(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-28
(45)【発行日】2024-12-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20230101AFI20241129BHJP
【FI】
G06Q30/06
(21)【出願番号】P 2024156576
(22)【出願日】2024-09-10
【審査請求日】2024-09-10
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000208891
【氏名又は名称】KDDI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004222
【氏名又は名称】弁理士法人創光国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】清水 徹
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2024-0102228(KR,A)
【文献】韓国登録特許第2594497(KR,B1)
【文献】米国特許出願公開第2023/0325821(US,A1)
【文献】特開2023-152702(JP,A)
【文献】特開2022-77423(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
購入可能な店舗があらかじめ定められている1又は複数の非代替性トークンそれぞれを特定するための情報を、ユーザが使用するユーザ端末において前記ユーザが選択可能な態様で表示させる選択受付部と、
前記ユーザ端末から取得した前記ユーザを識別するためのユーザ識別子と、前記ユーザが決済処理を行う店舗を特定するための店舗識別子とを用いた決済処理を実行する決済部、を備え、
前記決済部は、前記店舗識別子に対応する店舗が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつ前記ユーザが少なくとも1つの前記非代替性トークンを選択している場合、選択された前記非代替性トークンの価格を含む決済処理を実行し、
前記情報処理装置は、
前記非代替性トークンの価格を含む決済処理が実行されたことを条件として、前記非代替性トークンに前記ユーザ識別子を紐づけてブロックチェーンに登録する登録部をさらに備える、
情報処理装置。
【請求項2】
前記ユーザ識別子と、前記ユーザ端末に配信されかつ前記ユーザに選択されていない非代替性トークンに対応するトークン識別子と、を関連付けて管理する管理部と、
前記非代替性トークンを購入可能な店舗で前記ユーザが決済をするときに、前記ユーザのユーザ識別子に前記ユーザに選択されていない非代替性トークンに対応するトークン識別子が関連付けられていることを条件として、選択されていない非代替性トークンが存在することを示す情報を前記ユーザ端末に通知する通知部と、をさらに備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記非代替性トークンを購入可能な店舗における前記非代替性トークンの販売数が、あらかじめ定められた販売数の上限数に達しているか否かを判定する判定部をさらに備え、
前記選択受付部は、前記販売数が前記上限数に達している前記非代替性トークンを特定するための情報の前記ユーザ端末における表示を前記ユーザが選択不可能な態様に変更する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記非代替性トークンを購入可能な店舗における前記非代替性トークンの販売数に加えて、前記情報処理装置を利用する複数のユーザに選択されている状態の非代替性トークンの数を追加した数である販売見積数が、あらかじめ定められた販売数の上限数に達しているか否かを判定し、
前記選択受付部は、前記販売見積数が前記上限数に達している前記非代替性トークンを特定するための情報の前記ユーザ端末における表示を前記ユーザが選択不可能な態様に変更する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
非代替性トークンを特定するためのトークン識別子と、所定の商品を特定するための商品識別子と、を関連付けて管理する管理部をさらに備え、
前記決済部は、前記店舗識別子が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつ前記ユーザが少なくとも1つの前記非代替性トークンを選択しており、かつ選択された前記非代替性トークンに関連付けられている前記所定の商品の決済である場合、前記商品と選択された前記非代替性トークンの価格とを含む決済処理を実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記決済部は、前記店舗識別子が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつトークン識別子に関連付けられている前記所定の商品の決済である場合であっても、前記ユーザが前記非代替性トークンを選択していない場合には、前記商品の価格のみの決済処理を実行する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
