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特許7595133申請プログラム、情報処理装置及び申請方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-27
(45)【発行日】2024-12-05
(54)【発明の名称】申請プログラム、情報処理装置及び申請方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241128BHJP
   G06Q 50/26 20240101ALI20241128BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q50/26
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023160605
(22)【出願日】2023-09-25
【審査請求日】2023-12-25
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ・ウェブサイトの掲載日:令和4年9月26日 ・ウェブサイトのアドレス:https://www.satofull.jp/news/detail.php?news_id=5501 ・公開者:株式会社さとふる
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ・ウェブサイトの掲載日:令和4年9月26日 ・ウェブサイトのアドレス:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.satofull.app&pli=1 ・公開者:株式会社さとふる
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ・ウェブサイトの掲載日:令和4年9月26日 ・ウェブサイトのアドレス:https://apps.apple.com/jp/app/satofull/id1523260652 ・公開者:株式会社さとふる
(73)【特許権者】
【識別番号】516317436
【氏名又は名称】株式会社さとふる
(74)【代理人】
【識別番号】100180758
【弁理士】
【氏名又は名称】荒木 利之
(72)【発明者】
【氏名】藤竹 瑞穂
(72)【発明者】
【氏名】古城 真二
(72)【発明者】
【氏名】丹羽 一樹
(72)【発明者】
【氏名】出川 正太
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-077336(JP,A)
【文献】ワンストップ特例オンライン申請(e-NINSHO)の申請手順,ふるさと納税サイト「ふるなび」,2023年05月24日,インターネット: <URL : https://web.archive.org/web/20230524214422/https://furunavi.jp/c/about_onestop_online_eninsho>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00ー99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
ふるさと納税の処理履歴を示す寄附情報選択を受け付ける選択手段と、
券面情報及び電子署名済みデータに対するパスワードの入力を受け付ける受付手段と、
入力された前記パスワードと前記券面情報が記録された媒体に記録されたパスワードを照合して前記入力されたパスワードの有効性を確認する確認手段と、
前記媒体から前記券面情報及び電子署名済みデータを読み取り、読み取った前記券面情報の内容に改ざんがないか外部システムに確認を要求する読取手段と、
前記入力されたパスワードが有効であり、前記券面情報の内容に改ざんがない場合、前記券面情報の一部又は全部の項目と、選択した前記寄附情報の対応する項目との突合を行う突合手段と、
前記券面情報の一部又は全部の項目と前記寄附情報の対応する項目との突合が一致した場合、少なくとも前記選択した前記寄附情報に基づいて生成された税控除申請情報を前記電子署名済みデータとともに前記外部システムに送信する申請手段として機能させる申請プログラム。
【請求項2】
ふるさと納税の申請を行い、当該申請の処理履歴として前記寄附情報をふるさと納税の申請の処理を行う外部サーバ又は当該コンピュータに格納する寄附申込手段をさらに有する請求項1に記載の申請プログラム。
【請求項3】
前記選択手段は、前記寄附情報をふるさと納税の申請の処理を行う外部サーバ又は当該コンピュータから取得する請求項1に記載の申請プログラム。
【請求項4】
ふるさと納税の処理履歴を示す寄附情報選択を受け付ける選択手段と、
券面情報及び電子署名済みデータに対するパスワードの入力を受け付ける受付手段と、
入力された前記パスワードと前記券面情報が記録された媒体に記録されたパスワードを照合して前記入力されたパスワードの有効性を確認する確認手段と、
