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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-28
(45)【発行日】2024-12-06
(54)【発明の名称】配電函、及び、仮組み構造
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/08 20060101AFI20241129BHJP
   H05K 5/03 20060101ALI20241129BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20241129BHJP
【FI】
H02G3/08 030
H05K5/03 H
H05K5/02 T
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021104495
(22)【出願日】2021-06-23
(65)【公開番号】P2023003362
(43)【公開日】2023-01-11
【審査請求日】2023-12-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000243803
【氏名又は名称】未来工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100203460
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 肇
(72)【発明者】
【氏名】広瀬 賢
(72)【発明者】
【氏名】西脇 寿幸
【審査官】神田 太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-96899(JP,A)
【文献】特開平8-33160(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/08
H05K 5/03
H05K 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を備えた有底箱状であり、雄ネジを有する螺着体を螺着可能な雌ネジ部を内側に備える本体と、
前記開口を覆った状態で前記雌ネジ部に螺着可能となる位置に前記螺着体を螺回動可能に保持し、当該螺着体が前記雌ネジ部に螺着されることで前記本体に本組付け可能である蓋体と、を備える配電函であって、
前記蓋体は、前記本組付け可能となる向きと異なる第2の向きで、前記開口を覆って仮組み可能であり、
前記仮組みされた場合に、前記螺着体は前記開口内に入り込み、且つ、前記雌ネジ部と干渉しない、配電函。
【請求項2】
前記仮組みされた状態における前記蓋体の前記本体からの分離を抑制可能な分離抑制手段を備える、請求項1に記載の配電函。
【請求項3】
前記仮組みされた状態における前記本体と前記蓋体との間に生ずる摩擦力が、前記分離抑制手段として機能する、請求項2に記載の配電函。
【請求項4】
前記蓋体は、前記本組付け可能となる向きから、前記開口の開口方向を回転軸として90度または180度回転した向きで仮組み可能である、請求項1~3のいずれか1項に記載の配電函。
【請求項5】
前記蓋体及び前記本体の少なくとも一方は、前記蓋体による前記開口の開口方向に直交する面に沿った移動を抑制可能な移動抑制手段を備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の配電函。
【請求項6】
前記本体と前記蓋体が本組付けされた状態及び前記仮組みされた状態のいずれも、全体形状は直方体である、請求項1~5のいずれか1項に記載の配電函。
【請求項7】
前記本体は円筒状の側壁を有し、当該本体と前記蓋体が本組付けされた状態及び前記仮組みされた状態のいずれも、全体形状は両端が閉塞された円筒形である、請求項1~5のいずれか1項に記載の配電函。
【請求項8】
前記本体は、前記仮組みされた状態で前記螺着体を螺着させずに保持可能な保持部を備える、請求項1~7のいずれか1項に記載の配電函。
【請求項9】
開口を備え、雄ネジを有する螺着体を螺着可能な雌ネジ部を前記開口の内側に備える本体と、
前記開口を覆った状態で前記雌ネジ部に螺着可能となる位置に前記螺着体を螺回動可能に保持し、当該螺着体が前記雌ネジ部に螺着されることで前記本体に本組付け可能である蓋体と、を備え、
前記蓋体は、前記本組付け可能となる向きと異なる第2の向きで、前記開口を覆って仮組み可能であり、
