(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-25
(45)【発行日】2024-12-03
(54)【発明の名称】電子デバイス
(51)【国際特許分類】
G09F 9/30 20060101AFI20241126BHJP
G09F 9/33 20060101ALI20241126BHJP
H10K 50/10 20230101ALI20241126BHJP
H10K 50/00 20230101ALI20241126BHJP
H10K 59/00 20230101ALI20241126BHJP
H10K 59/10 20230101ALI20241126BHJP
H10K 59/65 20230101ALI20241126BHJP
H10K 59/90 20230101ALI20241126BHJP
H10K 65/00 20230101ALI20241126BHJP
H05B 33/02 20060101ALI20241126BHJP
H04M 1/72 20210101ALI20241126BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20241126BHJP
G02F 1/1333 20060101ALN20241126BHJP
【FI】
G09F9/30 308Z
G09F9/33
G09F9/30 349C
H05B33/14 A
H10K50/00
H10K50/10
H10K59/00
H10K59/10
H10K59/65
H10K59/90
H10K65/00
H05B33/02
H04M1/72
H04M1/02 C
G02F1/1333
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022200459
(22)【出願日】2022-12-15
(62)【分割の表示】P 2022190510の分割
【原出願日】2016-08-25
【審査請求日】2023-01-12
(32)【優先日】2015-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シルバント, ミカエル エム.
(72)【発明者】
【氏名】マシュー, ディネッシュ シー.
(72)【発明者】
【氏名】イン, ヴィクター エイチ.
【審査官】川俣 郁子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/029704(WO,A1)
【文献】特開2010-072363(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0094126(US,A1)
【文献】特開2014-134766(JP,A)
【文献】特開2010-134683(JP,A)
【文献】国際公開第2015/022887(WO,A1)
【文献】国際公開第2014/141893(WO,A1)
【文献】特開2010-029405(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2013-0027335(KR,A)
【文献】特開2012-098726(JP,A)
【文献】特開2012-070356(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F1/133-1/1334
1/1339-1/1341
1/1347
G09F9/30-9/46
H04M1/00-1/82
99/00
H05B33/00-33/28
44/00
45/60
H10K50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクティブエリアを形成する画素のアレイと、ここで、前記画素のアレイは、第1および第2の画素のグループを含み、
前記第1および第2の画素のグループ
によって囲まれた第1および第2の非アクティブエリアと、ここで、前記第1および第2の非アクティブエリアのそれぞれは不透明なマスキング材料を含み、ここで、前記第1非アクティブエリアは非アクティブエリアの第1の孤立した島を有し、前記第2の非アクティブエリアは非アクティブエリアの第2の孤立した島を有し、
前記第1および第2の画素のグループの間に配置される出力デバイスと、を備え、
前記第1および前記第2の画素のグループは、第3の画素のグループが前記第1および前記第2の画素のグループとは異なる画像を表示する間、前記不透明なマスキング材料の色と一致する黒の背景に情報を表示するように制御される電子デバイス。
【請求項2】
前記出力デバイスは発光ダイオードを備える、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項3】
前記発光ダイオードは可視光を放出するように構成される、請求項2に記載の電子デバイス。
【請求項4】
前記第1および第2の画素のグループの間に光センサをさらに備える、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項5】
前記光センサは赤外線を検出するように構成される、請求項
4に記載の電子デバイス。
