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特許7600813情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-09
(45)【発行日】2024-12-17
(54)【発明の名称】情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20241210BHJP
   G16H 10/00 20180101ALI20241210BHJP
   A61B 5/00 20060101ALI20241210BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20241210BHJP
   B41J 5/30 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
G06F3/12 342
G06F3/12 351
G06F3/12 378
G06F3/12 353
G06F3/12 305
G06F3/12 355
G06F3/12 385
G16H10/00
A61B5/00 D
B41J3/36 T
B41J5/30 Z
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021053502
(22)【出願日】2021-03-26
(65)【公開番号】P2022150756
(43)【公開日】2022-10-07
【審査請求日】2024-03-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001623
【氏名又は名称】弁理士法人真菱国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高橋 昌宏
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-083930(JP,A)
【文献】特開2019-209542(JP,A)
【文献】特開2013-095106(JP,A)
【文献】特開2018-154007(JP,A)
【文献】特開2017-083929(JP,A)
【文献】特開2010-211396(JP,A)
【文献】特開平11-239566(JP,A)
【文献】特開2016-036910(JP,A)
【文献】特開2003-182159(JP,A)
【文献】特開2004-070455(JP,A)
【文献】特開平08-072321(JP,A)
【文献】特開2020-197958(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/12
G16H 10/00
A61B 5/00
B41J 3/36
B41J 5/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
テープに印刷を行うテープ印刷装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、
健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するデータ取得部と、
前記測定項目が異なる複数種類の前記健康管理データのうち、印刷対象となる前記健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、前記テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させる表示制御部と、
前記データ種類選択肢から選択された前記データ種類の前記健康管理データに基づいて、前記テープ印刷装置に健康管理テープを作成させる印刷データを生成する生成部と、
前記印刷データを、前記テープ印刷装置に送信する送信部と、を備え、
前記生成部は、前記貼付対象物選択肢から選択された前記貼付対象物に基づいて、前記健康管理テープのテープ長さを決定し、決定した前記テープ長さの前記健康管理テープを前記テープ印刷装置に作成させる前記印刷データを生成することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記貼付対象物選択肢から選択された前記貼付対象物の貼付可能領域に前記健康管理テープが貼付されたときの、前記健康管理テープの長さ方向における前記貼付可能領域の分割数をユーザーに選択させる分割数選択肢を前記表示部に表示させ、
前記生成部は、前記貼付対象物選択肢から選択された前記貼付対象物と、前記分割数選択肢から選択された前記分割数と、に基づいて、前記健康管理テープのテープ長さを決定し、決定した前記テープ長さの前記健康管理テープを前記テープ印刷装置に作成させる前記印刷データを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記テープ印刷装置から、前記テープ印刷装置に収容されている前記テープのテープ幅である収容テープ幅を示すテープ幅情報を取得するテープ幅情報取得部と、
前記貼付対象物選択肢から選択された前記貼付対象物に基づいて、前記健康管理テープの推奨テープ幅を決定する推奨テープ幅決定部と、
前記テープ幅情報が示す前記収容テープ幅と、前記推奨テープ幅決定部により決定された前記推奨テープ幅と、が異なる場合、警告部に警告を行わせる警告制御部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、印刷対象となる前記測定日の期間をユーザーに指定させる期間指定欄を前記表示部に表示させ、
前記生成部は、選択された前記データ種類の前記健康管理データのうち、前記期間指定欄で指定された期間の前記健康管理データが印刷された前記健康管理テープを前記テープ印刷装置に作成させる前記印刷データを生成することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記生成部により生成された前記印刷データに基づいて、前記測定日および前記測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となるか否かを判別する文字判別部をさらに備え、
前記警告制御部は、前記文字判別部により前記測定日および前記測定結果の少なくとも一方の文字が前記閾値サイズ以下となると判別された場合、前記警告部に警告を行わせることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