前記仮組みされた場合に、前記螺着体は前記開口内に入り込み、且つ、前記雌ネジ部と干渉しない、仮組み構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電材の施工の際に用いられる配電函、及び、箱状の本体と蓋体との仮組み構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電材の配線等には、有底箱状の本体とその本体の開口を覆う蓋とからなる配電函が用いられており、その配電函の内部で電材の接続等が行われている。このような配電函としては、特許文献1に配電函がある。特許文献1の配電函では、本体に対して蓋をビスにより固定することで、施工後の蓋の不意なる離脱を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-105335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の配電函は、梱包時や出荷時等には、本体に蓋を被せてビスを雌ネジに仮止めした状態とするのが一般的である。したがって、特許文献1に記載の配電函を用いて施工する場合には、仮止めされているビスを取り外す必要があり、施工時の工程が増加する傾向にある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、施工時の手間を低減することが可能な配電函を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の構成は、開口を備えた有底箱状であり、雄ネジを有する螺着体を螺着可能な雌ネジ部を内側に備える本体と、前記開口を覆った状態で前記雌ネジ部に螺着可能となる位置に前記螺着体を螺回動可能に保持し、当該螺着体が前記雌ネジ部に螺着されることで前記本体に本組付け可能である蓋体と、を備える配電函であって、前記蓋体は、前記本組付け可能となる向きと異なる第2の向きで、前記開口を覆って仮組み可能であり、前記仮組みされた場合に、前記螺着体は前記開口内に入り込み、且つ、前記雌ネジ部と干渉しない。
【0007】
第1の構成では、仮組みの状態では螺着体が雌ネジ部に螺着されていないため、施工時に蓋を取り外す場合において螺着体を螺脱する必要がなく、施工時の手間を抑制することができる。
【0008】
第2の構成は、第1の構成に加えて、前記仮組みされた状態における前記蓋体の前記本体からの分離を抑制可能な分離抑制手段を備える。
【0009】
第2の構成では、梱包時や輸送時における蓋体の離脱を抑制することができる。
【0010】
第3の構成は、第2の構成に加えて、前記仮組みされた状態における前記本体と前記蓋体との間に生ずる摩擦力が、前記分離抑制手段として機能する。
【0011】
第3の構成では、分離抑制手段として機能する部材を別途設ける必要がないため、配電函全体の構造を簡略化することができる。
【0012】
第4の構成は、第1~3のいずれかの構成に加えて、前記蓋体は、前記本組付け可能となる向きから、前記開口の開口方向を回転軸として90度または180度回転した向きで仮組み可能である。
【0013】
第4の構成では、本組付けの状態と仮組みされた状態とで略同等の組付け状態であるため、出荷時等における製品の外観上の違和感を抑制することができる。
【0014】
第5の構成は、第1~4のいずれかの構成に加えて、前記蓋体及び前記本体の少なくとも一方は、前記蓋体の前記開口の開口方向に直交する面に沿った移動を抑制可能な移動抑制手段を備える。
【0015】
第5の構成では、仮組みの状態においても蓋体のずれを抑制することができる。
【0016】
第6の構成は、第1~5のいずれかの構成に加えて、前記本体と前記蓋体が本組付けされた状態及び前記仮組みされた状態のいずれも、全体形状は直方体である。
【0017】
第6の構成では、本組付けの状態と仮組みされた状態とで外観が共通しているため、出荷時等における製品の外観上の違和感を抑制することができる。
【0018】
第7の構成は、第1~5のいずれかの構成に加えて、前記本体は円筒状の側壁を有し、当該本体と前記蓋体が本組付けされた状態及び前記仮組みされた状態のいずれも、全体形状は両端が閉塞された円筒形である。
【0019】
第7の構成においても、第6の構成と同様に、本組付けの状態と仮組みされた状態とで外観が共通しているため、出荷時等における製品の外観上の違和感を抑制することができる。
【0020】
第8の構成は、第1~7のいずれかの構成に加えて、前記本体は、前記仮組みされた状態で前記螺着体を螺着させずに保持可能な保持部を備える。
【0021】
第8の構成では、仮組みの状態においても螺着体を保持可能であり、螺着体の離脱を好適に抑制することができる。
【0022】
第9の構成は、仮組み構造で会って開口を備え、雄ネジを有する螺着体を螺着可能な雌ネジ部を前記開口の内側に備える本体と、前記開口を覆った状態で前記雌ネジ部に螺着可能となる位置に前記螺着体を螺回動可能に保持し、当該螺着体が前記雌ネジ部に螺着されることで前記本体に本組付け可能である蓋体と、を備え、前記蓋体は、前記本組付け可能となる向きと異なる第2の向きで、前記開口を覆って仮組み可能であり、前記仮組みされた場合に、前記螺着体は前記開口内に入り込み、且つ、前記雌ネジ部と干渉しない。
