(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-06
(45)【発行日】2024-12-16
(54)【発明の名称】ライティング装置統合制御方法及びライティング装置
(51)【国際特許分類】
H05B 47/165 20200101AFI20241209BHJP
H05B 47/105 20200101ALI20241209BHJP
H05B 47/16 20200101ALI20241209BHJP
H05B 47/155 20200101ALI20241209BHJP
H05B 47/19 20200101ALI20241209BHJP
【FI】
H05B47/165
H05B47/105
H05B47/16
H05B47/155
H05B47/19
(21)【出願番号】P 2023097747
(22)【出願日】2023-06-14
【審査請求日】2023-06-14
(31)【優先権主張番号】10-2022-0081746
(32)【優先日】2022-07-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】320009901
【氏名又は名称】ハイブ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HYBE Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Yongsan Trade Center,42,Hangang-daero,Yongsan-gu,Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ボユン
(72)【発明者】
【氏名】チョン,スンジュ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヒョング
(72)【発明者】
【氏名】ソ,ダヒェ
【審査官】塩治 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-011981(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2021-0043510(KR,A)
【文献】特表2014-529844(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0037671(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 39/00-39/10
H05B 45/00-45/59
H05B 47/00-47/29
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
演出者端末の少なくとも1つのプロセッサによって実行される演出アプリケーションが複数のライティング装置を統合制御する方法であって、
ライティング装置に格納された基本ライブラリに基づいて発光パターンの実行、中断または終了を命令するデフォルト制御信号を前記複数のライティング装置に送信するステップと、
送信された前記デフォルト制御信号に従って統合ライティング制御処理を行うステップを含み、
前記統合ライティング制御処理は、
前記複数のライティング装置のそれぞれを所定の発光パターンで一括動作させて前記複数のライティング装置全体に特定の発光パターンとなるように制御し、
前記基本ライブラリは、
前記複数のライティング装置のファームウェア(Firmware)段にデフォルトで格納され、前記デフォルト制御信号に基づいて動作するライブラリである、ライティング装置統合制御方法。
【請求項2】
前記複数のライティング装置の少なくとも一部のライティング装置に対して初期セッティングを実行するステップをさらに含む、請求項1に記載のライティング装置統合制御方法。
【請求項3】
前記初期セッティングは、
前記ライティング装置を制御するための制御プロトコルを定義するイベント登録プロセスと、前記ライティング装置に公演準備データを格納するペアリングプロセスとを含む、
請求項
2に記載のライティング装置統合制御方法。
【請求項4】
前記公演準備データは、
前記ライティング装置の特定の発光パターンを設定するライブラリ(Library)および前記ライティング装置の特定の発光パターンを所定期間設定するシナリオ(Scenario)の少なくとも1つを含む、請求項
3に記載のライティング装置統合制御方法。
【請求項5】
前記初期セッティングが完了したセッティング型ライティング装置に格納された公演準備データに基づく発光パターンの実行、中断又は終了を命令するカスタム制御信号を複数のセッティング型ライティング装置に送信するステップと、
前記送信されたカスタム制御信号に従って統合ライティング制御処理を行うステップをさらに含む、請求項
4に記載のライティング装置統合制御方法。
【請求項6】
前記ライティング装置に格納された基本ライブラリ及び前記セッティング型ライティング装置に格納された公演準備データに基づく発光パターンの実行、中断又は終了を命令する結合制御信号を送信するステップと、
前記送信された結合制御信号に従って統合ライティング制御処理を行うステップをさらに含む、請求項
5に記載のライティング装置統合制御方法。
【請求項7】
前記結合制御信号は、
前記デフォルト制御信号と前記カスタム制御信号を含む、請求項
6に記載のライティング装置統合制御方法。
【請求項8】
前記結合制御信号に応じた統合ライティング制御処理を行うステップは、
前記結合制御信号を受信したライティング装置が前記セッティング型ライティング装置である場合、前記結合制御信号内にカスタム制御信号を優先して適用して前記セッティング型ライティング装置の発光を制御するステップを含む、請求項
7に記載のライティング装置統合制御方法。
【請求項9】
ライティング装置であって、
基本ライブラリを格納する少なくとも1つの格納部と、
少なくとも1つの通信部と、
少なくとも1つの光源部と、
少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記通信部を制御して公演準備データを受信し、
前記格納部を制御して前記受信された公演準備データを格納し、
前記通信部を制御してライティング装置制御信号を受信し、
前記受信されたライティング装置制御信号に対応するライブラリ及びシナリオのうち、少なくとも1つを前記格納部内の基本ライブラリまたは公演準備データから読み出し、
前記光源部を制御して前記読み出されたライブラリ及びシナリオのうち、少なくとも1つによる発光パターン動作を実行し、
前記基本ライブラリは、
前記ライティング装置のファームウェア(Firmware)段にデフォルトで格納され、発光パターンの実行、中断または終了を命令するデフォルト制御信号に基づいて動作するライブラリであり、
前記公演準備データは、
前記ライティング装置の特定の発光パターンを設定するライブラリ(Library)および前記ライティング装置の特定の発光パターンを所定期間設定するシナリオ(Scenario)の少なくとも1つを含む、ライティング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のライティング(照明:以下ライティングと称する)装置及びその統合制御方法及びシステムに関する。さらに具体的には、複数のライティング装置それぞれの動作環境に関係なく、すべてのライティング装置を一括制御することができる複数のライティング装置及びその統合制御方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ライティング装置(Lighting device)とは、個人が携帯したり、個人に提供したりすることで、様々なパターンで光を発するデバイスを意味する。
【0003】
このようなライティング装置は、多くの人が集まる劇場、コンサートホール及び/又は美術館等のような空間で当該公演(performance)や展示等を観覧する利用者が所持したり、利用者それぞれの座席に固定して提供される。照明装置は、上記のような空間での公演ガイド、移動指示または美的な応援などの目的のために用いることができる。
【0004】
特に、各々の個人に提供されるライティング装置は、該空間内の特定の位置または提供された個人に応じて異なる動作をすることができる。最近ではこれを活用して複数のライティング装置の発光を遠隔制御して予め企画された特定の形状かパターンを前記複数のライティング装置が配置された空間内の広域領域にわたって実現する演出方式が様々な分野で活用されている。
【0005】
しかし、従来の本技術分野では、動作環境が整っていないために、特定の要因(例えば、利用者の事前準備不備及び/又はシステムエラー等)等によりライティング装置上に演出に必要な各種データが予め格納されていない場合、当該ライティング装置に対する遠隔発光制御が難しいという課題がある。
【0006】
一方、一般に、このようなライティング装置は、対象とする公演の主役(例えば、特定のミュージシャン等)や製造方法などによって互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御することができる。
【0007】
例えば、第1ミュージシャンの公演に用いられる第1ライティング装置グループと第2ミュージシャンの公演に用いられる第2ライティング装置グループとは、互いに異なる制御プロトコルに従って発光動作を制御することができる。
【0008】
しかしながら、上述したように、異なる制御プロトコルに基づく複数のライティング装置グループを一括して制御することで、統一された演出が必要となる状況が発生することがある。
【0009】
例えば、前記第1ミュージシャンと前記第2ミュージシャンャンが合同公演を実行する場合、すなわち、第1ライティング装置グループと第2ライティング装置グループが混在すると、第1ライティング装置グループと第2ライティング装置グループは、それぞれ異なる制御プロトコルを用いているが、共演のために統一的な演出を行う必要がある場合がある。
【0010】
しかしながら、上記複数のライティング装置グループは、ライティング装置グループごとに制御プロトコルに従って制御を行うそれぞれの制御コンソールが必要であり、これにより、互いに異なる制御プロトコル数だけの制御コンソールが必要であるという課題がある。
【0011】
また、このような理由として、前記複数の制御コンソール間の同時制御のための各種キューサインやLTCなどの外部要因がさらに要求され、必要なコストや労力などが増加し、これに加えて、新しい制御プロトコルによるライティング装置グループを流動的に追加し統一された演出を図るなどの柔軟性が低下するという問題がある。
【0012】
したがって、前述されたところのような問題を解消するための新しい技術の開発と導入が必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、前述したような問題点を解決するために案出されたものであり、複数のライティング装置別動作環境に関係なく全てのライティング装置を一括制御できる複数のライティング装置及びその統合制御方法及びシステムを提供することである。
【0015】
具体的には、本発明は、複数のライティング装置を遠隔制御するための初期セッティングが未完了のライティング装置に対しても汎用イベントコードに基づく遠隔制御を支援する複数のライティング装置及びその統合制御方法及びシステムを提供することを目的とする。
【0016】
さらに、本発明は、互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御される複数のライティング装置のグループに対する一括同時制御をサポートする複数のライティング装置及びその統合制御方法及びシステムを提供することを目的とする。
【0017】
但し、本発明及び本発明の一実施形態が達成しようとする技術的課題は、前記のような技術的課題に限定されず、また他の技術的課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置及びその統合制御方法は、演出者端末の少なくとも1つのプロセッサによって実行される演出アプリケーションが複数のライティング装置を統合制御する方法として、ライティング装置に格納された基本ライブラリに基づいた発光パターンの実行、中断または終了を命令するデフォルト制御信号を複数のライティング装置に送信するステップと、前記送信されたデフォルト制御信号に従う統合ライティング制御処理を実行するステップを含み、前記統合ライティング制御処理は前記複数のライティング装置のそれぞれを所定の発光パターンで一括して動作させることにより、前記複数のライティング装置全般的に特定の発光パターンとなるように制御する。
【0019】
このとき、前記基本ライブラリは、前記複数のライティング装置のファームウェア(Firmware)段にデフォルトで格納され、前記デフォルト制御信号に基づいて動作するライブラリである。
【0020】
さらに、前記複数のライティング装置の内、少なくとも一部のライティング装置に対して初期セッティングを実行するステップをさらに含む。
【0021】
また、前記初期セッティングは、前記ライティング装置を制御するための制御プロトコルを定義するイベント登録プロセスと、前記ライティング装置に公演準備データを格納するペアリング処理とを含む。
【0022】
また、前記公演準備データは、前記ライティング装置の対する特定の発光パターンを設定するライブラリ(Library)、および前記ライティング装置のための特定の発光パターンを所定の期間設定するシナリオ(Scenario)の少なくとも一つを含む。
【0023】
また、前記初期セッティングが完了したセッティング型ライティング装置に格納された公演準備データに基づいた発光パターンの実行、中断または終了を指示するカスタム制御信号を複数のセッティング型ライティング装置に送信するステップと、前記送信されたカスタム制御信号に応じた統合ライティング制御処理を行うステップをさらに含む。
【0024】
また、前記ライティング装置に格納された基本ライブラリと、セッティング型ライティング装置に格納された公演準備データとに基づいた発光パターンの実行、中断または終了を命令する結合制御信号を送信するステップと、送信された結合制御信号に応じた統合ライティング制御処理を行うステップをさらに含む。
