(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】表示装置、表示方法、および表示プログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/431 20110101AFI20241202BHJP
H04N 21/442 20110101ALI20241202BHJP
H04N 21/858 20110101ALI20241202BHJP
H04L 67/00 20220101ALI20241202BHJP
【FI】
H04N21/431
H04N21/442
H04N21/858
H04L67/00
(21)【出願番号】P 2020145024
(22)【出願日】2020-08-28
【審査請求日】2023-03-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】金子 晃久
【審査官】川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-134674(JP,A)
【文献】特開2015-032039(JP,A)
【文献】国際公開第2015/031802(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第104168515(CN,A)
【文献】特開2007-134899(JP,A)
【文献】特開2005-045744(JP,A)
【文献】特開2013-009335(JP,A)
【文献】特開2008-033918(JP,A)
【文献】特開2002-185881(JP,A)
【文献】特開2013-128247(JP,A)
【文献】特開2015-061297(JP,A)
【文献】特開2012-015643(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0182924(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2014-0023852(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
H04L 67/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像コンテンツを表示するアプリケーションの実行中に、他のアプリケーションを起動する場合に、前記他のアプリケーションが表示する情報の量、情報の内容、及び情報の種類の少なくとも何れかに応じて、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトの表示形態を決定する制御部と、
前記決定された表示形態に従って、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトとを表示する表示部と、を備え
、
前記制御部は、前記映像コンテンツに2次元コード画像が含まれる場合に、前記2次元コード画像を参照して、前記他のアプリケーションが表示する情報を特定する
表示装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記映像コンテンツを表示中に前記他のアプリケーションを起動する場合に、前記映像コンテンツを1つの矩形型表示領域に表示し、前記他のアプリケーションの表示オブジェクトを他の1つの矩形型表示領域に表示するように決定する
請求項
1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記映像コンテンツを表示するアプリケーションの実行中に、前記他のアプリケーションを起動する場合に、前記アプリケーションの表示オブジェクトを前記表示部の周縁部に沿った縦長の矩形型表示領域および横長の矩形型表示領域からなるL字形状の表示領域に表示するように決定する
請求項1
または2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記他のアプリケーションが表示する情報の内容および情報の種類の少なくとも何れかに応じて、前記アプリケーションの表示オブジェクトを前記L字形状の表示領域のうち前記縦長の表示領域および前記横長の表示領域に分割して表示するように決定する
請求項
3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記他のアプリケーションの表示オブジェクトを前記表示部の周縁部に沿った横長の矩形型表示領域に表示するように決定する
請求項1
または2に記載の表示装置。
【請求項6】
前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトとの表示形態には複数の候補があり、
前記表示装置は、ユーザによる前記表示形態の複数の候補からの1つの表示形態の選択を受付けるユーザ操作情報取得部を、更に、備え、
前記制御部は、前記ユーザによる選択に応じた表示形態を決定する
請求項1~
5の何れか1項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記ユーザ操作情報取得部は、前記他のアプリケーションが起動するごとに、ユーザによる表示形態の選択を受付ける
