特許7597948 | 知財ポータル「IP Force」

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京小米移動軟件有限公司の特許一覧

特許7597948帯域幅部分設定方法、帯域幅部分設定装置及び記憶媒体

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

目に優しい文字サイズ小中大 PDF Top

< >

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2024-12-02

(45)【発行日】2024-12-10

(54)【発明の名称】帯域幅部分設定方法、帯域幅部分設定装置及び記憶媒体

(51)【国際特許分類】

H04W 72/0457 20230101AFI20241203BHJP

H04W 72/02 20090101ALI20241203BHJP

H04W 74/0833 20240101ALI20241203BHJP

【ＦＩ】

H04W72/0457

H04W72/02

H04W74/0833

【請求項の数】 17

(21)【出願番号】P 2023556920

(86)(22)【出願日】2021-03-17

(65)【公表番号】

(43)【公表日】2024-03-06

(86)【国際出願番号】 CN2021081392

(87)【国際公開番号】W WO2022193195

(87)【国際公開日】2022-09-22

【審査請求日】2023-09-15

(73)【特許権者】

【識別番号】516180667

【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＢｅｉｊｉｎｇＸｉａｏｍｉＭｏｂｉｌｅＳｏｆｔｗａｒｅＣｏ．，Ｌｔｄ．

【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．０１８，Ｆｌｏｏｒ８，Ｂｕｉｌｄｉｎｇ６，Ｙａｒｄ３３，ＭｉｄｄｌｅＸｉｅｒｑｉＲｏａｄ，ＨａｉｄｉａｎＤｉｓｔｒｉｃｔ，Ｂｅｉｊｉｎｇ１０００８５，Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】100079108

【弁理士】

【氏名又は名称】稲葉良幸

(74)【代理人】

【識別番号】100109346

【弁理士】

【氏名又は名称】大貫敏史

(74)【代理人】

【識別番号】100117189

【弁理士】

【氏名又は名称】江口昭彦

(74)【代理人】

【識別番号】100134120

【弁理士】

【氏名又は名称】内藤和彦

(74)【代理人】

【識別番号】100108213

【弁理士】

【氏名又は名称】阿部豊隆

(72)【発明者】

【氏名】ム，チン

【審査官】吉倉大智

(56)【参考文献】

【文献】国際公開第２０２１／０２９７５１（ＷＯ，Ａ１）

【文献】OPPO，Discussion on UE complexity reduction，3GPP TSG RAN WG1 #104-e R1-2101777，Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_104-e/Docs/R1-2101777.zip>，2021年01月25日

【文献】ZTE，UE complexity reduction for reduced capability NR devices，3GPP TSG RAN WG1 #104-e R1-2100564，Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_104-e/Docs/R1-2100564.zip>，2021年01月18日

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｈ０４Ｂ７／２４－７／２６

Ｈ０４Ｗ４／００－９９／００

３ＧＰＰＴＳＧＲＡＮＷＧ１－４

ＳＡＷＧ１－４

ＣＴＷＧ１、４

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

帯域幅部分（ＢＷＰ）設定方法であって、端末に適用され、
第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するステップを含み、
前記第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、
前記第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下であり、
前記方法は、
前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、前記第２の初期ダウンリンクＢＷＰで第２のタイプの情報をモニタリングするステップと、
ネットワークへのアクセス中に、第２のタイプの情報に基づいて第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定し、前記第１の初期ＢＷＰペアの設定情報に基づいて、第１の初期ＢＷＰペアでランダムアクセスをするステップと、をさらに含む、
ことを特徴とするＢＷＰ設定方法。

【請求項2】

前記第１の閾値は第１のタイプの端末の能力に基づいて決定され、
前記第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より低い、
ことを特徴とする請求項１に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項3】

前記第１の初期アップリンクＢＷＰは、
前記第１のタイプの端末に対応する情報である、第１の物理ランダムアクセスチャネル（ＲＰＡＣＨ）情報、第１のアップリンクデータ伝送、及び第１のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つを運ぶために使用される、
ことを特徴とする請求項２に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項4】

前記第２の初期アップリンクＢＷＰは、
前記第２のタイプの端末に対応する情報である、第２のＲＰＡＣＨ情報、第２のアップリンクデータ伝送、及び第２のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つを運ぶために使用される、
ことを特徴とする請求項２に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項5】

前記方法は、
前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第１の初期ダウンリンクＢＷＰで第１のタイプの情報をモニタリングするステップをさらに含み、
前記第１のタイプの情報は第１のタイプの端末に対応するランダムアクセスメッセージであり、前記第２のタイプの情報はシステムメッセージである、
ことを特徴とする請求項１に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項6】

前記方法は、
前記端末が第１のタイプの端末であり、前記第１のタイプの端末がアイドル状態にあることに応答して、前記第２の初期ダウンリンクＢＷＰに基づいてページングメッセージをモニタリングするステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項２に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項7】

前記方法は、
前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第２の初期ＢＷＰペアに切り替えることを決定し、同期信号ブロック（ＳＳＢ）の測定を行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項8】

帯域幅部分（ＢＷＰ）設定方法であって、ネットワーク側デバイスに適用され、
第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するステップを含み、前記第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、
前記第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下であり、
前記第２の初期ダウンリンクＢＷＰは第２のタイプの情報を運ぶために使用され、前記第２のタイプの情報は第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定するために使用される、
ことを特徴とするＢＷＰ設定方法。

【請求項9】

前記第１の閾値は第１のタイプの端末の能力に基づいて決定され、
前記第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より低い、
ことを特徴とする請求項８に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項10】

前記第１の初期アップリンクＢＷＰは、
第１の物理ランダムアクセスチャネル（ＲＰＡＣＨ）情報、第１のアップリンクデータ伝送、及び第１のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つの、前記第１のタイプの端末に対応する情報を運ぶために使用される、
ことを特徴とする請求項９に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項11】

前記第２の初期アップリンクＢＷＰは、
前記第２のタイプの端末に対応する情報である、第２のＲＰＡＣＨ情報、第２のアップリンクデータ伝送、及び第２のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つを運ぶために使用される、
ことを特徴とする請求項９に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項12】

前記第１の初期ダウンリンクＢＷＰは第１のタイプの情報及び／又は第２のタイプの情報を運ぶために使用され、
前記第１のタイプの情報は第１のタイプの端末に対応するランダムアクセスメッセージであり、前記第２のタイプの情報はシステムメッセージである、
ことを特徴とする請求項８に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項13】