前記媒体から前記券面情報及び電子署名済みデータを読み取り、読み取った前記券面情報の内容に改ざんがないか外部システムに確認を要求する読取手段と、
前記入力されたパスワードが有効であり、前記券面情報の内容に改ざんがない場合、前記券面情報の一部又は全部の項目と、選択した前記寄附情報の対応する項目との突合を行う突合手段と、
前記券面情報の一部又は全部の項目と前記寄附情報の対応する項目との突合が一致した場合、少なくとも前記選択した前記寄附情報に基づいて生成された税控除申請情報を前記電子署名済みデータとともに前記外部システムに送信する申請手段とを有する情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータにおいて実行される申請方法であって、
ふるさと納税の処理履歴を示す寄附情報選択を受け付けるステップと、
券面情報及び電子署名済みデータに対するパスワードの入力を受け付ける受付ステップと、
入力された前記パスワードと前記券面情報が記録された媒体に記録されたパスワードを照合して前記入力されたパスワードの有効性を確認する確認ステップと、
前記媒体から前記券面情報及び電子署名済みデータを読み取り、読み取った前記券面情報の内容に改ざんがないか外部システムに確認を要求する読取ステップと、
前記入力されたパスワードが有効であり、前記券面情報の内容に改ざんがない場合、前記券面情報の一部又は全部の項目と、選択した前記寄附情報の対応する項目との突合を行う突合ステップと、
前記券面情報の一部又は全部の項目と前記寄附情報の対応する項目との突合が一致した場合、少なくとも前記選択した前記寄附情報に基づいて生成された税控除申請情報を前記電子署名済みデータとともに前記外部システムに送信する申請ステップとを有する申請方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、申請プログラム、情報処理装置及び申請方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、観光地等の施設内に設置されて、地方自治体に対する寄附申請を受け付ける情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された情報処理装置は、施設内に設置され、利用者が設置位置の地方自治体に対して寄附を行うものであって、地方自治体に対する寄附申請を実行する寄附申請処理サーバとの間を仲介するコンテンツ管理サーバと共に寄附申請に係る処理を行うものであり、タッチパネルディスプレイ、プリンタ、カードリーダ及びカードスキャナと、寄附申請のための案内処理を実行する案内実行部を備えた制御部とを備え、制御部は、寄附金に対する決済処理を行う場合に決済用カードを読み取り可能にカードリーダを制御し、本人確認処理を行う場合に本人確認用カードを読み取り可能にカードスキャナを制御し、所定の処理を実行後に寄附に係る書類を印刷するようにプリンタを制御する。観光地等の施設内に設置されたこの情報処理装置を使用して、当該情報処理装置が設置された地方自治体に対して寄附申請を行うことができる。よって、観光地を訪れた利用者が、その場ですぐに寄附による地方自治体への貢献を行うことができる。
【0004】
さらに、情報処理装置は、当該寄附申請とともにワンストップ特例申請を受け付け、カードスキャナにより本人確認用カードを読み取って当該ワンストップ特例申請を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特許7091684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記した情報処理装置は、当該情報処理装置が設置された地方自治体に対して寄附申請とともにワンストップ特例申請を受け付けるものの、当該地方自治体に対する他の寄附(特に過去の寄附)に関する情報を記憶部に格納していないし、外部から取得する手段を備えていないため、申請する寄附の選択が限定される。また、本人確認用カードの記憶部から情報を読み取るものの、パスワードを求めて認証を行うものではないため、申請者当人による申請か否かを確認することができない。
【0007】
本発明の目的は、申請する寄附を選択可能で、本人による申請であることを保証するワンストップ特例申請を行う申請プログラム、情報処理装置及び申請方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の申請プログラム、情報処理装置及び申請方法を提供する。
【0009】
[1]コンピュータを、
ふるさと納税の処理履歴を示す寄附情報を選択する選択手段と、
券面情報及び電子署名済みデータに対するパスワードの入力を受け付ける受付手段と、
入力された前記パスワードと前記券面情報が記録された媒体に記録されたパスワードを照合して前記パスワードの有効性を確認する確認手段と、
前記媒体から前記券面情報及び電子署名済みデータを読み取る読取手段と、