【請求項6】
前記不透明なマスキング材料は、前記第1および第2の画素のグループの間に配置され、前記出力デバイスと位置合わせされた開口部を有する、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項7】
前記アレイ内の前記画素の行にわたって延在する信号線をさらに備え、前記信号線は第1および第2の信号線を含み、前記第1の信号線は前記第2の信号線よりも短い、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項8】
前記信号線はゲート線を含み、前記第1の信号線が前記第1の画素のグループを横切って延びる、請求項
7に記載の電子デバイス。
【請求項9】
前記第2の画素のグループは、バッテリ充電レベルおよび信号強度情報を表示するように構成される、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項10】
第1、第2、および第3のアクティブ表示領域を形成する画素のアレイを有するディスプレイと、
前記第1のアクティブ表示領域と前記第2のアクティブ表示領域と
によって囲まれた第1の非アクティブ表示領域と、
前記第2のアクティブ表示領域と前記第3のアクティブ表示領域と
によって囲まれた第2の非アクティブ表示領域と、ここで、前記第1および第2の非アクティブ表示領域は、非アクティブ表示領域の孤立した島を形成し、
前記第1および第2の非アクティブ表示領域のそれぞれにある不透明なマスキング材料と、
前記第1および第2の非アクティブ表示領域のうちの少なくとも1つにおける入出力構成要素と、を備え、
前記第1、前記第2、および、前記第3のアクティブ表示領域の画素は、第4のアクティブ表示領域の画素が前記第1、前記第2、および、前記第3のアクティブ表示領域の画素とは異なる画像を表示する間、前記不透明なマスキング材料の色と一致する黒の背景にアイコンを表示するように制御される電子デバイス。
【請求項11】
前記入出力構成要素は、スピーカ、カメラ、光センサ、ディスクリート発光ダイオード、近接センサ、歪みゲージ、力センサ、温度センサ、指紋センサ、ボタン、マイクからなるグループから選択される少なくとも1つの構成要素を含む、請求項
10に記載の電子デバイス。
【請求項12】
前記第1および第2の非アクティブ表示領域は、前記ディスプレイの上端に沿って配置される、請求項
10に記載の電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2015年9月28日に出願された米国特許出願第62/233,923号に基づく優先権を主張するものであり、これにおいて参照によりその全体が本明細書内に組み入れられる。
本出願は、広くは電子デバイスに関し、より具体的には、ディスプレイを有する電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
電子デバイスは、多くの場合、ディスプレイを含む。例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、及びラップトップコンピュータは、ユーザに情報を提示するためのディスプレイを含む。
【0003】
ディスプレイのアクティブエリアは、画像を表示する画素を含む。ディスプレイ駆動回路、ボタン、カメラ、及び発光しない他の構成要素は、アクティブエリアを囲む非アクティブ縁領域内に配置される。
【0004】
注意が払われなければ、ディスプレイの縁のサイズは、所望とするものよりも大きくなる可能性がある。例えば、カメラ又はボタンなどの構成要素がディスプレイの縁に沿って配置される場合、その縁を拡大してカメラ又はボタンを収容する必要があり得る。これにより、視覚情報をユーザに提示するために利用可能な表示エリアの大きさが制限される可能性がある。
【発明の概要】
【0005】
電子デバイスはディスプレイを備えることができる。ディスプレイは、液晶ディスプレイ画素、有機発光ダイオード画素、又は他の画素から形成することができる。ディスプレイは、非アクティブエリアによって縁取られたアクティブエリアを有することができる。アクティブエリアは画素を含み、画像を表示する。非アクティブエリアはいかなる画素も含まず、画像を表示しない。
【0006】
非アクティブエリアは、黒色インク層又は他のマスキング材料の層を有して、内部構成要素を視界から遮断することができる。アクティブエリアは、孤立した非アクティブエリア領域を含む開口部を有することができ、又は非アクティブエリアの一部が突出するノッチ又は他の凹部を含むことができる。スピーカ、カメラ、発光ダイオード、光センサ、近接センサ、歪みゲージ、磁気センサ、圧力センサ、力センサ、温度センサ、若しくは他のセンサ、ボタン、タッチ感知構成要素、マイクロフォン、若しくは他のオーディオ構成要素、などの電子構成要素、又は出力を生成する及び/若しくは入力を収集する他の電子デバイスを、凹部内に突出する、又はアクティブエリアの開口部に配置された、非アクティブエリアの一部に搭載することができる。
【0007】