請求項
6に記載の表示装置。
【請求項8】
映像コンテンツを表示するアプリケーションの実行中に、他のアプリケーションを起動する場合に、前記他のアプリケーションが表示する情報の量、情報の内容、及び情報の種類の少なくとも何れかに応じて、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトの表示形態を決定する制御工程と、
前記決定された表示形態に従って、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトとを表示する表示工程と、を含
み、
前記制御工程では、前記映像コンテンツに2次元コード画像が含まれる場合に、前記2次元コード画像を参照して、前記他のアプリケーションが表示する情報を特定する
表示方法。
【請求項9】
前記請求項1~
7の何れか1項に記載の表示装置としてコンピュータを機能させるための表示プログラムであって、前記制御部、表示部およびユーザ操作情報取得部としてコンピュータを機能させるための表示プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、表示方法、および表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、テレビ番組、DVD(Digital Versatile Disc)など映像コンテンツを視聴中に、他のアプリケーションを起動して、インターネット画面等を視聴できるスマートテレビ等の表示装置が提案されている。例えば、引用文献1に記載する、放送受信部150を有したパーソナルコンピュータ100は、表示される映像データの映像から、その映像に含まれる2次元コード画像を検出し、その2次元コード画像の表す情報を認識する。そして、2次元コード画像がウェブページのURLを表している場合には、ウェブブラウザを起動して、そのURLに対応するウェブページを表すウェブページデータを取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許公開2007-134899号公報(2017年5月31日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、引用文献1に記載の技術では、テレビ番組を視聴中に、テレビ受像機の画面に表示された2次元コード画像を基づいて、各アプリケーションを起動して情報を表示する。この場合、アプリケーションの起動により、視聴中のテレビ番組の表示画面が隠れてしまうなど視認性の問題が起き得る。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、テレビ番組、DVDなどの映像コンテンツを視聴中にアプリケーションを起動した場合にも、映像コンテンツの視聴を妨げることなく、視認性のよい表示をすることができる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、映像コンテンツを表示するアプリケーションを実行中に、他のアプリケーションを起動する場合に、前記他のアプリケーションが表示する情報の量、情報の内容、及び情報の種類の少なくとも何れかに応じて、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトの表示形態を決定する制御部と、前記決定された表示形態に従って、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトを表示する表示部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様に係る表示装置によれば、テレビ番組、DVDなどの映像コンテンツを視聴中にアプリケーションを起動した場合にも、映像コンテンツの視聴を妨げることなく、視認性のよい表示を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態1に係るテレビ受像機の機能的な構成を示すブロック図である。
【
図2】本発明の実施形態1に係る表示装置の表示部における表示形態を変更する処理を示すフローチャートである。
【
図3】本発明の実施形態1に係る表示装置の表示部における2次元コード画像を含んだ状態の表示画面の一例を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態1に係る表示装置の表示部におけるアプリケーションを起動したときの表示形態の例を示す図である。
【
図5】本発明の実施形態2に係る表示装置の表示部における表示形態を変更する処理を示すフローチャートである。
【
図6】本発明の実施形態2に係る表示装置の表示部におけるアプリケーションを起動したときの表示形態の例を示す図である。
【
図7】本発明の実施形態3に係る表示装置の表示部における表示形態を変更する処理を示すフローチャートである。
【
図8】本発明の実施形態3に係る表示装置の表示部におけるアプリケーションを起動したときの表示形態の例を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態4に係る表示装置の表示部における表示形態を変更する処理を示すフローチャートである。
