(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-28
(45)【発行日】2024-12-06
(54)【発明の名称】方向性付勢ステープルポケットを備えた外科用ステープラアンビル
(51)【国際特許分類】
A61B 17/072 20060101AFI20241129BHJP
【FI】
A61B17/072
(21)【出願番号】P 2020038447
(22)【出願日】2020-03-06
【審査請求日】2023-03-03
(32)【優先日】2019-03-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-02-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512269650
【氏名又は名称】コヴィディエン リミテッド パートナーシップ
(74)【代理人】
【識別番号】100107489
【氏名又は名称】大塩 竹志
(72)【発明者】
【氏名】ケネス ホイットフィールド
(72)【発明者】
【氏名】ロアニット フェルナンデス
(72)【発明者】
【氏名】アンソニー ガッディ
【審査官】菊地 康彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0168597(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0111920(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0235619(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0239037(US,A1)
【文献】特開2014-198249(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/072
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科用ステープル留め装置用のエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、
複数のステープルを支持するカートリッジアセンブリであって、前記複数のステープルの各ステープルは、バックスパンと第1の脚と第2の脚とを含み、前記第1の脚および前記第2の脚は、前記バックスパンから延びている、カートリッジアセンブリと、
前記カートリッジアセンブリに結合されているアンビルアセンブリであって、前記アンビルアセンブリは、対向する側面を有するアンビルを含み、前記アンビルは、前記アンビルの長さに沿って延びている長手方向軸を画定し、前記アンビルは、ナイフスロットと、前記アンビルの前記対向する側面の間に配置されている複数の付勢ステープル形成ポケットとを画定し、前記複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットは、それぞれのステープルの前記バックスパンの片側に前記複数のステープルのそれぞれのステープルの前記第1の脚および前記第2の脚を形成するように配置されており、前記バックスパンの前記片側は、前記アンビルの前記対向する側面に対して前記アンビルの前記ナイフスロットに向かって配置されており、各付勢ステープル形成ポケットは、第1のステープル脚形成キャビティと、第2のステープル脚形成キャビティと、前記第1のステープル脚形成キャビティおよび前記第2のステープル脚形成キャビティに沿って直線的に延びている端壁とを含み、前記端壁は、前記アンビルの前記長手方向軸に平行である、アンビルアセンブリと
を備える、エンドエフェクタ。
【請求項2】
前記複数の付勢ステープル形成ポケットは、少なくとも1つの行に配置されている、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項3】
前記少なくとも1つの行は、前記ナイフスロットの片側に配置されている第1の行と、前記ナイフスロットの前記片側に配置されている第2の行とを含み、前記第1の行は、前記第2の行よりも前記ナイフスロットの近くに配置されている、請求項2に記載のエンドエフェクタ。
【請求項4】
前記第1の行
の付勢ステープル形成ポケットは、前記第2の行
の付勢ステープル形成ポケットから前記長手方向軸の方向にオフセットされている、請求項3に記載のエンドエフェクタ。
【請求項5】
前記エンドエフェクタは、前記アンビルから遠位方向に延びている先端をさらに備え、前記先端は、組織を切開するためのものである、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項6】
前記第1のステープル脚形成キャビティおよび前記第2のステープル脚形成キャビティのそれぞれは、ガイド部と背骨部とを含み、前記ガイド部は、前記複数のステープルのうちのステープルのうちの1つの前記第1の脚または前記第2の脚のうちの1つを前記背骨部に向けて漏斗状に導くように構成されている、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項7】
前記第1のステープル脚形成キャビティおよび前記第2のステープル脚形成キャビティは、中央ブリッジ部によって分離されている、請求項6に記載のエンドエフェクタ。
