(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-04
(45)【発行日】2024-12-12
(54)【発明の名称】出品情報登録装置、出品情報登録方法、ならびに、プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/08 20120101AFI20241205BHJP
G06Q 30/0601 20230101ALI20241205BHJP
【FI】
G06Q30/08
G06Q30/0601
(21)【出願番号】P 2023187263
(22)【出願日】2023-10-31
【審査請求日】2023-10-31
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110135
【氏名又は名称】石井 裕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100163452
【氏名又は名称】南郷 邦臣
(74)【代理人】
【識別番号】100180312
【氏名又は名称】早川 牧子
(72)【発明者】
【氏名】鳥居 理
(72)【発明者】
【氏名】イ サンフン
(72)【発明者】
【氏名】藤沢 実奈
(72)【発明者】
【氏名】岡本 航昇
(72)【発明者】
【氏名】シュ エン
【審査官】上田 智志
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-004518(JP,A)
【文献】特開2020-087170(JP,A)
【文献】特開2012-234271(JP,A)
【文献】特開2001-351026(JP,A)
【文献】ラクマスタッフ,待望のバーコード出品機能をリリースしました![online],2023年10月10日,[令和6年8月6日検索], インターネット<URL : https://fril.jp/magazine/2019-08-05-barcode/>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力
し、
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に係る他の商品を出品した他の出品者が前記既定値を編集した際の差分情報を含む
出品情報登録装置。
【請求項2】
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力
し、
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品された際に他の出品者と前記他の商品を購入しようとした購入希望者との間で交わされたメッセージに関する交渉情報を含む
出品情報登録装置。
【請求項3】
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力
し、
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品されてからブックマークされるまでの期間及びブックマークの数の少なくともいずれかに関するブックマーク情報を含む
出品情報登録装置。
【請求項4】
前記商品コードの入力が受け付けられると、前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該商品コードにより特定される商品と類似する商品に係る他の出品情報をさらに検索し、当該検索された他の出品情報の概要情報をさらに表示出力する
請求項1
から3のいずれか1項に記載の出品情報登録装置。
【請求項5】
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に係る商品を購入するための販売ページへのリンクを含む
請求項1
から3のいずれか1項に記載の出品情報登録装置。
【請求項6】
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に含まれる販売価格の分布を含む
請求項1
から3のいずれか1項に記載の出品情報登録装置。
【請求項7】
前記差分情報のうち、前記取得された既定情報に含まれていない単語を強調表示する
請求項
1に記載の出品情報登録装置。
【請求項8】
前記他の出品情報は、現在も販売中の出品にかかる出品情報、及び、過去に販売され現在は売約済みの出品に係る出品情報の少なくともいずれかを含む
請求項1から
3のいずれか1項に記載の出品情報登録装置。
【請求項9】
出品情報登録装置が実行する出品情報登録方法であって、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力
し、
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に係る他の商品を出品した他の出品者が前記既定値を編集した際の差分情報を含む
出品情報登録方法。
【請求項10】
出品情報登録装置が実行する出品情報登録方法であって、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力
し、
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品された際に他の出品者と前記他の商品を購入しようとした購入希望者との間で交わされたメッセージに関する交渉情報を含む
出品情報登録方法。
【請求項11】
出品情報登録装置が実行する出品情報登録方法であって、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力
し、
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品されてからブックマークされるまでの期間及びブックマークの数の少なくともいずれかに関するブックマーク情報を含む
出品情報登録方法。
【請求項12】
コンピュータを、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力
し、
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に係る他の商品を出品した他の出品者が前記既定値を編集した際の差分情報を含む
出品情報登録装置として機能させるプログラム。
【請求項13】
コンピュータを、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力
し、
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品された際に他の出品者と前記他の商品を購入しようとした購入希望者との間で交わされたメッセージに関する交渉情報を含む
出品情報登録装置として機能させるプログラム。
【請求項14】
コンピュータを、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力
