(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-02
(45)【発行日】2024-12-10
(54)【発明の名称】管理装置、管理方法、プログラム、及び管理システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/20 20230101AFI20241203BHJP
G06Q 30/06 20230101ALI20241203BHJP
【FI】
G06Q10/20
G06Q30/06
(21)【出願番号】P 2022561747
(86)(22)【出願日】2020-11-11
(86)【国際出願番号】 JP2020042019
(87)【国際公開番号】W WO2022102007
(87)【国際公開日】2022-05-19
【審査請求日】2023-05-02
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【氏名又は名称】速水 進治
(72)【発明者】
【氏名】内村 淳
(72)【発明者】
【氏名】菅ヶ谷 啓希
【審査官】清山 昂平
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-280140(JP,A)
【文献】国際公開第2008/149621(WO,A1)
【文献】特開2020-177536(JP,A)
【文献】特開2017-126872(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品棚に取り付けられる表示装置を管理する管理装置であって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記管理装置は、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新手段と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新手段と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理手段と、
を備え
、
前記装置識別情報記憶手段において前記書換可能識別情報に対応している前記書換不可識別情報が新たな前記書換不可識別情報に更新される場合、前記第1更新手段は、
更新前の前記書換不可識別情報及び更新後の前記書換不可識別情報を取得し、
前記装置識別情報記憶手段において、前記更新前の書換不可識別情報に対応している前記書換可能識別情報を特定し、
当該書換可能識別情報に対応する前記書換不可識別情報を、前記更新後の前記書換不可識別情報に変更する、
管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の管理装置において、
前記表示装置は電池を内蔵しており、
前記状態情報は、前記表示装置の累積稼働時間、前記電池を交換した後の前記表示装置の累積稼働時間、前記表示装置の通信回数、及び前記電池の残量の少なくとも一つを含む、管理装置。
【請求項3】
請求項
1または2に記載の管理装置において、
前記更新前の書換不可識別情報に対応する前記表示装置に記憶されている前記書換可能識別情報を消去するための消去処理を行うとともに、前記更新後の書換不可識別情報に対応する前記表示装置に、前記消去された書換可能識別情報を書き込むための書込処理を行う第3更新手段を備える管理装置。
【請求項4】
請求項
3に記載の管理装置において、
前記更新前の書換不可識別情報を有する前記表示装置が載置される第1載置領域と、
前記更新後の書換不可識別情報を有する前記表示装置が載置される第2載置領域と、
前記第1載置領域に載置された前記表示装置と通信する第1通信手段と、
前記第2載置領域に載置された前記表示装置と通信する第2通信手段と、
を備え、
前記第3更新手段は、前記第1通信手段を介して前記消去処理を行うとともに、前記第2通信手段を介して前記書込処理を行う、管理装置。
【請求項5】
コンピュータが、商品棚に取り付けられる表示装置を管理する管理方法であって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記コンピュータは、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新処理と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新処理と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理と、
を行
い、
前記装置識別情報記憶手段において前記書換可能識別情報に対応している前記書換不可識別情報が新たな前記書換不可識別情報に更新される場合、前記第1更新処理において、
更新前の前記書換不可識別情報及び更新後の前記書換不可識別情報を取得し、
前記装置識別情報記憶手段において、前記更新前の書換不可識別情報に対応している前記書換可能識別情報を特定し、
当該書換可能識別情報に対応する前記書換不可識別情報を、前記更新後の前記書換不可識別情報に変更する、
管理方法。
【請求項6】
請求項
5に記載の管理方法において、
前記表示装置は電池を内蔵しており、