【請求項8】
前記中央ブリッジ部は、前記第1のステープル脚形成キャビティおよび前記第2のステープル脚形成キャビティの底面から上昇する、請求項7に記載のエンドエフェクタ。
【請求項9】
前記端壁は、中央側の前記中央ブリッジ部に沿って前記ナイフスロットに向かって直線的に延びている、請求項8に記載のエンドエフェクタ。
【請求項10】
外科用ステープル留め装置であって、前記外科用ステープル留め装置は、
ハウジングアセンブリと、
前記ハウジングアセンブリに動作可能に結合されているシャフトアセンブリであって、エンドエフェクタを支持するシャフトアセンブリと
を備え、
前記エンドエフェクタは、
複数のステープルを支持するステープルカートリッジであって、前記複数のステープルの各ステープルは、バックスパンと第1の脚と第2の脚とを含み、前記第1の脚および前記第2の脚は、前記バックスパンから延びている、ステープルカートリッジと、
前記ステープルカートリッジに結合されているアンビルであって、前記アンビルは、対向する側面を有し、前記アンビルは、前記アンビルの長さに沿って延びている長手方向軸を画定し、前記アンビルは、ナイフスロットと、前記ナイフスロットに隣接して配置されている複数の付勢ステープル形成ポケットとを画定し、前記ナイフスロットおよび前記複数の付勢ステープル形成ポケットは、前記アンビルの前記対向する側面の間に配置されており、前記複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットは、前記複数のステープルのそれぞれのステープルの前記第1の脚および前記第2の脚を前記それぞれのステープルの前記バックスパンの片側に形成するように構成されており、前記バックスパンの前記片側は、前記アンビルの前記対向する側面に対して前記アンビルの前記ナイフスロットに向かって配置されており、各付勢ステープル形成ポケットは、第1のステープル脚形成キャビティと、第2のステープル脚形成キャビティと、前記第1のステープル脚形成キャビティおよび前記第2のステープル脚形成キャビティに沿って直線的に延びている端壁とを含み、前記端壁は、前記アンビルの前記長手方向軸に平行である、アンビルと
を含む、外科用ステープル留め装置。
【請求項11】
前記複数の付勢ステープル形成ポケットは、前記ナイフスロットの各側の複数の行に配置されている、請求項10に記載の外科用ステープル留め装置。
【請求項12】
前記ナイフスロットの各側の前記複数の行は、第1の行と第2の行とを含み、前記第1の行は、前記第2の行よりも前記ナイフスロットの近くに配置されている、請求項11に記載の外科用ステープル留め装置。
【請求項13】
前記エンドエフェクタは、前記アンビルから遠位方向に延びている先端をさらに備え、前記先端は、組織を切開するためのものである、請求項10に記載の外科用ステープル留め装置。
【請求項14】
前記第1のステープル脚形成キャビティおよび前記第2のステープル脚形成キャビティは、中央ブリッジ部によって分離されている、請求項10に記載の外科用ステープル留め装置。
【請求項15】
前記端壁は、前記ナイフスロットに対して平行な関係で配置されている、請求項14に記載の外科用ステープル留め装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、2019年3月13日に出願された米国特許出願第62/817,854号の利益を主張し、その内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、外科用ステープル留め装置、外科手術手順を実施するための装置および/またはシステム、ならびにそれらの使用方法に関する。
【背景技術】
【0003】
組織をクランプし、切断し、そして/またはステープル留めする外科用ステープル留め装置は、当該分野において周知である。そのような外科用ステープリング装置は、組織を捕捉またはクランプするために使用される2つの細長いジョー部材を有するエンドエフェクタを含む。2つのジョー部材のうちの一方は、通常、行配置された複数のステープルを収容するステープルカートリッジを担持し、他方、2つのジョー部材のうちの他方は、ステープルがステープルカートリッジから駆動されるにつれてステープルを形成するためのアンビルを有する。例えば、直線外科用ステープル留め装置では、ステープル留め操作は、ステープルカートリッジ内に画定されたチャネルを長手方向に通って移動し、ステープルカートリッジからステープルの直線行を順次排出するためにチャネル内のステープルプッシャーに作用するカム部材を有するカムバー、ドライブスレッドまたは他の類似機構によって達成される。ナイフは、外科用ステープル留め装置が組織の周りに配置されて作動されると、組織が接合および/または同時にもしくはほぼ同時に切断されるように、ステープルの直線行間に移動可能に配置される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一態様によれば、外科用ステープル留め装置用のエンドエフェクタは、カートリッジアセンブリとアンビルアセンブリとを含む。カートリッジアセンブリは、複数のステープルを支持する。複数のステープルの各ステープルは、バックスパンと、第1の脚と、第2の脚とを含む。第1および第2の脚は、バックスパンから延びている。アンビルアセンブリは、カートリッジアセンブリに結合されている。アンビルアセンブリは、対向する側面を有するアンビルを含む。アンビルは、ナイフスロットと、アンビルの対向する側面の間に配置された複数の付勢ステープル形成ポケットとを画定する。複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットは、各ステープルのバックスパンの片側に複数のステープルの各ステープルの第1および第2の脚を形成するように配置される。バックスパンの片側は、アンビルの反対側の側面に対してアンビルのナイフスロットに向かって配置される。
