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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-02
(45)【発行日】2024-12-10
(54)【発明の名称】変換機械用のスタッカーモジュール
(51)【国際特許分類】
   B65H 31/10 20060101AFI20241203BHJP
   B31B 50/98 20170101ALI20241203BHJP
   B31B 50/00 20170101ALI20241203BHJP
【FI】
B65H31/10
B31B50/98
B31B50/00
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2023507776
(86)(22)【出願日】2021-07-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-28
(86)【国際出願番号】 EP2021070404
(87)【国際公開番号】W WO2022028897
(87)【国際公開日】2022-02-10
【審査請求日】2023-03-31
(31)【優先権主張番号】20189090.2
(32)【優先日】2020-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】512159605
【氏名又は名称】ボブスト メックス ソシエテ アノニム
【氏名又は名称原語表記】Bobst Mex SA
【住所又は居所原語表記】Route de Faraz 3,CH-1031 MEX(VD),Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ファヴル オリヴィエ
(72)【発明者】
【氏名】ミシュー ラウル
(72)【発明者】
【氏名】デュブー ジョナ
(72)【発明者】
【氏名】ミュールバウアー オリヴィエ
(72)【発明者】
【氏名】ブリッツィ ニコラス
(72)【発明者】
【氏名】ファヴィーニ ディミトリ
(72)【発明者】
【氏名】マレルブ ピエール
【審査官】畔津 圭介
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-167858(JP,A)
【文献】米国特許第06146084(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 31/10
B31B 50/98
B31B 50/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み-接着機械(1)の用のスタッカーモジュール(28)であって、
前記折り畳み-接着機械の搬送方向(D)において移送モジュール(26)の下流に位置付けられ、かつ前記移送モジュールから折り畳み箱(2)を受け入れるように構成され、
複数の折り畳み箱を受け入れて装填面上の折り畳み箱の数が増加すると垂直に下降するように構成された装填面(90)と、後退位置(RP)から延長位置(DP)まで移動して前記装填面から折り畳み箱のスタックを放出するように構成された線形移動可能エジェクタ(76)とを備え、
前記スタックの上面から垂直に遠く離れたクリア位置(CP)と、上側ガイドが前記スタックの前記上面により近く位置付けられた案内位置(GP)と、の間で移動するように構成された前記上側ガイド(110)を更に備え、
前記上側ガイドは、前記エジェクタが前記後退位置から前記延長位置まで移動されるときに前記案内位置にあり、
前記上側ガイドは、前記搬送方向に延びる第1及び第2の細長ガイド部材(110a、110b)を備え、
前記第1の細長ガイド部材及び第2の細長ガイド部材間の横方向距離は、修正することができる、
ことを特徴とするスタッカーモジュール(28)。
【請求項2】
前記装填面(90)は、折り畳み箱のバッチが供給される度に段階的に下降するように構成されている、
請求項1に記載のスタッカーモジュール。
【請求項3】
前記装填面(90)は、前記箱が連続的供給で前記装填面上に位置決めされるときに連続的に下降するように構成されている、
請求項1に記載のスタッカーモジュール。
【請求項4】
前記上側ガイドは、前記装填面上の前記スタック一掃のための下降中に前記案内位置(GP)にあるように同期され、かつ前記装填面の下向き移動に追従するように構成されている、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスタッカーモジュール。
【請求項5】
前記エジェクタは、互いに横方向に配置された第1のプッシャー(76a)と、第2のプッシャー(76b)と、を備え、
各プッシャーは、前記搬送方向に直線的に変位可能であり、かつ前記後退位置と前記延長位置の間で一致して移動するように構成されている、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスタッカーモジュール。
【請求項6】
前記エジェクタの前記第1及び第2のプッシャー(76a,76b)は、前記第1及び第2の細長ガイド部材(110a,110b)の横方向に配置されている、
請求項5に記載のスタッカーモジュール。
【請求項7】
折り畳み-接着機械(1)の用のスタッカーモジュール(28)であって、
前記折り畳み-接着機械の搬送方向(D)において移送モジュール(26)の下流に位置付けられ、かつ前記移送モジュールから折り畳み箱(2)を受け入れるように構成され、
複数の折り畳み箱を受け入れて装填面上の折り畳み箱の数が増加すると垂直に下降するように構成された装填面(90)と、後退位置(RP)から延長位置(DP)まで移動して前記装填面から折り畳み箱のスタックを放出するように構成された線形移動可能エジェクタ(76)とを備え、
前記スタックの上面から垂直に遠く離れたクリア位置(CP)と、上側ガイドが前記スタックの前記上面により近く位置付けられた案内位置(GP)と、の間で移動するように構成された前記上側ガイド(110)を更に備え、
前記上側ガイドは、前記エジェクタが前記後退位置から前記一掃位置まで移動されるときに前記案内位置にあり、
前記エジェクタは、互いに横方向に配置された第1のプッシャー(76a)と、第2のプッシャー(76b)と、を備え、
各プッシャーは、前記搬送方向に直線的に変位可能であり、かつ前記後退位置と前記延長位置の間で一致して移動するように構成されており、
前記第1及び前記第2のプッシャーは、前記搬送方向(D)のそれらの後退位置及び延長位置が異なるように互いに対して横方向及び長手方向に変位可能である、
ことを特徴とするスタッカーモジュール。
【請求項8】
前側当接ガイド(70)を更に備え、前記前側当接ガイド(70)は、前記折り畳み箱が前記装填面上に堆積されるときに前記折り畳み箱の前側前縁(3)の前に位置決めされる当接位置(SP)と、前記エジェクタが前記装填面から前記スタックを一掃することができるように前記前側当接ガイドが前記スタックから遠く離れて位置決めされるクリア位置(CP)と、の間で移動するように構成される、
請求項1ないし7のいずれか1項に記載のスタッカーモジュール。
【請求項9】
前記前側当接ガイドは、横並びに配置された、第1の当接プレート(72a)と、第2の当接プレート(72b)と、を備える、
請求項8に記載のスタッカーモジュール。
【請求項10】
