(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-25
(45)【発行日】2024-12-03
(54)【発明の名称】個人情報システム
(51)【国際特許分類】
B60R 16/037 20060101AFI20241126BHJP
【FI】
B60R16/037
(21)【出願番号】P 2021132926
(22)【出願日】2021-08-17
【審査請求日】2023-11-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【氏名又は名称】矢作 和行
(74)【代理人】
【識別番号】100121991
【氏名又は名称】野々部 泰平
(74)【代理人】
【識別番号】100145595
【氏名又は名称】久保 貴則
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 夏子
(72)【発明者】
【氏名】坂井 あす郁
(72)【発明者】
【氏名】小林 太郎
(72)【発明者】
【氏名】野原 雅史
(72)【発明者】
【氏名】松井 一博
(72)【発明者】
【氏名】李 昊舟
(72)【発明者】
【氏名】岡本 圭司
(72)【発明者】
【氏名】崔 晋海
【審査官】菅 和幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-196407(JP,A)
【文献】特開2007-118626(JP,A)
【文献】特開2017-144834(JP,A)
【文献】特開2002-104105(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 16/037
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人情報を活用する個人情報システムであって、
顔画像に基づき車両の乗員を識別すると共に、前記乗員の状態を取得する取得部(110)と、
車両機器(10)の利用履歴情報、および前記取得部によって取得され
、前記乗員の
識別情報を含む前記乗員の状態情報を記憶する記憶部(20)と、
前記乗員の識別情報をもとに、前記乗員ごとに設定され、前記乗員ごとに前記利用履歴情報、および前記状態情報を前記個人情報として前記記憶部から取り込んで、逐次記憶していく個人用記憶部(120)と、
前記個人用記憶部における前記個人情報を活用して、前記車両機器を作動させるにあたって、前記乗員ごとの特性に見合ったサービスの提供を実行するように制御する制御部(130)と、を備え、
前記制御部は、
前記乗員が前記車両機器の作動を行うために前記乗員によって前記車両機器の操作用のアカウントが生成されるときに、前記乗員ごとに設定される前記車両機器の操作時のアカウントと、前記個人情報とを紐づけすると共に、前記アカウントに基づいて、前記サービスの提供における対象者を識別する個人情報システム。
【請求項2】
前記記憶部は、インターネット上のクラウド記憶部(21)、前記乗員の端末機の端末記憶部(22)、および前記車両機器の車両記憶部(23)を含み、
前記個人情報は、前記クラウド記憶部、前記端末記憶部、および前記車両記憶部の各情報が繋ぎ合わされて形成される請求項1に記載の個人情報システム。
【請求項3】
前記
乗員ごとの前記個人用記憶部における前記個人情報は、前記乗員が携帯する携帯端末機(141、142)間の送受信によって共用可能となる請求項1または請求項2に記載の個人情報システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、個人情報システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の車内機器制御システムでは、車両の乗員を対象にした車内機器の制御(自動調整)が行われるようになっている。
【0003】
具体的には、乗員は、搭乗したこと(誰が搭乗したか)を携帯端末から搭乗者認識システムへ送信する。また、個人情報リストには、個人情報として各個人の好み(例えば、エアコン温度は高めが好き等)が予め格納されている。また、アクセスポリシーリストには、搭乗者における優先順位(誰の好みの情報を優先して適用するかを示す順位データ)が予め設定されている。
【0004】
そして、車内機器自動調整システムは、個人情報リスト、およびアクセスポリシーリストの情報に基づいて、乗員の優先順位を考慮しながら、優先順位の高い乗員の好みに合うように各車内機器の設定条件を定めて、作動させるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、例えば、新しいアカウントを立ち上げて、乗員の個人情報を活用するような場合に、上記の特許文献1の技術では、個人情報の入力に手間がかかることと、また、入力すべき個人情報もありきたりな内容(名前、身長、体重、年齢・・・等)になりやすく、車両機器における有用なサービスを受けることが難しい。
