(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-26
(45)【発行日】2024-12-04
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/12 20120101AFI20241127BHJP
【FI】
G06Q50/12
(21)【出願番号】P 2020181446
(22)【出願日】2020-10-29
【審査請求日】2023-10-27
(73)【特許権者】
【識別番号】516329543
【氏名又は名称】株式会社バカン
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】加藤 恵里花
(72)【発明者】
【氏名】川崎 賢弥
(72)【発明者】
【氏名】木原 梢
(72)【発明者】
【氏名】大形 尚弘
(72)【発明者】
【氏名】田中 怜央
【審査官】松浦 かおり
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-140640(JP,A)
【文献】特開2017-174115(JP,A)
【文献】特開2020-173775(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0088562(US,A1)
【文献】特開2019-046091(JP,A)
【文献】特開2017-142616(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の施設に対する順番待ちを受け付ける情報処理装置であって、
時間帯に対応づけられた順番待ち組数の上限値が設定されているか否かを判定する第1の判定手段と、
当日で前記順番待ち組数が前記上限値に達していない時間帯を特定する特定手段と、
前記施設の空席状態の検出結果を受信する受信手段と、
前記順番待ちをしている前記利用者がいるか否かを判定する第2の判定手段と、 前記第1の判定手段
、前記特定手段
、前記受信手段及び前記第2の判定手段による処理の結果に応じて、前記順番待ちを受け付けるための表示画像を生成する生成手段と、を備え
、
前記生成手段は、前記空席状態の検出結果と、前記第1の判定手段及び前記特定手段による処理の結果とに応じて、前記空席状態の検出結果を含む前記表示画像を生成し、
前記第2の判定手段において、前記順番待ちをしている前記利用者がいると判定された場合、前記生成手段は、前記空席状態の検出結果が前記施設に空きがあることを示していたとしても、前記空席状態が満席であるとして、前記表示画像を生成することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第1の判定手段において、現在時刻が含まれる前記時間帯に対応づけられた前記上限値が設定されていると判定された場合に、前記現在時刻が含まれる前記時間帯の前記順番待ち組数がすでに前記上限値に達しているか否かを判定する第
3の判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第
3の判定手段において、前記現在時刻が含まれる前記時間帯において前記順番待ち組数が前記上限値に達していると判定された場合に、前記特定手段は、前記順番待ち組数が前記上限値に達してない直近の時間帯を特定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1の判定手段において、前記上限値が設定されていないと判定された場合に、前記生成手段は、前記順番待ちを受け付けるための表示画像を生成し、
前記第1の判定手段において、前記上限値が設定されていると判定された場合に、前記生成手段は、前記特定手段が特定した前記時間帯を前記表示画像に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1の判定手段において、前記上限値が設定されていると判定され、前記特定手段において、前記順番待ち組数が前記上限値に達していない時間帯が特定されなかった場合は、前記生成手段は、前記順番待ちを受け付けられないことを示す表示画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
利用者の施設に対する順番待ちを受け付ける情報処理装置であって、
時間帯に対応づけられた
順番待ち組数の上限値が設定されているか否かを判定する
第1の判定手段と、
前記施設の空席状態の検出結果を受信する受信手段と、
前記順番待ちをしている前記利用者がいるか否かを判定する第2の判定手段と、 前記
第1の判定手段
、前記受信手段及び前記第2の判定手段による
処理の結果に応じて、前記順番待ちを受け付けるための表示画面を生成し、端末に表示させる表示制御手段と、を有し、
前記表示制御手段は、現在時刻が含まれる時間帯に対応づけられた前記上限値が設定され、かつ順番待ち組数が前記上限値に達している場合には、前記現在時刻が含まれる時間帯以外の時間帯の順番待ちを受け付ける表示画面を前記端末に表示させ、
前記表示制御手段は、前記現在時刻が含まれる時間帯に対応づけられた前記上限値が設定されていないか、又は前記順番待ち組数が前記上限値に達していない場合には、前記現在時刻が含まれる時間帯の順番待ちを受け付ける表示画面を前記端末に表示させ
、
前記表示制御手段は、前記空席状態の検出結果と、前記第1の判定手段による処理の結果とに応じて、前記空席状態の検出結果を含む表示画像を前記端末に表示させ、
前記表示制御手段は、前記第2の判定手段において、前記順番待ちをしている前記利用者がいると判定された場合、前記空席状態の検出結果が前記施設に空きがあることを示していたとしても、前記空席状態が満席であることを示す前記表示画像を前記端末に表示させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータを、請求項1~
6のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させるプログラム。
【請求項8】
利用者の施設に対する順番待ちを受け付ける情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
時間帯に対応づけられた順番待ち組数の上限値が設定されているか否かを判定する
第1の判定ステップと、
当日で前記順番待ち組数が前記上限値に達していない時間帯を特定するステップと、
前記施設の空席状態の検出結果を受信するステップと、
前記順番待ちをしている前記利用者がいるか否かを判定する第2の判定ステップと、
前記
第1の判
定ステップ
、前記特定するステップ
、前記受信するステップ及び前記第2の判定ステップによる処理の結果に応じて、前記順番待ちを受け付けるための表示画像を生成するステップと、を含
み、
前記生成するステップは、前記空席状態の検出結果と、前記第1の判定ステップ及び前記特定するステップによる処理の結果とに応じて、前記空席状態の検出結果を含む前記表示画像を生成することを含み、
前記第2の判定ステップにおいて、前記順番待ちをしている前記利用者がいると判定された場合、前記生成するステップは、前記空席状態の検出結果が前記施設に空きがあることを示していたとしても、前記空席状態が満席であるとして、前記表示画像を生成することを含む情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
