(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-06
(45)【発行日】2024-12-16
(54)【発明の名称】アクセス通路付きハウジング
(51)【国際特許分類】
H05K 5/02 20060101AFI20241209BHJP
E04H 9/14 20060101ALI20241209BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20241209BHJP
H04R 1/00 20060101ALI20241209BHJP
H04R 1/02 20060101ALI20241209BHJP
【FI】
H05K5/02 L
E04H9/14 Z
H04M1/02 G
H04R1/00 321
H04R1/02 108
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019210996
(22)【出願日】2019-11-22
【審査請求日】2022-09-13
(32)【優先日】2018-11-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】502208205
【氏名又は名称】アクシス アーベー
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ローリック, デーヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】クラル, パーヴェル
【審査官】鹿野 博司
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-057917(JP,A)
【文献】国際公開第2015/056443(WO,A1)
【文献】特開2007-143079(JP,A)
【文献】特開2007-116620(JP,A)
【文献】特開2004-187229(JP,A)
【文献】特開2004-129113(JP,A)
【文献】実開平03-115485(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 5/02
E04H 9/14
H04M 1/02
H04R 1/00
H04R 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイス(2)用のハウジング
(1)であって、前記ハウジング(1)は外部と内部を有し、前記ハウジング(1)は、さらに、前記ハウジング(1)の前記外部から前記ハウジング(1)内の前記デバイス(2)の部品(6)にアクセスするためのアクセス通路(5)を有し、
前記アクセス通路(5)は、
外方開口部(4)と、
前記ハウジング(1)内において、前記外方開口部(4)の下方に配置された内部排水路(7)と、を備え、
前記外方開口部(4)は、前記ハウジング(1)の前記外部から内側に延びる複数の垂直側壁(9)を有し、
各側壁(9)は、側壁(9)の底部の、前記排水路(7)に近い底部幅(W
B)と、側壁(9)の頂部の、前記底部幅(W
B)よりも狭い頂部幅(W
T)と、を有し、
前記複数の側壁(9)は、液体が前記排水路(7)に向けてガイドされるように、前記アクセス通路(5)に入る前記液体のためのガイド面を提供する、
前記部品(6)が前記外方開口部(4)の上方に配置されている、
ハウジング。
【請求項2】
前記排水路(7)の断面が前記外方開口部(4)の断面よりも小さい、請求項1に記載のハウジング。
【請求項3】
前記液体を前記外方開口部(4)から前記排水路(7)へガイドするように配置されたガイド溝(10)を、さらに備える、請求項1または2に記載のハウジング。
【請求項4】
前記ガイド溝(10)の断面が、前記外方開口部(4)の断面よりも小さく、前記排水路(7)の断面よりも大きい、請求項3に記載のハウジング。
【請求項5】
前記排水路(7)の断面は長方形である、請求項1から4のいずれか一項に記載のハウジング。
【請求項6】
各側壁(9)が、くさび形状の壁部によって提供されている、請求項1から5のいずれか一項に記載のハウジング。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載のハウジング(1)と、
前記ハウジング(1)内に配置された部品(6)と、を備えたデバイスであって、
前記部品(6)は、前記アクセス通路(5)を介してアクセス可能である、デバイス。
【請求項8】
前記部品(6)は、入力部品または出力部品である、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
前記入力部品がマイクロホン(6)である、請求項8に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイス用のハウジングに関する。より具体的には、ハウジングの外部からハウジング内のデバイスの部品へのアクセス通路を有するハウジングに関する。
【背景技術】
【0002】
