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特許7595386マイアバターが運転する自動運転システム
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  • 特許-マイアバターが運転する自動運転システム 図1
  • 特許-マイアバターが運転する自動運転システム 図2
  • 特許-マイアバターが運転する自動運転システム 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-28
(45)【発行日】2024-12-06
(54)【発明の名称】マイアバターが運転する自動運転システム
(51)【国際特許分類】
   B60W 50/08 20200101AFI20241129BHJP
   B60W 50/14 20200101ALI20241129BHJP
   B60K 35/22 20240101ALI20241129BHJP
   G01C 21/26 20060101ALN20241129BHJP
【FI】
B60W50/08
B60W50/14
B60K35/22
G01C21/26 A
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2024126638
(22)【出願日】2024-08-02
【審査請求日】2024-09-09
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】715008687
【氏名又は名称】廣田 祐次
(72)【発明者】
【氏名】廣田 祐次
【審査官】鶴江 陽介
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-51999(JP,A)
【文献】特開2020-61642(JP,A)
【文献】特開2022-103553(JP,A)
【文献】特開2021-163236(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2021-0006560(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0223352(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60W 30/00-60/00
G08G 1/00- 1/16
B60K 35/00-37/20
G01C 21/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
低速自動運転と人が法定速度で運転するモードとが切り替え可能な車両にて、右ハンドルの場合は、ハンドル左側のフロント部の下側に大画面モニターを設置し、左ハンドルの場合、ハンドル右側のフロント部の下側に大画面モニターを設置し、マイアバターが映し出されるようにしたマイアバターが運転する自動運転システムであって、該マイアバター専用のPCを該車両に搭載し、該車両の駆動電源からの充電を可能とした該PC専用電源を搭載した、マイアバターが運転する自動運転システムであって、低速自動運転では、該マイアバターが自動運転をし、人が運転するモードでは、該マイアバターが車窓から見える景色を車載カメラで共有し、またリアルタイムの交通情報を加味し、きめの細かいナビゲーションを車載スピーカーを使い、口頭で行えるようにするマイアバターが運転する自動運転システムであって、また、該人は車載のマイクとスピーカーによって該マイアバターとの一般的な会話を楽しむことができ、かつ人が遠隔にいても、電話やメールで該マイアバターと該人とが会話ができるようにし、さらに該車両の外部にも複数のマイクとスピーカー及びカメラとを設定し、該車両の周辺にいる人と該マイアバターとが会話ができるようにする、マイアバターが運転する自動運転システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、低速自動運転とマニュアル操作(人が運転するという意味)の切り替え可能な車システムにおいて、「マイアバター」が、低速の自動運転をし、またマニュアル運転時(人が法定速度で運転する)は、「マイアバター」が車載カメラからの情報で、景色を共有し、またリアルタイムの交通情報を加味し、細かいナビゲートを口頭で行う車システムに関する技術の提案である。
【背景技術】
【0002】
法定速度の自動運転車は、車の市場故障率を0にできない以上成立せず、事故・故障前提(=事故や故障があってもケガをしない、人は避けることができる)の低速自動運転車が求められているが、それだけだと、車の良さ(早く移動する)が発揮できない。
郊外に家を購入し、歩くのは大変だし、バスは混雑するので、通勤では、車で駅まで往復したいが、駅周辺の駐車場は高額で、すぐに満車になって使えないという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許7344613
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
低速自動運転とマニュアル運転とを適宜切り替えられるようにし、低速自動運転では、マイアバターが自動運転をし、マニュアル運転(法定速度)では、該マイアバターが車窓から見える景色を車載カメラで共有し、きめの細かいナビゲーションを口頭で行えるようにする。
あたかも周辺エリアを熟知したベテランタクシードライバーが助手席に座り、
「この時間帯は混雑するので、その信号を右折して、次の信号で左折して下さい」等の細かな口頭指示を与えることができるようにする。