前記前側当接ガイド(70)は、前記装填面(90)が下降しているときに静止したままである、
請求項8に記載のスタッカーモジュール。
【請求項11】
前記前側当接ガイド(70)は、前記装填面(90)が下降しているときに垂直上向きに移動される、
請求項8に記載のスタッカーモジュール。
【請求項12】
前記エジェクタは、アクチュエータ(79)に接続され、前記スタックが積層モジュール(28)に存在するときに第1の速度(T2)で、かつ前記スタックが結束ステーション(30)に存在するときに第2の速度(T4)で移動するように構成され、
前記第1の速度は、前記第2の速度よりも大きい、
請求項1ないし11のいずれか1項に記載のスタッカーモジュール。
【請求項13】
請求項1ないし12のいずれか1項に記載のスタッカーモジュール内で折り畳み箱のスタックを調整する方法であって、
前記スタッカーモジュール内で装填面上に折り畳み箱の流れを受け入れる段階と、
一掃位置まで前記スタッカーモジュール内で前記装填面(90)を下降させる段階と、
前記スタックの上面から垂直に遠く離れたクリア位置(CP)から上側ガイドが前記スタックの前記上面により近く位置付けられた案内位置(GP)まで前記上側ガイド(110)を移動する段階と、
前記スタックが前記装填面から一掃される/変位されるように前記エジェクタ(76)を後退位置から延長位置まで移動する段階と、を備える、
ことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート状ブランクから折り畳み箱を生成するための変換機械に関する。特に、本発明は、折り畳み箱を積み重ねて互いに束ねるための調整セクションに関する。
【背景技術】
【0002】
変換機械は、段ボールブランク及び板紙ブランクのようなシート状ブランクを扁平折り畳み箱とも称される折り畳み箱に変形するために包装産業で使用されている。これらの機械は、多くの場合に折り畳み-接着機械と称され、かつブランクを連続的に折り畳んで接着することによってブランクを折り畳み箱に変換するように構成される。生成された折り畳み箱は、扁平形状を備え、複数の箱は、搬送及び格納を容易にするために束の形態に互いに積み重ねられ、かつ調整することができる。
【0003】
しかし、折り畳み-接着機械内で折り畳み箱の調整されたスタックを形成するときに、箱の縁部に接触する多くの可動機械部品が存在する。これは、不均一なスタックを生成し、かつ箱への損傷を引き起こす場合があり、これらの機能的かつ美的特性を損なう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】欧州特許第3481756号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記で言及した問題に鑑みて、本発明の目的は、積み重ねられた箱の束を調整する際の折り畳み箱への損傷を防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この問題は、請求項1に記載のスタッカーモジュール及び請求項15に記載の方法によって解決される。本発明の他の有利な特徴は、従属の請求項に定められている。
【0007】
本発明の第1の形態によると、折り畳み-接着機械用のスタッカーモジュールを提供し、スタッカーモジュールは、折り畳み-接着機械の搬送方向において移送モジュールの下流に位置付けられ、かつ移送モジュールから折り畳み箱を受け入れるように構成され、スタッカーモジュールは、複数の折り畳み箱を受け入れて装填面上の折り畳み箱の数が増加すると垂直に下降するように構成された装填面と、後退位置から延長位置まで移動して装填面から折り畳み箱のスタックを放出するように構成された線形移動可能エジェクタと、を備え、スタッカーモジュールは、上側ガイドを更に備え、上側ガイドは、スタックの上面から垂直に遠く離れたクリア位置と、上側ガイドがスタックの上面により近く位置付けられる案内位置との間で移動するように構成され、上側ガイドは、エジェクタが後退位置から一掃位置まで移動されるときに案内位置にある。
【0008】
本発明は、折り畳み箱が結束モジュールのような下流に位置付けられたモジュールへの搬送中に「パイルバネ効果」で上向きに移動することを上側ガイドが防止することができるという認識に基づいている。上側ガイドは、すなわち、搬送中にスタックを調整された状態に保つことを補助する。
【0009】
装填面は、折り畳み箱のバッチが供給される度に段階的に下降するように構成することができる。これに代えて、装填面90は、箱が連続供給で装填面上に位置決めされるときに連続的に下降するように構成することができる。
【0010】
上側ガイドは、装填面上の完成スタックの一掃下降中に案内位置にあるように同期させることができ、かつ装填面の下向き移動に追従するように構成される。
【0011】
上側ガイドは、搬送方向に延びる第1及び第2の細長ガイド部材を備えることができる。一実施形態では、第1のガイド部材及び第2のガイド部材間の横方向距離は、修正することができる。
【0012】
一実施形態では、エジェクタは、互いに横方向に配置された第1のプッシャー及び第2のプッシャーを備え、各プッシャーは、搬送方向に直線変位可能であり、かつ後退位置と延長位置の間で一致して移動するように構成される。
【0013】
好ましくは、エジェクタの第1及び第2のプッシャーは、第1及び第2の上側ガイド部材の横方向に配置される。
【0014】
一実施形態では、第1及び第2のプッシャーは、搬送方向のそれらの後退位置及び延長位置が異なるように、互いに対して横方向及び長手方向に変位可能である。
【0015】
一実施形態では、スタッカーモジュールは、前側当接ガイドを更に備えることができ、これは、前側当接ガイドが折り畳み箱の前側前縁の前にそれらが装填面上に堆積されるときに位置決めされる当接位置と、前側当接ガイドが、エジェクタが装填面からスタックを一掃することができるようにスタックから遠くに位置決めされるクリア位置との間で移動するように構成される。
【0016】
前側当接ガイドは、横並びに配置された第1の当接プレート及び第2の当接プレートを備えることができる。
【0017】
一実施形態では、前側当接ガイドは、装填面が下降するときに静止したままである。これに代えて前側当接ガイドは、装填面が下降するときに垂直上向きに移動される場合がある。
【0018】
エジェクタは、アクチュエータに接続され、かつスタックが積み重ねモジュールに存在するときに第1の速度で、そしてスタックが結束ステーションに存在するときに第2の速度で移動するように構成されることができ、第1の速度は、第2の速度よりも大きい。
【0019】
本発明の第2の形態によると、前述の請求項のいずれか1項に記載のスタッカーモジュール内で折り畳み箱のスタックを調整する方法を提供し、本方法は、以下の段階を備える:
-スタッカーモジュール内で装填面上に折り畳み箱の流れを受け入れる段階、
-一掃位置までスタッカーモジュール内で装填面を下降させる段階、
-スタックの上面から垂直に遠く離れたクリア位置から上側ガイドがスタックの上面により近く位置付けられた案内位置まで上側ガイドを移動する段階、
-スタックが装填面から一掃/変位されるようにエジェクタを後退位置から延長位置まで移動する段階。
【0020】