【0023】
第9の構成では、請求項1の構成に準ずる効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】第1実施形態に係る配電函の斜視図である。
図2】第1実施形態における本体の斜視図である。
図3】第1実施形態における蓋体の底面側からの斜視図である。
図4】第1実施形態における仮組み状態の平面図である。
図5】A-A線断面図である。
図6】第1実施形態における本組付け状態の平面図である。
図7】B-B線断面図である。
図8】第2実施形態に係る配電函の斜視図である。
図9】第2実施形態における本体の斜視図である。
図10】第2実施形態における蓋体の底面側からの斜視図である。
図11】第2実施形態における仮組み状態の平面図である。
図12】第2実施形態における本組付け状態の平面図である。
図13】第3実施形態に係る配電函の斜視図である。
図14】第3実施形態における本体の斜視図である。
図15】第3実施形態における蓋体の斜視図である。
図16】第3実施形態における仮組み状態の平面図である。
図17】第3実施形態における本組付け状態の平面図である。
図18】第4実施形態における本体の斜視図である。
図19】第5実施形態における本体及び蓋体の平面図である。
図20】第6実施形態における本体の側面図である。
図21】第6実施形態における仮組み状態の平面図である。
図22】第6実施形態における本組み状態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
<第1実施形態>
第1実施形態に係る配電函10は、電材の施工の際に用いられるものである。図1~3に示すように、配電函10は、開口を有する有底箱状の本体20と、その本体20の開口を覆うようにして配される蓋体50とにより構成されている。なお、以下の説明において、本体20の開口方向を上下方向として説明する。
【0026】
本体20は、上下方向に垂直に立設し、第1の方向で対向する第1側壁21及び第2側壁22と、第1の方向と直交する第2の方向で対向する第3側壁23と第4側壁24とにより側面が形成されている。第1~4側壁21~24は高さ、幅、及び厚みが互いに等しい長方形状であり、各側壁21~24が接続されている4隅は円弧状に形成されている。また、本体20の底は角丸正方形状の底部25により略閉塞されている。本体20が以上のように構成されているため、本体20の開口は、第1~4側壁21~24の上端縁により構成されているといえる。なお、以下の説明において、第1側壁21が前側に位置し、第2側壁22が後側に位置し、第3側壁23が右側に位置し、第4側壁24が左側に位置するとして説明する。
【0027】
第1~4側壁21~24の上端には、肉薄に形成されている上端壁26が全周に亘って形成されている。この上端壁26の内側面は、第1~4側壁21~24の内側面と連続する平面を形成しており、第1~4側壁21~24の外側面と上端壁26の外側面との間には、全周に亘って段差27が形成されている。
【0028】
第1側壁21には、前後に貫通する円形の第1開口31が、左右に並ぶように2つ設けられている。同様に、第2側壁22にも、前後に貫通する円形の第2開口32が、左右に並ぶように2つ設けられている。一方、第3側壁23には、左右に貫通する円形の第3開口33がひとつ設けられており、第4側壁24にも、左右に貫通する円形の第4開口34がひとつ設けられている。また、底部25には、上下に貫通する第5開口25がひとつ設けられている。第1~5開口31~35の直径は等しく、第1開口31と第2開口32との左右方向の位置は略等しい。第3~5開口33~35は、第3側壁23、第4側壁24、底部25の略中央に設けられている。なお、第1~5開口31~35には、図1に示すようにキャップ11を嵌めて閉塞することができ、施工の際に使用する第1~5開口31は開放しておき、使用しないものについてはキャップ11により閉塞すればよい。
【0029】
第1側壁21の内側面には、内側へ向かって突出した第1被係合部41が、左右に並ぶように2つ設けられている。同様に、第2側壁22の内側面にも、内側へ向かって突出した第2被係合部42が、左右に並ぶように2つ設けられている。第1,2被係合部41,42の左右方向の位置は、第1,2側壁21,22の中央から等間隔となっており、且つ、第1,2被係合部41,42の上下方向の位置は等しい。また、第1,2被係合部41,42は同形状であり、外形は略直方体状である。これら第1,第2被係合部41,42の略中央には、上下方向に貫通する孔41a,42aが形成されている。そして、その孔41a,42a内には、雌ネジを有するナット43が配置されている。
【0030】
