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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-02
(45)【発行日】2024-12-10
(54)【発明の名称】データ受信方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/1273 20230101AFI20241203BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20241203BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20241203BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20241203BHJP
【ＦＩ】
H04W72/1273
H04W72/0446
H04W28/04 110
H04W72/232
【請求項の数】
18
(21)【出願番号】P 2023520399
(86)(22)【出願日】2020-10-15
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-25
(86)【国際出願番号】 CN2020121332
(87)【国際公開番号】W WO2022077407
(87)【国際公開日】2022-04-21
【審査請求日】2023-04-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】ジアン・チンイェヌ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・レイ
(72)【発明者】
【氏名】チェヌ・ジョ
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第２０２０／１８８６４４（ＷＯ，Ａ１）
【文献】米国特許出願公開第２０１９／０３６３８４０（ＵＳ，Ａ１）
【文献】国際公開第２０２０／０９６４３８（ＷＯ，Ａ１）
【文献】NTT DOCOMO, INC，Remaining issues on multi-TRP/panel transmission，3GPP TSG RAN WG1#102-e R1-2006700，フランス，3GPP，2020年08月07日
【文献】CATT，Remaining issues on UCI enhancements，3GPP TSG RAN WG1#101-e R1-2003621，フランス，3GPP，2020年05月16日
【文献】Spreadtrum Communications，Discussion on Multi-TRP transmission，3GPP TSG RAN WG1#98b R1-1910023，フランス，3GPP，2019年10月01日
【文献】Huawei, HiSilicon，Enhancements on multi-TRP/panel transmission，3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1901 R1-1900017，フランス，3GPP，2019年01月12日
【文献】Ericsson，On remaining issues of GC-PDCCH，3GPP TSG RAN WG1#92b R1-1805179，フランス，3GPP，2018年04月07日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｈ０４Ｂ ７／２４ － ７／２６
Ｈ０４Ｗ ４／００ － ９９／００
３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１－４
ＳＡ ＷＧ１－４
ＣＴ ＷＧ１、４
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置に適用されるデータ受信装置であって、複数の物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信する第１の受信部であって、前記ＤＣＩは、スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、第１の受信部と、
前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのうちの上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨを受信し、且つ／或いは、前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのうちの上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複するＰＤＳＣＨを受信しない第２の受信部と、を含み、
前記ＤＣＩにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、ｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｍｏｍ又はｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＤｅｄｉｃａｔｅｄにより示されるＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨのうちの１番目のＰＤＳＣＨに適用され、前記ＨＡＲＱプロセス識別子はスケジューリング順序に従って後続の各ＰＤＳＣＨについて１ずつ増分されると共に、対応するセルについてＨＡＲＱプロセスの数のモジュロ演算が適用され、
少なくとも１つのシンボルがｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｍｏｍ又はｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＤｅｄｉｃａｔｅｄにより示されるＵＬシンボルと重複する場合、ＨＡＲＱプロセス識別子は、受信されないＰＤＳＣＨについて増分されない、装置。
【請求項2】
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、前記上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨのうちの１つのＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、請求項１に記載の装置。
【請求項3】
前記１つのＰＤＳＣＨは、前記上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、請求項２に記載の装置。
【請求項4】
前記第４の情報フィールドに基づいて前記上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する第１の決定部、をさらに含む、請求項２に記載の装置。
【請求項5】
前記端末装置の物理層において前記上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する第１の報告部、をさらに含む、請求項２に記載の装置。
【請求項6】
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのうちの１つのＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、請求項１に記載の装置。
【請求項7】
前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのうちの前記１つのＰＤＳＣＨは、前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、請求項６に記載の装置。
【請求項8】
前記第４の情報フィールドに基づいて前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する第２の決定部、をさらに含む、請求項６に記載の装置。
【請求項9】
前記端末装置の物理層において前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子のうちの無効なＨＡＲＱプロセス識別子を上位層に報告する第２の報告部、をさらに含む、請求項１に記載の装置。
【請求項10】
インデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する第１の送信部であって、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのうちの最後のＰＤＳＣＨの終了スロットである、第１の送信部、をさらに含む、請求項１に記載の装置。
【請求項11】
インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのうちの最後のＰＤＳＣＨの終了スロットであり、前記第１の送信部は、半静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、請求項１０に記載の装置。
【請求項12】
インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨのうちの最後のＰＤＳＣＨの終了スロットであり、前記第１の送信部は、動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、請求項１０に記載の装置。
【請求項13】
前記第１の送信部は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、前記上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨのうちの最後のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は前記上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、請求項１０に記載の装置。
【請求項14】
少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信する第３の受信部であって、前記第１の情報要素は、少なくとも１つの第２の情報要素を含む、第３の受信部、をさらに含み、前記第１の情報フィールドの値は、前記第１の構成情報における１つの第１の情報要素に対応し、前記１つの第１の情報要素は、前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨと前記ＤＣＩを搬送するＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために用いられる、請求項１に記載の装置。
【請求項15】
少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信する第４の受信部であって、前記第１の情報要素は、第１の数の情報を含み、前記第１の数は、前記第１の情報要素に対応する前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨの数を示す、受信部、をさらに含む、請求項１に記載の装置。
【請求項16】
前記ＤＣＩは、ＲＶを示す第２の情報フィールド及び／又はＮＤＩを示す第３の情報フィールドをさらに含み、前記第２の情報フィールド及び／又は前記第３の情報フィールドのサイズは、第２の数に関連し、前記第２の数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に対応する前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨの数のうちの最大数である、請求項１５に記載の装置。
【請求項17】
前記最大数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる第２の情報要素の数のうちの最大数、又は前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる前記第１の数のうちの最大数である、請求項１６に記載の装置。
【請求項18】
ネットワーク装置に適用されるデータ送信装置であって、複数の物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を端末装置に送信する第３の送信部であって、前記ＤＣＩは、スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、第３の送信部と、
前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのうちの上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨを前記端末装置に送信し、且つ／或いは、前記スケジューリングされた複数のＰＤＳＣＨのうちの上位層パラメータにより構成されたＵＬシンボルと重複するＰＤＳＣＨを前記端末装置に送信しない第４の送信部と、を含み、
前記ＤＣＩにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、ｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｍｏｍ又はｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＤｅｄｉｃａｔｅｄにより示されるＵＬシンボルと重複しないＰＤＳＣＨのうちの１番目のＰＤＳＣＨに適用され、前記ＨＡＲＱプロセス識別子はスケジューリング順序に従って後続の各ＰＤＳＣＨについて１ずつ増分されると共に、対応するセルについてＨＡＲＱプロセスの数のモジュロ演算が適用され、
少なくとも１つのシンボルがｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｍｏｍ又はｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＤｅｄｉｃａｔｅｄにより示されるＵＬシンボルと重複する場合、ＨＡＲＱプロセス識別子は、送信されないＰＤＳＣＨについて増分されない、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、通信技術の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
物理ダウンリンク共有チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＤＳＣＨ）は、無線通信システムにおけるダウンリンクデータを搬送するための物理ダウンリンクチャネルの一種である。ＰＤＳＣＨは、ダウンリンク制御情報（ｄｏｗｎｌｉｎｋ ｃｏｎｔｒｏｌ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ：ＤＣＩ）によりスケジューリングされてもよい。ＰＤＳＣＨをスケジューリングするためのＤＣＩには、少なくとも該ＰＤＳＣＨのリソースを示す情報が含まれる。現在の新しい無線（ｎｅｗ ｒａｄｉｏ：ＮＲ）システムでは、例えばＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ １＿０、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ １＿１、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ １＿２などのようなＰＤＳＣＨをスケジューリングするための複数のＤＣＩフォーマット（ｆｏｒｍａｔ）が定義されており、異なるＤＣＩ ｆｏｒｍａｔのＤＣＩは、異なるスケジューリング要求を満たすために、異なる特定の情報及び／又はサイズを含む。なお、背景技術に関する上記の説明は、単なる本発明の構成をより明確、完全に説明するためのものであり、当業者を理解させるために説明するものである。これらの構成が本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知の技術であると解釈してはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在のＮＲシステムでは、１つのＤＣＩで１つのＰＤＳＣＨのみをスケジューリングできる。本発明の発明者の発見により、場合によっては、このようなスケジューリング方式は、端末装置にとってＤＣＩ（ＰＤＣＣＨ）監視の負荷が高いため、装置の複雑さ及び消費電力も高くなるという問題がある。
【0004】
例えば、ＮＲシステムがより高い周波数（５２．６ＧＨｚ以上）で動作することをどのようにサポートするかが現在検討されており、より高い周波数でのデータ伝送は、より深刻な位相雑音などの問題に直面することになる。従って、位相雑音などの問題を克服するために、より高い周波数でのデータ伝送をサポートするために、より大きなサブキャリア間隔（ｅ．ｇ． ２４０ｋＨｚ、４８０ｋＨｚ、９６０ｋＨｚなど）を採用することが必要とされる場合があり、一方、より大きなサブキャリア間隔は、より短いシンボル長を意味する。ＮＲの現在のフレーム構造設計（１つのスロットには、１４個のシンボルが含まれている）をそのまま利用すれば、より大きなサブキャリア間隔は、より短いスロット長を意味する。一方、端末装置（ＵＥ）が各スロット内に少なくとも１つのＰＤＳＣＨを受信することをサポートするために、上記のスケジューリング方式を採用する場合、ＵＥは、各スロットでＤＣＩを監視する必要がある。このように、上記のより大きなサブキャリア間隔を採用する場合、スロット長が短くなるため、ＵＥの単位時間あたりのＤＣＩ監視回数が増加する。言い換えれば、ＵＥのＤＣＩ監視の負荷が増加し、ＵＥの実現複雑さと消費電力が増加してしまう。
【0005】
上記の問題の少なくとも１つを鑑み、本発明の実施例は、データ受信方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例の１つの態様では、端末装置に適用されるデータ受信装置であって、物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信する第１の受信部であって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、第１の受信部と、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを受信する第２の受信部と、を含む、装置を提供する。
【0007】
本発明の実施例のもう１つの態様では、ネットワーク装置に適用されるデータ送信装置であって、物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を端末装置に送信する第３の送信部であって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、第３の送信部と、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを前記端末装置に送信する第４の送信部と、を含む、装置を提供する。
【0008】
本発明の実施例の有利な効果の１つは以下の通りである。１つのＤＣＩによって複数のＰＤＳＣＨをスケジューリングすることができるため、端末装置のＤＣＩ監視の負担を軽減し、電力消費及び複雑さを低減することができる。
【0009】
下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる方式が示される。なお、本発明の実施例の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施例は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
【0010】
１つの実施形態に記載された特徴及び／又は示された特徴は、同一又は類似の方式で１つ又はさらに多くの他の実施形態で用いられてもよいし、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよいし、他の実施形態における特徴に代わってもよい。
【0011】
なお、本文では、用語「含む／有する」は、特徴、部材、ステップ又は構成要件が存在することを意味し、一つ又は複数の他の特徴、部材、ステップ又は構成要件の存在又は付加を排除しない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本発明の実施例の１つの図面及び１つの実施形態に記載された要素及び特徴は、１つ又はさらに多くの図面又は実施形態に示された要素及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は複数の図面における対応する素子を示し、１つ以上の実施形態に用いられる対応素子を示してもよい。
【図1】本発明の実施例の通信システムの概略図である。
【図2】本発明の実施例のデータ受信方法の１つの概略図である。
【図6A】本発明の実施例の少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子の概略図である。
【図6B】本発明の実施例の少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子の概略図である。
