(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-09
(45)【発行日】2024-12-17
(54)【発明の名称】情報処理装置及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20241210BHJP
【FI】
G06Q10/10
(21)【出願番号】P 2020212627
(22)【出願日】2020-12-22
【審査請求日】2023-11-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】米田 祐司
【審査官】関 博文
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-026054(JP,A)
【文献】特開2020-056936(JP,A)
【文献】特開2008-040839(JP,A)
【文献】特開2010-042573(JP,A)
【文献】特開2012-099087(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
設定された出力条件が異なる、複数の
画像データに対する一括出力の指示を受け付けないように
、前記画像データの出力指示を受け付ける画面において、前記画像データの出力を指示するための出力指示ボタンの押下を禁止するように制御する
情報処理装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記出力指示ボタンをグレーアウトするように制御する
請求項
1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
設定された出力条件が異なる、複数の画像データに対する一括出力の指示を受け付けないように制御し、
前記画像データに設定された出力条件について、異なる出力条件
の変更を受け付け、前記複数の
画像データの出力条件を、前記受け付けた出力条件に変更する
情報処理装置。
【請求項4】
コンピュータに、
設定された出力条件が異なる、複数の
画像データに対する一括出力の指示を受け付けないように
、前記画像データの出力指示を受け付ける画面において、前記画像データの出力を指示するための出力指示ボタンの押下を禁止するように制御する
処理を実行させる情報処理プログラム。
【請求項5】
コンピュータに、
設定された出力条件が異なる、複数の画像データに対する一括出力の指示を受け付けないように制御し、
前記画像データに設定された出力条件について、異なる出力条件の変更を受け付け、前記複数の画像データの出力条件を、前記受け付けた出力条件に変更する
処理を実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、文書データに処理する情報処理装置であって、処理対象の文書データと、当該文書データに対して行われる複数種類の処理とそれぞれの処理の順序を記述したフロー定義文書データとを入力する入力手段と、前記フロー定義文書データに記述された順序に従った全処理を実行する実行手段と、該実行手段による実行結果の誤りを、ユーザからの指示に従って修正する修正手段と、前記フロー定義文書データに記述された処理の順序に対して逆の順に処理を実行し、各処理による処理の結果が前記修正手段による修正内容となるための情報を生成し、当該情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に従った処理を実行させるための記述を前記フロー定義文書データに追加した新たなフロー定義文書データを、前記入力手段による入力対象として、生成する生成手段とを有することを特徴とする情報処理装置が開示されている。
【0003】
特許文献2には、複数の種類の帳票間の写像を定義する関連によって構成される業務をプログラミングする方法であって、帳票群の入出力の対応関係によって該業務の構造を帳票の実行の時間的な順序関係によって該業務の手順を記述する業務定義手順処理と、前記定義手順処理によって定義された業務手順に基づいて複数の帳票の実行を制御するための実行メニューを生成する実行メニュー生成処理と、帳票の書式の記述とその帳票の計算及び編集手続きを含む処理仕様の記述によって帳票の構造を定義する帳票定義処理と、前期実行メニュー生成処理によって生成された実行メニューに基づいて前期帳票定義処理によって定義された帳票仕様を実行する実行処理を有することを特徴とする業務プログラミング方法が開示されている。
【0004】