第1側壁21及び第2側壁22の内側面には、上下方向に亘って垂直に延び、内側へ向けて突出した上方リブ44が設けられている。この上方リブ44の上端は上端壁26の上端縁に至るまで設けられており、下端は第1,2開口31,32のやや上方まで至っている。また、上方リブ44の上端から略中間位置までの内側への突出量は均一であり、且つ、その位置よりも下方の突出量よりも小さくなっている。この上方リブ44は、第1側壁21及び第2側壁22のそれぞれに一対ずつ設けられており、且つ、第1,2開口31,32の略中間に位置している。
【0031】
上方リブ44の鉛直下方には、上下方向に亘って垂直に延び、内側へ向けて突出した下方リブ45が設けられている。この下方リブ45は、第1,2開口31,32の下端よりもやや上方から底部25に至るまで設けられており、その突出量は、上方リブ44の略中間位置よりも下の突出量と略等しい。また、下方リブ45も、第1側壁21及び第2側壁22のそれぞれに一対ずつ設けられており、且つ、第1,2開口31,32の略中間に位置している。
【0032】
第3側壁23及び第4側壁24の内側面には、上下方向に亘って垂直に延び、内側へ向けて均一に突出した左右側リブ46が設けられている。この左右側リブ46の上端は上端壁26の上端縁に至るまで設けられており、下端は底部25まで至っている。また、左右側リブ46の突出量は、上方リブ44の上端近傍の突出量と略等しい。1,2開口31,32のやや上方まで至っている。この左右側リブ46は、第3側壁23及び第4側壁24のそれぞれに一対ずつ設けられており、且つ、第3,4開口33,34を前後側のそれぞれに所定の間隔を空けて設けられている。
【0033】
蓋体50は、上下方向に略均一な厚みを有する板状であり、平面視での外形は、本体10の平面視での外形と等しい角丸正方形である。蓋体50の前端側には、上下方向に貫通する円筒状の貫通孔51が2つ設けられており、蓋体50の後端側にも、上下方向に貫通する円筒状の貫通孔52が2つ設けられている。これらの貫通孔51,52の直径は、ナット43の雌ネジの直径よりもやや小さい。また、貫通孔51の蓋体50の前端からの離間距離、及び、貫通孔51の蓋体50の後端からの離間距離は、貫通孔51,52の蓋体50の左右端からの離間距離よりも短い。
【0034】
蓋体50の底面側には、全周に亘って、下方へ均一に垂下した壁状の外周壁53が設けられている。この外周壁53の厚みは、本体10の段差37の幅と略等しい。また、その外周壁53の内側には、全周に亘って、下方へ均一に垂下した壁状の内周壁54が設けられている。外周壁53と内周壁54との間隔は全周に亘って均一であり、その間隔は、本体10の上端壁36の厚みに上方リブ44又は左右側リブ46の高さを加えたものと略等しい。このように外周壁53と内周壁54とが設けられているため、外周壁53と内周壁54とにより、それらの間に上方へ向けて窪んだ溝部55が形成されているといえる。この溝部55の上端には、弾性を有する樹脂により形成されているパッキン56が、全周に亘って設けられている。
【0035】
以上のように構成されている蓋体50は、雄ネジが設けられている螺着体であるビス60により、本体20に対して組付けられる。このビス60は脱落防止ネジであり、雄ネジが形成されているネジ部61とネジ頭との間に円柱部62が設けられている。円柱部62の外径は貫通孔51,52の内径と略等しく、且つ、ネジ部61の山の外径よりも小さい。すなわち、ビス60を貫通孔51,52に挿入する場合には上方からネジ頭を押さえて圧入し、ネジ部61が貫通孔51,52を貫通したうえで、円柱部62が貫通孔51,52内に位置するようにしておく。
【0036】
組付けは、仮組み付けの状態と本組付けの状態の2通りの組付け状態が選択される。具体的には、配電函10の梱包時や出荷時等には仮組み付けの状態とされ、施工業者等が配電函10を用いて施工などを行う際には本組付けが行われる。
【0037】
仮組み付けは、図4及び5に示すように、本体10の第1,2被係合部41,42と蓋体50の貫通孔51,52とが上下方向で対向しないように、本体10に蓋体50を被せる。このとき、本体10の第1,2側壁21,22の上方に蓋体50の左右端側が位置し、本体10の第3,4側壁23,24の上方に蓋体50の前後端側が位置することとなる。なお、図4において、本体20を構成する部材は目視できないが、説明の都合上、本体20を構成する一部の部材の位置を破線により図示している。
【0038】
本体10に設けられている上端壁36は蓋体50の溝部55に嵌まり込み、蓋体50の外周壁53の下端は本体10の段差37に当接する。このとき、上端壁36の外面は外周壁53の内面と当接し、上方リブ44及び左右側リブ46の内面は内周壁54の外面と当接する。そして、当接により生ずる摩擦力により、本体10により蓋体50が保持される。なお、この摩擦力は、配電函10の天地を逆にした場合に、少なくとも蓋体50の自重により蓋体50が外れない程度であるのが好ましい。なお、上端壁36、上方リブ44、左右側リブ46、外周壁53、及び、内周壁54により、蓋体50の本体からの分離が抑制されるため、これらを纏めて分離抑制手段と称することができる。また、上端壁36及び外周壁53により、蓋体50の前後左右方向への移動、すなわち、本体10の開口方向に直交する面に沿った移動を抑制しているため、これらを纏めて移動抑制手段と称することができる。
