(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】電池モジュールおよびその製造方法
(51)【国際特許分類】
H01M 50/50 20210101AFI20241202BHJP
H01M 50/211 20210101ALI20241202BHJP
H01M 50/548 20210101ALI20241202BHJP
H01M 50/557 20210101ALI20241202BHJP
H01M 50/569 20210101ALI20241202BHJP
【FI】
H01M50/50 201A
H01M50/211
H01M50/548 301
H01M50/557
H01M50/569
(21)【出願番号】P 2023522528
(86)(22)【出願日】2022-02-23
(86)【国際出願番号】 KR2022002667
(87)【国際公開番号】W WO2022182136
(87)【国際公開日】2022-09-01
【審査請求日】2023-04-12
(31)【優先権主張番号】10-2021-0024301
(32)【優先日】2021-02-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0023214
(32)【優先日】2022-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521065355
【氏名又は名称】エルジー エナジー ソリューション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ヒジュン・ジン
(72)【発明者】
【氏名】ホ・ジュネ・チ
(72)【発明者】
【氏名】ジン・ヨン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・オ・ムン
【審査官】神田 和輝
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-67676(JP,A)
【文献】特開2016-119377(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/50-50/598
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電極リードを含む複数の電池セルが積層された電池セル積層体
、および
前記電池セル積層体の一側に位置するリードフレームを含み、
前記複数の電池セルのうちの第1電池セルから突出した第1電極リードおよび前記複数の電池セルのうちの第2電池セルから突出した第2電極リードが、前記リードフレームに形成されたスリットを通過した後、曲げられ重畳して電極リードアセンブリーを形成し、
前記電極リードアセンブリーにおいて、前記第1電極リードの少なくとも一部と前記第2電極リードの少なくとも一部が互いに接合され、
前記リードフレームは、前記電極リードアセンブリーが位置する第1支持部を含み、
前記第1支持部は、前記電極リードアセンブリーが位置する方向に突出した形状または前記電極リードアセンブリーが位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有し、
前記電極リードアセンブリーの少なくとも一部が前記第1支持部の一面に密着
し、
前記電極リードアセンブリーの前記第1電極リードと前記第2電極リードとが重畳している部分が、前記第1支持部の形状に対応するようにアーチ形状に曲げられている、電池モジュール。
【請求項2】
前記第1支持部は、前記電極リードアセンブリーが位置する方向に突出したアーチ形状である、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記第1支持部は、前記電極リードアセンブリーが位置する方向と反対の方向に湾入したアーチ形状である、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記第1支持部の中央に、空いている第1開放部が形成され、
前記第1開放部は、
前記電極リードアセンブリーが位置する側が空いている、請求項1~3のいずれか一項に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記リードフレームは、前記第1開放部を横切る補助支持部を含み、
前記補助支持部は、前記第1支持部の形状に対応して突出または湾入した形状を有する、請求項4に記載の電池モジュール。
【請求項6】
前記第1支持部は、金属プレートまたはスプリング部材のうちの少なくとも一つが前記リードフレームに付着されて形成された、請求項1~5のいずれか一項に記載の電池モジュール。
【請求項7】
前記リードフレームに装着されるセンシング組立体をさらに含み、
前記センシング組立体は、モジュールコネクタ
、前記第1電極リードと前記第2電極リードのうちの少なくとも一つに接合される接合プレート
、および前記モジュールコネクタと前記接合プレートを連結する連結部材を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の電池モジュール。
【請求項8】
前記リードフレームは、前記第1電極リードと前記接合プレートが位置する第2支持部を含み、
前記第2支持部は、前記接合プレートが位置する方向に突出した形状または前記接合プレートが位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有し、
前記第1電極リードと前記接合プレートが重畳した部分の少なくとも一部は、前記第2支持部の一面に密着する、請求項7に記載の電池モジュール。
【請求項9】
前記第2支持部において、前記第1電極リードと前記接合プレートが接合される、請求項8に記載の電池モジュール。
【請求項10】
前記第2支持部は、前記接合プレートが位置する方向に突出したアーチ形状である、請求項8または9に記載の電池モジュール。
【請求項11】
前記第2支持部は、前記接合プレートが位置する方向と反対の方向に湾入したアーチ形状である、請求項8または9に記載の電池モジュール。
【請求項12】
前記第2支持部の中央に、空いている第2開放部が形成され、
前記第2開放部は、前記接合プレートが位置する側が空いている、請求項8~11のいずれか一項に記載の電池モジュール。
【請求項13】
前記接合プレートは、前記第1支持部上に位置して、前記電極リードアセンブリーに接合される、請求項7に記載の電池モジュール。
【請求項14】
前記接合プレートの少なくとも一部が、前記電極リードアセンブリーに密着する、請求項13に記載の電池モジュール。
【請求項15】
前記第1支持部上で、前記第1電極リードが前記第2電極リードを覆ったまま接合されて前記電極リードアセンブリーを形成し、
前記第1電極リードに湾入した辺が形成され、
前記湾入した辺によって前記接合プレートが前記第2電極リードと接合される、請求項13または14に記載の電池モジュール。
【請求項16】
電極リードを含む複数の電池セルを積層して電池セル積層体を形成する段階
、
前記電池セル積層体の一側にリードフレームを配置する段階
、および
前記複数の電池セルのうちの第1電池セルから突出した第1電極リードおよび前記複数の電池セルのうちの第2電池セルから突出した第2電極リードを、前記リードフレームに形成されたスリットに通過させて曲げた後、重畳させ少なくとも一部を接合して、電極リードアセンブリーを形成する接合段階を含み、
前記リードフレームは、前記電極リードアセンブリーが位置する第1支持部を含み、
前記第1支持部は、前記電極リードアセンブリーが位置する方向に突出した形状または前記電極リードアセンブリーが位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有し、
前記接合段階で、前記第1電極リードと前記第2電極リードが前記第1支持部に密着したまま重畳および接合されて前記電極リードアセンブリーを形成
し、
前記電極リードアセンブリーの前記第1電極リードと前記第2電極リードとが重畳している部分が、前記第1支持部の形状に対応するようにアーチ形状に曲げられている、電池モジュールの製造方法。
【請求項17】