特許文献3には、帳票の書式情報と取得したデータを帳票のどこに挿入するかを規定するデータマージ情報とから構成される1個以上の帳票テンプレートと、データの取得指示に係るデータ取得指示情報と、帳票を出力するときの設定情報である1個以上の帳票出力設定情報と、帳票テンプレートと帳票出力設定情報とを対応付ける出力設定管理情報と、から構成される帳票テンプレートセットを記憶する帳票テンプレートセット記憶手段と、前記帳票テンプレートセット記憶手段に記憶されている複数の帳票テンプレートセットから一つの帳票テンプレートセットを選択する帳票テンプレートセット選択手段と、前記帳票テンプレートセットに含まれる前記データ取得指示情報に基づいてデータを取得するデータ取得手段と、前記帳票テンプレートセットに含まれる前記帳票テンプレートを取得するテンプレート取得手段と、前記テンプレート取得手段が取得した帳票テンプレートに対応する帳票出力設定情報を取得する帳票出力設定取得手段と、前記データ取得手段が取得したデータを前記帳票テンプレートセットに含まれる帳票テンプレートのデータマージ情報に基づいてデータの挿入を行い、帳票データを生成するデータマージ手段と、前記データマージ手段が生成した帳票データを出力する帳票出力手段と、を有し、前記帳票出力手段は、帳票テンプレート毎に、前記データマージ手段が生成した帳票データを、前記帳票出力設定取得手段が取得した前記帳票テンプレートに対応する帳票出力設定に基づいて、出力することを特徴とする帳票生成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特許第6771906号
【文献】特開平5-334059号公報
【文献】特開2008-33646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
予め定めた項目に情報が記入された帳票を読み取った帳票データは、予め定められた設定に従って処理される。帳票データは、特定の出力形式で出力され、基幹システム等のシステムに入力されることがあるため、帳票に応じて、適切な出力形式が設定されている。ここで、出力形式が異なる複数の帳票データに対して一括出力が指示されて、出力形式が異なる複数の帳票データを1つの帳票データにまとめて出力してしまうと、帳票データの出力先のシステムで処理できない場合がある。
【0007】
本発明は、出力条件が異なる複数の帳票データが表示されている場合に、出力先のシステムで処理できない条件の帳票データが出力されてしまうのを防ぐことができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、予め定めた項目に情報が記入された帳票を読み取ってできた帳票データに対して予め設定された出力条件が異なる、複数の帳票データに対する一括出力の指示を受け付けないように制御する。
【0009】
第2態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記帳票データの出力指示を受け付ける画面において、前記帳票データの出力を指示するための出力指示ボタンの押下を禁止するように制御する。
【0010】
第3態様に係る情報処理装置は、第2態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記出力指示ボタンをグレーアウトするように制御する。
【0011】
第4態様に係る情報処理装置は、第1態様~第3態様の何れかの態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、複数の異なる出力条件の何れかの出力条件への変更を受け付け、前記複数の帳票データの出力条件を、前記受け付けた出力条件に変更する。
【0012】
第5態様に係る情報処理プログラムでは、コンピュータに、予め定めた項目に情報が記入された帳票を読み取ってできた帳票データに対して予め設定された出力条件が異なる、複数の帳票データに対する一括出力の指示を受け付けないように制御する処理を実行させる。
【発明の効果】
【0013】
第1態様に係る情報処理装置及び第5態様に係る情報処理プログラムによれば、出力条件が異なる複数の帳票データが表示されている場合に、出力先のシステムで処理できない形式の帳票データが出力されてしまうのを防ぐことができる。
【0014】
第2態様に係る情報処理装置によれば、出力条件が異なる複数の帳票データに対する一括出力の指示ができないことが認識しやすくなる。
【0015】
第3態様に係る情報処理装置によれば、出力条件が異なる複数の帳票データに対する一括出力の指示ができないことがより認識しやすくなる。
【0016】
第4態様に係る情報処理装置によれば、出力条件が異なる複数の帳票データであっても、一括出力の指示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図2】ジョブルールについて説明するための図である。
【
図3】ジョブルールセットについて説明するための図である。
【
図4】ジョブルールセットとジョブの関係について説明するための図である。
【
図5】情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図10】情報処理装置による情報処理の流れを表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して開示の技術にかかる実施形態の一例を詳細に説明する。
【0019】
図1は、本実施の形態に係る帳票システム10の概略構成を示す図である。
【0020】
図1に示すように、帳票システム10は、情報処理装置20と、クライアント端末40と、入力装置60とを含む。これらの装置は、図示しないネットワークに接続されており、ネットワークを介して互いに通信可能である。このネットワークには、一例として、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等が適用される。