【0025】
また、前記結合制御信号は、前記デフォルト制御信号と前記カスタム制御信号とを含む。
【0026】
また、前記結合制御信号に応じた統合ライティング制御処理を行うステップは、前記結合制御信号を受信したライティング装置が前記セッティング型ライティング装置である場合、前記結合制御信号内にカスタム制御信号を最初に適用して前記セッティング型ライティング装置の発光を制御するステップを含む。
【0027】
一方、本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置統合制御方法は、中央サーバの少なくとも1つのプロセッサモジュールが複数のライティング装置を統合制御する方法として、演出者端末から互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御される複数のライティング装置グループに対するライティング装置制御信号の送信要請を受信するステップと前記送信要請されたライティング装置制御信号を前記複数のライティング装置グループに送信するステップと、前記送信されたライティング装置制御信号に従って統合ライティング制御処理を行うステップを含み、前記ライティング装置制御信号は、前記複数のライティング装置グループ内、ライティング装置に格納されたライブラリ及びシナリオの内、少なくとも1つに基づいた発光パターンの実行、中断または終了を指示する制御信号である。
【0028】
このとき、前記ライティング装置制御信号を前記複数のライティング装置グループに送信するステップは、前記ライティング装置に格納された統合制御データに基づいた発光パターンの実行、中断または終了を指示する統合プロトコル制御信号を送信するステップを含み、前記統合プロトコル制御信号は、前記複数のライティング装置のグループに対して統一された制御規約を提供する第3の制御プロトコルである統合プロトコルに基づいて送受信されるライティング装置制御信号である。
【0029】
また、前記統合プロトコル制御信号は、前記ライティング装置に格納された統合基本ライブラリに基づく発光パターンの実行、中断または終了を命令するデフォルト統合制御信号と、前記ライティング装置に格納された統合公演準備データに基づく発光パターンの実行、中断または終了を命令するカスタム統合制御信号のうち少なくとも1つの制御信号を含む。
【0030】
また、前記ライティング装置制御信号を前記複数のライティング装置グループに送信するステップは、前記互いに異なる制御プロトコルのそれぞれに前記ライティング装置制御信号に対応される制御信号を検出した変換制御信号を取得するステップを含む。
【0031】
また、前記ライティング装置制御信号を前記複数のライティング装置グループに送信するステップは、前記互いに異なる制御プロトコル別に検出された変換制御信号を前記変換制御信号にマッチングされる各制御プロトコルを介して前記複数のライティング装置グループに送信することをさらに含む。
【0032】
本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置統合制御システムは、統合ライティング制御アプリケーションが格納された少なくとも1つのメモリと、前記メモリに格納された統合ライティング制御アプリケーションを読み出し、複数のライティング装置統合制御方法を実行する少なくとも1つのプロセッサとを含み、前記統合ライティング制御アプリケーションの命令語はライティング装置に格納された基本ライブラリに基づいた発光パターンの実行、中断又は終了を命令するデフォルト制御信号を複数のライティング装置に送信し、前記送信されたデフォルト制御信号に応じた統合ライティング制御処理を行うステップと、セッティング型ライティング装置に格納された公演準備データに基づいた発光パターンの実行、中断または終了を命令するカスタム制御信号を複数のセッティング型ライティング装置に送信し、前記送信されたカスタム制御信号に応じた統合ライティング制御処理を行うステップと、前記ライティング装置に格納された基本ライブラリ及び前記セッティング型ライティング装置に格納された公演準備データに基づく発光パターンの実行、中断又は終了を命令する結合制御信号を前記複数のライティング装置に送信し、前記送信された結合制御信号に応じた統合ライティング制御処理を行うステップと、前記ライティング装置に格納された基本ライブラリ及び前記セッティング型ライティング装置に格納された公演準備データに基づく発光パターンの実行、中断又は終了を命令する結合制御信号を前記複数のライティング装置に送信し、前記送信された結合制御信号に応じた統合ライティング制御処理を行うステップを実行する命令語の内、少なくとも1つのステップを実行する命令語を含む。
【0033】
このとき、前記統合ライティング制御アプリケーションの命令語は、互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御された複数のライティング装置グループに対して統一された制御規約を提供する統合プロトコルに基づいて送受信される統合プロトコル制御信号を前記複数のライティング装置グループに送信し、前記送信された統合プロトコル制御信号に応じた統合ライティング制御処理を行うステップと、前記複数のライティング装置グループに送信しようとするターゲット制御信号に基づいて検出された前記互いに異なる制御プロトコル別。変換制御信号を前記複数のライティング装置グループに送信し、前記送信された変換制御信号に従って統合ライティング制御処理を行うステップを実行する命令語の内、少なくとも1つのステップを実行する命令語をさらに含む。
【0034】
本発明の一本実施形態に係るライティング装置は、基本ライブラリを格納する少なくとも1つの格納部と少なくとも1つの通信部と、少なくとも1つの光源部と、少なくとも1つのプロセッサを含み、前記プロセッサは前記通信部を制御して公演準備データを受信し、前記格納部を制御して前記受信した公演準備データを格納し、前記通信部を制御してライティング装置制御信号を受信し、前記受信したライティング装置制御信号に対応するライブラリ及びシナリオの内、少なくとも1つを前記格納部内の基本ライブラリまたは公演準備データから読み出し、前記光源部を制御して前記読み出されたライブラリ及びシナリオの内、少なくとも1つに応じた発光パターン動作を実行する。
【0035】
このとき、前記プロセッサは、前記通信部を制御して、カスタム制御信号、デフォルト制御信号、結合制御信号、統合プロトコル制御信号、及び変換制御信号のうち少なくとも1つの制御信号を含むライティング装置制御信号を受信する。
【発明の効果】
【0036】
本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置及びその統合制御方法及びシステムは、複数のライティング装置の各々について動作環境に関係なく、全てのライティング装置に対する一括制御をサポートし、それにより、互いに異なる動作環境を有するライティング装置ごとに、別々の処理を実行または統一するために追加の努力をすることなく、関連するすべてのライティング装置を容易に同時制御することができる。
【0037】
また、本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置及びその統合制御方法及びシステムは、複数のライティング装置を遠隔制御するための初期セッティングが未完了のライティング装置に対しても汎用イベントコードに基づく遠隔制御を支援することにより、特定要因(例えば、利用者の事前準備不備及び/又はシステムエラー等)等により少なくとも一部のライティング装置上にリモート制御のための各種データがあらかじめ格納されていないなど動作環境の構築が不備な場合にも、当該ライティング装置を含む全てのライティング装置に対して統一された遠隔制御を行うことができ、前記全てのライティング装置を企画された処理に円滑に参加させることができる。
【0038】
さらに、本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置及びその統合制御方法及びシステムは、互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御される複数のライティング装置グループに対する一括同時制御をサポートすることによって、互いに異なる制御プロトコルに従う複数のライティング装置グループが混在する場合でも、1つの制御コンソールのみで前記複数のライティング装置グループの発光動作に基づく統一された処理を容易かつ正確に具現することができ、これに要求されるコストや労力などを著しく低減させることができ、加えて、さらに別の制御プロトコルに基づく新しいライティング装置グループを該当公演の演出に簡便かつ柔軟に追加及び参加させることができる。
【0039】
ただし、本発明で得られる効果は以上で言及した効果に限定されず、言及しない。また他の効果は以下の記載から明確に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【
図1】本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置統合制御システムの概念図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る端末の内部ブロック図である。
【
図3】本発明の一本実施形態に係る中央サーバからブロードキャスト方式に基づくライティング装置制御信号を送信する方法を説明するための図の一例である。
【
図4】本発明の一実施形態に係るライティング装置の内部ブロック図である。
【
図5】本発明の一本実施形態に係る基本ライブラリに基づいて複数のライティング装置を統合制御する方法を説明するためのフローチャートである。
【
図6】本発明の一本実施形態に係る統合ライティング制御処理のために企画された具体的なパターンの一例である。
【
図7】本発明の一実施形態に係る互いに異なる制御プロトコルに基づいて複数のライティング装置グループを統合制御する方法を説明するための概念図である。
【
図8】本発明の一実施形態に係る互いに異なる制御プロトコルに基づいて複数のライティング装置グループを統合制御する方法を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本発明は、様々な変換を加えることができ、様々な本実施形態を有することができるところ、特定の本実施形態を図面に示し、詳細な説明に詳細に説明する。本発明の効果及び特徴、及びそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に後述されている本実施形態を参照すると明らかになる。しかしながら、本発明は、以下に開示される本実施形態に限定されず、様々な形態で実現することができる。以下の本実施形態において、第1、第2などの用語は限定的な意味ではなく、一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的で使用された。さらに、単数の表現は、文脈上明らかに異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。さらに、含むまたは有するなどの用語は、明細書上に記載の特徴または構成要素が存在することを意味するものであり、1つ以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性を予め排除するものではない。さらに、図面においては、説明の便宜のために、構成要素がその大きさを誇張または縮小することができる。例えば、図面に示される各構成の大きさ及び厚さは説明の便宜上任意に示されているので、本発明は必ずしも図示されたものに限定されない。
【0042】
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明し、図面を参照して説明するとき、同一または対応する構成要素は同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0043】
図1は、本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置の統合制御システムの概念図である。
【0044】
図1を参照すると、本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置の統合制御システム1000(以下、統合ライティング制御システム)は、複数のライティング装置のそれぞれについて、動作環境に関係なく、全てのライティング装置を一括して制御することができる複数のライティング装置統合制御サービス(以下、統合ライティング制御サービス)を提供することができる。
【0045】
本実施形態において、統合ライティング制御サービスを提供する統合ライティング制御システム1000は、端末100、中央サーバ200、ライティング装置300、及びネットワーク400(Network)を含むことができる。
【0046】
このとき、端末100、中央サーバ200、及びライティング装置300は、ネットワーク400を介して接続されてもよい。
【0047】
ここで、本実施形態に係るネットワーク400は、端末100、中央サーバ200及び/又はライティング装置300等のような各ノード相互間で情報交換が可能な接続構造を意味するものであって、このようなネットワーク400の一例には、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)ネットワーク、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)ネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、デジタルマルチメディア放送DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0048】
一方、本発明の一実施形態に係る統合ライティング制御サービスの実現のより効果的な説明のために、以下の本実施形態で用いられる一部用語の定義を先に記述する。
【0049】