少なくとも前記券面情報と、前記選択した前記寄附情報に基づいて生成された税控除申請情報を前記電子署名済みデータとともに前記外部システムに送信する申請手段として機能させる申請プログラム。
[2]前記確認結果が有効である場合、選択した前記寄附情報と、前記券面情報との突合を行う突合手段としてさらに機能させる前記[1]に記載の申請プログラム。
[3]ふるさと納税の申請の処理を行い、当該処理の結果として前記寄附情報を生成する寄附申込手段をさらに有する前記[1]又は[2]に記載の申請プログラム。
[4]前記選択手段は、前記寄附情報をふるさと納税の申請の処理を行う外部サーバから取得する前記[1]又は[2]に記載の申請プログラム。
[5]ふるさと納税の処理履歴を示す寄附情報を選択する選択手段と、
券面情報及び電子署名済みデータに対するパスワードの入力を受け付ける受付手段と、
入力された前記パスワードと前記券面情報が記録された媒体に記録されたパスワードを照合して前記パスワードの有効性を確認する確認手段と、
前記媒体から前記券面情報及び電子署名済みデータを読み取る読取手段と、
少なくとも前記券面情報と、前記選択した前記寄附情報に基づいて生成された税控除申請情報を前記電子署名済みデータとともに前記外部システムに送信する申請手段とを有する情報処理装置。
[6]ふるさと納税の処理履歴を示す寄附情報を選択するステップと、
券面情報及び電子署名済みデータに対するパスワードの入力を受け付ける受付ステップと、
入力された前記パスワードと前記券面情報が記録された媒体に記録されたパスワードを照合して前記パスワードの有効性を確認する確認ステップと、
前記媒体から前記券面情報及び電子署名済みデータを読み取る読取ステップと、
少なくとも前記券面情報と、前記選択した前記寄附情報に基づいて生成された税控除申請情報を前記電子署名済みデータとともに前記外部システムに送信する申請ステップとを有する申請方法。
【発明の効果】
【0010】
請求項1、5、6に係る発明によれば、申請する寄附を選択することができる。
請求項2に係る発明によれば、本人による申請であることを保証することができる。
請求項3に係る発明によれば、ふるさと納税申込の処理を行い、当該処理の結果として寄附情報を生成することができる。
請求項4に係る発明によれば、寄附情報をふるさと納税申込の処理を行う外部サーバから取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施の形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略図である。
図2図2は、実施の形態に係る端末の構成例を示すブロック図である。
図3図3は、寄附情報の構成例を示す概略図である。
図4図4は、券面情報の構成例を示す概略図である。
図5図5は、申請情報の構成例を示す概略図である。
図6A図6Aは、端末の表示部に表示される画面の一例を示す概略図である。
図6B図6Bは、端末の表示部に表示される画面の一例を示す概略図である。
図6C図6Cは、端末の表示部に表示される画面の一例を示す概略図である。
図6D図6Dは、端末の表示部に表示される画面の一例を示す概略図である。
図6E図6Eは、端末の表示部に表示される画面の一例を示す概略図である。
図6F図6Fは、端末の表示部に表示される画面の一例を示す概略図である。
図6G図6Gは、端末の表示部に表示される画面の一例を示す概略図である。
図6H図6Hは、端末の表示部に表示される画面の一例を示す概略図である。
図6I図6Iは、端末の表示部に表示される画面の一例を示す概略図である。
図7図7は、端末のワンストップ特例申請動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[実施の形態]
(情報処理システムの構成)
図1は、実施の形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略図である。
【0013】
この情報処理システムは、端末1と、端末1で動作するアプリケーション(納税アプリケーション110、図2)の外部サーバとしてのふるさと納税システムサーバ2と、ワンストップ特例支援システムサーバ3と、外部システムとしての電子申請システムサーバ4とをネットワーク6によって互いに通信可能に接続することで構成される。端末1は、利用者5によって操作され、利用者5が所持するマイナンバーカード50の情報を非接触又は接触式で読み取る機能を有する。
【0014】
端末1は、スマートフォン、タッチパネル型PC(Personal Computer)、ノートPC、デスクトップPC等の情報処理装置端末であって、本体内に情報を処理するための機能を有するCPUやフラッシュメモリ等の電子部品を備える。
【0015】
