(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-29
(45)【発行日】2024-12-09
(54)【発明の名称】バッテリプローブセット
(51)【国際特許分類】
G01R 1/067 20060101AFI20241202BHJP
H01M 10/48 20060101ALI20241202BHJP
G01R 1/073 20060101ALI20241202BHJP
G01R 31/389 20190101ALI20241202BHJP
【FI】
G01R1/067 D
H01M10/48 P
G01R1/073 A
G01R31/389
(21)【出願番号】P 2023536118
(86)(22)【出願日】2021-12-20
(86)【国際出願番号】 US2021064391
(87)【国際公開番号】W WO2022133348
(87)【国際公開日】2022-06-23
【審査請求日】2023-07-18
(32)【優先日】2020-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506188585
【氏名又は名称】バーティブ・コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100175271
【氏名又は名称】筒井 宣圭
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】フライマイヤー トーマス ダブル.
(72)【発明者】
【氏名】ライカー ライアン ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】キャリロ マーク
(72)【発明者】
【氏名】ローリー ジェームス エー.
【審査官】田口 孝明
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第10775410(US,B1)
【文献】特開2014-071119(JP,A)
【文献】米国特許第04540940(US,A)
【文献】特開2007-248133(JP,A)
【文献】実開昭56-082567(JP,U)
【文献】特開昭53-132389(JP,A)
【文献】特開平05-196637(JP,A)
【文献】特開2019-039687(JP,A)
【文献】特開2018-044776(JP,A)
【文献】米国特許第04870354(US,A)
【文献】米国特許第05059895(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0216320(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0213961(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC G01R 1/06-1/073、
31/36-31/396、
H01M 10/42-10/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリプローブセットであって、
第1プローブチップ、
第1把持部を備えて構成される第1ハウジング、
前記第1ハウジング内の第1電子回路部、および
前記第1ハウジングの第1端部に機械的に結合するように構成される第1プローブステム、を備える第1プローブアセンブリと、
第2プローブチップ、
第2把持部を備えて構成される第2ハウジング、
前記第2ハウジング内の第2電子回路部、および
前記第2ハウジングの第1端部に機械的に結合するように構成される第2プローブステム、を備える第2プローブアセンブリと、
を備
え、
前記第1プローブステムまたは前記第2プローブステムのうちの少なくとも1つは、異なる長さのプローブステム間で取替可能に構成される、
バッテリプローブセット。
【請求項2】
前記第1プローブチップまたは前記第2プローブチップのうちの少なくとも1つは、プローブ光を備えて構成される、
請求項1に記載のバッテリプローブセット。
【請求項3】
前記第1プローブステムおよび/または前記第2プローブステムのうちの少なくとも1つは、750mmよりも長い長さを有する、
請求項1に記載のバッテリプローブセット。
【請求項4】
前記第1プローブチップは、前記第1プローブステムに対して約45°の角度で配向される導電ピンを備えて構成される、
請求項1に記載のバッテリプローブセット。
【請求項5】
前記第1プローブチップは、前記第1プローブステムに対して約30°の角度で配向される導電ピンを備えて構成される、
請求項1に記載のバッテリプローブセット。
【請求項6】
前記第1プローブチップは、前記第1プローブステムに対して異なる角度の導電ピンを備える第1プローブチップ間で取替可能に構成される、
請求項1に記載のバッテリプローブセット。
【請求項7】
前記導電ピンは、バッテリ端子に当たるように構成される尖った先端を含む、
請求項6に記載のバッテリプローブセット
【請求項8】
前記導電ピンは、鋸歯状リングをさらに含む、
請求項7に記載のバッテリプローブセット。
【請求項9】
プローブ光と、
前記第1把持部または前記第2把持部のうちの少なくとも1つの中に配設されて、バッテリを格納するように構成されるバッテリボックスと、をさらに備え、前記バッテリが前記プローブ光に電力供給するように構成される、