本発明の一実施形態における「ライブラリ」とは、ライティング装置300が特定の発光パターン(すなわち特定の発光形態)で動作するようにプリセットデータであり、ライブラリ識別情報と発光パターン情報とを含むことができる。
【0050】
具体的には、本実施形態において、ライブラリは該当ライブラリを特定する識別情報(例えば、識別番号及び/またはライブラリ名など)と、該当ライブラリにプリセットされた特定の発光パターンを提供する発光パターン情報とを含むことができる。
【0051】
ここで、本本実施形態に係る「発光パターン情報」は、ライティング装置300の発光可否、色、明るさ及び/又は動的効果(effect)パラメータを含むことができ、各パラメータ別設定値(以下、発光パター設定値)に従ってライティング装置300を動作するようにできる。
【0052】
このとき、本本実施形態における動的効果は、発光パターン情報内の他のパラメータ(本実施形態において発光の有無、色及び/または明るさ)の設定値を動的に変化させることによって所定の効果を実現するデータであってもよい。
【0053】
例示的に、動的効果は、所定の時間内でライティング装置300に対する発光可否を時間帯別にことなるように設定して速やかに点滅させるブリンク効果と、発光色相を時間帯ごとに異なるように設定して徐々に暗くなるか明るくなるようにするフェードイン/アウト(fade in/out)効果などを含むことができる。
【0054】
本実施形態において、そのようなライブラリは少なくとも1つ以上生成され格納及び管理され得る。
【0055】
例えば、前記ライブラリは、「識別番号0001/発光オン/第1色/第1輝度/第1動的効果」でライブラリ識別情報及び発光パターン情報(発光パターン設定値)が設定された第1ライブラリと、「識別番号0002/発光オン/第2色/第2明るさ/第2動的効果」でライブラリ識別情報及び発光パターン情報(発光パターン設定値)が設定された第2ライブラリ等のような複数のライブラリで実現できる。
【0056】
このとき、本実施形態において、前記ライブラリは座席ごとのライブラリを含むように生成されてもよい。
【0057】
ここで、本本実施形態に係る前記各座席ライブラリは、所定の空間(例えば、公演場など)内でライティング装置300が配置される各座席に対応して同一のライブラリ識別情報を有していても、当該ライブラリに応じて異なる発光パターン情報を有していてもよい。
【0058】
すなわち、前記ライブラリは、ライティング装置300が配置される座席の位置に応じて互いに異なる発光パターンで動作するようにライティング装置300を制御する座席ごとのライブラリを含むように生成されてもよい。
【0059】
例えば、第1ライブラリは、第1ライブラリ - 第1座席 - 第1発光パターン情報と、第1ライブラリ - 第2座席 - 第2発光パターン情報とを有する、各座席のライブラリを含むように生成されてもよい。
【0060】
このように、本発明の一実施形態においては、前述した各座席のライブラリに基づいて、各座席に配置されたライティング装置300がライティング装置固有の発光パターンで一括して動作し、全体として特定の形状を演出する統合ライティング制御処理を実施することができる。
【0061】
一方、本発明の一実施形態において、シナリオは、所定の期間ライティング装置300が特定の発光パターンで動作するように予め設定されたデータであり、シナリオ識別情報と発光パターン情報を含むことができる。
【0062】
具体的には、本実施形態において、前記シナリオは、当該シナリオを特定する識別情報(例えば、識別番号及び/又はシナリオ名など)と、当該シナリオで既設された特定発光パターンを提供する発光パターン情報(以下、シナリオパターン情報))を含むことができる。
【0063】
このとき、本実施形態において、シナリオは各座席のシナリオを含むように生成されてもよい。
【0064】
ここで、本本実施形態に係る各座席のシナリオと、所定の空間(例えば、公演場等)内にライティング装置300が配置される各座席に対応するシナリオ識別情報は同一であるが、当該シナリオによるシナリオパターン情報は互いに異なるように設定されるシナリオを意味することができる。
【0065】
すなわち、前記シナリオは、ライティング装置300が配置される座席の位置に応じて互いに異なる発光パターンで動作するようにライティング装置300を制御する各座席シナリオを含むように生成されてもよい。
【0066】
例えば、第1シナリオは、第1シナリオ-第1座席-第1シナリオパターン情報であり、第1シナリオ-第2座席-第2シナリオパターン情報である各座席のシナリオを含むように生成されてもよい。
【0067】
これを通じて、本発明の一実施形態では、各座席のシナリオに基づいて、各座席に配置された互いに異なるライティング装置300が装置固有の発光パターンで一括動作して全体として特定の形状を演出させる統合ライティング制御処理を実施することができる。
【0068】
なお、本発明の一実施形態における公演準備データとは、前記統合ライティング制御処理のためにライティング装置300が配置される各座席多様な発光パターンを予め定義したデータを意味し、公演が始まる前に前記ライティング装置300に既格納されるべきデータを意味することができる。
【0069】
本本実施形態において、前記公演準備データは、前述の少なくとも1つのライブラリ及び/またはシナリオを含みから生成されてもよい。
【0070】
なお、本本実施形態において統合ライティング制御処理は、互いに異なる複数のライティング装置300のそれぞれが所定の発光パターンで一括動作して全体として特定の形状を演出させるライティング装置300に基づく演出方法を意味する場合がある。
【0071】
また、本本実施形態において、ライティング装置制御信号は、ライティング装置300に格納されたデータ(本本実施形態において、基本ライブラリ及び/又は公演準備データ等)に基づいて、ライティング装置300の発光動作を制御する制御信号を意味する場合がある。
【0072】
以下、添付図面を参照して統合ライティング制御システム1000を実現する端末100、中央サーバ200、及びライティング装置300について詳細に説明する。
【0073】
-端末(100: Terminal)-
本発明の一実施形態に係る端末100は、統合ライティング制御サービスを提供するライティング制御アプリケーション(以下、アプリケーション)が設置された所定のコンピューティング装置であってもよい。
【0074】
ここで、本本実施形態に係る前記アプリケーションは、演出アプリケーションと応援アプリケーションに分けられる。
【0075】
このとき、前記演出アプリケーション及び応援アプリケーションは、単一のアプリケーションまたは使用主体を区分して互いに異なる機能動作を実行するためのものであってもよい。
【0076】
すなわち、前記演出アプリケーション及び応援アプリケーションは、単一アプリケーションまたはユーザ(本実施形態では、演出者またはユーザ)のアカウントに応じて互いに異なる権限を付与して機能的に動作する点を区別するためのものであってもよい。
【0077】
再び戻って、本実施形態で前記のようなアプリケーションが設置された端末100は、公演を企画する演出者が用いる演出者端末100-1と、公演を観覧してライティング装置300を用いる利用者の応援棒端末100-2を含むことができる。
【0078】
本実施形態において、前記演出者端末100-1には前述した演出アプリケーションが設置されてもよいし、前記応援棒端末100-2には前述の応援アプリケーションが設置されてもよい。
【0079】
ここで、前記演出者端末100-1及び応援棒端末100-2は、本実施形態において使用主体を区分するためのものであり、その構成要素や機能動作は同一で有り得る。
【0080】
ただし、本実施形態において、応援棒端末100-2は、所定のライティング装置300と一対一でマッチング及び連動して統合ライティング制御サービスのための各種機能動作を行うことができる。
【0081】
具体的には、本実施形態として、前記応援棒端末100-2は、各応援棒端末100-2を特定する端末100を特定する識別コードと各ライティング装置300を特定する装置識別コードとに基づいて相互に一対一でマッピングでき、ペアリングして動作できる。
【0082】
再び戻って、ハードウェアの観点から、端末100は、アプリケーションが設置されたモバイルタイプコンピューティング装置及び/またはデスクトップ型コンピューティング装置などを含むことができる。
【0083】
ここで、モバイルタイプコンピューティング装置は、アプリケーションが設置されたスマートフォンやタブレットPCのようなモバイル装置で有り得る。
【0084】
例えば、モバイルタイプのコンピューティングデバイスは、スマートフォン(smart phone)、携帯電話、デジタル放送用デバイス、PDA(personal digital assistants)、PMP(portable multimedia player)、タブレットPC(tablet PC)などを含むことができる。
【0085】
また、デスクトップ型コンピューティング装置は、アプリケーションが設置された固定型デスクトップPC、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、ウルトラブック(ultrabook)のようなパーソナルコンピュータなどのように有/無線通信に基づいて統合ライティング制御サービスを実行するためのプログラムが設置された装置などを含むことができる。
【0086】
さらに、本実施形態にしたがって、端末100は、統合ライティング制御サービス環境を提供する所定のサーバ(Server)コンピューティングデバイスをさらに含むこともできる。
【0087】
図2は、本発明の一実施形態に係る端末100の内部ブロック図である。
【0088】
一方、
図2を参照すると、機能的観点から、端末100は、メモリ110、プロセッサアセンブリ120、通信プロセッサ130、インタフェース部140、入力システム150、センサシステム160)及びディスプレイシステム170を含むことができる。そのような構成要素は、端末100のハウジング内に含まれるように構成することができる。
【0089】
具体的には、メモリ110は、アプリケーション111を格納し、アプリケーション111は統合ライティング制御サービス環境を提供するための様々なアプリケーションプログラム、データ、及び命令のうち1つ以上を格納することができる。
【0090】
すなわち、メモリ110は、統合ライティング制御サービス環境を生成するために使用され得る命令及びデータなどを格納してもよい。
【0091】
また、メモリ110は、プログラム領域とデータ領域を含んでいてもよい。
【0092】
ここで、本実施形態に係るプログラム領域は、端末100を起動するためのオペレーティングシステム(OS:Operating System)と機能要素との間を連携し、データ領域は、端末100の使用に伴って発生するデータを格納してもよい。
【0093】
さらに、メモリ110は、少なくとも1つ以上の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体と、一時的コンピュータ読取可能記憶媒体とを含んでいてもよい。
【0094】
例えば、メモリ110は、ROM、EPROM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどの各種記憶装置を用いて実装してもよく、メモリ110の記憶機能をインターネット(internet)上で実行するウェブストレージ(web storage)を実装してもよい。
【0095】
プロセッサアセンブリ120は、統合ライティング制御サービス環境を生成するための様々な作業を実行するためにメモリ110に格納されたアプリケーション111の命令を実行することができる少なくとも1つ以上のプロセッサを含み得る。
【0096】
本実施形態によれば、プロセッサアセンブリ120は、統合ライティング制御サービスを提供するためにメモリ110のアプリケーション111を介して構成要素の全体的な動作を制御することができる。
【0097】
このようなプロセッサアセンブリ120は、中央処理装置(CPU)及び/またはグラフィック処理装置(GPU)などを含む端末100に適したシステムオンチップ(SOC)であってもよく、メモリ110に格納されたオペレーティングシステム(OS)及び/またはアプリケーションプログラムなどを実行することができ、端末100に搭載された各構成要素を制御することができる。
【0098】
さらに、プロセッサアセンブリ120は、各構成要素と内部的にシステムバス(System Bus)によって通信を実行することができ、ローカルバス(Local Bus)を含む1つ以上の所定のバス構造を含むことができる。
【0099】
また、プロセッサアセンブリ120は、ASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPD(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、コントローラ(controller)、マイクロコントローラ(micro-controllers)、マイクロプロセッサ(microprocessors)、及びその他の機能を実行するための電気的ユニットの内、少なくとも1つを用いて機能を実行してもよい。
【0100】
通信プロセッサ130は、外部の装置と通信するための1つ以上の装置を含んでいてもよい。このような通信プロセッサ130は、無線ネットワークを介して通信してもよい。
【0101】
具体的には、通信プロセッサ130は、統合ライティング制御サービス環境を実施するためのコンテンツソースを格納した端末100と通信することができ、ユーザ入力を受けたコントローラのような様々なユーザ入力構成要素と通信することができる。
【0102】
本実施形態において、通信プロセッサ130は、統合ライティング制御サービスに関連する様々なデータを他の端末100、外部のサーバ及び/または装置などと送受信することができる。
【0103】
