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  • 特許-ワイヤハーネス 図1
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  • 特許-ワイヤハーネス 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】ワイヤハーネス
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/04 20060101AFI20241202BHJP
   H01B 7/00 20060101ALI20241202BHJP
【FI】
H02G3/04 062
H01B7/00 301
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020141357
(22)【出願日】2020-08-25
(65)【公開番号】P2022037300
(43)【公開日】2022-03-09
【審査請求日】2023-06-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 一輝
(72)【発明者】
【氏名】倉橋 洋耶子
【審査官】神田 太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-021592(JP,A)
【文献】特開2015-022894(JP,A)
【文献】特開2007-073228(JP,A)
【文献】特開2017-143614(JP,A)
【文献】特開2019-175817(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/04
H01B 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
屈曲可能な蛇腹状に形成された可撓管部分、及び当該可撓管部分に比べて可撓性が低い直管状に形成された低可撓管部分、が長手方向に連結された外装管と、
金属棒状の単芯線を有する被覆電線であって、前記可撓管部分を避けて前記低可撓管部分の内部に位置するように前記外装管に挿通された直線状の第1電線部分と、
前記第1電線部分の単芯線に比べて屈曲に対する剛性が低い金属棒状の単芯線を有し、前記第1電線部分と単芯線の端部どうしが前記長手方向に同軸状に突き合わされ、溶接によって接合された被覆電線であって、前記可撓管部分の内部に位置して当該可撓管部分ごと屈曲可能となるように前記外装管に挿通された第2電線部分と、
を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
【請求項2】
前記第2電線部分が、前記第1電線部分の単芯線を形成する金属材料よりも剛性の低い金属材料で形成された単芯線を有していることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記第1電線部分及び前記第2電線部分は、各々の単芯線の端部どうしの接合部分が前記低可撓管部分の内側に位置するように前記外装管に挿通されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記外装管が、樹脂で形成された管部材であり、
導電性金属の編組でチューブ状に形成され、前記第1電線部分及び前記第2電線部分が内部に通され状態で前記外装管と前記第1電線部分及び前記第2電線部分との間に介装される電磁シールド用の編組チューブを更に備えたことを特徴とする請求項1~3のうち何れか一項に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記外装管が、前記第1電線部分及び前記第2電線部分に対する電磁シールドの役割も兼ねるように金属で形成された管部材であり、
前記第1電線部分及び前記第2電線部分は、各々の単芯線が樹脂被覆によって前記外装管に対して電気的に絶縁された状態で前記外装管に挿通されていることを特徴とする請求項1~3のうち何れか一項に記載のワイヤハーネス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆電線が外装管の内部に挿通されたワイヤハーネスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば車両の床下配線等のように外界に曝されるワイヤハーネスにおいて、保護と任意形状での配策とを両立させるために、屈曲可能な可撓管部分を有する外装管を用いたワイヤハーネスが知られている(例えば特許文献1参照。)。このような外装管によれば、外装管で内部電線を保護しつつ、可撓管部分での屈曲により任意形状での配策が可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2009-238831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、可撓管部分を有する外装管を用いたワイヤハーネスは、可撓管部分での良好な可撓性故にそのままでは曲げた形状の維持が困難であり、配策の際に形状保持のためのクリップやプロテクタ等の別部品が必要となる。