請求項1に記載のバッテリプローブセット。
【請求項10】
前記第1プローブチップはトリガ機構をさらに備え、前記トリガ機構は前記第1プローブチップをバッテリ端子に押し当てることによって作動される、
請求項1に記載のバッテリプローブセット。
【請求項11】
前記バッテリプローブセットは、バッテリテスタに通信可能に結合するように構成され、前記バッテリテスタは前記バッテリプローブセットを介して400μΩから200mΩの範囲の抵抗を測定するように構成される、
請求項1に記載のバッテリプローブセット。
【請求項12】
前記バッテリプローブセットはバッテリテスタに結合するように構成され、前記バッテリテスタは前記バッテリプローブセットを介して10から6000アンペア時までの範囲の電流を測定するように構成される、
請求項1に記載のバッテリプローブセット。
【請求項13】
バッテリ試験アセンブリであって、
バッテリテスタと、
前記バッテリテスタに通信可能に結合されるバッテリプローブセットと、を備え、
前記バッテリプローブセットは、
第1把持部を備えて構成される第1ハウジング、
前記第1ハウジングの第1端部に機械的に結合するように構成される第1プローブステム、
前記第1プローブステムの第1ステム末端に機械的に結合するように構成される第1プローブチップ、および
電流を通すように構成される第1電子回路部、を備える第1プローブアセンブリと、
第2把持部を備えて構成される第2ハウジング、
前記第2ハウジングの第1端部に機械的に結合するように構成される第2プローブステム、
前記第2プローブステムの第2ステム末端に機械的に結合するように構成される第2プローブチップ、
前記第2ハウジングの出力端に第1プラグコードを介して機械的に結合するように構成される第1プローブプラグ、
前記第2プローブチップと前記第1プラグコードとの間に電流を通すように構成される、前記第2ハウジング、前記第2プローブステムおよび前記第2プローブチップ内に構成される第2電子回路部、を備える第2プローブアセンブリと、を備え、
前記第1プローブチップまたは前記第2プローブチップのうちの少なくとも1つがプローブ光を備えて構成され、
前記第1プローブステムまたは前記第2プローブステムのうちの少なくとも1つは、異なる長さのプローブステム間で取替可能に構成される、
バッテリ試験アセンブリ。
【請求項14】
前記第1プローブチップは、前記第1プローブステムに対して異なる角度の導電ピンを備える第1プローブチップ間で取替可能に構成される、
請求項13に記載のバッテリ試験アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【優先権】
【0001】
本出願は、2020年12月18日に出願された米国仮特許出願第63/127,809号および2021年12月17日に出願された米国本特許出願第17/554,687号の優先権を主張し、その全体を参照により本明細書に援用する。
【技術分野】
【0002】
本開示は、一般にバッテリ試験の分野に関し、より具体的にはバッテリ試験用プローブに関する。
【背景技術】
【0003】
バッテリは、電力管理システムの重要な構成要素であり、無停電電源装置(UPS)などの電源バックアップシステムに不可欠である。故障が爆発、火災および人身傷害につながることがあるため、電源バックアップシステム内のバッテリを保守するための配慮をしなければならない。これらのシステムにおけるバッテリ故障は、不適切なバッテリのオーム値および/または不適切なセル間ストラップ抵抗に帰せられることが多い。バッテリの頻繁な検査で、不良のバッテリおよびバッテリ構成要素の検出によりシステム故障を防止することができる。
【0004】
バッテリのインピーダンス、抵抗および/またはコンダクタンスの測定は、バッテリの健全性を判断するのに特に効果的な方法である。これらの測定を行うために、バッテリのインピーダンス、抵抗および/またはコンダクタンスを測定することのできるバッテリテスタに関連付けられているバッテリ試験プローブをバッテリの正端子および負端子に置き、バッテリテスタによる測定値を得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
多くのUPSシステムはバッテリのアレイを内蔵し、その各々は定期的に検査および試験する必要がある。UPSシステムのバッテリはキャビネット内に格納されていることが多く、試験のためにバッテリをキャビネットから取り出す必要があるか、またはバッテリをキャビネット内で試験する必要がある。キャビネット内のバッテリを試験する方が、キャビネットからバッテリを取り出すよりも早く、安全で、問題を生じにくい。しかし、キャビネット内でのバッテリ試験は場合によって難しく、キャビネットの中の一番奥にあるバッテリについては特にそうであり、バッテリ端子に届きにくく、かつ、暗いせいで見えにくいことがある。現時点では、インピーダンス、抵抗および/またはコンダクタンスを試験するためのバッテリテスタのバッテリプローブは、バッテリ格納キャビネットの一番奥の領域内のバッテリ端子に簡単にアクセスすることはできない。このように、上で明記した従来のアプローチの欠点を改善するシステムまたは装置を提供すると有利であろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このセクションは本開示の一般的な概要を提供し、その完全な範囲またはその特徴のすべての網羅的な開示ではない。
