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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】遊技装置用の表示機器支持装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20241202BHJP
【FI】
A63F7/02 352L
A63F7/02 350Z
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2023178044
(22)【出願日】2023-10-16
【審査請求日】2023-10-17
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000108247
【氏名又は名称】株式会社ジェッター
(74)【代理人】
【識別番号】100197642
【弁理士】
【氏名又は名称】南瀬 透
(74)【代理人】
【識別番号】100096105
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 広
(74)【代理人】
【識別番号】100219483
【弁理士】
【氏名又は名称】宇野 智也
(72)【発明者】
【氏名】舛本 貴司
【審査官】小河 俊弥
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-021472(JP,A)
【文献】国際公開第2008/146428(WO,A1)
【文献】特開2024-084985(JP,A)
【文献】特開2018-042955(JP,A)
【文献】特開2015-208530(JP,A)
【文献】特開2012-070961(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技装置に隣接して配置される遊技媒体貸し出し機に使用される表示機器を支持する表示機器支持装置であって、
前記表示機器支持装置は、
前記遊技媒体貸し出し機から外側に突出して配置され、各種情報を表示する表示機器をその上面及び下面において鉛直線上において支持する表示機器支持部材を備えており、
前記表示機器支持部材は前記表示機器を前記鉛直線の回りに回転可能に支持するものであり、
前記表示機器支持部材は、前記遊技媒体貸し出し機の直前にいる第一位置と、前記遊技媒体貸し出し機から前記第一位置よりも離れた第二位置との間を前記遊技媒体貸し出し機に対して前記遊技媒体貸し出し機の前後方向にスライド可能である表示機器支持装置において、
前記表示機器支持部材が前記第一位置にあるときに、前記表示機器支持部材が前記第一位置から前記第二位置へスライドしないように、及び、前記表示機器支持部材が前記第二位置にあるときに、前記表示機器支持部材が前記第二位置から前記第一位置へスライドしないように、前記表示機器支持部材をそれぞれ前記第一位置または前記第二位置にロック可能なスライドロック機構を備えることを特徴とする表示機器支持装置。
【請求項2】
前記表示機器支持装置は鉛直方向に延びる一対の側壁を備えており、前記表示機器支持部材は前記一対の側壁の間をスライド可能であり、
前記一対の側壁のうちの一方の側壁には切り欠きが形成されており、
前記スライドロック機構は、
前記一方の側壁の表面に沿って上下方向にスライド可能なロックレバーと、
前記表示機器支持部材の外壁に形成された突起と、を備え、
前記ロックレバーには前記表示機器支持部材がスライドする方向に延びる切り欠きが形成されており、
前記ロックレバーの前記切り欠きが前記一方の側壁の前記切り欠きと重なり合ったときには、前記突起は双方の前記切り欠きを通過可能であり、前記表示機器支持部材はスライド可能であり、
前記ロックレバーの前記切り欠きが前記一方の側壁の前記切り欠きと重なり合っていないときには、前記突起は前記一方の側壁の前記切り欠きを通過不能であり、前記表示機器支持部材はスライド不能となることを特徴とする請求項1に記載の表示機器支持装置
【請求項3】
前記一方の側壁には凸部が形成され、
前記ロックレバーには、前記凸部が篏合可能な凹部が形成されており、
前記凸部は、前記ロックレバーの前記切り欠きが前記一方の側壁の前記切り欠きと重なり合っているときに、前記凹部に篏合することを特徴とする請求項2に記載の表示機器支持装置
【請求項4】
前記一方の側壁にはスロットが形成され、
前記スロットの上端から前記スロットの内部に延長部材が下方に延びており、
前記ロックレバーには突出部が形成されており、
前記突出部は、前記ロックレバーの前記切り欠きが前記一方の側壁の前記切り欠きと重なり合っているときに、前記延長部材の下端に当接することを特徴とする請求項2または3に記載の表示機器支持装置
【請求項5】
前記表示機器が一定角度だけ回転したときに前記表示機器の回転を停止させる回転角度調節機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示機器支持装置。
【請求項6】
前記回転角度調節機構は、
前記表示機器を内部に収納する収納器具と、
前記表示機器支持部材に形成された凸状体と、
からなり、
前記収納器具には前記鉛直線と前記凸状体との間の距離を半径とする円の円周上に形成された複数個の開口が形成されており、
前記凸状体が前記開口に篏合することにより、前記表示機器の回転角度が制限されるものであることを特徴とする請求項に記載の表示機器支持装置。