プロセッサが、
購入可能な店舗があらかじめ定められている1又は複数の非代替性トークンそれぞれを特定するための情報を、ユーザが使用するユーザ端末において前記ユーザが選択可能な態様で表示させるステップと、
前記ユーザ端末から取得した前記ユーザを識別するためのユーザ識別子と、前記ユーザが決済処理を行う店舗を特定するための店舗識別子とを用いた決済処理であって、前記店舗識別子に対応する店舗が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつ前記ユーザが少なくとも1つの前記非代替性トークンを選択している場合、選択された前記非代替性トークンの価格を含む決済処理を実行するステップと、
前記非代替性トークンの価格を含む決済処理が実行されたことを条件として、前記非代替性トークンに前記ユーザ識別子を紐づけてブロックチェーンに登録するステップと、を実行する、
情報処理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
購入可能な店舗があらかじめ定められている1又は複数の非代替性トークンそれぞれを特定するための情報を、ユーザが使用するユーザ端末において前記ユーザが選択可能な態様で表示させる機能と、
前記ユーザ端末から取得した前記ユーザを識別するためのユーザ識別子と、前記ユーザが決済処理を行う店舗を特定するための店舗識別子とを用いた決済処理であって、前記店舗識別子に対応する店舗が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつ前記ユーザが少なくとも1つの前記非代替性トークンを選択している場合、選択された前記非代替性トークンの価格を含む決済処理を実行する機能と、
前記非代替性トークンの価格を含む決済処理が実行されたことを条件として、前記非代替性トークンに前記ユーザ識別子を紐づけてブロックチェーンに登録する機能と、を実現させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、特に非代替性トークンを購入するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、顧客に電子クーポンを配布し、その電子クーポンとの引き換えを条件に顧客に商品を提供する技術が提案されている。例えば特許文献1には、発行者又は発行者の認可の下に発行された電子クーポンを受領者が受信し、ついで後から受領者が電子クーポンを引き換えて指定された利益を受け取る技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、非代替性トークン(Non-Fungible Token;NFT)の売買が広く行われるようになってきている。非代替性トークンは通常では専用のウェブサイトで販売されており、非代替性トークンの購入を希望する者はそれらのウェブサイトでいくつかのステップを踏んで購入する必要がある。これは一般的なEC(Electronic Commerce)サイトにおける物品の購入におけるステップよりも複雑であり、NFTの購入は煩雑なものとなっている。
【0005】
上記の技術は、電子クーポンの受領者が商品の決済時にクーポンを提示することでその商品を取得できるものである。本願の発明者は、電子クーポンの仕組みを非代替性トークンの購入に適用することにより、非代替性トークンの購入時の煩雑さを軽減できる可能性について認識するに至った。
【0006】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、非代替性トークンの購入時の煩雑さを軽減するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、情報処理装置である。この装置は、購入可能な店舗があらかじめ定められている1又は複数の非代替性トークンそれぞれを特定するための情報を、ユーザが使用するユーザ端末において前記ユーザが選択可能な態様で表示させる選択受付部と、前記ユーザ端末から取得した前記ユーザを識別するためのユーザ識別子と、前記ユーザが決済処理を行う店舗を特定するための店舗識別子とを用いた決済処理を実行する決済部、を備える。ここで、前記決済部は、前記店舗識別子に対応する店舗が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつ前記ユーザが少なくとも1つの前記非代替性トークンを選択している場合、選択された前記非代替性トークンの価格を含む決済処理を実行する。前記情報処理装置は、前記非代替性トークンの価格を含む決済処理が実行されたことを条件として、前記非代替性トークンに前記ユーザ識別子を紐づけてブロックチェーンに登録する登録部をさらに備える。
【0008】