【0007】
一態様において、本開示は、バッテリテスタに差し込み接続し、バッテリの1つまたは複数の端子に当てるように構成されるバッテリプローブセットに関する。バッテリプローブセットは、第1把持部および第1導電ポートを含む第1ハウジングを含む第1プローブアセンブリを含む。第1プローブアセンブリは、第1ハウジングの第1端部に機械的に結合される第1プローブステムと、第1プローブステムの第1ステム末端に機械的に結合される第1プローブチップと、第1ハウジング内に構成される第1電子回路部とをさらに含み、第1プローブステムおよび第1プローブチップは、第1プローブチップと第1導電ポートとの間に第1導電路を介して電流を通すように構成される。第1プローブアセンブリは、第1コネクタ端部164と、第1コネクタ端部を第1導電ポートに電気的に結合するように構成される第2コネクタ端部とを含む横コネクタをさらに含む。
【0008】
バッテリプローブセットは第2プローブアセンブリをさらに含み、これは、第2把持部および第2導電ポートを備えて構成される第2ハウジングを含み、第2導電ポートは横コネクタの第2コネクタ端部に電気的に結合するように構成される。第2プローブアセンブリは、第2ハウジングの第1端部に機械的に結合するように構成される第2プローブステムと、第2プローブステムの第2ステム末端に機械的に結合するように構成される第2プローブチップと、第1プラグコードを介して第2ハウジングの出力端に機械的に結合するように構成される第1プローブプラグとをさらに含む。第2プローブアセンブリは、第2ハウジング内に構成される第2電子回路部と、第2プローブステムおよび第2プローブチップは第2プローブチップと第1プラグコードとの間に第2導電路を介して電流を通すように構成され、第2プラグコードを介して第2ハウジングの出力端に機械的に結合するように構成される第2プローブプラグとをさらに含み、第2プラグコードは、第2ハウジング内の第2導電ポートに電気的に結合するように構成される。
【0009】
以上の概要説明および以下の詳細はともに例示的で説明的なものにすぎず、必ずしも本開示の制限的なものではないことは理解されるべきである。本明細書に組み込まれてその一部をなす添付の図面は、本開示の主題を例示する。説明と図面は合わせて、本開示の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0010】
添付の図面を参照して詳細な説明を説明する。説明および図面において異なる事例における同じ参照番号の使用は、同様または同一のアイテムを示す。本開示の様々な実施形態または実施例(「実施例」)は、以下の詳細な説明および添付の図面で開示される。図面は必ずしも縮尺通りではない。一般的に、開示されるプロセスの動作は、特許請求の範囲で特に定められていない限り、任意の順序で行ってもよい。図面において、
【0011】
図1は、本開示の1つまたは複数の実施形態によるバッテリプローブセットを示す図である。
【0012】
図2は、本開示の1つまたは複数の実施形態による、バッテリとバッテリテスタとに結合されるバッテリプローブセットの回路部を示すブロック図である。
【0013】
図3は、本開示の1つまたは複数の実施形態による、プローブアセンブリのハウジングとプローブステムの接続端とを示す図である。
【0014】
図4は、本開示の1つまたは複数の実施形態による、3つのプローブチップとステム末端とを示す図である。
【0015】
図5は、本開示の1つまたは複数の実施形態によるプローブアセンブリのハウジングを示す図である。
【0016】
図6は、本開示の1つまたは複数の実施形態による、光源に電力供給するための、プローブアセンブリ内の電子回路部を示すブロック図である。
【0017】
図7は、本開示の1つまたは複数の実施形態によるプローブチップを示す図である。および、
【0018】
図8は、本開示の1つまたは複数の実施形態による、バッテリキャビネット内のバッテリを調べるために使用されるバッテリプローブセットである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
ここで、添付の図面に図示される、開示される主題を詳細に言及する。
【0020】
バッテリプローブセットは、どのバッテリテスタに対しても使用できることを想定しているが、説明は、インピーダンス、抵抗および/またはコンダクタンスを測定するためのバッテリテスタに対して使用できるバッテリプローブセットを提示する。
【0021】
したがって、本開示はバッテリプローブセットに向けられる。より具体的には、本開示は、インピーダンス、抵抗および/またはコンダクタンスを測定するように構成されるバッテリテスタ用モジュール型バッテリプローブセットに向けられる。特に、本開示は、調整可能な長さをもち、横コネクタを介して結合される対のプローブアセンブリに向けられる。いくつかの実施形態では、プローブアセンブリは、プローブチップに配設されるプローブ光も備えて構成される。
【0022】