前記方法は、
第２の初期ダウンリンクＢＷＰに基づいてページングメッセージを送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項９に記載のＢＷＰ設定方法。

【請求項14】

ＢＷＰ設定装置であって、端末に適用され、
第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するために用いられる決定モジュールを含み、
前記第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、
前記第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下であり、
前記決定モジュールは、さらに、前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、前記第２の初期ダウンリンクＢＷＰで第２のタイプの情報をモニタリングするために使用され、
前記決定モジュールは、さらに、ネットワークへのアクセス中に、第２のタイプの情報に基づいて第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定し、前記第１の初期ＢＷＰペアの設定情報に基づいて、第１の初期ＢＷＰペアでランダムアクセスをするために使用される、
ことを特徴とするＢＷＰ設定装置。

【請求項15】

ＢＷＰ設定装置であって、ネットワーク側デバイスに適用され、
第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するために用いられる決定モジュールを含み、
前記第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、
前記第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下であり、
前記第２の初期ダウンリンクＢＷＰは第２のタイプの情報を運ぶために使用され、前記第２のタイプの情報は第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定するために使用される、
ことを特徴とするＢＷＰ設定装置。

【請求項16】

ＢＷＰ設定装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項１～７のいずれかに記載のＢＷＰ設定方法、又は、請求項８～１３のいずれかに記載のＢＷＰ設定方法を実行するように構成される、
ことを特徴とするＢＷＰ設定装置。

【請求項17】

非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記記憶媒体の命令が移動端末のプロセッサによって実行される場合、移動端末に請求項１～７のいずれかに記載のＢＷＰ設定方法を実行させ、又は、移動端末に請求項８～１３のいずれかに記載のＢＷＰ設定方法を実行させる、
ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本開示は、無線通信技術分野に関し、特に、帯域幅部分設定方法、帯域幅部分設定装置及び記憶媒体に関する。

【背景技術】

【0002】

次世代通信技術では、端末は帯域幅部分（ｂａｎｄｗｉｄｔｈｐａｒｔ、ＢＷＰ）に基づいて動作することができる。すなわち、端末は帯域幅全体をモニタリングする必要はなく、一部のシステム帯域幅でデータの送受信を行えばよい。時分割複信（ＴｉｍｅＤｉｖｉｓｉｏｎＤｕｐｌｅｘｉｎｇ、ＴＤＤ）システムでは、アップリンクダウンリンクデータの送受信によって同じ帯域幅部分を共用することができる。したがって、アップリンクダウンリンク切り替えの遅延を低減するために、ダウンリンク（ＤｏｗｎＬｉｎｋ、ＤＬ）ＢＷＰとアップリンク（ＵｐＬｉｎｋ）ＢＷＰは同じ中心周波数点を持つことが要求される。

【0003】

能力削減（Ｒｅｄｕｃｅｄｃａｐａｂｉｌｉｔｙ、Ｒｅｄｃａｐ）端末にとって、Ｒｅｄｃａｐ端末の能力は、初期ダウンリンク帯域幅部分（ＤＬｉｎｉｔｉａｌＢＷＰ）をモニタリングすることができる。ただし、初期アップリンク帯域幅部分（ＵＬｉｎｉｔｉａｌＢＷＰ）は、Ｒｅｄｃａｐ端末がモニタリングする帯域幅範囲を超える可能性がある。これに対し、従来技術では、Ｒｅｄｃａｐ端末に対してＤＬｉｎｉｔｉａｌＢＷＰの周波数点に基づいてＵＬｉｎｉｔｉａｌＢＷＰを個別に設定すると、システムのスケジューリングと設定が制限される。Ｒｅｄｃａｐ端末に独立したＤＬｉｎｉｔｉａｌＢＷＰとＵＬｉｎｉｔｉａｌＢＷＰを設定すると、システムメッセージオーバーヘッドが増加する。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

関連技術に存在する問題を克服するために、本開示は、帯域幅部分設定方法、帯域幅部分設定装置及び記憶媒体を提供する。

【課題を解決するための手段】

【0005】

本開示の実施例の第１の態様によれば、帯域幅部分（ＢＷＰ）設定方法を提供し、端末に適用され、
第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するステップを含み、前記第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下である。

【0006】

一実施方式では、前記第１の閾値は第１のタイプの端末の能力に基づいて決定され、
前記第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より低い。

【0007】

一実施方式では、第１の初期アップリンクＢＷＰは、第１の物理ランダムアクセスチャネル（ＲＰＡＣＨ）情報、第１のアップリンクデータ伝送、及び第１のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つの第１のタイプの端末に対応する情報を運ぶ（ｃａｒｒｙ）ために使用される。

【0008】

一実施方式では、第２の初期アップリンクＢＷＰは、第２のＲＰＡＣＨ情報、第２のアップリンクデータ伝送、及び第２のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つの第２のタイプの端末に対応する情報を運ぶために使用される。
一実施方式では、前記方法は、

【0009】

前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第１の初期ＢＷＰペアで第１のタイプの情報をモニタリングし、前記第２の初期ＢＷＰで第２のタイプの情報をモニタリングするステップをさらに含み、前記第１のタイプの情報は第１のタイプの端末に対応するランダムアクセスメッセージであり、前記第２のタイプの情報はシステムメッセージである。

【0010】

一実施方式では、前記方法は、
前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、ネットワークへのアクセス中に、第２のタイプの情報に基づいて第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定するステップと、前記第１の初期ＢＷＰペアの設定情報に基づいて、第１の初期ＢＷＰペアでランダムアクセス及び無線リソース制御（ＲａｄｉｏＲｅｓｏｕｒｃｅＣｏｎｔｒｏｌ、ＲＲＣ）接続のうちの少なくとも１つを行うステップと、をさらに含む。

【0011】

一実施方式では、前記方法は、
前記端末が第１のタイプの端末であり、前記第１のタイプの端末がアイドル状態にあることに応答して、前記第２の初期ＢＷＰペアに基づいてページングメッセージをモニタリングするステップをさらに含む。

【0012】

一実施方式では、前記方法は、
前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第２の初期ＢＷＰに切り替えることを決定し、同期信号ブロックＳＳＢの測定を行うステップをさらに含む。

【0013】

本開示の実施例の第２の態様によれば、帯域幅部分（ＢＷＰ）設定方法を提供し、ネットワーク側デバイスに適用され、
第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するステップを含み、前記第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下である。

