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特許7596062マスク組立体及びそれを利用した表示装置の製造装置並びに表示装置の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】マスク組立体及びそれを利用した表示装置の製造装置並びに表示装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   C23C 14/04 20060101AFI20241202BHJP
   H05B 33/10 20060101ALI20241202BHJP
   H10K 50/10 20230101ALI20241202BHJP
   H10K 59/10 20230101ALI20241202BHJP
【FI】
C23C14/04 A
H05B33/10
H05B33/14 A
H10K59/10
H10K50/10
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2019067907
(22)【出願日】2019-03-29
(65)【公開番号】P2020056096
(43)【公開日】2020-04-09
【審査請求日】2022-02-15
(31)【優先権主張番号】10-2018-0116584
(32)【優先日】2018-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 胤 抒
(72)【発明者】
【氏名】全 志 ヨン
(72)【発明者】
【氏名】朴 鐘 聖
【審査官】安積 高靖
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107740040(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107699854(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C23C 14/04
H05B 33/10
H05B 33/14
H10K 59/10
H10K 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクフレームと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部を備えるマスクシートと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第1遮蔽シートと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記各第1遮蔽シートと所定の角度を形成し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第2遮蔽シートと、を有し、
前記各第1遮蔽シートと前記各第2遮蔽シートは、前記複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記複数個の開口部の内の一部を含む蒸着領域を定義し、
前記蒸着領域は、互いに隣接する前記第1遮蔽シートの中心を通過し、前記第1遮蔽シートの長手方向と平行な任意の直線によって、第1蒸着領域と第2蒸着領域とに区分したときに、前記第1蒸着領域と前記第2蒸着領域は、形状が互いに異なり、
前記第1遮蔽シートは、第1遮蔽シート本体部と、前記第1遮蔽シート本体部の長手方向に対して所定の角度を形成するように、前記第1遮蔽シート本体部から突出する第1突出部と、を含み、
前記第2遮蔽シートは、第2遮蔽シート本体部と、前記第2遮蔽シート本体部から突出する第2突出部と、を含み、
前記第1突出部と前記第2突出部は、少なくとも一部分が互いに重畳するように配置され、
前記第1遮蔽シート及び前記第2遮蔽シートは、長手方向に平行な仮想の中心線を基準として、中心線の両側の形状が対称であることを特徴とするマスク組立体。
【請求項2】
前記第1突出部は、複数個具備され、
複数個の前記第1突出部の内の2個の第1突出部は、前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることを特徴とする請求項1に記載のマスク組立体。
【請求項3】
前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置された2個の前記第1突出部は、互いに同一形状であることを特徴とする請求項2に記載のマスク組立体。
【請求項4】
前記第1遮蔽シートと前記第2遮蔽シートは、互いに直角を形成するように配置されることを特徴とする請求項1に記載のマスク組立体。
【請求項5】
前記第2突出部は、複数個具備され、
複数個の前記第2突出部の内の2個の第2突出部は、前記第2遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることを特徴とする請求項1に記載のマスク組立体。
【請求項6】
前記第1突出部と前記第2突出部は、互いに形状が異なることを特徴とする請求項1に記載のマスク組立体。
【請求項7】
前記第1突出部と前記第2突出部は、互いに面積が異なることを特徴とする請求項1に記載のマスク組立体。
【請求項8】
蒸着源と、
前記蒸着源と対向するように配置され、前記蒸着源から放射される蒸着物質が通過するマスク組立体と、
前記マスク組立体と対向するように配置され、前記マスク組立体を通過した蒸着物質が蒸着される基板を支持する基板支持部と、を有し、
前記マスク組立体は、マスクフレームと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部を備えるマスクシートと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第1遮蔽シートと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記各第1遮蔽シートと所定の角度を形成し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第2遮蔽シートと、を含み、
前記各第1遮蔽シートと前記各第2遮蔽シートは、前記複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記複数個の開口部の内の一部を含む蒸着領域を定義し、
前記蒸着領域は、互いに隣接する前記第1遮蔽シートの中心を通過し、前記第1遮蔽シートの長手方向と平行な任意の直線によって、第1蒸着領域と第2蒸着領域とに区分したときに、前記第1蒸着領域と前記第2蒸着領域は、形状が互いに異なり、
前記第1遮蔽シートは、第1遮蔽シート本体部と、前記第1遮蔽シート本体部の長手方向に対して所定の角度を形成するように、前記第1遮蔽シート本体部から突出する第1突出部と、を含み、
前記第2遮蔽シートは、第2遮蔽シート本体部と、前記第2遮蔽シート本体部から突出する第2突出部と、を含み、
前記第1突出部と前記第2突出部は、少なくとも一部分が互いに重畳するように配置され、
前記第1遮蔽シート及び前記第2遮蔽シートは、長手方向に平行な仮想の中心線を基準として、中心線の両側の形状が対称であることを特徴とする表示装置の製造装置。
【請求項9】
前記第1突出部は、複数個具備され、
複数個の前記第1突出部の内の2個の第1突出部は、前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることを特徴とする請求項8に記載の表示装置の製造装置。
【請求項10】
前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置された2個の前記第1突出部は、互いに同一形状であることを特徴とする請求項9に記載の表示装置の製造装置。
【請求項11】
前記第1遮蔽シートと前記第2遮蔽シートは、互いに直角を形成するように配置されることを特徴とする請求項8に記載の表示装置の製造装置。
【請求項12】
前記第2突出部は、複数個具備され、
複数個の前記第2突出部の内の2個の第2突出部は、前記第2遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることを特徴とする請求項8に記載の表示装置の製造装置。
【請求項13】
前記第1突出部と前記第2突出部は、互いに形状が異なることを特徴とする請求項8に記載の表示装置の製造装置。
【請求項14】
前記第1突出部と前記第2突出部は、互いに面積が異なることを特徴とする請求項8に記載の表示装置の製造装置。
【請求項15】
チャンバ内部に、ディスプレイ基板とマスク組立体とを配置する段階と、
前記ディスプレイ基板と前記マスク組立体とを整列する段階と、
前記マスク組立体と対向するように配置された蒸着源から蒸着物質を放射させ、前記ディスプレイ基板に蒸着物質パターンを形成する段階と、を有し、
前記マスク組立体は、マスクフレームと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部を備えるマスクシートと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第1遮蔽シートと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記各第1遮蔽シートと所定の角度を形成し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第2遮蔽シートと、を含み、
前記各第1遮蔽シートと前記各第2遮蔽シートは、前記複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記複数個の開口部の内の一部を含む蒸着領域を定義し、
