(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-06
(45)【発行日】2024-12-16
(54)【発明の名称】情報処理方法、情報処理システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06T 1/00 20060101AFI20241209BHJP
【FI】
G06T1/00 510
(21)【出願番号】P 2024157483
(22)【出願日】2024-09-11
【審査請求日】2024-09-12
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520049031
【氏名又は名称】株式会社ゼノトゥーン
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】永谷 遼
【審査官】鈴木 肇
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-098970(JP,A)
【文献】特開2003-316819(JP,A)
【文献】特開2012-142757(JP,A)
【文献】特開2018-067203(JP,A)
【文献】特開2000-172849(JP,A)
【文献】特開2022-168432(JP,A)
【文献】特開2011-249947(JP,A)
【文献】特開2015-226278(JP,A)
【文献】特開平10-063242(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 1/00 - 1/40
G06T 3/00 - 7/90
G06T 11/00 -19/20
G06V 10/00 -20/90
G06V 30/418
G06V 40/16
G06V 40/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理方法であって、
取得ステップと、減色ステップと、出力ステップとを備え、
前記取得ステップでは、着彩済みの画像データである第3の画像データを取得し、
前記減色ステップでは、前記第3の画像データに含まれる色をクラスタリング処理し、
前記クラスタリング処理におけるクラスタの数は、設定された色数に対応し、
前記色数は、任意に設定可能であり、
前記減色ステップでは、各クラスタに対応する色を示す減色後情報
として、第1の減色後情報及び第2の減色後情報を生成し、
前記各クラスタに対応する色は、前記各クラスタの最頻値を用いて決定される色であり、
前記減色ステップでは、前記第2の減色後情報を表示させ、
前記減色ステップでは、前記第2の減色後情報が変更された場合、該変更後における前記第2の減色後情報を前記第3の画像データに反映させて前記第3の画像データを減色し、
前記第1の減色後情報は、前記各クラスタに対応する色を維持させるため、変更不可に構成され、
前記出力ステップでは、減色後の画像データである第4の画像データを出力する、
情報処理方法。
【請求項2】
請求項
1に記載の情報処理方法において、
前記変更後における色の種類は、前記第3の画像データ又は前記第4の画像データとは別の画像データにも適用可能である、
情報処理方法。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理方法において、
さらに、削除ステップを備え、
前記削除ステップでは、前記第4の画像データが確定された場合に、前記第4の画像データに関するデータを記憶部から削除する、
情報処理方法。
【請求項4】
情報処理システムであって、
制御部を備え、
前記制御部は、請求項1から
3までの何れか1項に記載の情報処理方法における各ステップを実行するように構成される、
情報処理システム。
【請求項5】
プログラムであって、
請求項1から
3までの何れか1項に記載の情報処理方法における各ステップをコンピュータに実行させるように構成される、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、情報処理システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像処理装置が開示されている。
【0003】
スキャナは、データ取得部と、メモリと、選択部と、画像生成部と、を備える。データ取得部は、画像データを取得する。メモリは、画像処理装置が実行可能な複数種類の減色処理であって、処理方法が異なる複数種類の減色処理のそれぞれについて、当該減色処理を示す処理情報と、当該減色処理を実行すべき画像データの種類を特定するための特定情報と、の組合せを格納する。選択部は、領域画像データに関する画像情報と、メモリ内の処理情報と特定情報との組合せと、を用いて、領域画像データに対して実行すべき減色処理を選択する。画像生成部は、選択済みの減色処理を領域画像データに対して実行することによって、減色済みの画像データを生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された画像処理装置は、k平均法を用いて減色処理をしている。しかしながら、k平均法を用いた減色処理では、色の再現性に限界があった。
【0006】
本発明では上記事情を鑑み、減色処理後における色の再現性を従来よりも向上可能な情報処理方法、情報処理システム及びプログラム等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、情報処理方法であって、取得ステップと、減色ステップと、出力ステップとを備え、取得ステップでは、着彩済みの画像データである第3の画像データを取得し、減色ステップでは、第3の画像データに含まれる色をクラスタリング処理し、各クラスタに対応する色を示す減色後情報に応じて第3の画像データを減色し、各クラスタに対応する色は、各クラスタの最頻値を用いて決定される色であり、出力ステップでは、減色後の画像データである第4の画像データを出力する、情報処理方法が提供される。
【0008】
上記一態様の方法は、塗り部分における色をクラスタリング処理して各クラスタに対応する色を抽出する際に、各クラスタの最頻値を用いる。各クラスタの最頻値を用いて色を抽出すると、各クラスタの平均値を用いて色を抽出する場合(k平均法)に比べて、減色処理前の画像データに対する色の再現性が向上することが分かった。この方法を実行するために、特別な装置を準備する必要はないため、その分、簡単な構成となる。
【0009】
したがって、本態様の方法は、次の(1)~(4)の少なくとも1つを達成するように、コンピュータの機能を改良することができる。(1)コンピュータの処理を高速化することができる。(2)コンピュータの省電力化を図ることができる。(3)コンピュータの通信速度を高速化することができる。(4)コンピュータにおいて節約されたリソースを他の中核機能に使用することができる。
【0010】
このような態様によれば、減色処理後における色の再現性を従来よりも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】情報処理システム100を表す構成図である。
【
図2】情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】端末300のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図4】情報処理装置200(制御部210)によって実現される機能を示すブロック図である。
【
図5】情報処理装置200によって実行される情報処理方法の流れを示すアクティビティ図である。
【
図6】情報処理装置200によって実行される情報処理方法の流れを示すアクティビティ図である。
【
図7】情報処理装置200によって実行される情報処理方法の流れを示すアクティビティ図である。
【
図8】調整情報を入力する際に使用するグラフエディタの一例を示す図である。
【
図9】第1の画像データ及び第2の画像データから、動きの変化を調整後の第2の画像列を生成する過程を示す図である。
【
図10】アクティビティA280の処理を補足するための図である。
【
図11】アクティビティA310からA340の処理を補足する図である。
【
図12】アクティビティA310からA340の処理を補足する図である。
【
図13】アクティビティA310からA340の処理を補足する図である。
【
図14】アクティビティA310からA340の処理を補足する図である。