【0021】
情報処理装置20は、入力装置60を通じて入力された、帳票を含んだ複数枚の書類の画像データに対してOCR(Optical Character Recognition)処理を行い、OCR処理の結果を予め定めた出力先に出力する一連の処理の流れを管理する。情報処理装置20の具体的な構成及び作用については、後述する。
【0022】
ここで、帳票とは、予め定めた項目に情報が記入された書類である。このような書類としては、例えば、帳簿、伝票、申請書、請求書、及び申込書等の業務又は取引に必要な情報を記入する書類等が挙げられるが、これらに限られるものではない。また、帳票の項目は、例えば業務又は取引に必要な情報であり、例えば名前、住所、生年月日、及び日付等が挙げられるが、これらに限られるものではない。
【0023】
クライアント端末40は、情報処理装置20に対して、OCR処理に関する各種の指示を送信する。この各種の指示には、一例として、画像データの情報の読取りを開始させる指示、及び画像データの情報を読取った結果、すなわち帳票を読み取ってできた帳票データを表示させる指示等が含まれる。
【0024】
また、クライアント端末40は、受付けた各種の指示に応じて情報処理装置20が行ったOCR処理の結果、及びOCR処理に関する通知等の各種の情報を表示する。クライアント端末40には、一例として、サーバコンピュータ、又はパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)等の汎用的なコンピュータ装置が適用される。
図1では、クライアント端末40を一台だけ図示しているが、これに限らず、クライアント端末40が複数台用意されて、一例として、処理別にクライアント端末40が使い分けられてもよい。
【0025】
入力装置60は、OCR処理の対象となる画像データを情報処理装置20に入力する。入力装置60には、一例として、サーバコンピュータ、又はPC等の汎用的なコンピュータ装置、並びにスキャン機能、プリンタ機能、及びFAX機能等を有する画像形成装置等が適用される。なお、入力装置60に加えて、クライアント端末40からも情報処理装置20へ画像データが入力可能であってもよい。
【0026】
次に、帳票システム10の概要について説明する。
【0027】
帳票システム10は、情報処理装置20が、入力装置60を通じて入力された画像データに対してOCR処理を行い、OCR処理の結果である帳票データを予め定めた出力先に出力するシステムである。
【0028】
情報処理装置20は、OCR処理において、(1)業務設計及び運用検証、(2)データ入力、(3)データ読取り、(4)帳票判別確認訂正、(5)読取り結果確認訂正、(6)業務チェック、(7)データ出力、及び(8)差し戻し、の各種処理を管理する。本実施の形態においては、単に画像データから文字及び記号等を読取る処理だけでなく、文字の修正等の後処理も含めて、OCR処理と呼ぶ。
【0029】
各種処理の管理の一例として、(1)業務設計及び運用検証、(2)データ入力、(3)データ読取り、(6)業務チェック、及び(7)データ出力の処理は、それぞれ、情報処理装置20により自動で実行される。また、各種処理の管理の一例として、(4)帳票判別確認訂正、及び(5)読取り結果確認訂正の処理は、それぞれ、クライアント端末40を通じたユーザによる入力により受け付けられる。また、各種処理の管理の一例として、(8)差し戻しの処理は、情報処理装置20により自動で実行される場合と、クライアント端末40を通じたユーザによる入力により受け付けられる場合とがある。
【0030】
(1)業務設計及び運用検証の処理では、読取り定義設定、出力設定、及び業務チェック設定を含んだジョブルールが作成される。読取り定義設定では、一例として、「(3)データ読取り」の処理において画像データの情報を読取る範囲である読取り範囲が設定される。より具体的には、一例として、キーとして抽出される項目の右付近からバリューである項目値を読取るというような定義が設定されうる。出力設定では、一例として、「(7)データ出力」の処理において出力する出力データのファイル形式等の出力形式、及び出力先の少なくとも一方を含む出力条件が設定される。業務チェック設定では、一例として、「(6)業務チェック」の処理において検出対象とする帳票における必須の入力項目、及び入力可能な文字数等の書式等が設定される。
【0031】
(2)データ入力の処理では、入力装置60からの画像データの入力を受付ける。入力を受付けた画像データは、「(3)データ読取り」の処理の実行単位であるジョブとして登録される。
【0032】
