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特許7596181情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241202BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021034335
(22)【出願日】2021-03-04
(65)【公開番号】P2022134870
(43)【公開日】2022-09-15
【審査請求日】2023-07-13
(73)【特許権者】
【識別番号】399035766
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(72)【発明者】
【氏名】丸山 純平
【審査官】岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-190914(JP,A)
【文献】特開2021-010101(JP,A)
【文献】特開2006-323702(JP,A)
【文献】特開2009-289134(JP,A)
【文献】国際公開第2019/021653(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザの作業状態スコアを取得する取得部と、
前記取得部により取得された作業状態スコアに基づいて、前記複数のユーザから前記作業状態スコアが閾値以下であるユーザを特定する特定部と、
前記特定部により前記特定されたユーザの端末に、前記特定されたユーザの端末間で会話可能であることを示す通知を出力する出力部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記作業状態スコアは、前記複数のユーザの生体データに基づき生成される、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記特定部により前記特定されたユーザの関連情報を取得し、
前記特定部は、前記関連情報に基づく複数のグループの中から前記特定されたユーザのそれぞれが属するグループを特定し、
前記出力部は、前記特定部により特定されたグループに基づく通知を前記特定されたユーザのそれぞれの端末に出力する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記特定部により前記特定されたユーザの設定情報を取得し、
前記特定部は、前記設定情報に基づく複数のグループの中から前記特定されたユーザのそれぞれが属するグループを特定し、
前記出力部は、前記特定部により特定されたグループに基づく通知を前記特定されたユーザのそれぞれの端末に出力する、
請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記出力部は、前記特定部により前記特定されたユーザを識別する情報に関する通知を管理者の端末に出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
複数のユーザの作業状態スコアを取得することと、
取得された作業状態スコアに基づいて、前記複数のユーザから前記作業状態スコアが閾値以下であるユーザを特定することと、
前記特定されたユーザの端末に、前記特定されたユーザの端末間で会話可能であることを示す通知を出力することと、
を備える情報処理方法。
【請求項7】
請求項1乃至の何れかの情報処理装置が備える各部による処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ICT(Information and Communication Technology)を活用した、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方である、いわゆるテレワーク(在宅勤務、サテライトオフィス勤務、リモートワーク等)の普及が進んでいる。テレワークでは、管理者が従業者の作業状態を把握することが難しく、また従業者同士でもお互いの作業状態を把握することが難しい。
【0003】
そこで、従業者の疲労や眠気、気分等の作業状態を検知し、作業状態に応じて従業者間のコミュニケーションを推進して、作業の効率化を図るための技術の提供が望まれている。
【0004】
従業者のコミュニケーションを推進する技術には、ユーザの気分を判定し、ユーザの気分に応じて他のユーザからのコミュニケーションを促進する技術がある(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2017-168054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、気分レベルの低いユーザに対し、他のユーザからコミュニケーションを図ることはできるが、作業効率の低下がみられる従業者同士がコミュニケーションをとるものではない。そのため、この技術では、作業効率が低下した従業者同士のコミュニケーションを推進することにより、作業効率の向上を図ることは難しい。
【0007】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、一側面では、作業効率の向上を図ることを実現する技術を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためにこの発明の情報処理装置の一態様は、複数のユーザの作業状態スコアを取得する取得部と、取得部により取得された作業状態スコアに基づいて、複数のユーザから1以上のユーザを特定する特定部と、特定部により特定された1以上のユーザの端末に通知を出力する出力部と、を備えるようにしたものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明の一態様によれば、作業効率の向上を図ることを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2図2は、第1の実施形態に係るサーバのソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、第1の実施形態に係るサーバにより実行される作業状態スコアの取得処理の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
図4図4は、第1の実施形態に係るサーバにより実行される通知処理の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
図5図5は、第1の実施形態に係るサーバにより作成される第1の通知の表示の一例を示す図である。
図6図6は、第1の実施形態に係るサーバにより作成される第2の通知の表示の一例を示す図である。
図7図7は、第2の実施形態に係るサーバにより実行される通知処理の処理手順と処理内容の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、第2の実施形態に係るサーバにより作成される第1の通知の一例を示す図である。
図9図9は、第2の実施形態に係るサーバにより作成される第1の通知の別の例を示す図である。
図10図10は、第2の実施形態に係るサーバにより作成される第2の通知の一例を示す図である。
図11図11は、第3の実施形態に係るサーバにより実行される通知処理の処理手順と処理内容の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照してこの発明に係わる第1の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
(構成例)
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システム100の全体構成を示す図である。
情報処理システム100は、リモートワークを行う従業者のICTを利用したコミュニケーションを可能にするシステムである。従業者のコミュニケーションは、複数の従業者間のコミュニケーションでもよく、管理者と従業者間のコミュニケーションでもよい。また、従業者のコミュニケーションは、リモートワークの状況化に限られず、勤務場所における通常勤務の状況下におけるICTを利用したコミュニケーションであってもよい。ここでは、複数の従業者の人数をn(nは2以上)人とする。以下では、「複数の従業者」、「複数のユーザ」という表記は、n人の従業者を意図している。従業者は、ユーザの一例である。管理者は、例えば、従業者の上司等の複数の従業者を管理、統括する者を示す。
【0012】
情報処理システム100は、サーバ1、管理者用端末2、及び複数の従業者用端末3-1~3-nを備える。サーバ1、管理者用端末2、及び複数の従業者用端末3-1~3-nは、ネットワークNWを介して互いに通信自在に接続する。ネットワークNWは、インターネット、及びLAN(Local Area Network)等のうちの1以上のネットワークで構成される。典型的には、LANは、無線LANであるが、有線LANであってもよい。情報処理システム100は、サーバ1、管理者用端末2、及び複数の従業者用端末3-1~3-nのうちの少なくとも2つの要素を含むシステムを指すこともある。
【0013】
サーバ1は、従業者に関する種々のデータを記憶し、従業者に関するデータについて種々の処理を行う電子機器である。電子機器は、コンピュータの一例である。サーバ1は、情報を処理する情報処理装置の一例である。サーバ1の構成例については後述する。
【0014】
管理者用端末2は、管理者が使用する端末である。管理者用端末2は、入力機能、表示機能及び通信機能を備える電子機器である。例えば、管理者用端末2は、PC(Personal Computer)、タブレット端末、又はスマートフォン等であるが、これらに限定されない。管理者用端末2は、端末の一例である。管理者用端末2の構成例については後述する。
【0015】
従業者用端末3-1~3-nのそれぞれは、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれが使用する端末である。例えば、従業者用端末3-1~3-nのそれぞれは、入力機能、表示機能及び通信機能を備える電子機器である。例えば、従業者用端末3-1~3-nのそれぞれは、PC、タブレット端末、又はスマートフォン等であるが、これらに限定されない。従業者用端末3-1~3-nのそれぞれは、端末の一例である。従業者用端末3-1~3-nの構成例については後述する。
【0016】
サーバ1の構成例について説明する。
サーバ1は、制御部11、プログラム記憶部12、データ記憶部13、及び通信部14を備える。サーバ1を構成する各要素は、バス15を介して、互いに接続されている。