【
図15】アクティビティA430の処理を補足する図である。
【
図16】本実施形態の手法により減色処理を行った画像データと、従来の手法により減色処理を行った画像データとの比較を示す図である。
【
図17】本実施形態の手法により減色処理を行った画像データと、従来の手法により減色処理を行った画像データとの比較を示す図である。
【
図18】状態情報の例であるプロンプトを説明する図である。
【
図19】グラフエディタにおける折れ線グラフの設定例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0013】
ところで、一実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0014】
また、一実施形態に係る種々の情報処理において、入力と、入力に応じた出力とが実現されうる。ここで、入力の結果として出力が得られれば、かかる情報処理において参照される情報(以下、参照情報と称する。)の態様は、限定されない。参照情報は、例えば、データベース、ルックアップテーブル、所定の関数(統計学的手法によって構築された、回帰式等の判定式を含む。)等のルールベースの情報でもよいし、入力と出力との相関を予め学習させた学習済みモデルでもよいし、プロンプトを入力することで所望の結果を出力可能な大規模言語モデルでもよい。
【0015】
また、一実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、一実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0016】
さらに、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。また、プロセッサは、汎用プロセッサでもよいし、専用の回路でもよい。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0017】
1.ハードウェア構成
第1節では、本実施形態のハードウェア構成について説明する。
【0018】
1-1.情報処理システム100
図1は、情報処理システム100を表す構成図である。情報処理システム100は、情報処理装置200と、端末300とを備え、これらがネットワークを通じて接続されている。これらの構成要素についてさらに説明する。ここで、情報処理システム100に例示されるシステムとは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。したがって、例えば、情報処理装置200単体であっても情報処理システム100に例示されるシステムになりうる。
【0019】
1-2.情報処理装置200
図2は、情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置200は、制御部210と、記憶部220と、通信部250とを有し、これらの構成要素が情報処理装置200の内部において通信バス260を介して電気的に接続されている。情報処理装置200は、例えばサーバである。各構成要素についてさらに説明する。
【0020】
制御部210は、情報処理装置200に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部210は、例えば、不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部210は、記憶部220に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置200に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部220に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部210によって具体的に実現されることで、制御部210に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、第2節においてさらに説明する。なお、制御部210は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部210を有するように実施してもよい。またそれらの組み合わせであってもよい。
【0021】
記憶部220は、情報処理装置200の情報処理に必要な様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部210によって実行される情報処理装置200に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組み合わせであってもよい。
【0022】
通信部250は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、5G/LTE/3G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、情報処理装置200は、通信部250を介して、端末300とネットワークを介して種々の情報を通信する。
【0023】
1-3.端末300
図3は、端末300のハードウェア構成を示すブロック図である。端末300は、制御部310と、記憶部320と、表示部330と、入力部340と、通信部350とを有し、これらの構成要素が端末300の内部において通信バス360を介して電気的に接続されている。端末300は、例えばデスクトップパソコンである。制御部310、記憶部320及び通信部350の説明は、情報処理装置200における制御部210、記憶部220及び通信部250の説明と略同様のため省略する。
【0024】
表示部330は、端末300の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部330は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、端末300の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。以下では、表示部330は、端末300の筐体に含まれるものとして説明する。
【0025】
入力部340は、端末300の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部340は、表示部330と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部340は、ユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力は、命令信号として、通信バス360を介して制御部310に転送される。そして、制御部310は、必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
【0026】
2.機能構成
第2節では、本実施形態の機能構成について説明する。前述の通り、記憶部220に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部210によって具体的に実現されることで、制御部210に含まれる各機能部として実行されうる。
【0027】
図4は、情報処理装置200(制御部210)によって実現される機能を示すブロック図である。上記のように、情報処理装置200(情報処理システム100)は、制御部210を備える。具体的には、情報処理装置200(制御部210)は、本実施形態の情報処理方法における各ステップを実行するように構成される。情報処理装置200(制御部210)は、本実施形態の情報処理方法の各ステップに対応して、取得部211と、生成部212と、調整部213と、出力部214と、削除部215と、分離部216と、減色部217と、統合部218とを備える。以下、各部と各ステップとを紐付けて説明する。
【0028】
取得部211は、種々の情報を取得するように構成される。取得部211は、取得ステップを実行するように構成される。例えば、取得部211は、第1の画像データ及び状態情報を取得する。第1の画像データは、基準となる画像データであるものとする。ここで、状態情報は、第1の画像データの変化後の画像を示す第2の画像データ、及び第1の画像データの変化後の状態を示すプロンプトの少なくとも一方である。また、取得部211は、着彩済みの画像データである第3の画像データを取得する。
【0029】
