(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】リスト提供装置、リスト提供方法、ならびに、プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20241202BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20241202BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06F3/0482
(21)【出願番号】P 2023117059
(22)【出願日】2023-07-18
【審査請求日】2023-07-18
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110135
【氏名又は名称】石井 裕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100163452
【氏名又は名称】南郷 邦臣
(74)【代理人】
【識別番号】100180312
【氏名又は名称】早川 牧子
(72)【発明者】
【氏名】西谷 浩輝
【審査官】木内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2011/122583(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2009/0119254(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2009/0282023(US,A1)
【文献】特開2013-114567(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
G06F 3/01
G06F 3/048- 3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部と、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部と、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部と、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部と、
を備え
、
前記変更部は、
前記リストの画面内におけるサイズ及び前記リストのスクロール量に基づいて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面内に表示された前記概要情報と、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報と、を判定し、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、スクロール前で未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
リスト提供装置。
【請求項2】
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報の閲覧状況に応じて、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
請求項1に記載のリスト提供装置。
【請求項3】
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報と共通の属性情報を持つか否かに応じて前記類似度を判定する類似度判定部を備える
請求項1に記載のリスト提供装置。
【請求項4】
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部と、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部と、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部と、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部と、
を備え、
前記変更部は、
前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報のファーストビューとの類似度に応じて、前記概要情報の順序もしくは体裁を変更し、
前記詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じて前記類似度を判定する類似度判定部を備える
リスト提供装置。
【請求項5】
前記変更部は、前記画面内に表示された複数の前記詳細情報において共通する属性情報を抽出し、前記共通する属性情報が前記複数のアイテムにおいて特徴的である場合、前記共通する属性情報を有するアイテムの前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
請求項1に記載のリスト提供装置。
【請求項6】
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度が所定以上のアイテムの前記概要情報を目立たなくなるように、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
請求項1から
5のいずれか1項に記載のリスト提供装置。
【請求項7】
リスト提供装置が実行する、リスト提供方法であって、
前記リスト提供装置が、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得し、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とし、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とし、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更
し、
前記リストの画面内におけるサイズ及び前記リストのスクロール量に基づいて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面内に表示された前記概要情報と、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報と、を判定し、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、スクロール前で未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
リスト提供方法。
【請求項8】
リスト提供装置が実行する、リスト提供方法であって、
前記リスト提供装置が、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得し、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とし、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とし、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更し、
前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報のファーストビューとの類似度に応じて、前記概要情報の順序もしくは体裁を変更し、
