IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ デジタルア−ツ株式会社の特許一覧

特許7597883情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
<>
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図1
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図2
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図3
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図4
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-02
(45)【発行日】2024-12-10
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20241203BHJP
【FI】
G06Q50/20
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023148723
(22)【出願日】2023-09-13
【審査請求日】2023-10-18
(73)【特許権者】
【識別番号】500147023
【氏名又は名称】デジタルアーツ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】道具 登志夫
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-059868(JP,A)
【文献】特開2015-135551(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのタスクを設定するタスク設定部と、
前記ユーザの前記タスクに対する処理情報を受け付けるデータ受付部と、
受け付けた前記処理情報に基づいて前記タスクの進捗を求める進捗管理部と、
ユーザが実行する端末動作に対応する利用可能時間を設定する端末動作設定部と、
前記タスクの進捗に応じて前記端末動作の前記利用可能時間を調整する制御部と、を備えて、
前記端末動作について、優先順位を設定可能にし、
前記制御部は、ユーザのタスクの進捗に応じて前記利用可能時間を調整する際に、優先順位の低い前記端末動作から前記利用可能時間を制限する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記ユーザによる端末動作の利用時間が前記利用可能時間を超えた場合に、当該端末動作の実行を不許可にする、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ユーザによる端末動作の利用時間が前記利用可能時間を超えた場合に、前記ユーザに通知する通知部、
をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
情報処理装置において、ユーザのタスクを設定するステップと、
前記情報処理装置において、前記ユーザの前記タスクに対する処理情報を受け付けるステップと、
前記情報処理装置において、受け付けた前記処理情報に基づいてタスクの進捗を求めるステップと、
前記情報処理装置において、ユーザが実行する端末動作に対応する利用可能時間を設定するステップと、
前記情報処理装置において、前記タスクの進捗に応じて前記端末動作の前記利用可能時間を調整するステップと、を含み、
前記端末動作について、優先順位を設定可能にし、
ユーザのタスクの進捗に応じて前記利用可能時間を調整する際に、優先順位の低い前記端末動作から前記利用可能時間を制限する、
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
コンピュータを、
ユーザのタスクを設定する機能、
前記ユーザの前記タスクに対する処理情報を受け付ける機能、
受け付けた前記処理情報に基づいてタスクの進捗を求める機能、
ユーザが実行する端末動作に対応する利用可能時間を設定する機能、
前記タスクの進捗に応じて前記端末動作の前記利用可能時間を調整する機能、として機能させて、
前記端末動作について、優先順位を設定可能にし、
ユーザのタスクの進捗に応じて前記利用可能時間を調整する際に、優先順位の低い前記端末動作から前記利用可能時間を制限する、
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンやタブレット等の通信端末が広く普及しており、その高い利便性から、多くの人がこれらの端末を長時間利用している。
【0003】
スマートフォンやタブレットでは、ゲームのアプリケーションの利用や、動画、雑誌、漫画の閲覧などを簡易な操作で行うことができるため、時間を忘れて利用してしまう場合がある。このため、児童や生徒であれば継続的に行うべき学習が疎かになり、学習の進行が妨げられる場合があった。
【0004】