【請求項7】
前記表示機器及び前記表示機器支持部材の一方には凸部が、他方には前記凸部が篏合可能な凹部が形成されており、前記凸部が前記凹部に篏合することにより前記表示機器は前記表示機器支持部材に対して回転可能であり、
前記凸部及び前記凹部の一方にはその周縁から外側に突出する突出部が形成され、他方にはその周縁から内側に引っ込む段差部が形成されており、前記突出部が前記段差部に当接することにより、前記表示機器は当接箇所から一方向にのみ回転し、逆方向への回転は阻害されるものであることを特徴とする請求項1に記載の表示機器支持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパチンコ台その他の遊技装置、特に、遊技装置に使用されている表示機器を支持する表示機器支持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ台その他の遊技装置に使用される表示機器支持装置の一例として特開2013-17502号公報に記載されたものがある。
図27は同公報に記載された遊技装置としてのパチンコ台10を前方から見たときの正面図、図28はパチンコ台10に併設されているカードユニット20の斜視図である。
図27に示すように、カードユニット20はパチンコ台10に隣接してパチンコ台10の左側に配置されている。カードユニット20には、クレジットカードなどの磁気カードを挿入するカード挿入口21と、紙幣を挿入する紙幣挿入口22と、表示ユニット30を収納している表示装置用スロット23と、が設けられている。
【0003】
表示ユニット30は、例えば、タッチパネル式の液晶ディスプレイパネルからなり、パチンコ台10のユーザーが必要な情報(例えば、クレジットカードの暗証番号など)を表示ユニット30に入力し、あるいは、表示ユニット30はパチンコ台10のユーザーに必要な情報(投入金額、残り玉数など)を表示する。
表示ユニット30はカードユニット20の前後方向(図27の紙面に垂直な方向)にスライド可能に構成されており、表示ユニット30を使用しないときには、表示装置用スロット23を介して表示ユニット30をカードユニット20の内部に押し込み、収納することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2013-17502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図27に示した従来の表示ユニット30はパチンコ台10のユーザーに対向する向きには設置されておらず、表示ユニット30はパチンコ台10のユーザーから見て右側の方向を向いている。このため、パチンコ台10の正面に着座しているユーザーはそのままの姿勢では表示ユニット30の表示画面を見ることができず、前方に乗り出して左側の方向を覗き込むようにして表示ユニット30の表示画面を見ることが必要であった。
業界の長年の慣習上、カードユニット20その他の遊技媒体貸し出し機はパチンコ台10ではその左側に、スロットではその右側に配置されることが規格として定められていた。
近年、この規格が改定され、カードユニット20その他の遊技媒体貸し出し機の配置位置はパチンコ台10やスロットの左右何れでもあってもよいことになった。
【0006】
しかしながら、図27に示した従来の表示ユニット30は表示画面の向きが右向きに固定されているため、カードユニット20の配置位置としてパチンコ台10の右側が望ましいような場合であっても、表示ユニット30の表示画面の向きが左向きになるように、カードユニット20を設計変更することが必要であった。
本発明は以上のような従来のカードユニット20における問題点に鑑みてなされたものであり、パチンコ台10のユーザーにとって表示ユニット30が見やすく、さらに、パチンコ台10の左右の何れにも表示ユニット30を配置可能な遊技装置用の表示機器支持装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するため、本発明は、遊技装置(10)に隣接して配置される遊技媒体貸し出し機(101)に使用される表示機器(141)を支持する表示機器支持装置(100)であって、前記表示機器支持装置(100)は、前記遊技媒体貸し出し機(101)から外側に突出して配置され、各種情報を表示する表示機器(141)をその上面及び下面において鉛直線上において支持する表示機器支持部材(130)を備えており、前記表示機器支持部材(130)は前記表示機器(141)を前記鉛直線の回りに回転可能に支持するものであり、前記表示機器支持部材(130)は、前記遊技媒体貸し出し機(101)の直前にいる第一位置と、前記遊技媒体貸し出し機(101)から前記第一位置よりも離れた第二位置との間を前記遊技媒体貸し出し機(101)に対して前記遊技媒体貸し出し機(101)の前後方向にスライド可能である表示機器支持装置において、前記表示機器支持部材(130)が記第一位置にあるときに、前記表示機器支持部材(130)が前記第一位置から前記第二位置へスライドしないように、及び、前記表示機器支持部材(130)が前記第二位置にあるときに、前記表示機器支持部材(130)が前記第二位置から前記第一位置へスライドしないように、前記表示機器支持部材(130)をそれぞれ前記第一位置または前記第二位置にロック可能なスライドロック機構(120, 134A)を備えることを特徴とする表示機器支持装置(100)を提供する。