非アクティブエリアは、画像を表示する矩形領域などのメイン領域を有してもよく、メイン領域から拡張する1つ以上の拡張領域を有してもよい。拡張領域は、例えば、メイン矩形領域と非アクティブ縁との間に横たわる第1及び第2の細長い矩形の拡張領域を含むことができる。第1及び第2の拡張領域は、非アクティブ領域の突出部分又は島状部分内の、カメラ又は他の電子構成要素の両側に配置されてもよい。アイコン又は他の情報が拡張領域内の黒い背景上に表示されて、連続した途切れのない外観を提供することができる。
【0008】
更なる特徴が、添付図面及び以下の詳細な説明から、より明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】一実施形態に係る、ディスプレイを有するラップトップコンピュータなどの例示的な電子デバイスの斜視図である。
【0010】
【
図2】一実施形態に係る、ディスプレイを有するハンドヘルド型電子デバイスなどの例示的な電子デバイスの斜視図である。
【0011】
【
図3】一実施形態に係る、ディスプレイを有するタブレットコンピュータ、時計、又は他のポータブルデバイスなどの例示的な電子デバイスの斜視図である。
【0012】
【
図4】一実施形態に係る、ディスプレイ構造体を有するコンピュータディスプレイなどの例示的な電子デバイスの斜視図である。
【0013】
【0014】
【
図6】一実施形態に係る、例示的なディスプレイの図である。
【0015】
【
図7】一実施形態に係る、例示的なディスプレイの一部の図である。
【0016】
【
図8】一実施形態に係る、どのようにして、ディスプレイの非アクティブエリアがアクティブエリアによって囲まれた島の形状を有し得るかを示す図である。
【0017】
【
図9】一実施形態に係る、ディスプレイのエッジ領域が、アクティブエリアのノッチ内に延在する非アクティブエリア突出部を含み、アイコン及び他の情報を表示できる非アクティブエリア突出部の両側に一対の拡張アクティブエリア領域を含む、例示的なディスプレイの図である。
【0018】
【
図10】一実施形態に係る、例示的なアクティブエリア及び非アクティブエリアのパターンを有するディスプレイの正面図である。
【
図11】一実施形態に係る、例示的なアクティブエリア及び非アクティブエリアのパターンを有するディスプレイの正面図である。
【
図12】一実施形態に係る、例示的なアクティブエリア及び非アクティブエリアのパターンを有するディスプレイの正面図である。
【
図13】一実施形態に係る、例示的なアクティブエリア及び非アクティブエリアのパターンを有するディスプレイの正面図である。
【
図14】一実施形態に係る、例示的なアクティブエリア及び非アクティブエリアのパターンを有するディスプレイの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
電子デバイスはディスプレイを含むことができる。ディスプレイを使用してユーザに画像を表示することができる。ディスプレイを備えることができる例示的な電子デバイスを、
図1、
図2、
図3、及び
図4に示す。
【0020】
図1は、どのようにして、電子デバイス10が、キーボード16及びタッチパッド18などの構成要素を含む上部筐体12A及び下部筐体12Bを有するラップトップコンピュータの形状を有し得るかを示す。デバイス10は、上部筐体12Aが下部筐体12Bに対して回転軸24を中心に方向22へ回転することを可能にするヒンジ構造体20を有し得る。ディスプレイ14は上部筐体12A内に搭載されてよい。ディスプレイ筐体又は蓋と呼ばれることもあり得る上部筐体12Aは、上部筐体12Aを回転軸24を中心に下部筐体12Bに向かって回転することにより閉位置に置かれてもよい。
【0021】
図2は、どのようにして、電子デバイス10が、携帯電話、音楽プレーヤー、ゲーミングデバイス、ナビゲーションユニット、又は他の小型デバイスなどのハンドヘルド型デバイスであり得るかを示す。デバイス10のこのタイプの構成では、筐体12は対向する前面及び後面を有し得る。ディスプレイ14を筐体12の前面に搭載することができる。所望であれば、ディスプレイ14は、ボタン26などの構成要素のための開口部を有してもよい。開口部はまた、スピーカポート(例えば、
図2のスピーカポート28を参照)を収容するようにディスプレイ14内に形成されてもよい。
【0022】
図3は、どのようにして、電子デバイス10が、タブレットコンピュータ、時計、又は他のポータブルデバイスであり得るかを示す。
図3の電子デバイス10では、筐体12は対向する平らな前面及び後面を有し得る。ディスプレイ14を筐体12の前面に搭載することができる。
図3に示すように、ディスプレイ14は、ボタン26を収容するために開口部を有することができる。所望であれば、ボタン26は省略することができる。
【0023】
図4は、どのようにして、電子デバイス10が、組み込み型コンピュータを有するディスプレイ、組み込み型コンピュータを有しないディスプレイ、又は画像を表示するための他の好適な機器などのディスプレイであり得るかを示す。このタイプの構成では、デバイス10のための筐体12は、スタンド30などの支持構造体上に搭載されてもよく、又はスタンド30は(例えば、デバイス10を壁に掛けるために)省略されてもよい。ディスプレイ14を筐体12の前面に搭載することができる。