【0039】
仮組み付けの状態においても、ビス60は蓋体50の貫通孔51,52に挿入される。このとき、貫通孔51,52を貫通したビス60の下方には、本体10の第1,2被係合部41,42は位置していないため、ビス60の下端側は本体10の第1~4側壁21~24に囲まれる空間内に位置することとなる。
【0040】
本組付けは、図6及び図7に示すように、本体10の被係合部41,42と蓋体50の貫通孔51,52とが上下方向で対向するように、本体10に蓋体50を被せる。すなわち、上下方向を回転軸として、蓋体50を仮組み付けの状態から90度回転させて、且つ、仮組みの状態と同一平面上に位置するようにして、被せる。このとき、本体10の第1,2側壁21,22の上方に蓋体50の前後端側が位置し、本体10の第3,4側壁23,24の上方に蓋体50の左右端側が位置することとなる。また、仮組み付けと同様に、本体10の上端壁36が蓋体50の溝部55に嵌まり込み、蓋体50の外周壁53の下端が本体10の段差37に当接する。そして、本組付けでは、ビス60を貫通孔51,52に挿入したうえで、ナット43にねじ込む。こうすることで本体10に対して蓋体50が固定される。なお、図6においても、本体20を構成する部材は目視できないが、説明の都合上、本体20を構成する一部の部材の位置を破線により図示している。
【0041】
上記構成により、本実施形態に係る配電函10は、以下の効果を奏する。
【0042】
・仮組みの状態ではビス60がナット43に螺着されていないため、施工時に蓋体50を取り外す場合においてビス60を螺脱する必要がなく、施工時の手間を低減することができる。
【0043】
・本体20と蓋体50との間に生ずる摩擦力により、梱包時や輸送時における蓋体50の離脱を抑制することができる。また、分離抑制手段として機能する部材を別途設ける必要がないため、配電函10全体の構造を簡略化することができる。
【0044】
・蓋体50の外周壁53の内側に本体10の上端壁36が入り込む構造であるため、仮組みの状態においても蓋体のずれを抑制することができる。
【0045】
・本組みの状態と仮組みの状態とで外観が共通しているため、出荷時等における製品の外観上の違和感を抑制することができる。
【0046】
<第2実施形態>
本実施形態に係る配電函100は、第1実施形態とは形状が異なっている。本実施形態に係る配電函100について、図8~10を参照して説明する。配電函100は、上方に開口を有する有底箱状の本体120と、その本体120の開口を覆うようにして配される蓋体150とにより構成されている。
【0047】
本体120は、上下方向に延びる円筒状であり、厚みが略均一の側壁121と、その側壁121の下端を閉塞する円形の底部122とにより構成されている。側壁121の側面には、円筒形の挿通孔123が設けられており、挿通孔123から電材等を配電函100内へと入れることができ、配電函100内で電材の接続等ができる。
【0048】
側壁121の内面には、中央へ向かって隆起するように、上下方向に延びる半円柱形の被係合部125が2つ設けられている。この被係合部125の断面形状は、上下方向に亘って略均一である。この被係合部125は、側壁121の内面の対向する位置に設けられており、且つ、いずれも挿通孔123からずれた位置に設けられている。これら被係合部125の略中央には、雄ネジが上下方向に向けて螺進退可能な雌ネジ125aが形成されている。
【0049】
側壁121の上端には、肉薄に形成されている上端壁126が全周に亘って形成されている。この上端壁126の内側面は、側壁121の内面と連続する面を形成しており、側壁121の外面と上端壁126の外面との間には、全周に亘って段差127が形成されている。また、上端壁126の上下方向の略中間位置には、全周に向かって内側へ向けて窪んだ溝が設けられており、その溝に樹脂で形成されているパッキン128が嵌め込まれている。このパッキン128は、溝に嵌め込まれた状態で、外面の一部が溝から出っ張っている。
【0050】
蓋体150は、上下方向に略均一な厚みを有する円板状であり、外径は本体120の外径と略等しい。蓋体150には、上下方向に貫通する円形の貫通孔151が2つ設けられている。この貫通孔151は対向する位置に設けられており、直径は、本体120の雌ネジ125a直径よりもやや小さい。また、貫通孔151の蓋体150の中心からの離間距離は、本体120の中心からの雌ネジ125aの離間距離と略等しい。また、蓋体150の底面側には、全周に亘って、下方へ均一に垂下した壁状の外周壁153が設けられている。この外周壁153の厚みは、本体120の段差127の幅よりもやや小さい。