【0014】

【0015】

一実施方式では、第１の初期アップリンクＢＷＰは、第１の物理ランダムアクセスチャネル（ＲＰＡＣＨ）情報、第１のアップリンクデータ伝送、及び第１のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つの第１のタイプの端末に対応する情報を運ぶために使用される。

【0016】

一実施方式では、第２の初期アップリンクＢＷＰは、第２のＲＰＡＣＨ情報、第２のアップリンクデータ伝送、及び第２のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つの第２のタイプの端末に対応する情報を運ぶために使用される。

【0017】

一実施方式では、前記第１の初期ＢＷＰペアは、第１のタイプの情報及び／又は第２のタイプの情報を運ぶために使用され、前記第２の初期ＢＷＰペアは、第２のタイプの情報を運ぶために使用され、前記第１のタイプの情報は第１のタイプの端末に対応するランダムアクセスメッセージであり、前記第２のタイプの情報はシステムメッセージである。

【0018】

一実施方式では、前記方法は、
第２の初期ＢＷＰに基づいてページングメッセージを送信するステップをさらに含む。

【0019】

本開示の実施例の第３の態様によれば、ＢＷＰ設定装置を提供し、端末に適用され、
第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するために用いられる決定モジュールを含み、前記第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下である。

【0020】

【0021】

【0022】

【0023】

一実施方式では、前記決定モジュールは、
前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第１の初期ＢＷＰペアで第１のタイプの情報をモニタリングし、前記第２の初期ＢＷＰで第２のタイプの情報をモニタリングするために用いられ、前記第１のタイプの情報は第１のタイプの端末に対応するランダムアクセスメッセージであり、前記第２のタイプの情報はシステムメッセージである。

【0024】

一実施方式では、前記決定モジュールは、
前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、ネットワークへのアクセス中に、第２のタイプの情報に基づいて第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定し、前記第１の初期ＢＷＰペアの設定情報に基づいて、第１の初期ＢＷＰペアでランダムアクセス及びＲＲＣ接続のうちの少なくとも１つを行うために用いられる。

【0025】

一実施方式では、前記決定モジュールは、
前記端末が第１のタイプの端末であり、前記第１のタイプの端末がアイドル状態にあることに応答して、前記第２の初期ＢＷＰペアに基づいてページングメッセージをモニタリングするために用いられる。

【0026】

一実施方式では、前記決定モジュールは、
前記端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第２の初期ＢＷＰに切り替えることを決定し、同期信号ブロックＳＳＢの測定を行うために用いられる。

【0027】

本開示の実施例の第４の態様によれば、ＢＷＰ設定装置を提供し、ネットワーク側デバイスに適用され、
第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するために用いられる決定モジュールを含み、前記第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、前記第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下である。

【0028】

【0029】

【0030】

【0031】

【0032】

一実施方式では、前記装置は、送信モジュールをさらに含み、
前記送信モジュールは、第２の初期ＢＷＰに基づいてページングメッセージを送信するために用いられる。

【0033】

本開示の実施例の第５の態様によれば、ＢＷＰ設定装置を提供し、
プロセッサと、プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、前記プロセッサは、第１の態様又は第１の態様の任意の実施方式に記載のＢＷＰ設定方法を実行し、又は、第２の態様又は第２の態様の任意の実施方式に記載のＢＷＰ設定方法を実行するように構成される。

【0034】

本開示の実施例の第６の態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体の命令が移動端末のプロセッサによって実行される場合、移動端末に第１の態様又は第１の態様の任意の実施方式に記載のＢＷＰ設定方法を実行させることができ、又は、移動端末に第２の態様又は第２の態様の任意の実施方式に記載のＢＷＰ設定方法を実行させることができる。

【0035】

本開示の実施例により提供される技術解決策は、以下のような有益な効果を含むことができ、本開示によって２のペアの異なる初期ＢＷＰペアを決定し、またその中の１つのＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下である。したがって、システムオーバーヘッドを低減し、ＢＷＰ設定の柔軟性を実現することができる。

【0036】

なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示を限定するものではない。

【図面の簡単な説明】

【0037】

ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する実施例を示し、本開示の原理を説明するために明細書とともに使用される。

【図1】例示的な実施例によるネットワークデバイスと端末の通信システムアーキテクチャ図である。

【図2】例示的な実施例による設定個別ＵＬｉｎｉｔｉａｌＢＷＰの概略図である。

【図3】例示的な実施例による帯域幅部分設定方法のフローチャートである。

【図4】例示的な実施例によるさらに別の帯域幅部分設定方法のフローチャートである。

【図5】例示的な実施例によるさらに別の帯域幅部分設定方法のフローチャートである。

【図6】例示的な実施例によるさらに別の帯域幅部分設定方法のフローチャートである。

【図7】例示的な実施例によるさらに別の帯域幅部分設定方法のフローチャートである。

【図8】例示的な実施例によるさらに別の帯域幅部分設定方法のフローチャートである。

【図9】例示的な実施例によるさらに別の帯域幅部分設定方法のフローチャートである。

【図10】例示的な実施例による帯域幅部分設定装置のブロック図である。

【図11】例示的な実施例によるさらに別の帯域幅部分設定装置のブロック図である。

【図12】例示的な実施例による帯域幅部分設定のための装置のブロック図である。

【図13】例示的な実施例による別の帯域幅部分設定のための装置のブロック図である。

【発明を実施するための形態】

【0038】

ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連付けられた場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の請求項の範囲に詳細に記載された、本開示のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。

【0039】

図１は例示的な実施例によるネットワークデバイスと端末の通信システムアーキテクチャ図である。本開示により提供されるＢＷＰ設定方法は、図１に示す通信システムアーキテクチャ図に適用することができる。図１に示すように、ネットワーク側デバイスは、図１に示すアーキテクチャに基づいてシグナリングを送信することができる。

【0040】

図１に示すネットワークデバイスと端末の通信システムは例示的に説明するだけであり、無線通信システムは、図１に示されていないコアネットワークデバイス、無線中継機器、及び無線リターン機器など、他のネットワークデバイスを含むこともできることを理解されたい。本開示の実施例は、当該無線通信システムに含まれるネットワークデバイスの数及び端末の数を限定しない。

