(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】目地プレート及び床用目地装置
(51)【国際特許分類】
E04B 1/68 20060101AFI20241202BHJP
【FI】
E04B1/68 100A
(21)【出願番号】P 2023116409
(22)【出願日】2023-07-18
【審査請求日】2023-07-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000110365
【氏名又は名称】ドーエイ外装有限会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【氏名又は名称】三浦 光康
(74)【代理人】
【識別番号】100194261
【氏名又は名称】栢原 崇行
(72)【発明者】
【氏名】後藤 英夫
【審査官】土屋 保光
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-250001(JP,A)
【文献】特開2020-125583(JP,A)
【文献】特許第6100714(JP,B2)
【文献】特開2011-157722(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 1/62 - 1/99
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端部が一方の躯体に支持されると共に、他端部が他方の躯体に支持され、両躯体の間の目地部を塞ぐ目地プレートであって、前記目地プレートは、少なくとも浅皿状の目地プレート本体と、前記目地プレート本体の内部に設けられ、左右方向に延在する複数個の補強部材と、前記目地プレート本体に充填された充填部材と、前記補強部材の端部と前記目地プレート本体の一端部側又は他端部側の内壁面のいずれか一方を接続する接続手段とで構成され
、前記複数個の補強部材は、その端部が桟材で接続され、また前記接続手段は、前記補強部材又は前記桟材に固定された複数個の一方の接続部材と、前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側の内壁面のいずれかに設けられ、前記一方の接続部材に接続すると共に、目地プレート本体の内壁面にも接続する他方の接続部材とで構成され、前記一方の接続部材と前記他方の接続部材は接続具を介して一体的に接続されている目地プレート。
【請求項2】
前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側のいずれかには、さらにカバープレートがヒンジ部材を介して一体的に設けられていることを特徴とする
請求項1に記載の目地プレート。
【請求項3】
一方の躯体と他方の躯体の間の目地部を塞ぐ床用目地装置であって、前記一方の躯体に設けられた第1の目地プレート支持部と、前記他方の躯体に設けられた第2の目地プレート支持部と、一端部が前記第1の目地プレート支持部に支持されると共に、他端部が前記第2の目地プレート支持部に支持された目地プレートとで構成され、
前記目地プレートは、浅皿状の目地プレート本体と、前記目地プレート本体の内部に設けられ、左右方向に延在する複数個のバー状の補強部材と、前記目地プレート本体に充填された充填部材と、前記補強部材の端部と前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側の内壁面のいずれかを接続する接続手段とで構成され
、前記複数個の補強部材は、その端部が桟材で接続され、また前記接続手段は、前記補強部材又は前記桟材に固定された複数個の一方の接続部材と、前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側の内壁面のいずれかに設けられ、前記一方の接続部材に接続すると共に、目地プレート本体の内壁面にも接続する他方の接続部材で構成され、さらに前記一方の接続部材と前記他方の接続部材は接続具を介して一体的に接続されている床用目地装置。
【請求項4】
前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側のいずれかには、さらにカバープレートがヒンジ部材を介して一体的に設けられていることを特徴とする
請求項3に記載の床用目地装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は目地部を介して設けられた躯体の間の目地部を塞ぐ目地プレート及び該目地プレートを含む床用目地装置に関する。
【背景技術】
【0002】
目地部を塞ぐ目地プレートや床用目地装置で、目地プレート内部に補強部材を設けたとしては、例えば「金属材製の四角浅皿形状の目地プレート本体と、この目地プレート本体の内底面にスポット溶接で前後方向に所定間隔で固定され、上部が該目地プレート本体内に位置するチャンネル状あるいは上部が拡開する台形状の輪郭形状で、複数個の補強バー挿入溝が形成され、かつ、複数個の補強バー支持部が形成された複数個の補強バーホルダーと、この複数個の補強バーホルダーの複数個の前記補強バー挿入溝に挿入され、前記目地プレート本体の前後方向に位置し、該複数個の補強バーホルダーの複数個の補強バー支持部の上部と溶接固定された複数個の補強バーと、前記目地プレート本体内に前記複数個の補強バーホルダーおよび複数個の補強バーを覆うように充填されたコンクリートとを備えたことを特徴とする床用目地プレート」や、「このような目地プレートを用いた床用目地装置」が知られている(特許文献1)。
