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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-25
(45)【発行日】2024-12-03
(54)【発明の名称】制御プロファイル管理方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/50 20200101AFI20241126BHJP
   A24F 40/57 20200101ALI20241126BHJP
   A24F 40/65 20200101ALI20241126BHJP
【FI】
A24F40/50
A24F40/57
A24F40/65
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2023519828
(86)(22)【出願日】2022-12-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-11
(86)【国際出願番号】 KR2022019406
(87)【国際公開番号】W WO2023191239
(87)【国際公開日】2023-10-05
【審査請求日】2023-04-10
(31)【優先権主張番号】10-2022-0039556
(32)【優先日】2022-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ヨン ジューン
【審査官】根本 徳子
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-526208(JP,A)
【文献】特表2022-510060(JP,A)
【文献】国際公開第2021/033259(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/50
A24F 40/57
A24F 40/65
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバによって行われる制御プロファイル管理方法であって、
少なくとも1つの販売者の第1電子装置から制御プロファイルを受信するステップと、
前記制御プロファイルを格納するステップと、
ターゲットユーザからターゲット制御プロファイルに対する選択情報を受信するステップと、
格納された複数の制御プロファイルのうち、前記ターゲットユーザが選択した前記ターゲット制御プロファイルを前記ターゲットユーザの第2電子装置に送信するステップと、
を含み、
前記第2電子装置が前記ターゲット制御プロファイルによって制御されることでエアロゾルが前記ターゲットユーザに提供され
前記制御プロファイル管理方法はさらに、
前記ターゲットユーザが前記制御プロファイルを選択した場合に、前記制御プロファイルの前記販売者に補償を提供するステップを含む、制御プロファイル管理方法。
【請求項2】
前記制御プロファイルは前記販売者によって生成される、請求項1に記載の制御プロファイル管理方法。
【請求項3】
前記制御プロファイルは、前記第2電子装置の加熱部の加熱動作に関する制御プロファイルである、請求項1に記載の制御プロファイル管理方法。
【請求項4】
前記制御プロファイルは、前記ターゲットユーザが前記第2電子装置を介して吸気をする期間の間に前記加熱部の温度を制御するために前記第2電子装置によって用いられる、請求項3に記載の制御プロファイル管理方法。
【請求項5】
サーバによって行われる制御プロファイル管理方法であって、
少なくとも1つの販売者の第1電子装置から制御プロファイルを受信するステップと、
前記制御プロファイルを格納するステップと、
ターゲットユーザからターゲット制御プロファイルに対する選択情報を受信するステップと、
格納された複数の制御プロファイルのうち、前記ターゲットユーザが選択した前記ターゲット制御プロファイルを前記ターゲットユーザの第2電子装置に送信するステップと、
を含み、
前記第2電子装置が前記ターゲット制御プロファイルによって制御されることでエアロゾルが前記ターゲットユーザに提供され、
前記制御プロファイル管理方法は、
前記ターゲットユーザから前記ターゲット制御プロファイルに対するレビューを受信するステップと、
前記レビューを前記ターゲット制御プロファイルに関連して登録するステップと、
をさらに含む、御プロファイル管理方法。
【請求項6】
サーバによって行われる制御プロファイル管理方法であって、
少なくとも1つの販売者の第1電子装置から制御プロファイルを受信するステップと、
前記制御プロファイルを格納するステップと、
ターゲットユーザからターゲット制御プロファイルに対する選択情報を受信するステップと、
格納された複数の制御プロファイルのうち、前記ターゲットユーザが選択した前記ターゲット制御プロファイルを前記ターゲットユーザの第2電子装置に送信するステップと、
を含み、
前記第2電子装置が前記ターゲット制御プロファイルによって制御されることでエアロゾルが前記ターゲットユーザに提供され、
前記制御プロファイル管理方法は、
前記サーバのユーザ間のフォロー機能を提供するステップと、
前記フォロー機能に基づいて前記ユーザのフォローランキングを前記ターゲットユーザに提供するステップと、
をさらに含む、御プロファイル管理方法。
【請求項7】
制御プロファイル管理方法を行うサーバであって、
制御プロファイルを管理するプログラムが記録されたメモリと、
前記プログラムを実行するプロセッサと、
を含み、
前記プロセッサは、
少なくとも1つの販売者の第1電子装置から制御プロファイルを受信するステップと、
前記制御プロファイルを格納するステップと、
ターゲットユーザからターゲット制御プロファイルに対する選択情報を受信するステップと、
格納された複数の制御プロファイルのうち前記ターゲットユーザが選択した前記ターゲット制御プロファイルを前記ターゲットユーザの第2電子装置に送信するステップと、
を実行し、
前記第2電子装置が前記ターゲット制御プロファイルによって制御されることでエアロゾルが前記ターゲットユーザに提供され
前記プロセッサはさらに、
前記ターゲットユーザが前記制御プロファイルを選択した場合に、前記制御プロファイルの前記販売者に補償を提供するステップを実行する、サーバ。
【請求項8】
前記制御プロファイルは前記販売者によって生成される、請求項に記載のサーバ。
【請求項9】
前記制御プロファイルは、前記第2電子装置の加熱部の加熱動作に関する制御プロファイルである、請求項に記載のサーバ。
【請求項10】
前記制御プロファイルは、前記ターゲットユーザが前記第2電子装置を介して吸気をする期間の間に前記加熱部の温度を制御するために前記第2電子装置によって用いられる、請求項に記載のサーバ。
【請求項11】
制御プロファイル管理方法を行うサーバであって、
制御プロファイルを管理するプログラムが記録されたメモリと、
前記プログラムを実行するプロセッサと、
を含み、
前記プロセッサは、
少なくとも1つの販売者の第1電子装置から制御プロファイルを受信するステップと、
前記制御プロファイルを格納するステップと、
ターゲットユーザからターゲット制御プロファイルに対する選択情報を受信するステップと、
格納された複数の制御プロファイルのうち前記ターゲットユーザが選択した前記ターゲット制御プロファイルを前記ターゲットユーザの第2電子装置に送信するステップと、
を実行し、
前記第2電子装置が前記ターゲット制御プロファイルによって制御されることでエアロゾルが前記ターゲットユーザに提供され、
前記プロセッサは、
前記ターゲットユーザから前記ターゲット制御プロファイルに対するレビューを受信するステップと、
前記レビューを前記ターゲット制御プロファイルに関連して登録するステップと、
をさらに行う、ーバ。
【請求項12】
制御プロファイル管理方法を行うサーバであって、
制御プロファイルを管理するプログラムが記録されたメモリと、
前記プログラムを実行するプロセッサと、
を含み、
前記プロセッサは、
少なくとも1つの販売者の第1電子装置から制御プロファイルを受信するステップと、
前記制御プロファイルを格納するステップと、
ターゲットユーザからターゲット制御プロファイルに対する選択情報を受信するステップと、
格納された複数の制御プロファイルのうち前記ターゲットユーザが選択した前記ターゲット制御プロファイルを前記ターゲットユーザの第2電子装置に送信するステップと、
を実行し、
前記第2電子装置が前記ターゲット制御プロファイルによって制御されることでエアロゾルが前記ターゲットユーザに提供され、
前記プロセッサは、
前記サーバのユーザ間のフォロー機能を提供するステップと、
前記フォロー機能に基づいて前記ユーザのフォローランキングを前記ターゲットユーザに提供するステップと、
をさらに行う、ーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、電子装置の制御プロファイルを管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近来、電子タバコ装置に対する需要が少しずつ増加している。また、このように電子タバコ装置に対する需要が増加するにつれて、電子タバコ装置に関する機能が持続的に開発されている。特に、電子タバコ装置の種類及び特性による関連機能が持続的に開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一実施形態は、電子装置の制御プロファイルを管理する方法を提供することにある。
【0004】
一実施形態は、電子装置の制御プロファイルを管理する方法を行うサーバを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係るサーバによって行われる制御プロファイル管理方法は、少なくとも1つの販売者の第1電子装置から制御プロファイルを受信するステップと、前記制御プロファイルを格納するステップと、格納された複数の制御プロファイルのうち、ターゲットユーザが選択したターゲット制御プロファイルを前記ターゲットユーザの第2電子装置に送信するステップとを含み、前記第2電子装置が前記ターゲット制御プロファイルによって制御されることでエアロゾルが前記ターゲットユーザに提供されることができる。
【0006】
前記制御プロファイルは前記販売者によって生成されることができる。
【0007】
前記制御プロファイルは、前記第2電子装置の加熱部の加熱動作に関する制御プロファイルであってもよい。
【0008】
前記制御プロファイルは、前記ターゲットユーザが前記第2電子装置を介して吸気をする期間の間に前記加熱部の温度を制御するために前記第2電子装置によって用いられることができる。
【0009】
前記ターゲットユーザから前記ターゲット制御プロファイルに対するレビューを受信するステップと、前記レビューを前記ターゲット制御プロファイルに関連して登録するステップとをさらに含むことができる。
【0010】
前記サーバのユーザ間のフォロー(follow)機能を提供するステップと、前記フォロー機能に基づいて前記ユーザのフォローランキングを前記ターゲットユーザに提供するステップとをさらに含むことができる。