様々なデバイス、特に電子デバイスには、デバイスの部品を含むハウジングが設けられている。そのようなハウジングは、いくつかの目的を果たし得る。ハウジングは、デバイスの部品をデバイスの周囲の環境から保護し得る。ハウジングは、デバイスが屋外で配置または使用される場合に特に重要である。ハウジングはまた、デバイスの部品に関連する可能性のある危険から、例えば、感電からユーザーを保護したり、可動部品の傷害からデバイスのユーザーを保護したりすることができる。ハウジングはまた、デバイスに快適な外観を与える、美的な目的を果たしてもよい。これらすべてのニーズのバランスを取ることは、デバイスとそのハウジングを設計する際に困難な作業である。
【0003】
一部のデバイスでは、外部からデバイスの1つ以上の部品にアクセスする必要があると同時に、一方でデバイス周辺の環境から部品を適切に保護する必要がある。例えば、ドアステーションは、多くの場合、建物のドアの外に取り付けられており、訪問者の立ち入りを許可すべきかどうかを決定するために、建物に入りたい人と建物の内側の人との間の通信を可能にする。このようなドアステーションは、訪問者が建物内の人と話をできるようにするためのマイクロホンを含み得る。マイクロホンは、ハウジングの外からの音波によってアクセス可能である必要がある。これは、ハウジングの外部にマイクロホンを配置するか、または、マイクロホンの前方のハウジングに大きな開口部を提供することによって達成することができる。しかしながら、マイクロホンは、汚損を含む外部要素からも保護される必要がある。これは、ハウジング内にマイクロホンを配置し、大きな開口部を有さないハウジングを使用することによって達成することができる。これらの要求を調整することは、ドアステーションの設計者にとっての課題である。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、上述した課題を解決することである。
【0005】
具体例な目的は、アクセス可能である必要があり、しかも外部からの有害な影響から保護する必要のある部品を含むデバイスのためのハウジングを提供することである。
【0006】
また、ハウジングに入る液体がデバイスの部品にダメージを与えず、しかもハウジングから排水されることを保証するハウジングを提供することも目的とする。
【0007】
別の目的は、デバイスの部品へのアクセスが可能で、しかもその部品が保護されることを保証するハウジングを有するデバイスを提供することである。
【0008】
さらに別の目的は、デバイスに入る液体の蓄積から保護されるデバイスを提供することにある。その上さらに別の目的は、デバイスに入る液体によって外部からのデバイスの部品との相互作用が妨げられないようにするデバイスを提供することである。
【0009】
第1の態様によれば、これらおよび他の目的は、完全にまたは少なくとも部分的に、デバイス用のハウジングによって、達成される。ハウジングは外部と内部を有し、ハウジングは、さらに、ハウジングの外部からハウジング内のデバイスの部品にアクセスするためのアクセス通路を有し、アクセス通路は、外方開口部と、ハウジング内において、外方開口部の下方に配置された内部排水路と、を備え、外方開口部は、概して、ハウジングの外部から内側に延びる複数の垂直側壁を有し、各側壁は、側壁の底部の、排水路に近い底部幅と、側壁の頂部の、底部幅よりも狭い頂部幅と、を有し、複数の垂直側壁は、液体が排水路に向けてガイドされるように、アクセス通路に入る液体のためのガイド面を提供する。このようなハウジングは、部品へのアクセスを可能にしながら、水および外部のための他の影響からハウジング内のデバイスの部品を保護することを可能にする。側壁の形状によって、外方開口部を通ってハウジングに入る水は、排水路に向かって内側および下向きに確実にガイドされる。
【0010】
本明細書で使用される場合、「アクセス」という用語は、様々な種類の非接触性の(intangible)物理的アクセスを含む。アクセスの例としては、マイクロホンの形態の部品への音波アクセス、あるいはポケットベルまたはスピーカーによって放出される音のようなオーディオアクセス、または、光センサの形態の部品に当たる光、あるいは光源の形態の部品によって放出される光のような光アクセスがある。しかしながら、本明細書で使用される場合、「アクセス」は、ねじの形態の部品へのねじドライバによるアクセスなどの接触性の(tangible)アクセスを含むことを意図しない。さらに、「アクセス」には、非物理的な論理アクセスは含まれない。にもかかわらず、非接触性の物理的アクセスが可能である限り、部品への接触性のまたは非物理的なアクセスが、本発明の範囲内で許容される。
【0011】
いくつかの実施形態では、排水路の断面は、外方開口部の断面よりも小さい。断面が減少すると、水が排水路に向かって正しい方向に移動する可能性が高くなる。表面張力と重力が共に作用して、水を外方開口部から遠ざける。
【0012】
ハウジングは、液体を外方開口部から排水路へガイドするように配置されたガイド溝を、さらに備えてもよい。これにより、排水路が外方開口部の直下に配置されていない場合であっても、液体を排水路に導くことが可能となる。
【0013】
さらに、ガイド溝の断面が、外方開口部の断面よりも小さく、排水路の断面よりも大きいようにしてもよい。この場合、断面を連続的に減少させることによって、液体は排水路に向かって排水される。
【0014】
いくつかの実施形態では、排水路の断面は長方形である。これによって、気泡が排水路をふさぐリスクが低減され、液体の排水が改善される。
【0015】