店舗(施設)の利用を待機するユーザ(利用客)の順番待ちを受け付けるシステムがある。特許文献1には、「順番待ちを行う顧客に対して待ち時間を提示し、管理を行う為の順番管理システムを提供する。」ことを課題として、「施設における順番待ちを管理する為の順番管理システム1は、所要時間が紐づけられたサービス内容の登録を行う内容登録手段3と、サービス提供要素の登録を行う要素登録手段5と、顧客から所望のサービス内容について、選択を受け付ける受付手段9と、受付手段で受け付けたサービス内容に紐づけられた所要時間を用いて、顧客へサービスを提供するまでの待ち時間を算出する算出手段8と、を備える。」という技術を開示している(同文献の要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1においては、顧客の所望のサービス内容の所要時間に基づいて正確な待ち時間を算出し、顧客に提示することができる。しかしながら、店舗の業種によっては、多くのユーザが集中して順番待ち予約できる場合があり、このような場合には来店するユーザの数が多くなり、混雑の原因になる。
【0005】
そこで、本開示は、順番待ちを希望するユーザを分散する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の情報処理装置は、利用者の施設に対する順番待ちを受け付ける情報処理装置であって、時間帯に対応づけられた順番待ち組数の上限値が設定されているか否かを判定する第1の判定手段と、当日で前記順番待ち組数が前記上限値に達していない時間帯を特定する特定手段と、前記第1の判定手段及び前記特定手段による処理の結果に応じて、前記順番待ちを受け付けるための表示画像を生成する生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本開示に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本開示の態様は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される特許請求の範囲の様態により達成され実現される。本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本開示の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味に於いても限定するものではない。
【発明の効果】
【0008】
本開示の技術によれば、順番待ちを希望するユーザを分散することができる。上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】第1の実施形態に係る順番管理システムの構成図である。
【
図2】順番管理サーバのハードウェア構成図(a)及び機能ブロック図(b)である。
【
図3】データベースに格納されているデータ例を示す図である。
【
図4】管理用端末のハードウェア構成図(a)及び機能ブロック図(b)である。
【
図5】受付端末のハードウェア構成図(a)及び機能ブロック図(b)である。
【
図6】ユーザ端末のハードウェア構成図(a)及び機能ブロック図(b)である。
【
図7】管理用端末に表示される順番待ちの条件設定画面を示す模式図である。
【
図8】管理用端末に表示される順番管理画面を示す模式図である。
【
図9】順番管理サーバにおける受付画面の判定方法を示すフローチャートである。
【
図10】ユーザ端末からの順番待ち予約の受付方法を示すフローチャートである。
【
図11】受付端末に表示される受付画面を示す模式図である。
【
図12】受付端末に表示される順番待ち予約画面の遷移を示す模式図である。
【
図13】受付端末に表示される予約完了画面を示す模式図である。
【
図14】ユーザ端末に表示される店舗のリスト画面(a)及び受付画面(b)を示す模式図である。
【
図15】第2の実施形態に係る順番管理システムの構成図である。
【
図16】第2の実施形態に係る店舗テーブルの例を示す図である。
【
図17】順番管理サーバにおける空席情報の配信方法を示すフローチャートである。
【
図18】ユーザ端末に表示される店舗のリスト画面(a)、受付画面(b)、リスト画面(c)及び受付不可画面(d)を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態について、図面を参照して説明する。同一の構成については、同じ符号を付して説明する。なお、以下の実施形態は本開示の技術を限定するものではなく、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが上記課題の解決手段に必須のものとは限らない。
【0011】
[第1の実施形態]
<順番管理システムの構成例>
第1の実施形態では、席やテーブルが設置され飲食が提供される店舗の利用を希望するユーザ(利用客)の順番待ち予約を受け付け、各ユーザの順番が近づいた際又は各ユーザの順番が来た場合にユーザ端末に通知するシステムについて説明する。なお、本明細書において、「ユーザ」とは、店舗の順番待ちをする1組の利用客のことを示し、1組の人数が複数人である場合と、1人である場合のいずれも含むものとする。また、「ユーザ端末」とは、1組のユーザのうち順番待ち予約を行ったユーザが所有するユーザ端末を指すものとする。
【0012】
図1は、第1の実施形態に係る順番管理システム1の構成図である。順番管理システム1は、店舗のユーザの順番待ちを管理するシステムであり、順番管理サーバ10、管理用端末20、受付端末30、プリンタ40及びユーザ端末50を備える。順番管理サーバ10、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50は、例えばインターネットなどのネットワーク60を介して相互接続されている。管理用端末20は、店舗内に配置されて店員により操作され、順番待ちの条件及び店舗情報を設定したり、順番待ち予約をしたユーザを管理したりするためのGUI画面を表示する。順番管理サーバ10は、店舗外に配置され、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50から受信する順番待ちに関するデータを管理する。受付端末30は、店頭に配置され、店舗に訪れたユーザの順番待ち予約を受け付ける。受付端末30は、例えば、スマートフォン又はタブレットなどのコンピュータデバイスであり、例えば支持台により、ユーザが表示画面を閲覧可能な高さに支持される。プリンタ40は、店頭において例えば受付端末30の下方に配置され、受付端末30に接続される。プリンタ40は、受付端末30を介してユーザの順番待ち予約を受け付けた場合に、当該ユーザの受付情報を印刷した整理券を発券する。ユーザ端末50は、例えば、スマートフォン又はタブレットなどのコンピュータデバイスであり、順番管理システム1が提供するサービスのユーザが所有する端末である。
【0013】
順番管理サーバ10は、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50から受信した順番待ちに関するデータをデータベースに格納する。順番管理サーバ10は、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50から受け取ったデータにしたがってデータベースを更新することにより、店舗ごとの最新の順番待ち状況(ステータス)をデータベース上で管理する。なお、ここで「最新」とは、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50による送信日時を基準とすることができる。
【0014】