ふるさと納税システムサーバ2と、ワンストップ特例支援システムサーバ3と、電子申請システムサーバ4は、サーバ型の情報処理装置であって、本体内に情報を処理するための機能を有するCPUやフラッシュメモリ等の電子部品を備える。ふるさと納税システムサーバ2は、ある地方自治体への寄附の受付及び当該寄附に対するお礼の品の配送手配等の処理(以降、「ふるさと納税」と言うことがある。)を行うプラットフォームを提供する外部サーバであって、寄附履歴を格納するデータベースを含む。ワンストップ特例支援システムサーバ3は、ふるさと納税に関する税控除申請を、確定申告を行うことなく受け付ける「ワンストップ特例申請」の処理を行うためのサーバであり、主に地方自治体の端末と通信してワンストップ特例申請の処理を実行する。電子申請システムサーバ4は、主にマイナンバーカード50の券面情報の改ざんチェック及びマイナンバーカード50を利用した本人確認を行うとともに、端末1からワンストップ特例申請を受け付けて当該申請に関するデータを地方自治体へ提供するサーバである。
【0016】
ネットワーク6は、高速通信が可能な通信ネットワークであり、例えば、インターネット、イントラネットやLAN(Local Area Network)等の有線又は無線の通信網である。
【0017】
端末1は、一例として、利用者5の操作を受け付けて、操作内容に対応した要求に応じて動作するものであり、ふるさと納税システムサーバ2と通信してふるさと納税の申請を行った後、ふるさと納税システムサーバ2の寄附情報を用いて電子申請システムサーバ4に対してワンストップ特例申請を行う。また、端末1は、ワンストップ特例申請を行う際に、マイナンバーカード50のパスワードの有効性を確認し、当該パスワードの有効性が確認された場合にマイナンバーカード50の券面情報を読み取り、マイナンバーカード50の券面情報の改ざんチェックのために電子申請システムサーバ4と通信し、改ざんチェックに問題がない場合、券面情報と寄附情報との突合を行って、本人による申請であることが確認された場合に電子申請システムサーバ4にワンストップ特例申請を完了させる。その後、電子申請システムサーバ4の申請情報は、各地方自治体の端末によってダウンロードされ、各地方自治体の端末がワンストップ特例支援システムサーバ3と通信して当該申請情報の処理を行うことでワンストップ特例申請の処理が完了する。
【0018】
(端末の構成)
図2は、実施の形態に係る端末1の構成例を示すブロック図である。
【0019】
端末1は、CPU等から構成され、各部を制御するとともに、各種のプログラムを実行する制御部10と、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成され情報を記憶する記憶部11と、ネットワーク6を介して外部と通信する通信部12と、各種プログラムの動作内容に応じて画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部13と、タッチパネルやボタン等から構成されて利用者5の操作を受け付ける操作部14と、マイナンバーカード50の券面情報を接触又は非接触にて読み取るカード読取部15とを備える。なお、記憶部11は揮発性、不揮発性の記憶媒体の双方を含むものとし、記憶部11に格納される情報は、永続的、一時的に格納される情報の双方を含むものとする。
【0020】
制御部10は、後述する納税アプリケーション110を実行することで、寄附申込手段100、寄附選択手段101、パスワード受付手段102、有効性確認手段103、券面情報読取手段104、情報突合手段105、税控除申請手段106等として機能する。
【0021】
寄附申込手段100は、利用者5の要求に応じてふるさと納税システムサーバ2と通信してふるさと納税の申請を行う。ふるさと納税を申し込んだ後の処理履歴として寄附情報は納税システムサーバ2に格納される。なお、寄附情報111は、端末1の記憶部11に格納するものであってもよい。
【0022】
寄附選択手段101は、ワンストップ特例申請を行う際に、納税システムサーバ2にアクセスすることで寄附情報を取得して一時的に記憶部11に格納し、当該寄附情報111を申請可能な候補として表示部13に表示し、利用者5の要求に応じて申請する寄附情報111の選択を受け付ける。
【0023】
パスワード受付手段102は、端末1のカード読取部15がマイナンバーカード50の券面情報を読み取るため、及びマイナンバーカード50を利用して電子署名済みデータを取得するために、マイナンバーカード50に設定されたそれぞれのパスワードを利用者5の入力に応じて受け付ける。なお、パスワードの受け付けは、券面情報の読み取り、電子署名の実行のそれぞれのタイミングで行ってもよいが、本実施の形態では最初のアクション、つまり券面情報の読み取りの際に同時に行うものとする。
【0024】
有効性確認手段103は、パスワード受付手段102が受け付けたパスワードとマイナンバーカード50に記録されたパスワードとの照合を行い、入力されたパスワードの有効性の確認を行う。
【0025】