テープに印刷を行う印刷部と、
健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するデータ取得部と、
前記測定項目が異なる複数種類の前記健康管理データのうち、印刷対象となる前記健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、前記テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させる表示制御部と、
前記データ種類選択肢から選択された前記データ種類の前記健康管理データに基づいて、前記印刷部に健康管理テープを作成させる印刷制御部と、を備え、
前記印刷制御部は、前記貼付対象物選択肢から選択された前記貼付対象物に基づいて、前記健康管理テープのテープ長さを決定し、決定した前記テープ長さの前記健康管理テープを前記印刷部に作成させることを特徴とするテープ印刷装置。
【請求項7】
テープに印刷を行うテープ印刷装置と、情報処理装置と、が通信可能に接続されるテープ印刷システムであって、
前記情報処理装置は、
健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するデータ取得部と、
前記測定項目が異なる複数種類の前記健康管理データのうち、印刷対象となる前記健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、前記テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させる表示制御部と、
前記データ種類選択肢から選択された前記データ種類の前記健康管理データに基づいて、前記テープ印刷装置に健康管理テープを作成させる印刷データを生成する生成部と、
前記印刷データを、前記テープ印刷装置に送信する送信部と、を備え、
前記生成部は、前記貼付対象物選択肢から選択された前記貼付対象物に基づいて、前記健康管理テープのテープ長さを決定し、決定した前記テープ長さの前記健康管理テープを前記テープ印刷装置に作成させる前記印刷データを生成することを特徴とするテープ印刷システム。
【請求項8】
テープに印刷を行うテープ印刷装置と通信可能に接続される情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置が、
健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するステップと、
前記測定項目が異なる複数種類の前記健康管理データのうち、印刷対象となる前記健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、前記テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させるステップと、
前記データ種類選択肢から選択された前記データ種類の前記健康管理データに基づいて、前記テープ印刷装置に健康管理テープを作成させる印刷データを生成するステップと、
前記印刷データを、前記テープ印刷装置に送信するステップと、を実行し、
前記印刷データを生成するステップでは、前記貼付対象物選択肢から選択された前記貼付対象物に基づいて、前記健康管理テープのテープ長さを決定し、決定した前記テープ長さの前記健康管理テープを前記テープ印刷装置に作成させる前記印刷データを生成することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項9】
テープに印刷を行うテープ印刷装置と通信可能に接続される情報処理装置に、
健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するステップと、
前記測定項目が異なる複数種類の前記健康管理データのうち、印刷対象となる前記健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、前記テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させるステップと、
前記データ種類選択肢から選択された前記データ種類の前記健康管理データに基づいて、前記テープ印刷装置に健康管理テープを作成させる印刷データを生成するステップと、
前記印刷データを、前記テープ印刷装置に送信するステップと、を実行させ、
前記印刷データを生成するステップでは、前記貼付対象物選択肢から選択された前記貼付対象物に基づいて、前記健康管理テープのテープ長さを決定し、決定した前記テープ長さの前記健康管理テープを前記テープ印刷装置に作成させる前記印刷データを生成することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、血圧計や体重計などの測定機器から健康管理データを取得し、取得した健康管理データを、データ種類ごとにグラフ化したグラフ画面をディスプレーに表示させる携帯情報端末が知られている。この携帯情報端末では、グラフ画面の表示期間を、1週間、1か月間および1年間のいずれかに切り替えて表示することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-012604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている携帯情報端末は、グラフ画面の表示期間を、1週間、1か月間および1年間のいずれかに切り替えて表示することができるものの、表示期間を1か月間や1年間に切り替えると、血圧や体重の大まかな変化、または数日間おきの測定結果しか表示できず、ユーザーは毎日の測定結果を確認することができない。また、ユーザーが1週間のグラフを数週間分確認しようとすると、グラフ画面を何度もスライドさせる必要があり不便である。このように、特許文献1の技術は、長期間の健康管理データを、ユーザーが見やすく管理できないといった課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の情報処理装置は、テープに印刷を行うテープ印刷装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するデータ取得部と、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させる表示制御部と、データ種類選択肢から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、テープ印刷装置に健康管理テープを作成させる印刷データを生成する生成部と、印刷データを、テープ印刷装置に送信する送信部と、を備え、生成部は、貼付対象物選択肢から選択された貼付対象物に基づいて、健康管理テープのテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープをテープ印刷装置に作成させる印刷データを生成する。
