(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-25
(45)【発行日】2024-12-03
(54)【発明の名称】垂直型メモリ装置
(51)【国際特許分類】
H10B 43/27 20230101AFI20241126BHJP
H10B 43/50 20230101ALI20241126BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20241126BHJP
H01L 29/788 20060101ALI20241126BHJP
H01L 29/792 20060101ALI20241126BHJP
【FI】
H10B43/27
H10B43/50
H01L29/78 371
(21)【出願番号】P 2020112565
(22)【出願日】2020-06-30
【審査請求日】2023-04-25
(31)【優先権主張番号】10-2019-0131640
(32)【優先日】2019-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】金森 宏治
(72)【発明者】
【氏名】姜 信煥
【審査官】小山 満
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-163981(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0350879(US,A1)
【文献】米国特許第9853038(US,B1)
【文献】米国特許第9991271(US,B2)
【文献】米国特許第9214569(US,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H10B 43/27
H10B 43/50
H01L 21/336
H01L 29/788
H01L 29/792
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の上面に垂直な第1方向に沿って前記基板上に互いに離隔して階段形状に積層されたゲート電極と、
前記ゲート電極を貫通して前記第1方向に延びたチャネルと、
前記ゲート電極のうちの1つである第1ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に接触し、前記第1ゲート電極の真下層に形成された第2ゲート電極の少なくとも一部を貫通する少なくとも1つの第1コンタクトプラグと、
前記少なくとも1つの第1コンタクトプラグとこれに対向する前記第1及び第2ゲート電極の側壁との間に形成されて前記第1コンタクトプラグと前記第2ゲート電極を絶縁させる第1スペーサーと、
前記ゲート電極のうち最下層に形成された第3ゲート電極よりも上に配設され、前記第1コンタクトプラグ及び前記第1スペーサーの底面に接触し、絶縁物質を含む第1埋込パターンとを備える、垂直型メモリ装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つの第1コンタクトプラグは、
前記第1ゲート電極及び前記第2ゲート電極の少なくとも一部を貫通する下部と、
前記下部上に形成されて、これに連結され、前記基板の上面に平行な第2方向に前記下部より大きい幅を有する上部とを含む、請求項1に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項3】
前記第1コンタクトプラグの前記上部の側壁をカバーし、前記第1スペーサーと同一な物質を含む第2スペーサーをさらに含む、請求項2に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項4】
前記第1スペーサーの最大厚さは前記第2スペーサーの厚さと同一である、請求項3に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項5】
前記第2スペーサーの外側壁に形成され、前記第1埋込パターンと同一な物質を含む第3スペーサーをさらに含む、請求項3に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項6】
前記第1埋込パターンは前記第2ゲート電極とその真下層のゲート電極との間に延びて、前記第2方向への幅は前記第3スペーサーの外側壁の間の距離と同一である、請求項5に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項7】
前記第1埋込パターンと同一な物質を含み、前記第1及び第2ゲート電極の間に形成されて前記第1スペーサーの外側壁を囲み、その外側壁がなす幅が前記第3スペーサーの外側壁がなす幅と同一な第2埋込パターンをさらに含む、請求項6に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項8】
前記第1埋込パターンは前記第2ゲート電極の真下層に形成された少なくとも1つのゲート電極を貫通する、請求項1に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項9】
前記第1スペーサー及び前記第1埋込パターンはシリコン酸化物を含む、請求項1に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項10】
前記ゲート電極各々の上面、下面、及び一部の側壁をカバーし、金属酸化物を含むブロッキングパターンをさらに含み、
前記第1スペーサーは前記第1コンタクトプラグと対向する前記第1及び第2ゲート電極各々の側壁に直接接触する、請求項1に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項11】
前記ゲート電極は各々、前記基板の上面に平行な第2方向に延び、
前記第1コンタクトプラグは前記第2方向に沿って前記ゲート電極のパッドを各々貫通するように複数個形成されている、請求項1に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項12】
前記ゲート電極のうちの相対的に下層のゲート電極のパッドを貫通する第1コンタクトプラグの底面の高さが前記ゲート電極のうちの相対的に上層のゲート電極のパッドを貫通する第1コンタクトプラグの底面の高さより低い、請求項11に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項13】
前記第1コンタクトプラグは各々、前記第2ゲート電極及びこれより下層に積層された少なくとも1つ以上の第
4ゲート電極をさらに貫通し、
前記ゲート電極のうちの相対的に上層のゲート電極のパッドを貫通する第1コンタクトプラグが貫通する前記第
4ゲート電極の個数は、前記ゲート電極のうちの相対的に下層のゲート電極のパッドを貫通する第1コンタクトプラグが貫通する前記第
4ゲート電極の個数より多いか同一である、請求項11に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項14】
前記基板上に形成された下部回路パターンと、
前記基板上に形成されて前記下部回路パターンをカバーする層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜上に形成された共通ソースプレート(CSP)をさらに含み、
前記ゲート電極は前記CSP上に形成されている、請求項1に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項15】
前記第3ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に接触し、前記CSPの一部まで延びる第2コンタクトプラグと、
前記第2コンタクトプラグに対向する前記第3ゲート電極の側壁から前記CSPの一部まで延びて、前記第2コンタクトプラグを囲む第
4スペーサーと、
前記CSP内に形成されて前記第2コンタクトプラグ及び前記第
4スペーサーの底面に接触する第1絶縁パターンをさらに含む、請求項14に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項16】
前記CSPと前記第3ゲート電極との間に順次に積層されたチャネル連結パターン及び支持膜をさらに含み、
前記第2コンタクトプラグ及び前記第
4スペーサーは前記チャネル連結パターン及び前記支持膜を貫通する、請求項15に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項17】
前記チャネルは前記CSP上で前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔するように複数個形成され、
前記チャネル連結パターンは前記チャネルに接触してこれらを互いに連結させる、請求項16に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項18】
前記第1ゲート電極のパッド、その下層に形成されたゲート電極、前記支持膜及び前記チャネル連結パターンを貫通して前記CSPに接触し、前記チャネル各々と同一な物質を含むダミーチャネルをさらに含む、請求項17に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項19】
前記ダミーチャネルは前記第1ゲート電極のパッド内で前記第1コンタクトプラグと離隔するように複数個形成されている、請求項18に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項20】
前記ゲート電極のうち、下から2番目の層に形成された第
5ゲート電極のパッド及び前記第3ゲート電極を貫通し、前記第
5ゲート電極の上面に接触し、前記支持膜の一部まで延びる第3コンタクトプラグと、
前記第3コンタクトプラグとこれに対向する前記第3及び第
5ゲート電極の側壁の間に形成されて前記第3コンタクトプラグと前記第3ゲート電極を絶縁させる第
5スペーサーと、
前記支持膜内に形成されて前記第3コンタクトプラグ及び前記第
5スペーサーの底面に接触する第2絶縁パターンをさらに含む、請求項16に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項21】
基板と、
前記基板の上面に垂直な垂直方向に沿って前記基板上に互いに離隔して階段形状に積層されたゲート電極と、
前記ゲート電極各々の上下面及び一部の側壁をカバーするブロッキングパターンと、
前記ゲート電極を貫通して前記垂直方向に延びたチャネルと、
前記ゲート電極のうちの1つである第1ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に直接接触し、前記第1ゲート電極の真下層に形成された第2ゲート電極の少なくとも一部を貫通するコンタクトプラグと、
前記コンタクトプラグとこれに対向する前記第1及び第2ゲート電極の側壁の間に形成されて前記コンタクトプラグと前記第2ゲート電極を絶縁させる第1スペーサー
と、
前記ゲート電極のうち最下層に形成された第3ゲート電極よりも上に配設され、前記コンタクトプラグ及び前記第1スペーサーの底面に接触し、絶縁物質を含む第1埋込パターンと、を含み、