【0041】

本開示の実施例の無線通信システムは、無線通信機能を提供するネットワークである。無線通信システムは、シンボル分割多元接続（ｃｏｄｅｄｉｖｉｓｉｏｎｍｕｌｔｉｐｌｅａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）、広帯域シンボル分割多元接続（ｗｉｄｅｂａｎｄｃｏｄｅｄｉｖｉｓｉｏｎｍｕｌｔｉｐｌｅａｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ）、時分割多元接続（ｔｉｍｅｄｉｖｉｓｉｏｎｍｕｌｔｉｐｌｅａｃｃｅｓｓ、ＴＤＭＡ）、周波数分割多元接続（ｆｒｅｑｕｅｎｃｙｄｉｖｉｓｉｏｎｍｕｌｔｉｐｌｅａｃｃｅｓｓ、ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌｆｒｅｑｕｅｎｃｙ－ｄｉｖｉｓｉｏｎｍｕｌｔｉｐｌｅａｃｃｅｓｓ、ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリア周波数分割多元接続（ｓｉｎｇｌｅＣａｒｒｉｅｒＦＤＭＡ、ＳＣ－ＦＤＭＡ）、キャリアモニタリング多重アクセス／衝突回避（ＣａｒｒｉｅｒＳｅｎｓｅＭｕｌｔｉｐｌｅＡｃｃｅｓｓｗｉｔｈＣｏｌｌｉｓｉｏｎＡｖｏｉｄａｎｃｅ）などの異なる通信技術を使用することができることを理解されたい。異なるネットワークの容量、速度、遅延などの要素に基づいて、ネットワークを２Ｇ（英語：ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）ネットワーク、３Ｇネットワーク、４Ｇネットワーク、又は５Ｇネットワークなどの未来進化ネットワークに分けることができ、例えば、５Ｇネットワークは、新しい無線ネットワーク（ＮｅｗＲａｄｉｏ、ＮＲ）とも呼ばれることができる。説明を容易にするために、本開示は、無線通信ネットワークを略称としてネットワークと呼ぶことがある。

【0042】

さらに、本開示に係るネットワークデバイスは、無線アクセスネットワークデバイスとも呼ぶことができる。当該無線アクセス網装置は、基地局、進化型基地局（ｅｖｏｌｖｅｄｎｏｄｅＢ、基地局）、ホーム基地局、無線の忠実性（ｗｉｒｅｌｅｓｓｆｉｄｅｌｉｔｙ、ＷＩＦＩ）システムにおけるアクセスポイント（ａｃｃｅｓｓｐｏｉｎｔ、ＡＰ）、無線中継ノード、無線リターンノード、トランスポートポイント（ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｐｏｉｎｔ、ＴＰ）、又は送信及び受信ポイント（ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎａｎｄｒｅｃｅｐｔｉｏｎｐｏｉｎｔ、ＴＲＰ）などであってもよく、ＮＲシステムにおけるｇＮＢ、又は、基地局を構成するコンポーネント又は一部の機器などであってもよい。ネットワークデバイスは、カーネットワーク（Ｖ２Ｘ）通信システムである場合、車載機器であってもよい。本開示の実施例では、ネットワークデバイスによって使用される具体的な技術及び具体的な機器形態に対して限定されないことを理解されたい。

【0043】

さらに、本開示に係る端末は、端末機器、ユーザ機器（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）、移動局（ＭｏｂｉｌｅＳｔａｔｉｏｎ、ＭＳ）、移動端末（ＭｏｂｉｌｅＴｅｒｍｉｎａｌ、ＭＴ）などとも呼ぶことができ、ユーザに音声及び／又はデータ接続性を提供する機器であり、例えば、端末は、無線接続機能を有するハンドヘルド機器、車載機器などであってもよい。現在、いくつかの端末の例は、スマートフォン（ＭｏｂｉｌｅＰｈｏｎｅ）、ポケットコンピュータ（ＰｏｃｋｅｔＰｅｒｓｏｎａｌＣｏｍｐｕｔｅｒ、ＰＰＣ）、ハンドヘルドコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント（ＰｅｒｓｏｎａｌＤｉｇｉｔａｌＡｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）、ノートパソコン、タブレット、ウェアラブル機器、又は車載機器などである。また、車両ネットワーク（Ｖ２Ｘ）通信システムの場合、端末装置は、車載装置であってもよい。本開示の実施例は、端末によって使用される具体的な技術及び具体的な機器形態を限定しないことを理解されたい。

【0044】

次世代通信技術では、端末は帯域幅部分（ｂａｎｄｗｉｄｔｈｐａｒｔ、ＢＷＰ）に基づいて動作することができる。すなわち、端末は帯域幅全体をモニタリングする必要はなく、一部のシステム帯域幅でデータの送受信を行う必要があればよい。時分割複信技術（ＴｉｍｅＤｉｖｉｓｉｏｎＤｕｐｌｅｘｉｎｇ、ＴＤＤ）システムでは、アップリンクダウンリンクデータの送受信によって同じ帯域幅部分を共用することができる。したがって、アップリンクダウンリンク切替の遅延を減らすためには、ダウンリンク（ＤｏｗｎＬｉｎｋ、ＤＬ）ＢＷＰとアップリンク（ＵｐＬｉｎｋ）ＢＷＰが同じ中心周波数点を持つことが要求される。

【0045】

モノのインターネットが活発に発展したため、人類の生活と仕事に多くの便利さをもたらしている。その中で、機械系通信技術（ＭａｃｈｉｎｅＴｙｐｅＣｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＭＴＣ）、狭帯域モノのインターネット技術（ＮａｒｒｏｗｂａｎｄＩｎｔｅｒｎｅｔｏｆｔｈｉｎｇ、ＮＢ－ＩｏＴ）はセルラー事物ネットワーク技術の典型的な代表的な例である。これらの技術は現在、スマートシティ（例えば、抄表）、スマート農業（例えば、温度湿度などの情報の収集）、スマート交通（例えば、共有自転車）など多くの分野で広く使用されている。