【0003】
このような目地プレートでは、通常の目地プレートと比べると目地プレート自体の強度は向上するものの、車両のような重量物が通過する部位に設けられた場合、カバープレートや目地プレート本体に車両が直接乗ることで、目地プレート本体の他端部側に曲げ力が発生し、補強バーと目地プレート本体の他端部との間の充填部材(モルタル等)に割れ等が生じるおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、車両等の重量物が通過しても破損することなく目地部を塞ぐことができる目地プレート及び床用目地装置を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の目地プレートは、一端部が一方の躯体に支持されると共に、他端部が他方の躯体に支持され、両躯体の間の目地部を塞ぐ目地プレートであって、目地プレートは、少なくとも浅皿状の目地プレート本体と、目地プレート本体の内部に設けられ、左右方向に延在する複数個の補強部材と、目地プレート本体に充填された充填部材と、補強部材の端部と目地プレート本体の一端部側又は他端部側の内壁面のいずれか一方を接続する接続手段とで構成され、前記複数個の補強部材は、その端部が桟材で接続され、また前記接続手段は、前記補強部材又は前記桟材に固定された複数個の一方の接続部材と、前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側の内壁面のいずれかに設けられ、前記一方の接続部材に接続すると共に、目地プレート本体の内壁面にも接続する他方の接続部材とで構成され、前記一方の接続部材と前記他方の接続部材は接続具を介して一体的に接続されていることを特徴とする。前記接続具は、好ましくはボルト又はピンである。
【0008】
【0009】
請求項2に記載の目地プレートは、前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側のいずれかには、さらにカバープレートがヒンジ部材を介して一体的に設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の床用目地装置は、一方の躯体と他方の躯体の間の目地部を塞ぐ床用目地装置であって、前記一方の躯体に設けられた第1の目地プレート支持部と、前記他方の躯体に設けられた第2の目地プレート支持部と、一端部が前記第1の目地プレート支持部に支持されると共に、他端部が前記第2の目地プレート支持部に支持された目地プレートとで構成され、前記目地プレートは、浅皿状の目地プレート本体と、前記目地プレート本体の内部に設けられ、左右方向に延在する複数個のバー状の補強部材と、前記目地プレート本体に充填された充填部材と、前記補強部材の端部と前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側の内壁面のいずれかを接続する接続手段とで構成され、前記複数個の補強部材は、その端部が桟材で接続され、また前記接続手段は、前記補強部材又は前記桟材に固定された複数個の一方の接続部材と、前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側の内壁面のいずれかに設けられ、前記一方の接続部材に接続すると共に、目地プレート本体の内壁面にも接続する他方の接続部材で構成され、さらに前記一方の接続部材と前記他方の接続部材は接続具を介して一体的に接続されていることを特徴とする。前記接続具は、好ましくはボルト又はピンである。
【0011】
【0012】
請求項4に記載の床用目地装置は、前記目地プレート本体の少なくとも一端部側又は他端部側のいずれかには、さらにカバープレートがヒンジ部材を介して一体的に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1及び請求項3に記載の発明においては、補強部材と目地プレート本体とを接続部材で接続するため、目地プレート本体の剛性が向上し、曲げ力が発生した場合であっても目地プレート本体がたわむことを防止でき、充填部材等が破損することを防止することができる。
(2)請求項2及び請求項4に記載の各発明においても、前記(1)と同様の作用効果を得られるとともに、カバープレートを備えることにより、地震時に段差を小さくすることができ、より安全に目地部を塞ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1乃至
図7は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図8乃至
図11は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
【
図6】地震で左右方向の目地部が狭くなった状態の説明図。
【
図7】地震で左右方向の目地部が広くなった状態の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0016】
図1乃至