前記ブロッキングパターンは前記コンタクトプラグに対向する前記第1及び第2ゲート電極各々の側壁をカバーせず、これによって前記第1スペーサーは前記コンタクトプラグと対向する前記第1及び第2ゲート電極各々の側壁に直接接触する、垂直型メモリ装置。
【請求項22】
前記コンタクトプラグは、
前記第1ゲート電極及び前記第2ゲート電極の少なくとも一部を貫通する下部と、
前記下部上に形成されてこれに連結され、前記基板の上面に平行な水平方向に前記下部より大きい幅を有する上部を含む、請求項21に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項23】
前記コンタクトプラグの前記上部の側壁をカバーし、前記第1スペーサーと同一な物質を含む第2スペーサーをさらに含む、請求項22に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項24】
前記ブロッキングパターンは前記垂直方向に前記第2スペーサーにオーバーラップされる前記第1ゲート電極の上面部分はカバーせず、これによって前記第2スペーサーは前記第1ゲート電極の上面部分に直接接触する、請求項23に記載の垂直型メモリ装置。
【請求項25】
基板上に形成された下部回路パターンと、
前記下部回路パターン上に形成された共通ソースプレート(CSP)と、
前記基板の上面に垂直な第1方向に沿って前記CSP上に互いに離隔して階段形状に積層されたゲート電極と、
前記ゲート電極を貫通して前記第1方向に延びたチャネルと、
前記ゲート電極のうちの1つである第1ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に接触し、前記第1ゲート電極の真下層に形成された第2ゲート電極の少なくとも一部を貫通する少なくとも1つの第1コンタクトプラグと、
前記少なくとも1つの第1コンタクトプラグとこれに対向する前記第1及び第2ゲート電極の側壁の間に形成されて前記第1コンタクトプラグと前記第2ゲート電極を絶縁させる第1スペーサーと、
前記ゲート電極のうち最下層に形成された第3ゲート電極よりも上に配設され、前記第1コンタクトプラグ及び前記第1スペーサーの底面に接触し、絶縁物質を含む第1埋込パターンと、
前記第3ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に接触し、前記CSPの一部まで延びる第2コンタクトプラグと、
前記第2コンタクトプラグに対向する前記第3ゲート電極の側壁から前記CSPの一部まで延びて、前記第2コンタクトプラグを囲む第
4スペーサーと、
前記CSP内に形成されて前記第2コンタクトプラグ及び前記第
4スペーサーの底面に接触する第1絶縁パターンを含む、垂直型メモリ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、垂直型メモリ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
VNANDフラッシュメモリ装置において、ゲート電極の上面に各々接触してこれに電気的に連結されるコンタクトプラグを形成するために開口を形成する時、これらが接触する前記ゲート電極の高さが異なって、これらを同時に形成する場合に、所望のゲート電極だけでなく、その下層のゲート電極もエッチングされて、これによって各コンタクトプラグが下層のゲート電極と電気的ショートしてしまうことが発生することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、改善された電気的特性を有する垂直型メモリ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前述した本発明の課題を達成するために、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置は、基板の上面に垂直な第1方向に沿って前記基板上に互いに離隔して階段形状に積層されたゲート電極、前記ゲート電極を貫通して前記第1方向に延びたチャネル、前記ゲート電極のうちの1つである第1ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に接触し、前記第1ゲート電極の真下層に形成された第2ゲート電極の少なくとも一部を貫通する第1コンタクトプラグ、前記第1コンタクトプラグとこれに対向する前記第1及び第2ゲート電極の側壁との間に形成されて前記第1コンタクトプラグと前記第2ゲート電極を絶縁させる第1スペーサー、及び前記第1コンタクトプラグ及び前記第1スペーサーの底面に接触して絶縁物質を含む第1埋込パターンを備えることができる。
【0005】
前述した本発明の課題を達成するために、他の例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置は、基板の上面に垂直な垂直方向に沿って前記基板上に互いに離隔して階段形状に積層されたゲート電極、前記ゲート電極各々の上下面及び一部の側壁をカバーするブロッキングパターン、前記ゲート電極を貫通して前記垂直方向に延びたチャネル、前記ゲート電極のうちの1つである第1ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に直接接触し、前記第1ゲート電極の真下層に形成された第2ゲート電極の少なくとも一部を貫通するコンタクトプラグ、及び前記コンタクトプラグとこれに対向する前記第1及び第2ゲート電極の側壁との間に形成されて前記コンタクトプラグと前記第2ゲート電極を絶縁させる第1スペーサーを含むことができ、前記ブロッキングパターンは前記コンタクトプラグに対向する前記第1及び第2ゲート電極各々の側壁をカバーせず、これによって前記第1スペーサーは前記コンタクトプラグと対向する前記第1及び第2ゲート電極各々の側壁に直接接触できる。
【0006】
前述した本発明の課題を達成するために、更に他の例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置は、基板上に形成された下部回路パターン、前記下部回路パターン上に形成された共通ソースプレート(CSP)、前記基板の上面に垂直な第1方向に沿って前記CSP上に互いに離隔して階段形状に積層されたゲート電極、前記ゲート電極を貫通して前記第1方向に延びたチャネル、前記ゲート電極のうちの1つである第1ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に接触し、前記第1ゲート電極の真下層に形成された第2ゲート電極の少なくとも一部を貫通する第1コンタクトプラグ、前記第1コンタクトプラグとこれに対向する前記第1及び第2ゲート電極の側壁との間に形成されて前記第1コンタクトプラグと前記第2ゲート電極を絶縁させる第1スペーサー、前記ゲート電極のうちの最下層に形成された第3ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に接触し、前記CSPの一部まで延びる第2コンタクトプラグ、前記第2コンタクトプラグに対向する前記第3ゲート電極の側壁から前記CSPの一部まで延びて前記第2コンタクトプラグを囲む第2スペーサー、及び前記CSPに形成されて前記第2コンタクトプラグ及び前記第2スペーサーの底面に接触する第1絶縁パターンを含むことができる。
【0007】
前述した本発明の課題を達成するために、更に他の例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置は、基板の上面に垂直な第1方向に沿って前記基板上に互いに離隔して階段形状に積層され、前記基板の上面に平行な第2方向に各々延びたゲート電極、前記ゲート電極を貫通して前記第1方向に延びたチャネル、及び前記ゲート電極のうちの対応する一部のゲート電極を各々貫通し、前記第2方向に沿って配置された第1コンタクトプラグを含むことができ、前記対応する一部のゲート電極は最上層に形成された第1ゲート電極、及びその下層に各々形成された第2ゲート電極を含むことができ、前記第1コンタクトプラグは各々、前記第1ゲート電極のパッドを貫通することができ、前記第1コンタクトプラグのうち、貫通する前記第1ゲート電極のパッドの高さが相対的に高いものが貫通する前記第2ゲート電極の個数は貫通する前記第1ゲート電極のパッドの高さが相対的に低いものが貫通する前記第2ゲート電極の個数より多いか同一であるとしうる。
【0008】
前述した本発明の課題を達成するために、更に他の例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置は、基板上に形成されたトランジスタ、前記基板上に形成されて前記トランジスタに電気的に連結された下部回路パターン、前記下部回路パターン上に形成された共通ソースプレート(CSP)、前記CSP上に積層されたチャネル連結パターン及び支持膜、前記基板の上面に垂直な第1方向に沿って前記支持膜上に互いに離隔して階段形状に積層されたゲート電極、前記CSP上で前記ゲート電極、前記支持膜及び前記チャネル連結パターンを貫通して前記第1方向に各々延びて、前記チャネル連結パターンにより互いに電気的に連結されたチャネル、前記ゲート電極のうちの1つである第1ゲート電極のパッドを貫通し、その上面に接触し、前記第1ゲート電極の真下層に形成された第2ゲート電極の少なくとも一部を貫通する第1コンタクトプラグ、前記第1コンタクトプラグとこれに対向する前記第1及び第2ゲート電極の側壁との間に形成されて前記第1コンタクトプラグと前記第2ゲート電極を絶縁させるスペーサー、前記第1コンタクトプラグ及び前記スペーサーの底面に接触し、絶縁物質を含む埋込パターン、前記第1ゲート電極のパッド内で前記第1コンタクトプラグと離隔し、前記第1方向に延びて前記第1ゲート電極の下層に各々形成されたゲート電極、前記支持膜及び前記チャネル連結パターンを貫通して前記CSPに接触するダミーチャネル、前記CSP上で前記第1方向に延びて、これに電気的に連結された第2コンタクトプラグ、及び前記下部回路パターンの一部上で前記第1方向に延びて、これに電気的に連結された貫通ビアを含むことができる。
【発明の効果】
【0009】