このような通信プロセッサ130は、移動通信のための技術標準または通信方式(例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)、5G NR(New Radio)、WiFi(登録商標)あるいは、近距離通信方式などを行うことができる通信装置を介して構築された移動通信網上で基地局、外部の端末100、任意のサーバの内、少なくとも1つと無線でデータを送受信することができる。
【0104】
センサシステム160は、イメージセンサ161、位置センサ(IMU:Inetial Measurement Unit,163)、音声センサ165、距離センサ、近接センサ、接触センサなど様々なセンサを含むことができる。
【0105】
ここで、イメージセンサ161は、端末100の周囲の物理的空間に対するイメージ及び/または映像をキャプチャすることができる。
【0106】
実施形において、イメージセンサ161は、統合ライティング制御サービスに関連する映像(例えば、企画された処理映像など)を撮影して取得することができる。
【0107】
また、イメージセンサ161は、端末100の前面又は/及び後面に配置されて配置された方向側を撮影して映像を取得することができ、端末100の外部に向けて配置されたカメラを介して物理的に空間を撮影できる。
【0108】
このようなイメージセンサ161は、イメージセンサ装置と映像処理モジュールを含むことができる。具体的には、イメージセンサ161は、イメージセンサ装置(例えば、CMOSまたはCCD)によって得られる静止画または動画を処理することができる。
【0109】
また,イメージセンサ161は、画像処理モジュールを用いてイメージセンサ装置を介して取得された静止画または動画を加工して必要な情報を抽出し、抽出した情報をプロセッサに送信することができる。
【0110】
イメージセンサ161は、少なくとも1つ以上のカメラを含むカメラアセンブリであってもよい。
【0111】
このとき、カメラアセンブリは、可視光帯域を撮影する一般的なカメラを含んでいてもよく、赤外線カメラ又はステレオカメラなどの特殊なカメラをさらに含んでいてもよい。
【0112】
また、上述したイメージセンサ161は、端末100に含まれて本実施形態にしたがって動作してもよく、外部装置(例えば、外部のサーバ及び/又は装置等)に含まれて通信プロセッサ130及び/またはインタフェース部140に基づいてインタワーキングにより動作してもよい。
【0113】
位置センサ163は、端末100の動き及び加速度の内、少なくとも1つ以上を検出してもよい。例えば、IMUT163は、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計などの様々な位置センサの組み合わせとして実装されてもよい。
【0114】
また、IMU163は、通信プロセッサ130のGPSのような位置通信プロセッサ130と連動して、端末100周辺の物理空間に関する空間情報を認識してもよい。
【0115】
オーディオセンサ165は、端末100周辺の音を認識することができる。
【0116】
具体的には、オーディオセンサ165は、端末100を使用するユーザの音声入力を検出することができるマイクロフォンを含んでもよい。
【0117】
本実施形態において、オーディオセンサ165は、ユーザから統合ライティング制御サービスに必要な音声データを受信してもよい。
【0118】
インタフェース部140は、端末100を1つ以上の他の装置と通信可能に接続してもよい。
【0119】
具体的には、インタフェース部140は、1つ以上の異なる通信プロトコルと互換性のある有線及び/または無線通信装置を含んでいてもよい。
【0120】
インタフェース部140を介して端末100は、様々な入出力装置と接続してもよい。
【0121】
例えば、インタフェース部140は、ヘッドセットポートやスピーカ等の音声出力装置と接続されて音声を出力することができる。
【0122】
例えば、音声出力装置がインタフェース部140を介して接続されることを前提に説明したが、音声出力装置が端末100の内部に設置される本実施形態も可能である。
【0123】
また、例えば、インタフェース部140は、ユーザの入力を得るためにキーボード及び/又はマウス等の入力装置と接続されてもよい。
【0124】
例えば、キーボード及び/またはマウスがインタフェース部140を介して接続されることを前提に説明したが、端末100の内部に設置される本実施形態も可能である。
【0125】
インタフェース部140は、有/無線ヘッドセットポート(port)、外部充電器ポート(port)、有/無線データポート(port)、メモリカード(memory card)ポート、識別モジュールを備えた装置を接続するポート(port)、オーディオI/O(Input/Output)ポート(port)、ビデオI/O(Input/Output)ポート(port)、イヤホンポート(port)、パワーアンプ、RF回路、トランシーバ及び、その他の通信回路の内、少なくとも1つを含みから構成することができる。
【0126】
入力システム150は、統合ライティング制御サービスに関連するユーザの入力(例えば、ジェスチャ、音声コマンド、ボタンの操作、または他の種類の入力)を検出してもよい。
【0127】
具体的には、入力システム150は、ユーザモーション入力を受信するための所定のボタン、タッチセンサ、及び/またはイメージセンサ161などを含んでいてもよい。
【0128】
また、入力システム150は、ユーザの入力を受信するためにインタフェース部140を介して外部コントローラと接続されてもよい。
【0129】
ディスプレイシステム170は、統合ライティング制御サービスに関連する様々な情報をグラフィックイメージとして出力してもよい。
【0130】
本実施形態において、ディスプレイシステム170は、ライブラリ生成インタフェース及び/またはシナリオ生成インタフェースなどを含む様々なユーザインタフェースなどを表示してもよい。
【0131】
ディスプレイシステム170は、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(TFT LCD:thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(OLED:organic light-emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元(3D)ディスプレイ、電子インク(e-ink)ディスプレイの内、少なくとも1つを含んでいてもよい。
【0132】
ここで、端末100のハウジング内には構成要素が配置されてもよく、ユーザインタフェースは、ユーザタッチ入力を受信するように構成されたディスプレイ171上にタッチセンサ173を含んでもよい。
【0133】
具体的には、ディスプレイシステム170は、イメージを出力するディスプレイ171と、ユーザのタッチ入力を検出するタッチセンサ173とを含んでもよい。
【0134】
例えば、ディスプレイ171は、タッチセンサ173と層構造を構成することにより、またはタッチセンサ173と一体的に形成されることによって、タッチスクリーンとして実装してもよい。
【0135】
タッチスクリーンは、端末100とユーザとの間の入力インタフェースを提供するユーザ入力ユニットとして機能してもよく、端末100とユーザとの間の出力インタフェースを提供してもよい。
【0136】
また、本実施形態によれば、端末100は、後述する中央サーバ200及び/またはライティング装置300で実行される機能動作の少なくとも一部をさらに実行してもよい。
【0137】
- 中央サーバー200 (Central server)
一方、本発明の一実施形態に係る中央サーバ200は、統合ライティング制御サービスを提供するための一連のプロセスを実行することができる。
【0138】
具体的には、本実施形態においては、中央サーバ200は、端末100及び/またはライティング装置300のような外部装置でライティング装置制御プロセスを駆動させるために必要なデータを前記外部装置と交換することによって、前記統合ライティング制御サービスを提供することができる。
【0139】
本実施形態として、中央サーバ200は、外部装置(例えば、モバイルタイプコンピューティング装置及び/またはデスクトップ型コンピューティング装置など)でアプリケーション111が動作することができる環境を提供することができる。
【0140】
このために、中央サーバ200は、アプリケーション111が動作するためのアプリケーションプログラム、データ、及び/または命令語などを含むことができ、それに基づいてデータを前記外部のデバイスと送受信することができる。
【0141】
また、本実施形態として中央サーバ200は、外部のデバイス(例えば、ライティング装置300など)において所定の発光動作を実現できる信号を提供することができる。
【0142】
このために、中央サーバ200は、前記発光動作を実現するためのアプリケーションプログラム、データ及び/または命令語などを含むことができ、これに基づくデータを前記外部の装置と送受信することができる。
【0143】
さらに、本実施形態において、中央サーバ200は、前述のようなライブラリを生成することができる。
【0144】
さらに、本実施形態において、中央サーバ200は、前述のようなシナリオ(Scenario)を生成することができる。
【0145】
さらに、本実施形態において、中央サーバ200は、前述したような公演準備データを生成することができる。
【0146】
また、本実施形態において、中央サーバ200は、前記生成された公演準備データを配布することができる。
【0147】
具体的には、本実施形態において、中央サーバ200は、端末100(本実施形態において、演出者端末100-1及び/または応援棒端末100-2)などと連動して前記共演準備データを複数のライティング装置300に配布することができる。
【0148】
より具体的には、本実施形態において、中央サーバ200は、演出者端末100-1から前記公演準備データに対す複数のライティング装置300への配布要請を受信することができる。
【0149】
また、本実施形態において、中央サーバ200は、配布要請された公演準備データを複数の応援棒端末100-2に送信することができる。
【0150】
このとき、本実施形態において、前記複数の応援棒端末100-2のそれぞれは、複数のライティング装置300のそれぞれと一対一でマッチングして連動することができる。
【0151】
本実施形態として、前記複数の応援棒端末100-2の各々は、各応援棒端末100-2を特定する端末100識別コードと複数のライティング装置300のそれぞれを特定する装置識別コードに基づいて、前記複数のライティング装置300のそれぞれと一対一で対応付けられ、相互にペアリングして動作することができる。
【0152】
したがって、前記複数の応援棒端末100-2は、中央サーバ200から受信した公演準備データを各応援棒端末100-2に適合したライティング装置300に提供することができる。
【0153】
このとき、本実施形態として、前記複数の応援棒端末100-2は、ブルートゥース(登録商標)ペアリング(Bluetooth pairing)方式などに基づいて、公演準備データを各応援棒端末100-2に適合したライティング装置300に提供することができる。
【0154】
したがって、前記複数のライティング装置300は、各ライティング装置300が配置される座席に対応する公演準備データを受信して格納及び管理することができる。
【0155】
したがって、本実施形態において、中央サーバ200は、前記公演準備データを複数のライティング装置300に配布することができる。
【0156】
図3は、本発明の一実施形態に係る中央サーバ200においてブロードキャスト方式に基づいてライティング装置制御信号を送信する方法を説明するための図の一例である。
【0157】
また、
図3を参照すると、本実施形態において、中央サーバ200は、前述したようなライティング装置制御信号を複数のライティング装置300に送信して統合ライティング制御処理を実施することができる。
【0158】
具体的には、本実施形態において、中央サーバ200は、演出者端末100-1からライティング装置制御信号(本実施形態において、カスタム制御信号、デフォルト制御信号、結合制御信号、統合プロトコル制御信号及び/または変換制御信号など)に対する複数のライティング装置300への配布要請を受信することができる。
【0159】
また、本実施形態において、中央サーバ200は、配布要請されたライティング装置制御信号を複数のライティング装置300に送信することができる。
【0160】
このとき、本実施形態において、中央サーバ200は、前記ライティング装置制御信号を複数のライティング装置300に円滑に送信するために、少なくとも1つの中継器Rと連動することができる。
【0161】
ここで、本実施形態に係る前記少なくとも1つの中継器Rの各々は、中継器に隣接するライティング装置300に所定のデータパケット(本実施形態において、ライティング装置制御信号)をブロードキャスト(Broadcasting)方式に基づいて送信できる。
【0162】
参考として、ブロードキャスト方式は、受信者を別途指定することなく、送信元のホストが属しているネットワーク全体を対象に所定のデータパケットを送信する一対多通信方式であってもよい。
【0163】
一般的にブロードキャスト方式ではないユニキャスト方式を用いる場合、中央サーバ200は、送信しようとするデータパケット(本実施形態において制御信号)を複数の受信者(本実施形態において、複数のライティング装置300)に何度も送信しなければならなく、これにより同じパケットの重複伝送によるネットワーク効率の低下を招くことがある。また、ブロードキャスト方式ではないユニキャスト方式を用いる場合、中央サーバ200は、送信したデータパケット(本実施形態において制御信号)の受信に対応するackメッセージを多数の受信者(本実施形態において、ライティング装置(300))それぞれから受信しなければならず、これによる通信状況の悪化により円滑なデータ通信が阻害されることがある。
【0164】
したがって、本発明の一実施形態において、中央サーバ200は、前述のように少なくとも1つの中継器Rと連動して、中央サーバのホストが属するネットワーク全体を対象として別途の受信者指定なしでデータパケット(本実施形態において、ライティング装置制御信号)を送信する一対多通信方式のブロードキャスト方式を用いて、前記ライティング装置制御信号を前記複数のライティング装置300に送信することができる。