例えば、前記表示機器支持装置(100)は鉛直方向に延びる一対の側壁(111A, 111B)を備えており、前記表示機器支持部材(130)は前記一対の側壁(111A, 111B)の間をスライド可能であり、前記一対の側壁(111A, 111B)のうちの一方の側壁(111A)には切り欠き(114)が形成されており、前記スライドロック機構(120, 134A)は、前記一方の側壁(111A)の表面に沿って上下方向にスライド可能なロックレバー(120)と、前記表示機器支持部材(130)の外壁に形成された突起(134A)と、を備え、前記ロックレバー(120)には前記表示機器支持部材(130)がスライドする方向に延びる切り欠き(121)が形成されており、前記ロックレバー(120)の前記切り欠き(121)が前記一方の側壁(111A)の前記切り欠き(114)と重なり合ったときには、前記突起(134A)は双方の前記切り欠き(114, 121)を通過可能であり、前記表示機器支持部材(130)はスライド可能であり、前記ロックレバー(120)の前記切り欠き(121)が前記一方の側壁(111A)の前記切り欠き(114)と重なり合っていないときには、前記突起(134A)は前記一方の側壁(111A)の前記切り欠き(114)を通過不能であり、前記表示機器支持部材(130)はスライド不能となる。
前記一方の側壁(111A)には凸部(112)が形成され、前記ロックレバー(120)には、前記凸部(112)が篏合可能な凹部(124)が形成されており、前記凸部(112)は、前記ロックレバー(120)の前記切り欠き(121)が前記一方の側壁(111A)の前記切り欠き(114)と重なり合っているときに、前記凹部(124)に篏合することが好ましい。
前記一方の側壁(111A)にはスロット(113A)が形成され、前記スロット(113A)の上端から前記スロット(113A)の内部に延長部材(113C)が下方に延びており、前記ロックレバー(120)には突出部(125)が形成されており、前記突出部(125)は、前記ロックレバー(120)の前記切り欠き(121)が前記一方の側壁(111A)の前記切り欠き(114)と重なり合っているときに、前記延長部材(113C)の下端に当接することが好ましい。
本表示機器支持装置(100)は、前記表示機器(141)が一定角度だけ回転したときに前記表示機器(141)の回転を停止させる回転角度調節機構(138, 144A)を備えることが好ましい。
【0008】
前記回転角度調節機構(138, 144A)は、例えば、前記表示機器(141)を内部に収納する収納器具(140)と、前記表示機器支持部材(130)に形成された凸状体(138)と、からなり、前記収納器具(140)には前記鉛直線と前記凸状体(138)との間の距離を半径とする円の円周上に形成された複数個の開口(144A)が形成されており、前記凸状体(138)が前記開口(144A)に篏合することにより、前記表示機器(141)の回転角度が制限されるものであることが好ましい。
前記表示機器(141)及び前記表示機器支持部材(130)の一方には凸部(136)が、他方には前記凸部(136)が篏合可能な凹部(142)が形成されており、前記凸部(136)が前記凹部(142)に篏合することにより前記表示機器(141)は前記表示機器支持部材(130)に対して回転可能であり、前記凸部(136)及び前記凹部(142)の一方にはその周縁から外側に突出する突出部(142A)が形成され、他方にはその周縁から内側に引っ込む段差部(136A)が形成されており、前記突出部(142A)が前記段差部(136A)に当接することにより、前記表示機器(141)は当接箇所から一方向にのみ回転し、逆方向への回転は阻害されるものであることが好ましい。
【0009】
弧内の符号は後述する実施形態との対応関係を明らかにするためのものであり、権利範囲をこれに制限する意図のものではない。
【発明の効果】
【0010】
表示機器は一鉛直線を回転軸として表示機器支持部材の回りに回転可能に表示機器支持部材に取り付けられている。このため、遊技機(パチンコ台やスロット)のユーザーは自分が表示機器を見やすい角度まで表示機器を回転させることができ、従来の表示ユニット30とは異なり、ユーザーが前方に乗り出してわざわざ覗き込んだりすることは必要ではない。
さらに、表示機器は180度にわたって回転可能であるので、表示機器支持装置が取り付けられている遊技媒体貸し出し機を遊技機の左右の何れにも配置可能である。遊技媒体貸し出し機をパチンコ台の左側に配置する場合には表示機器を回転させ、表示機器の画面が右向き(図1に示す状態)になるようにし、また、遊技媒体貸し出し機を遊技機の右側に配置する場合には表示機器を180度回転させ、表示機器の画面が左向きになるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置が遊技媒体貸し出し機に隣接して配置された状態における側面図である。
図2A】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の正面図である。
図2B】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置を上方から見たときの平面図である。