例示的な実施形態に従う前記垂直型メモリ装置は、各ゲート電極に電気的に連結される各上部コンタクトプラグが、そのゲート電極の下に形成される他のゲート電極と電気的に絶縁されることができ、これによって改善された電気的特性を有することができる。また、各上部コンタクトプラグは、所望のサイズに形成されても、隣り合って形成されるダミーチャネルと電気的に絶縁できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図2】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図3】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図4】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図5】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図6】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図7】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図8】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図9】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図10】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図11】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図12】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図13】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図14】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図15】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図16】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図17】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図18】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図19】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図20】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図21】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図22】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図23】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図24】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図25】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図26】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図27】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図28】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図29】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図30】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図31】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図32】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図33】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図34】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図35】
図1乃至
図35は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図36】例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置を説明するための断面図である。
【
図37】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図38】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図39】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図40】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図41】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図42】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図43】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図44】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図45】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図46】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図47】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図48】
図37乃至
図48は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。
【
図49】例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置を説明するための断面図である。
【
図50】
図50及び
図51は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置を説明するための断面図である。
【
図51】
図50及び
図51は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付の図面を参照して例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置及びその製造方法について詳細に説明する。本発明で、第1、第2などの用語が多様な構成要素の説明に使用されることがあるが、それらの構成要素はそれらの用語により限定されてはならない。それらの用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使われる。
【0012】
以下、発明の詳細な説明では(請求項は除外)、基板の上面に実質的に垂直な方向を第1方向と定義し、前記基板の上面に実質的に平行な水平方向のうち、互いに交差する2方向をそれぞれ第2及び第3方向と定義する。例示的な実施形態において、前記第2及び第3方向は互いに直交することができる。
【0013】
【0014】
【0015】
図1及び
図2を参照すると、基板100上に下部回路パターンを形成し、これをカバーする第1及び第2層間絶縁膜160、230を基板100上に順次に形成することができる。
【0016】
基板100は、例えば、シリコン、ゲルマニウム、シリコン-ゲルマニウムのような半導体物質、またはGaP、GaAs、GaSbなどのIII-V族化合物を含むことができる。一部の実施形態によれば、基板100はシリコン-オン-インシュレータ(SOI)基板またはゲルマニウム-オン-インシュレータ(GOI)基板でありえる。
【0017】
基板100は上部に素子分離パターン110が形成されたフィールド領域と、そうでないアクティブ領域105とに区分できる。素子分離パターン110は、例えば、STI工程により形成されることができ、例えばシリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。
【0018】
例示的な実施形態において、基板100は第1乃至第3領域(I、II、III)を含むことができる。第1領域(I)はメモリセルが形成されるセルアレイ領域でありえ、第2領域(II)は第1領域(I)を少なくとも部分的に囲みながら、前記メモリセルに電気信号を伝達する上部コンタクトプラグが形成される延長領域またはパッド領域でありえ、第3領域(III)は第2領域(II)を少なくとも部分的に囲みながら、前記上部コンタクトプラグを通じて前記メモリセルに電気信号を印加する上部回路パターンが形成される周辺回路領域でありえる。この際、第1及び第2領域(I、II)は共にセル領域を形成することができ、これによって第3領域(III)である前記周辺回路領域は前記セル領域を少なくとも部分的に囲むことができる。
図1及び
図2には各第1乃至第3領域(I、II、III)のうちの一部が図示されている。
【0019】
例示的な実施形態において、前記垂直型メモリ装置はCOP(Cell Over Peri)構造を有することができる。即ち、基板100上に前記下部回路パターンが形成されることができ、前記下部回路パターンの上に前記メモリセル、前記上部コンタクトプラグ、及び前記上部回路パターンが形成できる。
【0020】
前記下部回路パターンは、例えば、トランジスタ、下部コンタクトプラグ、下部配線、下部ビアなどを含むことができる。一実施形態において、基板100上に形成された第1下部ゲート構造物152及びこれに隣接するアクティブ領域105の上部に形成された第1不純物領域102を含む第1トランジスタ、及び基板100上に形成された第2下部ゲート構造物154及びこれに隣接するアクティブ領域105の上部に形成された第2不純物領域104を含む第2トランジスタが形成できる。
【0021】
図1及び
図2では前記第1及び第2トランジスタが基板100の第2領域(II)上に形成されたことが図示されているが、本発明の概念はこれに限定されず、前記第1及び第2トランジスタは基板100の第1領域(I)及び/又は第3領域(III)にも形成できる(
図9参照)。
【0022】
第1下部ゲート構造物152は基板100上に順次に積層された第1下部ゲート絶縁パターン122、第1下部ゲート電極132、及び第1下部ゲートマスク142を含むことができ、第2下部ゲート構造物154は基板100上に順次に積層された第2下部ゲート絶縁パターン124、第2下部ゲート電極134、及び第2下部ゲートマスク144を含むことができる。
【0023】
第1層間絶縁膜160は基板100上に形成されて前記第1及び第2トランジスタをカバーすることができ、これを貫通して第1及び第2不純物領域102、104に各々接触する第1及び第2下部コンタクトプラグ172、174が形成できる。
【0024】
第1及び第2下部配線182、184は第1層間絶縁膜160上に形成されて、それぞれ、第1及び第2下部コンタクトプラグ172、174の上面に接触できる。第1下部配線182上には第1下部ビア192、第3下部配線202、第3下部ビア212、及び第5下部配線222が順次に積層されることができ、第2下部配線184上には第2下部ビア194、第4下部配線204、第4下部ビア214、及び第6下部配線224が順次に積層できる。