【0005】
いくつかの実施形態では、複数の付勢ステープル形成ポケットは、1つ以上の直線行状に配置されてもよい。直線行は、内側行および外側行を含むことができる。内側行および外側行は、互いに長手方向にオフセットされていてもよい。
【0006】
実施形態では、エンドエフェクタは、アンビルから遠位方向に延びる切開先端を含むことができる。
【0007】
様々な実施形態では、複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットは、第1のステープル脚形成キャビティおよび第2のステープル脚形成キャビティを含むことができる。第1および第2のステープル脚形成キャビティのそれぞれは、ガイド部および背骨部を含むことができる。ガイド部は、複数のステープルのうちの1つのステープルの第1または第2の脚のうちの1つを背骨部に向けて漏斗状にするように構成されることができる。第1および第2のステープル脚形成キャビティは、中央ブリッジ部によって分離されることができる。中央ブリッジ部は、第1および第2のステープル脚形成キャビティの底面から上昇することができる。各付勢ステープル形成ポケットは、ナイフスロットに向かって内側の第1および第2のステープル脚形成キャビティおよび中央ブリッジ部に沿って直線的に延びる端壁を含むことができる。アンビルは、アンビルの長さに沿って延びる長手方向軸を画定することができる。端壁は、アンビルの長手方向軸に平行とすることができる。
【0008】
本開示の他の態様によれば、外科用ステープル留め装置は、ハウジングアセンブリと、ハウジングアセンブリに動作可能に連結され且つエンドエフェクタを支持するシャフトアセンブリとを含む。エンドエフェクタは、ステープルカートリッジとアンビルとを含む。ステープルカートリッジは、複数のステープルを支持する。複数のステープルの各ステープルは、バックスパンと、第1の脚と、第2の脚とを含む。第1および第2の脚は、バックスパンから延びている。アンビルは、対向する側面を有し、ナイフスロットと、ナイフスロットに隣接して配置された複数の付勢ステープル形成ポケットとを画定する。ナイフスロットおよび複数の付勢ステープル形成ポケットは、アンビルの対向する側面の間に配置される。複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットは、各ステープルのバックスパンの片側に複数のステープルの各ステープルの第1および第2の脚を形成するように構成される。バックスパンの片側は、アンビルの反対側の側面に対してアンビルのナイフスロットに向かって配置される。
【0009】
いくつかの実施形態では、複数の付勢ステープル形成ポケットは、ナイフスロットの両側に直線行状に配置される。直線行は、ナイフスロットの両側のそれぞれに内側行および外側行を含むことができる。
【0010】
特定の実施形態では、外科用ステープル留め装置は、アンビルから遠位方向に延びる切開先端をさらに含むことができる。
【0011】
様々な実施形態では、複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットは、第1のステープル脚形成キャビティおよび第2のステープル脚形成キャビティを含むことができる。第1および第2のステープル脚形成キャビティは、中央ブリッジ部によって分離されることができる。各付勢ステープル形成ポケットは、ナイフスロットに対して平行な関係で配置された端壁を含むことができる。
【0012】
本開示のさらに他の態様によれば、ステープルを形成する方法は、ステープルカートリッジに支持されたステープルを、ステープルカートリッジに動作可能に連結されたアンビルに発射することを含む。本方法は、さらに、各形成されたステープルの双方の脚が各ステープルのバックスパンの片側に配置され、バックスパンの片側がアンビルの長手方向軸に向かって配置されるように、アンビルに画定された付勢ステープル形成ポケットにステープルを形成することを含む。
【0013】
態様では、ステープルを形成することは、アンビルに画定されたナイフスロットの両側に直線行状にステープルを形成することを含むことができる。
【0014】
いくつかの態様では、ステープルを形成することは、ステープルを長手方向にオフセットした直線行状に形成することを含むことができる。
【0015】
他の態様、特徴、および利点は、以下の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【0016】