【0017】
制御部11は、サーバ1の中枢部分に相当する。制御部11は、中央処理ユニット(Central Processing Unit:CPU)等のプロセッサを備える。制御部11は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を備える。制御部11は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を備える。プロセッサは、ROM、又はプログラム記憶部12に記憶されているプログラムをRAMに展開する。プロセッサがRAMに展開されるプログラムを実行することで、制御部11は、後述する各部を実現する。
【0018】
プログラム記憶部12は、記憶媒体としてHDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)等の随時書込み及び読出しが可能な不揮発性メモリで構成される。プログラム記憶部12は、各種制御処理を実行するために必要なプログラムを記憶する。例えば、プログラム記憶部12は、制御部11に実現される後述する各部による処理をサーバ1に実行させる情報処理プログラムを記憶する。プログラム記憶部12は、ストレージの一例である。
【0019】
データ記憶部13は、記憶媒体としてHDD又はSSD等の随時書込み及び読出しが可能な不揮発性メモリで構成される。データ記憶部13は、ストレージ、又は記憶部の一例である。
【0020】
データ記憶部13は、作業状態スコアDB(データベース)131を記憶する。作業状態スコアDB131は、複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを記憶する。作業状態スコアは、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの疲労や眠気等の作業状態を示す値である。作業状態は、作業状況又は作業効率に対応する。作業状態スコアは、従業者用端末3-1~3-nにおいて生成される。作業状態スコアは、例えば、複数の従業者4-1~4-nが使用する従業者用端末3-1~3-nにおいて取得される作業状態データに基づき生成される値である。
【0021】
作業状態データは、例えば、生体データ、及び各種センサが感知した感知データ等を含む。生体データは、脈拍、体温、心拍、血圧、呼吸、音声等の各指標について、既知の技術を用いて従業者用端末3-1~3-nにおいて測定可能なデータである。感知データは、キーボードのタイピング、マウスの動き、ブラウザの表示、温度、湿度、明るさ等の各指標について、既知の技術を用いて従業者用端末3-1~3-nにおいて測定可能なデータである。
【0022】
例えば、作業状態スコアは、複数の従業者4-1~4-nの生体データに基づき生成される値である。一例では、作業状態スコアは、複数の従業者4-1~4-nの脈拍の測定データから、正常時の一般人の脈拍の平均値を基準として1~5の5段階のスコアとして生成される。別の例では、作業状態スコアは、生体データの2以上の指標の組み合わせに基づき5段階のスコアとして生成される。さらに別の例では、作業状態スコアは、生体データと感知データの指標の組み合わせに基づき5段階のスコアとして生成される。例えば、作業状態スコアは、5を最大値とし、スコアが下がるにつれて作業効率が低くなることを示す。例えば、スコア5は作業効率が高いことを示し、スコア3は作業効率が平均値であることを示し、スコア1は作業効率が低いことを示す。
【0023】
なお、作業状態スコアは、生体データと感知データの両方に基づき作成されてもよく、どちらか一方に基づき作成されてもよい。作業状態スコアについて5段階のスコアを例に説明するが、作業状態スコアは、5段階のスコアに限られない。作業状態スコアは、作業状態データに基づく指標を数値化したものであればよい。作業状態スコアは、0~1の間の値、又はパーセント表示等の連続データであってもよい。
【0024】
作業状態スコアは、作業状態データが取得される毎に生成されてもよい。また、作業状態スコアは、予め設定されたタイミング、又は任意のタイミングで生成されてもよい。さらに、作業状態スコアは、管理者用端末2から出力される生成指示に応答して作成されてもよい。生成指示は、作業状態スコアを生成することを示す指示である。なお、作業状態スコアは、作業状態スコアが生成されるタイミングで取得された作業状態データ(現在の作業状態データ)と過去に取得された作業状態データとを比較して生成されてもよい。また、作業状態スコアは、過去に取得された作業状態データから予測される値として生成されてもよい。ここで、「出力」は送信の意味を含む。
【0025】
各作業状態スコアは、各作業状態スコアを一意に識別する作業状態スコア識別情報により識別可能である。各作業状態スコアは、従業者を一意に識別するユーザ識別情報と関連付けられている。例えば、ユーザ識別情報は、従業者ID、又は従業者名等であるが、これらに限定されない。各作業状態スコアは、各作業状態スコアが作成された日時を識別する日時情報と関連付けられている。また、各作業状態スコアは、各作業状態スコアが作成された場所を示す位置情報と関連付けられてもよい。作業状態スコアDB131は、作業状態スコアが追加される毎に更新される。
【0026】
データ記憶部13は、関連情報DB132を記憶する。関連情報DB132は、複数の従業者4-1~4-nについての関連情報を記憶する。関連情報は、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれに関連付けられた情報である。関連情報は、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれを特徴付ける情報ということもできる。
【0027】
関連情報は、複数の従業者4-1~4-nの属性情報及びスケジュール情報等を含む。属性情報は、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれに固有の情報であり、所属部署、所属チーム、所属プロジェクト等の業務内容、勤続年数、又は業務経験等を含む情報である。スケジュール情報は、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれのスケジュールを表す情報である。
【0028】
関連情報は、従業者4-1~4-nにより従業者用端末3-1~3-nにおいて適宜入力されてもよく、管理者により管理者用端末2において適宜入力されてもよい。関連情報は、例えば、テキスト、画像、音声、動画、又はそれらの組み合わせにより構成されてもよい。
【0029】
各関連情報は、従業者を一意に識別するユーザ識別情報と関連付けられている。各関連情報は、各関連情報が作成された日時を識別する日時情報と関連付けられてもよい。関連情報DB132は、関連情報が追加又は削除される毎に更新される。
【0030】
データ記憶部13は、設定情報DB133を記憶する。設定情報DB133は、複数の従業者4-1~4-nについての設定情報を記憶する。設定情報は、複数の従業者4-1~4-nにより設定される情報であり、他の従業者との会話に関する情報である。会話は、チャット又はメッセージの交換が可能な周知のアプリケーションを介して従業者用端末間で行われるテキスト又は音声によるコミュニケーションの一例である。会話は、1対1のコミュニケーションであってもよく、グループ間でのコミュニケーションであってもよい。
【0031】
例えば、設定情報は、会話可否を示す情報、会話可能時間帯を示す情報、退席を示す情報、休憩時間を示す情報等を含む情報である。設定情報は、従業者4-1~4-nにより適宜入力されてもよく、管理者により入力されてもよい。管理者が設定情報を入力することにより、会話を許可する従業者を制限する等、業務上の管理体制を反映することができる。設定情報は、例えば、テキスト、画像、音声、動画、又はそれらの組み合わせにより構成されてもよい。
【0032】
各設定情報は、従業者を一意に識別するユーザ識別情報と関連付けられている。各設定情報は、各設定情報が作成された日時を識別する日時情報と関連付けられてもよい。設定情報DB133は、設定情報が追加又は削除される毎に更新される。
【0033】
データ記憶部13は、宛先情報DB(不図示)を記憶する。宛先情報DBは、複数の従業者4-1~4-nについての宛先情報を記憶する。宛先情報は、複数の従業者4-1~4-nに対し通知又は会話等を行う際の宛先を示す情報である。宛先情報は、例えば、複数の従業者4-1~4-nについてのIPアドレス、電子メールアドレス、SNS(Social Networking Service)アカウント等である。
【0034】
各宛先情報は、従業者を一意に識別するユーザ識別情報と関連付けられている。各宛先情報は、各宛先情報が作成された日時を識別する日時情報と関連付けられてもよい。宛先情報DBは、宛先情報が追加又は削除される毎に更新される。
【0035】
通信部14は、ネットワークNWにより定義される通信プロトコルを使用して、サーバ1を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0036】
なお、サーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。サーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略、及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0037】
管理者用端末2の構成例について説明する。
管理者用端末2は、制御部21、プログラム記憶部22、データ記憶部23、入力部24、表示部25、音声出力部26、通信部27、及びセンサ28を備える。管理者用端末2を構成する各要素は、バス29を介して、互いに接続されている。
【0038】
制御部21は、管理者用端末2の中枢部分に相当する。制御部21は、CPU等のプロセッサを備える。制御部21は、不揮発性のメモリ領域としてROMを備える。制御部21は、揮発性のメモリ領域としてRAMを備える。プロセッサは、ROM、又はプログラム記憶部22に記憶されているプログラムをRAMに展開する。プロセッサがRAMに展開されるプログラムを実行することで、制御部21は、各種動作を実現する。
【0039】
プログラム記憶部22は、記憶媒体としてフラッシュメモリ、HDD、又はSSD等の随時書込み及び読出しが可能な不揮発性メモリで構成される。プログラム記憶部22は、各種制御処理を実行するために必要なプログラムを記憶する。例えば、プログラム記憶部22は、アプリケーションプログラムを記憶する。プログラム記憶部22は、ストレージの一例である。