前記蒸着領域は、互いに隣接する前記第1遮蔽シートの中心を通過し、前記第1遮蔽シートの長手方向と平行な任意の直線によって、第1蒸着領域と第2蒸着領域とに区分したときに、前記第1蒸着領域と前記第2蒸着領域は、形状が互いに異なり、
前記第1遮蔽シートは、第1遮蔽シート本体部と、前記第1遮蔽シート本体部の長手方向に対して所定の角度を形成するように、前記第1遮蔽シート本体部から突出する第1突出部と、を含み、
前記第2遮蔽シートは、第2遮蔽シート本体部と、前記第2遮蔽シート本体部から突出する第2突出部と、を含み、
前記第1突出部と前記第2突出部は、少なくとも一部分が互いに重畳するように配置され、
前記第1遮蔽シート及び前記第2遮蔽シートは、長手方向に平行な仮想の中心線を基準として、中心線の両側の形状が対称であることを特徴とする表示装置の製造方法。
【請求項16】
前記第1突出部は、複数個具備され、
複数個の前記第1突出部の内の2個の第1突出部は、前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることを特徴とする請求項15に記載の表示装置の製造方法。
【請求項17】
前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置された2個の前記第1突出部は、互いに同一形状であることを特徴とする請求項16に記載の表示装置の製造方法。
【請求項18】
前記第1遮蔽シートと前記第2遮蔽シートは、互いに直角を形成するように配置されることを特徴とする請求項15に記載の表示装置の製造方法。
【請求項19】
前記第2突出部は、複数個具備され、
複数個の前記第2突出部の内の2個の第2突出部は、前記第2遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることを特徴とする請求項15に記載の表示装置の製造方法。
【請求項20】
前記第1突出部と前記第2突出部は、互いに形状が異なることを特徴とする請求項15に記載の表示装置の製造方法。
【請求項21】
前記第1突出部と前記第2突出部は、互いに面積が異なることを特徴とする請求項15に記載の表示装置の製造方法。
【請求項22】
チャンバ内部に、ディスプレイ基板とマスク組立体とを配置する段階と、
前記ディスプレイ基板と前記マスク組立体とを整列する段階と、
前記マスク組立体と対向するように配置された蒸着源から蒸着物質を放射させ、前記ディスプレイ基板に蒸着物質パターンを形成する段階と、を有し、
前記ディスプレイ基板に形成された蒸着物質パターンは、表示領域を形成し、
前記表示領域は、前記表示領域の中心を通過する任意の直線によって2つの領域に区分したときに、前記表示領域の2つの領域は、非対称であり、
前記マスク組立体は、蒸着物質が通過し、前記ディスプレイ基板に蒸着される前記蒸着物質パターンが形成する前記表示領域と対応するように、前記蒸着物質が通過する蒸着領域を定義し、
前記マスク組立体は、マスクフレームに配置され、複数個の開口部を備えるマスクシートと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第1遮蔽シートと、
前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記各第1遮蔽シートと所定の角度を形成し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第2遮蔽シートと、を含み、
前記各第1遮蔽シートと前記各第2遮蔽シートは、前記蒸着領域を定義し、
前記第1遮蔽シートは、第1遮蔽シート本体部と、前記第1遮蔽シート本体部の長手方向に対して所定の角度を形成するように、前記第1遮蔽シート本体部から突出する第1突出部と、を含み、
前記第2遮蔽シートは、第2遮蔽シート本体部と、前記第2遮蔽シート本体部から突出する第2突出部と、を含み、
前記第1突出部と前記第2突出部は、少なくとも一部分が互いに重畳するように配置され、
前記第1遮蔽シート及び前記第2遮蔽シートは、長手方向に平行な仮想の中心線を基準として、中心線の両側の形状が対称であることを特徴とする表示装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マスク組立体及びそれを利用した表示装置の製造装置並びに表示装置の製造方法に関し、特に、マスク組立体の変形量を最小化できるマスク組立体及びそれを利用した表示装置の製造装置並びに表示装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
移動性を基盤とする電子機器が幅広く使用されている。
移動用電子機器としては、モバイルフォンのような小型電子機器以外にも、最近になり、タブレットPC(personal computer)が汎用されている。
そのような移動型電子機器は、多様な機能を支援するために、イメージまたは映像のような視覚情報をユーザに提供するために表示装置を含む。
【0003】
近年、表示装置を駆動するための諸部品が小型化されるにつれ、表示装置が電子機器で占める比重がだんだんと増大しており、平らな状態から、所定の角度を有するように曲げることができる構造も開発されている。
そのような表示装置は、イメージを具現する表示領域を具備する。
そのような表示領域は、多様な電子機器の製造のために、多様な形態に製造される。
すなわち、表示領域は、長方形ではない非定形にも形成される。
【0004】
しかしながら、そのような非定形の表示領域を形成するために使用されるマスク組立体の場合、熱変形または引っ張り力による捻れなどが発生してしまう可能性がある。
つまり、既存のマスク組立体を使用する場合、非定形の表示領域を有する表示装置の製造時、マスク組立体製造時に加えられる引っ張り力、または熱変形により、マスク組立体が設計値と異なってしまうという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】大韓民国特許出願公開第2006-0055613号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来のマスク組立体における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、マスク組立体が設計値と異なってしまい変形することを最小化させることのできるマスク組立体及びそれを利用した表示装置の製造装置並びに表示装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明によるマスク組立体は、マスクフレームと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部を備えるマスクシートと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第1遮蔽シートと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記各第1遮蔽シートと所定の角度を形成し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第2遮蔽シートと、を有し、前記各第1遮蔽シートと前記各第2遮蔽シートは、前記複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記複数個の開口部の内の一部を含む蒸着領域を定義し、前記蒸着領域は、互いに隣接する前記第1遮蔽シートの中心を通過し、前記第1遮蔽シートの長手方向と平行な任意の直線によって、第1蒸着領域と第2蒸着領域とに区分したときに、前記第1蒸着領域と前記第2蒸着領域は、形状が互いに異なり、前記第1遮蔽シートは、第1遮蔽シート本体部と、前記第1遮蔽シート本体部の長手方向に対して所定の角度を形成するように、前記第1遮蔽シート本体部から突出する第1突出部と、を含み、前記第2遮蔽シートは、第2遮蔽シート本体部と、前記第2遮蔽シート本体部から突出する第2突出部と、を含み、前記第1突出部と前記第2突出部は、少なくとも一部分が互いに重畳するように配置され、前記第1遮蔽シート及び前記第2遮蔽シートは、長手方向に平行な仮想の中心線を基準として、中心線の両側の形状が対称であることを特徴とする。
【0008】
記第1突出部は、複数個具備され、複数個の前記第1突出部の内の2個の第1突出部は、前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることが好ましい。
前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置された2個の前記第1突出部は、互いに同一形状であることが好ましい。
記第1遮蔽シートと前記第2遮蔽シートは、互いに直角を形成するように配置されることが好ましい。
【0009】
記第2突出部は、複数個具備され、複数個の前記第2突出部の内の2個の第2突出部は、前記第2遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることが好ましい。
記第1突出部と前記第2突出部は、互いに形状が異なることが好ましい。
前記第1突出部と前記第2突出部は、互いに面積が異なることが好ましい。
【0010】