【図8】本発明の実施例のデータ送信方法のもう１つの概略図である。
【図9】本発明の実施例のデータ受信装置の１つの概略図である。
【図10】本発明の実施例のデータ送信装置のもう１つの概略図である。
【図11】本発明の実施例のネットワーク装置の概略図である。
【図12】本発明の実施例の端末装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の上記及び他の特徴は以下の説明により明らかになる。明細書及び図面において、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる実施形態の一部が示される。なお、本発明は説明される実施形態に限定されない。本発明は、添付される特許請求の範囲内の全ての変更されたもの、変形されたもの及び均等的なものを含む。以下は、図面を参照しながら本発明の各実施形態を説明する。これらの実施形態は単なる例示的なものであり、本発明を制限するものではない。
【0014】
本発明の実施例では、用語「第１」、「第２」などは、タイトルで異なる要素を区別するために用いられるが、これらの要素の空間的配列又は時間的順序などを表すものではなく、これらの要素はこれらの用語に制限されない。用語「及び／又は」は、関連するリストに列挙された用語の１つ又は複数のうち何れか１つ及び全ての組み合わせを含む。用語「含む」、「包括する」、「有する」などは、列挙された特徴、要素、素子又は構成部材の存在を意味するが、１つ又は複数の他の特徴、要素、素子又は構成部材の存在又は追加を排除するものではない。
【0015】
本発明の実施例では、単数形の「１つ」、「該」などは複数形を含み、「１種類」又は「１類」と広義的に理解されるべきであり、「１個」に限定されない。また、用語「前記」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、単数形及び複数形両方を含むと理解されるべきである。また、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、用語「に記載の」は「少なくとも一部に記載の」と理解されるべきであり、用語「に基づいて」は「少なくとも一部に基づいて」と理解されるべきである。
【0016】
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は、例えばロングタームエボリューション（ＬＴＥ：Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）、進化したロングタームエボリューション（ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ）、広帯域符号分割多元接続（ＷＣＤＭＡ(登録商標)：Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ）、高速パケットアクセス（ＨＳＰＡ：Ｈｉｇｈ－Ｓｐｅｅｄ Ｐａｃｋｅｔ Ａｃｃｅｓｓ）などの任意の通信規格に適合するネットワークを意味してもよい。
【0017】
また、通信システムにおける装置間の通信は、任意の段階の通信プロトコルに従って行われてもよく、該通信プロトコルは、例えば１Ｇ（ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）、２Ｇ、２．５Ｇ、２．７５Ｇ、３Ｇ、４Ｇ、４．５Ｇ、及び５Ｇ、新しい無線（ＮＲ：Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ）等、及び／又は現在の既知の他の通信プロトコル若しくは将来開発される他の通信プロトコルを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0018】
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は、例えば通信システムに端末装置をアクセスさせて該端末装置にサービスを提供する通信システム内の装置を意味する。ネットワーク装置は、基地局（ＢＳ：Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセスポイント（ＡＰ：Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ）、送受信ポイント（ＴＲＰ：Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ Ｐｏｉｎｔ）、ブロードキャスト送信機、モビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ：Ｍｏｂｉｌｅ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｅｎｔｉｔｙ）、ゲートウェイ、サーバ、無線ネットワークコントローラ（ＲＮＣ：Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）、基地局コントローラ（ＢＳＣ：Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）などを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0019】
そのうち、基地局は、ノードＢ（ＮｏｄｅＢ又はＮＢ）、進化ノードＢ（ｅＮｏｄｅＢ又はｅＮＢ）、及び５Ｇ基地局（ｇＮＢ）など、並びにリモート無線ヘッド（ＲＲＨ：Ｒｅｍｏｔｅ Ｒａｄｉｏ Ｈｅａｄ）、リモート無線ユニット（ＲＲＵ：Ｒｅｍｏｔｅ Ｒａｄｉｏ Ｕｎｉｔ）、中継装置（ｒｅｌａｙ）又は低電力ノード（例えばｆｅｍｔｏ、ｐｉｃｏなど）を含んでもよいが、これらに限定されない。また、用語「基地局」はそれらの機能の一部又は全てを含んでもよく、各基地局は特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供してもよい。用語「セル」は、該用語が使用されるコンテキストに応じて、基地局及び／又はそのカバレッジエリアを意味してもよい。
【0020】
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」（ＵＥ：Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）又は用語「端末装置」（ＴＥ：Ｔｅｒｍｉｎａｌ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ又はＴｅｒｍｉｎａｌ Ｄｅｖｉｃｅ）は、例えばネットワーク装置を介して通信ネットワークにアクセスし、ネットワークサービスを受ける装置を意味する。端末装置は、固定的なもの又は移動的なものであってもよく、移動局（ＭＳ：Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、端末、加入者ステーション（ＳＳ：Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセス端末（ＡＴ：Ａｃｃｅｓｓ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）、ステーションなどと称されてもよい。
【0021】
そのうち、端末装置は、携帯電話（Ｃｅｌｌｕｌａｒ Ｐｈｏｎｅ）、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ：Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）、無線変復調装置、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0022】
例えば、モノのインターネット（ＩｏＴ：Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ Ｔｈｉｎｇｓ）などのシナリオでは、ユーザ装置は、監視又は測定を行う機器又は装置であってもよく、例えばマシンタイプ通信（ＭＴＣ：Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）端末、車載通信端末、デバイスツーデバイス（Ｄ２Ｄ：Ｄｅｖｉｃｅ ｔｏ Ｄｅｖｉｃｅ）端末、マシンツーマシン（Ｍ２Ｍ：Ｍａｃｈｉｎｅ ｔｏ Ｍａｃｈｉｎｅ）端末などを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0023】
さらに、用語「ネットワーク側」又は「ネットワーク装置側」は、ネットワークの側を意味し、基地局であってもよいし、上記の１つ又は複数のネットワーク装置を含んでもよい。用語「ユーザ側」又は「端末側」又は「端末装置側」は、ユーザ又は端末の側を意味し、ＵＥであってもよいし、上記の１つ又は複数の端末装置を含んでもよい。本明細書では、特に指定されていない限り、「装置」は、ネットワーク装置を意味してもよいし、端末装置を意味してもよい。
【0024】
さらに、「ネットワーク側」又は「ネットワーク装置側」という用語は、ネットワークの側を意味し、基地局又はコアネットワーク装置であってもよいし、上記のような１つ又は複数のネットワーク装置を含んでもよい。「ユーザ側」又は「端末側」又は「端末装置側」という用語は、ユーザ又は端末の側を意味し、１つのＵＥであってもよいし、上記のような１つ又は複数の端末装置を含んでもよい。本明細書では、特に明記されない限り、「装置」は、ネットワーク装置を意味してもよいし、端末装置を意味してもよい。
【0025】
以下の説明では、混同が生じない限り、「アップリンク制御信号」と「アップリンク制御情報（ＵＣＩ：Ｕｐｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）」又は「物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ：Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）」という用語は、互いに置き換えられてもよい。また、「アップリンクデータ信号」と「アップリンクデータ情報」又は「物理アップリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ：Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ）」という用語は、互いに置き換えられてもよい
「ダウン制御信号」及び「ダウンリンク制御情報（ＤＣＩ：Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）」又は「物理ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ：Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）」という用語は、互いに置き換えられてもよい。「ダウンデータシグナル」と「ダウンリンクデータ情報」又は「物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ：Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ）」という用語は互いに置き換えられてもよい。
「ダウン制御信号」及び「ダウンリンク制御情報（ＤＣＩ：Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）」又は「物理ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ：Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）」という用語は、互いに置き換えられてもよい。「ダウンデータシグナル」と「ダウンリンクデータ情報」又は「物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ：Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ）」という用語は互いに置き換えられてもよい。
【0026】
また、ＰＵＳＣＨの送信又は受信は、ＰＵＳＣＨにより搬送されるアップリンクデータの送信又は受信を意味し、ＰＵＣＣＨの送信又は受信は、ＰＵＣＣＨにより搬送されるアップリンク情報の送信又は受信を意味し（ｅ．ｇ． ＵＣＩ）、ＰＲＡＣＨの送信又は受信は、ＰＲＡＣＨにより搬送されるｐｒｅａｍｂｌｅの送信又は受信を意味してもよい。ＰＤＳＣＨの送信又は受信は、ＰＤＳＣＨにより搬送されるダウンリンクデータの送信又は受信を意味し、ＰＵＣＣＨの送信又は受信は、ＰＵＣＣＨにより搬送されるダウンリンク情報の送信又は受信を意味してもよい（ｅ．ｇ． ＤＣＩ）。
【0027】
本発明の実施例では、上位層シグナリングは、例えば、無線リソース制御（ＲＲＣ）シグナリングであってもよい。例えば、ＲＲＣメッセージ（ＲＲＣ ｍｅｓｓａｇｅ）と称され、例えば、マスター情報ブロック（ＭＩＢ）、システム情報（ｓｙｓｔｅｍ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）、専用ＲＲＣメッセージが含まれる。又は、ＲＲＣ情報要素（ＲＲＣ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｅｌｅｍｅｎｔ：ＲＲＣ ＩＥ）とも称される。上位層シグナリングは、例えば、媒体アクセス制御層（Ｍｅｄｉｕｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ：ＭＡＣ）シグナリングであってもよい。又は、ＭＡＣ制御要素（ＭＡＣ ｃｏｎｔｒｏｌ ｅｌｅｍｅｎｔ：ＭＡＣ ＣＥ）とも称される。なお、本発明はこれらに限定されない。
【0028】
以下は、一例を参照しながら本発明の実施例のシナリオを説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0029】
図１は、本発明の実施例の通信システムの概略図であり、ユーザ装置及びネットワーク装置の例を概略的に示している。図１に示すように、通信システム１００は、ネットワーク装置１０１及び端末装置１０２、１０３を含んでもよい。説明の便宜上、図１は、２つの端末装置及び１つのネットワーク装置を一例にして説明するが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0030】
本発明の実施例では、ネットワーク装置１０１と端末装置１０２、１０３との間では、既存のサービス又は将来に実装可能なサービスを行うことができる。例えば、これらのサービスは、拡張モバイルブロードバンド（ｅＭＢＢ：ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ）、大規模マシンタイプ通信（ｍＭＴＣ：ｍａｓｓｉｖｅ Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）及び高信頼性低遅延通信（ＵＲＬＬＣ：Ｕｌｔｒａ－Ｒｅｌｉａｂｌｅ ａｎｄ Ｌｏｗ－Ｌａｔｅｎｃｙ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）及び能力が低減された端末装置の関連通信などを含むが、これらに限定されない。
【0031】
なお、図１は、２つの端末装置１０２、１０３が何れもネットワーク装置１０１のカバレッジエリア内に位置することを示しているが、本発明はこれに限定されない。２つの端末装置１０２、１０３が何れもネットワーク装置１０１のカバレッジエリア内に位置しなくてもよいし、一方の端末装置１０２がネットワーク装置１０１のカバレッジエリア内に位置し、他方の端末装置１０３がネットワーク装置の１０１のカバレッジエリア外に位置してもよい。
【0032】
本発明の実施例では、異なるＰＤＳＣＨにより搬送される伝送ブロック（例えば、１つ又は２つの伝送ブロック）は異なるため、以下では、「複数のＰＤＳＣＨ」又は「少なくとも２つＰＤＳＣＨ」は、異なる伝送ブロックを搬送する異なるＰＤＳＣＨを意味する。より具体的には、異なるＰＤＳＣＨにより搬送される伝送ブロックは、異なるＨＡＲＱプロセスに対応し、ここで、異なるＨＡＲＱプロセスは、異なるＨＡＲＱプロセス識別子を有する。
【0033】
従来のスキームでは、１つのＤＣＩは１つのＰＤＳＣＨのみをスケジューリングでき、複数のＰＤＳＣＨをスケジューリングできない。一方、本発明の実施例は、１つのＤＣＩにより複数のＰＤＳＣＨをスケジューリングすることができる。ここで、各ＰＤＳＣＨは、異なる伝送ブロック（非重複）を搬送するため、端末装置のＤＣＩ監視の負担を軽減し、電力消費量及び複雑さを低減することができる。
【0034】
以下は、各実施例について説明する。
【0035】
＜実施例１＞
本発明の実施例は、データ受信方法を提供し、端末装置側から説明する。
本発明の実施例は、データ受信方法を提供し、端末装置側から説明する。
【0036】
【0037】
ステップ２０１：端末装置は、物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信する。該ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む。
【0038】
ステップ２０２：該端末装置は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを受信する。
【0039】
幾つかの態様では、ＰＤＳＣＨをスケジューリングするためのＤＣＩのＤＣＩフォーマット（ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ）は、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ １＿０、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ １＿１、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ １＿２、又は追加的に導入された新しいＤＣＩ ｆｏｒｍａｔなどであってもよく、本発明の実施例はこれらに限定されない。
【0040】
幾つかの態様では、ＰＤＳＣＨをスケジューリングするためのＤＣＩは、セル無線ネットワーク一時的識別子（Ｃｅｌｌ－ＲａｄｉｏＮｅｔｗｏｒｋＴｅｍｐｏｒａｒｙＩｄｅｎｔｉｆｉｅｒ：Ｃ－ＲＮＴＩ）、符号化変調方式Ｃ－ＲＮＴＩ（ＭＣＳ－Ｃ－ＲＮＴＩ）、構成スケジューリングＲＮＴＩ（ＣＳ－ＲＮＴＩ）、一時的Ｃ－ＲＮＴＩ（ＴＣ－ＲＮＴＩ）、システム情報ＲＮＴＩ（ＳＩ－ＲＮＴＩ）、ランダムアクセスＲＮＴＩ（ＲＡ－ＲＮＴＩ）、ＭｓｇＢ－ＲＮＴＩ、ページングＲＮＴＩ（Ｐ－ＲＮＴＩ）、又は追加的に導入された新しいＲＮＴＩなどによってスクランブルされてもよく、本発明の実施例はこれらに限定されない。
【0041】
幾つかの態様では、第１のＰＤＳＣＨは、該ＤＣＩにより示されるＰＤＳＣＨであり、示されるＰＤＳＣＨ（ｉｎｄｉｃａｔｅｄ ＰＤＳＣＨ）又は公称ＰＤＳＣＨ （ｎｏｍｉｎａｌ ＰＤＳＣＨ）とも称されてもよい。少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨ（以下、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨと略記する。ここで、Ｍは２以上である）の時間領域リソースは連続しているか又は不連続であり、異なる第１のＰＤＳＣＨの時間領域シンボルの数は同一であり、又は異なり、各第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、１つのスロットにあり、又は１つのスロットにないが、本発明の実施例はこれらに限定されない。
【0042】
幾つかの態様では、ネットワーク装置側は、上位層シグナリングによりＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨの時間領域関係リスト（ＰＤＳＣＨ時間領域リソースの割り当てリストとも称される）を構成してもよい。例えば、ネットワーク装置は、第１の構成情報を含むＲＲＣメッセージを送信し、該第１の構成情報は、少なくとも１つの第１の情報要素を含む。ここで、１つの第１の情報要素は、ＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨの時間領域関係を構成するために使用され、例えば、該第１の構成情報は、ＰＤＳＣＨ－ＴｉｍｅＤｏｍａｉｎＲｅｓｏｕｒｃｅＡｌｌｏｃａｔｉｏｎＬｉｓｔであり、該第１の情報要素は、ＰＤＳＣＨ－ＴｉｍｅＤｏｍａｉｎＲｅｓｏｕｒｃｅＡｌｌｏｃａｔｉｏｎであり、第１の構成情報は、例えば、ｐｄｓｃｈ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎ又はｐｄｓｃｈ－Ｃｏｎｆｉｇに含まれる。
【0043】
