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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-02
(45)【発行日】2024-12-10
(54)【発明の名称】通信方法及び通信機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20241203BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20241203BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20241203BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/0457
H04W72/23
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2023516658
(86)(22)【出願日】2022-09-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-11
(86)【国際出願番号】 CN2022118100
(87)【国際公開番号】W WO2023077961
(87)【国際公開日】2023-05-11
【審査請求日】2023-03-24
(31)【優先権主張番号】202111307503.X
(32)【優先日】2021-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ウエン,ルゥォンホォイ
(72)【発明者】
【氏名】ユィ,ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ジン,ジョ
(72)【発明者】
【氏名】シエ,シィ
(72)【発明者】
【氏名】ホウ,ハイロォン
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジアオジアオ
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson,Use of NCD-SSB instead of CD-SSB for RedCap UEs,3GPP TSG RAN WG2#116-e R2-2110773,フランス,3GPP,2021年10月29日
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,On Enhancements to Initial Access Procedures for NR-U,3GPP TSG RAN WG1#98 R1-1908736,フランス,3GPP,2019年08月06日
【文献】Qualcomm Incorporated,Use of NCD-SSB for Reduced Capability UE,3GPP TSG RAN WG4#101-e R4-2119559,フランス,3GPP,2021年10月22日
【文献】Apple,Making ND-SSB work for RedCap in Rel-17,3GPP TSG RAN WG2#116-e R2-2110095,フランス,3GPP,2021年10月26日
【文献】Huawei, HiSilicon,On RedCap UE RF retuning,3GPP TSG RAN WG1#106b-e R1-2109752,フランス,3GPP,2021年10月02日
【文献】Moderator (Ericsson),FL summary #5 on reduced maximum UE bandwidth for RedCap,3GPP TSG RAN WG1#106b-e R1-2110381,フランス,3GPP,2021年10月20日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置又は該端末装置のチップが実行する通信方法であって、当該方法は、
ットワーク装置から第1の帯域幅部分(BWP)の構成情報に含まれる測定情報を受信するステップであって、該測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、前記測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報まれる、ステップと、
前記第1のBPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連付けられた非セル規定同期信号ブロック(NCD-SSB)に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定びビーム障害検出(BFD)測定のうちの1つ又は複数を行うステップと、を含
方法。
【請求項2】
前記端末装置が接続モードにある場合に、前記第1のBWPはアクティブなBWPである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記測定情報は、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び/又は隣接セルの周波数間測定に関する情報がさらに含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のBWPに対応する前記測定オブジェクトに関連付けられたNCD-SSBの周波数領域リソースは、前記第1のBWPの周波数領域リソース範囲内に収まる、請求項に記載の方法。
【請求項5】
当該方法は、
記測定情報に基づいて、前記隣接セルの前記周波数内測定に関する前記情報を決定するステップをさらに含み、
前記周波数内測定に関連する参照信号の周波数が、第1の参照信号の周波数と同じであり、該第1の参照信号は、前記第1のBWPにおけるサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号であり、
前記参照信号には、セル規定同期信号ブロック(CD-SSB)、NCD-SSB、及びチャネル状態情報(CSI―RS)のうちの1つ又は複数が含まれる、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記サービングセルのNCD-SSBの測定期間が、前記サービングセルのCD-SSBの測定期間以上である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のBWPに含まれるNCD-SSBの最大数Nsが1である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記端末装置は、低能力ユーザ機器(RedCap UE)である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ネットワーク装置又は該ネットワーク装置のチップが実行する通信方法であって、当該方法は、
第1の帯域幅部分(BWP)の構成情報に含まれる測定情報を端末装置に送信するステップであって、前記測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、前記測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報まれる、ステップと、
記端末装置から測定結果を受信するステップであって、前記測定結果は、前記第1のBPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連付けられた非セル規定同期信号ブロック(NCD-SSB)に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定びビーム障害検出(BFD)測定のうちの1つ又は複数を行うことによって前記端末装置が得た測定結果である、ステップと、を含む、
方法。
【請求項10】
前記測定情報は、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び/又は隣接セルの周波数間測定に関する情報がさらに含まれる、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のBWPに対応する前記測定オブジェクトに関連付けられたNCD-SSBの周波数領域リソースは、前記第1のBWPの周波数領域リソース範囲内に収まる、請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記周波数内測定に関連する参照信号の周波数が、第1の参照信号の周波数と同じであり、該第1の参照信号は、前記第1のBWPにおけるサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号であり、
前記参照信号には、セル規定同期信号ブロック(CD-SSB)、NCD-SSB、及びチャネル状態情報(CSI―RS)のうちの1つ又は複数が含まれる、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記サービングセルのNCD-SSBの測定期間が、前記サービングセルのCD-SSBの測定期間以上である、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のBWPに含まれるNCD-SSBの最大数Nsが1である、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
端末装置又は該端末装置のチップである通信機器であって、当該機器は、
請求項1乃至8のいずれか一項による方法を実行するための手段を含む
機器。
【請求項16】
ネットワーク装置又は該ネットワーク装置のチップである通信機器であって、当該機器は、
請求項9乃至14のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を含む、
機器。
【請求項17】
命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令がコンピュータによって実行される場合に、該コンピュータ、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法を実行させるか、又は請求項9乃至14のいずれか一項に記載の方法を実行させる、
コンピュータ可読記憶媒体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年11月5日に中国国家知識産権局に出願した、“COMMUNICATION
METHOD AND APPARATUS”という名称の中国特許出願第202111307503.X号に対する優先権を主張するものであり、この文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本願は、通信技術の分野に関し、特に、通信方法及び通信機器に関する。
【背景技術】
【0003】
通信システムにおいて、ネットワーク装置は、端末装置の帯域幅能力に基づいて、端末装置の帯域幅部分(bandwidth part, BWP)を構成することができる。例えば、低能力の端末装置(能力が低いユーザ機器、RedCap UE)の場合に、ネットワーク装置がRedCap UEに対して構成したBWPの帯域幅は20MHzを超えることはできない。
【0004】
端末装置が移動体であるため、端末装置とネットワーク装置との間の無線チャネルの状態は変化し続ける。端末装置は、サービングセルにアクセスした後に、現在のサービングセルのセル規定同期信号ブロック(cell define synchronization signal block, CD-SSB)に基づいて、無線リソース管理(radio resource management, RRM)測定において、サービングセルのチャネル測定、無線リンク監視(Radio Link Monitoring, RLM)測定、又はビーム障害回復(Beam
Failure Recovery, BFR)測定を行うことができる。
【0005】
ネットワーク装置が端末装置に対して構成したアクティブなBWPにCD-SSBが含まれる場合に、全ての端末装置は、CD-SSBを含む20MHzの周波数領域(domain)リソースに集中し、周波数領域リソースの負荷の不均衡を引き起こす。ネットワーク装置が端末装置に対して構成したアクティブなBWPにCD-SSBが含まれない場合に、端末装置は、周波数チューニングを通じて、測定のためにCD-SSBが位置している周波数領域リソースに切り替え、測定後に、アクティブなBWPに戻る必要がある。その結果、端末装置の消費電力及び複雑さが増し、通信が途切れる可能性がある。
【0006】
従って、端末装置の通信性能をいかに向上させ、通信システムのリソース利用をいかに向上させるかが、解決すべき喫緊の技術的課題となっている。
【発明の概要】
【0007】
これを考慮して、本願は、端末装置の通信性能を向上させ、通信システムのリソース利用を向上させるための通信方法及び通信機器を提供する。
【0008】
第1の態様によれば、本願の一実施形態は、通信方法を提供する。この方法は、端末装置が、ネットワーク装置から測定情報を受信するステップであって、測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内(intra-frequency)測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間(inter-frequency)測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む、ステップと;端末装置が、第1の帯域幅部分(BWP)に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数の測定を行うステップと;を含む。
【0009】
第1の態様に基づいて、測定を行うときに、端末装置は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うことができる。ネットワーク装置が端末装置に送信した測定情報によって示される測定オブジェクトは、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、又は隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数であり得るため、これにより、全ての端末装置がCD-SSBの20MHz周波数領域リソースに集中するのを回避することができ、それにより周波数領域リソースの負荷が分散される(balancing)。端末装置は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うことができるので、第1のBWPにCD-SSBが含まれない場合に、端末装置は、測定のためにCD-SSBが位置している周波数領域リソースに切り替え、次に第1のBWPに切り替える必要がない。これにより、端末装置の消費電力及び複雑さを軽減し、端末装置の通信性能を向上させ、通信システムのリソース利用を向上させることができる。
【0010】
可能な設計では、端末装置が接続モードにある場合に、第1のBWPはアクティブなBWPである、又は、端末装置が非接続モードにある場合に、第1のBWPは、端末装置がキャンプするBWPである。
【0011】
この可能な設計に基づいて、端末装置が接続モードにある場合に、第1のBWPはアクティブなBWPである、又は、端末装置が非接続モードにある場合に、第1のBWPは、端末装置がキャンプするBWPである。これは、端末装置が、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うための実現可能な解決策を提供する。
【0012】
可能な設計では、参照信号は、セル規定同期信号ブロック(CD-SSB)、非セル規定同期信号ブロック(NCD-SSB)、及びチャネル状態情報(CSI-RS)のうちの1つ又は複数を含む。