し、
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品されてからブックマークされるまでの期間及びブックマークの数の少なくともいずれかに関するブックマーク情報を含む
出品情報登録装置として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出品情報登録装置、出品情報登録方法、ならびに、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
オークションサイトのオークションアイテムリストを生成する技術として、アイテムを一意的に識別するアイテム識別データと、アイテム画像データとを受信し、アイテム識別データを用いてアイテムの属性を指定するアイテムのアイテム属性データを抽出し、アイテム属性データの少なくとも一部とアイテム画像データの少なくとも一部との双方に基づきオークションリストデータを生成する技術が提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オークションサイト等の個人間売買を目的としたサービスにおいて、商品の売買を促進するためには、購入希望者が出品されている商品の情報を把握しやすくため、出品情報の正確性、充実度が求められる。そのためには、商品の出品者により適切な出品情報が入力されることが好ましい。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて成されたものであり、出品情報の入力を好適に支援できる出品情報登録装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の出品情報登録装置は、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力する。
【0007】
前記商品コードの入力が受け付けられると、前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該商品コードにより特定される商品と類似する商品に係る他の出品情報をさらに検索し、当該検索された他の出品情報の概要情報をさらに表示出力する
ようにしてもよい。
【0008】
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に係る商品を購入するための販売ページへのリンクを含むようにしてもよい。
【0009】
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に含まれる販売価格の分布を含むようにしてもよい。
【0010】
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に係る他の商品を出品した他の出品者が前記既定値を編集した際の差分情報を含むようにしてもよい。
【0011】
前記差分情報のうち、前記取得された既定情報に含まれていない単語を強調表示するようにしてもよい。
【0012】
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品された際に他の出品者と前記他の商品を購入しようとした購入希望者との間で交わされたメッセージに関する交渉情報を含むようにしてもよい。
【0013】
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品されてからブックマークされるまでの期間及びブックマークの数の少なくともいずれかに関するブックマーク情報を含むようにしてもよい。
【0014】
前記他の出品情報は、現在も販売中の出品にかかる出品情報、及び、過去に販売され現在は売約済みの出品に係る出品情報の少なくともいずれかを含むようにしてもよい。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の出品情報登録方法は、
出品情報登録装置が実行する出品情報登録方法であって、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力する。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明のプログラムは、
コンピュータを、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力する
出品情報登録装置として機能させるプログラム。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、出品情報の入力を好適に支援できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本実施の形態に係る売買システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】本実施の形態に係る売買システムを構成する情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】(A)は出品情報の一例、(B)は商品コード-既定情報の対応情報一例を示す図である。
【
図4】ユーザ端末における出品処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5】売買管理サーバにおける出品受付処理の一例を示すフローチャートである。
【
図6】(A)~(D)は、ユーザ端末における表示例を示す図である。
【
図7】(A)~(D)は、ユーザ端末における表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態の売買システム100について、図面を参照しながら説明する。なお、図中同一または対応する部分には同一符号を付す。
【0020】
図1は、本実施の形態に係る売買システム100の構成を示すブロック図である。売買システム100は、ユーザの個人間売買を仲介するためのシステムである。売買システム100は、売買管理サーバ10と、複数のユーザ端末20と、から構成される。売買管理サーバ10と、複数のユーザ端末20と、はインターネットや移動体通信網といった通信ネットワーク30を介して接続される。売買管理サーバ10と、複数のユーザ端末20とは、通信ネットワーク30を介して情報を送受信する。
【0021】
売買システム100において、例えば、商品の出品者となるユーザがユーザ端末20を介して、売却したい商品の情報を売買管理サーバ10に登録することで、当該商品を売買管理サーバ10により運営される個人間売買のウェブサイトに出品することができる。出品された商品を閲覧する閲覧者となるユーザは、当該ウェブサイトにより出品されている商品を検索、閲覧できる。閲覧した商品の購入を希望する購入者(購入希望者)となるユーザは、当該ウェブサイトにおいて、購入金額、支払い方法、配送先等を指定した購入手続きを行うことで、その商品の購入希望を売買管理サーバ10に登録することができる。購入希望が売買管理サーバ10に登録されると、購入希望があった旨の情報、購入金額、支払い方法、配送先等の情報は、売買管理サーバ10から出品者に通知される。出品者は、購入者による支払いの確認後等に通知された配送先に出品した商品を配送する。以上により、売買システム100における個人間売買が成立する。