前記情報処理装置は、前記ユーザ識別子と、前記ユーザ端末に配信されかつ前記ユーザに選択されていない非代替性トークンに対応するトークン識別子と、を関連付けて管理する管理部と、前記非代替性トークンを購入可能な店舗で前記ユーザが決済をするときに、前記ユーザのユーザ識別子に前記ユーザに選択されていない非代替性トークンに対応するトークン識別子が関連付けられていることを条件として、選択されていない非代替性トークンが存在することを示す情報を前記ユーザ端末に通知する通知部と、をさらに備えてもよい。
【0009】
前記情報処理装置は、前記非代替性トークンを購入可能な店舗における前記非代替性トークンの販売数が、あらかじめ定められた販売数の上限数に達しているか否かを判定する判定部をさらに備えてもよく、前記選択受付部は、前記販売数が前記上限数に達している前記非代替性トークンを特定するための情報の前記ユーザ端末における表示を前記ユーザが選択不可能な態様に変更してもよい。
【0010】
前記判定部は、前記非代替性トークンを購入可能な店舗における前記非代替性トークンの販売数に加えて、前記情報処理装置を利用する複数のユーザに選択されている状態の非代替性トークンの数を追加した数である販売見積数が、あらかじめ定められた販売数の上限数に達しているか否かを判定してもよく、前記選択受付部は、前記販売見積数が前記上限数に達している前記非代替性トークンを特定するための情報の前記ユーザ端末における表示を前記ユーザが選択不可能な態様に変更してもよい。
【0011】
前記情報処理装置は、非代替性トークンを特定するためのトークン識別子と、所定の商品を特定するための商品識別子と、を関連付けて管理する管理部をさらに備えてもよく、前記決済部は、前記店舗識別子が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつ前記ユーザが少なくとも1つの前記非代替性トークンを選択しており、かつ選択された前記非代替性トークンに関連付けられている前記所定の商品の決済である場合、前記商品と選択された前記非代替性トークンの価格とを含む決済処理を実行してもよい。
【0012】
前記決済部は、前記店舗識別子が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつトークン識別子に関連付けられている前記所定の商品の決済である場合であっても、前記ユーザが前記非代替性トークンを選択していない場合には、前記商品の価格のみの決済処理を実行してもよい。
【0013】
本発明の第2の態様は、情報処理方法である。この方法において、プロセッサが、購入可能な店舗があらかじめ定められている1又は複数の非代替性トークンそれぞれを特定するための情報を、ユーザが使用するユーザ端末において前記ユーザが選択可能な態様で表示させるステップと、前記ユーザ端末から取得した前記ユーザを識別するためのユーザ識別子と、前記ユーザが決済処理を行う店舗を特定するための店舗識別子とを用いた決済処理であって、前記店舗識別子に対応する店舗が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつ前記ユーザが少なくとも1つの前記非代替性トークンを選択している場合、選択された前記非代替性トークンの価格を含む決済処理を実行するステップと、前記非代替性トークンの価格を含む決済処理が実行されたことを条件として、前記非代替性トークンに前記ユーザ識別子を紐づけてブロックチェーンに登録するステップと、を実行する。
【0014】
本発明の第3の態様はプログラムである。このプログラムは、コンピュータに、購入可能な店舗があらかじめ定められている1又は複数の非代替性トークンそれぞれを特定するための情報を、ユーザが使用するユーザ端末において前記ユーザが選択可能な態様で表示させる機能と、前記ユーザ端末から取得した前記ユーザを識別するためのユーザ識別子と、前記ユーザが決済処理を行う店舗を特定するための店舗識別子とを用いた決済処理であって、前記店舗識別子に対応する店舗が前記非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつ前記ユーザが少なくとも1つの前記非代替性トークンを選択している場合、選択された前記非代替性トークンの価格を含む決済処理を実行する機能と、前記非代替性トークンの価格を含む決済処理が実行されたことを条件として、前記非代替性トークンに前記ユーザ識別子を紐づけてブロックチェーンに登録する機能と、を実現させる。
【0015】
このプログラムを提供するため、あるいはプログラムの一部をアップデートするために、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供されてもよく、また、このプログラムが通信回線で伝送されてもよい。
【0016】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、データ構造、記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、非代替性トークンの購入時の煩雑さを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】実施の形態に係る情報処理システムで実行される処理の流れの概要を説明するための図である。
