特許7595243IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

透明成形体及びその製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、第4族元素酸化物からなる透明成形体は知られていない。第4族元素酸化物を主成分として含む透明成形体を製造するためには、第三元素を加える工程が必須であると考えられていた。例えば、特許文献1に記載の方法では、原料粉末として、酸化ジルコニウム又は酸化ハフニウムに加え、Y2O3、Sc2O3、MgO、CaO及びランタニド希土類酸化物から選択される安定化材、及び、CaF2、MgF2、ScF3、YF3、ZrF4及びランタニド希土類元素のフッ化物から選択されるフッ化物を用いる。また、特許文献2に記載の方法でも、酸化イットリウムを安定化材として必須に用いる。これらの方法により製造された透明成形体には、イットリウム等の第三元素が多く含まれる。成形体に第三元素が含まれると、第三元素が成形体中に偏析し、第三元素濃度のばらつきや、粒界偏析が懸念される。また、製造プロセスにおいても、工程数を抑える観点や、製造プロセス簡便化の観点からも第三工程を加える工程はないことが望ましい。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、鋭意研究の結果、酸素欠損をしている第4族元素酸化物(黒色酸化ジルコニウム(ZrO2-a)等)の板材は、内側に第4族元素(純ジルコニウム等)からなる部分があり、その外側に第4族元素酸化物(酸化ジルコニウム(ZrO2)等)からなる部分が形成されており、酸素分圧を制御した環境下で所定時間だけ加熱すると、板材の外部から酸素が取り込まれる速度と板材に取り込まれた酸素が内部に進行する速度と・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、単斜晶構造またはルチル型構造を有し、第4族元素からなる透明成形体を提供することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本第4族元素酸化物からなる透明成形体の外観写真である。
【図2】 本第4族元素酸化物からなる透明成形体の断面SEM像である。
【図3】 本第4族元素酸化物からなる透明成形体のTEM像である。
【図4】 本透明成形体の製造方法で用いられる板材の外観写真である。
【図5】 本透明成形体の製造方法において、第1工程を行った後の板材の外観写真である。
【図6】 本透明成形体の製造方法において、第1工程を行った後の板材の断面SEM像である。
【図7】 本透明成形体の製造方法で用いることのできる第4族元素の板材の外観写真であり、実施例1で用いたジルコニウム板材を示す。
【図8】 本透明成形体の製造方法において、第1工程を行った後の板材の外観写真であり、実施例1におけるBZを示す。
【図9】 本透明成形体の製造方法で得られる透明成形体であり、実施例1で作製した透明成形体Aを示す。
【図10】 実施例1におけるBZのTEM像である。
【図11】 実施例におけるBrZ、透明成形体AおよびBZのXRD測定結果である。
【図12】 実施例におけるBZのXPS測定結果である。
【図13】 実施例1で作製した透明成形体AのXPS測定結果である。
【図14】 実施例2で作製した透明成形体Bの外観写真である。
【図15】 実施例2で作製した透明成形体Bの透過率を示すグラフである。
【図16】 実施例2で作製した透明成形体Bの透過率を示すグラフであり、波長が1000nm以下の領域の拡大図である。
【図17】 比較例1で作製したBrZの外観写真である。
【図18】 比較例1で作製したBrZの断面SEM像である。
【図19】 比較例2で作製したWZの外観写真である。
【図20】 比較例2で作製したWZの断面SEM像である。
【図21】 比較例2で作製したWZのTEM像である。
【図22】 参考例で作製した試料の外観写真である。
【図23】 容器に収容された白色の酸化ジルコニウム粉末と黒色の酸化ジルコニウム粉末の色を示す写真である。
【図24】 大気中で酸化する前後のジルコニウム板材である。

代表図 図1本件の代表的な図

100:透明成形体 10:等軸結晶粒 20:柱状結晶粒 L1:表面層 L2:内部層 La:第4族元素層 Lb:酸化物層

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