【0025】
第1及び第2下部コンタクトプラグ172、174、第1乃至第4下部ビア192、194、212、214、及び第1乃至第6下部配線182、184、202、204、222、224は、金属、金属窒化物、金属シリサイド、不純物がドーピングされたポリシリコンなどの導電物質を含むことができる。
【0026】
第2層間絶縁膜230は第1層間絶縁膜160上に形成されて第1乃至第6下部配線182、184、202、204、222、224、及び第1乃至第4下部ビア192、194、212、214をカバーすることができる。第2層間絶縁膜230は、その下の第1層間絶縁膜160と共に下部層間絶縁膜構造物を形成することができ、これらは互いに同一な物質、例えばシリコン酸化物のような酸化物を含んで併合されることによって単一膜を形成することもできる。
【0027】
前記下部回路パターンを構成する各第1及び第2下部ゲート構造物152、154、第1及び第2下部コンタクトプラグ172、174、第1乃至第4下部ビア192、194、212、214、及び第1乃至第6下部配線182、184、202、204、222、224は陽刻パターン方法またはダマシン(damascene)工程により形成できる。
【0028】
図3を参照すると、第2層間絶縁膜230上に共通ソースプレート(common source plate:CSP)240及び第3層間絶縁パターン250を形成することができる。
【0029】
CSP240は第2層間絶縁膜230上に形成された後、基板100の第1及び第2領域(I、II)上のみに残留するようにパターニングできる。第3層間絶縁パターン250はCSP240をカバーする第3層間絶縁膜を第2層間絶縁膜230上に形成した後、CSP240の上面が露出するまで前記第3層間絶縁膜を平坦化することによって形成できる。
【0030】
CSP240は、例えば、n型不純物がドーピングされたポリシリコンを含むことができ、第3層間絶縁パターン250は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。
【0031】
以後、CSP240及び第3層間絶縁パターン250上に犠牲膜構造物290及び支持膜300を形成することができる。
【0032】
犠牲膜構造物290は順次に積層された第1乃至第3犠牲膜260、270、280を含むことができる。この際、第1及び第3犠牲膜260、280は、各々例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができ、第2犠牲膜270は、例えば、シリコン窒化物のような窒化物を含むことができる。
【0033】
支持膜300は第1乃至第3犠牲膜260、270、280に対してエッチング選択比を有する物質、例えば、n型の不純物がドーピングされたポリシリコンを含むことができる。但し、支持膜300は、例えば、n型の不純物がドーピングされた非晶質シリコンを堆積させた後、別途の熱処理工程を遂行するか、または、後に、他の膜の堆積工程で発生する熱により結晶化されて、n型の不純物がドーピングされたポリシリコンを含むように形成されることもできる。図示してはいないが、支持膜300の一部は犠牲膜構造物290を貫通してCSP240の上面に接触して支持パターン(図示せず)を形成することもできる。
【0034】
以後、支持膜300上に第1絶縁膜310及び第4犠牲膜320を前記第1方向に沿って交互に反復して積層することができ、これによって第1絶縁膜310及び第4犠牲膜320を含むモールド膜が形成できる。第1絶縁膜310は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができ、第4犠牲膜320は第1絶縁膜310に対して高いエッチング選択比を有する物質、例えばシリコン窒化物のような窒化物を含むことができる。
【0035】
図4を参照すると、最上層に形成された第1絶縁膜310上にエッチング阻止膜330を形成し、これを部分的にカバーするフォトレジストパターンをエッチング阻止膜330上に形成した後、これをエッチングマスクに使用してエッチング阻止膜330、最上層第1絶縁膜310、及びその下部の最上層第4犠牲膜320をエッチングする。これによって、最上層第4犠牲膜320の下に形成された第1絶縁膜310の一部が露出できる。
【0036】
前記フォトレジストパターンの面積を一定の割合で縮小させるトリミング(trimming)工程を遂行した後、前記縮小した面積を有するフォトレジストパターンをエッチングマスクに使用してエッチング阻止膜330、最上層第1絶縁膜310、最上層第4犠牲膜320、前記露出した第1絶縁膜310、及びその下の第4犠牲膜320をまたエッチングするエッチング工程を遂行する。前記トリミング工程及び前記エッチング工程を反復して遂行することによって、順次に積層された第4犠牲膜320及び第1絶縁膜310で各々構成される複数個の階段層を含み、全体的に階段形状を有するモールド(mold)が形成できる。
【0037】
以下では、“階段層”は外部に露出する部分だけでなく、外部に露出しない部分まで全て含んで、同一層に形成された第4犠牲膜320及び第1絶縁膜310全てを称することと定義し、前記各“階段層”のうち、上層“階段層”によりカバーされないので、外部に露出する部分は“階段”と定義する。例示的な実施形態において、前記階段は前記第2方向に沿って配置されることができ、延いては、前記第3方向に沿っても配置できる。
【0038】
前記モールドは基板100の第1及び第2領域(I、II)上で支持膜300上に形成されることができ、支持膜300の縁部の上面の一部は前記モールドによりカバーされず、露出できる。この際、前記モールドに含まれた各階段は基板100の第2領域(II)上に形成できる。
【0039】
図5を参照すると、前記モールド、前記露出した支持膜300の上面、犠牲膜構造物290の側壁、及びエッチング阻止膜330をカバーする第4層間絶縁膜340を第3層間絶縁パターン250及びCSP240上に形成し、最上層の第1絶縁膜310の上面が露出するまで第4層間絶縁膜340を平坦化することができる。これによって、エッチング阻止膜330は除去されることができ、前記モールドの側壁は第4層間絶縁膜340によりカバーできる。第4層間絶縁膜340は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。
【0040】
以後、前記モールドの上面及び第4層間絶縁膜340の上面に第5層間絶縁膜350を形成することができる。第5層間絶縁膜350は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。
【0041】
図6及び
図7を参照すると、第5層間絶縁膜350上に第1エッチングマスクを形成した後、これを使用するエッチング工程を遂行して、第5層間絶縁膜350、第1絶縁膜310、第4犠牲膜320、支持膜300、及び犠牲膜構造物290を貫通して基板100の第1領域(I)上に形成されたCSP240部分の上面を露出させるチャネルホール360を形成することができ、また第4及び第5層間絶縁膜340、350、第1絶縁膜310、第4犠牲膜320、支持膜300、及び犠牲膜構造物290を貫通して基板100の第2領域(II)上に形成されたCSP240部分の上面を露出させるダミーチャネルホール365を形成することができる。
【0042】
例示的な実施形態において、チャネルホール360は前記各第2及び第3方向に沿って互いに離隔するように複数個形成されることができ、前記ダミーチャネルホール365は前記モールドの各階段上で互いに離隔した複数個、例えば四角形の頂点に対応する位置に4個ずつ形成できる。
【0043】
前記第1エッチングマスクを除去した後、前記各チャネルホール360及び各ダミーチャネルホール365の側壁、CSP240の上面、及び第5層間絶縁膜350の上面に電荷貯蔵構造物膜及びチャネル膜を形成し、チャネルホール360及びダミーチャネルホール365の残り部分を詰める充填膜を前記チャネル膜上に形成する。以後、第5層間絶縁膜350の上面が露出するまで前記充填膜、前記チャネル膜、及び前記電荷貯蔵構造物膜を平坦化して、各チャネルホール360内に順次に積層された電荷貯蔵構造物370、チャネル380、及び充填パターン390を形成することができ、各ダミーチャネルホール365内には各チャネルホール360内に形成されるものと同一な構造物、即ち、順次に積層されたダミー電荷貯蔵構造物(図示せず)、ダミーチャネル385、及びダミー充填パターン(図示せず)が形成できる。
【0044】
例示的な実施形態において、電荷貯蔵構造物370はチャネル380の外側壁から基板100の上面に平行な水平方向に沿って順次に積層されたトンネル絶縁パターン、電荷貯蔵パターン、及び第1ブロッキングパターンを含むことができる。前記トンネル絶縁パターンは、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができ、前記電荷貯蔵パターンは、例えば、シリコン窒化物のような窒化物を含むことができ、前記第1ブロッキングパターンは、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。これに対応して、前記ダミー電荷貯蔵構造物やはりダミーチャネル385の外側壁から前記水平方向に沿って順次に積層されたダミートンネル絶縁パターン(図示せず)、ダミー電荷貯蔵パターン(図示せず)、及びダミー第1ブロッキングパターン(図示せず)を含むことができる。
【0045】
以後、各チャネルホール360の内部に順次に積層された電荷貯蔵構造物370、チャネル380、及び充填パターン390で構成される第1柱構造物の上部を除去して第1トレンチを形成し、また各ダミーチャネルホール365の内部に順次に積層された前記ダミー電荷貯蔵構造物、ダミーチャネル385及び前記ダミー充填パターンで構成される第2柱構造物の上部を除去して第2トレンチを形成することができ、前記第1及び第2トレンチをそれぞれ詰める第1及び第2キャッピングパターン400、405を形成することができる。第1及び第2キャッピングパターン400、405は、例えば、n型不純物がドーピングされたポリシリコンを含むことができる。
【0046】
以後、第5層間絶縁膜350上に第2エッチングマスクを形成し、これを使用して、その下の第5層間絶縁膜350、第1絶縁膜310の一部及び第4犠牲膜320の一部をエッチングすることによって、これらを貫通し、前記第2方向に延びる第1開口を形成した後、これを詰める第1分離パターン410を形成することができる。
【0047】
一実施形態において、第1分離パターン410は一部のチャネル380の上部を貫通することができる。また、第1分離パターン410は一部のチャネル380の上部だけでなく、第5層間絶縁膜350、上部の2つの層に形成された第4犠牲膜320、及び上部の2つの層に形成された第1絶縁膜310を貫通することができ、その下の1つの層に形成された第1絶縁膜310も部分的に貫通することができる。この際、第1分離パターン410は基板100の第1及び第2領域(I、II)上で前記第2方向に延びることができ、前記モールドに含まれた上層2つの階段層を貫通することができる。これによって、第1分離パターン410により上部2つの層に形成された第4犠牲膜320が前記第3方向に沿って互いに分離できる。