人が通勤で、車で駅までマニュアル運転し、駅周辺あるいは会社等の近くの駐車場や乗降場等で、人が下りると、該駐車場や乗降場からは、該マイアバターが低速自動運転で、自宅あるいは所定の駐車場まで、移動するようにし、又帰宅時には、該人と該マイアバターとが連絡をとりあい、時間を合わせて、該駐車場や乗降車場にて、該人が乗車し、マニュアル運転で帰宅するか、お酒を飲んだり、疲れて眠いときには、該マイアバターが低速自動運転で運転し、帰宅することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
低速自動運転とマニュアル運転(人が運転)が切り替え可能な車両にて、右ハンドルの場合は、ハンドル左側のフロント部の下側に大画面モニターを設置し、左ハンドルの場合、ハンドル右側のフロント部の下側に大画面モニターを設置し、マイアバターが映し出されるようにする。また、マイアバター専用のPCを該車両に搭載し、該車両の駆動電源からの充電を可能とした該PC専用電源を搭載する。
低速自動運転では、該マイアバターが自動運転をし、マニュアル運転(法定速度)では、該マイアバターが車窓から見える景色を車載カメラで共有し、またリアルタイムの交通情報を加味し、きめの細かいナビゲーションを口頭で行えるようにする。
また、該マイアバターとの一般的な会話を楽しむことができ、かつ人が遠隔にいても、電話やメールで該マイアバターと会話ができるようにし、さらに該車両の外部にも複数のマイクとスピーカー及びカメラとを設定し、該車両の周辺にいる人と該マイアバターとが会話ができるようにする。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、通勤で自家用車を利用し、駅周辺の駐車場で該自家用車を乗り捨てても、低速自動運転で、自宅又は所定の駐車場に移動してくれるので、駐車場を気にせず、気軽に自家用車を使えるようになる。
昼の時間帯では、高齢者や障害者の買い物や病院等の用事で、該自家用車を安全な低速の移動手段として流用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】マイアバターシステムの概要を示す。
図2】マイアバターが車内に存在している状況を示す。
図3】マイアバターが運転する自動運転システムの運用例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
低速自動運転とマニュアル運転(人が運転)が切り替え可能な車両にて、右ハンドルの場合は、ハンドル左側のフロント部の下側に大画面モニターを設置し、左ハンドルの場合、ハンドル右側のフロント部の下側に大画面モニターを設置し、マイアバターが映し出されるようにする。また、マイアバター専用のPCを該車両に搭載し、該車両の駆動電源からの充電を可能とした該PC専用電源を搭載する。
低速自動運転では、該マイアバターが自動運転をし、マニュアル運転(法定速度)では、該マイアバターが車窓から見える景色を車載カメラで共有し、またリアルタイムの交通情報を加味し、きめの細かいナビゲーションを車載スピーカーを使い、口頭で行えるようにする。
また、該マイアバターとの一般的な会話を楽しむことができ、かつ人が遠隔にいても、電話やメールで該マイアバターと会話ができるようにし、さらに該車両の外部にも複数のマイクとスピーカー及びカメラとを設定し、該車両の周辺にいる人と該マイアバターとが会話ができるようにする。
【0009】
図1は、マイアバターシステムの概要を示している、マイアバターとは、
デジタル空間(PC画面上)での、個人の好みの容姿、声、性格等を備えたアバター(仮想人間)のことであり、マイアバターシステムは最大の教育改革であり、最大の業務改革であり、最大の生活改革であることを示している。

図2は、マイアバターが低速自動運転又は人が運転するモードでは、口頭でナビゲートをしているイメージ図である。
低速自動運転とマニュアル運転(人が運転)が切り替え可能な車両にて、右ハンドルの場合は、ハンドル左側のフロント部の下側に大画面モニターを設置し、左ハンドルの場合、ハンドル右側のフロント部の下側に大画面モニターを設置し、マイアバターが映し出されるようにする。また、マイアバター専用のPCを該車両に搭載し、該車両の駆動電源からの充電を可能とした該PC専用電源を搭載する。
低速自動運転では、該マイアバターが自動運転をし、マニュアル運転(法定速度)では、該マイアバターが車窓から見える景色を車載カメラで共有し、またリアルタイムの交通情報を加味し、きめの細かいナビゲーションを車載スピーカーを使い口頭で行えるようにする。
また、該人は車載のマイクとスピーカーによって、該マイアバターとの一般的な会話を楽しむことができ、かつ人が遠隔にいても、電話やメールで該マイアバターと会話ができるようにし、さらに複数のマイクとスピーカー及びカメラとを設定し、該車両の周辺にいる人と該マイアバターとが会話ができるようにする。

図3は、マイアバターが運転する自動運転システムでの、低速自動運転車優先道路を設定したり、乗降車場を設定したり、本システムの運用のイメージ図である。

高齢者や障害者の足として運用する場合、AI管制センターでは、個人宅のマイアバターからの移動予定(行動予定時間割)を受理し、対応OKかどうか、該個人宅の近くのA&M車のマイアバターに確認し、OKであれば指令をだす。(AI管制センターのAIが全アレンジをし、最終的には人がGOの指示をだす。)

荷物を届けるときは、基本的に ライトバンタイプの低速自動運転車を使う、マイアバターが自動運転をし、無駄のない配達経路で走行し、配達要員のアルバイターが乗車し、マイアバターの指示で、該アルバイターが各家庭の玄関まで、荷物を届ける。
【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明により、通勤で自家用車を利用し、駅周辺の駐車場で該自家用車を乗り捨てても、低速自動運転で、自宅又は所定の駐車場に移動してくれるので、駐車場を気にせず、気軽に自家用車を使えるようになる。
昼の時間帯では、高齢者や障害者の買い物や病院等の用事で、該自家用車を安全な低速の移動手段として流用することができる。
【要約】
【課題】
法定速度の自動運転車は、車の市場故障率を0にできない以上成立せず、事故・故障前提(=事故や故障があってもケガをしない、人は避けることができる)の低速自動運転車が求められているが、それだけだと、車の良さ(早く移動する)が発揮できない。
【解決手段】
低速自動運転とマニュアル運転とを適宜切り替えられるようにし、低速自動運転では、マイアバターが自動運転をし、マニュアル運転(法定速度)では、該マイアバターが車窓から見える景色を車載カメラで共有し、きめの細かいナビゲーションを口頭で行えるようにする。
【選択図】図1
図1
図2
図3