【
図10】本発明の実施形態4に係るに係る表示装置の表示部におけるアプリケーションを起動したときの表示形態の例を示す図である。
【
図11】本発明の実施形態5に係る表示装置の表示部における選択画面を表示する処理を示すフローチャートである。
【
図12】本発明の実施形態5に係る表示装置の表示部における選択画面の例を示す図である。
【
図13】本発明の実施形態6に係る表示装置の表示部における設定画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
<表示装置の構成>
図1は本発明の実施形態1に係るテレビ受像機10(表示装置)の概略構成を示すブロック図である。まず、
図1を参照して、本実施形態1に係るテレビ受像機10の構成について説明する。
【0011】
図1に示すように、テレビ受像機10は、テレビ放送受信部11、操作部12、制御部13、表示部17、音声出力部18、通信部19、およびメモリ20等を少なくとも備える。
【0012】
テレビ放送受信部11は、放送局から送信され、外部アンテナによって受信した映像信号を映像データに変換して、制御部13に入力する。
【0013】
操作部12は、例えば、リモコン(リモートコントロール)などであり、ユーザの操作を受け付ける。ユーザの操作に関するユーザ操作情報は、制御部13(後述のユーザ操作情報取得部131)に入力される。
【0014】
制御部13は、テレビ受像機10の動作を統括制御する。制御部13は、更に、ユーザ操作情報取得部131、表示制御部132、音声制御部133、および通信制御部134などを少なくとも備える。
【0015】
表示部17は、制御部13の表示制御部132からの指令に従って表示を行う。音声出力部18は、例えば、スピーカ等であり、音声制御部133からの指令に従ってテレビ放送番組等の音声を出力する。
【0016】
通信部19は、通信制御部134からの指令に基づいて、インターネットを介して外部サーバ等との通信を行う。
【0017】
メモリ20には、各種のアプリケーションが格納されており、各アプリケーションを起動することによって、制御部13は様々な機能を実行することができる。各種のアプリケーションには、例えば、2次元コード認識プログラム201、ウェブブラウザ202、メールソフト204、その他の専用アプリケーション206が格納されている。
【0018】
<画面の表示形態>
図3は、テレビ受像機10の表示部17にテレビ番組の映像コンテンツが表示されている状態の一例を示す。
図3に示すように、テレビ番組の映像コンテンツが矩形型の表示領域A1に表示されており、表示領域A1の左下の部分には、QRコード(登録商標:「2次元コード画像」の一例)2が含まれている。
【0019】
テレビ受像機10では、映像コンテンツを表示するアプリケーションの実行中に、他のアプリケーションを起動することができる。例えば、
図3に示すように、映像コンテンツにQRコード2が含まれる場合に、ユーザがQRコード2を選択する操作を行うと、制御部13は、2次元コード認識プログラム201を起動し、QRコード2を参照する。そして、QRコード2に対応するアプリケーションが表示する情報を特定する。実施形態1では、例えば、アプリケーションとして、ウェブブラウザ202が特定される。そして、対応するウェブデータが、インターネットに接続されたサーバから、通信部19を介して、取得され、表示部17に表示される。
【0020】
この場合に、制御部13の表示制御部132は、他のアプリケーションが表示する情報の量、情報の内容、及び情報の種類の少なくとも何れかに応じて、映像コンテンツと他のアプリケーションの表示オブジェクトの表示形態を決定する。ここで、表示形態とは、表示部17の表示画面中の表示位置および表示サイズをいう。また、映像コンテンツとしては、テレビ放送番組の映像以外では、DVD(Digital Versatile Disc)等に格納されている動画等が挙げられる。
【0021】
表示部17は表示制御部132が決定した表示形態に従って、映像コンテンツと他のアプリケーションの表示オブジェクトとを表示する。
図4は、実施形態1における映像コンテンツ(テレビ番組)とアプリケーション(ウェブブラウザ)の表示オブッジェクトを表示する表示形態の一例を示す。表示制御部132は、映像コンテンツを1つの矩形型表示領域A10に表示し、他のアプリケーションの表示オブジェクトを他の1つの矩形型表示領域A11に表示するように決定する。
図4では、表示部17の画面表示が横方向にほぼ等しい2つの表示領域A10およびA11に分割にされる。左側の分割された表示領域A10には、アスペクト比を維持したまま縮小された映像コンテンツ(テレビ番組)が表示される。右側の表示領域A11には、QRコード2に対応するウェブブラウザ202を起動し、読み取ったURLのウェブページが表示される。
【0022】
図4に示す表示形態で表示すれば、ユーザは、テレビ番組を視聴しながら、ウェブページから関連する詳細な情報を同時に確認することができる。
【0023】
