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特許7597299可動構成要素及び隣接する構造体の間をラチェットするための部材
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-02
(45)【発行日】2024-12-10
(54)【発明の名称】可動構成要素及び隣接する構造体の間をラチェットするための部材
(51)【国際特許分類】
   B60R 19/26 20060101AFI20241203BHJP
   B60R 19/04 20060101ALI20241203BHJP
   B60R 19/18 20060101ALI20241203BHJP
【FI】
B60R19/26
B60R19/04 A
B60R19/18 F
B60R19/04 M
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023516258
(86)(22)【出願日】2021-10-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-20
(86)【国際出願番号】 US2021071674
(87)【国際公開番号】W WO2022073029
(87)【国際公開日】2022-04-07
【審査請求日】2023-05-09
(31)【優先権主張番号】16/948,847
(32)【優先日】2020-10-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515301041
【氏名又は名称】アティエヴァ、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アイヤー、ヴィジェイ シャンカー オーティムーラム
(72)【発明者】
【氏名】モンテイロ マーティンズ、トビアス エマニュエル
(72)【発明者】
【氏名】タン、ブーン-サム
【審査官】近藤 利充
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第103522967(CN,A)
【文献】実開昭62-000451(JP,U)
【文献】特開2010-202089(JP,A)
【文献】米国特許第06637789(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0207303(US,A1)
【文献】独国実用新案第202017001796(DE,U1)
【文献】韓国公開特許第2017-0004071(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 19/26
B60R 19/04
B60R 19/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロント部及びリア部を有する車両ボディ;
前記車両ボディを支持する車両シャーシ、前記車両シャーシがシャーシ部分を有する;
前記車両ボディの前記フロント部に取り付けられた構成要素;及び
部材であって、前記部材は、(i)歯を含む細長い部分、及び(ii)前記シャーシ部分又は前記構成要素のうちの一方に前記部材を取り付ける取付け部分を有し、前記構成要素及び前記シャーシ部分の間の相対的な運動により、前記シャーシ部分又は前記構成要素のうちの他方の縁部に前記歯をラチェットするように構成されている部材
を備える車両であって、
前記構成要素が支持ブラケットであり、
フェイシアをさらに備え、前記フェイシアが前記支持ブラケットによって支持されている、及び/又は、
前記支持ブラケットが前記車両内で前記シャーシ部分よりも高く位置決めされている、車両。
【請求項2】
前記シャーシ部分がバンパービームを含む、及び/又は、
前記車両は、前記車両ボディの前記フロント部において上方前縁部を形成する照明構成要素をさらに備え、前記照明構成要素が、前記車両内で前記構成要素よりも高く、前記車両内で前記構成要素よりもさらに前方に位置決めされている、請求項1記載の車両。
【請求項3】
前記車両ボディの前記フロント部において下方前縁部を形成するノーズ部分をさらに備え、前記ノーズ部分が、前記車両内で前記構成要素よりも低く、前記車両内で前記構成要素よりもさらに前方に位置決めされている、請求項に記載の車両。
【請求項4】
前記歯が前記細長い部分の第1の部分に位置決めされており、前記第1の部分に隣接する前記細長い部分の第2の部分に歯がない、及び/又は、
前記部材が、前記細長い部分から実質的に垂直に延在するブリッジ部分をさらに有する、請求項1からのいずれか一項に記載の車両。
【請求項5】
前記取付け部分が、前記ブリッジ部分の、前記細長い部分と同じ側に前記ブリッジ部分から実質的に垂直に延在している、請求項に記載の車両。
【請求項6】
フロント部及びリア部を有する車両ボディ;
前記車両ボディを支持する車両シャーシ、前記車両シャーシがシャーシ部分を有する;