インピーダンス、抵抗および/またはコンダクタンスの測定は、不適切な電気特性が故障、火災さらには爆発を起こしやすいことがあるため、無停電電源装置(UPS)などの電源バックアップシステムのバッテリの健全性を判断するのに有益である。バッテリテスタ用電流プローブセットは、通例、バッテリテスタに配線接続または差し込み接続される2つのプローブを含む。バッテリ試験中、通例黒色の彩色で示される「ローサイド」または負極プローブである第1プローブがバッテリの負端子に接触するまで入れられるのに対し、通例赤色の彩色で示される「ハイサイド」または正極プローブである第2プローブがバッテリの正端子に接触するまで入れられる。バッテリの端子への第1および第2のプローブの配置は、バッテリテスタにバッテリの電気特性を判断させる回路を完成させる。UPSおよび他の電力システムのバッテリの定期的な試験は、これらのシステムの保守のために有益である。
【0023】
現在、バッテリプローブセットは、通例、プローブチップがユーザの手から比較的短い距離(例えば、10cm未満)になるように設計されている。このことは、UPSおよび他のシステムにとっては、これらのシステム内のバッテリがキャビネットまたは他のエンクロージャ内に格納されていて、端子に届きにくくし、および/または試験のためのバッテリの取り出しを難しくするため、厄介である可能性がある。また、これらエンクロージャ内のバッテリの配置は、明るさのレベルが低いためにバッテリの端子を見えにくくすることがあり、特にバッテリ端子と棚の上部との間に空間がほとんどない棚に格納されているバッテリについてはそうである。このように、上で明記した従来のアプローチの欠点を改善するシステムを提供すると有利であろう。
【0024】
図1を参照すると、本開示のバッテリプローブセット100は、第1プローブアセンブリ104(例えば、ローサイド)と、第2プローブアセンブリ108(例えば、ハイサイド)とを含むことができる。各プローブアセンブリは、把持部120(例えば、持ち手)を備えて構成されるハウジング112、116(例えば、第1ハウジング112および第2ハウジング116)を含む。把持部120は、ユーザがバッテリプローブセット100を操作するときにハウジングを握るように構成される。ハウジングは、ユーザによるハウジングの把持を可能にする任意の形状またはサイズにすることができる。第1プローブアセンブリ104の把持部120(例えば、第1把持部120a)および第2プローブアセンブリ108の把持部120(例えば、第2把持部120b)は、ユーザによる握りの効果を高める隆起、突条および/または凹部などの特徴を有してもよい。
【0025】
第1プローブアセンブリ104または第2プローブアセンブリ108などの各プローブアセンブリは、ステム結合機構を介してハウジングの第1端部に結合されるプローブステム124(例えば、第1プローブステム124aまたは第2プローブステム124b)をさらに含むことができる。プローブステム124はプローブアセンブリの届く範囲を延長し、任意の長さにすることができる。例えば、プローブステム124は750mm超にすることができる(例えば、長いプローブステムまたは長い棒)。例えば、長いプローブステム124は、プローブを36インチの長さまで長くするように構成することができる。特に、36インチというプローブステムの長さは、体のどの部位もバッテリキャビネットの中に入る平面を越えることなしにユーザがバッテリを試験することを可能にすることができ、労働安全衛生局(OSHA)などの米国規格または欧州規格によって要求されるような、バッテリキャビネット内のバッテリを試験することが要求される保護機器の量を効果的に減らすことができる。別の実施例では、プローブステム124は50mm未満にすることができる(例えば、短いプローブステム124または短い棒)。例えば、短いプローブステム124は、プローブを14インチの長さまで長くするように構成することができる。異なる長さのプローブステム124はバッテリプローブセット100内で交換することができ、ユーザがバッテリプローブセット100を最適な用途に適合させることが可能である。例えば、長いプローブステム124をハウジングに結合して、バッテリキャビネット内の奥に位置するバッテリを試験することができる。別の実施例では、短いプローブステム124をハウジングに結合して、ベンチ、テーブルまたは機器ラックなど、すぐ近くにあるバッテリを試験することができる。
【0026】
第1プローブアセンブリ104または第2プローブアセンブリ108などの各プローブアセンブリは、チップ結合機構を介してステム末端132(例えば、第1ステム末端132aまたは第2ステム末端132b)に機械的に結合されるプローブチップ128(例えば、第1プローブチップ128aまたは第2プローブチップ128b)をさらに含む。プローブチップ128は、バッテリ端子212a~b(
図2に図示される)と接触するように構成される導電ピン136を含む。チップ結合機構は、プローブアセンブリに付いているプローブチップ128の切り替えを可能にする。例えば、プローブアセンブリに組み付けられる短い導体ピン136を備えるプローブチップ128は、チップ結合機構を介して、延長導体ピン136を備えるプローブチップ128と切り替えることができる。導電ピン136は任意のサイズまたは寸法にすることができる。例えば、導電ピン136は、5mmから60mmまでの範囲の幅を有することができる。別の実施例では、導電ピン136は15mmから20mmまでの範囲の幅を有することができる。チップ結合機構およびステム結合機構は合わせて、同じプローブチップ128の使用をなお維持しながら、プローブステム124の切り替えを可能にするようにさらに構成される。例えば、短いプローブステム124を備えるプローブアセンブリと延長導電ピン136を備えるプローブチップ128は、延長導電ピン136を備える同じプローブチップ128をなお維持しながら、短いプローブステム124を長いプローブステム124に交換することができる。