例えば、買い物番組の映像コンテンツにQRコードが含まれる場合、QRコードに対応した買い物用のウェブページのURLを表示することができる。また、ニュース番組の映像コンテンツにおいて、災害情報などのQRコードが含まれる場合、QRコードに対応したウェブページから各地域における詳細な災害情報を閲覧することができる。
【0024】
なお、
図4では、A10およびA11は横方向にほぼ等しい長さに分割されている表示例が示されているが、ウェブページに含まれる情報の量等によって、分割の割合は適宜変更されてもよい。
【0025】
<表示形態を変更する処理の流れ>
図2は、本発明の実施形態1に係るテレビ受像機10(表示装置)の表示部17における表示形態を変更する処理の流れを示すフローチャートである。以下では、
図2を参照して、実施形態1に係るテレビ受像機10の表示形態を変更する処理の流れについて説明する。
【0026】
ステップS10において、テレビ受像機10を起動する。ステップS12では、テレビ受像機10の表示部17に、テレビ番組の映像コンテンツを表示する(
図3)。
【0027】
ステップS14では、制御部13は、映像コンテンツに含まれるQRコード2(特徴)を検出する。ユーザが操作部12によって画面中QRコード2を操作すると、ステップS16では、制御部13は2次元コード認識プログラム201を起動し、映像コンテンツに含まれるQRコードを読み取る。例えば、制御部13は2次元コード認識プログラム201によって、映像コンテンツに含まれるQRコード2が、URLを示すかどうかを認識する。制御部13が映像コンテンツに含まれるQRコード2がURLを示すと認識した場合には、ステップS18に進む。
【0028】
ステップS18では、制御部13(表示制御部132)は、テレビ受像機10の表示画面を
図4に示すような2画面に分割された表示形態に切替え、映像コンテンツを一方の表示領域A10に表示し、ウェブブラウザ202を起動し、読み取ったURLのウェブページをもう一方の表示領域A11に表示するように表示部17を制御する。
【0029】
ステップS20では、一連の処理を終了する。
【0030】
上記実施形態1に示す表示装置10によれば、表示画面を2つの矩形型の表示領域に分割し、分割された各表示領域に映像コンテンツおよびウェブページを表示する。これにより、ユーザは映像コンテンツを視聴しながら、同時に、ウェブページの情報を視認することができる。
【0031】
上記実施形態1では、他のアプリケーションを起動した時に、表示画面の表示形態を変更した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、アプリケーションを起動中に表示する情報の情報量が変化したときに、表示部17の表示形態を変化させてもよい。
【0032】
アプリケーションの表示を終了させた後は、映像コンテンツを元の表示形態に戻してもよいし、更に、映像コンテンツの表示形態を変更してもよい。映像コンテンツの表示を終了させた後は、他のアプリーションの表示形態を変化させてもよい。また、本発明は、3つ以上のアプリケーションを起動させる場合にも適用することができる。
【0033】
上記実施形態1では、映像コンテンツの視聴中に表示画面に含まれるQRコードを検出し、QRコードが示すURLに対応するウェブページを表示している。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、QRコードがURLを示すものではなく、専用のアプリケーションを示すものであってもよい。この場合、対応する専用のアプリケーションを起動して表示してもよい。
【0034】
また、上記実施形態1では、映像コンテンツの視聴中に映像コンテンツに含まれるQRコードを検出し、検出したQRコードに対応するウェブページを表示している。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ユーザが映像コンテンツを視聴中に、当該映像コンテンツに関連していない任意のウェブページを見るためにウェブブラウザを起動したり、ウェブブラウザ以外のアプリケーションを起動する場合にも適用することができる。
【0035】
〔実施形態2〕
上記実施形態1では、表示部の表示領域を複数の矩形型の表示領域に分割して、映像コンテンツおよびアプリケーションの表示オブジェクトを表示する場合を例にして説明した。本実施形態では、上記実施形態1とは異なる表示形態に変更する場合を例にして説明する。
【0036】
本実施形態では、制御部13は、映像コンテンツを表示するアプリケーションの実行中に、他のアプリケーションを起動する場合に、アプリケーションの表示オブジェクトを表示部17の周縁部に沿った縦長の矩形型表示領域A122および横長の矩形型表示領域A121からなるL字形状の表示領域A120に表示するように決定してもよい。
例えば、
図6に示すように、テレビ番組の映像コンテンツをアスペクト比率を維持したまま縦方向および横方向にやや縮小した矩形型の表示領域A110に表示し、他のアプリケーションの表示オブジェクトを、表示領域A110の下側及び右側の周縁に隣接して位置するL字型の表示領域A120に表示する。
【0037】