従来では、子供が娯楽と学習とを両立するように、子供が実行するコンテンツを親がコントロールできるシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2011-59868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の技術では、親が子供によるゲームのアプリケーション利用を直接制限できるものの、ゲームや動画サイト等を閲覧すること自体が学習の妨げになるというわけではなく、生徒の学習状況(学習進捗)に応じてゲームの利用や動画閲覧等、児童や生徒の端末利用を適切に管理することが必要である。
【0007】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、ユーザのタスクの実施状況に応じてユーザの端末利用を適切に管理できる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態に係る情報処理装置は、ユーザのタスクを設定するタスク設定部と、前記ユーザの前記タスクに対する処理情報を受け付けるデータ受付部と、受け付けた処理情報に基づいてタスクの進捗を求める進捗管理部と、ユーザが実行する端末動作に対応する利用可能時間を設定する端末動作設定部と、前記タスクの進捗に応じて前記端末動作の前記利用可能時間を調整する制御部と、を備えて、前記端末動作について、優先順位を設定可能にし、前記制御部は、ユーザのタスクの進捗に応じて前記利用可能時間を調整する際に、優先順位の低い前記端末動作から前記利用可能時間を制限することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施形態により、ユーザのタスクの実施状況に応じてユーザの端末利用を適切に管理できる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す構成図。
図2】ユーザに設定されるタスク及びタスクの進捗の一例を示す説明図。
図3】ユーザが実行する端末動作と利用可能時間の一例を示す説明図。
図4】タスクの処理情報に応じて端末動作の利用可能時間が調整される場合の一例を示す説明図。
図5】本実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置10の構成の一例を示す図である。
【0012】
実施形態に係る情報処理装置10は、ユーザのタスクの処理情報に基づいて当該タスクの進捗を計算して、処理の進捗に応じてユーザ端末20内の端末動作に関する利用可能時間を調整するものである。
【0013】
ユーザ端末20は、ユーザそれぞれが有するPC、スマホ、タブレット端末、ゲーム端末などの、外部ネットワークとの通信が可能な端末を示しており、情報処理装置10とネットワークを介して通信可能である。
【0014】
なお、図1では、各ユーザが有するユーザ端末20(20a,20b,20c)の3つで記載しているが、この構成に限定されるものではない。情報処理装置10は、ユーザ端末20のそれぞれと通信可能に接続されて、タスクの処理情報等、各種のデータが送受信される。
【0015】
本実施形態に係る情報処理装置10の具体的な構成について説明する。
情報処理装置10は、タスク設定部11と、データ受付部12と、進捗管理部13と、端末動作設定部14と、制御部15と、通知部16と、を備えている。
【0016】
なお、情報処理装置10を構成する各ユニットの機能は、所定のプログラムコードを、プロセッサを用いて実行することによって実現しても良く、このようなソフトウェア処理に限らず、例えば、ASIC等を用いたハードウェア処理で実現してもよいし、ソフトウェア処理とハードウェア処理とを組み合わせて実現してもよい。
【0017】
タスク設定部11は、ユーザのタスクを予め設定する。タスクとは、ユーザが実施すべき作業に関する情報を意味しており、任意の宿題や課題等の作業内容に対応付けて実施すべき作業の予定時間が設定される。作業の予定時間は、所定の期間における作業の予定時間が設定されてもよい(例えば1日に2時間の予定時間)。また、タスクは、作業内容に対応付けて実施すべき予定作業量(例えば課題を100問処理する)が設定されてもよい。ユーザ端末20のユーザが、設定されたタスクを処理するアプリケーションの情報(実行されるアプリケーション名等)についても設定される。なお、ユーザに対して複数のタスクが設定されてもよい。タスクは、ユーザが設定してもよいし、情報処理装置10へのアクセス権限を有する者(例えばユーザの保護者)が設定してもよい。
【0018】
図2は、ユーザに設定されるタスクの一例を示す説明図である。
ユーザ:山田花子に対して2023年8月24日分のタスクとして設定されたものであり、タスクを識別するタスクIDに対応付けられた作業内容(国語宿題及び数学宿題)が設定されている。作業内容に対応付けて実施すべき作業の予定時間が設定されており、国語の作業について1日に2時間の予定時間がタスクとして設定されている。同様に、数学の作業について1日に100問の予定作業量がタスクとして設定されている。なお、図2記載の作業時間や進捗については、後述する。
【0019】