いずれかの店舗を訪れようとしているユーザは、ユーザ端末50に実装されたアプリケーション又はブラウザを介して、店舗の順番待ち予約を順番管理サーバ10に対してリクエストすることができる。順番管理サーバ10はそのリクエストに応答し、データベースに格納された順番待ちに関するデータに基づいて、ユーザ端末50に表示すべき受付画面を生成する。順番管理サーバ10は、生成した受付画面をレスポンスとしてユーザ端末50へ返信する。ユーザ端末50に受付画面が表示されると、ユーザは、受付画面を介した操作により、順番待ち予約をすることができる。
【0015】
順番管理サーバ10は、データベースに格納された順番待ちに関するデータに基づいて、受付端末30に表示すべき受付画面を生成する。いずれかの店舗の店頭に訪れたユーザは、受付端末30の受付画面を介した操作により、順番待ち予約をすることができる。受付端末30又はユーザ端末50から順番待ち予約がなされると、順番管理サーバ10は、データベースを更新し、管理用端末20に順番待ちに関するデータを送信する。
【0016】
<順番管理サーバ10の構成例>
図2(a)は、順番管理サーバ10のハードウェア構成図である。順番管理サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、記憶装置14及び通信装置15を備える。CPU11は、後述するプログラムを実行することにより、順番管理サーバ10が提供する機能を実現する。ROM12及びRAM13は、CPU11が用いるデータを保持する。記憶装置14は、後述するプログラム及びデータベースを格納する。通信装置15は、ネットワーク60を介して管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50と通信する。
【0017】
図2(b)は、順番管理サーバ10の機能ブロック図である。順番管理サーバ10は、CPU11が実行するソフトウェアモジュール(各種プログラムがCPU11の内部メモリに展開されて構成される機能)として、通信制御部111、更新部112及び判定部113を備える。以下では記載の便宜上、これらモジュールを動作主体として記載する場合があるが、実際にこれらモジュールを実行するのはCPU11であるため、CPU11を動作主体とすることもできる。
【0018】
記憶装置14は、記憶部としてのデータベース141を格納している。データベース141は、事前に登録された店舗情報を含む店舗テーブル142と、順番待ちに関するデータを含む順番管理テーブル143とを管理する。店舗テーブル142及び順番管理テーブル143の構成については後述する。通信制御部111は、通信装置15を介して、店舗の順番待ちの条件、店舗情報及び順番待ち状況を管理用端末20から受信する。また、通信制御部111は、通信装置15を介して、ユーザ端末50から順番待ち予約のリクエストや、受付予約時に入力されたユーザ情報を受信する。更新部112は、通信制御部111が受信したデータに基づいて、店舗テーブル142及び順番管理テーブル143を更新する。判定部113は、ユーザ端末50から、順番待ち予約のリクエストを受信すると、ユーザ端末50に表示すべき受付画面を判定する。通信制御部111は、通信装置15を介して、判定部113が判定した受付画面をユーザ端末50に送信する。
【0019】
図3(a)は、データベース141に格納されている店舗テーブル142の例を示す図である。店舗テーブル142は、順番管理システム1が提供するサービスを導入した店舗の店舗情報を管理するデータテーブルである。店舗テーブル142は、構成項目として、例えば店舗ID1421、店舗の名称1422、ジャンル1423、店舗紹介1424、住所1425、電話番号1426及び時間帯ごとの順番待ち組数の上限1427を有している。店舗テーブル142の1つのレコードは、1つの店舗の店舗情報を管理する。店舗ID1421は、各店舗を識別するためのIDである。住所1425は、店舗の住所又は店舗が入居する施設の住所を示すデータである。時間帯ごとの順番待ち組数の上限1427は、任意の時間帯に順番待ちを受付可能な組数の上限の設定値である。店舗テーブル142に記録される各店舗情報は、店舗の店員が管理用端末20から入力したデータである。
【0020】
図3(b)は、データベース141に格納されている順番管理テーブル143の例を示す図である。順番管理テーブル143は、各店舗の店舗ID1421と紐づけられており、順番待ち予約をしたユーザのユーザ情報を含む受付情報を管理するデータテーブルである。順番管理テーブル143は、構成項目として、例えば受付ID1431、受付番号1432、順番待ち状況1433、人数1434、受付時間1435、待機時間1436、電話番号1437及びメールアドレス1438を有している。順番管理テーブル143の1つのレコードは、順番待ち予約をした1組のユーザの受付情報を管理する。受付ID1431は、順番待ち予約をしたユーザを識別するためのIDである。受付番号1432は、順番待ち予約を受け付けた順に、各ユーザに付与される番号である。順番待ち状況1433は、各ユーザの順番待ち状況を示し、例えば、店舗内に案内した場合は「受付完了」となり、呼出し中の場合は「呼出し中」となり、まだ呼出しを行っていない場合はブランクとなる。図示は省略しているが、順番待ち予約が取り消された場合には、順番待ち状況1433は「取消」となる。人数1434は、1組のユーザの人数であり、受付端末30又はユーザ端末50からユーザが入力した人数である。受付時間1435は、ユーザが来店可能となる時間を示す。待機時間1436は、ユーザが順番待ち予約をしてから受付時間まで待機すべき時間を示す。電話番号1437及びメールアドレス1438は、順番待ち予約をした組の代表者の電話番号及びメールアドレスである。なお、代表者の連絡先のいずれかが登録されていればよく、電話番号1437及びメールアドレス1438の代わりに、SNSのアカウント情報などを用いてもよい。
【0021】
<管理用端末20の構成例>
図4(a)は、管理用端末20のハードウェア構成図である。管理用端末20は、CPU21(処理装置)、表示装置22、入力装置23及び通信装置24を備える。CPU21は、管理用端末20が備える各部を制御する。通信装置24は、ネットワーク60を介して順番管理サーバ10と通信し、順番管理サーバ10から順番待ちの条件及び店舗情報を入力するためのGUI画面と、順番待ち状況を管理するためのGUI画面とを受信する。表示装置22は、順番管理サーバ10から受信したGUI画面を表示する。入力装置23は、店員が管理用端末20に対する操作指示を入力するために用いるインターフェースである。例えばタッチパネルなどによって、表示装置22及び入力装置23を一体的に構成することもできる。
【0022】
図4(b)は、管理用端末20の機能ブロック図である。管理用端末20は、CPU21が実行するソフトウェアモジュール(各種プログラムがCPU21の内部メモリに展開されて構成される機能)として、記憶部211、通信制御部212、設定部213及び表示制御部214を備える。以下では記載の便宜上、これらモジュールを動作主体として記載する場合があるが、実際にこれらモジュールを実行するのはCPU21であるため、CPU21を動作主体とすることもできる。
【0023】
記憶部211は、CPU21の内部メモリとして機能する。通信制御部212は、通信装置24を介して、順番管理サーバ10との通信を行う。具体的には、通信制御部212は、順番管理サーバ10からGUI画面を受信する。設定部213は、店員が入力装置23及びGUI画面を介して入力した順番待ちの条件、店舗情報及び順番待ち状況を受け付ける。通信制御部212は、店員が入力した順番待ちの条件、店舗情報及び順番待ち状況を順番管理サーバ10に送信する。表示制御部214は、表示装置22の表示を制御する。具体的には、表示制御部214は、順番管理サーバ10から受信したGUI画面を表示装置22に表示する。