【0048】
図8及び
図9を参照すると、第5層間絶縁膜350、第1及び第2キャッピングパターン400、405、及び第1分離パターン410上に第6層間絶縁膜420を形成した後、例えば乾式エッチング工程により第4乃至第6層間絶縁膜340、350、420及び前記モールドを貫通する第2開口430を基板100の第1及び第2領域(I、II)に形成することができる。第6層間絶縁膜420は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。
【0049】
前記乾式エッチング工程は第2開口430が支持膜300の上面を露出させるまで遂行されることができ、延いては、これらの上部の一部まで貫通するように形成できる。第2開口430が形成されるにつれて、その側壁により前記モールドに含まれた第1絶縁膜310及び第4犠牲膜320が露出できる。
【0050】
例示的な実施形態において、第2開口430は基板100の第1及び第2領域(I、II)上で前記第2方向に延びることができ、前記第3方向に沿って複数個形成できる。第2開口430が形成されるにつれて、第1絶縁膜310は前記第2方向に延びる第1絶縁パターン315に変換されることができ、第4犠牲膜320は前記第2方向に延びる第4犠牲パターン325に変換できる。
【0051】
以後、第2開口430の側壁及び第6層間絶縁膜420上に第1スペーサー膜を形成した後、異方性エッチング工程により第2開口430の底面に形成された部分を除去して第1スペーサー440を形成することができ、これによって支持膜300の上面が部分的に露出できる。
【0052】
以後、前記露出した支持膜300部分及びその下の犠牲膜構造物290部分を除去することによって、第2開口430を下部に拡張することができる。これによって、第2開口430はCSP240の上面を露出させることができ、延いてはCSP240の上部の一部までも貫通することができる。
【0053】
例示的な実施形態において、第1スペーサー440は、例えば、不純物がドーピングされていない非晶質シリコンまたは不純物がドーピングされていないポリシリコンを含むことができる。但し、第1スペーサー440が不純物がドーピングされていない非晶質シリコンを含む場合、後に、他の膜の堆積工程で発生する熱により結晶化されてポリシリコンを含むように形成できる。
【0054】
犠牲膜構造物290が部分的に除去される時、第2開口430の側壁は第1スペーサー440によりカバーされるので、前記モールドに含まれた第1絶縁パターン315及び第4犠牲パターン325は除去されないとしうる。
【0055】
図10を参照すると、第2開口430を通じて犠牲膜構造物290を例えば、湿式エッチング工程により除去することができ、これによって第1ギャップ450が形成できる。
【0056】
前記湿式エッチング工程は、例えば、フッ酸(HF)及び/又は燐酸(H3PO4)を使用して遂行できる。
【0057】
第1ギャップ450が形成されるにつれて、支持膜300の底面及びCSP240の上面が露出できる。また、第1ギャップ450により電荷貯蔵構造物370の一部の側壁が露出することができ、露出した電荷貯蔵構造物370の側壁も前記湿式エッチング工程時に共に除去されてチャネル380の外側壁が露出できる。これによって、電荷貯蔵構造物370は前記モールドを貫通してチャネル380の大部分の外側壁をカバーする上部と、チャネル380の底面をカバーし、CSP240上部に形成された下部とに分離できる。
【0058】
図11を参照すると、第1スペーサー440を除去し、第2開口430の側壁及び第1ギャップ450内にチャネル連結層を形成することができ、以後、例えば、エッチバック工程を遂行して第2開口430内に形成された前記チャネル連結層部分を除去することによって、第1ギャップ450内にチャネル連結パターン460を形成することができる。
【0059】
チャネル連結パターン460が形成されるにつれて、前記第3方向に隣り合う第2開口430の間に形成されたチャネル380が互いに連結できる。チャネル連結パターン460は、例えば、n型の不純物がドーピングされた非晶質シリコンを含むことができ、後に、他の膜の堆積工程で発生する熱により結晶化されてn型の不純物がドーピングされたポリシリコンを含むことができる。
【0060】
一方、チャネル連結パターン460内にはエアーギャップ465が形成されてもよい。
【0061】
図12を参照すると、第2開口430により露出した第4犠牲パターン325を除去して、各層に形成された第1絶縁パターン315の間に第2ギャップを形成することができ、前記第2ギャップにより電荷貯蔵構造物370の外側壁の一部及び前記ダミー電荷貯蔵構造物の外側壁の一部が露出できる。
【0062】
例示的な実施形態によれば、燐酸(H3PO4)または硫酸(H2SO4)を使用する湿式エッチング工程により第4犠牲パターン325を除去することができる。
【0063】
以後、露出した電荷貯蔵構造物370及び前記ダミー電荷貯蔵構造物の外側壁、前記第2ギャップの内壁、第1絶縁パターン315の表面、支持膜300の側壁、チャネル連結パターン460の側壁、CSP240の上面、及び第6層間絶縁膜420の上面に第2ブロッキング膜を形成し、前記第2ブロッキング膜上にゲート電極膜を形成することができる。
【0064】
前記第2ブロッキング膜は、例えば、アルミニウム酸化物のような金属酸化物を含むことができる。前記ゲート電極膜は順次に積層されたゲートバリアー膜及びゲート導電膜を含むことができる。前記ゲートバリアー膜は金属窒化物を含むことができ、前記ゲート導電膜は金属を含むことができる。
【0065】
以後、前記ゲート電極膜を部分的に除去することによって、前記各第2ギャップの内部にゲート電極を形成することができる。例示的な実施形態によれば、前記ゲート電極膜は湿式エッチング工程により部分的に除去できる。
【0066】
例示的な実施形態において、前記ゲート電極は前記第2方向に延びることができ、前記第1方向に沿って互いに離隔するように複数個の層に積層されてゲート電極構造物を形成することができる。この際、前記ゲート電極構造物は前記各ゲート電極を階段層とする階段形状を有することができ、前記各階段層で上層の階段層によりオーバーラップされない部分である各階段、即ち前記第2方向への各末端部はパッドと称されることができる。
【0067】
また、前記ゲート電極構造物は前記第3方向に沿って複数個形成されることができ、これらは第2開口430により前記第3方向に互いに離隔できる。前記ゲート電極構造物は前記第1方向に沿って順次に形成された第1乃至第3ゲート電極482、484、486を含むことができる。例示的な実施形態において、第1ゲート電極482は最下層に形成されてグラウンド選択ライン(GSL)の役割を遂行することができ、第3ゲート電極486は最上層及びその下層に形成されてストリング選択ライン(SSL)の役割を遂行することができ、第2ゲート電極484は第1及び第3ゲート電極482、486の間の複数の層に各々形成されてワードラインの役割を遂行することができる。
【0068】
以後、第2開口430を詰める第2分離膜を前記第2ブロッキング膜上に形成し、第6層間絶縁膜420の上面が露出するまで前記第2分離膜及び前記第2ブロッキング膜を平坦化することによって、それぞれ、第2分離パターン490及び第2ブロッキングパターン470を形成することができる。第2分離パターン490は各第1乃至第3ゲート電極482、484、486を前記第3方向に分離させることができ、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。
【0069】
図13及び
図14を参照すると、基板100の第2領域(II)上で第4乃至第6層間絶縁膜340、350、420、一部の第1絶縁パターン315、及び一部のゲート電極をエッチングすることによって、これらを貫通して第1絶縁パターン315、支持膜300、及びCSP240をそれぞれ露出させる第3乃至第5開口502、504、506を形成することができる。
【0070】
例示的な実施形態において、第5開口506は第1ゲート電極482のパッドを貫通することができ、その下に形成された第1絶縁パターン315、支持膜300、チャネル連結パターン460、及びCSP240の一部を貫通することができる。第4開口504は最下層第2ゲート電極484のパッド及びその下の第1ゲート電極482を貫通することができ、これらの間及び第1ゲート電極482の下に形成された第1絶縁パターン315、及び支持膜300の一部を貫通することができる。第3開口502は前記第2方向に沿って互いに離隔するように複数個形成されることができ、各第3開口502は特定層に形成された第2ゲート電極484のパッド、その下の複数の第2ゲート電極484、及びこれらの間及びこれら下に形成された第1絶縁パターン315を貫通するか、または特定層の第3ゲート電極486のパッド、その下の第3ゲート電極486及び複数の第2ゲート電極484を貫通することができ、これらの間及びこれらの下に形成された第1絶縁パターン315を貫通することができる。
【0071】
第3乃至第5開口502、504、506は前記エッチング工程により同時に形成されることができ、これらが貫通する構造物の種類によってこれらの深さが互いに異なることができる。例示的な実施形態において、各第3及び第4開口502、504は前記第1方向に積層された少なくとも2つのゲート電極を貫通することができる。
【0072】
図15を共に参照すると、例示的な実施形態において、第3開口502は、基板100の第1領域(I)に近いほど、その深さはより浅くなりうるが、前記第1方向に積層された第2及び第3ゲート電極484、486を貫通する個数がより多いことがある。即ち、前記エッチング工程で金属成分を含むゲート電極よりは絶縁物質を含む第4層間絶縁膜340が相対的に速い速度で除去されることができ、これによって基板100の第1領域(I)から遠いほどその深さがより大きくなりうるが、貫通される前記ゲート電極の高さ差によって基板100の第1領域(I)から近いほど貫通される前記ゲート電極の個数はより多いことがある。
【0073】
図16を共に参照すると、各第3乃至第5開口502、504、506は前記ゲート電極の各階段を貫通するダミーチャネル385が各々形成されたダミーチャネルホール365の間に形成されることができ、各第3乃至第5開口502、504、506の第1直径(D1)は各ダミーチャネルホール365の第2直径(D2)と類似することができる。
【0074】
以下では、
図13のX及びY領域を各々示す断面図を参照して、第3開口502、及び第4及び第5開口504、506内に各々上部コンタクトプラグを形成する方法について詳細に説明する。但し、以下の図面では第5及び第6層間絶縁膜350、420は図示せず、これらは下の第4層間絶縁膜340と同一な物質を含んでこれと同一にエッチングできるので、これらに対する別途の説明はしない。
【0075】
図17及び