幾つかの態様では、該ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含み、該第１の情報フィールドは、例えば時間領域リソース割当（Ｔｉｍｅ ｄｏｍａｉｎ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ）フィールドであり、該第１の情報フィールドは、第５の数（Ｅ）個のビットを含み、該第５の数は、構成されてもよいし、事前定義されてもよく、本発明の実施例はこれらに限定されない。該第５の数個のビットに対応する１０進値は、該第１の情報フィールドの値であり、該第１の情報フィールドの値は、ＤＣＩが第１の情報フィールドにおける何番目の第１の情報要素を示すかを表すために使用される。例えば、該第１の情報フィールドの値は０であり、該第１の情報フィールドにおける１番目の第１の情報要素を示すために使用され、該第１の情報フィールドの値は１であり、該第１の情報フィールドにおける２番目の第１の情報要素を示すために使用され、他の場合は同様であり、ここでその例の説明を省略する。
【0044】
以下では、第１の情報フィールド及び第１の構成情報に基づいて、示された少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨを決定する方法についてさらに説明する。
【0045】
幾つかの態様では、上記の第１の情報フィールドが少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すために使用される場合、第１の情報フィールドの値は、１つの第１の情報要素に対応し、該１つの第１の情報要素は、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨとＤＣＩを搬送するためのＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために使用される。
【0046】
幾つかの態様では、第１の情報要素は、第４の数（Ｄ）個の情報（ｅ．ｇ． ｎｒＯｆＳｌｏｔｓ）を含んでもよく、該第４の数は、第１の情報要素に対応するスロットの数を表す。この第１の情報フィールドの値は、１つの第１の情報要素に対応し、該１つの第１の情報要素は、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨとＤＣＩを搬送するためのＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために使用され、この第１の情報要素に含まれる第４の数Ｄは、上記Ｍである。
【0047】
上記の態様では、第１の情報要素は、ＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセット（Ｋ０）を構成するための情報（ｅ．ｇ． ｋ０）を含む。例えば、ｋ０は、Ｄ個の第１のＰＤＳＣＨの開始時間領域位置とＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセット、即ち、Ｄ個の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセットを示す。例えば、上述のＤＣＩを搬送するために使用されるＰＤＣＣＨがスロットｎで送信されると仮定すると、Ｄ個の第１のＰＤＳＣＨの開始時間領域位置は、スロットｎ＋Ｋ０で送信され、即ち、Ｄ個の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のＰＤＳＣＨがスロットｎ＋Ｋ０で送信される。また、第１の情報要素は、ＰＤＳＣＨマッピングタイプを構成するための情報（ｅ．ｇ． ｍａｐｐｉｎｇＴｙｐｅ）、及び／又は、ＰＤＳＣＨの時間領域リソースを構成するための（即ち、ＰＤＳＣＨのシンボル、ｅ．ｇ．ＰＤＳＣＨの開始シンボルと長さ（ＳＬＩＶ）を含む）情報（ｅ．ｇ． ｓｔａｒｔＳｙｍｂｏｌＡｎｄＬｅｎｇｔｈ）をさらに含んでもよく、同一のＰＤＳＣＨマッピングタイプ及び開始シンボルと長さを適用して、Ｄ個の第１のＰＤＳＣＨ時間領域リソースを決定してもよい。
【0048】
例えば、この第１の構成情報は、抽象構文ＡＳＮ．１データ形式を使用して次のように表されてもよい。
PDSCH-TimeDomainResourceAllocationList
::= SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofDL-Allocations)) OF
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
::= SEQUENCE {
k0
INTEGER(0..32)
mappingType
ENUMERATED {typeA, typeB}
startSymbolAndLength
INTEGER
(0..127)
nrOfSlots INTEGER(1..8)
幾つかの態様では、第１の情報要素は、第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数を表す第１の数（Ａ）を構成するための情報（ｅ．ｇ． ｎｒＯｆＰＤＳＣＨｓ）を含んでもよい。この第１の情報フィールドが少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すために使用される場合、第１の情報フィールドの値は、１つの第１の情報要素に対応し、該１つの第１の情報要素は、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨとＤＣＩを搬送するためのＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために使用され、該１つの第１の情報要素に含まれる第１の数Ａは、上記のＭである。
PDSCH-TimeDomainResourceAllocationList
::= SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofDL-Allocations)) OF
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
::= SEQUENCE {
k0
INTEGER(0..32)
mappingType
ENUMERATED {typeA, typeB}
startSymbolAndLength
INTEGER
(0..127)
nrOfSlots INTEGER(1..8)
幾つかの態様では、第１の情報要素は、第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数を表す第１の数（Ａ）を構成するための情報（ｅ．ｇ． ｎｒＯｆＰＤＳＣＨｓ）を含んでもよい。この第１の情報フィールドが少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すために使用される場合、第１の情報フィールドの値は、１つの第１の情報要素に対応し、該１つの第１の情報要素は、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨとＤＣＩを搬送するためのＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために使用され、該１つの第１の情報要素に含まれる第１の数Ａは、上記のＭである。
【0049】
上記の態様では、第１の情報要素は、ＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセット（Ｋ０）を構成するための情報（ｅ．ｇ． ｋ０）を含む。例えば、ｋ０は、Ａ個の第１のＰＤＳＣＨの開始時間領域位置とＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセット、即ち、Ａ個の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセットを示す。例えば、上記のＤＣＩを搬送するためのＰＤＣＣＨがスロットｎで送信されると仮定すると、Ａ個の第１のＰＤＳＣＨの開始時間領域位置は、スロットｎ＋Ｋ０で送信され、即ち、Ａ個の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のＰＤＳＣＨがスロットｎ＋Ｋ０で送信される。まｔ、第１の情報要素は、ＰＤＳＣＨマッピングタイプを構成するための情報（ｅ．ｇ． ｍａｐｐｉｎｇＴｙｐｅ）及び／又はＰＤＳＣＨの時間領域リソース（即ち、ＰＤＳＣＨのシンボル、ｅ．ｇ．ＰＤＳＣＨの開始シンボルと長さ（ＳＬＩＶ）が含まれる）を構成するための情報（ｅ．ｇ． ｓｔａｒｔＳｙｍｂｏｌＡｎｄＬｅｎｇｔｈ）を含んでもよい。例えば、第１の構成情報は、抽象構文を使用してＡＳＮ．１データフォーマットを次のように表してもよい。
PDSCH-TimeDomainResourceAllocationList
::= SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofDL-Allocations)) OF
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
::= SEQUENCE {
k0
INTEGER(0..32)
mappingType
ENUMERATED {typeA,
typeB}
startSymbolAndLength
INTEGER
(0..127)
nrOfPDSCHs INTEGER(1..8)
ここで、ＳＥＱＵＥＮＣＥは対応する情報の順序集合を表し、ＳＩＺＥは対応するＳＥＱＵＥＮＣＥ集合における要素の数を表し、ＩＮＴＥＧＥＲ（）とＥＮＵＭＥＲＡＴＥＤ（）は対応する情報の値のタイプと値の範囲を表し、具体的にはＡＳＮ．１文法を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
PDSCH-TimeDomainResourceAllocationList
::= SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofDL-Allocations)) OF
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
::= SEQUENCE {
k0
INTEGER(0..32)
mappingType
ENUMERATED {typeA,
typeB}
startSymbolAndLength
INTEGER
(0..127)
nrOfPDSCHs INTEGER(1..8)
ここで、ＳＥＱＵＥＮＣＥは対応する情報の順序集合を表し、ＳＩＺＥは対応するＳＥＱＵＥＮＣＥ集合における要素の数を表し、ＩＮＴＥＧＥＲ（）とＥＮＵＭＥＲＡＴＥＤ（）は対応する情報の値のタイプと値の範囲を表し、具体的にはＡＳＮ．１文法を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
【0050】
上記の態様では、同一のＰＤＳＣＨマッピングタイプ及び開始シンボルと長さを適用して、Ａ個の第１のＰＤＳＣＨ時間領域リソースを決定してもよい。或いは、ＰＤＳＣＨマッピングタイプ及び開始シンボルと長さを適用して、上述のＡ個の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目の第１のＰＤＳＣＨ時間領域リソースを決定し、残りの（Ａ－１）個の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、該１番目の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースと同一の長さであり、連続するシンボルに順次マッピングされる。
【0051】
図３Ａ～図３Ｃは、Ｍ（図ではＭ＝４とする）個の第１のＰＤＳＣＨの時間領域位置の概略図である。図３Ａに示すように、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨは、同一のＰＤＳＣＨマッピングタイプ及び開始シンボルと長さ構成を適用し、例えば、同一の時間領域長を有し、且つ時間領域で連続する。また、１つの第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースが１つのスロットにある。図３Ｂに示すように、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨは、同一のＰＤＳＣＨマッピングタイプ及び開始シンボルと長さ構成を適用し、例えば、同一の時間領域長であり、時間領域で不連続であり、他の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースが１つのスロットにある。図３Ｃに示すように、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものは、ＰＤＳＣＨマッピングタイプ及び開始シンボルと長さ構成を適用し、残りの第１のＰＤＳＣＨは、該１番目の第１のＰＤＳＣＨの時間領域の長さと同一であり、連続したシンボルに順次マッピングされ、即ち、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨの時間領域の長さは同一であり、時間領域で連続しているが、１つの第１のＰＤＳＣＨは１つのスロットにあり、又は１つのスロットにない。
【0052】
幾つかの態様では、第１の情報要素は、ＰＤＳＣＨの時間領域リソース（即ち、ＰＤＳＣＨのシンボル、ｅ．ｇ．ＰＤＳＣＨの開始シンボルと長さ（ＳＬＩＶ）が含まる）を構成するための少なくとも１つの第２の情報要素（ｅ．ｇ．ＰＤＳＣＨ－Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ又はｓｔａｒｔＳｙｍｂｏｌＡｎｄＬｅｎｇｔｈ）を含んでもよい。各第１の情報要素に含まれる第２の情報要素の数は、同一であり、或いは異なる。言い換えれば、第１の情報要素は、多くとも第１の所定値（ｅ．ｇ． ｍａｘＮｒｏｆＭｕｌｔｉｐｌｅＰＤＳＣＨｓ）個の第２の情報要素を含んでもよく、該第１の所定値は、事前に定義され、且つ１より大きい。第２の情報要素は、１つのＰＤＳＣＨの時間領域リソースを構成するために使用される。該第１の情報フィールドの値は、１つの第１の情報要素に対応する。該第１の情報要素は、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨとＤＣＩを搬送するためのＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために使用され、即ち、第１の情報要素は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第２の情報要素を含み、各第２の情報要素は、１つの第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースをそれぞれ構成するために使用される。
【0053】
上記の態様では、第２の情報要素は、ＰＤＳＣＨマッピングタイプ（ｍａｐｐｉｎｇＴｙｐｅ）と、開始シンボル及び長さ（ｓｔａｒｔＳｙｍｂｏｌＡｎｄＬｅｎｇｔｈ）構成とを含む。即ち、各第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、それぞれの（それに対応する第２情報要素における）ＰＤＳＣＨマッピングタイプと、開始シンボル及び長さ構成とを適用して決定される。例えば、この第１の構成情報は、抽象構文ＡＳＮ．１を使用してデータ形式を次のように表してもよい。
PDSCH-TimeDomainResourceAllocationList
::= SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofDL-Allocations)) OF
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
::= SEQUENCE {
k0
INTEGER(0..32)
pdschAllocationList
SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofMultiplePDSCHs)) OF PDSCH-Allocation,
...
}
PDSCH-Allocation
::= SEQUENCE {
mappingType
ENUMERATED {typeA, typeB}
startSymbolAndLength
INTEGER
(0..127)
...
}
或いは、第２の情報要素は、開始シンボル及び長さ構成（ｓｔａｒｔＳｙｍｂｏｌＡｎｄＬｅｎｇｔｈ）を含み、、第１の情報要素は、ＰＤＳＣＨマッピングタイプ構成（ｍａｐｐｉｎｇＴｙｐｅ）を含む。即ち、各第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、それぞれの（それに対応する第２情報要素における）開始シンボル及び長さ構成を適用するが、同一のＰＤＳＣＨマッピングタイプ構成を適用して決定される。例えば、第１の構成情報は、抽象構文ＡＳＮ．１を使用してデータ形式を以下のように表してもよい。
PDSCH-TimeDomainResourceAllocationList
::= SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofDL-Allocations)) OF
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
::= SEQUENCE {
k0
INTEGER(0..32)
mappingType
ENUMERATED {typeA,
typeB}
pdschAllocationList
SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofMultiplePDSCHs)) OF PDSCH-Allocation,
...
}
PDSCH-Allocation
::= SEQUENCE {
startSymbolAndLength
INTEGER
(0..127)
...
}of
図４Ａ～図４Ｂは、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨの時間領域位置の概略図である。図４Ａに示すように、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨ時間領域リソースは、それぞれのＰＤＳＣＨマッピングタイプ構成、並びに開始シンボル及び長さ構成を適用して決定される。例えば、時間領域長は、同一であってもよいし、異なっていてもよく、時間領域で連続してもよいし、不連続であってもよく、他の第１のＰＤＳＣＨ時間領域リソースは、１つのスロットにある。図４Ｂに示すように、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、同一のＰＤＳＣＨマッピングタイプ構成を適用するが、それぞれの開始シンボル及び長さ構成を適用する。例えば、時間領域の長さが同一であってもよいし、異なっていてもよく、時間領域で連続しており、他の第１のＰＤＳＣＨ時間領域リソースが１つのスロットにある。
PDSCH-TimeDomainResourceAllocationList
::= SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofDL-Allocations)) OF
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
::= SEQUENCE {
k0
INTEGER(0..32)
pdschAllocationList
SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofMultiplePDSCHs)) OF PDSCH-Allocation,
...
}
PDSCH-Allocation
::= SEQUENCE {
mappingType
ENUMERATED {typeA, typeB}
startSymbolAndLength
INTEGER
(0..127)
...
}
或いは、第２の情報要素は、開始シンボル及び長さ構成（ｓｔａｒｔＳｙｍｂｏｌＡｎｄＬｅｎｇｔｈ）を含み、、第１の情報要素は、ＰＤＳＣＨマッピングタイプ構成（ｍａｐｐｉｎｇＴｙｐｅ）を含む。即ち、各第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、それぞれの（それに対応する第２情報要素における）開始シンボル及び長さ構成を適用するが、同一のＰＤＳＣＨマッピングタイプ構成を適用して決定される。例えば、第１の構成情報は、抽象構文ＡＳＮ．１を使用してデータ形式を以下のように表してもよい。
PDSCH-TimeDomainResourceAllocationList
::= SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofDL-Allocations)) OF
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
PDSCH-TimeDomainResourceAllocation
::= SEQUENCE {
k0
INTEGER(0..32)
mappingType
ENUMERATED {typeA,
typeB}
pdschAllocationList
SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofMultiplePDSCHs)) OF PDSCH-Allocation,
...
}
PDSCH-Allocation
::= SEQUENCE {
startSymbolAndLength
INTEGER
(0..127)
...