前記状態情報は、前記表示装置の累積稼働時間、前記電池を交換した後の前記表示装置の累積稼働時間、前記表示装置の通信回数、及び前記電池の残量の少なくとも一つを含む、管理方法。
【請求項7】
コンピュータに、商品棚に取り付けられる表示装置を管理する機能を持たせるプログラムであって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記コンピュータに、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新機能と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新機能と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理機能と、
を持たせ
、
前記装置識別情報記憶手段において前記書換可能識別情報に対応している前記書換不可識別情報が新たな前記書換不可識別情報に更新される場合、前記第1更新機能において、
更新前の前記書換不可識別情報及び更新後の前記書換不可識別情報を取得し、
前記装置識別情報記憶手段において、前記更新前の書換不可識別情報に対応している前記書換可能識別情報を特定し、
当該書換可能識別情報に対応する前記書換不可識別情報を、前記更新後の前記書換不可識別情報に変更する、
プログラム。
【請求項8】
請求項
7に記載のプログラムにおいて、
前記表示装置は電池を内蔵しており、
前記状態情報は、前記表示装置の累積稼働時間、前記電池を交換した後の前記表示装置の累積稼働時間、前記表示装置の通信回数、及び前記電池の残量の少なくとも一つを含む、プログラム。
【請求項9】
表示装置と管理装置を備える管理システムであって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記管理装置は、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新手段と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新手段と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理手段と、
を備える管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理装置、管理方法、プログラム、及び管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年は電子棚札などに代表されるように、商品が配置されている商品棚に表示装置を設けることが増えている。このような表示装置を用いる場合、表示装置の管理装置は、表示装置とその表示装置に対応する商品とを互いに紐づけて管理している。例えば特許文献1には、商品コードと棚札IDとを互いに対応付けて記憶することが記載されている。また特許文献1において、棚札IDは棚札表示器にも記憶されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
商品棚に配置されている表示装置は、長時間稼働することが多い。このため、表示装置のトラブルを抑制するためには、複数の表示装置それぞれの状態(例えば累積稼働時間)を、管理装置を用いて管理することが望ましい。
【0005】
一方、表示装置の管理装置は、表示装置とその表示装置に対応する商品とを互いに紐づけて管理する。表示装置が故障した場合、その表示装置を取り換える必要があるが、この取り換えと共に、管理装置によって管理されている、表示装置と商品の対応付けを更新する必要がある。
【0006】
本発明が解決しようとする課題の一つは、複数の表示装置それぞれの状態を、管理装置を用いて管理できるようにするとともに、表示装置とその表示装置に対応する商品の対応付けを更新しやすくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、商品棚に取り付けられる表示装置を管理する管理装置であって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記管理装置は、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新手段と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新手段と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理手段と、
を備える管理装置が提供される。
【0008】
本発明によれば、コンピュータが、商品棚に取り付けられる表示装置を管理する管理方法であって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記コンピュータは、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新処理と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新処理と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理と、
を行う管理方法が提供される。
【0009】