【0051】
以上のように構成されている配電函100は、第1実施形態と同様に、仮組みと本組みが可能である。仮組みの状態では、図11に示すように、本体120の雌ネジ125aと蓋体150の貫通孔151とをずれた位置としておき、本体120の上方から蓋体150を被せる。このとき、蓋体150の外周壁153の下端が本体120の段差127に当接し、外周壁153の内面には、パッキン128が当接する。外周壁153の内面とパッキン128との間に生ずる摩擦力は、配電函100の天地を逆とした場合に、少なくとも蓋体150の自重により本体120から蓋体150が外れない程度であることが好ましい。なお、第1実施形態と同様に、パッキン128と外周壁153とを纏めて分離抑制手段と称することができるし、上端壁126と外周壁153とを纏めて移動抑制手段と称することができる。
【0052】
仮組み付けの状態においても、ビス60は蓋体150の貫通孔151に挿入される。このとき、貫通孔151を貫通したビス60の下方には、本体120の雌ネジ125aは位置していないため、ビス60の下端側は本体120の側壁121に囲まれる空間内に位置することとなる。
【0053】
本組付けは、図12に示すように、本体120の雌ネジ125aと蓋体150の貫通孔151とが上下方向で対向するように、本体120に蓋体150を被せる。すなわち、上下方向を回転軸として、蓋体150を仮組み付けの状態から90度回転させて被せる。そして、ビス60を貫通孔151に挿入したうえで、雌ネジ125aにねじ込むことで本体120に対して蓋体150が固定される。
【0054】
上記構成により、本実施形態に係る配電函100は、第1実施形態に準ずる効果を奏する。
【0055】
<第3実施形態>
本実施形態に係る配電函200は、第1、2実施形態とは形状が異なっており、ターミナルキャップとして用いられるものである。本実施形態に係る配電函200について、図13~15を参照して説明する。配電函200は、上方に開口を有する有底箱状の本体220と、その本体220の開口を覆うようにして配される蓋体250とにより構成されている。なお、本実施形態に係る配電函200は、施工時には本体220の開口が側方を向くようにして用いられる。
【0056】
本体20は、第1の方向で対向し、上下方向に垂直に起立する平板状の第1側壁221及び第2側壁222と、第1の方向と直交する第2の方向で対向し、第1側壁221及び第2側壁222の両端のそれぞれを繋ぐ半円弧状の第3側壁223と第4側壁224とにより側面が形成されている。また、本体20の底は、外径が一対の平行な辺とその辺の両端どうしを結ぶ一対の半円弧とにより構成される、長円形状の底部225により略閉塞されている。本体200が以上のように構成されているため、本体200の開口は、第1~4側壁221~224の上端縁により構成されているといえる。また、第1側壁221には本体220の内外を挿通可能な挿通孔226が設けられている。
【0057】
第2側壁222の内面における第3側壁223寄りの位置には、内側へ向かって隆起するように、略半円柱状の第1被係合部227が設けられている。一方、第4側壁224の内面の第1側壁221寄りの位置には、内側へ向かって隆起するように、上下方向に延びる略半円柱状の第2被係合部228が設けられている。これら第1,2被係合部227,228の断面形状は、上下方向に亘って略均一である。これら第1,2被係合部227,228の略中央には、上下方向に貫通する雌ネジ227a,228aが形成されている。
【0058】
蓋体250は、上下方向に略均一な厚みを有する板状であり、一対の平行な辺とその辺の両端を結ぶ半円弧により外形が規定される略長円形状である。また、その外形は、本体220の外径よりも、第1~4側壁221~224の厚みのぶんだけ小さい。この蓋体250には、長手方向に並ぶ同形状の3つの孔251が設けられている。また、ビス60を挿入可能な2つの貫通孔252,253が設けられている。一方の貫通孔252は、対向する平行な辺の一方の、一方の半円弧の辺に寄った箇所に設けられている。また、他方の貫通孔253は、他方の半円弧の、平行な辺の他方に寄った箇所に設けられている。加えて、蓋体250の外形を規定する辺の全周に亘って溝(図示略)が設けられており、その溝にはパッキン254が取り付けられている。
【0059】
以上のように構成されている配電函200は、第1実施形態と同様に、仮組みと本組みが可能である。仮組みの状態では、図16に示すように、本体220の雌ネジ227a,228aと蓋体250の貫通孔252,253とをずれた位置としておき、本体220の上方から蓋体250を被せる。このとき、蓋体250は第1,2被係合部227,228により支持され、且つ、パッキン254が第1~4側壁221~224の内面に当接する。