本明細書に組み込まれて、その一部を構成する添付図面は、本開示の実施形態を示し、上記の本開示の一般的な説明、および以下の実施形態の詳細な説明とともに、本開示の原理を説明する役割を果たす。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
外科用ステープル留め装置用のエンドエフェクタにおいて、
複数のステープルを支持するカートリッジアセンブリであって、前記複数のステープルの各ステープルが、バックスパンと、第1の脚と、第2の脚とを含み、前記第1および第2の脚が前記バックスパンから延びる、カートリッジアセンブリと、
前記カートリッジアセンブリに連結されたアンビルアセンブリであって、対向する側面を有するアンビルを含み、前記アンビルが、ナイフスロットと、前記アンビルの前記対向する側面の間に配置された複数の付勢ステープル形成ポケットとを画定し、前記複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットが、各ステープルの前記バックスパンの片側に前記複数のステープルの各ステープルの前記第1および第2の脚を形成するように配置され、前記バックスパンの片側が、前記アンビルの前記対向する側面に対して前記アンビルの前記ナイフスロットに向かって配置される、アンビルアセンブリと、を備える、エンドエフェクタ。
(項目2)
前記複数の付勢ステープル形成ポケットが、少なくとも1つの直線行状に配置される、上記項目に記載のエンドエフェクタ。
(項目3)
前記少なくとも1つの直線行が、内側行および外側行を含む、上記項目のいずれかに記載のエンドエフェクタ。
(項目4)
前記内側行および外側行が、互いから長手方向にオフセットされている、上記項目のいずれかに記載のエンドエフェクタ。
(項目5)
前記アンビルから遠位方向に延びる切開先端をさらに備える、上記項目のいずれかに記載のエンドエフェクタ。
(項目6)
前記複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットが、第1のステープル脚形成キャビティおよび第2のステープル脚形成キャビティを含み、前記第1および第2のステープル脚形成キャビティのそれぞれが、ガイド部および背骨部を含み、前記ガイド部が、前記複数のステープルのうちのステープルのうちの1つの前記第1または第2の脚のうちの1つを前記背骨部に向けて漏斗状に導くように構成されている、上記項目のいずれかに記載のエンドエフェクタ。
(項目7)
前記第1および第2のステープル脚形成キャビティが、中央ブリッジ部によって分離されている、上記項目のいずれかに記載のエンドエフェクタ。
(項目8)
前記中央ブリッジ部が、前記第1および第2のステープル脚形成キャビティの底面から上昇する、上記項目のいずれかに記載のエンドエフェクタ。
(項目9)
各付勢ステープル形成ポケットが、前記第1および第2のステープル脚形成キャビティならびに中央側の前記中央ブリッジ部に沿って前記ナイフスロットに向かって直線的に延びる端壁を含む、上記項目のいずれかに記載のエンドエフェクタ。
(項目10)
前記アンビルが、前記アンビルの長さに沿って延びる長手方向軸を画定し、前記端壁が、前記アンビルの前記長手方向軸に平行である、上記項目のいずれかに記載のエンドエフェクタ。
(項目11)
外科用ステープル留め装置において、
ハウジングアセンブリと、
前記ハウジングアセンブリに動作可能に結合され且つエンドエフェクタを支持するシャフトアセンブリと、を備え、前記エンドエフェクタが、
複数のステープルを支持するステープルカートリッジであって、前記複数のステープルの各ステープルが、バックスパンと、第1の脚と、第2の脚とを含み、前記第1および第2の脚が前記バックスパンから延びる、ステープルカートリッジと、
対向する側面を有し、ナイフスロットと、前記ナイフスロットに隣接して配置された複数の付勢ステープル形成ポケットとを画定するアンビルとを含み、前記ナイフスロットおよび前記複数の付勢ステープル形成ポケットが、前記アンビルの前記対向する側面の間に配置され、前記複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットが、前記複数のステープルの各ステープルの前記第1および第2の脚を前記各ステープルの前記バックスパンの片側に形成するように構成され、前記バックスパンの片側が、前記アンビルの前記対向する側面に対して前記アンビルの前記ナイフスロットに向かって配置される、外科用ステープル留め装置。
(項目12)
前記複数の付勢ステープル形成ポケットが、前記ナイフスロットの両側に直線行状に配置される、上記項目のいずれかに記載の外科用ステープル留め装置。
(項目13)
前記直線行が、前記ナイフスロットの前記両側のそれぞれに内側行および外側行を含む、上記項目のいずれかに記載の外科用ステープル留め装置。
(項目14)
前記アンビルから遠位方向に延びる切開先端をさらに備える、上記項目のいずれかに記載の外科用ステープル留め装置。
(項目15)
前記複数の付勢ステープル形成ポケットの各付勢ステープル形成ポケットが、第1のステープル脚形成キャビティおよび第2のステープル脚形成キャビティを含む、上記項目のいずれかに記載の外科用ステープル留め装置。
(項目16)
前記第1および第2のステープル脚形成キャビティが、中央ブリッジ部によって分離されている、上記項目のいずれかに記載の外科用ステープル留め装置。