券面情報読取手段104は、有効性確認手段103がパスワードの有効性を確認した後、カード読取部15を介してマイナンバーカード50から券面情報を読み取り、券面情報112として記憶部11に格納する。なお、パスワードは、セキュリティに関わるものであるため、一時的に記憶部11に保存されるものとし、目的の処理を終えたら削除される。また、券面情報読取手段104は、読み取った券面情報112の内容に改ざんがないか電子申請システムサーバ4に確認を要求し、確認結果を受信する。また、券面情報読取手段104は、後述する申請情報113を電子申請システムサーバ3に送信する際に、電子署名済みデータを取得するためのパスワードを用いてマイナンバーカード50から電子署名済みデータを読み取る。
【0026】
情報突合手段105は、寄附選択手段101が選択した寄附情報111と、券面情報112の名前、生年月日、住所、マイナンバー、性別の一部又は全部とを突合し、本人による申請かどうかを確認する。
【0027】
税控除申請手段106は、情報突合手段105の突合結果が本人による申請であることを示している場合、申請情報113を生成し、電子申請システムサーバ4に対して申請情報113と券面情報読取手段104が読み取ったマイナンバーカード50の電子署名済みデータとを送信することでワンストップ特例申請が行われる。具体的には、電子申請システムサーバ4は、J-LIS(地方公共団体情報システム機構)と通信して本人確認を行う。
【0028】
記憶部11は、制御部10を上述した各手段100-106として動作させるワンストップ特例申請を行うための申請プログラムを含むふるさと納税アプリケーション110、寄附情報111、券面情報112、申請情報113等を記憶する。
【0029】
図3は、寄附情報111の構成例を示す概略図である。
【0030】
寄附情報111は、寄附者情報と、寄附情報と、お礼品配送先情報とを有する。寄附者情報は、寄附者の名前、名前(フリガナ)、郵便番号、住所、電話番号、生年月日等の情報を有する。また、寄附情報は、寄附金額、寄附受付日、寄附確定日、選択したお礼品、受付ステータス等の情報を有する。
【0031】
図4は、券面情報112の構成例を示す概略図である。
【0032】
券面情報112は、マイナンバーカード50の所有者である利用者5に一意に割り振られたマイナンバーと、利用者5の住所と、氏名と、生年月日と、性別とを有する。
【0033】
図5は、申請情報113の構成例を示す概略図である。
【0034】
申請情報113は、申請の提出日時、申請先の地方自治体の首長、寄附者の氏名、氏名フリガナ、電話番号その他必要な情報、寄附明細等の情報を有する。寄附明細は、寄附番号、寄附年月日、寄附金額等を有する。
【0035】
(情報処理装置の動作)
次に、本実施の形態の作用を、(1)事前動作、(2)ワンストップ特例申請動作に分けて説明する。
【0036】
(1)事前動作
まず、利用者5は、「(2)ワンストップ特例申請動作」の事前動作としてふるさと納税を行うため端末1を操作する。なお、この動作は、少なくとも「(2)ワンストップ特例申請動作」より前のタイミングで行われていればよいが、ワンストップ特例申請動作の対象となる寄附情報は同年1月1日から12月31日の期間内に行われた寄附情報である。利用者5は、端末1のふるさと納税アプリケーション110を実行して、例えば、地方自治体への寄附に対するお礼の品等を選択し、当該寄附に定められた額の寄附を行う。
【0037】
端末1の寄附申込手段100は、利用者5の要求に応じてふるさと納税システムサーバ2と通信してふるさと納税の申請を行う。ふるさと納税の申請結果として寄附情報は納税システムサーバ2に格納される。
【0038】
(2)ワンストップ特例申請動作
次に、利用者5は、寄附を行った地方自治体に対しワンストップ特例申請を開始するため端末1を操作する。具体的には、ふるさと納税アプリケーション110で表示可能な複数の画面のうち「控除管理ページ」を開く操作をする。
【0039】
図7は、端末1のワンストップ特例申請動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【0040】
寄附選択手段101は、ワンストップ特例申請の開始を受け付けると(S1)、ふるさと納税システムサーバ2にアクセスして寄附情報を取得して記憶部11に寄附情報111として格納し、当該寄附情報111の内容を示すため、「控除管理ページ」として以下に示す画面13Aを表示部13に表示する。
【0041】
図6Aは、端末1の表示部13に表示される画面の一例を示す概略図である。
【0042】
画面13Aは、ワンストップ特例申請の対象とする寄附情報の寄付申込年、地方自治体等を選択するための画面であり、寄附申込年を選択するための選択プルダウンメニュー130Aと、確定申告とワンストップ特例申請とを切り替える確定申告/ワンストップ特例申請切替ボタン131Aと、選択した年度に寄附した地方自治体を一覧表示する地方自治体リスト132Aとを有する。
【0043】
利用者5は、画面13Aの内容を確認し、ワンストップ特例申請を行う地方自治体として、例えば、「○○県○○市」を選択する。
【0044】