【0024】
図1、
図2、
図3、及び
図4に示すデバイス10の例示的構成は単なる例示にすぎない。ディスプレイ14の輪郭は、矩形、楕円形、円形、又は他の好適な形状であってもよい。一般に、電子デバイス10は、ラップトップコンピュータ、組み込み型コンピュータを含むコンピュータモニタ若しくは他のディスプレイ、タブレットコンピュータ、携帯電話、メディアプレーヤ、又は他のハンドヘルド型若しくはポータブル電子デバイス、腕時計型デバイス、ペンダント型デバイス、ヘッドホン型若しくはイヤホン型デバイス、又は他の着用可能な若しくはミニチュアデバイスなどのより小さいデバイス、組み込み型コンピュータを含まないコンピュータディスプレイ若しくは他のモニタ、ゲーミングデバイス、ナビゲーションデバイス、ディスプレイを含む電子デバイスをキオスク若しくは自動車に搭載したシステムなどの組み込みシステム、これらのデバイスのうちの2つ以上の機能を実装する機器、又は他の電子デバイス、であってもよい。
【0025】
ケースと呼ばれることもあるデバイス10の筐体12は、プラスチック、ガラス、セラミックス、炭素繊維複合材及び他の繊維系複合材、金属(例えば、加工されたアルミニウム、ステンレス鋼又は他の金属)、他の材料、又はこれらの材料の組み合わせなどの材料で形成されてもよい。デバイス10は、筐体12の大部分又は全てが単一の構造要素(例えば、一片の加工された金属又は一片の成形プラスチック)から形成されているユニボディ構造体を使用して形成されてもよく、又は複数の筐体構造体(例えば、内部フレーム要素又は他の内部筐体構造体に搭載されている外部筐体構造体)から形成されてもよい。
【0026】
ディスプレイ14はタッチセンサを含むタッチ感知ディスプレイであってもよく、又はタッチに反応しなくてもよい。ディスプレイ14のタッチセンサは、容量性タッチセンサ電極のアレイ、抵抗性タッチアレイ、音響タッチ、光学式タッチ若しくは感圧式タッチ技術に基づくタッチセンサ構造体、又は他の好適なタッチセンサ構成要素から形成されてもよい。
【0027】
デバイス10のディスプレイ14は、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、プラズマディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ、結晶性半導体発光ダイオードダイのアレイから形成されたディスプレイ、又は他のタイプの画素から形成されたディスプレイであってもよい。ディスプレイカバー層はディスプレイ14の表面又はカラーフィルタ層などのディスプレイ層をカバーしてよく、又はディスプレイの他の部分はディスプレイ14内の最も外側の(又はほぼ最も外側の)層として用いてもよい。最も外側のディスプレイ層は、透明なガラス板、すき通ったプラスチック層、又は他の透明な部材から形成することができる。
【0028】
ディスプレイ14を構成する材料層は、プラスチックシャーシ構造体及び/若しくは金属シャーシ構造体などのシャーシ構造体に搭載されて、筐体12内に搭載するためのディスプレイモジュールを形成することができ、並びに/又は、ディスプレイ14のその層は、筐体12内に直接搭載されてもよい(例えば、ディスプレイ層を筐体12の凹部分内に積層することによって)。
【0029】
ディスプレイ14は、矩形形状を有してもよく(すなわち、ディスプレイ14は矩形のフットプリント、及び矩形のフットプリントの周りに延びる矩形の周辺エッジを有し得る)、楕円形若しくは円形のフットプリントを有してもよく、又は曲線状及び/若しくは直線状のエッジを含む他の形状を有してもよい。ディスプレイ14は、平らであってもよく、曲線状の輪郭を有してもよい。ディスプレイ14のフットプリントのサイズを過度に縮小することなく、ディスプレイ14のエッジに沿って電子構成要素を収容するのに役立てるため、ディスプレイ14のアクティブエリアのエッジにノッチなどの局所的に凹んだ部分を備えることができ、及び/又はディスプレイ14は電子構成要素を搭載できる孤立した非アクティブエリアを備えることができる。
【0030】
従来のディスプレイの上面図を
図5に示す。
図5のディスプレイ200は、4つの直線状エッジ202を含む矩形のアクティブエリアAAを有する。矩形リング状の非アクティブエリアIAが、アクティブエリアAAを囲んでいる。非アクティブエリアIAの上部ストリップの幅Wは、カメラ202を収容するのに十分な幅である。しかしながら、この非アクティブエリアIAの上部ストリップの幅Wは、カメラ202を含まない非アクティブエリアの上部ストリップの領域206などの領域に必要な分よりも大きい。これは無駄なスペースにつながる。
【0031】
そのアクティブエリアのエッジの1つに沿って凹部分を含む例示的なディスプレイの上面図を、
図6に示す。
図6に示すように、ディスプレイ14は、基板36などの基板上の材料層から形成された画素122のアレイを有することができる。基板36などの基板は、ガラス、金属、プラスチック、セラミック、又は他の基板材料から形成することができる。画素122は、データ線Dなどの信号経路を介してデータ信号を受信し、水平制御線G(ゲート線、走査線、エミッション制御線などと呼ばれることもある)などの制御信号経路を介して1つ以上の制御信号を受け取ることができる。ディスプレイ14には、好適な数の(例えば、数十又はそれよりも多く、数百又はそれよりも多く、又は千又はそれよりも多い)行及び列の画素122が存在してもよい。