前記詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じて前記類似度を判定する
リスト提供方法。
【請求項9】
コンピュータを、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部、
として機能させ
、
前記変更部は、
前記リストの画面内におけるサイズ及び前記リストのスクロール量に基づいて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面内に表示された前記概要情報と、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報と、を判定し、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、スクロール前で未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
プログラム。
【請求項10】
コンピュータを、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部、
として機能させ、
前記変更部は、
前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報のファーストビューとの類似度に応じて、前記概要情報の順序もしくは体裁を変更し、
前記詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じて前記類似度を判定する類似度判定部を備えるように機能させる
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リスト提供装置、リスト提供方法、ならびに、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットによる商品の購買時に、ユーザが商品を指定して、詳細情報を閲覧する際に、ユーザの関心があると思われる関連商品を推奨(レコメンド)するシステムが提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
検索結果のリストをユーザに提示する際、該リストに含まれるアイテムの詳細情報を閲覧するユーザにとって有用と予想されるアイテムのリストを提示することが望まれる。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて成されたものであり、好適にリストを提供できるリスト提供装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のリスト提供装置は、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部と、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部と、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部と、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部と、
を備え、
前記変更部は、
前記リストの画面内におけるサイズ及び前記リストのスクロール量に基づいて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面内に表示された前記概要情報と、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報と、を判定し、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、スクロール前で未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する。
【0007】
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報の閲覧状況に応じて、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更するようにしてもよい。
【0008】
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報と共通の属性情報を持つか否かに応じて前記類似度を判定する類似度判定部を備えるようにしてもよい。
【0010】
本発明の他のリスト提供装置は、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部と、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部と、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部と、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部と、
を備え、
前記変更部は、
前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報のファーストビューとの類似度に応じて、前記概要情報の順序もしくは体裁を変更し、
前記詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じて前記類似度を判定する類似度判定部を備える。
【0011】
前記変更部は、前記画面内に表示された複数の前記詳細情報において共通する属性情報を抽出し、前記共通する属性情報が前記複数のアイテムにおいて特徴的である場合、前記共通する属性情報を有するアイテムの前記概要情報の順序もしくは体裁を変更するようにしもてよい。
【0012】
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度が所定以上のアイテムの前記概要情報を目立たなくなるように、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更するようにしてもよい。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明のリスト提供方法は、
リスト提供装置が実行する、リスト提供方法であって、
前記リスト提供装置が、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得し、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とし、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とし、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更し、
前記リストの画面内におけるサイズ及び前記リストのスクロール量に基づいて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面内に表示された前記概要情報と、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報と、を判定し、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、スクロール前で未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する。
本発明の他のリスト提供方法は、
リスト提供装置が実行する、リスト提供方法であって、