前記第1支持部は、前記第1電極リードと前記第2電極リードが位置する方向に突出したアーチ形状であるか、前記第1電極リードと前記第2電極リードが位置する方向と反対の方向に湾入したアーチ形状である、請求項16に記載の電池モジュールの製造方法。
【請求項18】
前記接合段階で、前記第1電極リードの一部分と前記第2電極リードの一部分を覆うように溶接用ジグが配置され、
前記リードフレームと前記溶接用ジグの間で、前記第1電極リードと前記第2電極リードが互いに密着したまま接合される、請求項16または17に記載の電池モジュールの製造方法。
【請求項19】
前記溶接用ジグに第1ジグ開放部が形成され、
溶接装置が、前記第1ジグ開放部を通じて前記第1電極リードと前記第2電極リードが露出された部分を接合して前記電極リードアセンブリーを形成する、請求項18に記載の電池モジュールの製造方法。
【請求項20】
前記第1支持部の中央に、空いている第1開放部が形成され、
前記第1開放部は、
前記電極リードアセンブリーが位置する側が空いており、
前記接合段階で、前記第1電極リードと前記第2電極リード中の前記第1開放部が形成された領域と対応する部分が互いに溶接接合されて前記電極リードアセンブリーを形成する、請求項16~19のいずれか一項に記載の電池モジュールの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願との相互引用]
本出願は2021年2月23日付韓国特許出願第10-2021-0024301号および2022年2月22日付韓国特許出願第10-2022-0023214号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として含まれる。
【0002】
本発明は電池モジュールおよびその製造方法に関するものであって、より具体的には、製造工程性が向上した電池モジュールおよびその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
現代社会では携帯電話機、ノートパソコン、キャムコーダー、デジタルカメラなどの携帯型機器の使用が日常化するにつれて、前記のようなモバイル機器関連分野の技術に対する開発が活発になっている。また、充放電の可能な二次電池は化石燃料を使用する既存のガソリン車両などの大気汚染などを解決するための方案であって、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(P-HEV)などの動力源として用いられているところ、二次電池に対する開発の必要性が高まっている。
【0004】
現在商用化された二次電池としてはニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、ニッケル亜鉛電池、リチウム二次電池などがある。このうちのリチウム二次電池はニッケル系列の二次電池に比べてメモリ効果がほとんど起こらなくて充放電が自由であり、自己放電率が非常に低くエネルギー密度が高いという長所で脚光を浴びている。
【0005】
このようなリチウム二次電池は主にリチウム系酸化物と炭素材をそれぞれ正極活物質と負極活物質として使用する。リチウム二次電池は、このような正極活物質と負極活物質がそれぞれ塗布された正極板と負極板がセパレータを挟んで配置された電極組立体と、電極組立体を電解液と共に密封収納する外装材、即ち、電池ケースを備える。
【0006】
一般に、リチウム二次電池は外装材の形状によって、電極組立体が金属缶に内装されている缶型二次電池と、電極組立体がアルミニウムラミネートシートのパウチに内装されているパウチ型二次電池に分類することができる。
【0007】
小型機器に用いられる二次電池の場合、二つ~三つの電池セルが配置されるが、自動車などのような中大型デバイスに用いられる二次電池の場合は、複数の電池セルを電気的に連結した電池モジュール(Battery module)が用いられる。このような電池モジュールは複数の電池セルが互いに直列または並列に連結されて電池セル積層体を形成することによって容量および出力が向上する。また、一つ以上の電池モジュールは、BMS(Battery Management System)、冷却システムなどの各種制御および保護システムと共に装着されて電池パックを形成することができる。
【0008】
従来の電池モジュールで、複数の電池セル間の連結のためにバスバーおよびバスバーフレームを活用することができる。以下では、
図1および
図2を参照して、従来の電池モジュールで用いられるバスバーおよびバスバーフレームの構造について説明する。
【0009】
図1は、従来の電池モジュールに対する斜視図である。
図2は、
図1の“A”部分を拡大して示した部分図面である。
図1は、バスバーフレームとバスバーの様子を示すために電池モジュールを立てておいた様子を示した。
【0010】
図1および
図2を参照すれば、従来の電池モジュール10は、電池セル11が積層された電池セル積層体20、および電池セル積層体20の両側に配置されたバスバーフレーム30を含む。このようなバスバーフレーム30にはバスバー40とセンシング組立体50を装着することができる。
【0011】
バスバー40は複数の電池セル11間の電気的連結のためのものであって、電池セル11の電極リード11Lがバスバーフレーム30に形成されたスリットを通過した後、曲げられてバスバー40と連結される。場合によっては、電極リード11Lがバスバー40に形成されたスリット40Sを通過することもある。電極リード11Lとバスバー40の間の連結において、電気的連結が可能であればその方法に制限はなく、一例として溶接接合で連結することができる。このようにバスバー40を通じて電池セル11が電気的に連結された電池セル積層体20は、外部に露出される端子バスバー(図示せず)などを通じて他の電池モジュールやBDU(Battery Disconnect Unit)などと連結することができる。即ち、従来の電池モジュール10はバスバー40を通じて電池セル11を電気的に連結し、端子バスバーなどを通じて電池モジュール10を他の電池モジュールと電気的に連結することによって、HV(High Voltage)連結を実現することができる。ここで、HV連結は、電力を供給するための電源役割の連結であって、電池セル間の連結や電池モジュール間の連結を意味する。
【0012】
一方、電池モジュール10の発火や爆発を防止するために、電池セル11の電圧情報と温度情報を測定してBMS(Battery Management System)に伝達する必要がある。従来の電池モジュール10は、センシング組立体50を含むことによって電池セルの電圧情報を前記BMSに伝達することができる。具体的には、センシング組立体50が接合部材52を通じてバスバー40と連結されて各電池セルの電圧を測定することができ、測定された値を連結部材53とコネクタ(図示せず)を通じて外部BMSに伝達することができる。即ち、従来の電池モジュール10は、バスバー40とセンシング組立体50を通じて電圧情報を伝達することによって、LV(Low Voltage)連結を実現することができる。ここで、LV連結は、電池セルの電圧を感知し制御するためのセンシング連結を意味する。
【0013】
総合すれば、従来の電池モジュール10は、HV連結を実現するために積層された電池セルそれぞれの電極リード11Lをバスバー40に接合し、LV連結を実現するためにセンシング組立体50を電極リード11Lが接合されたバスバー40に連結することができる。また、このようなバスバー40を装着するためにバスバーフレーム30を形成することができる。
【0014】
但し、電池モジュール10にこのようなHV連結とLV連結を実現するためには多くの部品が必要であり、複雑な一連の製造工程が要求されるという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明が解決しようとする課題は、従来のHV連結構造とLV連結構造を改善して製造工程性が向上した電池モジュールおよびその製造方法を提供することである。
【0016】