(3)データ読取りの処理では、「(1)業務設計及び運用検証」の処理で作成されたジョブルールの中からユーザにより選択された、実行されるジョブ用のジョブルールを用いて、当該ジョブ内の画像データの情報の読取りが行われる。一例として、この処理では、当該ジョブ内の画像データに含まれる帳票の判別(以下、「帳票判別」とする)及び読取り範囲内の文字及び記号の読取りが行われる。なお、一つのジョブに対してユーザにより選択されるジョブルールは、単一である必要はない。ユーザによって、一つのジョブに対して複数のジョブルールが選択される場合、複数のジョブルールを含むセット、すなわちジョブルールセットを用いて、画像データが処理される。この場合、画像データが表す各帳票に対して、種別の判別結果に応じて、複数のジョブルールのうち判別された種別用のジョブルールが適用される。ジョブルールセットを用いて処理された場合に、各ジョブルールによる処理を、以下では、サブジョブと呼ぶ。ジョブルール、ジョブルールセット、及びサブジョブについては、詳細は
図2、及び
図3を参照して、後述する。
【0033】
(4)帳票判別確認訂正の処理では、「(3)データ読取り」の処理で行われた帳票判別の結果を基にジョブ内の画像データが、ジョブ内に含まれる帳票を示すレコードに分割される。その後、この処理では、分割されたレコードを表示させ、ユーザによる帳票判別の確認訂正が受付けられる。
【0034】
(5)読取り結果確認訂正の処理では、「(3)データ読取り」の処理で行われた読取り範囲内の文字及び記号の読取り結果を表示させ、ユーザによる読取り結果の確認訂正が受付けられる。
【0035】
(6)業務チェックの処理では、「(1)業務設計及び運用検証」の処理で作成されたジョブルールの中からユーザにより選択された、当該ジョブ用のジョブルールに含まれる業務チェック設定により、先行する各処理におけるエラーが検出される。検出結果は、ユーザに提示されてもよい。
【0036】
(7)データ出力の処理では、「(1)業務設計及び運用検証」の処理で作成されたジョブルールの中からユーザにより選択された、当該ジョブ用のジョブルールに含まれる出力設定を用いて帳票データを作成し、作成した帳票データが予め定めた出力先に出力される。
【0037】
(8)差し戻しの処理では、OCR処理において実行された処理から、一段階又は複数段階前の処理に差し戻される。差し戻しは、一例として、「(4)帳票判別確認訂正」及び「(5)読取り結果確認訂正」等の各種処理の実行中に、クライアント端末40からユーザにより指示される。また、差し戻しは、一例として、「(6)業務チェック」と「(7)データ出力」との処理の間に行われる管理者によるチェックの結果に応じて、管理者のクライアント端末40から指示される。
【0038】
上記のOCR処理において、「(1)業務設計及び運用検証」の処理は、「(3)データ読取り」以降の処理が行われる前、すなわち帳票システム10の運用前に実行される。さらに、「(1)業務設計及び運用検証」の処理は、「(3)データ読取り」以降の処理が行われている帳票システム10の運用中に実行されてもよい。一例として、帳票システム10の運用前に「(1)業務設計及び運用検証」の処理において作成したジョブルールを、帳票システム10の運用中の「(5)読取り結果確認訂正」の処理の結果に応じて適宜修正することができる。
【0039】
次に、ジョブルール、ジョブルールセット、及びサブジョブについて、
図2、及び
図3を参照して説明する。
【0040】
ジョブルールとは、例えば、対象の帳票種別を判別及び識別するための定義、識別結果のデータ補正及びエラーが発生したときのエラー検出に関する規則、出力条件の定義等である。ここでエラー検出に関する規則とは金額の整合性の確認等であり、出力条件の定義とは、帳票データを出力する際の出力形式の設定及び出力先の設定のことである。
図2に示す例におけるジョブルールは、帳票Aという種別の帳票に対する処理の定義及び規則を指す。一つのジョブルールにより処理される帳票の種別は一つである。
図2に示すように、処理対象である帳票Aを読み取った画像の画像データと、帳票Aのためのジョブルールとを含んで、ジョブが構成される。
【0041】
ジョブルールセットとは、ジョブルールを複数束ねたものである。ジョブにおける処理対象が、複数の種別の帳票が混在した帳票を読み取った画像の画像データである場合、ジョブルールセットが用いられる。情報処理装置20は、OCR処理の前工程において識別した帳票の種別がどのジョブルールに適合するかを判別し、判別したジョブルールに基づいて各種別の帳票の画像データを処理する。
図3に示す例におけるジョブルールセットは、帳票A及び帳票Bという種別の帳票に対する処理の定義及び規則を表している。この場合、一つのジョブで処理される帳票の画像データの種別は二つであり、帳票Aの画像データに対する処理、及び帳票Bの画像データに対する処理が行われる。ここで、帳票Aの画像データのためのジョブルールによる処理、及び帳票Bの画像データのためのジョブルールによる帳票の処理を、それぞれサブジョブと呼ぶ。
【0042】
ジョブルール及びジョブルールセットのいずれも、本実施の形態に係る帳票システム10のOCR処理における(1)業務設計及び運用検証の処理にて設定される。ジョブルール及びジョブルールセットは予め定められていても、ユーザが任意で設定するものでもよく、それぞれ複数設定することも可能である。
【0043】
図4は、帳票とジョブルールとジョブルールセットとジョブの関係を表した図である。上述の通り、ジョブルールとは、ある単一種別の帳票に対して、処理を実行するための定義及び規則のことである。そのため、単一の帳票に対して単一のジョブルールが設定される。