【0011】
前記ターゲットユーザが前記制御プロファイルを選択した場合、前記販売者に補償を提供するステップをさらに含むことができる。
【0012】
一実施形態に係る制御プロファイル管理方法を行うサーバは、制御プロファイルを管理するプログラムが記録されたメモリと、前記プログラムを行うプロセッサとを含み、前記プロセッサは、少なくとも1つの販売者の第1電子装置から制御プロファイルを受信するステップと、前記制御プロファイルを格納するステップと、格納された複数の制御プロファイルのうちターゲットユーザが選択したターゲット制御プロファイルを前記ターゲットユーザの第2電子装置に送信するステップとを実行し、前記第2電子装置が前記ターゲット制御プロファイルによって制御されることでエアロゾルが前記ターゲットユーザに提供されることができる。
【0013】
前記制御プロファイルは前記販売者によって生成されることができる。
【0014】
前記制御プロファイルは、前記第2電子装置の加熱部の加熱動作に関する制御プロファイルであってもよい。
【0015】
前記制御プロファイルは、前記ターゲットユーザが前記第2電子装置を介して吸気をする期間の間に前記加熱部の温度を制御するために前記第2電子装置によって用いられることができる。
【0016】
前記プログラムは、前記ターゲットユーザから前記ターゲット制御プロファイルに対するレビューを受信するステップと、前記レビューを前記ターゲット制御プロファイルに関連して登録するステップとをさらに行うことができる。
【0017】
前記プログラムは、前記サーバのユーザ間のフォロー機能を提供するステップと、前記フォロー機能に基づいて前記ユーザのフォローランキングを前記ターゲットユーザに提供するステップとをさらに行うことができる。
【0018】
前記プログラムは、前記ターゲットユーザが前記制御プロファイルを選択した場合、前記販売者に補償を提供するステップをさらに行うことができる。
【発明の効果】
【0019】
電子装置の制御プロファイルを管理する方法を提供することができる。
【0020】
電子装置の制御プロファイルを管理する方法を行うサーバを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】一実施形態に係る制御プロファイルを管理するシステムを示す。
図2】一例に係るエアロゾル生成装置に巻タバコが挿入された例を示す図である。
図3】一例に係るエアロゾル生成装置に巻タバコが挿入された例を示す図である。
図4】一例に係るエアロゾル生成装置に巻タバコが挿入された例を示す図である。
図5】一例に係る巻タバコの例を示す図である。
図6】一例に係る巻タバコの例を示す図である。
図7】他の例に係るエアロゾル生成装置のブロック図である。
図8】更なる例に係るエアロゾル生成装置のブロック図である。
図9】一実施形態に係るサーバの構成図である。
図10】一実施形態に係る制御プロファイルを管理する方法のフローチャートである。
図11】一例に係る制御プロファイルのレビューを管理する方法のフローチャートである。
図12】一例に係るフォロー機能に基づいた制御プロファイルの選択及び補償を提供する方法のフローチャートである。
図13】一例に係る電子装置に制御プロファイルが適用される方法のフローチャートである。
図14】一例に係る制御プロファイルのレビューをサーバに送信する方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0023】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、「第1構成要素」は「第2構成要素」に命名することができ、同様に、「第2構成要素」は「第1構成要素」にも命名することができる。
【0024】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0025】
単数の表現は文脈上、明白に異なる意味を有しない限り複数の表現を含む。本開示において、「含む」又は「有する」などの用語は、説明された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものが存在するものと指定しようとするものであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0026】
異なるように定義さがれない限り、技術的又は科学的な用語を含み、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0027】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0028】
図1は、一実施形態に係る制御プロファイルを管理するシステムを示す。
【0029】
一実施形態によれば、システム100は、サーバ110、販売者120の端末、及びターゲットユーザ130の端末を含む。例えば、販売者120の端末は、第1ユーザ端末122及び第1電子装置124のうち少なくとも1つを含んでもよい。例えば、ターゲットユーザ130の端末は、第2ユーザ端末132及び第2電子装置134のうち少なくとも1つを含む。一態様によれば、システム100は、サーバ110、販売者120の第1ユーザ端末122、及び第1電子装置124、及びターゲットユーザ130の第2ユーザ端末132、及び第2電子装置134を全て含んでもよい。他の一側面によれば、システム100は、サーバ110及び販売者120の第1ユーザ端末122及びターゲットユーザ130の第2ユーザ端末132を含んでもよい。
【0030】
例えば、ユーザ端末122,132は、スマートフォンのようなセルラー通信又は近距離無線通信を利用できる一般的な移動通信装置であってもよい。
【0031】
一実施形態によれば、第1電子装置124は、図2図4のエアロゾル生成装置1、図7のエアロゾル生成装置8、又は、図8のエアロゾル生成装置9であってもよい。例えば、エアロゾル生成装置1、8、又は9は、電子タバコ装置又は喫煙スティックに命名される。
【0032】
一実施形態によれば、第2電子装置134は、図2図4のエアロゾル生成装置1、図7のエアロゾル生成装置8、又は、図8のエアロゾル生成装置9であってもよい。例えば、エアロゾル生成装置1、8、又は9は電子タバコ装置又は喫煙スティックに命名される。
【0033】
ターゲットユーザは、第2電子装置134が生成したエアロゾルの提供を受けることにより喫煙することができる。例えば、第2電子装置134は、第2電子装置134に挿入された巻タバコに熱を加熱することによってエアロゾルを生成することができる。異なる例として、第2電子装置134は、第2電子装置134内の液体型カートリッジ又は固体型カートリッジ内の物質を用いてエアロゾルを生成してもよい。第2電子装置134がエアロゾルを生成する方法は、記載された実施形態に限定されない。第2電子装置134に対する説明は、第1電子装置124に対する説明において同様に適用され得るため、以下で省略する。
【0034】
一実施形態によれば、第2電子装置134及び第2ユーザ端末132は、サーバ110と通信できる通信部を含み、記載された実施形態に限定されない。
【0035】
一実施形態によれば、第2ユーザ端末132又は第2電子装置124,134は、サーバ110と無線通信を用いて接続できる。第2ユーザ端末132と第2電子装置134は、近距離無線通信を用いて接続できる。例えば、第2電子装置134とサーバ110との間の直接通信ができない場合、第2電子装置134は、ユーザ端末132を経由してサーバ110と必要なデータを送信及び受信することができる。
【0036】
第2ユーザ端末132及び第2電子装置134間の連結関係に対する説明は、第1ユーザ端末122及び第1電子装置124間の連結関係に対する説明に置換えられるため、以下では省略される。
【0037】
一実施形態によれば、ユーザ(例えば、販売者)は、電子装置(例えば、電子装置124,134)を制御できる制御プロファイルを直接生成することができる。例えば、電子装置の制御プロファイルは、電子装置の加熱部(又は、ヒーター)の加熱動作に関するものであってもよい。例えば、制御プロファイルは、電子装置の加熱部に供給される電流の大きさ及び時間を制御することで加熱部を制御できる。加熱部の温度は、加熱部に供給される電流の量に比例することで、以下で用語「加熱温度」及び用語「電流の量」は互いに交換的に使用されてもよい。例えば、加熱温度の調節は、電流の量の調節として理解される。制御プロファイルは、電子装置が動作する総時間、総パフの回数、各パフの時間、加熱部の予熱時間、予熱のための昇温速度のうち少なくとも1つの因子に関する制御情報を含む。電子装置の加熱部(又は、ヒーター)について、以下で図2図4を参照して詳細に説明される。
【0038】
一実施形態によれば、ユーザが制御プロファイルを生成する方法は、第1電子装置122又は第1ユーザ端末122を介してユーザに提供された電子装置の加熱部の加熱動作に関するテンプレート(template)で加熱温度(又は、供給電流の量)及び時間を選択して組み合わせることを含んだり、又は、ユーザが任意に定めた加熱温度及び時間値を直接入力することを含んだりしてもよいが、制御プロファイルを生成する方法が開示された実施形態に限定されて解釈されることはない。例えば、電子装置のヒーターが複数である場合、制御プロファイルを生成する方法は、巻タバコの内部に挿入されるように配置されたヒーター及び巻タバコの外部に配置されたヒーターそれぞれに対する加熱温度及び時間値を分離して入力することを含む。以下で、図10図14を参照して制御プロファイルを管理する方法について詳細に説明される。
【0039】
一実施形態によれば、制御プロファイルの加熱動作に関するユーザが操作できる温度範囲及び動作時間範囲は、ユーザの安全のために特定の数値範囲に制限される。加熱動作の制限に対する範囲は、電子装置の種類によって互いに異なってもよい。
【0040】
例えば、サーバ110が販売者120から制御プロファイルを受信するステップにおいて、サーバ110が受信した制御プロファイルの加熱温度又は加熱時間値が、予め決定された閾値範囲を超える場合、サーバ110は、第1ユーザ端末122又は第1電子装置124のディスプレイ上に警告メッセージを表示するように命令を送信したり、特定の数値範囲を超える制御プロファイルの受信を自動遮断したりしてもよい。
【0041】
異なる例として、第1電子装置124又は第1ユーザ端末122は、販売者120が制御プロファイルの細部要素を操作(又は、入力)する過程で入力された細部要素の値が予め設定された閾値範囲を超える場合、細部要素の値を閾値範囲の最大値又は最小値に設定してもよい。この場合、第1電子装置124又は第1ユーザ端末122は、販売者120に警告メッセージを表示することができる。
【0042】
更なる例として、ターゲットユーザ130が選択したターゲット制御プロファイルの製品モデル(例えば、第1電子装置124のモデル)とターゲットユーザ130の第2電子装置134の製品モデルが相異なり、ターゲット制御プロファイルの加熱温度又は時間が第2電子装置134の閾値範囲を超える場合、ターゲットユーザ130は、選択したターゲット制御プロファイルを第2電子装置134に適用できない場合もある。