【0165】
すなわち、本本実施形態において、中央サーバ200は、前記ライティング装置制御信号をブロードキャスト方式に基づいて複数のライティング装置300に送信することによって、制御信号の通信ロスを最小限に抑えるとともに、複数のライティング装置300の間の通信同期誤差を最小化することができ、通信効率性を向上することができる。
【0166】
再び戻って、前記のようなブロードキャスト方式に基づいてデータ送信を実行する少なくとも1つの中継器Rは、中央サーバ200に直接含まれるか、または中央サーバ200とは別の装置として実現され、前述されたような機能動作を実行することができる。
【0167】
以下の説明では、前記少なくとも1つの中継器Rが中央サーバ200に含まれて実装されることに基づいて説明するが、本開示はこれに限定されない。
【0168】
続いて、本実施形態において中央サーバ200から前記ライティング装置制御信号を受信した複数のライティング装置300は、前記受信したライティング装置制御信号に応じた発光制御を行うことができる。
【0169】
具体的には、本実施形態において、前記複数のライティング装置300は、前記受信したライティング装置制御信号に基づいた発光パターンに従って各ライティング装置300の光源部を制御することによって、前記ライティング装置制御信号による発光制御を実行することができる。
【0170】
これにしたがって、本発明の一実施形態に係る中央サーバ200は、容量が小さく速い前記ライティング装置制御信号に基づく統合ライティング制御処理を実施することができる。
【0171】
一方、本実施形態では、中央サーバ200は、統合ライティング制御サービスを実現するための様々なアプリケーションプログラム、命令語及び/またはデータなどを格納及び管理することができる。
【0172】
本実施形態として、中央サーバ200は、少なくとも1つ以上のライブラリ、基本ライブラリ、統合基本ライブラリ、シナリオ、公演準備データ、統合公演準備データ、ライティング装置制御信号及び/または様々なユーザインタフェースなどを格納及び管理することができる。
【0173】
一方、
図1をさらに参照すると、本実施形態において前記のような中央サーバ200は、データ処理のための少なくとも1つ以上のプロセッサモジュール(210:Processor Module)と、外部装置とのデータ交換のための少なくとも1つ以上のコミュニケーション モジュール(220:Communication Module)と、統合ライティング制御サービスを提供するための様々なアプリケーション、データ、及び/または命令語を格納する少なくとも1つ以上のデータベースモジュール(230:Database Module)を含む所定のコンピューティングデバイスで実現されることができる。
【0174】
ここで、データベースモジュール230は、統合ライティング制御サービスを提供するためのオペレーティングシステム(OS)、各種アプリケーションプログラム、データ、及び命令語のうちいずれか1つ以上を格納することができる。
【0175】
また、前記データベースモジュール230は、プログラム領域とデータ領域を含むことができる。
【0176】
ここで、本実施形態に係るプログラム領域は、サーバを起動するオペレーティングシステム(OS:Operating System)と機能要素との間に連携することができ、データ領域は、サーバの使用に応じて発生するデータを格納することができる。
【0177】
本実施形態において、このようなデータベースモジュール230は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどの様々な格納機器であってもよく、インターネット(internet)上で前記データベースモジュール230の格納機能を実行するウェブストレージ(web storage)であってもよい。
【0178】
また、データベースモジュール230は、サーバに着脱可能な形態の記録媒体であってもよい。
【0179】
一方、前記プロセッサモジュール210は、統合ライティング制御サービスを実施するために前述の各ユニット(unit)の全般的な動作を制御することができる。
【0180】
プロセッサモジュール210は、中央処理装置(CPU)及び/またはグラフィック処理装置(GPU)などを含むサーバに適したシステムオンチップ(SOC)であってもよく、データベースモジュール230に格納されたオペレーティングシステム(OS)及び/またはアプリケーション111プログラムなどを実行することができ、サーバに搭載された各構成要素を制御することができる。
【0181】
また、プロセッサモジュール210は、ASICs (application specific integrated circuits), DSPs(digital signal processors), DSPDs(digital signal processing devices), PLDs(programmable logic devices), FPGAs(field programmable gate arrays),コントローラ(controller)、マイクロコントローラ(micro-controllers)、マイクロプロセッサ(microprocessors)、その他の機能を実行するための電気ユニットのうち少なくとも1つを用いて実施することができる。
【0182】
以上の説明においては、本発明の一実施形態に係る中央サーバ200が前述したような機能動作を実行すると説明したが、本実施形態にしたがって中央サーバ200で実行する機能動作の少なくとも一部を外部装置(例えば、端末100及び/またはライティング装置300など)で実行することができ、前記外部装置で実行する機能動作の少なくとも一部を中央サーバ200でさらに実行することができるなど様々な本実施形態が可能であってもよい。
【0183】
- ライティング装置(300: Lighting device)
本発明の一実施形態に係るライティング装置300は、統合ライティング制御システム1000の制御に従って発光動作を実行することができる。
【0184】
ここで、本実施形態に係る前記ライティング装置300は、個人が携帯したり、あるいは個人に提供されて様々なパターンで光を発する装置を意味してもよい。このようなライティング装置300は、公演場のような所定の空間で当該公演を観覧する利用者が所持するか、または利用者の各座席に固定して設けることができる。
【0185】
具体的には、本実施形態において、ライティング装置300は、統合ライティング制御処理に必要な各種データ(本実施形態において、基本ライブラリ、公演準備データ、統合基本ライブラリ及び/または統合公演準備データなど)を格納及び管理することができる。
【0186】
さらに、本実施形態において、ライティング装置300は、前述のようなライティング装置制御信号を受信することができる。
【0187】
また、本実施形態において、ライティング装置300は、前記受信したライティング装置制御信号と前記格納された各種データとに応じた発光動作を実行することができる。
【0188】
図4は、本発明の一実施形態に係るライティング装置300の内部ブロック図である。
【0189】
より詳細に、
図4を参照すると、本実施形態において、ライティング装置300は、第1通信部310、格納部320、第2通信部330、プロトコル処理部340、タイミング調整部350、光源部360及びプロセッサ370を含むことができる。
【0190】
具体的には、本実施形態において、前記第1通信部310は、端末100から公演準備データ及び/または統合公演準備データを受信することができる。
【0191】
このような第1通信部310は、BLEモジュールまたはIEEE802.15.4規格を用いた無線通信モジュールを含むことができる。しかしながら、これに限定される必要はなく、前記第1通信部310は有線を介して前記公演準備データ及び/または統合公演準備データを受信してもよい。
【0192】
本発明の一実施形態において、ライティング装置300は、公演場以外の場所(例えば、家など)で予め公演準備データ及び/又は統合公演準備データを受信及び格納することもあり、公演場でこれを受信及び格納してもよい。
【0193】
また、本実施形態において、前記格納部320は、統合ライティング制御サービスに必要な各種データ(本実施形態において、基本ライブラリ、公演準備データ、統合基本ライブラリ及び/または統合公演準備データなど)を格納及び管理することができる。
【0194】
また、本実施形態では、前記第2通信部330は、中央サーバ200(及び/または中継器Rから前記ライティング装置制御信号を受信することができる。
【0195】
このとき、前記第2通信部330は、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、BLE(Bluetooth Low Energy)、WiFi、ZigBee、UWBなどのRF(Radio Frequency)通信などを用いて、中央サーバ200(及び/または中継器)(R))とデータを送受信できる。
【0196】
また、本実施形態において、前記プロトコル処理部340は、前記第1通信部310及び/または第2通信部330が受信した情報のタイプを判別することができる。
【0197】
このとき、前記プロトコル処理部340は、前記受信した情報が制御メッセージ(すなわち、本実施形態においてライティング装置制御信号)、再伝送パケットまたはシンクパケットである場合、これをタイミング調整部350に送信することができる。
【0198】
続いて、前記タイミング調整部350は、前記受信した制御メッセージ、再伝送パケット、またはシンクパケットに含まれた制御メッセージの各々のシーケンスに基づいて、ライティング装置300の動作タイミングを調整することができる。
【0199】
図4において、タイミング調整部350を別々の構成で説明したが、これは一例に過ぎず、本実施形態にしたがってプロセッサ370の構成に含まれてもよい。
【0200】
また、本実施形態において、前記光源部360は、前記格納部320に格納された情報とプロセッサ370の制御に応じて特定の色の光を発散してもよいし、点滅、あるいは明るさを調整するなどの発光動作を実行してもよい。
【0201】
光源部360は、LED(Light Emitting Device)で構成することができるが、これは一例に過ぎず、特定の発光物質で構成され所定の発光動作を実行することができるいずれの形態でも実現することができる。
【0202】
さらに、本実施形態において、プロセッサ370は、ライティング装置300の全般的な動作を制御することができる。
【0203】
本実施形態として、プロセッサ370は、前記格納部320に格納された各種データ(本実施形態において、基本ライブラリ、公演準備データ、統合基本ライブラリ及び/または統合公演準備データなど)及び前記第2通信部330を介して受信されたライティング装置制御信号に応じて、前記光源部360の発光動作を制御することができる。
【0204】
このとき、前記プロセッサ370は、前記受信したライティング装置制御信号に基づいて前記様々なデータ内でどのライブラリ及び/またはシナリオを実行するかを決定することができる。
【0205】
すなわち、前記プロセッサ370は、受信されたライティング装置制御信号を解析することにより、所定のライブラリ及び/またはシナリオのうちどのライブラリ及び/またはシナリオを再生するかを決定することができる。
【0206】
そして、前記プロセッサ370は、前記決定されたライブラリ及び/またはシナリオに従って発光動作するように光源部360を制御することができる。
【0207】
特に、本実施形態において、プロセッサ370は、前記ライティング装置制御信号に含まれるライブラリ及び/またはシナリオ識別情報に基づいて、該当識別情報に対応する発光パターンを前記格納部320から読み出し、前記読み出された発光パターンが出力されるように前記光源部360を制御することができる。
【0208】
一方、本実施形態によれば、ライティング装置300は、前述した端末100及び/または中央サーバ200で実行される機能動作の少なくとも一部をさらに実行することもできる。
【0209】
本実施形態として、ライティング装置300は、前述のようなセンサシステム160をさらに含むことができ、前記センサシステム160に基づく様々な機能動作をさらに実行することができる。
【0210】
- 基本ライブラリに基づく複数のライティング装置統合制御方法
本発明の一実施形態においては、特定の要因(例えば、ユーザの事前準備不備及び/またはシステムエラーなど)によってライティング装置300へのイベント登録やペアリング(pairing)が未完了の場合でも、当該ライティング装置300に対する発光制御を支援する方法を開示する。
【0211】
このため、本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置300のそれぞれは、少なくとも1つの基本ライブラリをファームウェア(Firmware)端に格納することができる。
【0212】
ここで、本発明の一実施形態に係る前記基本ライブラリは、ライティング装置300に対する別途のイベント登録(すなわち、制御プロトコル定義)や公演準備データを受信及び格納するための所定の端末100(本実施形態において、応援棒端末100-2とのペアリングを行わずに、ライティング装置300の自体格納部320上に基本的に格納されて外部の制御信号(本実施形態において、汎用イベントコードを含むライティング装置制御信号)によって動作するデフォルトライブラリを意味してもよい。
【0213】
本実施形態において、そのような基本ライブラリは、例えば、ライティング装置300の発光オン/オフ(on/off)またはフェードイン/アウト(fade in/out)などのような比較的簡単な発光パターンを実現するライブラリであってもよい。
【0214】
一方、本発明の一実施形態において、複数のライティング装置300のうち少なくとも一部は、初期セッティングが完了したセッティング型ライティング装置であってもよいし、残りの少なくとも一部は、初期セッティングが未完了された基本型ライティング装置であってもよい。