(項目17)
各付勢ステープル形成ポケットが、前記ナイフスロットに対して平行な関係で配置された端壁を含む、上記項目のいずれかに記載の外科用ステープル留め装置。
(項目18)
ステープルの形成方法において、
ステープルカートリッジに支持されたステープルを、前記ステープルカートリッジに動作可能に結合されたアンビルに発射することと、
各形成されたステープルの双方の脚が前記各ステープルのバックスパンの片側に配置され、前記バックスパンの片側が、前記アンビルの長手方向軸に向かって配置されるように、前記アンビルに画定された付勢ステープル形成ポケットに前記ステープルを形成することと、を含む、方法。
(項目19)
前記ステープルを形成することが、前記アンビルに画定されたナイフスロットの両側に直線行状に前記ステープルを形成することを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目20)
前記ステープルを形成することが、前記ステープルを長手方向にオフセットした直線行状に形成することを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(摘要)
外科用ステープル留め装置用のエンドエフェクタは、カートリッジアセンブリとアンビルアセンブリとを含む。カートリッジアセンブリは、ステープルを支持する。各ステープルは、バックスパンと、第1の脚と、第2の脚とを含む。第1および第2の脚は、バックスパンから延びている。アンビルアセンブリは、カートリッジアセンブリに結合されている。アンビルアセンブリは、対向する側面を有するアンビルを含む。アンビルは、ナイフスロットと、アンビルの対向する側面の間に配置された付勢ステープル形成ポケットとを画定する。各付勢ステープル形成ポケットは、各ステープルのバックスパンの片側に各ステープルの第1および第2の脚を形成するように配置される。バックスパンの片側は、アンビルの反対側の側面に対してアンビルのナイフスロットに向かって配置される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、本開示の原理にかかる外科用ステープル留め装置の斜視図である。
【0018】
【
図2】
図2は、
図1に示された詳細の示された領域の拡大斜視図である。
【0019】
【
図3】
図3は、
図1の外科用ステープル留め装置のアンビルの平面斜視図である。
【0020】
【0021】
【0022】
【
図6】
図6は、
図5に示された詳細の示された領域の拡大図である。
【0023】
【
図7】
図7は、
図4に示された詳細の示された領域の拡大図である。
【0024】
【
図8】
図8は、切断線8-8に沿った
図3-
図5のアンビルのステープルポケットの断面図である。
【0025】
【
図9A】
図9Aは、
図8のステープルポケットによって形成されたステープルの平面斜視図である。
【0026】
【発明を実施するための形態】
【0027】
本開示の外科用ステープル留め装置の実施形態は、図面を参照して詳細に説明され、図面において、同様の参照符号は、いくつかの図のそれぞれにおける同一または対応する要素を示す。一般に既知であるように、「臨床医」という用語は、医師、看護師、または任意の他の医療提供者を指し、医療支援従事者を含むことができる。さらに、「近位」という用語は、臨床医により近い構造の部分を指し、「遠位」という用語は、臨床医からより遠い構造の部分を指す。さらに、前側、後側、上側、下側、頂部、底部などの方向の用語は、単に説明の便宜のために使用されており、本明細書に添付の開示を限定することを意図するものではない。
【0028】
本明細書で使用される場合、平行したおよび垂直なという用語は、真の平行および真の垂直から最大で約+または-10度まで、略平行および略垂直である相対的な構成を含むものと理解される。
【0029】
以下の記載では、周知の機能または構成は、本開示を不必要に詳細に示して不明瞭にすることを避けるために、詳細には記載されていない。
【0030】
本開示は、ステープルのバックスパンの片側に形成され且つナイフカットに向かって内側に配置された外科用ステープルのステープル先端および脚を有することにより、組織上で優れた止血を達成する外科用ステープル留め装置について説明する。このように組織上に複数のステープルを形成すると、漏れ経路を形成するステープル先端の穿刺を防止するために、アンビルに対してステープルの内側に配置されたステープルの先端を有することにより、血流を効果的且つ止血的にシールする(例えば、ナイフカットに向かって血圧側から離れて)。
【0031】
形成された外科用ステープルは、外科用ステープル留め装置によって人の血管、管構造、および臓器組織に配置されると、ステープルの穿刺先端および脚がアンビルに対してステープルのバックスパンの内側に配置されて止血の大幅な改善に影響するように、特に複数のステープル全体が形成されたときに、ステープルを中央に形成することにより、出血、血液の滲み出し、および空気漏れの減少に影響を与えることができる。この方法でステープルを形成するために、本開示の外科用ステープル留め装置のアンビルのステープルポケットは、ナイフカットに向かっておよび血圧側から離れる双方のステープル脚に影響を及ぼすように設計されたステープル形成形状を有する(例えば、形成中の内側方向)。この方法で組織上にステープルを形成するアンビルステープルポケットを有すると、優れた止血を備えたステープル形成を提供する。特に、開示されたアンビルおよび/またはステープルポケットは、ステープルバックスパンの片側に、より具体的にはステープルラインナイフカットに最も近い内側方向に向かってステープル脚(通常は「B」の形態または他の輪郭形状)を形成するように構成される。