データ受付部12は、ユーザのタスクに対する処理情報を受け付ける。処理情報とは、ユーザ端末20のユーザによるタスクの作業に関する情報を意味しており、タスクとして設定された作業内容に対する実際の作業時間や作業量(作業の処理数等)である。データ受付部12は、ユーザ端末20のアプリケーションと通信を行い、ユーザ端末20においてユーザが処理している作業内容及び作業時間等の処理情報を逐次取得して保存する。
【0020】
進捗管理部13は、データ受付部12において受け付けた処理情報に基づいてタスクの進捗を求める。具体的には、タスク設定部11で設定されたタスクの作業内容及び作業時間とユーザのタスクの処理情報とを比較し、タスクの進捗度合いを計算する。例えば、一日に3時間の予定時間が設定されているタスクについて、ユーザのタスクの処理情報が1.5時間の場合には、進捗は50%となる。図2の例では、タスクである国語宿題について、予定時間が一日に2時間のところ、実際の作業時間が1時間のため、進捗は50%となる。複数のタスクが設定されている場合には、各タスクの進捗を求めて、平均値を進捗としてもよい。
【0021】
端末動作設定部14は、ユーザの端末動作に対応する利用可能時間(最大で利用できる時間)を設定する。端末動作とは、ユーザがユーザ端末20で実行する各種の動作であり、遊興用のアプリケーションの実行、動画サイトの閲覧が例示される。具体的には、端末動作設定部14は、ユーザが利用するユーザ端末20において、利用時間の制限を予定している端末動作を設定し、端末動作に対して利用可能時間を登録する。端末動作は、ユーザ一人に対して複数の動作を設定してもよい。利用可能時間は、端末動作のそれぞれに対して設定してもよいし、複数の端末動作について全体での利用可能な時間を設定してもよい。
【0022】
端末動作について、優先的に実行可能な動作を選択できるように優先順位を設定してもよい。後述する制御部15において、ユーザのタスクの進捗に応じて利用可能時間を調整する際、優先順位の低い端末動作から利用時間を制限し、優先順位の高いものは利用可能にするように構成する。進捗に応じて利用を調整する時間について、優先順位の低い端末動作から順に利用可能時間を減少させていく。これにより、優先順位の高い端末動作については、優先的に利用が可能となる。なお、端末動作、利用可能時間、及び優先順位については、ユーザが設定してもよいし、情報処理装置10へのアクセス権限を有する者(例えばユーザの保護者)が設定してもよい。
【0023】
図3は、ユーザに設定される端末動作の一例を示す説明図である。
端末動作のそれぞれを識別する端末動作IDと端末動作の内容に対応付けて利用可能時間が設定されている。図3に示すように、ユーザ:山田花子に対して、端末動作としてアプリケーションAの実行、動画サイトBの閲覧、及びゲーム端末Cの実行が設定されており、それぞれに利用可能時間が設定されている。また、タスクの進捗に応じて調整された利用可能時間やユーザの動作の利用時間(実績)が記録される。ユーザは、調整後の利用可能時間まで動作を実行可能となるが、利用時間(実績)が、調整後の利用可能時間を超える利用はできない。
【0024】
また、図3に示すように、端末動作を複数設定し、制限対象にするか否かを選択可能に構成してもよい。制限動作の欄において、“〇”は利用を制限する端末動作を意味しており、“×”は利用を制限しない端末動作を意味している。
【0025】
また、図3に示すように、端末動作に対して優先順位を設定した場合について検討する。動画サイトBの閲覧に対して優先順位を1位に、アプリケーションAの実行に対して2位に設定し、動画サイトBの閲覧の利用可能時間が2時間、アプリケーションAの実行の利用可能時間が2時間であったとする。ユーザの各タスクの進捗が50%のとき、通常では動画サイトBの閲覧の利用可能時間が1時間に調整され、アプリケーションAの実行の利用可能時間が1時間にそれぞれ調整されるところ、端末動作の優先順位が設定されている場合、全体で2時間分の調整時間について、優先順位の低い動作であるアプリケーションAの実行の利用可能時間を0時間に調整し、動画サイトBの閲覧の利用可能時間は2時間にして調整を行わない。このとき、ユーザは、アプリケーションAの実行は不可となるが、動画サイトBの閲覧は2時間まで可能となる。このように、タスクの進捗に応じて利用可能時間を制限する際に、優先順位の低い動作から利用可能時間を制限していく。
【0026】
制御部15は、ユーザ端末20内の端末動作の実行を制御するものであり、ユーザのタスクの進捗に応じて端末動作の利用可能時間を調整する。
【0027】
具体的には、制御部15は、進捗管理部13により計算されたタスクの進捗に応じて端末動作の利用可能時間を調整する。例えば、タスクの進捗が50%である場合、端末動作の利用可能時間に進捗度合いを乗じた時間を利用可能時間に調整する。制御部15は、一定期間ごとに(例えば2時間ごと)にタスクの進捗を求めて利用可能時間の調整を行う。また、日単位で利用可能時間が設定されている場合には、次の日の利用可能時間として調整してもよい。利用可能時間の調整を行うタイミングについては、適宜設定される。
【0028】