【0215】
ここで、本実施形態に係る前記初期セッティングとは、ライティング装置300に対するイベント登録及び/又は公演準備データ格納を行うプロセスを意味することができる。
【0216】
具体的には、本実施形態において、セッティング型ライティング装置は、1)イベント登録が行われたライティング装置300であってもよい。
【0217】
ここで、本実施形態に係る前記イベント登録は、ライティング装置300を制御するための制御プロトコルを定義する機能動作を意味してもよい。
【0218】
すなわち、本実施形態において、前記セッティング型ライティング装置は、該当ライティング装置300の制御プロトコルが既定義されることによって、定義された制御プロトコルをしたがうライティング装置制御信号による光源部360の発光制御を行うことができる。
【0219】
また、本実施形態において、前記セッティング型ライティング装置は、2)公演準備データが格納されたライティング装置300であってもよい。
【0220】
具体的には、本実施形態において、前記セッティング型ライティング装置は、イベント登録が完了した後、当該セッティング型ライティング装置とマッチングする応援棒端末100-2とのペアリング(pairing)を実行することができる。
【0221】
また、前記セッティング型ライティング装置は、実行されたペアリングを介して所定の演出準備データを受信して格納及び管理してもよい。
【0222】
本実施形態として、セッティング型ライティング装置は、所定の応援棒端末100-2とブルートゥース(登録商標)ペアリング(Bluetooth pairing)を実行して所定の公演準備データを受信することができ、受信した公演準備データを格納部320に格納及び管理することができる。
【0223】
一方、本実施形態において、基本型ライティング装置は、前述したようなイベント登録及び/または公演準備データの格納が完了していないライティング装置300であってもよい。
【0224】
他方、本実施形態において複数のライティング装置300の各々は、ユーザの操作に応じて光源部360を制御する手動動作モードで発光動作を行うこともでき、外部から受信されるライティング装置制御信号(本実施形態においては、中央サーバ200からブロードキャスト(Broadcasting)方式で受信されるライティング装置制御信号に従って光源部360を制御する公演動作モードで発光動作を行うこともできる。
【0225】
本実施形態において、このような複数のライティング装置300のそれぞれは、前記手動動作モードに基づいて動作する途中、ライティング装置制御信号が感知されると自動的に公演動作モードに切り替えて光源部360を制御して発光動作を実行できる。
【0226】
以下、本発明の一実施形態に係る演出者端末100-1の少なくとも1つ以上のプロセッサによって実行される演出アプリケーション111が基本ライブラリに基づいて複数のライティング装置300を統合制御する方法について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0227】
本発明の一実施形態において、演出者端末100-1の少なくとも1つ以上のプロセッサは、少なくとも1つ以上のメモリ110に格納された少なくとも1つ以上の演出アプリケーション111を実行するか、またはバックグラウンド状態で動作させることができる。
【0228】
このとき、前記少なくとも1つ以上のプロセッサが前記演出アプリケーション111の命令語を実行するために動作して前述の統合ライティング制御サービスを提供する方法を実行することを、前記演出アプリケーション111が実行することで短縮して説明する。
【0229】
図5は、本発明の一実施形態に係る基本ライブラリに基づいて複数のライティング装置300を統合制御する方法を説明するためのフローチャートである。
【0230】
図5を参照すると、本実施形態において、前記演出者端末100-1の少なくとも1つ以上のプロセッサによって実行されるか、またはバックグラウンド状態で動作する演出アプリケーション111は、公演準備データベースのカスタム制御信号を送信することができる。(S101)
【0231】
ここで、本実施形態に係る前記カスタム制御信号とは、ライティング装置300に格納された公演準備データが含む少なくとも1つのライブラリ及び/又はシナリオに対する実行/中断/終了を指示するライティング装置制御信号を意味することができる。
【0232】
すなわち、本実施形態において、演出アプリケーション111は、前記のようなカスタム制御信号を複数のライティング装置300に送信して、前記複数のライティング装置300のそれぞれに格納された公演準備データ内ライブラリ及び/またはシナリオに基づいた発光制御を行うことができる。
【0233】
具体的には、本実施形態において、演出アプリケーション111は、中央サーバ200と連動して前記のようなカスタム制御信号を複数のライティング装置300に送信することができる。
【0234】
より詳しくは、本実施形態において、演出アプリケーション111は、中央サーバ200に前記カスタム制御信号に対する送信要請を実行することができる。
【0235】
前記中央サーバ200は、少なくとも1つ以上の中継器Rと連動して前記カスタム制御信号を前記複数のライティング装置300に送信することができる。
【0236】
このとき、本実施形態において、中央サーバ200は、ブロードキャスト(Broadcasting)方式に基づいてカスタム制御信号を複数のライティング装置300に送信することができる。
【0237】
なお、ブロードキャスト方式ではなくユニキャスト方式を用いる場合、中央サーバ200は、送信しようとするデータパケット(本実施形態において、ライティング装置制御信号)を複数の受信者(本実施形態において、ライティング装置300)に複数回送信しなければならなく、これにより同じパケットの重複伝送によるネットワーク効率の低下を招くことがある。
【0238】
また、ブロードキャスト方式ではなくユニキャスト方式を用いる場合、中央サーバ200は、送信したデータパケット(本実施形態において、ライティング装置制御信号)の受信に対応するackメッセージを多数の受信者(本実施形態において、ライティング装置300のそれぞれから受信しなければならず、これによる通信状況の悪化により円滑なデータ通信が阻害されることがある。
【0239】
したがって、本発明の一実施形態において、中央サーバ200は、中継器Rと連動して自身のホストが属しているネットワーク全体を対象に別途の受信者指定なしにデータパケット(本実施形態において、ライティング装置制御信号)を送信する一対多通信方式のブロードキャスト方式を用いて、所定のライティング装置制御信号を前記複数のライティング装置300に送信することができる。
【0240】
したがって、本実施形態において、中央サーバ200は、送信されるライティング装置制御信号に対する通信漏れを最小化することとともに、複数のライティング装置300間の通信同期誤差を最小化することができ、通信効率を向上させることができる。
【0241】
再び戻って、そうして本実施形態において、演出アプリケーション111は、中央サーバ200(及び/または中継器R)との連動を介してブロードキャスト方式でカスタム制御信号を複数のライティング装置300に送信してもよい。
【0242】
このとき、本実施形態において前記カスタム制御信号を受信したライティング装置300がセッティング型ライティング装置である場合、セッティング型ライティング装置は、受信したカスタム制御信号に応じた発光動作を行うことができる。
【0243】
一方、本実施形態において前記カスタム制御信号を受信したライティング装置300が基本型ライティング装置である場合、前記基本型ライティング装置は、前記カスタム制御信号が受信されてもよく、それに応じた発光動作が行われなくてもよい。
【0244】
すなわち、本実施形態において演出アプリケーション111は、カスタム制御信号を用いて初期セッティング(すなわち、本実施形態においてイベント登録及び/又は公演準備データの格納)が完了した複数のセッティング型ライティング装置に対する発光制御を行うことができる。
【0245】
続いて、本実施形態において、演出アプリケーション111は、送信されたカスタム制御信号に従って統合ライティング制御処理を行う(S103)。
【0246】
図6は本発明の一実施形態に係る統合ライティング制御処理のために企画された特定の形状の一例である。
【0247】
すなわち、
図6を参照すると、本実施形態における演出アプリケーション111は、送信されたカスタム制御信号に基づいて複数のセッティング型ライティング装置をそれぞれに特化した発光パターンで一括動作させて、全体として特定の形状(SS)を演出する統合ライティング制御処理を行ってもよい。
【0248】
このとき、本実施形態において前記カスタム制御信号を受信した複数のセッティング型ライティング装置の各々は、前記受信したカスタム制御信号に基づいて各光源部360の発光動作を制御してもよい。
【0249】
具体的には、本実施形態において、セッティング型ライティング装置は、格納部320に格納された公演準備データに基づいて受信されたカスタム制御信号にマッチングされるライブラリ及び/またはシナリオを検出することができる。
【0250】
例えば、セッティング型ライティング装置は、受信した第1カスタム制御信号が第1ライブラリ実行信号である場合、格納部320に格納された公演準備データ内の第1ライブラリを読み出すことができる。別の例として、前記セッティング型ライティング装置は、受信した第2カスタム制御信号が第1シナリオ実行信号である場合、前記格納部320に格納された公演準備データ内の第1シナリオを読み出すことができる。
【0251】
このとき、例示的に、セッティング型ライティング装置は、受信したカスタム制御信号が示す所定の識別情報(本実施形態において、ライブラリ識別情報及び/またはシナリオ識別情報)に基づいてカスタム制御信号に応じたライブラリ及び/またはシナリオを読み出すことができる。
【0252】
また、本実施形態において、セッティング型ライティング装置は、検出されたライブラリ及び/またはシナリオに対応する発光パターンに従って光源部360の発光動作を制御することができる。
【0253】
本実施形態として、セッティング型ライティング装置は、検出されたライブラリの発光パターン情報に従って光源部360の発光動作を制御することができ、検出されたシナリオの発光パターン情報(以下、シナリオパターン情報)に、したがって、光源部360の発光動作を制御してもよい。
【0254】
例えば、セッティング型ライティング装置は、読み出された第1ライブラリの第1発光パターン情報(例えば、「発光オン/第1色/第1輝度/第1動的効果」等)による発光か否か、色、明るさ及び/または動的効果セッティング値に基づいて光源部360の発光動作を制御することができる。
【0255】
別の例として、セッティング型ライティング装置は、読み出された第1シナリオの第1シナリオパターン情報(例えば、「第1ライブラリの第1発光パターン情報/第2ライブラリの第2発光パターン情報/第1自体パターン情報」等など)による発光の有無、色、明るさ及び/または動的効果セッティング値に基づいて、光源部360の発光動作を制御してもよい。
【0256】
すなわち、本実施形態において演出アプリケーション111は、複数のセッティング型ライティング装置にカスタム制御信号を送信し、複数のセッティング型ライティング装置が前述したようなプロセスを通じて一括的な発光動作を実行させることにより、複数のセッティング型ライティング装置に基づく統合ライティング制御処理を行うことができる。
【0257】
このように、演出アプリケーション111は、少なくとも1つのライブラリ及び/またはシナリオを含む公演準備データを複数のセッティング型ライティング装置のそれぞれに既格納させ、その後、そのライブラリ及び/またはシナリオの内、少なくとも1つに対した実行/中断/終了を命令するカスタム制御信号を複数のセッティング型ライティング装置に提供し、提供されたカスタム制御信号を複数のセッティング型ライティング装置のそれぞれに既格納された公演準備データに基づいて解析し、当該カスタム制御信号に応じた所定のライブラリ及び/又はシナリオの発光パターンに応じて複数のセッティング型ライティング装置のそれぞれが一括して発光動作させることにより、演出者のニーズ(needs)等に応じてプリセットされた様々な形状の発光パターンを複数のセッティング型ライティング装置を用いて円滑に行うことができる。
【0258】
さらに、本実施形態において、演出アプリケーション111は、基本ライブラリベースのデフォルト制御信号を送信することができる(S105)。
【0259】
ここで、本実施形態に係るデフォルト制御信号とは、ライティング装置300に格納された基本ライブラリに対する実行/中断/終了を命令するライティング装置制御信号を意味することができる。
【0260】
本実施形態において、このようなデフォルト制御信号は、前述の基本ライブラリを制御する汎用イベントコードを含みから行うことができる。
【0261】
詳しくは、本実施形態において、演出アプリケーション111は、中央サーバ200(及び/または中継器R)と連動してブロードキャスト方式でデフォルト制御信号を複数のライティング装置300に送信することができる。
【0262】
ここで、本実施形態に係る中央サーバ200がデフォルト制御信号を複数のライティング装置300に送信する方法の詳細な説明は、前述したS101段階で中央サーバ200がカスタム制御信号を複数のライティング装置300に送信する方法の説明を準用し、以下では重複する記載を要約または省略することができ、前述した内容と差別化された内容を重点的に記述する。
【0263】
このとき、本実施形態においてデフォルト制御信号を受信した複数のライティング装置300は、受信したデフォルト制御信号に応じた発光動作を行うことができる。
【0264】
言い換えれば、本発明の一実施形態において、複数のライティング装置300は、前述のように少なくとも1つの基本ライブラリをファームウェアにすでに格納しているため、これにより別々のイベント登録やペアリングを実行しなくてもデフォルトの制御信号に従って基本的な発光動作を実行することができる。