【0032】
ディスプレイ14は、ディスクリート発光ダイオードのアレイから、エレクトロウェッティング画素構造体から、電気泳動画素構造体から、又は他の好適なディスプレイ構造体から、形成することができる。有機発光ダイオードディスプレイでは、画素122は、発光ダイオードへの電流の印加を制御するそれぞれの有機発光ダイオード及び画素回路を含む。液晶ディスプレイでは、画素122は、制御された量の電界を液晶層の画素サイズ部分に印加するために使用される画素電極への信号の印加を制御する画素回路を含む。画素122内の画素回路は、ゲート線G上のゲート線信号などの制御信号によって制御されるゲートを有するトランジスタを含むことができる。
【0033】
ディスプレイ駆動回路120を用いて、画素122の動作を制御することができる。ディスプレイ駆動回路120は、集積回路、薄膜トランジスタ回路、又は他の好適な回路から形成することができる。薄膜トランジスタ回路は、ポリシリコン薄膜トランジスタ、インジウムガリウム亜鉛酸化物トランジスタなどの半導体酸化物薄膜トランジスタ、又は他の半導体から形成された薄膜トランジスタから形成することができる。画素122は、異なる色(例えば、赤色、緑色、及び青色)のカラーフィルタ素子又は他の着色した構造体を有して、カラー画像を表示する能力をディスプレイ14に提供することができる。
【0034】
ディスプレイ駆動回路120は、ディスプレイ駆動回路120A及びゲート駆動回路120Bなどのディスプレイ駆動回路を含むことができる。ディスプレイ駆動回路120Aは、1つ以上のディスプレイ駆動集積回路及び/又は薄膜トランジスタ回路(例えば、タイミングコントローラ集積回路)から形成することができる。ゲート駆動回路120Bは、ゲート駆動集積回路から形成されてもよく、又は薄膜「ゲートオンアレイ」回路であってもよい。
図6のディスプレイ駆動回路120Aは、デバイス10内のシステム制御回路と通信するための通信回路を含むことができる。この制御回路は、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路、メモリ、並びにディスプレイ14上に表示する画像を生成するための他の記憶及び処理回路を含むことができる。デバイス10の制御回路は、経路32を介してディスプレイ駆動回路120Aと通信することができる。経路32は、フレキシブルなプリント回路又は他の導電線上のトレースから形成することができる。動作中、デバイス10の制御回路は、ディスプレイ14のアクティブエリアAAの画素122上に表示される画像に関する情報を回路120Aに供給することができる。
【0035】
ディスプレイ画素122上に画像を表示するため、ディスプレイ駆動回路120Aは、経路38などの経路を介して、ゲート駆動回路120Bなどのディスプレイ駆動回路をサポートする制御信号を発生しながら、データ線Dに画像データを供給することができる。経路38は、例えば、電力信号、出力イネーブル信号などの制御信号、クロック信号などを搬送するためのラインを含むことができる。
回路120Aは、これらの信号をゲート駆動回路120Bに供給することができる。回路120Bは、ディスプレイ14の1つのエッジ上、ディスプレイ14の対向する左右のエッジ上、又はディスプレイ14内の他の場所に配置することができる。
【0036】
ゲート駆動回路120B(水平制御線制御回路と呼ばれることもある)は、経路38から受信した信号(例えば、電力信号、出力イネーブル信号、クロック信号など)を使用して、水平制御線(ゲート線)Gを制御することができる。ディスプレイ14のゲート線Gは、ゲート線信号又は他の信号若しくは信号(複数)をそれぞれに伝送して、各行の画素122を制御することができる(例えば、データ線Dから、それらの画素内の画素記憶コンデンサ内にデータ線からのデータをロードするときに、画素122内のトランジスタをオンにする)。動作中、画像データのフレームは、ディスプレイ内の各ゲート線G上のゲート信号を順にアサートすることによって表示できる。ゲート駆動回路120B内のシフトレジスタ回路(例えば、レジスタのチェーン)は、ゲート線信号を制御する際に使用できる。
【0037】
ディスプレイ14は、画素122を含みかつ画像を表示するアクティブエリアAAを有する。ディスプレイ14はまた、ディスプレイ駆動回路120及び画像を生成しない他の構成要素を含む非アクティブエリアIA(縁領域と呼ばれることもある)を有することができる。いくつかの構成では、ディスプレイ14のディスプレイカバー層又はディスプレイ14の他の層の下側に、非アクティブエリアIA内のディスプレイ駆動回路及び他の構成要素をデバイス10の外部の視界から隠すための不透明マスキング材料(例えば、黒色又は白色インクの層など)を含むことができる。窓がまた、ディスプレイ14の非アクティブエリア内に形成されてもよい(例えば、画像センサを収容するため、周辺光センサ、近接センサなどを収容するために)。