【0043】
図2図4は、一例に係るエアロゾル生成装置に巻タバコが挿入された例を示す図である。
【0044】
図2を参照すると、エアロゾル生成装置1は、検出部10、バッテリ11、制御部12及びヒーター13を含む。図3及び図4を参照すると、エアロゾル生成装置1は蒸気化器14をさらに含んでもよい。また、エアロゾル生成装置1の内部空間には巻タバコ2が挿入されてもよい。エアロゾル生成装置1は、図1を参照して上述した第1電子装置124又は第2電子装置134であってもよい。
【0045】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置1はディスプレイをさらに含むことができる。
【0046】
図2図4に示されたエアロゾル生成装置1には、本実施形態に関する構成要素が図示されている。したがって、図2図4に示された構成要素の他に汎用的な構成要素がエアロゾル生成装置1にさらに含まれていることを、本実施形態に関する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解することができる。
【0047】
また、図3及び図4には、エアロゾル生成装置1にヒーター13が含まれているものと図示されているが、必要に応じてヒーター13が省略されてもよい。
【0048】
図2には、検出部10、バッテリ11、制御部12、及びヒーター13が一列に配置されたものと図示されている。また、図3には、バッテリ11、制御部12、蒸気化器14、及びヒーター13が一列に配置されたものと図示されている。また、図4には、蒸気化器14及びヒーター13が並列に配置されたものと図示されている。しかし、エアロゾル生成装置1の内部構造は、図2図4に示されているものに限定されない。言い換えれば、エアロゾル生成装置1の設計に応じて、検出部10、バッテリ11、制御部12、ヒーター13及び蒸気化器14の配置は変更されてもよい。
【0049】
巻タバコ2がエアロゾル生成装置1に挿入されると、エアロゾル生成装置1は、ヒーター13及び/又は蒸気化器14を作動させ、エアロゾルを発生させることができる。ヒーター13及び/又は蒸気化器14によって発生したエアロゾルは、巻タバコ2を通過してユーザに伝達される。
【0050】
必要に応じて、巻タバコ2がエアロゾル生成装置1に挿入されていない場合にも、エアロゾル生成装置1はヒーター13を加熱することができる。
【0051】
バッテリ11は、エアロゾル生成装置1が動作するために使用される電力を供給する。例えば、バッテリ11は、ヒーター13又は蒸気化器14が加熱できるように電力を供給し、制御部12が動作するために必要な電力を供給することができる。また、バッテリ11は、エアロゾル生成装置1に設置されたディスプレイ、センサ、モータなどが動作するために必要な電力を供給することができる。
【0052】
制御部12は、エアロゾル生成装置1の動作を全般的に制御する。具体的に、制御部12は、検出部10、バッテリ11、ヒーター13及び蒸気化器14のみならず、エアロゾル生成装置1に含まれた他の構成の動作を制御する。また、制御部12は、エアロゾル生成装置1の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置1が動作可能な状態であるか否かを判断してもよい。
【0053】
一実施形態によれば、制御部120は、エアロゾル生成装置1に適用された制御プロファイルに基づいてヒーター13及び蒸気化器14などを制御することができる。
【0054】
制御部12は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、複数の論理ゲートのアレイで実現されてもよく、汎用的なマイクロプロセッサとこのマイクロプロセッサで行われるプログラムが格納されたメモリの組み合わせで実現されてもよい。また、別の形態のハードウェアで実現されることを、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解することができる。
【0055】
ヒーター13は、バッテリ11から供給された電力によって加熱され得る。例えば、巻きタバコがエアロゾル生成装置1に挿入される場合、ヒーター13は巻きタバコの外部に位置することができる。したがって、加熱されたヒーター13は、巻きタバコ内のエアロゾル生成物質の温度を上昇させることができる。
【0056】
ヒーター13は電気抵抗性ヒーターであってもよい。例えば、ヒーター13には電気伝導性トラック(track)を含み、電気伝導性トラックに電流の流れに応じてヒーター13が加熱し得る。しかし、ヒーター13は上述した例に限定されず、希望する温度まで加熱できれれば、制限されることなく該当する。ここで、希望温度は、エアロゾル生成装置1に予め設定されてもよく、ユーザによって所望する温度に設定されたり、特定の制御プロファイルが適用されたりすることにより設定されてもよい。
【0057】
一方、異なる例として、ヒーター13は誘導加熱式ヒーターであってもよい。具体的に、ヒーター13には巻タバコを誘導加熱方式で加熱するための電気伝導性コイルを含んでもよく、巻タバコは、誘導加熱式ヒーターによって加熱されるサセプターを含んでもよい。
【0058】
例えば、ヒーター13は、管型加熱要素、板型加熱要素、針型加熱要素又は棒型の加熱要素を含んでもよく、加熱要素の形に応じて巻タバコ2の内部又は外部を加熱することができる。
【0059】
また、エアロゾル生成装置1にはヒーター13が複数配置されてもよい。ここで、複数のヒーター13は巻タバコ2の内部に挿入されるように配置されてもよく、巻タバコ2の外部に配置されてもよい。また、複数のヒーター13のうちの一部は巻タバコ2の内部に挿入されるように配置され、残りは巻タバコ2の外部に配置されてもよい。また、ヒーター13の形状は、図2図4に示された形状に限定されることなく、様々な形状に製造されることができる。
【0060】
蒸気化器14は、液相組成物を加熱してエアロゾルを生成することができ、生成されたエアロゾルは、巻タバコ2を通過してユーザに伝達されることができる。言い換えれば、蒸気化器14によって生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置1の気流通路に沿って移動し、気流通路は、蒸気化器14によって生成されたエアロゾルが巻タバコを通過してユーザに伝達されるように構成できる。
【0061】
例えば、蒸気化器14は、液体格納部、液体伝達手段、及び加熱要素を含むが、これに限定されない。例えば、液体格納部、液体伝達手段、及び加熱要素は、独立的なモジュールとしてエアロゾル生成装置1に含まれてもよい。
【0062】
液体格納部は、液相組成物を格納することができる。例えば、液相組成物は、揮発性タバコ香り成分を含むタバコ含有物質を含む液体であってもよく、非タバコ物質を含む液体であってもよい。液体格納部は、蒸気化器14から着脱/付着されるように製造されてもよく、蒸気化器14と一体に製造されてもよい。
【0063】
例えば、液相組成物は、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、又は、ビタミン混合物を含んでもよい。香料は、メンソール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種の果物の香り成分などを含んでもよいが、これに制限されることはない。香味剤は、ユーザに様々な香味又は風味を提供できる成分を含む。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち少なくとも1つが混合されたものであるが、これに制限されることはない。また、液相組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含んでもよい。
【0064】
液体伝達手段は、液体格納部の液相組成物を加熱要素に伝達することができる。例えば、液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、多孔性セラミックのようなウィク(wick)であってもよいが、これに限定されない。
【0065】
加熱要素は、液体伝達手段によって伝達される液相組成物を加熱するための要素である。例えば、加熱要素は、金属熱線、金属熱板、セラミックヒーターなどが挙げられるが、これに限定されない。また、加熱要素は、ニクロム線のような伝導性フィラメントで構成されてもよく、液体伝達手段に巻かれる構造に配置されてもよい。加熱要素は、電流供給によって加熱され、加熱要素と接触した液体組成物に熱を伝達し、液体組成物を加熱することができる。その結果、エアロゾルが生成され得る。
【0066】
例えば、蒸気化器14は、カートマイザ(cartomizer)又はアタマイザ(atomizer)のように称されるが、これに限定されない。
【0067】
一方、エアロゾル生成装置1は、検出部10、バッテリ11、制御部12、ヒーター13、及び蒸気化器14の他に汎用的な構成をさらに含んでもよい。例えば、エアロゾル生成装置1は、視覚情報の出力可能なディスプレイ及び/又は触覚情報の出力のためのモータを含んでもよい。
【0068】
一実施形態によれば、検出部10は、1つ以上のバイオセンサを含む。例えば、バイオセンサは、血圧センサ、心電図センサ、血中酸素飽和度センサのうちの1つ以上を含んでもよい。バイオセンサはユーザの生体信号を測定できるセンサを含んでもよいが、記載された実施形態に限定されない。ユーザがエアロゾル生成装置1を握りしめた場合、ユーザの生体信号が測定され得る。
【0069】
一実施形態によれば、検出部10は、ユーザの体成分を測定できるセンサを含む。例えば、体成分は、骨格筋量、基礎消費量、体水分量、体脂肪量を含んでもよい。ユーザがエアロゾル生成装置1を握りしめた場合、ユーザの体成分が測定される。
【0070】
一実施形態によると、検出部10は、パフ検出センサ、温度検出センサ、巻タバコの挿入検出センサをさらに含んでもよい。また、エアロゾル生成装置1は、巻タバコ2が挿入された状態でも外気が流入されたり、内部気体が流出され得る構造で製造されたりすることができる。
【0071】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置1に温度検出センサがない場合、制御部12はヒーター13に対する抵抗値を測定し、測定された抵抗値に基づいてヒーター13の温度を予測できる。例えば、制御部120は、ヒーター13の材料固有のTCR(Temperature Coefficient of Resistance)を用いてヒーター13の温度を予測することができる。
【0072】
図2図4には図示していないが、エアロゾル生成装置1は、別途のクレードルと共にシステムを構成してもよい。例えば、クレードルは、エアロゾル生成装置1のバッテリ11の充電に用いられてもよい。又は、クレードルとエアロゾル生成装置1が結合された状態でヒーター13が加熱されてもよい。