【0046】

通信システムでは、モノのインターネットサービスにおける、低レート高遅延などのシーン（例えば、抄表、環境モニタリングなどのシーン）に対して、関連技術ではＭＴＣとＮＢ－ＩｏＴの２つの技術が提供されている。現在、ＮＢ－ＩｏＴ技術は最大数百Ｋのレートをサポートすることができ、ＭＴＣは最大数Ｍのレートをサポートすることができる。しかし、モノのインターネットサービス（例えば、モニタリング制御、スマートホーム、ウェアラブルデバイス、産業センサ検出などのサービス）の発展に伴い、一般的には、数十～１００Ｍのレートが要求され、遅延に対する要求も相対的に高まっている。そのため、通信システムでは、ＭＴＣとＮＢ－ＩｏＴの２つの技術は、既に現在のモノのインターネットサービスの要求を満たすことができなくなっている。同時に、一方で、ＭＴＣとＮＢ－ＩｏＴの２つの技術は、充電が容易ではないか、電池交換が容易ではない地下室、野外などのシーンに一般的に配置されているため、ＭＴＣとＮＢ－ＩｏＴの２つの技術に関連する端末はハードウェアに制限されており、カバー能力が一般的な無線通信端末に劣っている。また、アプリケーション環境の影響により、その機器の電力節約もＭＴＣとＮＢ－ＩｏＴの２つの技術の特性である。このような状況に基づいて、５ＧＮＲにおいて、このようなミッドレンジモノのインターネット機器をカバーするための新たなユーザ機器を再設計する要求が提出され開始される。現在の３ＧＰＰ（３ｒｄＧｅｎｅｒａｔｉｏｎＰａｒｔｎｅｒｓｈｉｐＰｒｏｊｅｃｔ、第３世代パートナーシッププロジェクト）の標準化では、このような新しい端末タイプを能力削減（Ｒｅｄｕｃｅｄｃａｐａｂｉｌｉｔｙ、Ｒｅｄｃａｐ）端末、または単にＮＲ－ｌｉｔｅ（シンバージョンの新しい空洞）と呼ぶ。Ｒｅｄｃａｐ端末によって設定された帯域幅は相対的に小さい。

【0047】

Ｒｅｄｃａｐ端末では、Ｒｅｄｃａｐ端末の能力は無線周波数（ＲａｄｉｏＦｒｅｑｕｅｎｃｙ、ＲＦ）１において、Ｒｅｄｃａｐ端末の帯域幅モニタリング能力は２０ＭＨｚであり、ダウンリンクチャネルについて、Ｒｅｄｃａｐ端末は初期ＢＷＰを個別に設定する。その実施方法は異なる方法を使用することができる。

【0048】

その中、実施方式では、Ｒｅｄｃａｐ端末に基づいて初期ダウンリンクＢＷＰの能力をモニタリングし、依然として元の初期ダウンリンクＢＷＰをモニタリングする。初期アップリンクＢＷＰについて、図２を参照することができ、図２は例示的な実施例による設定個別初期アップリンクＢＷＰの概略図である。図２に示すように、初期アップリンクＢＷＰは端末モニタリング帯域幅の能力範囲を超える可能性があるため、初期ダウンリンクＢＷＰの帯域に基づいて個別の初期アップリンクＢＷＰを設定する。この場合、システムスケジューリングと設定の制約になる。

【0049】

実施方式では、Ｒｅｄｃａｐ端末について独立した初期ダウンリンクＢＷＰと初期アップリンクＢＷＰを設定するが、追加のシステムメッセージオーバーヘッドが増加する。

【0050】

以上の実施例に係る問題に基づいて、本開示はＢＷＰ設定方法を提供する。異なるＢＷＰペアを設定し、かつ各ＢＷＰペアには初期ダウンリンクＢＷＰと初期アップリンクＢＷＰが含まれることによって、ＢＷＰ設定の柔軟性を確保し、システムオーバーヘッドの低減を回避する。

【0051】

図３は例示的な実施例による帯域幅部分設定方法のフローチャートである。図３に示すように、帯域幅部分設定方法は端末に使用され、以下のステップを含む。

【0052】

ステップＳ１１では、第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定する。

【0053】

本開示の実施例では、第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含む。その中、第１の初期ＢＷＰペアの第１の初期アップリンクＢＷＰは、第２の初期ＢＷＰペアの第２の初期アップリンクＢＷＰより小さく、第１の初期ダウンリンクＢＷＰは第２の初期ダウンリンクＢＷＰと同じであってもよい。第１の初期ダウンリンクＢＷＰは第２の初期ダウンリンクＢＷＰと異なっていてもよい。

【0054】

本開示の実施例では、第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下である。

【0055】

本開示のいくつかの実施例では、端末は、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末を含み、第１のタイプの端末は、能力が比較的低い端末、例えば、Ｒｅｄｃａｐ端末であってもよく、第２のタイプの端末は、能力が比較的高い端末、例えば、正常端末であってもよい。第１の閾値は第１の端末タイプがサポートする帯域幅に基づいて決定することができる。その中、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より低い。例えば、第１のタイプの端末の端末帯域幅は、第２のタイプの端末の端末帯域幅より小さい。

【0056】

本開示の例示的な実施例では、ネットワーク側デバイスは、２つの初期ＢＷＰペアを少なくとも設定することをサポートし、第１の初期ＢＷＰペアは、第１のタイプの端末の帯域幅を超えない。第２の初期ＢＷＰペアは、第２のタイプの端末の帯域幅に基づいて設定することができる。その中、第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアは異なる情報を運ぶことができる。

【0057】

本開示の実施例では、第１の初期ＢＷＰペア内の第１の初期アップリンクＢＷＰと、第２の初期ＢＷＰペアの第２の初期アップリンクＢＷＰは、異なる情報を運ぶことができる。異なる情報は、
物理ランダムアクセスチャネル（ＰｈｙｓｉｃａｌＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＣｈａｎｎｅｌ、ＲＰＡＣＨ）情報、
異なるアップリンクデータ伝送、及び
異なるアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つを含む。

【0058】

第１の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期アップリンクＢＷＰ上で運ばれる異なるＲＰＡＣＨ情報は、異なるタイプの端末に対することができる。

【0059】

本開示のいくつかの実施例では、第１の初期アップリンクＢＷＰは、
前記第１のタイプの端末に対応する情報である、第１のＲＰＡＣＨ情報、第１のアップリンクデータ伝送、及び第１のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１を運ぶために使用することができる。
本開示のいくつかの実施例では、第２の初期アップリンクＢＷＰは、
前記第２のタイプの端末に対応する情報である、第２のＲＰＡＣＨ情報、第２のアップリンクデータ伝送、及び第２のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つを運ぶために使用される。