更に、制御部13は、他のアプリケーションが表示する情報の内容および情報の種類の少なくとも何れかに応じて、他のアプリケーションの表示オブジェクトをL字形状の表示領域A120のうち縦長の表示領域A122および横長の表示領域A121に分割して表示するように決定してもよい。
例えば、
図6に示すように、アプリケーションが示す情報のうち文字情報を、表示領域A110の下辺に隣接して位置する横長の表示領域A121に表示する。そして、アプリケーションが示す情報のうち、その他のアイコン、写真等の情報を表示領域A110の右辺に隣接して位置する縦長の表示領域A122に分けて表示する。
【0038】
図6に示すような表示形態によれば、テレビ番組を視聴中に、その映像コンテンツに含まれるQRコードに対応するURLが示すウェブページの情報量が少ない場合に、映像コンテンツを広い表示領域で視聴することができるので有効である。また、表示画面に空きスペースがなく、表示スペース全体が有効に活用されるので、実施形態1の例に比べても、更に、視認性を高めることができる。
【0039】
上述したように、表示装置10における情報の表示形態を多様化することにより、表示された情報の視認性を高めることができる。
【0040】
<表示形態を変更する処理の流れ>
図5は、本発明の実施形態2に係るテレビ受像機10の表示部17における表示形態を変更する処理の流れを示すフローチャートである。以下では、
図5を参照して、実施形態2に係るテレビ受像機10の表示形態を変更する処理の流れについて説明する。
ステップS110において、テレビ受像機10を起動させる。ステップS112では、テレビ受像機10の表示部17は、映像コンテンツを表示する。
【0041】
ステップS114では、制御部13は、映像コンテンツに含まれるQRコード2(特徴)を検出する。ユーザが操作部12によって、画面中QRコード2を操作すると、ステップS116では、制御部13は2次元コード認識プログラム201を起動し、映像コンテンツに含まれるQRコード2を読み取る。例えば、制御部13は2次元コード認識プログラム201によって、映像コンテンツに含まれるQRコード2が、URLを示すかどうかを認識する。制御部13が映像コンテンツに含まれるQRコード2がURLを示すと認識した場合には、ステップS118に進む。
【0042】
ステップS118では、制御部13(表示制御部132)はテレビ受像機10の表示画面を、
図6に示すような画面表示に切替え、映像コンテンツを縮小して矩形の表示領域A110に表示するように表示部17を制御する。また、ウェブブラウザ202を起動し、読み取ったURLのウェブページを周縁部のL字型の表示領域A120に表示するように表示部17を制御する。
【0043】
ステップS120では、一連の処理を終了する。
【0044】
上記実施形態2によれば、映像コンテンツをより大きな画面で視聴したい場合に、映像コンテンツを元のアスペクト比率を維持したままやや縮小した矩形型の表示領域A110に表示し、ウェブページの情報を、表示領域A122の周辺に位置するL字型の表示領域A120に表示することにより、テレビ画面の表示スペースを有効に使用することができる。更に、L字型の表示領域120を縦長表示領域A122および横長表示領域A121に分割し、テキストなど文字情報を表示領域A121に表示し、アイコン、写真、動画などを縦長表示領域A122に表示する。このように表示する情報の量、情報の内容、または情報に種類によって、表示領域を分けて表示することにより、更に有効に表示スペースを活用することができる。
【0045】
〔実施形態3〕
本実施形態3では、表示部17の表示形態を、更に別な表示形態に変更する場合を例にして説明する。
【0046】
図8は、実施形態3におけるアプリケーションを起動したときの表示形態の例を示す。本実施形態3では、制御部13は、他のアプリケーションの表示オブジェクトを表示部17の周縁部に沿った横長の矩形型表示領域A221に表示するように決定してもよい。例えば、
図8に示すように、テレビ番組の映像コンテンツをやや縮小して矩形の表示領域A210に表示し、表示領域A210の下辺に隣接する位置に横長の表示領域A221を設けて、ブックマーク保存用の編集画面としてもよい。このような表示形態は、映像コンテンツと他のアプリケーションを同時に表示する場合であって、他のアプリケーションが表示する情報が、例えば、ウェブページのブックマーク保存のみであるなど、情報量が少ない場合には、アプリケーションの表示領域は小さくてもよいので有効である。
【0047】
<表示形態を変更する処理の流れ>
図7は、本発明の実施形態3に係るテレビ受像機10の表示部における表示形態を変更する処理を示すフローチャートである。以下では、
図7を参照して、実施形態3に係るテレビ受像機10の表示形態を変更する処理の流れを説明する。
【0048】
ステップS210において、テレビ受像機10を起動する。ステップS212では、テレビ受像機10の表示部17は、映像コンテンツを表示する。
【0049】