端末1の寄附選択手段101は、利用者5の操作に応じて地方自治体の選択を受け付け(S2)、受け付けた地方自治体に行った寄附情報111の一覧を選択するための画面13Bを表示部13に表示する。
【0045】
図6Bは、端末1の表示部13に表示される画面の一例を示す概略図である。
【0046】
画面13Bは、寄附情報を一括して又は個別で選択するための画面であり、選択した地方自治体の寄附情報を全て選択するための一括申請ボタン130Bと、選択した地方自治体の寄附情報を一覧表示するための寄附情報リスト131Bとを有する。
【0047】
利用者5は、画面13Bの内容を確認し、未申請の寄付情報がある場合、例えば、選択した地方自治体の寄附情報を一括で選択するため一括申請ボタン130Bを押下する。なお、必ずしも地方自治体の寄附情報を一括で選択する必要はなく、任意の寄附情報を選択してもよい。
【0048】
端末1の寄附選択手段101は、利用者5の操作に応じて寄附情報を(一括)選択し、選択した寄附情報を確認させるための画面13Cを表示部13に表示する。
【0049】
図6Cは、端末1の表示部13に表示される画面の一例を示す概略図である。
【0050】
画面13Cは、選択した寄附情報を確認するための画面であり、選択された寄附情報をチェックボックスで示す選択寄附リスト130Cと、選択した寄附情報で手続きを進めるための「以上の寄附をオンラインで申請」ボタン131Cとを有する。
【0051】
利用者5は、画面13Cの内容を確認し、そのまま又は必要に応じて寄附情報の選択を解除する等した後、「以上の寄附をオンラインで申請」ボタン131Cを押下する。
【0052】
端末1の寄附選択手段101は、選択寄附リスト130Cにおいてチェックされた寄附情報111を選択する(S3)。
【0053】
また、端末1は、ふるさと納税アプリケーション110を実行することにより、次の画面13Dへ進む前に、事前準備のチェックリストを表示してもよいし、さらに利用規約の確認を表示するようにしてもよい。
【0054】
次に、端末1のパスワード受付手段102は、マイナンバーカード50の券面情報を読み取るためのパスワードと、電子署名済みデータに対するパスワードの入力を受け付けるための画面13Dを表示部13に表示する。
【0055】
図6Dは、端末1の表示部13に表示される画面の一例を示す概略図である。
【0056】
画面13Dは、マイナンバーカード50のパスワード入力を受け付けるための画面であり、券面事項入力補助用暗証番号入力欄130Dと、署名用電子証明書暗証番号入力欄131Dと、端末1が申請完了までパスワードをメモリに保持することを確認するためのチェックボックス132Dと、次の画面へ遷移するための「次へ」ボタン133Dとを有する。
【0057】
利用者5は、画面13Dの内容を確認し、券面事項入力補助用暗証番号入力欄130Dと、署名用電子証明書暗証番号入力欄131Dにそれぞれパスワードを入力し、「次へ」ボタン133Dを押下する。
【0058】
端末1のパスワード受付手段102は、マイナンバーカード50に設定されたパスワードを利用者5の入力に応じて受け付けて記憶部11に記憶する(S4)。なお、パスワードは、セキュリティに関わるものであるため、一時的に記憶部11に保存されるものとし、目的の処理を終えたら削除される。
【0059】
次に、有効性確認手段103は、パスワード受付手段102が受け付けたパスワードとマイナンバーカード50に設定されたパスワードとを照合して有効性を確認する(S5)。当該有効性確認手段103は、例えば、ふるさと納税アプリケーション110に組み込まれたSDK(Software Development Kit)等により実行する。
【0060】
券面情報読取手段104は、有効性確認手段103がパスワードの有効性を確認できた場合(S6;Yes)、券面情報読み取りを実行するための画面13Eを表示部13に表示する。また、有効性を確認できなかった場合(S6;No)、予め定められた回数だけ再入力を促し、再入力されたパスワードが誤っていた場合に処理を終了する。
【0061】
図6Eは、端末1の表示部13に表示される画面の一例を示す概略図である。
【0062】
画面13Eは、マイナンバーカード50の券面情報の読取方法を説明及び読取を開始するための画面であり、説明の記述に加え、「読み取り開始」ボタン130Eを有する。
【0063】
利用者5は、画面13Eの内容を確認し、「読み取り開始」ボタン130Eを押下する。
【0064】
券面情報読取手段104は、利用者5の操作に応じて、カード読取部15を介してマイナンバーカード50から券面情報を読み取り、券面情報112として記憶部11に格納する(S7)。また、券面情報読取手段104は、読み取った券面情報112の内容に改ざんがないか電子申請システムサーバ4に確認を要求し、確認結果を受信する。仮に改ざんがあった場合は処理を中止する。
【0065】
次に、端末1の情報突合手段105は、寄附選択手段101が選択した寄附情報111と、券面情報112の、生年月日、住所、マイナンバー、性別の一部又は全部とを突合し、一致するか(本人による申請かどうか)を確認する(S8)。