【0038】
図6のディスプレイ14では、アクティブエリアAAは、上下エッジ及び左右エッジを含むほぼ矩形の形状を有する。非アクティブエリアIAは、4つのほぼストリップ状のエッジ領域を有することができる(例えば、ディスプレイ14は、上下の非アクティブエリアストリップ及び左右の非アクティブエリアストリップから構成された矩形リング状の非アクティブ縁を有することができる)。非アクティブエリアIAを過度に拡大することなく(それによって、アクティブエリアAAのサイズを過度に縮小することなく)構成要素を非アクティブエリアIA内に収容するために、アクティブエリアAAは、非アクティブエリアIAの一部が延在し得る1つ以上の凹部又は孤立した開口部を備えることができる。例えば、アクティブエリアAA内にノッチが形成され、非アクティブエリアIAの一部がノッチ内に突出してもよい。非アクティブエリアのこの突出部分は、ボタン、指紋リーダ、発光ダイオードステータスインジケータ、周辺光センサ、近接センサ、タッチセンサ、カメラ(すなわち、デジタル画像センサ)、歪みゲージ、磁気センサ、圧力センサ、力センサ、温度センサ、若しくは他のセンサ、ボタン、タッチ感知構成要素、マイクロフォン若しくは他のオーディオ構成要素、又は出力を生成する及び/又は入力を受信する他の電子構成要素(単数又は複数)などの構成要素を収容するために使用されてもよい。
【0039】
図6の構成では、例えば、ディスプレイ14のアクティブエリアAAは、エッジ132などの上部エッジを有することができる。凹部分130などの凹部がエッジ132に形成されてもよい。凹部分130は、非アクティブエリアIAの、関連する拡大した内側への突出領域134を生成する。領域134内の非アクティブエリアIAなどの拡張された非アクティブエリアは、非アクティブエリアIAの他の部分と連続していてもよく、又はアクティブエリアAAによって囲まれた非アクティブエリアIAの孤立した島として形成されてもよい。
図6の例では、内側への突出エリア134内の非アクティブエリアIAは、ディスプレイ14の上部縁領域を形成する非アクティブエリアIAの水平上部ストリップと連続している。
【0040】
非アクティブエリア突出部134の存在により、ディスプレイ14には、構成要素136などの構成要素のための空き場所が存在する。構成要素136は、センサ、光検出デバイス、出力デバイス、ボタン、指紋リーダ、画像センサ、又は他の好適なデバイスであってもよい。一例として、構成要素136は、カメラ窓の後ろに搭載された画像センサ(カメラ)であってもよい。カメラ窓は、ディスプレイ14を形成する材料層内の、黒色インク層、及び/又は偏光層(単数又は複数)の非偏光領域に、開口部を含むことができる。他の光ベースの構成要素(例えば、光センサ、1つ以上の可視光又は赤外線ディスクリート発光ダイオードなどの発光デバイス、光ベースの近接センサなど)もまた、非アクティブエリアIAの領域134内の窓の下に搭載されてもよい。領域134におけるカメラの使用は単なる例示である。
【0041】
領域134はアクティブエリアAA内に内側へ突出しているので、そうでなければ領域134を横切るであろうゲート線G(又は他の水平制御線)は、
図6に示すように、切って短くされてもよい。一般に、データ線D、ゲート線Gのような制御線、並びに/又はデータ線及び制御線の両方は、拡張された非アクティブエリア134を収容するようにルーティングすることができる。
図6の例では、短くされたゲート線Gは、アクティブエリアAAの延長部分が非アクティブ領域134の左右に存在することを可能にする。それゆえ、構成要素136を収容するために、アクティブエリアAAの上部エッジに沿って画素122の全行を除去する必要がない。これにより、アクティブエリアAAによって消費される面積を最大化する。
【0042】
図6の例では、ゲート線Gは、ディスプレイ14の左右のエッジにおけるゲート駆動回路120Bからディスプレイ14の中央まで延在する規則的な長さの線を含む。ゲート線Gはまた、短くされた線を含む。短くされた線は、ディスプレイ14の左右のエッジにおけるゲート駆動回路120Bから、通常の長さの線のようにディスプレイ14の中央に向かって延在するが、突出部134に入り込まないように非アクティブエリア突出部134のエッジで終わっている。同様に、データ線Dは、ディスプレイ14の全垂直範囲に延在する規則的な長さの線と、突出部134のエッジで終わるデータ線D'などの短くされたデータ線とを含む。
【0043】
所望であれば、他のデータ線及びゲート線レイアウトを使用して、突出部134などの非アクティブエリアに入り込むことなく、信号を画素122にルーティングすることができる。例えば、
図7の例示的な配置は、どのようにして、ゲート線信号が、垂直ゲート線延長部G'を使用して水平ゲート線Gに垂直にルーティングし得るかを示す。ゲート線延長部G'は、それぞれ、ディスプレイ14の下部エッジに沿って配置されたゲート駆動回路に結合されてもよい(例として)。このレイアウトは、ディスプレイ14の左右のエッジに沿ってゲート駆動回路の必要性を減少するか又は除去するので、ディスプレイ14の左側縁領域(非アクティブエリアIA)などの縁のサイズを縮小することを可能にする。