【0024】
<受付端末30の構成例>
図5(a)は、受付端末30のハードウェア構成図である。受付端末30は、CPU31(処理装置)、表示装置32、入力装置33及び通信装置34を備える。CPU31は、受付端末30が備える各部を制御する。通信装置34は、ネットワーク60を介して順番管理サーバ10と通信し、順番管理サーバ10から受付画面を受信する。表示装置32は、順番管理サーバ10から受信した受付画面を表示する。入力装置33は、ユーザが受付端末30に対する操作指示を入力するために用いるインターフェースである。例えばタッチパネルなどによって、表示装置32及び入力装置33を一体的に構成することもできる。受付端末30は、プリンタ40と有線又は無線により接続され、CPU31が生成した整理券データを通信装置34を介してプリンタ40に送信する。
【0025】
図5(b)は、受付端末30の機能ブロック図である。受付端末30は、CPU31が実行するソフトウェアモジュール(各種プログラムがCPU31の内部メモリに展開されて構成される機能)として、記憶部311、通信制御部312、受付部313、表示制御部314及び出力制御部315を備える。以下では記載の便宜上、これらモジュールを動作主体として記載する場合があるが、実際にこれらモジュールを実行するのはCPU31であるため、CPU31を動作主体とすることもできる。
【0026】
記憶部311は、CPU31の内部メモリとして機能する。通信制御部312は、通信装置34を介して、順番管理サーバ10との通信を行う。具体的には、通信制御部312は、順番管理サーバ10から受付画面を受信する。受付部313は、ユーザが入力装置33及び受付画面を介して入力したユーザ情報を受け付ける。通信制御部312は、ユーザが入力したユーザ情報を順番管理サーバ10に送信し、順番管理サーバ10が生成した、新たなユーザの受付情報を受信する。表示制御部314は、表示装置32の表示を制御する。具体的には、表示制御部314は、順番管理サーバ10から受信した受付画面と、順番管理サーバ10が受付情報に基づいて生成した予約完了画面とを表示装置32に表示する。出力制御部315は、順番管理サーバ10から受信した受付情報に基づいて、整理券データを生成する。通信制御部312は、通信装置34を介して、出力制御部315が生成した整理券データをプリンタ40に送信する。プリンタ40は、発券部411を有し、発券部411は、通信制御部312から受信した整理券データを印刷(発券)する。
【0027】
<ユーザ端末50の構成例>
図6(a)は、ユーザ端末50のハードウェア構成図である。ユーザ端末50は、CPU51(処理装置)、表示装置52、入力装置53及び通信装置54を備える。CPU51は、ユーザ端末50が備える各部を制御する。通信装置54は、ネットワーク60を介して順番管理サーバ10と通信し、順番待ち予約のリクエストを送信して、順番管理サーバ10から受付画面を受信する。表示装置52は、順番管理サーバ10から受信した受付画面を表示する。入力装置53は、ユーザがユーザ端末50に対する操作指示を入力するために用いるインターフェースである。例えばタッチパネルなどによって、表示装置52及び入力装置53を一体的に構成することもできる。
【0028】
図6(b)は、ユーザ端末50の機能ブロック図である。ユーザ端末50は、CPU51が実行するソフトウェアモジュール(各種プログラムがCPU51の内部メモリに展開されて構成される機能)として、記憶部511、通信制御部512、受付部513及び表示制御部514を備える。以下では記載の便宜上、これらモジュールを動作主体として記載する場合があるが、実際にこれらモジュールを実行するのはCPU51であるため、CPU51を動作主体とすることもできる。
【0029】
記憶部511は、CPU51の内部メモリとして機能する。通信制御部512は、通信装置54を介して、順番管理サーバ10との通信を行う。具体的には、通信制御部512は、ユーザが入力装置53を介して順番待ち予約のリクエストを送信する指示を入力すると、順番管理サーバ10にリクエストを送信する。また、通信制御部512は、順番管理サーバ10から受付画面を受信する。受付部513は、ユーザが入力装置53及び受付画面を介して入力したユーザ情報を受け付ける。通信制御部512は、ユーザが入力したユーザ情報を順番管理サーバ10に送信し、順番管理サーバ10が生成した、新たなユーザの受付情報を受信する。表示制御部514は、表示装置52の表示を制御する。具体的には、表示制御部514は、順番管理サーバ10から受信した受付画面と、順番管理サーバ10が受付情報に基づいて生成した予約完了画面とを表示装置52に表示する。
【0030】
<管理用端末20のGUI画面表示例>
図7は、管理用端末20の表示装置22に表示される順番待ちの条件設定画面221を示す模式図である。条件設定画面221は、順番待ち予約の上限組数を設定するか否かを選択するためのボタン2211(「ON」及び「OFF」)と、順番待ち予約の受付の上限を設定する時間帯を設定するためのタブ2212と、各時間帯の上限組数を設定するためのタブ2213と、ユーザに順番が近づいていることを通知するタイミングを設定するためのタブ2214と、保存ボタン2215と、を有する。店員が条件設定画面221を操作すると、管理用端末20の設定部213は、通信制御部212を介して、入力された条件を順番管理サーバ10に送信する。順番管理サーバ10の更新部112は、条件を受信すると、店舗テーブル142の時間帯ごとの順番待ち組数の上限1427を更新する。ボタン2211を「OFF」にした場合は、例えば、タブ2212及び2213が非活性となる。
【0031】
タブ2212において、順番待ち予約の上限組数を1時間ごとに設定した場合が示されているが、例えば0.5時間ごと、2時間ごとなど、時間帯は任意に設定できる。他の形態として、
図7のように一定の時間間隔で上限組数を設定する代わりに、店員が任意の時間帯(開始時間及び終了時間)を指定するようにしてもよい。タブ2213に示すように、時間帯ごとの上限組数は、すべての時間帯について設定する必要はなく、例えば混雑が予想される時間帯のみ、店員の数が少ない時間帯のみなどに上限組数を設定することもできる。また、すべての時間帯について同じ上限組数とする必要もなく、異なる時間帯で異なる上限組数とすることができる。タブ2214では、一例として、順番が2組前になったらユーザに通知するよう設定されている。ユーザへの通知のタイミングは、2組前に限定されず、任意に設定することができる。
【0032】
図8(a)は、管理用端末20の表示装置22に表示される順番管理画面222を示す模式図である。順番管理画面222は、待ち組数を示すテキスト2221と、ユーザへの通知タイミングを示すテキスト2222と、順番待ち予約をしたユーザの受付情報2223と、操作ボタン2224と、受付終了ボタン2225と、一括取消ボタン2226と、を有する。受付情報2223は、順番管理テーブル143の項目のうち任意の項目を表示したものであり、
図8(a)の例においては、「受付番号」、「順番待ち状況」、「人数」、「受付時間」及び「受付方法」が表示されている。「受付方法」の列において、ユーザがユーザ端末50から順番待ち予約をした場合は「Web」と表示される。ユーザが受付端末30から順番待ち予約をし、かつ整理券のみ発券した場合は「整理券」と表示される。ユーザが受付端末30から順番待ち予約をし、かつ電話番号を入力した場合は「電話番号」と表示される。受付終了ボタン2225は、例えば店舗の営業時間が終了したとき、あるいはラストオーダーの時間となったときなど、これ以上順番待ちを受け付けないときにクリックされる。店員が、ある受付番号の操作ボタン2224をクリックすると、「順番待ち状況」を変更するための画面が表示される。ユーザが受付端末30又はユーザ端末50から順番待ち予約をすると、順番管理サーバ10の更新部112は、順番管理テーブル143を更新し、更新された情報を管理用端末20に送信する。これにより、管理用端末20の表示制御部214は、新たな受付情報の行を受付情報2223に追加する。