}of
図４Ａ～図４Ｂは、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨの時間領域位置の概略図である。図４Ａに示すように、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨ時間領域リソースは、それぞれのＰＤＳＣＨマッピングタイプ構成、並びに開始シンボル及び長さ構成を適用して決定される。例えば、時間領域長は、同一であってもよいし、異なっていてもよく、時間領域で連続してもよいし、不連続であってもよく、他の第１のＰＤＳＣＨ時間領域リソースは、１つのスロットにある。図４Ｂに示すように、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、同一のＰＤＳＣＨマッピングタイプ構成を適用するが、それぞれの開始シンボル及び長さ構成を適用する。例えば、時間領域の長さが同一であってもよいし、異なっていてもよく、時間領域で連続しており、他の第１のＰＤＳＣＨ時間領域リソースが１つのスロットにある。
【0054】
幾つかの態様では、ネットワーク装置は、上位層シグナリングによって複数のＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセット値（Ｋ０）を構成してもよく、即ち、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、それぞれの（Ｋ０）情報を適用してそれぞれが所在するスロットを決定する。例えば、ＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセット（Ｋ０）の情報は、第２の情報要素に含まれてもよく、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、それぞれの（Ｋ０）情報を適用してそれぞれが所在するスロットを決定してもよいが、ここでその説明を省略する。
【0055】
以上は、ネットワーク装置側でＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨの時間領域関係リスト（ＰＤＳＣＨの時間領域リソース割り当てリスト）を上位層シグナリングによって構成する例を示しているが、本発明の実施例はこれに限定されず、例えば、予め定義されたＰＤＳＣＨとＰＤＣＣＨの時間領域関係リストを介して複数のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを構成してもよく、その１行の構成は、上述した１つの第１の情報要素の構成と同様であり、ここでその説明を省略する。
【0056】
以下は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを決定する方法についてさらに説明する。
【0057】
幾つかの態様では、第２のＰＤＳＣＨは、実際にスケジューリングされるＰＤＳＣＨ（ｅ．ｇ． ｓｃｈｅｄｕｌｅｄ ＰＤＳＣＨ、ａｃｔｕａｌ ＰＤＳＣＨ）であり、上記の第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨであり、Ｎ＝Ｍであり、Ｎ及びＭは両方とも２以上であり、言い換えれば、ＤＣＩによって示されるＭ個の第１のＰＤＳＣＨは、実際にスケジューリングされるＮ個の第２のＰＤＳＣＨである。
【0058】
幾つかの態様では、端末装置は、半静的に構成された伝送方向（即ち、伝送方向を半静的に構成するための情報）、構成されたＰＲＡＣＨリソース、アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報若しくは伝送方向を動的に構成する情報、構成された無効シンボル、又はクロススロットであるか否かのうちの少なくとも１つに基づいて、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを決定してもよい。以下は、それぞれについて説明する。
【0059】
幾つかの態様では、半静的構成は、基地局がセルレベル／ユーザ専用レベルの上位層シグナリングによって構成されることである。伝送方向を半静的に構成するための情報は、例えば、ｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｍｏｎ又はｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＤｅｄｉｃａｔｅｄであり、１つの時間ユニット（ｅ．ｇ．シンボル、スロット、サブフレーム）の伝送方向は、アップリンク（ｕｐｌｉｎｋ）、ダウンリンク（ｄｏｗｎｌｉｎｋ）、又はフレキシブル（ｆｌｅｘｉｂｌｅ）として半静的に構成されてもよい。ここで、アップリンク又はダウンリンクとして明示的に構成されていない時間ユニットは、フレキシブルとして構成される時間ユニットである。半静的に構成された伝送方向に基づいてＮ個の第２のＰＤＳＣＨを決定する際に、第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成されている場合（即ち、ダウンリンクを受信できないＰＤＳＣＨ）、第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨとされない。言い換えれば、端末装置は、第１のＰＤＳＣＨを受信しない。例えば、端末装置は、複数のスロットのうちの１つのスロット（１つのスロットで１つの第１のＰＤＳＣＨがあるとする）について、該スロットにおける上記のＤＣＩで示される第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成されている場合、端末装置は、該スロットにおける第１のＰＤＳＣＨを受信しない。図５Ａは、少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨの概略図である。図５Ａに示すように、図における２番目のスロットにおける第１のＰＤＳＣＨにおける１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成され、図における他のシンボルがアップリンクとして構成されず、第１のＰＤＳＣＨが第２のＰＤＳＣＨとして機能しないと仮定する。
【0060】
或いは、第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルが半静的にアップリンクとして構成されている場合、第２のＰＤＳＣＨは、第１のＰＤＳＣＨと１対１で対応し（Ｍ＝Ｎ）、かつ第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、それに対応する第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一又は異なる。例えば、１つの第１のＰＤＳＣＨに半静的に配置されるアップリンクシンボルが含まれ、該１つの第１のＰＤＳＣＨとその後の第１のＰＤＳＣＨは、時間領域で半静的にアップリンクシンボルに構成されていない時間領域で最も近い第１のＰＤＳＣＨが所在する時間領域位置に順延し、順延しない第１のＰＤＳＣＨと順延した第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする。図５Ｂは、少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨの概略図である。図５Ｂに示すように、図における２番目のスロットにおける第１のＰＤＳＣＨのあるシンボルが半静的にアップリンクとして構成され、図における他のシンボルがアップリンクとして半静的に構成されておらず、該第１のＰＤＳＣＨの開始位置を次のスロットの第１のＰＤＳＣＨの開始位置に順延し、該第１のＰＤＳＣＨの後のＰＤＳＣＨを同様な方式で順次に順延し、１番目のスロットの第１のＰＤＳＣＨ及び時間領域位置を調整した後の第１のＰＤＳＣＨを、少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨとする。
【0061】
或いは、該第１のＰＤＳＣＨの少なくとも一つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成されている場合、該第１のＰＤＳＣＨを該少なくとも一つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つ（Ｏ個）の第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとし、即ち、Ｎ＝Ｍ－１＋Ｏ。図５Ｃは、少なくとも一つの第２のＰＤＳＣＨの概略図である。図５Ｃに示すように、図における２番目のスロットにおける第１のＰＤＳＣＨのあるシンボルがアップリンクとして半静的に構成され、図における他のシンボルがアップリンクとして構成されておらず、該第１のＰＤＳＣＨをアップリンクシンボルを含まない２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割されていない第１のＰＤＳＣＨ及び該２つの第３のＰＤＳＣＨを少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨとする。
【0062】
幾つかの態様では、構成されたＰＲＡＣＨリソースに基づいてＮ個の第２のＰＤＳＣＨを決定する場合、第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルについてＰＲＡＣＨが構成され、且つ／或いは、第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルが構成されたＰＲＡＣＨの前の第３の数（この第３の数は、例えば事前定義される）個のシンボル（例えば、間隔シンボルと称される）のうちのシンボルであるとき、第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨとして機能しない。図５Ｄは、該少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨの概略図である。図５Ｄに示すように、図における２番目のスロットにおける第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルについてＰＲＡＣＨが構成され、且つ第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルが構成されたＰＲＡＣＨの前の第３の数（この数は、例えば事前定義される）個のシンボル（例えば、間隔シンボルと称される）のうちのシンボルであり、第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨとして機能せず、言い換えれば、端末装置は、該第１のＰＤＳＣＨを受信しない。
【0063】
幾つかの態様では、伝送方向は、伝送方向を動的に構成するための情報によってアップリンク（ｕｐｌｉｎｋ）、ダウンリンク（ｄｏｗｎｌｉｎｋ）又は柔軟（ｆｌｅｘｉｂｌｅ）として構成されてもよい。ここで、該情報によって明示的にアップリンク又はダウンリンクに構成されていない時間ユニットは、柔軟に構成される時間ユニットである。アップリンク伝送を動的にスケジューリングするための情報又は伝送方向を動的に構成するための情報に基づいてＮ個の第２のＰＤＳＣＨを決定する場合、第１のＰＤＳＣＨにおける少なくとも１つのシンボルは、該情報によって動的にアップリンク伝送をスケジューリングされ、又は伝送方向が前記情報によって動的にアップリンクに構成されているとき、該第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨとせず、言い換えれば、端末装置は、該第１のＰＤＳＣＨを受信しない。或いは、第２のＰＤＳＣＨは、第１のＰＤＳＣＨに１対１に対応し、且つ第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一又は異なる。又は、該第１のＰＤＳＣＨを、該少なくとも１つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする。上述した各態様と、上述した半静的構成の態様とは、例えば、図５Ａ～図５Ｃを参照することができ、ここでその説明を省略する。
【0064】
上記の態様では、アップリンク送信を動的にスケジューリングするための情報（例えば、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ ０＿０又はＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ ０＿１又はＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ ０＿２のＤＣＩ）又は送信方向を動的に構成するための情報（例えば、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ ２＿０のＤＣＩ）は、該ＤＣＩの前に送信され、そうでなければ、ＵＥは、該情報に基づいて第２のＰＤＳＣＨを決定せず、或いは少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨを決定する際に該情報を考慮しない。
【0065】
或いは、上記の態様では、アップリンク伝送を動的にスケジューリングするための情報（例えば、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ ０＿０又はＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ ０＿１又はＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ ０＿２のＤＣＩ）又は伝送方向を動的に構成するための情報（例えば、ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ ２＿０のＤＣＩ）は、該ＤＣＩの一定の時間（この一定の時間は、例えば事前定義されている）の前に送信され、そうでなければ、ＵＥは、この情報に基づいて第２のＰＤＳＣＨを決定せず、或いは少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨを決定する際にこの情報を考慮しない。
【0066】
幾つかの態様では、第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースがスロットをまたぐ（即ち、隣接する２つのスロットを占有する）場合、第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨとして機能しない。言い換えれば、端末装置は、第１のＰＤＳＣＨを受信しない。或いは、スロットをまたぐ第１のＰＤＳＣＨをスロットをまたがない（即ち、１つのスロット内にある）少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びスロットをまたがない第１のＰＤＳＣＨを、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする。図５Ｅ及び図５Ｆは、少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨの概略図である。図５Ｅに示すように、第３のスロット及び第４のスロットの第１のＰＤＳＣＨがスロットをまたがり、第３のスロット及び第４のスロットの第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨとして機能しておらず、図５Ｆに示すように、第３のスロット及び第４のスロットの第１のＰＤＳＣＨがスロットをまたがり、第３のスロットのＰＤＳＣＨをスロットをまたがない２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された２つの第３のＰＤＳＣＨは、いずれもスロットをまたがない。
【0067】
幾つかの態様では、構成された無効シンボルに基づいて少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨを決定する場合、第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルが無効に構成されているとき（即ち、ダウンリンクを受信できないＰＤＳＣＨ）、第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨとして機能せず、或いは第２のＰＤＳＣＨは第１のＰＤＳＣＨに１対１で対応し（Ｍ＝Ｎ）、第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同じ又は異なる。或いは、第１のＰＤＳＣＨを、少なくとも１つの無効シンボルを含まない少なくとも２つ（Ｏ個）の第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及び無効シンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとし、即ちＮ＝Ｍ－１＋Ｏ。上記の各態様と、上記の半静的構成の態様とは、例えば、図５Ａ～図５Ｃを参照することができ、ここでその説明を省略する。
【0068】
幾つかの態様では、端末装置は、半静的に構成された伝送方向（即ち、伝送方向を半静的に構成するための情報）、構成されたＰＲＡＣＨリソース、アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報若しくは伝送方向を動的に構成する情報、構成された無効シンボルのうちの少なくとも１つに基づいて、無効シンボルを決定してもよい。例えば、上記の半静的に構成されたアップリンクシンボルは無効シンボルであると決定されてもよく、且つ／或いは、ＰＲＡＣＨリソースが構成されたシンボルは、無効シンボルであると決定されてもよく、且つ／或いは、ＰＲＡＣＨが構成される前の第３の数（この第３の数は、例えば事前定義されている）個のシンボル（例えば、間隔シンボルと称される）のうちのシンボルは、無効シンボルであると決定されてもよく、且つ／或いは、アップリンク伝送を動的にスケジューリングするために使用された情報により、アップリンク伝送が動的にスケジューリングされたシンボルは、無効シンボルであると決定されてもよく、且つ／或いは、伝送方向を動的に構成するために使用された情報により、アップリンク伝送が動的にスケジューリングされたシンボルは、無効シンボルであると決定されてもよく、且つ／或いは、無効に構成されたシンボルは、無効シンボルであると決定されてもよい。第１のＰＤＳＣＨが決定された無効シンボルを含む場合、第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨとして機能しないか、又は、第２のＰＤＳＣＨは第１のＰＤＳＣＨと１対１に対応し（Ｍ＝Ｎ）、第２のＰＤＳＣＨが所在する時間スロットは第１のＰＤＳＣＨが所在する時間スロットと同一又は異なっているか、又は、第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つの無効シンボルを含まない少なくとも２つ（Ｏ個）の第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及び無効シンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとして機能する。具体的な態様は、上記のものと同様であり、ここでその説明を省略する。
【0069】
少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを決定する、又は無効なシンボルを決定する上述の要素は、単独で実施されてもよいし、組み合わせて実施されてもよく、本発明の実施例はこれらに限定されない。
【0070】
幾つかの態様では、Ｎの値は、上記の各第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数の最大数を超えないか、又はＮの値はＭを超えない。図５Ｇは、少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨの概略図である。Ｎの値がＭを超えないと仮定すると、図５Ｇに示すように、Ｍの値が４である場合、第２のＰＤＳＣＨの数Ｎは、最大で４である。ここでは一例として説明したが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0071】
以下は、このＤＣＩに含まれうる他の情報フィールドについてさらに説明する。
【0072】
幾つかの態様では、ＤＣＩは、ＲＶを示す第２の情報フィールド及び／又はＮＤＩを示す第３の情報フィールドをさらに含む。第２の情報フィールドは、冗長バージョン（ｉ．ｅ． Ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ ｖｅｒｓｉｏｎ）フィールドであってもよく、第３の情報フィールドは、新しいデータインジケータ（ｉ．ｅ． Ｎｅｗ ｄａｔａ ｉｎｄｉｃａｔｏｒ）フィールドであってもよい。第２の情報フィールド及び／又は第３の情報フィールドのサイズは、第２の数に関連し、第２の数は、全ての第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数のうちの最大数、例えば第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる第２の情報要素の数の最大数、又は第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる第１の数の最大数である。例えば、第２の情報フィールド及び／又は第３の情報フィールドのビットは、第１のＰＤＳＣＨに対応する。例えば、第３の情報フィールドのＬＳＢは、１番目の第１のＰＤＳＣＨに対応し、２ｎｄ ＬＳＢは、２番目の第１のＰＤＳＣＨ（このＤＣＩが２番目の第１のＰＤＳＣＨを示す場合）に対応する。また、例えば、第２の情報フィールド及び／又は第３の情報フィールドのビットは、第２のＰＤＳＣＨに対応する。例えば、第３の情報フィールドのＬＳＢは、１番目の第２のＰＤＳＣＨに対応し、２ｎｄ ＬＳＢは、２番目の第２のＰＤＳＣＨ（このＤＣＩが２番目の第２のＰＤＳＣＨを実際にスケジューリングした場合）に対応する。他も同様である。
【0073】
幾つかの態様では、該ＤＣＩは、第４の情報フィールドをさらに含み、第４の情報フィールドは、ＨＡＲＱプロセス数（ｉ．ｅ． ＨＡＲＱ ｐｒｏｃｅｓｓ ｎｕｍｂｅｒ）フィールドであってもよい。この第４の情報フィールドは、ハイブリット自動再送要求（ＨＡＲＱ）プロセス識別子（ＨＡＲＱ ｐｒｏｃｅｓｓ ＩＤ）を示すために使用される。該ＨＡＲＱプロセス識別子は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子であり、或いは該少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である。以下は、それぞれについて説明する。
【0074】
幾つかの態様では、ＨＡＲＱプロセス識別子は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子であり、端末装置は、事前定義された方法を採用して、他の（Ｎ－１）個の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する。
【0075】
上記の態様では、１つの第２のＰＤＳＣＨは、Ｎ個の第２のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものであってよい。少なくとも１つの第２のＰＤＳＣＨのスケジューリング順序に従って、ＨＡＲＱプロセス識別子を１増分又は１加算した後にモジュロを求め、残りの（Ｎ－１）個の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する。例えば、第４の情報フィールドによって示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、Ｘ（Ｘは０～Ｙの値）であり、Ｘは、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１番目の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子であり、ｎ番目（ｎは１より大きい）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子は、ｍｏｄ（Ｘ＋ｎ－１、
（外１）
）であり、
（外２）
は対応するサービングセルのＨＡＲＱプロセスの数であり、事前に定義され、又は基地局により上位層シグナリングを介して構成される。
（外１）
（外２）
【0076】
上記の態様では、該方法は、好ましくは、端末装置の物理層が少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告するステップ（図示せず）をさらに含んでもよい。ＨＡＲＱ情報は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を含み、ＮＤＩ又はＲＶ又は伝送ブロックサイズ（ＴＢＳ）をさらに含んでもよい。