【0073】
巻タバコ2は、一般的な燃焼型の巻タバコに類似している。例えば、巻タバコ2は、エアロゾル生成物質を含む第1部分とフィルタなどを含む第2部分に区分される。又は、巻タバコ2の第2部分にもエアロゾル生成物質が含まれてもよい。例えば、顆粒又はカプセルの形態に作られたエアロゾル生成物質が第2部分に挿入されてもよい。
【0074】
エアロゾル生成装置1の内部には第1部分の全体が挿入され、第2部分は外部に露出されている。又は、エアロゾル生成装置1の内部に第1部分の一部のみが挿入されてもよく、第1部分の全体及び第2部分の一部が挿入されてもよい。ユーザは、第2部分を口でくわえている状態でエアロゾルを吸入することができる。ここで、エアロゾルは、外気が第1部分を通過することにより生成され、生成されたエアロゾルは第2部分を通過してユーザの口に伝達される。
【0075】
一例として、外気は、エアロゾル生成装置1に形成された少なくとも1つの空気通路を介して流入することができる。例えば、エアロゾル生成装置1に形成された空気通路の開閉及び/又は空気通路の大きさはユーザによって調整され得る。そのため、煙霧量、喫煙感などがユーザによって調整され得る。異なる例として、外気は、巻タバコ2の表面に形成された少なくとも1つの孔(hole)を介して巻タバコ2の内部に流入されてもよい。
【0076】
以下、図5及び図6を参照すると、巻タバコ2の例を説明する。
【0077】
図5及び図6は、一例に係る巻タバコの例を示す図である。
【0078】
図5を参照すると、巻タバコ2は、タバコロッド21及びフィルタロッド22を含む。図2図4を参照して上述した第1部分21はタバコロッド21を含み、第2部分22はフィルタロッド22を含む。
【0079】
図5にはフィルタロッド22が単一のセグメントで図示されているが、これに限定されない。言い換えれば、フィルタロッド22は、複数のセグメントから構成されてもよい。例えば、フィルタロッド22は、エアロゾルを冷却するセグメント及びエアロゾル内に含まれている所定の成分をフィルタリングするセグメントを含んでもよい。また、必要に応じて、フィルタロッド22には、他の機能を行う少なくとも1つのセグメントをさらに含んでもよい。
【0080】
巻タバコ2の直径は5mm~9mmの範囲以内であり、長さは約48mmであってもよいが、これに限定されない。例えば、タバコロッド21の長さは約12mm、フィルタロッド22の第1セグメントの長さは約10mm、フィルタロッド22の第2セグメントの長さは約14mm、フィルタロッド22の第3セグメントの長さは約12mmであってもよいが、これに限定されない。
【0081】
巻タバコ2は、少なくとも1つのラッパー24によって包装される。ラッパー24には、外気が流入されたり内部気体が流出されたりする少なくとも1つの孔(hole)が形成されている。一例として、巻タバコ2は、1つのラッパー24によって包装されてもよい。異なる例として、巻タバコ2は、2以上のラッパー24によって重複的に包装されてもよい。例えば、第1ラッパー24aによってタバコロッド21が包装され、ラッパー24b,24c,24dによってフィルタロッド22が包装されてもよい。そして、単一ラッパー24eによって巻タバコ2の全体が再包装されてもよい。もし、フィルタロッド22が複数のセグメントから構成されれば、それぞれのセグメントがラッパー24b,24c,24dによって包装されることができる。
【0082】
第1ラッパー24a及び第2ラッパー24bは、一般的なフィルタ巻紙で製造されることができる。例えば、第1ラッパー24a及び第2ラッパー24bは、多孔質の巻紙又は無多孔質の巻紙であってもよい。また、第1ラッパー24a及び第2ラッパー24bは、耐油性を有する紙類及び/又はアルミニウム合紙包装制で製造されてもよい。
【0083】
第3ラッパー24cは、ハード巻紙で製造されることができる。例えば、第3ラッパー24cの坪量は88g/m~96g/mの範囲内に含まれてもよく、好ましくは90g/m~94g/mの範囲内に含まれてもよい。また、第3ラッパー24cの厚さは120um~130umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは125umであってもよい。
【0084】
第4ラッパー24dは耐油性ハード巻紙で製造されてもよい。例えば、第4ラッパー24dの坪量は88g/m~96g/mの範囲内に含まれてもよく、好ましくは90g/m~94g/mの範囲内に含まれてもよい。また、第4ラッパー24dの厚さは120um~130umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは125umであってもよい。
【0085】
第5ラッパー24eは滅菌紙(MFW)で製造されてもよい。ここで、滅菌紙(MFW)は、引張強度、耐水度、平滑度などが一般の紙よりも増進されるように特殊製造された紙を意味する。例えば、第5ラッパー24eの坪量は57g/m~63g/mの範囲内に含まれてもよく、好ましくは60g/mであってもよい。また、第5ラッパー24eの厚さは64um~70umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは67umであってもよい。
【0086】
第5ラッパー24eは、所定の物質が内添されることができる。ここで、所定の物質の例としてシリコンが挙げられるが、これに限定されない。例えば、シリコンは、温度による変化が少ない耐熱性、酸化されない耐酸化性、各種の薬品に対する抵抗性、水に対する撥水性、又は、電気絶縁性などの特性を有する。但し、シリコンでなくても、上述した特性を有する物質であれば、制限されることなく第5ラッパー24eに塗布(又は、コーティング)されることができる。
【0087】
第5ラッパー24eは、巻タバコ2が燃焼される現像を防止できる。例えば、タバコロッド21がヒーター13によって加熱されれば、巻タバコ2が燃焼する可能性がある。具体的に、タバコロッド21に含まれた物質のいずれか1つの発火点以上に温度が上昇する場合、巻タバコ2が燃焼する。このような場合にも、第5ラッパー24eは不燃性物質を含んでいるため、巻タバコ2が燃焼する現像が防止される。
【0088】
また、第5ラッパー24eは、巻タバコ2で生成される物質によってホルダが汚染されることが防止される。ユーザのパフによって、巻タバコ2内で液体物質が生成される。例えば、巻タバコ2で生成されたエアロゾルが外気によって冷却されることで、液体物質(例えば、水分など)が生成される。第5ラッパー24eが巻タバコ2を包装することにより、巻タバコ2内で生成された液体物質が巻タバコ2の外部に漏れることを防止できる。
【0089】
図5を参照してラッパー24a、24b、24c、24d、24eに対して説明したが、ラッパー24a、24b、24c、24d、24eの素材又は形状は記載された実施形態に限定されず、媒質(例えば、タバコロッド21)又はフィルタロッド(例えば、フィルタロッド22)を包むことができる様々な素材又は様々な形状であってもよい。
【0090】
タバコロッド21は、エアロゾル生成物質を含む。例えば、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、及びオレイルアルコールのうち少なくとも1つを含むが、これに限定されない。また、タバコロッド21は、風味剤、湿潤剤及び/又は有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含有することができる。また、タバコロッド21には、メンソール又は保湿剤などの加香液がタバコロッド21に噴射されることによって添加してもよい。
【0091】
タバコロッド21は多様に製造されることができる。例えば、タバコロッド21はシート(sheet)で製造されてもよく、ストランド(strand)で製造されてもよい。また、タバコロッド21は、タバコシートが細かく切られた刻草で製造されてもよい。また、タバコロッド21は、熱伝導物質によって囲まれてもよい。例えば、熱伝導物質は、アルミホイルのような金属ホイールであってもよいが、これに限定されない。一例として、タバコロッド21を包む熱伝導物質は、タバコロッド21に伝達される熱を等しく分散させてタバコロッドに加えられる熱伝導率を向上でき、これによりタバコの味を向上させることができる。また、タバコロッド21を包む熱伝導物質は、誘導加熱式ヒーターにより加熱されサセプターとしての機能を果たす。ここで、図面に示していないが、タバコロッド21は、外部を包む熱伝導物質の他にも追加のサセプターをさらに含んでもよい。
【0092】
フィルタロッド22は、アセチルセルロースフィルタであってもよい。一方、フィルタロッド22の形状には制限がない。例えば、フィルタロッド22は、円柱タイプのロッドであってもよく、内部に中空部を含むチューブタイプのロッドであってもよい。また、フィルタロッド22はリセースタイプのロッドであってもよい。もし、フィルタロッド22が複数のセグメントから構成された場合、複数のセグメントのうち少なくとも1つが異なる形状に製造されてもよい。
【0093】
フィルタロッド22の第1セグメントは、アセチルセルロースフィルタであってもよい。例えば、第1セグメントは、内部に中空部を含むチューブ形態の構造物であってもよい。第1セグメントによりヒーター13が挿入される場合、タバコロッド21の内部物質が後ろにずれる現像を防止することもでき、エアロゾルの冷却効果も発生し得る。第1セグメントに含まれた中空の直径は2mm~4.5mmの範囲内で適切な直径が採用されるが、これに限定されない。
【0094】
第1セグメントの長さは4mm~30mmの範囲内で適切な長さが採用されるが、これに限定されない。好ましくは、第1セグメントの長さは10mmであってもよいが、これに限定されない。
【0095】
第1セグメントの製造時に可塑剤の含量を調整することによって第1セグメントの硬度が調整され得る。また、第1セグメントは、内部(例えば、中空)に同一あるいは離型の材質のフイルム、チューブなどの構造物を挿入して製造されることができる。
【0096】
フィルタロッド22の第2セグメントは、ヒーター13がタバコロッド21を加熱することによって生成されたエアロゾルを冷却させる。したがって、ユーザは、適度な温度で冷却されたエアロゾルを吸入することができる。
【0097】
第2セグメントの長さ又は直径は、巻きタバコ2の形態に応じて多様に決定される。例えば、第2セグメントの長さは7mm~20mmの範囲内で適切に採用されてもよい。好ましくは、第2セグメントの長さは約14mmであってもよいが、これに限定されない。
【0098】
第2セグメントは、ポリマー繊維を製織して製造できる。この場合、ポリマーで製造された繊維に加香液を塗布してもよい。又は、加香液の塗布された別途の繊維とポリマーで製造された繊維を共に製織して第2セグメントを製造してもよい。又は、第2セグメントは、巻軸されたポリマーシートによって形成されてもよい。
【0099】