【0007】
本開示の目的は、有用な個人情報の取得を容易にして、乗員の特性に合った車両機器のサービスを享受することのできる個人情報システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0009】
本開示では、個人情報を活用する個人情報システムであって、顔画像に基づき車両の乗員を識別すると共に、乗員の状態を取得する取得部(110)と、車両機器(10)の利用履歴情報、および取得部によって取得され、乗員の識別情報を含む乗員の状態情報を記憶する記憶部(20)と、乗員の識別情報をもとに、乗員ごとに設定され、乗員ごとに利用履歴情報、および状態情報を個人情報として記憶部から取り込んで、逐次記憶していく個人用記憶部(120)と、個人用記憶部における個人情報を活用して、車両機器を作動させるにあたって、乗員ごとの特性に見合ったサービスの提供を実行するように制御する制御部(130)と、を備え、
制御部は、乗員が車両機器の作動を行うために乗員によって車両機器の操作用のアカウントが生成されるときに、乗員ごとに設定される車両機器の操作時のアカウントと、個人情報とを紐づけすると共に、アカウントに基づいて、サービスの提供における対象者を識別することを特徴としている。
【0010】
この開示によれば、記憶部から乗員の個人情報が個人用記憶部に逐次、記憶されていくので、ことさら、乗員自身が個人情報を入力する手間が省ける。加えて、個人情報は、車両機器に対する利用履歴情報に基づく乗員ごとの特性に相当する情報としているので、各乗員の特徴や好みを含んだ情報とすることができ、乗員に見合った、車両機器によるサービスを提供することができる。
【0011】
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】第1実施形態の個人情報システムの全体構成を示す説明図である。
【
図2】第1実施形態の変形例における個人情報システムの全体構成を示す説明図である。
【
図3】第2実施形態の個人情報システムの全体構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
【0014】
(第1実施形態)
第1実施形態の個人情報システム100について、
図1を用いて説明する。個人情報システム100は、車両の乗員の個人情報を活用して、車両に搭載される車両システムにおける各種車両機器10を、乗員の特徴や好み(特性)に見合うように作動させる(車両機器10によるサービスの提供を実行)するものである。
【0015】
車両の乗員は、例えば、車両の運転者のみ、あるいは運転者とその他の一人以上の同乗者とによって構成される。乗員は、家族、友達、共通項目を有する知人等の間で形成されるコミュニティに属する。コミュニティの形式については、後述するように種々のものの設定が可能である。
【0016】
各種車両機器10は、例えば、空調装置、オーディオ装置、情報装置、および自動運転装置等がある。空調装置は、車室内の空気温度、送風量の制御を行う。オーディオ装置は、動画や音楽の再生を行う。情報装置は、各種情報(生活情報、知識情報等)の提示を行う。自動運転装置は、運転者に対して、車速、車間距離、走行レーン設定等にかかる半自動、あるいは全自動の運転支援を行う。
【0017】
各種車両機器10は、乗員からの操作入力条件や操作出力条件等の制御条件にかかる各種データ、および後述する取得部110にて取得される乗員の状態情報等を記憶する記憶部20を有している。記憶部20としては、例えば、インターネット上に形成されるクラウド記憶部21、乗員が携帯する携帯端末機(本開示の端末機)の端末記憶部22、更に、車両機器10に設けられたハードディスク等の車両記憶部23等がある。
【0018】
上記の制御条件にかかる各種データは、本開示の利用履歴情報に対応し、更に具体的には、車両機器10に対する乗員の使用頻度、設定条件等であり、使用頻度が高いか低いか、設定条件が標準条件よりも高いか低いか等を示すものである。
【0019】
また、乗員の状態情報は、予め記憶した本人の顔画像に基づく乗員の識別、および乗員の表情や姿勢等に基づく満足度、不満足度等を示すものである。
【0020】
個人情報システム100は、取得部110、個人用記憶部120、および制御部130等を備えている。
【0021】
取得部110は、車両内の乗員の識別をし、更に乗員の状態(表情、姿勢等)を取得する(検知する)ものであり、例えば、カメラ(CMOSカメラ、CCDカメラ、赤外線カメラ等)が使用される場合、あるいはカメラと、生体センサ(体温センサ、心拍センサ、脳波センサ、筋電センサ等)とが使用される場合がある。
【0022】