【0013】
この可能な設計に基づいて、測定オブジェクトに関連する参照信号は、CD-SSB、NCD-SSB、又はCSI-RSであり得る。本願のこの実施形態では、NCD-SSBに関連する測定オブジェクトを使用して実行される測定が導入され、端末装置が測定オブジェクト及び参照信号をどのように決定するかを指定することで、測定情報を頻繁に再構成することが必要となるケースを避けることができる。
【0014】
可能な設計では、異なるBWPが異なる測定オブジェクトに対応する。
【0015】
この可能な設計に基づいて、ネットワーク装置は、各BWPに対して対応する測定オブジェクトを構成することができる。BWPがアクティブなBWPである場合に、端末装置は、BWPに対応する測定オブジェクトに基づいて測定を行うことができる。
【0016】
可能な設計では、測定情報は、BWPの構成情報で搬送される(carried:含まれる)、又は、測定情報は、サービングセルの構成情報で搬送される。
【0017】
この可能な設計に基づいて、測定情報はBWPの構成情報に配置され得、端末装置は、BWPの受信した構成情報に基づいて、BWPに対応する測定オブジェクトを決定することができる。あるいはまた、測定情報は、サービングセルの構成情報に配置され得、端末装置は、サービングセルの構成情報に基づいて測定オブジェクトを決定し、さらに、BWPに基づいて、BWPに対応する測定オブジェクトを決定することができる。
【0018】
可能な設計では、測定情報は、サービングセルの構成情報で搬送され、測定情報は複数の測定情報を含む。第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、第1のBWPの周波数領域リソースと同じである、又は、第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、第1のBWPの周波数領域リソース範囲内に収まる。
【0019】
この可能な設計に基づいて、端末装置は、第1のBWPの周波数領域リソースに基づいて、第1のBWPに対応する測定オブジェクトを決定することができる。これは、端末装置が、BWPの測定オブジェクトを決定するための実行可能な解決策を提供する。
【0020】
可能な設計では、端末装置は、ネットワーク装置から第1のシグナリングを受信し、第1のシグナリングは、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うことを示し、第1のシグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)又はメディア・アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリングである。
【0021】
この可能な設計に基づいて、端末装置は、ネットワーク装置が送信した第1のシグナリングに基づいて、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うと決定することができる。これは、端末装置が、測定を行うための実行可能な解決策を提供する。
【0022】
可能な設計では、端末装置は、測定情報に基づいて、隣接セルの周波数内測定に関する情報を決定する。周波数内測定に関連する参照信号の周波数が、第1の参照信号の周波数と同じであり、第1の参照信号は、第1のBWPにおけるサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号である、又は、周波数内測定に関連する参照信号の周波数が、第2の参照信号の周波数と同じであり、第2の参照信号は、端末装置のサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号である。
【0023】
この可能な設計に基づいて、端末装置は、第1の参照信号又は第2の参照信号に基づいて、隣接セルの周波数内測定に関する情報をさらに決定することができる。これは、端末装置が周波数内測定を行うための実行可能な解決策を提供する。
【0024】
可能な設計では、測定情報は、測定オブジェクトのサービングセルの識別情報及び測定オブジェクトの隣接セルの識別情報のうちの1つ又は複数をさらに含む。
【0025】
この可能な設計に基づいて、ネットワーク装置は、測定情報において、測定オブジェクトのサービングセルの識別情報又は測定オブジェクトの隣接セルの識別情報を示し、それによって、端末装置は、測定オブジェクトのセルの識別情報に基づいて、現在の測定オブジェクトがサービングセルの測定オブジェクトであるか、又は隣接セルの測定オブジェクトであるかどうかを決定することができる。
【0026】
可能な設計では、測定オブジェクトの数が、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPの数以下である。
【0027】
可能な設計では、RRM測定は、周波数内測定及び周波数間測定を含み、端末装置によってサポートされる周波数内測定及び周波数間測定に対応する周波数の数の合計が、8より大きい。
【0028】
可能な設計では、第1の測定期間において端末装置によってサポートされる周波数の数が8以下であり、異なる第1の測定期間において端末装置によってサポートされる周波数が異なり、第1の測定期間は、1つ又は複数の測定オブジェクトに対応する測定期間における最小値である。
【0029】
上記の2つの可能な設計に基づいて、端末装置によってサポートされる周波数内測定及び周波数間測定に対応する周波数の総数が増加するので、NCD-SSBを導入した後に、ネットワークのサービス品質は、測定する周波数の数が限られているため影響を受けず、又は端末装置の測定負荷が過度に重くならない。
【0030】
可能な設計では、サービングセルのNCD-SSBの測定期間が、サービングセルのCD-SSBの測定期間以上である。
【0031】
この可能な設計に基づいて、占有されるリソースは過剰ではなく、端末装置の測定負荷は増加しない。
【0032】
可能な設計では、端末装置は、第1の指標情報をネットワーク装置に送信する。第1の指標情報は、端末装置が、NCD-SSBに基づいて、RRM測定、RLM測定、又はBFR測定を行うのをサポートするかどうかを示す。
【0033】
この可能な設計に基づいて、端末装置が、NCD-SSBに基づいて、RRM測定、RLM測定、又はBFR測定をサポートする場合に、端末装置に対して測定オブジェクトを構成するときに、ネットワーク装置は、NCD-SSBに関連する測定オブジェクトを構成することができる。
【0034】
可能な設計では、端末装置は、第2の指標情報をネットワーク装置に送信する。第2の指標情報は、端末装置によってサポートされる周波数の数の最大値を示し、最大値は8より大きい。
【0035】
この可能な設計に基づいて、端末装置によってサポートされる周波数の総数が増加するため、NCD-SSBを導入した後に、ネットワークのサービス品質は、測定する周波数の数が限られているため影響を受けず、又は端末装置の測定負荷が過度に重くならない。
【0036】
可能な設計では、端末装置は、測定結果をネットワーク装置に報告する。測定結果は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行うことによって端末装置が取得した測定結果である。
【0037】
第2の態様によれば、本願の一実施形態は、通信機器を提供する。通信機器は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計において端末装置によって実行される機能を実現することができ、機能は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ又は複数のモジュール、例えば、トランシーバモジュール及び処理モジュールを含む。トランシーバモジュールは、ネットワーク装置から測定情報を受信するように構成することができ、測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む。処理モジュールは、第1の帯域幅部分(BWP)に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行うように構成され得る。
【0038】
可能な設計では、端末装置が接続モードにある場合に、第1のBWPはアクティブなBWPである、又は、端末装置が非接続モードにある場合に、第1のBWPは、端末装置がキャンプするBWPである。
【0039】
可能な設計では、参照信号は、セル規定同期信号ブロック(CD-SSB)、非セル規定同期信号ブロック(NCD-SSB)、及びチャネル状態情報(CSI-RS)のうちの1つ又は複数を含む。
【0040】
可能な設計では、異なるBWPが異なる測定オブジェクトに対応する。
【0041】
可能な設計では、測定情報は、BWPの構成情報で搬送される、又は、測定情報は、サービングセルの構成情報で搬送される。
【0042】
可能な設計では、測定情報は、サービングセルの構成情報で搬送され、測定情報は複数の測定情報を含む。第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、第1のBWPの周波数領域リソースと同じである、又は、第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、第1のBWPの周波数領域リソース範囲内に収まる。
【0043】
可能な設計では、トランシーバモジュールは、ネットワーク装置から第1のシグナリングを受信するようにさらに構成される。第1のシグナリングは、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うことを示し、第1のシグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)又はメディア・アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリングである。
【0044】
可能な設計では、処理モジュールは、測定情報に基づいて、隣接セルの周波数内測定に関する情報を決定するようにさらに構成される。周波数内測定に関連する参照信号の周波数が、第1の参照信号の周波数と同じであり、第1の参照信号は、第1のBWPにおけるサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号である、又は、周波数内測定に関連する参照信号の周波数が、第2の参照信号の周波数と同じであり、第2の参照信号は、端末装置のサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号である。
【0045】
可能な設計では、測定情報は、測定オブジェクトのサービングセルの識別情報及び測定オブジェクトの隣接セルの識別情報のうちの1つ又は複数をさらに含む。
【0046】
可能な設計では、測定オブジェクトの数は、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPの数以下である。
【0047】
可能な設計では、RRM測定は、周波数内測定及び周波数間測定を含み、端末装置によってサポートされる周波数内測定及び周波数間測定に対応する周波数の数の合計が、8より大きい。
【0048】
可能な設計では、第1の測定期間において端末装置によってサポートされる周波数の数が8以下であり、異なる第1の測定期間において端末装置によってサポートされる周波数が異なり、第1の測定期間は、1つ又は複数の測定オブジェクトに対応する測定期間の最小値である。
【0049】
可能な設計では、サービングセルのNCD-SSBの測定期間が、サービングセルのCD-SSBの測定期間以上である。
【0050】
可能な設計では、トランシーバモジュールは、第1の指標情報をネットワーク装置に送信するようにさらに構成され、第1の指標情報は、端末装置が、NCD-SSBに基づいて、RRM測定、RLM測定、又は(BFR)測定を行うのをサポートするかどうかを示す。
【0051】
可能な設計では、トランシーバモジュールは、第2の指標情報をネットワーク装置に送信するようにさらに構成され、第2の指標情報は、端末装置によってサポートされる周波数の数の最大値を示し、最大値は8より大きい。
【0052】
可能な設計では、トランシーバモジュールは、測定結果をネットワーク装置に報告するようにさらに構成される。測定結果は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行うことによって端末装置が取得した測定結果である。
【0053】
第2の態様における通信機器の具体的な実施態様については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される通信方法における端末装置の動作機能を参照すべきことに留意されたい。
【0054】
第3の態様によれば、本願の一実施形態は、通信機器を提供する。通信機器は、端末装置であってもよく、端末装置内のチップ又はシステムオンチップであってもよい。通信機器は、前述の態様又は可能な設計において端末装置によって実行される機能を実現することができ、その機能はハードウェアによって実現することができる。可能な設計では、通信機器は、トランシーバ及びプロセッサを含むことができる。トランシーバ及びプロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおいて機能を実現するために通信機器をサポートするように構成され得る。例えば、トランシーバは、ネットワーク装置から測定情報を受信するように構成され得る。測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む。プロセッサは、第1の帯域幅部分(BWP)に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行うように構成され得る。別の可能な設計では、通信機器はメモリをさらに含むことができる。メモリは、通信機器に必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成される。通信機器が動作すると、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶したコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって通信機器は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つの通信方法を実行する。
【0055】
第3の態様における通信機器の具体的な実施態様については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される通信方法における端末装置の動作機能を参照されたい。
【0056】
第4の態様によれば、本願の一実施形態は、通信方法を提供する。この方法は、ネットワーク装置が、測定情報を端末装置に送信するステップであって、測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む、ステップと;ネットワーク装置が、端末装置から測定結果を受信するステップであって、測定結果は、第1の帯域幅部分(BWP)に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行うことによって端末装置が取得した測定結果である、ステップと;を含む。
【0057】