上記目的を達成するためになされた本発明による表示装置の製造装置は、蒸着源と、前記蒸着源と対向するように配置され、前記蒸着源から放射される蒸着物質が通過するマスク組立体と、前記マスク組立体と対向するように配置され、前記マスク組立体を通過した蒸着物質が蒸着される基板を支持する基板支持部と、を有し、前記マスク組立体は、マスクフレームと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部を備えるマスクシートと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第1遮蔽シートと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記各第1遮蔽シートと所定の角度を形成し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第2遮蔽シートと、を含み、前記各第1遮蔽シートと前記各第2遮蔽シートは、前記複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記複数個の開口部の内の一部を含む蒸着領域を定義し、前記蒸着領域は、互いに隣接する前記第1遮蔽シートの中心を通過し、前記第1遮蔽シートの長手方向と平行な任意の直線によって、第1蒸着領域と第2蒸着領域とに区分したときに、前記第1蒸着領域と前記第2蒸着領域は、形状が互いに異なり、前記第1遮蔽シートは、第1遮蔽シート本体部と、前記第1遮蔽シート本体部の長手方向に対して所定の角度を形成するように、前記第1遮蔽シート本体部から突出する第1突出部と、を含み、前記第2遮蔽シートは、第2遮蔽シート本体部と、前記第2遮蔽シート本体部から突出する第2突出部と、を含み、前記第1突出部と前記第2突出部は、少なくとも一部分が互いに重畳するように配置され、前記第1遮蔽シート及び前記第2遮蔽シートは、長手方向に平行な仮想の中心線を基準として、中心線の両側の形状が対称であることを特徴とする。
【0011】
記第1突出部は、複数個具備され、複数個の前記第1突出部の内の2個の第1突出部は、前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることが好ましい。
前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置された2個の前記第1突出部は、互いに同一形状であることが好ましい。
記第1遮蔽シートと前記第2遮蔽シートは、互いに直角を形成するように配置されることが好ましい。
【0012】
記第2突出部は、複数個具備され、複数個の前記第2突出部の内の2個の第2突出部は、前記第2遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることが好ましい。
記第1突出部と前記第2突出部は、互いに形状が異なることが好ましい。
前記第1突出部と前記第2突出部は、互いに面積が異なることが好ましい。
【0013】
上記目的を達成するためになされた本発明による表示装置の製造方法は、チャンバ内部に、ディスプレイ基板とマスク組立体とを配置する段階と、前記ディスプレイ基板と前記マスク組立体とを整列する段階と、前記マスク組立体と対向するように配置された蒸着源から蒸着物質を放射させ、前記ディスプレイ基板に蒸着物質パターンを形成する段階と、を有し、前記マスク組立体は、マスクフレームと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部を備えるマスクシートと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第1遮蔽シートと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記各第1遮蔽シートと所定の角度を形成し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第2遮蔽シートと、を含み、前記各第1遮蔽シートと前記各第2遮蔽シートは、前記複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記複数個の開口部の内の一部を含む蒸着領域を定義し、前記蒸着領域は、互いに隣接する前記第1遮蔽シートの中心を通過し、前記第1遮蔽シートの長手方向と平行な任意の直線によって、第1蒸着領域と第2蒸着領域とに区分したときに、前記第1蒸着領域と前記第2蒸着領域は、形状が互いに異なり、前記第1遮蔽シートは、第1遮蔽シート本体部と、前記第1遮蔽シート本体部の長手方向に対して所定の角度を形成するように、前記第1遮蔽シート本体部から突出する第1突出部と、を含み、前記第2遮蔽シートは、第2遮蔽シート本体部と、前記第2遮蔽シート本体部から突出する第2突出部と、を含み、前記第1突出部と前記第2突出部は、少なくとも一部分が互いに重畳するように配置され、前記第1遮蔽シート及び前記第2遮蔽シートは、長手方向に平行な仮想の中心線を基準として、中心線の両側の形状が対称であることを特徴とする。
【0014】
記第1突出部は、複数個具備され、複数個の前記第1突出部の内の2個の第1突出部は、前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることが好ましい。
前記第1遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置された2個の前記第1突出部は、互いに同一形状であることが好ましい。
記第1遮蔽シートと前記第2遮蔽シートは、互いに直角を形成するように配置されることが好ましい。
【0015】
記第2突出部は、複数個具備され、複数個の前記第2突出部の内の2個の第2突出部は、前記第2遮蔽シート本体部を中心として互いに対向するように配置されることが好ましい。
記第1突出部と前記第2突出部は、互いに形状が異なることが好ましい。
前記第1突出部と前記第2突出部は、互いに面積が異なることが好ましい。
【0016】
また、上記目的を達成するためになされた本発明による表示装置の製造方法は、チャンバ内部に、ディスプレイ基板とマスク組立体とを配置する段階と、前記ディスプレイ基板と前記マスク組立体とを整列する段階と、前記マスク組立体と対向するように配置された蒸着源から蒸着物質を放射させ、前記ディスプレイ基板に蒸着物質パターンを形成する段階と、を有し、前記ディスプレイ基板に形成された蒸着物質パターンは、表示領域を形成し、前記表示領域は、前記表示領域の中心を通過する任意の直線によって2つの領域に区分したときに、前記表示領域の2つの領域は、非対称であり、前記マスク組立体は、蒸着物質が通過し、前記ディスプレイ基板に蒸着される前記蒸着物質パターンが形成する前記表示領域と対応するように、前記蒸着物質が通過する蒸着領域を定義し、前記マスク組立体は、マスクフレームに配置され、複数個の開口部を備えるマスクシートと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第1遮蔽シートと、前記マスクフレーム上に配置され、複数個の開口部の内の一部を遮蔽し、前記各第1遮蔽シートと所定の角度を形成し、互いに離隔されるように配列された少なくとも2枚以上の第2遮蔽シートと、を含み、前記各第1遮蔽シートと前記各第2遮蔽シートは、前記蒸着領域を定義し、前記第1遮蔽シートは、第1遮蔽シート本体部と、前記第1遮蔽シート本体部の長手方向に対して所定の角度を形成するように、前記第1遮蔽シート本体部から突出する第1突出部と、を含み、前記第2遮蔽シートは、第2遮蔽シート本体部と、前記第2遮蔽シート本体部から突出する第2突出部と、を含み、前記第1突出部と前記第2突出部は、少なくとも一部分が互いに重畳するように配置され前記第1遮蔽シート及び前記第2遮蔽シートは、長手方向に平行な仮想の中心線を基準として、中心線の両側の形状が対称であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係るマスク組立体によれば、最初設計された内容と同一であるか、あるいは類似した形態を維持することができる。
本発明に係る表示装置の製造装置、及び表示装置の製造方法によれば、設計された形状の非定形表示領域を有する表示装置を製造することが可能である。
また、本発明の表示装置の製造装置、及び表示装置の製造方法は、表示領域の最外郭において、形状歪曲が発生しない表示装置を製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施形態によるマスク組立体を示す斜視図である。
図2図1に示した第1遮蔽シートを示す平面図である。
図3図1に示した第2遮蔽シートを示す平面図である。
図4A】一般的なマスク組立体の蒸着領域を示す平面図である。
図4B図1に示したマスク組立体の蒸着領域を示す平面図である。
図5図1に示したマスク組立体を使用した表示装置の製造装置の概略を示す断面図である。
図6図5に示した表示装置の製造装置を介して製造された表示装置の概略を示す平面図である。
図7図6のVII-VII線に沿って切断した断面図である。
図8】本発明の他の実施形態によるマスク組立体の第2遮蔽シートを示す平面図である。
図9図8に図示された第2遮蔽シートを含むマスク組立体を介して製造された表示装置の概略を示す平面図である。
図10】本発明のさらに他の実施形態によるマスク組立体の第2遮蔽シートを示す平面図である。
図11図10に示した第2遮蔽シートを含むマスク組立体を介して製造された表示装置の概略を示す平面図である。
図12】本発明のさらに他の実施形態によるマスク組立体の第1遮蔽シート及び第2遮蔽シートを示す平面図である。
図13図12に示した第2遮蔽シートを含むマスク組立体を介して製造された表示装置の概略を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次に、本発明に係るマスク組立体及びそれを利用した表示装置の製造装置並びに表示装置の製造方法を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0022】