【0033】
図8(b)は、順番待ち状況の変更画面223が重ねて表示された順番管理画面222を示す模式図である。
図8(b)においては、受付番号12の「順番待ち状況」を変更する場合の変更画面223が示されている。変更画面223は、呼出ボタン2231、受付完了ボタン2232、取消ボタン2233及び保存ボタン2234を有する。店員が呼出ボタン2231、受付完了ボタン2232及び取消ボタン2233のいずれかをクリックし、保存ボタン2234をクリックすると、管理用端末20の設定部213は、通信制御部212を介して、順番待ち状況が変更されたことを示す情報を順番管理サーバ10に送信する。順番管理サーバ10の更新部112は、順番待ち状況が変更されたことを示す情報を受信すると、順番管理テーブル143の順番待ち状況1433を更新し、更新された情報を管理用端末20に送信する。これにより、管理用端末20の表示制御部214は、受付情報2223の「順番待ち状況」を更新する。
【0034】
店員が呼出ボタン2231及び保存ボタン2234をクリックすると、受付方法に応じて、ユーザ端末50に呼び出されたことを示す通知が送信される。例えば受付方法が「Web」の場合は、管理用端末20は、ユーザが登録した連絡先に通知を送信する。例えば受付方法が「電話番号」の場合は、管理用端末20は、ユーザが登録した電話番号にSMSを送信する。店員は、ユーザへの通知タイミングを示すテキスト2222と、受付情報2223の順番待ち状況とを参考にして、どのユーザを呼び出すかを判断することができる。他の形態として、管理用端末20が、設定された通知タイミングになったユーザに対し自動的に通知を送信する(呼び出す)ようにしてもよい。ユーザが来店して案内が完了した場合は、店員は、受付完了ボタン2232及び保存ボタン2234をクリックする。これにより、受付完了と操作されたユーザの受付情報は、受付情報2223の一覧からは削除される。
【0035】
呼出したユーザが来店せず、順番待ち予約をした時間帯から所定時間が経過した場合は、店員は、取消ボタン2233及び保存ボタン2234をクリックして、当該ユーザの順番待ち予約を取り消すことができる。これにより、取消の操作がされたユーザの受付情報は、受付情報2223の一覧からは削除される。別の形態として、呼出したユーザが来店せず、順番待ち予約をした時間帯から所定時間が経過しても受付完了ボタン2232が操作されなかった場合、順番管理サーバ10又は管理用端末20が、当該ユーザの順番待ち予約を自動で取消すようにしてもよい。この場合、順番管理サーバ10の更新部112は、順番管理テーブル143の順番待ち状況1433を「取消」に変更する。以上のように、ユーザの順番待ち予約を取り消す場合、順番管理サーバ10又は管理用端末20は、ユーザが登録した連絡先に、取消したことを示す通知を送信してもよい。順番待ち予約をした時間帯から所定時間が経過したときに空席があり、ユーザを案内可能な場合は、取消の操作はなされなくてもよい。
【0036】
<受付画面の判定方法>
図9は、順番管理サーバ10の判定部113における受付画面の判定方法を示すフローチャートである。受付画面は、ユーザ端末50に表示される画面であり、今店舗の順番待ちをしようとするユーザに向けて表示される。本判定方法は、順番管理サーバ10が、ユーザ端末50から店舗の順番待ちのリクエストを受信した場合に実行される。当該リクエストには、少なくとも店舗IDと、リクエストの送信時刻とが含まれる。
【0037】
(ステップS11)
判定部113は、店舗テーブル142の時間帯ごとの順番待ち組数の上限1427を参照し、ユーザ端末50からのリクエストの送信時刻が含まれる時間帯において、順番待ちの組数の上限が設定されているか否かを判断する。上限が設定されている場合(Yes)、処理はステップS12に移行する。上限が設定されていない場合(No)、処理はステップS14に移行する。
【0038】
(ステップS12)
判定部113は、順番管理テーブル143を参照し、当該時間帯において順番待ち状況1433が「呼出し中」又はブランクとなっている受付ID1431の数、すなわち順番待ち組数をカウントする。判定部113は、当該時間帯の順番待ち組数が上限に達しているかを判断する。順番待ち組数が上限に達している場合(Yes)、処理はステップS13に移行する。順番待ち組数が上限に達していない場合(No)、処理はステップS14に移行する。
【0039】
(ステップS13)
判定部113は、店舗テーブル142の時間帯ごとの順番待ち組数の上限1427と順番管理テーブル143とを参照し、リクエストを受信した時刻が含まれる時間帯以降の当日の時間帯で、順番待ち組数が上限に達していない時間帯があるかを判断する。より具体的には、判定部113は、リクエストを受信した時刻が含まれる時間帯の直近の時間帯から順に、順番待ち組数が上限に達していない(上限未満の)時間帯があるか否かを判断する。順番待ち組数が上限に達していない時間帯がある場合(Yes)、処理はステップS14に移行する。順番待ち組数が上限に達していない時間帯がない場合(No)、処理はステップS16に移行する。
【0040】
(ステップS14)
判定部113は、順番管理テーブル143を参照し、ユーザに順番待ちを提案する時間帯における順番待ち組数をカウントする。より具体的には、ステップS11又はステップS12の後に本ステップS14が行われる場合は、判定部113は、順番管理テーブル143を参照し、ユーザ端末50からのリクエストの送信時刻が含まれる時間帯における順番待ち組数をカウントする。ステップS13の後に本ステップS14が行われる場合は、判定部113は、順番管理テーブル143を参照し、順番待ち組数が上限未満の時間帯のうちリクエストを受信した時刻が含まれる時間帯に最も近い時間帯に関して順番待ち組数をカウントする。
【0041】
(ステップS15)
判定部113は、ステップS14における順番待ち組数のカウント結果及びその時間帯をテキストとして含む受付画面を生成し、通信制御部111を介して、ユーザ端末50に送信する。
【0042】
(ステップS16)
当日のすべての時間帯で順番待ち組数が上限に達しているため、判定部113は、順番待ちを受け付けることができないことを示す受付不可画面を生成し、通信制御部111を介して、ユーザ端末50に送信する。受付不可画面には、例えば、「本日は順番待ちを予約できません」といったテキストが含まれる。
【0043】
上記の判定方法は、受付端末30の表示装置32に表示する受付画面を判定するためにも実行される。この場合、受付端末30は、受付画面を更新するリクエストを任意の時間間隔で順番管理サーバ10に送信する。順番管理サーバ10は、当該リクエストを受信すると、上記処理を実行し、受付端末30に受付画面又は受付不可画面を送信する。
【0044】
<受付端末30からの順番待ちの予約方法>
図10は、受付端末30における順番待ちの予約方法を示すフローチャートである。
【0045】
(ステップS31)
表示制御部314は、表示装置32に受付画面を表示する。
【0046】
(ステップS32)