第4の態様に基づいて、測定を行うときに、端末装置は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うことができる。ネットワーク装置が端末装置に送信した測定情報によって示される測定オブジェクトが、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、又は隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数であり得るため、これにより、全ての端末装置がCD-SSBの20MHz周波数領域リソースに集中するのを回避することができ、それにより周波数領域リソースの負荷が分散される。端末装置が、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うことができるので、第1のBWPにCD-SSBが含まれない場合に、端末装置は、測定のためにCD-SSBが位置している周波数領域リソースに切り替え、次に第1のBWPに切り替える必要がない。これにより、端末装置の消費電力及び複雑さを軽減し、通信性能を向上させることができる。
【0058】
可能な設計では、端末装置が接続モードにある場合に、第1のBWPはアクティブなBWPである、又は、端末装置が非接続モードにある場合に、第1のBWPは、端末装置がキャンプするBWPである。
【0059】
この可能な設計に基づいて、端末装置が接続モードにある場合に、第1のBWPはアクティブなBWPである、又は、端末装置が非接続モードにある場合に、第1のBWPは、端末装置がキャンプするBWPである。これは、端末装置が、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うための実現可能な解決策を提供する。
【0060】
可能な設計では、参照信号は、セル規定同期信号ブロック(CD-SSB)、非セル規定同期信号ブロック(NCD-SSB)、及びチャネル状態情報(CSI-RS)のうちの1つ又は複数を含む。
【0061】
この可能な設計に基づいて、測定オブジェクトに関連する参照信号は、CD-SSB、NCD-SSB、又はCSI-RSであり得る。本願のこの実施形態では、NCD-SSBに関連する測定オブジェクトを使用して実行される測定を導入し、端末装置が測定オブジェクト及び参照信号をどのように決定するかを指定することで、測定情報を頻繁に再構成することが必要となるケースを避けることができる。
【0062】
可能な設計では、異なるBWPが異なる測定オブジェクトに対応する。
【0063】
この可能な設計に基づいて、ネットワーク装置は、各BWPに対して対応する測定オブジェクトを構成することができる。BWPがアクティブなBWPである場合に、端末装置は、BWPに対応する測定オブジェクトに基づいて測定を行うことができる。
【0064】
可能な設計では、測定情報は、BWPの構成情報で搬送される、又は、測定情報は、サービングセルの構成情報で搬送される。
【0065】
この可能な設計に基づいて、測定情報は、BWPの構成情報に配置され得、端末装置は、BWPの受信した構成情報に基づいて、BWPに対応する測定オブジェクトを決定することができる。あるいはまた、測定情報は、サービングセルの構成情報に配置され得、端末装置は、サービングセルの構成情報に基づいて測定オブジェクトを決定し、さらに、BWPに基づいて、BWPに対応する測定オブジェクトを決定することができる。
【0066】
可能な設計では、測定情報はサービングセルの構成情報で搬送され、測定情報は複数の測定情報を含む。第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、第1のBWPの周波数領域リソースと同じである、又は、第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、第1のBWPの周波数領域リソース範囲内に収まる。
【0067】
この可能な設計に基づいて、端末装置は、第1のBWPの周波数領域リソースに基づいて、第1のBWPに対応する測定オブジェクトを決定することができる。これは、端末装置が、BWPの測定オブジェクトを決定するための実行可能な解決策を提供する。
【0068】
可能な設計では、ネットワーク装置は第1のシグナリングを端末装置に送信し、第1のシグナリングは第1のBWPを示し、第1のシグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)又はメディア・アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリングである。
【0069】
この可能な設計に基づいて、端末装置は、ネットワーク装置が送信した第1のシグナリングに基づいて、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うと決定することができる。これは、端末装置が、測定を行うための実行可能な解決策を提供する。
【0070】
可能な設計では、周波数内測定に関連する参照信号の周波数は、第1の参照信号の周波数と同じであり、第1の参照信号は、第1のBWPにおけるサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号である、又は、周波数内測定に関連する参照信号の周波数は、第2の参照信号の周波数と同じであり、第2の参照信号は、端末装置のサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号である。
【0071】
この可能な設計に基づいて、端末装置は、第1の参照信号又は第2の参照信号に基づいて、隣接セルの周波数内測定に関する情報をさらに決定することができる。これは、端末装置が、周波数内測定を行うための実行可能な解決策を提供する。
【0072】
可能な設計では、測定情報は、測定オブジェクトのサービングセルの識別情報及び測定オブジェクトの隣接セルの識別情報のうちの1つ又は複数をさらに含む。
【0073】
この可能な設計に基づいて、ネットワーク装置は、測定情報において、測定オブジェクトのサービングセルの識別情報又は測定オブジェクトの隣接セルの識別情報を示し、それによって、端末装置は、測定オブジェクトのセルの識別情報に基づいて、現在の測定オブジェクトがサービングセルの測定オブジェクトであるか、又は隣接セルの測定オブジェクトであるかを決定することができる。
【0074】
可能な設計では、測定オブジェクトの数は、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPの数以下である。
【0075】
可能な設計では、サービングセルのNCD-SSBの測定期間は、サービングセルのCD-SSBの測定期間以上である。
【0076】
この可能な設計に基づいて、占有されるリソースは過剰ではなく、端末装置の測定負荷は増加しない。
【0077】
可能な設計では、ネットワーク装置は、端末装置から第1の指標情報を受信する。第1の指標情報は、端末装置が、NCD-SSBに基づいて、RRM測定、RLM測定、又はBFR測定の実行をサポートするかどうかを示す。
【0078】
この可能な設計に基づいて、端末装置が、NCD-SSBに基づいて、RRM測定、RLM測定、又はBFR測定をサポートする場合に、端末装置に対する測定オブジェクトを構成するときに、ネットワーク装置は、NCD-SSBに関連する測定オブジェクトを構成することができる。
【0079】
可能な設計では、ネットワーク装置は、端末装置から第2の指標情報を受信する。第2の指標情報は、端末装置によってサポートされる周波数の数の最大値を示し、最大値は8より大きい。
【0080】
この可能な設計に基づいて、端末装置によってサポートされる周波数の総数が増加するので、NCD-SSBを導入した後に、ネットワークサービス品質は、測定する周波数の数が限られているために影響を受けない、又は端末の測定負荷が過度に重くならない。
【0081】
第5の態様によれば、本願の一実施形態は、通信機器を提供する。通信機器は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計においてネットワーク装置によって実行される機能を実現してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現してもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ又は複数のモジュール、例えば、処理モジュール及びトランシーバモジュールを含む。処理モジュールは、測定情報を決定するように構成される。トランシーバモジュールは、測定情報を端末装置に送信するように構成され、測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む。トランシーバモジュールは、端末装置から測定結果を受信するようにさらに構成され、測定結果は、第1の帯域幅部分(BWP)に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行うことによって端末装置が取得した測定結果である。
【0082】
可能な設計では、端末装置が接続モードにある場合に、第1のBWPはアクティブなBWPである、又は、端末装置が非接続モードにある場合に、第1のBWPは、端末装置がキャンプするBWPである。
【0083】
可能な設計では、参照信号は、セル規定同期信号ブロック(CD-SSB)、非セル規定同期信号ブロック(NCD-SSB)、及びチャネル状態情報(CSI-RS)のうちの1つ又は複数を含む。
【0084】
可能な設計では、異なるBWPが異なる測定オブジェクトに対応する。
【0085】
可能な設計では、測定情報は、BWPの構成情報で搬送される、又は、測定情報は、サービングセルの構成情報で搬送される。
【0086】
可能な設計では、測定情報はサービングセルの構成情報で搬送され、測定情報は複数の測定情報を含む。第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースが、第1のBWPの周波数領域リソースと同じである、又は、第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースが、第1のBWPの周波数領域リソース範囲内に収まる。
【0087】
可能な設計では、トランシーバモジュールは、第1のシグナリングを端末装置に送信するようにさらに構成され、第1のシグナリングは第1のBWPを示し、第1のシグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)又はメディア・アクセス制御制御要素(MAC CE)シグナリングである。
【0088】
可能な設計では、周波数内測定に関連する参照信号の周波数が、第1の参照信号の周波数と同じであり、第1の参照信号は、第1のBWPにおけるサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号である、又は、周波数内測定に関連する参照信号の周波数が、第2の参照信号の周波数と同じであり、第2の参照信号は、端末装置のサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号である。
【0089】
可能な設計では、測定情報は、測定オブジェクトのサービングセルの識別情報及び測定オブジェクトの隣接セルの識別情報のうちの1つ又は複数をさらに含む。
【0090】
可能な設計では、測定オブジェクトの数は、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPの数以下である。
【0091】
可能な設計では、サービングセルのNCD-SSBの測定期間は、サービングセルのCD-SSBの測定期間以上である。
【0092】
可能な設計では、トランシーバモジュールは、端末装置から第1の指標情報を受信するようにさらに構成され、第1の指標情報は、端末装置が、NCD-SSBに基づいて、RRM測定、RLM測定、又はBFR測定を行うようにサポートするかどうかを示す。
【0093】
可能な設計では、トランシーバモジュールは、端末装置から第2の指標情報を受信するようにさらに構成され、第2の指標情報は、端末装置によってサポートされる周波数の数の最大値を示し、最大値は8より大きい。
【0094】
第5の態様における通信機器の具体的な実施態様については、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つにおいて提供される通信方法におけるネットワーク装置の動作機能を参照すべきことに留意されたい。
【0095】
第6の態様によれば、本願の一実施形態は、通信機器を提供する。通信機器は、ネットワーク装置であってもよく、或いはネットワーク装置内のチップ又はシステムオンチップであってもよい。通信機器は、前述の態様又は可能な設計においてネットワーク装置によって実行される機能を実現することができ、その機能はハードウェアによって実現することができる。可能な設計では、通信機器は、トランシーバ及びプロセッサを含むことができる。トランシーバ及びプロセッサは、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つにおける機能を実現するために通信機器をサポートするように構成され得る。例えば、プロセッサは、測定情報を決定するように構成され得る。トランシーバは、測定情報を端末装置に送信するように構成され得、測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む。トランシーバは、端末装置から測定結果を受信するようにさらに構成され、測定結果は、第1の帯域幅部分(BWP)に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行うことによって端末装置が取得した測定結果である。別の可能な設計では、通信機器はメモリをさらに含むことができる。メモリは、通信機器に必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成される。通信機器が動作すると、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶したコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって、通信機器は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つの通信方法を実行する。
【0096】
第6の態様における通信機器の具体的な実施態様については、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される通信方法におけるネットワーク装置の動作機能を参照されたい。
【0097】
第7の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、1つ又は複数のプロセッサを含む。1つ又は複数のプロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行するように構成される。1つ又は複数のプロセッサがコンピュータプログラム又は命令を実行すると、通信機器は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける通信方法、或いは、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つにおける通信方法を実行することが可能になる。
【0098】
可能な設計では、通信機器は1つ又は複数のメモリをさらに含み、1つ又は複数のメモリは、1つ又は複数のプロセッサに結合され、1つ又は複数のメモリは、前述のコンピュータプログラム又は命令を記憶するように構成される。可能な実施態様では、メモリは通信機器の外部に配置される。別の可能な実施態様では、メモリは通信機器の内部に配置される。本願のこの実施形態では、代替的に、プロセッサ及びメモリを1つの構成要素に統合してもよい。換言すれば、代替的に、プロセッサ及びメモリを一緒に統合してもよい。可能な実施態様では、通信機器はトランシーバをさらに含む。トランシーバは、情報を受信する及び/又は送信するように構成される。
【0099】
可能な設計では、通信機器は、1つ又は複数の通信インターフェイスをさらに含み、1つ又は複数の通信インターフェイスは、1つ又は複数のプロセッサに結合され、1つ又は複数の通信インターフェイスは、通信機器以外の別のモジュールと通信するように構成される。