【0077】
図６Ａは、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子の概略図である。図６Ａに示すように、第４の情報フィールドによって示されるＨＡＲＱプロセス識別子が０であり、即ち、１番目の第２のＰＤＳＣＨ（第１のスロット）のＨＡＲＱプロセス識別子が０であり、２番目の第２のＰＤＳＣＨ（第３のスロット）のＨＡＲＱプロセス識別子が１であり、３番目の第２のＰＤＳＣＨ（第４のスロット）のＨＡＲＱプロセス識別子が２であることを表す。端末装置の物理層は、上記の３つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告し、該ＨＡＲＱ情報は、上記の３つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス０、１、２を含む。
【0078】
幾つかの態様では、ＨＡＲＱプロセス識別子は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子であり、端末装置は、事前定義された方法を使用して、他の（Ｍ－１）個の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する。
【0079】
上記の態様では、該１つの第１のＰＤＳＣＨは、Ｍ個の第１のＰＤＳＣＨのうちの１つの第１のものであってもよい。少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの順序に従って、ＨＡＲＱプロセス識別子を１増分又は１加算した後にモジュロを求め、残りの（Ｍ－１）個の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する。例えば、第４の情報フィールドによって示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、Ｘ（Ｘは０～Ｙの値）であり、Ｘは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子であり、ｎ番目（ｎは１より大きい）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子は、ｍｏｄ（Ｘ＋ｎ－１、Ｙ）であり、ＹはＨＡＲＱプロセスの数である。
【0080】
上記の態様では、該方法は、端末装置の物理層が少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告するステップ（図示せず、オプション）をさらに含んでもよい。該ＨＡＲＱ情報は、第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別情報を含み、ＮＤＩ又はＲＶ又は伝送ブロックサイズ（ＴＢＳ）をさらに含んでもよい。
【0081】
上記の態様では、該方法は、端末装置の物理層が少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子のうちの無効なＨＡＲＱプロセス識別子を上位層に報告するステップ（図示せず、オプション）をさらに含んでもよい。該無効なＨＡＲＱプロセス識別子は、対応するデータがないＨＡＲＱプロセス識別子である。端末装置は、該ＤＣＩにおける第２の情報フィールド及び／又は第３の情報フィールドにおける該第１のＰＤＳＣＨを示すＮＤＩの情報ビット及び／又はＲＶの情報ビットを無視してもよい。
【0082】
上記の態様では、該方法は、端末装置の物理層が少なくとも２つの第１のＰＤＳＣＨのうちの第２のＰＤＳＣＨではない第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告しないステップ（図示せず、オプション）をさらに含んでもよい。言い換えれば、端末装置の物理層は、第２のＰＤＳＣＨ（実際にスケジューリングされたＰＤＳＣＨ）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告してもよい。
【0083】
図６Ｂは、少なくとも２つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子の概略図である。図６Ｂに示すように、第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、０、即ち、１番目の第１のＰＤＳＣＨ（第１のスロット）のＨＡＲＱプロセス識別子が０であり、２番目の第１のＰＤＳＣＨ（第２のスロット）のＨＡＲＱプロセス識別子が１であり、３番目の第１のＰＤＳＣＨ（第３のスロット）のＨＡＲＱプロセス識別子が２であり、４番目の第１のＰＤＳＣＨ（第４のスロット）のＨＡＲＱプロセス識別子が３であることを表す。端末装置の物理層は、上記の４つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告し、該ＨＡＲＱ情報は、少なくとも上記４つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス０、１、２、３を含む。或いは、２番目の第１のＰＤＳＣＨが実際にスケジューリングされていない場合（即ち、この２番目の第１のＰＤＳＣＨが第２のＰＤＳＣＨでない場合）、端末装置の物理層は、１番目、３番目、４番目の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告し、該ＨＡＲＱ情報は、少なくとも上記の３つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス０、２、３を含む。
【0084】
幾つかの態様では、該ＤＣＩは、第５の情報フィールドをさらに含んでもよい。第５の情報フィールドは、ＨＡＲＱ肯定応答（ＨＡＲＱ－ＡＣＫ）情報のフィードバックタイミングｋを示すためのＨＡＲＱ肯定応答（ＨＡＲＱ－ＡＣＫ）タイミング指示（ｉ．ｅ． ＰＤＳＣＨ－ｔｏ－ＨＡＲＱ＿ｆｅｅｄｂａｃｋ ｔｉｍｉｎｇ ｉｎｄｉｃａｔｏｒ）フィールドであってもよい。或いは、該ＤＣＩは、該第５の情報フィールドを含まなくてもよい。該端末装置は、上位層シグナリングにより構成された第２の構成情報（例えば、ｄｌ－ＤａｔａＴｏＵＬ－ＡＣＫ又はｄｌ－ＤａｔａＴｏＵＬ－ＡＣＫＦｏｒＤＣＩＦｏｒｍａｔ１＿２ ｆｏｒ ＤＣＩ ｆｏｒｍａｔ １＿２）を受信し、該第２の構成情報は、ＨＡＲＱ肯定応答（ＨＡＲＱ－ＡＣＫ）情報のフィードバックタイミングｋを示す。
【0085】
幾つかの態様では、該方法は、端末装置がＨＡＲＱ肯定応答（ＨＡＲＱ－ＡＣＫ）情報をフィードバックする（オプション、図示せず）をさらに含んでもよい。例えば、端末装置は、インデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する。ここで、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、該少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの終了スロット又は該少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの終了スロットであり、或いは、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、該少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの終了スロット又は該少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの終了スロットである。ここで、ｎ及びｋは、０より大きい整数であり、以下に詳細に説明する。
【0086】
幾つかの態様では、端末装置は、半静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック（即ち、Ｔｙｐｅ－１ ＨＡＲＱ－ＡＣＫ ｃｏｄｅｂｏｏｋ）を用いてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する場合、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの終了スロット又は該少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの終了スロット（ＰＤＳＣＨのダウンリンク終了スロットｎ’に対応するアップリンクスロットインデックスはｎである）であり、ｋは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバックスロットとスロットｎとのオフセットである。ここで、該半静的コードブックの生成方法は、従来技術を参照することができ、ここでその説明を省略する。例えば、該コードブックは、Ｔｙｐｅ－２ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック又はＴｙｐｅ－３ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックであってもよい。図７Ａは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックスロットの概略図である。図７Ａに示すように、スロットｎ（アップリンクスロット）は、最後の第１のＰＤＳＣＨの終了スロット（即ち、最後の第１のＰＤＳＣＨのダウンリンク終了スロットに対応するアップリンクスロット）であり、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバックスロットは、ｎ＋ｋである。
【0087】
幾つかの態様では、端末装置が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック（即ち、Ｔｙｐｅ－２ ＨＡＲＱ－ＡＣＫ ｃｏｄｅｂｏｏｋ）を用いてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する場合、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの終了スロット又は該少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの終了スロット（ＰＤＳＣＨのダウンリンク終了スロットｎ’に対応するアップリンクスロットインデックスはｎである）であり、ｋは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバックスロットとスロットｎとのオフセットである。ここで、該動的コードブックの生成方法は、従来技術を参照することができ、ここでその説明を省略する。例えば、該コードブックは、Ｔｙｐｅ－１ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック又はＴｙｐｅ－３ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックであってもよい。図７Ｂは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックスロットの概略図である。図７Ｂに示すように、スロットｎ（アップリンクスロット）は、最後の第２のＰＤＳＣＨの終了スロット（即ち、最後の第２のＰＤＳＣＨのダウンリンク終了スロットに対応するアップリンクスロット）であり、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバックスロットは、ｎ＋ｋである。
【0088】
上記の態様では、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバックタイミングを説明したが、本発明の実施例では、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の生成には一定の処理時間を要するため、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバックタイミングになってもＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報が生成されていない場合がある。以下は、このＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバック内容をさらに説明し、言い換えれば、上記処理時間に基づいて、このＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報にどのＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報が含まれるかをさらに決定してもよい。
【0089】
幾つかの態様では、端末装置は、物理アップリンクチャネルでＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、該ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含む。該少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は該少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと該物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である。少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の１つのシンボル、又は少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの第１のシンボルとの間隔が第１の時間よりも短い場合、端末装置は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックしない。即ち、端末装置が少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックする場合、物理アップリンクチャネルの１番目のシンボル（アップリンクシンボル）は、シンボルＬ１よりも前に開始してはならない。Ｌ１は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの最終シンボルの後の第１の時間に対応するアップリンクシンボルを表す。図７Ｃは、フィードバックのＨＡＲＱ－ＡＣＫ概略図である。図７Ｃに示すように、最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと該物理アップリンクチャネルの１番目のシンボルとの間隔は、第１の時間（ｅ．ｇ． Ｔｐｒｏｃ，１）以上である。例えば、第１の時間は、事前定義され、又は事前構成され、又はパラメータにより算出されてもよいが、詳細は従来技術を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
【0090】
幾つかの態様では、端末装置は、物理アップリンクチャネルでＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含む。少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨは、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つ（Ｐ個）のＰＤＳＣＨである。ここで、各第４のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である。上記のＮ個の第２のＰＤＳＣＨのうちＰ個の第４のＰＤＳＣＨを除く他の各第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと、物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間よりも小さく、端末装置は、他の各第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックしない。言い換えれば、１つの第２のＰＤＳＣＨについて、該１つの第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの１番目のシンボルとの間隔が第１の時間以上である場合、端末装置は、該１つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を提供し、そうでない場合、１つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を提供しない。各第２のＰＤＳＣＨについての処理方式は同様であり、ここでその説明を省略する。図７Ｄは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックの概略図である。図７Ｄに示すように、２番目の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間の間隔が第１の時間よりも小さい、１番目の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間の間隔が第１の時間よりも大きく、端末装置は、１番目の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックし、２番目の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックしない。例えば、第１の時間は、事前に定義されているか、予め設定されているか、又はパラメータ計算によって取得され、具体的には従来技術を参照することができ、ここでその説明を省略する。
【0091】
幾つかの態様では、端末装置は、物理アップリンクチャネルでＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含む。少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの各第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である。言い換えれば、物理アップリンクチャネルの第１のシンボルと任意の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルとの間隔は、第１の時間以上であり、異なる第２のＰＤＳＣＨに対応する第１の時間は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。図７Ｅは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック概略図である。図７Ｅに示すように、各第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの第１のシンボルとの間隔は、第１の時間よりも大きく、端末装置は、１番目及び２番目の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックするが、１番目の第２のＰＤＳＣＨに対応する第１の時間と２番目の第２のＰＤＳＣＨに対応する第１の時間とは長さが異なる。第１の時間は、事前に定義されているか、予め構成されているか、又はパラメータにより算出されてもよい。
【0092】
幾つかの態様では、端末装置は、物理アップリンクチャネルでＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含む。少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である。少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボル、又は少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの第１のシンボルとの間隔が第１の時間よりも小さい場合、端末装置は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックしない。即ち、端末装置が少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックする場合、物理アップリンクチャネルの１番目のシンボル（アップリンクシンボル）は、シンボルＬ１よりも前に開始してはならない。ここで、Ｌ１は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボルの後の第１の時間に対応するアップリンクシンボルを表す。図７Ｆは、ＨＡＲＱフィードバックの概略図である。図７Ｆに示すように、最後の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの１番目のシンボルとの間隔が第１の時間以上である。例えば、第１の時間は、事前に定義されているか、事前に構成されているか、又は、パラメータにより算出されてもよい。詳細は従来技術を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
【0093】
上記の態様では、物理アップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネル又は物理アップリンク共有チャネルであってもよく、本発明の実施例はこれに限定されず、物理アップリンクチャネルの最初のシンボル（アップリンクシンボル）位置は、従来技術に従って決定されてもよく、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0094】
なお、上記の図２は、本発明の実施例を概略的に示しているに過ぎないが、本発明はこれに限定されない。例えば、様々なステップ間の実行順序を適切に調整したり、他の幾つかのステップを追加したり、幾つかのステップを減らしたりしてもよい。当業者は、上記の内容に基づいて適切な変形を行うことができ、上記の図２の記載に限定されない。
【0095】
上記の実施例は、本発明の実施例を例示するだけであり、本発明はこれに限定されず、上記の各実施例に基づいて適切な変形を行ってもよい。例えば、上記の各実施例のそれぞれを単独で使用してもよいし、上記の各実施例の１つ又は複数を組み合わせて使用してもよい。
【0096】
本実施例によれば、１つのＤＣＩによって複数のＰＤＳＣＨをスケジューリングすることができるため、端末装置のＤＣＩ監視の負担を軽減し、電力消費及び複雑さを低減することができる。
【0097】
＜実施例２＞
本発明の実施例は、データ送信方法を提供し、ネットワーク装置側から説明する。ここで、実施例１と同様な内容についてその説明を省略する。
本発明の実施例は、データ送信方法を提供し、ネットワーク装置側から説明する。ここで、実施例１と同様な内容についてその説明を省略する。
【0098】
【0099】
ステップ８０１：ネットワーク装置は、物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を端末装置に送信する。ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む。
【0100】
ステップ８０２：該ネットワーク装置は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを端末装置に送信する。
【0101】
幾つかの態様では、ステップ８０１～８０２の態様は、実施例１におけるステップ２０１～２０２に対応し、重複する内容についてその説明を省略する。
【0102】
幾つかの態様では、ＤＣＩの内容、第１のＰＤＳＣＨ、第２のＰＤＳＣＨの意味、ＤＣＩが第１のＰＤＳＣＨをどのように示すか、第２のＰＤＳＣＨをどのように決定するかなどは、実施例１を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
【0103】
本実施例によれば、１つのＤＣＩによって複数のＰＤＳＣＨをスケジューリングすることができるため、端末装置のＤＣＩ監視の負担を軽減し、電力消費及び複雑さを低減することができる。
【0104】
＜実施例３＞
本発明の実施例は、データ受信装置を提供する。該装置は、例えば、端末装置であってもよいし、端末装置に構成された１つ又は複数の構成要素又はコンポーネントであってもよい。実施例１と同様な内容について、その説明を省略する。
本発明の実施例は、データ受信装置を提供する。該装置は、例えば、端末装置であってもよいし、端末装置に構成された１つ又は複数の構成要素又はコンポーネントであってもよい。実施例１と同様な内容について、その説明を省略する。
【0105】
【0106】
第１の受信部９０１は、物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信する。ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む。