本発明によれば、コンピュータに、商品棚に取り付けられる表示装置を管理する機能を持たせるプログラムであって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記コンピュータに、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新機能と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新機能と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理機能と、
を持たせるプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
表示装置と管理装置を備える管理システムであって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記管理装置は、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新手段と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新手段と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理手段と、
を備える管理システムが提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の表示装置それぞれの状態を、管理装置を用いて管理できる。また、表示装置とその表示装置に対応する商品の対応付けを更新しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
【0012】
【
図1】第1の実施形態に係る管理装置の使用環境を説明するための図である。
【
図2】表示装置が記憶している情報の一例を示す図である。
【
図4】装置識別情報記憶部が記憶している情報の一例を示す図である。
【
図5】商品識別情報記憶部が記憶している情報の一例を示す図である。
【
図6】商品情報記憶部が記憶している情報の一例を示す図である。
【
図7】商品識別情報記憶部が商品情報記憶部を兼ねている場合の商品識別情報記憶部の一例を示す図である。
【
図8】管理装置のハードウェア構成例を示す図である。
【
図9】管理装置の表示処理部が行う処理の一例を示すフローチャートである。
【
図10】管理装置の第1更新部が行う処理の一例を示すフローチャートである。
【
図11】第2の実施形態に係る管理装置の機能構成の一例を示す図である。
【
図12】第3の実施形態に係る管理装置の機能構成の一例を示す図である。
【
図13】更新情報取得部の機能構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0014】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る管理装置10の使用環境を説明するための図である。管理装置10は、表示装置20及び商品棚30と共に使用される。
【0015】
表示装置20は、例えば電子棚札やサイネージであり、施設の中に設けられている。施設は、例えば店舗や物流拠点の倉庫である。以下、施設を店舗として説明を行う。表示装置20は、商品棚30に取り付けられている。表示装置20は、複数種類の商品のそれぞれに対して設けられており、当該表示装置20に対応する商品に関する情報(以下、商品情報と記載)を表示する。商品情報は、表示装置20に書き換え可能な状態で記憶されている。商品情報は、例えば商品名及び価格を含んでいるが、さらに商品説明を含んでいてもよい。
【0016】
そして管理装置10は、表示装置20を管理する。例えば管理装置10は、表示装置20と商品の対応付けを管理するとともに、表示装置20の状態を示す情報(以下、状態情報と記載)を管理する。複数の表示装置20のそれぞれには、書換不可識別情報及び書換可能識別情報が割り振られている。書換不可識別情報は書き換え不可能な状態で表示装置20に記憶されており、書き換え可能識別情報は書き換え可能な状態で表示装置20に記憶されている。そして管理装置10は、書換不可識別情報及び書換可能識別情報を用いて表示装置20を管理する。
【0017】
なお、表示装置20は、無線通信機能を有している。表示装置20は、この無線通信機能を用いて管理装置10から商品情報を受信し、また、表示装置20の状態情報又は状態情報を生成するための情報を繰り返し管理装置10に送信する。この送信において、表示装置20は、書き換え可能識別情報も送信する。これにより、管理装置10は、受信した情報がいずれの表示装置20の状態を示しているかを特定できる。なお、表示装置20の無線通信機能は、表示装置20に内蔵されている電池を電源としている。表示装置20の状態情報は、例えば、この電池の残容量を示す情報を含んでいる。
【0018】
図2は、表示装置20が記憶している情報の一例を示す図である。上記したように、表示装置20は、書換不可識別情報及び書換可能識別情報を記憶している。
【0019】
また表示装置20は、その表示装置20の状態情報又は状態情報を生成するための情報も記憶している。状態情報は、例えば、上記したように、表示装置20の電池の残量を示す情報(例えば最新の電圧)を含んでいるが、その他に、その表示装置20の累積稼働時間又は累積表示時間、及び電池を交換した後に表示装置20が外部(例えば管理装置10)と通信した回数の少なくとも一方を含んでいてもよい。ただし累積稼働時間、累積表示時間、及び通信した回数は、管理装置10に記憶されていればよいため、表示装置20では記憶されていなくてもよい。