ステップS214では、制御部13は、映像コンテンツに含まれるQRコード2を検出する。ユーザが操作部12によって画面中QRコード2を操作すると、ステップS216では、制御部13は2次元コード認識プログラム201を起動し、映像コンテンツに含まれるQRコード2を読み取る。例えば、制御部13は2次元コード認識プログラム201によって、映像コンテンツに含まれるQRコード2が、URLを示すかどうかを認識する。制御部13が映像コンテンツに含まれるQRコード2がURLを示すと認識した場合には、ステップS218に進む。
【0050】
ステップS218では、制御部13はテレビ受像機10の表示画面を、
図8に示すような画面表示に切替え、テレビ番組の映像コンテンツを縮小して表示領域A210に表示する。また、ウェブブラウザ202を起動し、読み取ったURLを後で使用するため、ブックマーク保存用の編集画面を、表示画面の下部分に設けられた横長の表示領域A221に表示する。
【0051】
ステップS220では、一連の処理を終了する。
【0052】
上記実施形態3によれば、映像コンテンツの視認性を確保しつつ、同時に、他のアプリケーションでの作業を行える構成とすることにより、視認性とスマートテレビの有効活用の両立を図ることができる。
【0053】
〔実施形態4〕
本実施形態4では、例えば、映像コンテンツを視聴中に、メールソフトを起動し、簡単な編集作業を行う場合の、表示形態の変更について説明する。例えば、アプリケーションを起動して行う作業が、メールアドレスの選択のみ、送信ボタンを押すのみ等である場合には、
図10に示す表示形態で表示することが有効である。この場合、映像コンテンツを矩形の表示領域A310に表示する。そして、メールソフトの編集画面を表示領域A310の下辺に隣接する横長の表示領域A321に表示する。このような表示形態とすれば、映像コンテンツの視認性を確保しつつ、メール編集作業などを同時に行うことができる。
【0054】
<表示形態を変更する処理の流れ>
図9は、本実施形態4に係るテレビ受像機10(表示装置)の表示部17における表示形態を変更する処理を示すフローチャートである。以下では、
図9を参照して、実施形態4に係るテレビ受像機10の表示形態を変更する処理の流れについて説明する。
【0055】
ステップS310において、テレビ受像機10を起動する。ステップS312では、テレビ受像機10の表示部17に、テレビ番組の映像コンテンツを表示する(
図3)。
【0056】
ステップS314では、制御部13は、映像コンテンツに含まれるQRコード2(特徴)を検出する。ユーザが操作部12によって、画面中QRコード2を操作すると、ステップS316では、制御部13は2次元コード認識プログラム201を起動し、映像コンテンツに含まれるQRコード2を読み取る。例えば、映像コンテンツに含まれるQRコード2が、URLを示すかどうかを認識する。制御部13が映像コンテンツに含まれるQRコード2がURLを示すと判断しなかった場合には、ステップS318に進む。
【0057】
ステップS318では、制御部13が映像コンテンツに含まれるQRコード2が特定のアプリケーションに関する文字列か否かを判断する。映像コンテンツに含まれるQRコード2がメールソフトに関する文字列であると判断した場合には、制御部13はステップS320に進む。
【0058】
ステップS320では、テレビ番組の映像コンテンツを縮小して矩形の表示領域A310に表示し、メールソフト204を起動し、簡単なメール編集作業を行うための画面を空いた表示領域A321に表示する。
【0059】
ステップS322では、一連の処理を終了する。
【0060】
上記実施形態4は、例えば、以下のような場合に、特に有効である。
・QRコードがメールアドレスを示し、簡単なメール送信などを行う場合。
・QRコードがメールアドレスを示し、メールマガジンなどを募集するものであり、ユーザのメールアドレスを表示されたメールアドレス宛に送信するのが目的であり、メール本文・題名なしで、空メールで送る場合。
・QRコードがメールアドレスを示し、後で作業するため、メールアドレスをアドレス帳に保存する場合。
【0061】
上記実施形態4によれば、映像コンテンツの視認性をより確保しつつも、同時に、他のアプリケーションでのメール編集等の作業を行えることにより、視認性とスマートテレビの有効活用の両立を図ることができる。
【0062】
〔実施形態5〕
上記実施形態では、表示部17が、映像コンテンツと他のアプリケーションの表示オブジェクトとの表示形態を、他のアプリケーションの情報量、情報の内容などに応じて、表示形態を変更する構成を例にして説明した。以上説明したように、本発明では、映像コンテンツと他のアプリケーションの表示オブジェクトとの表示形態には複数の候補がある。本実施形態5では、表示装置10は、ユーザによる表示形態の複数の候補からの1つの表示形態の選択を受付けるユーザ操作情報取得部131を、更に備え、表示制御部132はユーザによる選択に応じた表示形態を決定してもよい。
更に、ユーザ操作情報取得部131は、他のアプリケーションが起動するごとに、ユーザによる表示形態の選択を受付けてもよい。
例えば、
図12には、ユーザが表示形態を選択するための表示画面の一例を示す。
図12に示すように、テレビ番組の映像コンテンツを視聴中に、他のアプリケーションを起動するごとに、表示画面の表示領域A410には、以下の選択肢が表示される。