図18を参照すると、第3開口502は第4層間絶縁膜340、複数の第2ゲート電極484、例えば、3個層に各々形成された第2ゲート電極484、及びこれら上に形成された第1絶縁パターン315を貫通してその下の第1絶縁パターン315を露出させることができる。
【0076】
一方、第4開口504は第4層間絶縁膜340、最下層第2ゲート電極484、第1ゲート電極482、及びこれら上下に形成された第1絶縁パターン315を貫通して支持膜300を露出させることができる。また、第5開口506は第4層間絶縁膜340、第1ゲート電極482、これら上下に形成された第1絶縁パターン315、支持膜300及びチャネル連結パターン460を貫通してCSP240を露出させることができる。
【0077】
但し、第4開口504は最下層第2ゲート電極484及び第1ゲート電極482のみを貫通することで足りて、必ず支持膜300を露出させる必要はなく、第1ゲート電極482の下に形成された第1絶縁パターン315を露出させるのであってもよい。また、第5開口506は必ずCSP240を露出させる必要はなく、その上のチャネル連結パターン460や支持膜300を露出させるのであってもよい。
【0078】
図16、
図19、及び
図20を参照すると、例えば、湿式エッチング工程により第4層間絶縁膜340をエッチングすることによって、第3乃至第5開口502、504、506の上部幅を拡張することができ、この際、第3乃至第5開口502、504、506により露出した第1絶縁パターン315も部分的に除去されて、それぞれ、第3乃至第5ギャップ522、524、526が形成できる。以下では、各第3乃至第5開口502、504、506のうち、元の第1直径(D1)を有する下部と区別して第1直径(D1)より大きい第3直径(D3)を有する上部を第6乃至第8開口512、514、516と各々称することにする。
【0079】
例示的な実施形態において、第6乃至第8開口512、514、516の前記第2方向への幅は第2ゲート電極484の各階段、即ち各パッドの前記第2方向への幅よりは小さいか等しいとしうる。
【0080】
図21及び
図22を参照すると、第3乃至第5開口502、504、506及び第3乃至第5ギャップ522、524、526を詰める第2スペーサー膜530を第6乃至第8開口512、514、516の底面及び側壁及び第4層間絶縁膜340の上面に形成することができる。
【0081】
第2スペーサー膜530は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。
【0082】
図23及び
図24を参照すると、第2スペーサー膜530に、例えば、エッチバック工程を遂行することができ、この際、第2ブロッキングパターン470も部分的に除去されて、前記ゲート電極の上面を露出させることができる。
【0083】
具体的に、前記エッチバック工程により第6開口512の底面上に形成された第2スペーサー膜530部分、その下に形成された第2ゲート電極484のうちの最上層のものの上面に形成された第2ブロッキングパターン470部分、及び第3開口502に形成された第2スペーサー膜530の上部を除去することができ、これによって第6開口512の側壁に第2スペーサー532が形成されることができ、第3開口502の上部がまた形成されることができ、前記第2ゲート電極484のうちの最上層のものの上面が部分的に露出できる。この際、第2ゲート電極484のうちの最上層のものの真下層に形成された第2ゲート電極484の少なくとも一部の側壁が第3開口502により露出できる。また、第2ゲート電極484の間及び第3開口502の下部には第1埋込パターン533が残留することができる。
【0084】
一方、前記エッチバック工程により第7開口514の底面上に形成された第2スペーサー膜530部分、その下に形成された第2ゲート電極484の上面に形成された第2ブロッキングパターン470部分、及び第4開口504に形成された第2スペーサー膜530部分を除去することができ、これによって第7開口514の側壁に第3スペーサー534が形成されることができ、第4開口504がまた形成されることができ、第2ゲート電極484の上面が部分的に露出できる。また、第1及び第2ゲート電極482、484の間及び支持膜300と第1ゲート電極482の間には第2埋込パターン535が残留できる。
【0085】
また、前記エッチバック工程により第8開口516の底面上に形成された第2スペーサー膜530部分、その下に形成された第1ゲート電極482の上面に形成された第2ブロッキングパターン470部分、及び第5開口506に形成された第2スペーサー膜530部分を除去することができ、これによって第8開口516の側壁に第4スペーサー536が形成されることができ、第5開口506がまた形成されることができ、第1ゲート電極482の上面が部分的に露出できる。また、支持膜300と第1ゲート電極482との間には第3埋込パターン537が残留できる。
【0086】
図25及び
図26を参照すると、第3乃至第5開口502、504、506を詰める第3スペーサー膜540を第6乃至第8開口512、514、516の底面及び側壁及び第4層間絶縁膜340の上面に形成することができる。第3スペーサー膜540は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。
【0087】
図27及び
図28を参照すると、第3スペーサー膜540に、例えば、エッチバック工程を遂行することができ、これによって前記ゲート電極の上面を露出させることができる。
【0088】
具体的に、前記エッチバック工程により第6開口512の底面上に形成された第3スペーサー膜540部分を除去することができ、これによって第2スペーサー532の内側壁に第5スペーサー542が形成されることができ、第2ゲート電極484のうちの最上層のものの上面が部分的に露出できる。また、第3開口502には第1埋込パターン533上に第4埋込パターン543が残留できる。
【0089】
一方、前記エッチバック工程により第7開口514の底面上に形成された第3スペーサー膜540部分を除去することができ、これによって第3スペーサー534の内側壁に第6スペーサー544が形成されることができ、第2ゲート電極484の上面が部分的に露出できる。また、第4開口504には第5埋込パターン545が残留できる。
【0090】
また、前記エッチバック工程により第8開口516の底面上に形成された第3スペーサー膜540部分を除去することができ、これによって第4スペーサー536の内側壁に第7スペーサー546が形成されることができ、第1ゲート電極482の上面が部分的に露出できる。また、第5開口506には第6埋込パターン547が残留できる。
【0091】
図29及び
図30を参照すると、第6乃至第8開口512、514、516の残り部分をそれぞれ詰める第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576を形成することができる。
【0092】
各第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576は金属パターン及びその底面及び側壁をカバーするバリアーパターンを含むことができ、前記バリアーパターンは金属窒化物を含むことができる。
【0093】
図31及び
図32には基板100の第1乃至第3領域(I、II、III)上で第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576及び第4乃至第6埋込パターン543、545、547が形成されたことを図示している。但し、図面の複雑性を避けるために、第1乃至第3埋込パターン533、535、537及び第2乃至第7スペーサー532、534、536、542、544、546は図示されておらず、これらに対しては
図29及び
図30を参照することができる。
【0094】
図33及び
図34を参照すると、第6層間絶縁膜420及び第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576上に第7層間絶縁膜580を形成し、第4乃至第7層間絶縁膜340、350、420、580、支持膜300、及びチャネル連結パターン460を貫通してCSP240の上面に接触する第4上部コンタクトプラグ600、及び第4乃至第7層間絶縁膜340、350、420、580、第3層間絶縁パターン250、及び第2層間絶縁膜230の上部を貫通して第6下部配線224の上面に接触する貫通ビア610を形成することができる。
【0095】
例示的な実施形態において、第4上部コンタクトプラグ600は第2分離パターン490と前記第2方向に沿って並んでいる方向に形成されることができ、CSP240に電気的に連結できる。但し、支持膜300及び/又はチャネル連結パターン460との電気的絶縁のために、第4上部コンタクトプラグ600の側壁を囲み、絶縁物質を含む第8スペーサー590がさらに形成できる。
【0096】
第4上部コンタクトプラグ600及び貫通ビア610は、金属、金属窒化物、ドーピングされたポリシリコンなどを含むことができる。
【0097】
たとえ図面上では第4上部コンタクトプラグ600及び貫通ビア610の上面の高さが第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576の上面の高さより高いものが図示されているが、本発明の概念は必ずこれに限定されず、互いに同一であるか、またはより低いこともある。
【0098】
図35を参照すると、第7層間絶縁膜580、第4上部コンタクトプラグ600、及び貫通ビア610上に第8層間絶縁膜620を形成し、第7及び第8層間絶縁膜580、620を貫通して第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576の上面にそれぞれ接触する第1乃至第3上部ビア632、634、636、第8層間絶縁膜620を貫通して第4上部コンタクトプラグ600及び貫通ビア610の上面にそれぞれ接触する第4及び第5上部ビア637、638、及び第6乃至第8層間絶縁膜420、580、620を貫通して第1キャッピングパターン400の上面に接触する第6上部ビア639を形成することができる。
【0099】
以後、第8層間絶縁膜620及び第1乃至第6上部ビア632、634、636、637、638、639上に第9層間絶縁膜640を形成し、これを貫通しながら第1乃至第6上部ビア632、634、636、637、638、639の上面にそれぞれ接触する第1乃至第6上部配線652、654、656、657、658、659を形成することができる。
【0100】
例示的な実施形態において、第6上部配線659は前記第3方向に延びることができ、前記第2方向に沿って互いに離隔するように複数個形成できる。第6上部配線659は、前記半導体装置のビットラインの役割を遂行することができる。
【0101】
第8及び第9層間絶縁膜620、640は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができ、第1乃至第6上部ビア632、634、636、637、638、639及び第1乃至第6上部配線652、654、656、657、658、659は金属、金属窒化物、ドーピングされたポリシリコンなどを含むことができる。