【0027】
バッテリプローブセット100は、バッテリテスタ224(
図2に図示される)に結合されるように構成されるプローブプラグ140(例えば、第1プローブプラグ140aまたは第2プローブプラグ140b)をさらに含む。プローブプラグ140は、プラグコード148を介してプローブアセンブリ(例えば、第2プローブアセンブリ108)のハウジング116の出力端144に結合する。いくつかの実施形態では、プラグコード148は、2本の電気絶縁されているプラグコード電線、第1プラグコード146aおよび第2プラグコード146bを合わせて巻き付けることによって形成され、プローブアセンブリの出力端144に結合される複合プラグコードである。第1プラグコード146aおよび第2プラグコード146bは任意の長さにすることができる。例えば、第1プラグコード146aおよび/または第2プラグコード146bは長さを約3メートルにすることができる。別の実施例では、第1プラグコード146aおよび/または第2プラグコード146bは長さを約1メートルにすることができる。第1プラグコード146aおよび/または第2プラグコード146bは、バッテリテスタ224に差し込み接続するように構成されるバナナ型電気カプラを備えて構成されてもよい。
【0028】
バッテリプローブセット100は、第1プローブアセンブリ104を第2プローブアセンブリ108に物理的に結合する横コネクタ152をさらに含む。横コネクタ152は、第1プローブアセンブリ104に配設される第1導電ポート156と第2プローブアセンブリ108に配設される第2導電ポート160とを介して、第1プローブアセンブリ104および第2プローブアセンブリ108を電気的にも結合することができる。横コネクタ152は、第1導電ポート156と接続する第1コネクタ端部164を含むことができ、第2導電ポート160と接続する第2コネクタ端部168を含むことができる。横コネクタ152は、第1導電ポート156を第2導電ポート160に電気的に結合する絶縁電線から作られる伸縮可能なコイル状コードとして構成することができる。コイル状コードは、第1プローブアセンブリ104および第2プローブアセンブリ108を互いに対して幅広い位置に位置付けすることができるように構成される。例えば、コイル状コードは、本質的に互いに隣接した第1プローブアセンブリ104および第2プローブアセンブリ108の使用を可能にするように構成することができる。別の実施例では、コイル状コードは、互いから約600mm離して第1プローブアセンブリ104および第2プローブアセンブリ108の使用を可能にするように構成することができる(例えば、プローブアセンブリ104、108が平行構成で配列される)。横コネクタ152は、第1プローブアセンブリ104と第2プローブアセンブリ108との間の機械的かつ電気的な結合をもたらすことのできる任意の材料から作ることができる。
【0029】
第1プローブアセンブリ104は、第1プローブチップ128aの導電ピン136から第1導電ポート156まで、第1導電路204(
図2に図示される)に電流を通すように構成される第1電子回路部をさらに含む。第1電子回路部は、それが第1プローブチップ128a、第1プローブステム124aおよび第1ハウジング112と相互に関係する導電性材料を含むため、モジュール式である(すなわち、第1ハウジング112、第1プローブステム124aおよび第1プローブチップ128aが機械的に結合されているとき、これらは電気的にも結合される)。
【0030】
第2プローブアセンブリ108は、第2プローブチップ128bの導電ピン136から第2導電ポート160まで、第2導電路208(
図2に図示される)に電流を通すように構成される第2電子回路部をさらに含む。第2電子回路部は、それが第2プローブチップ128b、第2プローブステム124bおよび第2ハウジング116と相互に関係する導電性材料を含むため、モジュール式である(すなわち、第2ハウジング116、第2プローブステム124bおよび第2プローブチップ128bが機械的に結合されているとき、これらは電気的にも結合される)。
【0031】
第2プローブアセンブリ108は、第2導電ポート160と第1プラグコード146aとの間に接続経路220(
図2に図示される)をさらに含むことができる(すなわち、接続経路220は第2ハウジング116の中に配設される)。この配列では、電流は第1プローブチップ128aと第1プローブプラグ140aとの間に第1導電路204を介して、横コネクタ152と第1プローブアセンブリ104の第2導電路160とを通って電流が流れることができる。この配列は、第2ハウジング116が出力端で第1プラグコード146aおよび第2プラグコード146bの両方に機械的に接続されて、コードのもつれを低減するように構成される。代替実施形態では、横コネクタ152は、第1導電ポート156または第2導電ポート160を使用せずに、第1プローブアセンブリ104の第1電子回路部に直接結合してもよく、第2プローブアセンブリ108の第2電子回路部に直接結合してもよい。横コネクタ152は、有利なことに、バッテリプローブセット100内に生じる騒音を低減し、試験結果を改善することができることが想定される。