図7に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3と他方の躯体4間に設置される床用目地装置である。
【0017】
なお、左右方向とは
図1における左右方向であり、前後方向とは
図1における上下方向をいい、上下方向とは
図2における上下方向をいう。
【0018】
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
【0019】
この床用目地装置1は、例えば
図1及び
図2に示すように、一方の躯体3に設けられた第1の目地プレート支持部5と、前記他方の躯体4に設けられた第2の目地プレート支持部6と、一端部が前記第1の目地プレート支持部5に支持されると共に、他端部が前記第2の目地プレート支持部6に支持された目地プレート7とで構成されている。
【0020】
この第1の目地プレート支持部5は、一方の躯体3の目地部2側の床面に形成された凹所状の部位で、第1の目地プレート支持部5には係止杭8が固定されており、この係止杭8が目地プレート7に設けられた杭ケース9に挿入された状態で目地プレート7の一端部側を支持する。
【0021】
他方の躯体4の目地部2側の床面には、目地プレート7の他端部が左右方向にスライド移動可能な凹所状の第2の目地プレート支持部6が形成されており、この第2の目地プレート支持部6の目地部2と反対側の端部には、地震によって目地部2が狭くなった場合に目地プレート7の他端部が乗り上げる乗り上げ傾斜面10が形成されている。
【0022】
この床用目地装置1に用いられる本発明の目地プレート7は、
図3乃至
図5に示すように、例えば浅皿状の目地プレート本体11と、前記目地プレート本体11の一端部側に設けられ、前記係止杭8の上端部側が挿入される1対の杭ケース9と、前記目地プレート本体11の内部に設けられ、左右方向に延在する複数個のバー状の補強部材12と、前記目地プレート本体11に充填されたセメントやモルタル等の充填部材13と、前記補強部材12の端部と前記目地プレート本体11の少なくとも一端部側又は他端部側の内壁面のいずれかを接続する接続手段14と、充填部材13の上部を覆うように設けられた化粧板15と、目地プレート本体11の一端部及び他端部にそれぞれヒンジ部材16を介して設けられたカバープレート17とで構成されている。なお、本実施形態においては、接続手段14は目地プレート本体11の他端部側の内壁面と補強部材12の端部を接続している。
【0023】
目地プレート本体11の内部には、例えばバー状又は板状の補強部材12が複数個固定されており、その長手方向の両端部は目地プレート本体11の一端部側及び他端部側の内側面とやや間隙を有して設けられている。この補強部材の他端部側(目地プレート本体11のカバープレート17が取付けられる側の端部)には複数個の補強部材12を接続する桟材18が設けられている。
【0024】
桟材18は、本実施形態においては、板状の部材で、補強部材12の端部を溶接等により接続しているが、補強部材12の中間部分にも複数個設け、平面視において略格子状となるように構成してもよい。
【0025】
この補強部材12及び桟材18は、目地プレート本体11に充填部材13を充填した際に、埋没する程度の高さとなるように形成されている。
【0026】
前記接続手段14は、
図5に示すように、前記補強部材12又は桟材18に固定された複数個の一方の接続部材19と、前記目地プレート本体11の少なくとも一端部側又は他端部側の内壁面のいずれかに設けられ、前記一方の接続部材19とそれぞれ接続される他方の接続部材20とで構成されている。
【0027】
一方の接続部材19は、本実施形態においては、前後方向に所定間隔を有して複数個、桟材18にボルト、溶接等で固定されており、桟材18の内側に固定された略アングル状の第1の接続金具21と、前記桟材18の外側に固定された略アングル状の第2の接続金具22と、前記第1の接続金具21及び第2の接続金具22にそれぞれ設けられた貫通孔23とで構成されている。この貫通孔23は第1の接続金具21及び第2の接続金具22を桟材18に固定した際に、略同軸となるように設けられている。
【0028】
他方の接続部材20は、一方の接続部材19に対向するように目地プレート本体11の左右方向の端部の内側面に前後方向に所定間隔を有して複数個設けられており略アングル状の接続部材本体24と、この接続部材本体24に形成された透孔25とで構成されており、この透孔25が一方の接続部材19の貫通孔23と略同軸となるように取り付けられる。なお、本実施形態では、他方の接続部材20は、ヒンジ部材16を取り付けるためのボルト26を用いて目地プレート本体11に取り付けられている。
【0029】
この一方の接続部材19と他方の接続部材20は互いに接続具を介して一体的に接続している。本実施形態では、両接続部材19、20は透孔25及び貫通孔23を貫通するタッピングビス27やボルト、ピンで接続されている。タッピングビスを用いる場合には、透孔25や貫通孔23は小さめの孔を形成しておき、この透孔25や貫通孔23にタッピングビス27を貫通させて固定する。
【0030】
したがって、複数個の補強部材12は、その端部が桟材18で接続され、また接続手段14は、補強部材12又は桟材18に固定された複数個の一方の接続部材19と、目地プレート本体11の少なくとも一端部側又は他端部側の内壁面のいずれかに設けられ、一方の接続部材19に接続すると共に、目地プレート本体11の内壁面にも接続する他方の接続部材20とで構成され、前記一方の接続部材19と前記他方の接続部材20はタッピングビス27を介して一体的に接続されている。