店頭に訪れたユーザによって受付画面の受付ボタンがクリックされると、受付部313は、ユーザが受付画面の受付ボタンをクリックしたことを示す信号を受信し、当該信号を通信制御部312を介して順番管理サーバ10に送信する。
【0047】
(ステップS33)
通信制御部312は、順番管理サーバ10から、受付方法選択画面を受信する。表示制御部314は、表示装置32に受付方法選択画面を表示する。受付方法選択画面には、例えば、「整理券で受付」ボタンと、「電話番号で受付」ボタンとが表示される。受付部313は、ユーザが受付方法を選択したことを示す信号を受信すると、当該信号を通信制御部312を介して順番管理サーバ10に送信する。
【0048】
(ステップS34)
通信制御部312は、順番管理サーバ10から、人数入力画面を受信する。表示制御部314は、表示装置32に人数入力画面を表示する。受付部313は、ユーザが人数を入力したことを示す信号を受信すると、当該信号を通信制御部312を介して順番管理サーバ10に送信する。
【0049】
(ステップS35)
ステップS32において、ユーザが「電話番号で受付」を選択した場合は、通信制御部312は、順番管理サーバ10から、電話番号入力画面を受信する。表示制御部314は、表示装置32に電話番号入力画面を表示する。受付部313は、ユーザが電話番号を入力したことを示す信号を受信すると、当該信号を通信制御部312を介して順番管理サーバ10に送信する。なお、本ステップにおいては、ユーザの連絡先の一例として電話番号を入力する場合を説明したが、メールアドレスやSNSアカウント情報を入力するようにしてもよい。ステップS32において、ユーザが「整理券で受付」を選択した場合は、本ステップS34は省略してもよい。
【0050】
(ステップS36)
通信制御部312は、順番管理サーバ10から、最終確認画面を受信する。表示制御部314は、表示装置32に最終確認画面を表示する。最終確認画面には、ステップS34及びS35で入力された人数及び電話番号がテキスト表示される。また、最終確認画面には、入力内容を確定するための予約確定ボタンと、入力内容を改めるための戻るボタンを表示する。
【0051】
(ステップS37)
受付部313は、ユーザにより最終確認画面の予約確定ボタンがクリックされたか否かを判断する。予約確定ボタンがクリックされた場合(Yes)、処理はステップS38に移行する。最終確認画面の戻るボタンがクリックされた場合(No)、処理はステップS34に戻る。
【0052】
(ステップS38)
受付部313は、ステップS34及びS35で入力を受け付けた人数及び電話番号と、順番待ち予約をした時間帯(受付時間)とを含むユーザ情報を、通信制御部312を介して順番管理サーバ10に送信する。順番管理サーバ10は、ユーザ情報を受信すると、新たな受付IDの受付情報を順番管理テーブル143に追加する。順番管理サーバ10は、追加された受付情報に基づいて予約完了画面を生成し、受付端末30に送信する。表示制御部314は、順番管理サーバ10から受信した予約完了画面を表示装置32に表示する。予約完了画面には、受付情報として、例えば受付番号及び受付時間がテキスト表示される。出力制御部315は、予約完了画面に対応する整理券データを生成し、通信制御部312を介してプリンタ40に送信する。プリンタ40は、受信した整理券データに基づいて整理券を発券する。これにより、順番待ち予約の受付が完了する。
【0053】
以上、受付端末30における順番待ちの予約方法について説明したが、ユーザ端末50からの順番待ち予約方法も上記と同様である。この場合、ユーザ端末50が順番管理サーバ10にリクエストを送信し、順番管理サーバ10から受付画面を受信した場合に、上記の処理が実行される。ただし、ユーザ端末50から順番待ち予約をする場合は、ステップS33と、ステップS38における整理券の発券とは省略することができる。
【0054】
<受付端末30のGUI画面表示例>
図11は、受付端末30の表示装置32に表示される受付画面322を示す模式図である。受付画面322は、順番待ちができる時間帯及びその時間帯において何組待ちであるかを示すテキスト3221と、受付ボタン3222を有する。受付画面322は、現在順番待ち予約をしている組の一覧を表示してもよい。受付画面322は、言語を選択するための言語ボタンをさらに有していてもよい。
図11に示すように、現在時刻が10:00であるものの、10:00~12:00の時間帯において順番待ちの組数が上限に達しているため、テキスト3221として12:00~の順番待ちの予約が可能であることが示されている。このように、現在時刻を含む時間帯において順番待ち組数が上限に達している場合、順番待ち組数が上限に達していない直近の時間帯における順番待ち組数が受付画面322に表示される。
【0055】
図12(a)は、受付端末30の表示装置32に表示される受付方法選択画面323を示す模式図である。ユーザが受付画面322の受付ボタン3222をクリックすると、受付方法選択画面323に遷移する。
【0056】
図12(b)は、受付端末30の表示装置32に表示される人数入力画面324を示す模式図である。ユーザが受付方法選択画面323で受付方法を選択すると、人数入力画面324に遷移する。
【0057】
図12(c)は、受付端末30の表示装置32に表示される電話番号入力画面325を示す模式図である。ユーザが人数入力画面324で人数を入力すると、電話番号入力画面325に遷移する。受付方法選択画面323において、「整理券で受付」を選択した場合は、電話番号入力画面325は表示されなくてもよい。
【0058】
図12(d)は、受付端末30の表示装置32に表示される最終確認画面326を示す模式図である。ユーザが電話番号入力画面325で電話番号を入力すると、最終確認画面326に遷移する。最終確認画面326には、人数入力画面324で入力された人数と、電話番号入力画面325で入力された電話番号とがテキスト表示されている。最終確認画面326においては、順番待ち予約を確定するためのボタンが、「受付完了して発券」ボタンとして表示されている。
【0059】
図13は、受付端末30の表示装置32に表示される予約完了画面327を示す模式図である。予約完了画面327には、受付情報として、受付番号3271及び受付時間3272がテキスト表示されている。また、予約完了画面327には、整理券3273の模式図が表示されている。プリンタ40から発券される整理券には、QRコード(登録商標)を含めることができる。ユーザがユーザ端末50の読み取り装置を用いてQRコードを読み取ることにより、順番管理システム1が提供するサービスのアプリケーション又はブラウザが開き、現在の待ち状況を照会したり、メールアドレスなど電話番号以外の連絡先を登録して通知設定を変更したり、順番待ち予約を取消したりすることができる。ユーザがこのような操作を行った情報はユーザ端末50から順番管理サーバ10に送信され、順番管理サーバ10は順番管理テーブル143を更新するとともに管理用端末20に更新された情報を送信する。予約完了画面327は、例えば「対象時間の5分以上早くのご来店はご遠慮ください」といったテキスト3274を含んでいてもよい。
【0060】
<ユーザ端末50のGUI画面表示例>
図14(a)は、ユーザ端末50の表示装置52に表示される店舗のリスト画面521を示す模式図である。ユーザが、ユーザ端末50に実装されたブラウザ又はアプリケーションを介して、店舗を検索するためのリクエストを順番管理サーバ10に送信すると、順番管理サーバ10は、レスポンスとして、店舗のリストをユーザ端末50に送信する。表示制御部514は、順番管理サーバ10から受信した店舗のリストに基づいて、リスト画面521を表示装置52に表示させる。ユーザがリスト画面521の中から所望の店舗を選択してクリックすると、ユーザ端末50は、順番管理サーバ10に対し、当該店舗の順番待ちのリクエストを送信する。