図2C】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置を下方から見たときの底面図である。
図2D】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の左側面図である。
図2E】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の右側面図である。
図2F】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置を異なる4方向から見たときの表示機器支持装置の斜視図である。
図2G】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置を異なる4方向から見たときの表示機器支持装置の斜視図である。
図2H】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置を異なる4方向から見たときの表示機器支持装置の斜視図である。
図2I】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置を異なる4方向から見たときの表示機器支持装置の斜視図である。
【0012】
図3】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の一構成要素であるベース部材の斜視図である。
図4図3に示したベース部材の一構成要素である側壁の部分的な拡大図である。
図5】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の一構成要素であるロックレバーを異なる2方向から見たときの斜視図である。
図6】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の一構成要素であるロックレバーを異なる2方向から見たときの斜視図である。
図7図5及び図6に示したロックレバーをベース部材の側壁に取り付けたときの斜視図である。
図8図7における側壁の縦断面図である。
図9図5及び図6に示したロックレバーが側壁のスロットに篏合したときの部分的な縦断面図である。
図10】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の一構成要素である表示機器支持部材を異なる2方向から見たときの斜視図である。
【0013】
図11】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の一構成要素である表示機器支持部材を異なる2方向から見たときの斜視図である。
図12】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の一構成要素である収納カバーを異なる2方向から見たときの斜視図である。
図13】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置の一構成要素である収納カバーを異なる2方向から見たときの斜視図である。
図14】収納カバーが表示機器支持部材に取り付けられた状態を示す斜視図である。
図15】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置が遊技媒体貸し出し機に取り付けられた状態を示す斜視図である。
図16】本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置が遊技媒体貸し出し機に取り付けられた状態を示す斜視図である。
【0014】
図17】表示機器支持部材が引き出し位置にあるときの図1と同様の側面図である。
図18】表示機器を内蔵する収納カバーの回転状況を示す斜視図である。
図19】表示機器を内蔵する収納カバーの回転状況を示す斜視図である。
図20】表示機器を内蔵する収納カバーの回転状況を示す斜視図である。
図21】表示機器を内蔵する収納カバーの回転状況を示す斜視図である。
図22】表示機器支持部材及び収納カバーの横断面図である。
図23】回転方向規制機構の作用を示す部分的な拡大横断面図である。
図24】回転方向規制機構の作用を示す部分的な拡大横断面図である。
図25A】ロックレバーの作用を示すロックレバー及び側壁の正面図である。
図25B】ロックレバーの作用を示すロックレバー及び側壁の背面図である。
図26A】ロックレバーの作用を示すロックレバー及び側壁の正面図である。
図26B】ロックレバーの作用を示すロックレバー及び側壁の背面図である。
図27】従来の遊技装置としてのパチンコ台を前方から見たときの正面図である。
図28図27に示したパチンコ台に併設されているカードユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置100が遊技媒体貸し出し機101(図27に示したカードユニット20に対応するもの)に隣接して配置された状態における側面図である。
表示機器支持装置100は、図27に示した従来のカードユニット20と同様に、パチンコ台10の左側において遊技媒体貸し出し機101に隣接して配置されている。
図2Aは表示機器支持装置100の正面図、図2Bは表示機器支持装置100を上方から見たときの平面図、図2Cは表示機器支持装置100を下方から見たときの底面図、図2D及び図2Eは表示機器支持装置100の左右側面図、図2F乃至図2Iは異なる4方向から見たときの表示機器支持装置100の斜視図である。