そして、このような形状保持のための別部品は、任意形状の曲げ形状に合わせて一点一様の部品となることが多く、コストが膨らみがちとなる。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、コストを抑えた任意形状の配策と電線の保護とを両立させることができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、ワイヤハーネスは、屈曲可能な蛇腹状に形成された可撓管部分、及び当該可撓管部分に比べて可撓性が低い直管状に形成された低可撓管部分、が長手方向に連結された外装管と、金属棒状の単芯線を有する被覆電線であって、前記可撓管部分を避けて前記低可撓管部分の内部に位置するように前記外装管に挿通された直線状の第1電線部分と、前記第1電線部分の単芯線に比べて屈曲に対する剛性が低い金属棒状の単芯線を有し、前記第1電線部分と単芯線の端部どうしが前記長手方向に同軸状に突き合わされ、溶接によって接合された被覆電線であって、前記可撓管部分の内部に位置して当該可撓管部分ごと屈曲可能となるように前記外装管に挿通された第2電線部分と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記のワイヤハーネスによれば、第1電線部分の単芯線よりも剛性の低い単芯線を有する第2電線部分が、内部電線を保護する外装管における可撓管部分ごと屈曲可能となっていることで任意形状の配策と保護とが両立される。そして、第2電線部分は、金属棒状の単芯線を有することから撚り線を芯線とした電線等に比べると剛性が高く、その剛性を以て自身の曲げ形状を維持することができる。従って、配策の際に形状保持のための別部品が不要であり、その分、コストを抑えることができる。このように、上記のワイヤハーネスによれば、コストを抑えた任意形状の配策と電線の保護とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施形態のワイヤハーネスを、その長手方向に沿った断面で示す模式図である。
図2図1に示されているワイヤハーネスのV11-V11線に沿った断面を示す模式図である。
図3図1及び図2に示されているワイヤハーネスが曲げられる様子を、図1と同様の断面で示す模式図である。
図4図1図3に示されているワイヤハーネスに対する変形例を、図1と同様の断面で示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、ワイヤハーネスの一実施形態について説明する。
【0010】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを、その長手方向に沿った断面で示す模式図であり、図2は、図1に示されているワイヤハーネスのV11-V11線に沿った断面を示す模式図である。
【0011】
この図1及び図2に示されるワイヤハーネス1は、車両の床下等といった外界に曝される箇所に配策されて、バッテリから電気機器へと高圧の直流電力を供給するものである。このワイヤハーネス1は、外装管11、正負2本の接合被覆電線12、及び編組チューブ13、を備えている。
【0012】
外装管11は、樹脂で形成され、可撓管部分111及び低可撓管部分112が長手方向D11に連結されて内部電線を保護する保護チューブである。可撓管部分111は蛇腹状に形成された屈曲可能な管部分であり、低可撓管部分112は、直管状に形成されて可撓管部分111に比べて可撓性が低い管部分である。
【0013】
接合被覆電線12は、金属棒状の単芯線を有する被覆電線であって、第1電線部分121及び第2電線部分122を備えている。第1電線部分121は、例えばステンレス等の剛性の高い導電性金属で丸棒状に形成された単芯線121aを有する電線部分であって、低可撓管部分112の内部に位置するように外装管11に挿通される。第2電線部分122は、例えば銅やアルミニウム等のように、第1電線部分121の単芯線121aに比べて屈曲に対する剛性が低い導電性金属で丸棒状に形成された単芯線122aを有する電線部分である。この第2電線部分122は、可撓管部分111の内部に位置し、後述するように可撓管部分111ごと屈曲可能となるように外装管11に挿通される。
【0014】
本実施形態では、第1電線部分121の単芯線121aと第2電線部分122の単芯線122aとが、例えば熱溶接、超音波接合、及び冷間溶接等の接合方法によって接合されている。そして、これらの単芯線121a,122aの接合体が、共通の樹脂被覆123で被覆されて接合被覆電線12が構成されている。また、第1電線部分121及び第2電線部分122を有する接合被覆電線12は、各単芯線121a,122aの端部どうしの接合部分12aが低可撓管部分112の内側に位置するように外装管11に挿通されている。
【0015】
編組チューブ13は、導電性金属の編組でチューブ状に形成された電磁シールドを目的とした部材である。この編組チューブ13は、正負2本の接合被覆電線12が内部に通され状態で外装管11と接合被覆電線12との間に介装される。