【0040】
データ記憶部23は、記憶媒体としてフラッシュメモリ、HDD、又はSSD等の随時書込み及び読出しが可能な不揮発性メモリで構成される。データ記憶部23は、ストレージの一例である。
【0041】
入力部24は、管理者用端末2へデータ、又は指示を入力可能なデバイスである。例えば、入力部24は、タッチ操作による入力を可能にするキーボード、又はタッチパネル等を含む。入力部24は、音声入力を可能にするマイクを含む。入力部24は、映像の取り込み可能にするカメラを含む。
【0042】
表示部25は、画像データに基づく画像を表示可能なデバイスである。例えば、表示部25は、液晶ディスプレイ、又はEL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。
【0043】
音声出力部26は、音声データに基づく音声を出力可能なデバイスである。例えば、音声出力部26は、スピーカである。
【0044】
通信部27は、ネットワークNWにより定義される通信プロトコルを使用して、管理者用端末2を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。

センサ28は、生体データを測定するバイタルセンサ、温度センサ、湿度センサ、圧力センサ、光センサ、音センサ、人感センサ、振動センサ、電流センサ、電圧センサ、位置センサ、スイッチセンサ、ジャイロセンサ、カメラ等の作業状態データを取得可能なセンサにより構成され得る。センサ28は、上記のセンサのうち1種類であってもよく、複数種類の組み合わせであってもよい。
【0045】
なお、管理者用端末2のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。管理者用端末2は、適宜、上述の構成要素の省略、及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。例えば、入力部24、表示部25、音声出力部26、及びセンサ28の少なくとも何れか一つは、管理者用端末2から独立したデバイスであってもよい。この場合、入力部24、表示部25、音声出力部26、及びセンサ28の少なくとも何れか一つは、管理者用端末2が備える図示しない入出力インタフェースと有線、又は無線で接続され得る。
【0046】
従業者用端末3-1の構成例について説明する。従業者用端末3-1は、従業者4-1により操作されるものとする。
従業者用端末3-1は、制御部31、プログラム記憶部32、データ記憶部33、入力部34、表示部35、音声出力部36、通信部37、及びセンサ38を備える。従業者用端末3-1を構成する各要素は、バス39を介して、互いに接続されている。
【0047】
制御部31、プログラム記憶部32、データ記憶部33、入力部34、表示部35、音声出力部36、通信部37、及びセンサ38は、上述の制御部21、プログラム記憶部22、データ記憶部23、入力部24、表示部25、音声出力部26、通信部27、及びセンサ28と同様に構成されている。例えば、プログラム記憶部32は、アプリケーションプログラムを記憶する。
【0048】
なお、従業者用端末3-1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。従業者用端末3-1は、適宜、上述の構成要素の省略、及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。例えば、入力部34、表示部35、音声出力部36、及びセンサ38の少なくとも何れか一つは、従業者用端末3-1から独立したデバイスであってもよい。この場合、入力部34、表示部35、音声出力部36、及びセンサ38の少なくとも何れか一つは、従業者用端末3-1が備える図示しない入出力インタフェースと有線、又は無線で接続され得る。
【0049】
従業者用端末3-2~3-nの構成は、従業者用端末3-1の構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0050】
図2は、サーバ1のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
制御部11は、取得部111、記憶制御部112、特定部113、及び出力部114を備える。各部は、情報処理プログラムの実行により実現される。各部は、プロセッサが備えるということもできる。各部は、各機能ということもできる。下記で説明する各部は、制御部11又はプロセッサと読み替え可能である。
【0051】
取得部111は、ネットワークNWを介して、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの作業状態スコアを従業者用端末3-1~3-nのそれぞれから取得する。取得部111は、作業状態スコアDB131に記憶された複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの作業状態スコアを取得する。取得部111は、ネットワークNWを介して、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの関連情報を従業者用端末3-1~3-nのそれぞれから取得する。取得部111は、関連情報DB132に記憶された複数の従業者4-1~4-nの一部、又は全部の関連情報を取得する。取得部111は、ネットワークNWを介して、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの設定情報を管理者用端末2、又は従業者用端末3-1~3-nのそれぞれから取得する。取得部111は、設定情報DB133に記憶された複数の従業者4-1~4-nの一部、又は全部の設定情報を取得する。
【0052】
記憶制御部112は、取得部111により取得された複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの作業状態スコアを作業状態スコアDB131に保存する。記憶制御部112は、取得部111により取得された複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの関連情報を関連情報DB132に保存する。記憶制御部112は、取得部111により取得された複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの設定情報を設定情報DB133に保存する。記憶制御部112は、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの宛先情報を宛先情報DBに保存する。
【0053】
特定部113は、取得部111により取得された作業状態スコアに基づいて、複数の従業者4-1~4-nから1以上の従業者を特定する。
【0054】
出力部114は、特定部113により特定された1以上の従業者のそれぞれの従業者用端末に第1の通知を出力する。第1の通知は、サーバ1から従業者用端末に出力される通知をいうものとする。第1の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者のうち自身を除く他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間での会話の可能性を示す通知である。会話の可能性は、会話可能、及び会話不可能の少なくとも何れか一方を含む。第1の通知は、他の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知でもある。ユーザ識別情報に関する通知は、ユーザ識別情報を示す通知である。出力部114は、第2の通知を管理者用端末2に出力する。第2の通知は、サーバ1から管理者用端末2に出力される通知をいうものとする。第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知である。第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末と管理者の管理者用端末2との間での会話の可能性を示す通知でもある。以下では、第1の通知、又は第2の通知を特定しない「通知」の表記は、第1の通知、及び第2の通知の少なくとも何れか一方を含むものとする。通知の表示方法は、ポップアップ表示、リスト表示を含む任意の方法であってよい。
【0055】
(動作例)
次に、以上のように構成されたサーバ1の動作例を説明する。
【0056】
図3は、サーバ1により実行される作業状態スコアの取得処理の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0057】
取得部111は、複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを従業者用端末3-1~3-nのそれぞれから取得する(ステップS1)。ステップS1では、例えば、取得部111は、ネットワークNWを介して、従業者用端末3-1~3-nで生成された作業状態スコアを取得する。取得部111は、作業状態スコアと共に作業状態スコア識別情報、ユーザ識別情報、日時情報、及び位置情報を取得し得る。例えば、取得部111は、作業状態スコアが生成される毎に作業状態スコアを取得してもよい。また、取得部111は、予め設定されたタイミング、又は任意のタイミングで複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得してもよい。さらに、取得部111は、管理者により管理者用端末2で入力された取得指示の取得に基づいて、複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得してもよい。取得指示は、作業状態スコアを取得することを示す指示である。
【0058】
記憶制御部112は、取得部111により取得された作業状態スコアを作業状態スコアDB131に保存する(ステップS2)。ステップS2では、例えば、記憶制御部112は、作業状態スコアを作業状態スコア識別情報、ユーザ識別情報、日時情報、及び位置情報と関連付けて作業状態スコアDB131に保存する。記憶制御部112は、取得部111により作業状態スコアが取得される毎に、取得された作業状態スコアの作業状態スコアDB131への保存を繰り返す。
【0059】
図4は、サーバ1により実行される通知処理の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0060】