【0060】
仮組み付けの状態においても、ビス60は蓋体250の貫通孔252,253に挿入される。このとき、貫通孔252,253を貫通したビス60の下方には、本体220の雌ネジ227a,228aは位置していないため、ビス60の下端側は本体220の第1~4側壁221~224に囲まれる空間内に位置することとなる。
【0061】
本組付けは、図17に示すように、本体220の雌ネジ227a,228aと蓋体250の貫通孔252,253とが上下方向で対向するように、本体220に蓋体250を被せる。すなわち、上下方向を回転軸として、蓋体250を仮組み付けの状態から180度回転させて被せる。そして、ビス60を貫通孔252,253に挿入したうえで、雌ネジ227a,228aにねじ込むことで本体220に対して蓋体250が固定される。
【0062】
上記構成により、本実施形態に係る配電函200は、第1,2実施形態に準ずる効果を奏することができる。
【0063】
<第4実施形態>
本実施形態に係る配電函は、本体320の形状が第1実施形態と一部異なっており、蓋体の形状は第1実施形態と同等である。本実施形態に係る本体320について、図18を参照して説明する。なお、図18において第1実施形態に係る本体20と共通する部分については第1実施形態と同じ符号を付与しており、説明を省略する。
【0064】
本体320の第3側壁23及び第4側壁24の内側面には、中央へ向かって隆起するように、上下方向に延びる柱形の保持部321が、それぞれに2つずつ設けられている。この保持部321の断面形状は、上下方向に亘って略均一である。この各側壁23,24における保持部321の間隔は、第1,2側壁21,22における被係合部41,42の間隔と略等しい。そして、この保持部321には、上下方向に貫通する保持孔322が設けられている。この保持孔322の直径は、ビス60のネジ山の外径と略等しく、各側壁23,24からの離間距離は、第1,2被係合部41,42に設けられている孔41a,42aの第1,2側壁21,22からの離間距離と略等しい。
【0065】
以上のように構成される本体320に対して蓋体50を仮組みする場合、ビス60を保持孔322に挿入することができる。このとき、ビス60のネジ山の外径と保持孔322の内径が略等しいため、ビス60と保持孔322との間に摩擦力が生じ、圧入されることとなる。したがって、仮組みされた状態においてビス60の離脱が好適に抑制され、それに伴い、蓋体50の離脱も抑制される。
【0066】
<第5実施形態>
本実施形態に係る配電函は、本体420及び蓋体450の構造の一部が第1実施形態と異なっている。本実施形態に係る本体420及び蓋体450の構造について、図19の概略平面図を参照して説明する。
【0067】
本体420は、上方に向けて開口している直方体状であり、平面視における外径は角丸正方形である。この本体420の内周面において、4隅のうちのひとつの隅と、その隅と対角線上の隅のそれぞれに、被係合部421が設けられている。この被係合部421の外形等は、第1実施形態や第2実施形態等のものと同等のものであってもよいし、準ずる機能のものであってもよい。そして、被係合部421内には、雌ネジを有するナット422が設けられている。
【0068】
蓋体450は本体420と平面視での外径が略等しい角丸正方形状である。この蓋体450の4隅のうちのひとつの隅と、その隅と対角線上の隅のそれぞれに、孔(図示略)が設けられており、その孔にビス60が挿入される。
【0069】
本実施形態において仮組みをする場合には、ビス60と被係合部421とが対向しないようにして、本体420に蓋体450を被せる。また、本組みをする場合には、仮組みの状態から蓋体450を90度回転させ、ビス60と被係合部421とを対向させ、ビス60をナットにねじ込めばよい。
【0070】
<第6実施形態>
本実施形態に係る配電函は、本体520及び蓋体550の構造の一部が第1実施形態と異なっている。本実施形態に係る本体520及び蓋体550の構造について、図20を参照して説明する。
【0071】
本実施形態に係る本体520は、円筒状の側壁521を備えており、その側壁521の上端には、側壁よりも肉薄に形成されている上端壁522が設けられている。そして、上端壁522の上端には、拡幅されたフランジ523が略全周に亘って設けられている。このフランジ523には、径方向で対向する一対の位置に切り欠き524が設けられている。そして、その切り欠き524のそれぞれを始点として、上端壁522の周囲を時計回りに垂下する螺旋状のネジ山525が2つ設けられている。このネジ山525の始点から終点までは、平面視にて、上端壁522の概ね90度の範囲に至っている。
【0072】