カメラは、例えば、車室内の天井の前部に設けられて、乗員の顔や体を撮影し、撮影データを記憶部20に出力する。尚、車両に、運転者の状態(脇見、居眠り等)に応じて、運転の支援(注意喚起や、自動緊急ブレーキ作動等)を行うドライバーステータスモニタ(登録商標、DSM)が搭載されている場合であれば、ドライバーステータスモニタに使用されるカメラを流用してもよい。
【0023】
また、生体センサは、例えば、乗員の体やシート等に装着され、乗員の生体データ(体温、心拍数、脳波、筋肉の状態等)を検出し、検出した運転者の生体データを記憶部20に出力するようになっている。
【0024】
個人用記憶部120は、乗員ごとに設定されており、家族のコミュニティ用として、例えば、夫用記憶部121、妻用記憶部122、および子供用記憶部123等を有している。また、個人用記憶部120は、家族以外のコミュニティ、例えば、友達のコミュニティ用として、友人A用記憶部124、および友人B用記憶部125等を有している。
【0025】
尚、家族のコミュニティ用としては、この他にも祖父母用記憶部等、家族の構成に合わせた設定が可能である。祖父母は、子供から見たときの続き柄である。更には、家族以外のコミュニティとして、共通の趣味、共通の習い事を持つメンバーのコミュニティとしたり、同じ車両を共有(シェア)するメンバーのコミュニティとすることも可能である。
【0026】
個人用記憶部120(各記憶部121~125)は、取得部110による乗員の識別情報をもとに、乗員ごとに車両機器10の記憶部20に記憶される利用履歴情報、および乗員の状態情報を個人情報として、それらすべてを記憶部20から取り込んで、逐次記憶(蓄積)していく部位となっている。つまり、個人用記憶部120の各記憶部121~125には、各乗員の個人情報が、名前付けによって仕分けされ、記憶されていく。
【0027】
個人用記憶部120には、各乗員の意思に関係なく、各乗員にかかる利用履歴情報、および状態情報が、自動的に記憶されていく。利用履歴情報、および乗員の状態情報(満足、不満足)等から、本人自身も意識していなかったような内容も含めて、各乗員の好みにかかる情報が蓄積されることになる。
【0028】
制御部130は、個人用記憶部120(各記憶部121~125)における各乗員の個人情報を活用して、車両機器10を作動させるにあたって、乗員ごとの特性(好み)に見合ったサービスの提供を実行するように制御する部位となっている(詳細後述)。
【0029】
本実施形態の個人情報システム100は、以上のような構成となっており、以下、作動および作用効果について説明する。
【0030】
取得部110は、取得した乗員の識別情報を含む状態情報を車両システムの記憶部20に出力する。そして、制御部130は、記憶部20にある各乗員の識別情報に基づいて、乗員ごとの個人情報のすべてを、逐次、個人用記憶部120(各記憶部121~125)に記憶させていく。
【0031】
ここで、上記のように記憶部20が複数の記憶部、つまり、クラウド記憶部21、端末記憶部22、および車両記憶部23等から構成される場合に、個人情報は、制御部130によって、各記憶部21、22、23の各情報が繋ぎ合わされて形成される。
【0032】
そして、各乗員によって、車両機器10の作動を行うために、乗員ごとに操作用のアカウント(乗員の識別ID、およびパスワード等)が生成されると、制御部130は、それぞれのアカウントと、個人用記憶部120(各記憶部121~125)の個人情報とを紐づけする。そして、サービスの提供(車両機器10の作動制御)を行う際に、制御部130は、アカウントに基づいて、サービス提供の対象者を識別して、対応する個人情報を基に乗員ごとの特性(好み)に見合ったサービスの提供を実行する。
【0033】
以上のように、本実施形態では、記憶部20から乗員の個人情報のすべてが個人用記憶部120(各記憶部121~125)に逐次、記憶されていくので、ことさら、乗員自身が個人情報を入力する手間が省ける。加えて、個人情報は、車両機器10に対する利用履歴情報に基づく乗員ごとの特性に相当する情報としているので、各乗員の特徴や好みを含んだ情報とすることができ、乗員に見合った、車両機器10によるサービスを提供することができる。
【0034】
また、記憶部20が複数の記憶部(各記憶部21~23)から構成される場合に、個人情報は、制御部130によって、各記憶部21~23の各情報が繋ぎ合わされて形成されるようにしているので、ぬけなく、充分に個人情報を活用することができる。
【0035】
また、制御部130は、乗員ごとに設定される車両機器10の操作用のアカウントに、個人情報を紐づけすると共に、アカウントに基づいて、サービスの提供における対象者を識別する。よって、乗員に対するサービスの信頼度を上げることができる。
【0036】
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態の変形例における個人情報システム100Aを