生成部212は、種々の情報を生成するように構成される。生成部212は、生成ステップを実行するように構成される。例えば、生成部212は、第1の画像データと状態情報との間を補間する画像データである複数の中割画像データを生成する。また、生成部212は、第1の画像データ、複数の中割画像データ及び状態情報を時系列に沿って並べたデータである第1の画像列を生成する。
【0030】
調整部213は、種々の情報を調整するように構成される。調整部213は、調整ステップを実行するように構成される。例えば、調整部213は、第1の画像列と、入力された調整情報とに基づいて、第1の画像列において表現される動きの変化を調整する。ここで、調整情報は、画像列において表現される動きの変化を調整させるための情報である。
【0031】
出力部214は、種々の情報を出力するように構成される。出力部214は、出力ステップを実行するように構成される。例えば、出力部214は、調整後の画像列である第2の画像列を出力する。また、出力部214は、減色後の画像データである第4の画像データを出力する。
【0032】
削除部215は、種々の情報を削除するように構成される。削除部215は、削除ステップを実行するように構成される。例えば、削除部215は、第2の画像列が確定された場合に、第2の画像列に関するデータを記憶部から削除する。また、削除部215は、第4の画像データが確定された場合に、第4の画像データに関するデータを記憶部から削除する。
【0033】
分離部216は、種々の情報を分離するように構成される。分離部216は、分離ステップを実行するように構成される。例えば、分離部216は、線画部分と塗り部分とを第3の画像データから分離する。
【0034】
減色部217は、種々の情報を減色するように構成される。減色部217は、減色ステップを実行するように構成される。例えば、減色部217は、第3の画像データに含まれる色をクラスタリング処理し、各クラスタに対応する色を示す減色後情報に応じて第3の画像データを減色する。ここで、各クラスタに対応する色は、各クラスタの最頻値を用いて決定される色である。なお、減色後の色は、例えば青、黄、赤などの色のことであり、以降の説明において、減色後の色の種類ともいう。
【0035】
統合部218は、種々の情報を統合するように構成される。統合部218は、統合ステップを実行するように構成される。例えば、統合部218は、線画部分と、減色後の塗り部分とを統合する。
【0036】
3.情報処理方法
第3節では、前述した情報処理装置200の情報処理方法の流れについて説明する。この情報処理方法は、取得ステップと、生成ステップと、調整ステップと、出力ステップと、削除ステップと、分離ステップと、減色ステップと、統合ステップとを備える。これらの各ステップは、第2節で説明したように、情報処理装置200における制御部210によって実行される。
【0037】
図5~
図7は、情報処理装置200によって実行される情報処理方法の流れを示すアクティビティ図である。以下、これらのアクティビティ図の各アクティビティに沿って、説明するものとする。本実施形態では、第1の画像データ及び第2の画像データは、端末300にて予め準備されているものとする。第1の画像データは、基準となる画像データであるものとする。第2の画像データは、第1の画像データの変化後の画像を示すデータである。ここで、第1の画像データ及び第2の画像データは、着彩済みの画像データであるものとする。このように、着彩済みの画像データを入力画像として用いる態様によれば、最終的に生成される画像列の精度を従来よりも向上させることができる。
【0038】
まず、端末300における制御部310は、第1の画像データ及び第2の画像データを情報処理装置200に送信する(アクティビティA110)。第2の画像データは、請求項の「状態情報」の一例である。状態情報は、第1の画像データの変化後の画像を示す第2の画像データ、及び第1の画像データの変化後の状態を示すプロンプトの少なくとも一方である。プロンプトについては後述する。アクティビティA110では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、第1の画像データ及び第2の画像データを記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、通信部350を介して、第1の画像データ及び第2の画像データを情報処理装置200に送信する。
【0039】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1の画像データ及び第2の画像データを端末300から受信する(アクティビティA120)。これをステップに換言すると、取得ステップでは、第1の画像データ及び状態情報を取得する。アクティビティA120では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、第1の画像データ及び第2の画像データを端末300から受信する。(2)制御部210は、第1の画像データ及び第2の画像データを記憶部220に記憶させる。
【0040】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1の画像データと第2の画像データとの間を補間する画像データ(以下「中割画像データ」ともいう。)を生成する(アクティビティA130)。これをステップに換言すると、生成ステップでは、第1の画像データと状態情報との間を補間する画像データである複数の中割画像データを生成する。アクティビティA130では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、第1の画像データ及び第2の画像データを記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、生成処理を実行し、複数の中割画像データを生成する。(3)制御部210は、複数の中割画像データを記憶部220に記憶させる。
【0041】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1の画像データ、複数の中割画像データ及び第2の画像データを時系列に沿って並べた画像列(以下「第1の画像列」ともいう。)を生成する(アクティビティA140)。これをステップに換言すると、生成ステップでは、第1の画像データ、複数の中割画像データ及び状態情報を時系列に沿って並べたデータである第1の画像列を生成する。アクティビティA140では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、第1の画像データ、複数の中割画像データ及び第2の画像データを記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、生成処理を実行し、第1の画像データ、複数の中割画像データ及び第2の画像データを時系列に沿って並べ、第1の画像列を生成する。(3)制御部210は、第1の画像列を記憶部220に記憶させる。
【0042】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1の画像列を端末300に送信する(アクティビティA150)。アクティビティA150では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、第1の画像列を記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、通信部250を介して、第1の画像列を端末300に送信する。
【0043】
続いて、端末300における制御部310は、第1の画像列を情報処理装置200から受信する(アクティビティA160)。アクティビティA160では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部350は、第1の画像列を情報処理装置200から受信する。(2)制御部310は、第1の画像列を記憶部320に記憶させる。
【0044】
続いて、端末300における制御部310は、第1の画像列を表示部330に表示させる(アクティビティA170)。アクティビティA170では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、第1の画像列を記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、第1の画像列を表示部330に表示させる。
