特許7595249IP Force 特許公報全文掲載

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抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)に結合する抗体及びその抗原結合断片に関する。本発明は、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の検出薬に関する。本発明は、試料中の抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)を検出する方法に関する。本発明は、試料中の抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の濃度を決定する方法に関する。本発明は、更にHIV-1感染症を患っている対象における、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)による治療の有効性を判断又は監視するための方法に関する。 関連出願の相互参照 本出願は、2019年9月30日出願の日本特願2019-180305の優先権を主張し、その全記載は、ここに特に開示として援用される。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

非ヒト霊長類モデルにおいて、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の中和作用がその血中濃度に相関することが明らかになったため、ヒトでの臨床試験においても、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)を投与した患者における抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の血中濃度の測定が重要になると考えられる。現在、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の血中濃度測定は、V3ペプチドを抗原としてEIA(enzyme immunoassay:酵素免疫抗体法)で行われている。しかし、非ヒト霊長類モデルでは、抗HIV-1 V3抗体が誘導されないため、の方法で抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の血中濃度を測定可能だが、ヒトのHIV-1感染例では、1C10(0.5γ)以外の抗HIV-1 V3抗体が誘導される症例が存在するため、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の血中濃度を正確に測定するにはの方法では不十分であるという課題がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題を解決すべく鋭意検討した結果、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)に対する抗イディオタイプ抗体を複数開発し、更にこの抗イディオタイプ抗体を用いて、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)を特異的に検出することに成功した。本発明は、の知見に基づいて完成したものである。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)に結合する抗体及びその抗原結合断片を提供することができる。本発明によれば、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の検出薬を提供することができる。本発明は、試料中の抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)を検出する方法を提供することができる。本発明によれば、試料中の抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の濃度を決定する方法を提供することができる。本発明によれば、HIV患者における、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)による治療の有効性を判断又は監視するための方法を提供することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、抗1C10イディオタイプ抗体5クローン(#87、#92、#102、#103及び#G46)の重鎖アミノ酸配列(配列番号31, 33, 35, 37及び39)を示す。
【図2】 図2は、抗1C10イディオタイプ抗体5クローン(#87、#92、#102、#103及び#G46)の軽鎖アミノ酸配列(配列番号32, 34, 36, 38及び40)を示す。
【図3A】 図3Aは、抗1C10イディオタイプ抗体(Anti-Id Abs)による、V3ペプチド(JRFL NNT20)への1C10の結合抑制活性を測定するためのELISAの説明図である。
【図3B】 図3BはELISAによる1C10結合抑制活性の測定の結果を示す。抗1C10イディオタイプ抗体(#87、#92、#102、#103及び#G46)は、1C10以外の抗HIV-1 V3抗体であるKD-247、5G2、1D9、717G2、及び19F8の5抗体への交差活性はみられなかった。グラフ中の「□」(白四角)は、非標識の1C10で、ビオチン化1C10(図3A中の1C10-biotin)又は他のビオチン化抗HIV-1 V3抗体の結合を阻害する陽性コントロールを示す。
【図4A】 図4Aは、1C10変異体(1C10 germline reverted mutants)作製のためのオーバーラップPCRのプライマーの位置を示す。
【図4B】 図4Bは、1C10変異体(1C10 germline reverted mutants)の模式図である。
【図5】 図5は、ELISAによる抗イディオタイプ抗体の1C10変異体への結合活性の解析の結果を示す。
【図6】 図6は、実施例におけるELISA用マイクロプレートを用いたサンプルの希釈方法の例を示す。
【図7】 図7は、サンドイッチELISAの模式図である。
【図8】 図8は、抗イディオタイプ抗体のFabとIgGを使用したサンドイッチELISAによる1C10の検出結果を示す。
【図9】 図9は、5種類の抗イディオタイプ抗体の何れかのFabを固相抗体(捕捉抗体)としてマイクロプレート上にコーティングし、抗イディオタイプ抗体#87のビオチン化IgGを検出抗体として使用した、1C10検出結果を示す。
【図10】 図10は、固相抗体として#92Fab及び検出抗体として#87のビオチン化IgGを使用した1C10検出結果;固相抗体として#87Fab及び検出抗体として#87のビオチン化IgGを使用した1C10検出結果;固相抗体として#87Fab及び検出抗体として#92のビオチン化IgGを使用した1C10検出結果を示す。
【図11A】 図11Aは、抗1C10イディオタイプ抗体#87の1C10への結合活性を評価するための、Biacore(登録商標)の解析結果(センサーグラム)を示す。
【図11B】 図11Bは、抗1C10イディオタイプ抗体#92の1C10への結合活性を評価するための、Biacore(登録商標)の解析結果(センサーグラム)を示す。
【図11C】 図11Cは、抗1C10イディオタイプ抗体#102の1C10への結合活性を評価するための、Biacore(登録商標)の解析結果(センサーグラム)を示す。
【図11D】 図11Dは、抗1C10イディオタイプ抗体#G46の1C10への結合活性を評価するための、Biacore(登録商標)の解析結果(センサーグラム)を示す。
【図12】 図12は、HIV-1ウイルスのエンペロープ糖たんぱく質のV3ループを認識する、抗HIV-1 V3抗体1C10(0.5γ)の重鎖可変領域(配列番号41)及び軽鎖可変領域(配列番号42)を示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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