図2に示す。この変形例における個人情報システム100Aでは、上記第1実施形態で説明したアカウントの設定は省略されている。制御部130は、取得部110によって得られた状態情報に基づいて、サービスの提供における対象者を識別(顔画像から認識)する。つまり、アカウントを設定せずとも、制御部130は、状態情報(顔画像)からサービス提供の対象者を推定し、その乗員の個人情報に基づいて、サービスを提供する。
【0037】
例えば、祖母が病院通いのために車両を利用した場合を説明する。取得部110によって、顔画像から祖母が車両に乗車したことが認識される。また、記憶部20、個人用記憶部120には、過去からの乗車頻度が記憶されると共に、取得部110によって取得される祖母の表情、姿勢、心拍等から、祖母の健康状態(元気そうなのか、調子が悪そうか等)も記憶される。
【0038】
制御部130は、例えば、情報装置に対して、提示情報として健康のケアや保険にかかる情報を祖母に提供する。つまり、情報装置は、祖母の健康状態(個人情報)から、最適なケアの内容の提示、あるいは、保険情報(掛け金、保証額)等の提示をする。
【0039】
これにより、アカウントを設けずとも、取得部110によって乗員の識別がされて、その乗員の状態情報を踏まえて、最適なサービスを提供することが可能となる。
【0040】
(第2実施形態)
第2実施形態における個人情報システム100Bを
図3に示す。第2実施形態の個人情報システム100Bでは、乗員ごとの個人用記憶部120(各記憶部121~125)における個人情報は、乗員が携帯する携帯端末機141、142間の送受信によって共用可能としている。
【0041】
具体的には、携帯端末機141は、例えば夫用であり、携帯端末機142は、例えば妻用である。夫は、夫のアカウントで妻の個人情報をアクティブ化するためのQRコード(登録商標)を夫の携帯端末機141から妻の携帯端末機142に送信する。
【0042】
妻は携帯端末機142にて、QRコードを読み取ると、家族用コミュニティにおける各乗員の個人情報のうち、妻の個人情報が分離される。この分離された個人情報に対して、妻は、自身のアカウントを設定することで、妻のアカウントと妻の個人情報とが紐づけされて、アクティブ化が可能となる。つまり、妻は設定した自分のアカウントを用いて、車両機器10のサービスを受けることが可能となる。
【0043】
このように、携帯端末機141、142間の送受信によって、容易に、所定の乗員の個人情報を、サービス提供のために設定することが可能となる。
【0044】
尚、各乗員が所属するコミュニティは、自身の意思で、別のコミュニティに移行可能とするようにしてもよい。これにより、コミュニティに応じた個人情報の蓄積が可能となり、乗員の意図に沿ったサービスを受けることが可能となる。
【0045】
(その他の実施形態)
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、1つの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、更に請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
【0046】
本開示に記載の制御部およびその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つないしは複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ、およびメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。
【0047】
あるいは、本開示に記載の制御部およびその手法は、1つ以上の専用ハードウエア理論回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。
【0048】
もしくは、本開示に記載の制御部およびその手法は、1つないしは複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリと、1つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合せにより構成された1つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。
【0049】
また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
【符号の説明】
【0050】
10 車両機器
20 記憶部
21 クラウド記憶部
22 端末記憶部
23 車両記憶部
100、100A、100B 個人情報システム
110 取得部
120 個人用記憶部
130 制御部
141 携帯端末機(夫用)
142 携帯端末機(妻用)