【0107】
第２の受信部９０２は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを受信する。
【0108】
幾つかの態様では、第１の受信部９０１及び第２の受信部９０２の態様は、実施例１のステップ２０１～２０２を参照することができ、繰り返して説明しない。
【0109】
幾つかの態様では、ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である。
【0110】
例えば、１つの第２のＰＤＳＣＨは、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである。
【0111】
この態様では、該装置は、以下の各部をさらに含む。
【0112】
第１の決定部（図示せず、オプション）は、第４の情報フィールドに基づいて少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する。
【0113】
第１の報告部（図示せず、オプション）は、端末装置の物理層において少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する。
【0114】
幾つかの態様では、ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である。
【0115】
例えば、１つの第１のＰＤＳＣＨは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである。
【0116】
この実施例では、該装置は、以下の各部をさらに含む。
【0117】
第２の決定部（図示せず、オプション）は、第４の情報フィールドに基づいて少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する。
【0118】
第２の報告部（図示せず、オプション）は、端末装置の物理層において少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子のうちの無効なＨＡＲＱプロセス識別子を上位層に報告する。
【0119】
幾つかの態様では、該装置は、以下の各部をさらに含む。
【0120】
第１の送信部（図示せず、オプション）は、インデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する。インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの終了スロットである。例えば、第１の送信部は、半静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信するが、本実施例はこれに限定されない。
【0121】
幾つかの態様では、該装置は、以下の各部をさらに含む。
【0122】
第２の送信部は、インデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する。インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの終了スロットである。第２の送信部は、動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信するが、本実施例はこれに限定されない。
【0123】
上記の第１の決定部、第２の決定部、第１の報告部、第２の報告部、第１の送信部、第２の送信部の具体的な態様は、実施例１の態様を参照してもよく、ここでは説明しない。
【0124】
幾つかの態様では、第１の送信部又は第２の送信部は、物理アップリンクチャネルでＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含む。
【0125】
少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である。
【0126】
幾つかの態様では、第１のＰＤＳＣＨは、第２のＰＤＳＣＨであり、第２のＰＤＳＣＨの数Ｎは、第１のＰＤＳＣＨの数Ｍに等しい。
【0127】
幾つかの態様では、該装置は、以下の各部をさらに含む。
【0128】
第３の受信部（図示せず、オプション）は、少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信する。第１の情報要素は、少なくとも１つの第２の情報要素を含む。
【0129】
第１の情報フィールドの値は、第１の構成情報における１つの第１の情報要素に対応し、１つの第１の情報要素は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨとＤＣＩを搬送するＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために用いられる。
【0130】
幾つかの態様では、該装置は、以下の各部をさらに含む。
【0131】
第４の受信部（図示せず、オプション）は、少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信する。第１の情報要素は、第１の数の情報を含み、第１の数は、第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数を示す。
【0132】
第１の構成情報の特定の形態については、実施例１の態様を参照することができ、ここでは説明しない。
【0133】
幾つかの態様では、ＤＣＩは、ＲＶを示す第２の情報フィールド及び／又はＮＤＩを示す第３の情報フィールドをさらに含み、第２の情報フィールド及び／又は第３の情報フィールドのサイズは、第２の数に関連し、第２の数は、第１の構成情報における全ての第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数のうちの最大数である。ここで、最大数は、第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる第２の情報要素の数のうちの最大数、又は第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる第１の数のうちの最大数である。
【0134】
幾つかの態様では、該装置は、以下の各部をさらに含む。
【0135】
第３の決定部（図示せず、オプション）は、半静的に構成された伝送方向、構成されたＰＲＡＣＨリソース、アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報若しくは伝送方向を動的に構成する情報、構成された無効シンボル、又はクロススロットであるか否かのうちの少なくとも１つに基づいて、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを決定する。第３の決定部の特定の実施形態は、実施例１の態様を参照することができ、ここでは説明しない。
【0136】
上記の各実施例は、本発明の実施例を例示するだけであり、本発明はこれに限定されず、上記の各実施例に基づいて適切な変形を行うこともできる。例えば、上記の各実施例のそれぞれを単独で使用してもよいし、上記の各実施例の１つ又は複数を組み合わせて使用してもよい。
【0137】
なお、以上は本発明に関連する構成要素又はモジュールについてのみ説明しているが、本発明はこれに限定されない。データ受信装置９００は、他の構成要素又はモジュールをさらに含んでもよい。これらの構成要素又はモジュールの具体的な内容について、関連技術を参照してもよい。
【0138】
さらに、説明の便宜上、図９は、様々な構成要素又はモジュール間の接続関係又は信号方向を例示的に示すだけであるが、バス接続などの様々な関連技術を使用できることは当業者には明らかである。上記の様々な構成要素又はモジュールは、プロセッサ、メモリ、送信機、及び受信機などのハードウェアデバイスによって実装されてもよく、本発明はこれに限定されない。
【0139】
本実施例によれば、１つのＤＣＩによって複数のＰＤＳＣＨをスケジューリングすることができるため、端末装置のＤＣＩ監視の負担を軽減し、電力消費及び複雑さを低減することができる。
【0140】
＜実施例４＞
本発明の実施例は、データ送信装置を提供する。該装置は、例えば、ネットワーク装置であってもよいし、ネットワーク装置に構成された１つ又は複数の構成要素又はコンポーネントであってもよい。実施例２と同様な内容について、その説明を省略する。
本発明の実施例は、データ送信装置を提供する。該装置は、例えば、ネットワーク装置であってもよいし、ネットワーク装置に構成された１つ又は複数の構成要素又はコンポーネントであってもよい。実施例２と同様な内容について、その説明を省略する。
【0141】
【0142】
第３の送信部１００１は、物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を端末装置に送信する。ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む。
【0143】
第４の送信部１００２は、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを端末装置に送信する。
【0144】
幾つかの態様では、第３の送信部１００１及び第４の送信部１００２の特定の態様は、実施例のステップ８０１～８０２を参照することができ、重複する内容について説明を省略する。
【0145】
上記の各実施例は、本発明の実施例を例示するだけであり、本発明はこれに限定されず、上記の各実施例に基づいて適切な変形を行うこともできる。例えば、上記の各実施例のそれぞれを単独で使用してもよいし、上記の各実施例の１つ又は複数を組み合わせて使用してもよい。
【0146】
なお、以上は本発明に関連する構成要素又はモジュールについてのみ説明しているが、本発明はこれに限定されない。データ送信装置１０００は、他の構成要素又はモジュールをさらに含んでもよい。これらの構成要素又はモジュールの具体的な内容について、関連技術を参照してもよい。
【0147】
さらに、説明の便宜上、図１０は、様々な構成要素又はモジュール間の接続関係又は信号方向を例示的に示すだけであるが、バス接続などの様々な関連技術を使用できることは当業者には明らかである。上記の様々な構成要素又はモジュールは、プロセッサ、メモリ、送信機、及び受信機などのハードウェアデバイスによって実装されてもよく、本発明はこれに限定されない。
【0148】
本実施例によれば、１つのＤＣＩによって複数のＰＤＳＣＨをスケジューリングすることができるため、端末装置のＤＣＩ監視の負担を軽減し、電力消費及び複雑さを低減することができる。
【0149】
＜実施例５＞
本発明の実施例は、通信システムをさらに提供し、図１を参照してもよく、実施例１～４と同様な内容について、その説明を省略する。
本発明の実施例は、通信システムをさらに提供し、図１を参照してもよく、実施例１～４と同様な内容について、その説明を省略する。
【0150】
幾つかの態様では、通信システム１００は、少なくとも端末装置１０２及びネットワーク装置１０１を含んでもよい。
【0151】
幾つかの態様では、端末装置１０２は、ネットワーク装置１０１により送信された物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信し、ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む。端末装置１０２は、ネットワーク装置１０１により送信された少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを受信する。
【0152】
本発明の実施例は、ネットワーク装置をさらに提供し、該ネットワーク装置は、例えば基地局であってもよいが、本発明はこれに限定されず、他のネットワーク装置であってもよい。
【0153】
図１１は、本発明の実施例のネットワーク装置の概略図である。図１１に示すように、ネットワーク装置１１００は、プロセッサ１１１０（例えば中央処理装置（ＣＰＵ））及びメモリ１１２０を含んでもよく、メモリ１１２０は、プロセッサ１１１０に接続される。メモリ１１２０は、各種のデータを記憶してもよいし、情報処理のプログラム１１３０をさらに記憶し、プロセッサ１１１０の制御で該プログラム１１３０を実行する。
【0154】
例えば、プロセッサ１１１０は、実施例２に記載のデータ送信方法を実現するためのプログラムを実行するように構成されてもよい。例えば、プロセッサ１１１０は、物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を端末装置に送信し、ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含み、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを端末装置に送信するように構成されてもよい。
【0155】
また、図１１に示すように、ネットワーク装置１１００は、送受信機１１４０及びアンテナ１１５０などをさらに含んでもよい。上記部材の機能は従来技術と類似し、ここでその説明を省略する。なお、ネットワーク装置１１００は図１１に示す全てのユニットを含む必要がない。また、ネットワーク装置１１００は、図１１に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
【0156】
本発明の実施例は、端末装置をさらに提供するが、本発明はこれに限定されず、他の装置であってもよい。
【0157】
図１２は、本発明の実施例の端末装置の概略図である。図１２に示すように、端末装置１２００は、プロセッサ１２１０及びメモリ１２２０を含んでもよく、メモリ１２２０は、データ及びプログラムを記憶し、プロセッサ１２１０に接続される。なお、この図は例示的なものであり、他のタイプの構造を用いてこの構造を補足又は置換して、通信機能又は他の機能を実現してもよい。
【0158】
例えば、プロセッサ１２１０は、実施例１に記載のデータ受信方法を実現するようにプログラムを実行してもよい。例えば、プロセッサ１２１０は、物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信し、ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含み、少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを受信するように構成されてもよい。
【0159】
また、図１２に示すように、端末装置１２００は、通信モジュール１２３０、入力部１２４０、ディスプレイ１２５０、及び電源１２６０などをさらに含んでもよい。ここで、上記ユニットの機能は従来技術と同様であり、ここでその説明を省略する。なお、端末装置１２００は図１２に示す全てのユニットを含む必要がない。また、端末装置１２００は、図１２に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
【0160】
本発明の実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、端末装置において該プログラムを実行する際に、該端末装置に実施例１に記載のデータ受信方法を実行させる、プログラムをさらに提供する。
【0161】
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、端末装置に実施例１に記載のデータ受信方法を実行させる、記憶媒体をさらに提供する。
【0162】
本発明の実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、ネットワーク装置において該プログラムを実行する際に、該ネットワーク装置に実施例２に記載のデータ送信方法を実行させる、プログラムをさらに提供する。
【0163】
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、ネットワーク装置に実施例２に記載のデータ送信方法を実行させる、記憶媒体をさらに提供する。
【0164】
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される際に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、ＤＶＤ、フラッシュメモリ等に関する。
【0165】
本発明の実施例を参照しながら説明した各装置における各処理方法は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール、又は両者の組み合わせで実施されてもよい。例えば、図面に示す機能的ブロック図における１つ若しくは複数、又は機能的ブロック図の１つ若しくは複数の組み合わせは、コンピュータプログラムフローの各ソフトウェアモジュールに対応してもよいし、各ハードウェアモジュールに対応してもよい。これらのソフトウェアモジュールは、図面に示す各ステップにそれぞれ対応してもよい。これらのハードウェアモジュールは、例えばフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ（ＦＰＧＡ）を用いてこれらのソフトウェアモジュールをハードウェア化して実現されてもよい。
【0166】
ソフトウェアモジュールは、ＲＡＭメモリ、フラッシュメモリ、ＲＯＭメモリ、ＥＰＲＯＭメモリ、ＥＥＰＲＯＭメモリ、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、ＣＤ－ＲＯＭ又は当業者にとって既知の任意の他の形の記憶媒体に位置してもよい。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ったり、記憶媒体に情報を書き込むように該記憶媒体をプロセッサに接続してもよいし、記憶媒体がプロセッサの構成部であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体はＡＳＩＣに位置してもよい。該ソフトウェアモジュールは移動端末のメモリに記憶されてもよいし、移動端末に挿入されたメモリカードに記憶されてもよい。例えば、機器（例えば移動端末）が比較的に大きい容量のＭＥＧＡ－ＳＩＭカード又は大容量のフラッシュメモリ装置を用いる場合、該ソフトウェアモジュールは該ＭＥＧＡ－ＳＩＭカード又は大容量のフラッシュメモリ装置に記憶されてもよい。
【0167】
図面に記載されている機能的ブロック図における一つ以上の機能ブロック及び／又は機能ブロックの一つ以上の組合せは、本願に記載されている機能を実行するための汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ（ＦＰＧＡ）又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理装置、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の適切な組み合わせで実現されてもよい。図面に記載されている機能的ブロック図における一つ以上の機能ブロック及び／又は機能ブロックの一つ以上の組合せは、例えば、コンピューティング機器の組み合わせ、例えばＤＳＰとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、ＤＳＰ通信と組み合わせた１つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成で実現されてもよい。
【0168】
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び変更を行ってもよく、これらの変形及び変更も本発明の範囲内のものである。
【0169】
また、上述の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
（付記１）
端末装置に適用されるデータ受信方法であって、
前記端末装置が物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信するステップであって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、ステップと、
前記端末装置が少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを受信するステップと、を含む、方法。
（付記２）
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、付記１に記載の方法。
（付記３）
前記１つの第１のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、付記２に記載の方法。
（付記４）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定するステップ、をさらに含む、付記２に記載の方法。
（付記５）
前記端末装置の物理層は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの第２のＰＤＳＣＨではない第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告しない、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記６）
前記端末装置の物理層は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記７）
前記端末装置の物理層が前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子のうちの無効なＨＡＲＱプロセス識別子を上位層に報告するステップ、をさらに含む、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記８）
前記無効なＨＡＲＱプロセス識別子は、対応するデータがないＨＡＲＱプロセス識別子である、付記７に記載の方法。
（付記９）
前記端末装置の物理層が前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告するステップ、をさらに含む、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記１０）
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、付記１に記載の方法。
（付記１１）
前記１つの第２のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、付記１０に記載の方法。
（付記１２）
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定するステップ、をさらに含む、付記１０に記載の方法。
（付記１３）
前記端末装置の物理層が前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告するステップ、をさらに含む、付記１０乃至１２の何れかに記載の方法。
（付記１４）
前記端末装置がインデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信するステップであって、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの終了スロットである、ステップ、をさらに含む、付記１乃至１３の何れかに記載の方法。
（付記１５）
前記端末装置は、半静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、付記１４に記載の方法。
（付記１６）
前記端末装置がインデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信するステップであって、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの終了スロットである、ステップ、をさらに含む、付記１乃至１３の何れかに記載の方法。
（付記１７）
前記端末装置は、動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、付記１６に記載の方法。
（付記１８）
前記端末装置は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記１４乃至１７の何れかに記載の方法。
（付記１９）
前記端末装置は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つ（Ｐ個）のＰＤＳＣＨであり、各第４のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記１４乃至１７の何れかに記載の方法。
（付記２０）
前記端末装置は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの各第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記１４乃至１７の何れかに記載の方法。