しかし、本発明の実施形態が解決しようとする課題は上述の課題に限定されず、本発明に含まれている技術的思想の範囲で多様に拡張できる。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明の一実施形態による電池モジュールは、電極リードを含む複数の電池セルが積層された電池セル積層体;および前記電池セル積層体の一側に位置するリードフレームを含む。前記複数の電池セルのうちの第1電池セルから突出した第1電極リードおよび前記複数の電池セルのうちの第2電池セルから突出した第2電極リードが、前記リードフレームに形成されたスリットを通過した後、曲げられ重畳して電極リードアセンブリーを形成する。前記電極リードアセンブリーにおいて、前記第1電極リードの少なくとも一部と前記第2電極リードの少なくとも一部が互いに接合される。前記リードフレームは前記電極リードアセンブリーが位置する第1支持部を含み、前記第1支持部は前記電極リードアセンブリーが位置する方向に突出した形状または前記電極リードアセンブリーが位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有する。前記電極リードアセンブリーの少なくとも一部が前記第1支持部の一面に密着する。
【0018】
前記第1支持部は、前記電極リードアセンブリーが位置する方向に突出したアーチ形状であってもよい。
【0019】
前記第1支持部は、前記電極リードアセンブリーが位置する方向と反対の方向に湾入したアーチ形状であってもよい。
【0020】
前記第1支持部の中央に、空いている第1開放部を形成することができ、前記第1開放部は電極リードアセンブリーが位置する側が空いていてもよい。
【0021】
前記リードフレームは前記第1開放部を横切る補助支持部を含むことができ、前記補助支持部は前記第1支持部の形状に対応して突出または湾入した形状を有することができる。
【0022】
前記第1支持部は、金属プレートまたはスプリング部材のうちの少なくとも一つを前記リードフレームに付着して形成することができる。
【0023】
前記電池モジュールは、前記リードフレームに装着されるセンシング組立体をさらに含むことができる。前記センシング組立体は、モジュールコネクタ;前記第1電極リードと前記第2電極リードのうちの少なくとも一つに接合される接合プレート;および前記モジュールコネクタと前記接合プレートを連結する連結部材を含むことができる。
【0024】
前記リードフレームは前記第1電極リードと前記接合プレートが位置する第2支持部を含むことができ、前記第2支持部は前記接合プレートが位置する方向に突出した形状または前記接合プレートが位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有することができる。前記第1電極リードと前記接合プレートが重畳した部分の少なくとも一部は、前記第2支持部の一面に密着することになる。
【0025】
前記第2支持部において、前記第1電極リードと前記接合プレートを接合することができる。
【0026】
前記第2支持部は、前記接合プレートが位置する方向に突出したアーチ形状であってもよい。
【0027】
前記第2支持部は、前記接合プレートが位置する方向と反対の方向に湾入したアーチ形状であってもよい。
【0028】
前記第2支持部の中央に、空いている第2開放部を形成することができ、前記第2開放部は前記接合プレートが位置する側が空いていてもよい。
【0029】
前記接合プレートは、前記第1支持部上に位置して、前記電極リードアセンブリーに接合できる。
【0030】
前記接合プレートの少なくとも一部が、前記電極リードアセンブリーに密着することになる。
【0031】
前記第1支持部上で、前記第1電極リードが前記第2電極リードを覆ったまま接合されて前記電極リードアセンブリーを形成することができ、前記第1電極リードに湾入した辺が形成され、前記湾入した辺によって前記接合プレートが前記第2電極リードと接合できる。
【0032】
本発明の一実施形態による電池モジュールの製造方法は、電極リードを含む複数の電池セルを積層して電池セル積層体を形成する段階;前記電池セル積層体の一側にリードフレームを組み立てる組立段階;および前記複数の電池セルのうちの第1電池セルから突出した第1電極リードおよび前記複数の電池セルのうちの第2電池セルから突出した第2電極リードを、前記リードフレームに形成されたスリットに通過させて曲げた後、重畳させ少なくとも一部を接合して、電極リードアセンブリーを形成する接合段階を含む。前記リードフレームは前記電極リードアセンブリーが位置する第1支持部を含み、前記第1支持部は前記電極リードアセンブリーが位置する方向に突出した形状または前記電極リードアセンブリーが位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有する。前記接合段階で、前記第1電極リードと前記第2電極リードが前記第1支持部に密着したまま重畳および接合されて前記電極リードアセンブリーを形成する。
【0033】
前記第1支持部は、前記第1電極リードと前記第2電極リードが位置する方向に突出したアーチ形状であるか、前記第1電極リードと前記第2電極リードが位置する方向と反対の方向に湾入したアーチ形状であってもよい。
【0034】
前記接合段階で、前記第1電極リードの一部分と前記第2電極リードの一部分を覆うように溶接用ジグを配置することができ、前記リードフレームと前記溶接用ジグの間で、前記第1電極リードと前記第2電極リードが互いに密着したまま接合できる。
【0035】
前記溶接用ジグに第1ジグ開放部を形成することができる。溶接装置が、前記第1ジグ開放部を通じて前記第1電極リードと前記第2電極リードが露出された部分を接合して前記電極リードアセンブリーを形成することができる。
【0036】
前記第1支持部の中央に、空いている第1開放部を形成することができ、前記第1開放部は電極リードアセンブリーが位置する側が空いていてもよい。前記接合段階で、前記第1電極リードと前記第2電極リード中の前記第1開放部が形成された領域と対応する部分が互いに溶接接合されて前記電極リードアセンブリーを形成することができる。
【発明の効果】
【0037】
本発明の実施形態によれば、HV連結を実現することにおいて、突出または湾入した構造の支持部上で電極リード間接合が行われる。これにより、電極リード同士の密着が可能であるため、その接合が容易になる。
【0038】
また、バスバーが除去されるので、電池モジュールの空間活用率を高めることができ、費用節減の効果がある。
【0039】
また、従来のバスバーを除去する代わりに、電極リード間の接合および電極リードとセンシング組立体間の接合を一体に形成して、HV連結とLV連結が同時に行われるので、生産性向上を期待することができる。
【0040】
本発明の効果は以上で言及した効果で制限されず、言及されていないまた他の効果は請求範囲の記載から当業者に明確に理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図1】従来の電池モジュールに対する斜視図である。
【
図2】
図1の“A”部分を拡大して示した部分図面である。
【
図3】本発明の一実施形態による電池セル積層体を示した斜視図である。
【
図4】本発明の一実施形態による電池モジュールを示した分解斜視図である。
【
図5】
図4の電池モジュールに含まれているリードフレームを示した斜視図である。
【
図6】
図4の切断線B-B’に沿って切断した断面を示した断面図である。
【
図7】本発明の他の一実施形態による開放部を説明するための断面図である。
【
図8】電極リードアセンブリーを形成する段階を説明するための平面図である。
【
図9】電極リードアセンブリーの製造過程を説明するための断面図である。
【
図10】電極リードアセンブリーの製造過程を説明するための断面図である。
【
図11】本発明の一実施形態による接合プレートを示した斜視図である。
【
図12】本発明の他の一実施形態によるリードフレームを示した斜視図である。
【
図13】
図12の切断線C-C’に沿って切断した断面を示した断面図である。
【
図14】本発明の変形された一実施形態による電池モジュールを示した分解斜視図である。
【
図15】
図14の切断線D-D’に沿って切断した断面を示した断面図である。
【
図16】本発明の変形された一実施形態による電極リードアセンブリーの製造過程を説明するための平面図である。
【
図17】本発明のまた他の一実施形態による電極リードアセンブリーの製造過程を説明するための平面図である。
【
図18】本発明の他の一実施形態によるリードフレームを示した斜視図である。
【
