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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】アタッチメントとしての破砕機
(51)【国際特許分類】
   B02C 1/02 20060101AFI20241202BHJP
   B02C 1/04 20060101ALI20241202BHJP
   B02C 23/00 20060101ALI20241202BHJP
   E02F 3/36 20060101ALI20241202BHJP
【FI】
B02C1/02 B
B02C1/04
B02C23/00 E
E02F3/36 A
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2024062045
(22)【出願日】2024-04-08
(62)【分割の表示】P 2023170812の分割
【原出願日】2023-09-29
【審査請求日】2024-04-09
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591013942
【氏名又は名称】株式会社坂戸工作所
(74)【代理人】
【識別番号】100080090
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 邦男
(72)【発明者】
【氏名】坂戸 正太郎
(72)【発明者】
【氏名】中里 真
【審査官】村山 睦
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-155228(JP,A)
【文献】特開2017-104824(JP,A)
【文献】特開平08-150344(JP,A)
【文献】登録実用新案第3062135(JP,U)
【文献】特開2008-018364(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B02C 1/02
B02C 1/04
B02C 23/00
E02F 3/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
幅方向両側に所定間隔をおいて金属板からなる2個の筐体側面部が平行に配置され、両該筐体側面部の上面に筐体上面部が設けられ、両前記筐体側面部の背面に筐体背面部が備わり、その底面に筐体底面部が設けられ、正面に方形状の正面開口部が形成された箱状を成した本体外筐に対し側面より見て該本体外筐の下側位置の前後方向の前側に飛び出して一体的に下顎部が形成されると共に、前記本体外筐の上側位置の前後方向の前側の前記正面開口部より飛び出し且つ前記下顎部とで揺動運動をなす上顎部とから成り、該上顎部の駆動の前記本体外筐内には油圧シリンダが収納され、
該油圧シリンダからの分岐盤は前記本体外筐の前後方向の後部に内蔵され、前記分岐盤からの2本の外部油圧ホースのそれぞれの一端が接続され、該外部油圧ホースの全体は前記本体外筐の外側に露出されつつ配置され油圧ショベルのアタッチメントとしての破砕機を油圧ショベルから外して外部油圧ホースの保管を行う時のみに、前記外部油圧ホースの他端は前記本体外筐の前記筐体上面部前側の両隅部に設けた孔部に挿入できるように構成されると共に、該孔部内には前記外部油圧ホースの半分長さ相当が挿入されることを特徴としたアタッチメントとしての破砕機。
【請求項2】
請求項1又は請求項2に記載のアタッチメントとしての破砕機において、前記本体外筐の下端に磁石盤を設けてなることを特徴とするアタッチメントとしての破砕機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄筋コンクリートを破砕する作業をなし、油圧ショベルの先端より外してアタッチメントとしての破砕機では、収納するときには、外側油圧ホースの損傷を良好に防止できるアタッチメントとしての破砕機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、可動刃を回動させる油圧シリンダの取付には、種々の取付構造が存在している。一般には、前記油圧シリンダのシリンダ部を機体の奥側で軸支し、シリンダロッドの先端を可動刃側で軸支している。この場合では、鉄筋コンクリートを破砕し、その後に、鉄筋コンクリート塊を適宜の大きさに小割して産業廃棄物ではなくコンクリート破砕物として作業し、この小割作業時においては、図7に示すように、鉄筋コンクリート塊には不規則で種々の方向を向く鉄筋が多くでている状態である。
【0003】
この場合の小割作業時において、その鉄筋先端が破砕機の内容に入り、油圧シリンダのピストンロッドを傷つける場合が多く存在している。このため、これを防止するため、そのピストンロッドにカバーを設けた実施例も存在している。このような構成にして、小割作業時での鉄筋の侵入を防止している例も存在している。さらに、内部油圧ホースまでも傷つけてしますこともあった。