例えば、ポリマーは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリ乳酸(PLA)、アセチルセルロース(CA)及びアルミホイルからなる群より選択された材料で製造されることができる。
【0100】
第2セグメントが製織されたポリマー繊維又は巻軸されたポリマーシートによって形成されることにより、第2セグメントは縦方向に延びる単数又は複数のチャネルを含んでもよい。ここで、チャネルは、気体(例えば、空気又はエアロゾル)が通過する通路を意味する。
【0101】
例えば、巻軸されたポリマーシートからなる第2セグメントは、約5μmと約300μmとの間、例えば、約10μmと約250μmとの間の厚さを有する材料から形成される。また、第2セグメントの全表面積は約300mm/mmと約1000mm/mmとの間であってもよい。なお、エアロゾル冷却要素は、比表面積が約10mm/mgと約100mm/mgとの間の材料から形成されてもよい。
【0102】
一方、第2セグメントには、揮発性の香味成分を含有するスレッド(thread)が含まれてもよい。ここで、揮発性の香味成分はメントールであってもよいが、これに制限されることはない。例えば、スレッドには、1.5mg以上のメントールを第2セグメントに提供するために、十分な量のメントールが充填され得る。
【0103】
フィルタロッド22の第3セグメントは、アセチルセルロースフィルタであってもよい。第3セグメントの長さは4mm~20mmの範囲内で適切に採用され得る。例えば、第3セグメントの長さは約12mmであってもよいが、これに限定されない。
【0104】
第3セグメントを製造する過程において、第3セグメントに加香液を噴射することによって香味が発生されるように製造してもよい。又は、加香液の塗布された別途の繊維を第3セグメントの内部に挿入してもよい。タバコロッド21で生成されたエアロゾルは、フィルタロッド22の第2セグメントを通過することにより冷却され、冷却されたエアロゾルが第3セグメントを介してユーザに伝達される。したがって、第3セグメントに加香要素が添加される場合、ユーザに伝達される香味の持続性が増進されるという効果が発生する。
【0105】
また、フィルタロッド22には少なくとも1つのカプセル23が含まれてもよい。ここで、カプセル23は香味を発生させる機能を行ってもよく、エアロゾルを発生させる機能を行ってもよい。例えば、カプセル23は、香料を含む液体を被膜で包んだ構造であってもよい。カプセル23は、球状又は円筒状の形状を有し得るが、これに制限されることはない。
【0106】
図6を参照すると、巻タバコ3は、せん断プラグ33をさらに含む。せん断プラグ33は、タバコロッド31において、フィルタロッド32に対向する一側に配置される。せん断プラグ33はタバコロッド31が外部に離脱することを防止し、喫煙中にタバコロッド31から液相化されたエアロゾルがエアロゾル発生装置(例えば、図2図4のエアロゾル生成装置1)に流れ込むことを防止する。
【0107】
フィルタロッド32は、第1セグメント32a及び第2セグメント32bを含む。ここで、第1セグメント32aは、図5のフィルタロッド22の第1セグメントに対応し、第2セグメント32bは、図5のフィルタロッド22の第3セグメントに対応する。
【0108】
巻タバコ3の直径及び全長は、図5に示す巻タバコ2の直径及び全長に対応する。例えば、せん断プラグ33の長さは約7mm、タバコロッド31の長さは約15mm、第1セグメント32aの長さは約12mm、第2セグメント32bの長さは約14mmであってもよいが、これに限定されない。
【0109】
巻タバコ3は、少なくとも1つのラッパー35によって包装される。ラッパー35には外気が流入されたり内部気体が流出されたりする少なくとも1つの孔が形成されることができる。例えば、第1ラッパー35aによってせん断プラグ33が包装され、第2ラッパー35bによってタバコロッド31が包装され、第3ラッパー35cによって第1セグメント32aが包装され、第4ラッパー35dによって第2セグメント32bが包装される。そして、第5ラッパー35eによって巻タバコ3の全体が再包装されることができる。
【0110】
また、第5ラッパー35eには、少なくとも1つの穿孔36が形成されることができる。例えば、穿孔36は、タバコロッド31を包む領域に形成されるが、これに制限されることはない。穿孔36は、図3及び図4に示されたヒーター13により形成された熱をタバコロッド31の内部に伝達する役割を果たす。
【0111】
また、第2セグメント32bには少なくとも1つのカプセル34が含まれてもよい。ここで、カプセル34は香味を発生させる機能を行ってもよく、エアロゾルを発生させる機能を行ってもよい。例えば、カプセル34は、香料を含む液体を被膜で包んだ構造であってもよい。カプセル34は、球状又は円筒状の形状を有するが、これに制限されることはない。
【0112】
第1ラッパー35aは、一般的なフィルタ巻紙にアルミホイルのような金属ホイールが結合されたものであってもよい。例えば、第1ラッパー35aの全体の厚さは45um~55umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは50.3umであってもよい。また、第1ラッパー35aの金属ホイールの厚さは6um~7umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは6.3umであってもよい。また、第1ラッパー35aの坪量は50g/m~55g/mの範囲内に含まれてもよく、好ましくは53g/mであってもよい。
【0113】
第2ラッパー35b及び第3ラッパー35cは、一般的なフィルタ巻紙で製造されることができる。例えば、第2ラッパー35b及び第3ラッパー35cは、多孔質の巻紙又は無多孔質の巻紙であってもよい。
【0114】
例えば、第2ラッパー35bの多孔度は35000CUであってもよいが、これに制限されることはない。また、第2ラッパー35bの厚さは70um~80umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは78umであってもよい。また、第2ラッパー35bの坪量は20g/m~25g/mの範囲内に含まれてもよく、好ましくは23.5g/mであってもよい。
【0115】
例えば、第3ラッパー35cの多孔度は24000CUであってもよいが、これに制限されることはない。また、第3ラッパー35cの厚さは60um~70umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは68umであってもよい。また、第3ラッパー35cの坪量は20g/m~25g/mの範囲内に含まれてもよく、好ましくは21g/mであってもよい。
【0116】
第4ラッパー35dは、PLA合紙で製造されることができる。ここで、PLA合紙は、紙層、PLA層及び紙層を含む3重の紙を意味する。例えば、第4ラッパー35dの厚さは100um~120umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは110umであってもよい。また、第4ラッパー35dの坪量は80g/m~100g/mの範囲内に含まれてもよく、好ましくは88g/mであってもよい。
【0117】
第5ラッパー35eは、滅菌紙(MFW)で製造されてもよい。ここで、滅菌紙(MFW)は、引張強度、耐水度、平滑度などが一般の紙よりも増進されるように特殊製造された紙を意味する。例えば、第5ラッパー35eの坪量は57g/m~63g/mの範囲内に含まれてもよく、好ましくは60g/mであってもよい。また、第5ラッパー35eの厚さは、64um~70umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは67umであってもよい。
【0118】
第5ラッパー35eは、所定の物質が内添されてもよい。ここで、所定の物質の例としてシリコンが挙げられるが、これに限定されない。例えば、シリコンは、温度による変化が少ない耐熱性、酸化されない耐酸化性、各種の薬品に対する抵抗性、水に対する撥水性、又は、電気絶縁性などの特性を有する。但し、シリコンでなくても、上述した特性を有する物質であれば、制限されることなく第5ラッパー35eに塗布(又は、コーティング)されることができる。
【0119】
図6を参照してラッパー35a、35b、35c、35d、35eに対して説明したが、ラッパー35a、35b、35c、35d、35eの素材又は形状は記載された実施形態に限定されず、せん断プラグ、タバコロッド31又はフィルタロッド32を包むことができる様々な素材又は様々な形状であってもよい。
【0120】
せん断プラグ33は、アセチルセルロースで製造されることができる。一例として、せん断プラグ33は、アセチルセルローストウに可塑剤(例えば、トリアセチン)を加えて製造してもよい。アセチルセルローストウを構成するフィラメントのモノデニール(mono denier)は1.0~10.0の範囲内に含まれてもよく、好ましくは4.0~6.0の範囲内に含まれてもよい。さらに好ましくは、せん断プラグ33のフィラメントのモノデニールは5.0であってもよい。また、せん断プラグ33を構成しているフィラメントの断面はY字型であってもよい。せん断プラグ33のトータルデニール(total denier)は20000~30000の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、25000~30000の範囲内に含まれてもよい。さらに好ましくは、せん断プラグ33のトータルデニールは28000であってもよい。
【0121】
また、必要に応じて、せん断プラグ33は少なくとも1つのチャネルを含んでもよく、チャネルの断面形状は多様に製造され得る。
【0122】
タバコロッド31は、図5を参照して上述したタバコロッド21に対応する。したがって、以下では、タバコロッド31に対する具体的な説明は省略する。
【0123】
第1セグメント32aは、アセチルセルロースで製造されることができる。例えば、第1セグメントは内部に中空を含むチューブ形態の構造物であってもよい。第1セグメント32aは、アセチルセルローストウに可塑剤(例えば、トリアセチン)を加えて製造されることができる。例えば、第1セグメント32aのモノデニール及びトータルデニールは、せん断プラグ33のモノデニール及びトータルデニールと同一であってもよい。
【0124】
第2セグメント32bは、アセチルセルロースで製造されることができる。第2セグメント32bを構成しているフィラメントのモノデニールは1.0~10.0の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、8.0~10.0の範囲内に含まれてもよい。さらに好ましくは、第2セグメント32bのフィラメントのモノデニールは9.0であってもよい。また、第2セグメント32bのフィラメントの断面はY字型であってもよい。第2セグメント32bのトータルデニールは20000~30000の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、25000であってもよい。
【0125】