前記リスト提供装置が、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得し、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とし、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とし、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更し、
前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報のファーストビューとの類似度に応じて、前記概要情報の順序もしくは体裁を変更し、
前記詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じて前記類似度を判定する。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明のプログラムは、
コンピュータを、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部、
として機能させ、
前記変更部は、
前記リストの画面内におけるサイズ及び前記リストのスクロール量に基づいて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面内に表示された前記概要情報と、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報と、を判定し、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、スクロール前で未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する。
本発明の他のプログラムは、
コンピュータを、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部、
として機能させ、
前記変更部は、
前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報のファーストビューとの類似度に応じて、前記概要情報の順序もしくは体裁を変更し、
前記詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じて前記類似度を判定する類似度判定部を備えるように機能させる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、好適にリストを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本実施の形態に係るリスト提供装置の機能ブロック図である。
【
図2】本実施の形態に係るリスト提供装置のハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】リスト提供処理の一例を示すフローチャートである。
【
図6】スクロール後のリストの表示例を示す図である。
【
図8】スクロール後のリストの表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態のリスト提供装置10について、図面を参照しながら説明する。なお、図中同一または対応する部分には同一符号を付す。
【0018】
図1は、本実施の形態に係るリスト提供装置10の機能構成を示す機能ブロック図である。リスト提供装置10は、取得部101と、リスト表示部102と、詳細情報表示部103と、変更部104と、から構成される。リスト提供装置10は、インターネット等の通信ネットワークを介してサーバ20と接続される。
【0019】
取得部101は、サーバ20からリストデータを取得する。リストデータは、リスト提供装置10においてリストを表示するためのデータである。リストデータは、例えば、リスト提供装置10からのリストデータ取得要求に応じて、サーバ20からリスト提供装置10に送信される。なお、リストデータは、サーバ20から自動的に送信されるようにしてもよい。
【0020】
リストデータは、例えば、複数のアイテムの概要情報が並んだリストを示すデータである。この実施の形態では、ユーザの操作等に応じてリスト提供装置10からサーバ20に検索要求が送信され、該検索要求に応じてサーバ20からその検索結果に対応したリストデータが送信される。サーバ20は、例えば、検索対象となるアイテム(コンテンツ)を記憶するウェブサーバであり、リスト提供装置10からの要求に応じて、アイテムを検索するためのウェブページデータや、検索結果のアイテムの概要情報が並んだリストを表示するためのウェブページデータをリスト提供装置10に送信する。
【0021】
リスト表示部102は、取得部101が取得したリストデータに対応するリストをリスト提供装置10のディスプレイに表示する。リスト表示部102は、リストデータに対応する複数のアイテムの概要情報が並んだリストをスクロール可能に表示する。
【0022】
詳細情報表示部103は、リスト表示部102が表示したリストに含まれるアイテムの詳細情報へのリンクが選択されたことに応じて、選択されたアイテムの詳細情報をリスト提供装置10のディスプレイ(画面)に表示する。詳細情報表示部103は、詳細情報を表示するときに、フォーカス対象をリストから詳細情報に移す。
【0023】
リストとして表示されるアイテムは、リストとして一覧表示される任意の情報であってよい。アイテムは、例えば、商品、サービス、出前、本・漫画・音楽・動画等のデジタルコンテンツ、宿泊施設、交通手段、旅行ツアー、飲食店、レシピ、不動産、美容院・エステ等の美容施設、ゴルフ場、キャンプ場・釣り船等のレジャー施設、スポーツイベント等に関する情報であればよい。そして、リストは、リスト経由でアイテムの詳細情報の閲覧が可能であり、アイテムの購入、予約等が可能になっていてもよい。
【0024】
リスト提供装置10は、例えば、ディスプレイに表示されたウェブブラウザ上にリストや詳細情報を表示する。この実施の形態では、1つのウインドウ内で複数のウェブページを表示可能なタブブラウザにリスト及び詳細情報表示することを想定している。リスト表示部102は、リストデータに対応したリストを一のタブに表示する。該リストにおいてアイテムの詳細情報へのリンクが選択されると、詳細情報表示部103は、新たなタブを追加して該新たなタブにおいて選択されたアイテムの詳細情報を表示するとともに、該新たなタブを最前面に表示する(アクティブとする)ことで、フォーカスの対象を詳細情報に移す。
【0025】
変更部104は、詳細情報が表示された以後、リストへとフォーカス対象が移ると、表示された詳細情報との類似度及び表示された詳細情報の閲覧状況に応じて、リスト内に並ぶ概要情報のうち、未だ画面内に表示されていない概要情報の順序もしくは体裁を変更する。例えば、タブブラウザを採用する場合、変更部104は、詳細情報のタブがアクティブとなった以後、リストのタブがアクティブに戻ると、リストのうちスクロール前の部分に含まれる概要情報の表示順序もしくは体裁(表示態様)を、表示された詳細情報との類似度や表示された詳細情報の閲覧状況に応じて変更する。具体的には、表示された詳細情報の閲覧度合いが低い場合、ユーザがその詳細情報に対応したアイテムへの関心が低いと判定し、そのアイテムと類似度が高いアイテムの概要情報を目立たなくなるように、リストにおける該概要情報の順序もしくは体裁を変更する。例えば、変更部104は、リストにおける該概要情報の表示サイズを小さくしたり、リストにおける該概要情報の表示順序を後回しにすることで、該概要情報の表示優先度を下げる。また、変更部104は、上記体裁処理として、リストにおける該概要情報を表示対象から除外するようにしてもよい。