【0022】
なお、売買システム100における、売買方式は購入希望者が購入希望金額を指定するオークション形式であってもよいし、出品者が売却希望金額を指定するフリーマーケット(フリマ)形式であってもよく、これらが混在するものであってもよい。また、支払い方法、配送先、配送方法等の購入に関する情報は、購入手続き後に出品者と購入者とが直接やりとりするようにしてもよい。
【0023】
売買管理サーバ10は、出品情報を登録するための出品情報登録装置ともいう。売買管理サーバ10は、各種アプリケーション・プログラムを有しており、各種アプリケーション・プログラムを実行することにより、各種機能を実現する。売買管理サーバ10は、出品者のユーザ端末20から出品情報を受け付け、受け付けた出品情報を記憶し、売買管理サーバ10が運営する個人間売買のウェブサイトに出品情報を公開する。すなわち、売買管理サーバ10は、ウェブサイトを提供するWebサーバとしても機能する。なお、売買管理サーバ10は、機能毎に複数のサーバにより実現するようにしてもよい。また、売買管理サーバ10は、購入者のユーザ端末20から商品の購入希望を受け付け、受け付けた購入希望に関する情報を記憶し、その情報を商品の出品者に通知するとともに、その商品の出品をクローズする。その後、例えば出品者及び購入者のユーザ端末20から、取引完了の報告(商品の受け取り報告、評価等)を受け付けると、当該取引が成立したことを記憶する。
【0024】
また、この実施の形態の売買システム100では、出品者が商品を出品する際に、出品対象の商品または出品対象の商品の容器、包装等に付されたバーコードをユーザ端末20で読み取ることで、その商品を指定したバーコード出品が可能となっている。ユーザ端末20は、読み取ったバーコードに対応する商品コードを売買管理サーバ10に送信する。売買管理サーバ10は、ユーザ端末20により読み取られたバーコードに対応する商品コードの入力を受け付ける。この際、受信した商品コードに基づいて、その商品コードに紐付いた既定情報(商品名、定価、ブランド等)を取得し、その既定情報が既定値(初期値)として入力された出品情報フォームを出品者のユーザ端末20に表示出力するようになっている。これにより、出品者は商品に付されたバーコードを読み取るのみで、出品情報フォームの商品名等に既定値が入力されるので、それらの情報を入力する手間を省くことができ、出品作業が捗り、ユーザの出品を促すことができる。また、出品者による入力内容のむらや、不正確な情報の入力を防止でき、閲覧者、購入希望者が出品情報を把握しやすくなる。なお、出品情報フォームに入力された既定値(初期値)は、出品者は編集せずにその値をそのまま採用することができるし、希望があれば編集することも可能である。なお、売買管理サーバ10は、自装置で上記の既定情報等の製品情報を有するデータベース(いわゆるカタログDB)を有する場合について述べたが、製品情報を有するデータベースを記憶する他のサーバ装置から既定情報を取得するようにしてもよい。
【0025】
なお、売買システム100において、ユーザ端末20によりバーコードを入力することに代えて、商品コード(バーコードに対応した番号等)を入力することで、バーコード出品(商品コード出品)をできようにしてもよい。このようにすることで、バーコードの読み取り手段を有さないユーザ端末20(PC等)によっても、商品コードにより商品を指定した出品が可能となる。
【0026】
なお、バーコードは、JAN(Japan Article Number)(国内GTIN(Global Trade Item Number))、ISBN(International Standard Book Number)、海外GTINコード等であればよい。
【0027】
さらに、この実施の形態の売買管理サーバ10は、バーコード出品(商品コード出品)の際に、そのような既定情報が既定値として入力された出品情報フォームとともに、受け付けた商品コードを含む他の出品情報の概要である概要情報を表示出力することで、概要情報を出品者に提供するようになっている。他の出品情報の概要情報は、他の出品情報の商品の価格情報、商品情報等、他の出品情報の含まれる少なくとも一部の情報(概要)であればよい。また、他の出品情報の概要情報は、その概要情報を参照するためのリンクであってもよい。出品者は、商品を出品する際に、他の出品情報の概要情報を参照できるので、出品情報フォームの入力に際して、記入する事項等の参考とすることができるので、さらに出品作業が捗り、出品を促すことができる。また、商品説明等の充実が期待できるので、取引の活性化を期待できる。売買管理サーバ10が、他の出品情報の概要情報を提供する内容の詳細については後述する。
【0028】
なお、売買管理サーバ10は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーション等の通信可能な情報処理装置により構成される。なお、売買管理サーバ10は専用の装置であってもよい。
【0029】
ユーザ端末20は、ユーザが使用するスマートフォン、タブレット、PC等の通信機能を有する情報処理装置である。ユーザ端末20は、出品者から商品の出品情報の入力を受け付け、通信ネットワーク30を介して、その情報を売買管理サーバ10に送信する。また、購入者(購入希望者)から商品の購入希望に関する情報の入力を受け付け、通信ネットワーク30を介して、その情報を売買管理サーバ10に送信する。なお、売買システム100における取引は、ユーザ端末20にインストール可能な専用のアプリケーションを介して行われてもよいし、汎用のブラウザを介して行われるものであってもよい。また、バーコード出品を行う場合、ユーザ端末20は、バーコードを読み取る手段(カメラ、バーコードリーダ、バーコードスキャナ)を備えるものとなる。なお、
図1では、2つのユーザ端末20を示しているが、ユーザ端末20の数は任意でよい。
【0030】
図2は、売買管理サーバ10、ユーザ端末20を構成する情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。売買管理サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical processing unit)等のプロセッサ11、メモリ、HDD及び/又はSSD等の記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信インターフェース13、入力操作を受け付ける入力デバイス14、及び情報の出力を行う出力デバイス15を有する。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、カメラ、マウス及び/又はマイク等である。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ及び/又はスピーカ等である。