図7は、他の例に係るエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0126】
一実施形態に係るエアロゾル生成装置8は、ハウジング80、検出部81、固体型カートリッジ(又は、液体型カートリッジ)82、コイル83、及びバッテリ84を含む。図2図6を参照して上述したエアロゾル生成装置1とは異なる方式で動作することができる。例えば、コイル83は、バッテリ84からエネルギーの供給を受けて熱を発生させることができる。コイル83によって発生した熱を用いて、交替型カートリッジ82はエアロゾルを生成することができる。ユーザは、孔(opening)81を介して生成されたエアロゾルを吸入することができる。
【0127】
一実施形態に係る検出部81に対する説明は、図2図4を参照して上述した検出部10に対する説明に代替されることができる。
【0128】
図8は、更なる例に係るエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0129】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置9は、制御部91、検出部92、出力部93、バッテリ94、ヒーター95、ユーザ入力部96、メモリ97及び通信部98を含む。但し、エアロゾル生成装置9の内部構造は、図8に示されたものに制限されない。すなわち、エアロゾル生成装置9の設計に応じて、図8に示された構成のうち一部が省略されたり新しい構成がさらに追加されたりし得ることを、本実施形態に関する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解することができる。
【0130】
検出部92は、エアロゾル生成装置9の状態又はエアロゾル生成装置9周辺の状態を検出し、検出された情報を制御部91に伝達することができる。制御部91は、前記検出された情報に基づいて、ヒーター95の動作制御、喫煙の制限、エアロゾル生成物品(例えば、巻タバコ、カートリッジなど)の挿入の有無判断、通知表示などのような様々な機能が行われるようにエアロゾル生成装置9を制御することができる。
【0131】
検出部92は、温度センサ92a、挿入検出センサ92b及びパフセンサ92cのうち少なくとも1つを含むが、これに制限されることはない。例えば、検出部92は、図2図8を参照して上述した検出部10又は検出部81のセンサを含んでもよい。
【0132】
温度センサ92aは、ヒーター95(又は、エアロゾル生成物質)が加熱する温度を検出することができる。エアロゾル生成装置9は、ヒーター95の温度を検出する別途の温度センサを含んだり、ヒーター95そのものが温度センサの役割を行ったりしてもよい。又は、温度センサ92aは、バッテリ94の温度をモニタリングするようにバッテリ94の周辺に配置されたものであってもよい。
【0133】
挿入検出センサ92bは、エアロゾル生成物品の挿入及び/又は除去を検出することができる。例えば、挿入検出センサ92bは、フィルムセンサ、圧力センサ、光センサ、抵抗性センサ、容量性センサ、誘導性センサ、及び赤外線センサのうち少なくとも1つを含んでもよく、エアロゾル生成物品が挿入及び/又は除去されることによる信号変化を検出することができる。
【0134】
パフセンサ92cは、気流通路又は気流チャネルの様々な物理的変化に基づいてユーザのパフを検出することができる。例えば、パフセンサ92cは、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化及び圧力変化のいずれか1つに基づいてユーザのパフを検出することができる。
【0135】
検出部92は、前述したセンサ92a~92cの他に、温度/湿度センサ、気圧センサ、地磁気センサ(magnetic sensor)、加速度センサ(acceleration sensor)、ジャイロスコープセンサ、位置センサ(例えば、GPS)、近接センサ、及びRGBセンサ(illuminance sensor)のうち少なくとも1つをさらに含んでもよい。角度センサの機能は、その名称から当業者が直観的に推論できるため、具体的な説明は省略する。
【0136】
出力部93は、エアロゾル生成装置9の状態に関する情報を出力してユーザに提供することができる。出力部93は、ディスプレイ部93a、ハプティック部93b及び音響出力部93cのうち少なくとも1つを含むが、これに限定されることはない。ディスプレイ部93aとタッチパッドがレイヤ構造をなしてタッチスクリーンから構成されている場合、ディスプレイ部93aは、出力装置以外に入力装置として使用されてもよい。例えば、ユーザ(例えば、図1の販売者120又はターゲットユーザ130)は、ディスプレイ部93aを介して制御プロファイルを生成したり又は制御プロファイルに対するレビューを入力したりすることができる。
【0137】
ディスプレイ部93aは、エアロゾル生成装置9に関する情報をユーザに視覚的に提供することができる。例えば、エアロゾル生成装置9に関する情報は、エアロゾル生成装置9のバッテリ94の充電/放電状態、ヒーター95の予熱状態、エアロゾル生成物品の挿入/除去状態又はエアロゾル生成装置9の使用が制限される状態(例えば、異常物品の検出)などの様々な情報を意味し、ディスプレイ部93aは、前記情報を外部に出力することができる。異なる例として、ディスプレイ部93aは、制御プロファイルの生成のためのGUI(graphic user interface)又は制御プロファイルのレビューのためのGUIを出力することができる。ディスプレイ部93aは、例えば、液晶ディスプレイパネル(LCD)、有機発光ディスプレイパネル(OLED)などであってもよい。また、ディスプレイ部93aはLED発光素子状態であってもよい。
【0138】
ハプティック部93bは、電気的信号を機械的な刺激又は電気的な刺激に変換してエアロゾル生成装置9に関する情報をユーザに触覚的に提供することができる。例えば、ハプティック部93bは、モータ、圧電素子、又は、電気刺激装置を含んでもよい。
【0139】
音響出力部93cは、エアロゾル生成装置9に関する情報をユーザに聴覚的に提供することができる。例えば、音響出力部93cは、電気信号を音響信号に変換して外部に出力することができる。
【0140】
バッテリ94は、エアロゾル生成装置9が動作するために使用される電力を供給する。バッテリ94は、ヒーター95が加熱できるように電力を供給する。また、バッテリ94は、エアロゾル生成装置9内に備えられた異なる構成(例えば、検出部92、出力部93、ユーザ入力部96、メモリ97、及び通信部98)の動作に必要な電力を供給することができる。バッテリ94は、充電可能なバッテリや使い捨てバッテリであってもよい。例えば、バッテリ94は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリであってもよいが、これに制限されることはない。
【0141】
ヒーター95は、バッテリ94から電力が供給されてエアロゾル生成物質を加熱する。図8に図示されていないが、エアロゾル生成装置9は、バッテリ94の電力を変換してヒーター95に供給する電力変換回路(例えば、DC/DCコンバータ)をさらに含んでもよい。また、エアロゾル生成装置9が誘導加熱方式でエアロゾルを生成する場合、エアロゾル生成装置9は、バッテリ94の直流電源を交流電源に変換するDC/ACコンバータをさらに含んでもよい。
【0142】
制御部91、検出部92、出力部93、ユーザ入力部96、メモリ97、及び通信部91は、バッテリ94から電力が供給されて機能を行うことができる。図8に図示されていないが、バッテリ94の電力を変換しそれぞれの構成要素に供給する電力変換回路、例えば、LDO(low dropout)回路又は電圧レギュレータ回路をさらに含んでもよい。
【0143】
一実施形態において、ヒーター95は、任意の適する電気抵抗性物質から形成されることができる。例えば、適する電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ナイオビウム、モリブデン、タングステン、スズ、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属又は金属合金であってもよいが、これに限定されない。また、ヒーター95は、金属熱線(Wire)、電気伝導性トラック(track)が配置された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などで具現されるが、これに制限されない。
【0144】
他の実施形態において、ヒーター95は、誘導加熱方式のヒーターであってもよい。例えば、ヒーター95は、コイルによって印加された磁場を介して発熱し、エアロゾル生成物質を加熱するサセプターを含む。
【0145】
一実施形態において、ヒーター95は、複数のヒーターを含んでもよい。例えば、ヒーター95は、巻タバコを加熱するための第1ヒーター及び液相を加熱するための第2ヒーターを含む。
【0146】
ユーザ入力部96は、ユーザから入力された情報を受信したり、ユーザに情報を出力したりすることができる。例えば、ユーザ入力部96は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線検出方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグイッチなどが挙げられるが、これに限定されることはない。また、図8に図示されていないが、エアロゾル生成装置9は、USB(universal serial bus)インターフェースなどのような接続インターフェース(connection interface)をさらに含み、USBインターフェースなどのような接続インターフェースを介して他の外部装置に接続して情報を送受信したり、バッテリ94を充電したりすることができる。
【0147】
メモリ97は、エアロゾル生成装置9内で処理される各種のデータを格納するハードウェアとして、制御部91で処理されたデータ及び処理されるデータを格納することができる。メモリ97は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(random access memory)SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの格納媒体を含む。メモリ97は、エアロゾル生成装置9の動作時間、最大のパフ回数、現在のパフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、ユーザの喫煙パターンに対するデータ及び制御プロファイルなどを格納することができる。
【0148】
通信部98は、他の電子装置との通信のための少なくとも1つの構成要素を含む。例えば、通信部98は、近距離通信部98a及び無線通信部98bを含む。
【0149】