【0026】
このようにすることで、ユーザの関心の低いアイテムを目立たなくする一方、ユーザにとって有用であると予想されるアイテムをリスト内で目立たせることができる。
【0027】
リスト提供装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレットなどの通信可能な情報処理端末である。なお、リスト提供装置10は、専用の装置であってもよい。
【0028】
図2は、リスト提供装置10のハードウェア構成例を示す図である。リスト提供装置10は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical processing unit)等のプロセッサ11、メモリ、HDD及び/又はSSD等の記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信インターフェース13、入力操作を受け付ける入力デバイス14、及び情報の出力を行う出力デバイス15を有する。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び/又はマイク等である。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ及び/又はスピーカ等である。
【0029】
プロセッサ11が記憶装置12に記憶されるプログラムを読み込むことで、
図1に示す各種機能部として動作する。
【0030】
続いて、リスト提供装置10の動作について説明する。
図3は、リスト提供装置10が実行するリスト提供処理の一例を示すフローチャートである。リスト提供装置10のプロセッサ11は、所定のタイミング(例えば、ユーザの所定の操作を受け付けたタイミング)でリスト提供処理を実行する。リスト提供処理において、先ず、リスト提供装置10のプロセッサ11(取得部101)は、サーバ20からリストデータを受信したか否かを判定する(ステップS11)。リストデータを受信していなければ(ステップS11;No)、リスト提供処理を終了する。
【0031】
リストデータを受信する前段階として、リスト提供装置10は、ユーザによるリストデータの取得操作を受け付けると、サーバ20にリスト取得要求を送信する。この実施の形態では、リスト提供装置10は、リスト提供装置10のプロセッサ11は、ユーザによるリストデータの取得操作としてのアイテム(商品、施設等)の検索操作を受け付けると、リスト取得要求の一例としてサーバ20に検索内容を示す検索要求を送信する。リストデータは、この検索要求に応じて、サーバ20から検索結果としてリスト提供装置10に送信される。なお、リストデータの取得操作は、取得ボタンの操作等の他の操作であってもよく、リスト取得要求は該取得操作に応じてリスト提供装置10からサーバ20に送信されるものであればよい。また、サーバ20から能動的にリストデータが送信されるようにしてもよい。
【0032】
リストデータを受信した場合(ステップS11;Yes)、プロセッサ11(リスト表示部102)は、リスト提供装置10のディスプレイにリストデータに対応した複数のアイテムのリストを表示する(ステップS12)。具体的には、リスト表示部102は、タブブラウザのアクティブなタブ(例えばアイテムの検索画面を表示していたタブ)に、複数のアイテムの概要情報のリストを、スクロール可能に表示する。リストを表示するタブ(リストタブ)がアクティブとなっている間、即ちリストが画面内のフォーカスの対象となっている間は、プロセッサ11がユーザによるスクロール操作を検出すると、該操作に応じてリストを上下方向にスクロールさせる。なお、リストに含まれるアイテム数が少ない場合等、リストをスクロールできない態様で表示する場合があってもよい。
【0033】
プロセッサ11は、リストを表示した後、スクロール量を監視することで、リストにおける概要情報の閲覧状況を監視する(ステップS13)。具体的には、プロセッサ11は、リストタブの画面サイズ及びスクロール量を取得することで、各概要情報をリストタブにて表示済み(ユーザが閲覧済み)であるか否かを監視し、その結果を記録する。これにより、後述の処理にて、表示済みの概要情報、未表示の概要情報を判定できるようにする。
【0034】
続いて、プロセッサ11は、表示されたリストにおいて、概要情報が選択されたか否かを判定する(ステップS14)。具体的には、プロセッサ11は、リスト内の概要情報に含まれる詳細情報へのリンクの選択操作を検出したか否かを判定する。
【0035】
リストにおいて概要情報が選択された場合(ステップS14;Yes)、プロセッサ11(詳細情報表示部103)は、リストタブに関連付けたタブである子タブを新たに開いて該子タブをアクティブにするとともに、該子タブに選択された概要情報に対応する詳細情報を表示する(ステップS15)。これにより、フォーカスの対象がリストタブから詳細情報が表示された子タブに移動する。このような子タブは、例えば、リストタブ側のスプリクトプログラムにより生成される。詳細情報が表示される子タブを詳細タブともいう。なお、概要情報に対応する詳細情報は、サーバ20から取得すればよい。
【0036】
そして、プロセッサ11は、開かれた詳細タブの閲覧状況を監視する(ステップS16)。具体的には、プロセッサ11は、詳細タブがフォーカスの対象であった時間、詳細タブのスクロール量、詳細タブが閉じられたか否か等を監視する。これにより、ユーザの閲覧タブの閲覧時間、閲覧箇所といった詳細情報の閲覧度合いを監視する。
【0037】
その後、プロセッサ11は、リストタブにフォーカスの対象が移動したか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17では、プロセッサ11は、リストタブの選択操作があったか否かや、詳細タブが閉じられてリストタブがアクティブとなったか否かを判定する。リストタブにフォーカスの対象が移動していなければ(ステップS17;No)、ステップS16の処理に戻る。
【0038】
リストタブにフォーカスの対象が移動していれば(ステップS17;Yes)、ステップS16において監視した詳細情報の閲覧状況に基づいて、該詳細情報の閲覧度合いが所定値未満であるか否かを判定する(ステップS18)。ステップS18では、例えば、プロセッサ11は、詳細タブがフォーカスの対象であった時間、詳細タブのスクロール量に基づいて詳細情報の閲覧度合いを数値化し、その数値が、閲覧度合いが低いと判定できる所定値未満であるか否かを判定する。
【0039】
また、ステップS18では、例えば、プロセッサ11は、詳細タブがフォーカスの対象であった時間が所定時間未満であるか否か、詳細タブのスクロール量が所定未満であるか否か、スクロール量に基づき特定の情報が未閲覧か否か等を判定するようにしてもよい。そして、少なくともいずれかの条件を満たす場合、情報の閲覧度合いが所定値未満であると判定すればよい。特定の情報は、例えば、アイテムが施設の場合、施設の予約情報といった該アイテムについての関心が高いと判断できる情報であればよい。
【0040】
詳細情報の閲覧度合いが所定値未満である場合(ステップS18;Yes)、即ち、詳細情報があまり閲覧されずに詳細タブが閉じられたり、詳細情報があまり閲覧されずにリストタブにフォーカスの対象が戻った場合、リストに含まれるアイテムから、開かれていた詳細情報のアイテムと類似するアイテムを抽出する(ステップS19)。ステップS19では、プロセッサ11は、例えば、開かれていた詳細情報と共通の属性情報を持つアイテムを類似すると判定して抽出するようにしてもよい。属性情報は、アイテムの類似度を判定可能な情報であって、例えば、アイテムを分類可能な情報であればよい。具体的には、アイテムが商品である場合、商品カテゴリや価格帯等であり、アイテムが施設である場合、地域、価格帯、設備等であればよい。