【0100】
第8の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、入力/出力インターフェイス及び論理回路を含む。入力/出力インターフェイスは、情報を入力及び/又は出力するように構成される。論理回路は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つで通信方法を実行するか、或いは第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つで通信方法を実行し、情報に基づいて処理を実行する及び/又は情報を生成するように構成される。情報は測定情報を含み、測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む。
【0101】
第9の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令又はプログラムを記憶し、コンピュータ命令又はプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つの通信方法を実行する、或いは第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つの通信方法を実行することが可能になる。
【0102】
第10の態様によれば、コンピュータ命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける通信方法を実行する、或いは第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つにおける通信方法を実行することが可能になる。
【0103】
第11の態様によれば、本願の一実施形態は、コンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける通信方法を実行する、或いは第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つにおける通信方法を実行することが可能になる。
【0104】
第7の態様から第11の態様の任意の設計方法によってもたらされる技術的効果については、第1の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照するか、又は第4の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。
【0105】
第12の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、第2の態様及び第3の態様のいずれかの通信機器と、第5の態様及び第6の態様のいずれかの通信機器とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0106】
図1】本願の一実施形態による通信システムの概略図である。
図2】本願の一実施形態による通信機器の構成アーキテクチャの図である。
図3】本願の一実施形態による通信方法のフローチャートである。
図4】本願の一実施形態によるSSBの構成の概略図である。
図5】本願の一実施形態による端末装置の構成の概略図である。
図6】本願の一実施形態によるネットワーク装置の構成の概略図である。
図7】本願の一実施形態による通信機器の構成の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0107】
本願の実施形態を説明する前に、本願の実施形態で使用する技術用語について説明する。
【0108】
第5世代(the fifth generation, 5G)移動通信システム:移動通信技術は人々の生活を大きく変えたが、より高性能な移動通信技術に対する人々の追求は決して止まっていない。モバイルデータトラフィックの爆発的な増加、大規模な移動通信装置接続、及び将来的に出現する様々な新しいサービス及び適用シナリオに対処するために、5G通信システムが登場している。国際電気通信連合(international telecommunication union, ITU)は、5G通信システム及び将来の移動通信システムの3つの主要な適用シナリオ、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband, eMBB)、超高信頼性及び低遅延通信(ultra reliable low latency communication, URLLC)、及び大規模マシンタイプ通信(massive machine type communication, mMTC)を規定している。
【0109】
低能力端末装置(reduced capability user equipment,
RedCap UE):規格では、mMTCサービスの端末装置は、RedCap UEと呼ばれるか、又は低複雑性端末装置と呼ばれ得る。このタイプの端末装置は、帯域幅、消費電力、及びアンテナの数の点で、別の端末装置よりも複雑でない可能性があり、例えば、帯域幅が狭く、消費電力が少なく、アンテナが少ない。このタイプの端末装置は、軽量(NR light, NRL)端末装置とも呼ばれ得る。
【0110】
帯域幅部分(bandwidth part, BWP):5G通信システムは、広い帯域幅をサポートすることができる。例えば、eMBB UE(又は非RedCap UE)は、100MHzのチャネル帯域幅をサポートすることができる。BWPの概念は、省エネルギ及び他の要件のために5G規格に導入され、ネットワーク装置は、BWPの帯域幅をリソースブロック(resource block, RB)の粒度で構成することができる。RedCap UEの帯域幅能力が限られているため(例えば、サポートされている最大チャネル帯域幅が小さく、例えば20MHzであるが、非RedCap UEによってサポートされている最大チャネル帯域幅は100MHzである)、ネットワーク装置がRedCap UEに対して構成したBWPの帯域幅は、RedCap UEの能力を超えることはできない。つまり、20MHzを超えることはない。
【0111】
UEが移動体であり、ワイヤレスチャネル環境は常に変化しているので、UEとネットワーク装置との間のワイヤレスチャネルの状態は常に変化している。従って、サービングセルにアクセスした後に、UEは、ネットワーク構成に基づいて、サービングセル及び隣接セルのチャネル測定をさらに実行し、チャネル測定結果をネットワーク装置に報告する必要があるため、ネットワーク装置は、チャネルステータスに基づいてリソースをUEにより良く割り当てることができる。
【0112】
無線リソース管理(radio resource management, RRM):RRMは、サービングセルの参照信号の測定及び隣接セルの参照信号の測定を含むモビリティ測定のために使用され得る。通信プロトコルに従って、ネットワーク装置は、UEに関して複数の測定オブジェクト(measurement object, MO)を構成することができ、各MOは、測定に使用される1つの参照信号に関連付けることができる。サービングセルの参照信号は、セル規定同期信号ブロック(cell define synchronization signal block, CD-SSB)であってもよい。1つのUEの場合に、1つのサービングセルには1つのCD-SSBしかないが、複数のNCD-SSBがあってもよい。アクティブなBWP(つまり、現在情報送信を行っているBWP)の帯域幅にCD-SSBが含まれない場合に、サービングセルのチャネル品質を測定するために、UEは、周波数チューニングを行い、測定のためにCD-SSBが位置している周波数領域リソースに切り替え、測定後にアクティブなBWPに戻ることしかできない。
【0113】
無線リンク監視(radio link monitoring, RLM)測定又はビーム障害回復(beam failure recovery, BFR)測定:これらはサービングセルの測定のみに関連する、すなわちCD-SSBが測定に使用される。
【0114】
ネットワークが周波数範囲1(frequency range 1, FR1)で展開される場合に、端末装置の帯域幅能力が制限されるため、サービングセル又はキャリアの帯域幅が100MHzであり得るが、端末装置に対して構成されたBWPの最大帯域幅は、20MHzのみであり得る。このようにして、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したアクティブなBWPにCD-SSBが含まれる場合に、全ての端末装置が、CD-SSBを含む20MHz周波数領域リソースに集中し、周波数領域リソースの負荷の不均衡を引き起こす。ネットワーク装置が端末装置に対して構成したアクティブなBWPにCD-SSBが含まれない場合に、端末装置は、周波数チューニングを通じて、測定のためにCD-SSBが位置している周波数領域リソースに切り替え、測定後に、アクティブなBWPに戻る必要がある。その結果、端末装置の消費電力及び複雑さが増し、通信が途切れる可能性がある。
【0115】
従って、端末装置の通信性能をいかに向上させ、通信システムのリソース利用をいかに向上させるかが、解決すべき喫緊の技術的課題となっている。
【0116】
この課題を解決するために、本願の一実施形態は、通信方法を提供する。この方法では、端末装置が、ネットワーク装置から測定情報を受信することができ、測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む。端末装置が、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行う。
【0117】
本願のこの実施形態では、測定を行うときに、端末装置は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、測定を行うことができる。ネットワーク装置が端末装置に送信した測定情報によって示される測定オブジェクトが、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、又は隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数であり得るため、これにより、全ての端末装置が、CD-SSBの20MHz周波数領域リソースに集中するのを回避することができ、それにより周波数領域リソースの負荷が分散される。端末装置は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うことができるので、第1のBWPにCD-SSBが含まれない場合に、端末装置は、測定のためにCD-SSBが位置している領域リソースに切り替え、次に第1のBWPに切り替える必要がない。これにより、端末装置の消費電力及び複雑さを軽減し、端末装置の通信性能を向上させ、通信システムのリソース利用を向上させることができる。
【0118】
以下では、本明細書の添付の図面を参照して、本願のこの実施形態の実施態様について詳細に説明する。
【0119】
本願のこの実施形態で提供する通信方法は、任意の通信システムに適用することができる。通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(third generation partnership project, 3GPP)通信システム、例えばLTE通信システムであってもよく、第5世代(fifth generation, 5G)移動通信システム、新しい無線(new
radio, NR)通信システム、又は車両の新しい無線インターネット(vehicle to
everything, NR V2X)システムであってもよく、又はLTE及び5Gハイブリッドネットワーキングのシステム、又は装置間(device-to-device, D2D)通信システム、マシン間(machine to
machine, M2M)通信システム、モノのインターネット(Internet of Things, IoT)及び別の次世代通信システムに適用してもよく、又は非3GPP通信システムであってもよい。これは限定されない。
【0120】
本願のこの実施形態で提供する通信方法は、様々な通信シナリオに適用することができる。例えば、通信方法は、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband, eMBB)、超高信頼性及び低遅延通信(ultra reliable low latency communication, URLLC)、マシンタイプ通信(machine type communication, MTC)、大規模マシンタイプ通信(massive machine type communication, mMTC)、D2D、V2X、及びIoT通信シナリオの1つ又は複数に適用することができる。
【0121】
本願の明細書、特許請求の範囲、及び添付の図面において、用語「第1」、及び「第2」等は、異なる対象を区別することを意図しているが、特定の順序を示していないことに留意されたい。さらに、「含む、有する(including)」及び「有する、含む(having)」という用語、及びそれらの他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又は装置は、列挙したステップ又はユニットに限定されず、オプションで、列挙していないステップ又はユニットをさらに含み、又はオプションで、プロセス、方法、製品、又は装置の別の固有のステップ又はユニットをさらに含む。
【0122】
本願において、「少なくとも1つの(項目)」は1つ又は複数を意味し、「複数の」は2つ以上を意味し、「少なくとも2つの(項目)」は2つ、3つ、又はそれ以上を意味し、「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクト同士の間の関連関係を説明するために使用され、3つの関係があり得ることを示すことを理解されたい。例えば、「A及び/又はB」は、Aのみが存在する、Bのみが存在する、A及びBの両方が存在することを示し、A及びBは単数又は複数であってもよい。文字「/」は、通常、関連付けられたオブジェクト同士の間の「又は」の関係を示す。「以下の項目(ピース)の少なくとも1つ」又はこれに類する表現は、これらの項目の任意の組合せを指し、単数の項目(ピース)又は複数の項目(ピース)の任意の組合せを含む。例えば、a、b、又はcの少なくとも1つは、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、又はa、b及びcを示すことができ、ここで、a、b及びcは、単数又は複数であってもよい。
【0123】
以下では、本願の実施形態で提供する通信システムを説明するための例として、図1を使用する。
【0124】
図1は、本願の一実施形態による通信システムの概略図である。図1に示されるように、通信システムは、ネットワーク装置及び端末装置を含むことができる。
【0125】
図1の端末装置は、ネットワーク装置のビーム/セル・カバレッジエリアに位置することができる。端末装置は、アップリンク(uplink, UL)又はダウンリンク(downlink, DL)を使用してネットワーク装置とエアインターフェイス通信を行うことができる。例えば、端末装置は、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel, PUSCH)を使用してアップリンクデータをネットワーク装置にUL方向に送信することができ、ネットワーク装置は、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel, PDSCH)を使用してダウンリンクデータを端末装置にDL方向に送信することができる。また、ネットワーク装置及び端末装置は、ライセンス要スペクトル(licensed spectrum)を使用して互いに通信を行ってもよく、ライセンス不要スペクトル(unlicensed spectrum)を使用して互いに通信を行ってもよく、又はライセンス要スペクトルとライセンス不要スペクトルとの両方を使用して互いに通信を行ってもよい。ネットワーク装置及び端末装置は、6G未満のスペクトルを使用して互いに通信を行ってもよく、6Gを超えるスペクトルを使用して互いに通信を行ってもよく、又は6G未満のスペクトルと6Gを超えるスペクトルとの両方を使用して互いに通信を行ってもよい。ネットワーク装置と端末装置との間で使用されるスペクトルリソースは、本願の実施形態では限定されない。