【0020】
また、表示装置20は、その表示装置20が表示すべき商品情報を記憶している。この商品情報は、例えば商品名と価格を含んでいる。
【0021】
図3は、管理装置10の機能構成の一例を示す図である。本図に示す例において、管理装置10は、第1更新部110、第2更新部120、及び表示処理部130を備えている。
【0022】
第1更新部110は装置識別情報記憶部140を更新する。
【0023】
一例として、装置識別情報記憶部140は、表示装置の状態情報、書換不可識別情報、及び書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶している。そして第1更新部110は、表示装置20から取得した情報(例えば状態情報そのもの、又は状態情報を生成するための情報)を用いて、その表示装置20の状態情報を更新する。この更新は、例えば定期的に行われる。
【0024】
また第1更新部110は、書換不可識別情報に対応している書換可能識別情報を更新する。書換可能識別情報の更新は、例えば、その表示装置20に対応する商品が変更される場合に行われる。
【0025】
第2更新部120は、商品識別情報記憶部150を更新する。商品識別情報記憶部150は、書換可能識別情報を商品識別情報に対応付けて記憶している。商品識別情報記憶部150により、表示装置20と、その表示装置20に対応する商品とが対応づけられる。なお、表示装置20に対応する商品が変更される場合、書換可能識別情報と商品識別情報の対応付けを更新する必要はない。
【0026】
表示処理部130は、商品情報を表示装置20に表示させるための処理を行う。具体的には、表示処理部130は、商品識別情報記憶部150において、商品の商品識別情報に対応する書換可能識別情報を特定する。そして表示処理部130は、この書換可能識別情報に対応する表示装置20に、その書換可能識別情報に対応する商品情報を表示させるための処理を行う。
【0027】
本図に示す例において、商品情報は商品情報記憶部160に記憶されている。商品情報記憶部160は、商品識別情報と、その商品識別情報に対応する商品の商品情報とをたがいに対応付けて記憶している。
【0028】
本図に示す例において、装置識別情報記憶部140、商品識別情報記憶部150、及び商品情報記憶部160は、管理装置10の一部となっている。ただし、これらの少なくとも一つは、管理装置10の外部に位置していてもよい。また、商品識別情報記憶部150及び商品情報記憶部160は一つにまとまっていてもよい。
【0029】
図4は、装置識別情報記憶部140が記憶している情報の一例を示す図である。装置識別情報記憶部140は、複数の書換不可識別情報毎に、その書換不可識別情報に対応する表示装置20の状態情報、及びその表示装置20に割り当てられている書換可能識別情報を記憶している。なお、装置識別情報記憶部140は、書換不可識別情報と状態情報とを対応付けて記憶するテーブルと、書換不可識別情報と書換可能識別情報とを対応付けて記憶するテーブルとを有していてもよい。
【0030】
図5は、商品識別情報記憶部150が記憶している情報の一例を示す図である。商品識別情報記憶部150は、書換可能識別情報毎に、その書換可能識別情報に対応する商品の商品識別情報を記憶している。
【0031】
ある表示装置20に対応する商品を変更する場合、商品識別情報記憶部150は更新されない。その代わりに、装置識別情報記憶部140に記憶されている書換可能識別情報が更新される。
【0032】
図6は、商品情報記憶部160が記憶している情報の一例を示す図である。商品情報記憶部160は、商品識別情報別に、その商品識別情報に対応する商品の商品情報を記憶している。この商品情報は、例えば表示装置20に表示される情報を含んでいる。表示装置20に表示される情報は、例えば商品名及び価格を含んでいるが、さらに、その商品の説明を含んでいてもよい。
【0033】
図7は、商品識別情報記憶部150が商品情報記憶部160を兼ねている場合の商品識別情報記憶部150の一例を示す図である。この場合、商品識別情報記憶部150は、書換可能識別情報毎に、その書換可能識別情報に対応する商品の商品識別情報及び商品情報を記憶している。
【0034】
図8は、管理装置10のハードウェア構成例を示す図である。管理装置10は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060を有する。
【0035】
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0036】
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
【0037】
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
【0038】