取得部111は、複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得する(ステップS11)。ステップS11では、例えば、取得部111は、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの作業状態スコアを作業状態スコアDB131から取得する。例えば、取得部111は、作業状態スコアが従業者用端末3-1~3-nから取得される毎に作業状態スコアDB131から作業状態スコアを取得してもよい。また、取得部111は、予め設定されたタイミング、又は任意のタイミングで複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得してもよい。さらに、取得部111は、管理者により管理者用端末2で入力された特定指示の取得に基づいて、複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得してもよい。特定指示は、作業状態スコアに基づき1以上の従業者を特定することを示す指示である。
【0061】
特定部113は、取得部111により取得された作業状態スコアに基づいて、複数の従業者4-1~4-nから1以上の従業者を特定する(ステップS12)。ステップS12では、例えば、特定部113は、取得部111により取得された複数の従業者4-1~4-nのそれぞれについての作業状態スコアを閾値と比較する。特定部113は、1以上の従業者の作業状態スコアが閾値以下か否かを判断する。1以上の従業者の作業状態スコアが閾値以下である場合、特定部113は、作業状態スコアが閾値以下である1以上の従業者を特定する。
【0062】
特定部113は、n人の従業者の中から作業状態スコアが閾値以下であるm人(m≦n)の従業者を特定する。この例では、閾値を「2」とし、作業効率が平均値より低い従業者を特定することを想定する。特定部113は、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれについて、作業状態スコアを閾値「2」と比較する。特定部113は、1以上の従業者の作業状態スコアが閾値「2」以下であるか否かを判断する。1以上の従業者の作業状態スコアが閾値「2」以下である場合、特定部113は、作業状態スコアが閾値「2」以下である従業者を特定する。
【0063】
閾値は、予め設定された値でもよく、管理者により適宜設定された値でもよい。また、閾値は、休憩時間等の時間情報、繁忙期等を示す情報、又は外部デバイスからネットワークNWを介して取得される環境データ等の各種情報を考慮して設定されてもよい。環境データは、天候に関するデータである。天候に関するデータは、例えば、天気予報である。
【0064】
なお、複数の従業者4-1~4-n全員の作業状態スコアが閾値より上である場合、特定部113は、作業状態スコアが閾値以下である1以上の従業者を特定しない。複数の従業者4-1~4-n全員の作業スコアが閾値より上である場合、特定部113は、閾値を上げるように更新してもよい。この例では、特定部113は、閾値を動的に更新することで、作業状態スコアが閾値以下である1以上の従業者を特定するようにしてもよい。特定部113は、決められた幅で閾値を上げるように更新してもよい。これに代えて、特定部113は、特定しようとする1以上の従業者の数を前提に、閾値を上げるように更新してもよい。例えば、特定しようとする1以上の従業者の数が5人の場合、特定部113は、5人の従業者を特定可能な閾値に更新する。特定しようとする1以上の従業者の数は、予め決められていてもいいし、適宜設定可能であってもよい。
【0065】
出力部114は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末に第1の通知を出力する(ステップS13)。ステップS13では、例えば、出力部114は、ネットワークNWを介して、第1の通知を当該1以上の従業者の従業者用端末に出力する。従業者用端末は、第1の通知を表示部35に表示させる。出力部114は、特定指示に対する応答として第1の通知を従業者用端末に出力してもよい。出力部114は、予め設定されたタイミング、又は任意のタイミングで第1の通知を従業者用端末に出力してもよい。
【0066】
また、例えば、出力部114は、特定部113により特定された1以上の従業者を識別するユーザ識別情報に関する第2の通知を管理者用端末2に出力する。管理者用端末2は、第2の通知を表示部25に表示させる。出力部114は、特定指示に対する応答として第2の通知を管理者用端末2に出力してもよい。出力部114は、予め設定されたタイミング、又は任意のタイミングで第2の通知を管理者用端末2に出力してもよい。
【0067】
出力部114は、第1の通知及び第2の通知のいずれかを出力してもよいし、両方を出力してもよい。また、出力部114は、第1の通知及び第2の通知を、同時に出力してもよいし、別々に出力してもよい。
なお、出力部114は、第1の通知及び第2の通知を宛先情報と関連付けて出力してもよい。
【0068】
この例によれば、サーバ1は、第1の通知を出力することで、作業状態スコアに基づく作業状態が同程度の従業者にコミュニケーションを促すことができる。サーバ1は、第1の通知を出力することで、作業状態スコアに基づく作業状態が同程度の従業者をビジュアル化することができる。そのため、通知を受けた従業者同士が会話をすることで、会話を契機として作業効率の向上を図ることができる。
【0069】
また、サーバ1は、第2の通知を出力することで、作業状態スコアに基づく作業状態が同程度の従業者を管理者に示すことができる。サーバ1は、第2の通知を出力することで、作業状態スコアに基づく作業状態が同程度の従業者をビジュアル化することができる。そのため、第2の通知を受けた管理者は、作業効率が下がっている従業者を選択して会話をすることができる。これにより、管理者は、会話を契機として従業者の作業効率の向上を図ることができる。また、管理者が何人かの従業者に業務上の協力要請をしたい場合にも、作業効率が下がっている従業者を選択して協力要請を求める会話をすることができる。
【0070】
(通知の例)
図5は、サーバ1により作成される第1の通知の一例を示す図である。
図5に例示する通知画面SC1は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末に出力される第1の通知を表示する画面の一例である。この例では、特定部113により、n人の従業者のうち6人(m=6)の従業者が作業状態スコアに基づき特定されたとする。すなわち、n人の従業者のうち、6人の従業者の作業状態スコアが閾値「2」以下であるとして特定部113により特定されたとする。例えば、第1の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者のうち自身を除く他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間で会話可能であることを示す通知である。特定部113は、特定された1以上の従業者全員に対して、会話可能であることを示す通知を第1の通知として設定する。図5に示す「会話OK」は、会話可能であることを示す一例である。

通知画面SC1は、特定された6人の従業者のうち、従業者「AAA」の従業者用端末に出力される第1の通知を示す。通知画面SC1は、従業者「AAA」を除く5人の従業者「BBB」、従業者「CCC」、従業者「DDD」、従業者「EEE」、及び従業者「FFF」が会話可能であることを示す第1の通知M11~第1の通知M15を含む。第1の通知M11~第1の通知M15は、従業者「BBB」、従業者「CCC」、従業者「DDD」、従業者「EEE」、及び従業者「FFF」を識別するユーザ識別情報を示す。通知画面SC1は、第1の通知M11~第1の通知M15がリスト表示された例を示す。
【0071】
第1の通知は、会話可能であることを示す通知に限られず、特定部113により特定された従業者同士がコミュニケーションを取ることを促すための通知であればよい。また、第1の通知は、テキストによる通知に限られず、アイコン、音声、動画等による通知でもよい。なお、第1の通知は、従業者の宛先情報を含んでもよく、チャット又はメッセージ交換が可能なアプリケーションを起動するリンクを含んでもよい。
【0072】
この例によれば、従業者「AAA」は、第1の通知に基づき、従業者「BBB」~従業者「FFF」から一人又は複数を選択し、選択した従業者と会話をすることができる。そのため、従業者「AAA」は、会話を契機として、作業効率の向上を図ることができる。
【0073】
なお、第1の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者のうち自身を除く他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間で会話可能、又は会話不可能であることを示す通知でもよい。この例では、特定部113は、特定された1以上の従業者のそれぞれを、作業状態スコアに応じて、会話可能、又は会話不可能と判定してもよい。特定部113は、閾値に近い従業者を会話可能と設定し、閾値から遠い従業者を会話不可能と判定してもよい。例えば、特定部113は、作業状態スコアが「2」の従業者を会話可能と判定し、特定部113は、作業状態スコアが「1」の従業者を会話不可能と判定してもよい。作業状態スコアの著しく低い従業者は、体調不良等の理由により会話に適していない可能性が高いからである。会話可能、又は会話不可能とする判定基準は、適宜設定可能であってもよい。特定部113は、特定された1以上の従業者のうち会話可能と判定した従業者に対して、会話可能であることを示す通知を第1の通知として設定する。他方、特定部113は、特定された1以上の従業者のうち会話不可能と判定した従業者に対して、会話不可能であることを示す通知を第1の通知として設定する。この場合、通知画面SC1は、「会話OK」に代えて、「会話NG」を示す第1の通知を表示してもよい。「会話NG」は、会話不可能であることを示す一例である。
【0074】
図6は、サーバ1により作成される第2の通知の一例を示す図である。
図6に例示する通知画面SC2は、管理者用端末2に出力される第2の通知を表示する画面の一例である。第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者を識別するユーザ識別情報を含む。この例では、図5の例と同様、特定部113により、n人の従業者のうち6人の従業者が作業状態スコアに基づき特定されたとする。例えば、第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末と管理者の管理者用端末2との間で会話可能であることを示す通知である。特定部113は、特定された1以上の従業者全員に対して、会話可能であることを示す通知を第2の通知として設定する。
【0075】