側壁521の内周面には、第2実施形態と略同等の形状の被係合部526がひとつ設けられており、その被係合部526には、雌ネジ527が設けられている。この被係合部526は、一方のネジ山525の終点近傍に設けられている。
【0073】
本実施形態に係る蓋体550は、円盤状であり、外周の近傍に1箇所だけ孔(図示略)が設けられており、その孔にビス60が挿入される。また、蓋体500の裏面側には、本体520のネジ山525と係合可能な一対のネジ山(図示略)が設けられており、孔はそのネジ山の一方の下端近傍に設けられている。
【0074】
本実施形態に係る本体520と蓋体550とを用いて仮組みする場合について、図21を参照して説明する。仮組みでは、蓋体550の孔が終点近傍に設けられているネジ山の終点を、本体520の被係合部526が終点に設けられていないネジ山525の始点の切り欠き524から挿入し、時計回りに90度回転させる。こうすることで、ビス60が被係合部526と干渉することなく、仮組みすることができ、ネジ山525が分離抑制手段として機能して、蓋体550の離脱を抑制することができる。
【0075】
一方、本組みでは、一旦ビス60を孔から抜いた状態で、蓋体550の孔が終点近傍に設けられているネジ山の終点を、本体520の被係合部526が終点に設けられているネジ山525の始点の切り欠き524から挿入し、図21に示すように時計回りに90度回転させる。そして、孔の下方に被係合部526が位置した状態でビス60をねじ込むことで、本組みを行うことができる。
【0076】
<変形例>
・第1実施形態では、本体20と蓋体50との間に生ずる摩擦力を分離抑制手段として利用しているが、分離抑制手段はこれに限られない。本体及び蓋体に係合可能な係合爪等を設け、その係合爪等を分離抑制手段として機能させてもよい。この場合においても、ビスを螺脱させるよりは容易に仮組み状態を解除することができる。また、粘着テープや輪ゴム等、別の部材を分離抑制手段として用いるものとしてもよい。他の実施形態においても同様である。
【0077】
・第1実施形態等において、平面視における本体20の外形と蓋体50の外形とを略等しくしているが、蓋体50を本体20よりも大きくしてもよい。
【0078】
・実施形態では、本体及び蓋体を平面視にて正方形としたり円形としたりしたが、長方形であってもよいし、楕円形であってもよい。また、6角形等の他の多角形であってもよく、この場合には、仮組みの状態から蓋体を60度回転させる等して本組みの状態とすればよい。
【0079】
・各実施形態で示した本体における被係合部の位置と、蓋体におけるビスを挿入可能な孔の位置については、種々の変更が可能である。すなわち、本組みの状態では蓋体の孔と本体の被係合部とが対向するが、本組みの状態から所定角度回転させた仮組みの状態では、蓋体の孔と本体の被係合部とが対向しないような配置であればよい。
【0080】
・実施形態では、ビス60を脱落防止ネジとしたが、ネジ山がネジ頭に至るまで設けられているビスを採用してもよい。特に第4実施形態のように保持部321を設けるものとした場合には、ビス60が脱落防止ネジでなくてもビスの脱落防止効果を得ることができる。
【0081】
・第1実施形態では、ビス60をナット43に形成されている雌ネジにねじ込むものとしているが、被係合部41,42に雌ネジを形成しておき、その雌ネジにビスをねじ込むものとしてもよい。他の実施形態のおいても、ビス60をナットにねじ込むものとしてもよいし、予め形成されている雌ネジにねじ込むものとしてもよい。
【0082】
・第4実施形態では柱状の保持部321に設けられている保持孔322により仮組み状態のビス60を圧入するものとしているが、保持部321の形状はこれに限らず、種々の変更が可能である。また、必ずしも圧入する必要はなく、保持可能であれば、輸送時等におけるビス60の揺れを抑制することができる。
【0083】
・第1実施形態において、蓋体50の貫通孔51,52内にビス60を保持可能な突起等を設けるものとしてもよい。
【0084】
・実施形態では、電材の施工に用いる配電函における本体と蓋体との仮組み構造としているが、実施形態で示した仮組み構造は配電函以外にも適用可能である。すなわち、上方に開口を有する本体の開口を蓋体により閉塞するものであれば、種々の箱体に対して適用することができる。
【符号の説明】
【0085】
配電函…10,本体…20,第1被係合部…41,第2被係合部…42,ナット…43,蓋体…50,貫通孔…51,52,ビス…60,配電函…100,本体…120,被係合部…125,雌ネジ…125a,蓋体…150,貫通孔151,配電函…200,本体…220,第1被係合部…227,雌ネジ…227a,第2被係合部…228,雌ネジ…228a,蓋体…250,第1貫通孔…252,第2貫通孔…253,本体…320,保持部…321,保持孔…322,本体…420,蓋体…450
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22