【0032】
図1および
図2を参照すると、本開示の外科用ステープル留め装置10は、(外科用ステープル留め装置10を発射するために手動で作動可能とすることができる1つ以上のハンドルを含むことができる)ハウジングアセンブリ12と、ハウジングアセンブリ12に固定されてハウジングアセンブリ12から遠位方向に延びるアダプタアセンブリ14と、アダプタアセンブリ14に固定されてアダプタアセンブリ14から遠位方向に延びる装填ユニット100とを含む。アダプタアセンブリ14および装填ユニット100は、それに沿って長手方向に延びる長手方向軸「X-X」を画定する。装填ユニット100は、使い捨てとすることができ、および/または1つ以上の使い捨て部品を含むことができる。
【0033】
外科用ステープル留め装置10の装填ユニット100は、アダプタアセンブリ14の遠位端部に解放可能に固定され、シャフトアセンブリ102の遠位端部上のエンドエフェクタ104を支持するシャフトアセンブリ102を含む。エンドエフェクタ104は、アンビルアセンブリ106と、選択的に交換可能とすることができるそのリロードまたはカートリッジ108a内に複数のステープル(図示せず)とを収容するカートリッジアセンブリ108とを含む。アンビルアセンブリ106は、外科用ステープル留め装置10の発射時に複数のステープルが形成されるアンビル110を含む。
【0034】
同様のステープル留め装置、またはその構成要素のより詳細な説明については、例えば、Sciricaらの米国特許第9,713,470号明細書およびMillimanらの米国特許第8,070,033号明細書を参照することができ、それぞれの内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0035】
ここで、
図3-
図5を参照すると、アンビルアセンブリ106のアンビル110は、アンビル110の近位端部110aから遠位端部110bまで延びる長手方向軸「L-L」を画定する。アンビル110はまた、弓形または放射状とすることができる上面110cと、平面とすることができる底面110dとを含む。アンビル110は、側面110e、110fをさらに含む。アンビル110は、アンビル110の近位端部110aから下向きに延びて、外科用ステープル留め装置10のアンビルアセンブリ106とカートリッジアセンブリ108との間に配置された組織の近位方向の動きを制限する組織停止部112、114を含む。組織停止部112、114は、平坦な内面および/または半径方向の外面を有することができる。アンビル110は、アンビル110の底面110dに凹み且つアンビル110の長手方向軸「L-L」に沿って延びるナイフスロット116を画定する(例えば、長手方向軸「L-L」を中心とする)。ナイフスロット116は、アンビル110に沿って長手方向に延び、外科用ステープル留め装置10のアンビルアセンブリ106とカートリッジアセンブリ108との間に配置された組織を切断するためのナイフ(図示せず)または外科用ステープル留め装置10のナイフを支持するIビーム(図示せず)の軸方向の移動を受けて容易にするようにアンビル110の全長未満である。
【0036】
図4を参照すると、アンビル110上の付勢ステープル形成ポケット118の4つの直線行があるように、アンビル110のナイフスロット116の両側のアンビル110の底面110dに画定された、付勢ステープル形成ポケット118の内側直線行および付勢ステープル形成ポケット118の外側直線行がある。他の実施形態は、ナイフスロット116の両側に付勢ステープル形成ポケット118の任意数の行(例えば、片側および/または両側に3または4行)を含むことができる。付勢ステープル形成ポケット118は、金属コイニングダイによるコイニングまたは放電加工(EDM)などの任意の適切な製造技術を使用して形成されることができる。例えば、EDMプロセスは、火花加工、火花侵食、燃焼、ダイシンキング、ワイヤ燃焼、ワイヤ侵食、金属電極の使用など、またはそれらの組み合わせを含むことができる。付勢ステープル形成ポケット118の行は、互いに平行に且つナイフスロット116に平行に(例えば、長手方向軸「L-L」およびアンビル110の長さに平行に)配置される。付勢ステープル形成ポケット118の行は、ナイフスロット116の両側に配置され、ナイフスロット116に向かって内側方向にカートリッジアセンブリ108のカートリッジ108aに支持されるステープル200(
図9Aおよび
図9Bを参照)を形成するように配置される。
【0037】
理解できるように、行における各付勢ステープル形成ポケット118は、ピッチ、アレイ、またはパターンを構成するために、次のまたは隣接する付勢ステープル形成ポケット118から略等しい距離だけ長手方向にオフセットされることができる。
【0038】
例えば、
図4および