通知画面SC2は、従業者「AAA」、従業者「BBB」、従業者「CCC」、従業者「DDD」、従業者「EEE」、及び従業者「FFF」を識別するユーザ識別情報を示す第2の通知M21~第2の通知M26を含む。第2の通知M21~第2の通知M26は、従業者「AAA」、従業者「BBB」、従業者「CCC」、従業者「DDD」、従業者「EEE」、及び従業者「FFF」が会話可能であることを示す。通知画面SC2は、第2の通知M21~第2の通知M26をリスト表示した例を示す。
【0076】
第2の通知は、会話可能であることを示す通知に限られず、管理者が特定部113により特定された従業者とコミュニケーションを取ることを促すための通知であればよい。また、第2の通知は、テキストによる通知に限られず、アイコン、音声、動画等による通知でもよい。なお、第2の通知は、従業者の宛先情報を含んでもよく、チャット又はメッセージ交換が可能なアプリケーションを起動するリンクを含んでもよい。
【0077】
この例によれば、管理者は、第2の通知に基づき、作業効率が下がっている従業者を容易に確認することができる。また、管理者は、第2の通知に基づき、従業者「AAA」~従業者「FFF」から一人又は複数を選択し、選択した従業者と会話をすることができる。そのため、管理者は、会話を契機として、選択した従業者の作業効率の向上を図ることができる。
【0078】
なお、第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末と管理者の管理者用端末2との間で会話可能、又は会話不可能であることを示す通知でもよい。この例では、特定部113は、上述のように、特定された1以上の従業者のそれぞれを、作業状態スコアに応じて、会話可能、又は会話不可能と判定してもよい。特定部113は、特定された1以上の従業者のうち会話可能と判定した従業者に対して、会話可能であることを示す通知を第2の通知として設定する。他方、特定部113は、特定された1以上の従業者のうち会話不可能と判定した従業者に対して、会話不可能であることを示す通知を第2の通知として設定する。この場合、通知画面SC2は、「会話OK」に代えて、「会話NG」を示す第2の通知を表示してもよい。
【0079】
[第2の実施形態]
以下、図面を参照しながら第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に、作業状態スコアに基づいて、1以上の従業者を特定し、通知を従業者用端末又は管理者用端末2に表示させるものである。第2の実施形態は、第1の実施形態と異なり、関連情報に基づき、特定された1以上従業者をグループ化する例である。
第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。第2の実施形態では、主として、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
【0080】
(動作例)
第1の実施形態と同様に構成されたサーバ1の動作例を説明する。
図7は、サーバ1により実行される通知処理の処理手順と処理内容の一例を示すフローチャートである。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0081】
取得部111は、複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得する(ステップS21)。ステップS21では、例えば、取得部111は、ステップS11と同様に、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの作業状態スコアを作業状態スコアDB131から取得する。例えば、取得部111は、作業状態スコアが従業者用端末3-1~3-nから取得される毎に作業状態スコアDB131から作業状態スコアを取得してもよい。また、取得部111は、予め設定されたタイミング、又は任意のタイミングで複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得してもよい。さらに、取得部111は、管理者により管理者用端末2で入力された特定指示の取得に基づいて、複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得してもよい。
【0082】
特定部113は、取得部111により取得された作業状態スコアに基づいて、複数の従業者4-1~4-nから1以上の従業者を特定する(ステップS22)。ステップS22では、例えば、特定部113は、ステップS12と同様に、取得部111により取得された複数の従業者4-1~4-nのそれぞれについての作業状態スコアを閾値と比較する。特定部113は、1以上の従業者の作業状態スコアが閾値以下か否かを判断する。1以上の従業者の作業状態スコアが閾値以下である場合、特定部113は、作業状態スコアが閾値以下である1以上の従業者を特定する。
【0083】
特定部113は、n人の従業者の中から作業状態スコアが閾値以下であるm人(m≦n)の従業者を特定する。この例では、閾値を「2」とし、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれについて、作業状態スコアを閾値「2」と比較する。特定部113は、1以上の従業者の作業状態スコアが閾値「2」以下であるか否かを判断する。1以上の従業者の作業状態スコアが閾値「2」以下である場合、特定部113は、作業状態スコアが閾値「2」以下である従業者を特定する。なお、閾値は、第1の実施形態と同様に設定された値である。特定部113は、第1の実施形態と同様に、閾値を動的に更新することで、作業状態スコアが閾値以下である1以上の従業者を特定するようにしてもよい。
【0084】
取得部111は、特定部113により特定された1以上の従業者の関連情報を取得する(ステップS23)。ステップS23では、例えば、取得部111は、特定部113により特定されたm人の従業者のそれぞれと関連付けられた関連情報を関連情報DB132から取得する。一例では、取得部111は、m人の従業者のそれぞれと関連付けられた属性情報を関連情報DB132から取得する。別の例では、取得部111は、m人の従業者のそれぞれと関連付けられたスケジュール情報を関連情報DB132から取得する。さらに別の例では、取得部111は、m人の従業者のそれぞれと関連付けられた属性情報とスケジュール情報の両方を関連情報DB132から取得する。
【0085】
取得部111は、特定部113によりm人の従業者が特定される毎に、関連情報DB132からm人の従業者についての関連情報を取得してもよい。また、取得部111は、予め設定されたタイミング、又は任意のタイミングでm人の従業者についての関連情報を取得してもよい。さらに、取得部111は、管理者により管理者用端末2で入力された特定指示の取得に基づいて、m人の従業者についての関連情報を取得してもよい。
【0086】
なお、取得部111は、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれについての関連情報を取得してもよい。この場合、取得部111は、作業状態スコアDB131から作業状態スコアを取得する毎に、関連情報DB132から関連情報を取得してもよい。
【0087】
特定部113は、関連情報に基づく複数のグループの中から1以上の従業者のそれぞれが属するグループを特定する(ステップS24)。ステップS24では、例えば、特定部113は、関連情報DB132から取得された関連情報に基づき、ステップS23において特定された1以上の従業者を複数のグループでグループ化する。
【0088】
一例では、特定部113は、関連情報DB132から取得された属性情報に基づき、属性に応じた複数のグループを設定する。この例では、特定部113は、所属部署、所属チーム、所属プロジェクト等に基づき、複数の従業者についての複数のグループを設定する。特定部113は、ステップS23において特定されたm人の従業者のそれぞれが属する1以上の属性のグループを特定する。
【0089】
ステップS23において6人(m=6)の従業者が特定されたと想定する。特定部113は、6人の従業者と関連付けられた属性情報に基づき、例えば、4人の従業者が同じプロジェクト(プロジェクトP)に所属し、他の2人の従業者が同じチーム(チームT)に所属すると特定する。この場合、特定部113は、プロジェクトPに所属する4人の従業者を同一グループ(グループX)として特定し、チームTに所属する他の2人の従業者を別のグループ(グループY)として特定する。このようにして、特定部113は、m人の従業者のそれぞれが属する属性のグループを特定する。特定部113は、m人の従業者のそれぞれが属する1つの属性のグループを特定することもある。特定部113は、m人の従業者のそれぞれが属する2以上の異なる属性のグループを特定することもある。
【0090】
別の例では、特定部113は、関連情報DB132から取得されたスケジュール情報に基づき、スケジュールに応じた複数のグループを設定する。この例では、特定部113は、打合せや会議の予定等のスケジュールに基づき、複数の従業者についての複数のグループを設定する。特定部113は、ステップS23において特定されたm人の従業者のそれぞれが属する1以上のスケジュールのグループを特定する。
【0091】
ステップS23において6人(m=6)の従業者が特定されたと想定する。特定部113は、6人の従業者と関連付けられたスケジュール情報に基づき、例えば、4人の従業者が同じ会議(会議MTG1)に参加予定であり、他の2人の従業者が別の会議(会議MTG2)に参加予定であると特定する。この場合、特定部113は、会議MTG1に参加予定である4人の従業者を同一グループ(グループX)として特定し、会議MTG2に参加予定である他の2人の従業者を別のグループ(グループY)として特定する。このようにして、特定部113は、m人の従業者のそれぞれが属するスケジュールのグループを特定する。特定部113は、m人の従業者のそれぞれが属する1つのスケジュールのグループを特定することもある。特定部113は、m人の従業者のそれぞれが属する2以上の異なるスケジュールのグループを特定することもある。
【0092】
なお、特定部113は、属性情報及びスケジュール情報を組み合わせて関連情報に基づく複数のグループを設定し、m人の従業者のそれぞれが属する1つのグループを特定してもよい。また、特定部113は、m人の従業者のそれぞれが属する2以上の異なるグループを特定してもよい。
【0093】