【0060】

本開示の実施例では、上述したように、第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアは異なる情報を運ぶことができる。その中、第１の初期ＢＷＰペアは、第１のタイプの情報及び／又は第２のタイプの情報を運ぶために使用され、第２の初期ＢＷＰペアは、第２のタイプの情報を運ぶために使用される。

【0061】

図４は例示的な実施例による帯域幅部分設定方法のフローチャートである。図４に示すように、帯域幅部分設定方法は端末に使用され、以下のステップを含む。

【0062】

ステップＳ２１では、端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第１の初期ダウンリンクＢＷＰで第１のタイプの情報をモニタリングし、第２の初期ダウンリンクＢＷＰで第２のタイプの情報をモニタリングする。

【0063】

本開示のいくつかの実施例では、第１のタイプの情報は、第１のタイプの端末のランダムアクセスメッセージであってもよい。例えば、在第１の初期ダウンリンクＢＷＰでは、ランダムアクセス応答（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＲｅｓｐｏｎｓｅ、ＲＡＲ）、ランダムアクセスメッセージ４（Ｍｓｇ。４）などのランダムアクセスプロセス中のメッセージを運ぶことができる。第２のタイプの情報は、システムメッセージであってもよく、例えば、第２の初期ダウンリンクＢＷＰでは、同期信号ブロック（ＳｙｎｃｈｒｏｎｉｚａｔｉｏｎＳｉｇｎａｌａｎｄＰＢＣＨｂｌｏｃｋ、ＳＳＢ）、残りシステム最小メッセージ（Ｒｅｍａｉｎｉｎｇｍｉｎｉｍｕｍｓｙｓｔｅｍｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＲＭＳＩ）、ページングメッセージ（ｐａｇｉｎｇ）などを運ぶことができる。第１のタイプの端末と第２のタイプの端末は、第２の初期ＢＷＰペアをモニタリングする必要がある。

【0064】

本開示のいくつかの実施例では、第２のタイプの情報は、第２のタイプの端末ランダムアクセスプロセス中のメッセージ、及び、第１の初期ＢＷＰペアの設定情報をさらに含む。その中、第１の初期ＢＷＰペアの設定情報は、ＲＳＭＩ運びを有することができる。端末は、第２の初期ＢＷＰペア上のＲＳＭＩに基づいて、第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定することができる。

【0065】

図５は例示的な実施例による帯域幅部分設定方法のフローチャートである。図５に示すように、帯域幅部分設定方法は端末に使用され、以下のステップを含む。

【0066】

ステップＳ３１では、端末が第１のタイプの端末であることに応答して、ネットワークへのアクセス中に、第２のタイプの情報に基づいて第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定する。

【0067】

本開示の実施例では、端末がネットワークにアクセスする時、端末は、第２の初期ＢＷＰペアをモニタリングし、第２の初期ＢＷＰペア上で運ばれる第２のタイプの情報を決定する。第２の初期ダウンリンクＢＷＰ上でＳＳＢの測定、同期及びシステムメッセージの読み取りを行う。端末は、自身のタイプを決定し、端末自身のタイプが第１のタイプの端末であると決定されたことを応答して、さらに、第２のタイプの情報に基づいて第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定する。

【0068】

ステップＳ３２では、第１の初期ＢＷＰペアの設定情報に基づいて、第１の初期ＢＷＰペアでランダムアクセス及びＲＲＣ接続のうちの少なくとも１つを行う。

【0069】

本開示のいくつかの実施例では、第１のタイプの端末は、第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定した後、第１の初期ＢＷＰペアの第１の初期ダウンリンクＢＷＰ上でネットワークのランダムアクセス、及び／又は、ＲＲＣ接続の確立を行う。

【0070】

図６は例示的な実施例による帯域幅部分設定方法のフローチャートである。図６に示すように、帯域幅部分設定方法は端末に使用され、以下のステップを含む。

【0071】

ステップＳ４１では、端末が第１のタイプの端末であり、第１のタイプの端末がアイドル状態にあることに応答して、第２の初期ダウンリンクＢＷＰに基づいてページングメッセージをモニタリングする。

【0072】

本開示の実施例では、第１のタイプの端末は、接続状態が解放された後にアイドル状態に入り、又は、第１のタイプの端末現在状態がアイドル状態であり、第２の初期ダウンリンクＢＷＰ上でページングメッセージをモニタリングすることを決定する。

【0073】

図７は例示的な実施例による帯域幅部分設定方法のフローチャートである。図７に示すように、帯域幅部分設定方法は端末に使用され、以下のステップを含む。

【0074】

ステップＳ５１では、端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第２の初期ＢＷＰペアに切り替えることを決定し、ＳＳＢの測定を行う。

【0075】

本開示の実施例では、端末が第１のタイプの端末であり、ＳＳＢに基づく測定を行う必要があり、第２の初期ＢＷＰに基づいてＳＳＢの測定を行うことを決定する。その中、第１のタイプの端末の現在所在する初期ＢＷＰが第１のＢＷＰペアである場合、第１のＢＷＰペアから第２の初期ＢＷＰペア内の第２の初期ダウンリンクＢＷＰに切り替えることを決定し、第２の初期ダウンリンクＢＷＰに基づいてＳＳＢの測定を行う。

【0076】

本開示の実施例では、以上のＢＷＰ設定方法の実施例はＴＤＤシステムに適用することができる。

【0077】

同一／類似の考え方に基づいて、本開示の実施例は、帯域幅部分設定方法をさらに提供する。

【0078】

図８は例示的な実施例による帯域幅部分設定方法のフローチャートである。図８に示すように、帯域幅部分設定方法は、ネットワーク側デバイスのために使用され、以下のステップを含む。

【0079】

ステップＳ６１では、第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定する。

【0080】

【0081】

本開示の実施例では、第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下である。

【0082】

本開示のいくつかの実施例では、端末は、第１のタイプの端末と第２のタイプの端末を含み、第１のタイプの端末は、能力が比較的低い端末、例えば、Ｒｅｄｃａｐ端末であってもよく、第２のタイプの端末は、能力が比較的高い端末、例えば、正常端末であってもよい。第１の閾値は第１の端末タイプがサポートする帯域幅に基づいて決定することができる。その中、第１のタイプの端末の能力は、第２のタイプの端末の能力より小さい。

【0083】

【0084】

本開示の実施例では、第１の初期ＢＷＰペア内の第１の初期アップリンクＢＷＰと、第２の初期ＢＷＰペアの第２の初期アップリンクＢＷＰは、異なる情報を運ぶことができる。異なる情報は、
ＲＰＡＣＨ情報、
異なるアップリンクデータ伝送、及び
異なるアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つを含む。

