(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-27
(45)【発行日】2024-12-05
(54)【発明の名称】マルチモーダルコンテンツを選択し表示するための電子装置および方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/048 20130101AFI20241128BHJP
G06Q 50/16 20240101ALI20241128BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20241128BHJP
H04N 21/482 20110101ALI20241128BHJP
【FI】
G06F3/048
G06Q50/16
H04N21/431
H04N21/482
(21)【出願番号】P 2023502951
(86)(22)【出願日】2021-07-26
(86)【国際出願番号】 US2021043099
(87)【国際公開番号】W WO2022026347
(87)【国際公開日】2022-02-03
【審査請求日】2024-07-01
(32)【優先日】2020-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522470954
【氏名又は名称】ダイレクト オファー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】DIRECT OFFER, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100139723
【氏名又は名称】樋口 洋
(72)【発明者】
【氏名】ラッペ,キャスリーン
(72)【発明者】
【氏名】バートン,ジョナサン
【審査官】渡辺 慶人
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-041460(JP,A)
【文献】特開2018-200566(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0294622(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0089597(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
3/048- 3/04895
G06Q 50/00 - 50/20
50/26 - 99/00
G16Z 99/00
H04N 7/10
7/14 - 7/173
7/20 - 7/56
21/00 - 21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
不動産資産について管理上記録されるデジタルコンテンツと関連する追加のデジタルコンテンツを第1のユーザに提示するための方法であって、
第1のユーザタイプを、不動産ソフトウェアアプリケーションへの管理アクセスを持たない不動産ソフトウェアアプリケーションのユーザとして
、前記ソフトウェアアプリケーションを実行する電子装置によって定義する工程;
前記電子装置によって、第2のユーザタイプを、不動産ソフトウェアアプリケーションへの管理アクセスを有する不動産ソフトウェアアプリケーションのユーザとして定義する工程;
前記電子装置によって、管理デジタルコンテンツのみを含む管理デジタルコンテンツタイプを、前記第2のユーザタイプに属するユーザによって作成されたデジタルコンテンツとして定義する工程;
前記電子装置によって、マルチモーダルデジタルコンテンツのみを含むマルチモーダルデジタルコンテンツタイプを、管理デジタルコンテンツに関連するデジタルコンテンツとして定義する工程;
前記電子装置によって、前記不動産ソフトウェアアプリケーションを介して、第1の不動産資産と関連する第1の管理デジタルコンテンツを受信する工程;
前記電子装置によって、前記不動産ソフトウェアアプリケーションを介して、前記第1の管理デジタルコンテンツと関連する第1のマルチモーダルデジタルコンテンツを受信する工程;
前記ソフトウェアアプリケーションを実行する電子装置によって、第1の管理デジタルコンテンツを第1のユーザに表示する工程;
前記電子装置によって、前記第1の管理コンテンツとともに、前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツと関連する第1のグラフィカルユーザインターフェース要素を表示する工程;
前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツが音声を含み;
前記電子装置によって、前記管理コンテンツとともに表示される前記グラフィカルユーザインターフェース要素と関連する入力を受信する工程であって、前記入力は、前記第1のマルチモーダルを再生するための前記ユーザによる要求に対応する、工程;
前記電子装置によって、前記ユーザの入力に応答して前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツの提示をトリガする工程;
前記電子装置によって、前記ソフトウェアアプリケーションの第1のユーザの人口統計的情報、心理学的情報、または第1のユーザの嗜好と関連付けられた第2のマルチモーダルデジタルコンテンツを記録
する、工程;
前記電子装置によって、前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツを、第1の心理学的情報タイプと関連付ける工程;
前記電子装置によって、前記第2のマルチモーダルデジタルコンテンツを、第2の心理学的情報タイプと関連付ける工程;
前記電子装置によって、前記ソフトウェアアプリケーションの第1のユーザを、ユーザの心理学的情報タイプと関連付ける工程;および
前記電子装置によって、前記ユーザの心理学的情報タイプに基づいて、前記第1または第2のマルチモーダルデジタルコンテンツのいずれを前記第1のユーザに提供するかを決定する工程
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のデジタルマルチモーダルコンテンツを第1の人口統計的情報に関連付ける工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のマルチモーダルデジタルコンテンツが、前記第1の管理デジタルコンテンツについてのユーザの意見を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のマルチモーダルコンテンツが、第1のオーディオコンテンツを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の管理デジタルコンテンツが、画像ファイルであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
デジタルマルチモーダルコンテンツを第1のユーザに提供する電子装置であって、該電子装置は、
ハードウェアプロセッサ;および
該ハードウェアプロセッサに通信可能に結合されたメモリであって、実行時に前記ハードウェアプロセッサに以下を実行させる、ソフトウェアとしてプロセッサ命令を記憶する、メモリ:
第1のユーザタイプを、不動産ソフトウェアアプリケーションへの管理アクセスを持たない不動産ソフトウェアアプリケーションのユーザとして定義し;
第2のユーザタイプを、不動産ソフトウェアアプリケーションへの管理アクセスを有する不動産ソフトウェアアプリケーションのユーザとして定義し;
管理デジタルコンテンツのみを含む管理デジタルコンテンツタイプを、前記第2のユーザタイプに属するユーザによって作成されたデジタルコンテンツとして定義し;
マルチモーダルデジタルコンテンツのみを含むマルチモーダルデジタルコンテンツタイプを、管理デジタルコンテンツに関連するデジタルコンテンツとして定義し;
前記不動産ソフトウェアアプリケーションを介して、第1の不動産資産と関連する第1の管理デジタルコンテンツを受信し;