【0031】
ユーザ端末20は、同様に、プロセッサ21、記憶装置22、通信インターフェース23、入力デバイス24、出力デバイス25を有する。ユーザ端末20は、バーコード出品を可能とするため、入力デバイス24としてバーコードを読み取り可能なデバイス(カメラ、バーコードリーダ等)を有することが好ましい。なお、売買管理サーバ10、ユーザ端末20において不要な構成は適宜省略してもよいし、他の構成を追加してもよい。
【0032】
図3は、売買管理サーバ10の記憶装置12に記憶されるデータの一例を示している。売買管理サーバ10の記憶装置12は、例えば、出品者が出品した商品に関する出品情報と、商品コード-既定情報の対応情報と、を記憶する。
図3(A)は、出品情報の構成例を示す。出品情報は、例えば、出品を識別するための出品ID、出品者、出品された商品の商品コード(バーコード出品の場合)、商品名、商品画像、商品説明、商品情報(カテゴリ、ブランド、状態等)、購入時の配送情報(配送料負担、配送方法等)、出品価格、出品日時、出品に関する質問回答等のメッセージ履歴、閲覧者によるブックマーク情報(ブックマーク、お気に入り、いいねの登録数等)、売却価格(売却済みの場合)、売却日時(売却済みの場合)等の情報を含む。出品情報は、出品者が商品を出品する際に、ユーザ端末20により入力された情報に基づいて、売買管理サーバ10の記憶装置12に記憶される。また、その出品についてメッセージのやりとりが発生したとき、閲覧者によるブックマーク登録時、出品者により商品説明や出品価格等が編集されたとき、売却が成立したとき等に、その内容に応じて更新される。このような売買管理サーバ10の記憶装置12は、売買管理サーバ(出品情報登録装置)10に対して登録された出品の出品情報を複数記憶する。複数の出品情報を記憶する記憶装置12またはそのデータの蓄積を、出品情報データベースともいう。
【0033】
図3(B)は、商品コード-既定情報の対応情報の構成例を示す。既定情報は、例えば、商品や商品の包装に付されたバーコードに対応した商品コードに対して、既定の商品名、既定の商品説明(商品画像、内容、発売日、定価等)、既定の商品情報(カテゴリ、ブランド等)等といった既定情報が紐付けられた情報である。既定情報は、メーカーや専門機関から入手したデータを元に、本システムに適用するように編集された情報であればよい。既定情報は、例えば、個人間売買のウェブサイトに公開される出品情報の内容(商品説明や商品情報等)に対応するように編集されたものであればよい。なお、
図3に示したデータ構成は一例であり、例えば他の情報を含んでいてもよい。
【0034】
続いて、売買システム100における出品関連の動作について説明する。
図4は、ユーザ端末20にて実行される出品処理の一例を示すフローチャートである。出品処理は、例えば、ユーザ端末20のプロセッサ21が記憶装置22に記憶されるプログラムを読み込むことで実行される。出品処理において、ユーザ端末20のプロセッサ21は、出品情報の編集開始操作を検出したか否かを判定する(ステップS11)。出品情報の編集開始操作は、出品情報フォームを用いて出品する商品の情報である出品情報の編集を開始するための操作であり、例えば、ユーザ端末20における売買システム100にて商品を売買するためのアプリケーションの起動、当該アプリケーションにおける出品開始項目の選択操作等である。出品情報の編集開始操作を検出しなければ(ステップS11;No)、プロセッサ21は出品処理を終了する。
【0035】
出品情報の編集開始操作を検出した場合(ステップS11;Yes)、プロセッサ21は、出品情報を入力するための出品情報フォームの取得要求を売買管理サーバ10に送信する(ステップS12)。そして、プロセッサ21は、売買管理サーバ10から出品情報フォームを受信するまで待機する(ステップS13)。
【0036】
売買管理サーバ10から出品情報フォームを受信すると(ステップS13;Yes)、プロセッサ21は、受信した出品情報フォームをユーザ端末20のディスプレイに表示する(ステップS14)。この出品情報フォームは、各項目が未入力の状態である。
【0037】
続いて、プロセッサ21は、バーコード出品をするための操作を検出したか否かを判定する(ステップS15)。バーコード出品操作は、例えば、出品情報フォームにおけるバーコード出品の選択操作、出品対象の商品のバーコードの読み取り操作またはバーコードに対応する商品コードの入力操作等である。
【0038】
バーコード出品をするための操作を検出した場合(ステップS15;Yes)、プロセッサ21は、読み取ったバーコードに応じた商品コードを売買管理サーバ10に送信する(ステップS16)。ステップS16では、例えば、ユーザ端末20のカメラ等により読み取った出品対象の商品のバーコードを、所定のアルゴリズムに従って商品コード(番号)に変換し、変換した商品コードを売買管理サーバ10に送信すればよい。また、出品対象の商品の商品コードが手入力された場合には、その商品コードをそのまま売買管理サーバ10に送信すればよい。このように、商品コードは機械的に読み取られたものであってもよいし、出品者が手入力したものであってもよい。
【0039】
その後、プロセッサ21は、売買管理サーバ10から商品コードに応じた既定情報及び他の出品情報の概要情報を受信するまで待機する(ステップS17)。
【0040】
売買管理サーバ10から既定情報及び他の出品情報の概要情報を受信すると(ステップS17;Yes)、プロセッサ21は、受信した既定情報が既定値として入力された出品情報フォーム及び他の出品情報の概要情報をユーザ端末20のディスプレイに表示する(ステップS18)。ステップS18では、既に売買管理サーバ10から取得した出品情報フォームにおいて、既定情報に対応した項目に、既定情報に対応した既定値を自動入力(フィルイン)する。そして、このとき、他の出品情報の概要情報を併せて表示する。
【0041】
ステップS18の処理の後や、バーコード出品をするための操作を検出しない場合(ステップS15;No)、プロセッサ21は、出品情報フォームの各項目について、ユーザからの編集を受け付ける(ステップS19)。ステップS19では、プロセッサ21は、入力デバイス24により出品情報フォームへの情報の入力や選択を受け付け、受け付けた情報を一時記憶する。
【0042】
その後、プロセッサ21は、出品情報フォームへ入力された情報に基づく出品の確定操作を検出したか否かを判定する(ステップS20)。出品の確定操作は、例えば、出品情報フォームにおける必須項目全てへの情報を入力した後の確認操作、その後の出品操作等である。出品の確定操作を検出しなければ(ステップS20;No)、ステップS15に戻り、プロセッサ21は、バーコード出品操作の受け付けや出品情報フォームの編集の受け付けを継続する。