図19】本発明の他の一実施形態によるリードフレームを示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、添付した図面を参照して本発明の様々な実施形態について本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳しく説明する。本発明は様々の異なる形態に実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0043】
本発明を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一な参照符号を付けるようにする。
【0044】
また、図面に示された各構成の大きさおよび厚さは説明の便宜のために任意に示したので、本発明が必ずしも図示されたところに限定されない。図面において様々の層および領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。そして図面において、説明の便宜のために、一部層および領域の厚さを誇張して示した。
【0045】
また、層、膜、領域、板などの部分が他の部分“の上に”または“上に”あるという時、これは他の部分“の直上に”ある場合だけでなく、その中間にまた他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分“の直上に”あるという時には中間に他の部分がないことを意味する。また、基準となる部分“の上に”または“上に”あるというのは基準となる部分の上または下に位置することであり、必ずしも重力反対方向に向かって“の上に”または“上に”位置することを意味するのではない。
【0046】
また、明細書全体で、ある部分がある構成要素を“含む”という時、これは特に反対になる記載がない限り他の構成要素を除くのではなく他の構成要素をさらに含むことができるのを意味する。
【0047】
また、明細書全体で、“平面上”という時、これは対象部分を上から見た時を意味し、“断面上”という時、これは対象部分を垂直に切断した断面を横から見た時を意味する。
【0048】
図3は、本発明の一実施形態による電池セル積層体を示した斜視図である。
図4は、本発明の一実施形態による電池モジュールを示した分解斜視図である。
【0049】
図3および
図4を参照すれば、本発明の一実施形態による電池モジュール100は、電極リード111、112を含む複数の電池セル110が積層された電池セル積層体200;および電池セル積層体200の一側に位置するリードフレーム300aを含む。図示していないが、電池セル積層体200の他の一側にリードフレームを追加的に配置することができる。但し、説明の反復を避けるために一つのリードフレーム300aを基準にして説明する。リードフレーム300aは電気的に絶縁の素材を含むことが好ましく、一例として、プラスチック素材を含むことができる。
【0050】
まず、電池セル110はパウチ型電池セルであることが好ましく、長方形のシート型構造に形成することができる。本実施形態による電池セル110の電極リードは、突出した二つの電極リード111、112を含む。具体的には、本実施形態による電池セル110は、二つの電極リード111、112が互いに対向して突出している構造を有することができる。より詳しくは、二つの電極リード111、112は電極組立体(図示せず)と連結され、前記電極組立体(図示せず)から電池セル110の外部に突出する。二つの電極リード111、112は互いに異なる極性であって、一例として、そのうちの一つは正極リード111であり、他の一つは負極リード112であってもよい。即ち、一つの電池セル110を基準にして正極リード111と負極リード112が互いに対向する方向に突出することになる。
【0051】
一方、電池セル110は、セルケースに電極組立体(図示せず)を収納した状態でセルケースの外周部分をシーリングして製造することができる。このようなセルケースは、樹脂層と金属層を含むラミネートシートからなり得る。即ち、本実施形態による電池セル110はパウチ型電池セルであってもよい。
【0052】
このような電池セル110は複数で構成することができ、複数の電池セル110は相互電気的に連結されるように積層されて電池セル積層体200を形成する。特に、
図3および
図4に示されているように、y軸と平行な方向に沿って複数の電池セル110を積層することができる。これにより、二つの電極リード111、112はそれぞれx軸方向と-x軸方向に突出することになる。
図3および
図4には例示的構造として、四つの電池セル110が積層された電池セル積層体200を示したが、電池セル110の個数に特別な制限はない。
【0053】
一方、本実施形態によるリードフレーム300aは電池セル積層体200の一側に位置し、より具体的には、二つの電極リード111、112のうちのいずれか一つが突出する方向の電池セル積層体200の一側に配置することができる。
【0054】
以下では、
図4~
図6を参照して、本実施形態によるリードフレームの構造とリードフレーム上に形成される電極リードアセンブリーの構造について詳しく説明する。
【0055】
図5は、
図4の電池モジュールに含まれているリードフレームを示した斜視図である。
図6は、
図4の切断線B-B’に沿って切断した断面を示した断面図である。この時、
図6は、説明の便宜のために、電池セル110-1、110-2の電極リード111-1、111-2がリードフレーム300aのスリット300Sを通過した状態であるのを仮定して示した。
【0056】
図4~
図6を参照すれば、複数の電池セル110のうちの隣接した二つの電池セル110をそれぞれ第1電池セル110-1と第2電池セル110-2と称して説明する。第1電池セル110-1と第2電池セル110-2を基準にして説明するが、他の電池セルにも相互同一乃至類似の構造を適用することができる。
【0057】
複数の電池セル110のうちの第1電池セル110-1から突出した第1電極リード111-1と複数の電池セル110のうちの第2電池セル110-2から突出した第2電極リード111-2が、リードフレーム300aに形成されたスリット300Sを通過した後、曲げられ重畳して電極リードアセンブリー110Lを形成する。本発明での電極リードアセンブリー110Lは、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が重畳した領域を示す。このような電極リードアセンブリー110Lで、第1電極リード111-1の少なくとも一部と第2電極リード111-2の少なくとも一部が互いに接合される。
【0058】
一方、スリット300Sは、各電極リード111-1、111-2と対応するように複数で形成することができる。前記のような方式で製造されることによって、電極リードアセンブリー110Lは、リードフレーム300aの面のうちの電池セル積層体200と対面する面の反対面に配置することができる。
【0059】
より具体的には、隣接した電池セル110-1、110-2に対して同じ方向に突出した電極リード111-1、111-2が、スリット300Sを通過した後、その電極リード111-1、111-2の突出方向と垂直な方向に曲げられ、重畳して電極リードアセンブリー110Lを形成することができる。電極リードアセンブリー110Lで、第1電極リード111-1の少なくとも一部と第2電極リード111-2の少なくとも一部が互いに接合できる。即ち、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2の重畳した部分のうちの一部分のみ接合されてもよく、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2の重畳した部分全体が接合されてもよい。接合方式に特別な制限はないが、溶接接合が行われることが好ましい。
【0060】
従来の電池モジュール10(
図1および
図2参考)がバスバー40を通じて電極リードを互いに連結したことと異なり、本実施形態による電極リード111-1、111-2は互いに直接接合されることによって、HV(High Voltage)連結を形成することができる。ここで、HV連結は電力を供給するための電源役割の連結であって、電池セル間の連結や電池モジュール間の連結を意味する。したがって、本実施形態によるHV連結構造で、従来のバスバーは除去することができる。