前記不動産ソフトウェアアプリケーションを介して、前記第1の管理デジタルコンテンツと関連する第1のマルチモーダルデジタルコンテンツを受信し;
前記ソフトウェアアプリケーションを実行する電子装置によって、第1の管理デジタルコンテンツを第1のユーザに表示し;
前記第1の管理コンテンツとともに、前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツと関連する第1のグラフィカルユーザインターフェース要素を表示し;
前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツが音声を含み;
前記電子装置によって、前記管理コンテンツとともに表示される前記グラフィカルユーザインターフェース要素と関連する入力を受信し、前記入力は、前記第1のマルチモーダルコンテンツを再生するための前記ユーザによる要求に対応し;
前記電子装置によって、前記ユーザの入力に応答して前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツの提示をトリガし;
前記ソフトウェアアプリケーションの第1のユーザの人口統計的情報、心理学的情報、または第1のユーザの嗜好と関連付けられた第2のマルチモーダルデジタルコンテンツを記録
し;
前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツを、第1の心理学的情報タイプと関連付け;
前記第2のマルチモーダルデジタルコンテンツを、第2の心理学的情報タイプと関連付け;
前記ソフトウェアアプリケーションの第1のユーザを、ユーザの心理学的情報タイプと関連付け;かつ
前記ユーザの心理学的情報タイプに基づいて、前記第1または第2のマルチモーダルデジタルコンテンツのいずれを前記第1のユーザに提供するかを決定する
を備える、電子装置。
【請求項7】
前記第1のマルチモーダルコンテンツが、少なくともビデオコンテンツを含むことを特徴とする、請求項6に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第1の管理デジタルコンテンツが、画像ファイルであることを特徴とする、請求項6に記載の電子装置。
【請求項9】
少なくとも1つのハードウェアプロセッサによって処理されると、電子装置に以下:
第1のユーザタイプを、不動産ソフトウェアアプリケーションへの管理アクセスを持たない不動産ソフトウェアアプリケーションのユーザとして定義する工程;
第2のユーザタイプを、不動産ソフトウェアアプリケーションへの管理アクセスを有する不動産ソフトウェアアプリケーションのユーザとして定義する工程;
管理デジタルコンテンツのみを含む管理デジタルコンテンツタイプを、前記第2のユーザタイプに属するユーザによって作成されたデジタルコンテンツとして定義する工程;
マルチモーダルデジタルコンテンツのみを含むマルチモーダルデジタルコンテンツタイプを、管理デジタルコンテンツに関連するデジタルコンテンツとして定義する工程;
前記不動産ソフトウェアアプリケーションを介して、第1の不動産資産と関連する第1の管理デジタルコンテンツを受信する工程;
前記不動産ソフトウェアアプリケーションを介して、前記第1の管理デジタルコンテンツと関連する第1のマルチモーダルデジタルコンテンツを受信する工程;
前記ソフトウェアアプリケーションを実行する電子装置によって、第1の管理デジタルコンテンツを第1のユーザに表示する工程;
前記第1の管理コンテンツとともに、前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツと関連する第1のグラフィカルユーザインターフェース要素を表示する工程;
前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツが音声を含み;
前記電子装置によって、前記管理コンテンツとともに表示される前記グラフィカルユーザインターフェース要素と関連する入力を受信する工程であって、前記入力は、前記第1のマルチモーダルコンテンツを再生するための前記ユーザによる要求に対応する、工程;
前記電子装置によって、前記ユーザの入力に応答して前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツの提示をトリガする工程;
前記ソフトウェアアプリケーションの第1のユーザの人口統計的情報、心理学的情報、または第1のユーザの嗜好と関連付けられた第2のマルチモーダルデジタルコンテンツを記録
する、工程;
前記第1のマルチモーダルデジタルコンテンツを、第1の心理学的情報タイプと関連付ける工程;
前記第2のマルチモーダルデジタルコンテンツを、第2の心理学的情報タイプと関連付ける工程;
前記ソフトウェアアプリケーションの第1のユーザを、ユーザの心理学的情報タイプと関連付ける工程;および
前記ユーザの心理学的情報タイプに基づいて、前記第1または第2のマルチモーダルデジタルコンテンツのいずれを前記第1のユーザに提供するかを決定する工程
を含む動作を実行させる命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレゼンテーションコンテキストにおけるほぼカスタムターゲット化されたデジタルコンテンツの作成および表示を容易にする装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のデジタルカメラ、携帯電話/スマートフォン、および音声を記録することができる他の画像キャプチャ装置は、現在、いたるところにある。これらの装置により、ユーザは、画像をキャプチャして画像ファイルを生成し、画像ファイルに添付できるオーディオコンテンツを記録することができる。記録日、記録場所、撮影者の名前、イベントの説明、および他の情報などの情報(「メタデータ」と呼ばれる)を記録し、記憶し、オーディオ、ビジュアル、またはビデオファイルと関連付けることができる。しかしながら、これらのデバイスには限界がある。例えば、既存のデバイスでは、画像ごとに1つのオーディオファイルしか添付することができない。これは、既存のオーディオファイルにオーディオ記録を付加したい場合、従来のデジタルカメラは、既存のオーディオファイルを消去し、付加されたオーディオ情報と置換することを意味する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、現在の技術は、ユーザが、第1のマルチメディアコンテンツタイプに関連する追加のマルチモーダルコンテンツ(オーディオ、ビジュアル、またはビデオ)を閲覧するためのいかなる手段も提供しない。
【0004】
従来のおよびこれまでのアプローチのさらなる制限および欠点は、本出願の残りの部分においておよび図面を参照して説明されるような、記載されるシステムと本開示のいくつかの側面との比較を通して、当業者に明らかとなるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で提供される実施形態によれば、第1のユーザにコンテンツを提供するためのソフトウェアで実装される装置および方法が存在する。本方法は、デジタルコンテンツを第1のユーザに表示する工程と、例えば、第1のユーザの心理学的嗜好(例えば、不動産嗜好)または人口統計的嗜好等の第1のユーザの少なくとも1つの側面に基づいて、第1のユーザに提供されるマルチモーダルコンテンツを決定する工程とを含んでもよい。本方法はまた、デジタルコンテンツとともに表示されるグラフィカルユーザインターフェース要素上で第1のユーザから入力を受信する工程と、ユーザがグラフィカルユーザインターフェース要素に触れる(例えば、ホバリング、クリック、およびダブルクリック)等の1つまたは複数の入力アクションを行うことに応答して、決定されたマルチモーダルコンテンツの再生をトリガする工程とを含んでもよい。
【0006】