【0043】
なお、編集中または編集完了した出品情報フォームを下書きとして保存できるようにしてもよい。この場合、後に下書きを読み出して出品確定操作をすることで、出品できるようにすればよい。
【0044】
出品の確定操作を検出した場合(ステップS20;Yes)、プロセッサ21は、出品情報フォームに入力された情報に対応する出品情報を売買管理サーバ10に送信し(ステップS21)、出品処理を終了する。
【0045】
以上の出品処理により、出品者はユーザ端末20により、出品情報を売買管理サーバ10に登録でき、その結果、出品情報に応じた出品を個人間売買のウェブサイトに公開することができる。
【0046】
図5は、売買管理サーバ10にて実行される出品受付処理の一例を示すフローチャートである。出品受付処理は、例えば、売買管理サーバ10のプロセッサ11が記憶装置12に記憶されるプログラムを読み込むことで実行される。出品受付処理において、売買管理サーバ10のプロセッサ11は、ユーザ端末20から出品情報フォームの取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS101)。
【0047】
出品情報フォームの取得要求を受信した場合(ステップS101;Yes)、プロセッサ11は、各項目が未入力の状態の出品情報フォームを、取得要求の送信元のユーザ端末20において表示出力可能なように送信する(ステップS102)。
【0048】
続いて、プロセッサ11は、出品情報フォームを送信したユーザ端末20から商品コードを受信したか否かを判定する(ステップS102)。即ち、ユーザ端末20においてバーコード出品操作がなされたか否かを判定する。
【0049】
ユーザ端末20から商品コードを受信した場合(ステップS103;Yes)、プロセッサ11は、記憶装置12の商品コード-既定情報の対応情報を参照することにより、その商品コードに対応する既定情報(既定の商品名、既定の商品説明、既定の商品情報等)を取得する(ステップS104)。
【0050】
また、プロセッサ11は、記憶装置12の出品情報データベースを参照することにより、その商品コードを含む他の出品の出品情報を検索する(ステップS105)。ステップS105では、例えば、今回受信した商品コードと商品コードが一致する他の出品情報を検索すればよい。なお、検索対象となる他の出品情報は、現在も販売中の出品にかかる出品情報、及び、過去に販売され現在は売約済みの出品に係る出品情報の少なくともいずれかを含んでいればよい。例えば、売約済みの出品に係る出品情報からは、正確な販売価格や出品されていた期間等を取得でき、それを出品者に提供することで出品者は過去の販売価格相場等を把握できる。また、現在も販売中の出品にかかる出品情報からは最新の販売価格相場等を取得でき、それを出品者に提供することで出品者は現在の販売価格相場等を把握できる。
【0051】
そして、プロセッサ11は、ステップS104にて取得した既定情報、及び、ステップS105にて検索した他の出品情報の概要情報を、商品コードの送信元のユーザ端末20に送信する(ステップS106)。これにより、ユーザ端末20にて、既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを、商品コードの送信元のユーザ端末20において表示出力可能となる。それと合わせて、他の出品の概要情報を表示出力可能となる。
【0052】
なお、今回受信した商品コードと商品コードが一致する他の出品情報を検索し、検索した他の出品の概要情報をユーザ端末20に提供することに限定されず、今回受信した商品コードから特定される既定情報(例えば既定の商品名等)に基づいて、今回の出品に係る商品と類似する商品に係る他の出品情報を検索するようにしてもよい。そして、検索した他の出品情報の概要情報をユーザ端末20に提供するようにしてもよい。このようにすることで、商品コードが異なるが、同じ商品を含む商品(パッケージ違いやバージョン違い)、同じ商品の色違いの商品等についても、その概要情報を出品者に提供できる。これにより、例えば、今回受信した商品コードと商品コードが一致する他の出品情報が少ない場合やない場合にも、類似する商品の出品情報の概要情報を出品者に提供することができる。
【0053】
ステップS106の処理を実行した後や、出品情報フォームの取得要求を受信していない場合(ステップS101;No)、商品コードを受信していない場合(ステップS103;No)、プロセッサ11は、ユーザ端末20から出品情報を受信したか否かを判定する(ステップS107)。この出品情報は、入力済み(編集済み)の出品情報フォームの内容に対応する。ユーザ端末20から出品情報を受信していなければ(ステップS107;No)、出品受付処理を終了する。
【0054】
ユーザ端末20から出品情報を受信した場合(ステップS107;Yes)、プロセッサ11は、受信した出品情報を出品情報データベース(記憶装置12)に登録し、個人間売買のウェブサイトに当該出品情報に対応した出品を閲覧可能に公開する(ステップS108)。その後、出品受付処理を終了する。
【0055】
以上の出品受付処理により、売買管理サーバ10は、商品コードに応じた既定情報や他の出品の概要情報を、商品コードの送信元のユーザ端末20に提供でき、ユーザの出品情報の入力を支援でき、入力内容の充実を促すことができる。また、ユーザ端末20から受信した出品情報に応じた出品を個人間売買のウェブサイトに公開することができる。
【0056】
なお、本実施の形態は出品情報の登録を支援する出品登録装置に関するため、ここでは省略するが、売買管理サーバ10は、ユーザ端末20からの購入希望を受け付け、購入希望を出品者に通知するため処理(売買管理サーバ10が提供する個人間売買サービスを成立させるための処理)等も実行する。
【0057】
続いて、
図6~
図8を用いて本実施の形態の売買システム100における出品情報を登録する機能に関する表示例について説明する。ここでは、ユーザ端末20としてスマートフォンのディスプレイにおける表示例について説明する。
【0058】
スマートフォンには、インターネットを介した個人間売買を仲介するためのフリーマーケットアプリ(フリマアプリ)がインストールされているものとする。出品者となるユーザがそのフリマアプリを起動して、ディスプレイに表示された出品ボタンを操作すること等により、出品情報の編集開始操作を行うと、
図6(A)に示すように、出品情報を編集するための出品情報フォームの画面が表示される。この画面(出品ボタン操作後に表示される編集画面のトップ画面)では、
図6(A)の上部にカメラの画像で示される画像をアップロードするためのアイコン、バーコード出品を行うための操作子101、「商品名」の入力欄、「商品説明」の入力欄、「商品情報」の入力欄等が表示される。この画面をスクロールさせると、