図8の例示的な構成では、そうでなければ島134I又は他の孤立した非アクティブエリアなどの非アクティブエリアIAの島の存在により遮断されるであろう画素122内に、データ線Dがデータをロードすることを可能にする端部DF上で、データ線Dが折り返されている。所望であれば、ディスプレイ駆動回路は、島134I(このケースでは、データ線は折り返しなしにそれぞれのブロックから画素122に直接延在できる)などの島の上下両方のブロックに配置することができる。制御線信号、データ線信号、及び電源信号をルーティングするための他の配置を利用して、非アクティブエリアの内側への突出部(すなわち、アクティブエリアノッチ又は他の凹部)、及び/又はアクティブエリアに囲まれた非アクティブエリアの島(すなわち、アクティブエリア内の孤立した開口部に形成された非アクティブエリア)を収容することができる。
図6、
図7及び
図8の構成は、単なる例示である。
【0044】
ディスプレイ14の拡張された非アクティブエリア領域は、ディスプレイ14上に画像コンテンツの完全な矩形を表示することを困難又は不可能にする可能性がある。それでも、ディスプレイ14に存在するアクティブエリアの増分は、ユーザのための他の情報を表示する際に使用することができる。
【0045】
図9に示す1つの例示的な手法では、ユーザのためのコンテンツの矩形部分を表示する際に、アクティブエリアAA(すなわち、メイン部分AA-MなどのアクティブエリアAAのメイン矩形部分)の一部を使用することができる。ディスプレイ14の矩形メイン部分AA-Mは、例えば、矩形の映像、矩形のビデオ、テキスト及び/若しくはグラフィックスを含む矩形のドキュメント、又は他の矩形のコンテンツを表示するために使用することができる。非アクティブエリア突出部134の存在により、部分AA-Mの水平上部エッジ140は、その形状を変えることなく、もっと上方に延ばすことはできない。それでも、拡張されたアクティブエリア領域AA-EL及びAA-ERは、領域134の左右に利用可能である。領域AA-EL及びAA-ERは、細長い矩形領域(すなわち、水平に延在するストリップ状領域)であってもよい。領域AA-ELは、アクティブエリア領域AA-Mのエッジ140と、ディスプレイ14の上部エッジに沿って延在する非アクティブエリアIA部分の内側エッジ142との間に横たわる。領域AA-ERは、アクティブエリア領域AA-Mのエッジ140と、内側エッジ142との間に横たわる。
【0046】
拡張領域AA-EL及びAA-ERなどの領域は、テキスト、グラフィックス、ビデオ、映像などのコンテンツを表示するために使用することができる。
例えば、領域AA-EL及びAA-ERを使用して、時間及びデータ情報144並びにアイコン146などの情報を表示することができる。この情報は、デバイス10の一般的なステータスに関連してもよく、及び/又はエリアAA-Mに表示されているコンテンツに関連してもよい。
例えば、領域AA-EL及びAA-ER内の情報は、バッテリ充電レベル、無線ローカルエリアネットワーク信号強度情報、ネットワーク接続性情報、時間情報、日付情報、メッセージステータス情報、ディスプレイ輝度情報、メディア再生ステータス情報、などのステータスバー情報を含むことができる。
所望であれば、領域AA-EL及びAA-ER内の情報は、領域AA-Mに表示されているドキュメントに関連してもよい。
例えば、ページカウント情報、ワードカウント情報、ドキュメント倍率ステータス、行間設定、及びドキュメントに関する他のステータス情報、を提示することができる。領域AA-Mがビデオを表示している状況では、領域AA-EL及びAA-ERは、実行時間情報、時間残存情報、再生ボリューム情報、メディアタイトル情報などを表示することができる。
【0047】
情報144及び146は、背景148などの背景上に提示することができる。背景148は、任意の好適な色及び/又はパターンを有することができる。所望であれば、非アクティブエリアIAは、ディスプレイ14の最外層(単数又は複数)の下にある内部構成要素を視界から隠すために、黒色インク又は他の不透明マスキング材料の層を含むことができる。このタイプの配置では、背景148は、非アクティブエリアマスキング材料の黒色と一致する黒色であってもよい。領域134はまた、黒色であってもよく(例えば、領域134内の表示層(単数又は複数)の下面を黒色インクでコーティングしてもよい)、又は領域134は対照的な外観を有してもよい(例えば、領域134は光沢があってもよく、白色であってもよく、赤色又は他の好適な色などに着色されてもよい)。領域背景148が領域134の黒色と一致する黒色である構成では、領域AA-EL及びAA-ERは、アクティブエリアの一体化したストリップの一部である外観(及び、それによるアクティブエリアAA-Mの一体化した延長部分)を有するであろう。領域134の黒色が背景148の黒色と混ざり合うので、突出部134からの視覚的中断は見た目には顕著ではないであろう。
【0048】
所望であれば、ディスプレイ14のアクティブエリアAAは、非アクティブエリアIAの島を含む他の形状(すなわち、非アクティブエリアIAがアクティブエリアAAによって囲まれた孤立した領域の形状を有する開口部)、及び/又は矩形のノッチ若しくは他の凹部を有してもよい。