本発明の効果、特徴、及びそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に説明する実施形態を参照すれば、明確になるであろう。
しかし、本発明は、以下で開示する実施形態に限定されるものではなく、多様な形態によっても具現される。
図面を参照して説明するとき、同一であるか、あるいは対応する構成要素は、同一図面符号を付し、それに係わる重複説明は、省略する。
以下の実施形態において、第1、第2のような用語は、限定的な意味ではなく、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的に使用する。
以下の実施形態において、単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。
【0023】
以下の実施形態において、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴または構成要素が存在するということを意味するものであり、1以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性をあらかじめ排除するものではない。
以下の実施形態において、膜、領域、構成要素のような部分が他の部分の上または上部にあるとするとき、他の部分の真上にある場合だけではなく、その中間に、他の膜、領域、構成要素などが介在されている場合も含む。
図面においては、説明の便宜のために、構成要素がその大きさが誇張されていたり縮小されていたりする。
例えば、図面に示された各構成の大きさ及び厚みは、説明の便宜のために任意に示されているので、本発明は、必ずしも図示したところに限定されるものではない。
ある実施形態が異なって具現可能である場合、特定の工程順序は、説明される順序と異なっても遂行される。
例えば、連続して説明される2つの工程が、実質的に同時に遂行されもし、説明される順序と反対の順序によっても進められる。
【0024】
以下の実施形態において、膜、領域、構成要素などが接続(連結)されているとするとき、膜、領域、構成要素が直接に接続(連結)されている場合だけではなく、膜、領域、構成要素の中間に、他の膜、領域、構成要素が介在され、間接的に接続(連結)された場合も含む。
例えば、本明細書において、膜、領域、構成要素などが電気的に接続(連結)されているとするとき、膜、領域、構成要素などが直接電気的に接続(連結)されている場合だけではなく、その中間に、他の膜、領域、構成要素などが介在されて間接的に電気的接続(連結)されている場合も含む。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態によるマスク組立体を示す斜視図であり、図2は、図1に示した第1遮蔽シートを示す平面図であり、図3は、図1に示した第2遮蔽シートを示す平面図であり、図4Aは、一般的なマスク組立体の蒸着領域を示す平面図であり、図4Bは、図1に示したマスク組立体の蒸着領域を示す平面図である。
【0026】
図1図4Bを参照すると、マスク組立体150は、マスクフレーム151、マスクシート152、第1遮蔽シート153及び第2遮蔽シート154を含む。
マスク組立体150は、内部に空間が形成されるように、複数個のフレームが互いに連結される。
一実施形態として、マスク組立体150は、中央に1つの開口部が形成された額縁形態でもある。
他の実施形態として、マスク組立体150は、複数個の開口部を含む窓枠のような格子形態にも形成され得る。
以下では、説明の便宜のために、マスク組立体150が、中央に1つの開口部が形成された場合を中心に詳細に説明する。
【0027】
マスクシート152は、少なくとも2枚以上具備され、少なくとも2枚以上のマスクシート152は、互いに離隔されるように、マスクフレーム151に設置される。
このとき、マスクシート152は、第1方向(例えば、図1のY軸方向、または図1のX方向の内の一つ)に配列される。
マスクシート152は、少なくとも1以上の開口部(152-1)を含む。
特に、マスクシート152には、長手方向に、複数個の開口部(152-1)が形成される。
このとき、複数個の開口部(152-1)は、互いに一定間隔離隔されるようにも配置され、マスクシート152の全面に形成される。
【0028】
第1遮蔽シート153は、マスクフレーム151とマスクシート152との間に配置される。
このとき、第1遮蔽シート153は、複数枚個具備され、マスクフレーム151に互いに離隔されるように配置される。
例えば、複数枚の第1遮蔽シート153は、マスクシート152の長手方向に互いに離隔するように配列される。
また、各第1遮蔽シート153は、マスクシート152と所定の角度を形成することができる。
例えば、各第1遮蔽シート153は、マスクシート152の長手方向と直交する方向(例えば、図1のX方向、または図1のY方向)に配列される。
以下では、説明の便宜のために、第1遮蔽シート153が、図1のY方向に配列される場合を中心に詳細に説明する。
【0029】
上述のような第1遮蔽シート153は、第1遮蔽シート153の長手方向と平行であって第1遮蔽シート153の中心を通る第1中心線C1を基準として、その両側の形状が対称である。
第1遮蔽シート153は、マスクフレーム151に設けられる第1遮蔽シート本体部(153-1)と、第1遮蔽シート本体部(153-1)から突出する第1突出部(153-2)と、を含む。
第1遮蔽シート本体部(153-1)は、直線状のプレートに形成される。
このとき、第1遮蔽シート本体部(153-1)は、マスクシート152の長手方向と直交する方向(または、第1方向、図1のY方向)に配列される。
【0030】
第1突出部(153-2)は、第1遮蔽シート本体部(153-1)からマスクシート152の長手方向に向かって突出するように形成される。
このとき、第1突出部(153-2)は、第1遮蔽シート本体部(153-1)と共に、蒸着領域Sの境界を定義する。
このとき、第1突出部(153-2)は、蒸着領域Sの境界を多様な形状に定義することができる。
特に、第1突出部(153-2)は、蒸着領域Sの境界において、第1遮蔽シート本体部(153-1)と所定の角度を形成する傾いた部分、曲率をもって形成される部分などを定義することができる。
【0031】
そのような場合、第1突出部(153-2)は、マスクシート152の複数個の開口部(152-1)の内の一部を遮蔽することができる。
例えば、第1突出部(153-2)は、蒸着領域Sの境界(または、枠)に配列された開口部(152-1)の一部を遮蔽することができる。
そのような場合、蒸着物質は、開口部(152-1)の一部しか通過することができない。
第1突出部(153-2)は、第1遮蔽シート本体部(153-1)の長手方向に対して所定の角度を形成するように、第1遮蔽シート本体部(153-1)の両側に突出するように形成される。
【0032】
このとき、第1突出部(153-2)は、第1遮蔽シート本体部(153-1)を中心として、第1遮蔽シート本体部(153-1)の両側に2個具備される。
このとき、第1遮蔽シート本体部(153-1)の両側に配置された2個の第1突出部(153-2)は、互いに同一形状及び同一サイズを有し得る。
このとき、上述のような第1突出部(153-2)は、複数個具備される。
そのような場合、複数個の第1突出部(153-2)は、2個ずつ複数個のグループを形成し、各グループを形成する第1突出部(153-2)は、第1遮蔽シート本体部(153-1)の長手方向に沿って互いに離隔されるように配列される。
そのような場合、第1遮蔽シート153は、第1中心線C1を基準として、両側が互いに対称である。
【0033】
第2遮蔽シート154は、第1遮蔽シート153と所定の角度を形成するように配置される。
具体的には、第2遮蔽シート154は、第1遮蔽シート153と直角を形成するように配列される。
第2遮蔽シート154は、第1遮蔽シート153と共に、蒸着領域Sを定義する。
そのような場合、第2遮蔽シート154は、マスクフレーム151とマスクシート152との間に配置される。
このとき、第2遮蔽シート154は、複数個具備され、複数個の第2遮蔽シート154は、第1遮蔽シート153の長手方向に、互いに離隔されるように配列される。
そのような第2遮蔽シート154は、第2遮蔽シート154の長手方向と平行であり、第2遮蔽シート154の中心を通る中心線を基準として、両側の形状が対称であるように形成される。
第2遮蔽シート154は、第2遮蔽シート本体部(154-1)と第2突出部(154-2)とを含む。
【0034】
第2遮蔽シート本体部(154-1)は、直線状のプレートに形成される。
このとき、第2遮蔽シート本体部(154-1)は、マスクシート152の長手方向に配置される。
第2突出部(154-2)は、第2遮蔽シート本体部(154-1)から第1遮蔽シート本体部(153-1)の長さ方向に向かって突出する。
第2突出部(154-2)は、第2遮蔽シート本体部(154-1)と共に、蒸着領域Sの境界(または、枠)を定義する。
このとき、第2突出部(154-2)は、蒸着領域Sの境界を多様な形態に定義することができる。
例えば、第2突出部(154-2)は、蒸着領域Sの境界において、第2遮蔽シート本体部(154-1)と所定の角度を形成する傾いた部分、曲率をもって形成された部分などを定義することができる。
そのような場合、第2突出部(154-2)は、第1突出部(153-2)と類似して、複数個の開口部(152-1)の内の一部を遮蔽させることができる。
【0035】
上述のような第2突出部(154-2)は、第1突出部(153-2)と異なるように形成され得る。
例えば、第2突出部(154-2)の形状は、第1突出部(153-2)と異なっていてもよい。