前記車両ボディの前記フロント部に取り付けられた構成要素;及び
部材を備え、
前記部材は、(i)歯を含む細長い部分、及び(ii)前記シャーシ部分又は前記構成要素のうちの一方に前記部材を取り付ける取付け部分を有し、前記部材が、前記構成要素及び前記シャーシ部分の間の相対的な運動により、前記シャーシ部分又は前記構成要素のうちの他方の縁部に前記歯をラチェットするように構成され、
前記歯が前記細長い部分の第1の部分に位置決めされており、前記第1の部分に隣接する前記細長い部分の第2の部分に歯がない、及び/又は、
前記部材が、前記細長い部分から実質的に垂直に延在するブリッジ部分をさらに有し、
前記取付け部分が、前記ブリッジ部分の、前記細長い部分と同じ側に前記ブリッジ部分から実質的に垂直に延在している、車両。
【請求項7】
前記歯が前記取付け部分から離れる方向に配向されている、請求項5または6に記載の車両。
【請求項8】
前記部材が前記構成要素に取り付けられており、前記構成要素が互いの方に向いた開口を有し、前記取付け部分の対向する端部が前記開口のそれぞれに収容されるように構成されている、及び/又は、
前記車両が複数の部材を備え、前記複数の部材のそれぞれが各細長い部分及び各取付け部分を有する、請求項1からのいずれか一項に記載の車両。
【請求項9】
前記複数の部材が、前記車両の長手方向中心線を中心に幅方向に対称に位置決めされている、請求項に記載の車両。
【請求項10】
フロント部及びリア部を有する車両ボディ;
前記車両ボディを支持する車両シャーシ、前記車両シャーシがシャーシ部分を有する;
前記車両ボディの前記フロント部に取り付けられた構成要素;及び
前記シャーシ部分又は前記構成要素のうちの一方に取り付けられて、前記構成要素及び前記シャーシ部分の間の相対的な運動により、前記シャーシ部分又は前記構成要素のうちの他方の縁部にラチェットする手段
を備える車両であって、
前記構成要素が支持ブラケットであり、
フェイシアをさらに備え、前記フェイシアが前記支持ブラケットによって支持されている、及び/又は、
前記支持ブラケットが前記車両内で前記シャーシ部分よりも高く位置決めされている、車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年10月2日出願の、「MEMBER FOR RATCHETING BETWEEN A MOVING COMPONENT AND ADJACENT STRUCTURE」と題する米国特許出願第16/948,847号の優先権を主張し、その開示は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる。
【0002】
この文書は、可動構成要素及び隣接する構造体の間をラチェットするための部材に関する。
【背景技術】
【0003】
自動車技術の改善が継続してなされているが、車両及び歩行者の間の時折の衝突が、依然として今日の社会における輸送の現実である。現代の車両は、部分的に、歩行者との衝突時に所望の性能を提供するように設計されている。この点においてより良い性能を実現することは、歩行者の重篤な傷害がより少なく又はより少数になることにつながる。多くの国又は地域では、いくつかの基準に従って車両の性能を評価する試験が実施されている。
【発明の概要】
【0004】
第1の態様では、車両は、フロント部及びリア部を有する車両ボディ;車両ボディを支持する車両シャーシ、車両シャーシはシャーシ部分を有する;車両ボディのフロント部に取り付けられた構成要素;及び部材であって、部材は、(i)歯を含む細長い部分、及び(ii)シャーシ部分又は構成要素のうちの一方に部材を取り付ける取付け部分を有し、部材は、構成要素及びシャーシ部分の間の相対的な運動により、シャーシ部分又は構成要素のうちの他方の縁部に歯をラチェットするように構成されている、を備える。
【0005】
実装形態は、以下の特徴のうちのいずれか又はすべてを含むことができる。構成要素は支持ブラケットである。車両はフェイシアをさらに備え、フェイシアは支持ブラケットによって支持される。支持ブラケットは、車両内でシャーシ部分よりも高く位置決めされる。シャーシ部分はバンパービームを含む。車両は、車両ボディのフロント部において上方前縁部を形成する照明構成要素をさらに備え、照明構成要素は、車両内で構成要素よりも高く、車両内で構成要素よりもさらに前方に位置決めされる。車両は、車両ボディのフロント部において下方前縁部を形成するノーズ部分をさらに備え、ノーズ部分は、車両内で構成要素よりも低く、車両内で構成要素よりもさらに前方に位置決めされる。歯は細長い部分の第1の部分に位置決めされ、第1の部分に隣接する細長い部分の第2の部分には歯がない。部材は、細長い部分から実質的に垂直に延在するブリッジ部分をさらに有する。取付け部分は、ブリッジ部分の、細長い部分と同じ側にブリッジ部分から実質的に垂直に延在する。歯は取付け部分から離れる方向に配向される。部材は構成要素に取り付けられ、構成要素は互いの方に向いた開口を有し、取付け部分の対向する端部は各開口に収容されるように構成される。車両は複数の部材を備え、複数の部材のそれぞれは、各細長い部分及び各取付け部分を有する。複数の部材は、車両の長手方向中心線を中心に対称に位置決めされる。