図14(a)の例においては、ユーザが、カフェレストランAを選択することとする。
【0061】
図14(b)は、ユーザ端末50の表示装置52に表示される受付画面522を示す模式図である。受付画面522は、順番待ちができる時間帯及びその時間帯において何組待ちであるかを示すテキスト5221と、受付ボタン5222を有する。
図14(b)に示すように、現在時刻が10:00であるものの、10:00~12:00の時間帯において順番待ちの組数が上限に達しているため、テキスト5221として12:00~の順番待ちの予約が可能であることが示されている。このように、現在時刻を含む時間帯において順番待ち組数が上限に達している場合、順番待ち組数が上限に達していない直近の時間帯における順番待ち組数が受付画面522に表示される。ユーザが受付ボタン5222をクリックすると、
図12(b)~(d)と同様に画面が遷移する。
【0062】
<第1の実施形態の変形例>
第1の実施形態では、管理用端末20において、時間帯ごとに順番待ち予約の上限組数を設定できることを説明した。他の形態では、さらに、日付も指定して上限組数を設定できるようにしてもよい。店員は、例えば、特別な商品の発売日や、店舗やその近隣施設においてイベントが開催される日など、混雑が予想される日のみに順番待ち予約の上限組数を設定することができる。また、店員は、例えば平日など、混雑しないと予想される日には、上限組数を設定しないようにすることができる。
【0063】
第1の実施形態では、ユーザの順番待ち予約の操作時(
図10)に、1組のユーザの人数と電話番号とを入力することを説明した。他の形態では、さらに、席の希望(テーブル席、カウンター席、禁煙席、喫煙席、いずれでもよい)を入力するための画面を受付端末30及びユーザ端末50に表示するようにしてもよい。
【0064】
<第1の実施形態のまとめ>
以上のように、本実施形態の順番管理サーバ10(情報処理装置)は、ユーザ(利用者)の店舗に対する順番待ちを受け付け、時間帯に対応づけられた順番待ち組数の上限値が設定されているか否かを判定し、当日で順番待ち組数が上限値に達していない時間帯を特定し、処理の結果に応じて、順番待ちを受け付けるための表示画像を生成する。これにより、ユーザの来店が時間帯ごとに分散されるので、多くのユーザが来店して混雑することを防止できる。さらに、店員は、時間帯ごとに店舗に訪れるユーザの数の予想がしやすくなるので、営業の計画を立てやすくなる。
【0065】
また、受付端末30だけでなくユーザ端末50からも順番待ち予約ができ、順番が近づいたらユーザ端末50に通知が送信されるので、ユーザは、通知を受信するまで店頭に訪れる必要がなく、時間を有効活用することができる。さらに、順番待ち予約をできる時間帯が限定されるので、ユーザは、店舗に訪れるべきタイミングが分かる。これにより、ユーザが順番となるまで店頭で待機しようとすることを防止できる。
【0066】
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態においては、時間帯ごとに順番待ち組数の上限を設定し、順番待ち組数に応じた受付画面を受付端末30及びユーザ端末50に表示させる技術を説明した。ユーザは、訪れる店舗を検索するとき、空席がある店舗(すぐに入れる店舗)も含めて探している可能性が高い。そこで、第2の実施形態では、ユーザ端末50に店舗の空席情報も配信する技術を提案する。
【0067】
<順番管理システムの構成例>
図15は、第2の実施形態に係る順番管理システム2の構成図である。順番管理システム2は、検出装置70をさらに備える点で、第1の実施形態の順番管理システム1と異なっている。検出装置70は、店舗内に設けられており、店舗の空席状態をリアルタイムに検出する。検出装置70としては、例えばカメラ又は人感センサなどのセンサを用いることができる。別の形態として、店員などが目視で店舗内を確認して空席状態を入力できるパーソナルコンピュータ又はボタン機器を検出装置70とすることもできる。検出装置70は、検出した空席状態をネットワーク60を介して順番管理サーバ10に送信する。順番管理サーバ10は、検出装置70から受信する空席状態を示すデータを管理する。
【0068】
図16は、第2の実施形態に係る店舗テーブル142の例を示す図である。店舗テーブル142は、構成項目として空席情報1428をさらに備える。空席情報1428は、店舗内の検出装置70から送信されてきた最新の空席状態を示すデータである。検出装置70が検出した空席状態を順番管理サーバ10が受信すると、更新部112は、空席情報1428を更新する。
図16に示す例において、空席情報1428は、例えば「満席」、「空きあり」、「やや混雑」などのステータスを含む。別の形態として、空席情報1416は、空席がある場合は「0」、混雑している場合は「1」、満席の場合は「2」のように数字で示されていてもよい。また、別の形態として、空席情報1416は、空席の数又は空きテーブルの数を示す数値であってもよい。
【0069】
<空席情報の配信に関する処理>
検出装置70の検出結果が「空きあり」である場合でも、単にあるユーザが離席している、若しくはあるユーザがお会計をしているだけで、順番待ちをしている他のユーザがすぐに案内される状態であることがある。このような場合に、検出装置70の検出結果をそのままユーザ端末50に配信すると、実際は順番待ち予約をしている他のユーザがいるのに、ユーザが店舗に訪れてしまう。
【0070】
そこで、本実施形態では、順番管理サーバ10は、ユーザ端末50から照会リクエストを受信すると、順番待ち予約の上限が設定されている店舗がある場合は、その店舗の順番管理テーブル143を参照して店舗の空席状態を判断し、照会に対するレスポンスとしてユーザ端末50へ返信する。
【0071】
図17は、本実施形態に係る順番管理サーバ10が実行する空席情報と、時間帯ごとの順番待ち組数の上限情報と、順番管理テーブルによって管理された受付情報とに基づいて、各店舗の空席情報を配信する処理のフローチャートである。順番管理サーバ10(空席管理サーバとも言える)における以下の処理は、ユーザ端末50から店舗の空席情報の照会のリクエストを受信した場合に実行される。
【0072】
(ステップS41)
順番管理サーバ10は、対象の店舗に関して店舗テーブル142を参照し、時間帯ごとの上限が設定されているか否かを判定する。時間帯ごとの上限が設定されている場合(Yes)は、処理はステップS42に移行する。時間帯ごとの上限が設定されていない場合(No)には、処理はステップS43に移行する。
【0073】
(ステップS42)
順番管理サーバ10は、リクエストを受信した時間を含む現時刻の時間帯(以下、現時間帯とする)の次の時間(以下、次時間帯とする)が所定時間未満(ここでは一例として3分とする)かどうかを判定する。これは、上述の通り、仮に空席情報が空席があることを示し、かつ現時間帯の順番待ち組数が0である場合でも、次に順番待ちをしている他のユーザがすぐに案内される状態である可能性を考慮し、順番管理サーバ10が空席情報を配信するための処理である。ステップS42において、現時刻が次時間帯に近い(所定時間未満)である場合(Yes)には、処理はステップS44に移行する。現時刻が次時間帯まで十分時間がある(所定時間以上)である場合(No)には、処理はステップS43に移行する。
【0074】
(ステップS43)
順番管理サーバ10は、現在(ステップS42から本ステップS43に移行した場合は、現時間帯)の未案内の順番待ち組数を、順番管理テーブル143を参照して取得する。