本発明は、1つまたは複数のプロセッサを有する電子装置を含むシステムとして具現化されてもよく、プロセッサは、マルチモーダルコンテンツを第1のユーザに提供するように構成され、かつ、人口統計的または心理学的情報、または不動産に関連する第1のユーザの嗜好等の第1のユーザの少なくとも1つの側面に基づいて、第1のユーザに提供されるべきマルチモーダルコンテンツを決定するように構成される。装置はまた、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されるソフトウェアを介して、決定されたマルチモーダルコンテンツの再生をトリガすることができる。
【0007】
添付の図面は、本開示のシステム、方法、および他の態様の様々な実施形態を示す。当業者は、図中の図示された要素境界(例えば、ボックス、ボックスのグループ、または他の形状)が境界の一例を表すことを理解するであろう。いくつかの例では、1つの要素が複数の要素として設計されてもよく、または複数の要素が1つの要素として設計されてもよい。いくつかの例では、ある要素の内部コンポーネントとして示される要素は、別の要素の外部コンポーネントとして実装されてもよく、その逆も同様である。さらに、要素は縮尺通りに描かれていない場合がある。
【0008】
以下、様々な実施形態が図面に従って説明され、図面は、例示のために提供され、いかなる方法でも範囲を限定しないものであり、同様の記号表示は同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本方法およびシステムの様々な実施形態が実装され得るシステム環境を示すブロック図
【
図2】マルチモーダルコンテンツを第1のユーザに提供するように構成された電子装置を示すブロック図
【
図3A】デジタルコンテンツおよびマルチモーダルコンテンツを第1のユーザに表示するように構成されたユーザインターフェースを示す図
【
図3B】デジタルコンテンツおよびマルチモーダルコンテンツを第1のユーザに表示するように構成されたユーザインターフェースを示す図
【
図4】マルチモーダルコンテンツ記録のために第2のユーザに表示されるユーザインターフェースを示す図
【
図5】電子装置上でマルチモーダルコンテンツを第1のユーザに提供するための方法を示すフローチャート
【
図6】本発明によるコンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示は、本明細書に記載される詳細な図および説明を参照することによって最もよく理解され得る。当業者は、方法およびシステムが、説明される実施形態を超えて拡張し得るため、図に関して本明細書に与えられる詳細な説明は、説明の目的のためであることを容易に理解するであろう。例えば、提示される教示および特定の用途の必要性は、本明細書で説明される任意の詳細の機能性を実装するための複数の代替的かつ好適なアプローチをもたらし得る。したがって、任意のアプローチは、説明および示される以下の実施形態における特定の実装選択肢を超えて拡張してもよい。
【0011】
「1つの実施形態」、「少なくとも1つの実施形態」、「一実施形態」、「1つの実施例」、「一実施例」、「例えば」などへの言及は、実施形態または実施例が特定の特徴、構造、特質、特性、要素、または限定を含み得るが、すべての実施形態または実施例がその特定の特徴、構造、特質、特性、要素、または限定を必ずしも含むわけではないことを示す。さらに、「一実施形態では」という語句を繰り返し使用することは、必ずしも同じ実施形態を指すわけではない。
【0012】
図1は、例示的なシステム環境100を示すブロック図である。システム環境100は、典型的には、電子装置102と、データベースサーバ104と、通信ネットワーク106とを含む。電子装置102およびデータベースサーバ104は、典型的には、通信ネットワーク106を介して互いに通信可能に結合される。一実施形態では、電子装置102は、限定されるものではないが、Open Database Connectivity(ODBC)およびJava Database Connectivity(JDBC)などの1つまたは複数のプロトコルを使用してデータベースサーバ104と通信することができる。
【0013】
電子装置102は、第1のユーザによって使用されるコンピューティングデバイスを指し得る。一実施形態では、第1のユーザは、不動産の画像および/またはビデオ等のデジタルマルチメディアコンテンツを閲覧することに関心があるユーザであってもよい。電子装置102は、1つまたは複数のプロセッサおよび1つまたは複数のメモリユニット(別名「メモリ」)を備え得る。1つまたは複数のメモリは、所定の動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能なコンピュータ可読コードを含み得る。一実施形態では、電子装置102は、デジタルコンテンツを第1のユーザに提供するためのユーザインターフェースを第1のユーザに提示する。電子装置全般の例および電子装置102は、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、タブレット、スマートフォン、またはApple Watch(登録商標)などのスマートウォッチを含み得るモバイルデバイス、または任意の他のコンピューティングデバイスを含み得るが、それらに限定されない。
【0014】
電子装置102は、好ましくは、デジタルマルチモーダルコンテンツ(別名「デジタルコンテンツ」)を第1のユーザに提供するように構成され、デジタルコンテンツは、複数のユーザから生じ得る。電子装置102は、不動産嗜好などの第1のユーザの人口統計的または心理学的情報の少なくとも1つに基づいて、第1のユーザに提供されるマルチモーダルコンテンツを決定するように構成され得る。電子装置102は、デジタルマルチメディアコンテンツとともに表示されるグラフィカルユーザインターフェース要素上で第1のユーザから入力を受信するように構成され得る。好ましくは、入力は、グラフィカルユーザインターフェース要素上で第1のユーザが1つまたは複数のアクションを実行することに対応する。電子装置102は、ユーザがグラフィカルユーザインターフェース要素上で、ホバリング、クリック、ダブルクリックなどの1つまたは複数のアクションを実行することに応答して、決定されたデジタルマルチモーダルコンテンツの再生をトリガするように構成され得る。
【0015】
データベースサーバ104は、不動産嗜好を含む、複数のユーザの各々の人口統計的および心理学的情報および嗜好を記憶するように構成される、コンピューティングデバイスを指し得る。データベースサーバ104は、マルチメディアコンテンツに対して1つまたは複数のデータベースオペレーションを実行するように特に構成された専用オペレーティングシステムを含む。データベースオペレーションの例は、選択、挿入、更新、プッシュ、プル、および削除を含み得るが、これらに限定されない。好ましくは、データベースサーバ104は、1つまたは複数の所定の動作を実行するように構成され得るハードウェアを含む。データベースサーバ104、およびデータベースサーバ一般は、Microsoft(登録商標)SQL ServerまたはAccess(登録商標)またはAzure(登録商標)、Oracle(登録商標)、IBM DB2(登録商標)、PostgreSQL(登録商標)、MySQL(登録商標)およびSQLite(登録商標)などの様々な技術によって実現され得るが、これらに限定されない。
【0016】
データベースサーバ104は、通信ネットワーク106を介して、各ユーザの人口統計的および/または心理学的情報ならびに各ユーザの嗜好を、データ処理のために電子装置102に送信するように構成され得る。さらに、データベースサーバ104は、複数のユーザについて記録されたデジタルマルチモーダルコンテンツを記憶するように構成されてもよく、デジタルマルチメディアコンテンツを記憶するように構成されてもよい。そして、記憶されたコンテンツは、第1のユーザに表示するために電子装置102に送信されてもよい。さらに、そのような記憶されたデジタルマルチメディアコンテンツは、デジタルコンテンツを記録し得る、不動産業者またはマーケティング担当者等の第2のユーザに提供されてもよい。