【0102】
たとえ図面上では第1乃至第6上部ビア632、634、636、637、638、639及び第1乃至第6上部配線652、654、656、657、658、659が各々シングルダマシン工程により別途に形成されたことが図示されているが、本発明の概念は必ずこれに限定されず、これらのうちの一部がデュアルダマシン工程により共に形成されることもできる。
【0103】
第9層間絶縁膜640及び第1乃至第6上部配線652、654、656、657、658、659上に追加的な上部ビア及び上部配線をさらに形成することによって前記垂直型メモリ装置を完成することができる。
【0104】
前述したように、前記垂直型メモリ装置の製造方法において、各第1上部コンタクトプラグ572はゲート電極482、484、486のうち、対応するゲート電極だけでなく、その下に形成されたゲート電極も共にエッチングして第3開口502を形成し、その上部幅を増加させて第6開口512を形成した後、これら内部に第2スペーサー膜530を形成し、エッチバック工程を遂行して前記対応するゲート電極の上面を露出させ、かつ前記下に形成されたゲート電極の間に第1埋込パターン533を部分的に残留させ、また第3スペーサー膜540を形成し、エッチバック工程を遂行して前記下に形成されたゲート電極の間に第4埋込パターン543を追加で形成することによって、以後に形成される各第1上部コンタクトプラグ572と前記下に形成されたゲート電極各々の間の絶縁性を確保することができる。
【0105】
これによって、各第1上部コンタクトプラグ572は所望のゲート電極のみに電気的に連結されることができ、その下に形成された他のゲート電極との電気的ショートが防止できる。
【0106】
一方、前記垂直型メモリ装置は次のような構造的特徴を有することができる。即ち、前記垂直型メモリ装置は基板100上に形成されたトランジスタ、基板100上に形成されて前記トランジスタに電気的に連結された下部回路パターン、前記下部回路パターン上に形成されたCSP240、CSP240上に積層されたチャネル連結パターン460及び支持膜300、前記第1方向に沿って支持膜300上で互いに離隔して階段形状に積層され、前記第2方向に各々延びたゲート電極482、484、486、CSP240上でゲート電極482、484、486、支持膜300及びチャネル連結パターン460を貫通して前記第1方向に各々延びて、チャネル連結パターン460により互いに電気的に連結されたチャネル380、各チャネル380の外側壁をカバーする電荷貯蔵構造物370、ゲート電極482、484、486のうち、対応する1つのゲート電極のパッドのみに各々接触して、これに電気的に連結され、前記第2方向に沿って配置された第1上部コンタクトプラグ572、各第1上部コンタクトプラグ572の底面に接触し、前記対応する1つのゲート電極の下層に形成されたゲート電極を少なくとも部分的に貫通する第4埋込パターン543、第4埋込パターン543の下に形成された第1埋込パターン533、CSP240上で前記第1方向に延びて、これに電気的に連結された第4上部コンタクトプラグ600、及び前記下部回路パターンの一部、即ち、第6下部配線224上で前記第1方向に延びて、これに電気的に連結された貫通ビア610を含むことができる。
【0107】
また、前記垂直型メモリ装置は前記対応する1つのゲート電極のパッド内で各第1上部コンタクトプラグ572と離隔し、前記第1方向に延びて前記1つのゲート電極の下層に各々形成されたゲート電極、支持膜300及びチャネル連結パターン460を貫通してCSP240に接触するダミーチャネル385をさらに含むことができる。
【0108】
図36は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置を説明するための断面図である。前記垂直型メモリ装置は
図35を参照して説明した垂直型メモリ装置と一部の構成要素を除いては、実質的に同一または類似するので、同一な構成要素には同一な参照符号を与えて、これらに対する反復的な説明は省略する。
【0109】
図36を参照すると、第3上部コンタクトプラグ576の下部に形成された第6埋込パターン547と同一に、第2上部コンタクトプラグ574の下部に形成された第5埋込パターン545の底面がCSP240と接触することができ、これによってその底面の高さが第6埋込パターン547の底面の高さと類似することができる。
【0110】
【0111】
前記垂直型メモリ装置の製造方法は
図1乃至
図35を参照して説明した工程と実質的に同一または類似の工程を含むので、これらに対する反復的な説明は省略する。
【0112】
まず、
図1乃至
図15を参照して説明した工程と同一な工程を遂行することができる。
【0113】
以後、
図37を参照すると、各第3乃至第5開口502、504、506の第4直径(D4)は前記ゲート電極の各階段を貫通するダミーチャネル385が各々形成されたダミーチャネルホール365の第2直径(D2)よりはるかに大きくしてもよく、例えば、略3倍位のサイズを有するように形成できる。
【0114】
図38及び
図39を参照すると、
図17及び
図18を参照して説明した工程と類似の工程を遂行することができ、この際、第4開口504は第4層間絶縁膜340、最下層第2ゲート電極484、第1ゲート電極482、及びこれら上下に形成された第1絶縁パターン315を貫通して支持膜300に形成された第3絶縁パターン305を露出させることができる。また、第5開口506は、第4層間絶縁膜340、第1ゲート電極482、これら上下に形成された第1絶縁パターン315、支持膜300及びチャネル連結パターン460を貫通してCSP240に形成された第2絶縁パターン245を露出させることができる。
【0115】
例示的な実施形態において、第2及び第3絶縁パターン245、305は、例えば、シリコン窒化物のような窒化物、または、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含むことができる。
【0116】
但し、第5開口506がチャネル連結パターン460や支持膜300のみまで延びるように形成される場合、第2絶縁パターン245はこれらに各々形成されることができ、第5開口506はこれらに形成された第2絶縁パターン245を露出させることができる。
【0117】
図37、
図40、及び
図41を参照すると、
図16、
図19、及び
図20を参照して説明した工程と同一または類似の工程を遂行することができ、これによって第3乃至第5開口502、504、506の上部幅が拡張されて第5直径(D5)を有する第6乃至第8開口512、514、516を形成することができ、第3乃至第5開口502、504、506により露出した第1絶縁パターン315が部分的に除去されて各々第3乃至第5ギャップ522、524、526が形成できる。
【0118】
図42及び
図43を参照すると、
図21乃至
図24を参照して説明した工程と同一または類似の工程を遂行することができ、これによって第6開口512の側壁に第2スペーサー532が形成されることができ、第2ゲート電極484の間及び第3開口502の下部に第1埋込パターン533が残留できる。
【0119】
一方、第7開口514の側壁に第3スペーサー534が形成されることができ、第1及び第2ゲート電極482、484の間及び支持膜300と第1ゲート電極482との間に第2埋込パターン535が残留できる。また、第8開口516の側壁に第4スペーサー536が形成されることができ、支持膜300と第1ゲート電極482との間に第3埋込パターン537が残留できる。
【0120】
【0121】
但し、第3スペーサー膜540の第1厚さ(T1)は第1絶縁パターン315の前記第1方向への第2厚さ(T2)より大きいか等しいとすることができ、各第3乃至第5開口502、504、506の第4直径(D4)の半分より小さいとすることができる。
【0122】
これによって、エッチバック工程により第2スペーサー532の内側壁に第5スペーサー542が形成されることができ、第2ゲート電極484のうちの最上層のものの上面が部分的に露出することができ、第3開口502の側壁には第1埋込パターン533上に第9スペーサー743が形成できる。第9スペーサー743は
図27に図示された第4埋込パターン543とは異なり、第3開口502を完全に埋込しないとすることができ、これによって第1埋込パターン533の上部も部分的に除去できる。
【0123】
同様に、第3スペーサー534の内側壁に第6スペーサー544が形成されることができ、第2ゲート電極484の上面が部分的に露出することができ、第4開口504の側壁には第4開口504の中間部分を埋込しない第10スペーサー745が形成できる。
【0124】
また、第4スペーサー536の内側壁に第7スペーサー546が形成されることができ、第1ゲート電極482の上面が部分的に露出することができ、第5開口506の側壁には第5開口506の中間部分を埋込しない第11スペーサー747が形成できる。
【0125】
図46及び
図47を参照すると、
図29及び
図30を参照して説明した工程と同一または類似の工程を遂行することによって、第6乃至第8開口512、514、516の残り部分を詰める第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576を各々形成することができる。
【0126】
但し、第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576は、それぞれ、第6乃至第8開口512、514、516の下部に各々形成された第3乃至第5開口502、504、506も詰めることができる。これによって、第1上部コンタクトプラグ572は第3開口502を詰める下部572a及び第6開口512を詰めながら下部572aより大きい幅を有する上部572bを含むことができ、第2上部コンタクトプラグ574は第4開口504を詰める下部574a及び第7開口514を詰めながら下部574aより大きい幅を有する上部574bを含むことができ、第3上部コンタクトプラグ576は第5開口506を詰める下部576a及び第8開口516を詰めながら下部576aより大きい幅を有する上部576bを含むことができる。
【0127】
しかしながら、例示的な実施形態において、支持膜300及びCSP240に形成された第3及び第2絶縁パターン305、245により、第2及び第3上部コンタクトプラグ574、576はそれぞれ支持膜300及びCSP240から互いに電気的に絶縁できる。
【0128】
以後、
図48を参照すると、
図31乃至
図35を参照して説明した工程と同一または類似の工程を遂行することによって、前記垂直型メモリ装置を完成することができる。但し、
図48では
図32のように単に図面の複雑性を避けるために、第1乃至第3埋込パターン533、535、537及び第2乃至第7スペーサー532、534、536、542、544、546は図示されておらず(
図46及び
図47参照)、これは以下の図面でも同様である。
【0129】
前述したように、前記垂直型メモリ装置の製造方法では、
図1乃至