また、制御部15は、タスクの最初の進捗確認時(例えば日単位でタスクを管理している場合には、その日初めての進捗確認時)までは端末動作の利用を不可とし、その後進捗確認時の進捗に応じて調整される利用時間により端末動作を利用可能とする構成にしもよい。このように、最初の進捗確認までは端末動作の利用を不可とする時間を設けることで、タスクの進捗に関係のない端末動作の利用を制限することができる。
【0029】
制御部15は、ユーザによる端末動作の利用時間が利用可能時間内である場合には端末動作の実行を許可する一方、利用可能時間を超えた場合に、当該端末動作の利用を不許可とする。また、タスクの進捗度合いが100%を超える場合には、利用可能時間をその割合に応じて増加させてもよい。
【0030】
複数の端末動作それぞれについて利用可能時間を設定している場合には、タスクの進捗に応じて端末動作それぞれの利用可能時間が調整される。
【0031】
また、複数の端末動作について動作全体での利用可能な時間を設定している場合には、タスクの進捗に応じて利用可能時間を伸縮させてもよい。具体的には、タスクの進捗が予定より遅れている場合には、端末動作全体の利用時間は縮小される一方、タスクの進捗が予定より進んでいる場合には、端末動作全体の利用時間は延伸される。これにより、タスクを処理するモチベーションアップにつながる。
【0032】
制御部15は、ユーザによる日々のタスクの処理情報を学習し、具体的には日々のタスクの作業時間(作業量)とその進捗を学習して、その学習モデルに基づいて端末動作の利用可能時間を自動で設定してもよい。これにより、曜日ごとに利用可能時間を調整する等、ユーザの作業量に応じた最適な利用可能時間を設定できる。
【0033】
このように、ユーザのタスク処理の進捗に応じて端末動作の利用可能時間が調整されるため、作業の進捗が予定より遅れている場合に、ゲームの利用や動画閲覧等の端末動作の利用が継続してしまうことを防止することができる。
【0034】
通知部16は、ユーザによる端末動作の利用時間が利用可能時間を超えた場合に、ユーザまたはユーザの保護者などに通知する。通知部16は端末動作の利用時間が利用可能時間を超える前(例えば10分前)に通知してもよい。また、通知部16は、現在のタスクの進捗を通知してもよい。
【0035】
図4は、本実施形態における、タスクの処理情報に応じてアプリの利用可能時間が調整される場合の一例を示す説明図である。
【0036】
図4に示すように、国語宿題に対して1日に3時間の予定時間がタスクとして設定されている場合において、ユーザの現在の作業時間が1.5時間のとき、作業の進捗は50%となる。このとき、予め設定された端末動作の利用可能時間が2時間の場合には、作業の進捗の50%に応じて端末動作の利用可能時間が1時間に調整される。
【0037】
続いて、本実施形態に係る情報処理装置10の動作について説明する。
図5は、本実施形態に係る情報処理方法のフローチャートである(適宜、図1参照)。
【0038】
タスク設定部11は、ユーザの実施すべきタスクを設定する(S10)。
【0039】
データ受付部12は、ユーザ端末20におけるユーザのタスクの処理情報を受け付ける(S11)。ユーザ端末20のユーザが実行しているアプリケーションからタスクの処理に関する情報を受け付ける。
【0040】
進捗管理部13は、受け付けた処理情報に基づいてユーザのタスクの進捗を計算する(S12)。
【0041】
制御部15は、計算された進捗に応じて端末動作の利用可能時間を調整する(S13)。
【0042】
以上述べた実施形態の情報処理装置によれば、ユーザのタスクの処理情報に基づいて当該タスクの進捗を計算し、進捗に応じて端末動作の利用時間を調整することで、ユーザのタスクの実施状況に応じてユーザの端末利用を適切に管理できる。
【0043】
なお、情報処理装置10で実行されるプログラムは、ROM等の記憶回路に予め組み込んで提供される。もしくは、このプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、メモリカード、DVD、フレキシブルディスク等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供するようにしてもよい。また、情報処理装置10で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせて提供するようにしてもよい。
【0044】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0045】
10…情報処理装置、11…データ受付部、12…タスク設定部、13…進捗管理部、14…端末動作設定部、15…制御部、16…通知部。
【要約】
【課題】ユーザのタスクの実施状況に応じてユーザの端末利用を適切に管理できる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置10は、ユーザのタスクを設定するタスク設定部11と、ユーザのタスクに対する処理情報を受け付けるデータ受付部12と、受け付けた処理情報に基づいてタスクの進捗を求める進捗管理部13と、ユーザが実行する端末動作に対応する利用可能時間を設定する端末動作設定部14と、タスクの進捗に応じて端末動作の利用可能時間を調整する制御部15と、を備える。
【選択図】図1

図1
図2
図3
図4
図5