【0061】
一方、リードフレーム300aは、電極リードアセンブリー110Lが位置する第1支持部310aを含む。第1支持部310aは、電極リードアセンブリー110Lが位置する方向に突出した形状または電極リードアセンブリー110Lが位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有することができる。一例として、
図6には、電極リードアセンブリー110Lが位置する方向に突出した形状の第1支持部310aを示した。
【0062】
リードフレーム300aの第1支持部310a上で第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が重畳し接合されて電極リードアセンブリー110Lを形成し、電極リードアセンブリー110Lの少なくとも一部が第1支持部310aの一面に密着した状態である。具体的には、電極リードアセンブリー110Lの一部分が第1支持部310a上で第1支持部310aの形状に対応する形状を有することができる。より具体的には、本実施形態による電極リードアセンブリー110Lの一部分が、電極リードアセンブリー110Lが位置する方向に突出した形状の第1支持部310aに対応するように、曲げられる。
【0063】
より具体的には、第1支持部310aは、電極リードアセンブリー110Lが位置する方向に突出したアーチ形状であってもよい。即ち、第1支持部310aがアーチ形状に膨らんで突出した構造を有することができる。これにより、電極リードアセンブリー110Lの少なくとも一部がアーチ形状に曲げられる。第1支持部310aが膨らんで突出することによって、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が接合する時、互いに密着することになる。これにより、電極リード同士の接合がより容易になり、従来のバスバーのような構成が不必要である。このように本実施形態による電池モジュール100は、従来のバスバーが除去されるので、電池モジュール100の空間活用率を高めることができ、費用節減の効果がある。第1電極リード111-1と第2電極リード111-2間の接合過程は
図8~
図10と共に詳しく後述するようにする。
【0064】
一方、第1支持部310aの中央には、空いている第1開放部311aを形成することができる。本実施形態による第1開放部311aは電極リードアセンブリー110Lが位置する側と電池セル110-1、110-2が位置する側が両方とも空いている形態であってもよい。第1電極リード111-1と第2電極リード111-2間の接合過程で溶接接合を用いることができ、リードフレーム300aの素材を考慮した時、前記溶接接合によってリードフレーム300aに損傷が発生することがある。このようなリードフレーム300aの第1支持部310aに溶接接合による損傷が発生することを防止するために、第1支持部310aの中央には空いている第1開放部311aを設けることができる。第1開放部311aによって、第1支持部310aが、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が溶接された部分と接触しない。第1開放部311aの面積に特別な制限はないが、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が接合される部分を全て包括することができる面積で形成されるのが好ましい。
【0065】
また、本実施形態によるリードフレーム300aは第1開放部311aを横切る補助支持部400aを含むことができ、補助支持部400aは第1支持部310aの形状に対応して突出するようになる。より具体的には、補助支持部400aは、第1支持部310aの形状に対応して、アーチ形状に膨らんで突出するようになる。補助支持部400aによって第1開放部311aが形成する空間が二つに分けられる。万一、第1開放部311aの面積が多少大きく形成される場合、膨らんで突出した第1支持部310aに密着しないまま、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が接合されることがある。よって、第1開放部311aを横切る補助支持部400aが第1電極リード111-1と第2電極リード111-2を支持するように構成することによって、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2間の接合を安定的に行うことができる。
【0066】
図7は、本発明の他の一実施形態による開放部を説明するための断面図である。
【0067】
図7を参照すれば、第1支持部310aの中央には、空いている第1開放部311a’を形成することができる。但し、
図6に示された第1開放部311aと異なり、本実施形態による第1開放部311a’は電極リードアセンブリー110Lが位置する側のみ空いており、電池セル110-1、110-2が位置する側は塞がった形態であってもよい。このような第1開放部311a’によって第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が溶接された部分と第1支持部310aが互いに接触しない。即ち、溶接過程で第1支持部310aが損傷されるのを防止することができる。同時に、電池セル110-1、110-2が位置する側は開放されずに塞がっているため、電池セル110-1、110-2が露出されない。前記溶接にはレーザー溶接を用いることができ、このような塞がった部分はレーザービームが電池セル110-1、110-2に到達することを防止する。即ち、本実施形態によって一側のみ空いた形態の第1開放部311a’を有する第1支持部310aは、溶接過程で第1支持部310aが直接損傷されることを防止すると同時に電池セル110-1、110-2を保護することができる。
【0068】
一方、
図4~
図6を再び参照すれば、本実施形態による電池モジュール100は、リードフレーム300aに装着されるセンシング組立体500をさらに含むことができる。センシング組立体500は、モジュールコネクタ510、接合プレート520、および連結部材530を含むことができる。センシング組立体500は、リードフレーム300aの面のうちの電池セル積層体200と対面する面の反対面に配置することができる。
【0069】
センシング組立体500はLV(Low voltage)連結のためのものであって、ここでLV連結は電池セルの電圧を感知し制御するためのセンシング連結を意味する。センシング組立体500を通じて電池セル110の電圧情報と温度情報が測定されて外部BMS(Battery Management System)に伝達することができる。このようなセンシング組立体500は第1電極リード111-1に連結することができる。
【0070】
具体的には、モジュールコネクタ510は、リードフレーム300aに装着され、複数の電池セル110を制御するために外部の制御装置と信号を送受信するように構成することができる。
【0071】
接合プレート520は、電気伝導性を有する金属素材を含み、第1電極リード111-1または第2電極リード111-2のうちの少なくとも一つに接合できる。
【0072】
連結部材530は、モジュールコネクタ510と接合プレート520を連結する部材であって、軟性印刷回路基板(FPCB:Flexible Printed Circuit Boardd)または軟性平板ケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)であってもよい。
【0073】
複数の電池セル110から測定された電圧および温度情報が、接合プレート520、連結部材530、およびモジュールコネクタ510を順次に経て外部のBMS(Battery Mamagement System)に伝達される。即ち、センシング組立体500は、各電池セル110の過電圧、過電流、過発熱などの現象を検出し、制御することができる。
【0074】
この時、本実施形態によるリードフレーム300aは、第1電極リード111-1と接合プレート520が位置する第2支持部320aを含むことができる。第2支持部320aは、接合プレート520が位置する方向に突出した形状または接合プレート5200が位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有することができる。一例として、