図4においては、帳票A、帳票B、帳票Cそれぞれに対してそれぞれジョブルールが設定されている。一方、ジョブルールセットとは、ジョブルールを複数束ねたものである。
図4の例では、ジョブルールセットXは、帳票Aに対するジョブルールと、帳票Bに対するジョブルールとを含む処理単位である。また、ジョブルールセットYについても、帳票Bに対するジョブルールと、帳票Cに対するジョブルールとを含む処理単位である。
図4においては、帳票Aに対するジョブルールをジョブ1、ジョブルールセットXをジョブ2、帳票Bに対するジョブルールをジョブ3、ジョブルールセットYをジョブ5、帳票Cに対するジョブルールをジョブ4として設定している。
【0044】
次に、本実施形態に係る情報処理装置20のハードウェア構成について説明する。
図5は、本実施形態に係る情報処理装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0045】
図5に示すように、情報処理装置20は、コントローラ30を備える。コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)30A、ROM(Read Only Memory)30B、RAM(Random Access Memory)30C、及び入出力インターフェース(I/O)30Dを備える。そして、CPU30A、ROM30B、RAM30C、及びI/O30Dがシステムバス30Eを介して各々接続されている。システムバス30Eは、コントロールバス、アドレスバス、及びデータバスを含む。なお、CPU30Aは、プロセッサの一例である。
【0046】
また、I/O30Dには、通信部32及び記憶部34が接続されている。
【0047】
通信部32は、クライアント端末40及び入力装置60等の外部装置とデータ通信を行うためのインターフェースである。
【0048】
記憶部34は、ハードディスク等の不揮発性の外部記憶装置で構成され、後述する情報処理プログラム34A、入力装置60から入力された、帳票を読み取った画像データ34B、画像データ34Bに対してジョブルールに応じたOCR処理等を実行することにより得られた帳票データ34C等を記憶する。CPU30Aは、記憶部34に記憶された情報処理プログラム34AをRAM30Cに読み込んで実行する。
【0049】
次に、クライアント端末40を用いてユーザが上記の「(7)データ出力の処理」における帳票データの出力を指示するための画面について説明する。
【0050】
図6は、帳票データの出力を指示するための出力指示画面50を示す。情報処理装置20は、例えばWebサーバとして機能し、出力指示画面50をクライアント端末40に表示させる。ユーザは、クライアント端末40のウェブブラウザを用いてWebサーバとしての情報処理装置20にアクセスすることにより、出力指示画面50をクライアント端末40に表示させ、帳票データの出力指示を行う。
【0051】
図6に示すように、出力指示画面50の上部には、処理ボタンB1~B5が表示されている。処理ボタンB1~B5には、前述した(1)~(8)の処理の流れに従って、処理状況及びその処理状況で実行されるべき処理が未処理の帳票の部数が表示されている。ユーザが処理ボタンB1~B5の何れかを押下する、具体的には例えばマウス等でクリックすると、クリックされた処理ボタンに対応した処理の実行を指示するため画面がクライアント端末40に表示される。
【0052】
図6の例では、処理状況として、「開始待ち」、「帳票判別確認待ち」、「OCR確認訂正待ち」、「出力待ち」、及び「出力結果確認待ち」の5つの処理状況において実行されるべき処理の実行を指示するための処理ボタンが表示されている。また、各処理状況の下に示されている数字が、その処理状況の帳票の部数を表している。例えば
図6の処理ボタンB1は、処理状況が「開始待ち」である帳票が110部存在することを示している。また、処理ボタンB2は、処理状況が「帳票判別確認待ち」である帳票が10部存在することを示している。また、処理ボタンB3は、処理状況が「OCR確認訂正待ち」である帳票が20部存在することを示している。また、処理ボタンB4は、処理状況が「出力待ち」である帳票が150部存在することを示している。また、処理ボタンB5は、処理状況が「出力結果確認待ち」である帳票が12部存在することを示している。
【0053】
図6に示す出力指示画面50は、ユーザにより処理状況が「出力待ち」に対応した処理ボタンB4がクリックされた場合にクライアント端末40に表示される画面である。
【0054】
出力指示画面50の左側には、ジョブルール選択領域R1が表示されている。ジョブルール選択領域R1には、処理状況が「出力待ち」の帳票のジョブルール又はジョブルールセット及び操作待ちページ数が表示される。
図6の例では、帳票の種別が「申請書」、「申込書A」、「申込書B」、「請求書A」のジョブルール、又は、複数のジョブルールを含むジョブルールセットである「セットA」を選択可能となっている。
【0055】