【0045】
続いて、端末300における制御部310は、第1の画像列において表現される動きの変化を調整させるための情報である調整情報を受け付ける(アクティビティA180)。ここで、調整情報は、第1の画像列において表現される動きの変化を調整させるための情報である。また、調整情報は、第2の画像列に含まれる画像データの数を示す情報である画像数情報を含む。
【0046】
制御部310は、調整情報を受け付けたと判定すると、アクティビティA190の処理に移行する(アクティビティA180のYES)。制御部310は、調整情報を受け付けなかったと判定すると、アクティビティA260の処理に移行する(アクティビティA180のNO)。アクティビティA180では、例えば、次の4段階の情報処理が実行される。(1)入力部340は、調整情報を受け付けた場合、通信バス360を介して制御部310に受付信号を伝送する。(2)入力部340は、調整情報を受け付けなかった場合、通信バス360を介して制御部310に非受付信号を伝送する。(3)制御部310は、受付信号を受信した場合、調整情報を記憶部320に記憶させ、アクティビティA190の処理に移行する。(4)制御部310は、非受付信号を受信した場合、アクティビティA260の処理に移行する。
【0047】
続いて、端末300における制御部310は、第1の画像列において表現される動きの変化を調整させるための情報である調整情報を情報処理装置200に送信する(アクティビティA190)。アクティビティA190では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、調整情報を記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、通信部350を介して、調整情報を情報処理装置200に送信する。
【0048】
図8は、調整情報を入力する際に使用するグラフエディタの一例を示す図である。グラフエディタ410には、折れ線グラフ411、設定領域412及びグラフ領域413が表示されている。折れ線グラフ411は、第1の画像データAと第2の画像データBとの間の変化の度合いを調整するためのグラフである。設定領域412は、動きの変化を調整後に出力される第2の画像列に含まれる画像データの数(画像数情報)を設定する領域である。グラフ領域413は、折れ線グラフ411の可変領域である。グラフ領域413は、下底を第1の画像データAとし、上底を第2の画像データBとする。すなわち、折れ線グラフ411は、下底に近いほど第1の画像データAの表現に近く、上底に近いほど第2の画像データBの表現に近い。
【0049】
折れ線グラフ411は、合計6点表示されている可動点をドラッグアンドドロップ操作することにより、形状を変化させることができる。
図8に示す例では、時間の経過とともに、第1の画像データAから第2の画像データBに向けて徐々に変化させる状態を示す。
【0050】
このように、調整情報は、グラフエディタ410を介して入力された情報である。このような態様によれば、視覚的に確認しながら動きの変化を調整することができる。また、ここでは、グラフエディタ410は、折れ線グラフを用いて調整情報を入力するエディタである。このような態様によれば、視覚的に確認しながら動きの変化をより容易に調整することができる。
【0051】
図5の説明に戻る。続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1の画像列において表現される動きの変化を調整させるための情報である調整情報を端末300から受信する(アクティビティA200)。アクティビティA200では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、調整情報を端末300から受信する。(2)制御部210は、調整情報を記憶部220に記憶させる。
【0052】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1の画像列と、入力された調整情報とに基づいて、第1の画像列に含まれる一部の中割画像データを削除する(アクティビティA210)。これをステップに換言すると、調整ステップでは、第1の画像列と、入力された調整情報とに基づいて、第1の画像列において表現される動きの変化を調整する。より具体的には、調整ステップでは、複数の中割画像データのうち一部の中割画像データを第1の画像列から削除することで、動きの変化を調整する。このような態様によれば、画像列のデータ容量を低減させて動きの変化を調整することができる。また、調整ステップでは、第2の画像列に含まれる画像データの数を示す情報である画像数情報に基づいて、第2の画像列に含まれる画像データの数を調整する。このような態様によれば、第2の画像列のフレームレートと、第2の画像列に含まれる画像データの数との兼ね合いにより、第2の画像列を短時間で速く変化させたり、比較的長い時間で緩やかに変化させたりすることができる。
【0053】
アクティビティA210では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、第1の画像列及び調整情報を記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、調整処理を実行し、第1の画像列に含まれる一部の中割画像データを削除する。(3)制御部210は、調整処理後の画像列(以下「第2の画像列」ともいう。)を記憶部220に記憶させる。
【0054】
図9は、第1の画像データ及び第2の画像データから、動きの変化を調整後の第2の画像列を生成する過程を示す図である。まず、第1の画像データA、及び第2の画像データBを準備する。続いて、第1の画像データAと第2の画像データBとの間に、中割画像データ1~10を生成する。続いて、中割画像データ2、5、8及び9を削除し、第2の画像列を生成する。
【0055】
図9の例では、第1の画像列のフレームレートを12fpsに設定したものとする。また、第2の画像列に含まれる画像データの数を8枚に設定したものとする。第2の画像列は、中割画像データ1から3に加速するように変化し、中割画像データ4から6に加速するように変化し、中割画像データ7から10にさらに加速するように変化する動作を示すことができる。
【0056】
ここで、第2の画像列のフレームレートを12fpsに設定した場合、第2の画像列の変化の速さは、第1の画像列の変化の速さを基準として、中割画像データが削除された部分については、当該部分を飛ばすことで加速するように変化する。また、第2の画像列のフレームレートを8fpsに設定した場合、第2の画像列の変化の速さは全体的に緩やかになり、中割画像データが削除された部分については、当該部分を飛ばすことで第1の画像列の変化の速さと同等になる。
【0057】
図5の説明に戻る。続いて、情報処理装置200における制御部210は、第2の画像列を端末300に送信する(アクティビティA220)。これをステップに換言すると、出力ステップでは、調整後の画像列である第2の画像列を出力する。アクティビティA220では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、第2の画像列を記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、通信部250を介して、第2の画像列を端末300に送信する。
【0058】
続いて、端末300における制御部310は、第2の画像列を情報処理装置200から受信する(アクティビティA230)。アクティビティA230では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部350は、第2の画像列を情報処理装置200から受信する。(2)制御部310は、第2の画像列を記憶部320に記憶させる。
【0059】
続いて、端末300における制御部310は、第2の画像列を表示部330に表示させる(アクティビティA240)。アクティビティA240では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、第2の画像列を記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、第2の画像列を表示部330に表示させる。
【0060】