図6には接合プレート520が位置する方向に突出した形状の第2支持部320aを示した。
【0075】
第2支持部320aで、第1電極リード111-1と接合プレート520が重畳して、一部分同士が接合でき、第1電極リード111-1と接合プレート520が重畳した部分の少なくとも一部は、第2支持部320aの一面に密着することになる。具体的には、接合プレート520の一部分が第2支持部320a上で第2支持部320aの形状に対応する形状を有することができる。より具体的には、第1電極リード111-1と接合プレート520が接合された部分は、接合プレート520が位置する方向に突出した形状の第2支持部320aに対応するように曲げられる。
【0076】
より具体的には、第2支持部320aは、接合プレート520が位置する方向に突出したアーチ形状であってもよい。即ち、第2支持部320aがアーチ形状に膨らんで突出した構造を有することができる。これにより、第1電極リード111-1と接合プレート520が接合された部分の少なくとも一部もアーチ形状に曲げられる。第2支持部320aが膨らんで突出することによって、第1電極リード111-1と接合プレート520が接合する時、互いに密着することになる。これにより、接合がより容易になり、終局的には従来のバスバーのような構成が不必要である。第1電極リード111-1と接合プレート520間の接合過程は
図8~
図10と共に詳しく後述するようにする。
【0077】
一方、第2支持部320aの中央には、空いている第2開放部321aを形成することができる。本実施形態による第2開放部321aは、接合プレート520が位置する側と電池セル110-1、110-2が位置する側が両方とも空いている形態であってもよい。第1電極リード111-1と接合プレート520間の接合過程で溶接接合を用いることができ、リードフレーム300aの素材を考慮した時、前記溶接接合によりリードフレーム300aに損傷が発生することがある。このようなリードフレーム300aの第2支持部320aに溶接接合による損傷が発生することを防止するために、第2支持部320aの中央には空いている第2開放部321aを設けることができる。第2開放部321aによって、第2支持部320aは第1電極リード111-1と接合プレート520が溶接された部分と接触しない。第2開放部321aの面積に特別な制限はないが、第1電極リード111-1と接合プレート520が接合される部分を全て包括することができる面積で形成されるのが好ましい。
【0078】
図7を参照すれば、本発明の他の一実施形態による第2開放部321a’は、
図6に示された第2開放部321aと異なり、接合プレート520が位置する側のみ空いており、電池セル110-1、110-2が位置する側は塞がった形態であってもよい。このような第2開放部321a’によって第1電極リード111-1と接合プレート520が溶接された部分が第2支持部320aと接触しない。即ち、溶接過程で第2支持部320aが損傷されるのを防止することができる。同時に、電池セル110-1、110-2が位置する側は開放されず塞がっているため電池セル110-1、110-2が露出されない。前記溶接にレーザー溶接を用いることができ、このような塞がった部分はレーザービームが電池セル110-1、110-2に到達することを防止する。即ち、本実施形態によって一側のみ空いた形態の第2開放部321a’を有する第2支持部320aは、溶接過程で第2支持部320aが直接損傷されることを防止すると同時に電池セル110-1、110-2を保護することができる。
【0079】
以下では、
図8~
図10を
図4および
図6と共に参照して、本発明の一実施形態による電池モジュールの製造方法について詳しく説明する。
【0080】
図8は、電極リードアセンブリーを形成する段階を説明するための平面図である。具体的には、
図8の(a)~(c)は
図4のリードフレーム300aをyz平面上で-x軸方向に沿って見た様子である。
【0081】
図9および
図10は電極リードアセンブリーを形成する段階を説明するための断面図である。具体的には、
図9および
図10それぞれは、
図4のリードフレーム300a中の第1電池セル110-1および第2電池セル110-2と対応する部分で、電極リード111-1、111-2がスリット300Sに挿入された後、切断線B-B’に切断した様子である。
【0082】
図8~
図10を
図4および
図6と共に参照すれば、本発明の一実施形態による電池モジュール100の製造方法は、電極リード111-1、111-2を含む複数の電池セル110-1、110-2を積層して電池セル積層体200を形成する段階;電池セル積層体200の一側にリードフレーム300aを配置する段階;および複数の電池セル110-1、110-2のうちの第1電池セル110-1から突出した第1電極リード111-1と複数の電池セル110-1、110-2のうちの第2電池セル110-2から突出した第2電極リード111-2をリードフレーム300aに形成されたスリット300Sに通過させて曲げた後、重畳させ少なくとも一部を接合して、電極リードアセンブリー110Lを形成する接合段階を含む。リードフレーム300aは、電極リードアセンブリー110Lが位置する第1支持部310aを含む。前述のとおり、第1支持部310aは、電極リードアセンブリー110Lが位置する方向に突出した形状または電極リードアセンブリー110Lが位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有する。
【0083】
具体的には、前記接合段階で、リードフレーム300aに形成されたスリット300Sのうちの一つに第2電池セル110-2の第2電極リード111-2が挿入された後、第1支持部310aの上に曲げられる。また、第2支持部320a上には、センシング組立体500の接合プレート520を配置することができる。
【0084】
その次に、リードフレーム300aに形成されたスリット300Sのうちの他の一つに第1電池セル110-1の第1電極リード111-1が挿入された後、曲げられる。この時、第1電極リード111-1が接合プレート520と第2電極リード111-2を全て覆うように曲げられる。
【0085】
図8の(c)および
図9に示されているように、第1支持部310a上には第2電極リード111-2と第1電極リード111-1が下から順次に配置されてもよく、第2支持部320a上には接合プレート520と第1電極リード111-1が下から順次に配置されてもよい。
【0086】
その後、
図9および
図10を参照すれば、前記接合段階で、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が第1支持部310aに密着したまま重畳および接合されて電極リードアセンブリー110Lを形成する。第1支持部310aは、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が位置する方向に突出したアーチ形状であるか、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が位置する方向と反対の方向に湾入したアーチ形状であってもよい。これにより、第1支持部310aに密着して形成された電極リードアセンブリー110Lも、第1支持部310aの形状のように、突出したアーチ形状であるか湾入したアーチ形状であってもよい。
【0087】
一方、前記接合段階で、第1電極リード111-1の一部分と第2電極リード111-2の一部分を覆うように溶接用ジグ600を配置することができる。溶接用ジグ600には、第1支持部310aおよび第2支持部320aそれぞれの形状によって湾入した第1湾入部610aおよび第2湾入部620aを設けることができる。
【0088】
リードフレーム300aと溶接用ジグ600の間で、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が互いに密着したまま接合できる。即ち、溶接用ジグ600が配置されることによって、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2はリードフレーム300aと溶接用ジグ600の間で第1支持部310aの形状に対応するようにアーチ型に変形されることになる。