【0075】
(ステップS44)
順番管理サーバ10は、現時間帯の未案内の順番待ち組数、及び次時間帯の未案内の順番待ち組数を、順番管理テーブル143を参照して取得する。
【0076】
(ステップS45)
順番管理サーバ10は、取得した順番待ち組数が1組以上か否かを判定する。なおここで、ステップS44からステップS45に移行した場合は、現時間帯の順番待ち組数及び次時間帯の順番待ち組数それぞれに対して1組以上か否かを判定しても良いし、現時間帯の順番待ち組数及び次時間帯の順番待ち組数を合算した組数に対して1組以上か否かを判定しても良い。ステップS45において順番待ち組数があると判定された場合(Yes)、処理はステップS47に移行する。順番待ち組数が0組であると判定された場合(No)には、処理はステップS46に移行する。
【0077】
(ステップS46)
順番管理サーバ10は、店舗テーブル142から対象の店舗の空席情報を取得する。
【0078】
(ステップS47)
一方で、順番管理サーバ10は、店舗テーブル142の空席情報にかかわらず、対象の店舗の空席情報を、「満席」に設定する。なお本実施形態では、順番管理サーバ10は、店舗テーブル142から空席情報を取得する処理を経ずに、固定の空席状態(満席)になるように設定した。他にも例えば、ステップS41~S45までの処理と並行して空席情報を取得しつつ、ステップS45でYesと判定された場合には空席情報を、事前に設定された固定の空席状況(満席)によって上書きすることとしても良い。
【0079】
(ステップS48)
順番管理サーバ10は、ユーザ端末50に空席情報を送信する。またステップS47から本ステップS48に移行した場合は、順番管理サーバ10は、空席情報とともに順番待ち組数に関する情報も送信する。
【0080】
なお、以上の処理は対象となる店舗が1つである場合を例に説明したが、照会リクエストの対象となる店舗が複数ある場合には、
図17に示すフローチャートを各店舗に対して実行すれば良い。
【0081】
<ユーザ端末50のGUI画面表示例>
いずれかの店舗を訪れようとしているユーザは、ユーザ端末50を介して、店舗の空席情報を順番管理サーバ10に対して照会することができる。照会リクエストには、ユーザ端末50の位置情報が含まれる。順番管理サーバ10はその照会に応答し、ユーザ端末50の現在位置又はユーザによる地図上の指定位置に応じて店舗テーブル142の店舗に関するレコードを検索することにより、ユーザ端末50に空席情報を送信する店舗群を特定し、当該店舗群に含まれる各店舗の空席情報を取得する。順番管理サーバ10は、取得した空席情報を、照会に対するレスポンスとしてユーザ端末50へ返信する。ユーザ端末50は、順番管理サーバ10から受信した空席情報を、例えば店舗のリストとして、表示装置52にする。ユーザ端末50は、順番管理サーバ10から受信した空席情報を地図上に表示(例えば、ピン表示)してもよい。
【0082】
図18(a)は、ユーザ端末50の表示装置52に表示される店舗のリスト画面523を示す模式図である。リスト画面523は、ユーザ端末50が順番管理サーバ10に対して店舗の空席情報の照会リクエストを送信した場合に表示される。リスト画面523には、店舗の一覧と、各店舗の空席情報が表示されている。
【0083】
図18(b)は、ユーザ端末50の表示装置52に表示される受付画面522を示す模式図である。ユーザが、リスト画面523から「カフェレストランA」を選択した場合、順番待ち組数に応じた受付画面522が表示される。受付画面522は、
図14(b)と同様である。ユーザは、受付画面522を介して、第1の実施形態と同様にして順番待ち予約をすることができる。このように、店舗の空き情報が「満席」となっている場合には、順番管理サーバ10は、順番待ち予約を受け付ける受付画面を生成し、ユーザ端末50に送信する。
【0084】
図18(c)は、ユーザ端末50の表示装置52に表示される店舗のリスト画面523を示す模式図である。
図18(c)においては、ユーザが、リスト画面523から「キッチンB」を選択した場合が示されている。
【0085】
図18(d)は、ユーザ端末50の表示装置52に表示される受付不可画面524を示す模式図である。ユーザが、リスト画面523から「キッチンB」を選択した場合、受付不可画面524が表示される。受付不可画面524には、空席情報が「空きあり」であることを示すテキスト5241と、「直接店舗にご来店ください」というテキスト5242が表示されており、受付ボタンは表示されていない。このように、店舗の空き情報が「空きあり」又は「やや混雑」となっている場合には、順番管理サーバ10は、順番待ち予約を受け付けない受付不可画面を生成し、ユーザ端末50に送信する。
【0086】
<第2の実施形態のまとめ>
以上のように、検出装置70で空き状態を検出して、空席情報をユーザ端末50に送信することにより、ユーザが訪れる店舗を選択しやすくなる。また、順番待ち予約が1組以上ある場合は、検出装置70の検出結果にかかわらず満席と判断することにより、誤検知若しくは空き状況の入力漏れなどがあった場合でも、正確な空席情報をユーザに提示することができる。なお、順番待ち予約が1組以上ある場合は、「満席」に限らず、「待ちあり」など店舗をすぐには利用できない状態であることを示すテキストであれば、他の表現とすることもできる。
【0087】
また、空席情報として、検出装置70から送信される「満席」、「空きあり」、「やや混雑」のいずれかを示す空席情報に、順番待ち予約に応じた混雑状況を加えても良い。例えば、「満席」「空きあり」「やや混雑」の他に、さらに「n組待ち」(nには順番待ち組数が入力される)や「本日、あとn組が順番待ち可能です」などの情報を配信するようにしても良い。
【0088】
また、現在時刻が次の時間帯に近い場合は、次の時間帯の順番待ち組数も考慮して待ち組があるか否かを判定する方法を説明したが、より簡易な方法として、ステップS42やステップS44の工程のない処理を実行しても良い。その場合、時間帯ごとの上限が設定されていて、かつすでに上限に達している場合には、空席情報に代えて「現在順番待ちはできません」などのように表示するようにしても良い。
【0089】
[変形例]
上述の実施形態では、席やテーブルが設置され飲食が提供される店舗の利用を希望するユーザ(利用客)の順番待ち予約を受け付けるシステムを例に説明した。以上のシステムは、飲食店以外の施設における順番待ちにも適用できる。例えば、イベント会場への入場に関する順番待ちや、化粧品カウンターや銀行窓口などの接客の順番待ちなどにも、本開示の技術は適用可能である。
【0090】
以上の通り、本開示の技術は、上述の実施形態の1つ以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し作動させる処理によって実現することができる。また、1以上の機能を実現する回路によって実現しても良い。
【0091】
本開示は、上述した実施形態に限定されるものでなく、様々な変形例を含んでいる。例えば、上述した実施形態は、本開示を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備える必要はない。また、ある実施形態の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることもできる。さらにまた、各実施形態の構成の一部について、他の実施形態の構成の一部を追加、削除又は置換することもできる。
【符号の説明】
【0092】
1、2…順番管理システム
10…順番管理サーバ
20…管理用端末
30…受付端末
40…プリンタ
50…ユーザ端末
60…ネットワーク
70…検出装置