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040は管理装置10の各機能(例えば第1更新部110、第2更新部120、表示処理部130、及び他の実施形態で示す第3更新部170及び更新情報取得部180)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。また、ストレージデバイス1040は、装置識別情報記憶部140,商品識別情報記憶部150、及び商品情報記憶部160としても機能することもある。
【0039】
入出力インタフェース1050は、管理装置10と各種入出力機器とを接続するためのインタフェースである。
【0040】
ネットワークインタフェース1060は、管理装置10をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。管理装置10は、ネットワークインタフェース1060を介して表示装置20と通信する。
【0041】
図9は、管理装置10の表示処理部130が行う処理の一例を示すフローチャートである。表示処理部130は、複数の商品毎すなわち複数の商品識別情報毎に、本図に示す処理を行う。
【0042】
表示処理部130は、商品識別情報を取得する(ステップS10)と、その商品識別情報に対応する商品情報を商品情報記憶部160から取得する(ステップS20)。次いで表示処理部130は、ステップS10で取得した商品識別情報に対応する書換可能識別情報を商品識別情報記憶部150から取得する(ステップS30)。そして表示処理部130は、この書換可能識別情報を、ステップS20で取得した商品情報とともに、複数の表示装置20に向けて送信する(ステップS40)。
【0043】
表示装置20は、その表示装置20が記憶している書換可能識別情報を受信すると、その書換可能識別情報とともに送信されてきた商品情報を記憶する。表示装置20は、既に商品情報を記憶していた場合、新たに受信した商品情報を用いて古い商品情報を更新する。そして表示装置20は、記憶している商品情報を表示する。
【0044】
図10は、管理装置10の第1更新部110が行う処理の一例を示すフローチャートである。本図に示す処理は、表示処理部130に取り付けられている表示装置20の一つを、他の表示装置20に取り換える際に行われる。
【0045】
まず表示装置20を管理する人は、取り換え対象となる表示装置20(以下、第1の表示装置20と記載)を商品棚30から取り外すとともに、その表示装置20の代わりに用いられる他の表示装置20(以下、第2の表示装置20と記載)を準備する。そして第1更新部110は、第1の表示装置20から、その表示装置20が記憶している書換不可識別情報(以下、第1の書換不可識別情報と記載)を取得するとともに、第2の表示装置20から、その表示装置20が記憶している書換不可識別情報(以下、第2の書換不可識別情報)を取得する(ステップS110)。
【0046】
次いで第1更新部110は、装置識別情報記憶部140において第1の書換不可識別情報に対応している書換可能識別情報を特定する(ステップS120)。
【0047】
次いで第1更新部110は、装置識別情報記憶部140を更新する(ステップS130)。具体的には、第1更新部110は、ステップS120で特定した書換可能識別情報に対応する書換不可識別情報を、第1の書換不可識別情報から第2の書換不可識別情報に変更する。例えば第1更新部110は、第1の書換不可識別情報に対応する書換可能識別情報を装置識別情報記憶部140から消去するとともに、この書換可能識別情報を第2の書換不可識別情報に対応付けて装置識別情報記憶部140に記憶させる。
【0048】
また、第1の表示装置20が記憶している書換可能識別情報は消去される。そして、この書換可能識別情報は第2の表示装置20に書き込まれる。
【0049】
以上、本実施形態によれば、表示装置20には、書換不可識別情報が割り振られている。そして表示装置20の状態情報は、書換不可識別情報に対応付けて装置識別情報記憶部140に記憶されている。このため、表示装置20に割り振られた書換可能識別情報が変更された場合でも、表示装置20の状態情報を管理し続けることができる。
【0050】
また、商品に対応する表示装置20を変更する場合、商品識別情報記憶部150を更新する必要はなく、その代わりに装置識別情報記憶部140を更新すればよい。このため、表示装置とその表示装置に対応する商品の対応付けを更新しやすい。
【0051】
また、商品識別情報記憶部150がストアコンピュータにおける商品マスタの少なくとも一部である場合、商品識別情報記憶部150を更新する頻度は少ないほうが良い。本実施形態によれば、上記したように、商品に対応する表示装置20を変更する場合、商品識別情報記憶部150を更新する必要はないため、商品識別情報記憶部150を更新する頻度は少なくなる。
【0052】
(第2の実施形態)
図11は、本実施形態に係る管理装置10の機能構成の一例を示す図である。本実施形態に係る管理装置10は、第3更新部170を有する点を除いて、第1実施形態に係る管理装置10と同様の構成である。
【0053】
第3更新部170は、第1更新部110が装置識別情報記憶部140を更新するとき、すなわち、ある商品に対応する表示装置20を変更するときに、更新対象となった表示装置20が記憶している書換可能識別情報を更新するための処理を行う。例えば第3更新部170は、