【0041】
また、ステップS19では、プロセッサ11は、例えば、開かれていた詳細情報とファーストビューが類似するアイテムを抽出するようにしてもよい。ファーストビューとは、詳細タブが開かれたときの最初の画面であり、詳細情報のうち詳細タブをスクロールせずに閲覧可能な部分である。ファーストビューが類似するとは、見た目が類似するものであってもよいし、同様の情報が含まれるものであってもよい。
【0042】
類似するアイテムを抽出した場合、プロセッサ11は、抽出したアイテムのうちリストタブにて概要情報が未表示のアイテムの概要情報の体裁を変更する(ステップS20)。具体的には、プロセッサ11は、閲覧度合いが所定値未満であった詳細情報に対応するアイテムと類似するアイテムの概要情報を目立たなくなるように体裁を変更する。概要情報の体裁の変更方法は任意でよいが、例えば通常の概要情報よりも簡易な簡易表示に変更すればよい。簡易表示は、例えば通常よりも小さい表示や情報量が少ない表示であればよい。このとき、簡易表示である旨を併せて表示してもよい。なお、リストタブにて概要情報が未表示であるか否か、ステップS13において開始した概要情報の閲覧状況にお基づいて判定する。
【0043】
このように、この実施の形態では、詳細情報の閲覧度合いが所定値未満である場合、ユーザがそのアイテムが有用でないと判別し、そのアイテムと類似するアイテムの概要情報のうち、スクロール前で未表示のものを簡易表示に変更して目立たなくするようになっている。これにより、相対的に他のアイテムの概要情報を目立たせることができ、ユーザの詳細情報の閲覧状況に応じて、ユーザに有用と予想されるアイテムのリストを提供できる。
【0044】
なお、ステップS20では、抽出されたアイテムの概要情報の体裁を変更することに代えて、または、加えて、抽出されたアイテムの概要情報の表示順序を変更するようにしてもよい。即ち、抽出されたアイテムの概要情報の表示順序を他の概要情報よりも後ろに変更するようにしてもよい。このように、詳細情報の閲覧状況に応じて、リストにおける概要情報の表示順序を変更するのは、リストの表示順序がユーザにより指定されていない場合、例えば、「おすすめ順」等で表示されている場合に限定してもよい。このようにすることで、ユーザの意図しない順序でリストが表示されてしまうことを防止できる。
【0045】
なお、概要表示の体裁や表示順序に変更するためには、リストデータにおける対応する概要情報のDOM(Document Object Model)を書き換えればよい。このようにすることで、リストタブがスクロールされて該概要情報が表示された場合に、体裁や表示順序が変更された態様で表示される。
【0046】
なお、ステップS19にて類似するアイテムを抽出できなかった場合、ステップS20の処理は省略すればよい。
【0047】
リストにおいて概要情報が選択されてない場合(ステップS14;No)、詳細情報の閲覧度合いが所定値以上である場合(ステップS18;No)、または、ステップS20の処理を実行した後等には、リストタブが閉じられたか否かを判定する(ステップS21)。リストタブが閉じられた場合(ステップS21;Yes)、リスト提供処理を終了し、リストタブが閉じられていなければ(ステップS21;No)、ステップS13の処理に戻り処理を継続する。
【0048】
続いて、
図4~
図8を用いて本実施の形態のリスト提供装置10の表示例について説明する。ここでは、アイテムはゴルフ場情報(ゴルフ場の予約情報)であり、サーバ20はゴルフ場予約サイトのウェブサーバであるものとして説明する。
【0049】
図4~
図8に示す表示例では、詳細情報のファーストビューの類似度に応じて、リストにおける概要情報の体裁を変更する例について説明する。具体的には、詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じて類似度を判定する。
【0050】
なお、ここでは、詳細情報のファーストビューの類似度に応じて、リストにおける概要情報の体裁を変更する例について説明するが、リストにおける概要情報の体裁を変更することに加えて、または、代えてリストにおける概要情報の表示順序を変更するようにしてもよい。
【0051】
この実施の形態では、アイテムが施設の予約情報である場合、詳細情報に施設の利用停止、利用制限等を示す緊急告知情報を含ませることができるようになっている。具体的には、詳細タブのファーストビューに緊急告知情報を表示可能となっている。このようにすることで、システム上で予約の制限をかけるより前に、詳細情報を閲覧したユーザに利用停止、利用制限等を告知でき、利用停止中であることや利用制限中であることを知らずにユーザが利用予約をしてしまうこと防止できる。緊急告知情報は、例えば、荒天、災害、メンテナンス等で営業休止中である旨のお知らせ、利用制限がある旨の通知等である。そして、
図4~
図8では、詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じて類似度を判定する。
【0052】
図4は、リスト提供装置10の画面に表示されたウェブブラウザ100におけるリストの表示例を示している。ここでは、7月12日に予約可能な関東甲信越のゴルフ場を検索したものとする。
図4は、その検索結果として、602件のゴルフ場が検索されて、ウェブブラウザ100に検索結果のリスト110がおすすめ順で表示されていることを示している。ウェブブラウザ100はタブブラウザとなっており、タブ1(リストタブ)に検索結果のリスト110が表示されている。
【0053】
リスト110には、複数の概要情報o1~o3が含まれる。複数の概要情報o1~o3は、ゴルフ場がある都道府県、ゴルフ場名、概要(コース概要を示すアイコン、テキスト等)、予約プランの料金情報等が含まれる。各概要情報o1~o3のゴルフ場名はリンクl1~l3となっており、ゴルフ場名(リンクl1~l3)が選択操作されると各ゴルフ場の詳細情報が表示される。
【0054】
また、
図4に示す状態において、スクロールバー120やマウスによるスクロール操作によりリストタブをスクロールさせると、リスト110がスクロールし、リスト110上下の概要情報を閲覧可能となる。
【0055】
図4のようにリスト110が表示されている状態で、「aaゴルフクラブ」のリンクl1(概要情報のゴルフ場名)が選択操作されると、例えば、新たなタブ2(詳細タブ)が生成されて詳細タブにフォーカス対象が移り、該詳細タブに
図5に示すような「aaゴルフクラブ」の詳細情報130が表示される。詳細情報130には、ゴルフ場がある都道府県、ゴルフ場名、ゴルフ場の画像、コース紹介(コース詳細を示すテキスト等)、アクセス情報、コース情報(ホール数、総距離、高低差等)、設備・サービス、予約情報140等が含まれる。
図5に示す状態において、スクロールバー120やマウスによるスクロール操作により詳細タブをスクロールさせると、天気予報、クチコミ情報等の更なる情報が閲覧可能となっている。
【0056】
また、上述のように、詳細情報130には、施設の利用停止、利用制限等を示す緊急告知情報を含ませることができるようになっており、
図5では、詳細情報130のファーストビューの上部にゴルフ場の営業に関する緊急告知情報150が表示されている。例えば、荒天、災害、メンテナンス等でゴルフ場の一部または全部が利用できないことや営業休止中であること等を緊急告知情報150によりユーザに告知できる。