図6の説明に移行する。続いて、端末300における制御部310は、第1の画像列において表現される動きの変化を調整させるための情報である調整情報を受け付ける(アクティビティA250)。制御部310は、調整情報を受け付けたと判定すると、アクティビティA190の処理に移行する(アクティビティA250のYES)。制御部310は、調整情報を受け付けなかったと判定すると、アクティビティA260の処理に移行する(アクティビティA250のNO)。アクティビティA250では、例えば、次の4段階の情報処理が実行される。(1)入力部340は、調整情報を受け付けた場合、通信バス360を介して制御部310に受付信号を伝送する。(2)入力部340は、調整情報を受け付けなかった場合、通信バス360を介して制御部310に非受付信号を伝送する。(3)制御部310は、受付信号を受信した場合、調整情報を記憶部320に記憶させ、アクティビティA190の処理に移行する。(4)制御部310は、非受付信号を受信した場合、アクティビティA260の処理に移行する。
【0061】
続いて、端末300における制御部310は、減色後の色数を含む設定情報を情報処理装置200に送信する(アクティビティA260)。本実施形態では、設定情報は、デフォルトで設定されていたものとする。アクティビティA260では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、設定情報を記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、通信部350を介して、設定情報を情報処理装置200に送信する。
【0062】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、設定情報を端末300から受信する(アクティビティA270)。アクティビティA270では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、設定情報を端末300から受信する。(2)制御部210は、設定情報を記憶部220に記憶させる。
【0063】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第2の画像列に含まれる各画像データについて、線画部分と塗り部分とに分離する(アクティビティA280)。これをステップに換言すると、分離ステップでは、線画部分と塗り部分とを画像データから分離する。アクティビティA280では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、第2の画像列、及び画像分離プログラムを記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、分離処理を実行し、第2の画像列に含まれる各画像データを線画部分と塗り部分とに分離する。(3)制御部210は、各画像データの線画部分及び塗り部分(以下単に「線画部分」「塗り部分」ともいう。)を記憶部220に記憶させる。
【0064】
図10は、アクティビティA280の処理を補足するための図である。画像データ510は、第2の画像列に含まれる各画像データのうち任意の1枚であるものとする。アクティビティA280では、画像データ510を線画部分520と塗り部分530とに分離する。
【0065】
図6の説明に戻る。続いて、情報処理装置200における制御部210は、塗り部分を減色処理する(アクティビティA290)。これをステップに換言すると、減色ステップでは、塗り部分における色(第3の画像データに含まれる色)をクラスタリング処理し、各クラスタに対応する色を示す減色後情報に応じて塗り部分(第3の画像データ)を減色する。ここで、各クラスタに対応する色は、各クラスタの最頻値を用いて決定される色である。クラスタリング処理におけるクラスタの数は、設定情報に含まれる減色後の色数に対応している。すなわち、減色ステップでは、設定された色数に応じて塗り部分(画像データ)を減色する。このような態様によれば、減色後の色数を任意に設定することができる。また、減色ステップでは、設定された色数に応じて、第1の減色後情報及び第2の減色後情報を生成する。ここで、第1の減色後情報及び第2の減色後情報は、双方ともに各クラスタに対応する色を示し、互いに同値である。
【0066】
アクティビティA290では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、設定情報及び塗り部分を記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、塗り部分における色をクラスタリング処理し、各クラスタに対応する色に応じて塗り部分を減色する。(3)制御部210は、減色後の塗り部分、及び、減色後の塗り部分における色の種類(以下「減色後情報」ともいう。)を記憶部220に記憶させる。
【0067】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、減色後の塗り部分、及び減色後の塗り部分における色の種類を端末300に送信する(アクティビティA300)。アクティビティA300では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、減色後の塗り部分及び第2の減色後情報を記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、通信部250を介して、減色後の塗り部分及び第2の減色後情報を端末300に送信する。
【0068】
続いて、端末300における制御部310は、減色後の塗り部分、及び減色後の塗り部分における色の種類を情報処理装置200から受信する(アクティビティA310)。アクティビティA310では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部350は、減色後の塗り部分及び第2の減色後情報を情報処理装置200から受信する。(2)制御部310は、減色後の塗り部分及び第2の減色後情報を記憶部320に記憶させる。
【0069】
続いて、端末300における制御部310は、減色後の塗り部分、及び減色後の塗り部分における色の種類を表示部330に表示させる(アクティビティA320)。これをステップに換言すると、減色ステップでは、設定された色数に応じて、減色後の塗り部分、及び第2の減色後情報を表示させる。アクティビティA320では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、減色後の塗り部分及び第2の減色後情報を記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、減色後の塗り部分及び第2の減色後情報を表示部330に表示させる。
【0070】
続いて、端末300における制御部310は、減色後の色の種類(第2の減色後情報)の変更操作を受け付ける(アクティビティA330)。制御部310は、変更操作を受け付けたと判定すると、アクティビティA340の処理に移行する(アクティビティA330のYES)。制御部310は、変更操作を受け付けなかったと判定すると、アクティビティA410の処理に移行する(アクティビティA330のNO)。アクティビティA330では、例えば、次の4段階の情報処理が実行される。(1)入力部340は、変更操作を受け付けた場合、通信バス360を介して制御部310に受付信号を伝送する。(2)入力部340は、変更操作を受け付けなかった場合、通信バス360を介して制御部310に非受付信号を伝送する。(3)制御部310は、受付信号を受信した場合、変更操作を記憶部320に記憶させ、アクティビティA340の処理に移行する。(4)制御部310は、非受付信号を受信した場合、アクティビティA410の処理に移行する。
【0071】
続いて、端末300における制御部310は、減色後の色の種類(第2の減色後情報)を変更させる変更情報を生成する(アクティビティA340)。アクティビティA340では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、変更操作を記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、生成処理を実行し、減色後の色の種類(第2の減色後情報)を変更させる変更情報を生成する。(3)制御部310は、変更情報を記憶部320に記憶させる。
【0072】
図11~
図14は、アクティビティA310からA340の処理を補足する図である。