【0006】
本発明のテープ印刷装置は、テープに印刷を行う印刷部と、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するデータ取得部と、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させる表示制御部と、データ種類選択肢から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、印刷部に健康管理テープを作成させる印刷制御部と、を備え、印刷制御部は、貼付対象物選択肢から選択された貼付対象物に基づいて、健康管理テープのテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープを印刷部に作成させる。
【0007】
本発明のテープ印刷システムは、テープに印刷を行うテープ印刷装置と、情報処理装置と、が通信可能に接続されるテープ印刷システムであって、情報処理装置は、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するデータ取得部と、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させる表示制御部と、データ種類選択肢から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、テープ印刷装置に健康管理テープを作成させる印刷データを生成する生成部と、印刷データを、テープ印刷装置に送信する送信部と、を備え、生成部は、貼付対象物選択肢から選択された貼付対象物に基づいて、健康管理テープのテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープをテープ印刷装置に作成させる印刷データを生成する。
【0008】
本発明の情報処理装置の制御方法は、テープに印刷を行うテープ印刷装置と通信可能に接続される情報処理装置の制御方法であって、情報処理装置が、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するステップと、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させるステップと、データ種類選択肢から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、テープ印刷装置に健康管理テープを作成させる印刷データを生成するステップと、印刷データを、テープ印刷装置に送信するステップと、を実行し、印刷データを生成するステップでは、貼付対象物選択肢から選択された貼付対象物に基づいて、健康管理テープのテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープをテープ印刷装置に作成させる印刷データを生成する。
【0009】
本発明のプログラムは、テープに印刷を行うテープ印刷装置と通信可能に接続される情報処理装置に、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するステップと、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢と、テープが貼付される貼付対象物をユーザーに選択させる貼付対象物選択肢と、を表示部に表示させるステップと、データ種類選択肢から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、テープ印刷装置に健康管理テープを作成させる印刷データを生成するステップと、印刷データを、テープ印刷装置に送信するステップと、を実行させ、印刷データを生成するステップでは、貼付対象物選択肢から選択された貼付対象物に基づいて、健康管理テープのテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープをテープ印刷装置に作成させる印刷データを生成する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】テープ印刷システムのシステム構成図である。
図2】健康管理テープの貼付例を示す図である。
図3】テープ印刷装置およびテープカートリッジの外観図である。
図4】携帯端末およびテープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5】携帯端末の機能構成を示すブロック図である。
図6】分割数選択画面で「2分割」が選択された場合に印刷される健康管理テープの一例を示す図である。
図7】分割数選択画面で「3分割」が選択された場合に印刷される健康管理テープの一例を示す図である。
図8】テープサイズ表の一例を示す図である。
図9】携帯端末による印刷指示処理の流れを示すフローチャートである。
図10図9に続く、フローチャートである。
図11】ホーム画面の表示例を示す図である。
図12】データ種類選択画面の表示例を示す図である。
図13】期間指定画面の表示例を示す図である。
図14】グラフ形式選択画面の表示例を示す図である。
図15】貼付対象物選択画面の表示例を示す図である。
図16】第1警告画面の表示例を示す図である。
図17】分割数選択画面の表示例を示す図である。
図18】第2警告画面の表示例を示す図である。
図19】健康管理テープの印刷例を示す図である。
図20図19とは異なる、健康管理テープの印刷例を示す図である。
図21】貼付対象物登録画面の表示例を示す図である。
図22】貼付対象物新規追加画面の表示例を示す図である。
図23図21とは異なる、貼付対象物登録画面の表示例を示す図である。
図24】貼付対象物変更・削除画面の表示例を示す図である。
図25】変形例に係る、健康管理テープの印刷例を示す図である。
図26】変形例に係る、テープサイズ変更画面の表示例を示す図である。