【
図2】実施の形態に係る情報処理装置の機能構成を模式的に示す図である。
【
図3】実施の形態に係る選択受付部がユーザ端末の表示部に表示させる選択受付画面の一例を模式的に示す図である。
【
図4】実施の形態に係るトークンデータベースのデータ構造を模式的に示す図である。
【
図5】実施の形態に係るユーザデータベースのデータ構造を模式的に示す図である。
【
図6】実施の形態に係る通知部がユーザ端末の表示部に表示させる通知画面の一例を模式的に示す図である。
【
図7】実施の形態に係る商品データベースのデータ構造を模式的に示す図である。
【
図8】実施の形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
<実施の形態の概要>
本発明の実施の形態の概要を述べる。実施の形態に係る情報処理装置は電子決済を実行するサーバである。また、ユーザが利用するユーザ端末はスマートフォン等の機器であり、コンビニエンスストア等の店舗において商品の電子決済が可能な端末である。情報処理装置は、ユーザ端末に対して、非代替性トークンの引換券の役割を担う電子的なクーポンを事前に送信する。情報処理装置が扱う非代替性トークンにはイラストや音楽等の何らかのデジタルコンテンツに紐づけられており、そのデジタルコンテンツがオリジナルであることを担保している。
【0020】
ユーザがユーザ端末を使って商品を購入するときに、情報処理装置は、クーポンに対応する非代替性トークンの価格も含めた価格で決済を実行する。ユーザからみると、ユーザ端末であらかじめクーポンを受信しておけば、店舗等で商品を購入するだけで商品の決済と同時に非代替性トークンの決済も完了する。これによりユーザUは煩雑な手続きをすることなく、使い慣れた一般的な割引クーポンと同様の操作で非代替性トークンを購入することができる。
【0021】
図1は、実施の形態に係る情報処理システムSで実行される処理の流れの概要を説明するための図である。情報処理システムSは、情報処理装置1、ユーザ端末2、店舗3に設置される店舗端末(不図示)、及びブロックチェーンBが、インターネット等の既知の通信ネットワークNを介して互いに通信可能な態様で接続している。また、情報処理装置1は、非代替性トークン及びユーザ端末2の各種ステータスを格納するデータベースDにもアクセスすることができる。なお、一般的な割引クーポンや引き換えクーポンの処理は既知のためここでは割愛する。また、割引クーポンのようなクーポンとは異なるが、便宜上、非代替性トークンTを購入するための情報をクーポンCとする。
【0022】
以下、
図1を参照して実施の形態に係る情報処理システムSで実行される処理の流れの概要を(1)から(7)の順に説明するが、その番号は
図1における(1)から(7)の番号と対応する。
【0023】
(1)ユーザUは、ユーザ端末2を介して情報処理装置1にアクセスし、非代替性トークンTを購入するためのクーポンCの送信を依頼する。クーポンCは電子的な情報であり、
図1に示す例では、ブロックチェーンB上に発行される代替性トークンである。クーポンCには、そのクーポンCを用いて購入できる非代替性トークンTを特定するための情報であるトークン識別子が紐づけられている。なお、クーポンCは必ずしもブロックチェーンB上で発行される代替性トークンでなくてもよく、より一般的なデータベース(例えば、
図1におけるデータベースD等)で管理される情報であってもよい。
【0024】
(2)情報処理装置1は、ユーザUからの依頼に応じて、ブロックチェーンB上に発行されているクーポンCの所有者をユーザUに変更する。具体的には、クーポンCのトランザクションにユーザUを特定するための情報であるユーザ識別子を格納する。
【0025】
(3)実施の形態に係る情報処理システムSにおいて、複数の非代替性トークンTそれぞれは、例えばコンビニエンスストア等の特定の店舗3で購入可能となっている。ユーザUは、クーポンCを用いて非代替性トークンTを購入可能な店舗3に出向く。
【0026】
(4)ユーザUは、店舗3にてユーザ端末2を用いた電子決済で商品Mを購入する。このとき、ユーザ端末2から情報処理装置1に、商品Mを特定するための情報とともに、店舗3を特定するための店舗識別子と、クーポンCを用いて購入できる非代替性トークンTを特定するためのトークン識別子とも送信される。
図1に示す例では、ユーザUは、コンビニエンスストアである店舗3において、商品Mとしてペットボトルのドリンクを二次元バーコードを利用した決済方式で決済している。
【0027】
(5)情報処理装置1は、ユーザ端末2から取得したトークン識別子で特定される非代替性トークンTが、店舗識別子で特定される店舗3で購入することが許可されているか否かをデータベースDを参照して判定する。
(6)情報処理装置1は、非代替性トークンTが店舗3で購入可能である場合、商品Mの価格に非代替性トークンTの価格を加えた決済額で決済を実行してその結果をユーザ端末2に通知する。
【0028】