図11では、アクティビティA310で受信したデータを読み込む前に表示されたパレット600を示す。パレット600には、色数領域610、減色方法領域620及び追加ボタン630が表示されている。色数領域610では、減色後の色数を設定可能である。減色方法領域620では、減色処理のアルゴリズムを設定可能であり、ここでは、本実施形態のアルゴリズム(最頻値を用いるクラスタリング処理)に設定されている。追加ボタン630は、減色後の色数を増やすためのボタンである。
【0073】
図12では、アクティビティA320の処理に移行して表示されたパレット600を示す。パレット600は、請求項における「第2の減色後情報」に相当する。パレット600には、色数領域610、減色方法領域620、追加ボタン630、色の種類640が表示されている。色の種類640には、それぞれ削除ボタン641が表示されている。削除ボタン641は、その色を削除するためのボタンである。色の種類640における各色は、最頻値を用いるクラスタリング処理により抽出された色である。
【0074】
図13では、アクティビティA330の処理に移行し、色の種類640に表示されていた各色のうち3色の削除ボタン641がクリックされ、減色後の色数が15色となった状態を示す。減色ステップでは、減色後の色から任意の色が削除された場合、削除された色を塗り部分からさらに減色させる。
【0075】
図14(A)では、
図13において追加ボタン630がクリックされ、色642が追加された状態を示す。そして、色642を選択すると、
図14(B)に示すように、色設定ボックス650が表示される。色設定ボックス650には、領域651、領域652及び領域653が表示されている。色642は、領域651における任意の色、領域652におけるスライダーの操作、領域653における数値の入力により、対応する色が設定される。減色ステップでは、減色後の色に任意の色が追加された場合、追加された色を塗り部分に追加する。
【0076】
ここで、第1の減色後情報は、情報処理装置200における記憶部220に保持されている。よって、第1の減色後情報が変更されることはなく、各クラスタに対応する色を維持させることができる。
【0077】
図6の説明に戻る。続いて、端末300における制御部310は、減色後の色の種類(第2の減色後情報)を変更させる変更情報を情報処理装置200に送信する(アクティビティA350)。アクティビティA350では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、変更情報を記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、通信部350を介して、変更情報を情報処理装置200に送信する。
【0078】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、減色後の色の種類(第2の減色後情報)を変更させる変更情報を端末300から受信する(アクティビティA360)。アクティビティA360では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、変更情報を端末300から受信する。(2)制御部210は、変更情報を記憶部220に記憶させる。
【0079】
図7の説明に移行する。続いて、情報処理装置200における制御部210は、変更情報に含まれる減色後の色の種類を塗り部分に反映させる(アクティビティA370)。これをステップに換言すると、減色ステップでは、第2の減色後情報が変更された場合、当該変更後における第2の減色後情報を塗り部分(画像データ)に反映させる。アクティビティA370では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、減色後の塗り部分及び変更情報を記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、反映処理を実行し、変更情報に含まれる減色後の色の種類を塗り部分に反映させる。(3)制御部210は、反映処理後の塗り部分(以下「反映塗り部分」ともいう。)を記憶部220に記憶させる。このような態様によれば、第1の減色後情報において各クラスタを維持させつつ、第2の減色後情報を変更させて当該各クラスタに対応する色を変更することができる。
【0080】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、反映処理後の塗り部分を端末300に送信する(アクティビティA380)。アクティビティA380では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、反映塗り部分を記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、通信部250を介して、反映塗り部分を端末300に送信する。
【0081】
続いて、端末300における制御部310は、反映処理後の塗り部分を情報処理装置200から受信する(アクティビティA390)。アクティビティA390では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部350は、反映塗り部分を情報処理装置200から受信する。(2)制御部310は、反映塗り部分を記憶部320に記憶させる。
【0082】
続いて、端末300における制御部310は、減色後の色の種類(第2の減色後情報)の変更操作を受け付ける(アクティビティA400)。制御部310は、変更操作を受け付けたと判定すると、アクティビティA340の処理に移行する(アクティビティA400のYES)。制御部310は、変更操作を受け付けなかったと判定すると、アクティビティA410の処理に移行する(アクティビティA400のNO)。アクティビティA400では、例えば、次の4段階の情報処理が実行される。(1)入力部340は、変更操作を受け付けた場合、通信バス360を介して制御部310に受付信号を伝送する。(2)入力部340は、変更操作を受け付けなかった場合、通信バス360を介して制御部310に非受付信号を伝送する。(3)制御部310は、受付信号を受信した場合、変更操作を記憶部320に記憶させ、アクティビティA340の処理に移行する。(4)制御部310は、非受付信号を受信した場合、アクティビティA410の処理に移行する。
【0083】
続いて、端末300における制御部310は、減色処理を終了させる信号である終了信号を情報処理装置200に送信する(アクティビティA410)。終了信号は、例えば、パレット600において終了操作が実行されることにより生成される。アクティビティA410では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、終了信号を記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、通信部350を介して、終了信号を情報処理装置200に送信する。
【0084】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、減色処理を終了させる信号である終了信号を端末300から受信する(アクティビティA420)。アクティビティA420では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、終了信号を端末300から受信する。(2)制御部210は、終了信号を記憶部220に記憶させる。
【0085】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第2の画像列に含まれる各画像データの線画部分と、当該各画像データの反映処理後の塗り部分とを統合する(アクティビティA430)。これをステップに換言すると、統合ステップでは、線画部分と、減色後の塗り部分とを統合する。アクティビティA430では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、線画部分及び反映塗り部分を記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、統合ステップを実行し、線画部分と、反映塗り部分とを統合する。(3)制御部210は、統合後の画像データ(以下「第4の画像データ」ともいう。)を記憶部220に記憶させる。
【0086】