図27】変形例に係る、テープ印刷装置の機能構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付の図面を参照して、情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラムについて説明する。図1は、テープ印刷システムSYのシステム構成図である。テープ印刷システムSYは、携帯端末1と、測定機器2と、クラウドサーバー3と、テープ印刷装置4と、を備えている。携帯端末1は、「情報処理装置」の一例である。
【0012】
携帯端末1は、ネットワークNWを介して、クラウドサーバー3と通信可能に接続されている。ネットワークNWは、例えばインターネット通信網である。また、携帯端末1は、無線通信15を介して、測定機器2およびテープ印刷装置4と通信可能に接続されている。無線通信15は、例えばBluetooth(登録商標)通信である。なお、図1に示した接続形態は一例にすぎず、携帯端末1が、何らかの通信手段により、測定機器2、クラウドサーバー3およびテープ印刷装置4と通信可能に接続されていればよい。
【0013】
測定機器2は、ユーザーの生体情報や活動情報を測定する機器である。例えば、測定機器2は、血圧、体重、脈拍数、体温、血糖値および体脂肪などの生体情報に関する測定項目を測定する機器である。若しくは、測定機器2は、運動強度、消費カロリー、歩数および歩行距離などの活動情報に関する測定項目を測定する機器である。測定機器2により測定された測定項目ごとの測定結果は、健康の維持管理への活用を目的とする健康管理データとして、ユーザーへ提供される。測定機器2は、測定した測定項目、測定日および測定結果を示す健康管理データを、無線通信15を介して、携帯端末1に送信する。
【0014】
携帯端末1は、例えばスマートフォンである。携帯端末1は、測定機器2から送信された健康管理データを受信し、受信した健康管理データをクラウドサーバー3にアップロードする。クラウドサーバー3は、アップロードされた健康管理データを、データベース31に保存する。携帯端末1は、データベース31に保存されている健康管理データのうち、ユーザーが選択した一部の健康管理データをクラウドサーバー3から取得し、取得した健康管理データを用いて健康管理テープT1(図2等参照)を作成するための印刷データを生成する。携帯端末1は、生成した印刷データを、無線通信15を介してテープ印刷装置4に送信する。テープ印刷装置4は、携帯端末1から送信された印刷データを受信し、受信した印刷データに基づいて印刷を行い、健康管理テープT1を作成する。
【0015】
健康管理テープT1は、貼付対象物S(図2等参照)に貼付されて用いられる。ユーザーは、携帯端末1を用いた、健康管理テープT1を作成する操作において、健康管理テープT1が貼付される貼付対象物Sの選択を行う。携帯端末1は、ユーザーにより選択された貼付対象物Sに基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープT1を作成するための印刷データを生成する。ユーザーは、貼付対象物Sとして、例えば「母子健康手帳Sサイズ」、「母子健康手帳Mサイズ」および「母子健康手帳Lサイズ」などを含む貼付対象物選択肢75(図15参照)のなかから、いずれかを選択可能である。携帯端末1は、ユーザーにより選択された貼付対象物Sに基づいて、貼付対象物Sに適したテープ長さとなるように、健康管理テープT1のテープ長さを決定する。
【0016】
図2は、健康管理テープT1の貼付例を示す図である。健康管理テープT1には、ユーザーが選択した健康管理データに基づくグラフ印刷画像G1が印刷されている。上述のとおり、携帯端末1は、貼付対象物Sに適したテープ長さとなるように、健康管理テープT1のテープ長さを決定するため、図2に示すように、貼付対象物Sに貼付して保管される際、一定のテープ長さの健康管理テープT1が複数枚貼付されることとなる。これにより、見栄えよく健康管理テープT1を貼付することができ、ユーザーは、長期間の健康管理データを見やすく管理することができる。以下、健康管理テープT1の作成に係る処理について詳述する。
【0017】
図3は、テープ印刷装置4およびテープカートリッジCの外観図である。テープ印刷装置4は、キーボード21と、ディスプレー22と、カートリッジ装着部23と、テープ排出口24と、を備えている。
【0018】
キーボード21は、印刷画像の編集など、各種操作を受け付ける。ディスプレー22は、印刷画像を編集するための編集画面など、各種情報を表示する。カートリッジ装着部23には、テープカートリッジCが着脱可能に装着される。テープカートリッジCには、そのケース内に、テープTと、インクリボンRとが収容されている。
【0019】
カートリッジ装着部23には、印刷ヘッド25が設けられている。印刷ヘッド25は、カートリッジ装着部23にテープカートリッジCが装着された状態で、印刷画像の編集結果に応じて発熱駆動する。これにより、インクリボンRのインクがテープTに熱転写され、印刷画像が印刷される。
【0020】
印刷されたテープTは、テープ排出口24から排出される。カートリッジ装着部23とテープ排出口24との間には、カッター26が設けられている。カッター26は、テープTをテープ幅方向に切断する。これにより、テープTの印刷済み部分が切り離される。
【0021】
なお、テープ印刷装置4は、キーボード21を用いた印刷画像の編集結果に基づく印刷の他、携帯端末1から送信された印刷データに基づく印刷が可能である。本実施形態では、後者のように、テープ印刷装置4が、携帯端末1から送信された印刷データに基づいて印刷を行う場合について説明する。
【0022】
図4は、携帯端末1およびテープ印刷装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末1は、タッチパネル11と、携帯端末側通信部12と、携帯端末側制御部13と、を備える。タッチパネル11は、「表示部」および「警告部」の一例である。
【0023】
タッチパネル11は、ユーザーによる各種操作を受け付けると共に各種情報を表示する。例えば、タッチパネル11は、図11ないし図18図21ないし図24、および図26に示す各種画面を表示する。
【0024】
携帯端末側通信部12は、無線通信15を介してテープ印刷装置4と通信する。例えば、携帯端末側通信部12は、テープ印刷装置4に印刷データを送信したり、テープ印刷装置4から、テープ印刷装置4に装着されているテープカートリッジCの種別を示すカートリッジ情報を受信したりする。
【0025】