(7)情報処理装置1は、非代替性トークンTが店舗3で購入可能である場合、商品Mの決済を条件として非代替性トークンTの所有者をユーザUに変更する。具体的には、情報処理装置1は、非代替性トークンTのトランザクションにユーザ識別子を格納する。
【0029】
このように、実施の形態に係る情報処理システムSのユーザUは、一般的なクーポンを用いた決済時の割引処理と同様に、ユーザUは決済時に非代替性トークンTの購入のための特段の手続をせずに非代替性トークンTを購入することができる。結果として、実施の形態に係る情報処理システムSは、非代替性トークンTの購入におけるユーザUの煩雑さを軽減することができる。
【0030】
<実施の形態に係る情報処理装置1の機能構成>
図2は、実施の形態に係る情報処理装置1の機能構成を模式的に示す図である。情報処理装置1は、記憶部10と通信部11と制御部12とを備える。
図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、
図2に示していないデータの流れがあってもよい。
図2において、各機能ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、
図2に示す機能ブロックは単一の装置内に実装されてもよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてもよい。機能ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてもよい。
【0031】
記憶部10は、情報処理装置1を実現するコンピュータのBIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)や情報処理装置1の作業領域となるRAM(Random Access Memory)、OS(Operating System)やアプリケーションプログラム、当該アプリケーションプログラムの実行時に参照されるデータベースD(トークンデータベースDt、ユーザデータベースDu、及び商品データベースDm)等の種々の情報を格納するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置である。
【0032】
通信部11は、情報処理装置1が外部の装置と通信するための通信インターフェースであり、LAN(Local Area Network)モジュールやWi-Fi(登録商標)モジュール等の既知の通信モジュールで実現されている。以下、本明細書において、情報処理装置1が外部の装置と通信するときは通信部11を介することを前提として通信部11の記載を省略することがある。
【0033】
制御部12は、情報処理装置1のCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部10に記憶されたプログラムを実行することによって選択受付部120、決済部121、登録部122、管理部123、通知部124、及び判定部125として機能する。
【0034】
なお、
図2は、情報処理装置1が単一の装置で構成されている場合の例を示している。しかしながら、情報処理装置1は、例えばクラウドコンピューティングシステムのように複数のプロセッサやメモリ等の計算リソースによって実現されてもよい。この場合、制御部12を構成する各部は、複数の異なるプロセッサの中の少なくともいずれかのプロセッサがプログラムを実行することによって実現される。
【0035】
選択受付部120は、1又は複数の非代替性トークンTそれぞれを特定するための情報を、ユーザUが使用するユーザ端末2においてユーザUが選択可能な態様で表示させる。ここで、非代替性トークンTは、購入可能な店舗3があらかじめ定められている。
【0036】
図3は、実施の形態に係る選択受付部120がユーザ端末2の表示部20に表示させる選択受付画面の一例を模式的に示す図である。ユーザ端末2には、情報処理装置1を介した電子決済を行うためのアプリケーションがあらかじめインストールされており、選択受付部120がユーザ端末2に情報を送信すると、ユーザ端末2の表示部20に表示されるアプリケーションの実行画面中に情報が表示される。
【0037】
図3において、符号21で示すユーザインタフェースは、ユーザUによる非代替性トークンTの選択を受け付けるためのチェックボックス21である。
図3では、3つの非代替性トークン(XXXXトークン、YYYYトークン、及びZZZZトークン)が表示部20に表示されており、かつユーザUがXXXXトークンを選択している状態を示している。なお、
図3では、ZZZZトークンは、後述する理由によって選択の受付が停止中であることを示している。ユーザUが表示部20に表示されたチェックボックス21にチェックを入れた状態で送信アイコン22を押下すると、対応する非代替性トークンTを特定するためのトークン識別子が選択受付部120に送信される。
【0038】
図示はしないが、選択受付画面の他の例としては、選択対象となる非代替性トークンTに紐づけられているデジタルコンテンツを表す画像を選択可能な態様で表示させてもよい。例えば、非代替性トークンTがイラストに紐づけられている場合はそのサムネイル、音楽のアルバムに紐づけられている場合はそのアルバムのアートワーク等を表示するようにしてもよい。これにより、ユーザUはより直感的に非代替性トークンTを選択することができる。