近距離通信部(short-range wireless communication unit)98aは、ブルートゥース(登録商標)通信部、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信部、近距離無線通信部(Near Field Communication unit)、WLAN(ワイファイ(登録商標))通信部、ジグビー(登録商標)(Zigbee(登録商標))通信部、赤外線(IrDA、infrared Data Association)通信部、WFD(Wi-Fi Direct(登録商標))通信部、UWB(ultra wideband)通信部、Ant+通信部などを含むが、これに制限されることはない。
【0150】
無線通信部98bは、セルラーネットワーク通信部、インターネット通信部、コンピュータネットワーク(例えば、LAN又はWAN)通信部などを含むが、これに制限されることはない。無線通信部98bは、加入者情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI))を用いて通信ネットワーク内でエアロゾル生成装置9を確認及び認証してもよい。
【0151】
制御部91は、エアロゾル生成装置9の全般的な動作を制御することができる。一実施形態において、制御部91は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、複数の論理ゲートのアレイで実現されてもよく、汎用的なマイクロプロセッサとこのマイクロプロセッサで行われるプログラムが格納されたメモリの組み合わせで実現されてもよい。また、他の形態のハードウェアで実現され得ることを、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解することができる。
【0152】
制御部91は、バッテリ94を用いてヒーター95に供給される電力又は電流の量を制御することによってヒーター95の温度を制御することができる。特定の制御プロファイルが電子装置(例えば、図1の第2電子装置134)に適用された場合、適用された制御プロファイルによる加熱動作の変更は、制御部91の電力供給制御を介して行われることができる。
【0153】
一実施形態によれば、制御部91は、バッテリ94とヒーター95との間のスイッチング素子のスイッチングを制御することで電力供給を制御することができる。例えば、スイッチング素子のスイッチングは、PWM(Pulse-Width Modulation)のデューティ比率(duty ratio)に基づいて制御されることができる。異なる例として、スイッチング素子のスイッチングは、PFM(Pulse-Frequency Modulation)のパルスのオン/オフの時間の制御に基づいて制御されることができる。
【0154】
他の一実施形態によれば、制御部91の制御命令に応じて加熱直接回路がヒーター95に対する電力供給を制御してもよい。
【0155】
制御部91は、検出部92によって検出された結果を分析し、その後で行われる処理を制御することができる。例えば、制御部91は、検出部92によって検出された結果に基づいて、ヒーター95の動作が開示又は終了するようにヒーター95に供給される電力を制御できる。異なる例として、制御部91は、検出部92によって検出された結果に基づいてヒーター95が所定の温度まで加熱したり適切な温度を保持したりできるよう、ヒーター95に供給される電力量及び電力が供給される時間を制御することができる。
【0156】
制御部91は、検出部92によって検出された結果に基づいて出力部93を制御することができる。例えば、パフセンサ92cを介してカウントされたパフ回数が予め設定された回数に達すれば、制御部91は、ディスプレイ部93a、ハプティック部93b、及び音響出力部93cのうち少なくとも1つを介してユーザにエアロゾル生成装置9が直ちに終了することを予告する。
【0157】
一実施形態において、制御部91は、検出部92によって検出されたエアロゾル生成物品の状態に応じてヒーター95に対する電力供給時間及び/又は電力供給量を制御することができる。例えば、エアロゾル生成基質が過湿状態である場合、制御部91は誘導コイルに対する電力供給時間を制御し、エアロゾル生成基質が一般的な状態である場合よりも予熱時間を増加させることができる。異なる例として、エアロゾル生成装置9に特定の制御プロファイルが適用された場合にも、制御部91の検出部92によって検出されたエアロゾル生成装置9の状態による電力供給制御は、上述した実施形態と同様に行われることができる。
【0158】
図9は、一実施形態に係るサーバの構成図である。
【0159】
サーバ900は、通信部910、プロセッサ920及びメモリ930を含む。例えば、サーバ900は、図1を参照して上述したサーバ110であってもよい。
【0160】
通信部910は、プロセッサ920及びメモリ930に接続されてデータを送受信する。通信部910は、外部の他の装置に接続してデータを送受信することができる。以下、「A」を送受信するという表現は「Aを示す情報(information)又はデータ」を送受信することを示す。
【0161】
通信部910は、サーバ900内の回路網で実現することができる。例えば、通信部910は、 内部バス及び外部バスを含んでもよい。異なる例として、通信部910は、サーバ900と外部の装置を接続する要素であってもよい。通信部910はインターフェースであってもよい。通信部910は外部の装置からデータを受信し、プロセッサ920及びメモリ930にデータを送信する。
【0162】
プロセッサ920は、通信部910が受信したデータ及びメモリ930に格納されたデータを処理する。「プロセッサ」は目的とする動作を実行させるための物理的な構造を有する回路を有するハードウェアで具現されたデータ処理装置であってもよい。例えば、目的とする動作は、プログラムに含まれたコード又は命令を含んでもよい。例えば、ハードウェアで具現されたデータ処理装置は、マイクロプロセッサ(microprocessor)、中央処理装置(central processing unit)、プロセッサコア(processor core)、マルチ-コアプロセッサ(multi-core processor)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)を含んでもよい。
【0163】
プロセッサ920は、メモリ(例えば、メモリ930)に格納されたコンピュータで読出し可能なコード(例えば、ソフトウェア)及びプロセッサ920によって誘発された命令を実行する。
【0164】
メモリ930は、通信部910が受信したデータ及びプロセッサ920が処理したデータを格納する。例えば、メモリ930は、プログラム(又はアプリケーション、ソフトウェア)を格納してもよい。格納されるプログラムは、制御プロファイルを管理できるようにコーディングされてプロセッサ920によって実行可能なシンタックス(syntax)の集合であってもよい。
【0165】
一態様によれば、メモリ930は1つ以上の揮発性メモリ、不揮発性メモリ、及びRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ及び光学ディスクドライブを含んでもよい。
【0166】
メモリ930は、サーバ900を動作させる命令語セット(例えば、ソフトウェア)を格納する。サーバ900を動作させる命令語セットはプロセッサ920によって実行される。
【0167】
図10は、一実施形態に係る制御プロファイルを管理する方法のフローチャートである。
【0168】
以下の動作1010~1030は、図9を参照して上述したサーバ900(例えば、図1のサーバ110)によって行われることができる。動作1010が行われる前に、第1ユーザ端末122又は第1電子装置124は、サーバ900と無線通信を用いて接続されてもよい。一態様によれば、第1ユーザ端末122と第1電子装置124は近距離通信を用いて接続されてもよい。例えば、第1ユーザ端末122と第1電子装置124は、ブルートゥース、ワイファイ又はNFC(Near Field Communication)を用いて接続されてもよい。
【0169】
第1電子装置124は図2図4のエアロゾル生成装置1、図7のエアロゾル生成装置8、図8のエアロゾル生成装置9、又は、図9のサーバ900であってもよい。
【0170】
動作1010において、サーバ900は、販売者120が生成した制御プロファイルを第1電子装置124又は第1ユーザ端末122から受信する。
【0171】
一実施形態によれば、販売者120がタッチスクリーンから構成されるディスプレイ部を含むエアロゾル生成装置である第1電子装置124を介して制御プロファイルを生成した場合、サーバ900は、無線通信を介して第1電子装置124から制御プロファイルを受信することができる。
【0172】
他の一実施形態によれば、販売者120がサーバ110の提供しているウェブ又はアプリケーションを介して第1ユーザ端末122上で制御プロファイルを生成した場合、サーバ900は、無線通信を介して第1ユーザ端末122から制御プロファイルを受信することができる。
【0173】
更なる一実施形態によれば、ユーザ120がエアロゾル生成装置である第1電子装置124を介して制御プロファイルを生成したが、第1電子装置124がサーバ900と直接通信できない場合、第1電子装置124と第1ユーザ端末122との間の近距離無線通信に基づいてサーバ110は、第1ユーザ端末122を経由して第1電子装置124から制御プロファイルを受信することができる。
【0174】
動作1020において、サーバ900は、第1ユーザ端末122又は第1電子装置124から受信された制御プロファイルを格納する。サーバ900に格納された制御プロファイルは、販売者120以外の他のユーザの間で共有するように、サーバ900に登録及び管理される。例えば、サーバ900は、制御プロファイルに対する1つ以上の項目に基づいて制御プロファイルを分類及び格納することができる。例えば、制御プロファイルが適用され得る製品モデル又は製造者(例えば、販売者120)に基づいて分類されてもよい。
【0175】
一実施形態によれば、サーバ900は、1つ以上のユーザから受信した制御プロファイルに対するレビューに基づいて制御プロファイルのランキングをユーザに提供することができる。制御プロファイルに対するレビューは、制御プロファイルに関連して格納、登録、及び管理されてもよい。例えば、制御プロファイルのランキングは、制御プロファイルに対して登録されたレビューの個数、「いいね」の個数及び購買回数などに基づいて決定されてもよい。
【0176】
動作1030において、ターゲットユーザ130は、第2ユーザ端末132又は第2電子装置134を介してサーバ900に格納された複数の制御プロファイルのうちターゲット制御プロファイルを選択する。サーバ900がターゲット制御プロファイルに対するターゲットユーザ130の選択情報を受信すると、サーバ900は、選択されたターゲット制御プロファイルをターゲットユーザ130の第2ユーザ端末132又は第2電子装置134に送信することができる。第2電子装置134は、図2図4のエアロゾル生成装置1、図7のエアロゾル生成装置8、又は、図8のエアロゾル生成装置9であってもよい。
【0177】