本発明の開示の別の形態によると、それは、折り畳み-接着機械用の移送モジュールに関連し、移送モジュールは、折り畳み箱をそれらの間に受け入れて折り畳み箱をスタッカーモジュール内の下流に位置付けられた装填面に向けて搬送方向に搬送するように構成された下側コンベヤ及び上側コンベヤを備え、移送モジュールの上側コンベヤは、下側コンベヤよりも搬送方向に更に遠くに延び、上側コンベヤは、スタッカーモジュール内で装填面にわたって延びる。
【0021】
これは、折り畳み箱のための閉じ込められたかつ制限された空間を上側及び下側コンベヤの位置によって生成することができるという認識に基づいている。これは、折り畳み箱を望ましくない移動及び不整合から防止し、かつ折り畳み箱を下方に案内してスタッカーモジュール内で装填面上に整合されたスタックを形成する。
【0022】
一実施形態では、上側コンベヤは、少なくとも50%だけ装填面を横切って延びるように構成される。
【0023】
好ましい実施形態では、上側コンベヤは、遠位入口端及び遠位出口端が各々に設けられた第1のコンベヤベルト及び第2のコンベヤベルトを備え、第1のコンベヤベルトの遠位出口端及び第2のコンベヤベルトの遠位端は、スタッカー内の装填面にわたるそれらの延長が変化することができるように搬送方向に個々に変位可能である。
【0024】
一実施形態では、第1の上側コンベヤベルトの遠位出口端及び第2の上側コンベヤベルトの遠位出口は、互いに対して異なる長手位置に位置決めすることができる。第1のコンベヤベルト及び第2のコンベヤベルトは、好ましくは、互いに平行に配置される。
【0025】
一実施形態では、第1及び第2の上側コンベヤベルトの各々は、固定部分及び可動フレーム部分を有する上側フレーム部分上に装着され、可動フレーム部分は、上部コンベヤベルトの遠位出口端を定める遠位出口ローラーを備える。
【0026】
一実施形態では、下側コンベヤは、第1のコンベヤベルト及び第2のコンベヤベルトを備え、第1及び第2の下側コンベヤベルトの各々は、入口端及び出口端を有し、出口端は、下側コンベヤの出口端とスタッカーモジュール内の装填面との間の距離を変えることができるように搬送方向に変位可能である。
【0027】
一実施形態では、第1及び第2の下側コンベヤベルトの各々は、固定部分及び可動フレーム部分を有する下側フレーム部分上に装着され、可動フレーム部分は、第1及び第2のコンベヤベルトの遠位出口端を定める遠位ローラーを備える。
【0028】
一実施形態では、ローラー組立体は、可動フレーム構成要素に接続され、かつその移動に追従するように構成される。
【0029】
一実施形態では、第1及び第2の上側コンベヤベルトの遠位入口端には、第1及び第2の垂直可動進入ローラーが設けられ、かつ進入位置と挟持位置の間で移動するように構成され、進入ローラーは、漏斗形状間隙を形成するためなどに進入位置では下側コンベヤから離間し、かつ挟持位置では下側コンベヤベルトのより近くに位置決めされる。
【0030】
一実施形態では、進入ローラーは、垂直変位可能シャフトの上に装着され、シャフトは、上側固定フレーム部分に可動的に取り付けられる。第1及び第2の下側コンベヤベルトと第1及び第2の上側コンベヤベルトは、コンベヤ間の横方向距離を修正することができるように横方向に移動可能とすることができる。
【0031】
第1及び第2の下側コンベヤ及び第1及び第2の上側コンベヤベルトはまた、固定フレーム部分に位置付けられた変位可能補償ローラーによって案内される場合があり、このローラーは、コンベヤベルトの進行経路を変更して折り畳み箱に対するそれらの接触長さを修正するように構成される。
【0032】
一実施形態では、移送モジュール内の支持面は、上側及び下側コンベヤ間に位置付けられ、この支持面は、1°から15°、好ましくは3°から7°、最も好ましくは5°の範囲の角度で搬送方向に上向きに傾斜される。
【0033】
これは、折り畳み箱の後側後縁がエジェクタ面に対して当接し、位置合わせされたパイルを形成することができるように、折り畳み箱が傾斜によって引き起これる重力によって移動することを可能にする。
【0034】
本発明の開示の更に別の形態によると、それは、折り畳み-接着機械のための移送及び積み重ね組立体に関連し、組立体は、前述の請求項のいずれか1項に記載の移送モジュールと、スタッカーモジュールとを備え、スタッカーモジュールは、装填面及びエジェクタを備え、装填面は、搬送方向に上向きに傾斜される。
【0035】
一実施形態では、移送モジュール内の支持平面とスタッカーモジュール内の装填面は、実質的に同じ傾きを有する。実質的に1から2度のずれを意味する。任意的に、下流に位置付けられた結束モジュール内の堆積面には、同じ角度が設けられる場合がある。
【0036】
一実施形態では、エジェクタの少なくとも一部分は、第1及び第2の下側コンベヤベルトの遠位出口ローラーの上流に位置決めされる。
【0037】
更に別の利点及び特徴は、本発明の例示的実施形態の以下の説明から及び類似の特徴を同じ参照番号で示す添付図面から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1a】本発明の実施形態による折り畳み-接着機械の概略図である。
図1b図1aの折り畳み-接着機械での調整セクションの概略図である。
図2a】例示的タイプのブランク及び図1aの折り畳み-接着機械で生成された折り畳み箱を示す図である。
図2b】例示的タイプのブランク及び図1aの折り畳み-接着機械で生成された折り畳み箱を示す図である。
図2c】例示的タイプのブランク及び図1aの折り畳み-接着機械で生成された折り畳み箱を示す図である。
図2d】例示的タイプのブランク及び図1aの折り畳み-接着機械で生成された折り畳み箱を示す図である。
図3】本発明の実施形態による及び移送モジュール、スタッカーモジュール、及び結束モジュールを備える調整セクションの概略図である。
図4】折り畳み箱の流れを受け入れるときの本発明による調整セクションの概略図である。
図5】本発明の実施形態による移送モジュールの概略図である。
図6】本発明による移送モジュールの概略斜視図である。
図7図5の移送モジュールの概略断面図である。
図8】本発明によるスタッカーモジュールを示す概略断面図である。
図9】本発明の実施形態によるスタッカーモジュール内の上側ガイドの詳細概略斜視図である。
図10】本発明の実施形態によるスタッカーモジュール内の上側ガイドの詳細概略斜視図である。
図11a】本発明の実施形態によるスタッカーモジュールの装填面の概略斜視図である。
図11b】本発明の実施形態によるスタッカーモジュールの装填面の概略斜視図である。
図11c】本発明の実施形態によるスタッカーモジュールの装填面の概略斜視図である。
図12a】変位可能な第1及び第2のプッシャーを有する本発明の実施形態によるエジェクタの例示的位置設定を示す概略図である。
図12b】変位可能な第1及び第2のプッシャーを有する本発明の実施形態によるエジェクタの例示的位置設定を示す概略図である。
図13】本発明の実施形態によるエジェクタの速度及び加速度の調節を示す概略図である。
図14】シングルインバータの概略斜視図である。
図15】搬送方向に見たときの本発明の実施形態によるスタッカーモジュールの概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
複数の図、特に、折り畳み-接着機械1の形態である変換機械を示す図1aを参照する。折り畳み-接着機械は、図2a及び図2dに示すような折り畳み箱として折り畳み箱2を形成するために図2b及び図2cに示すようなブランク2’を折り畳んで接着する。ブランク2’には、フラップ6の形状を定める周縁4が設けられ、かつ折り目線8が設けられ、これは、予め定められた線に沿った中間ブランク2’の折り畳みを可能にする。