表示機器支持装置100は、ベース部材110と、ロックレバー120と、表示機器支持部材130と、表示機器141を内部に収納する表示機器収納カバー140と、を備えている。
図3はベース部材110の斜視図である。
【0016】
ベース部材110は、鉛直方向に延びるフレーム状の第一部材110Aと、第一部材110Aの下端から第一部材110Aに直交して水平方向に延びる第二部材110B、とを備えている。
第一部材110Aは鉛直方向に延びる一対の側壁111A,111Bを備えており、両側壁111A,111Bの間は四角形状の空間111Cになっている。後述するように、この空間111Cに表示機器支持部材130がスライド可能に嵌め込まれる。
図4は側壁111Aの部分的な拡大図である。
図3及び図4に示すように、側壁111Aには円柱形状の凸部112が形成されており、さらに、凸部112の下方には鉛直方向において並列する2個のスロット113が形成されている。各スロット113は、縦断面が長方形状の第一スロット部分113Aと、第一スロット部分113Aより大きな開口幅を有する第二スロット部分113Bと、からなる。
第一スロット部分113Aの上端からは延長部材113Cが第二スロット部分113Bの直上まで延びており、このため、第一スロット部分113Aは実質的には第二スロット部分113Bから下方に延びている。
【0017】
側壁111Aには、側壁111Bに対向する側において、2個のスロット113の中間に立方体形状の切り欠き114が形成されている。
図5及び図6は異なる2方向から見たときのロックレバー120の斜視図である。
図5及び図6に示すように、ロックレバー120は鉛直方向に長い長方形状の板材からなる。ロックレバー120の長さ方向に平行な一対の側縁のうちの一方には四角形状の切り欠き121が形成されている。
ロックレバー120の表面にはユーザーがロックレバー120をスライドさせるときにロックレバー120に指をかけるためのツマミ122が形成されており、ロックレバー120の裏面には切り欠き121を間に挟んで鉛直方向に並列している2個の凸状体123が形成されている。
各凸状体123は、ロックレバー120の裏面からロックレバー120の裏面に直交して延びる第一部分123Aと、第一部分123Aの先端において第一部分123Aと連続している第二部分123Bとから構成されている。第一部分123Aは側壁111Aに形成されたスロット113の第一スロット部分113Aの開口幅に等しい幅を有しており、第二部分123Bは第二スロット部分113Bの開口幅に等しい幅を有している。
【0018】
図7はロックレバー120をベース部材110の側壁111Aに取り付けたときの斜視図、図8図7における側壁111Aの縦断面図である。
側壁111Aに形成された2個のスロット113の間隔はロックレバー120の裏面に形成された2個の凸状体123の間隔に等しく設定されている。このため、図7及び図8に示すように、2個の凸状体123の各第二部分123Bを2個のスロット113の各第二スロット部分113Bに同時に嵌め込むことが可能であり、凸状体123の第二部分123Bをスロット113の第二スロット部分113Bに嵌め込み、各凸状体123を押し込んだ後においては、凸状体123の第一部分123Aはスロット113の第一スロット部分113Aに篏合し、第一スロット部分113Aに沿って第二スロット部分113Bから下方にスライド可能である。このように、各凸状体123は各スロット113の内部をスライド可能である。
図9はロックレバー120が側壁111Aのスロット113に篏合したときの部分的な縦断面図である。
【0019】
図6に示すように、ロックレバー120の裏面には2個の凸状体123の上方に、側壁111Aに形成された凸部112が篏合可能な凹部124が形成されており、凹部124と連続する溝124Aがロックレバー120の上端まで延びている。溝124Aは凹部124よりも浅く形成されている。
2個の凸状体123のうちの上方に位置する凸状体123と凹部124との間には突出部125が形成されている。
図9に示すように、凸状体123の第二部分123Bをスロット113の第二スロット部分113Bに嵌め込んだ状態においては、凸部112が凹部124に篏合し、さらに、突出部125は延長部材113Cに当接した状態になっている。すなわち、突出部125はロックレバー120が上方にスライドすることを阻止するストッパーとして機能している。
凸部112を凹部124に篏合させるのは、ロックレバー120の自重によってロックレバー120が下降することを防止するためである。ただし、凸部112の高さ及び凹部124の深さは小さく設定されているため、双方のかかり代は少なく、ロックレバー120を下方にスライドさせるときの支障にはならない。
【0020】
図10及び図11は異なる2方向から見たときの表示機器支持部材130の斜視図である。
表示機器支持部材130は、鉛直方向に延びる平板状のベース部131と、ベース部131の上端から水平方向に延びる上方延長部132と、ベース部131の下端から水平方向かつ上方延長部132と同方向に延びる下方延長部133と、上方延長部132及び下方延長部133とは反対側においてベース部131と直交して鉛直面内においてベース部131の裏面から延びる側壁部134と、側壁部134の上面において上方延長部132及び下方延長部133と平行にベース部131の裏面から水平方向に延びる上面部135と、を備えている。