【0016】
ワイヤハーネス1は、所望の配策形状に応じて以下に説明するように曲げられて車両の床下等といった設置箇所に固定される。尚、図1では、接合被覆電線12について、剛性の高い単芯線121aを有する第1電線部分121が2箇所、剛性の低い単芯線122aを有する第2電線部分122が、第1電線部分121の相互間に1箇所、図示されている。そして、このような接合被覆電線12に応じて、外装管11について、直管状の低可撓管部分112が2箇所、蛇腹状の可撓管部分111が、低可撓管部分112の相互間に1箇所、図示されている。しかしながら、図1の図示は、飽くまでも模式的なものであり、ワイヤハーネス1における第1電線部分121、第2電線部分122、可撓管部分111、及び低可撓管部分112、の設置数や配置は実際の配策形状に応じたものとなる。
【0017】
図3は、図1及び図2に示されているワイヤハーネスが曲げられる様子を、図1と同様の断面で示す模式図である。
【0018】
この図3に示されているように、ワイヤハーネス1は、内部に剛性の低い第2電線部分122が配置された可撓管部分111で曲げられる。図3には、1箇所だけ図示された第2電線部分122及び可撓管部分111が90°に曲げられる様子が一例として示されている。実際には、所望の配策形状に応じて適宜の設置数や配置で設けられた第2電線部分122及び可撓管部分111が、その配策形状に応じた角度で曲げられることとなる。そして、このように曲げられたワイヤハーネス1が、第2電線部分122の剛性によって曲げ形状が維持されたまま、不図示の固定手段を介して車両の床下等との箇所に固定される。
【0019】
以上に説明した実施形態のワイヤハーネス1によれば、第1電線部分121の単芯線121aよりも剛性の低い単芯線122aを有する第2電線部分122が、内部電線を保護する外装管11における可撓管部分111ごと屈曲可能となっている。これらの第2電線部分122及び可撓管部分111を設けたことでワイヤハーネス1における任意形状の配策と保護とが両立される。そして、第2電線部分122は、金属棒状の単芯線122aを有することから撚り線を芯線とした電線等に比べると剛性が高く、その剛性を以て自身の曲げ形状を維持することができる。従って、配策の際に形状保持のための別部品が不要であり、その分、コストを抑えることができる。このように、本実施形態のワイヤハーネス1によれば、コストを抑えた任意形状の配策と電線の保護とを両立させることができる。
【0020】
ここで、本実施形態では、第2電線部分122が、第1電線部分121の単芯線を形成する金属材料よりも剛性の低い金属材料で形成された単芯線122aを有している。この構成によれば、第1電線部分121と第2電線部分122とが、単芯線121a,122aの太さが一定で取扱い性が良好な1本の接合被覆電線12を構成することができるので好適である。
【0021】
また、本実施形態では、第1電線部分121及び第2電線部分122は、各々の単芯線121a,122aの端部どうしの接合部分12aが低可撓管部分112の内側に位置するように外装管11に挿通されている。この構成によれば、可撓管部分111の全長を、ワイヤハーネス1における屈曲可能部位として利用することができるので、一層良好な作業性の下で配策を行うことができる。
【0022】
また、本実施形態では、外装管11が、樹脂で形成された管部材であり、電磁シールド用の編組チューブ13が、正負2本の接合被覆電線12が内部に通され状態で外装管11と接合被覆電線12との間に介装されている。この構成によれば、電磁シールド用の編組チューブ13によって、接合被覆電線12に対する外乱としての電磁ノイズや、接合被覆電線12が発する電磁ノイズの他の電線等への伝搬等を抑えることができる。
【0023】
次に、図1図3に示されているワイヤハーネス1に対する変形例について説明する。
【0024】
図4は、図1図3に示されているワイヤハーネスに対する変形例を、図1と同様の断面で示す模式図である。尚、この図4では、図1に示されている構成要素と同等な構成要素には図1と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。
【0025】
この図4に示されている変形例のワイヤハーネス2は、図1図3に示されているワイヤハーネス1に設けられている電磁シールド用の編組チューブ13が設けられていない。その代わり、本変形例では、可撓管部分211及び低可撓管部分212を有する外装管21が、内部の接合被覆電線12の第1電線部分121及び第2電線部分122に対する電磁シールドの役割も兼ねるように金属で形成された管部材となっている。第1電線部分121及び第2電線部分122は、各々の単芯線121a,122aが共通の樹脂被覆123によって外装管21に対して電気的に絶縁された状態で外装管21に挿通されている。
【0026】
以上に説明した変形例のワイヤハーネス2によっても、上述した実施形態のワイヤハーネス1と同様に、コストを抑えた任意形状の配策と電線の保護とを両立させることができることは言うまでもない。