携帯端末側制御部13は、携帯端末側CPU(Central Processing Unit)13aと、携帯端末側ROM(Read Only Memory)13bと、携帯端末側RAM(Random Access Memory)13cと、を含む。
【0026】
携帯端末側CPU13aは、携帯端末側ROM13bに記憶された各種制御プログラムを携帯端末側RAM13cに展開して実行することにより、各種制御を行う。なお、携帯端末側制御部13は、携帯端末側CPU13aに代え、プロセッサーとしてASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路を用いてもよい。また、プロセッサーは、1以上のCPUとASIC等のハードウェア回路が協働して動作する構成でもよい。
【0027】
携帯端末側ROM13bは、書き換え可能なROMであり、各種制御プログラムおよび各種制御データを記憶する。例えば、携帯端末側ROM13bは、テープ印刷アプリケーション30を記憶している。テープ印刷アプリケーション30は、「プログラム」の一例である。テープ印刷アプリケーション30は、図5に示す各種機能を実現するためのアプリケーションプログラムである。
【0028】
ユーザーは、テープ印刷アプリケーション30を、不図示のアプリケーションサーバーから携帯端末1にインストールする。ユーザーは、テープ印刷アプリケーション30のインストール後、アカウント作成操作を行う。アカウント作成によって携帯端末1に設定されたユーザーIDは、以下のように用いられる。携帯端末1は、測定機器2から健康管理データを受信すると、設定されたユーザーIDと共にクラウドサーバー3にアップロードする。クラウドサーバー3は、ユーザーIDと、健康管理データと、を関連付けて、データベース31に保存する。また、携帯端末1は、後述する健康管理テープT1の印刷指示処理において、設定されたユーザーIDと共に、健康管理データを要求するデータ要求情報をクラウドサーバー3に送信する。クラウドサーバー3は、データベース31から、ユーザーIDに関連付けられた健康管理データのうち、データ要求情報で要求された一部の健康管理データを読み出し、読み出した健康管理データを携帯端末1に送信する。
【0029】
テープ印刷装置4は、印刷装置側通信部41と、カートリッジ情報取得部42と、印刷部43と、印刷装置側制御部44と、を備える。
【0030】
印刷装置側通信部41は、無線通信15を介して携帯端末1と通信する。
【0031】
カートリッジ情報取得部42は、テープカートリッジCのケースに印刷、またはラベルとして貼付されたコード画像を光学的に読み取る光学読取部(図示省略)を備え、光学読取部により読み取った画像をデコードすることにより、テープカートリッジCの種別を示すカートリッジ情報を取得する。カートリッジ情報には、テープカートリッジCに収容されているテープTのテープ幅である収容テープ幅を示すテープ幅情報が含まれる。
【0032】
印刷部43は、テープTに印刷を行うための機構であり、印刷ヘッド25と、送りモーター43aと、カッターモーター43bと、を含む。印刷ヘッド25は、複数の発熱素子を備え、インクリボンRからテープTにインクを熱転写する。送りモーター43aは、テープTおよびインクリボンRを送る駆動源である。カッターモーター43bは、カッター26を駆動する駆動源である。
【0033】
印刷装置側制御部44は、印刷装置側CPU44aと、印刷装置側ROM44bと、印刷装置側RAM44cと、を含む。
【0034】
印刷装置側CPU44aは、印刷装置側ROM44bに記憶された各種制御プログラムを印刷装置側RAM44cに展開して実行することにより、各種制御を行う。なお、印刷装置側制御部44は、印刷装置側CPU44aに代え、ASIC等のハードウェア回路をプロセッサーとして用いてもよい。また、プロセッサーは、1以上のCPUとASIC等のハードウェア回路が協働して動作する構成でもよい。
【0035】
印刷装置側ROM44bは、ファームウェアなど、各種制御プログラムを記憶する。印刷装置側CPU44aは、印刷装置側ROM44bに記憶された制御プログラムを用いて、携帯端末1から送信された印刷データに基づき、テープTに印刷を行う。また、印刷装置側CPU44aは、携帯端末1からカートリッジ情報要求信号を受信したとき、およびテープカートリッジCが交換されたとき、カートリッジ情報取得部42を介して、テープカートリッジCのコード画像からカートリッジ情報を取得し、取得したカートリッジ情報を携帯端末1に送信する。
【0036】
図5は、携帯端末1の機能構成を示すブロック図である。携帯端末1は、機能構成として、テープ幅情報取得部310と、データ取得部320と、表示制御部330と、推奨テープ幅決定部340と、生成部350と、文字判別部360と、警告制御部370と、送信部380と、を備えている。これらの機能は、いずれも携帯端末側CPU13aが、テープ印刷アプリケーション30を実行することにより実現される機能である。
【0037】
テープ幅情報取得部310は、テープ印刷装置4に装着されたテープカートリッジCに収容されているテープTのテープ幅である収容テープ幅を示すテープ幅情報を取得する。テープ幅情報取得部310は、テープ印刷装置4から送信されたカートリッジ情報に含まれるテープ幅情報を取得する。
【0038】
データ取得部320は、「血圧」や「体重」など健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得する。データ取得部320は、クラウドサーバー3に対し、ユーザーIDと、データ要求情報と、を送信することにより、クラウドサーバー3から健康管理データを取得する。
【0039】
表示制御部330は、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢58(図12参照)をタッチパネル11に表示させる。また、表示制御部330は、印刷対象となる測定日の期間をユーザーに指定させる期間指定欄62(図13参照)をタッチパネル11に表示させる。また、表示制御部330は、健康管理テープT1が貼付される貼付対象物Sをユーザーに選択させる貼付対象物選択肢75(図15参照)をタッチパネル11に表示させる。
【0040】