【0057】
ゴルフ場が営業休止中である場合、詳細情報に予約情報140を表示しないようにしたり、該ゴルフ場を検索結果に含ませないようにすることもできるが、営業休止となってからシステム上予約の制限をかける前までの間に、詳細情報にユーザがアクセスする可能性がある。この場合、いち早く緊急告知情報150を詳細情報130に掲載することで、システム上で予約の制限をかけるより前に、詳細情報130を閲覧したユーザに利用停止、利用制限等を告知でき、利用停止中であることや利用制限中であることを知らずにユーザが利用予約をしてしまうこと防止できる。
【0058】
詳細情報130が画面に表示された後、その閲覧時間やスクロール量といった閲覧状況によって、ユーザのその詳細情報130への関心度合いをある程度把握することができる。そこで、この実施の形態では、詳細タブが開かれると、詳細タブがフォーカス対象である間、詳細タブの閲覧状況(閲覧時間、スクロール量等)が監視される。そして、その閲覧度合いが所定値未満であるか否かに応じて、その詳細タブに表示された詳細情報130に対するユーザの関心度合いが判断される。例えば、詳細タブが開かれてから所定時間(例えば5秒)以内に詳細タブが閉じられた場合、所定時間以内にリストタブにフォーカス対象が戻った場合、
図5において見切れている予約情報140を閲覧するためのスクロール操作が検出されなかった場合、該詳細タブに対応したアイテム(ここでは「aaゴルフクラブ」のゴルフ場情報、その予約情報)にユーザの関心が低いと判断できる。また、詳細タブが開かれた後、所定時間以上詳細タブがフォーカス対象であった場合や、予約情報140を閲覧するためのスクロール操作が検出された場合には、該詳細タブに対応したアイテムにユーザの関心が高いと判断できる。
【0059】
図5に示すように、ファーストビューに緊急告知情報150が含まれる詳細情報130が開かれ、詳細情報130の閲覧度合いが所定値未満であると判定した場合、緊急告知情報150が含まれるゴルフ場にユーザの関心が低いと判断できる。言い換えると、詳細情報130に緊急告知情報150が含まれており、利用停止、利用制限があるゴルフ場をそのユーザは予約しないことが予想される。その後、リストから詳細情報を開いた際に、また緊急告知情報が含まれていた場合、ユーザが煩わしく感じてしまうおそれがある。
【0060】
そこで、詳細情報130の閲覧度合いが所定値未満であると判定した場合、詳細情報のファーストビューに緊急告知情報150が含まれるアイテムが、
図5に示す詳細情報130と類似するアイテムとして抽出される。そして、抽出したアイテムに対応する概要情報のうち、リストタブにて未表示の概要情報の体裁を目立たなくするように変更する制御がなされる。
【0061】
図5のように詳細タブが表示されているときに、詳細タブが閉じられると、フォーカス対象がリストタブに戻り、
図4に示す状態に戻る。ここで、スクロール操作によりリストタブをスクロールさせると、リスト110がスクロールし、リスト110下方の概要情報が表示される。
【0062】
図5に示す詳細情報130の閲覧度合いが所定値未満であると判定されていた場合、リストタブで未表示であった概要情報のうち、詳細情報のファーストビューに緊急告知情報150が含まれるアイテムの概要情報o4が、
図6に示すような簡易表示で表示される。簡易表示の概要情報o4は、畳まれた態様で表示され、ゴルフ場がある都道府県、ゴルフ場名及び緊急告知情報が有る旨が含まれる。また、詳細情報のファーストビューに緊急告知情報150が含まれないアイテムの概要情報o5及びo6は、通常の態様で表示される。
【0063】
なお、
図4の画面にて未表示であって、スクロールされて
図6で初めて画面に表示された概要情報に対応するアイテムとして、「a2ゴルフ倶楽部」、「ddカントリークラブ」、及び、「bbbゴルフクラブ」があるが、
図6ではこのうち「a2ゴルフ倶楽部」の詳細情報のみに緊急告知情報150が含まれている例を示している。さらにリスト110がスクロールされて、さら下方向の概要情報が表示されるときにも、詳細情報に緊急告知情報150が含まれる概要情報については簡易表示で表示されることになる。
【0064】
図4において、「aaゴルフクラブ」のリンクl1が選択され、
図5に示す詳細タブが表示されて直ぐに該詳細タブが閉じられると
図4に示す表示に戻る。その後リストタブがスクロールされると
図6に示すような表示となる。この場合の画面遷移は、
図4→
図5→
図4→
図6といった流れとなる。
【0065】
このように、この実施の形態のリスト提供装置10によれば、ユーザの関心が低いと予想できる緊急告知情報有りのアイテムの概要情報o4を目立たなくすることで、ユーザが再度緊急告知情報有りのアイテムの詳細情報を閲覧してしまうことを防止できる。また、相対的に他のアイテムの概要情報を目立たせることができるので、ユーザに対して有用なリストを提供することができる。
【0066】
また、この実施の形態のリスト提供装置10では、画面に未表示の概要情報のみ順序または体裁を変更するので、ユーザに気づかせずにリストの順序または体裁を変更することができる。
【0067】
また、
図6に示すような簡易表示において、緊急告知情報が有る旨を表示しているので簡易表示となっている理由をユーザが把握することができる。これにより、ユーザが詳細情報を表示せずにスキップする原因となると予想される情報を表示できる。また、ユーザが不審に思うことを防止でき、ユーザに好適にリストを提供できる。
【0068】
なお、「aaゴルフクラブ」に緊急告知情報が含まれない場合、「aaゴルフクラブ」のリンクl1が選択操作されると、詳細タブに
図7に示すようなファーストビューに緊急告知情報を含まない詳細情報131が表示される。このような場合、詳細情報131の閲覧状況に応じて、概要情報の体裁や順序を変更する処理を実行しなくてもよい。また、このような場合、詳細情報のファーストビュー以外の類似度に基づいて、未だ画面内に表示されていない概要情報の体裁や順序を変更するようにしてもよい。例えば、詳細情報131の閲覧状況と他の属性情報(地域、価格帯、ゴルフ情報の特徴等)の類似度とに基づいて、未だ画面内に表示されていない概要情報の体裁や順序を変更するようにしてもよい。
【0069】
なお、緊急告知情報を含む詳細情報が開かれていない場合や、緊急告知情報を含む詳細情報の閲覧度合いが所定値以上である場合等、概要情報の体裁や順序を変更する処理がなされていない場合、
図4に示す画面からスクロールされると
図8に示すような通常の表示態様の概要情報o4’を含むリスト110が表示されることとなる。
【0070】
(変形例)
なお、この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態の一部の省略、置き換え、任意の構成の追加等が可能である。
【0071】
リストに並ぶ概要情報の表示態様を変更することに加えて、または、代えてリストに並ぶ概要情報の表示順序を変更する例について説明する。例えば、
図9に示すように、オリジナルのリストが概要情報1~概要情報7を含み、概要情報1及び概要情報4に緊急告知情報が含まれている場合を想定する。このうち、概要情報1と概要情報2のみが画面に表示済みであるものとする。この場合において、概要情報1の詳細情報が開かれ、概要情報1の詳細情報の閲覧度合いが所定値未満であった場合、同様に緊急告知情報が含まれる概要情報4の表示順序を最後に移動する。このようにすることで、緊急告知情報が含まれる概要情報4を目立たなくすることができ、ユーザが他のアイテムを閲覧しやすくなり、他のアイテムに注目しやすくなる。