【0032】
図2は、バッテリプローブセット100の例示的な電気環境200の模式図を示す。第1プローブアセンブリ104内に収容されてバッテリ端子212aに当たる第1導電路204は、横コネクタ152に電気的に結合され、これが、接続経路220(例えば、第2プローブアセンブリ108内に収容される)に電気的に結合される。接続経路220は、さらに、バッテリテスタ224につながる前に、各プラグコードに電気的に結合する。第2プローブアセンブリ108に収容されてバッテリ端子212bに当たる第2導電路208は、バッテリテスタ224につながる前に、各プラグコードに電気的に結合する。バッテリおよびバッテリテスタ224へのバッテリプローブセット100の結合が電気回路を完成させ、バッテリテスタ224がバッテリの1つまたは複数の電気特性を測定するのを可能にする。いくつかの実施形態では、例示的な電気環境200は、1つまたは複数の電気ヒューズを含むことができる。例えば、バッテリテスタ224が電気ヒューズを含んでもよい。別の実施例では、第1導電路204および/または第2導電路208が電気ヒューズを含んでもよい。
【0033】
第1プローブアセンブリ104がバッテリの「ハイサイド」または正端子を調べるように指定されてもよく、また第2プローブアセンブリ108がバッテリの「ローサイド」または負端子を調べるように指定されてもよいことは理解されるべきである(すなわち、いずれのプローブアセンブリもバッテリ端子212a~bに当たることができる)。そのため、上記説明は本開示の制限として解釈されるべきではなく、単なる例示として解釈するべきである。
【0034】
図3を参照すると、ステム結合機構300は、ねじ付きコネクタを含むことができる。例えば、ハウジング112、116は、プローブステム124上の雌ねじ(例えば、ステムまたはステムカプラ上に直接形成される雌ねじ)と適合する雄ねじを備えて構成することができる。ねじ付き構成要素の接続時、ハウジング112、116内の導電性構成要素とプローブステム124とが接触する。このように、ハウジング112、116とプローブステム124とは、機械的にも電気的にも結合される。ハウジング112、116とプローブステム124とを機械的に結合するために、摩擦コネクタ(例えば、スナップコネクタ)、ラッチコネクタ、ボルト締めコネクタおよび同様なものを含むがこれだけに制限されない、当業界で知られている他のタイプのコネクタを使用してもよい。いくつかの実施形態では、プローブステム124は、プローブステム124およびハウジング112、116が適切な向きで結合するように楔止される。
【0035】
図4を参照すると、プローブチップ128a~cを第1ステム末端132aまたは第2ステム末端132bに結合するための機構(例えば、チップ結合機構)は、摩擦コネクタまたはタブコネクタを含むことができる。チップ結合機構は取り外し可能かつ取替可能なプローブチップ128を容易にすることができる。例えば、プローブステム124の末端は、プローブチップ128の一部分の挿入を受入れる凹部を備えて構成することができる。チップ結合機構は、プローブチップ128の凹部への挿入が、摩擦によって2つの構成要素がともに保持されるとまり嵌めになる。別の実施例では、プローブチップ128は、いったんプローブステム124の末端の凹部に押し込まれれば、プローブステム124の末端のさらなるくぼみへと入り込んでプローブチップ128を所定の位置に保持する1つまたは複数のタブを備えて構成することができる。チップ結合機構は、プローブチップ128のプローブステム124の末端への挿入がプローブチップ128とプローブステム124の導電要素も電気的に結合するようにも構成され、その結果、プローブチップ128およびプローブステム124は機械的かつ電気的に結合される。プローブステム124の末端をプローブチップ128に機械的に結合するために、ねじ付きコネクタ、ラッチコネクタ、ボルト締めコネクタおよび同様なものを含むがこれだけに制限されない、当業界で知られている他のタイプのコネクタを使用してもよい。
【0036】
バッテリプローブセット100は、複数の構造的構成を備えるプローブチップ128をさらに含むことができる。例えば、バッテリプローブセット100は、様々な角度に配向される導電ピン136を備えるプローブチップ128を含んでもよい。例えば、プローブチップ128は、導電ピン136をプローブステム124の長さ側または軸に対して角度45°に配向して構成することができる(例えば、
図3のプローブチップ128c)。別の場合には、プローブチップ128は、導電ピン136をプローブステム124の軸に対して角度30°に配向して構成することができる(例えば、
図3のプローブチップ128b)。別の場合には、プローブチップ128は、導電ピン136をプローブステム124の軸に対して角度0°に配向して構成することができる(例えば、導電ピン136aはプローブステム124に沿ってそのまま突き出る)。プローブチップ128は、任意の角度で構成される導電ピン136を含むことができる。プローブチップ128は、導電ピン136の角度を調整するように構成することもできる。例えば、プローブチップ128および/またはプローブ結合機構は蝶着することができ、ユーザが導電ピン136の角度を選択することを可能にする。