各側壁が、くさび形状の壁部によって提供されてもよい。これは、側壁の所望の形状を提供する実用的な方法である。
【0016】
第2の態様によれば、上記目的は、完全にまたは少なくとも部分的に以下のデバイス、すなわち、第1の態様によるハウジングと、ハウジング内に配置された部品とを備えたデバイスであって、部品は、アクセス通路を介してアクセス可能である、デバイスによって達成される。このようなデバイスでは、部品はハウジング内で十分に保護され、一方、その使用に必要な程度においてアクセス可能である。ハウジングに入る任意の水やその他の液体は、ハウジングから安全に排水され、液体が外方開口部をふさぐリスクが低減される。
【0017】
部品は、入力部品または出力部品であってもよい。
【0018】
いくつかの実施形態では、入力部品は、マイクロホンである。マイクロホンは、雨や汚損などから保護する必要があり、また、デバイスの外部から音波によってアクセス可能である必要がある。第1の態様によるハウジングを有するデバイスを装備することによって、これらの要求は両方とも満たされ得る。
【0019】
部品が外方開口部の上方に配置されてもよい。この方法によって、外方開口部に入る液体が排水路を介してハウジングからすぐに排水されない場合であっても 、部品が液体によって悪影響を受けるリスクが低減される。
【0020】
本発明のさらなる適用範囲は、以下に示す詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、この詳細な説明から本発明の範囲内の様々な変更および修正が当業者に明らかとなるため、詳細な説明および具体例は、本発明の好適な実施形態を示す一方で、単なる例示であることを理解されたい。
【0021】
そのため、そのようなデバイスおよび方法は変わり得るので、本発明は、説明されるデバイスの特定の構成部品、または説明される方法のステップに限定されないことを理解されたい。また、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、限定するものでないことも理解されたい。本明細書および添付の特許請求の範囲において使用されるように、冠詞「1つの(「a」、「an」)」、および「前記(「the」、「said」)」は、文脈が別段に明白に規定しない限り、要素が1つまたは複数あることを意味していると意図されることに留意されたい。したがって、例えば、「オブジェクト(a object)」または「前記オブジェクト(the object)」への言及は、いくつかのオブジェクト等を含み得る。さらに、「含む(comprising」)という用語は、他の要素またはステップを除外しない。
【0022】
本発明を、実施例によって、および添付の概略的な図面を参照して、より詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の実施形態に係るハウジングを有するドアステーションの正面図である。
【
図3】
図2のハウジング部分の拡大断面図であり、ハウジング内のデバイスの一部を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、ハウジング1を示す。例示において、ハウジング1はドアステーションのハウジングである。ドアステーションは全般的に参照番号2によって示され、ドアステーション2の一部の部品のみがここで議論される。
【0025】
ドアステーション2は、ドアステーション2が使用される建物内の人との通信を開始するための多数のボタン3を有する。さらに、ドアステーション2は外方(outer)開口部4を有する。
図3に示されるように、外方開口部4はアクセス通路5の一部であり、アクセス通路5を介してドアステーション2のハウジング1内のマイクロホン6にアクセス可能である。これによって、音は、ドアステーション2の外部からマイクロホン6に到達することができる。
【0026】
ドアステーション2が屋外に取り付けられている場合、ドアステーション2の上に雨や雪が降る恐れがあり、したがって水が外方開口部4に入る恐れがある。ドアステーション2が屋内に取り付けられている場合であっても、例えば、濡れた布やスポンジでハウジングを洗浄した場合に、外方開口部4に水が入る恐れがあることに留意されたい。以下では、ハウジングに入る水について議論するが、当業者は、ハウジングに入る他の液体についても等しく関連し得ることを理解するであろう。
【0027】
水および他の液体は、ハウジング1内の部品に有害であり得るため、ハウジング1内での蓄積を避けることは重要である。水が蓄積しないようにするために、アクセス通路5には、外方開口部4からハウジング1の底部8を通って下方に延びる内部排水路7が設けられている。さらに、ハウジング1に入る水の量が少なくても、水が適切に排水されない限り、外方開口部4に水滴が滞ってしまう恐れがある。水が外方開口部に留まる場合、水は、ドアステーション2の外からの音がマイクロホン6に到達できないように、アクセス通路5を塞ぎ、それによって通信を困難にする可能性がある。
【0028】
図2に部分的に見られるように、また、
図3でより明確に見られるように、外方開口部4は、ハウジング1の外部からハウジング1の内部に延びる複数の垂直側壁(vertical sidewalls)9を有する。このような側壁9は図面には1つしか示されていないが、本実施形態では、アクセス通路5は、側壁9が外方開口部4の両側の内側に形成されるように、概して対称である。側壁9は、側壁9の底部の底部幅W