出力部114は、特定部113により特定されたグループに基づく第1の通知を1以上の従業者のそれぞれの従業者用端末に出力する(ステップS25)。ステップS25では、例えば、出力部114は、ネットワークNWを介して、第1の通知を当該1以上の従業者の従業者用端末に出力する。第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループに基づいて生成される従業者用端末間での会話の可能性を示す通知である。第1の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者のうち自身を除く他の従業者の中で会話の可能性が示される他の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知でもある。
【0094】
一例では、第1の通知は、特定部113により、ステップS24において特定された1以上のグループが全て共通の他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間での会話の可能性を示す通知である。第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループが全て共通の他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間で会話可能であることを示す通知でもよい。第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループが全て共通の他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間で会話可能、又は会話不可能であることを示す通知でもよい。
【0095】
これに代えて、第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループの少なくとも1つのグループが共通の他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間での会話の可能性を示す通知である。第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループの少なくとも1つのグループが共通の他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間で会話可能であることを示す通知でもよい。第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループの少なくとも1つのグループが共通の他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間で会話可能、又は会話不可能であることを示す通知でもよい。会話可能、又は会話不可能の判定は、第1の実施形態と同様である。会話可能であることを示す通知、又は会話不可能であることを示す通知の設定は、第1の実施形態と同様である。
【0096】
第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループが全て共通の他の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知でもある。これに代えて、第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループの少なくとも1つのグループが共通の他の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知である。出力部114は、特定部113により特定された1以上のグループが全て共通の従業者の従業者用端末に第1の通知を出力する。これに代えて、出力部114は、特定部113により特定された1以上のグループの少なくとも1つのグループが共通の従業者の従業者用端末に第1の通知を出力する。
【0097】
例えば、特定部113により、4人の従業者がグループXとして特定され、他の2人の従業者がグループYとして特定されたと想定する。この場合、出力部114は、グループXに属する4人の従業者のそれぞれに対し、グループXに属する他の3人の従業者との会話の可能を示す第1の通知を出力する。この例の第1の通知は、グループXに属する他の3人の従業者を識別するユーザ識別情報を示す。また、出力部114は、グループYに属する2人の従業者のそれぞれに対し、グループYに属するその他の従業者との会話の可能性を示す第1の通知を出力する。この例の第1の通知は、グループYに属するその他の従業者を識別するユーザ識別情報を示す。
【0098】
この例によれば、サーバ1は、第1の通知を出力する従業者を関連情報により絞り込むことができる。そのため、サーバ1は、第1の通知を出力することで、第1の通知を受け取った従業者に対し、作業状態が同程度であり、業務上の関連性が高い従業者とのコミュニケーションを促すことができる。サーバ1は、第1の通知を出力することで、作業状態が同程度であり、業務上の関連性が高い従業者をビジュアル化することができる。
【0099】
別の例では、第1の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者のうち自身を除く他の従業者のそれぞれが、ステップS24において特定部113により特定された1以上のグループに属することを示し、他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間での会話の可能性を示す通知である。1以上のグループに属することを示すことは、従業者のそれぞれが属する1以上のグループを識別する情報を示すことを含む。第1の通知は、他の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知でもある。
【0100】
例えば、特定部113により、4人の従業者がグループXとして特定され、他の2人の従業者がグループYとして特定されたと想定する。この場合、出力部114は、6人の従業者のそれぞれに対し、他の5人の従業者との会話の可能性を示し、それぞれの従業者が属する1以上のグループを示す第1の通知を出力する。この例の第1の通知は、他の5人の従業者を識別するユーザ識別情報を示す。
【0101】
この例によれば、サーバ1は、関連情報に基づく第1の通知を表示することができる。サーバ1は、第1の通知を出力することで、作業状態が同程度の従業者との関連性をビジュアル化することができる。サーバ1は、第1の通知を出力することで、第1の通知を受け取った従業者に対し、作業状態が同程度であり、業務上の関連性が高い従業者とのコミュニケーションを促すことができる。第1の通知を受け取った従業者は、他の従業者との関連性を確認することができる。
【0102】
また、例えば、出力部114は、ステップS13と同様に、特定部113により特定された1以上の従業者を識別するユーザ識別情報に関する第2の通知を管理者用端末2に出力する。第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者のそれぞれが1以上のグループに属することを示す。第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末と管理者の管理者用端末2との間での会話の可能性を示す通知でもある。第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末と管理者の管理者用端末2との間で会話可能であることを示す通知でもよい。第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末と管理者の管理者用端末2との間で会話可能、又は会話不可能であることを示す通知でもよい。会話可能、又は会話不可能の判定は、第1の実施形態と同様である。会話可能であることを示す通知、又は会話不可能であることを示す通知の設定は、第1の実施形態と同様である。
【0103】
この例によれば、サーバ1は、特定部113により特定されたグループの情報を含んだ第2の通知が出力することができる。サーバ1は、第2の通知を出力することで、作業状態が同程度の従業者同士の関連性をビジュアル化することができる。そのため、管理者は、作業状態が同程度である従業者の中から、業務上の関連性を考慮して会話をする従業者を選択することができる。
【0104】
出力部114は、第1の通知及び第2の通知のいずれかを出力してもよいし、両方を出力してもよい。また、出力部114は、第1の通知及び第2の通知を、同時に出力してもよいし、別々に出力してもよい。
【0105】
(通知の作成例)
図8は、サーバ1により作成される第1の通知の一例を示す図である。
図8に例示する通知画面SC3は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末に出力される第1の通知の一例である。この例では、特定部113により、n人の従業者のうち6人(m=6)の従業者が作業状態スコアに基づき特定されたとする。また、当該6人の従業者のうち、3人が共通の1以上のグループの全てに所属するとして特定部113により特定されたとする。特定部113により、6人の従業者の作業状態スコアが閾値「2」以下であるとして特定されたとする。また、特定部113により、そのうちの4人が同じプロジェクト(プロジェクトP)に所属すると特定され、さらにそのうちの3人が同じ会議(会議MTG1)に参加予定であると特定されたとする。すなわち、特定部113により、従業者「AAA」、従業者「BBB」、及び従業者「DDD」がプロジェクトPに所属し、会議MTG1に参加予定であると特定されたとする。言い換えると、特定部113により、従業者「AAA」、従業者「BBB」、及び従業者「DDD」が、作業状態が同程度であり、関連性の高い従業者として特定されたとする。
【0106】
通知画面SC3は、特定された6人の従業者のうち、従業者「AAA」の従業者用端末に出力される第1の通知を示す。通知画面SC3は、従業者「BBB」、及び従業者「DDD」が従業者「AAA」と会話可能であることを示す第1の通知M31及び第1の通知M32を含む。第1の通知M31及び第1の通知M32は、従業者「BBB」、及び従業者「DDD」を識別するユーザ識別情報を示す。通知画面SC3は、第1の通知M31及び第1の通知M32がリスト表示された例を示す。
【0107】
第1の通知は、会話可能であることを示す通知に限られず、特定部113により特定された従業者同士がコミュニケーションを取ることを促すための通知であればよい。また、第1の通知は、テキストによる通知に限られず、アイコン、音声、動画等による通知でもよい。なお、第1の通知は、従業者の宛先情報を含んでもよく、チャット又はメッセージ交換が可能なアプリケーションを起動するリンクを含んでもよい。
【0108】