【0066】
次に、税控除申請手段106は、情報突合手段105により確認がとれた場合(S9;Yes)、申請可能と判断し、ワンストップ特例申請を行うための要件を確認するための画面13Fを表示部13に表示する。寄附選択手段101が選択した寄附情報111と、券面情報112の突合が一致しなかった場合(S9;No)、申請不可能と判断し、処理を終了する。
【0067】
図6Fは、端末1の表示部13に表示される画面の一例を示す概略図である。
【0068】
画面13Fは、申請者情報の確認とともに申請の特例の適用を受けるための要件を満たしているか否かを確認するための画面であり、本人情報の記述に加え、「地方税法附則第7条第1項(第8項)に規定する申告特例対象寄附者である。」ことを確認するためのチェックボックス130Fと、「地方税法附則第7条第2項(第9項)に規定する要件に該当する者である。」ことを確認するためのチェックボックス131Fと、チェックボックスのチェック後に有効になる次の画面へ遷移するための「次へ」ボタン132Fとを有する。
【0069】
利用者5は、画面13Fの内容を確認し、要件に該当する場合はチェックボックス130F、131Fにチェックを入れる。
【0070】
次に、端末1の税控除申請手段106は、チェックボックス130F、131Fにチェックがされた場合、申請情報113を生成し、当該申請情報113に電子署名するために再度マイナンバーカード50の読み取りを行うための画面13Gを表示部13に表示する。
【0071】
図6Gは、端末1の表示部13に表示される画面の一例を示す概略図である。
【0072】
画面13Gは、電子署名のためにマイナンバーカード50の読取方法を説明及び読取を開始するための画面であり、説明の記述に加え、「読み取り開始」ボタン130Gを有する。
【0073】
利用者5は、画面13Gの内容を確認し、「読み取り開始」ボタン130Gを押下する。
【0074】
次に、税控除申請手段106は、利用者5の操作に応じて、カード読取部15を介してマイナンバーカード50を読み取りステップS4において受け付けたパスワードを用いて申請情報113に電子署名を取得する(S10)とともに、申請する情報の最終確認を行うための画面13Hを表示部13に表示する。
【0075】
図6Hは、端末1の表示部13に表示される画面の一例を示す概略図である。
【0076】
画面13Hは、申請する情報の最終確認を行うための画面であり、申請する情報130Hに加え、申請する情報を利用者5が確認したことをチェックするためのチェックボックス131Hと、チェックボックスのチェック後に有効になる申請を実行するための「送信」ボタン132Hとを有する。
【0077】
利用者5は、画面13Hの内容を確認し、申請する情報130Hの内容に問題がなければチェックボックス131Hにチェックをした後、「送信」ボタン132Hを押下する。
【0078】
次に、端末1の税控除申請手段106は、利用者5の操作に応じて、電子申請システムサーバ4に対して申請情報113と券面情報読取手段104がマイナンバーカード50から取得した電子署名済みデータとを送信することでワンストップ特例申請を行う(S11)とともに、申請完了を示す画面13Iを表示部13に示す。また、税控除申請手段106は、記憶部11に申請結果情報(申請した内容、申請の成功/失敗等の情報、図示せず。)を記録してもよい。なお、申請結果情報は、ふるさと納税アプリケーション110の申請管理画面において申請結果情報のステータス表示等に用いられる他、画面13Aの控除手続き未申請の判断に用いられる。また、なお、電子申請システムサーバ4に対して申請情報113、電子署名済みデータ及び署名用電子証明書が送信された後、電子申請システムサーバ4において本人確認が行なわれる。
【0079】
図6Iは、端末1の表示部13に表示される画面の一例を示す概略図である。
【0080】
画面13Iは、申請が完了したことを示す画面であり、他の地方自治体の寄附に関してもワンストップ特例申請を行うために画面13Aに戻るための「控除管理画面に戻る」ボタン130Iを有する。
【0081】
利用者5は、さらに他の地方自治体の寄附に対してワンストップ特例申請を行う場合、「控除管理画面に戻る」ボタン130Iを押下して控除管理画面に戻り、上記ステップS1~S8を地方自治体の数だけ繰り返す。なお、本実施の形態では地方自治体毎に処理を行ったが地方自治体を選択して又は全ての地方自治体について同時に処理を行うようにしてもよい。
【0082】
その後、電子申請システムサーバ4の申請情報は、各地方自治体の端末によってダウンロードされ、各地方自治体の端末がワンストップ特例支援システムサーバ3と通信して当該申請情報の処理を行う。当該申請情報の処理を行うことで、ふるさと納税の寄付を受け付けた地方自治体におけるワンストップ特例申請の受付処理が完了する。
【0083】
(実施の形態の効果)