図15は、アクティビティA430の処理を補足する図である。アクティビティA430では、線画部分520と、減色後の塗り部分540とを統合して統合画像データ550(第4の画像データ)を生成する。線画部分520、減色後の塗り部分540及び統合画像データ550は、各画像データのうち任意の1枚であるものとする。アクティビティA430では、第2の画像列における各画像データの線画部分520及び減色後の塗り部分540をそれぞれ統合し、それぞれの統合画像データ550を画像列とした統合後の画像列を生成する。
【0087】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、統合後の画像列を端末300に送信する(アクティビティA440)。これをステップに換言すると、出力ステップでは、減色後の画像データである第4の画像データを出力する。アクティビティA440では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、統合後の画像列を記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、通信部250を介して、統合後の画像列を端末300に送信する。
【0088】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第2の画像列に関するデータ、及び第4の画像データに関するデータを記憶部220から削除する(アクティビティA450)。これをステップに換言すると、削除ステップでは、第2の画像列が確定された場合に、第2の画像列に関するデータを記憶部から削除する。このような態様によれば、動きの変化を確定させた画像列に関する情報を保護することができる。また、削除ステップでは、第4の画像データが確定された場合に、第4の画像データに関するデータを記憶部から削除する。このような態様によれば、減色処理後の画像データに関する情報を保護することができる。
【0089】
アクティビティA450では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、第2の画像列に関するデータ、及び第4の画像データに関するデータを記憶部220から読み出す。(2)制御部210は、削除処理を実行し、第2の画像列に関するデータ、及び第4の画像データに関するデータを記憶部220から削除する。
【0090】
続いて、端末300における制御部310は、統合後の画像列を情報処理装置200から受信する(アクティビティA460)。アクティビティA460では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部350は、統合後の画像列を情報処理装置200から受信する。(2)制御部310は、統合後の画像列を記憶部320に記憶させる。
【0091】
続いて、端末300における制御部310は、統合後の画像列を表示部330に表示させる(アクティビティA470)。アクティビティA470では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、統合後の画像列を記憶部320から読み出す。(2)制御部310は、統合後の画像列を表示部330に表示させる。
【0092】
図16及び
図17は、本実施形態の手法により減色処理を行った画像データと、従来の手法により減色処理を行った画像データとの比較を示す図である。元画像700は、減色処理前の画像データである。比較例データ710は、従来の手法(k平均法)により減色処理を行った画像データである。比較例データ720は、従来の別の手法(DBSCAN)により減色処理を行った画像データである。実施例データ730は、本実施形態の手法により減色処理を行った画像データである。
【0093】
ここで、
図16における領域740を拡大した
図17を確認すると、比較例データ710及び比較例データ720には、それぞれ色ノイズが生じた。一方、実施例データ730には、元画像700と同様に、色ノイズは生じなかった。これにより、本実施形態の減色処理は、減色処理後における色の再現性を従来よりも向上させることが可能であることが分かった。
【0094】
本実施形態の情報処理方法によれば、生成された画像列において表現される動きの変化を調整することができる。また、本実施形態の情報処理方法によれば、減色処理後における色の再現性を従来よりも向上させることができる。さらに、簡単な構成のため、節約されたリソースを他の中核機能に使用することができる。
【0095】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0096】
4.変形例
第4節では、本実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、適宜組み合わせることができる。
【0097】
本実施形態の態様は、プログラムであってもよい。このプログラムは、本実施形態の情報処理方法における各ステップをコンピュータに実行させるように構成される。
【0098】
制御部210は、各種データ及び各種情報について記憶部220に書き出し処理(記憶処理)及び読み出し処理をしているが、これに限られず、例えば、制御部210内のレジスタやキャッシュメモリ等を使用して、各アクティビティの情報処理を実行してもよい。
【0099】
本実施形態では、第2の画像データを1枚であるものとして説明したが、これに限定されることはない。第2の画像データは、2枚以上であってもよい。この場合、第1の画像データと、それぞれの第2の画像データとの間に、それぞれ中割画像データが生成される。
【0100】
図18は、状態情報の例であるプロンプトを説明する図である。
図18(A)は、プロンプトの入力ボックスを示す図である。
図18(B)は、プロンプトに対応するグラフエディタの一例を示す図である。
【0101】
状態情報をプロンプトとした場合、アクティビティA110において、入力ボックス420に任意のプロンプトが入力される。ここでは、「Angry」と入力されたものとする。その後、アクティビティA180において、グラフエディタ430が表示される。グラフエディタ430には、折れ線グラフ431、設定領域432及びグラフ領域433が表示されている。
【0102】
折れ線グラフ431は、第1の画像データAとAngryとの間の変化の度合いを調整するためのグラフである。設定領域432は、動きの変化を調整後に出力される第2の画像列に含まれる画像データの数(画像数情報)を設定する領域である。グラフ領域433は、折れ線グラフ431の可変領域である。グラフ領域433は、下底を第1の画像データAとし、上底をAngryとする。すなわち、折れ線グラフ411は、下底に近いほど第1の画像データAの表現に近く、上底に近いほどAngryの表現に近い。
【0103】
図18の例では、第1の画像データAを通常の表情を示す画像であるとした場合、時間の経過とともに、怒りの表情に徐々に変化させる状態を示す。ここで、プロンプトの種類は、自然言語であれば特に限定されることはない。よって、例えば、悲しみを示す「sorrow」、喜びを示す「joy」であってもよく、英語以外の自然言語であってもよい。
【0104】
図19は、グラフエディタにおける折れ線グラフの設定例を示す図である。グラフエディタ440には、折れ線グラフ441、設定領域442及びグラフ領域443が表示されている。折れ線グラフ441は、第1の画像データAから第2の画像データB近傍まで急激に変化し、その後第2の画像データB近傍から第1の画像データA近傍に急激に変化し、その後第1の画像データA近傍から徐々に第2の画像データB側に変化し、その後第2の画像データB側から第1の画像データA側に変化させる状態を示す。このように、調整情報は、第1の画像データから状態情報に向けて変化する動き、及び、状態情報から第1の画像データに向けて変化する動きを調整させるための情報であってもよい。このような態様によれば、例えば瞬きや口パクのように、繰り返しを要する動きの変化を調整することができる。
【0105】
アクティビティA350において生成された変更情報に含まれる変更後における色の種類は、第3の画像データ又は第4の画像データとは別の画像データにも適用可能であってもよい。この場合、変更後における色の種類は、情報処理装置200における記憶部220に記憶されてもよく、端末300における記憶部320に記憶されてもよく、外付けのハードディスクドライブに記憶されてもよい。このような態様によれば、減色後の色として設定した色の種類を別の画像にも適用することができる。
【0106】