【0017】
当業者は、本開示の範囲が別個のエンティティとしてのデータベースサーバ104に限定されないことを理解するであろう。一実施形態では、データベースサーバ104の機能性は、電子装置102に統合することができる。
【0018】
通信ネットワーク106は、電子装置102およびデータベースサーバ104が互いに通信し得る通信媒体に対応し得る。そのような通信は、様々な有線および無線通信プロトコルに従って実行され得る。そのような有線および無線通信プロトコルの例としては、Transmission Control Protocol and Internet Protocol(TCP/IP)、User Datagram Protocol(UDP)、Hypertext Transfer Protocol(HTTP)、File Transfer Protocol(FTP)、ZigBee、EDGE、赤外線(IR)、IEEE 802.11、802.16、2G、3G、4G、5G、6Gセルラー通信プロトコル、および/またはBluetooth(登録商標)(BT)通信プロトコルなどが挙げられるが、これらに限定されない。さらに、通信ネットワーク106は、インターネット、クラウドネットワーク、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi)ネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、電話回線(POTS)、および/またはメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)を含み得るが、それらに限定されない。
【0019】
図2は、マルチモーダルコンテンツを第1のユーザに提供するように構成された電子装置102を示すブロック図であり、
図1からの要素と合わせて説明される。ここで、電子装置102は、プロセッサ202と、メモリ204と、トランシーバ206と、入力/出力ユニット208と、マルチモーダルコンテンツ決定ユニット210とを含む。プロセッサ202は、さらに好ましくは、メモリ204、トランシーバ206、入力/出力ユニット208、およびマルチモーダルコンテンツ決定ユニット210に通信可能に結合され、トランシーバ206は、好ましくは、通信ネットワーク106に通信可能に結合される。
【0020】
プロセッサ202は、メモリ204に記憶された命令のセットを実行するように構成され得る好適な論理、回路、インターフェース、および/またはコードを備え、当技術分野で知られているいくつかのプロセッサ技術に基づいて実装され得る。プロセッサ202は、第1のユーザにマルチモーダルコンテンツを提供するために、トランシーバ206、入力/出力ユニット208、およびマルチモーダルコンテンツ決定ユニット210と協調して動作する。プロセッサ202の例としては、例えば、X86ベースのプロセッサ、Reduced Instruction Set Computing(RISC)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)プロセッサ、およびComplex Instruction Set Computing(CISC)プロセッサなどのプロセッサが挙げられるが、これらに限定されない。
【0021】
メモリ204は、プロセッサ202によって実行される命令のセットを記憶するように構成され得る好適な論理、回路、インターフェース、および/またはコードを備える。好ましくは、メモリ204は、プロセッサ202と協調して実行される1つまたは複数のプログラム、ルーチン、またはスクリプトを記憶するように構成される。さらに、メモリ204は、Random-Access Memory(RAM)、Read-Only Memory(ROM)、Hard Disk Drive(HDD)、ストレージサーバ、Secure Digital(SD)カードであってもよい。
【0022】
トランシーバ206は、通信ネットワーク106を介して第1のユーザに提供されるマルチモーダルコンテンツを受信するように構成され得る好適な論理、回路、インターフェース、および/またはコードを備える。トランシーバ206は、好ましくは、複数のユーザについて記録されたマルチモーダルコンテンツを受信するように構成され、好ましくは、ユーザに関連する人口統計的または心理学的情報ならびに第1のユーザの嗜好を受信するようにさらに構成される。
【0023】
トランシーバ206は、通信ネットワーク106との有線または無線通信をサポートするために1つまたは複数の既知の技術を実装することができる。一実施形態では、トランシーバ206は、アンテナ、無線周波数(RF)トランシーバ、1つまたは複数の増幅器、チューナ、1つまたは複数の発振器、デジタル信号プロセッサ、ユニバーサルシリアルバス(USB)デバイス、コーダデコーダ(CODEC)チップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、および/またはローカルバッファを含み得るが、これらに限定されない。また、トランシーバ206は、ネットワーク、例えば、インターネット、イントラネット、および/または、携帯電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、および/またはメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)などの無線ネットワークとの無線通信を介して通信し得る。したがって、無線通信は、以下のような複数の通信規格、プロトコルおよび技術のいずれかを使用し得る:移動通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、拡張データGSM環境(EDGE)、広帯域符号分割多重アクセス(W-CDMA)、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、Bluetooth(登録商標)、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11gおよび/またはIEEE 802.11h)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、Wi-MAX、プロトコルフォーメール、インスタントメッセージ、および/またはショートメッセージサービス(SMS)。
【0024】
入力/出力ユニット208は、マルチモーダルコンテンツを第1のユーザに提供するための1つまたは複数の入力を提供するように構成され得る適切な論理、回路、インターフェース、および/またはコードを備える。入力/出力ユニット208は、プロセッサ202と通信するように構成された様々な入力および出力デバイスを備える。入力デバイスの例としては、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチスクリーン、マイクロフォン、カメラ、および/またはドッキングステーションが挙げられるが、これらに限定されない。出力デバイスの例としては、ディスプレイスクリーンおよび/またはスピーカが挙げられるが、これらに限定されない。さらに、ディスプレイスクリーンは、好ましくは、第2のユーザによって作成されたコンテンツを含むマルチメディアコンテンツを第1のユーザに表示するように構成され、スピーカはオーディオコンテンツを再生する。
【0025】
マルチモーダルコンテンツ決定ユニット208は、第1のユーザの人口統計的情報、および不動産に関連する第1のユーザの嗜好のうちの少なくとも1つに基づいて、第1のユーザに提供されるデジタルマルチモーダルコンテンツを決定するように構成され得る適切な論理、回路、インターフェース、および/またはコードを備える。マルチモーダルコンテンツ決定ユニット208は、1つまたは複数の機械学習技術を使用して複数のデータソースに基づいて不動産に関連する第1のユーザの嗜好を決定するようにさらに構成されてもよく、データソースまたは機械学習を介して第1のユーザの人口統計的情報を決定するようにさらに構成されてもよい。