（付記２１）
前記端末装置は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記１４乃至１７の何れかに記載の方法。
（付記２２）
前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨであり、
前記第２のＰＤＳＣＨの数Ｎは、前記第１のＰＤＳＣＨの数Ｍに等しい、付記１乃至２１の何れかに記載の方法。
（付記２３）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを含む、付記１乃至２２の何れかに記載の方法。
（付記２４）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨは、連続的又は不連続である、付記１乃至２３の何れかに記載の方法。
（付記２５）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域シンボルの数は、同一であり、又は異なる、付記１乃至２４の何れかに記載の方法。
（付記２６）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの各第１のＰＤＳＣＨは、１つのスロットにあり、又は１つのスロットにない、付記１乃至２５の何れかに記載の方法。
（付記２７）
前記端末装置が少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信するステップであって、前記第１の情報要素は、少なくとも１つの第２の情報要素を含む、ステップ、をさらに含み、
前記第１の情報フィールドの値は、前記第１の構成情報における１つの第１の情報要素に対応し、前記１つの第１の情報要素は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨと前記ＤＣＩを搬送するＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために用いられる、付記１乃至２６の何れかに記載の方法。
（付記２８）
前記１つの第１の情報要素のうちの各第２の情報要素は、１つの第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソース構成情報をそれぞれ含む、付記２７に記載の方法。
（付記２９）
前記端末装置が少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信するステップであって、前記第１の情報要素は、第１の数の情報を含み、前記第１の数は、前記第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数を示す、ステップ、をさらに含む、付記１乃至２６の何れかに記載の方法。
（付記３０）
前記ＤＣＩは、ＲＶを示す第２の情報フィールド及び／又はＮＤＩを示す第３の情報フィールドをさらに含み、前記第２の情報フィールド及び／又は前記第３の情報フィールドのサイズは、第２の数に関連し、前記第２の数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数のうちの最大数である、付記１乃至２９の何れかに記載の方法。
（付記３１）
前記最大数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる前記第２の情報要素の数のうちの最大数、又は前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる前記第１の数のうちの最大数である、付記３０に記載の方法。
（付記３２）
前記端末装置は、半静的に構成された伝送方向、構成されたＰＲＡＣＨリソース、アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報若しくは伝送方向を動的に構成する情報、構成された無効シンボル、又はクロススロットであるか否かのうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを決定する、付記１乃至３１の何れかに記載の方法。
（付記３３）
前記第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成され、或いは無効として構成されている場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成されている場合、前記第２のＰＤＳＣＨは、前記第１のＰＤＳＣＨに一対一で対応し、且つ、前記第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、それに対応する前記第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一であり、或いは異なり、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記３２に記載の方法。
（付記３４）
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルにＰＲＡＣＨが構成され、或いは少なくとも１つのシンボルがＰＲＡＣＨが構成されている前の第３の数のシンボル（例えば、間隔シンボルと称される）に位置する場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされない、付記３２又は３３に記載の方法。
（付記３５）
前記第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースがクロススロットである場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
クロススロットである第１のＰＤＳＣＨを、クロススロットでない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びクロススロットでない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記３２乃至３４の何れかに記載の方法。
（付記３６）
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンク伝送のために動的にスケジューリングされ、或いは伝送方向がアップリンク又は無効として動的に構成されている場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンク伝送のために動的にスケジューリングされ、或いは伝送方向がアップリンク又は無効として動的に構成されている場合、前記第２のＰＤＳＣＨは、前記第１のＰＤＳＣＨに一対一で対応し、且つ前記第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、それに対応する前記第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一であり、又は異なり、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記３２乃至３５の何れかに記載の方法。
（付記３７）
前記アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報又は前記伝送方向を動的に構成する情報は、前記ＤＣＩの前に送信される、付記３６に記載の方法。
（付記３８）
ネットワーク装置に適用されるデータ送信方法であって、
前記ネットワーク装置が物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を端末装置に送信するステップであって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、ステップと、
前記ネットワーク装置が少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを前記端末装置に送信するステップと、を含む、方法。
（付記３９）
端末装置に適用されるデータ受信装置であって、
物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信する第１の受信部であって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、第１の受信部と、
少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを受信する第２の受信部と、を含む、装置。
（付記４０）
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、付記３９に記載の装置。
（付記４１）
前記１つの第１のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、付記４０に記載の装置。
（付記４２）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する第１の決定部、をさらに含む、付記４０に記載の装置。
（付記４３）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの第２のＰＤＳＣＨではない第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告しない処理部、をさらに含む、付記３９乃至４２の何れかに記載の装置。
（付記４４）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する第１の報告部、をさらに含む、付記３９乃至４２の何れかに記載の装置。
（付記４５）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子のうちの無効なＨＡＲＱプロセス識別子を上位層に報告する第３の報告部、をさらに含む、付記３９乃至４２の何れかに記載の装置。
（付記４６）
前記無効なＨＡＲＱプロセス識別子は、対応するデータがないＨＡＲＱプロセス識別子である、付記４５に記載の装置。
（付記４７）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する第１の報告部、をさらに含む、付記３９乃至４２の何れかに記載の装置。
（付記４８）
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、付記３９に記載の装置。
（付記４９）
前記１つの第２のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、付記４８に記載の装置。
（付記５０）
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する第２の決定部、をさらに含む、付記４８に記載の装置。
（付記５１）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する第２の報告部、をさらに含む、付記４８乃至５０の何れかに記載の装置。
（付記５２）
インデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する第１の送信部であって、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの終了スロットである、第１の送信部、をさらに含む、付記３９乃至５１の何れかに記載の装置。
（付記５３）
前記第１の送信部は、半静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、付記５２に記載の装置。
（付記５４）
インデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する第２の送信部であって、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの終了スロットである、第２の送信部、をさらに含む、付記３９乃至５１の何れかに記載の装置。
（付記５５）
前記第２の送信部は、動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、付記５４に記載の装置。
（付記５６）
前記第１の送信部又は前記第２の送信部は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記５２乃至５５の何れかに記載の装置。
（付記５７）
前記第１の送信部又は前記第２の送信部は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つ（Ｐ個）のＰＤＳＣＨであり、各第４のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記５２乃至５５の何れかに記載の装置。
（付記５８）
前記第１の送信部又は前記第２の送信部は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの各第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記５２乃至５５の何れかに記載の装置。
（付記５９）
前記第１の送信部又は前記第２の送信部は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記５２乃至５５の何れかに記載の装置。
（付記６０）
前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨであり、
前記第２のＰＤＳＣＨの数Ｎは、前記第１のＰＤＳＣＨの数Ｍに等しい、付記３９乃至５９の何れかに記載の装置。
（付記６１）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを含む、付記３９乃至６０の何れかに記載の装置。
（付記６２）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨは、連続的又は不連続である、付記３９乃至６１の何れかに記載の装置。
（付記６３）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域シンボルの数は、同一であり、又は異なる、付記３９乃至６２の何れかに記載の装置。
（付記６４）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの各第１のＰＤＳＣＨは、１つのスロットにあり、又は１つのスロットにない、付記３９乃至６３の何れかに記載の装置。
（付記６５）
少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信する第３の受信部であって、前記第１の情報要素は、少なくとも１つの第２の情報要素を含む、第３の受信部、をさらに含み、
前記第１の情報フィールドの値は、前記第１の構成情報における１つの第１の情報要素に対応し、前記１つの第１の情報要素は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨと前記ＤＣＩを搬送するＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために用いられる、付記３９乃至６４の何れかに記載の装置。
（付記６６）
前記１つの第１の情報要素のうちの各第２の情報要素は、１つの第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソース構成情報をそれぞれ含む、付記６５に記載の装置。
（付記６７）
少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信する第４の受信部であって、前記第１の情報要素は、第１の数の情報を含み、前記第１の数は、前記第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数を示す、第４の受信部、をさらに含む、付記３９乃至６４の何れかに記載の装置。
（付記６８）
前記ＤＣＩは、ＲＶを示す第２の情報フィールド及び／又はＮＤＩを示す第３の情報フィールドをさらに含み、前記第２の情報フィールド及び／又は前記第３の情報フィールドのサイズは、第２の数に関連し、前記第２の数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数のうちの最大数である、付記３９乃至６７の何れかに記載の装置。
（付記６９）
前記最大数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる前記第２の情報要素の数のうちの最大数、又は前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる前記第１の数のうちの最大数である、付記６８に記載の装置。
（付記７０）
半静的に構成された伝送方向、構成されたＰＲＡＣＨリソース、アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報若しくは伝送方向を動的に構成する情報、構成された無効シンボル、又はクロススロットであるか否かのうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを決定する第３の決定部、をさらに含む、付記３９乃至６９の何れかに記載の装置。
（付記７１）
前記第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成され、或いは無効として構成されている場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成されている場合、前記第２のＰＤＳＣＨは、前記第１のＰＤＳＣＨに一対一で対応し、且つ、前記第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、それに対応する前記第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一であり、或いは異なり、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記７０に記載の装置。
（付記７２）
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルにＰＲＡＣＨが構成され、或いは少なくとも１つのシンボルがＰＲＡＣＨが構成されている前の第３の数のシンボル（例えば、間隔シンボルと称される）に位置する場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされない、付記７０又は７１に記載の装置。
（付記７３）
前記第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースがクロススロットである場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
クロススロットである第１のＰＤＳＣＨを、クロススロットでない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びクロススロットでない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記７０乃至７２の何れかに記載の装置。
（付記７４）
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンク伝送のために動的にスケジューリングされ、或いは伝送方向がアップリンク又は無効として動的に構成されている場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンク伝送のために動的にスケジューリングされ、或いは伝送方向がアップリンク又は無効として動的に構成されている場合、前記第２のＰＤＳＣＨは、前記第１のＰＤＳＣＨに一対一で対応し、且つ前記第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、それに対応する前記第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一であり、又は異なり、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記７０乃至７３の何れかに記載の装置。
（付記７５）
前記アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報又は前記伝送方向を動的に構成する情報は、前記ＤＣＩの前に送信される、付記７４に記載の装置。
（付記７６）
ネットワーク装置に適用されるデータ送信装置であって、
物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を端末装置に送信する第３の送信部であって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、第３の送信部と、
少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを前記端末装置に送信する第４の送信部と、を含む、装置。
（付記１）
端末装置に適用されるデータ受信方法であって、
前記端末装置が物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信するステップであって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、ステップと、
前記端末装置が少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを受信するステップと、を含む、方法。
（付記２）
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、付記１に記載の方法。
（付記３）
前記１つの第１のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、付記２に記載の方法。
（付記４）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定するステップ、をさらに含む、付記２に記載の方法。
（付記５）
前記端末装置の物理層は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの第２のＰＤＳＣＨではない第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告しない、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記６）
前記端末装置の物理層は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記７）
前記端末装置の物理層が前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子のうちの無効なＨＡＲＱプロセス識別子を上位層に報告するステップ、をさらに含む、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記８）
前記無効なＨＡＲＱプロセス識別子は、対応するデータがないＨＡＲＱプロセス識別子である、付記７に記載の方法。
（付記９）
前記端末装置の物理層が前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告するステップ、をさらに含む、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記１０）
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、付記１に記載の方法。
（付記１１）
前記１つの第２のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、付記１０に記載の方法。
（付記１２）
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定するステップ、をさらに含む、付記１０に記載の方法。
（付記１３）
前記端末装置の物理層が前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告するステップ、をさらに含む、付記１０乃至１２の何れかに記載の方法。
（付記１４）
前記端末装置がインデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信するステップであって、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの終了スロットである、ステップ、をさらに含む、付記１乃至１３の何れかに記載の方法。
（付記１５）
前記端末装置は、半静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、付記１４に記載の方法。
（付記１６）