【0265】
すなわち、本本実施形態において、演出アプリケーション111は、初期セッティングが完了したか否かにかかわらず、全てのライティング装置300に対してデフォルト制御信号を用いた発光制御を行うことができる。
【0266】
続けて、本実施形態において、演出アプリケーション111は、送信されたデフォルト制御信号に従って統合ライティング制御処理を行うことができる(S107)。
【0267】
すなわち、本実施形態において演出アプリケーション111は、送信されたデフォルト制御信号に基づいて複数のライティング装置300を所定の発光パターンで一括動作させる統合ライティング制御処理を行うことができる。
【0268】
具体的には、本本実施形態において、デフォルト制御信号を受信した複数のライティング装置300のそれぞれは、受信したデフォルト制御信号に基づいて各光源部360の発光動作を制御することができる。
【0269】
より具体的には、本実施形態において、ライティング装置300は、格納部320に格納された少なくとも1つの基本ライブラリの内、受信したデフォルト制御信号にマッチングする基本ライブラリを検出することができる。
【0270】
例えば、ライティング装置300は、受信した第1デフォルト制御信号が第1基本ライブラリ実行信号である場合、格納部320に格納された少なくとも1つの基本ライブラリ中から第1ライブラリを読み出すことができる。
【0271】
このとき、例示的に、ライティング装置300は、受信したデフォルト制御信号が示す所定の識別情報(本実施形態においてライブラリ識別情報)に基づいて、デフォルト制御信号に基づく基本ライブラリを読み出することができる。
【0272】
また、本実施形態において、ライティング装置300は、検出された基本ライブラリに対応する発光パターンに従って光源部360の発光動作を制御することができる。
【0273】
例えば、ライティング装置300は、読み出された第1基本ライブラリの第1発光パターン情報(例えば、「発光オン」または「発光オフ」など)による発光パターン設定値に基づいて光源部360の発光動作を制御することができる。
【0274】
すなわち、本実施形態において、演出アプリケーション111は、複数のライティング装置300にデフォルト制御信号を送信して、複数のライティング装置300を前述したようなプロセスを介して一括で発光動作を実行させることができる。これにより、複数のライティング装置300に基づく統合ライティング制御処理を行うことができる。
【0275】
このように、演出アプリケーション111は、別途のイベント登録やペアリングを行わなくとも、ライティング装置300の格納部320上に基本的に格納されている基本ライブラリを用いてライティング装置300の発光制御を実行可能にすることで、様々な原因(例えば、ユーザが公演に遅れるか、予め公演準備データをライティング装置300にダウンロードできなかった、またはシステムエラーによりライティング装置300へのデータ伝送に問題が発生するなど)によってライティング装置300に対する初期セッティングが円滑に行われない場合でも、当該ライティング装置300に基本的に格納されている基本ライブラリを用いた発光制御を行い、初期セッティングが未完了になったライティング装置300(本実施形態において、基本型ライティング装置)もまた、計画された演出に効果的に参加することが可能にするように支援することができる。
【0276】
このとき、本実施形態に係れば、演出アプリケーション111は、デフォルト制御信号に基づいて、複数のセッティング型ライティング装置と複数の基本型ライティング装置を互いに異なる発光パターンで動作させることができる。
【0277】
具体的には、本実施形態において演出アプリケーション111は、複数のセッティング型ライティング装置でペアリングを介して公演準備データを受信するとき、複数のセッティング型ライティング装置のファームウェアに既に格納された基本ライブラリのうちいずれか1つ(以下、セッティング確認用基本ライブラリ)の発光パターン情報を公演準備データ内の特定ライブラリ(以下、セッティング確認用準備ライブラリ)の発光パターン情報に変更することができる。
【0278】
その後、本実施形態において、演出アプリケーション111は、複数のセッティング型ライティング装置と複数の基本型ライティング装置の全てにセッティング確認用基本ライブラリを実行させるデフォルト制御信号を送信することができる。
【0279】
そうすると、演出アプリケーション111は、デフォルト制御信号を受信した複数の基本型ライティング装置は、セッティング確認用基本ライブラリによる発光パターンに従って動作し、デフォルト制御信号を受信した複数のセッティング型ライティング装置は、セッティング確認用準備ライブラリに従って発光パターンに従って動作するようにすることができる。
【0280】
すなわち、本本実施形態において演出アプリケーション111は、複数のセッティング型ライティング装置に既に格納された基本ライブラリのうちいずれか1つ(本実施形態において、セッティング確認用基本ライブラリ)の発光パターン情報を公演準備データ内のいずれか1つのライブラリの発光パターン情報に変更した後、複数の基本型ライティング装置と複数のセッティング型ライティング装置のすべてに、セッティング確認用基本ライブラリを実行させるデフォルト制御信号を送信すると、複数の基本型ライティング装置では、セッティング確認用基本ライブラリによる発光動作を行い、複数のセッティング型ライティング装置においては、セッティング確認用準備ライブラリによる発光動作を行うことができる。
【0281】
言い換えれば、演出アプリケーション111は、複数の基本型ライティング装置と複数のセッティング型ライティング装置にセッティング確認用基本ライブラリを実行させるデフォルト制御信号を送信し、複数の基本型ライティング装置と複数のセッティング型ライティング装置が互いに異なる発光パターンに沿って発光動作させることができる。
【0282】
これにより、演出アプリケーション111は、デフォルト制御信号のみを送信しても、動作しないライティング装置300なしで全てのライティング装置300に対する発光動作を実行して演出景観を損なわないとともに、公演準備データを格納したライティング装置300(本実施形態において、セッティング型ライティング装置)と、そうでないライティング装置300(本実施形態において、基本型ライティング装置)との顕著な視覚的コントラストを表現する発光動作を通じて両ライティング装置300をより明確に区分及び確認することができる。
【0283】
さらに、本実施形態において、演出アプリケーション111は、カスタム制御信号及びデフォルト制御信号を含む結合制御信号を送信することができる(S109)。
【0284】
ここで、本実施形態に係る結合制御信号は、ライティング装置300に格納された公演準備データと基本ライブラリに対する実行/中断/終了命令を同時に実行することができるライティング装置制御信号を意味してもよい。
【0285】
本実施形態において、このような結合制御信号は、ライティング装置300に格納された公演準備データに基づいて発光制御を指示する第1制御信号(すなわち、本実施形態においてカスタム制御信号)と、ライティング装置300に格納された基本ライブラリに基づいて発光制御を指示する第2制御信号(すなわち、本実施形態においてデフォルト制御信号)を含むことができる。
【0286】
詳細には、本実施形態において、演出アプリケーション111は、中央サーバ200(及び/または中継器R)と連動してブロードキャスト方式で結合制御信号を複数のライティング装置300に送信することができる。
【0287】
このとき、中央サーバ200がデフォルト制御信号を複数のライティング装置300に送信する方法の詳細な説明は、前述したS101段階で中央サーバ200がカスタム制御信号を複数のライティング装置300に送信する方法の説明を準用する。
【0288】
さらに、本実施形態において、演出アプリケーション111は、送信された結合制御信号に従って統合ライティング制御処理を行うことができる(S111)。
【0289】
すなわち、本実施形態において、演出アプリケーション111は、送信された結合制御信号に基づいて複数のライティング装置300が所定の発光パターンに沿って一括動作するようにする統合ライティング制御処理を行うことができる。
【0290】
このとき、本実施形態において演出アプリケーション111は、結合制御信号を受信したライティング装置300がセッティング型ライティング装置である場合、結合制御信号内、第1制御信号(すなわち、本実施形態においてカスタム制御信号)を優先して発光動作を実行するようにすることができる。
【0291】
すなわち、本実施形態において結合制御信号を受信したセッティング型ライティング装置は、受信した結合制御信号内に第1制御信号を優先的に適用して当該セッティング型ライティング装置の光源部360の発光動作を制御することができる。
【0292】
反面、本実施形態において演出アプリケーション111は、結合制御信号を受信したライティング装置300が基本型ライティング装置である場合、結合制御信号内の第2制御信号(すなわち、本実施形態においてデフォルト制御信号)を優先して発光動作を実行するようにすることができる。
【0293】
すなわち、本実施形態において結合制御信号を受信した基本型ライティング装置は、受信した結合制御信号内に第2制御信号を優先的に適用して当該基本型ライティング装置の光源部360の発光動作を制御することができる。
【0294】
このように、演出アプリケーション111は、初期セッティングが完了したセッティング型ライティング装置と初期セッティングが未完了された基本型ライティング装置のすべてに対する一括発光制御を単一のライティング装置制御信号で実行可能することで初期セッティングの有無に応じて互いに異なるライティング装置制御信号を、セッティング型ライティング装置及び基本型ライティング装置のそれぞれに送信しなくても、1つのライティング装置制御信号(本実施形態において、結合制御信号)を介して全てのライティング装置300の発光動作を容易かつ簡単に同時制御できる。
【0295】
- 互いに異なる制御プロトコルに基づく複数のライティング装置グループの統合制御方法
一般に、ライティング装置300は、対象とする公演主体(例えば、特定のミュージシャンなど)や製造方式などに応じて互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御することができる。
【0296】
例えば、第1ミュージシャンの公演に用いられる第1ライティング装置グループと第2ミュージシャンャンの公演に用いられる第2ライティング装置グループとは、互いに異なる制御プロトコルに従って発光動作を制御してもよい。
【0297】
ただし、上述のように互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御される複数のライティング装置グループを一括制御して統一された演出を実現しなければならない状況が発生することがある。
【0298】
例えば、第1ミュージシャンと第2ミュージシャンが合同公演を行う場合、すなわち、第1ライティング装置グループと第2ライティング装置グループが混在すると、第1ライティング装置グループと第2ライティング装置グループは、互いに異なる制御プロトコルに従うにもかかわらず、該当合同公演のための統一された演出を実行しなければならないことがある。
【0299】
しかしながら、上記のような複数のライティング装置グループは、各ライティング装置グループの制御プロトコルに従って制御を行うそれぞれの制御コンソールが必要であり、これにより、互いに異なる制御プロトコル数分の制御コンソールが必要であるという課題がある。
【0300】
また、このため、複数の制御コンソール間の同時制御のための各種キューサインやLTCなどの外部要因がさらに要求され、必要なコストや労力などが増加し、これに加えて、新しい制御プロトコルによるライティング装置グループを流動的に追加して統一された演出を図るなどの自由度が低下する限界が存在する。
【0301】
したがって、本発明の一実施形態においては、互いに異なる制御プロトコルに従って制御される複数のライティング装置のグループを一括して同時制御して統合ライティング制御処理を行うことができる方法を開示する。
【0302】
以下、本発明の一実施形態に係る中央サーバ200の少なくとも1つ以上のプロセッサモジュール(210:以下、サーバプロセッサ)が互いに異なる制御プロトコルに基づいて複数のライティング装置グループを統合制御する方法について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0303】
このとき、以下の本実施形態においては、効果的な説明のために、複数のライティング装置グループを第1ライティング装置グループ(以下、第1ライティンググループ)と第2ライティング装置グループ(以下、第2ライティンググループ)に基づいて説明するが、これに限定されず、より多い数のライティング装置グループが存在する場合にも本発明に係る本実施形態が適用されることができることが明らかである。
【0304】
さらに、以下の本実施形態においては、効果的な説明のために本実施形態を後述するように区分して説明したが、本実施形態の内、少なくとも一部が相互に有機的に結合して動作することができるなど、様々な本実施形態がさらに可能であってもよい。
【0305】
また、以下の本実施形態においては、前述した基本ライブラリに基づく複数のライティング装置300統合制御方法で説明した内容と重複する記載は要約または省略することができる。
【0306】
図7及び
図8は、本発明の一実施形態に係る互いに異なる制御プロトコルに基づいて複数のライティング装置グループを統合制御する方法を説明するための概念図である。
【0307】
<第1本実施形態-統合制御データに基づく統合プロトコル制御信号送信>
具体的には、
図7を参照すると、本実施形態に係る統合プロトコル制御信号とは、互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御される第1ライティンググループと第2ライティンググループに対する統一された制御プロトコルを提供する第3の制御プロトコル(以下、統合プロトコル)に基づいて送受信されるライティング装置制御信号を意味することができる。