【0040】
そのようなブランク2’は、典型的には、平坦床ダイカッター又は回転ダイ切断機械のような別の変換機械で生成される。それらの機械は、段ボール又は板紙の平坦な典型的に矩形のシート基板を受け入れてブランク2’に変換する。
【0041】
図1aに戻って参照すると、本発明の折り畳み-接着機械1は、入口から出口まで、給送器モジュール10と、折り畳み予備破断モジュール12と、接着モジュール14と、折り畳みモジュール16と、移送モジュール18と、送出ステーション又は回収テーブル19と、を含む一連の異なるワークステーションを備える。変換機械の折り畳みモジュール及び接着モジュールの後に、折り畳み箱2の束を計数及び分離して結束スタックで互いに配置するために調整セクション20を設けることができる。図1bに示すように、折り畳み-接着1のそのような調整セクション20は、計数器及び分離器ユニット22と、任意的に、シングルインバータ24と、シングルインバータ24の後ろに配置された移送モジュール26と、スタックで折り畳み箱を配置するように構成されたスタッカーモジュール28と、結束モジュール30と、を備える。
【0042】
折り畳み-接着機械1は、主集中制御システムと別々の周辺制御システムとを備えることができる制御システムを更に備える。例えば、調整セクション20は、別々の周辺制御ユニット43を備えることができる。集中制御システム及び周辺制御システムの組合せにより、特定のモジュールは、ローカルに一部のデータを検索及び処理することができ、一方で、集中制御システムの中心制御ユニット13は、折り畳み-接着機械1の全体作動の制御に専用とすることができる。
【0043】
計数器及び分離器ユニット22は、折り畳み箱のストリームを計数して予め定められた数量を有する分離されたバッチに調整するように構成される。その後に、分離されたバッチには、周囲バンドを設け、分離されたバッチを下流に位置付けられた結束モジュール30で互いに束ねることができる。
【0044】
シングルインバータ24は、計数器及び分離器ユニット22の下流に設けることができる。シングルインバータ24は、箱の第2のバッチ毎に180°回転させ、一方、次のバッチを直線的通過させるように構成される。そのようなシングルインバータは、欧州特許第3481756号明細書に記載されており、図14に概略的に示している。
【0045】
箱のバッチを180°回転させることにより、スタックの高さを均等にし、スタックが実質的に垂直であるようにより良く調整することが可能になる。これは、折り目の形状に起因する不均一な厚みを有する一部のタイプの折り畳み箱2に対して有利である。不均一な厚みは、折り目の結果として互いに重なったいくつかのシート厚をもたらすときに生じることが多い。図14に示すように、シングルインバータ24は、上側ベルトコンベヤ25a及び下側ベルトコンベヤ25bを備え、シングルインバータが回転するときに上側及び下側コンベヤ25a、25bの間に折り畳み箱2のバッチを受け入れて180°回転することができるように軸線Aの周りに回転可能である。
【0046】
図4に最も良く見られるように、シングルインバータ24からの又は計数器-分離器モジュール22から直接の折り畳み箱2は、移送モジュール26、スタッカーモジュール28及び結束モジュール30まで下流に更に搬送される。移送モジュール26は、折り畳み箱2のバッチを搬送し、バッチをそれらがスタックを形成する下流に位置付けられたスタッカー28の中に位置決めする。スタッカーモジュール28は、箱2が位置合わせされて重ねられた箱のスタックを形成するように箱2を回収し、その後に、スタックは、結束モジュール30に導入される。
【0047】
ここで、本発明の実施形態による移送モジュール26の詳細を図3から図7を参照して更に説明する。図に見ることができるように、移送モジュール26は、外部ハウジングと、上側コンベヤ36及び下側コンベヤ38がその上に装着される構造フレーム34と、を備える。折り畳み箱2は、シングルインバータ24のような上流に位置付けられたモジュールから又は計数器-分離器モジュール22から直接に受け入れられる。上側及び下側コンベヤ36、38は、それらの間で折り畳み箱2の流れを搬送し、折り畳み箱2を下流に位置付けられたスタッカーモジュール26の中に位置決めするように構成される。従って、支持面Sは、上側及び下側コンベヤ36,38の間に定められる。
【0048】
移送モジュール26は、制御インタフェース40と、ディスプレイ42と、を更に備えることができる。周辺制御ユニット43は、オペレータが移送モジュール26に関連する設定値をモニタ及び変更することができるように制御インタフェース40の近くに配置することができ、かつ制御インタフェース40と作動的に接続することができる。これに代えて、周辺制御ユニット43は、計数器-分離器モジュール22に位置付けられ、かつ移送モジュール26と作動的に接続することができる。
【0049】
上側及び下側コンベヤ36,38には、折り畳み-接着機械1の長手方向Dと一致する長さ方向延長部Eが設けられる。折り畳み-接着機械1での長手方向Dは、折り畳み-接着機械1を通るブランク2’又は折り畳み箱2の搬送方向Dとして定めることができる。
【0050】
図示の実施形態では、上側コンベヤ36は、1ペアに配置された第1の上側コンベヤベルト36aと、第2の上側コンベヤベルト36bと、を備える。同様に、下側コンベヤ38は、1ペアに配置された第1の下側コンベヤベルト38aと、第2の下側コンベヤベルト38bと、を備える。コンベヤベルト36,38は、無限ベルトの形態であり、コンベヤベルトの位置が維持されるように上側フレーム構成要素46及び下側フレーム構成要素45に取り付けられたローラー37によって案内される。上側コンベヤベルト36a,36bは、駆動ローラー50とベルトを運動に駆動するモータ(図示せず)とを備える駆動機構48に接続される。同様に、下側コンベヤベルト38a,38bは、更に、駆動ローラー82を備える駆動機構41に接続される。これを達成するために、コンベヤベルト36a、36b、38a、38bには、接触側及び牽引側を設けることができ、牽引側は、対応する凹んだ駆動ローラー50と係合するために凹ませることができる。
【0051】
ペアの上側コンベヤベルト36a,36bの各々は、移送モジュール26内で入口端56と出口端58の間に延長部を有する。入口端56は、入口ローラー60a,60bによって定められ、出口端は、出口ローラー62a,62bによって定められる。これらの端部56,58は、折り畳み箱2と接触する上側コンベヤベルト36a,36bの長手接触全長を定める。
【0052】
従って、第1及び第2の上側コンベヤベルト36a,36bは、第1及び第2の入口端60a,60bと、第1及び第2の出口端62a,62bと、を備えることができる。同様に、第1及び第2の下側コンベヤベルト38a,38bは、第1及び第2の入口端67a,67bと、第1及び第2の出口端65a,65bと、を備える。入口端60a、60b、67a、67b及び出口端62a、62b、65a、65bは、ローラーによって定めることができる。
【0053】