表示機器支持部材130は、側壁部134及び上面部135がベース部材110の空間111Cに嵌まり込むようにして、ベース部材110に取り付けられる(例えば、後述する図14を参照)。
【0021】
上方延長部132の下面には円柱形状の第一支持体136が形成され、下方延長部133の上面には円柱形状の第二支持体137が形成されている。第一支持体136と第二支持体137とは同心に、すなわち、それらの中心が同一鉛直線上に位置している。
下方延長部133の上面には第二支持体137から距離Sだけ離れた位置に凸状体138が形成されている。凸状体138は、例えば、半球状である。
側壁部134の外面には突起134Aが形成されており、突起134Aは、表示機器支持部材130が遊技媒体貸し出し機101に対して前後方向にスライドするときに、側壁111Aに形成された切り欠き114を通過する位置(高さ)に設けられている。後述するように、この突起134Aが表示機器支持部材130のスライド動作の可否を決定する一つの要素になっている。
図12及び図13は異なる2方向から見たときの表示機器収納カバー140の斜視図である。
【0022】
表示機器収納カバー140は内部が中空のフレーム形状をなしており、その内部に表示機器141を収納する。表示機器141は、例えば、タッチパネル式の液晶ディスプレイパネルからなる。
表示機器収納カバー140の上縁には表示機器支持部材130の第一支持体136が篏合可能なリング状の凹部142が形成されており、表示機器収納カバー140の下縁には表示機器支持部材130の第二支持体137が篏合可能な孔143が形成されている。
さらに、表示機器収納カバー140の下縁には孔143を中心とする半円形状の結合用部材144が形成されており、結合用部材144には、第二支持体137の中心(孔143の中心)と凸状体138の中心との間の距離S(図10参照)を半径とする円の円周上に複数個の円形の開口144Aが形成されている。各開口144Aは凸状体138の上半分程度が篏合可能な直径を有している。複数個の開口144Aの間隔は一定値に設定してもよく、あるいは、ランダムに設定してもよい。
【0023】
後述するように、下方延長部133の上面に形成された凸状体138と結合用部材144に形成された複数個の開口144Aとが回転角度調節機構を構成している。
図14は表示機器収納カバー140が表示機器支持部材130に取り付けられた状態を示す斜視図である。
表示機器収納カバー140は、表示機器支持部材130の第一支持体136が凹部142に、第二支持体137が孔143にそれぞれ篏合することにより、表示機器支持部材130に回転可能に取り付けられる。すなわち、表示機器支持部材130に取り付けられた表示機器収納カバー140は第一支持体136及び第二支持体137の回りに回転可能である。
また、図14に示すように、表示機器支持部材130の側壁部134及び上面部135がベース部材110の空間111Cの内部に嵌まり込んでいる。
以上のような構造を有する表示機器支持装置100は、以下のようにして、遊技媒体貸し出し機101に取り付けられる。
図15及び図16は表示機器支持装置100が遊技媒体貸し出し機101に取り付けられた状態を示す斜視図である。
【0024】
図15及び図16に示すように、遊技媒体貸し出し機101の内部には水平面内において遊技媒体貸し出し機101の前後方向(図15の左右方向)に延びるレール部材102が予め設けられている。
表示機器支持部材130の側壁部134はジョイント部材103を介して立方体形状のスライド補助部材104と結合されている。このように、レール部材102は表示機器支持部材130の上面部135とスライド補助部材104との間に上下方向に挟み込まれた状態になっているため、表示機器支持部材130はレール部材102に沿って前後方向にスライド可能である。
このように、表示機器支持部材130は、表示機器支持部材130が遊技媒体貸し出し機101の内部に押し込まれた収納位置(図15に示す位置)と、表示機器支持部材130が遊技媒体貸し出し機101の直前の位置まで外側に引き出された引き出し位置(図16に示す位置)との間をスライドすることができる。
図17は表示機器支持部材130が引き出し位置にあるときの図1と同様の側面図である(図1では表示機器支持部材130は収納位置にある)。
【0025】
なお、遊技媒体貸し出し機101の内部には適当な位置にストッパー(図示せず)が形成されており、遊技媒体貸し出し機101の内部に押し込まれた表示機器支持部材130はこのストッパーに当たって止まる。表示機器支持部材130がストッパーに当たって止まった位置が収納位置である。
図18乃至図21は表示機器141を内蔵する表示機器収納カバー140の回転状況を示す斜視図である。
表示機器収納カバー140は図14に示す位置、すなわち、パチンコ台10のユーザーから見て右を向いている位置から回転を開始する。その位置から上から見て時計方向に約45度回転すると図18に示す位置に至り、さらに45度回転すると、図14の位置から90度回転した図19に示す位置に至る。この位置においては表示機器収納カバー140に内蔵されている表示機器141はパチンコ台10のユーザーに対して正面に対向しており、パチンコ台10のユーザーは顔の向きを変えることなく、表示機器141の画面を見ることができる。
【0026】