図6(B)に示すように、出品情報フォームにおける「商品情報」の入力欄、「配送について」(配送情報)の入力欄、「価格について」(商品価格)の入力欄、「下書きに保存」ボタン、「出品する」ボタンが表示される。なお、出品情報フォームに含まれる項目は一例であり、例えば、他の項目が含まれていてもよい。
【0059】
画像をアップロードするためのアイコンがタッチ操作されると、例えば、スマートフォンを保存された画像または新たにカメラにより撮影した画像をアプロードするための画面に遷移する。また、例えば、「商品名」の入力欄には、任意の商品名を入力可能となっている。「商品説明」の入力欄には任意の商品説明文章を入力可能となっている。「商品情報」の入力欄には、商品のカテゴリ、ブランド、商品の状態(新品、中古、中古の場合の状態)等を入力または選択可能となっている。「配送について」(配送情報)の入力欄には、配送方法、配送料の負担、配送までの期間等を入力可能となっている。「価格について」(商品価格)の入力欄には、予め設定された金額範囲内(この例では300円~9,999,999円)で商品価格を入力可能となっている。「下書きに保存」ボタンが操作されると、それまでに入力された出品情報が下書きとして保存される。「出品する」ボタンが操作されると、入力項目のチェックが行われ、入力項目に不備がなければ入力項目を表示し、その内容で出品を確定するか否かを選択させるための画面が表示される。
【0060】
図6(A)に示す画面において、バーコード出品を行うための操作子101のうち、バーコードのアイコン101aが選択されると、スマートフォンのカメラが起動して、
図6(C)に示すような、バーコードを読み取るための画面が表示される。この画面では、カメラにより撮影される画像とバーコードを収める位置の目安となる枠、バーコード出品に対応している商品カテゴリ説明等が表示される。ここで、出品者が出品対象の商品の包装等に記載されたバーコードをカメラで読み取ることに成功すると、バーコードに対応した商品コードが売買管理サーバ10に送信され、それに応答して売買管理サーバ10から商品コードに応じた既定情報を受信する。この場合、
図6(D)に示すように、読み取りが成功したことを示す表示が表示され、受信した既定情報に基づいて、バーコードで特定される商品の商品画像、商品名、参考価格等が表示される。
図6(D)に示す画面には、「出品フォームへ」戻るためのボタン102が表示される。
【0061】
図6(A)に示す画面において、バーコード出品を行うための操作子101のうち、コードを手入力するためのテキストボックス101bに出品対象の商品の商品コードが入力されると、商品コードが売買管理サーバ10に送信され、バーコードを読み取ったときと同様に、
図6(D)に示すように、商品コードに対応する商品の商品画像、商品名、参考価格等が表示される。なお、参考価格は、商品の定価、購入価格の相場等から算出されればよい。参考価格は、既定情報として商品コード-既定情報の対応情報に予め記憶されていてもよい。
【0062】
図6(D)に示す画面において、「出品フォームへ」戻るためのボタン102が操作されると、
図7(A)に示すように、商品コード(バーコード)に応じた既定情報が既定値として入力された出品情報フォームの画面が表示される。この画面をスクロールさせると、
図7(B)、(C)に示す出品情報フォームの画面が表示出力される。
図7(A)~(C)では、「商品名」として既定値DI1(図中では「Name」)、「商品説明」として既定値DI2(図中では商品名「Name」、ブランドaaa、タグ等)、「商品情報」のカテゴリとして既定値DI3(図中ではエンタメ/ホビー>ゲームソフト)、ブランドとして既定値DI4(図中では「aaa」)、商品価格として既定値DI5(図中では「¥XXXX」)がフィルイン入力されている。このように、バーコード出品では、出品情報フォームに商品コードに応じた既定値が自動入力されるので、出品者は情報入力の手間をかけずに正確な出品情報を入力することができる。なお、
図7に示した入力内容や入力される項目は一例であり、各商品コードに対応した各既定値が自動入力される。
【0063】
また、この実施の形態では、バーコード出品を行うと、その商品コードを含む他の出品情報の概要情報を表示出力することで、概要情報を出品者に提供するようになっている。バーコード出品の操作が行われ、
図7(A)~(C)に示すような既定値が入力された出品情報フォームにおいて、その商品コードを含む他の出品情報の概要情報として、商品コードに対応する既定情報に含まれない追加情報が表示される。そのような追加情報として、例えば、
図7(A)~(C)に示すように、他の出品情報に係る商品を購入するための販売ページへのリンクAI1、他の商品が出品された際に他の出品者と他の商品を購入しようとした購入希望者との間で交わされたメッセージに関する交渉情報(Q&A、値引き交渉、評価内容、クレーム等)へのリンクAI2、他の出品情報に係る他の商品を出品した他の出品者が、既定値が入力された商品説明を編集した際の差分情報AI3、他の出品の価格情報へのリンクAI4が表示される。
【0064】
他の出品情報に係る商品を購入するための販売ページへのリンクAI1が操作されると、例えば、今回バーコード出品の操作がされた商品と同じ商品の他の出品の販売ページが表示される。これにより、出品者は他の出品の販売ページにより商品情報テキストや商品価格を参照することができ、自らの出品情報を入力する際の参考にすることができる。結果として、出品情報の内容の充実が期待でき、売買成立の可能性向上が期待できる。また、売買システム100の運営サイドとしては、手数料収入の増加を期待できる。なお、今回の出品に係る商品コードを含む他の出品が複数ある場合、リンクAI1が操作されると、該商品コードを含む他の出品の一覧(販売ページへのリンク一覧)が表示されるようにしてもよい。
【0065】
他の商品が出品された際に他の出品者と他の商品を購入しようとした購入希望者との間で交わされたメッセージに関する交渉情報へのリンクAI2が操作されると、他の出品における出品者と購入希望者のメッセージ(公開されているもの)のやりとりを参照することができる。例えば、出品者は価格交渉のやりとりを見ることで適正価格を把握しやすくなったり、購入希望者の質問、評価、クレームをみることで購入希望者の注目ポイントや、電子市場で求められていることを把握しやすくなり、自らの出品情報を入力する際の参考にすることができる。
【0066】
他の出品情報に係る他の商品を出品した他の出品者が、既定値が入力された商品説明を編集した際の差分情報AI3は、例えば、
図7(B)に示すように、「動作確認済みです。」、「即購入OKです。」、「中古品です。」といった他の出品の商品説明に含まれ、商品説明の既定値には含まれない差分テキストが表示される。これにより、出品者は他の出品者が既定値に追加して記載した商品説明を把握することができ、商品説明を追加入力する際の参考にすることができる。なお、