【0026】
例示的な動作では、マルチモーダルコンテンツを第1のユーザに提供するために電子装置102にインストールされたアプリケーションを管理している第2のユーザは、画像およびビデオなどの複数のデジタルマルチメディアコンテンツをデータベースサーバ104にアップロードすることができる。好ましくは、複数のマルチメディアコンテンツの各々は、少なくとも1つのタグ(各タグは、データベースサーバ104からマルチメディアコンテンツを取り出すために使用され得る)に関連付けられる。例えば、虎の画像は、「アパートメント」、「二世帯住宅」、「一戸建て」などの関連タグを有することができる。
【0027】
さらに、第2のユーザは、複数のユーザのマルチモーダルコンテンツを記録し、各コンテンツを、複数のユーザの各々の少なくとも1つの人口統計的または心理学的情報または嗜好(既知、発見、または予測)と関連付けることができる。一実施形態では、複数のユーザの各々の人口統計的情報は、複数のソースから決定され、データベースサーバに記憶される。例えば、第2のユーザは、第1のユーザの民族性および好みの言語を知ることができる。したがって、第2のユーザは、第1のユーザの好みの言語でオーディオまたはビデオを記録することができ、第1のユーザの民族性のイントネーションに従ってオーディオのアクセントを変更することができる。好ましくは、記録されたマルチモーダルコンテンツの各々は、1つまたは複数のタグに関連付けられ、マルチメディアコンテンツのタグとマルチモーダルコンテンツのタグとを比較して、第1のユーザに最も関連性のあるマルチモーダルコンテンツを提供することができる。
【0028】
第1のユーザは、マルチモーダルコンテンツを閲覧するために、電子装置102にインストールされたソフトウェアアプリケーションを利用することができる。第1のユーザは、不動産または任意の他の類似のカテゴリに関連付けられた画像またはビデオなどのマルチメディアコンテンツを閲覧するためのクエリを提供することができる。例えば、第1のユーザは、「テキサス州アーリントンの不動産を示す」というクエリをタイプしてもよい。検索クエリに応答して、プロセッサ202は、データベースサーバ104から関連マルチメディアコンテンツを取り出すことができ、入力/出力ユニット208の表示画面は、複数のユーザから第1のユーザにマルチメディアコンテンツを表示することができる。例えば、プロセッサ202は、データベースサーバ104から、「不動産」「ナッシュビル」および「テネシー」のタグを有するすべてのマルチメディアコンテンツを検索して取り出し、次いで、取り出したマルチメディアコンテンツを第1のユーザに表示することができる。
【0029】
マルチメディアコンテンツを表示した後、マルチモーダルコンテンツ決定ユニット210は、トランシーバ206を介して、データベースサーバ104から不動産嗜好などの、第1のユーザの人口統計的および/または心理学的情報および嗜好を受信するように構成され得る。さらに、マルチモーダルコンテンツ決定ユニット210は、1つまたは複数の機械学習技法を使用して、第1のユーザの人口統計的/心理学的情報および嗜好を決定するように構成され得る。例えば、人口統計的情報は、第1のユーザの年齢、人種、民族性、性別、結婚状況、収入、教育、および雇用に関する詳細を含み得る。心理学的情報は、例えば、安全性またはステータス等の詳細を含んでもよい。第1のユーザの嗜好の例は、「賃貸の嗜好」「独立した別荘の嗜好」「庭の嗜好」などを含み得る。
【0030】
さらに、マルチモーダルコンテンツ決定ユニット210は、人口統計的情報および/または心理学的情報、ならびに不動産嗜好などの第1のユーザの嗜好に基づいて、第1のユーザに提供されるべきデジタルマルチモーダルコンテンツを決定するように構成され得る。上記の例に続いて、第1のユーザに表示するためのマルチメディアコンテンツの各々に関連付けられたオーディオコンテンツまたはビデオコンテンツが識別される。例えば、第1のユーザには、テキサス州アーリントンにおける不動産の画像が示される。画像とともに、第1のユーザにははまた、グラフィカルユーザインターフェース要素も示される。マルチモーダルコンテンツ決定ユニット210は、第1のユーザに示されている画像に関連するオーディオコンテンツを決定するように構成されてもよく、オーディオコンテンツは、テキサス州アーリントンにおける不動産に関するさらなる情報を提供してもよい。オーディオコンテンツはさらに、不動産に関する情報(例えば、「賃貸可能」または庭用の空間がある)を含み得る。同様に、ビデオコンテンツは、第1のユーザに対して不動産の内装品および外装品の画像を示すように決定されてもよい。
【0031】
第1のユーザに提供されるマルチモーダルコンテンツが決定された後、第1のユーザがマルチモーダルコンテンツをナビゲートおよび閲覧することを可能にするために、マルチメディアコンテンツとともにユーザに示されているグラフィカルユーザインターフェース要素にハイパーリンク(内部または外部)が関連付けられる。第1のユーザがマルチメディアコンテンツを閲覧している間、第1のユーザからの入力は、グラフィカルユーザインターフェース要素上の入力/出力ユニット208を介して受信され得る。入力は、ホバリングまたはクリックなど、グラフィカルユーザインターフェース要素上で第1のユーザが1つまたは複数のアクションを実行することに対応し得る。
【0032】
ユーザからの入力に応答して、入力/出力ユニット208は、決定されたマルチモーダルコンテンツの再生をトリガするように構成される。例えば、第1のユーザは、テキサス州アーリントンの不動産の画像を閲覧し、次いでグラフィカルユーザインターフェース要素をクリックする。クリックに応答して、少なくとも1つのデジタルマルチモーダルコンテンツがユーザに提供され得る。次いで、第1のユーザは、オーディオコンテンツを聴くおよび/またはビデオコンテンツを見ることができる。一実施形態では、マルチモーダルコンテンツ決定ユニット210は、第1のユーザの人口統計的情報または心理学的情報、および/または不動産に関連する第1のユーザの嗜好に基づいて、オーディオコンテンツおよびビデオコンテンツに関連する1つまたは複数の特性を修正するように構成され得る。1つまたは複数の特性は、注釈、トーン、サブタイトル、ピッチ、言語などを含むことができる。第1のユーザがマルチモーダルコンテンツを閲覧した後、第1のユーザは、マルチモーダルコンテンツに関するフィードバックを提供することができる。
【0033】
以下は、本発明の実装のいくつかの実施例である。
ユーザに表示されるデジタルマルチメディアコンテンツ:画像
ユーザに提供されるデジタルマルチモーダルコンテンツ:オーディオ
例示的なシナリオでは、ユーザAが不動産Aに関心があり、したがって、ユーザは不動産Aをモバイルアプリ上で検索すると考える。それに応答して、モバイルアプリは、不動産Aの画像を表示してもよい。ユーザが再生アイコンをクリックすると、不動産Aに関連付けられたオーディオコンテンツがユーザAに再生され得る。オーディオコンテンツは、ユーザの人口統計的データに基づいて、電子装置によって識別されてもよい。例えば、オーディオコンテンツは、不動産Aに関連付けられた追加の情報、およびオーディオコンテンツの1つまたは複数の特徴を含むことができ、ユーザAの言語および人口統計的データに基づいて修正することができる。
【0034】
ユーザに表示されるデジタルマルチメディアコンテンツ:画像
ユーザに提供されるデジタルマルチモーダルコンテンツ:ビデオ
別の実施形態では、画像を閲覧した後にユーザAが再生アイコンをクリックすることに応答して、ユーザAに、不動産Aに関連付けられたビデオコンテンツを表示してもよい。例えば、ビデオコンテンツは、不動産Aに関連付けられた追加の情報、および、ユーザAの言語および人口統計的データに基づいて修正され得る注釈またはサブタイトル等を含む、ビデオコンテンツの1つまたは複数の特徴を含んでもよい。例えば、ビデオコンテンツは、ユーザAに不動産Aの内部および外部環境を示すことができる。