ここで、ユーザが「申請書」、「申込書A」、「申込書B」、「請求書A」、及び「セットA」の何れかを選択する操作を実行すると、右側の一覧表示領域R2に、選択されたジョブルール又はジョブルールセットに対応する帳票データに関する情報の一覧が表示される。
【0056】
図6の例では、「申込書A」が選択され、「申込書A」が反転表示されている状態を示している。この場合、「出力待ち」の帳票データのうち、ジョブルールが「申込書A」の帳票データが一覧表示領域R2に表示される。
【0057】
図6に示すように、一覧表示領域R2には、帳票データ毎に、ジョブの名前を表す「ジョブ名」、ジョブに適用されるジョブルールの詳細を表す「詳細」、ジョブの処理状況を表す「ステータス」、ジョブが情報処理装置20に登録された日時を表す「登録日時」、OCR確認訂正処理において確認中のページ数を表す「確認中ページ数」、帳票データの出力先への出力待ち状態のページ数を表す「出力待ちページ数」、及び帳票データの出力先への出力中又は出力済みのページ数を表す「出力中/済ページ数」の各項目の内容が表示される。また、各ジョブ名の左側には、出力を指示するジョブを選択するためのチェックボックスCBが表示されている。なお、
図6に示すように、「出力待ちページ数」が「0」のジョブ名「20191017_247」のジョブについては、チェックボックスCBがグレーアウトされ、チェックできないようになっている。
【0058】
また、ジョブ名が「20191017_250」のジョブの「詳細」欄は、「セットA」と表示されている。これは、ジョブ名が「20191017_250」のジョブは、ジョブルールセットであるセットAに含まれる申込書Aのジョブルールが適用されることを表す。
【0059】
図6の一覧表示領域R2の上側には、帳票データの出力先への出力を指示するための出力指示ボタンB6が表示されている。ユーザが出力指示ボタンB6をクリックすると、チェックボックスCBがチェックされたジョブの帳票データが出力先に出力される。
【0060】
図6の例では、ジョブ名が「20191017_249」、「20191017_252」のチェックボックスCBがチェックされた状態を示している。これらのジョブは、ジョブルールは「申込書A」で同じなので、出力指示ボタンB6がクリックされると、チェックボックスCBがチェックされた2つのジョブの帳票データは、出力先に一括して出力される。
【0061】
また、
図6のジョブルール選択領域R1の下側には、ジョブルールに含まれる出力条件を表示するための領域であると共に、出力条件の変更を指示するための領域である出力条件領域R3が設けられている。
図6の例では、申込書Aのジョブルールにおいて設定された出力条件として、帳票データをCSV形式のデータとして出力する出力先が「連携先1」に設定され、帳票データをイメージデータとして出力する出力先が「クラウドストレージ」に設定されている場合を表している。
【0062】
ここで、「
CSV出力」又は「
イメージ出力」と表示されている部分(リンク)をクリックすると、例えば
図7に示すような出力条件設定画面51が表示され、CSV形式の帳票データの出力先及びイメージ形式の帳票データの出力先の設定が可能となる。
【0063】
図7の例では、CSV形式の帳票データの出力先として、「出力しない」、「ダウンロード」、及び「外部システム連携」の何れかに対応したラジオボタンRBをチェックすることで選択可能となっている。また、「外部システム連携」を選択した場合には、外部システムを選択するためのプルダウンメニューPM1をクリックして連携先を選択することが可能である。
【0064】
また、
図7の例では、イメージ形式の帳票データの出力先として、「出力しない」、「ダウンロード」、「クラウドストレージ」、及び「外部システム連携」の何れかに対応したラジオボタンRBをチェックすることで選択可能となっている。た、「外部システム連携」を選択した場合には、外部システムを選択するためのプルダウンメニューPM2をクリックして連携先を選択することが可能である。
【0065】
図8は、ジョブルール選択領域R1において、ジョブルールセットである「セットA」が選択された場合を表している。本実施形態では、「セットA」は、申込書A、B、Cの3つのジョブルールを含むものとする。従って、一覧表示領域R2には、申込書A、B、Cのジョブルールが適用されるサブジョブの一覧が表示される。
【0066】
ここで、チェックボックスCBがチェックされたジョブに適当されるジョブルールに設定されている出力条件が出力条件領域R3に表示される。
図6の例では、一覧表示領域R2に表示されるジョブは全て申込書Aのジョブルールが適用されるので出力条件は同一であるが、
図8の例では、「詳細」欄に表示されているように、各サブジョブに適用されるジョブルールが異なるため、出力条件が異なる場合がある。このため、出力条件領域R3には、一覧表示領域R2において複数のチェックボックスCBがチェックされている場合には、チェックされた複数のサブジョブに適用されるジョブルールに設定された出力条件が全て表示される。
【0067】
例えば