また、表示制御部330は、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sの貼付可能領域E1(図2等参照)に健康管理テープT1が貼付されたときの、健康管理テープT1の長さ方向における貼付可能領域E1の分割数をユーザーに選択させる分割数選択肢87(図17参照)をタッチパネル11に表示させる。健康管理テープT1は、長さ方向が貼付対象物Sの横方向と一致するように貼付対象物Sに貼付される。分割数選択肢87は、「分割しない」、「2分割」および「3分割」の3つの選択候補が含まれる。分割数選択肢87から「分割しない」が選択された場合、図2に示すように、貼付可能領域E1の横方向の長さと略等しい長さの健康管理テープT1が作成される。また、分割数選択候補として「2分割」が選択された場合、図6に示すように、貼付可能領域E1の横方向の長さの略1/2の長さの健康管理テープT1が作成される。また、分割数選択候補として「3分割」が選択された場合、図7に示すように、貼付可能領域E1の横方向の長さの略1/3の長さの健康管理テープT1が作成される。
【0041】
推奨テープ幅決定部340は、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sに基づいて、健康管理テープT1の推奨テープ幅を決定する。推奨テープ幅決定部340は、図8に示すテープサイズ表50に基づいて、推奨テープ幅を決定する。テープサイズ表50は、貼付対象物Sごとに、貼付対象物Sのタイトルと、貼付対象物Sのサイズと、推奨テープ幅と、基準テープ長さと、を関連付けた表であり、テープ印刷アプリケーション30の一部として携帯端末側ROM13bに記憶されている。なお、テープサイズ表50は、後述する貼付対象物Sの編集操作によって、編集可能となっている。推奨テープ幅決定部340は、例えば、貼付対象物Sとして「母子健康手帳Sサイズ」が選択された場合、テープサイズ表50の「推奨テープ幅」の項目を参照し、推奨テープ幅を「18mm」と決定する。
【0042】
生成部350は、データ種類選択肢58から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、テープ印刷装置4に健康管理テープT1を作成させる印刷データを生成する。生成部350は、グラフ印刷画像G1を印刷させる印刷画像データと、グラフ印刷画像G1のテープ長さ方向における前および後ろの少なくとも一方に設けられる余白の長さを示す余白長さデータと、印刷指示コマンドと、を含む印刷データを生成する。
【0043】
より具体的には、生成部350は、データ種類選択肢58から選択されたデータ種類の健康管理データのうち、期間指定欄62で指定された期間の健康管理データが印刷された健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる印刷データを生成する。また、生成部350は、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sと、分割数選択肢87から選択された分割数と、に基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる印刷データを生成する。健康管理テープT1のテープ長さとは、グラフ印刷画像G1のテープ長さ方向の長さと、余白の長さと、の合計長さを指す。
【0044】
生成部350は、図8に示したテープサイズ表50に基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定する。生成部350は、テープサイズ表50の「基準テープ長さ」の項目から、選択された貼付対象物Sの基準テープ長さを読み出し、読み出した基準テープ長さを、選択された分割数で除算することにより、健康管理テープT1のテープ長さを決定する。例えば、貼付対象物Sとして「母子健康手帳Sサイズ」が選択された場合、貼付対象物Sの横の長さが「105mm」であるため、「105mm」から所定長さ、例えば5mmを差し引いた「100mm」が、貼付可能領域E1の横の長さ、すなわち基準テープ長さとなる。
【0045】
生成部350は、分割数選択肢87から「分割しない」が選択された場合、健康管理テープT1のテープ長さを、貼付可能領域E1の横方向の長さである「100mm」と決定する。また、生成部350は、分割数選択肢87から「2分割」が選択された場合、健康管理テープT1のテープ長さを、基準テープ長さの略1/2である「50mm」と決定する。また、生成部350は、分割数選択肢87から「3分割」が選択された場合、健康管理テープT1のテープ長さを、基準テープ長さの略1/3である「33mm」と決定する。
【0046】
生成部350は、収容テープ幅、且つ、決定したテープ長さに、規定サイズのグラフ印刷画像G1が収まらないと判別した場合、収容テープ幅、且つ、決定したテープ長さに収まる範囲で最大の大きさとなるようにグラフ印刷画像G1を縮小する。また、生成部350は、収容テープ幅、且つ、決定したテープ長さに、規定サイズのグラフ印刷画像G1が収まると判別した場合、収容テープ幅、且つ、決定したテープ長さに収まる範囲で最大の大きさとなるようにグラフ印刷画像G1を拡大する。生成部350は、グラフ印刷画像G1を縮小または拡大する場合、グラフ印刷画像G1のアスペクト比を維持したまま縮小または拡大する。また、生成部350は、グラフ印刷画像G1の縮小または拡大を行い、グラフ印刷画像G1のテープ長さ方向の長さが決定したテープ長さより短い場合、決定したテープ長さとなるように、グラフ印刷画像G1のテープ長さ方向における前後に、略同じ長さの余白を付加する。
【0047】
文字判別部360は、生成部350により生成された印刷データに基づいて、健康管理テープT1に印刷される測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となるか否かを判別する。測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となるのは、生成部350によりグラフ印刷画像G1が縮小された場合である。例えば、文字判別部360は、印刷データに含まれる印刷画像データを画像解析することにより、グラフ印刷画像G1内の文字の最小文字サイズを算出し、算出した最小文字サイズが閾値サイズ以下となる場合、測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となると判別する。なお、グラフ印刷画像G1には、測定日や測定結果の文字として、第1横軸情報103、第1縦軸情報104、第2縦軸情報105、グラフ線情報106および数値情報108が含まれる(図19図20参照)。
【0048】