【0037】
プローブチップ128は、バッテリ216および/またはバッテリ端子212a~bを照らすように構成される1つまたは複数の光源404をさらに含むことができ、暗いところでバッテリ端子212a~bをより簡単に見えるようにする。光源404は、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLD)、白熱電球、蛍光灯、ハロゲンランプ、または小型蛍光灯を含むがこれだけに制限されない、当業界で知られている任意のタイプの光源404にすることができる。例えば、光源404はマイクロLEDにしてもよい。
【0038】
いくつかの実施形態では、プローブチップ128は、チップの端部に係合して測定を行うために、バッテリ端子212a~bに押し当てることのできるトリガ機構を有する。例えば、プローブチップ128が端子に押し当てられないとき、回路は開いている。トリガ機構は、起こり得る短絡および/またはアークフラッシュを防止する。例えば、トリガ機構は、一方のプローブチップ128がバッテリ端子212a~bに接続され、他方のプローブチップ128が外れて別のバッテリまたはキャビネットのアース線にぶつかる場合の短絡を防止することができる。
【0039】
バッテリプローブセット100は、ハウジング112、116内に配設される電源404(例えば、使い捨てバッテリまたは充電式バッテリ)を介して光源に電力供給するように構成することができる(例えば、電源は光源404に電気的に結合されている)。電源は、任意のタイプまたは種類のバッテリとして構成することができ、また、任意の数のバッテリを含むことができる。例えば、電源は3個のLR44アルカリボタン電池として構成することができる。別の実施例では、光源404は1個の1.5V AAバッテリとして構成することができる。
図5を参照すると、ハウジング112、116は、光源404に電力供給するために1つまたは複数のバッテリを収納するように構成されるバッテリボックス504を含むことができる。ハウジング112、116は、光源404をONまたはOFFステータスに切り替えるように構成されるライトスイッチ508をさらに含むことができる。バッテリプローブセット100は、光源404を電力供給するための他の構成を含むこともできる。例えば、光源404は、プローブチップ128に格納されている使い捨てバッテリによって電力供給されることができる。別の実施例では、光源404は、試験するバッテリ216によって電力供給されることもできる。
【0040】
図6は、本開示の1つまたは複数の実施形態による、光源404に電力供給するための、プローブアセンブリ104、108内の電子回路部600を示すブロック図である。電源604(例えば、プローブバッテリ)、光源404およびライトスイッチ508は回路内に配列され、電源604が光源404に電力供給し、ライトスイッチ508が回路を通る電流の流れを制御する。
【0041】
図7を参照すると、導電ピン136は、バッテリ端子212a~bに安定して当てるように構成することができる。例えば、導電ピン136は1つまたは複数の鋸歯状リング704a~bを備えて構成することができ、鋸歯状リング704a~bの尖った先端はバッテリ端子212a~bに当たり、その足掛かりを提供するように構成される。導電ピン136は、プローブセットと多様な製造業者製の端子とのしっかりと安定した物理的な接続を提供するように構成される(例えば、鋸歯状リング704a~bが当たることにより)。例えば、プローブチップ128は、サイド端子、スタッドポスト端子、ファーストオンコネクタ型端子および/またはフロントアクセスバッテリ端子212a~bに安定して接触するように構成される。いくつかの実施形態では、導電ピン136は取り外し可能および/または取替可能である。他のタイプの導電ピン136構造も可能である。そのため、上記説明は本開示の制限として解釈されるべきではなく、単なる例示として解釈するべきである。
【0042】
図8は、本開示の1つまたは複数の実施形態による、バッテリプローブセット100を操作するための例示的な環境800を示す。
図8を参照すると、バッテリプローブセット100は、キャビネット812内のバッテリのアレイのうち1つのバッテリを調べているところである。第1プローブアセンブリ104および第2プローブアセンブリ108は、ともに、長いプローブステム124を備えて構成される。長いプローブステム124が第1プローブアセンブリ104および第2プローブアセンブリ108に必要な長さを提供するので、ユーザは、キャビネット空間の中に手を伸ばす必要なく、バッテリプローブセット100を介してキャビネット空間内の奥のバッテリの測定を行うことができる。1つのバッテリ216a~bの測定をするために、バッテリのアレイ(例えば、バッテリストリング)を分解する必要はない。バッテリプローブセット100の長さは、ユーザがアークフラッシュスーツなどの保護服を着用する必要性も低減する。
【0043】