【0035】
ユーザに表示されるデジタルマルチメディアコンテンツ:ビデオ
ユーザに提供されるデジタルマルチモーダルコンテンツ:ビデオ
例示的なシナリオでは、ユーザBが不動産Bに関心があり、したがって、ユーザは、電子装置にインストールされたモバイルアプリ上で不動産Bを検索すると考える。それに応答して、モバイルアプリは、不動産Bのビデオファイルを表示することができる。ビデオファイルとともに、ユーザBに再生アイコンが表示されてもよい。ユーザが再生アイコンをクリックすると、不動産Bに関連付けられた別のビデオコンテンツがユーザBに再生され得る。他のビデオコンテンツは、ユーザの人口統計的データに基づいて、電子装置によって識別されてもよい。例えば、他のビデオコンテンツは、不動産Bに関連付けられた追加の情報、およびユーザBの言語および人口統計的データに基づく他のビデオコンテンツの1つまたは複数の特徴を含むことができる。
【0036】
ユーザに表示されるデジタルマルチメディアコンテンツ:ビデオ
ユーザに提供されるデジタルマルチモーダルコンテンツ:オーディオ
別の例示的なシナリオでは、ユーザBが再生アイコンをクリックすると、不動産Bに関連付けられたオーディオコンテンツがユーザBに再生されてもよい。オーディオコンテンツは、ユーザBの人口統計的データに基づいて、電子装置によって識別されてもよい。例えば、オーディオコンテンツは、不動産Bに関連付けられた追加の情報、およびユーザBの言語および人口統計的データに基づいて修正されたオーディオコンテンツの1つまたは複数の特徴を含むことができる。
【0037】
当業者は、本開示の範囲が、ユーザがグラフィカルユーザインターフェース要素をクリックすることに応答して、ユーザに1つのオーディオコンテンツのみまたは1つのビデオコンテンツのみを表示することに限定されないことを理解するであろう。さらに、ユーザがグラフィカルユーザインターフェース要素をクリックすることに応答して、複数のオーディオファイルおよびビデオファイルがユーザのために再生されてもよく、オーディオファイルおよびビデオファイルの組合せがユーザのために再生され得ることを含む。
【0038】
当業者は、本開示の範囲が、前述の要因に基づいてかつ前述の技法を使用して、第1のユーザにマルチモーダルコンテンツを提供することに限定されず、提供される実施例が本開示の範囲を限定しないことを理解するであろう。
【0039】
図3Aおよび
図3Bは、マルチメディアコンテンツ(302a、302b)およびマルチモーダルコンテンツを第1のユーザに表示するように構成されたユーザインターフェース300および400を示す。マルチメディアコンテンツ(302a、302b)は、ユーザAに表示され得る。マルチメディアコンテンツとともに、グラフィカルユーザインターフェース(301a、301b)もユーザAに表示される。マルチメディアコンテンツ(302a、302b)を閲覧した後、ユーザAは、グラフィカルユーザインターフェース(301a、301b)をクリックすることができる。そのようなアクションに応答して、電子装置102は、オーディオコンテンツまたはビデオコンテンツのうちの少なくとも1つを含むマルチモーダルコンテンツをユーザAに提供するように構成され得る。
【0040】
図4は、マルチモーダルコンテンツ記録のために第2のユーザに表示されるユーザインターフェース500を示す。第2のユーザは、マルチメディアコンテンツ302cを閲覧することができる。マルチメディアコンテンツ302cとともに、第2のユーザには、記録ボタン401、記録停止ボタン402、および記録保存ボタン403等の3つのユーザインターフェース要素が示されてもよい。マルチメディアコンテンツ302cを閲覧した後、第2のユーザは、記録ボタン401をクリックして、マルチメディアコンテンツ302cに関連するマルチモーダルコンテンツの記録を開始することができる。例えば、第2のユーザは、記録ボタン401をクリックし、次いで、マルチメディアコンテンツ302cに関連付けられるオーディオコンテンツを記録することができる。同様に、第2のユーザは、記録ボタン401をクリックし、次いで、マルチメディアコンテンツ302cに関連付けられるビデオコンテンツを記録することができる。
【0041】
記録が終了すると、第2のユーザは、記録停止ボタン402をクリックして記録を停止することができる。さらに、第2のユーザは、記録されたマルチモーダルコンテンツ(オーディオコンテンツおよびビデオコンテンツ)がマルチメディアコンテンツ302cに関連付けられるように、記録保存ボタン403をクリックすることができる。
【0042】
図5は、電子装置102上で第1のユーザにマルチモーダルコンテンツを提供するための方法600を示すフローチャートである。本方法は、開始ステップ602で開始し、表示ステップ604に進む。
【0043】
表示ステップ604において、電子装置102は、複数のユーザから第1のユーザにマルチメディアコンテンツを表示する。次いで、決定ステップ606において、電子装置102は、第1のユーザの人口統計的情報、および不動産に関連する第1のユーザの嗜好のうちの少なくとも1つに基づいて、第1のユーザに提供されるマルチモーダルコンテンツを決定する。入力受信ステップ608において、電子装置102は、マルチメディアコンテンツとともに表示されるグラフィカルユーザインターフェース要素上で第1のユーザから入力を受信する。一実施形態では、入力は、グラフィカルユーザインターフェース要素上で第1のユーザが1つまたは複数のアクションを実行することに対応する。さらに、トリガ再生ステップ610において、電子装置102は、ユーザがグラフィカルユーザインターフェース要素上で1つまたは複数のアクションを実行することに応答して、決定されたマルチモーダルコンテンツの再生をトリガし、制御は停止ステップ612に進む。
【0044】
図6は、本開示に整合する実施形態を実装するための例示的なコンピュータシステム601のブロック図を示す。
【0045】
コンピュータシステム601の変形例は、複数の印刷文字を含む画像に対して光学文字認識を実行するために使用され得る。コンピュータシステム601は、中央処理装置(「CPU」または「プロセッサ」)602を備え得る。プロセッサ602は、ユーザまたはシステムによって生成された要求を実行するためのプログラムコンポーネントを実行するための少なくとも1つのデータプロセッサを備え得る。ユーザは、人、本開示に含まれるような装置を使用する人、または装置自体を含んでもよい。さらに、プロセッサ602は、統合システム(バス)コントローラ、メモリ管理制御ユニット、浮動小数点ユニット、グラフィックス処理ユニット、デジタル信号処理ユニットなどの専用処理ユニットを含み得る。様々な実装形態では、プロセッサ602は、例えば、AMD Athlon、DuronもしくはOpteron、ARMのアプリケーション、組込みまたはセキュアプロセッサ、IBM PowerPC、Intelのコア、Itanium、Xeon、Celeron、または他のラインのプロセッサなどのマイクロプロセッサを含み得る。したがって、プロセッサ602は、メインフレーム、分散型プロセッサ、マルチコア、並列、グリッド、または他のアーキテクチャを使用して実装され得る。いくつかの実施形態は、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のような組込み技術を利用してもよい。
【0046】
プロセッサ602は、I/Oインターフェース603を介して1つまたは複数の入力/出力(I/O)デバイスと通信するように配置される。したがって、I/Oインターフェース603は、例えば、オーディオ、アナログ、デジタル、モノラル、RCA、ステレオ、IEEE-1394、シリアルバス、ユニバーサルシリアルバス(USB)、赤外線、PS/2、BNC、同軸、コンポーネント、複合、デジタルビジュアルインターフェース(DVI)、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))、RFアンテナ、S-Video、VGA、IEEE 802n/b/g/n/x、Bluetooth(登録商標)、セルラー(例えば、符号分割多重アクセス(CDMA))、高速パケットアクセス(HSPA+)、移動通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ロングタームエボリューション(LTE)、WiMaxなどであるがこれらに限定されない、通信プロトコル/方法を使用することができる。