【0308】
本実施形態において、このような統合プロトコル制御信号は、カスタム統合制御信号及び/またはデフォルトの統合制御信号を含むことができる。
【0309】
ここで、本実施形態に係るカスタム統合制御信号は、ライティング装置300に格納された統合公演準備データが含む少なくとも1つのライブラリ及び/又はシナリオに対する実行/中断/終了を指示するライティング装置制御信号を意味してもよい。
【0310】
すなわち、本実施形態に係る統合公演準備データは、カスタム統合制御信号によって実行/中断/終了される少なくとも1つのライブラリ及び/またはシナリオを含む公演準備データであってもよい。
【0311】
このとき、本発明の一実施形態における複数のライティング装置300の各々は、少なくとも1つの統合公演準備データを前述したようなペアリング(pairing)を介して格納及び管理することができる。
【0312】
一方、本実施形態に係るデフォルト統合制御信号は、ライティング装置300に格納された統合基本ライブラリに対する実行/中断/終了を指示するライティング装置制御信号を意味することができる。
【0313】
すなわち、本実施形態に係る統合基本ライブラリは、デフォルト統合制御信号によって実行/中断/終了される少なくとも1つの基本ライブラリであってもよい。
【0314】
同様に、本発明の一実施形態において、複数のライティング装置300のそれぞれは、少なくとも1つの統合基本ライブラリを前述のようにファームウェア(Firmware)に予め格納及び管理することができる。
【0315】
また、本実施形態における統合制御データとは、前述した統合公演準備データ及び/または統合基本ライブラリを含むデータを意味することができる。
【0316】
再び戻って、具体的には本実施形態において、サーバプロセッサ210は、ブロードキャスト(Broadcasting)方式に基づいて、第1ライティンググループと第2ライティンググループが含む複数のライティング装置300で前述した統合プロトコル制御信号を送信することができる。
【0317】
このとき、本実施形態において、サーバプロセッサ210は、複数のライティング装置300が統合公演準備データを格納しているセッティング型ライティング装置である場合、カスタム統合制御信号に基づいて統合プロトコル制御信号を送信できる。
【0318】
そうすると、カスタム統合制御信号を受信した複数のセッティング型ライティング装置は、受信したカスタム統合制御信号に基づいて各光源部360の発光動作を制御することができる。この詳細な説明は、前述したステップS103の説明を準用する。
【0319】
すなわち、本実施形態において、サーバプロセッサ210は、複数のセッティング型ライティング装置にカスタム統合制御信号を送信することによって、複数のセッティング型ライティング装置が互いに異なる制御プロトコルに準拠しても、統合プロトコルを用いて前述されたところのようなプロセスを介して一括発光動作を実行するようにすることができる。
【0320】
サーバプロセッサ210は、互いに異なる制御プロトコルを有する複数のセッティング型ライティング装置を用いた統合ライティング制御処理を1つの制御コンソール(本実施形態では中央サーバ200)で容易に実現することができる。
【0321】
一方、本実施形態において、サーバプロセッサ210は、デフォルトの統合制御信号に基づいて複数のライティング装置300に統合プロトコル制御信号を送信することができる。
【0322】
言い換えれば、本発明の一実施形態において、複数のライティング装置300は、前述のような少なくとも1つの統合基本ライブラリをファームウェアにすでに格納しているため、別途イベント登録やペアリングを実行しなくても、デフォルト統合制御信号に従って発光動作を実行することができる。
【0323】
デフォルト統合制御信号を受信した複数のライティング装置300は、受信したデフォルト統合制御信号に基づいて各光源部360の発光動作を制御することができる。
【0324】
すなわち、本実施形態において、サーバプロセッサ210は、複数のライティング装置300にデフォルトの統合制御信号を送信し、複数のライティング装置300が互いに異なる制御プロトコルに準拠しても、統合プロトコルを用いて前述されたところのようなプロセスに沿って一括して発光動作させることができ、これにより互いに異なる制御プロトコルを有する複数のライティング装置300を用いた統合ライティング制御処理を1つの制御コンソール(本実施形態において、中央サーバ200)のみで効率的に行うことができる。
【0325】
また前述のところの様にサーバプロセッサ210は、1つの統合プロトコル制御信号のみで互いに異なる制御プロトコルを用いる複数のライティンググループを一括制御可能にすることにより、複数のライティンググループを一括制御するために要求されるコストや労力等を顕著に節約することができ、さらにまた他の制御プロトコルに基づく新しいライティング装置グループを、統合ライティング制御公演に容易かつ柔軟に追加及び参加させることができる。
【0326】
<第2本実施形態-各制御プロトコルベースの変換制御信号送信>
一方、
図8を参照すると、本実施形態に係る変換制御信号は、各ライティンググループの制御プロトコルに基づき複数のライティング装置300に送信しようとするライティング装置制御信号(本実施形態においては、カスタム制御信号、デフォルト制御信号及び/または結合制御信号など)に対応する制御信号で検出されたライティング装置制御信号を意味してもよい。
【0327】
すなわち、本実施形態において、変換制御信号は、第1ライティンググループ及び第2ライティンググループが含む複数のライティング装置300に送信しようとするライティング装置制御信号(以下、ターゲット制御信号)に対応する制御信号をライティンググループ別制御プロトコルに基づいて検出して取得されるライティング装置制御信号であってもよい。
【0328】
具体的には、本実施形態に係る演出アプリケーション111は、中央サーバ200に複数のライティング装置300に対するターゲット制御信号の送信要請を実行することができる。
【0329】
ターゲット制御信号の送信要請を受けた中央サーバ200のサーバプロセッサ210は、受信したターゲット制御信号に対応される制御信号(すなわち、本実施形態において変換制御信号)を複数のライティング装置300に関連する複数の制御プロトコルのそれぞれから検出することができる。
【0330】
本実施形態として、サーバプロセッサ210は、第1ライティンググループの第1制御プロトコル上でターゲット制御信号に対する第1変換制御信号を検出することができ、第2ライティンググループの第2制御プロトコル上でターゲット制御信号に対する第2変換制御信号を検出することができる。
【0331】
また、本実施形態において、サーバプロセッサ210は、ライティンググループごとに検出された変換制御信号を、各ライティンググループの制御プロトコルを介してライティンググループごとに複数のライティング装置300に送信することができる。
【0332】
すなわち、サーバプロセッサ210は、ターゲット制御信号を各ライティンググループ別制御プロトコル上でそれに対応する制御信号に変換し、変換制御信号を、各ライティンググループの制御プロトコルを用いて、該当する複数のライティング装置300にそれぞれ送信することができる。
【0333】
本実施形態として、サーバプロセッサ210は、ターゲット制御信号に対して第1ライティンググループの第1制御プロトコル上で検出された第1変換制御信号を、第1制御プロトコルを介して第1ライティンググループに送信することができ、ターゲット制御信号に対して、第2ライティンググループの第2制御プロトコル上で検出された第2変換制御信号を、第2制御プロトコルを介して第2ライティンググループに送信することができる。
【0334】
このとき、本実施形態において、サーバプロセッサ210は、ブロードキャスト(Broadcasting)方式に基づいて変換制御信号を複数のライティング装置300に送信することができる。
【0335】
このように、サーバプロセッサ210は、複数のライティング装置300に送信しようとするターゲット制御信号を複数のライティング装置300に関連する各制御プロトコルに対応する最適な形態に自動変換し、これを用いて複数のライティング装置300に対する発光動作を指示するライティング装置制御信号を各制御プロトコルを介して送信することにより、互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御される複数のライティンググループが混在する場合にも1つの制御コンソール(本実施形態において、中央サーバ200)上で該当する複数のライティング装置300にターゲット制御信号を容易に送信することができる。
【0336】
これにより、サーバプロセッサ210は、複数のライティング装置300に基づく統一された処理をより手軽に実現させるとともに、一括的な同時制御の精度を向上させ、その完成度を向上させることができる。
【0337】
以上、本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置300及びその統合制御方法及びシステムは、複数のライティング装置300別の動作環境に関係なく、全てのライティング装置300に対する一括制御を支援するこれにより、互いに異なる動作環境を有するライティング装置300ごとに別途の処理を実行したり、それを統一するための追加の努力をかけることなくでも、関連する全てのライティング装置300を容易に同時制御することができる。
【0338】
また、本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置300及びその統合制御方法及びシステムは、複数のライティング装置300及び遠隔制御するための初期セッティングが完了していないライティング装置300についても汎用イベントコードに基づく遠隔制御をサポートすることにより、特定の要因(例えば、ユーザの事前準備不備及び/またはシステムエラーなど)などによって少なくとも一部のライティング装置300上に遠隔制御のための各種データが予め格納されていないなど動作環境の構築が完了していない場合でも、当該ライティング装置300を含む全てのライティング装置300に対した統一された遠隔制御を実行することができ、全てのライティング装置300を企画された演出に円滑に参加させる効果がある。
【0339】
また、本発明の一実施形態に係る複数のライティング装置300及びその統合制御方法及びシステムは、互いに異なる制御プロトコルに基づいて制御される複数のライティング装置グループに対する一括的な同時制御を支援することにより、互いに異なる制御プロトコルに従う複数のライティング装置グループが混在する場合でも、1つの制御コンソールだけで複数のライティング装置グループの発光動作に基づく統一された処理を容易かつ正確に行うことができ、これに要求されるコストや努力などを顕著に節約することができ、さらにまた他の制御プロトコルに基づく新しいライティング装置グループを該当処理に簡便かつ柔軟に追加及び参加させることができる。
【0340】
一方、以上で説明された本発明による本実施形態は、様々なコンピュータ構成要素を介して実行することができるプログラム命令語の形態で実現され、コンピュータ可読記録媒体に記録することができる。コンピュータ可読記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。コンピュータ可読記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計及び構成されたものであるか、またはコンピュータソフトウェアの分野の当業者に公知され使用可能なものであってもよい。コンピュータ可読記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気テープなどの磁気媒体、CD-ROM、DVDなどの光記録媒体、フロプティカルディスク (floptical disk)などのような磁気光学媒体(magneto-optical medium)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令語を格納し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例には、コンパイラによって作成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行することができる高級言語コードも含まれる。ハードウェア装置は、本発明に係る制御処理を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールに変更することができ、その逆も同様である。
【0341】
本発明において説明する特定の実行は、一つの実施形態であり、いかなる方法でも本発明の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来の電子構成、制御システム、ソフトウェア、及びシステムの他の機能的側面の記載は省略することができる。さらに、図面に示されている構成要素間の線の接続または接続部材は、機能的接続及び/または物理的または回路的接続を例示的に示しており、実際の装置では代替可能するかまたは追加の様々な機能的接続、物理的接続、または回路接続として表すことができる。さらに、「必須的な」、「重要に」などのような具体的な言及がなければ、本発明を適用するために必ずしも必要な構成要素ではないことがある。
【0342】
また、説明した本発明の詳細な説明では、本発明の好ましい本実施形態を参照して説明したが、当該技術分野の熟練した当業者または当該技術分野に通常の知識を有する者なら、後述する特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び技術領域から逸脱しない範囲で本発明を様々に修正及び変更することができることが理解される。したがって、本発明の技術的範囲は、明細書の詳細な説明に記載された内容に限定されず、特許請求の範囲によって定められるべきである。