【0004】
また、特許文献1には、前記油圧シリンダの方向を逆転させ、ピストンロッドを本体の奥側に設け、シリンダ部を可動顎側の手前に設けた構成としているが、この構成のみであるため、ピストンロッドの損傷を確実に防止できるかは不明瞭である。
【0005】
このような破砕機は、油圧ショベルのアーム先端に、アタッチメントとして装着して使用するものであり、不使用時には、前記アーム先端から外して適宜の箇所に保管しておくものである。この場合、破砕機に設けられた外部油圧ホースは、図8(A)乃至(D)に示すように、一般にはブラブラ状態下に置かれており、破砕機本体との間に挟まったりして傷ついてしまうこともしばしば生じていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開平7-204526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このため、本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、アタッチメントとして装着して使用する破砕機であっても、油圧ショベルから外して破砕機の収納時には、外部油圧ホースをより保護できるようにすることを求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、幅方向両側に所定間隔をおいて金属板からなる2個の筐体側面部が平行に配置され、両該筐体側面部の上面に筐体上面部が設けられ、両前記筐体側面部の背面に筐体背面部が備わり、その底面に筐体底面部が設けられ、正面に方形状の正面開口部が形成された箱状を成した本体外筐に対し側面より見て該本体外筐の下側位置の前後方向の前側に飛び出して一体的に下顎部が形成されると共に、前記本体外筐の上側位置の前後方向の前側の前記正面開口部より飛び出し且つ前記下顎部とで揺動運動をなす上顎部とから成り、該上顎部の駆動の前記本体外筐内には油圧シリンダが収納され、該油圧シリンダからの分岐盤は前記本体外筐の前後方向の後部に内蔵され、前記分岐盤からの2本の外部油圧ホースのそれぞれの一端が接続され、該外部油圧ホースの全体は前記本体外筐の外側に露出されつつ配置され油圧ショベルのアタッチメントとしての破砕機を油圧ショベルから外して外部油圧ホースの保管を行う時のみに、前記外部油圧ホースの他端は前記本体外筐の前記筐体上面部前側の両隅部に設けた孔部に挿入できるように構成されると共に、該孔部内には前記外部油圧ホースの半分長さ相当が挿入されることを特徴としたアタッチメントとしての破砕機。
としたことにより、前記課題を解決した。
【0009】
請求項2の発明では、請求項1記載のアタッチメントとしての破砕機において、前記本体外筐の下端に磁石盤を設けてなることを特徴とするアタッチメントとしての破砕機したことにより、前記課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明においては、特に、アタッチメントとして小割作業をしない場合においては、外部油圧ホースの確実な収納ができ、外部に露出された外部油圧ホースの損傷を防止できるという優れた効果を奏する。特に、油圧ショベルからアタッチメントとしての破砕機を外したときの外部油圧ホースの保管が適正にでき損傷を確実に防止できる。請求項2の発明では、本体外筐の下端に磁石盤を設けた破砕機においても、小割作業は行うものであり、請求項1と同様な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の稼働時であって、(A)は最大限に開口させた状態時の本発明の断面図、(B)は閉じた状態時の本発明の断面図である。
図2】(A)は本発明の約半分を切除しつつ縦断面斜視図、(B)は油圧シリンダ箇所の断面図である。
図3】(A)は本発明の正面側から見た斜視図、(B)は油圧シリンダ箇所と内部油圧ホースとの関係図である。
図4】本発明を油圧ショベルから外した直後の状態であって、(A)は外部油圧ホースを外筐本体に収納する直前の状態斜視図、(B)は外部油圧ホースを外筐本体に収納した状態斜視図である。
図5】本発明を油圧ショベルから外した直後の状態であって、(A)は外部油圧ホース先端側を外筐本体に収納した本体外筐の側板一部を切除した斜視図、(B)は(A)の分岐盤箇所の斜視図である。
図6】本発明を油圧ショベルから外した状態であって、(A)は外部油圧ホース先端側を外筐本体に収納した破砕機の前側から見た斜視図、(B)は(A)の縦断側面図である。
図7】小割機の下側に電磁石を設けた本発明の別の実施形態であって、(A)は下側から見た破砕機の斜視図、(B)は(A)の縦断側面図である。
図8】従来技術であって、(A)はアタッチメントなる破砕機を油圧ショベル先端に設けて多くの鉄筋コンクリート塊に対して小割作業をしている状態図、(B)は鉄筋が付いたコンクリート塊を小割している要部拡大状態図、(C)は鉄筋コンクリート塊の一例の斜視図である。