図35を参照して説明したことに比べて各第3乃至第5開口502、504、506の幅がより大きくされ、これによって第9乃至第11スペーサー743、745、747は各々これらを全ては詰めないことがある。しかしながら、第9乃至第11スペーサー743、745、747は少なくとも第3乃至第5開口502、504、506により露出したゲート電極の側壁はカバーすることができる。
【0130】
これによって、以後に形成される第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576はこれらが貫通するゲート電極のうち、最上層ゲート電極の上面に各々接触してこれらに電気的に連結されるが、これらの下に形成されたゲート電極とは第9乃至第11スペーサー743、745、747により電気的に絶縁できる。特に、第9乃至第11スペーサー743、745、747は少なくともゲート電極482、484、486の間の間隔以上の厚さを有することができ、これによって第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576と前記ゲート電極との絶縁性は十分に確保できる。
【0131】
即ち、第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576を十分に大きいサイズに形成しても、所望の1つの層に形成されたゲート電極のパッドのみに電気的に連結され、その下に形成されたゲート電極には電気的に絶縁できる。
【0132】
特に、各第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576が前記ゲート電極パッド内に複数個形成されたダミーチャネル385の間で十分に大きいサイズを有するように形成される場合にも、これらとは第5乃至第7スペーサー542、544、546、第9乃至第11スペーサー743、745、747、及び第1乃至第3埋込パターン533、535、537により互いに絶縁できる。
【0133】
一方、前記垂直型メモリ装置は
図35を参照して説明した垂直型メモリ装置と共通する特徴以外に、次のように区別される特徴をさらに含むことができる。
【0134】
例示的な実施形態において、各第1上部コンタクトプラグ572は第1乃至第3ゲート電極482、484、486のうちの対応する一部のゲート電極のうち、最上層に形成されたゲート電極の上面に接触しながらそのパッドを貫通することができ、前記対応する一部のゲート電極のうち、前記最上層ゲート電極の下層に各々形成された残りのゲート電極についてはパッド以外の部分を貫通することができる。
【0135】
図15を共に参照すると、例示的な実施形態において、第1上部コンタクトプラグ572のうち、貫通するパッドを含むゲート電極の高さが相対的に高いものは貫通するパッドを含むゲート電極の高さが相対的に低いものに比べて全体的に貫通するゲート電極の個数がより多いか同一でありえる。例示的な実施形態において、第1上部コンタクトプラグ572のうち、貫通するパッドを含むゲート電極が形成された層が相対的に高いものは貫通するパッドを含むゲート電極が形成された層が相対的に低いものよりその底面の高さがより高いとしうる。
【0136】
例示的な実施形態において、前記垂直型メモリ装置は各第1上部コンタクトプラグ572とこれに対応する前記ゲート電極の側壁との間に形成されて、前記対応するゲート電極のうち、最上層に形成されたもの以外の残りのゲート電極と各第1上部コンタクトプラグ572を絶縁させる第9スペーサー743、及び各第1上部コンタクトプラグ572及び第9スペーサー743の底面に接触する第1埋込パターン533をさらに含むことができる。
【0137】
例示的な実施形態において、各第1上部コンタクトプラグ572は前記対応するゲート電極を貫通する下部572a、及び下部572a上に形成されて、これに連結され、下部572aより大幅を有する上部572bを含むことができる。
【0138】
例示的な実施形態において、各第1上部コンタクトプラグ572の上部572bの側壁をカバーし、第9スペーサー743と同一な物質を含む第5スペーサー542、及び第5スペーサー542の外側壁に形成され、第1埋込パターン533と同一な物質を含む第2スペーサー532をさらに含むことができる。この際、第9スペーサー743の最大厚さは第5スペーサー542の第1厚さ(T1)と同一でありえる。
【0139】
例示的な実施形態において、第1埋込パターン533は前記残りのゲート電極の間にも形成されることができ、その幅は第2スペーサー532の外側壁がなす幅と同一でありえる。
【0140】
例示的な実施形態において、第1埋込パターン533は前記対応するゲート電極のうち、最上層のもの及び真下層に形成されたものの間にも形成されて第9スペーサー743の外側壁を囲むことができ、その外側壁がなす幅は第2スペーサー532の外側壁がなす幅と同一でありえる。
【0141】
例示的な実施形態において、第1埋込パターン533は前記対応するゲート電極のうち、上部から3番目の層に形成された少なくとも1つのゲート電極を貫通することができる。
【0142】
例示的な実施形態において、各ゲート電極482、484、486はその上面、下面、及び一部の側壁が金属酸化物を含む第2ブロッキングパターン470によりカバーされることができ、第2ブロッキングパターン470は各第1上部コンタクトプラグ572が貫通して、これに対向する前記ゲート電極の側壁をカバーしないとしうる。これによって、第9スペーサー743は前記対応するゲート電極の側壁に直接接触できる。
【0143】
例示的な実施形態において、第2ブロッキングパターン470は前記対応するゲート電極のうち、最上層に形成されたものの各第1上部コンタクトプラグ572に隣接した上面部分、具体的に第5スペーサー542に前記第1方向にオーバーラップされる部分はカバーしないとすることができ、これによって前記部分は第5スペーサー542と直接接触できる。
【0144】
例示的な実施形態において、第2ブロッキングパターン470はチャネル380の外側壁に形成された電荷貯蔵構造物370に対向する各ゲート電極482、484、486の側壁をカバーすることができ、これによって各ゲート電極482、484、486の側壁は電荷貯蔵構造物370に直接接触しないとしるう。
【0145】
例示的な実施形態において、前記垂直型メモリ装置はゲート電極482、484、486のうち、最下層に形成された第1ゲート電極482のパッドを貫通し、その上面に接触し、支持膜300、チャネル連結パターン460及びCSP240の一部を貫通するように延びる第3上部コンタクトプラグ576、第3上部コンタクトプラグ576に対向する第1ゲート電極482の側壁から支持膜300、チャネル連結パターン460及びCSP240の一部を貫通するように延びて第3上部コンタクトプラグ576を囲む第11スペーサー747、及びCSP240に形成されて第3上部コンタクトプラグ576及び第11スペーサー747の底面に接触する第2絶縁パターン245をさらに含むことができる。
【0146】
例示的な実施形態において、前記垂直型メモリ装置はゲート電極482、484、486のうち、下から2番目の層に形成されたゲート電極、即ち第2ゲート電極484のうち、最下層に形成されたゲート電極のパッド及び第1ゲート電極482を貫通し、前記最下層第2ゲート電極484の上面に接触し、支持膜300の一部まで延びる第2上部コンタクトプラグ574、第2上部コンタクトプラグ574とこれに対向する前記最下層の第2ゲート電極484及び第1ゲート電極482の側壁の間に形成されて第2上部コンタクトプラグ574と第1ゲート電極482を絶縁させる第10スペーサー745、及び支持膜300に形成されて第2上部コンタクトプラグ574及び第10スペーサー745の底面に接触する第3絶縁パターン305をさらに含むことができる。
【0147】
図49は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置を説明するための断面図である。前記垂直型メモリ装置は、
図48を参照して説明した垂直型メモリ装置と一部の構成要素を除いて実質的に同一または類似するので、同一な構成要素には同一な参照符号を与えて、これらに対する反復的な説明は省略する。
【0148】
図49を参照すると、第3上部コンタクトプラグ576及び第11スペーサー747と同一に、第2上部コンタクトプラグ574及び第10スペーサー745がCSP240まで延びることができ、CSP240に形成された第2絶縁パターン245に接触できる。
【0149】
図50及び
図51は、例示的な実施形態に従う垂直型メモリ装置を説明するための断面図である。これらの垂直型メモリ装置はそれぞれ
図35及び
図48を参照して説明した垂直型メモリ装置と一部の構成要素を除いて実質的に同一または類似するので、同一な構成要素には同一な参照符号を与えて、これらに対する反復的な説明は省略する。
【0150】
図50を参照すると、第2及び第3上部コンタクトプラグ574、576の下にそれぞれ形成された第5及び第6埋込パターン545、547は下にさらに延びてCSP240及び第2層間絶縁膜230の上部まで貫通することができ、第2層間絶縁膜230内に形成された第1及び第2エッチング阻止パターン226、228にそれぞれ接触できる。
【0151】
第1及び第2エッチング阻止パターン226、228は、例えば、第5及び第6下部配線222、224と同一工程で同一な物質を含むように形成されることができ、単に他の回路パターンには電気的に連結されないとしうる。
【0152】
第1及び第2エッチング阻止パターン226、228は、第1乃至第3上部コンタクトプラグ572、574、576の形成のための第3乃至第5開口502、504、506の形成時、第5開口506及び/又は第4開口504がCSP240を貫通してより下に延びる場合に、第3上部コンタクトプラグ576及び/又は第2上部コンタクトプラグ574が下部回路パターンと電気的に連結されることを防止する役割を遂行することができる。
【0153】
図51を参照すると、第2及び第3上部コンタクトプラグ574、576及び第10及び第11スペーサー745、747は下にさらに延びてCSP240及び第2層間絶縁膜230の上部まで貫通することができ、第2層間絶縁膜230内に形成された第1及び第2エッチング阻止パターン226、228にそれぞれ接触できる。
【0154】
前述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当技術分野で通常の知識を有する者であれば、特許請求範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解することができる。
【符号の説明】
【0155】
100 基板
240 共通ソースプレート(CSP)
245 CSP内の絶縁パターン
300 支持膜
315 支持膜内の絶縁パターン
380 チャネル
385 ダミーチャネル
482、484、486 ゲート電極
533、535、537、543、545、547 埋込パターン
532、534、536、542、544、546、743、745、747 スペーサー
572、574、576、600 コンタクトプラグ
610 貫通ビア