【0089】
一方、溶接用ジグ600に、貫通された形状の第1ジグ開放部611aを形成することができる。溶接装置が、第1ジグ開放部611aを通じて第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が露出された部分を接合して電極リードアセンブリー110Lを形成することができる。一例として、このように第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が強く密着した状態で溶接用ジグ600に形成された第1ジグ開放部611aを通じてレーザーなどを噴射して第1電極リード111-1と第2電極リード111-2間の溶接(W)を行うことができる。これにより、突出するように曲げられた形態の電極リードアセンブリー110Lを製造することができる。
【0090】
また、溶接用ジグ600に、貫通された形状の第2ジグ開放部621aを形成することができる。溶接用ジグ600が配置されることによって、第1電極リード111-1と接合プレート520はリードフレーム300aと溶接用ジグ600の間で第2支持部320aの形状に対応するようにアーチ型に変形されることになる。このように第1電極リード111-1と接合プレート520が強く密着した状態で溶接用ジグ600に形成された第2ジグ開放部621aを通じてレーザーなどを噴射して第1電極リード111-1と接合プレート520間の溶接(W)を行うことができる。
【0091】
このように、本実施形態によれば、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2を接合させながら、同時に第1電極リード111-1と接合プレート520を接合させることができる。従来の電池モジュール10は、HV連結のためにバスバー40に電極リード11Lを接合させ、またこれと別個にバスバー40にセンシング組立体50を連結する。反面、本実施形態による電池モジュール100は、電極リード間のHV連結と電極リードとセンシング組立体間のLV連結がそれぞれ行われず一度に行うことができるので、製造工程性向上を期待することができる。また、バスバーなどの構成を除去することができるので、よりコンパクトな構成の電池モジュール100を製造することができるという長所を有する。
【0092】
一方、前述のように、第1支持部310aの中央に、空いている第1開放部311aを形成することができ、このような第1開放部311aは電極リードアセンブリー110Lが位置する側が空いていてもよい。レーザーなどを噴射して第1電極リード111-1と第2電極リード111-2間の溶接(W)が行われる時、リードフレーム300aに損傷が加えられることがある。
【0093】
よって、本実施形態では、前記接合段階で、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2中の第1開放部311aが形成された領域と対応する部分が互いに溶接接合されるようにすることができる。第1開放部311aによって、第1支持部310aが、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が溶接された部分と接触しない。即ち、第1電極リード111-1と第2電極リード111-2間の溶接(W)が行われる時、リードフレーム300aが損傷されることを最少化しようとした。
【0094】
一方、前述のとおり、第1電極リード111-1が第2電極リード111-2や接合プレート520と強く密着した状態で接合を行うことができる。即ち、従来のバスバーなくても容易に溶接接合が可能である。
【0095】
図11は、本発明の一実施形態による接合プレートを示した斜視図である。
【0096】
図4および
図11を参照すれば、本発明の一実施形態による接合プレート520は、一側520Pが第1電極リード111-1に接合され、他側520Cは連結部材530に連結される。具体的には、接合プレート520の一側520Pは板状型に構成されて、第1電極リード111-1に密着した後、溶接などの方法で接合できる。一方、接合プレート520の他側520Cは連結部材530を貫通した後、曲げられることによって、連結部材530と結合できる。
【0097】
以下では、
図12および
図13を参照して、本発明の他の一実施形態によるリードフレームについて詳しく説明する。
【0098】
図12は、本発明の他の一実施形態によるリードフレームを示した斜視図である。
図13は、
図12の切断線C-C’に沿って切断した断面を示した断面図である。この時、
図13は、説明の便宜のために、電池セル110-1、110-2の電極リード111-1、111-2がリードフレーム300bのスリット300Sを通過した状態であるのを仮定して示した。
【0099】
図12および
図13を参照すれば、複数の電池セル110のうちの第1電池セル110-1から突出した第1電極リード111-1と複数の電池セル110のうちの第2電池セル110-2から突出した第2電極リード111-2がリードフレーム300bに形成されたスリット300Sを通過した後、曲げられ重畳して電極リードアセンブリー110Lを形成する。電極リードアセンブリー110Lで、第1電極リード111-1の少なくとも一部と第2電極リード111-2の少なくとも一部が互いに接合される。
【0100】
本実施形態によるリードフレーム300bは、電極リードアセンブリー110Lが位置する第1支持部310bを含むことができる。またリードフレーム300bは、第1電極リード111-1と接合プレート520が接合された部分が位置する第2支持部320b)を含むことができる。
【0101】
この時、第1支持部310bは、電極リードアセンブリー110Lが位置する方向と反対の方向に湾入した形状であってもよい。より具体的には、第1支持部310bは電極リードアセンブリー110Lが位置する方向と反対の方向に湾入したアーチ形状であってもよい。これにより、電極リードアセンブリー110Lもアーチ形状に湾入するように曲げられる。
【0102】
また、第2支持部320bは、接合プレート520が位置する方向と反対の方向に湾入した形状であってもよい。より具体的には、第2支持部320bは、接合プレート520が位置する方向と反対の方向に湾入したアーチ形状であってもよい。これにより、第1電極リード111-1と接合プレート520が重畳した部分もアーチ形状に湾入するように曲げられる。
【0103】
総合すれば、本実施形態によるリードフレーム300bは、先に説明したリードフレーム300aと比較して、第1支持部310bおよび第2支持部320bが突出した形態でない湾入した形態であるという点に差がある。これにより、電極リードアセンブリー110Lが突出するのではなく湾入するように曲げられる。同様に、第1電極リード111-1と接合プレート520が重畳した部分が突出するのではなく湾入するように曲げられる。
【0104】
これ以外は、先に説明したリードフレーム300aと相互同一乃至類似の構造を有することができる。例えば、第1支持部310bに第1開放部311bを形成することができ、第2支持部320bに第2開放部321bを形成することができる。また、第1開放部311bには、補助支持部400bを配置することができる。これらに対するこれ以上の説明は先に説明した内容と重複する内容であるので省略する。
図13には、第1開放部311bと第2開放部321bが全て電池セル110-1、110-2が位置する側が空いている形態に示されている。具体的に図示していないが、本発明の他の一実施形態として、電池セル110-1、110-2が位置する側が塞がった形態の第1開放部と第2開放部も可能である。
【0105】
以下では、
図14~
図17を参照して、本発明の変形された一実施形態による電池モジュールについて詳しく説明する。
【0106】
図14は、本発明の変形された一実施形態による電池モジュールを示した分解斜視図である。
図15は、
図14の切断線D-D’に沿って切断した断面を示した断面図である。
【0107】
図14および
図15を参照すれば、本発明の変形された一実施形態による電池モジュール100は、複数の電池セル110が積層された電池セル積層体200、リードフレーム300c、およびセンシング組立体500を含むことができる。センシング組立体500は、前述のとおり、モジュールコネクタ510、接合プレート520、および連結部材530を含むことができる。