この例によれば、サーバ1は、特定部113により特定された1以上のグループが全て共通となる自身と関連性の高い他の従業者に対して会話が可能であることを示す第1の通知を従業者用端末に出力することができる。そのため、サーバ1は、第1の通知を受け取った従業者に対し、作業状態が同程度であり、業務上の関連性が高い従業者とのコミュニケーションを促すことができる。
【0109】
図9は、サーバ1により作成される第1の通知の別の例を示す図である。
図9に例示する通知画面SC4は、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末に出力される第1の通知の別の例である。通知画面SC4は、図8に例示する通知画面SC3と同じ条件で作成されたものとする。通知画面SC4は、特定部113により特定された6人の従業者のうち、従業者「AAA」の従業者用端末に出力される第1の通知を示す。通知画面SC4は、従業者「BBB」~従業者「FFF」が従業者「AAA」と会話可能であることを示す第1の通知M41~第1の通知M45を含む。第1の通知M41~第1の通知M45は、それぞれ、会話可能である従業者が特定部113により特定された1以上のグループに属することを示す。第1の通知M41~第1の通知M45は、それぞれ、会話可能である従業者を識別するユーザ識別情報を示す。
【0110】
第1の通知M41は、従業者「BBB」が従業者「AAA」と同じプロジェクトPに所属し、従業者「AAA」と同じ会議MTG1に参加予定であることを示す。第1の通知M42は、従業者「CCC」が従業者「AAA」と同じプロジェクトPに所属することを示す。第1の通知M43は、従業者「DDD」が従業者「AAA」と同じプロジェクトPに所属し、従業者「AAA」と同じ会議MTG1に参加予定であることを示す。第1の通知M44及び第1の通知M45は、従業者「EEE」及び従業者「FFF」が、チームTに所属することを示す。第1の通知M44及び第1の通知M45によると、従業者「EEE」及び従業者「FFF」は、従業者「AAA」と共通するグループには属さないことがわかる。通知画面SC4は、第1の通知M41~第1の通知M45がリスト表示された例を示す。
【0111】
なお、自身とは異なる他の従業者が属する1以上のグループのそれぞれは、自身と共通のグループと自身とは共通しないグループとを色などにより識別可能な態様で示されてもよい。第1の通知は、会話可能であることを示す通知に限られず、特定部113により特定された従業者同士がコミュニケーションを取ることを促すための通知であればよい。また、第1の通知は、テキストによる通知に限られず、アイコン、音声、動画等による通知でもよい。なお、第1の通知は、従業者の宛先情報を含んでもよく、チャット又はメッセージ交換が可能なアプリケーションを起動するリンクを含んでもよい。
【0112】
この例によれば、サーバ1は、特定部113により特定された1以上のグループの情報を含んだ第1の通知を従業者用端末に出力することができる。そのため、従業者は、作業状態が同程度である従業者の中から、業務上関連性の高い従業者を選択して会話をすることができる。
【0113】
図10は、サーバ1により作成される第2の通知の一例を示す図である。
図10に例示する通知画面SC5は、管理者用端末2に出力される第2の通知の一例である。この例では、図8及び図9の例と同様、特定部113により、n人の従業者のうち6人の従業者が作業状態スコアに基づき特定されたとする。また、特定部113により、当該6人の従業者が関連情報に基づき3つのグループ(X、Y、及びZ)にグループ化されたとする。グループXは、プロジェクトPに所属する従業員が属するグループである。グループYは、会議MTG1に参加予定である従業員が属するグループである。グループZは、チームTに所属する従業員が属するグループである。
【0114】
通知画面SC5は、従業者「AAA」、従業者「BBB」、従業者「CCC」、従業者「DDD」、従業者「EEE」、及び従業者「FFF」を識別するユーザ識別情報を示す第2の通知M51~第2の通知M59を含む。第2の通知M51~第2の通知M59は、従業者「AAA」~従業者「FFF」のそれぞれが属する1以上のグループを示す。第2の通知M51~第2の通知M59は、従業者「AAA」~従業者「FFF」が会話可能であることを示す。通知画面SC5は、グループ毎に第2の通知M51~第2の通知M59をリスト表示した例を示す。
【0115】
一例として、グループXに属する従業者についての第2の通知M51~第2の通知M54について説明する。第2の通知M51~第2の通知M54は、従業者「AAA」、従業者「BBB」、従業者「CCC」、及び従業者「DDD」がグループXに属することを示す。第2の通知M51~第2の通知M54は、グループXを識別する情報「プロジェクトP」を示す。また、第2の通知M51、第2の通知M52、及び第2の通知M54は、グループXに属する従業者のうち、従業者「AAA」、従業者「BBB」、及び従業者「DDD」が、会議MTG1に参加予定であることを示す。第2の通知M51、第2の通知M52、及び第2の通知M54は、会議MTG1を識別する情報「会議MTG1」を示す。
【0116】
通知画面SC5は、従業者「AAA」、従業者「BBB」、及び従業者「DDD」がグループX及びグループYに属することを示す。第2の通知は、会話可能であることを示す通知に限られず、特定部113により特定された従業者同士がコミュニケーションを取ることを促すための通知であればよい。また、第2の通知は、テキストによる通知に限られず、アイコン、音声、動画等による通知でもよい。なお、第2の通知は、従業者の宛先情報を含んでもよく、チャット又はメッセージ交換が可能なアプリケーションを起動するリンクを含んでもよい。
【0117】
この例によれば、サーバ1は、特定部113により特定された1以上のグループの情報を含んだ第2の通知を管理者用端末2に出力する。そのため、管理者は、作業状態が同程度である従業者同士の業務上の関連性を容易に把握することができる。管理者は、作業状態が同程度である従業者の中から、業務上の関連性を考慮して会話をする従業者を選択し、コミュニケーションを取ることができる。
【0118】
なお、第2の実施形態においては、業務上の関連性に基づき従業者をグループ化したが、これに限られない。従業者の趣味や出身地等の情報を関連情報としてデータ記憶部13に記憶することで、業務以外の関連性に基づき従業者をグループ化することも可能である。この場合、従業者は、共通の話題を見つけやすくなり、会話をする従業者を選択する際に考慮することができる。
【0119】
[第3の実施形態]
以下、図面を参照しながら第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、第2の実施形態と同様に、作業状態スコアに基づいて、1以上の従業者を特定し、通知を従業者用端末又は管理者用端末2に表示させるものである。第3の実施形態は、第2の実施形態と異なり、設定情報に基づき、特定された1以上従業者をグループ化する例である。
第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。第3の実施形態では、主として、第2の実施形態と異なる部分について説明する。
【0120】
(動作例)
次に、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に構成されたサーバ1の動作例を説明する。
図11は、サーバ1により実行される通知処理の処理手順と処理内容の一例を示すフローチャートである。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0121】
取得部111は、複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得する(ステップS31)。ステップS31では、例えば、取得部111は、ステップS21と同様に、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれの作業状態スコアを作業状態スコアDB131から取得する。例えば、取得部111は、作業状態スコアが従業者用端末3-1~3-nから取得される毎に作業状態スコアDB131から作業状態スコアを取得してもよい。また、取得部111は、予め設定されたタイミング、又は任意のタイミングで複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得してもよい。さらに、取得部111は、管理者により管理者用端末2で入力された特定指示の取得に基づいて、複数の従業者4-1~4-nの作業状態スコアを取得してもよい。
【0122】
特定部113は、取得部111により取得された作業状態スコアに基づいて、複数の従業者4-1~4-nから1以上の従業者を特定する(ステップS32)。ステップS32では、例えば、特定部113は、ステップS22と同様に、取得部111により取得された複数の従業者4-1~4-nのそれぞれについての作業状態スコアを閾値と比較する。特定部113は、1以上の従業者の作業状態スコアが閾値以下か否かを判断する。1以上の従業者の作業状態スコアが閾値以下である場合、特定部113は、作業状態スコアが閾値以下である1以上の従業者を特定する。
【0123】
特定部113は、n人の従業者の中から作業状態スコアが閾値以下であるm人(m≦n)の従業者を特定する。この例では、閾値を「2」とし、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれについて、作業状態スコアを閾値「2」と比較する。特定部113は、1以上の従業者の作業状態スコアが閾値「2」以下であるか否かを判断する。1以上の従業者の作業状態スコアが閾値「2」以下である場合、特定部113は、作業状態スコアが閾値「2」以下である従業者を特定する。なお、閾値は、第1の実施形態と同様に設定された値である。特定部113は、第1の実施形態と同様に、閾値を動的に更新することで、作業状態スコアが閾値以下である1以上の従業者を特定するようにしてもよい。
【0124】
取得部111は、特定部113により特定された1以上の従業者の設定情報を取得する(ステップS33)。ステップS33では、例えば、取得部111は、特定部113により特定されたm人の従業者のそれぞれと関連付けられた設定情報を設定情報DB133から取得する。例えば、取得部111は、特定部113によりm人の従業者が特定される毎に、設定情報DB133からm人の従業者についての設定情報を取得してもよい。また、取得部111は、予め設定されたタイミング、又は任意のタイミングでm人の従業者についての設定情報を取得してもよい。さらに、取得部111は、管理者により管理者用端末2で入力された特定指示の取得に基づいて、m人の従業者についての設定情報を取得してもよい。