第1及び第2の上側コンベヤベルト36a、36bは、受け入れ位置Rと搬送位置Tの間で移動するように構成された1ペアの可動入口ローラー60a、60bを備えることができる。入口ローラー60a、60bは、移送モジュール26の上側フレーム46で協働スライドレール64に受け入れられる細長フレーム63に取り付けることができる。上側コンベヤベルト36a,36bの第1及び第2の入口ローラー60a,60bの垂直移動は、上流に位置付けられたセンサ61によって決定することができる。
【0054】
図7に示すように、受け入れ位置Rでは、上側コンベヤベルト36a,36bの可動の第1の入口ローラー60a及び第2の入口ローラー60bは、下側コンベヤベルト38a,38bから第1の距離d1に下側コンベヤベルト38a,38bに対して遠くに位置決めされる。これは、折り畳み箱のバッチが上側及び下側コンベヤベルト36a,36b、38a,38bの間で案内されるように上側コンベヤベルト36a,36bと下側コンベヤベルト38a,38bの間に漏斗状の入口を生成する。搬送位置Tでは(破線のローラーで図示のように)、上側コンベヤベルト36a、36bの可動遠位入口ローラー60a、60bは、下側コンベヤベルト38a、38bから第2の距離d2に位置決めされる。第2の位置では、可動遠位入口ローラー60a,60bは、折り畳み箱2が上側及び下側コンベヤ36,38間に挟まれるように、下側コンベヤベルト38a,38bに対してより近くに位置決めされる。従って、第2の距離d2は、第1の距離d1よりも小さい。
【0055】
上側コンベヤベルト36a、36bの第1及び第2の遠位入口ローラー60a、60bの垂直移動は、折り畳み-接着1のレジスタ制御及びバッチの位置と調整される。調整セクション20の制御ユニット43又は計数器-分離器モジュール22の制御ユニットは、相応に遠位入口ローラー60a,60bを変位させるように、移送モジュール26の入口56への折り畳み箱のバッチの到着時間を決定してアクチュエータ57を起動するように構成することができる。
【0056】
移送モジュール26の出口端58では、第1及び第2の上側コンベヤベルト36a、36bの遠位端62a、62bは、第1及び第2の下側コンベヤ38a、38bの遠位出口端66a、66bよりも長手方向Dに更に延びる。好ましくは、上側コンベヤ62a,62bの遠位出口端と下側コンベヤベルト38a,38bの遠位出口端66a,66bの間の突出長さ、すなわち、距離d3は、変化させることができる。有利なことに、この距離d3は、長手方向Dに生成された折り畳み箱2の長手方向長さLb1、Lb2(図2aから図2d参照)に対応する。これは、折り畳み箱2の異なる長手方向長さLb1、Lb2に関して調整することができる。遠位出口端62a、62b、66a、66bは、移動可能であり、一方、遠位入口ローラー60a、60b、67a、67bは、折り畳み箱2のバッチの搬送中に固定長手位置に留まることができる。
【0057】
上側コンベヤベルト36a、36bの遠位出口端62a、62bには、好ましくは、スタッカーモジュール28の上側ガイド70と緊密に近接するように突出長さd3が設けられる。上側ガイド70は、少なくとも1つの当接面72a、72b、好ましくは2つの当接面72a、72bを備える。第1の前側当接面72a及び第2の前側当接面72bは、第1の当接プレート72a及び第2の当接プレート72bの形態とすることができる。用語「緊密に近接」は、75又は90%のような折り畳み箱2の長手長さの50%超に対応する突出距離d3として定めることができる。当接面72a、72bと上側コンベヤベルト36a、36bの間の短い距離が好ましく、その理由は、これが、上側コンベヤベルト36a、36bが当接面72a、72bに触れることを防止し、同ときに折り畳み箱2の最大の案内を保証することができるからである。これは、上側コンベヤベルト36a,36bの下に折り畳み箱2が閉じ込められるように閉鎖空間を生成することを可能にする。
【0058】
図2aから図2d、図12a及び図12bに示すように、一部の折り畳み箱2は、直線状前側前縁3又は直線状後縁5を有していない。これは、直線箱又はクラッシュロック底箱のような一部のタイプの箱に当て嵌まる。第1の上側コンベヤベルト36a及び第2の上側コンベヤベルト36bの長手方向突出部d3の長さは、互いに異なる場合がある。従って、上側ガイド70は、第1の当接面72a及び第2の当接面72bが第1及び第2の上側コンベヤベルト36a、36bの遠位出口端62a、62bと近接することを保証するために長手方向Dに移動可能でもある対応する第1の当接面72a及び第2の当接面72bを備えることができる。
【0059】
図3及び図7に最も良く見られるように、第1及び第2の上側コンベヤベルト36a、36bは、固定フレーム構成要素46aと可動フレーム構成要素46bとを備える上側フレーム組立体46に受け入れられる。可動フレーム構成要素46b及び固定フレーム構成要素46aは、互いに可動に接続される。有利なことに、コンベヤベルト36a、36bが装着された可動フレーム構成要素46bが搬送方向Dに摺動可能に移動することができるように、固定フレーム46a構成要素と可動フレーム46b構成要素の間にスライドレール接続部を設けることができる。これは、上側コンベヤベルト36a、36bの突出長さd3の修正を可能にする。これは、更に、第1及び第2の上側コンベヤベルト36a,36bの遠位出口端62a,62bが搬送方向Dに移動可能に配置されることを可能にする。
【0060】
図3に最も良く見られるように、可動フレーム構成要素46aは、モータ49によって変位可能なアクチュエータ47に接続することができる。アクチュエータ47は、機械式アクチュエータ47とすることができるが、同じく、空圧式/油圧式アクチュエータ47を使用することが可能である。アクチュエータ47は、好ましくは電動式であり、主制御ユニット13又は周辺制御ユニット43からの情報に基づいて自動変位に対して構成される。例えば、上側コンベヤベルト36a,36bの突出長さd3は、ユーザインタフェース40に入力された折り畳み箱寸法から決定することができる。
【0061】
上側コンベヤ36の第1及び/又は第2の遠位出口端62a,62b、及び下側コンベヤ38の第1及び/又は第2の遠位出口ローラー66a,66bが長手位置を変更したときに、それぞれのコンベヤベルト36a,36b、38a,38bの全体長手接触長さが変化する。同じコンベヤベルトで異なる長手方向長さに適合するように、コンベヤベルト36、38の進行経路Pが変更される。これは、固定フレーム構成要素45a,46aに配置された調整可能な補償ローラー39a,39bを使用して達成することができる。調整可能補償ローラー39a,39bは、コンベヤベルト36,38の進行経路Pを変更するように線形移動可能とすることができる。これは、遠位入口ローラー60a、60b、67a、67bを固定状態に維持しながら、遠位出口ローラー62a、62b、66a、66bを異なる長手位置に位置決めすることを可能にする。
【0062】
第1及び第2の下側コンベヤベルト36a、36bは、互いの近くに位置決めされた一連のアイドルローラーを備える第1及び第2のローラー組立体80a、80bの周りに位置決めすることができる。ローラー組立体80a,80bは、折り畳み箱のバッチに安定した支持面をもたらし、かつ下側コンベヤベルト38a,38bを案内する。駆動ローラー82は、下側フレーム構造45に位置付けられ、駆動ローラー82には、駆動ローラー82が第1及び第2の下側コンベヤベルト38a、38bの両方と接触してそれらを一致して駆動するように構成されるように横断方向長さを設けることができる。