図5からわかるように、アンビル110の遠位端部110bは、組織の切開を容易にするための切開先端120を含むが、いくつかの実施形態では、アンビル110の遠位端部110bは、鈍いまたは丸い先端(図示せず)を有してもよい。切開先端120は、長手方向軸に対して約5度から約90度の間の角度を付けられることができる。切開先端120が遠位部分の幅よりも大きい近位部分の幅を有するように、切開先端120は、遠位方向に先細になっている。切開先端120の遠位部分は、丸みを帯びた構成または放射状構成を有することができる。いくつかの実施形態では、切開先端120は、アンビル110と一体的に形成され、いくつかの実施形態では、切開先端120は、アンビル110に取り外し可能に接続される。いくつかの実施形態では、切開先端120は、少なくとも部分的にステンレス鋼などの金属から作製されることができる。特定の実施形態では、切開先端120は、剛性ポリマー材料などの非金属材料から少なくとも部分的に作製されることができる。
【0039】
図6-
図8を参照すると、アンビル110の付勢ステープル形成ポケット118は、第1のステープル脚形成キャビティ118bと第2のステープル脚形成キャビティ118cとを分離する中央ブリッジ部118aを含む。第1および第2のステープル脚形成キャビティ118b、118cは、略等しい深さを有することができる。第1および第2のステープル脚形成キャビティ118b、118cのそれぞれは、凹状の弓形構成を有し、ステープル200のステープル脚200aを受け入れ、ステープル脚202aの形成を案内するようにステープル脚200aを背骨部118eへと内側方向に漏斗状に導くガイド部118dを含む。中央ブリッジ部118aは、第1および第2のステープル脚形成キャビティ118b、118cの背骨部118eの間に配置され、ステープルポケット118の第1および第2のステープル脚形成キャビティ118b、118cの底面から上方に延びるかまたは上昇し、
図9Bに見られるB形状などの成形形状へのステープル200の脚200aの形成を容易にする。各ステープルポケット118は、さらに、第1および第2のステープル脚形成キャビティ118b、118cの背骨部118eの中央側に沿って直線的に延びる端壁118fと、ステープルポケット118の中央ブリッジ部118a(例えば、長手方向軸「L-L」に平行)とを含み、ステープル脚200aの形成をステープル200のバックスパン204の片側に案内するのを助ける。端壁118fは、アンビル110の長手方向軸「L-L」に平行とすることができる。各付勢ステープル形成ポケット118のガイド部118dおよび背骨部118eは、各付勢ステープル形成ポケット118の中心線「CL」によって分離される。中心線「CL」は、アンビル110の付勢ステープル形成ポケット118の各行内の付勢ステープル形成ポケット118のそれぞれを通って長手方向に延びることができる。ガイド部118dは、ナイフスロット116から離れて配置され、背骨部118eは、ナイフスロット116に向かって且つガイド部118dの反対側に配置される。
【0040】
図9Aおよび
図9Bも参照すると、外科用ステープル留め装置10の発射は、ステープル200の行を、付勢ステープル形成ポケット118の行に対して形成させる。特に、各ステープル200は、外科用ステープル留め装置の発射時に、各ステープル200の脚202a(例えば、2つ)が対応する付勢ステープル形成ポケット118の各ガイド部118dに沿ってカム駆動し且つステープル脚202aの先端202bを含む双方のステープル脚202aが各ステープル200のバックスパン204の片側に形成されるように対応する付勢ステープル形成ポケット118の背骨部118eに向かって漏斗状に形成するように付勢ステープル形成ポケット118の1つと整列する。具体的には、付勢ステープル形成ポケット118の行は、血流を止血して漏れ経路を形成するステープル先端の穿刺を防止するために、ステープル200の先端202bがアンビル110に対してステープル200の各バックスパン204の内側に配置されるように(例えば、アンビル110のナイフスロット116またはステープルラインナイフカットに近い)、全てのステープルの双方の脚202aが形成されるように(例えば、B形状に)配置される。
【0041】
いくつかの実施形態では、アンビル110は、ステンレス鋼材料などの剛性材料から少なくとも部分的に作製される。いくつかの実施形態では、アンビル110の上面110cは、約R.150インチから約R.165インチまでの半径方向表面測定値を有することができる。いくつかの実施形態では、アンビル110は、例えば、アンビル110の長手方向の長さに沿った中間点において上面110cと底面110dとの間で垂直に測定して約0.070インチから約0.080インチの断面高さを有することができる。
【0042】
様々な実施形態では、アンビル110の第1および第2のステープル脚形成キャビティ118b、118cは、約0.002インチから約0.020インチの深さを有することができる。
【0043】
実施形態では、例えば、隣接する付勢ステープル形成ポケット118の中央ブリッジ部118aの間のピッチ、または所与の長手方向に延びる行における1つの付勢ステープル形成ポケット118から次までのピッチは、約0.150インチから約0.160インチとすることができる。いくつかの実施形態では、行における付勢ステープル形成ポケット118は、所与の行における隣接する付勢ステープル形成ポケット118間のピッチの少なくとも1/2の付勢ステープル形成ポケット118の隣接行から長手方向にオフセットされる。