【0006】
第2の態様では、部材は、歯を有する細長い部分;細長い部分から実質的に垂直に延在するブリッジ部分;及びブリッジ部分の、細長い部分と同じ側にブリッジ部分から実質的に垂直に延在する取付け部分、歯は、取付け部分から離れる方向に配向される、を備える。
【0007】
実装形態は、以下の特徴のうちのいずれか又はすべてを含むことができる。歯は少なくとも3つの歯を含み、歯は、細長い部分の上で互いから等距離で間隔を開けて配置される。細長い部分は、ブリッジ部分にある第1の端部及び第1の端部に対向する第2の端部の間で延在し、細長い部分は歯のない部分を有し、歯のない部分は第1の端部に隣接して位置決めされ、歯の間の空間よりも長い。部材は、細長い部分から離れる方向に取付け部分から延在するスペーサをさらに備える。部材は、細長い部分から離れる共通の方向に取付け部分から延在する複数のスペーサをさらに備える。
【0008】
第3の態様では、車両は、フロント部及びリア部を有する車両ボディ;車両ボディを支持する車両シャーシ、車両シャーシはシャーシ部分を有する;車両ボディのフロント部に取り付けられた構成要素;及びシャーシ部分又は構成要素のうちの一方に取り付けられて、構成要素及びシャーシ部分の間の相対的な運動により、シャーシ部分又は構成要素のうちの他方の縁部にラチェットする手段を備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】車両の一例を示す図である。
【0010】
図2図1の車両のフロント部の一例を示す図である。
【0011】
図3図1の車両のフロント部の例示的な断面図である。
【0012】
図4】部材の別の例を示す図である。
【0013】
図5】車両フロント部及び脚部モデルの例示的な断面図である。
【0014】
図6A図5の車両フロント部及び脚部モデルを使用したシミュレーションの例を示す図である。
図6B図5の車両フロント部及び脚部モデルを使用したシミュレーションの例を示す図である。
図6C図5の車両フロント部及び脚部モデルを使用したシミュレーションの例を示す図である。
【0015】
図7】時間の関数としてのシミュレーションされた内側側副靱帯の伸びを含む例示的なグラフである。
【0016】
図8】部材の別の例の断面図である。
【0017】
図9】部材の別の例を示す図である。
【0018】
図10図3のフロント部の別の例を示す図である。
【0019】
様々な図面における同様の参照符号は同様の要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
この文書では、車両及び歩行者の間の衝突の際によりよい性能を提供するためのシステム及び技法の例を説明する。いくつかの実装形態では、衝撃に続いて起こる可能性がある変形の一部として、部材が、可動構成要素及び隣接する構造体の間のラチェットを提供する。部材の設計は、構成要素が衝撃の結果として車両の後方に一方向に進むようにとどめるように努めることができる。例えば、これにより、構成要素が車両ボディに対して前方に進む(例えば跳ね返る)ことを防止又は軽減することができる。これにより、例えば衝突時の歩行者の脚部の屈曲を軽減又は解消することによって事故性能を改善することができる。
【0021】
複数の様々な車両設計によって改善された衝突性能を提供することができ、以下は改善の一態様の例示的な特徴である。いくつかの実装形態では、車両の前端部の側方プロファイルは、歩行者の脛骨下部(下腿の骨)のところにある(早期押圧部と呼ばれることがある)比較的低い構造体;エネルギーを吸収するように設計されたコンプライアンス性のある中間部分;及びバンパー及びフェイシアの若干後方に位置決めされた比較的高く持ち上げられた構造体を特徴とすることができる。例えば、コンプライアンス性のある中間部分は、衝撃後にその元の位置へと戻るように進むことに対してより抵抗する変形モードを実現するのに役立つ場合がある。
【0022】
本明細書の例では、車両が参照される。車両は、乗車員又は積荷、又はその両方を輸送する機械である。車両は、少なくとも1つタイプの燃料、又は他のエネルギー源(例えば電気)を使用する1つ又は複数のモータを有することができる。車両の例は車、トラック、及びバスを含むが、これらに限定されない。車輪の数は車両のタイプの間で異なってもよく、車輪のうちの1つ又は複数(例えばすべて)は車両の推進のために使用され得る。
【0023】