B、すなわち排水路7に近い底部幅W
Bよりも狭い、側壁9の頂部の頂部幅W
Tを有するように、テーパ状である。側壁9は、外方開口部4の周囲の壁のくさび形状の部分として記述されてもよい。
【0029】
側壁9は、アクセス通路5に入る水および他の液体に対するガイド面を提供する。水滴が外方開口部4に入ると、表面張力および重力は、側壁の形状と組み合わさって、排水路7に向かって水を下方に導く。これによって、水が外方開口部4をふさぐことを回避できる。それによって、ドアステーション2の外部からの音がマイクロホン6に確実に到達できる。側壁9の頂部では、外方開口部4に付着した水は、重力などの力が作用すると容易に壊れやすい薄い層を形成する可能性が高い。さらに、側壁9が底部において広いほど、より厚い水の層がそこに形成され、外方開口部4に付着した任意の水を下方に引きずり、側壁9の頂部の表面張力を克服することができる。
【0030】
外方開口部4の側壁9の下方には、ガイド溝10が形成されている。ガイド溝10は、水を側壁9から離れて排水路7に向かってガイドするように意図されている。ガイド性能を高めるために、ガイド溝10は、外方開口部4の断面よりも小さい断面を有する。このようにして、表面張力および重力は、水を外方開口部4から排水路7に向けて引き離す。
【0031】
同様に、ガイド溝10から排水路7に水がガイドされることを確実にするために、排水路7の断面は、ガイド溝10の断面よりも小さい。排水路7は、断面において、長方形、または好ましくは正方形である。これによって、気泡が排水路7の断面全体をふさぐ恐れが低減される。気泡が丸く、それによって長方形断面全体を埋めないため、液体は依然として長方形断面の角を介して排出し、気泡の周りを通過し得る。これによって、排水路7の排水能力が向上される。
【0032】
マイクロホン6は、外方開口部4の上方に配置されている。これによって、外方開口部4に予想外の多量の水が入り、その結果、排水に時間がかかり、アクセス通路5に水が一時的に蓄積するような場合にも、マイクロホン6は十分に保護され得る。
【0033】
外方開口部4、側壁9、ガイド溝10、および排水路7の表面は、非疎水性材料から形成されていることが好ましい。非疎水性材料の使用は、水が排水路7に入り、ハウジング1から排水される傾向を増加させる。加えて、疎水性材料は高価であり得るし、外方開口部4、側壁9、ガイド溝10、および排水路7の構成は、疎水性材料を不要にし、または、望ましくないものにさえする。
【0034】
当業者は、上記の実施形態を多くの方法で変更し、また、上記の実施形態に示されるような本発明の利点を依然として利用することができる、ことが理解されよう。一例として、示されている実施形態では、外方開口部は長方形断面を有するが、代わりに、例えば円形であってもよい。このような場合、側壁の形状を、外方開口部の断面形状に適合させる必要がある。
【0035】
側壁は垂直であると記載したが、当業者は、厳密に垂直である必要はなく、水滴が側壁に沿って下方に流れるほどの垂直であれば十分であることを理解するであろう。
【0036】
ハウジングは、ガイド溝なしで形成されてもよい。このような変形においては、排水路は、外方開口部の側壁の直下に配置される。
【0037】
図に示す例では、排水路は正方形の断面を有する。排水路は、他の長方形の断面、または気泡の可能な存在下であっても液体の排水を可能にする他の非円形の断面を有し得る。断面は、例えば、多角形、または、概して円形であってもよいが、円形の場合には、気泡によって妨げられずに液体が排水できるように、排水路の長さに沿って長方形の小部分(sub-portion)を有してもよい。
【0038】
上記の説明は、主に、アクセス可能なマイクロホンを保護する必要がある、ドアステーションに向けられた。ドアステーションでは、マイクロホンは水から保護され、水がアクセス通路をふさがないことが保証される。ただし、同じ解決法を他の部品や他のデバイスにも適用できる。たとえば、部品は、光によってアクセスされによって必要がある光センサ、赤外線によってアクセスされる必要があるPIR検出器、可視光または赤外線によってアクセスされる必要があるイメージセンサーなど、別の入力デバイス(入力部品)であってもよい。また、部品は、ハウジングの外に発光する必要がある光源や、ハウジングの外に音を伝達する必要がある音を発する部品などの出力デバイス(出力部品)であってもよい。
【0039】
デバイスは、湿気、雨、雪、太陽光、汚損などの有害な影響を受ける恐れがある位置で使用または取り付けが可能でなければならないあらゆる種類のデバイスであってもよい。デバイスは、例えば、監視カメラ、スピーカー、物理アクセスコントローラ、カードリーダー、照明器具、または信号機であってもよい。
【0040】
複数の部品を同一の外方開口部の内部に配置できる。さらに、デバイスは、それぞれが別々の外方開口部の内部に配置されている2つ以上の部品を有していてもよい。
【0041】
したがって、本発明は、示された実施形態に限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲によってのみ定義されるべきである。