【0039】
図4は、実施の形態に係るトークンデータベースDtのデータ構造を模式的に示す図である。トークンデータベースDtは記憶部10に格納されており、管理部123によって管理されている。
図4に示すトークンデータベースDtはトークン識別子と紐づけて、そのトークン識別子で特定される非代替性トークンTを購入可能な店舗3の店舗識別子と、各店舗3における非代替性トークンTの販売上限数、実際の販売数、ユーザUによって選択されている数を示す選択数、及び価格が紐づけられている。例えば、
図4では、トークン識別子がTID0001である非代替性トークンTは、店舗識別子がSID0001の店舗3での販売上限数はAであり、実際の販売数はB、選択数はC、その店舗3での店頭価格はPである。なお、
図4では店舗3毎に販売上限数や価格等を定めているが、店舗3に関わらず全体として販売上限数や価格を定めてもよい。
【0040】
図2の説明に戻る。決済部121は、ユーザ端末2から取得したユーザ識別子と、ユーザUが決済処理を行う店舗3の店舗識別子とを用いた決済処理を実行する。具体的には、決済部121は、トークンデータベースDtを参照して、店舗識別子に対応する店舗が非代替性トークンを購入可能な店舗3としてあらかじめ定められた店舗であるという第1条件と、ユーザUが少なくとも1つの非代替性トークンTを選択しているという第2条件との2つの条件を満たしているか否かを判定する。決済部121は、これら2つの条件を満たしていると判定した場合、ユーザUによって選択された非代替性トークンTの価格を含む決済処理を実行する。
【0041】
登録部122は、非代替性トークンTの価格を含む決済処理が実行されたことを条件として、非代替性トークンTにユーザ識別子を紐づけてブロックチェーンBに登録する。通知部124は、決済処理の結果及び非代替性トークンTの登録の結果をユーザ端末2に通知する。これにより、非代替性トークンTの所有権がユーザU移転する。このように、ユーザUは決済時に非代替性トークンTの購入のための特段の手続きをせずに非代替性トークンTを購入することができるので、情報処理装置1は、非代替性トークンTの購入におけるユーザUの煩雑さを軽減することができる。
【0042】
管理部123は、ユーザ識別子と、ユーザ端末2に配信されかつユーザUに選択されていない非代替性トークンTに対応するトークン識別子と、を関連付けて管理する。
図5は、実施の形態に係るユーザデータベースDuのデータ構造を模式的に示す図である。ユーザデータベースDuは記憶部10に格納されており、管理部123によって管理されている。
【0043】
図5に示すように、ユーザデータベースDuは、ユーザ識別子と、そのユーザ識別子で特定されるユーザUが所持しているクーポンCを特定するためのクーポン識別子と、そのクーポン識別子で特定されるクーポンCを用いて購入可能な非代替性トークンTのトークン識別子とを対応づけて格納している。また、ユーザデータベースDuは、各クーポンCをユーザUが選択しているか否かを示す選択状況も対応づけて格納している。例えば、
図5に示すユーザデータベースDuでは、ユーザ識別子がUID0001であるユーザUのユーザ端末2には、トークン識別子がTID6925とTID1324とのそれぞれで特定される2つの非代替性トークンTを購入するためのクーポンCがダウンロードされており、ユーザUは前者を選択中、後者は未選択であることを示している。
【0044】
通知部124は、非代替性トークンTを購入可能な店舗3でユーザUが決済をするときに、ユーザUのユーザ識別子にユーザに選択されていない非代替性トークンTに対応するトークン識別子が関連付けられているか否かをユーザデータベースDuを参照することで判定する。通知部124は、関連付けられていないと判定したことを条件として、選択されていない非代替性トークンTが存在することを示す情報をユーザ端末2に通知する。
【0045】
図6は、実施の形態に係る通知部124がユーザ端末2の表示部20に表示させる通知画面の一例を模式的に示す図である。
図6において、符号23で示す文字列が、通知部124の通知内容を示すメッセージ23である。
図6では、ユーザUが189円の商品の決済をすることと、その時点で決済時にYYYYトークンの選択がなされていないこと、及びYYYYトークンの市場価格(
図6では4329円)を示すメッセージ23が示されている。なお、
図6に示すように、メッセージ23には
図3に示すチェックボックス21も含まれている。ユーザUは、チェックボックス21にチェックを入れることで、未選択のYYYYトークンの選択状況を選択中に変更することができる。
【0046】
なお、
図6は、ユーザUがユーザ端末2で商品Mの決済を開始し、かつ決済が完了する前に通知部124がユーザ端末2に表示させる画面の例を示している。これに替えて、通知部124は、未選択のトークンが存在する状態でユーザUが決済を完了させた後に、未選択のトークンがあったことを示すメッセージ23をユーザ端末2に表示させてもよい。この場合、ユーザUは、次にユーザ端末2で決済をするときに、非代替性トークンTをするようにあらかじめ選択しておくことができる。