バッテリプローブセット100は、任意のタイプまたは種類のバッテリテスタ224用に構成することができる。例えば、バッテリプローブセット100は、バッテリ抵抗テスタ用に構成することができる。例えば、バッテリプローブセット100は、日置電機社が製造するバッテリ抵抗テスタ用に構成することができる。別の場合では、バッテリプローブセット100は、フルーク社が製造するバッテリ抵抗テスタ用に構成することができる。別の実施例では、バッテリプローブセット100は、バッテリコンダクタンステスタ用に構成することができる。例えば、バッテリプローブセット100は、ミドトロニクス社が製造するバッテリコンダクタンステスタ用に構成することができる。バッテリプローブセット100は、任意のタイプのバッテリテスタ224と適合する任意のタイプのプローブプラグ140を備えて構成することができる。
【0044】
バッテリプローブセット100は、関連付けられるバッテリテスタ224による測定のために、任意の範囲の電圧、電流または抵抗を調べるように構成することができる。例えば、バッテリプローブセット100は、バッテリテスタ224と合わせて、400μΩから20mΩの範囲の抵抗を測定するように構成することができる。別の実施例では、バッテリプローブセット100は、バッテリテスタ224と合わせて、ゼロから100ボルトの範囲の電圧(例えば、ボルト直流電流)を測定するように構成することができる。別の実施例では、バッテリプローブセット100は、バッテリテスタ224と合わせて、10から6000アンペア時(Ah)用に構成されるバッテリの電流を測定するように構成することができる。バッテリプローブセット100は、直列に配列されている任意の数のバッテリを測定することもできる。例えば、バッテリプローブセット100は、直列に配列されている2つ、3つ、4つまたはそれ以上のバッテリの測定を行うように構成することができる。測定は手の位置に影響を受けることがあり、両手をより接近させて行われる測定は、両手をより大きな距離をあけて行われる測定とは異なる試験結果になり得ることは想定される。このような測定は、手の配置によって生じる試験結果の差を取り除くように調整できることは想定される。
【0045】
一般的な意味で、当業者は、幅広い範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそのあらゆる組合せによって、個別にまたは集合的に実施することのできる、本明細書で説明される様々な態様が様々なタイプの「電気回路部」から構成されると考えることができることは認識するであろう。そのため、本明細書で使用される場合、「電気回路部」は、少なくとも1つのディスクリート電気回路を有する電気回路部、少なくとも1つの集積回路を有する電気回路部、少なくとも1つの特定用途向け集積回路を有する電気回路部、コンピュータプログラムによって構成される汎用コンピューティングデバイスを形成する電気回路部(例えば、本明細書で説明されるプロセスおよび/もしくはデバイスを少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムによって構成される汎用コンピュータ、または本明細書で説明されるプロセスおよび/もしくはデバイスを少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムによって構成されるマイクロプロセッサ)、メモリデバイスを形成する電気回路部(例えば、ランダムアクセスメモリの形態)、および/または通信デバイスを形成する電気回路部(例えば、モデム、通信スイッチまたは光電気機器)を含むがこれらに制限されない。当業者は、本明細書で説明される主題がアナログもしくはデジタル方式で、またはその何らかの組合せで実施できることは認識するであろう。
【0046】
本明細書で説明される主題は、時として、異なる他の構成要素の中に含まれるかまたはそれに接続される、異なる構成要素を図示している。このように描かれるアーキテクチャは単なる例示的なものであり、実際、同じ機能が得られる多数の他のアーキテクチャを実施することができることは理解されるべきである。概念上の意味において、同じ機能が得られる構成要素の配列は、所望の機能が得られるように効果的に「関連付けられる」。そのため、本明細書においてある特定の機能を得るために組み合わされる任意の2つの構成要素は、アーキテクチャまたは中間構成要素に関係なく、所望の機能が得られるように互いに「関連付けられている」と見なすことができる。同様に、そのように関連付けられている任意の2つの構成要素は、所望の機能を得るために互いに「動作可能に接続」または「動作可能に結合」されていると考えることもでき、また、そのように関連付けることのできる任意の2つの構成要素は、所望の機能を得るために互いに「動作可能に結合可能」であると考えることもできる。動作可能に結合可能の具体的な例は、物理的に嵌まり合えるおよび/もしくは物理的にインタラクトする構成要素、ならびに/または無線でインタラクト可能なおよび/もしくは無線でインタラクトする構成要素、ならびに/または論理的にインタラクトするおよび/もしくは論理的にインタラクト可能な構成要素を含むがこれらに制限されない。
【0047】
本明細書で説明される本主題の具体的な態様を図示および説明してきたが、本明細書の教示に基づいて、本明細書で説明される主題およびそのより広い態様を逸脱することなく、変更および修正を行えることは当業者には明らかであり、そのため、添付の特許請求の範囲は、その範囲内に当該変更および修正のすべてを本明細書で説明される主題の真の精神および範囲内にあるものとして包含するべきである。また、本発明が添付の特許請求の範囲によって定義されることは理解されるべきである。