【0085】

その中、第１の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期アップリンクＢＷＰ上で運ばれる異なるＲＰＡＣＨ情報は、異なるタイプの端末に対することができる。

【0086】

本開示のいくつかの実施例では、第１の初期アップリンクＢＷＰは、
前記第２のタイプの端末に対応する情報である、第１のＲＰＡＣＨ情報、第１のアップリンクデータ伝送、及び第１のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つを運ぶために使用することができ、
本開示のいくつかの実施例では、第２の初期アップリンクＢＷＰは、
前記第２のタイプの端末に対応する情報である、第２のＲＰＡＣＨ情報、第２のアップリンクデータ伝送、及び第２のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つを運ぶために使用される。

【0087】

【0088】

本開示のいくつかの実施例では、第１のタイプの情報は、第１のタイプの端末のランダムアクセスメッセージであってもよい。例えば、在第１の初期ダウンリンクＢＷＰ中運ぶことができるＲＡＲ、Ｍｓｇ。４などのランダムアクセスプロセス中のメッセージ。第２のタイプの情報は、システムメッセージであってもよく、例えば、第２の初期ダウンリンクＢＷＰでは、運ぶことができるＳＳＢ、ＲＭＳＩ、ページングメッセージなどの。第１のタイプの端末と第２のタイプの端末は、第２の初期ＢＷＰペアをモニタリングする必要がある。

【0089】

【0090】

【0091】

【0092】

図９は例示的な実施例による帯域幅部分設定方法のフローチャートである。図９に示すように、帯域幅部分設定方法は端末に使用され、以下のステップを含む。

【0093】

ステップＳ７１では、第２の初期ダウンリンクＢＷＰに基づいてページングメッセージを送信する。

【0094】

【0095】

【0096】

本開示の実施例では、以上のＢＷＰ設定方法の実施例はＴＤＤシステムに適用することができる。

【0097】

同一の考え方に基づいて、本開示の実施例は、帯域幅部分設定装置をさらに提供する。

【0098】

なお、本開示の実施例により提供される帯域幅部分設定装置は、上記機能を実現するために、各機能を実行するためのハードウェア構造及び／又はソフトウェアモジュールを含む。本開示で開示された各実施例のユニット及びアルゴリズムステップと併せて、本開示の実施例は、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせで実現することができる。特定の機能はいかにハードウェアやコンピュータソフトウェアがハードウェアを駆動する方式で実行するかは、技術案の特定の応用と設計制約条件次第である。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の実施例の技術案の範囲を超えていると考えてはならない。

【0099】

図１０は例示的な実施例による帯域幅部分設定装置のブロック図である。図１０を参照すると、当該ＢＷＰ設定装置１００は、端末に適用され、決定モジュール１０１を含む。

【0100】

決定モジュール１０１は、第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するために用いられる。その中、第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含む。第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下である。

【0101】

本開示の実施例では、第１の閾値は第１のタイプの端末の能力に基づいて決定される。その中、第１のタイプの端末の能力は第２のタイプの端末の能力より低い。

【0102】

本開示の実施例では、第１の初期アップリンクＢＷＰは、第１の物理ランダムアクセスチャネル（ＲＰＡＣＨ）情報、第１のアップリンクデータ伝送、及び第１のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つの第１のタイプの端末に対応する情報を運ぶために使用される。

【0103】

本開示の実施例では、第２の初期アップリンクＢＷＰは、第２のＲＰＡＣＨ情報、第２のアップリンクデータ伝送、及び第２のアップリンク制御情報のうちの少なくとも１つの第２のタイプの端末に対応する情報を運ぶために使用される。

【0104】

本開示の実施例では、決定モジュール１０１は、端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第１の初期ＢＷＰペアで第１のタイプの情報をモニタリングし、第２の初期ＢＷＰで第２のタイプの情報をモニタリングするために用いられる。第１のタイプの情報は第１のタイプの端末に対応するランダムアクセスメッセージである。第２のタイプの情報はシステムメッセージである。

【0105】

本開示の実施例では、決定モジュール１０１は、端末が第１のタイプの端末であることに応答して、ネットワークへのアクセス中に、第２のタイプの情報に基づいて第１の初期ＢＷＰペアの設定情報を決定するために用いられる。第１の初期ＢＷＰペアの設定情報に基づいて、第１の初期ＢＷＰペアでランダムアクセス及びＲＲＣ接続のうちの少なくとも１つを行う。

【0106】

本開示の実施例では、決定モジュール１０１は、端末が第１のタイプの端末であり、第１のタイプの端末がアイドル状態にあることに応答して、第２の初期ＢＷＰペアに基づいてページングメッセージをモニタリングするために用いられる。

【0107】

本開示の実施例では、決定モジュール１０１は、端末が第１のタイプの端末であることに応答して、第２の初期ＢＷＰに切り替えることを決定し、同期信号ブロックＳＳＢの測定を行うために用いられる。

【0108】

図１１は例示的な実施例による帯域幅部分設定装置のブロック図である。図１１を参照すると、当該ＢＷＰ設定装置２００は、ネットワーク側デバイスに適用され、決定モジュール２０１を含む。

【0109】

決定モジュール２０１は、第１の初期ＢＷＰペアと第２の初期ＢＷＰペアとを決定するために用いられる。その中、第１の初期ＢＷＰペアは、第１の初期アップリンクＢＷＰと第１の初期ダウンリンクＢＷＰとを含み、第２の初期ＢＷＰペアは、第２の初期アップリンクＢＷＰと第２の初期ダウンリンクＢＷＰとを含む。第１の初期ＢＷＰペアの初期アップリンクＢＷＰ及び初期ダウンリンクＢＷＰの帯域幅は、第１の閾値以下である。

【0110】

【0111】

【0112】

【0113】

本開示の実施例では、第１の初期ＢＷＰペアは、第１のタイプの情報及び／又は第２のタイプの情報を運ぶために使用され、第２の初期ＢＷＰペアは、第２のタイプの情報を運ぶために使用される。第１のタイプの情報は第１のタイプの端末に対応するランダムアクセスメッセージである。第２のタイプの情報はシステムメッセージである。