本明細書の例では、車両シャーシが参照される。車両シャーシは、車両の残りの部分の荷重に耐えるフレーム構造である。車両シャーシは、鋼、アルミニウム合金、又は剛性で強い別の材料で作成され得る1つ又は複数のフレームを含むことができる。例えば、車両シャーシは、構造的な一体性のために、複数のクロスメンバによって連結された少なくとも2つのサイドレールで作成されることがある。電気又はハイブリッド車両用のバッテリパックを含むがこれに限定されない1つ又は複数の他の構成要素が、車両シャーシに統合されるか又は別の方法で組み合わせられてもよい。車両の一方又は両方の端部(例えば前端部)には、進行方向に対して概して横方向に延在することができ、車両シャーシの最も外側の部分になり得るバンパービームが提供され得る。例えば、バンパービームは、衝撃エネルギーを吸収し、車両内にクラッシュ力を分散させるのに役立つように設計され得る。車両シャーシの別の部分は、フレームのレール又は他の部分に機械的に取り付けることができ、1つ又は複数のサブ構成要素を位置決めするために使用することができる前端部モジュールである。サブフレームは、モータ、ドライブトレイン、又はサスペンションを含むがこれらに限定されないいくつかの構成要素を保持して、シャーシ荷重を分散し、及び/又は振動及びハーシュネスを隔離することができるシャーシ部分である。
【0024】
本明細書の例では、車両ボディが参照される。車両ボディは、構成要素及びサブ構成要素が取り付けられる、車両の主たる支持構造体である。モノコック構造を有する車両では、車両ボディ及び車両シャーシは互いに統合される。車両ボディが車両シャーシの一体化した一部であるときもまた、本明細書において、車両シャーシは車両ボディを支持するものとして説明される。車両ボディは、1人又は複数人の乗員用の車室を備えた乗車員コンパートメント;積荷用の1つ又は複数のトランク又は他の収納コンパートメント;及び保護用の、且つ/又は装飾用のカバーを提供する様々なパネル及び他のクロージャを含むことが多い。
【0025】
本明細書の例では、ラチェットが参照される。ラチェットは、一方向のみの直線的な又は回転する動きを可能にして反対方向の動きを防止する、機械的装置の相互作用である。ラチェットは、1つ又は複数の歯及び爪部の表面などの1つ又は複数の縁部の間の係合によって提供され得る。歯は、許可された方向に動いている間の歯及び縁部の間の相対的な運動を容易にする、傾斜の付いた前縁部を有する場合がある。例えば、より良い係合のために、歯及び縁部のうちの少なくとも一方が互いに向かって付勢(ばねで負荷をかけるなど)される場合がある。
【0026】
図1には、車両100の一例が示してある。車両100は、本明細書の他の箇所で説明される1つ又は複数の他の例と共に使用されてもよい。車両100は、車両ボディ102、及び車両ボディ102を支持する車両シャーシ104を含む。例えば、車両ボディ102はここでは少なくとも4人の乗員用の車室を備えた4ドアタイプのものであり、車両シャーシ104は4つの車輪を有する。いくつかの実装形態では、他の数のドア、車両ボディ102のタイプ、及び/又は車両シャーシ104の種類が使用されてもよい。
【0027】
車両ボディ102はフロント部106及びリア部108を有する。車両100は、車両100の1つ又は複数の場所に位置決めされ得る少なくとも1つのモータを有することができる。いくつかの実装形態では、モータは概してフロント部106の近く、概してリア部108の近く、又はその両方にマウントされ得る。車両100は、車両100の1つ又は複数の場所に位置付けられ得る少なくとも1つの照明構成要素を有することができる。例えば、車両100は概してフロント部106の近くにマウントされた1つ又は複数のヘッドライト110を有することができる。別の例として、車両100は、ここではヘッドライト110の上にマウントされた1つ又は複数のノーズライト112を有することができ、これはフロント部106において実質的に車両100の幅の端から端まで延在する、照明の細長いストリップ(例えば小さい個々のライト)の形態をとる補助ランプでもよい。
【0028】
車両100は、特に歩行者を巻き込んだときに改善された衝突性能を提供するように設計された1つ又は複数の特徴を有することができる。説明の目的で、部材114の8つの実例を見せるために、フロントフェイシアの一部分はここでは切り取られている。部材114のそれぞれは車両ボディ102の内側にマウントすることができ、普通は外側から見えない。部材114は、フロント部106の衝撃に際して車両100の性能を改善するラチェットを提供するように設計され得る。例えば、車両ボディ102の構成要素及び車両シャーシ104の隣接する構造体の間に衝突による相対的な運動が存在したとき、部材114のうちの1つ又は複数が構成要素又は隣接する構造体の縁部にラチェットして、相対的な動きを限定又は制限する(例えば運動を単一の方向にとどめる)ことができる。
【0029】
図2には、図1の車両100のフロント部106の一例が示してある。図が見えやすいように、フロント部106の複数部分のみが示されている。フロント部106は、本明細書の他の箇所で説明される1つ又は複数の他の例と共に使用されてもよい。フロント部106は、ここでは説明の目的で部分的に透明に示されているフェイシア200を含む。フロント部106はバンパービーム202を含む。いくつかの実装形態では、バンパービーム202は機能的に剛性の材料から作成されて、車両のシャーシの一部分を形成する。例えば、バンパービーム202は衝撃エネルギーを吸収し、クラッシュ力を分散させるように構成される。