他の実施形態として、第2突出部(154-2)は、第1突出部(153-2)と形状が同一であり、面積(または、大きさ)が異なるように形成することも可能である。
そのような場合、第1突出部(153-2)と第2突出部(154-2)は、少なくとも一部分が重畳するようにも形成される。
それだけではなく、複数個の第1突出部(153-2)の内の一部だけが、第2突出部(154-2)と重畳するようにも配置され得る。
【0036】
上述のような第2突出部(154-2)は、第2遮蔽シート本体部(154-1)の長手方向に対して所定の角度を形成するように、第2遮蔽シート本体部(154-1)から突出するように形成される。
第2突出部(154-2)は、複数個具備され得る。
このとき、複数個の第2突出部(154-2)は、1対ずつ1つのグループを形成し、複数個のグループは、第2遮蔽シート本体部(154-1)の長手方向に沿って互いに離隔されるように配置される。
また、一対の第2突出部(154-2)は、第2遮蔽シート本体部(154-1)を中心として互いに対向するようにも配置される。
そのような場合、互いに対向する第2突出部(154-2)は、互いに同一形状及び同一サイズを有することができる。
そのような場合、第2遮蔽シート154は、第2中心線C2を基準として、両側の形状が対称である。
【0037】
上述のような複数個の第1遮蔽シート153と、複数個の第2遮蔽シート154は、少なくとも1以上の蒸着領域Sを定義する。
このとき、1つの蒸着領域Sは、互いに隣接する2枚の第1遮蔽シート153と、互いに隣接する2枚の第2遮蔽シート154とが形成する空間上に配置された複数個の開口部(152-1)を介して、蒸着物質が通過する領域として定義される。
上述のような蒸着領域Sは、長方形または正方形を除いた非定形の形状を有することができる。
例えば、蒸着領域Sは、三角形、多角形、楕円、円のような形状を有することができる。
そのような場合、蒸着領域Sの非定形形状は、後述する第3中心線C3を中心として、第3中心線C3の両側に配置された第1蒸着領域S1と第2蒸着領域S2とが互いに異なる形状を有する場合に定義される。
【0038】
上述のような蒸着領域Sは、第1遮蔽シート153と平行に蒸着領域Sの中心を通る任意の第3中心線C3を基準として、第1蒸着領域S1と第2蒸着領域S2とに区分される。
そのような場合、第1蒸着領域S1と第2蒸着領域S2は、互いに異なる形状を有し得る。
すなわち、第3中心線C3を基準として、第1蒸着領域S1と第2蒸着領域S2は、互いに非対称であり得る。
そのような場合、第2蒸着領域S2のコーナー部分は、丸く面取り(R面取り)されて形成される。
一方、第1蒸着領域S1のコーナー部分は、傾斜するように(C面取り)形成される。
(以降の記載においては、蒸着領域、表示装置の表示領域のコーナー部分の変形に対して便宜的に「面取り」と称することとする。)
【0039】
上述のような第1遮蔽シート153、第2遮蔽シート154、及びマスクシート152は、互いに異なる材質から形成され得る。
例えば、第1遮蔽シート153及び第2遮蔽シート154は、オーステナイト系ステンレス鋼(austenitic stainless steels)を含んでもよく、マスクシート152は、ニッケル・鉄合金(invar)を含んでもよい。
【0040】
一方、上述のようなマスク組立体150の製造方法について述べれば、マスクフレーム151に、第1遮蔽シート153と第2遮蔽シート154とを配置した後、マスクフレーム151に固定させる。
具体的には、マスクフレーム151上に、第2遮蔽シート154を配置した後、第2遮蔽シート154が引っ張られる可能性がある。
そのような場合、第2遮蔽シート154は、第2中心線C2を中心として、第2中心線C2の両側の形状が対称であるように形成されることにより、引っ張り力が加えられた場合にも、捻れたり、一部分だけ変形してしまったりするということはない。
また、蒸着物質が通過する場合、高温の蒸着物質によって発生する第2遮蔽シート154の変形が、第2遮蔽シート154全体にある程度均一に生じ、第2遮蔽シート154の対称形状により、第2中心線C2両側の第2遮蔽シート154部分が同一に変形され、第2遮蔽シート154が捻れたり、一部分のみ変形したりするということが、過度に発生しない。
【0041】
第2遮蔽シート154の両端は、マスクフレーム151に挿入された状態で、マスクフレーム151に固定される。
第1遮蔽シート153は、第2遮蔽シート154と同様に、マスクフレーム151に配置された後で固定される。
そのような場合、第1遮蔽シート153も、引っ張り力が加えられる可能性がある。
このとき、第1遮蔽シート153は、第1中心線C1を基準として、第1中心線C1両側の形状が互いに対称に形成されることにより、第1遮蔽シート153が引っ張られる時、第1遮蔽シート153が全区間でほぼ同一に変形されるのである。
【0042】
一般的には、上述のように、非定形形状の蒸着領域を形成するために、第1遮蔽シートのみを介して、蒸着領域を形成する場合、第1遮蔽シート本体部の両側に配置された第1突出部の形状を互いに異ならせねばならない。
そのような場合、第1遮蔽シートが引っ張られる場合、または高温の蒸着物質により、第1遮蔽シートが加熱される場合、第1遮蔽シートの非対称により、第1遮蔽シートの各部分での変化率が互いに異なることにより、設計値と異なる蒸着領域が形成される。
それにより、蒸着物質がディスプレイ基板上に設計形状と異なる発光領域を形成することにより、不良が発生したり、品質が低下したりしてしまう。
【0043】
しかし、上述のように、第1遮蔽シート153と第2遮蔽シート154とのそれぞれを、長手方向に平行な中心線を基準として、中心線の両側の形状が対称になるように形成することにより、引っ張られる時、または蒸着物質の蒸着時、変形を最小化させることができる。
また、第2遮蔽シート154の第2突出部(154-2)を、第1遮蔽シート153の第1突出部(153-2)と重畳させるように配置することにより、非定形の蒸着領域Sを具現することが可能である。
【0044】
上述のように、第1遮蔽シート153と第2遮蔽シート154とが配置される場合、第1突出部(153-2)の少なくとも一部分と、第2突出部(154-2)の少なくとも一部分と、は重畳するように配置される。
そのような場合、第2突出部(154-2)の一部は、第1突出部(153-2)の外側に突出することができる。
それにより、第2突出部(154-2)は、第1蒸着領域S1において、第1突出部(153-2)が形成する第1蒸着領域S1の境界と異なる第2蒸着領域S2の境界を形成することができる。
【0045】
上述のように、第1遮蔽シート153と第2遮蔽シート154とをマスクフレーム151に配置した後、マスクシート152を配置する。
このとき、第1遮蔽シート153と第2遮蔽シート154は、マスクフレーム151に順次に積層されたり、第2遮蔽シート154と第1遮蔽シート153とがマスクフレーム151に順次に積層されたりし得る。
以下では、説明の便宜のために、マスクフレーム151、第2遮蔽シート154、及び第1遮蔽シート153を順次に積層する場合を中心に詳細に説明する。
【0046】
マスクシート152は、第1遮蔽シート153または第2遮蔽シート154の内の1枚と同一方向にも配列される。
以下では、説明の便宜のために、マスクシート152は、第2遮蔽シート154と同一方向に配置される場合を中心に詳細に説明する。
マスクシート152は、引っ張られた状態でマスクフレーム151上に配置され、マスクフレーム151にも固定される。
従って、マスク組立体150は、製造時、第1遮蔽シート153の変形を最小化させることにより、設計時の蒸着領域Sと、同一であるか、あるいは近似した蒸着領域Sを具現することが可能である。
【0047】
図5は、図1に示したマスク組立体を使用した表示装置の製造装置の概略を示す断面図である。
図5を参照すると、表示装置の製造装置100は、チャンバ110、第1支持部120、第2支持部130、マスク組立体150、ソース部140、磁力部160、ビジョン部170、及び圧力調節部180を含む。
【0048】
チャンバ110は、内部に空間が形成され、一部が開口され得る。
このとき、チャンバ110の開口された部分には、ゲート弁(110-1)が設けられる。
そのような場合、ゲート弁(110-1)の作動により、チャンバ110の開口された部分は、開放(OPEN)されたり閉鎖(CLOSE)されたりする。
【0049】
第1支持部120は、ディスプレイ基板Dを載置して支持する。
このとき、第1支持部120は、チャンバ110内部に固定されたプレート状であり得る。
他の実施形態として、第1支持部120は、ディスプレイ基板Dが載置され、チャンバ110内部において線形運動可能なシャトル状でもあり得る。
さらに他の実施形態として、第1支持部120は、チャンバ110に固定されたり、昇降可能であったりするように配置される静電チャックや粘着チャックを含むことも可能である。
以下では、説明の便宜のために、第1支持部120は、チャンバ110内部に固定されるプレート状である場合を中心に詳細に説明する。
【0050】
第2支持部130は、マスク組立体150が載置される。
このとき、第2支持部130は、チャンバ110内部に配置される。
第2支持部130は、マスク組立体150の位置を微細調整することができる。
このとき、第2支持部130は、マスク組立体150を、互いに異なる方向に移動させることができるように、別途の駆動部あるいはアラインユニットなどを具備することができる。
【0051】
ソース部140は、マスク組立体150と対向するように配置される。
このとき、ソース部140には、蒸着物質が収納され、蒸着物質に熱を加えることにより、蒸着物質を蒸発させたり昇華させたりすることができる。