図8に示すように、ジョブ名が「20191017_270」でジョブルールが「申込書A」のサブジョブと、ジョブ名が「20191017_270」でジョブルールが「申込書B」のサブジョブと、が選択されている場合において、申込書Aのジョブルールに設定されたイメージ形式の帳票データの出力先が「ダウンロード」であり、申込書Bのジョブルールに設定されたイメージ形式の帳票データの出力先が「連携先1」であったとする。
【0068】
この場合、
図8に示すように、イメージ形式の帳票データの出力先として「ダウンロード」及び「連携先1」が表示される。また、選択された複数のサブジョブの各ジョブルールに設定された出力先が異なることが容易に認識できるように、出力先の表示を強調表示する。
図8の例では、「ダウンロード」及び「連携先1」の各文字を枠で囲んでいるが、強調表示の例はこれに限られるものではない。
【0069】
また、出力条件が異なるサブジョブが選択されている場合に、そのまま一括出力の指示を許可してしまうと、出力先のシステムで処理できない形式の帳票データが出力されてしまう場合がある。
【0070】
そこで、出力条件が異なるサブジョブが選択された場合には、
図8に示すように、出力指示ボタンB6をグレーアウトし、一括出力の指示を受け付けないようにする。
【0071】
ここで、出力条件領域R3に表示された複数の出力条件の何れかが選択された場合、選択されている複数のサブジョブの出力条件を、出力条件領域R3において選択された出力条件に強制的に設定するようにしてもよい。この場合、グレーアウトされている出力指示ボタンR3の表示を通常表示に戻し、一括出力の指示を受け付け可能な状態とする。
【0072】
例えば
図9に示すように、出力条件領域R3に表示された「ダウンロード」及び「連携先1」のうち、「ダウンロード」がクリックされた場合には、サブ画面SBを表示する。この場合、サブ画面SBには、「ダウンロード設定に変更して出力しますか?」とのメッセージMGと、設定の変更を許可するためのボタンB7、及び設定の変更を許可しないためのボタンB8を表示する。そして、ユーザが設定の変更を許可するためのボタンB7をクリックした場合には、出力条件が連携先1に設定されている申込書Bのジョブルールが適用されるサブジョブの出力条件を「ダウンロード」に強制的に変更し、出力指示ボタンB6をグレーアウトされた状態から通常の状態に戻す。これにより、元々出力先が異なる複数のサブジョブが選択された場合であっても、一括出力の指示が可能となる。
【0073】
なお、例えばジョブ名が「20191017_270」でジョブルールが「申込書A」のサブジョブと、ジョブ名が「20191017_271」でジョブルールが「申込書C」のサブジョブと、が選択されている場合において、申込書Aのジョブルールに設定されたイメージ形式の帳票データの出力先が「ダウンロード」であり、申込書Bのジョブルールに設定されたイメージ形式の帳票データの出力先が「ダウンロード」であった場合は、出力先が同一なので、一括出力の指示は可能となる。
【0074】
次に本実施形態に係る情報処理装置20の作用について説明する。
図10は、本実施形態に係る情報処理装置20で実行される情報処理の流れを表すフローチャートである。
図10に示す情報処理は、CPU30Aが記憶部34に記憶された情報処理プログラム34Aを読み込んで実行する。また、
図10に示す情報処理は、前述した「(7)データ出力の処理」のフェーズで実行される処理であり、ユーザにより「(7)データ出力の処理」が指示されると実行される。
【0075】
なお、以下では、ジョブルール及びジョブルールセットを区別しない場合は単にルールと称する。また、ジョブとサブジョブとを区別しない場合は単にジョブと称する。
【0076】
ステップS100では、CPU30Aが、ジョブルール選択領域R1に表示されたルールのうち、ジョブルールが選択されたか否かを判定する。そして、ジョブルールが選択された場合はステップS102へ移行し、ジョブルールが選択されていない場合はステップS104へ移行する。
【0077】
ステップS102では、CPU30Aが、記憶部34に記憶された帳票データ34Cに基づいて、ステップS100で選択されたジョブルールに対応するジョブに関する情報を一覧表示領域R2に表示させる。
【0078】
ステップS104では、CPU30Aが、ジョブルール選択領域R1に表示されたルールのうち、ジョブルールセットが選択されたか否かを判定する。そして、ジョブルールセットが選択された場合はステップS106へ移行し、ジョブルールが選択されていない場合はステップS108へ移行する。
【0079】
ステップS106では、CPU30Aが、選択されたジョブルールセットに対応するサブジョブに関する情報を記憶部34から読み出して、一覧表示領域R2に表示させる。
【0080】
ステップS108では、CPU30Aが、一覧表示領域R2に表示されたジョブの中から少なくとも1つのジョブが選択されたか否か、すなわち、少なくとも1つのチェックボックスがチェックされたか否かを判定する。そして、少なくとも1つのジョブが選択された場合はステップS110へ移行し、1つもジョブが選択されていない場合はステップS126へ移行する。
【0081】