【0063】
第1及び第2の下側コンベヤベルト38a,38bの遠位出口端66a,66bはまた、長手方向Dに個々に移動可能とすることができ、これは、下側コンベヤベルト38a,38bを異なる長手位置に及び同じく互いに対して異なる長手位置に位置決めすることを可能にする。従って、第1及び第2の下側コンベヤベルト38a,38bには、長手方向Dに可変突出長さが設けられる。これは、折り畳み箱2の後側後縁5の形状に応じた調節を可能にする。
【0064】
上述のようにかつ上側コンベヤベルト36a.36bと同様に、第1及び第2の下側コンベヤベルト38a,38bの長さも、第1及び第2の長手方向移動可能遠位出口ローラー65a,65bを設けることによって修正することができる。これを達成するために、下側コンベヤベルト38a,38bは、下側フレーム45に位置付けられ、かつ固定フレーム構成要素45aに摺動可能に接続された可動フレーム構成要素45bに接続される。
【0065】
図7の詳細図に示すように、第1及び第2の下側コンベヤベルト38a、38bとの可変接触長さを有する第1及び第2のローラー組立体80a、80bを設けることができる。ローラー組立体は、チェーン状に装着された一連のローラー82を備える。ローラー組立体80a、80bは、無限コンベヤベルト38a、38bのループ内に配置される。そのようにして、ローラー組立体とコンベヤベルト38a、38bの間の干渉が存在しない。ローラー組立体80a,80bは、複数のピボット軸86で互いに結合された複数のピン状リンク84を備える。ローラー82は、ピボット軸86に接続されたローラーフレーム構成要素88に回転可能に接続される。
【0066】
ローラー組立体80a,80bは、可動フレーム構成要素45bに接続され、可動フレーム構成要素45bが長手方向Dに延長又は後退されると、ローラー組立体80a,80bはその移動に追従する。
【0067】
移送モジュール26は、折り畳み箱2をスタッカーモジュール28の中に堆積させる。図4に最も良く見られるように、スタッカーモジュール28は、装填面90と、第1の前側当接面72a及び第2の前側当接面72bを備える上側ガイド70と、エジェクタ76と、を備える。
【0068】
重ね合わされた箱2の調整されたスタックを予め形成するようにスタッカーモジュール28で装填面90の上に折り畳み箱2を堆積させることが望ましい。「調整された」という用語は、箱が箱の縁部によって位置合わせされ、スタックにスタックが直線的であるように一貫した垂直高さが設けられることを意味する。移送モジュール26のコンベヤ36、38及び前側当接面72a、72bは、制限された空間内に折り畳み箱2を閉じ込めるように構成される。折り畳み箱2は、実質的な運動エネルギを与えられながら搬送方向Dに従うので、第1及び第2の前側当接面72a,72bを当接部として使用することにより、箱の前側前縁3によって折り畳み箱を最初に位置合わせすることが好ましい。当接面72a、72bは、停止面として機能し、停止面は、前側前縁3の更に別の前方移動を防止する。
【0069】
エジェクタ76は、スタッカーモジュール28内で装填面90からスタックを一掃し、更にスタックを結束ユニット30に搬送するように配置される。エジェクタ76は、搬送方向Dにスタックの後方に位置付けられ、折り畳み箱2の後側後縁5を更と位置合わせすることができる。これを達成するために、エジェクタ76は、スタックの最大高さよりも大きい垂直長さを有する垂直接触面78を備える。
【0070】
図4に最も良く見られるように、第1及び第2の下側コンベヤベルト38a、38bの遠位出口端66a、66bは、エジェクタ76の垂直接触面78と垂直に位置合わせすることができる。これは、エジェクタ76と折り畳み箱2の後側後縁5の間の距離を制限することを可能にする。これは、同じく、エジェクタ76が折り畳み箱の形成されたスタック2を結束ユニット30に押し込むのに必要な距離を短縮する。これは、エジェクタ76がスタックを変位させる必要がある時間が長いほどスタック内で折り畳み箱2の後縁5によって多くの損傷が生じる可能性があるという潜在的問題を軽減する。
【0071】
移送モジュール26内の第1及び第2の下側コンベヤベルト38a,38b及びスタッカーモジュール28内の装填面90には、搬送方向Dに上向き傾斜面Sを設けることができる。従って、移送モジュール26は、折り畳み箱2の前側前縁3を上向きに誘導するように構成される。
【0072】
移送モジュール26は、箱の前側前縁3が上側ガイド70の第1及び第2の前側当接面72a、72bに接触するように折り畳み箱2をスタッカーモジュール28の中に堆積させる。装填面90には、2°から7°、好ましくは5°の上向き傾斜角度を設けることができ、これは、箱2がエジェクタ76の垂直接触面78に対して箱2の後方後縁5によって位置合わせされるように追加の後方移動を行うことをもたらす。これは、スタックを調整してエジェクタ76が折り畳み箱2の後側後縁5に接触することを保証することを補助する。移送モジュール26での傾斜角度は、スタッカーモジュール内の装填面90の対応する傾斜角度での折り畳み箱2の位置決めを容易にする。
【0073】
装填面90は、反転及び非反転箱2のバッチ又は一連のバッチを受け入れ、予め定められた数の箱が装填面90に装填されるまで下降するように構成される。この予め定められた数は、典型的には、結束モジュール30からの各束に含有される必要がある箱2の数に依存することになる。
【0074】
図11bに最も良く見られるように、装填面90は、初期装填高さh1と一掃高さh3の間で移動可能である。初期装填高さh1及び一掃高さh3は、制御システムで修正及び定めることができる固定距離とすることができる。しかし、束当たりの望ましい箱の数が変化するときに、最終装填高さh2と一掃高さh3の間に垂直一掃距離を設けることができる。従って、高さh2とh3の間に一掃下降距離が定められる。この一掃下降距離中に、箱は、装填面90上に堆積されない。一掃下降の距離は、生成されるスタックの異なる高さに応じて変更することができる。これは、最終装填高さh2がスタック内の折り畳み箱2の数に依存する場合があるという結果である。
【0075】
図11aから図11Cに示すように、装填面90は、装填面90の下降速度を印加するように構成された駆動アクチュエータ92に接続される。この速度は、移送モジュール26内の上側及び下側コンベヤ36,38の速度に関連して設定することができる。上昇及び/又は下降中の装填面90の速度はまた、最大に及びコンベヤ36,38の速度と無関係に設定することができる。
【0076】
一実施形態では、装着面90は、連続的に下降する。別の実施形態では、装填面90は、非連続的に段階的に下降することができる。段階的かつ非連続的な下降は、装填面90上に受け入れられた各バッチに対して一連の予め定められた距離を備えるように設定することができる。これは、折り畳み箱2が堆積されるときに装填面90が静止を維持するので有利である。従って、潜在的な摩擦及び不整合を防止することができる。
【0077】
装填面90は、2つの細長くて離間した支持レール90a、90bで構成することができる。レール90a,90bは、摩擦を低減することができるように、スタックに当接する接触面を最小にする。これに加えて、装填面90は、軽量であり、垂直方向に容易に上下に移動させることができる。
【0078】