【0126】
図1の端末装置は、新しいエアインターフェイスをサポートする端末装置であり得、エアインターフェイスを介して通信システムにアクセスし、通話又はインターネットアクセスサービス等のサービスを開始することができる。端末装置は、ユーザ機器(user equipment, UE)、移動局(mobile station, MS)、又は移動端末(mobile terminal)等とも呼ばれ得る。具体的には、図1の端末装置は、携帯電話(mobile phone)、タブレット型コンピュータ、又は無線トランシーバ機能を有するコンピュータであってもよい。あるいはまた、端末は、仮想現実(virtual reality, VR)端末、拡張現実(augmented
reality, AR)端末、産業制御における無線端末、自動運転における無線端末、遠隔医療における無線端末、スマートグリッドの無線端末、スマートシティ(smart city)の無線端末、スマートホーム(smart home)の無線端末、車載端末、車両間(vehicle-to-vehicle, V2V)通信機能を有する車両、インテリジェント接続車両、又はUAV間(UAV to UAV, U2U)通信機能を有する無人航空機等であってもよい。これは限定されない。
【0127】
図1のネットワーク装置は、無線トランシーバ機能を有する任意の装置であり得、主に、無線物理制御機能、リソーススケジューリング及び無線リソース管理、無線アクセス制御及びモビリティ管理機能等の機能を実現し、信頼できる無線送信プロトコル、及びデータ暗号化プロトコル等を提供するように構成される。
【0128】
図1のネットワーク装置は、有線アクセスをサポートする装置であってもよく、又は無線アクセスをサポートする装置であってもよい。例えば、ネットワーク装置は、アクセスネットワーク(access network, AN)/無線アクセスネットワーク(radio
access network, RAN)装置であってもよく、AN/RAN装置は、複数の5G-AN/5G-RANノードを含む。5G-AN/5G-RANノードは、アクセスポイント(access point, AP)、NodeB(NodeB, NB)、拡張NodeB(enhance NodeB, eNB)、次世代NodeB(NR NodeB, gNB)、送受信ポイント(transmission reception point, TRP)、送信ポイント(transmission
point, TP)、又は他のアクセスノード等であってもよい。
【0129】
ネットワーク装置及び端末装置は、屋内又は屋外及びハンドヘルド又は車載装置を含む陸上で展開することができ、又は水上で展開することができ、又は空中の飛行機、気球、又は衛星上で展開することができる。ネットワーク装置及び端末装置の適用シナリオは、本願の実施形態に限定されない。
【0130】
さらに、図1では、通信システムはさらにコアネットワーク装置であってもよく、ネットワーク装置は、コアネットワーク装置に無線又は有線で接続してもよい。
【0131】
コアネットワーク装置は、ユーザアクセス制御、モビリティ管理、セッション管理、ユーザセキュリティ認証、及びアカウンティング等のサービスを実施するように構成され得る。
【0132】
特定の実施態様において、図1に示されるように、各端末装置及び各ネットワーク装置は、図2に示される構成構造を使用する、又は、図2に示される構成要素を含むことができる。図2は、本願の一実施形態による通信機器200の構成の概略図である。通信機器200は、端末装置であってもよく、又は端末装置内のチップ又はシステムオンチップであってもよく、又はネットワーク装置であってもよく、又はネットワーク装置内のチップ又はシステムオンチップであってもよい。図2に示されるように、通信機器200は、プロセッサ201、トランシーバ202、及び通信回線203を含む。
【0133】
さらに、通信機器200は、メモリ204をさらに含んでもよい。プロセッサ201、メモリ204、及びトランシーバ202は、通信回線203を介して接続され得る。
【0134】
プロセッサ201は、中央処理装置(central processing unit, CPU)、汎用プロセッサ、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、デジタル信号プロセッサ(digital
signal processing, DSP)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブル論理装置(programmable logic device, PLD)、又はそれらの任意の組合せである。あるいはまた、プロセッサ201は、処理機能を有する他の機器、例えば、回路、構成要素、又はソフトウェアモジュールであってもよい。これは限定されない。
【0135】
トランシーバ202は、別の装置又は別の通信ネットワークと通信するように構成される。別の通信ネットワークは、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)、又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks, WLAN)等であってもよい。トランシーバ202は、通信を実施できるモジュール、回路、トランシーバ、又は任意の機器であり得る。
【0136】
通信回線203は、通信機器200に含まれる構成要素同士の間で情報を送信するように構成される。
【0137】
メモリ204は、命令を記憶するように構成される。命令はコンピュータプログラムであってもよい。
【0138】
メモリ204は、読取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、又は静的情報及び/又は命令を記憶できる別のタイプの静的記憶装置であってもよく、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)又は情報及び/又は命令を記憶できる別のタイプの動的記憶装置であってもよく、又は電気的に消去可能なプログラム可能な読取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスク読取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)又は別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(圧縮光ディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタルユニバーサル光ディスク、Blu-rayディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体又は他の磁気記憶装置等であってもよい。これは限定されない。
【0139】
メモリ204は、プロセッサ201から独立していてもよく、又はプロセッサ201と統合してもよいことに留意されたい。メモリ204は、命令、プログラムコード、又は何らかのデータ等を記憶するように構成され得る。メモリ204は、通信機器200の内部に配置してもよく、又は通信機器200の外部に位置してもよい。これは限定されない。プロセッサ201は、メモリ204に記憶した命令を実行して、本願の以下の実施形態で提供する通信方法を実施するように構成される。
【0140】
一例では、プロセッサ201は、1つ又は複数のCPU、例えば図2のCPU0及びCPU1を含むことができる。
【0141】
オプションの実施態様では、通信機器200は、複数のプロセッサを含む。例えば、図2のプロセッサ201に加えて、通信機器200は、プロセッサ207をさらに含んでもよい。
【0142】
オプションの実施態様では、通信機器200は、出力装置205及び入力装置206をさらに含む。例えば、入力装置206は、装置、例えば、キーボード、マウス、マイク、又はジョイスティックである。出力装置205は、装置、例えばディスプレイ、又はスピーカ(speaker)である。
【0143】
通信機器200は、図2の構造と同様の構造を有するデスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末、組込み装置、チップシステム、又は装置であってもよい。なお、図2に示した組成構造は、通信機器に対する制限を構成するものではない。図2に示した構成要素に加えて、通信機器は、図に示した構成要素よりも多くの又は少ない構成要素を含んでもよく、いくつかの構成要素を組み合わせてもよく、又は異なる構成要素配置を有してもよい。
【0144】
本願の実施形態では、チップシステムは、チップを含んでもよく、又はチップ及び別の個別の装置を含んでもよい。
【0145】
さらに、本願の実施形態における動作、及び用語等については、互いに参照されたい。これは限定されない。本願の実施形態では、装置同士の間で交換されるメッセージの名前、又はメッセージ内のパラメータの名前等は単なる例である。特定の実施態様では、代わりに別の名前を使用してもよい。これは限定されない。
【0146】
図1に示される通信システムを参照すると、以下では、図3を参照して、本願の一実施形態で提供する通信方法について説明する。端末装置は、図1に示される通信システム内の任意の端末装置であってもよく、ネットワーク装置は、図1に示される通信システム内の任意のネットワーク装置であってよい。以下の実施形態で説明する端末装置及びネットワーク装置は、図2に示される構成要素を有してもよい。本願の実施形態に示される単一の実行本体(端末装置又はネットワーク装置)によって実行される処理は、複数の実行本体によって処理されるプロセスに分割してもよく、これらの実行本体は、論理的及び/又は物理的に分離していてもよい。例えば、ネットワーク装置によって実行される処理は、中央ユニット(central unit, CU)、分散ユニット(distribution unit,
DU)、及び無線ユニット(radio unit, RU)のうちの少なくとも1つによって実行されるプロセスに分割してもよい。これは限定されない。
【0147】
図3は、本願の一実施形態による通信方法のフローチャートである。図3に示されるように、この方法は以下のステップを含むことができる。
【0148】
ステップ301:ネットワーク装置が測定情報を端末装置に送信する。これに対応して、端末装置はネットワーク装置から測定情報を受信する。
【0149】
測定情報は、1つ又は複数の測定オブジェクトを示すことができる。測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0150】
各測定オブジェクトに関連する参照信号は、CD-SSB、NCD-SSB、及びチャネル状態情報参照信号(channel-state information reference signal, CSI-RS)のうちの1つ又は複数を含むことができる。例えば、測定オブジェクトに関連する参照信号は、サービングセルの測定に使用されるCD-SSBである。例えば、測定オブジェクトに関連する参照信号は、サービングセルの測定に使用されるNCD-SSBである。例えば、測定オブジェクトに関連する参照信号は、隣接セルの測定に使用されるCD-SSBである。例えば、測定オブジェクトに関連する参照信号は、隣接セルの測定に使用されるNCD-SSBである。
【0151】
例えば、測定情報は、測定オブジェクトに関連する参照信号の識別情報を含むことができる。例えば、参照信号の識別情報は、参照信号がCD-SSB、NCD-SSB、及びCSI-RSのうちの1つ又は複数であることを示す。
【0152】
測定情報が、隣接セルの周波数内測定に関する情報又は隣接セルの周波数間測定に関する情報である場合に、周波数内測定又は周波数間測定のいずれであるかは、測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数に基づいて決定され得、隣接セルの参照信号がCD-SSB又はNCD-SSBであるかを考慮する必要はない。
【0153】
例えば、NCD-SSBの期間(period:周期)は、CD-SSBの期間以上である。NCD-SSBは、測定に使用される参照信号である。NCD-SSBの期間は、ネットワーク装置によって構成される。CD-SSBは、測定に使用される参照信号である。CD-SSBの期間は、ネットワーク装置によって構成される。このようにして、測定に使用されるNCD-SSBが過剰な処理リソースを占有することを防止することができ、端末装置の測定負荷は増大しない。これにより、ネットワークの占有する時間周波数リソースが過剰であるために、データ送信に使用されるリソースが少なくなることも回避することができる。
【0154】
例えば、端末装置の測定の複雑さを軽減するために、第1のリソースに含めることができるNCD-SSBの最大数を制限することができる。例えば、第1のリソースはキャリア又はBWPである。例えば、第1のリソースには1つのSSBしか存在できない。第1のリソースに含まれるNCD-SSBの最大数が制限されるため、大量のNCD-SSBによって引き起こされる端末装置の測定負荷が過度に重くならない。
【0155】
例えば、第1のリソースにおいてネットワーク装置が端末装置に対して構成できるNCD-SSBの最大数N_maxは制限される。例えば、第1のリソースにおいて端末装置によってサポートされるNCD-SSBの最大数は制限される。例えば、ネットワーク装置は、シグナリングを使用して端末装置に対してNCD-SSB情報を構成する。例えば、端末装置は、シグナリングを受信することにより、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したNCD-SSB情報を取得する。NCD-SSB情報は、NCD-SSBに関する周波数情報、NCD-SSBの数に関する情報、又はNCD-SSBの最大数に関する情報のうちの1つ又は複数を含む。NCD-SSB情報をBWPに関連付けてもよく、又はNCD-SSB情報をキャリアに関連付けてもよい。あるいはまた、ネットワーク装置によってサポートされるNCD-SSBの最大数が制限される。
【0156】
例えば、NCD-SSBの最大数は、第1のリソースの帯域幅に関連付けることができる。
【0157】
例えば、第1のリソースの帯域幅は40MHzであり、N_max=1又は2である。例えば、第1のリソースの帯域幅は100MHzであり、N_max=4又は5である。例えば、第1のリソースはBWPであり、及びN_max=1である。
【0158】
オプションで、第1のリソースに含めることができる参照信号の最大数Nsは制限される。例えば、第1のリソースはBWPであり、参照信号はCD-SSB及び/又はNCD-SSBである。例えば、Ns=1である。例えば、BWPには最大1つの完全なSSBが含まれる。測定にはSSBが使用される。SSBは、CD-SSB又はNCD-SSBでもよい。
【0159】
オプションで、測定に使用されるNCD-SSBはマスター情報ブロック(master information block, MIB)を含まなくてもよく、又は測定に使用されるNCD-SSBは、再解釈に使用してもよく、又はデータ送信に使用してもよい。
【0160】
可能な設計では、周波数内測定に関連する参照信号の周波数は、第1の参照信号の周波数と同じである。周波数間測定に関連する参照信号の周波数は、第1の参照信号の周波数とは異なる。このようにして、端末装置は、同時に1つの周波数のみの周波数内測定情報を保持する必要があり、それにより端末装置の消費電力及び複雑さを軽減する。