上記した実施の形態によれば、寄附申請を行うふるさと納税アプリケーション110上でワンストップ特例申請を行うようにしたため、ふるさと納税アプリケーション110が通信するふるさと納税システムサーバ2から取得可能な寄附情報111から申請する寄附を選択できる。一方、ワンストップ特例申請専用のアプリケーションやWebサービスを使用する場合、当該アプリケーションは、一般的にふるさと納税システムサーバ2と運営主体が異なるため、ふるさと納税システムサーバ2から寄附情報を直接取得できず、ふるさと納税システムサーバ2に対するなんらかの別操作や別手段が必要となる。
【0084】
また、端末1の寄附選択手段101は、ふるさと納税システムサーバ2と通信可能に構成されているため、寄附申込手段100が寄附申込を完了した後、即時当該寄附申込に対応する寄附情報を選択可能とすることができ、ワンストップ特例申請の対象とすることができる。一方、ワンストップ特例申請専用のアプリケーションやWebサービスを使用する場合、寄附申込後、寄附を受け付けた地方自治体から寄附データが連携されて、ワンストップ特例申請専用のアプリケーションやWebサービスのメール送信バッチが動いた時点で、ふるさと納税にかかる寄附を受け付けた地方自治体または地方自治体の業務委託先から寄附者にメールが送付されるため、即座にワンストップ特例申請の対象とすることができない。
【0085】
また、ふるさと納税アプリケーション110を有効性確認手段103として機能させ、マイナンバーカード50のパスワード有効性について確認するとともに、有効な券面情報112と寄附情報111を突合するようにしたため、申請者の有効性を保証し、かつ、申請情報113を電子署名するようにしたため、申請者の有効性及び改ざんがないことを保証したワンストップ特例申請を行うことができる。
【0086】
また、端末1上で動作するふるさと納税アプリケーション110のみでふるさと納税の申し込みからワンストップ特例申請まで行うことができ、他のサービスに遷移する必要がなく利用者5の利便性が向上する。
【0087】
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々な変形が可能である。
【0088】
例えば、1つのふるさと納税アプリケーション110を実行することで端末1を各手段100~106として機能させる構成を説明したが、端末1を寄附申込手段100として機能させるふるさと納税のためだけのアプリケーションと、手段101~106として機能させるためのワンストップ特例申請アプリケーションに分けた構成としてもよく、この場合それぞれのアプリケーションがふるさと納税システムサーバ2と通信可能であればよい。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各手段100~106を任意の複数のアプリケーションに割り振ってもよい。
【0089】
上記実施の形態では制御部10の各手段100~106の機能をプログラムで実現したが、各手段の全て又は一部をASIC等のハードウエアによって実現してもよい。また、上記実施の形態で用いたプログラムをCD-ROM等の記録媒体に記憶して提供することもできる。また、上記実施の形態で説明した上記ステップの入れ替え、削除、追加等は本発明の要旨を変更しない範囲内で可能である。
【符号の説明】
【0090】
1 :端末
2 :ふるさと納税システムサーバ
3 :ワンストップ特例支援システムサーバ
4 :電子申請システムサーバ
5 :利用者
6 :ネットワーク
10 :制御部
11 :記憶部
12 :通信部
13 :表示部
14 :操作部
15 :カード読取部
50 :マイナンバーカード
100 :寄附申込手段
101 :寄附選択手段
102 :パスワード受付手段
103 :有効性確認手段
104 :券面情報読取手段
105 :情報突合手段
106 :税控除申請手段
110 :ふるさと納税アプリケーション
111 :寄附情報
112 :券面情報
113 :申請情報

【要約】
【課題】申請する寄附を選択可能で、本人による申請であることを保証するワンストップ特例申請を行う申請プログラム、情報処理装置及び申請方法を提供する。
【解決手段】端末1は、ふるさと納税の処理履歴を示す寄附情報を選択する寄附選択手段101と、券面情報及び電子署名済みデータに対するパスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段102と、入力されたパスワードとマイナンバーカード50に記録されたパスワードを照合してパスワードの有効性を確認する有効性確認手段103と、マイナンバーカード50から券面情報及び電子署名済みデータを読み取る券面情報読取手段104と、少なくとも券面情報と、選択した寄附情報に基づいて生成された税控除申請情報を電子署名済みデータ及び署名用電子証明書とともに電子申請システムサーバ4に送信する税控除申請手段106とを有する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図6G
図6H
図6I
図7