【0030】
フロント部106は支持ブラケット204を含む。いくつかの実装形態では、支持ブラケット204は少なくともフェイシア200を支持し、組立て後にフェイシア200によって覆われ得る。例えば、支持ブラケット204は車両のボディに取り付けることができるか、又はその一部であると考えることができる。支持ブラケット204は、フェイシア200(及び/又は任意選択で別の構成要素)を支持すること、及び車両に支持ブラケット204を取り付けることを容易にする様々な形状の部分、開口、及び/又は他の構造的特徴を含むことができる。
【0031】
フロント部106は、支持ブラケット204及びバンパービーム202に隣接して位置決めされた部材114を含む。部材114のそれぞれは、歯114Aを有する細長い部分を含む。示されている例では、部材114のそれぞれは取付け部分114Bを介して支持ブラケット204に取り付けられており、少なくともその歯114Aがバンパービーム202の縁部に係合するように構成されている。例えば、これにより、支持ブラケット204及びバンパービーム202の間の相対的な動きを限定又は制限するためにラチェットすることが容易になり得る。いくつかの実装形態では、部材114のうちの1つ又は複数は、少なくともその歯114Aが支持ブラケット204の縁部に係合することができるように、代わりにバンパービーム202に取り付けられる。
【0032】
車両についての長手方向中心線206が規定され得る。長手方向中心線206は進行方向における車両の中心を表すことができ、車両の座標系においてy=0を有する座標に対応することができる。部材114は、長手方向中心線206を中心に対称に位置決めされ得る。例えば、ここでは部材114のうちの4つは(例えば正のyの値を有する)長手方向中心線206の一方の側に位置決めされており、部材114のうちの他の4つは(例えば負のyの値を有する)長手方向中心線206の他方の側に位置決めされている。
【0033】
図3には、図1の車両のフロント部106の例示的な断面図が示してある。この図に少なくとも部分的に見えているのは、支持ブラケット204に支持されたフェイシア200;バンパービーム202に接して位置決めされた発泡体300;及び部材114である。ここでは、支持ブラケット204は車両内でバンパービーム202よりも上に位置決めされている。
【0034】
部材114は、歯114Aを有する細長い部分302を含む。部材114は、取付け部分114B及びブリッジ部分304も含む。いくつかの実装形態では、取付け部分114Bはブリッジ部分304から実質的に垂直に延在する。例えば取付け部分114Bは、ブリッジ部分304の、細長い部分302と同じ側に延在することができる。いくつかの実装形態では、歯114Aは取付け部分114Bから離れる方向に配向され得る。
【0035】
ここでは、バンパービーム202は縁部306を有する。いくつかの実装形態では、縁部306は、支持ブラケット204の方に向く方向における、バンパービーム202のパネルの終端によって形成される。例えば、このパネルは、車両に対してバンパービーム202の最も前の部分に位置付けられてもよい。縁部306はバンパービーム202の長さ又は幅の全体に沿って、又はその一部分のみに沿って延在することができる。部材114は、支持ブラケット204(すなわち車両ボディの構成要素)及びバンパービーム202(すなわち車両シャーシの一部分)の間の相対的な運動により、歯114Aが縁部306にラチェットすることができるように構成される。いくつかの実装形態では、歯114Aのそれぞれは実質的に三角形のプロファイルを有することができる。例えば、三角形のプロファイルの一辺は、歯114A及び細長い部分302の間の交差部分に対応することができる。三角形のプロファイルの第2の辺は、ある方向に(例えばこの図では右に向かって)運動している間に縁部306に一時的に係合する面を形成することができる。三角形のプロファイルの第3の辺は、運動が止まった後に縁部306に係合して反対方向への(例えばこの図では左に向かう)運動を防止する面を形成することができる。
【0036】
図1、2、及び3を再び簡潔に参照すると、上の例には、車両(例えば車両100)がフロント部(例えばフロント部106)及びリア部(例えばリア部108)を有する車両ボディ(例えば車両ボディ102)を含み得ることが示してある。車両は、車両ボディを支持するシャーシ(例えば車両シャーシ104)を含むことができ、車両シャーシはシャーシ部分(例えばバンパービーム202)を含む。車両は、車両ボディのフロント部に取り付された構成要素(例えば支持ブラケット204)を含む。車両は部材(例えば部材114)を含み、これは、歯(例えば歯114A)を有する細長い部分(例えば細長い部分302)、及び部材をシャーシ部分又は構成要素のうちの一方に取り付ける取付け部分(例えば取付け部分114B)を備える。部材は、構成要素及び車両シャーシの間の相対的な運動により、シャーシ部分又は構成要素のうちの他方の縁部(例えば縁部306)に歯をラチェットさせるように構成される。