図9】従来技術であって、(A),(B),(C),(D)は、油圧ショベルからアタッチメントとしての破砕機を外して適宜保管等している状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。本発明における小割用の破砕機Aは、図1図2等に示すように、主に、破砕機外筺1,固定顎2,可動顎3,切断刃4a,4b及び油圧シリンダ5等を備えたものである。前記破砕機Aは、油圧ショベル等の建設車両9のアーム先端にアタッチメントとして装着される。
【0013】
小割用の破砕機Aでは、前後方向及び幅方向が設定される。前後方向とは、図1に示すように、側面より見て破砕機外筺1と固定顎2との連続する左右方向であり、幅方向とは前後方向に直交する方向となる。また、上下方向とは前後方向(左右方向)に略直交する方向である。
【0014】
前記破砕機Aは、破砕機外筺1の下方側外方に固定顎2が一体的に構成され、該固定顎2上において可動顎3が開閉動作を行うものである〔図1(A)参照〕。前記可動顎3は、回動基部(根元部)が前記破砕機外筺1の軸回転可能に軸支16されている〔図1及び図2(A)参照〕。
【0015】
破砕機外筺1は、幅方向両側に所定間隔をおいて金属板からなる2個の筐体側面部11,11が平行に配置され、両前記筐体側面部11,11の上面に筐体上面部12が設けられ、両前記筐体側面部11,11の背面に筐体背面部13が備わり、その底面に筐体底面部14が設けられ、これらが筐体として溶接によって一体化され構成されている〔図1及び図2(A)参照〕。
【0016】
前記破砕機外筺1の正面には、方形状の正面開口部15が形成される。該正面開口部15は、具体的には、両前記両筐体側面部11,11,筐体上面部12,筐体背面部13及び筐体底面部14によって囲まれた空隙、すなわち、破砕機外筺1における内部と外部とを仕切る開口部分である。前記正面開口部15から前記可動顎3が前記破砕機外筺1の上側一側から前側に飛び出し且つ前記下顎部2とで揺動運動を成すように構成されている。
【0017】
つまり、破砕機外筺1における内部と外部とは、正面開口部15を境界として区別される。前記破砕機外筺1の内部には、油圧機器等の種々の機器及び部材が備わる。具体的には、前記油圧シリンダ5、内部油圧ホース6,6及び分岐盤18が設けられている〔図5(A)及び(B)参照〕。前記破砕機外筺1の外部には、外部油圧ホース7,7が設けられている。
【0018】
前記固定顎2は、破砕機外筺1と同様に金属板が所定の形状に形成され、これらが溶接により組み合わせられて筐体状に形成されたものである。なお、本発明の説明において固定顎2は、前記正面開口部15の直下より前記破砕機外筺1の前後方向前方(左右方向)に突出する部分のことをいう〔図1(A),図2(A)参照〕。前記固定顎2の破砕作業面2aは平坦状に形成されると共に穴部も設けられている。該穴部は前記可動顎2の破砕刃に対応している。
【0019】
前記可動顎3は、可動破砕部31と、枢支側基部32とから構成されている〔図1参照〕。前記可動顎3の枢支側基部32は、破砕機外筺1の内部に設けられた支軸16に支持され、回動自在に設けられ、固定顎2に対して垂直面上を揺動(開閉)する構造となっている。すると、前記可動破砕部31の破砕刃と前記破砕作業面2aとでコンクリート塊の破砕が行われる。
【0020】
前記可動顎3の揺動動作は、破砕機外筺1の内部に設けられた油圧シリンダ5等の油圧装置にて揺動自在に設けられている。具体的には、前記可動顎3の枢支側基部32が前記支軸16に枢支され、前記可動顎3の先端側箇所に前記油圧シリンダ5のシリンダ部51の外端51Xが軸支31Xされている〔図1及び図2(A)参照〕。
【0021】
前記油圧シリンダ5はシリンダ部51とピストンロッド52とで構成されており、該ピストンロッド52が前記破砕機外筺1の奥側に位置するようにして配設されている。具体的には、前記ピストンロッド52のロッド部52aの先端52Xは、前記破砕機外筺1の奥側での両側板部に軸支16されている〔図1及び図2(A)参照〕。
【0022】
また、図2(A)及び(B)に示すように、前記ピストンロッド52内には、2本のロッド内油圧路521、522が設けられている。前記ロッド内油圧路521は、前記ロッド部52aの先端52Xからピストン部52bの手前側に連通するように形成されている。前記ロッド内油圧路522は、前記ロッド部52aの先端52Xからピストン部52bを貫通してシリンダ部51内に連通するように形成されている。
【0023】
前記内部油圧ホース6,6は、それぞれホース本体部61と両端のホルダ部62,62とで構成されている。それぞれの前記ホース本体部61の一方側の前記ホルダ部62は、前記ピストンロッド52の端からピストンロッド52の先端52Xの接続ソケット53から前記ロッド内油圧路521又は522に連通するように構成されている。
【0024】