ステップS110では、CPU30Aが、複数のサブジョブが選択されたか否かを判定する。すなわち、ジョブルール選択領域R1でジョブルールセットが選択されており、一覧表示領域R2にサブジョブの一覧が表示されている場合において、複数のサブジョブが選択されたか否かを判定する。そして、複数のジョブが選択された場合はステップS112へ移行し、1つのジョブが選択された場合はステップS120へ移行する。
【0082】
ステップS112では、CPU30Aが、選択された複数のジョブの出力条件が異なるか否かを判定する。ここで、複数のサブジョブの出力条件が異なる場合とは、複数のサブジョブの出力条件が全て同一でない場合、すなわち、少なくとも2つのサブジョブの出力条件が異なる場合をいう。そして、選択された複数のジョブの出力条件が異なる場合はステップS114へ移行し、選択された複数のジョブの出力条件が同一の場合はステップS120へ移行する。
【0083】
ステップS114では、CPU30Aが、選択された複数のジョブの帳票データに対する一括出力の指示を受け付けないように制御する。具体的には、例えば出力指示ボタンをグレーアウトさせて表示することにより、複数の帳票データに対する一括出力の指示を禁止する。また、一括出力を禁止した状態であるか許可した状態であるかを表す禁止フラグをONに設定する。なお、禁止フラグは、本ルーチンの実行開始時はOFFに設定されている。
【0084】
ステップS116では、CPU30Aが、選択された複数のサブジョブの出力条件を、複数のサブジョブの出力条件の何れかに変更する指示が行われたか否かを判定する。そして、出力条件の変更が指示された場合はステップS118へ移行し、出力条件の変更が指示されていない場合はステップS122へ移行する。
【0085】
ステップS118では、CPU30Aが、選択された複数のサブジョブの出力条件の全てが、変更が指示された出力条件となるように変更する。例えば、
図9に示すように、出力先が「ダウンロード」及び「連携先1」に設定された複数のサブジョブが選択されている場合に、「ダウンロード」に変更するよう指示された場合は、選択されている複数のサブジョブの出力先が全て「ダウンロード」となるように変更する。
【0086】
ステップS120では、CPU30Aが、選択された複数のジョブの帳票データに対する一括出力の指示を受け付けるように制御する。具体的には、例えば出力指示ボタンB6がグレーアウトされてクリックできない態様で表示されていた場合は、グレーアウトを解除して表示させることにより、一括出力の指示を許可する。また、禁止フラグをOFFに設定する。
【0087】
ステップS122では、CPU30Aが、出力指示ボタンB6がクリックされたか否かを判定し、出力指示ボタンB6がクリックされた場合はステップS124へ移行し、出力指示ボタンB6がクリックされていない場合はステップS126へ移行する。
【0088】
ステップS124では、CPU30Aが、出力処理を実行する。すなわち、選択されたジョブの帳票データを出力条件で指定された出力先に出力する。
【0089】
ステップS126では、帳票データの出力処理の終了が指示されたか否かを判定する。例えば、他のボタンがクリックされたか否かを判定する。そして、帳票データの出力処理の終了が指示された場合は本ルーチンを終了し、帳票データの出力処理の終了が指示されていない場合は、ステップS100へ移行し、終了が指示されるまで上記の処理を繰り返す。
【0090】
以上、説明したように、本実施形態に係る情報処理装置20によれば、出力条件が異なる複数のサブジョブが選択されている場合には、出力指示ボタンB6をクリックできないように表示を制御するので、帳票データの出力先のシステムで処理できない条件の帳票データが出力されてしまうことがない。
【0091】
なお、本実施形態では、情報処理プログラムが記憶部34にインストールされている形態を説明したが、これに限定されるものではない。本実施形態に係る情報処理プログラム34Aを、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記録した形態で提供してもよい。例えば、本実施形態に係る情報処理プログラムを、CD(Compact Disc)-ROM及びDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等の光ディスクに記録した形態、若しくはUSB(Universal Serial Bus)メモリ及びメモリカード等の半導体メモリに記録した形態で提供してもよい。また、本実施形態に係る情報処理プログラムを、通信部32に接続された通信回線を介して外部装置から取得するようにしてもよい。
【0092】
上記実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
【0093】
また上記実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【符号の説明】
【0094】
10 帳票システム
20 情報処理装置
30 コントローラ
32 通信部
34 記憶部
34A 情報処理プログラム
34B 画像データ
34C 帳票データ
40 クライアント端末
50 出力指示画面
51 出力条件設定画面
60 入力装置