前記端末装置がインデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信するステップであって、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの終了スロットである、ステップ、をさらに含む、付記１乃至１３の何れかに記載の方法。
（付記１７）
前記端末装置は、動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、付記１６に記載の方法。
（付記１８）
前記端末装置は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記１４乃至１７の何れかに記載の方法。
（付記１９）
前記端末装置は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つ（Ｐ個）のＰＤＳＣＨであり、各第４のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記１４乃至１７の何れかに記載の方法。
（付記２０）
前記端末装置は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの各第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記１４乃至１７の何れかに記載の方法。
（付記２１）
前記端末装置は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記１４乃至１７の何れかに記載の方法。
（付記２２）
前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨであり、
前記第２のＰＤＳＣＨの数Ｎは、前記第１のＰＤＳＣＨの数Ｍに等しい、付記１乃至２１の何れかに記載の方法。
（付記２３）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを含む、付記１乃至２２の何れかに記載の方法。
（付記２４）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨは、連続的又は不連続である、付記１乃至２３の何れかに記載の方法。
（付記２５）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域シンボルの数は、同一であり、又は異なる、付記１乃至２４の何れかに記載の方法。
（付記２６）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの各第１のＰＤＳＣＨは、１つのスロットにあり、又は１つのスロットにない、付記１乃至２５の何れかに記載の方法。
（付記２７）
前記端末装置が少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信するステップであって、前記第１の情報要素は、少なくとも１つの第２の情報要素を含む、ステップ、をさらに含み、
前記第１の情報フィールドの値は、前記第１の構成情報における１つの第１の情報要素に対応し、前記１つの第１の情報要素は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨと前記ＤＣＩを搬送するＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために用いられる、付記１乃至２６の何れかに記載の方法。
（付記２８）
前記１つの第１の情報要素のうちの各第２の情報要素は、１つの第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソース構成情報をそれぞれ含む、付記２７に記載の方法。
（付記２９）
前記端末装置が少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信するステップであって、前記第１の情報要素は、第１の数の情報を含み、前記第１の数は、前記第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数を示す、ステップ、をさらに含む、付記１乃至２６の何れかに記載の方法。
（付記３０）
前記ＤＣＩは、ＲＶを示す第２の情報フィールド及び／又はＮＤＩを示す第３の情報フィールドをさらに含み、前記第２の情報フィールド及び／又は前記第３の情報フィールドのサイズは、第２の数に関連し、前記第２の数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数のうちの最大数である、付記１乃至２９の何れかに記載の方法。
（付記３１）
前記最大数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる前記第２の情報要素の数のうちの最大数、又は前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる前記第１の数のうちの最大数である、付記３０に記載の方法。
（付記３２）
前記端末装置は、半静的に構成された伝送方向、構成されたＰＲＡＣＨリソース、アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報若しくは伝送方向を動的に構成する情報、構成された無効シンボル、又はクロススロットであるか否かのうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを決定する、付記１乃至３１の何れかに記載の方法。
（付記３３）
前記第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成され、或いは無効として構成されている場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成されている場合、前記第２のＰＤＳＣＨは、前記第１のＰＤＳＣＨに一対一で対応し、且つ、前記第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、それに対応する前記第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一であり、或いは異なり、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記３２に記載の方法。
（付記３４）
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルにＰＲＡＣＨが構成され、或いは少なくとも１つのシンボルがＰＲＡＣＨが構成されている前の第３の数のシンボル（例えば、間隔シンボルと称される）に位置する場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされない、付記３２又は３３に記載の方法。
（付記３５）
前記第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースがクロススロットである場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
クロススロットである第１のＰＤＳＣＨを、クロススロットでない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びクロススロットでない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記３２乃至３４の何れかに記載の方法。
（付記３６）
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンク伝送のために動的にスケジューリングされ、或いは伝送方向がアップリンク又は無効として動的に構成されている場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンク伝送のために動的にスケジューリングされ、或いは伝送方向がアップリンク又は無効として動的に構成されている場合、前記第２のＰＤＳＣＨは、前記第１のＰＤＳＣＨに一対一で対応し、且つ前記第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、それに対応する前記第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一であり、又は異なり、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記３２乃至３５の何れかに記載の方法。
（付記３７）
前記アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報又は前記伝送方向を動的に構成する情報は、前記ＤＣＩの前に送信される、付記３６に記載の方法。
（付記３８）
ネットワーク装置に適用されるデータ送信方法であって、
前記ネットワーク装置が物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を端末装置に送信するステップであって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、ステップと、
前記ネットワーク装置が少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを前記端末装置に送信するステップと、を含む、方法。
（付記３９）
端末装置に適用されるデータ受信装置であって、
物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を受信する第１の受信部であって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、第１の受信部と、
少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを受信する第２の受信部と、を含む、装置。
（付記４０）
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１つの第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、付記３９に記載の装置。
（付記４１）
前記１つの第１のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、付記４０に記載の装置。
（付記４２）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する第１の決定部、をさらに含む、付記４０に記載の装置。
（付記４３）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの第２のＰＤＳＣＨではない第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告しない処理部、をさらに含む、付記３９乃至４２の何れかに記載の装置。
（付記４４）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する第１の報告部、をさらに含む、付記３９乃至４２の何れかに記載の装置。
（付記４５）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子のうちの無効なＨＡＲＱプロセス識別子を上位層に報告する第３の報告部、をさらに含む、付記３９乃至４２の何れかに記載の装置。
（付記４６）
前記無効なＨＡＲＱプロセス識別子は、対応するデータがないＨＡＲＱプロセス識別子である、付記４５に記載の装置。
（付記４７）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する第１の報告部、をさらに含む、付記３９乃至４２の何れかに記載の装置。
（付記４８）
前記ＤＣＩは、ＨＡＲＱプロセス識別子を示すための第４の情報フィールドをさらに含み、前記第４の情報フィールドにより示されるＨＡＲＱプロセス識別子は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１つの第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子である、付記３９に記載の装置。
（付記４９）
前記１つの第２のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの１番目のものである、付記４８に記載の装置。
（付記５０）
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱプロセス識別子を決定する第２の決定部、をさらに含む、付記４８に記載の装置。
（付記５１）
前記端末装置の物理層において前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ情報を上位層に報告する第２の報告部、をさらに含む、付記４８乃至５０の何れかに記載の装置。
（付記５２）
インデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する第１の送信部であって、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの終了スロットである、第１の送信部、をさらに含む、付記３９乃至５１の何れかに記載の装置。
（付記５３）
前記第１の送信部は、半静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、付記５２に記載の装置。
（付記５４）
インデックスｎ＋ｋのスロット（スロットｎ＋ｋ）においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する第２の送信部であって、インデックスｎのスロット（スロットｎ）は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの終了スロット又は前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの終了スロットである、第２の送信部、をさらに含む、付記３９乃至５１の何れかに記載の装置。
（付記５５）
前記第２の送信部は、動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを用いて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する、付記５４に記載の装置。
（付記５６）
前記第１の送信部又は前記第２の送信部は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記５２乃至５５の何れかに記載の装置。
（付記５７）
前記第１の送信部又は前記第２の送信部は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｐ個）の第４のＰＤＳＣＨは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つ（Ｐ個）のＰＤＳＣＨであり、各第４のＰＤＳＣＨのうちの最後の第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記５２乃至５５の何れかに記載の装置。
（付記５８）
前記第１の送信部又は前記第２の送信部は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのうちの各第２のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記５２乃至５５の何れかに記載の装置。
（付記５９）
前記第１の送信部又は前記第２の送信部は、物理アップリンクチャネルで前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信し、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を含み、
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの最後の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボル又は前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの最後のシンボルと前記物理アップリンクチャネルの最初のシンボルとの間隔は、第１の時間以上である、付記５２乃至５５の何れかに記載の装置。
（付記６０）
前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨであり、
前記第２のＰＤＳＣＨの数Ｎは、前記第１のＰＤＳＣＨの数Ｍに等しい、付記３９乃至５９の何れかに記載の装置。
（付記６１）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースは、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを含む、付記３９乃至６０の何れかに記載の装置。
（付記６２）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨは、連続的又は不連続である、付記３９乃至６１の何れかに記載の装置。
（付記６３）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域シンボルの数は、同一であり、又は異なる、付記３９乃至６２の何れかに記載の装置。
（付記６４）
前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨのうちの各第１のＰＤＳＣＨは、１つのスロットにあり、又は１つのスロットにない、付記３９乃至６３の何れかに記載の装置。
（付記６５）
少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信する第３の受信部であって、前記第１の情報要素は、少なくとも１つの第２の情報要素を含む、第３の受信部、をさらに含み、
前記第１の情報フィールドの値は、前記第１の構成情報における１つの第１の情報要素に対応し、前記１つの第１の情報要素は、前記少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨと前記ＤＣＩを搬送するＰＤＣＣＨとの時間領域関係を構成するために用いられる、付記３９乃至６４の何れかに記載の装置。
（付記６６）
前記１つの第１の情報要素のうちの各第２の情報要素は、１つの第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソース構成情報をそれぞれ含む、付記６５に記載の装置。
（付記６７）
少なくとも１つの第１の情報要素を含む第１の構成情報を受信する第４の受信部であって、前記第１の情報要素は、第１の数の情報を含み、前記第１の数は、前記第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数を示す、第４の受信部、をさらに含む、付記３９乃至６４の何れかに記載の装置。
（付記６８）
前記ＤＣＩは、ＲＶを示す第２の情報フィールド及び／又はＮＤＩを示す第３の情報フィールドをさらに含み、前記第２の情報フィールド及び／又は前記第３の情報フィールドのサイズは、第２の数に関連し、前記第２の数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に対応する第１のＰＤＳＣＨの数のうちの最大数である、付記３９乃至６７の何れかに記載の装置。
（付記６９）
前記最大数は、前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる前記第２の情報要素の数のうちの最大数、又は前記第１の構成情報における全ての第１の情報要素に含まれる前記第１の数のうちの最大数である、付記６８に記載の装置。
（付記７０）
半静的に構成された伝送方向、構成されたＰＲＡＣＨリソース、アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報若しくは伝送方向を動的に構成する情報、構成された無効シンボル、又はクロススロットであるか否かのうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを決定する第３の決定部、をさらに含む、付記３９乃至６９の何れかに記載の装置。
（付記７１）
前記第１のＰＤＳＣＨの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成され、或いは無効として構成されている場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンクとして半静的に構成されている場合、前記第２のＰＤＳＣＨは、前記第１のＰＤＳＣＨに一対一で対応し、且つ、前記第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、それに対応する前記第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一であり、或いは異なり、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記７０に記載の装置。
（付記７２）
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルにＰＲＡＣＨが構成され、或いは少なくとも１つのシンボルがＰＲＡＣＨが構成されている前の第３の数のシンボル（例えば、間隔シンボルと称される）に位置する場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされない、付記７０又は７１に記載の装置。
（付記７３）
前記第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースがクロススロットである場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
クロススロットである第１のＰＤＳＣＨを、クロススロットでない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びクロススロットでない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記７０乃至７２の何れかに記載の装置。
（付記７４）
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンク伝送のために動的にスケジューリングされ、或いは伝送方向がアップリンク又は無効として動的に構成されている場合、前記第１のＰＤＳＣＨは、前記第２のＰＤＳＣＨとされず、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨのうちの少なくとも１つのシンボルがアップリンク伝送のために動的にスケジューリングされ、或いは伝送方向がアップリンク又は無効として動的に構成されている場合、前記第２のＰＤＳＣＨは、前記第１のＰＤＳＣＨに一対一で対応し、且つ前記第２のＰＤＳＣＨが所在するスロットは、それに対応する前記第１のＰＤＳＣＨが所在するスロットと同一であり、又は異なり、或いは、
前記第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つのアップリンクシンボルを含まない少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨに分割し、分割された少なくとも２つの第３のＰＤＳＣＨ及びアップリンクシンボルを含まない第１のＰＤＳＣＨを少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨとする、付記７０乃至７３の何れかに記載の装置。
（付記７５）
前記アップリンク伝送を動的にスケジューリングする情報又は前記伝送方向を動的に構成する情報は、前記ＤＣＩの前に送信される、付記７４に記載の装置。
（付記７６）
ネットワーク装置に適用されるデータ送信装置であって、
物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を端末装置に送信する第３の送信部であって、前記ＤＣＩは、少なくとも２つ（Ｍ個）の第１のＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示すための第１の情報フィールドを含む、第３の送信部と、
少なくとも１つ（Ｎ個）の第２のＰＤＳＣＨを前記端末装置に送信する第４の送信部と、を含む、装置。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図5G】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図7E】
【図7F】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】