警告制御部370は、テープ幅情報取得部310により取得されたテープ幅情報が示す収容テープ幅と、推奨テープ幅決定部340により決定された推奨テープ幅と、が異なる場合、タッチパネル11に第1警告メッセージ80(図16参照)を表示させることで警告を行わせる。また、警告制御部370は、文字判別部360により測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となると判別された場合、タッチパネル11に第2警告メッセージ91(図18参照)を表示させることで警告を行わせる。
【0049】
送信部380は、生成部350により生成された印刷データを、テープ印刷装置4に送信する。
【0050】
次に、図9および図10のフローチャートを参照し、携帯端末1による印刷指示処理の流れを説明する。印刷指示処理は、テープ印刷アプリケーション30のホーム画面D1(図11参照)において、健康管理テープ印刷ボタン52が選択されることにより開始される。
【0051】
ステップS01において、携帯端末1は、テープ印刷装置4からテープ幅情報を取得する。携帯端末1は、テープ印刷装置4に対し、カートリッジ情報要求信号を送信することにより、テープ印刷装置4から送信されたカートリッジ情報に含まれるテープ幅情報を取得する。
【0052】
ステップS02において、携帯端末1は、健康管理データのデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択画面D2(図12参照)をタッチパネル11に表示する。
【0053】
ステップS03において、携帯端末1は、ユーザーから、データ種類の選択を受け付ける。
【0054】
ステップS04において、携帯端末1は、測定日の期間をユーザーに指定させる期間指定画面D3(図13参照)をタッチパネル11に表示する。
【0055】
ステップS05において、携帯端末1は、ユーザーから、期間の指定を受け付ける。
【0056】
ステップS06において、携帯端末1は、クラウドサーバー3から健康管理データを取得する。携帯端末1は、ステップS03で選択されたデータ種類、およびステップS05で指定された期間を示すデータ要求情報と、アカウント作成時に設定されたユーザーIDと、をクラウドサーバー3に送信することにより、クラウドサーバー3から、該当する健康管理データを取得する。
【0057】
ステップS07において、携帯端末1は、グラフ印刷画像G1のグラフ形式をユーザーに選択させるグラフ形式選択画面D4(図14参照)をタッチパネル11に表示する。なお、グラフ形式選択画面D4では、グラフ形式の選択の他、グラフに数値を表示するか否かの選択も行われる。
【0058】
ステップS08において、携帯端末1は、ユーザーから、グラフ形式および数値表示の選択を受け付ける。
【0059】
ステップS09において、携帯端末1は、健康管理テープT1が貼付される貼付対象物Sをユーザーに選択させる貼付対象物選択画面D5(図15参照)をタッチパネル11に表示する。
【0060】
ステップS10において、携帯端末1は、ユーザーから、貼付対象物Sの選択を受け付ける。
【0061】
ステップS11において、携帯端末1は、ステップS10で選択された貼付対象物Sと、テープサイズ表50と、に基づいて、健康管理テープT1の推奨テープ幅を決定する。
【0062】
図10のステップS12において、携帯端末1は、ステップS01で取得したテープ幅情報が示す収容テープ幅と、ステップS11で決定した推奨テープ幅と、が異なるか否かを判別する。携帯端末1は、収容テープ幅と、推奨テープ幅と、が異なると判別した場合、ステップS13に進む。また、携帯端末1は、収容テープ幅と、推奨テープ幅と、が同じであると判別した場合、ステップS16に進む。
【0063】
ステップS13において、携帯端末1は、第1警告画面D6(図16参照)をタッチパネル11に表示する。第1警告画面D6には、ユーザーに対し、テープカートリッジCを交換するか否かの選択を促す第1警告メッセージ80が含まれる。
【0064】
ステップS14において、携帯端末1は、第1警告画面D6において、ユーザーにより、テープカートリッジCを交換することが選択されたか否かを判別する。携帯端末1は、テープカートリッジCを交換することが選択されたと判別した場合、ステップS15に進む。また、携帯端末1は、テープカートリッジCを交換しないことが選択されたと判別した場合、ステップS16に進む。
【0065】
ステップS15において、携帯端末1は、テープ印刷装置4からテープ幅情報を取得する。携帯端末1は、テープ印刷装置4に対し、カートリッジ情報要求信号を送信することにより、テープ印刷装置4から送信されたカートリッジ情報に含まれるテープ幅情報を取得する。携帯端末1は、ステップS15の後、ステップS12に戻る。
【0066】
ステップS16において、携帯端末1は、貼付対象物Sの貼付可能領域E1の、健康管理テープT1の長さ方向における分割数をユーザーに選択させる分割数選択画面D7(図17参照)をタッチパネル11に表示する。
【0067】
ステップS17において、携帯端末1は、ユーザーから、分割数の選択を受け付ける。
【0068】
ステップS18において、携帯端末1は、ステップS01ないしステップS17の工程に基づいて、健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる印刷データを生成する。より具体的には、携帯端末1は、選択されたデータ種類、指定された期間、選択されたグラフ形式および数値表示に基づくグラフ印刷画像G1を印刷させる印刷データを生成する。また、携帯端末1は、収容テープ幅、且つ、選択された貼付対象物Sおよび分割数に応じたテープ長さの健康管理テープT1を作成させる印刷データを生成する。
【0069】
ステップS19において、携帯端末1は、ステップS18で生成した印刷データに基づいて、健康管理テープT1に印刷される測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となるか否かを判別する。携帯端末1は、健康管理テープT1に印刷される測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となると判別した場合、ステップS20に進む。また、携帯端末1は、健康管理テープT1に印刷される測定日および測定結果の両方の文字が閾値サイズ以下とならないと判別した場合、ステップS22に進む。
【0070】