本実施形態では、減色後情報を第1の減色後情報及び第2の減色後情報として説明したが、これに限定されることはない。減色ステップでは、設定された色数に応じて減色後情報を表示させてもよい。減色ステップでは、減色後情報が変更された場合、当該変更後における減色後情報を塗り部分(画像データ)に反映させてもよい。このような態様によれば、減色後の色を任意に変更することができる。
【0107】
本実施形態では、調整情報は、折れ線グラフを操作することにより入力される例を示したが、これに限定されることはない。例えば、棒グラフや円グラフを操作することにより入力されてもよく、グラフ以外、例えば所定のインデックスを入力操作することにより入力されてもよい。
【0108】
アクティビティA110からA250と、アクティビティA260からA470とは、それぞれ独立して実行されてもよい。この場合、アクティビティA260では、着彩済みの画像データが情報処理装置200に送信され、アクティビティA270において、着彩済みの画像データが受信されてもよい。これをステップに換言すると、取得ステップでは、着彩済みの画像データである第3の画像データを取得する。
【0109】
本実施形態では、情報処理装置200と端末300との間で本実施形態の情報処理方法が実行されるものとして説明したが、これに限定されることはない。例えば、本実施形態のプログラムが端末300にインストールされた場合、端末300単体で本実施形態の情報処理方法を実行してもよい。
【0110】
本実施形態では、情報処理装置200における制御部210、及び端末300における制御部310の一例として、CPUを例に挙げたが、これに限定されることはない。制御部210及び制御部310は、それぞれ、CPU、グラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit:GPU)、ニューラルプロセッシングユニット(Neural Processing Unit:NPU)、テンソルプロセッシングユニット(Tensor Processing Unit:TPU)であってもよく、これらのプロセッサの組み合わせであってもよい。すなわち、制御部210及び制御部310は、上記プロセッサのうち1以上のプロセッサのことを示し、これらのプロセッサを協働させて本実施形態の情報処理方法を実行してもよい。
【0111】
5.その他
次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0112】
(1)情報処理方法であって、取得ステップと、減色ステップと、出力ステップとを備え、前記取得ステップでは、着彩済みの画像データである第3の画像データを取得し、前記減色ステップでは、前記第3の画像データに含まれる色をクラスタリング処理し、各クラスタに対応する色を示す減色後情報に応じて前記第3の画像データを減色し、前記各クラスタに対応する色は、前記各クラスタの最頻値を用いて決定される色であり、前記出力ステップでは、減色後の画像データである第4の画像データを出力する、情報処理方法。
【0113】
このような態様によれば、減色処理後における色の再現性を従来よりも向上させることができる。また、簡単な構成のため、節約されたリソースを他の中核機能に使用することができる。
【0114】
(2)上記(1)に記載の情報処理方法において、前記減色ステップでは、設定された色数に応じて前記画像データを減色する、情報処理方法。
【0115】
このような態様によれば、減色後の色数を任意に設定することができる。
【0116】
(3)上記(1)又は(2)に記載の情報処理方法において、前記減色ステップでは、設定された色数に応じて前記減色後情報を表示させ、前記減色ステップでは、前記減色後情報が変更された場合、該変更後における前記減色後情報を前記画像データに反映させる、情報処理方法。
【0117】
このような態様によれば、減色後の色を任意に変更することができる。
【0118】
(4)上記(3)に記載の情報処理方法において、前記減色ステップでは、前記設定された色数に応じて、第1の前記減色後情報及び第2の前記減色後情報を生成し、前記減色ステップでは、前記第2の減色後情報を表示させ、前記減色ステップでは、前記第2の減色後情報が変更された場合、該変更後における前記第2の減色後情報を前記画像データに反映させる、情報処理方法。
【0119】
このような態様によれば、第1の減色後情報において各クラスタを維持させつつ、第2の減色後情報を変更させて当該各クラスタに対応する色を変更することができる。
【0120】
(5)上記(3)又は(4)に記載の情報処理方法において、前記変更後における色の種類は、前記第3の画像データ又は前記第4の画像データとは別の画像データにも適用可能である、情報処理方法。
【0121】
このような態様によれば、減色後の色として設定した色の種類を別の画像にも適用することができる。
【0122】
(6)上記(1)から(5)までの何れか1つに記載の情報処理方法において、さらに、削除ステップを備え、前記削除ステップでは、前記第4の画像データが確定された場合に、前記第4の画像データに関するデータを記憶部から削除する、情報処理方法。
【0123】
このような態様によれば、減色処理後の画像データに関する情報を保護することができる。
【0124】
(7)情報処理システムであって、制御部を備え、前記制御部は、上記(1)から(6)までの何れか1つに記載の情報処理方法における各ステップを実行するように構成される、情報処理システム。
【0125】
このような態様によれば、減色処理後における色の再現性を従来よりも向上させることができる。また、簡単な構成のため、節約されたリソースを他の中核機能に使用することができる。
【0126】
(8)プログラムであって、上記(1)から(6)までの何れか1つに記載の情報処理方法における各ステップをコンピュータに実行させるように構成される、プログラム。
【0127】
このような態様によれば、減色処理後における色の再現性を従来よりも向上させることができる。また、簡単な構成のため、節約されたリソースを他の中核機能に使用することができる。
もちろん、この限りではない。
【符号の説明】
【0128】
1 :中割画像データ
2 :中割画像データ
3 :中割画像データ
4 :中割画像データ
5 :中割画像データ
6 :中割画像データ
7 :中割画像データ
8 :中割画像データ
9 :中割画像データ
10 :中割画像データ
100 :情報処理システム
200 :情報処理装置
210 :制御部
211 :取得部
212 :生成部
213 :調整部
214 :出力部
215 :削除部
216 :分離部
217 :減色部
218 :統合部
220 :記憶部
250 :通信部
260 :通信バス
300 :端末
310 :制御部
320 :記憶部
330 :表示部
340 :入力部
350 :通信部
360 :通信バス
410 :グラフエディタ
411 :折れ線グラフ
412 :設定領域
413 :グラフ領域
420 :入力ボックス
430 :グラフエディタ
431 :折れ線グラフ
432 :設定領域
433 :グラフ領域
440 :グラフエディタ
441 :折れ線グラフ
442 :設定領域
443 :グラフ領域
510 :画像データ
520 :線画部分
530 :塗り部分
540 :塗り部分
550 :統合画像データ
600 :パレット
610 :色数領域
620 :減色方法領域
630 :追加ボタン
640 :種類
641 :削除ボタン
642 :色
650 :色設定ボックス
651 :領域
652 :領域
653 :領域
700 :元画像
710 :比較例データ
720 :比較例データ
730 :実施例データ
740 :領域
A :第1の画像データ
B :第2の画像データ
【要約】
【課題】減色処理後における色の再現性を従来よりも向上可能な情報処理方法、情報処理システム及びプログラム等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理方法であって、取得ステップと、減色ステップと、出力ステップとを備え、取得ステップでは、着彩済みの画像データである第3の画像データを取得し、減色ステップでは、第3の画像データに含まれる色をクラスタリング処理し、各クラスタに対応する色を示す減色後情報に応じて第3の画像データを減色し、各クラスタに対応する色は、各クラスタの最頻値を用いて決定される色であり、出力ステップでは、減色後の画像データである第4の画像データを出力する、情報処理方法が提供される。
【選択図】
図1