【0161】
第1の参照信号は、第1のBWPにおけるサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号であり得る。
【0162】
端末装置が接続モードにある場合に、第1のBWPはアクティブなBWPである。端末装置が非接続モードにある場合に、第1のBWPは、端末装置がキャンプするBWPである。
【0163】
別の可能な設計では、周波数内測定に関連する参照信号の周波数は、第2の参照信号の周波数と同じである。周波数間測定に関連する参照信号の周波数は、第2の参照信号の周波数とは異なる。このようにして、端末装置が、サービングセルの全ての測定オブジェクトに関連する周波数の全ての周波数内測定情報を同時に維持するため、端末装置及びネットワーク装置は、周波数領域リソースの各帯域幅部分(BWP)での端末装置のチャネル品質をより適切に取得でき、それにより、ネットワーク装置がスケジューリングを行うためのより包括的な参照情報が提供される。
【0164】
第2の参照信号は、端末装置のサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号である。第2の参照信号は、端末装置のサービングセルの任意の測定オブジェクトに関連する参照信号である。例えば、端末装置のサービングセルに5つの測定オブジェクトが含まれる場合に、5つの測定オブジェクトに関連する参照信号のいずれか1つが第2の参照信号と見なされる。
【0165】
例えば、ネットワーク装置は、端末装置に対して1つ又は複数のBWPを構成することができ、各BWPは、1つ又は複数の測定オブジェクトに対応することができる。
【0166】
各BWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、BWPの周波数領域リソースと同じであってもよく、又は、各BWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、BWPの周波数領域リソース範囲内に収まる。例えば、周波数領域リソースは帯域幅である。
【0167】
例えば、ネットワーク装置が端末装置に対して構成した測定オブジェクトには、第1の測定オブジェクト、第2の測定オブジェクト、及び第3の測定オブジェクトが含まれ、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPには、BWP1及びBWPが含まれる。BWP1は第1の測定オブジェクトに対応し得、BWP2は第2の測定オブジェクト及び第3の測定オブジェクトに対応し得る。

【0168】
異なるBWPに対応する測定オブジェクトは、同じであっても異なっていてもよいことに留意されたい。
【0169】
例えば、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPには、BWP1、BWP2、及びBWP3が含まれる。BWP1及びBWP2に対応する測定オブジェクトは異なってもよい。BWP1及びBWP3に対応する測定オブジェクトは同じであってもよい。
【0170】
第1の可能な設計では、ネットワーク装置が、測定情報を搬送し(carry:含み)且つBWPに関するものである構成情報を端末装置に送信することは、測定情報がBWPの構成情報で搬送されると説明することもできる。
【0171】
ネットワーク装置は、各BWPに対応する測定情報を搬送し且つ各BWPに関するものである構成情報(例えば、BWP-DownlinkDedicated)を端末装置に送信することができる。
【0172】
例えば、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPには、BWP1、BWP2、及びBWP3が含まれる。BWP1の構成情報は、BWP1に対応する測定情報を含むことができ、BWP1に対応する測定情報は、BWP1に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトを示すことができる。BWP2の構成情報は、BWP2に対応する測定情報を含むことができ、BWP2に対応する測定情報は、BWP2に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトを示すことができる。BWP3の構成情報は、BWP3に対応する測定情報を含むことができ、BWP3に対応する測定情報は、BWP3に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトを示すことができる。
【0173】
測定情報は、測定オブジェクト情報、測定オブジェクトリスト情報、及びSSB情報のうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0174】
測定オブジェクト情報は、1つ又は複数の測定オブジェクトの識別情報を含むことができ、識別情報は、MO ID又は測定オブジェクトを示すことができる他の識別情報であってもよい。測定オブジェクトリスト情報は、1つ又は複数の測定オブジェクトの識別情報を含んでもよい。測定オブジェクトリストは、MOリスト又はMeasObjectToAddModListであってもよい。SSB情報は、SSBの周波数情報、SSBの中心周波数、及びSSBインデックスのうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0175】
オプションで、測定情報に測定オブジェクトリスト情報が含まれる場合に、測定オブジェクトリスト情報は、測定オブジェクトリストのインデックスをさらに含む。
【0176】
同じ測定オブジェクトに対応するBWPについて、同じ測定オブジェクトに対応するBWPの測定情報に含まれる測定オブジェクトリストのインデックスは同じであり得る。異なる測定オブジェクトに対応するBWPについて、異なる測定オブジェクトに対応するBWPの測定情報に含まれる測定オブジェクトリストのインデックスは異なる。
【0177】
例えば、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPには、BWP1、BWP2、及びBWP3が含まれる。BWP1及びBWP2に対応する測定オブジェクは異なっており、BWP1及びBWP3に対応する測定オブジェクは同じであり、BWP1及びBWP2に対応する測定オブジェクトリストのインデックスは異なっており、BWP1及びBWP3に対応する測定オブジェクトリストのインデックスは同じであると仮定する。
【0178】
あるいはまた、異なるBWPの構成情報に含まれる測定オブジェクトリストのインデックスは異なり得る。
【0179】
例えば、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPには、BWP1、BWP2、及びBWP3が含まれる。BWP1に対応する測定オブジェクトリストのインデックスはインデックス1であり得、BWP2に対応する測定オブジェクトリストのインデックスはインデックス2であり得、BWP3に対応する測定オブジェクトリストのインデックスはインデックス3であり得る。
【0180】
ネットワーク装置が端末装置に対して構成した、BWPの構成情報に、BWPに対応する測定情報が含まれる場合であって、BWPが第1のBWPであるときに、端末装置は、第1のBWPに対応する測定情報に基づいて測定を行うことができることに留意されたい。ネットワーク装置が端末装置に対して構成した、BWPの構成情報にBWPに対応する測定情報が含まれず、BWPが第1のBWPであるときに、端末装置は、サービングセルのCD-SSBに基づいて測定を行うことができる(つまり、アクティブなBWPにサービングセルのCD-SSBが含まれる場合に、端末装置は、サービングセルのCD-SSBに基づいて測定を行う)。或いは、アクティブなBWPにサービングセルのCD-SSBが含まれない場合に、端末装置は、測定のためにサービングセルのCD-SSBに切り替え、次に、再びアクティブなBWPに切り替える)。
【0181】
例えば、測定情報は、測定オブジェクトのサービングセルの識別情報、及び測定オブジェクトの隣接セルの識別情報のうちの1つ又は複数をさらに含むことができる。
【0182】
ネットワーク装置は、測定情報において、測定オブジェクトのサービングセルの識別情報を示すか、又はネットワーク装置は、測定情報において、測定オブジェクトの隣接セルの識別情報を示すので、端末装置は、測定オブジェクトのセルの識別情報に基づいて、現在の測定オブジェクトがサービングセルの測定オブジェクトであるか、又は隣接セルの測定オブジェクトであるかを判定することができる。
【0183】
第2の可能な設計では、ネットワーク装置は、測定情報を搬送し且つサービングセルに関するのものである構成情報(例えば、ServingCellConfig)を端末装置に送信することができ、又は測定情報がサービングセルの構成情報で搬送されると記述することができる。
【0184】
測定情報は、測定オブジェクト情報、1つ又は複数の測定オブジェクトリストに関する情報、及びSSB情報のうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0185】
測定オブジェクト情報は、1つ又は複数の測定オブジェクトの識別情報を含むことができる。識別情報は、MO ID又は測定オブジェクトを示すことができる他の識別情報であってもよい。測定オブジェクトリスト情報は、1つ又は複数の測定オブジェクトの識別情報を含むことができる。測定オブジェクトリストは、MOリスト又はMeasObjectToAddModListであってもよい。SSB情報は、SSBの周波数情報及びSSBインデックスのうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0186】
例えば、ネットワーク装置は、1つ又は複数の測定オブジェクトを構成し、1つの測定オブジェクトリストを使用して、ネットワーク装置によって構成された1つ又は複数の測定オブジェクトを示すことができる。
【0187】
この例では、端末装置は、BWPのリソース範囲を使用して、BWPに対応する測定オブジェクトを決定することができる。
【0188】
例えば、リソース範囲は帯域幅である。
【0189】
各BWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、BWPの周波数領域リソースと同じであってもよく、又は、各BWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、BWPの周波数領域リソース範囲内に収まる。
【0190】
さらに別の例では、ネットワーク装置は、各BWPに対して、各BWPに対応する測定オブジェクトを構成し、複数の測定オブジェクトリストを使用して、ネットワーク装置が複数のBWPに対して構成した測定オブジェクトを示すことができる。
【0191】
この例では、端末装置は、BWPのリソース範囲を使用して、BWPに対応する測定オブジェクトを決定することができる。
【0192】
各BWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、BWPの周波数領域リソースと同じであってもよく、又は、各BWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、BWPの周波数領域リソース範囲内に収まる。
【0193】
あるいはまた、測定オブジェクトリスト情報に測定オブジェクトリストのインデックスがさらに含まれる場合に、端末装置は、BWPに対応するインデックスを使用して、BWPに対応する測定オブジェクトリストを決定して、BWPに対応する測定オブジェクトを決定することができる。
【0194】
同じ測定オブジェクトに対応するBWPについて、同じ測定オブジェクトに対応するBWPに対応する測定オブジェクトリストのインデックスは同じであり得る。異なる測定オブジェクトに対応するBWPについて、異なる測定オブジェクトに対応するBWPに対応する測定オブジェクトリストのインデックスは異なる。
【0195】
例えば、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPには、BWP1、BWP2、及びBWP3が含まれる。BWP1及びBWP2に対応する測定オブジェクトは異なっており、BWP1及びBWP3に対応する測定オブジェクトは同じであり、BWP1及びBWP2に対応する測定オブジェクトリストのインデックスは異なっており、BWP1及びBWP3に対応する測定オブジェクトリストのインデックスは同じであると仮定する。
【0196】
あるいはまた、異なるBWPの構成情報に含まれる測定オブジェクトリストのインデックスは、異なっていてもよい。
【0197】
例えば、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPには、BWP1、BWP2、及びBWP3が含まれる。BWP1に対応する測定オブジェクトリストのインデックスはインデックス1であり得、BWP2に対応する測定オブジェクトリストのインデックスはインデックス2であり得、BWP3に対応する測定オブジェクトリストのインデックスはインデックス3であり得る。
【0198】
例えば、測定情報によって示される測定オブジェクトの数は、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPの数以下であり得る。あるいはまた、測定情報によって示される測定オブジェクトに関連する参照信号の数は、ネットワーク装置が端末装置に対して構成したBWPの数以下であってもよい。例えば、参照信号は、NCD-SSB、CD-SSB、及びCSI-RSのうちの1つ又は複数である。
【0199】
例えば、図4に示されるように、サービングセルの構成情報に含まれる測定情報が5つの測定オブジェクトを示すことを例として使用する。5つの測定オブジェクトはそれぞれ5つのSSBに関連付けられ、5つのSSBはCD-SSB又はNCD-SSBであってもよいと仮定する。5つのSSBは、それぞれ異なるBWPに対応することができる。例えば、NCD-SSB1はBWP1に対応し、NCD-SSB2はBWP2に対応し、CD-SSBはBWP3に対応し、NCD-SSB3はBWP4に対応し、NCD-SSB4はBWP5に対応する。
【0200】
オプションで、ネットワーク装置は、第1のシグナリングを端末装置に送信することができ、端末装置は、第1のシグナリングに基づいて測定を行うことができる。
【0201】
第1のシグナリングは、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うことを示し得る。
【0202】
例えば、第1のシグナリングは、ダウンリンク制御情報(downlink control
information, DCI)又はメディア・アクセス制御制御要素(media access control
control unit, MAC CE)シグナリングであり得る。ネットワーク装置は、動的シグナリングを使用して測定オブジェクト情報を示すため、ネットワークステータスに基づいて測定構成をより柔軟に実行することができる。
【0203】
DCIは、BWP切替えを示すことができる。
【0204】
ネットワーク装置は、第1のシグナリングを送信して、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに基づいて測定を行うよう端末装置に動的に示すことができる。あるいはまた、ネットワーク装置は、第1のシグナリングを送信して、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うように端末装置に動的に示すことができる。従って、ネットワーク装置は、端末装置によって報告された測定結果に基づいて、より良好なチャネル状態を取得することができる。
【0205】