図10を用いて説明した第1の表示装置20に記憶されている書換可能識別情報を消去するための処理を行うとともに、この書換可能識別情報を第2の表示装置20に書き込むための処理を行う。一例として、第3更新部170は、第1の表示装置20の書換可能識別情報の消去命令を、無線通信部を介して表示装置20に送信する。また第3更新部170は、第2の表示装置20の書換不可識別情報を、書換可能識別情報及びその書込命令とともに表示装置20に送信する。
【0054】
本実施形態によれば、ある商品に対応する表示装置20を変更するときに、表示装置20が記憶している書換可能識別情報を容易に更新できる。
【0055】
(第3の実施形態)
図12は、本実施形態に係る管理装置10の機能構成の一例を示す図である。本実施形態に係る管理装置10は、更新情報取得部180を有する点を除いて、第2実施形態に係る管理装置10と同様の構成である。
【0056】
更新情報取得部180は、第1の表示装置20及び第2の表示装置20と通信し、これらが記憶している書換可能識別情報を更新する。
【0057】
図13は、更新情報取得部180の機能構成の一例を示す図である。更新情報取得部180は、第1載置領域182、第2載置領域184、第1通信部186、及び第2通信部188を備えている。
【0058】
第1載置領域182は、更新前の書換不可識別情報を有する表示装置20すなわち第1の表示装置20が載置される領域である。第2載置領域184は、更新後の書換不可識別情報を有する表示装置20すなわち第2の表示装置20が載置される領域である。表示装置20の管理者は、第1の表示装置20を第1載置領域182に載置し、第2の表示装置20を第2載置領域184に載置する。
【0059】
第1通信部186は、第1載置領域182に載置された第1の表示装置20と通信し、第2通信部188は、第2載置領域184に載置された第2の表示装置20と通信する。そして第3更新部170は、第1通信部186を介して、第1の表示装置20が記憶している書換可能識別情報を消去するとともに、この書換可能識別情報を、第2通信部188を介して第2の表示装置20に書き込む。
【0060】
なお、第1載置領域182及び第1通信部186と、第2載置領域184及び第2通信部188と、の間には、電波を遮蔽する電波遮蔽部材が設けられていてもよい。
【0061】
本実施形態によれば、表示装置20が記憶している書換可能識別情報を、さらに容易に更新することができる。
【0062】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【0063】
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
【0064】
また、上記した各実施形態において、表示装置20は書換可能識別情報を記憶していなくてもよい。この場合、表示装置20と管理装置10の間の通信においては、書換可能識別情報の代わりに書換不可識別情報が用いられる。
【0065】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.商品棚に取り付けられる表示装置を管理する管理装置であって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記管理装置は、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新手段と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新手段と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理手段と、
を備える管理装置。
2.上記1に記載の管理装置において、
前記表示装置は電池を内蔵しており、
前記状態情報は、前記表示装置の累積稼働時間、前記電池を交換した後の前記表示装置の累積稼働時間、前記表示装置の通信回数、及び前記電池の残量の少なくとも一つを含む、管理装置。
3.上記1又は2に記載の管理装置において、
前記装置識別情報記憶手段において前記書換可能識別情報に対応している前記書換不可識別情報が新たな前記書換不可識別情報に更新される場合、前記第1更新手段は、
更新前の前記書換不可識別情報及び更新後の前記書換不可識別情報を取得し、
前記装置識別情報記憶手段において、前記更新前の書換不可識別情報に対応している前記書換可能識別情報を特定し、
当該書換可能識別情報に対応する前記書換不可識別情報を、前記更新後の前記書換不可識別情報に変更する、管理装置。
4.上記3に記載の管理装置において、
前記更新前の書換不可識別情報に対応する前記表示装置に記憶されている前記書換可能識別情報を消去するための消去処理を行うとともに、前記更新後の書換不可識別情報に対応する前記表示装置に、前記消去された書換可能識別情報を書き込むための書込処理を行う第3更新手段を備える管理装置。
5.上記4に記載の管理装置において、
前記更新前の書換不可識別情報を有する前記表示装置が載置される第1載置領域と、
前記更新後の書換不可識別情報を有する前記表示装置が載置される第2載置領域と、
前記第1載置領域に載置された前記表示装置と通信する第1通信手段と、
前記第2載置領域に載置された前記表示装置と通信する第2通信手段と、
を備え、
前記第3更新手段は、前記第1通信手段を介して前記消去処理を行うとともに、前記第2通信手段を介して前記書込処理を行う、管理装置。