【0047】
このように、通知部124は、ユーザUが非代替性トークンTの購入し忘れを気づかせることができる。
【0048】
図4を参照して上述したように、トークンデータベースDtには、各トークン識別子で特定される非代替性トークンTそれぞれについて、各店舗3における非代替性トークンTの販売上限数、実際の販売数、及びユーザUによって選択されている数を示す選択数が紐づけられている。情報処理装置1は、このトークンデータベースDtを参照しながら、各店舗3における非代替性トークンTの販売数を管理する。
【0049】
具体的には、判定部125は、トークンデータベースDtを参照して、非代替性トークンTを購入可能な店舗3における非代替性トークンTの販売数が、あらかじめ定められた販売数の上限数に達しているか否かを判定する。選択受付部120は、販売数が上限数に達している非代替性トークンTを特定するための情報のユーザ端末Uにおける表示をユーザUが選択不可能な態様に変更する。
【0050】
図3に示す選択受付画面の例では、ZZZZトークンのチェックボックス21が破線で表示されており、選択不可能な態様であることを示している。また、ZZZZトークンの受付が停止中であることを示すメッセージも表示されている。これにより、情報処理装置1は、非代替性トークンTの販売数を管理することができる。
【0051】
ここで、判定部125は、販売見積数が、あらかじめ定められた販売数の上限数に達しているか否かを判定してもよい。販売見積数は、非代替性トークンTを購入可能な店舗3における非代替性トークンTの販売数に加えて、情報処理装置1を利用する複数のユーザUに選択されている状態の非代替性トークンTの数を追加した数である。選択受付部120は、販売見積数が上限数に達している非代替性トークンTを特定するための情報のユーザ端末2における表示をユーザが選択不可能な態様に変更する。
【0052】
ユーザUが非代替性トークンTのクーポンCを選択している状態であれば、その非代替性トークンTが販売される蓋然性は高いと言える。このため、非代替性トークンTの販売見積数が上限数に到達している場合、その非代替性トークンTは遠からず売り切れとなると考えられる。情報処理装置1が販売見積数に基づいて非代替性トークンTの販売数を管理することにより、ユーザUがクーポンCを選択したにも関わらず決済時に売り切れとなるといった事態を抑制できる。
【0053】
以上、ユーザUが店舗3にて商品Mを電子決済する際に、あらかじめチェックしておいたクーポンCに対応する非代替性トークンTの決済も実行する場合について説明した。ここで、例えば商品Mと映画やアニメーション、特撮番組等がコラボレーションをしている場合に、商品Mの購入を条件として、特典となるデジタルコンテンツと紐づけられた非代替性トークンTを販売することも考えられる。そのため、管理部123は、トークン識別子と、所定の商品Mを特定するための商品識別子と、を関連付けて管理してもよい。
【0054】
図7は、実施の形態に係る商品データベースDmのデータ構造を模式的に示す図である。商品データベースDmは記憶部10に記憶されており、管理部123によって管理されている。
【0055】
図7に示すように、商品データベースDmは、非代替性トークンTのトークン識別子と紐づけて、商品Mを特定するための商品識別子が格納されている。例えば、
図7に示す商品データベースDmでは、トークン識別子がTID0001である非代替性トークンTには、商品識別子がMID0001である商品Mが紐づけられている。この場合、ユーザUは、商品識別子がMID0001である商品Mの購入を条件として、トークン識別子がTID0001である非代替性トークンTを購入することができる。
【0056】
また、トークン識別子がTID0002である非代替性トークンTは、商品識別子がMID0002とMID0003との2つの商品Mと紐づけられている。商品識別子がMID0004の商品Mは、トークン識別子がTID0003とTID0004との2つの非代替性トークンTと紐づけられている。さらに、トークン識別子がTID0005とTID0006とを含む複数の非代替性トークンTに対して複数の商品識別子(MID0005、MID0006)が紐づけられている。このように、トークン識別子と商品識別子との紐づけは1対1に限られず、多対1、1対多、多対多であってもよい。
【0057】
決済部121は、店舗識別子が非代替性トークンTを購入可能な店舗3としてあらかじめ定められた店舗3であり、かつユーザUが少なくとも1つの非代替性トークンTのクーポンCを選択しており、かつ選択された非代替性トークンTに関連付けられている所定の商品Mの決済である場合、商品Mと選択された非代替性トークンTの価格とを含む決済処理を実行してもよい。
【0058】
なお、決済部121は、店舗識別子が非代替性トークンTを購入可能な店舗3としてあらかじめ定められた店舗3であり、かつトークン識別子に関連付けられている所定の商品Mの決済である場合であっても、ユーザUが非代替性トークンTのクーポンCを選択していない場合には、商品Mの価格のみの決済処理を実行する。