【0037】
図4には、部材400の別の例が示してある。部材400は断面で示されている。部材400は、本明細書の他の箇所で説明される1つ又は複数の他の例と共に使用されてもよい。部材400は、構成要素及びシャーシ部分の間の相対的な運動により、シャーシ部分の縁部又は車両構成要素の縁部にラチェットするように構成され得る。
【0038】
ここでは、部材400は歯404を有する細長い部分402を含む。ここでは、部材400は細長い部分402から実質的に垂直に延在するブリッジ部分406を含む。ここでは部材400は、ブリッジ部分406の、細長い部分402と同じ側にブリッジ部分406から実質的に垂直に延在する取付け部分408を含む。歯404は、取付け部分408から離れる方向に配向される。
【0039】
支持ブラケット410が断面で示されている。支持ブラケット410は、車両の1つ又は複数の構成要素(図示せず)を支持することができる。この例では、部材400は支持ブラケット410に取り付けられている。いくつかの実装形態では、支持ブラケット410は互いの方に向いた開口412A-412Bを含む。例えば、取付け部分408の端部408Aは開口412Aに収容されるように構成され得る。別の例として、端部408Aに対向する取付け部分408の端部408Bは、開口412Bに収容されるように構成され得る。
【0040】
部材400は1つ又は複数のスペーサを含むことができる。ここでは、2つのスペーサ414が示されている。いくつかの実装形態では、スペーサ414は取付け部分408に位置決めされ得る。例えば、スペーサ414は細長い部分402から離れる共通の方向に延在することができる。部材400の構造により、1つ又は複数の方向における付勢が提供され得る。例えば、少なくとも細長い部分402、ブリッジ部分406、及び取付け部分408のこの構成により、少なくとも歯404を縁部(図示せず)に向かって付勢することを可能にして、ラチェットを容易にし、相対的な動きを限定又は制限することができる。
【0041】
図5には、車両フロント部500及び脚部モデル502の例示的な断面図が示してある。車両フロント部500はここでは横から見られており、車両の残りの部分は簡略化のために省略されている。脚部モデル502は、膝関節502Cによって互いに結合された上腿部502A及び下腿部502Bを含む。いくつかの実装形態では、脚部モデル502は物理的構成要素から作成することができ、車両フロント部500を有する車両についての物理的試験を実施するためのセンサを備えることができる。いくつかの実装形態では、脚部モデル502はコンピュータベースのシミュレーション又は解析を実施するために電子工学的に画定され得る。例えば、脚部モデル502のデジタル表現に基づいて有限要素解析が実施されてもよい。
【0042】
ここでは、車両フロント部500は、バンパービーム504;支持ブラケット506;フェイシア508;発泡体510(例えば発泡ポリプロピレン);センサ512(例えば車両フロント部500の一部分を占有するライダシステム);照明構成要素514(例えば車両フロント部500の実質的に幅全体にわたって延在するノーズランプ);及び車両フロント部500において比較的低く位置決めされたノーズ部分516を含む。フェイシア508、及び/又はこれらの構成要素のうちの任意の他のものは、支持ブラケット506によって支持され得る。車両フロント部500におけるこれらの構成要素の配置により、歩行者との衝突時のその性能を改善することができる。
【0043】
いくつかの実装形態では、衝突性能は、少なくとも照明構成要素514を含む上方前縁部518、及び少なくともノーズ部分516を含む下方前縁部520の各挙動の点で特徴付けられ得る。例えば、上方前縁部518は、照明構成要素514が車両内で支持ブラケット506よりも高く、車両内で支持ブラケット506よりもさらに前方に位置決めされているという点において特徴付けられ得る。別の例として、下方前縁部520は、ノーズ部分516が車両内で支持ブラケット506よりも低く、車両内で支持ブラケット506よりもさらに前方に位置決めされているという点において特徴付けられ得る。したがって、車両フロント部500は、歩行者の脛骨下部の早期押圧部としての下方前縁部520;少なくともフェイシア508及び発泡体510を含むコンプライアンス性のある中間部分;及びフェイシア508の若干後方に位置決めされた上方前縁部518を特徴とすることができる。
【0044】