【0047】
I/Oインターフェース603を使用して、コンピュータシステム601は、1つまたは複数のI/Oデバイスと通信することができる。例えば、入力デバイス604は、例えば、アンテナ、キーボード、マウス、ジョイスティック、(赤外線)リモートコントロール、カメラ、カードリーダ、ファックス機、ドングル、生体認証リーダ、マイクロフォン、タッチスクリーン、タッチパッド、トラックボール、センサ(例えば、加速度計、光センサ、GPS、ジャイロスコープ、近接センサなど)、スタイラス、スキャナ、ストレージデバイス、トランシーバ、ビデオデバイス/ソース、またはバイザであり得る。同様に、出力デバイス605は、例えば、プリンタ、ファックス機、ビデオディスプレイ(例えば、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)、プラズマなど)、またはオーディオスピーカであってもよい。いくつかの実施形態では、トランシーバ606は、プロセッサ602に関連して配置され得る。トランシーバ606は、様々なタイプの無線送信または受信を容易にし得る。例えば、トランシーバ606は、例えばIEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth(登録商標)、FM、全地球測位システム(GPS)、および/または2G/3G/5G HSDPA/HSUPA通信を提供する、トランシーバチップ(例示的なデバイスとしては、Texas Instruments(登録商標)WiLink WL1283、Broadcom(登録商標)BCM4750IUB8、Infineon Technologies(登録商標)X-Gold 618-PMB9800などが挙げられる)に動作可能に接続されたアンテナを含み得る。
【0048】
いくつかの実施形態では、プロセッサ602は、ネットワークインターフェース607を介して通信ネットワーク608と通信するように配置され得る。ネットワークインターフェース607は、通信ネットワーク608と通信するように適合される。ネットワークインターフェース607は、例えば、ダイレクトコネクト、イーサネット(登録商標)(例えば、ツイストペア10/100/1000ベースT)、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、トークンリング、またはIEEE 802.11a/b/g/n/xを含むが、これらに限定されない接続プロトコルを採用してもよい。通信ネットワーク608は、例えば、直接相互接続、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ネットワーク(例えば、無線アプリケーションプロトコルを使用する)、またはインターネットを含んでもよいが、これらに限定されない。ネットワークインターフェース607および通信ネットワーク608を使用して、コンピュータシステム601は、示されるモバイル/携帯電話610、販売時点端末611、またはラップトップ609等のデバイスと通信してもよい。他の例示的なデバイスは、パーソナルコンピュータ、サーバ、ファックス機、プリンタ、スキャナ、携帯電話などの様々なモバイルデバイス、スマートフォン(例えば、Apple iPhone(登録商標)、Blackberry、Androidベースの電話など)、タブレットコンピュータ、eBookリーダ(Amazon Kindle、Nookなど)、ラップトップコンピュータ、ノートブック、ゲームコンソール(Microsoft Xbox、Nintendo DS、Sony PlayStationなど)などを含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム601は、それ自体がこれらのデバイスのうちの1つまたは複数を具現化してもよい。
【0049】
いくつかの実施形態では、プロセッサ602は、ストレージインターフェース612を介して1つまたは複数のメモリデバイス(例えば、RAM 613、ROM 614等)と通信するように配置され得る。ストレージインターフェース612は、限定するものではないが、シリアルアドバンストテクノロジーアタッチメント(SATA)、統合ドライブエレクトロニクス(IDE)、IEEE-1394、ユニバーサルシリアルバス(USB)、ファイバチャネル、小型コンピュータシステムインターフェース(SCSI)などの接続プロトコルを使用する、メモリドライブ、リムーバブルディスクドライブなどを含むメモリデバイスに接続することができる。メモリドライブは、例えば、ドラム、磁気ディスクドライブ、光磁気ドライブ、光学ドライブ、redundant array of independent discs(RAID)、ソリッドステートメモリデバイス、またはソリッドステートドライブをさらに含み得る。
【0050】
メモリデバイスは、限定するものではないが、例えば、オペレーティングシステム616、ユーザインターフェースアプリケーション617、ウェブブラウザ618、メールサーバ619、メールクライアント620、ユーザ/アプリケーションデータ621(例えば、本開示で議論される任意のデータ変数またはデータ記録)を含む、プログラムまたはデータベースコンポーネントの集合を記憶してもよい。オペレーティングシステム616は、コンピュータシステム601のリソース管理および動作を容易にすることができる。オペレーティングシステムの例としては、Apple Macintosh OS X、UNIX(登録商標)、UNIX(登録商標)様システムディストリビューション(例えば、Berkeley Software Distribution(BSD)、FreeBSD、NetBSD、OpenBSDなど)、Linux(登録商標)ディストリビューション(例えば、Red Hat、Ubuntu、Kubuntuなど)、IBM OS/2、Microsoft Windows(XP、Vista/7/8など)、Apple iOS、Google Android、Blackberry OSなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0051】
ユーザインターフェース617は、テキストまたはグラフィカルファシリティを通して、プログラムコンポーネントの表示、実行、相互作用、操作、または動作を促進するためのものである。例えば、ユーザインターフェースは、例えば、カーソル、アイコン、チェックボックス、メニュー、スクローラ、ウィンドウ、またはウィジェット等、コンピュータシステム601に動作可能に接続されたディスプレイシステム上にコンピュータ相互作用インターフェース要素を提供してもよい。例えば、Apple MacintoshオペレーティングシステムのAqua、IBM OS/2、Microsoft Windows(登録商標)(例えば、Aero、Metroなど)、Unix X-Windows(登録商標)、またはウェブインターフェースライブラリ(例えば、ActiveX、Java(登録商標)、Javascript、AJAX、HTML、Adobe Flashなど)を含むが、それらに限定されない、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)が採用されてもよい。