一実施形態によれば、サーバ900と第2電子装置134との間の直接無線通信が可能な場合、サーバ900は、ターゲット制御プロファイルを第2電子装置134に直ちに送信することができる。
【0178】
他の一実施形態によれば、サーバ900と第2電子装置134との間の直接無線通信が不可能な場合、サーバ900は、第2ユーザ端末132を経由して第2電子装置134にターゲット制御プロファイルを送信することができる。
【0179】
ターゲットユーザ130は、ターゲット制御プロファイルを第2電子装置130に適用し、ターゲット制御プロファイルが適用された第2電子装置130は、ターゲット制御プロファイルに基づいてターゲットユーザ130にエアロゾルを提供することができる。
【0180】
一実施形態によれば、ターゲット制御プロファイルによりターゲットユーザ130に提供されるエアロゾルの提供態様が変わり得る。例えば、ターゲット制御プロファイルによりターゲットユーザ130に提供される焦げ味の強度、煙霧量、総喫煙時間などが変わり得る。ターゲットユーザ130は、ターゲット制御プロファイルを利用した後、ターゲット制御プロファイルに対するレビューを作成することができる。
【0181】
図11は、一例に係る制御プロファイルのレビューを管理する方法のフローチャートである。
【0182】
一実施形態によれば、図10を参照して上述した動作1030が実行された後、下記の動作1110及び1120がさらに行われる。
【0183】
動作1110において、サーバ900は、ターゲットユーザ130からターゲット制御プロファイルに対するレビューを受信する。ターゲットユーザ130は、動作1030の後にサーバ110から送信されたターゲット制御プロファイルが適用された第2電子装置134を使用し、ターゲット制御プロファイルによって第2電子装置134の加熱動作が特定の温度又は加熱時間に変更された喫煙経験をすることができる。ターゲット制御プロファイルごとにユーザが経験する喫煙の感じが変わり得る。
【0184】
一実施形態によれば、サーバ900が受信するレビューは、ターゲット制御プロファイルが適用される第2電子装置134に対するレビューを含む。
【0185】
例えば、ターゲットユーザ900は、第2電子装置134を介してサーバ900にターゲット制御プロファイルに対するレビューを直接送信することができる。異なる例として、第2電子装置134とサーバ900と間の直接無線通信ができない場合、ターゲットユーザは、レビューを第2電子装置134に入力して、第2電子装置134とペアリングされた第2ユーザ端末132を介してサーバ900に送信されることができる。
【0186】
一実施形態によれば、レビューは様々な形態に入力されてもよい。例えば、レビューは、第2電子装置134のディスプレイ部を介して入力可能な「満足/不満足」などの2進形態であってもよい。異なる例として、レビューは、「不満足」、「通常」、又は、「満足」からなる3段階のうちの1つを選択する形態であってもよい。更なる例として、レビューは文章の形態であってもよい。
【0187】
動作1120において、サーバ900は、受信したレビューをターゲット制御プロファイルに関連して登録する。登録されたレビューは、ターゲットプロファイルに関連して他のユーザが見ることができるように格納及び開示されてもよい。
【0188】
図12は、一例に係るフォロー機能に基づいた制御プロファイルの選択及び補償を提供する方法のフローチャートである。
【0189】
一実施形態によれば、以下の動作1210~1230は、図10を参照して上述した動作1030が行われる前に行われてもよい。
【0190】
動作1210において、サーバ900は、ユーザ間のフォロー(follow)機能を提供する。フォロー機能は、ユーザが他のユーザをフォローすること又はユーザが特定の制御プロファイルをフォローすることのうちの1つ以上を含む。サーバ900は、ユーザ間のアンフォロー(un-follow)機能を追加的に提供してもよい。
【0191】
動作1220において、サーバ900は、フォロー機能に基づいてユーザのフォローランキングをターゲットユーザに提供する。フォローランキングは、ユーザのランキング又は制御プロファイルのランキングのうちの1つ以上を含んでもよい。例えば、ターゲットユーザは、フォローランキングに基づいて複数の制御プロファイルのうちターゲット制御プロファイルを選択してもよい。
【0192】
一実施形態によれば、フォローランキングは、全てのユーザに基本的に提供されたり、又は、該当の機能を所望するユーザにのみ提供されたりしてもよい。
【0193】
動作1230において、サーバ900は、ターゲットユーザ130からターゲット制御プロファイルに対する選択情報を受信する。例えば、ターゲットユーザ130がフォローランキングに基づいてターゲット制御プロファイルを選択した場合、サーバ900は、ターゲットユーザ130が選択したターゲット制御プロファイルをターゲットユーザ130の第2電子装置134に送信することができる。
【0194】
一実施形態によれば、サーバ900は、第2電子装置134との無線通信を介してターゲット制御プロファイルに対する選択情報を受信することができる。
【0195】
一実施形態によれば、サーバ900は、第1ユーザ端末132を経由して第1ユーザ端末132とペアリングされた第2電子装置134からターゲット制御プロファイルに対する選択情報を受信することができる。
【0196】
動作1240において、サーバ900は、販売者120に補償(reward)を提供する。補償が提供される販売者120は、ターゲットユーザ130によって該当の販売者が生成した制御プロファイルが選択された販売者120であってもよい。さらに、フォローランキングに基づいて販売者120に提供される補償が決定され得る。例えば、フォローランキングがさらに高いほど、販売者120に補償がさらに提供されることができる。補償は、サーバ900によって提供されるプラットフォームで利用可能なマイレージ、サイバーマネー、ポイント又は現金であってもよい。
【0197】
一実施形態によれば、販売者120が生成した制御プロファイルを他のユーザが選択する場合、販売者120は、ユーザランキングに寄与可能なポイントが積立てられる。
【0198】
図13は、一例に係る電子装置に制御プロファイルが適用される方法のフローチャートである。
【0199】
以下の動作1310~動作1340は、第2電子装置134によって行われることができる。
【0200】
動作1310において、第2電子装置134は、ターゲットユーザ130から受信したターゲット制御プロファイルに対する選択情報をサーバ900に送信する。
【0201】
一実施形態によれば、第2電子装置134は、無線通信を用いてサーバ900にターゲット制御プロファイルに対する選択情報を送信することができる。
【0202】
一実施形態によれば、第2電子装置134は、第2ユーザ端末132と近距離無線通信に基づいて第2ユーザ端末132を経由し、サーバ900にターゲット制御プロファイルに対する選択情報を送信することができる。
【0203】
動作1320において、第2電子装置134は、サーバ900からターゲットユーザ130が選択したターゲット制御プロファイルを受信する。
【0204】
一実施形態によれば、第2電子装置134は、無線通信を用いてサーバ900からターゲット制御プロファイルを受信することができる。
【0205】
一実施形態によれば、第2電子装置134は、ユーザ端末132を経由してサーバ900からターゲット制御プロファイルを受信することができる。
【0206】
動作1330において、第2電子装置134は、ターゲット制御プロファイルを第2電子装置134に適用する。
【0207】
動作1340において、第2電子装置134は、ターゲット制御プロファイルに基づいてターゲットユーザ130にエアロゾルを提供する。
【0208】
一実施形態によれば、ターゲットユーザ130が選択したターゲット制御プロファイルの適用可能な製品モデルが第2電子装置134の製品モデルとは異なる場合(又は、互換できない場合)ターゲット制御プロファイルが第2電子装置134に適用されないことがある。この場合、第2電子装置134は、既存の制御プロファイルに基づいてターゲットユーザ130にエアロゾルを提供することができる。
【0209】
図14は、一例に係る制御プロファイルのレビューをサーバに送信する方法のフローチャートである。
【0210】
一実施形態によれば、図13を参照して上述した動作1340が実行された後、下記の動作1410及び1420が第2電子装置134によって行われる。
【0211】
動作1410において、第2電子装置134は、ターゲットユーザ130からターゲット制御プロファイルに対するレビューを受信する。レビューは、様々な形態に受信されてもよい。例えば、レビューは、第2電子装置134のディスプレイ部を介して入力可能な「満足/不満足」などの2進形態であってもよい。異なる例として、レビューは「不満足」、「通常」、又は、「満足」からなる3段階のうちの1つを選択する形態であってもよい。更なる例として、レビューは文章の形態であってもよい。
【0212】
一実施形態によれば、第2電子装置134が受信するレビューは、ターゲット制御プロファイルが適用される第2電子装置134に対するレビューを含む。
【0213】
動作1420において、第2電子装置134は、ターゲットユーザ130から受信したレビューをサーバ900に送信する。
【0214】
一実施形態によれば、第2電子装置134は、無線通信を用いてサーバ900にレビューを送信することができる。
【0215】
一実施形態によれば、第2電子装置134は、ペアリングされた第2ユーザ端末132を経由してレビューをサーバ900に送信することができる。
【0216】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合わせて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0217】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組み合わせを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令したりすることができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化されたりすることができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行されたりし得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0218】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0219】
したがって、他の具現、他の実施形態及び特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。
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