ソース部140は、チャンバ110内部に固定されるように配置されるか、あるいは一方向に沿って線形運動可能になるように、チャンバ110内部に配置される。
ただし、以下では、説明の便宜のために、ソース部140がチャンバ110内部に固定されるように配置される場合を中心に詳細に説明する。
【0052】
磁力部160は、ディスプレイ基板Dと対向するように、チャンバ110内部に配置される。
このとき、磁力部160は、マスクシート152に磁力を加え、ディスプレイ基板D側に、マスク組立体150に力を加えることができる。
特に、磁力部160は、マスクシート152の反りを防止するだけではなく、マスクシート152をディスプレイ基板Dに隣接させることができる。
また、磁力部160は、マスクシート152とディスプレイ基板Dとの間隔を、マスクシート152の長手方向に対して均一に維持させることができる。
【0053】
ビジョン部170は、チャンバ110に設けられ、ディスプレイ基板Dとマスク組立体150との位置を撮影することができる。
このとき、ビジョン部170は、ディスプレイ基板D及びマスク組立体150を撮影するカメラを含み得る。
ビジョン部170で撮影されたイメージを基に、ディスプレイ基板Dとマスク組立体150との位置を把握することができ、そのイメージを基に、第2支持部130において、マスク組立体150の位置を微細調整することができる。
【0054】
圧力調節部180は、チャンバ110と連結され、チャンバ110内部の圧力を調節することができる。
例えば、圧力調節部180は、チャンバ110内部の圧力を、大気圧と、同一であるか、あるいは近似して調節することができる。
また、圧力調節部180は、チャンバ110内部の圧力を、真空状態と同一であるか、あるいは近似して調節することができる。
圧力調節部180は、チャンバ110と連結される連結配管181と、連結配管181に設けられるポンプ182と、を含み得る。
このとき、ポンプ182の作動により、連結配管181を介して、外気を流入させたり、チャンバ110内部のガスを連結配管181を介して、外部に案内、流出させたりすることができる。
【0055】
一方、上述のような表示装置の製造装置100は、以下で説明する表示装置(図示せず)の製造にも使用される。
具体的には、圧力調節部180が、チャンバ110内部を大気圧と同一であるか、あるいは近似した状態にすれば、ゲート弁(110-1)が作動し、チャンバ110の開口された部分を開放することができる。
その後、外部から、ディスプレイ基板Dを、チャンバ110外部から内部に装入(挿入)する。
このとき、ディスプレイ基板Dは、多様な方式により、チャンバ110に装入(挿入)される。
例えば、ディスプレイ基板Dは、チャンバ110外部に配置されたロボットアームなどを介して、チャンバ110外部からチャンバ110内部に装入(挿入)される。
【0056】
他の実施形態として、第1支持部120がシャトル状に形成される場合、第1支持部120が、チャンバ110内部からチャンバ110外部に搬出された後、チャンバ110外部に配置された別途のロボットアームなどを介して、ディスプレイ基板Dを第1支持部120に載置させ、第1支持部120がチャンバ110外部からチャンバ110内部に装入(挿入)することも可能である。
以下では、説明の便宜のために、チャンバ110外部に配置されたロボットアームを介して、ディスプレイ基板Dが、チャンバ110外部からチャンバ110内部に装入(挿入)する場合を中心に詳細に説明する。
【0057】
マスク組立体150は、上述のように、チャンバ110内部に配置された状態である。
他の実施形態として、マスク組立体150は、ディスプレイ基板Dと同一であるか、あるいは類似し、チャンバ110外部からチャンバ110内部に装入(挿入)することも可能である。
ただし、以下では、説明の便宜のために、マスク組立体150は、チャンバ110内部に配置された状態において、ディスプレイ基板Dだけがチャンバ110外部からチャンバ110内部に装入(挿入)される場合を中心に詳細に説明する。
【0058】
ディスプレイ基板Dがチャンバ110内部に装入されると、ディスプレイ基板Dは、第1支持部120に載置される。
このとき、ビジョン部170は、ディスプレイ基板Dとマスク組立体150との位置を撮影する。
特に、ビジョン部170は、ディスプレイ基板Dの第1アラインマーク、及びマスク組立体150の第2アラインマークを撮影する。
上述のように、撮影された第1アラインマークと第2アラインマークとを基に、ディスプレイ基板Dとマスク組立体150との位置を把握することができる。
このとき、表示装置の製造装置100は、別途の制御部(図示せず)が具備され、ディスプレイ基板Dとマスク組立体150との位置を把握することができる。
ディスプレイ基板Dとマスク組立体150との位置把握が完了すれば、第2支持部130は、マスク組立体150の位置を微細調整する。
【0059】
その後、ソース部140が作動し、蒸着物質をマスク組立体150側に供給し、複数個の開口部(152-1)を通過した蒸着物質は、ディスプレイ基板Dに蒸着される。
このとき、ポンプ182は、チャンバ110内部のガスを吸入し、外部に排出させることにより、チャンバ110内部の圧力を、真空と同一であるか、あるいは近似した状態に維持させる。
上述のような場合、蒸着物質は、上述の蒸着領域(図示せず)上に配置された開口部を通過し、ディスプレイ基板Dに蒸着される。
このとき、マスク組立体150は、上述のように設計された蒸着領域と、同一であるか、あるいは近似した蒸着領域を提供することができる。
従って、表示装置の製造装置100は、ディスプレイ基板Dに設計された形態と同一であるか、あるいは近似した領域に蒸着物質を蒸着させることが可能である。
また、表示装置の製造装置100は、非定形の発光領域を有しながら、精密な表示装置を製造することが可能である。
【0060】
図6は、図5に図示された表示装置の製造装置を介して製造された表示装置の概略を示す平面図であり、図7は、図6のVII-VII線に沿って切断した断面図である。
図6及び図7を参照すると、表示装置20は、基板21上において、表示領域DAと、表示領域DAの外郭の非表示領域NDAとが定義される。
表示領域DAには、有機発光素子28が配置され、非表示領域には、電源配線(図示せず)などが配置される。
また、非表示領域には、パッド部Cが配置される。
【0061】
上述のような表示領域DAには、上述の蒸着領域(図示せず)を通過した複数個の蒸着物質パターンが配置される。
このとき、表示領域DAは、非定形形状でもある。
具体的には、表示領域DAは、表示領域DAの中心を通る任意の第4中心線C4に対して、第4中心線C4の両側が非対称形態である。
このとき、表示領域DAの中心は、表示領域DAの境界のうち任意の2つの点を結ぶ線分のうち、長さが最長である線分と、長さが最短である線分とが交差する地点である。
また、任意の第4中心線C4は、前述の第1遮蔽シート(図示せず)の第1中心線(図示せず)と平行でもある。
【0062】
上述のような表示領域DAは、第4中心線C4を基準として、第1表示領域DA1と第2表示領域DA2とに区分される。
そのような場合、第1表示領域DA1と第2表示領域DA2との形状及び大きさ(または、面積)は、互いに異なるように形成される。
表示装置20は、ディスプレイ基板D、ディスプレイ基板D上に配置された中間層(28-2)、中間層(28-2)上に配置された対向電極(28-3)を含み得る。
また、表示装置20は、対向電極(28-3)の上部に形成される薄膜封止層Eを含み得る。
【0063】
ディスプレイ基板Dは、基板21、薄膜トランジスタTFT、パッシベーション膜27及び画素電極(28-1)を含み得る。
基板21には、プラスチック材を使用することができ、また、SUS(steel use stainless)、Tiのような金属材を使用することもできる。
また、基板21は、ポリイミド(PI)を使用することもできる。
以下では、説明の便宜のために、基板21がポリイミドによって形成される場合を中心に詳細に説明する。
【0064】
基板21上に、薄膜トランジスタTFTが形成され、薄膜トランジスタTFTを覆うように、パッシベーション膜27が形成され、このパッシベーション膜27上に、有機発光素子28が形成される。
基板21の上面には、有機化合物及び/または無機化合物からなるバッファ層22がさらに形成されるが、SiO(x≧1)、SiN(x≧1)などからも形成される。
バッファ層22上に、所定パターンに配列された活性層23が形成された後、活性層23が、ゲート絶縁層24によっても埋め込まれる。
活性層23は、ソース領域(23-1)とドレイン領域(23-3)とを有し、その間に、チャネル領域(23-2)をさらに含む。
【0065】
そのような活性層23は、多様な物質を含むように形成される。
例えば、活性層23は、非晶質シリコンまたは結晶質シリコンのような無機半導体物質を含んでもよい。
他の例として、活性層23は、酸化物半導体を含んでもよい。
さらに他の例として、活性層23は、有機半導体物質を含んでもよい。
ただし、以下では、説明の便宜のために、活性層23が非晶質シリコンから形成される場合を中心に詳細に説明する。
そのような活性層23は、バッファ層22上に、非晶質シリコン膜を形成した後、それを結晶化させ、多結晶質シリコン膜に形成し、多結晶質シリコン膜をパターニングして形成することができる。
【0066】
活性層23は、駆動TFT(図示せず)、スイッチングTFT(図示せず)のようなTFT(thin film transistor)種類により、当該のソース領域(23-1)及びドレイン領域(23-3)が不純物によってドーピングされる。
ゲート絶縁層24の上面には、活性層23と対応するゲート電極25と、それを埋め込む層間絶縁層26とが形成される。