図10の例では、ディスプレイ14のアクティブエリアAAは、比較的浅い矩形の凹部130を含む矩形形状を有する。
図11は、どのようにして、アクティブエリアAA内に複数の凹部(例えば、矩形の凹部130-1及び130-2などの凹部)が存在し得るかを示す。
図12の構成では、アクティブエリアAAの4つのコーナのそれぞれに凹部がある(すなわち、凹部130-1、130-2、130-3、130-4)。
図13では、アクティブエリアAAは円形の輪郭を有し、そこになめらかなマウスホール状の凹部130が形成されている。
図14の矩形アクティブエリアAAなどの矩形アクティブエリアはまた、曲線状の凹部を備えてもよい。例えば、
図14の凹部130は、ボタン26を収容することができる。
図14の例示的な開口部130IなどのアクティブエリアAA内の開口部は、スピーカ及び/又は他の電子構成要素を収容するために使用できる。
【0049】
突出部134などの非アクティブエリア部分は、
図10、11、12、13、及び14の開口部及び他の凹部のそれぞれに延在することができる。更に、ディスプレイ14のアクティブエリアAA及び非アクティブエリアIAのための他の形状及びレイアウトを使用することができる。
図10、
図11、
図12、
図13、及び
図14の例は、単なる例示である。
【0050】
一実施形態によれば、画像を表示する画素を含むアクティブエリアと、アクティブエリアの1つのエッジの少なくとも一部に沿って延在する画素のない非アクティブエリアとを含むディスプレイが提供され、非アクティブエリアの突出部分は、エッジの一部に沿ってアクティブエリア内に延在する。
【0051】
別の実施形態によれば、アクティブエリアは、矩形部分と、非アクティブエリアの両側の2つの矩形の拡張領域とを含む。
【0052】
別の実施形態によれば、アクティブエリア内の画素は、矩形の拡張領域にアイコンを表示するように構成される。
【0053】
別の実施形態によれば、ディスプレイは突出部分にカメラを含む。
【0054】
別の実施形態によれば、ディスプレイは非アクティブエリアの突出部分に電子構成要素を含む。
【0055】
別の実施形態によれば、電子構成要素は画像センサを含む。
【0056】
別の実施形態によれば、突出部分は非アクティブエリアの矩形部分を含む。
【0057】
別の実施形態によれば、非アクティブエリアの突出部分は黒色マスキング層を有し、アクティブエリアは黒色背景上に情報を表示する、突出部分に隣接する少なくとも1つの部分を含む。
【0058】
別の実施形態によれば、アクティブエリアは矩形形状を有し、突出部分は非アクティブエリアの矩形部分を含む。
【0059】
別の実施形態によれば、アクティブエリアは円形形状を有する。
【0060】
別の実施形態によれば、アクティブエリアは矩形形状を有し、突出部分は矩形形状の少なくとも1つの角部内に突出する。
【0061】
一実施形態によれば、画像を表示する画素を含むアクティブエリアと、アクティブエリア内の開口部内に形成されかつ画像を表示しない、画素のない孤立した非アクティブエリアとを含むディスプレイが提供される。
【0062】
別の実施形態によれば、ディスプレイは、孤立した非アクティブエリアに電子構成要素を含む。
【0063】
別の実施形態によれば、電子部品は、スピーカ、カメラ、光センサ、ディスクリ-ト発光ダイオード、近接センサ、歪みゲージ、力センサ、温度センサ、指紋センサ、ボタン、及びマイクロフォンからなるグループから選択される構成要素を含む。
【0064】
別の実施形態によれば、画素は液晶ディスプレイ画素を含む。
【0065】
別の実施形態によれば、画素は有機発光ダイオード画素を含む。
【0066】
別の実施形態によれば、アクティブエリアはデータ線を含み、データ線のうちの少なくともいくつかは、孤立した非アクティブエリアに隣接して折り返された端部を有する。
【0067】
別の実施形態によれば、アクティブエリアは、突出する非アクティブエリアが延在する凹部分を有する。
【0068】
一実施形態によれば、ベースとベースに対して回転する蓋とを有する筐体と、蓋によって支持されるディスプレイを含むラップトップコンピュータが提供され、ディスプレイは、画像を表示する画素を含むアクティブエリアと、アクティブエリアの少なくとも1つのエッジに沿って延びる非アクティブ領域とを有し、アクティブエリアは凹部を有し、非アクティブエリアは凹部内に延在する突出部分と、非アクティブエリアの突出部分内に搭載されるカメラとを有する。
【0069】
別の実施形態によれば、アクティブエリアは、画像を表示するメイン矩形領域を有し、かつ、メイン矩形領域と非アクティブ縁との間に第1及び第2の矩形拡張領域を有し、第1及び第2の矩形拡張領域はカメラの両側にある。
【0070】
別の実施形態によれば、第1及び第2の矩形拡張領域は黒色背景上にアイコンを表示し、一方、メイン矩形領域は矩形の映像を表示する。
【0071】
前述の内容は単なる例示であり、説明した実施形態の範囲及び精神から逸脱することなく、当業者によって様々な修正を行うことができる。上記の実施形態は、個々に、又は任意の組み合わせで実施することができる。