図6A図6Cには、図5の車両フロント部500及び脚部モデル502を使用するシミュレーションの例が示してある。簡略化のために、ここでは車両フロント部500及び脚部モデル502の一部のみが示されている。現在車両フロント部500に見えているのは、照明構成要素514、センサ512、支持ブラケット506、フェイシア508、縁部600を有するバンパービーム504、発泡体510、及び支持ブラケット506にマウントされた部材602である。部材602は、歯を有する細長い部分、及び部材602を支持ブラケット506に取り付ける取付け部分を含んで、歯を縁部600にラチェットさせる。
【0045】
シミュレーションは、車両フロント部500及び脚部モデル502の両方がコンピュータベースの構造体として定義される有限要素解析を使用して実施された。具体的には、車両フロント部500による脚部モデル502への衝撃の2つの別個のシミュレーションが実施され、それらはどちらもこの図によって示されている。第1のシミュレーションでは、部材602が存在しない状態で衝突を実施しており;図6B図6Cでは、この第1のシミュレーションは車両フロント部500の陰線によって示されている。第2のシミュレーションでは、図6Aに示されているように部材602が存在する状態で衝突を実施しており;図6B図6Cでは、この第2のシミュレーションは車両フロント部500の陰線によって示されている。一方、図6Aでは、車両フロント部500での陰線の使用は単に説明を目的としたものであり、第1及び第2のシミュレーションの間のこの区別とは無関係である。
【0046】
図6Aには、車両フロント部500による衝撃の前の脚部モデル502が示してある。第2のシミュレーションでは、部材602はまだ縁部600にラチェットしていなくてもよい。例えば、細長い部材は縁部600に向かって付勢されてもよく、任意選択で縁部600と接触してもよい。
【0047】
図6Bには、車両フロント部500による衝撃の間の脚部モデル502が示してある。例えば、示されている瞬間は、シミュレーションされた衝突イベントのおおよそ半ばの時刻を表し得る。第2のシミュレーションでは、部材602は、図では右に向かうフェイシア508及び支持ブラケット506による運動の結果として、縁部600にラチェットしている。しかし、陰線の比較は、第1及び第2のシミュレーションの間に(すなわち部材602がない場合及びある場合のそれぞれで)まだ比較的軽微な差しか存在し得ないことを示している。
【0048】
図6Cには、車両フロント部500による衝撃の後の脚部モデル502が示してある。例えば、示されている瞬間は、シミュレーションされた衝突イベントの終わりの状態を表すことができる。第1のシミュレーションでは、車両ボディの構成要素は著しい跳ね返りを受けており、結果として反対方向に(すなわち図の左に向かって)進んだか又は進み続けている。例えば、以下のそれぞれ、フェイシア508の第1のシミュレーションに対応する線508-1;支持ブラケット506の第1のシミュレーションに対応する線506-1;及びセンサ512の第1のシミュレーションに対応する線512-1は、左に向かってかなりの差を移動している。衝撃に続いてこれらの又は他の著しい運動が反対方向に生じることにより、脚部モデル502に関する望ましくない結果が引き起こされる場合がある。いくつかの実装形態では、脚部は第1のシミュレーションでの衝突の間にさらに屈曲させられる場合がある。例えば、これは車両フロント部500による、より悪い衝突性能に対応し得る。
【0049】
一方、図6Cに示されている第2のシミュレーションでは、部材602は矢印で示されているように縁部600にラチェットしている。これにより、望ましくない相対的な運動が反対方向に生じることを防止又は軽減することができる。陰線の比較は、第1及び第2のシミュレーションの間に(すなわち部材602がない場合及びある場合のそれぞれで)かなりの差が存在し得ることを示している。例えば、以下のそれぞれ、フェイシア508の第2のシミュレーションに対応する線508-2;支持ブラケット506の第2のシミュレーションに対応する線506-2;及びセンサ512の第2のシミュレーションに対応する線512-2は、第2のシミュレーションでは左に向かう移動がかなり少なくなっている。脚部モデル502では、第2のシミュレーションに対応する陰領域は、第1のシミュレーションに対応する陰領域よりも車両フロント部500から離れる移動が比較的少なくなっている。いくつかの実装形態では、脚部は第2のシミュレーションでの衝突中には比較的屈曲が少ない場合がある。例えば、これは車両フロント部500による、より良い衝突性能に対応し得る。
【0050】
図7には、時間の関数としてのシミュレーションされた内側側副靱帯(MCL)の伸びを含む例示的な図700が示してある。図700では、MCLの伸びが縦軸にミリメートル(mm)単位で示されており、時間が横軸に秒単位で示されている。グラフ702は、本明細書に説明された部材を使用しない(例えば図6A図6Cを参照して説明した第1のシミュレーションに対応する)、シミュレーションされた衝撃によるMCLの伸びに対応する。例えば、図700では、グラフ702は値704にほぼ到達している。一方グラフ706は、本明細書に説明された部材を使用する(例えば図6A図6Cを参照して説明した第2のシミュレーションに対応する)、シミュレーションされた衝撃によるMCLの伸びに対応する。例えば、図700では、グラフ706は本質的に値708未満にとどまっており、値708は値704よりも低い。