そして、層間絶縁層26とゲート絶縁層24とに、コンタクトホールH1を形成した後、層間絶縁層26上に、ソース電極(27-1)及びドレイン電極(27-2)が、それぞれソース領域(23-1)及びドレイン領域(23-3)とコンタクトされるように形成する。
【0067】
そのように形成された薄膜トランジスタの上部には、パッシベーション膜27が形成され、パッシベーション膜27上部に、有機発光素子(OLED)28の画素電極(28-1)が形成される。
画素電極(28-1)は、パッシベーション膜27に形成されたビアホールH2により、TFTのドレイン電極(27-2)にコンタクトされる。
パッシベーション膜27は、無機物及び/または有機物、単層または2層以上にも形成されるが、下部膜の屈曲に係わりなく、上面が平坦になるように、平坦化膜によっても形成される一方、下部に位置した膜の屈曲に沿って屈曲がなされるようにも形成される。
そして、パッシベーション膜27は、共振効果を達成するように、透明絶縁体によって形成されることが望ましい。
【0068】
パッシベーション膜27上に、画素電極(28-1)を形成した後には、画素電極(28-1)及びパッシベーション膜27を覆うように、画素定義膜29が、有機物及び/または無機物によって形成され、画素電極(28-1)が露出するように開口される。
そして、少なくとも、画素電極(28-1)上に、中間層(28-2)及び対向電極(28-3)が形成される。
他の実施形態として、対向電極(28-3)は、ディスプレイ基板Dの全面に形成することも可能である。
そのような場合、対向電極(28-3)は、中間層(28-2)、画素定義膜29の上にも形成される。
以下では、説明の便宜のために、対向電極(28-3)が、中間層(28-2)、画素定義膜29の上に形成される場合を中心に詳細に説明する。
【0069】
画素電極(28-1)は、アノード電極の機能を行い、対向電極(28-3)は、カソード電極の機能を行うが、ここで、それら画素電極(28-1)と対向電極(28-3)との極性が反対になってもよいということは言うまでもない。
画素電極(28-1)と対向電極(28-3)は、中間層(28-2)によって互いに絶縁されており、中間層(28-2)に、互いに異なる極性の電圧を加え、有機発光層で発光がなされるようにする。
【0070】
中間層(28-2)は、有機発光層を具備する。
選択的な他の例として、中間層(28-2)は、有機発光層(organic emission layer)を具備し、その外に、正孔注入層(HIL:hole injection layer)、正孔輸送層(hole transport layer)、電子輸送層(electron transport layer)及び電子注入層(electron injection layer)の内の少なくとも1層をさらに具備することができる。
本実施形態は、それに限定されるものではなく、中間層(28-2)が有機発光層を具備し、その他多様な機能層(図示せず)をさらに具備することができる。
このとき、上述のような中間層(28-2)は、上述の表示装置の製造装置(図示せず)を介しても形成される。
【0071】
上述のような中間層(28-2)は、複数、具備され、複数の中間層(28-2)は、表示領域DAを形成することができる。
特に、複数の中間層(28-2)は、長方形、正方形を除いた形状の表示領域DAを形成し得る。
このとき、複数の中間層(28-2)は、表示領域DA内に互いに離隔されるように配置される。
そのような複数の中間層(28-2)の内の一部の面積は、複数の中間層(28-2)の内の他の一部の面積と異なってもいる。
例えば、複数の中間層(28-2)の内の一部の面積は、複数の中間層(28-2)の他の一部の面積より小さく形成される。
そのような複数の中間層28-2の内の他の中間層(28-2)より面積が小さい中間層(28-2)は、前述の遮断部(図示せず)の境界でも形成される。
【0072】
一方、1つの単位画素は、複数の副画素からなるが、複数の副画素は、多様な色の光を放出することができる。
例えば、複数の副画素は、それぞれ赤色、緑色、及び青色の光を放出する副画素を具備することができ、赤色、緑色、青色及び白色の光を放出する副画素(図示せず)を具備することができる。
前述のような副画素は、1個の中間層(28-2)を含み得る。
このとき、1つの副画素を形成する場合、前述の表示装置の製造装置100を介して、中間層(28-2)を形成することができる。
【0073】
一方、上述のような薄膜封止層Eは、複数の無機層を含むか、あるいは無機層及び有機層を含んでもよい。
薄膜封止層Eの有機層は、高分子によって形成され、望ましくは、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリカーボネート、エポキシ、ポリエチレン、及びポリアクリレートの内のいずれか一つによって形成される単一膜または積層膜であり得る。
さらに望ましくは、有機層は、ポリアクリレートによって形成され、具体的には、ジアクリレート系モノマーやトリアクリレート系モノマーを含むモノマー組成物が高分子化されたものを含んでもよい。
モノマー組成物に、モノアクリレート系モノマーがさらに含まれてもよい。
また、モノマー組成物に、TPOのような公知の光開始剤がさらに含まれてもよいが、それに限定されるものではない。
【0074】
薄膜封止層Eの無機層は、金属酸化物または金属窒化物を含む単一膜または膜であり得る。
具体的には、無機層は、SiN、Al、SiO、TiO2の内のいずれか一つを含み得る。
薄膜封止層Eにおいて、外部に露出した最上層は、有機発光素子に対する透湿を防止するために、無機層によっても形成される。
薄膜封止層Eは、少なくとも2層の無機層間に、少なくとも1層の有機層が挿入されたサンドイッチ構造を少なくとも一つ含んでもよい。
他の例として、薄膜封止層Eは、少なくとも2層の有機層間に、少なくとも1層の無機層が挿入されたサンドイッチ構造を少なくとも一つ含んでもよい。
さらに他の例として、薄膜封止層Eは、少なくとも2層の無機層間に、少なくとも1層の有機層が挿入されたサンドイッチ構造、及び少なくとも2層の有機層間に、少なくとも1つの無機層が挿入されたサンドイッチ構造を含んでもよい。
【0075】
薄膜封止層Eは、有機発光素子(OLED)の上部から順に、第1無機層、第1有機層、第2無機層を含んでもよい。
他の例として、薄膜封止層Eは、有機発光素子(OLED)の上部から順に、第1無機層、第1有機層、第2無機層、第2有機層、第3無機層を含んでもよい。
さらに他の例として、薄膜封止層Eは、有機発光素子(OLED)の上部から順に、第1無機層、第1有機層、第2無機層、第2有機層、第3無機層、第3有機層、第4無機層を含んでもよい。
有機発光素子(OLED)と第1無機層との間に、LiFを含むハロゲン化金属層が追加して含まれてもよい。
ハロゲン化金属層は、第1無機層をスパッタリング法で形成するとき、前記有機発光素子(OLED)の損傷を防止することができる。
【0076】
第1有機層は、該第2無機層より面積が狭く、第2有機層も第3無機層より面積が狭い。
従って、表示装置20は、長方形及び正方形を除いた形状を有する表示領域を具現することが可能である。
また、表示装置20は、設計された表示領域と、同一であるか、あるいは近似した表示領域が具現される。
【0077】
図8は、本発明の他の実施形態によるマスク組立体の第2遮蔽シートを示す平面図であり、図9は、図8に示した第2遮蔽シートを含むマスク組立体を介して製造された表示装置の概略を示す平面図である。
図8及び図9を参照すると、マスク組立体(図示せず)は、マスクフレーム(図示せず)、第1遮蔽シート(図示せず)、第2遮蔽シート154A、及びマスクシート(図示せず)を含む。
このとき、マスクフレーム、第1遮蔽シート、及びマスクシートは、前述の図1図4Bで説明したものと同一であるか、あるいは類似しているので、詳細な説明は、省略する。
【0078】
第2遮蔽シート154Aは、第2遮蔽シート本体部(154A-1)と第2突出部(154A-2)とを含む。
このとき、第2遮蔽シート本体部(154A-1)と第2突出部(154A-2)は、前述の図1図4Bで説明したものと類似している。
このとき、第2突出部(154A-2)の形状は、前述の図1図4Bに示したものと異なる。
この場合、第2突出部(154A-2)は、円の一部と類似した形態でもある。
このとき、第2突出部(154A-2)は、第1突出部(図示せず)の両側辺の内の片方の側辺に形成されることにより、前記第1突出部の一部を遮蔽させることができる。
【0079】
上述のような場合、第1遮蔽シートは、第1中心線(図示せず)を基準として、第1中心線両側の形状が対称になり、第2遮蔽シート154Aは、第2中心線C2を基準として、第2中心線C2の両側の形状が対称になる。
そのような場合、上述したように、第1遮蔽シート及び第2遮蔽シート154Aが引っ張られて、マスクフレームに固定させる場合、の第1遮蔽シート及び第2遮蔽シート154Aの内の少なくとも1枚は、捻れなどが発生しない。
従って、マスク組立体は、設計された蒸着領域に蒸着物質を通過させることが可能である。
【0080】
一方、上述のようなマスク組立体を使用し、蒸着物質をディスプレイ基板(図示せず)に蒸着させる場合、図9に示しているような表示領域DAを含んでもよい。
このとき、表示装置20は、前述の図7で説明したものと同様に形成される。
このとき、表示領域DAの周囲には、非表示領域DAが配置され、非表示領域DAには、パッドCが配置される。
表示領域DAは、第4中心線C4を基準として、第4中心線C4の両側に配置される第1表示領域DA1及び第2表示領域DA2を含む。
このとき、第1表示領域DA1と第2表示領域DA2は、図9に示しているように、互いに異なる形状、互いに異なる大きさを有することができる。