1つのBWPが複数の測定オブジェクトに対応するときに、端末装置は、複数の測定セットを1つのBWP内に維持することができることに留意されたい。1つのBWPが1つの測定オブジェクトに対応するときに、端末装置は、1セットの測定を1つのBWP内に維持することができる。1つのBWPが1つの測定オブジェクトに対応する場合に、端末装置は複数の測定セットを1つのBWP内に維持するのを防止でき、端末装置が大量のリソースを占有するのを防止することができる。
【0206】
オプションで、端末装置が送信した第1の指標情報が受信される。ネットワーク装置は、端末装置が送信した第1の指標情報を受信する。従って、ネットワーク装置は、端末装置の能力に基づいて、端末装置に対して適切な測定リソースをより適切に構成することができる。
【0207】
例えば、第1の指標情報は、端末装置が、NCD-SSBに基づいてRRM測定、RLM測定、ビーム関連測定、又はBFR測定をサポートするかどうかを示すことができる。
【0208】
例えば、第1の指標情報は、
{ 端末装置が、NCD-SSBを含む第1のリソースをサポートする;
端末装置が、NCD-SSBを含む第1のリソースをサポートしていない;
端末装置が、NCD-SSBに基づいて、RRM測定、RLM測定、ビーム関連測定、又はBFR測定のうちの1つ又は複数を行うのをサポートする;
端末装置が、NCD-SSBに基づいて、RRM測定、RLM測定、ビーム関連測定、又はBFR測定のうちの1つ又は複数を行うのをサポートしていない;
端末装置が、NCD-SSBに基づいて、サービングセルのRRM測定を行うのをサポートする;
端末装置が、NCD-SSBに基づいて、サービングセルのRRM測定を行うのをサポートしていない;
端末装置が、NCD-SSBに基づいて、非サービングセル(又は隣接セル)のRRM測定を行うのをサポートする;
端末装置が、NCD-SSBに基づいて、非サービングセル(又は隣接セル)のRRM測定を行うのをサポートしていない;
端末装置が、NCD-SSB及びCD-SSBの準コロケーション(QCL)をサポートする;
端末装置が、NCD-SSB及びCD-SSBの非準コロケーションをサポートする。
端末装置が、CD-SSBのPCIとは異なるNCD-SSBのPCIをサポートする;
端末装置が、CD-SSBのPCIと同じNCD-SSBのPCIをサポートする;
端末装置が、測定ギャップを使用してCD-SSB測定をサポートする;
端末装置が、測定ギャップを使用してCD-SSB測定をサポートしていない;
端末装置が、CD-SSBの期間と異なるNCD-SSBの期間をサポートする;
端末装置が、CD-SSBの期間と同じであるNCD-SSBの期間をサポートする;
端末装置が、CD-SSBの送信電力と異なるNCD-SSBの送信電力をサポートする;
端末装置が、CD-SSBの送信電力と同じであるNCD-SSBの送信電力をサポートする;
端末装置が1つのキャリアでサポートするNCD-SSBの数;
端末装置が1つのキャリアで測定できるNCD-SSBの数;
端末装置が1つのBWPでサポートするNCD-SSBの数;及び
端末装置が1つのBWPで測定できるNCD-SSB}のうちの1つ又は複数を示すことができる。
【0209】
例えば、第1のリソースはBWP又はキャリアである。
【0210】
例えば、第1の指標情報は、端末装置が、SSB及び/又はCORESET#0を含まない第1のリソースをサポートすること、及び端末装置が、NCD-SSBを含む第1のリソースをサポートすることのうちの1つ又は複数を示す。
【0211】
例えば、第1の指標情報は1ビットである。第1の指標情報のビット状態が0である場合に、第1の指標情報は、端末装置がSSB及び/又はCORESET#0を含まない第1のリソースをサポートすることを示す。第1の指標情報のビット状態が1である場合に、第1の指標情報は、端末装置がNCD-SSBを含む第1のリソースをサポートすることを示す。あるいはまた、第1の指標情報のビット状態が1である場合に、第1の指標情報は、端末装置がSSB及び/又はCORESET#0を含まない第1のリソースをサポートすることを示す。あるいはまた、第1の指標情報のビット状態が0である場合に、第1の指標情報は、端末装置がNCD-SSBを含む第1のリソースをサポートすることを示す。
【0212】
端末装置が、NCD-SSBに基づいてRRM測定、RLM測定、ビーム関連測定、又はBFR測定をサポートする場合であって、端末装置の測定オブジェクトを構成するときに、ネットワーク装置は、NCD-SSBに関連する測定オブジェクトを構成することができる。
【0213】
オプションで、ネットワーク装置は、端末装置が送信した第2の指標情報をさらに受信することができ、第2の指標情報は、端末装置によってサポートされる周波数の最大数量を示すことができる。例えば、周波数は、測定参照信号の周波数又は中心周波数である。例えば、測定は周波数内測定及び/又は周波数間測定である。
【0214】
例えば、最大値は、8以上であってもよい。例えば、最大値は、8、10、12、14、又は16等であってもよい。
【0215】
端末装置によってサポートされる周波数内測定及び周波数間測定に対応する周波数の数の合計は、8より大きくてもよいことに留意されたい。
【0216】
第1の測定期間において端末装置によってサポートされる周波数の数は、8以下であってもよい。異なる第1の測定期間において端末装置によってサポートされる周波数は、同じであっても異なっていてもよい。第1の測定期間は、1つ又は複数の測定オブジェクトに対応する測定期間のうちの最小値である。
【0217】
例えば、第1の測定期間には、第1の測定期間1、第1の測定期間2、及び第1の測定期間3が含まれる。第1の測定期間1において端末装置によってサポートされる周波数は、第1の測定期間2においてサポートされる周波数と同じであってもよく、第1の測定期間1において端末装置によってサポートされる周波数は、第1の測定期間3においてサポートされる周波数と異なっていてもよい。
【0218】
端末装置によってサポートされる周波数内測定及び周波数間測定に対応する周波数の総数が増加するため、NCD-SSBを導入した後に、ネットワークサービス品質は、測定する周波数の数が限られているため影響を受けない、又は端末装置の測定負荷は過度に重くならない。
【0219】
オプションで、ネットワーク装置がSSBを端末装置に示すときに、CD-SSBの測定フィルタリング及び報告と、NCD-SSBの測定フィルタリング及び報告とは異なっていてもよい。ネットワーク装置は、SSBがCD-SSBであるかNCD-SSBであるかを端末装置に示してもよい。
【0220】
ネットワーク装置は、構成情報を使用して、SSBがCD-SSBであるかNCD-SSBであるかを端末装置に示すことができる。例えば、構成情報は、RRC構成情報、サービングセルの構成情報、及びBWP構成情報のうちの1つ又は複数である。
【0221】
例えば、NCD-SSBの第1のパラメータは、CD-SSBの第1のパラメータと同じように構成される。例えば、第1のパラメータは、サブキャリア間隔、送信電力、及び参照信号インデックスのうちの少なくとも1つである。例えば、送信電力は、1次同期信号送信電力及び2次同期信号送信電力のうちの少なくとも1つである。例えば、参照信号インデックスはインデックスビットマップである。例えば、参照信号インデックスは、ネットワーク装置が送信した参照信号の時間領域情報を示す。例えば、インデックスは8ビット数を含み、ビットマップ10001000は、0番目の参照信号及び4番目の参照信号が測定のために送信又は使用されることを示す。具体的には、例えば、NCD-SSBの構成情報は、第1のパラメータを含まない。例えば、端末装置は、CD-SSBの第1のパラメータ情報に基づいて、NCD-SSBの第1のパラメータ情報を決定する。
【0222】
例えば、隣接セルの測定のための参照信号は少なくともCD-SSBを含むか、又は隣接セルの測定のための参照信号はCD-SSBのみであり得る。隣接セルの選択において、複数の参照信号があり、測定参照値が異なる場合に、決定した隣接セルのチャネル品質が異なる可能性があり、その結果、選択した隣接セルは最適な隣接セルではない。従って、CD-SSBが隣接セルの参照信号として可能な限り選択されるか、又は隣接セルの参照信号は少なくともCD-SSBを含む。
【0223】
ステップ302:端末装置は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行う。
【0224】
オプションで、端末装置が接続モードにある場合に、第1のBWPはアクティブなBWPであり得る。あるいはまた、端末装置が非接続モードにある場合に、第1のBWPは、端末装置がキャンプするBWPであり得る。
【0225】
測定は、RRM測定、RLM測定、BFR測定、ビーム測定、及びビーム障害検出(BFD)測定の測定のうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0226】
測定がRRM測定である場合に、測定情報は、前述のステップ301で説明した測定情報であり得ることに留意されたい。測定がRLM測定、BFR測定、ビーム測定、又はビーム障害検出(BFD)測定である場合に、測定情報には、SSB情報が含まれ得る。測定情報は、BWPの構成情報で搬送され得るか、又はダウンリンク周波数情報(FrequencyInfoDL)で搬送され得る。
【0227】
測定情報がBWPの構成情報で搬送されるときに、端末装置は、第1のBWPの構成情報に基づいて、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトを決定することができる。測定情報がサービングセルの構成情報で搬送される場合に、端末装置は、第1のBWPの周波数領域リソースに基づいて、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトを決定することができる。
【0228】
例えば、第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、第1のBWPの周波数領域リソースと同じであり得る、又は、第1のBWPに対応する測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数領域リソースは、第1のBWPの周波数領域リソース範囲内に収まる。
【0229】
オプションで、第1のBWPが複数の測定オブジェクトに対応する場合に、端末装置は、第1のBWPに対応する複数の測定オブジェクトから、測定のために1つの測定オブジェクトを選択することができ、それによって端末装置の消費電力を削減することができる。
【0230】
例えば、端末装置は、第1のBWPに対応する複数の測定オブジェクトから、測定のための予め規定した測定オブジェクトを選択することができる。あるいはまた、端末装置は、第1のBWPに対応する複数の測定オブジェクトから、測定のためのCD-SSBに関連する測定オブジェクトを選択することができる。あるいはまた、端末装置は、第1のBWPに対応する複数の測定オブジェクトから、測定のためのインデックスが最も小さい測定オブジェクトを選択することができる。あるいはまた、端末装置は、第1のBWPに対応する複数の測定オブジェクトから、測定のための、第1のBWPの中心周波数に周波数が最も近い参照信号に対応する測定オブジェクトを選択することができる。
【0231】
オプションで、測定を行うときに、端末装置は、第1のBWPに対応する測定オブジェクトを測定してもよく、又は各BWPに対応する測定オブジェクトを測定してもよい。
【0232】
オプションで、周波数内測定に関連する参照信号の周波数が、第1のBWPにおけるサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数と同じである場合に、端末装置は、第2の測定オブジェクトを測定しなくてもよい。第2の測定オブジェクトの参照信号の周波数は、第1のBWPにおけるサービングセルの測定オブジェクトに関連する参照信号の周波数とは異なる。
【0233】
ステップ303:端末装置は測定結果をネットワーク装置に送信する。これに対応して、ネットワーク装置は端末装置から測定結果を受信する。
【0234】
図3に示される方法に基づいて、測定を行うときに、端末装置は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、測定を行うことができる。ネットワーク装置が端末装置に送信した測定情報によって示される測定オブジェクトは、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、又は隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数であり得るため、これにより、全ての端末装置がCD-SSBの20MHz周波数領域リソースに集中するのを回避することができ、それにより周波数領域リソースの負荷が分散される。端末装置は、第1のBWPに対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて測定を行うことができるので、第1のBWPにCD-SSBが含まれない場合に、端末装置は、測定のためにCD-SSBが位置している周波数領域リソースに切り替え、次に第1のBWPに切り替える必要がない。これにより、端末装置の消費電力及び複雑さを軽減し、端末装置の通信性能を向上させ、通信システムのリソース利用を向上させることができる。また、NCD-SSBに関連する測定オブジェクトを使用して実行される測定を導入し、端末装置が測定オブジェクト及び参照信号をどのように決定するかを指定することで、測定情報を頻繁に再構成することが必要となるケースを避けることができる。
【0235】
例えば、測定報告情報はセル識別情報を含む。例えば、セル識別子は物理セル識別子である。例えば、セル識別情報は、サービングセル又は隣接セルを示す。例えば、セル識別情報は1ビットである。例えば、セル識別情報のビット状態が0である場合に、セル識別情報は、報告情報がサービングセルであることを示す。例えば、セル識別情報のビット状態が1である場合に、セル識別情報は、報告情報が隣接セルであることを示す。
【0236】
1つのセル又は1つのキャリアが異なる周波数で複数のSSBを有し、異なる周波数での複数のSSBのうちの2つが同じセルID(アイデンティティ)を有する場合がある。従って、測定報告情報は特徴情報をさらに含むことができ、特徴情報は、同じセルIDを有し且つ異なる周波数を有するSSBを識別又は区別するために使用される。例えば、1つのセル又は1つのキャリアには、異なる周波数でX個のSSBがある。異なる周波数でのX個のSSBのタイプは、完全に同じであってもよく、完全に同じではなくてもよい。例えば、異なる周波数でのX個のSSBのうちの1つはCD-SSBであり、他のX-1個のSSBはNCD-SSBである。異なる周波数のX個のSSBは、SSB1、SSB2、・・・、及びSSB(X-1)として示される。Xは正の整数である。SSBn及びSSBmは同じセルIDを有する。UEが報告するSSBnの測定報告情報は、セル識別情報及び特徴情報を含むことができる。UEが報告するSSBmの測定報告情報は、セル識別情報及び特徴情報も含むことができる。ネットワーク装置は、測定報告情報内のセルIDに基づいて、測定レポートがSSBn又はSSBmに関連付けられているかどうかを判定できない。しかしながら、ネットワーク装置は、セルID及び特徴情報に基づいて、測定報告がSSBn又はSSBmに関連付けられているかどうかを判定することができる。このようにして、これによって、ネットワーク装置が測定報告情報のソースを識別できないことを回避し、それにより測定情報の利用を向上させ、ユーザ機器による無効な測定情報の報告を回避する。
【0237】