【0125】
なお、取得部111は、複数の従業者4-1~4-nのそれぞれについての設定情報を取得してもよい。この場合、取得部111は、作業状態スコアDB131から作業状態スコアを取得する毎に、設定情報DB133から設定情報を取得してもよい。
【0126】
特定部113は、設定情報に基づく複数のグループの中から1以上の従業者のそれぞれが属するグループを特定する(ステップS34)。ステップS34では、例えば、特定部113は、設定情報DB133から取得された設定情報に基づき、ステップS33において特定された1以上の従業者を複数のグループでグループ化する。
【0127】
特定部113は、設定情報DB133から取得された設定情報に基づき、複数のグループを設定する。例えば、特定部113は、会話可能時間帯を示す情報に基づき、複数の従業者についての複数のグループを設定する。特定部113は、ステップS33において特定された1以上の従業者のそれぞれが属する1以上のグループを特定する。
【0128】
ステップS33において6人(m=6)の従業者が特定されたと想定する。この場合、例えば、特定部113は、設定情報に基づき、4人が同じ時間帯(例えば、13時から15時)に会話可能であり、他の2人が別の同じ時間帯(例えば、16時から17時)に会話可能であると特定する。この場合、特定部113は、13時から15時に会話可能である4人の従業者を同一グループ(グループV)として特定し、16時から17時に会話可能である他の2人の従業者を別のグループ(グループW)として特定する。このようにして、特定部113は、m人の従業者のそれぞれが属するグループを特定する。なお、特定部113は、m人の従業者のそれぞれが属する2以上の異なるグループを特定してもよい。
【0129】
出力部114は、特定部113により特定されたグループに基づく第1の通知を1以上の従業者のそれぞれの従業者用端末に出力する(ステップS35)。ステップS35では、例えば、出力部114は、ステップS25と同様に、ネットワークNWを介して、第1の通知を当該1以上の従業者の従業者用端末に出力する。第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループに基づいて生成される従業者用端末間での会話の可能性を示す通知である。第1の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者のうち自身を除く他の従業者の中で会話の可能性が示される他の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知でもある。
【0130】
一例では、第1の通知は、第2の実施形態と同様に、特定部113により特定された1以上のグループが全て共通の他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間での会話の可能性を示す通知である。これに代えて、第1の通知は、第2の実施形態と同様に、特定部113により特定された1以上のグループの少なくとも1つのグループが共通の他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間での会話の可能性を示す通知である。
【0131】
第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループが全て共通の他の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知でもある。これに代えて、第1の通知は、特定部113により特定された1以上のグループの少なくとも1つのグループが共通の他の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知である。出力部114は、特定部113により特定された1以上のグループが全て共通の従業者の従業者用端末に第1の通知を出力する。この例では、出力部114は、図8に示す通知画面SC3と同様の第1の通知を1以上のグループが全て共通の従業者の従業者用端末に出力する。これに代えて、出力部114は、特定部113により特定された1以上のグループの少なくとも1つのグループが共通の従業者の従業者用端末に第1の通知を出力する。
【0132】
この例によれば、サーバ1は、第1の通知を出力する従業者を設定情報により絞り込むことができる。そのため、サーバ1は、第1の通知を出力することで、第1の通知を受け取った従業者に対し、設定情報を考慮して、作業状態が同程度である他の従業者とのコミュニケーションを促すことができる。サーバ1は、第1の通知を出力することで、作業状態が同程度であり、設定情報に基づく関連性の高い従業者をビジュアル化することができる。
【0133】
別の例では、第1の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者のうち自身を除く他の従業者のそれぞれが、ステップS24において特定部113により特定された1以上のグループに属することを示し、他の従業者の従業者用端末と自身の従業者用端末との間で会話が可能であることを示す通知である。第1の通知は、他の従業者を識別するユーザ識別情報に関する通知でもある。この例では、出力部114は、図9に示す通知画面SC4と同様の第1の通知をm人の従業者の従業者用端末に出力する。通知画面SC4において、第1の通知M41~第1の通知M45における関連情報を示す表記は、設定情報を示す表記に置き換えられる。
【0134】
この例によれば、サーバ1は、設定情報に基づく第1の通知を表示することができる。サーバ1は、第1の通知を出力することで、作業状態が同程度の従業者との設定情報に基づく関連性をビジュアル化することができる。サーバ1は、第1の通知を出力することで、第1の通知を受け取った従業者に対し、作業状態が同程度であり、設定情報に基づく関連性が高い従業者とのコミュニケーションを促すことができる。第1の通知を受け取った従業者は、他の従業者との設定情報に基づく関連性を確認することができる。
【0135】
また、例えば、出力部114は、ステップS25と同様に、特定部113により特定された1以上の従業者を識別するユーザ識別情報に関する第2の通知を管理者用端末2に出力する。第2の通知は、特定部113により特定された1以上の従業者のそれぞれが1以上のグループに属することを示す。第2の通知は、第2の実施形態と同様に、特定部113により特定された1以上の従業者の従業者用端末と管理者の管理者用端末2との間での会話の可能性を示す通知でもある。この例では、出力部114は、図10に示す通知画面SC5と同様の第2の通知を管理者用端末2に出力する。通知画面SC5において、第2の通知M51~第2の通知M59における関連情報を示す表記は、設定情報を示す表記に置き換えられる。
【0136】
この例によれば、サーバ1は、特定部113により特定されたグループの情報を含んだ第2の通知が出力することができる。サーバ1は、第2の通知を出力することで、作業状態が同程度の従業者同士の設定情報に基づく関連性をビジュアル化することができる。そのため、管理者は、作業状態が同程度である従業者の中から、設定情報を考慮して会話をする従業者を選択することができる。
【0137】
出力部114は、第1の通知及び第2の通知のいずれかを出力してもよいし、両方を出力してもよい。また、出力部114は、第1の通知及び第2の通知を、同時に出力してもよいし、別々に出力してもよい。
【0138】
なお、第3の実施形態は、第2の実施形態と組み合わせて実現してもよい。この場合、取得部111は、ステップS33において、特定部113により特定された1以上の従業者の設定情報及び関連情報を取得する。例えば、取得部111は、特定部113により特定されたm人の従業者のそれぞれと関連付けられた設定情報及び関連情報を設定情報DB133及び関連情報DB132からそれぞれ取得する。特定部113は、ステップS34において、設定情報及び関連情報に基づく複数のグループの中から1以上の従業者のそれぞれが属する1以上のグループを特定する。
【0139】
この例によれば、サーバ1は、設定情報及び関連情報の両方に基づき従業者のそれぞれが属する1以上のグループを特定することができる。そのため、従業者又は管理者は、より最適な会話相手を選択することができる。
【0140】
第1~第3の実施形態は、従業者間の業務上のコミュニケーションを想定した例を用いて説明したが、これに限定されない。第1~第3の実施形態は、ICTを利用した講義やイベント等の様々な環境において適用可能である。この場合、管理者を講師又は主催者と読み替え、従業者を受講者、参加者又はメンバーと読み替えてもよい。
【0141】
なお、サーバ1の制御部11が備える各部は、管理者用端末2が備えてもよい。この例では、管理者用端末2の制御部21は、取得部111、記憶制御部112、特定部113、及び出力部114を備え得る。出力部114は、表示部25に通知を出力し、通知を表示部25に表示させる。プログラム記憶部22は、サーバ1のプログラム記憶部12が記憶するものとして説明した情報処理プログラムを記憶する。この例では、管理者用端末2は、情報処理装置の一例となる。
【0142】
情報処理装置は、上記の例で説明したように1つの装置で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の装置で実現されてもよい。
【0143】
プログラムは、電子機器に記憶された状態で譲渡されてよいし、電子機器に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0144】
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0145】
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0146】
1…サーバ
2…管理者用端末
3-1~3-n…従業者用端末
4-1~4-n…従業者
11…制御部
12…プログラム記憶部
13…データ記憶部
14…通信部
15…バス
21…制御部
22…プログラム記憶部
23…データ記憶部
24…入力部
25…表示部
26…音声出力部
27…通信部
28…センサ
29…バス
31…制御部
32…プログラム記憶部
33…データ記憶部
34…入力部
35…表示部
36…音声出力部
37…通信部
38…センサ
39…バス
100…情報処理システム
111…取得部
112…記憶制御部
113…特定部
114…出力部
131…作業状態スコアDB
132…関連情報DB
133…設定情報DB
NW…ネットワーク

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11