・テレビ番組の映像コンテンツをそのまま視聴する。
・テレビ番組の映像コンテンツの表示を終了し、ウェブブラウザでウェブページのみを表示する。
・テレビ番組の映像コンテンツとウェブページの両方を2画面で表示する(実施形態1の表示形態)。
・テレビ番組の映像コンテンツを矩形型の表示領域で表示し、その周辺のL字型領域で簡易的なウェブブラウザ、メールソフトの編集画面等を表示する(実施形態2または3の表示形態)。
・その他・・・
上記構成によれば、ユーザは、自分の好み通りの表示形態を他のアプリケーションが起動するごとに、選択することができる。
【0063】
<選択画面を表示する処理の流れ>
図11は、本実施形態5に係るテレビ受像機10における表示形態の選択画面を表示する処理の流れを示すフローチャートである。以下では、
図11を参照して、実施形態5に係るテレビ受像機10の表示形態の選択画面を表示する処理の流れを説明する。
【0064】
ステップS410において、テレビ受像機10を起動する。ステップS412では、テレビ受像機10の表示部17は、テレビ番組の映像コンテンツを表示する。
【0065】
ステップS414では、制御部13は、映像コンテンツに含まれるQRコード2(特徴)を検出する。ユーザが操作部12によって、画面中QRコード2を操作すると、ステップS416では、制御部13は2次元コード認識プログラム201を起動し、映像コンテンツに含まれるQRコード2を読み取る。例えば、制御部13は2次元コード認識プログラム201によって、映像コンテンツに含まれるQRコード2が、URLを示すかどうかを認識する。制御部13が映像コンテンツに含まれるQRコード2がURLを示すと認識した場合には、ステップS418に進む。
【0066】
ステップS418では、制御部13(表示制御部132)が、上述した
図12に示す表示形態の選択画面を表示部17に表示するように制御する。ユーザは操作部12(リモコン等)で画面に表示された選択肢の中から表示形態を選択する。選択した結果に関するユーザ操作情報は、ユーザ操作情報取得部131に送信され、表示制御部132が選択された表示形態に従って表示を行うように表示部17を制御する。
【0067】
ステップS420では、表示部17は、表示制御部132からの指令に従い、選択された表示形態に従って表示する。
【0068】
ステップS422では、一連の処理を終了する。
【0069】
上記実施形態5によれば、テレビ番組の映像コンテンツを視聴中に他のアプリケーションを起動するたびに、映像コンテンツと他のアプリケーションの表示形態を選択することにより、ユーザが使用したい表示形態で表示を行うことができ、視認性確保のための選択肢を増やすことができる。
【0070】
〔実施形態6〕
上記実施形態5では、テレビ番組の映像コンテンツを視聴中に他のアプリケーションを起動するたびに、ユーザが映像コンテンツと他のアプリケーションの表示形態を選択する構成を例として説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、予め、ユーザにより表示形態が設定される構成としてもよい。
【0071】
例えば、本実施形態6では、テレビ受像機10を立ち上げた時に、
図13に示すような選択画面が表示されてもよい。
図13における選択画面の選択肢は、実施形態5の場合と同様なので、ここでは選択画面の選択肢に関する説明を省略する。
【0072】
本実施形態6によれば、複数のアプリケーションを起動する時の表示形態を、他のアプリケーションが起動されるより前にユーザが設定することにより、制御部13が映像コンテンツに含まれるQRコードを検出したら、ユーザの選択に従った表示形態で表示することができる。従って、ユーザが視聴中の映像コンテンツの視聴を妨げることもない。
【0073】
また、複数のアプリケーションを起動する場合に、上述の実施形態5のように、他のアプリケーションの起動ごとに表示形態を選択するか、もしくは、本実施形態6のように、複数のアプリケーション起動時の表示形態を他のアプリケーションが起動されるより前に設定するかのどちらを、ユーザが選択する構成としてもよい。これにより、ユーザ毎の視認を確保することができる。
【0074】
〔まとめ〕
〔態様1〕
本発明の態様1に係る表示装置は、映像コンテンツを表示するアプリケーションの実行中に、他のアプリケーションを起動する場合に、前記他のアプリケーションが表示する情報の量、情報の内容、及び情報の種類の少なくとも何れかに応じて、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトの表示形態を決定する制御部と、前記決定された表示形態に従って、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトとを表示する表示部と、を備える。
【0075】
上記構成によれば、映像コンテンツの表示を妨げることなく、同時に他のアプリケーションの表示オブジェクトを閲覧することができる。
【0076】
〔態様2〕
本発明の態様2に係る表示装置では、態様1において、前記制御部は、前記映像コンテンツに2次元コード画像が含まれる場合に、前記2次元コード画像を参照して、前記他のアプリケーションが表示する情報を特定する。