6.コンピュータが、商品棚に取り付けられる表示装置を管理する管理方法であって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記コンピュータは、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新処理と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新処理と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理と、
を行う管理方法。
7.上記6に記載の管理方法において、
前記表示装置は電池を内蔵しており、
前記状態情報は、前記表示装置の累積稼働時間、前記電池を交換した後の前記表示装置の累積稼働時間、前記表示装置の通信回数、及び前記電池の残量の少なくとも一つを含む、管理方法。
8.上記6又は7に記載の管理方法において、
前記コンピュータは、
前記装置識別情報記憶手段において前記書換可能識別情報に対応している前記書換不可識別情報が新たな前記書換不可識別情報に更新される場合、前記第1更新処理において、
更新前の前記書換不可識別情報及び更新後の前記書換不可識別情報を取得し、
前記装置識別情報記憶手段において、前記更新前の書換不可識別情報に対応している前記書換可能識別情報を特定し、
当該書換可能識別情報に対応する前記書換不可識別情報を、前記更新後の前記書換不可識別情報に変更する、管理方法。
9.上記8に記載の管理方法において、
前記コンピュータは、
前記更新前の書換不可識別情報に対応する前記表示装置に記憶されている前記書換可能識別情報を消去するための消去処理を行うとともに、前記更新後の書換不可識別情報に対応する前記表示装置に、前記消去された書換可能識別情報を書き込むための書込処理を行う第3更新処理を行う管理方法。
10.上記9に記載の管理方法において、
前記コンピュータは、
前記更新前の書換不可識別情報を有する前記表示装置と通信する第1通信と、
前記更新後の書換不可識別情報を有する前記表示装置と通信する第2通信と、
を行い、
前記第3更新処理において、前記第1通信によって前記消去処理を行うとともに、前記第2通信によって前記書込処理を行う、管理方法。
11.コンピュータに、商品棚に取り付けられる表示装置を管理する機能を持たせるプログラムであって、
前記表示装置は、当該表示装置に割り振られていて書き換え不可能な書換不可識別情報と、当該表示装置に割り振られていて書き換え可能な書換可能識別情報と、を記憶しており、
前記コンピュータに、
前記表示装置の状態を示す状態情報、前記書換不可識別情報、及び前記書換可能識別情報を互いに対応付けて記憶する装置識別情報記憶手段を更新する第1更新機能と、
前記書換可能識別情報を、商品識別情報に対応付けて記憶する商品識別情報記憶手段を更新する第2更新機能と、
商品に関する情報である商品情報を前記表示装置に表示させる際、前記商品識別情報記憶手段において当該商品の前記商品識別情報に対応する前記書換可能識別情報を特定し、当該書換可能識別情報に対応する前記表示装置に前記商品情報を表示させるための処理を行う表示処理機能と、
を持たせるプログラム。
12.上記11に記載のプログラムにおいて、
前記表示装置は電池を内蔵しており、
前記状態情報は、前記表示装置の累積稼働時間、前記電池を交換した後の前記表示装置の累積稼働時間、前記表示装置の通信回数、及び前記電池の残量の少なくとも一つを含む、プログラム。
13.上記11又は12に記載のプログラムにおいて、
前記装置識別情報記憶手段において前記書換可能識別情報に対応している前記書換不可識別情報が新たな前記書換不可識別情報に更新される場合、前記第1更新機能は、
更新前の前記書換不可識別情報及び更新後の前記書換不可識別情報を取得し、
前記装置識別情報記憶手段において、前記更新前の書換不可識別情報に対応している前記書換可能識別情報を特定し、
当該書換可能識別情報に対応する前記書換不可識別情報を、前記更新後の前記書換不可識別情報に変更する、プログラム。
14.上記13に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記更新前の書換不可識別情報に対応する前記表示装置に記憶されている前記書換可能識別情報を消去するための消去処理を行うとともに、前記更新後の書換不可識別情報に対応する前記表示装置に、前記消去された書換可能識別情報を書き込むための書込処理を行う第3更新機能を持たせるプログラム。
15.上記14に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記更新前の書換不可識別情報を有する前記表示装置と通信する第1通信機能と、
前記更新後の書換不可識別情報を有する前記表示装置と通信する第2通信機能と、
を持たせ、
前記第3更新機能は、前記第1通信機能を用いて前記消去処理を行うとともに、前記第2通信機能を用いて前記書込処理を行う、プログラム。
【符号の説明】
【0066】
10 管理装置
20 表示装置
30 商品棚
110 第1更新部
120 第2更新部
130 表示処理部
140 装置識別情報記憶部
150 商品識別情報記憶部
160 商品情報記憶部
170 第3更新部
180 更新情報取得部
182 第1載置領域
184 第2載置領域
186 第1通信部
188 第2通信部