表示機器収納カバー140をさらに45度回転させると図20に示す位置に至り、さらに45度回転させると図21に示す位置に至る。この位置は図14に示す位置から180度回転した位置、すなわち、図14に示す位置とは反対側の位置である。
表示機器収納カバー140を逆方向(上から見て反時計方向)に回転させることにより、図21に示す位置から図14に示す位置に戻る。
表示機器支持部材130及び表示機器収納カバー140には回転方向規制機構が設けられており、この回転方向規制機構によって、表示機器収納カバー140は図14に示す位置から一方向(図14の上から見て時計方向)にのみ回転可能であり、表示機器収納カバー140の逆方向(図14の上から見て反時計方向)への回転は阻害される。
図22は表示機器支持部材130及び表示機器収納カバー140の横断面図、図23及び図24は回転方向規制機構の作用を示す部分的な拡大横断面図である。
【0027】
図12及び図22に示すように、表示機器収納カバー140の凹部142の内面には周縁方向に部分的に周縁から外側に突出する突出部142Aが形成されている。また、図22に示すように、表示機器支持部材130の第一支持体136の外面には周縁方向に周縁から内側に凹んでいる段差部136Aが形成されている。凹部142の突出部142A及び第一支持体136の段差部136Aが回転方向規制機構を構成する。
第一支持体136を凹部142に篏合させると、凹部142の突出部142Aは第一支持体136の段差部136Aに嵌まり込むように構成されている。
表示機器収納カバー140が図14に示す位置にある場合には、図23に示すように、突出部142Aの先端面142Bは段差部136Aの先端面136Bに当接している。このため、突出部142Aひいては表示機器収納カバー140はこの位置から方向R1(図14の上から見て反時計方向)に回転することはできない。
【0028】
これに対して、図24に示すように、表示機器収納カバー140の方向R2(図14の上から見て時計方向)への回転は段差部136Aの先端面136Bによって阻害されることはないので、突出部142Aひいては表示機器収納カバー140は方向R2には回転可能である。
このように、凹部142の突出部142A及び第一支持体136の段差部136Aからなる回転方向規制機構によって、表示機器収納カバー140は図14に示す位置からは一つの方向R2においてのみ回転可能である。
図25A及び図26Aはロックレバー120の作用を示すロックレバー120及び側壁111Aの正面図、図25B及び図26Bは同背面図である。
図25A及び図25Bはロックを解除した状態、図26A及び図26Bをロックした状態をそれぞれ示している。
【0029】
各凸状体123の第二部分123Bを各スロット113の第二スロット部分113Bに篏合させ、下方にスライドさせていない状態においては、図25A及び図25Bに示すように、ロックレバー120の切り欠き121が側壁111Aに形成された切り欠き114と重なっているため、切り欠き114はオープンの状態になっている。このため、表示機器支持部材130の側壁部134に形成された突起134Aは切り欠き114を自在に通過することが可能であり、表示機器支持部材130のスライド動作が阻害されることはない。すなわち、表示機器支持部材130のスライド動作に対するロックはされていない。
各凸状体123の第一部分123Aを各スロット113の第一スロット部分113Aに沿って下方にスライドさせると、図26A及び図26Bに示すように、切り欠き121より上方のロックレバー120の部分が切り欠き114と重なり合うことになるため、切り欠き114はロックレバー120によって塞がれ、表示機器支持部材130の側壁部134に形成された突起134Aは切り欠き114を自在に通過することが不可能になる。このため、表示機器支持部材130のスライド動作が阻害される。すなわち、表示機器支持部材130のスライド動作に対するロックが施された状態になる。
【0030】
具体的には、表示機器収納カバー140が収納位置(図15に示す位置)にあるときには、突起134Aは切り欠き114より内側(奥側)に位置しており、この状態においてロックレバー120を下方にスライドさせると、表示機器支持部材130を外側に引き出そうとしても、切り欠き114はロックレバー120によって塞がれているために突起134Aは切り欠き114を通過することができず、表示機器支持部材130を外側に引き出すことはできない。すなわち、表示機器収納カバー140は収納位置に固定される。
また、表示機器収納カバー140が引き出し位置(図16に示す位置)にあるときには、突起134Aは切り欠き114より外側に位置しており、この状態においてロックレバー120を下方にスライドさせると、表示機器収納カバー140を奥側に押し込もうとしても、切り欠き114はロックレバー120によって塞がれているために突起134Aは切り欠き114を通過することができず、表示機器支持部材130を奥側にスライドさせることはできない。このため、表示機器収納カバー140は引き出し位置に固定される。
【0031】
ロックレバー120を上方にスライドさせれば、表示機器支持部材130のスライド動作に対するロックの状態は解除され、表示機器収納カバー140ひいては表示機器支持部材130を収納位置と引き出し位置との間において自在にスライドさせることが可能になる。