図7(B)では、差分情報AI3のテキストの横に「この出品を見る」といったその出品の販売ページへのリンクが表示される。これにより、他の出品の販売ページを参照しやすくなり、他の出品に係る他の情報(商品価格等)も参照可能となる。
【0067】
また、差分情報AI3のテキストにおいて、既定情報に含まれていない「動作確認済み」、「即購入OK」、「中古品」といった単語を強調表示している。これにより、出品者は、他の出品の商品説明で追加された単語をシンプルに把握しやすくなり、出品者の商品説明の追加を支援することができる。なお、既定値が入力された商品説明を編集した際の差分情報において、既定情報に含まれていない単語であって、頻出する単語を強調表示するようにしてもよい。
【0068】
他の出品の価格情報へのリンクAI4が操作されると、例えば、
図7(D)に示すように、今回バーコード出品する商品の販売価格分布に関する情報AI5が表示される。例えば、今回バーコード出品する商品の商品コードを含む他の出品のうち、売買が成立した出品情報を抽出し集計して、その販売価格分布、中央値等を
図7(D)に示すように、グラフや表で表示する。
図7(D)では、グラフで販売価格の分布、中央値を示している。これにより、出品者は簡易的に販売価格相場を把握することができ、出品価格の判断の参考にすることができる。また、価格帯に対する販売ページの閲覧率(例えば1日辺りの閲覧数)、ブックマーク率(例えば閲覧者数に対するブックマーク率)、購入までの平均期間を表で示している。出品者は、閲覧率やブックマーク率が高い程、その商品そのものの人気が高いことや、売れる可能性が高いことが推認できる。また、出品者は、購入までの平均期間により、適正価格となる価格帯を判断できる。例えば、購入までの平均期間が極端に短い場合、適正価格より安いと判断できる。
【0069】
なお、他の出品の価格情報として、
図7(D)に示すように、価格分布を示すグラフや表示を表示するものに限定されず、価格分布、平均価格、販売価格の最安値、最高値、中央値、それらを分析した参考価格等を数値で表示するものであってもよいし、他の画像表現で価格情報を示すものであってもよい。また、
図7(D)に示したブックマーク率は、他の商品が出品されてからブックマークされるまでの期間及びブックマークの数の少なくともいずれかに関するブックマーク情報であってもよい。
【0070】
図7(D)の販売価格分布に関する情報AI5において「散布図を見る」のリンク103が操作されると、
図8に示すように価格帯と購入までの平均期間の散布
図AI6を表示する、これにより、出品者は、散布
図AI6により適正価格帯を判断することができる。また、
図8のような散布
図AI6により、価格を高くすると購入までの期間が長くなることを把握でき、適正価格より高い販売価格が設定されて、売買が成立しづらい出品が長く残存してしまうことを軽減できる。なお、散布図は価格帯と購入までの平均期間の散布図に限定されず、価格帯と閲覧件数の散布図、価格帯とブックマークまでの平均期間の散布図等、出品者の値付けの参考になるものであればよい。
【0071】
なお、
図7(D)に示した販売価格分布に関する情報AI5や、
図8に示した散布
図AI6は、出品情報フォームからのリンク先の情報として表示することに限定されず、出品情報フォーム上に表示するようにしてもよい。同様に、他の出品情報に係る商品を購入するための販売ページの情報(リンクAI1のリンク先情報)、他の商品が出品された際に他の出品者と他の商品を購入しようとした購入希望者との間で交わされたメッセージに関する交渉情報(リンクAI2のリンク先情報)を出品情報フォーム上に表示するようにしてもよい。
【0072】
なお、
図6~
図8では、フリマアプリがインストールされたスマートフォンにより、個人間売買のウェブサイトへ出品を行う場合について説明したが、個人間売買のウェブサイトへの商品の出品は、PCから行うものであってもよいし、アプリを使用せずに汎用のブラウザにより行うものであってもよい。この場合でも、バーコード出品または商品コードを入力した出品の場合、PCやスマートフォンといったユーザ端末20に対して、商品コードに応じた既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを提供し、商品コードを含む他の出品情報の概要情報を、出品情報フォームとともに提供するようにすればよい。
【0073】
(変形例)
なお、この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態の一部の省略、置き換え、任意の構成の追加等が可能である。
【0074】
出品者に提供する商品コードに応じた他の出品情報の概要情報は、上記実施の形態に挙げたものに限定されず、他の出品情報に含まれるいずれの情報(概要)であってもよい。この情報は、ユーザが出品を行うときに有用となる情報であることが好ましい。
【0075】
上記実施の形態では、売買管理サーバ10は、商品コードを受信すると、その商品コードを含む他の出品情報を検索して、検索した他の出品情報の概要情報をユーザ端末20に送信するようになっていた。これに限定されず、売買管理サーバ10は、出品情報フォームに入力された情報(例えば商品名)に基づいて類似する出品情報を検索し、検索した他の出品情報の概要情報をユーザ端末20に送信するにしてもよい。この場合、バーコード出品や商品コード出品でない場合でも、出品者が出品しようとする出品対象の商品と類似する他の商品の出品情報の概要情報を出品者に提供できる。
【0076】
上記実施の形態では、ユーザ端末20において出品情報フォームを取得した後に、出品者が出品情報フォームの編集中にバーコード出品が行えるようになっていたが、出品情報の編集開始時にバーコード出品を指定してバーコード出品(または商品コード出品)が行えるようにしてもよい。この場合、ユーザ端末20は、出品情報の編集開始時にバーコード出品を指定された場合、読み取ったバーコードに応じた商品コードを含む出品情報フォーム取得要求を売買管理サーバ10に送信するようにすればよい。そして、売買管理サーバ10は、商品コードに応じた既定情報が既定値として入力された出品情報フォームをユーザ端末20に送信するようにすればよい。即ち、結果として、出品者により入力された商品コードに応じた既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを出品者に提供できれば、その手順は任意でよい。
【0077】
売買管理サーバ10は、専用の装置によらず、通常のコンピュータを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに上述の機能を実行するためのプログラムを格納した記録媒体から該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する売買管理サーバ10を構成してもよい。また、複数のコンピュータが協同して動作することによって、1つの売買管理サーバ10を構成しても良い。
