アップリンク送信の送信ペイロード中に含まれることを指定し、
前記UEから前記アップリンク送信を受信することと、前記アップリンク送信は、前記アップリンク許可と前記パケット送信モードとに従って、1つまたは複数のパケットを含む前記送信ペイロードを含み、
を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
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