【0077】
上記構成によれば、映像コンテンツを視聴中に、映像コンテンツに含まれるQRコード等の2次元コード画像を参照して立ち上がるウェブページ等を閲覧することができる。
【0078】
〔態様3〕
本発明の態様3に係る表示装置では、態様1から2において、前記制御部は、前記映像コンテンツを表示中に前記他のアプリケーションを起動する場合に、前記映像コンテンツを1つの矩形型表示領域に表示し、前記他のアプリケーションの表示オブジェクトを他の1つの矩形型表示領域に表示するように決定する。
【0079】
上記構成によれば、映像コンテンツの表示を妨げることなく、同時に他のアプリケーションの表示オブジェクトを閲覧することができる。
【0080】
〔態様4〕
本発明の態様4に係る表示装置では、態様1から3において、前記制御部は、前記映像コンテンツを表示するアプリケーションの実行中に、前記他のアプリケーションを起動する場合に、前記アプリケーションの表示オブジェクトを前記表示部の周縁部に沿った縦長の矩形型表示領域および横長の矩形型表示領域からなるL字形状の表示領域に表示するように決定する。
【0081】
上記構成によれば、映像コンテンツと他のアプリケーションの表示オブジェクトを、同時に、表示スペースの無駄なく表示することができる。
【0082】
〔態様5〕
本発明の態様5に係る表示装置では、態様4において、前記制御部は、前記他のアプリケーションが表示する情報の内容および情報の種類の少なくとも何れかに応じて、前記アプリケーションの表示オブジェクトを前記L字形状の表示領域のうち前記縦長の表示領域および前記横長の表示領域に分割して表示するように決定する。
【0083】
上記構成によれば、情報の提示方法を多様化することで、提示された情報を理解しやすくすることができる。
【0084】
〔態様6〕
本発明の態様6に係る表示装置では、態様4において、前記制御部は、前記他のアプリケーションの表示オブジェクトを前記表示部の周縁部に沿った横長の矩形型表示領域に表示するように決定する。
【0085】
上記構成によれば、映像コンテンツの視認性を確保しつつ、他のアプリケーションで同時に作業を行うことができる。
【0086】
〔態様7〕
本発明の態様7に係る表示装置では、態様1から6において、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトとの表示形態には複数の候補があり、前記表示装置は、ユーザによる前記表示形態の複数の候補からの1つの表示形態の選択を受付けるユーザ操作情報取得部を、更に備え、前記制御部は、前記ユーザによる選択に応じた表示形態を決定する。
【0087】
上記構成によれば、ユーザにとって最適な表示形態を選択することができる。
【0088】
〔態様8〕
本発明の態様8に係る表示装置では、態様7において、前記ユーザ操作情報取得部は、前記他のアプリケーションが起動するごとに、ユーザによる表示形態の選択を受付ける。
【0089】
上記構成によれば、ユーザにとって最適な表示形態を、アプリケーションを起動するごとにユーザにとって最適な表示形態を選択することができる。
【0090】
〔態様9〕
本発明の態様9に係る表示方法は、映像コンテンツを表示するアプリケーションの実行中に、他のアプリケーションを起動する場合に、前記他のアプリケーションが表示する情報の量、情報の内容、及び情報の種類の少なくとも何れかに応じて、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトの表示形態を決定する制御工程と、前記決定された表示形態に従って、前記映像コンテンツと前記他のアプリケーションの表示オブジェクトとを表示する表示工程と、を含む。
【0091】
上記構成によれば、態様1と同様の効果を得ることができる。
【0092】
〔態様10〕
本発明の態様10に係る表示プログラムは、態様1~8の何れかに記載の表示装置としてコンピュータを機能させるための表示プログラムであって、制御部、表示部およびユーザ操作情報取得部としてコンピュータを機能させる。
【0093】
上記構成によれば、態様1と同様の効果を得ることができる。
【0094】
〔ソフトウェアによる実現例〕
表示装置10の制御ブロック(特に制御部13(ユーザ操作情報取得部131、表示制御部132)および表示部17)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
【0095】
後者の場合、表示装置10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0096】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0097】
2 QRコード(2次元コード画像)
10 テレビ受像機(表示装置)
11 テレビ放送受信部
12 操作部
13 制御部
17 表示部
18 音声出力部
19 通信部
20 メモリ
131 ユーザ操作情報取得部
132 表示制御部
133 音声制御部
134 通信制御部
201 2次元コード認識プログラム
202 ウェブブラウザ
204 メールソフト
206 専用アプリケーション