装填面90は、エジェクタ76がスタックの後縁に対して押すときに結束モジュール30に向うスタックの摺動移動を可能にする。一実施形態では、テフロンのような低摩擦面を使用することができる。これに代えてかつ有利な実施形態では、装填面90は、ローラー94を備えることができる。搬送のための移動力は、エジェクタ76によって提供することができるので、ローラー94はアイドルとすることができる。これに代えて、ローラー94の少なくとも一部は、電動式とすることができる。
【0079】
装填面90は、ローラーが設けられたレールの形態で後側摺動面96と前側摺動面98の間に挿入することができ、それによってこれらの摺動面は、搬送方向Dに延びる。後側摺動面96及び前側摺動面98は、固定的に配置することができる。後側摺動面96は、折り畳み箱2の後側部分を支持することができる装填面90の延長部を表している。前側摺動面は、有利なことに、装填面90と結束モジュール30内の下流に位置付けられた堆積面101との間の移行部として構成することができる。
【0080】
前側及び後側摺動面96、98には、一定の高さを設けることができ、好ましくは、摺動面96、98は、結束モジュール30の結束ゾーン100での堆積面と位置合わせされる。前側摺動面98により、エジェクタ76がスタッカーモジュール28からスタックを押し出すことができるようにより長い移動距離も可能であり、それによってスタックを装填面90から排出し、その後に、前側摺動面98上で搬送して結束ゾーン100に堆積させることができる。従って、装填面90及び前側摺動面98は、エジェクタ76が、バンドがスタックの周りに適用される結束ゾーン100内の場所の中に直接にスタックを位置決めすることを可能にする。
【0081】
図11aに最も良く見られるように、エジェクタ76は、後退位置RPと延長位置DPの間で線形かつ往復移動可能である。図4に示すように、エジェクタ76は、エジェクタ76の少なくとも一部が第1及び第2の下側コンベヤベルト38a、38bの遠位出口端66a、66bの上流に位置決めされるように配置することができる。
【0082】
図8図11c、図12a及び図12bに最も良く見られるように、エジェクタ76は、第1のプッシャー76aと、第2のプッシャー76bと、を備えることができ、第1のプッシャー76a及び第2のプッシャー76bは、異なる長手位置に設定することができる。従って、第1のプッシャー76aは、第2のプッシャー76bとは異なる長手位置に位置決めすることができる。これは、第1及び第2のプッシャー76a,76bが後側後縁5の形状に対応して位置決めすることができるような不均一な後側後縁を有する箱2に対して有利である。これに加えて、これは、プッシャー76a、76bを折り畳み箱2の最も剛性の高い部分と位置合わせする可能性を与える。第1及び第2のプッシャー76a、76bはまた、横方向調節可能とすることができる。これは、第1及び第2のプッシャー76a,76bを折り畳み箱の後側後縁5のサイズ、長さ、及び全体的な形状に完全に適応させすることを可能にする。
【0083】
プッシャー76a、76bは、スタックの最大高さに対応する又はスタックの最大高さよりも大きい直線状垂直接触面78を備える。垂直接触面78は、有利なことに、垂直接触面78が下側コンベヤベルト38a、38bの遠位出口端66a、66bと位置合わせするように位置決めされる。移送モジュール26の下側コンベヤベルト38a,38bが長手方向Dに変位したときに(折り畳み箱の異なるサイズに対して調節するために)、第1及び第2のプッシャー76a,76bの長手位置は、相応に設定することができる。垂直接触面78は、スタックの後方移動を制限する。
【0084】
図13に概略的に示すように、エジェクタ76の移動は、エジェクタ76の軌跡が異なる速度及び加速度による複数の距離を備えるように調節することができる。この軌跡は、装填面90から結束モジュール30内の結束ゾーン100まで形成されたスタックの搬送距離に対応する。従って、エジェクタ76は、下側コンベヤベルト38a、38bの遠位端66a、66bの背後の初期位置からの軌跡を有し、エジェクタ76の延長位置DPでの結束ゾーン100まで全体を通して移動することができる。結束モジュール30には、結束モジュール30に存在するときにエジェクタ76を受け入れるように構成された中心切り欠き部を備えることができる。結束工程中に、スタックが結束モジュールに存在するときに、エジェクタの速度及び加速度は、結束の精度を保証し、かつ折り畳み箱2上のマークを回避するために低減されることになる。
【0085】
速度及び加速度は、スタッカーモジュール28と結束モジュール30の間の移行中に折り畳み箱2上の潜在的な損傷に影響を与える。同ときに、調整セクション20の全体的な生産速度を維持することができるように、エジェクタ76の高い最適化された速度を設けることは有利である。複数の異なるセグメント距離にわたって変化する速度及び加速度を設けることは有利であることが見出されている。
【0086】
これらの予め定められた距離セグメント内の加速度及び減速度は修正することができる。図に示すように、セグメント距離は、以下の通りである。
T1-加速距離
T2-結束モジュールへの接近ゾーン
T3-減速距離
T4-挿入速度結束モジュール
T5-結束モジュールでの減速。
【0087】
第1の加速度が適用される第1の距離T1は、折り畳み箱2の長手長さに依存する場合がある。より短い長手長さLb1、Lb2を伴う折り畳み箱2は、スタッカー内の結束ゾーン100に到達する前により長く移動しなければならない。セグメントT2では、最適な速度に達した状態で、加速はヌルである。エジェクタ76が結束ゾーン100に接近するときに、速度は、減速によって低減される。結束ゾーン100での挿入速度は、スタックの周りのバンドの制御された位置決めを保証するためにセグメントT4で一定である。スタックが結束ゾーン100から放出されるときに、結束されたスタックを折り畳み-接着機械1の出口で慎重に堆積させることができるように、距離セグメントT5に更に別の減速を適用することができる。
【0088】
これらの距離セグメントT1からT5は、調整セクション20の制御回路のメモリに格納されたプログラムによって自動的に定めることができる。プログラムは、フォーマットと機械的抵抗のような紙/厚紙特性とに応じて加速度及び速度を計算することができる。任意的に、異なる距離セグメントT1からT5内の速度及び加速度を定める生産モードは、折り畳み-接着機械1上の制御インタフェース40上で選択可能である。
【0089】
図4図8及び図10に最も良く見られるように、上側ガイド70は、搬送方向に装填面90の前に配置される。上述のように、上側ガイド70は、第1の前側当接面72a及び第2の前側当接面72bを備えることができる。
【0090】
第1の72a及び第2の前側当接面72bは、横断フレーム73に移動可能に取り付けられた第1のプレート72a及び第2のプレート72bの形態とすることができる。横断フレームは、折り畳み-接着機械1の長手方向Dに対して横断方向又は垂直に延びる。
【0091】
折り畳み箱と特に前側前縁3の横断方向長さとのフォーマットに応じて、第1のプレート72aと第2のプレート72bの間の横方向距離を調節することができる。典型的には、折り畳み箱2の前側前縁3が長いほど、距離は、第1のプレート72aと第2のプレート72bの間で増大する。前側当接面72a,72bはまた、折り畳み-接着機械1の長手方向(すなわち、搬送方向D)に移動することができる。これは、上述のように、直線状でない前側前縁3の支持を更に改善する。従って、第1及び第2のプレート72a,72bは、折り畳み箱2の前側前縁3の形状に対応する異なる横方向及び長手位置に設定することができる。