【0059】
これにより、非代替性トークンTに販売者は、非代替性トークンTを販売させる店舗3の指定を行わずとも、商品Mの店舗3から間接的に店舗3の指定を行うことができる。また、非代替性トークンTに販売者は、非代替性トークンTの有効期限の指定を行わずとも、商品Mの販売期間から間接的に非代替性トークンTの販売期間の指定を行うことができる。さらに、非代替性トークンTの販売者は、非代替性トークンTの販売数の指定を行わずとも、商品Mの商品数から間接的に販売数の上限の指定を行うことができる。ユーザUの視点からみると、非代替性トークンTと商品Mとがコラボレーションを行っていても、非代替性トークンTは不要と考えるユーザUは、対応するクーポンCの選択をしなければ、商品Mのみを購入できる点でメリットである。このように、ユーザUの希望に沿って商品Mを販売することができる。
【0060】
<情報処理装置1が実行する情報方法の処理フロー>
図8は、実施の形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理の流れを説明するためのフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、例えば情報処理装置1が起動したときに開始する。
【0061】
選択受付部120は、購入可能な店舗3があらかじめ定められている1又は複数の非代替性トークンTそれぞれを特定するための情報を、ユーザUが使用するユーザ端末2の表示部20においてユーザUが選択可能な態様で表示させる(S2)。
【0062】
ユーザ端末2から取得した店舗識別子で特定される店舗3が、ユーザ端末2から取得したトークン識別子で特定される非代替性トークンTを購入可能な店舗であり(S4のYes)、かつユーザUが少なくとも1つの非代替性トークンTを選択している場合(S6のYes)、決済部121は、ユーザUによって選択された非代替性トークンTの価格を含む決済処理を実行する(S8)。
【0063】
ユーザ端末2から取得した店舗識別子で特定される店舗3が、ユーザ端末2から取得したトークン識別子で特定される非代替性トークンTを購入可能な店舗でないか(S4のNo)、又はユーザUが非代替性トークンTを選択していない場合(S6のNo)、決済部121は、商品Mの価格のみで仮再処理を実行する(S10)。決済部121が決済処理を実行すると、本フローチャートにおける処理は終了する。
【0064】
<実施の形態に係る情報処理装置1が奏する効果>
以上説明したように、実施の形態に係る情報処理装置1によれば、非代替性トークンの購入時の煩雑さを軽減することができる。
【0065】
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
【0066】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果をあわせ持つ。
【0067】
<変形例>
上記では、ユーザUがユーザ端末2にダウンロードしたクーポンCを選択した状態で店舗3にて商品Mの決済をする場合に、商品Mの価格と非代替性トークンTの価格とを含めた決済が行われる場合について説明した。これに替えて、ユーザUによってクーポンCが選択されているか否かに関わらず、クーポンCがユーザ端末2にダウンロードされた状態でユーザUが所定の店舗3(すなわち非代替性トークンTを購入可能な店舗3)で商品Mを購入する場合、自動的にクーポンCに対応する非代替性トークンTに関する決済処理が行われてもよい。これにより、ユーザUはクーポンCをユーザ端末2にダウンロードするだけで、クーポンCの選択をしなくても非代替性トークンTの決済が可能となり、非代替性トークンTの決済における煩雑さがより低減される。
【符号の説明】
【0068】
1・・・情報処理装置
10・・・記憶部
11・・・通信部
12・・・制御部
120・・・選択受付部
121・・・決済部
122・・・登録部
123・・・管理部
124・・・通知部
125・・・判定部
2・・・ユーザ端末
3・・・店舗
【要約】
【課題】非代替性トークンの購入時の煩雑さを軽減する。
【解決手段】選択受付部120は、購入可能な店舗があらかじめ定められている非代替性トークンを特定するための情報を、ユーザが使用するユーザ端末においてユーザが選択可能な態様で表示させる。決済部121は、ユーザ端末から取得したユーザを識別するためのユーザ識別子と、ユーザが決済処理を行う店舗を特定するための店舗識別子とを用いた決済処理を実行する。ここで、決済部121は、店舗識別子に対応する店舗が非代替性トークンを購入可能な店舗としてあらかじめ定められた店舗であり、かつユーザが少なくとも1つの非代替性トークンを選択している場合、選択された非代替性トークンの価格を含む決済処理を実行する。登録部122は、非代替性トークンの価格を含む決済処理が実行されたことを条件として、非代替性トークンにユーザ識別子を紐づけてブロックチェーンに登録する。
【選択図】
図2