また、前記ホース本体部61の他方側の前記ホルダ部62は、前記破砕機外筺1内に備えられた分岐盤18に連結されている。このとき、前記内部油圧ホース6のホース本体部61が湾曲垂直状をなして前記本体外筐内に収納されている。さらに、前記両内部油圧ホース6,6は、図3(A)及び(B)に示すように、取り付けられた前記油圧シリンダ6を平面的(裏面的)に見たときに左右対称に配置されている。
【0025】
図5(A)及び(B)に示すように、前記内部油圧ホース6,6は前記油圧シリンダ5と前記分岐盤18とが連通するようにして設けられている。具体的には、前記内部油圧ホース6の上側一端のホルダ部62が前記油圧シリンダ5の前記ピストンロッド52の先端52Xの接続ソケット53に接続され、前記内部油圧ホース6の下側一端のホルダ部62が前記分岐盤18の接合部に接続され、前記内部油圧ホース6は破砕機A全体側の側面から見て略4分の3円形状になるように形成され、且つその正面(又は背面)側から見て垂直面状を成して設けられている。
【0026】
特に、重要なことは、図3(B)及び(C)に示すように、前記油圧シリンダ5のピストンロッド52に接続される前記内部油圧ホース6,6の基部のホルダ部62,61の間隔δは、前記油圧シリンダ5のピストンロッド52のロッド部52aの直径φよりは僅かに小さくなるように形成されている。これによって、本発明の破砕機Aを使って鉄筋s入りコンクリート塊の破砕中において鉄筋sの先端が侵入しようとしても、前記シリンダ部51に当たることがあっても前記ピストンロッド51や前記内部油圧ホース6,6に著しく傷つけにくくできる利点がある。また、ホルダ部62,61の間隔δが前記ロッド部52aの直径φと同等となるように形成されていることもあり、これでも直径φよりは僅かに小さくなる場合と略同等の効果を発揮しうる。
【0027】
また、前記外部油圧ホース7,7は、それぞれホース本体部71と両端のホルダ部72,72とで構成され、一方側基部のホルダ部72は、図5(B)に示すように、前記筐体側面部11の外側に設けられた接続ソケット181端に略直角に屈曲されつつ回動自在に連結されている。前記接続ソケット181は前記分岐盤18の横に連結されている。
【0028】
また、図5(A)及び図6に示すように、前記外部油圧ホース7の他方側のホルダ部72は、前記破砕機外筺1の筐体上面部12の前側箇所に設けられた孔部19から前記破砕機外筺1の内部に挿入できるように構成されている。具体的には、前記外部油圧ホース7,7の他端側は、前記破砕機外筺1の両側の筐体側面部11,11の外側に左右対称にしてそれぞれ孔部19,19に挿入されるように構成されている。
【0029】
前記外部油圧ホース7,7の端部のホルダ部72と前記ホース本体部71の一部が前記孔部19から挿入されていても前記破砕機外筺1内では他の部材の何ら邪魔にならないように構成されている。このようにしてセットするのは、アタッチメントとしてなる破砕機Aを、油圧ショベルから外した時にのみに行うものである。このようにすることにより、前記破砕機Aにて記外部油圧ホース7を挟んだり傷つけたりすることを一切防止できる。
【0030】
固定顎2の破砕作業面2aには固定切断部4aが設けられ、可動顎3には可動切断部4bが設けられている〔図1参照〕。そして、固定顎2上を可動顎3が開閉することにより、固定顎2と可動顎3とがコンクリート塊kを挟みつつ、可動顎3の破砕作業面2aに設けられた可動側破砕部33にてコンクリート塊k等を破砕する。そして、固定切断部4aと可動切断部4bとが交差して剪断状態にて、鉄筋sを切断する(図8参照)。
【0031】
また、図7に示すように、破砕機の本体外筺1の下側に磁石盤9を設けた電磁石付きの破砕機とすることもある。この場合の破砕機Aは、鉄筋コンクリート塊から分離させた鉄筋sを磁力にて一度に束ねるようにして片付け処理が簡単にできる利点がある。
【符号の説明】
【0032】
1…本体外筐、18…分岐盤、2…下顎部、3…上顎部、5…油圧シリンダ、
51…シリンダ部、62…ホルダ部、δ…間隔、19…孔部、7…外部油圧ホース、
9…磁石盤。


【要約】
【目的】本発明は、鉄筋コンクリートを破砕作業をなし、作業後には、油圧ショベルのアーム先端からアタッチメントとしての破砕機を外して適宜の箇所に収納しておくものであるが、外側油圧ホースの損傷を防止すること。
【構成】本体外筐1に下顎部2及び上顎部3が形成されて、上顎部3の揺動にてコンクリート塊を破砕可能とし、油圧駆動の油圧シリンダ5は本体外筐1に内蔵され、油圧シリンダ5内には分岐盤18も設けられ、この分岐盤18を介して2本の外部油圧ホース7,7のそれぞれが一端が接続されて本体外筐1の外側に露出され、両外部油圧ホース7,7の他端は本体外筐1の上面隅部に設けられた孔部から本体外筐1内部に挿入できるようにされている。
【選択図】 図6
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9