【0051】
図8には、部材800の別の例の断面図が示してある。部材800は、本明細書の他の箇所で説明される1つ又は複数の他の例と共に使用されてもよい。部材800は、構成要素及びシャーシ部分の間の相対的な運動により、シャーシ部分804の縁部802又は車両構成要素の縁部(図示せず)にラチェットするように構成され得る。ここでは、部材800は歯808を有する細長い部分806を含む。ここでは、部材800は細長い部分806から実質的に垂直に延在するブリッジ部分810を含む。ここでは、部材800は、ブリッジ部分810の、細長い部分806と同じ側にブリッジ部分810から実質的に垂直に延在する取付け部分812を含む。歯808は、取付け部分812から離れる方向に配向される。取付け部分812は、部材800を構成要素816に取り付けるための少なくとも1つの開口814を含むことができる。
【0052】
図9には、部材900の別の例が示してある。部材900は、本明細書の他の箇所で説明される1つ又は複数の他の例と共に使用されてもよい。部材900は、構成要素及びシャーシ部分の間の相対的な運動により、シャーシ部分の縁部(図示せず)又は車両構成要素の縁部(図示せず)にラチェットするように構成され得る。ここでは、部材900は歯904を有する細長い部分902を含む。ここでは、部材900は細長い部分902から実質的に垂直に延在するブリッジ部分906を含む。ここでは、部材900は、ブリッジ部分906の、細長い部分902と同じ側にブリッジ部分906から実質的に垂直に延在する取付け部分908を含む。歯904は、取付け部分908から離れる方向に配向される。
【0053】
細長い部分902の1つ又は複数の領域は、歯がないままにされてもよい。ここでは、歯904は細長い部分902の部分910に位置決めされている。(例えば細長い部分902が少なくとも3つの歯904の列を含むと仮定すると)歯904は、細長い部分902の上で互いから等距離で間隔を開けて配置され得る。さらに、部分910に隣接する細長い部分902の部分912には、歯がなくてもよい。部分912は、歯904の間の空間よりも長くてもよい。部分912は、望ましくないラチェットへの耐性を提供するように、部材900の機能性を調整するのに役立つ場合がある。いくつかの実装形態では、部分912は、ラチェットすることなしに、部材900及び縁部(図示せず)の間の(両方向における)一定の量の相対的な動きを可能にすることができる。例えば、これにより、部材が縁部にロックされることなしに、いくらかの名目上の圧力を車両のフロント部に加えることが可能になり得る。
【0054】
図10には、図3のフロント部106の別の例が示してある。ここでは、バンパービーム202及び支持ブラケット204は、実質的に上に説明されたように示されている。しかし、ここでの支持ブラケット204は、バンパービーム202の方に向けて位置付けられた縁部1000を含む。さらに、ここでは、部材1002が取付け部分1004を介してバンパービーム202に取り付けられている。ここでは、取付け部分1004は部材1002の細長い部分1006に対して実質的に垂直である。部材1002は、支持ブラケット204及びバンパービーム202の間の相対的な運動により、縁部1000にラチェットするように構成され得る。
【0055】
複数の実装形態について説明してきた。しかし、本明細書の精神及び範囲から逸脱しない限り、様々な修正が加えられてもよいことが理解されよう。
【0056】
加えて、図に示されている論理の流れは、望ましい結果を得るために、示されている特定の順序、又は連続した順序を必要としない。加えて、他のプロセスが提供されてもよく、又は説明された流れからプロセスが削除されてもよく、説明されたシステムに他の構成要素が追加又は除去されてもよい。従って、他の実装形態が添付の特許請求の範囲に記載の範囲に含まれる。
【0057】
説明された実装形態のいくつかの特徴は本明細書で説明されたように示されてきたが、今や多くの修正、置換、変更、及び均等物が当業者に思い起こされよう。従って、添付の特許請求の範囲は、実装形態の範囲に含まれるすべてのこうした修正及び変更を包含することを意図していることが理解されるべきである。それらは限定ではなく単なる一例として提示されており、形態及び詳細に様々な変更が加えられてもよいことを理解されたい。互いに排他的な組み合わせを除いて、本明細書に説明された装置及び/又は方法の任意の部分が任意の組み合わせで組み合わせられてもよい。本明細書に説明された実装形態は、説明された様々な実装形態の機能、構成要素、及び/又は特徴の様々な組み合わせ及び/又は副次的組み合わせを含むことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10