【0092】
図8に最も良く見られるように、第1のプレート72a及び第2のプレート72bは、アクチュエータ74及びモータ75に接続され、更に折り畳み-接着機械1の制御ユニット13、43に接続することができる。制御ユニット43は、調整セクション20のための周辺制御ユニットとすることができる。第1及び第2のプレート72a,72bの最適な位置は、折り畳まれたときの折り畳み箱2の寸法に関連して制御ユニット13,43によって自動的に計算することができる。
【0093】
線形符号器のようなセンサ77は、上側ガイドアクチュエータ74上に配置され、かつ制御ユニット13,43及びモータ75に接続することができる。センサ77は、第1のプレート72a及び第2のプレート72bの位置を検出し、かつ検出された位置をメモリ39に送信することができる。これは、モータ75がその移動と第1及び第2の当接プレート72a,72bの最終位置とを制御するために位置フィードバックを検索することを可能にする。異なる寸法の折り畳み箱2を有するその後のジョブのために、第1及び第2のプレート72a,72bの実際の位置は、メモリ39から検索することができ、アクチュエータ74及びモータ75は、第1及び第2のプレート72a,72bを新しい最適位置に変位させることができる。
【0094】
これに加えて又はこれに代えて、第1のプレート及び第2のプレート72a、72bは、手動で位置決めすることができる。主設定値としてか又は機械オペレータによって調節されるように手動で変位させるかのそのいずれかである。
【0095】
図3及び図10に概略的に示すように、第1及び第2のプレート72a,72bは、当接位置SPとクリアランス位置CPの間で垂直に移動可能である。当接位置SPでは、プレート72a,72bは、折り畳まれた箱2の前側前縁3に当接するように低い位置に位置決めされる。クリアランス位置CPでは、プレート72a,72bは、干渉なしにスタック全体及びエジェクタ76の垂直面78をプレート72a,72bの下に変位させることができるように、支持位置SPよりも高く位置決めされる。
【0096】
プレート72a,72bの上下垂直往復運動は、エジェクタ76の変位と同期するように制御ユニット43によって調整される。上述のように、第1及び第2の接触プレート72a,72b間の横方向距離は、異なる形状の箱のためなどに修正することができる。これを達成するために、メモリ39に格納された折り畳み箱2の予め定められたフォーマット及び形状に対して、リピートオーダーのための推進システムを使用することができる。
【0097】
図10及び図15に示すように、スタッカーモジュール28は、スタッカーモジュール28から結束モジュール30への搬送中にスタックを案内するように構成された上側ガイド110を更に備えることができる。上側ガイド110は、結束モジュール30への搬送中に折り畳み箱2が上向きに移動することを防止し、同じくスタックの高さを調整又は圧縮することができる。
【0098】
上側ガイド110は、クリアランス位置CPと案内位置GPの間で垂直移動可能である。スタックがスタッカーモジュール28から放出されて結束モジュール30の中に移動される準備が整うと、上側ガイド110は、スタックの上面の近くに位置決めされるようにクリアランス位置CPから案内位置GPに下降される。上側ガイド110は、上側ガイド110をスタックの高さに応じて設定することができるように動的に配置することができる。上側ガイド110はまた、結束モジュール30への移行を保証するためにスタックを調整済みに保つことによって「パイルバネ効果」を回避することを補助する。
【0099】
これに加えて、有利な実施形態では、上側ガイド110は、スタックが最終装填高さh2から一掃高さh3(図11b参照)まで下降するときにスタックの上面に当接するように更に構成することができる。最終装填高さh2は、束に含まれるべき数の折り畳み箱2が装填面90上に堆積されるときの装填面90の高さに対応する。上側ガイド110は、装填面90の下降運動に追従することにより、下降中にスタックを調整済みに維持することができる。これに加えて、上側ガイド110は、スタックを予め定められた高さまで圧縮されるように調整することができるように、装填面90に対して予め定められた距離に位置決めされるようにプログラムすることができる。
【0100】
上側ガイド110は、第1のガイド部材110a及び第2のガイド部材110bを備えることができる。ガイド部材110a,110bは、細長バー又はブレードの形態とすることができる。ガイド部材110a、110bは、移送モジュール26の出口58と結束モジュール30内の堆積面101との間に長手延長部を有する。第1のガイド部材110a及び第2のガイド部材110bは、搬送方向Dに対して横断又は垂直方向に横方向に変位可能とすることができる。
【0101】
横方向変位は、ガイドモータ111又は1ペアのガイドモータ111a、11b及びアクチュエータ112によって達成することができる。横方向変位により、移送モジュール26内で上側及び下側コンベヤベルト36a、36b、38a、38bに対して上側ガイド部材110a、110bを横方向にオフセットすることが可能になる。これは、これらの細長構成要素間の潜在的な干渉を低減する。これに加えて、横方向調節により、第1及び第2のガイド部材110a,110bを箱2の異なる幅に適応させることができるように折り畳み箱2の異なる幅へのより良好な調整が可能である。ガイド部材110a、110bの垂直変位は、ガイド下降モータ113及びアクチュエータ114によって行うことができ、アクチュエータ114は、初期装填高さh1と一掃高さh3の間に一致して第1及び第2のガイド部材110a、110bを移動するように配置することができる。
【0102】
図8及び図11に最も良く見られるように、スタッカーモジュール28は、第1及び第2の横方向サイドガイド120a、120bを更に備えることができる。横方向サイドガイド120a、120bは、折り畳み-接着機械1内の折り畳み箱2の横方向側面が、装填面90に位置決めされたときに位置合わせされるように、搬送方向Dに対して垂直に受け入れ漏斗を形成するために上側傾斜面を有することができる。更に、垂直壁は。第1及び第2の横方向サイドガイド120a、120bの下方に垂直に配置することができる。壁は、結束ユニット28に搬送されるときにスタックを横方向に保持し、長い折り畳み箱2に特に有用である。一実施形態では、壁は、オペレータが結束モジュールの前にスタック位置合わせを視覚的にモニタすることを可能にするように透明とすることができる。
【0103】
当業者は、本発明が説明した例示的実施形態に決して限定されないことを認識するであろう。本発明は、図面及び以上の説明に詳細に示したが、そのような説明図及び説明は、解説のためのもの又は例示的であって制限的なものではないと考えられ、本発明は、開示した実施形態に限定されない。
図1a
図1b
図2a
図2b
図2c
図2d
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11a
図11b
図11c
図12a
図12b
図13
図14
図15