【0031】
このように接続手段14を用いて補強部材12と目地プレート本体11を接続することにより、目地プレート本体11の剛性が向上し、曲げ応力を受けた場合でも変形することを防止でき、充填部材13等が破損することを防止できる。
【0032】
ところで、本実施形態では、目地プレート本体11の他端部側のみ接続手段14で補強部材12と接続したが、一端部側も同様に接続手段14を用いて接続しても良い。
【0033】
地震で左右の躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、
図6に示すように、目地プレート7の他端部側が乗り上げ傾斜面10に乗り上げ、上方にせり上がり地震による揺れ動きを吸収する。
【0034】
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、
図7に示すように、目地プレート7の他端部側が第2の目地プレート支持部6の上面を左右方向にスライド移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
【0035】
本発明では補強部材12と目地プレート本体11の端部とが接続手段14により接続されているため、このような状態でカバープレート17に車両が乗った場合であっても、目地プレート本体11や充填部材13等が破損することなく地震による揺れ動きを吸収することができる。
【0036】
[発明を実施するための異なる形態]
次に、
図8乃至
図11に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0037】
図8乃至
図11に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、一端部側及び他端部側にカバープレート17を備え、目地プレート本体11の一端部側及び他端部側の内側面と補強部材12の両端部を接続手段14によって接続した目地プレート7Aにするとともに、乗り上げ傾斜面10を形成した第1の目地プレート支持部5Aとし、一方の躯体と他方の躯体の間にパンタグラフ状又はラックピニオン等を用いた中央維持装置28(本実施形態では略パンタグラフ状)を設け、この中央維持装置28と目地プレート7Aを接続して、目地プレート7Aの略中央部を目地部2の略中央部に常時位置する床用目地装置1Aにした点で、このような目地プレート7Aや床用目地装置1Aにしても前記第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0038】
本発明の実施形態において、接続手段は目地プレート本体の一端部側及び他端部側の内側面と補強部材とを接続する形態について説明したが、目地プレート本体の前後方向の内側面と補強部材とを接続するものを更に設けてもよい。このように目地プレート本体の前後方向の内側面と補強部材とを接続する接続手段を用いることにより、更に目地プレートの剛性を高めることができる。
【0039】
また、本発明の実施形態においては、第1の接続金具及び第2の接続金具を備える一方の接続部材を用いたが、例えば第1の接続金具又は第2の接続金具のいずれか一方のみを用いて接続するものであってもよい。
【0040】
さらに本発明の実施形態においては、一方の接続部材及び他方の接続部材を略アングル状に形成しているが、補強部材と目地プレート本体を接続できる形状であればどのような形状でも良い。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は目地プレートや床用目地装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0042】
1、1A:床用目地装置、 2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5、5A:第1の目地プレート支持部、6:第2の目地プレート支持部、
7、7A:目地プレート、 8:係止杭、
9:杭ケース、 10:乗り上げ傾斜面、
11:目地プレート本体、 12:補強部材、
13:充填部材、 14:接続手段
15:化粧板、 16:ヒンジ部材、
17:カバープレート、 18:桟材、
19:一方の接続部材、 20:他方の接続部材、
21:第1の接続金具、 22:第2の接続金具、
23:貫通孔、 24:接続部材本体、
25:透孔、 26:ボルト、
27:タッピングビス、 28:中央維持装置。
【要約】
【課題】車両等の重量物が通過しても破損することなく目地部を塞ぐことができる目地プレート及び床用目地装置を提供すること。
【解決手段】一端部が一方の躯体に支持されると共に、他端部が他方の躯体に支持され、両躯体の間の目地部を塞ぐ目地プレートであって、目地プレートは、少なくとも浅皿状の目地プレート本体と、目地プレート本体の内部に設けられ、左右方向に延在する複数個の補強部材と、目地プレート本体に充填された充填部材と、補強部材の端部と目地プレート本体の一端部側又は他端部側の内壁面のいずれか一方を接続する接続手段とで構成される目地プレート及び前記目地プレートを含む床用目地装置。
【選択図】
図1