【0052】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム601は、ウェブブラウザ618に記憶されたプログラムコンポーネントを実装することができる。ウェブブラウザ618は、例えば、Microsoft Internet Explorer、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple Safari、またはMicrosoft Edgeなどのハイパーテキスト閲覧アプリケーションであってもよい。セキュアウェブブラウジングは、HTTPS(secure hypertext transport protocol)、secure sockets layer(SSL)、Transport Layer Security(TLS)などを使用して提供され得る。ウェブブラウザは、例えば、AJAX、DHTML、Adobe Flash、JavaScript(登録商標)、Java(登録商標)、またはアプリケーションプログラミングインターフェース(API)などのファシリティを利用することができる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム601は、メールサーバ619に記憶されたプログラムコンポーネントを実装し得る。メールサーバ619は、Microsoft Exchange等のインターネットメールサーバであってもよい。メールサーバは、例えば、ASP、ActiveX、ANSIC++/C#、Microsoft.NET、CGIスクリプト、Java(登録商標)、JavaScript(登録商標)、PERL、PHP、Python、またはWebObjectなどのファシリティを利用することができる。メールサーバ619は、internet message access protocol(IMAP)、messaging application programming interface(MAPI)、Microsoft Exchange、post office protocol(POP)、simple mail transfer protocol(SMTP)などの通信プロトコルを利用することができる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム601は、メールクライアント620に記憶されたプログラムコンポーネントを実装し得る。メールクライアント620は、Apple Mail、Microsoft Entourage、Microsoft Outlook、またはMozilla Thunderbirdなどのメール閲覧アプリケーションであってもよい。
【0053】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム601は、本開示で説明されるようなデータ、変数、記録等のユーザ/アプリケーションデータ621を記憶してもよい。そのようなデータベースは、例えば、OracleまたはSybaseなどのフォールトトレラント、リレーショナル、スケーラブル、セキュアデータベースとして実装され得る。あるいは、そのようなデータベースは、配列、ハッシュ、リンクリスト、構造体、構造化テキストファイル(例えば、XML)、テーブル等の標準化データ構造を使用して、またはオブジェクト指向データベース(例えば、ObjectStore、Poet、Zopeなどを使用する)として実装されてもよい。そのようなデータベースは、統合されてもよいし、本開示で上述される様々なコンピュータシステム間で分散されてもよい。任意のコンピュータまたはデータベースコンポーネントの構造および動作は、任意の作業組合せで結合され、統合され、または分散され得ることを理解されたい。
【0054】
さらに、本発明と整合する実施形態を実装する際に、1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体が利用され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサによって読み取り可能な情報またはデータが記憶され得る任意のタイプの物理メモリを指す。したがって、コンピュータ可読記憶媒体は、本明細書に記載される実施形態と整合するステップまたは段階をプロセッサに実行させるための命令を含む、1つまたは複数のプロセッサによる実行のための命令を記憶し得る。「コンピュータ可読媒体」なる用語は、有形アイテムを含み、搬送波および過渡信号を除外する、すなわち非一過性であると理解されるべきである。例としては、Random-Access Memory(RAM)、Read-Only Memory(ROM)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)ROM、デジタルビデオディスク(DVD)、フラッシュドライブ、ディスク、および任意の他の既知の物理的記憶媒体が挙げられる。
【0055】
本開示の様々な実施形態は、マルチモーダルコンテンツを第1のユーザに提供するための方法およびシステムを含む多数の利点を包含する。ある実施形態では、本方法およびシステムは、ユーザが画像をクリックしたときにユーザが閲覧できる画像ファイルに、ユーザがビデオファイルを関連付けることを可能にし得る。さらに、開示される方法およびシステムは、画像またはビデオファイル等のマルチメディアコンテンツと関連付けられる追加のマルチモーダルコンテンツ(オーディオまたはビデオ)を、ユーザが閲覧するための手段を提供する。さらに、ユーザによって閲覧されるマルチモーダルコンテンツは、ユーザの嗜好および/またはユーザの人口統計的情報に基づいて決定され、したがって、よりパーソナライズされた体験がユーザに提供される。
【0056】
本開示は、ハードウェアで、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せで実現され得る。本開示は、少なくとも1つのコンピュータシステムにおいて集中方式で、または分散方式で実現することができ、異なる要素をいくつかの相互接続されたコンピュータシステムにわたって分散させることができる。本明細書に記載の方法を実行するように適合されたコンピュータシステムまたは他の装置が適している場合がある。ハードウェアとソフトウェアとの組合せは、ロードされ実行されると、本明細書に記載される方法を実行するようにコンピュータシステムを制御し得るコンピュータプログラムを有する汎用コンピュータシステムであり得る。本開示は、他の機能も実行する集積回路の一部を含むハードウェアで実現することができる。
【0057】
当業者は、システム、モジュール、およびサブモジュールが、例として役立つように図示および説明されており、いかなる様式でも限定するものと見なされるべきではないことを理解するであろう。さらに、上記で開示したシステム要素、モジュール、ならびに他の特徴および機能の変形例、またはそれらの代替形態を組み合わせて、他の異なるシステムまたはアプリケーションを作成することができることが理解されよう。
【0058】
当業者は、特定の用途の必要性に応じて、前述のステップおよび/またはシステムモジュールのうちのいずれかが、適切に置換、順序変更、または除去されてもよく、付加的ステップおよび/またはシステムモジュールが挿入されてもよいことを理解するであろう。さらに、前述の実施形態のシステムは、多種多様な好適なプロセスおよびシステムモジュールを使用して実装されてもよく、任意の特定のコンピュータハードウェア、ソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、マイクロコードなどに限定されない。特許請求の範囲は、ハードウェアおよびソフトウェア、またはそれらの組合せのための実施形態を包含することができる。
【0059】
本開示は、特定の実施形態を参照して説明されたが、本開示の範囲から逸脱することなく、様々な変更が行われてもよく、均等物が置換されてもよいことが当業者によって理解されるであろう。さらに、本開示の範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を本開示の教示に適合させるために、多くの修正が行われ得る。したがって、本開示は開示された特定の実施形態に限定されず、本開示は添付の特許請求の範囲内に入るすべての実施形態を含むことが意図される。