【0027】
また、本変形例では、電磁シールド用の編組チューブ13を設けることに替えて、外装管21が電磁シールドの役割も兼ねるように金属で形成されている。この構成によれば、外装管21が電磁シールドの役割を兼ねていることから、電磁シールドに関する部品コストを抑えることができるので好適である。
【0028】
尚、以上に説明した実施形態及び変形例はワイヤハーネスの代表的な形態を示したに過ぎず、ワイヤハーネスは、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。
【0029】
例えば、上述の実施形態及び変形例では、ワイヤハーネスの一例として、車両の床下等といった外界に曝される箇所に配策されて、バッテリから電気機器へと高圧の直流電力を供給するワイヤハーネス1,2が例示されている。しかしながら、ワイヤハーネスはこれに限るものではなく、その具体的な設置個所や使用態様については、これを問うものではない。即ち、ワイヤハーネスは、例えば車室内に設置されるものであってもよく、また交流やデジタルの電気信号を伝えるもの等であってもよい。
【0030】
また、上述の実施形態及び変形例では、ワイヤハーネスの一例として、単芯線121aの剛性が高い第1電線部分121と単芯線122aの剛性が低い第2電線部分122とから成る接合被覆電線12が正負2本設けられたワイヤハーネス1,2が例示されている。また、この接合被覆電線12では、単芯線121a,122aの端部どうしの接合は接溶接や超音波接合等といった直接合によって行われ、更に、第1電線部分121と第2電線部分122とで共通の樹脂被覆123が用いられている。しかしながら、ワイヤハーネスはこれに限るものではない。例えば、第1電線部分と第2電線部分との接合物は、単芯線の接合体が共通の樹脂被覆で被覆された接合被覆電線でなくてもよく、各々が単芯線と樹脂被覆を有する2本の被覆電線の単芯線の端部どうしが接合金具等を介して接合されたもの等であってもよい。また、第1電線部分と第2電線部分との接合物の数も、正負2本に限るものではなく、1本であってもよく、或いは3本以上の複数本であってもよい。
【0031】
また、上述の実施形態及び変形例では、外装管の一例として、蛇腹状に形成された可撓管部分111,211と直管状に形成された低可撓管部分112,212とを有する外装管11,21が例示されている。しかしながら、外装管は、これに限るものではなく、屈曲可能な可撓管部分、及び当該可撓管部分に比べて可撓性が低い低可撓管部分、が長手方向に連結されたものであれば各部位の具体的な形状等は任意に設定し得るものである。
【0032】
また、上述の実施形態及び変形例では、第2電線部分の一例として、第1電線部分121の単芯線121aを形成する金属材料よりも剛性の低い金属材料で形成された単芯線122aを有した第2電線部分122が例示されている。しかしながら、第2電線部分は、これに限るものではなく、第1電線部分の単芯線に比べて屈曲に対する剛性が低い金属棒状の単芯線を有する被覆電線であればよい。即ち、第2電線部分は、例えば第1電線部分の単芯線に対して、太さ違いや焼きなまし等によって剛性を低くした単芯線を有する被覆電線等であってもよい。ただし、第2電線部分122を、第1電線部分121の単芯線121aとの材料違いによって剛性を低くした単芯線122aを有する被覆電線とすることで、第1電線部分121及び第2電線部分122の取扱い性を向上させることができる点は上述した通りである。
【0033】
また、上述の実施形態及び変形例では、ワイヤハーネスの一例として、単芯線121a,122aの接合部分12aが低可撓管部分112の内側に位置するワイヤハーネス1,2が例示されている。しかしながら、ワイヤハーネスはこれに限るものではなく、単芯線の接合部分が可撓管部分の内側に位置するものであってもよい。ただし、単芯線121a,122aの接合部分12aを低可撓管部分112の内側に位置させることで、一層良好な作業性の下で配策を行うことができる点は上述した通りである。
【0034】
また、上述の実施形態では、ワイヤハーネスの一例として、樹脂製の外装管11と編組チューブ13を備えたワイヤハーネス1が例示され、その変形例では、編組チューブ13は設けずに金属製の外装管21を備えたワイヤハーネス2が例示されている。しかしながら、ワイヤハーネスはこれらに限るものではなく、電磁シールドの役割を果たす構造を特には設けないこととしてもよい。即ち、ワイヤハーネスは、編組チューブを設けずに樹脂勢の外装管を備えるものとしてもよい。ただし、編組チューブ13や金属製の外装管21といった電磁シールドの役割を果たす構造を設けることで、内部電線に対する外乱としての電磁ノイズや外部への電磁ノイズの伝搬等を抑えることができる点は上述した通りである。
【符号の説明】
【0035】
1,2 ワイヤハーネス
11,21 外装管
12 接合被覆電線
12a 接合部分
13 編組チューブ
111,211 可撓管部分
112,212 低可撓管部分
121 第1電線部分
121a,122a 単芯線
122 第2電線部分
123 樹脂被覆
D11 長手方向
図1
図2
図3
図4