【0078】
また、売買管理サーバ10が出品情報登録装置として機能する例について説明したが、システム構成はこれに限定されない。例えば、出品情報登録装置(サーバ)を、出品情報登録装置により登録された出品情報の売買を管理するサーバとは別に設けてもよい。具体的には、ユーザ端末20から受け付けた出品情報を出品情報データベースに登録したり、出品者が出品しようとする出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、その商品コードに応じた既定値入力済みの出品情報フォームや他の出品情報の概要情報を提供する機能を有する出品情報登録装置(サーバ)を、出品情報の売買を管理するサーバと別に設けてもよい。
【0079】
ユーザ端末20は、専用の装置によらず、通常のコンピュータを用いて実現可能である。例えば、端末装置が備えるコンピュータに上述の機能を実行するためのプログラムを、通信ネットワークを介してインストールすることにより、上述の処理を実行するユーザ端末20を構成してもよい。
【0080】
また、コンピュータにプログラムを供給するための手法は、任意である。例えば、記憶媒体、通信回線、通信ネットワーク、通信システム等を介して供給しても良い。例えば、上述の機能を実行するためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ読取可能な記録媒体を配布してもよい。
【0081】
また、上述の機能の一部をOS(Operation System)が提供する場合には、OSが提供する機能以外の部分をプログラムで提供すれば良い。
【0082】
以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
【0083】
(本実施例により実現される発明)
以上説明したように、本実施形態は、以下に掲げる発明を実現する。
【0084】
(付記1)
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力する
出品情報登録装置。
【0085】
(付記2)
前記商品コードの入力が受け付けられると、前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該商品コードにより特定される商品と類似する商品に係る他の出品情報をさらに検索し、当該検索された他の出品情報の概要情報をさらに表示出力する
付記1に記載の出品情報登録装置。
【0086】
(付記3)
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に係る商品を購入するための販売ページへのリンクを含む
付記1または2に記載の出品情報登録装置。
【0087】
(付記4)
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に含まれる販売価格の分布を含む
付記1から3のいずれかに記載の出品情報登録装置。
【0088】
(付記5)
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の出品情報に係る他の商品を出品した他の出品者が前記既定値を編集した際の差分情報を含む
付記1から4のいずれかに記載の出品情報登録装置。
【0089】
(付記6)
前記差分情報のうち、前記取得された既定情報に含まれていない単語を強調表示する
付記5に記載の出品情報登録装置。
【0090】
(付記7)
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品された際に他の出品者と前記他の商品を購入しようとした購入希望者との間で交わされたメッセージに関する交渉情報を含む
付記1から6のいずれかに記載の出品情報登録装置。
【0091】
(付記8)
前記他の出品情報の概要情報は、前記取得された既定情報に含まれない追加情報を含み、
前記追加情報は、前記他の商品が出品されてからブックマークされるまでの期間及びブックマークの数の少なくともいずれかに関するブックマーク情報を含む
付記1から7のいずれかに記載の出品情報登録装置。
【0092】
(付記9)
前記他の出品情報は、現在も販売中の出品にかかる出品情報、及び、過去に販売され現在は売約済みの出品に係る出品情報の少なくともいずれかを含む
付記1から8のいずれかに記載の出品情報登録装置。
【0093】
(付記10)
出品情報登録装置が実行する出品情報登録方法であって、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力する
出品情報登録方法。
【0094】
(付記11)
コンピュータを、
出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、
前記受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、
前記取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、
前記出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、
前記商品コードの入力が受け付けられると、
前記出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、
前記検索された他の出品情報の概要情報を、前記出品情報フォームとともに表示出力する
出品情報登録装置として機能させるプログラム。
【産業上の利用可能性】
【0095】
本発明によれば、出品情報の入力を好適に支援できる出品情報登録装置、出品情報登録方法、ならびに、プログラムを提供できる。
【符号の説明】
【0096】
10 売買管理サーバ
20 ユーザ端末
30 通信ネットワーク
11、21 プロセッサ
12、22 記憶装置
13、23 通信インターフェース
14、24 入力デバイス
15、25 出力デバイス
100 売買システム
DI1~DI5 既定値
AI1~AI6 追加情報
【要約】
【課題】出品情報の入力を好適に支援できる出品情報登録装置等を提供する。
【解決手段】売買管理サーバ(出品情報登録装置)10は、出品対象の商品に対応付けられた商品コードの入力を受け付け、受け付けられた商品コードに対応付けられる既定情報を取得し、取得された既定情報が既定値として入力された出品情報フォームを表示出力し、出品情報フォームで編集された出品情報を出品情報データベースに登録し、商品コードの入力が受け付けられると、出品情報データベースに登録された出品情報から、当該受け付けられた商品コードを含む他の出品情報を検索し、検索された他の出品情報の概要情報を、出品情報フォームとともに表示出力する。
【選択図】
図1