このように、ロックレバー120、2個のスロット113及び側壁部134に形成された突起134Aが表示機器収納カバー140のスライドをロックするスライドロック機構を形成している。
このように、表示機器収納カバー140を収納位置(図15に示す位置)または引き出し位置(図16に示す位置)に移動させた後にロックレバー120を下方にスライドさせることにより表示機器収納カバー140ひいては表示機器141をその位置に固定させることができ、また、ロックレバー120を上方にスライドさせることにより表示機器収納カバー140ひいては表示機器141をその位置から移動させることが可能になる。
【0032】
以上のように、本実施形態に係る表示機器支持装置100によれば、以下の効果を得ることができる。
表示機器141を内蔵している表示機器収納カバー140は第一支持体136及び第二支持体137を中心としてそれらの中心軸の回りに回転可能である。このため、パチンコ台10のユーザーは自分が表示機器141を見やすい角度まで表示機器141を回転させることができ、従来の表示ユニット30とは異なり、ユーザーが前方に乗り出してわざわざ覗き込んだりすることはもはや不要である。
さらに、表示機器支持装置100の表示機器141は180度にわたって回転可能であるので、表示機器支持装置100が取り付けられている遊技媒体貸し出し機101をパチンコ台10の左右の何れにも配置可能である。遊技媒体貸し出し機101をパチンコ台10の左側に配置する場合には表示機器141を内蔵している表示機器収納カバー140を回転させ、表示機器141の画面が右向き(図1または図14に示す状態)になるようにし、また、遊技媒体貸し出し機101をパチンコ台10の右側に配置する場合には表示機器収納カバー140を180度回転させ、表示機器141の画面が左向き(図21に示す状態)になるようにすることができる。
【0033】
さらに、回転角度調節機構(凸状体138及び開口144A)によって表示機器141をユーザーが見やすい角度に固定しておくことが可能である。
また、回転方向規制機構(突出部142A及び段差部136A)によって表示機器収納カバー140の回転方向を一つの方向に限定することが可能であり、表示機器収納カバー140の耐久性を向上させ、破損のおそれを小さくすることができる。
表示機器収納カバー140は遊技媒体貸し出し機101の前後方向(奥行の方向)にスライド可能であるため、パチンコ台10の正面に着座しているユーザーにとって最適の位置まで近づけることが可能である。
また、スライドロック機構(ロックレバー120、2個のスロット113及び突起134A)によって表示機器収納カバー140を収納位置または引き出し位置に固定させておくことができるので、ユーザーにとって意図しない表示機器収納カバー140のスライドを防止することが可能である。
【0034】
本実施形態に係る表示機器支持装置100は上記の構造に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
本実施形態に係る表示機器支持装置100においては、表示機器支持部材130及び表示機器収納カバー140は収納位置と引き出し位置との間をスライド可能に構成されているが、表示機器収納カバー140が収納位置または引き出し位置の何れかにおいて固定されている(すなわち、表示機器支持部材130及び表示機器収納カバー140はスライドしない)ように構成することも可能である。表示機器収納カバー140が収納位置または引き出し位置の何れかの位置において固定されている構造であっても、表示機器収納カバー140が第一支持体136及び第二支持体137の回りに回転可能であることに変わりはない。
本実施形態においては、回転角度調節機構は下方延長部133の上面に形成された凸状体138と結合用部材144に形成された複数個の開口144Aとによって構成されているが、他の構成とすることも可能である。
【0035】
例えば、結合用部材144の周縁を歯車状に形成し、凸状体138に代えて、結合用部材144の周縁と係合し、結合用部材144の一方向への回転のみを許容し、逆方向への回転を許容しないラチェット機構を設けることも可能である。
また、回転角度調節機構(凸状体138及び開口144A)、回転方向規制機構(突出部142A及び段差部136A)またはスライドロック機構(ロックレバー120、2個のスロット113及び突起134A)は必要な場合にのみ設け、必要に応じて、設けないことも可能である。
【符号の説明】
【0036】
100 本発明の第一の実施形態に係る表示機器支持装置
101 遊技媒体貸し出し機
110 ベース部材
120 ロックレバー
130 表示機器支持部材
140 表示機器収納カバー
141 表示機器
【要約】
【課題】表示機器がパチンコ台のユーザーにとって見やすく、さらに、パチンコ台の左右の何れにも配置可能な遊技装置用の表示機器支持装置を提供する。
【解決手段】表示機器(141)は遊技媒体貸し出し機(101)から外側に突出して配置されている。表示機器支持部材(130, 140)は表示機器(141)をその上面及び下面において鉛直線の回りに回転可能に支持する。
【選択図】図15
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図2F
図2G
図2H
図2I
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25A
図25B
図26A
図26B
図27
図28