【0108】
リードフレーム300cは、電極リードアセンブリー110Lが位置する第1支持部310cを含む。第1支持部310cは、電極リードアセンブリー110Lが位置する方向に突出した形状または電極リードアセンブリー110Lが位置する方向と反対の方向に湾入した形状を有することができる。一例として、
図15には電極リードアセンブリー110Lが位置する方向に突出した構造の第1支持部310cを示した。
【0109】
第1支持部310c上で第1電極リード111-1と第2電極リード111-2が重畳して電極リードアセンブリー110Lを形成し、電極リードアセンブリー110Lは第1支持部310c上で第1支持部310cの形状に対応する形状を有する。即ち、本実施形態による電極リードアセンブリー110Lは、電極リードアセンブリー110Lが位置する方向に突出した形状の第1支持部310cに対応するように、曲げられる。
【0110】
この時、接合プレート520は、第1支持部310c上に位置して、電極リードアセンブリー110Lに接合できる。また、接合プレート520は、第1支持部310c上で第1支持部310cの形状に対応する形状を有することができる。即ち、本実施形態では、第1電極リード111-1、第2電極リード111-2、および接合プレート520が第1支持部310c上で共に接合され、全て第1支持部310cの形状に対応するように曲げられる。
【0111】
接合プレート520が第1支持部310c上で電極リードアセンブリー110Lに接合されること以外は、先に説明したリードフレームと相互同一乃至類似の構造を有することができる。例えば、第1支持部310cに第1開放部311cを形成することができる。
図15でこのような第1開放部311cは電池セル110-1、110-2が位置する側が空いている形態に示されているが、電池セル110-1、110-2が位置する側が塞がった形態も可能である。
【0112】
図16は、本発明の変形された一実施形態による電極リードアセンブリーの製造過程を説明するための平面図である。具体的には、
図16の(a)~(c)は、
図15のリードフレーム300cをyz平面上で-x軸方向に見た様子である。
【0113】
図15および
図16を参照すれば、リードフレーム300cに形成されたスリット300Sのうちの一つに第2電池セル110-2の第2電極リード111-2が挿入された後、第1支持部310cの上に曲げられる。
【0114】
その次に、リードフレーム300cに形成されたスリット300Sのうちの他の一つに第1電池セル110-1の第1電極リード111-1が挿入された後、曲げられる。
図15および
図16の(b)に示されているように、第1支持部310c上で第1電極リード111-1が第2電極リード111-2を覆うように曲げられる。
【0115】
その次に、第1電極リード111-1の上にセンシング組立体500の接合プレート520が置かれる。特に、接合プレート520が第1支持部310cと対応する部分に配置されてもよい。
【0116】
第1電極リード111-1、第2電極リード111-2、および接合プレート520を同時に溶接することができる。第1電極リード111-1、第2電極リード111-2、および接合プレート520を第1支持部310cに密着させた状態でレーザービームを噴射して一度に溶接することができる。このような工程を経て、
図15に示されているように、第1支持部310c上で電極リードアセンブリー110Lに接合された接合プレート520の構成を製造することができる。本実施形態は、電極リード間のHV連結と電極リードとセンシング組立体間のLV連結を一度の溶接で共に行うことができるという工程上長所がある。
【0117】
図17は、本発明のまた他の一実施形態による電極リードアセンブリーの製造過程を説明するための平面図である。
【0118】
図17を参照すれば、第1支持部310c上で第1電極リード111-1’、第2電極リード111-2、および接合プレート520の接合を行うことができる。但し、
図16に示された場合と異なり、第1電極リード111-1’に湾入した辺(L)が形成される。これにより、第1電極リード111-1’が第2電極リード111-2を覆ったまま接合されるが、接合プレート520は第1電極リード111-1’でない、第2電極リード111-2と接合できる。一例として、第2電極リード111-2が銅(Cu)を含むリードであってもよく、接合プレート520は前記銅を含むリードと溶接性に優れる。したがって、本実施形態では、第1電極リード111-1’に湾入した辺(L)を形成することによって、接合プレート520が溶接性に優れた第2電極リード111-2に接合されるように構成した。
【0119】
図18は、本発明の他の一実施形態によるリードフレームを示した斜視図である。
【0120】
図18を参照すれば、本発明の他の一実施形態によるリードフレーム300’の第1支持部310’は、金属プレートまたはスプリング部材のうちの少なくとも一つをリードフレーム300’に付着して形成することができる。一例として、第1支持部310’は、曲げられた金属プレートをリードフレーム300’に付着して形成することができる。即ち、先に説明した第1支持部310a、310bのようにリードフレーム300a、300b自体が突出または湾入するのではなく、別途の曲げられた金属プレートをリードフレーム300’に付着して第1支持部310’を形成することができる。突出または湾入するように曲げられた状態の金属プレートをリードフレーム300’に付着することによって、突出または湾入した構造の第1支持部310’を設けることができる。
【0121】
図19は、本発明の他の一実施形態によるリードフレームを示した斜視図である。
【0122】
図19を参照すれば、本発明の他の一実施形態によるリードフレーム300”の第1支持部310”は、曲げられたスプリング部材をリードフレーム300”に付着して形成することができる。即ち、先に説明した第1支持部310a、310bのようにリードフレーム300a、300b自体が突出または湾入するのではなく、別途の曲げられたスプリング部材をリードフレーム300”に付着して第1支持部310”を形成することができる。突出または湾入するように曲げられた状態のスプリング部材をリードフレーム300”に付着することによって、突出または湾入した構造の第1支持部310”を設けることができる。
【0123】
一方、具体的に図示していないが、本発明の一実施形態による電池モジュールは、電池セル積層体200を収納することができるモジュールフレームとエンドプレートを含むことができる。具体的には、電池セル積層体200およびリードフレーム300aをモジュールフレーム内部空間に収納した後、モジュールフレームとエンドプレートを接合することによって、電池モジュールを製造することができる。
【0124】
本実施形態で前、後、左、右、上、下のような方向を示す用語が使用されたが、このような用語は説明の便宜のためのものに過ぎず、対象になる事物の位置や観測者の位置などによって変わることになる。
【0125】
前述の本実施形態による一つまたはそれ以上の電池モジュールは、BMS(Battery Management System)、BDU(Battery Disconnect Unit)、冷却システムなどの各種制御および保護システムと共に装着されて電池パックを形成することができる。
【0126】
前記電池モジュールや電池パックは多様なデバイスに適用することができる。具体的には、電気自転車、電気自動車、ハイブリッドなどの運送手段に適用することができるが、これに制限されず、二次電池を使用することができる多様なデバイスに適用可能である。
【0127】
以上で本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるのではなく、次の請求範囲で定義している本発明の基本概念を用いた当業者の様々な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属するのである。
【符号の説明】
【0128】
100:電池モジュール
110L:電極リードアセンブリー
300a、300b、300c:リードフレーム
310a、310b、310c:第1支持部