【0114】

本開示の実施例では、装置は、送信モジュール２０２をさらに含む。

【0115】

送信モジュール２０２は、第２の初期ＢＷＰに基づいてページングメッセージを送信するために用いられる。

【0116】

上記実施例の装置について、その各モジュールの操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例においてすでに詳細に説明されているが、ここでは詳細に説明しない。

【0117】

図１２は、例示的な一実施例によって示される帯域幅部分設定のための装置３００のブロック図である。例えば、装置３００は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。

【0118】

図１２を参照すると、装置３００は、処理コンポーネント３０２、メモリ３０４、電力コンポーネント３０６、マルチメディアコンポーネント３０８、オーディオコンポーネント３１０、入力／出力（Ｉ／Ｏ）インターフェース３１２、センサコンポーネント３１４、および通信コンポーネント３１６のうちの１つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。

【0119】

処理コンポーネント３０２は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連付けられた操作のような装置３００の全体の操作を制御する。処理コンポーネント３０２は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための１つまたは複数のプロセッサ３２０を含むことができる。また、処理コンポーネント３０２は、他のコンポーネントとのインタラクションの処理を容易にするために、１つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント３０２は、マルチメディアコンポーネント３０８と処理コンポーネント３０２とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。

【0120】

メモリ３０４は、装置３００での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置３００で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ３０４は、スタティックランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、プログラマブル読み出し専用メモリ（ＰＲＯＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。

【0121】

電力コンポーネント３０６は、装置３００の様々なコンポーネントのために電力を提供する。電力コンポーネント３０６は、電源管理システム、１つまたは複数の電源、および他の装置３００の電力の生成、管理、及び配分に関連付けられたコンポーネントを含むことができる。

【0122】

マルチメディアコンポーネント３０８は、前記装置３００とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）とタッチパネル（ＴＰ）を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、１つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連付けられた持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント３０８は、１つのフロントカメラおよび／またはバックカメラを含む。装置３００が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび／またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、１つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。

【0123】

オーディオコンポーネント３１０は、オーディオ信号を出力および／または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント３１０は、装置３００が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン（ＭＩＣ）を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ３０４に記憶されてもよく、または通信コンポーネント３１６を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント３１０は、オーディオ信号を出力するための１つのスピーカをさらに含む。

【0124】

Ｉ／Ｏインターフェース３１２は、処理コンポーネント３０２と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。

【0125】

センサコンポーネント３１４は、装置３００に様々な態様の状態評価を提供するように、１つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント３１４は、装置３００のオン／オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは装置３００のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント３１４は、装置３００または装置３００のコンポーネントの位置変更、ユーザが装置３００との接触が存在または存在しないか、装置３００の方位または加速／減速および装置３００の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント３１４は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント３１４は、イメージングアプリケーションに使用されるＣＭＯＳまたはＣＣＤイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント３１４は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。

【0126】

通信コンポーネント３１６は、装置３００と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置３００は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばＷｉＦｉ、２Ｇまたは３Ｇ、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント３１６は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント３１６は、短距離通信を容易にするために、近距離通信（ＮＦＣ）モジュールをさらに含む。例えば、ＮＦＣモジュールは、無線周波数認識（ＲＦＩＤ）技術、赤外線データ協会（ＩｒＤＡ）技術、超広帯域（ＵＷＢ）技術、ブルートゥース（ＢＴ）技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。

【0127】

例示的な実施例では、装置３００は、上記方法を実行するために、１つまたは複数のアプリケーション専用集積回路（ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタル信号処理装置（ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されてもよい。

【0128】

例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ３０４をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するために、装置３００のプロセッサ３２０によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はＲＯＭ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ＣＤ－ＲＯＭ、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。

【0129】

図１３に示すように、本出願の実施例により提供される帯域幅部分設定のための装置の概略構成図である。例えば、装置４００はネットワークデバイスとして提供することができる。図１３を参照すると、装置４００は処理コンポーネント４２２を含み、それは、少なくとも１つのプロセッサと、メモリ４３２で代表されるメモリリソースとをさらに含み、アプリケーションのような処理コンポーネント４２２により実行可能な命令を記憶するために使用される。メモリ４３２に記憶されるアプリケーションは１つ又は１つ以上の、それぞれ一組の命令に対応するモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント４２２は命令を実行するように構成され、これにより、上記方法を実行する。

【0130】

装置４００は、装置４００の電源管理を実行するように構成される１つの電源コンポーネント４２６と、装置４００をネットワークに接続するように構成される１つの有線又は無線ネットワークインターフェース４５０と、１つの入力出力（Ｉ／Ｏ）インターフェース４５８とをさらに含んでも良い。装置４００は、メモリ４３２に記憶される操作システム、例えばＷｉｎｄｏｗｓＳｅｒｖｅｒＴＭ、ＭａｃＯＳＸＴＭ、ＵｎｉｘＴＭ、ＬｉｎｕｘＴＭ、ＦｒｅｅＢＳＤＴＭ又は類似するシステムを操作することができる。

【0131】

さらに、本開示の「複数」は２つ以上を意味し、他の助数詞はこれと類似していることを理解することができる。「及び／又は」は、関連対象の関連関係を説明し、３つの関係が存在可能であることを表す。例えば、Ａ及び／又はＢという記載は、Ａが単独で存在する、ＡとＢが同時に存在する、Ｂが単独で存在するという３つの状況を表すことができる。「／」という文字は、通常、前後の関連対象が「又は」という関係であることを表す。単数形の「一」、「前記」及び「当該」も、文脈では他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことも意図している。

【0132】

さらに、「第１」、「第２」などの用語は様々な情報を説明するが、これらの情報は、これらの用語に限定されてはいけないことを理解することができる。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用され、特定の順序や重要さを表すものではない。実際には、「第１」、「第２」などの表現は完全に交換して使うことができる。例えば、本開示の範囲から逸脱しない限り、第１の情報は第２の情報と呼ぶことができ、同様に、第２の情報は第１の情報と呼ぶこともできる。

【0133】

さらに、本開示の実施例では、図面において特定の順序で動作を説明しているが、これらの動作が、示された特定の順序またはシリアル順序で実行され、または、所望の結果を得るためにすべての動作が実行されることを求めていると理解されたくない。特定の環境では、マルチタスクと並列処理が有利である可能性がある。

【0134】

当業者は、明細書を検討し、かつ、明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本開示の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。

【0135】

なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。

【図1】