【0081】
そのような場合、第1表示領域DA1のコーナー(corner)は、表示領域DA内部に引き込まれるように形成され、面取りされて形成される。
一方、第2表示領域DA2のコーナーは、表示領域DAの外側に向かって凸状に形成され、面取りされて形成される。
そのような場合、第1表示領域DA1のコーナーと、第2表示領域DA2のコーナーとの内の少なくとも一つは、少なくとも一つ以上の曲率半径を有し得る。
【0082】
一実施形態として、第1表示領域DA1のコーナーの曲率半径と、第2表示領域DA2のコーナーの曲率半径とが一つである場合、第1表示領域DA1のコーナーの曲率半径と、第2表示領域DA2のコーナーの曲率半径は、互いに異なっていてもよい。
他の実施形態として、第1表示領域DA1のコーナーの曲率半径と、第2表示領域DA2のコーナーの曲率半径とがそれぞれ複数個である場合、複数個の第1表示領域DA1のコーナーの曲率半径の内の少なくとも一つと、複数個の第2表示領域DA2のコーナーの曲率半径の内の少なくとも一つは、互いに異なっていてもよい。
従って、表示装置20は、設計されたものと同一であるか、あるいは近似した精密な形態の非定形表示領域DAを有することが可能である。
【0083】
図10は、本発明のさらに他の実施形態によるマスク組立体の第2遮蔽シートを示す平面図であり、図11は、図10に示した第2遮蔽シートを含むマスク組立体を介して製造された表示装置の概略を示す平面図である。
図10及び図11を参照すると、マスク組立体(図示せず)は、マスクフレーム(図示せず)、第1遮蔽シート(図示せず)、第2遮蔽シート154B、及びマスクシート(図示せず)を含む。
このとき、マスクフレーム、第1遮蔽シート、及びマスクシートは、前述の図1図4Bで説明したものと同一であるか、あるいは類似しているので、詳細な説明は、省略する。
【0084】
第2遮蔽シート154Bは、第2遮蔽シート本体部(154B-1)と第2突出部(154B-2)を含む。
このとき、第2遮蔽シート本体部(154B-1)と第2突出部(154B-2)は、前述の図1図4Bで説明したものと類似している。
このとき、第2突出部(154B-2)の形状は、前述の図1図4Bに示したものと異なり得る。
そのような場合、第2突出部(154B-2)は、四角形形状でもある。
このとき、第2突出部(154B-2)は、前記第1突出部の一部を遮蔽させることができる。
【0085】
上述のような場合、第1遮蔽シートは、第1中心線(図示せず)を基準として、第1中心線両側の形状が対称になり、第2遮蔽シート154Bは、第2中心線C2を基準として、第2中心線C2の両側の形状が対称になる。
そのような場合、前述のように、第1遮蔽シート及び第2遮蔽シート154Bが引っ張られ、マスクフレーム(図示せず)に固定させる場合、第1遮蔽シート及び第2遮蔽シート154Bの内の少なくとも1枚は、捻れなどが発生しない。
従って、マスク組立体は、設計された蒸着領域において、蒸着物質を通過させることが可能である。
【0086】
一方、上述のようなマスク組立体を使用し、蒸着物質をディスプレイ基板(図示せず)に蒸着させる場合、図11に示しているような表示領域DAを含む。
このとき、表示装置20は、前述の図7で説明したものと同様に形成される。
このとき、表示領域DAの周囲には、非表示領域DAが配置され、非表示領域DAには、パッドCが配置される。
表示領域DAは、第4中心線C4を基準として、第4中心線C4の両側に配置される第1表示領域DA1と第2表示領域DA2とを含む。
このとき、第1表示領域DA1と第2表示領域DA2は、図11に示しているように、互いに異なる形状、互いに異なる大きさを有し得る。
例えば、第1表示領域DA1のコーナー部分は、段のような形状形成され、第2表示領域DA2のコーナー部分は、面取り(R面取り)されている。
従って、表示装置20は、設計されたものと同一であるか、あるいは類似した精密な形態の非定形表示領域DAを有することが可能である。
【0087】
図12は、本発明のさらに他の実施形態によるマスク組立体の第1遮蔽シート及び第2遮蔽シートを示す平面図であり、図13は、図12に示した第2遮蔽シートを含むマスク組立体を介して製造された表示装置の概略を示す平面図である。
図12及び図13を参照すると、マスク組立体(図示せず)は、マスクフレーム(図示せず)、第1遮蔽シート153C、第2遮蔽シート154C、及びマスクシート(図示せず)を含む。
このとき、マスクフレーム及びマスクシートは、前述の図1図4Bで説明したものと同一であるか、あるいは類似しているので、詳細な説明は、省略する。
【0088】
第1遮蔽シート153Cは、第1遮蔽シート本体部(153C-1)と第1突出部(153C-2)とを含む。
このとき、第1遮蔽シート本体部(153C-1)と第1突出部(153C-2)は、前述の図1図4Bで説明したものと同一であるか、あるいは類似しているので、詳細な説明は、省略する。
第2遮蔽シート154Cは、第2遮蔽シート本体部(154C-1)と第2突出部(154C-2)とを含む。
このとき、第2遮蔽シート本体部(154C-1)と第2突出部(154C-2)は、前述の図1図4Bで説明したものと類似してもいる。
【0089】
このとき、第2突出部(154C-2)は、第1突出部(図示せず)の両側辺の内の片方の側辺に形成されることにより、第1突出部(153C-2)の一部を遮蔽させることができる。
そのような場合、第1突出部(153C-2)の面取りされた部分と、第2突出部(154C-2)の面取りされた部分との形状が互いに異なっていてもよい。
例えば、第1突出部(153C-2)の面取りされた部分の曲率半径R1と、第2突出部(154C-2)の面取りされた部分の曲率半径R2とが互いに異なっていてもよい。
前述のような場合、第1遮蔽シート153Cは、第1中心線C1を基準として、第1中心線C1両側の形状が対称になり、第2遮蔽シート154Cは、第2中心線C2を基準として、第2中心線C2の両側の形状が対称になる。
そのような場合、前述のように、第1遮蔽シート153C及び第2遮蔽シート154Cが引っ張られ、マスクフレーム151に固定させる場合、第1遮蔽シート153C及び第2遮蔽シート154Cの内の少なくとも1枚は、捻れなどが発生しない。
従って、マスク組立体は、設計された蒸着領域において、蒸着物質を通過させることが可能である。
【0090】
一方、上述のようなマスク組立体を使用し、蒸着物質をディスプレイ基板(図示せず)に蒸着させる場合、図13に示しているような表示領域DAを含む。
このとき、表示装置20は、前述の図7で説明したものと同様に形成される。
このとき、表示領域DAの周囲には、非表示領域NDAが配置され、非表示領域NDAには、パッドCが配置され得る。
表示領域DAは、第4中心線C4を基準として、第4中心線C4の両側に配置される第1表示領域DA1と第2表示領域DA2とを含む。
このとき、第1表示領域DA1と第2表示領域DA2は、図13に示しているように、互いに異なる形状、互いに異なる大きさを有することができる。
【0091】
そのような場合、第1表示領域DA1のコーナーと、第2表示領域DA2のコーナーは、それぞれ表示領域DAの外側に向かって曲がる形態をなし得る。
このとき、第1表示領域DA1と第2表示領域DA2との内の少なくとも一つは、少なくとも一つ以上の曲率半径を有し得る。
一実施形態として、第2表示領域DA2の曲率半径R1’と、第1表示領域DA1の曲率半径R2’とが一つである場合、第2表示領域DA2の曲率半径R1’と、第1表示領域DA1の曲率半径R2’は、互いに異なっていてもよい。
他の実施形態として、第2表示領域DA2の曲率半径R1’と、第1表示領域DA1の曲率半径R2’とがそれぞれ複数個である場合、複数個の第2表示領域DA2の曲率半径R1’の内の少なくとも一つと、複数個の第1表示領域DA1の曲率半径R2’の内の少なくとも一つは、互いに異なっていてもよい。
【0092】
特に、第1表示領域DA1は、第1突出部(153C-2)により、蒸着物質が遮断されることによって形成される。
また、第2表示領域DA2は、第2突出部(154C-2)によって蒸着物質が遮断されることによって形成される。
すなわち、第1表示領域DA1の形成時、第1突出部(153C-2)が影響を及ぼし、第2表示領域DA2の形成時、第2突出部(154C-2)が影響を及ぼす。
従って、表示装置20は、設計されたものと同一であるか、あるいは近似して精密な形態の非定形表示領域DAを有することが可能である。
【0093】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0094】
本発明に係るマスク組立体及びそれを利用した表示装置の製造装置並びに表示装置の製造方法は、表示装置及び表示装置を含む電子機器全般に好適に使用される。
【符号の説明】
【0095】
20 表示装置
21 基板
100 表示装置の製造装置
110 チャンバ
110-1 ゲート弁
120 第1支持部
130 第2支持部
140 ソース部
150 マスク組立体
151 マスクフレーム
152 マスクシート
152-1 開口部
153、153C 第1遮蔽シート
153-1、153C-1 第1遮蔽シート本体部
153-2、153C-2 第1突出部
154、154A、154B、154C 第2遮蔽シート
154-1、154A-1、154B-1、154C-1 第2遮蔽シート本体部
154-2、154A-2、154B-2、154C-2 第2突出部
160 磁力部
170 ビジョン部
180 圧力調節部
181 連結配管
182 ポンプ
D ディスプレイ基板
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13