【0072】
また、
図4~
図8では、リスト提供装置10の変更部104が、詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じてアイテム同士の類似度を判定する例について説明したが、ファーストビューの類似度の判定方法はこれに限定されない。例えば、詳細情報のファーストビューに含まれる文字情報や画像の類似度に応じてファーストビューの類似度を判定するようにしてもよい。即ち、任意の方法でファーストビューの類似度を判定してもよい。
【0073】
また、リスト提供装置10の変更部104は、詳細情報のファーストビューの類似度に応じて、概要情報の順序もしくは体裁を変更することに限定されず、詳細情報が閉じられたり、詳細情報からリストにフォーカスの対象が戻った直前に詳細情報にて表示されていた情報(文字情報、画像等)との類似度に応じて、リスト内の概要情報の順序もしくは体裁を変更するようにしてもよい。即ち、画面に表示された詳細情報とリスト内のアイテムとの類似度を任意の方法で判定してもよい。
【0074】
また、リスト提供装置10の変更部104は、リストが画面に表示されて以後に画面内に表示された複数の詳細情報との類似度及び画面内に表示された複数の詳細情報の閲覧状況に基づいて、リスト内の概要情報のうち、未だ画面内に表示されていない概要情報の体裁や順序を変更するようにしてもよい。例えば、画面内に表示されたが、閲覧度合いが所定値未満である詳細情報において共通する、あるいは出現頻度の高い属性情報を判別し、その属性情報と同様または類似の属性情報を持つアイテムの概要情報の体裁や順序を変更するようにしてもよい。また、この場合、詳細情報が所定数以上の表示されたことを条件に、未だ画面内に表示されていない概要情報の体裁や順序を変更するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザの興味の判断材料が少ない段階では、リスト内の概要情報の順序もしくは体裁を変更しないようにすることができる。
【0075】
リストから詳細情報を開いたユーザが、詳細情報(詳細タブ)を見てすぐに閉じることを複数回繰り返した場合、そのユーザは、すぐに閉じられた複数の詳細情報、特に直前に表示していた部分に含まれる情報の共通部分に興味がないことが推定される。このような場合、閉じられた詳細情報または最後に閲覧していた情報に共通する、あるいは出現頻度の高い属性情報を抽出する。そして、抽出した属性情報と同様または類似の属性情報を持つアイテムの概要情報は、ユーザは興味がないと判別して、該概要情報の体裁や順序を目立たないように変更するようにしてもよい。
【0076】
より具体的には、アイテムが宿泊施設である場合、詳細情報に「喫煙可」、「ペット可」が表示されてすぐに閉じられたことが複数回続いた場合は、「喫煙可」、「ペット可」の宿泊施設の表示優先度を下げるようにリストにおける概要情報の体裁や順序を変更すようにしてもよい。このようにすることで、例えば、ユーザが「ペット不可」といった特定の条件を希望しているものの、該特定の条件を指定した施設の検索は不可能である場合には、ユーザに対して特定の条件の表示優先度を下げたリストを提供することができ、ユーザに有用なリストを提供できる。
【0077】
すぐに閉じられた複数の詳細情報に共通する複数の属性情報に基づいて、概要情報の体裁や順序した後に、詳細情報の閲覧状況に応じて、該共通の複数の属性情報のうち特定の属性情報にユーザが興味がないことが判別された場合、該特定の属性情報を持つ概要情報の体裁や順序を目立たないように変更するようにしてもよい。例えば、「喫煙可」及び「ペット可」の属性情報に基づいて概要情報の体裁や順序した後、詳細情報の閲覧状況により、「ペット可」については気にしていないが、「喫煙可」のみを気にしていたと判別した場合、「喫煙可」の属性情報を持つ概要情報の体裁や順序を変更するようにしてもよい。即ち、リストからの詳細情報の閲覧が繰り返される毎に、ユーザの興味が無い、または興味のある属性情報が絞り込まれていくので、その絞り込まれた属性情報に基づいて、概要情報の体裁や順序を変更するようにしてもよい。これにより、ユーザのリストの閲覧が進むにつれて、ユーザの望み通りのリストに近づけることができる。
【0078】
また、リスト提供装置10の変更部104は、画面内に表示された複数の詳細情報において共通する属性情報を抽出し、共通する属性情報が複数のアイテムにおいて特徴的である場合、共通する属性情報を有するアイテムの概要情報の順序もしくは体裁を変更するようにしてもよい。例えば、抽出した属性情報を持つアイテムが、リスト内のアイテム全体において閉める割合が所定割合以上であるか、あるいは所定割合未満であるか等によって、該属性情報が特徴的であるか否かを判定するようにしてもよい。また、共通する属性情報を抽出する際や特徴的であるか否かを判定する際に、すぐに閉じられた詳細情報に含まれる割合を考慮して抽出するようにしてもよい。例えば、表示された詳細情報のうち特定割合以上の詳細情報に共通する属性情報を抽出し、その属性情報が全体に占める割合に応じてその属性情報が特徴的であるか否かを判定するようにしてもよい。このようにすることで、特徴的な情報に基づいてリストにおける概要情報の表示優先度を変更するので、ユーザに対して好適にリストを提供できる。また、特徴的でない情報に基づいてはリストにおける概要情報の表示優先度を変更しないので、不必要に表示優先度を変更することを防止できる。例えば、リスト内のほとんどアイテムに含まれる属性情報に基づいて、表示優先度が変更されると、無駄な制御になるおそれがある。このようにすることで、そのような無駄な制御を防止できる。また、変更部104は、抽出した共通する属性情報が特徴的であるか否かを判定する際に、該共通する属性情報が所定の条件を満たす場合、該共通する属性情報を特徴的であると判定するようにしてもよい。該所定の条件は、リスト提供装置10予め入力されていてもよいし、ユーザや管理者が設定できるようにしてもよい。
【0079】
リスト提供装置10の変更部104は、リストが画面に表示されて以後に画面内に表示された1以上の詳細情報と類似するアイテムの概要情報のうち、未だ画面内に表示されていない概要情報をリストにおいて目立つように表示順序もしくは体裁を変更するようにしてもよい。この場合、画面内に表示された詳細情報のうち、閲覧度合いが所定値以上である詳細情報と類似するアイテムの概要情報をリストにおいて目立つように表示順序もしくは体裁を変更するようにしてもよい。このようにすることでも、ユーザに有用であると予想されるアイテムの概要情報を目立たせることができるので、ユーザに対して有用なリストを提供することができる。
【0080】
上記実施の形態では、タブブラウザにリストや詳細情報を表示する例について説明したが、タブをもたないブラウザ(ウインドウブラウザ)や専用ブラウザ、専用アプリケーションに本発明を適用してもよい。この場合、リストと詳細情報との表示エリア(ウインドウ等)はそれぞれフォーカスの対象が移動可能に構成されていればよい。
【0081】
例えば、ウインドウブラウザに本発明を適用する場合、リストを一のウインドウに表示し、該リストにおいてアイテムの詳細情報へのリンクが選択されると、新たなウインドウを開いて該新たなウインドウにおいて選択されたアイテムの詳細情報を表示するとともに、該新たなウインドウをアクティブとして最前面に表示することで、フォーカスの対象を詳細情報に移すようにすればよい。そして、詳細情報のウインドウがアクティブとなった以後、リストのウインドウがアクティブになると、リストのうちスクロール前の部分に含まれる概要情報の表示順序もしくは体裁を、表示された詳細情報との類似度及び表示された詳細情報の閲覧状況に応じて変更すればよい。