本願のこの実施形態では、特徴情報は、BWP情報、参照信号情報、及びセル識別情報のうちの1つ又は複数であってもよい。例えば、BWP情報は、BWPインデックス情報、BWPリソース位置情報、BWP中心周波数情報、BWPのサブキャリア間隔情報、BWPの時間情報、及びBWPの周波数情報のうちの少なくとも1つである。例えば、参照信号情報は、参照信号の中心周波数情報、参照信号のインデックス情報、参照信号のリソース位置情報、参照信号のサブキャリア間隔情報、参照信号の時間情報、及び参照信号の周波数情報のうちの少なくとも1つである。例えば、参照信号はSSBであってもよい。例えば、SSBのタイプはCD-SSBであり得る。例えば、SSBのタイプはNCD-SSBであり得る。
【0238】
測定報告情報がセルインデックス情報(例えば、物理セルインデックス)のみを含み、サービングセルの測定報告結果が複数の測定参照信号又は測定オブジェクトに対応する報告情報を含む場合に、報告情報には、報告された測定結果に対応する参照信号情報、BWP情報、及びセル識別情報等を含める必要がある。従って、ネットワーク装置は、情報に基づいて、異なる参照信号に対応する周波数領域リソース上での端末装置のチャネル品質をより適切に決定して、端末装置により良いサービスを提供することができる。
【0239】
上記は主に、装置同士の間の相互作用の観点から、本願の実施形態で提供する解決策を説明している。前述の機能を実現するために、装置は、機能に対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解されよう。当業者は、本明細書で開示する実施形態で説明した例のアルゴリズム及びステップと組み合わせて、本願発明をハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実施できることを容易に認識するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、特定のアプリケーションと技術解決策の設計上の制約とによって異なる。当業者は、異なる方法を使用して、特定のアプリケーション毎に説明した機能を実現することができるが、その実施態様が本願の範囲を超えるとみなすべきではない。
【0240】
本願の実施形態では、各装置の機能モジュールは、前述の方法例に従って分割によって得ることができる。例えば、機能モジュールは、様々な機能に対応して分割によって得たものであってもよく、又は2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合してもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実現してもよく、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現してもよい。本願の実施形態において、モジュール分割は、一例であり、単なる論理的機能分割であることに留意されたい。実際の実施態様では、別の分割方法を使用してもよい。
【0241】
各機能モジュールが、対応する各機能に基づいて分割によって得られる場合に、図5は端末装置を示す。端末装置50は、トランシーバモジュール501及び処理モジュール502を含むことができる。例えば、端末装置50は、端末装置であってもよく、又は端末装置で使用されるチップであってもよく、又は端末装置の機能を有する別の複合装置又は構成要素であってもよい。端末装置50が端末装置である場合に、トランシーバモジュール501はトランシーバであってもよく、トランシーバはアンテナ、及び無線周波数回路等を含み得る。処理モジュール502は、プロセッサ(又は処理回路)、例えばベースバンドプロセッサであり得、ベースバンドプロセッサは1つ又は複数のCPUを含み得る。端末装置50が端末装置の機能を有する構成要素である場合に、トランシーバモジュール501は無線周波数ユニットであってもよく、処理モジュール502は、プロセッサ(又は処理回路)、例えばベースバンドプロセッサであってもよい。端末装置50がチップシステムである場合に、トランシーバモジュール501は、チップ(例えば、ベースバンドチップ)の入力/出力インターフェイスであってもよく、処理モジュール502は、チップシステムのプロセッサ(又は処理回路)又は論理回路であってもよく、1つ又は複数の中央処理装置を含んでもよい。本願のこの実施形態におけるトランシーバモジュール501を、トランシーバ又はトランシーバ関連の回路構成要素によって実現してもよいこと、処理モジュール502を、プロセッサ又はプロセッサ関連の回路構成要素(又は処理回路と呼ばれる)によって実現してもよいを理解すべきである。
【0242】
例えば、トランシーバモジュール501は、図3及び図4に示される実施形態において端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作を行うように構成され、及び/又は本明細書で説明した技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。処理モジュール502は、図3及び図4に示される実施形態において端末装置によって実行される送信動作及び受信動作以外の全ての動作を行うように構成され、及び/又は本明細書で説明した技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。
【0243】
トランシーバモジュール501は、ネットワーク装置から測定情報を受信するように構成され得、測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む。
【0244】
処理モジュール502は、第1の帯域幅部分(BWP)に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行うように構成され得る。
【0245】
さらに別の可能な実施態様では、図5のトランシーバモジュール501はトランシーバに置き換えてもよく、トランシーバモジュール501の機能はトランシーバに統合してもよく、処理モジュール502はプロセッサに置き換えてもよく、処理モジュール502の機能はプロセッサに統合してもよい。また、図5に示される端末装置50は、メモリをさらに含むことができる。トランシーバモジュール501がトランシーバに置き換えられ、処理モジュール502がプロセッサに置き換えられる場合に、本願のこの実施形態における端末装置50は、図2に示される通信機器であり得る。
【0246】
あるいはまた、トランシーバモジュール501がトランシーバに置き換えられ、処理モジュール502がプロセッサに置き換えられる場合に、本願のこの実施形態における端末装置50は、代替的に、図7に示される通信機器70であり得る。プロセッサは論理回路701であり得、トランシーバは入力/出力インターフェイス702であり得る。さらに、図7に示される通信機器70は、メモリ703をさらに含むことができる。
【0247】
各機能モジュールが、対応する各機能に基づいて分割によって得られる場合に、図6はネットワーク装置を示す。ネットワーク装置60は、処理モジュール601及びトランシーバモジュール602を含むことができる。例えば、ネットワーク装置60は、ネットワーク装置であってもよく、又はネットワーク装置で使用されるチップであってもよく、又はネットワーク装置の機能を有する別の複合装置又は構成要素であってもよい。ネットワーク装置60がネットワーク装置である場合に、処理モジュール601はプロセッサ(又は処理回路)、例えばベースバンドプロセッサであってもよく、ベースバンドプロセッサは1つ又は複数のCPUを含んでもよい。トランシーバモジュール602は、トランシーバであってもよく、トランシーバは、アンテナ、及び無線周波数回路等を含んでもよい。ネットワーク装置60がネットワーク装置の機能を有する構成要素である場合に、処理モジュール601はプロセッサ(又は処理回路)、例えばベースバンドプロセッサであってもよく、トランシーバモジュール602は無線周波数ユニットであってもよい。ネットワーク装置60がチップシステムである場合に、処理モジュール601は、チップシステムのプロセッサ(又は処理回路)又は論理回路であり得、1つ又は複数の中央処理モジュールを含み得、トランシーバモジュール602は、チップ(例えば、ベースバンドチップ)の入力/出力インターフェイスであってもよい。本願のこの実施形態における処理モジュール601は、プロセッサ又はプロセッサ関連の回路構成要素(又は処理回路と呼ばれる)によって実現することができ、トランシーバモジュール602は、トランシーバ又はトランシーバ関連の回路構成要素によって実現することができることを理解すべきである。
【0248】
例えば、処理モジュール601は、図3及び図4に示される実施形態においてネットワーク装置によって実行される受信動作及び送信動作以外の全ての動作を行うように構成され、及び/又は本明細書で説明した技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。トランシーバモジュール602は、図3及び図4に示される実施形態においてネットワーク装置によって実行される全ての受信動作及び送信動作を行うように構成され、及び/又は本明細書で説明した技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。
【0249】
処理モジュール601は、測定情報を決定するように構成される。
【0250】
トランシーバモジュール602は、測定情報を端末装置に送信するように構成され、測定情報は1つ又は複数の測定オブジェクトを示し、測定情報は、サービングセルの測定オブジェクトに関する情報、隣接セルの周波数内測定に関する情報、及び隣接セルの周波数間測定に関する情報のうちの1つ又は複数を含む。
【0251】
トランシーバモジュール602は、端末装置から測定結果を受信するようにさらに構成され、測定結果は、第1の帯域幅部分(BWP)に対応する1つ又は複数の測定オブジェクトに関連する参照信号に基づいて、無線リソース管理(RRM)測定、無線リンク監視(RLM)測定、及びビーム障害回復(BFR)測定のうちの1つ又は複数を行うことによって、端末装置が取得した測定結果である。
【0252】
さらに別の可能な実施態様では、図6の処理モジュール601はプロセッサに置き換えてもよく、処理モジュール601の機能はプロセッサに統合してもよい。トランシーバモジュール602はトランシーバに置き換えてもよく、トランシーバモジュール602の機能はトランシーバに統合してもよい。また、図6に示されるネットワーク装置60は、メモリをさらに含むことができる。処理モジュール601がプロセッサによって置き換えられ、トランシーバモジュール602がトランシーバによって置き換えられる場合に、本願のこの実施形態におけるネットワーク装置60は、図2に示される通信機器であり得る。
【0253】
あるいはまた、処理モジュール601がプロセッサに置き換えられ、トランシーバモジュール602がトランシーバに置き換えられる場合に、本願のこの実施形態におけるネットワーク装置60は、代替的に、図7に示される通信機器70であってもよい。プロセッサは論理回路701であってもよく、トランシーバは入力/出力インターフェイス702であってもよい。また、図7に示される通信機器70は、メモリ703をさらに含むことができる。
【0254】
本願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前述の方法の実施形態におけるプロセスの全て又は一部は、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実施され得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶させることができる。プログラムを実行するときに、前述の方法の実施形態のプロセスを含めてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、前述の実施形態のいずれか1つにおける端末(データ送信端及び/又はデータ受信端を含む)の内部記憶装置、例えば、端末のハードディスクドライブ又はメモリであってもよい。あるいはまた、コンピュータ可読記憶媒体は、端末の外部記憶装置、例えば、端末に対して構成されるプラグインハードディスク、スマートメディアカード(smart media card, SMC)、セキュアデジタル(secure
digital, SD)カード、又はフラッシュカード(flash card)等であってもよい。さらに、コンピュータ可読記憶媒体は、代替的に、端末の内部記憶装置と外部記憶装置との両方を含んでもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム、並びに端末が必要とする他のプログラム及びデータを記憶するように構成される。コンピュータ可読記憶媒体は、出力済み又は出力予定のデータを一時的に記憶するようにさらに構成してもよい。
【0255】
実施態様に関する前述の説明により、当業者は、簡便で簡潔な説明のために、前述の機能モジュールの分割を説明のための例として取り上げることを理解することができる。実際の用途では、前述の機能を、異なるモジュールに割り当て、要件に従って実現することができる。すなわち、機器の内部構造を異なる機能モジュールに分割して、前述の機能の全て又は一部を実現する。
【0256】
本願で提供するいくつかの実施形態では、開示した機器及び方法は、他の方法で実現し得ることを理解すべきである。例えば、説明した機器の実施形態は単なる例である。例えば、モジュール又はユニットへの分割は単なる論理的な機能分割であり、実際の実施態様では別の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素を別の機器に結合又は統合することができ、又はいくつかの特徴を無視するか実行しなくてもよい。さらに、表示又は議論した相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェイスを使用して実現され得る。機器又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形態で実施することができる。
【0257】
別個の部品として説明したユニットは、物理的に分離してもいなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、1つ又は複数の物理的なユニットであってもよく、1つの場所に配置してもよく、異なる場所に分散してもよい。実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて、ユニットの一部又は全てを選択してもよい。
【0258】
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合してもよく、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、又は2つ以上のユニットを1つのユニットに統合してもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実現してもよく、又はソフトウェア機能ユニットの形態で実現してもよい。
【0259】
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合に、統合ユニットは、可読記憶媒体に記憶してもよい。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策は、本質的に、又は技術的解決策の全て又は一部をソフトウェア製品の形態で実現することができる。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、装置(シングルチップマイクロコンピュータ、又はチップ等であり得る)又はプロセッサ(processor)に、本願の実施形態で説明した方法のステップの全て又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスク等、プログラムコードを記憶できる任意の媒体が含まれる。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7