【0044】
実施形態では、付勢ステープル形成ポケット118の行にわたって画定されるアンビル110の幅は、約0.255インチとすることができ、特定の実施形態では、0.255インチ以下とすることができる。いくつかの実施形態では、付勢ステープル形成ポケット118の隣接する行の中心線間の距離は、約0.042インチとすることができ、特定の実施形態では、0.042インチ以下とすることができる。実施形態では、付勢ステープル形成ポケット118の内側行の中心線と、長手方向軸「L-L」と一致するナイフスロット116の中心線との間の距離は、約0.042インチとすることができ、いくつかの実施形態では、0.042インチ以下とすることができる。いくつかの実施形態では、付勢ステープル形成ポケット118の1-1/2以上は、ナイフスロット116の両側にある組織停止部112、114の遠位端に対して近位に配置される。
【0045】
さらに、内視鏡線形外科用ステープル留め装置に関連して図示および説明されているが、開示されたステープルポケット構成は、開放外科用ステープル留め装置、横断外科用ステープル留め装置、および/または円形ステープル留め装置などの任意の適切な外科用ステープル留め装置において利用されることができる。
【0046】
理解され得るように、本開示の装置の構成要素のうちのいずれかの固定は、溶接、圧着、接着、締結などのような既知の固定技術を使用して達成されることができる。
【0047】
本明細書に開示される様々な実施形態はまた、ロボット手術システムおよび一般に「遠隔手術」と称されるものと共に動作するように構成されることができる。そのようなシステムは、臨床医を支援し、手術器具の遠隔操作(または部分遠隔操作)を可能にする様々なロボット要素を使用する。様々なロボットアーム、歯車、カム、滑車、電気モータおよび機械モータなどをこの目的のために使用することができ、手術または治療の過程で臨床医を補助するようにロボット外科手術システムにより設計することができる。このようなロボットシステムは、遠隔操縦可能システム、自動フレキシブル外科手術システム、遠隔フレキシブル外科手術システム、遠隔関節運動外科手術システム、無線外科手術システム、モジュール式または選択的に構成可能な遠隔動作式外科手術システムなどを含むことができる。
【0048】
ロボット外科手術システムは、手術室に隣接するか、または遠隔場所に位置する1つ以上のコンソールと共に用いられることができる。この場合、臨床医の1つのチームが外科手術のために患者を準備し得、かつ他の臨床医(または臨床医のグループ)がロボット外科手術システムを介して器具を遠隔的に制御しながら、本明細書で開示される器具のうちの1つ以上を用いてロボット外科手術システムを構成することができる。理解され得るように、高度に熟練した臨床医は、自身の遠隔コンソールを離れることなく、複数の場所で複数の動作を行うことができ、これは、経済的に有益であり、患者または一連の患者にとっての利益となることができる。例示的な医療用ワークステーションおよび/またはその構成要素の詳細な説明については、米国特許出願公開第2012/0116416号明細書および国際公開第2016/025132号パンフレットを参照することができ、それぞれの内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0049】
当業者であれば、本明細書において具体的に記載され、添付の図に示される構造および方法が、非限定的で例示的な実施形態であり、記載、開示、および図が、単に特定の実施形態を例示しているものと解釈されるべきであることを理解できるであろう。したがって、本開示は、説明される厳密な実施形態に限定されることがなく、種々の他の変更および修正を、本開示の範囲または主旨から逸脱することなく、当業者により行うことができることを理解されたい。加えて、特定の実施形態に関連して示されるか、または記載される構成要素および特徴は、特定の他の実施形態の要素および特徴と、本開示の範囲から逸脱することなく組み合わせることができ、このような修正および変形もまた、本開示の範囲に含まれる。したがって、本開示の主題は、具体的に示され、記載されているものによって限定されない。
【符号の説明】
【0050】
10 外科用ステープル留め装置
12 ハウジングアセンブリ
14 アダプタアセンブリ
100 装填ユニット
102 シャフトアセンブリ
104 エンドエフェクタ
106 アンビルアセンブリ
108 カートリッジアセンブリ
108a カートリッジ
110 アンビル
110a 近位端部
110b 遠位端部
110c 上面
110d 底面
110e 側面
110f 側面
112 組織停止部
114 組織停止部
116 ナイフスロット
118 付勢ステープル形成ポケット、ステープルポケット
118a 中央ブリッジ部
118b 第1のステープル脚形成キャビティ
118c 第2のステープル脚形成キャビティ
118d ガイド部
118e 背骨部
118f 端壁
120 切開先端
200 ステープル
200a ステープル脚、脚
202a ステープル脚、脚
202b 先端
204 バックスパン