【0082】
また、サーバ20がリストを提供するときに、詳細情報同士の類似度情報(例えば各アイテムの属性情報の類似度情報、ファーストビュー同士の類似度情報)をリスト提供装置10に提供するようにしてもよい。このようにすれば、リスト提供装置10側で類似度計算する必要がなくなり、処理の高速化を図れる。
【0083】
リスト提供装置10は、専用の装置によらず、通常のコンピュータを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに上述の機能を実行するためのプログラムを格納した記録媒体から該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行するリスト提供装置10を構成してもよい。また、複数のコンピュータが協同して動作することによって、1つのリスト提供装置10を構成しても良い。
【0084】
また、コンピュータにプログラムを供給するための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システム等を介して供給しても良い。例えば、上述の機能を実行するためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ読取可能な記録媒体を配布してもよい。
【0085】
また、上述の機能の一部をOS(Operation System)が提供する場合には、OSが提供する機能以外の部分をプログラムで提供すれば良い。
【0086】
以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
【0087】
(本実施例により実現される発明)
以上説明したように、本実施形態は、以下に掲げる発明を実現する。
【0088】
(付記1)
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部と、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部と、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部と、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部と、
を備えるリスト提供装置。
【0089】
(付記2)
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報の閲覧状況に応じて、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
付記1に記載のリスト提供装置。
【0090】
(付記3)
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報と共通の属性情報を持つか否かに応じて前記類似度を判定する類似度判定部を備える
付記1または2に記載のリスト提供装置。
【0091】
(付記4)
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報のファーストビューとの類似度に応じて、前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
付記1から3のいずれかに1項に記載のリスト提供装置。
【0092】
(付記5)
前記変更部は、前記詳細情報のファーストビューに緊急告知情報が含まれるか否かに応じて前記類似度を判定する類似度判定部を備える
付記4に記載のリスト提供装置。
【0093】
(付記6)
前記変更部は、前記画面内に表示された複数の前記詳細情報において共通する属性情報を抽出し、前記共通する属性情報が前記複数のアイテムにおいて特徴的である場合、前記共通する属性情報を有するアイテムの前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
付記1から5のいずれか1項に記載のリスト提供装置。
【0094】
(付記7)
前記変更部は、前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度が所定以上のアイテムの前記概要情報を目立たなくなるように、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する
付記1から6のいずれか1項に記載のリスト提供装置。
【0095】
(付記8)
リスト提供装置が実行する、リスト提供方法であって、
前記リスト提供装置が、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得し、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とし、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とし、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する、
リスト提供方法。
【0096】
(付記9)
コンピュータを、
複数のアイテムの概要情報が並んだリストを取得する取得部、
前記取得されたリストを画面内に表示し、前記リストが前記画面内のフォーカスの対象となっている間、前記リストをスクロール可能とするリスト表示部、
前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、前記画面に表示されている前記概要情報が選択されると、前記選択された概要情報に係るアイテムの詳細情報を前記画面内に表示し、前記詳細情報を前記フォーカスの対象とする詳細情報表示部、
前記フォーカスの対象が前記詳細情報から前記リストへ移動すると、前記リストが前記画面に表示されて以後に前記画面内に表示された1以上の前記詳細情報との類似度に応じて、前記リスト内に並ぶ前記概要情報のうち、未だ前記画面内に表示されていない前記概要情報の順序もしくは体裁を変更する変更部、
として機能させるプログラム。
【産業上の利用可能性】
【0097】
本発明によれば、好適にリストを提供できるリスト提供装置、リスト提供方法、ならびに、プログラムを提供できる。
【符号の説明】
【0098】
10 リスト提供装置
11 プロセッサ
12 記憶装置
13 通信インターフェース
14 入力デバイス
15 出力デバイス
101 取得部
102 リスト表示部
103 詳細情報表示部
104 変更部
110 リスト
130、131 詳細情報
150 緊急告知情報
o1~o6、o4’ 概要情報
【要約】
【課題】好適にリストを提供できるリスト提供装置等を提供する。
【解決手段】取得部101は、サーバ20からリストデータを取得する。リスト表示部102は、リストデータに対応する複数のアイテムの概要情報が並んだリストをスクロール可能に表示する。詳細情報表示部103は、リスト表示部102が表示したリストに含まれるアイテムの詳細情報へのリンクが選択されたことに応じて、選択されたアイテムの詳細情報をリスト表示部102のディスプレイに表示する。詳細情報表示部103は、詳細情報を表示するときに、フォーカス対象をリストから詳細情報に移す。変更部104は、詳細情報が表示された以後、リストへとフォーカス対象が移ると、表示された詳細情報との類似度及び表示された詳細情報の閲覧状況に応じて、リスト内に並ぶ概要情報のうち、未だ画面内に表示されていない概要情報の順序もしくは体裁を変更する。
【選択図】
図1