ステップS20において、携帯端末1は、第2警告画面D8(図18参照)をタッチパネル11に表示する。第2警告画面D8には、ユーザーに対し、印刷指示処理で設定可能な項目について設定を変更するか否かの選択を促す第2警告メッセージ91が含まれる。
【0071】
ステップS21において、携帯端末1は、第2警告画面D8において、ユーザーにより、設定を変更することが選択されたか否かを判別する。携帯端末1は、設定を変更することが選択されたと判別した場合、図9のステップS02に戻る。また、携帯端末1は、設定を変更しないことが選択されたと判別した場合、ステップS22に進む。
【0072】
ステップS22において、携帯端末1は、ステップS18で生成した印刷データを、テープ印刷装置4に送信する。
【0073】
次に、図11ないし図24を参照し、タッチパネル11に表示される各種画面および健康管理テープT1の印刷例について、具体例を挙げて説明する。以下に示す画面は、テープ印刷アプリケーション30に基づいて表示される操作画面である。
【0074】
図11は、ホーム画面D1の表示例を示す図である。ホーム画面D1は、テープ印刷アプリケーション30が起動された直後に、タッチパネル11に表示される画面である。ホーム画面D1には、健康管理データ編集ボタン51と、健康管理テープ印刷ボタン52と、貼付対象物編集ボタン53と、機器連携ボタン54と、が表示される。
【0075】
携帯端末1は、健康管理データ編集ボタン51が選択されると、不図示の健康管理データ編集画面を表示する。健康管理データ編集画面は、測定機器2から送信された健康管理データの表示、測定機器2から送信された健康管理データをクラウドサーバー3にアップロードさせるためのアップロード指示、健康管理データの入力、および、クラウドサーバー3のデータベース31に保存されている健康管理データの編集、などに用いられる。
【0076】
携帯端末1は、健康管理テープ印刷ボタン52が選択されると、データ種類選択画面D2を表示する。また、携帯端末1は、貼付対象物編集ボタン53が選択されると、貼付対象物編集画面D11(図21参照)を表示する。また、携帯端末1は、機器連携ボタン54が選択されると、不図示の機器連携画面を表示する。機器連携画面は、携帯端末1を、測定機器2またはテープ印刷装置4と通信可能とするための操作に用いられる。例えば、無線通信15がBluetooth通信の場合、機器連携画面は、ペアリング操作に用いられる。
【0077】
図12は、データ種類選択画面D2の表示例を示す図である。データ種類選択画面D2には、第1指示メッセージ57と、データ種類選択肢58と、第1OKボタン59と、が表示される。
【0078】
第1指示メッセージ57は、データ種類の選択をユーザーに促すと共に、複数のデータ種類の選択が可能である旨を示すメッセージである。データ種類選択肢58は、測定項目が異なる複数の選択候補を含む。図12は、「血圧」、「体重」、「脈拍数」、「運動強度」および「消費カロリー」の5つの選択候補のなかから、ユーザーにより、「体重」および「消費カロリー」が選択された状態を示している。なお、選択候補のうち「血圧」は、測定機器2として血圧計が用いられ、「体重」は、測定機器2として体重計が用いられ、「脈拍数」は、測定機器2としてパルスオキシメーターが用いられることにより測定可能である。また、「運動強度」および「消費カロリー」は、測定機器2として活動量計が用いられることにより測定可能である。携帯端末1は、第1OKボタン59が選択されると、データ種類の選択を受け付け、期間指定画面D3を表示する。
【0079】
図13は、期間指定画面D3の表示例を示す図である。期間指定画面D3には、第2指示メッセージ61と、期間指定欄62と、第2OKボタン63と、が表示される。
【0080】
第2指示メッセージ61は、測定日の期間の指定をユーザーに促すメッセージである。期間指定欄62は、開始日指定欄62aと、終了日指定欄62bと、を含む。開始日指定欄62aでは、測定日の期間の開始日が指定される。また、終了日指定欄62bでは、測定日の期間の終了日が指定される。図13は、ユーザーにより、開始日「2021年2月1日」と、終了日「2021年2月9日」と、が指定された状態を示している。なお、期間指定欄62では、テンキーなどから数字が入力されることにより日付が指定されてもよいし、カレンダーなどから日付が選択されることにより日付が指定されてもよい。携帯端末1は、第2OKボタン63が選択されると、期間の指定を受け付け、グラフ形式選択画面D4を表示する。
【0081】
図14は、グラフ形式選択画面D4の表示例を示す図である。グラフ形式選択画面D4には、第3指示メッセージ67と、グラフ形式選択肢68と、第4指示メッセージ69と、数値表示選択肢70と、第3OKボタン71と、が表示される。
【0082】
第3指示メッセージ67は、グラフ形式の選択をユーザーに促すメッセージである。グラフ形式選択肢68は、複数のグラフ形式選択候補を含む。図14は、「折れ線グラフ」および「棒グラフ」の2つの選択候補のうち、ユーザーにより、「折れ線グラフ」が選択された状態を示している。第4指示メッセージ69は、グラフに数値を表示するか否かの選択をユーザーに促すメッセージである。数値表示選択肢70は、「表示する」および「表示しない」の2つの選択候補のうち、「表示しない」が選択された状態を示している。携帯端末1は、第3OKボタン71が選択されると、グラフ形式の選択と、数値表示の選択と、を受け付け、貼付対象物選択画面D5を表示する。
【0083】
図15は、貼付対象物選択画面D5の表示例を示す図である。貼付対象物選択画面D5には、第5指示メッセージ74と、貼付対象物選択肢75と、第4OKボタン76と、が表示される。
【0084】
第5指示メッセージ74は、貼付対象物Sの選択をユーザーに促すメッセージである。貼付対象物選択肢75は、複数の貼付対象物Sの選択候補を含む。貼付対象物選択肢75に表示される選択候補は、後述する貼付対象物Sの編集操作により、追加、変更および削除される。図15は、「母子健康手帳Sサイズ」、「母子健康手帳Mサイズ」、「母子健康手帳Lサイズ」および「指定サイズ」の4つの選択候補のうち、ユーザーにより、「母子健康手帳Mサイズ」が選択された状態を示している。
【0085】
携帯端末1は、貼付対象物選択肢75から「指定サイズ」が選択された場合、貼付対象物Sのサイズの入力を受け付ける。より具体的には、携帯端末1は、第1縦サイズ入力欄75aにおいて貼付対象物Sの縦サイズの入力を受け付け、第1横サイズ入力欄75bにおいて貼付対象物Sの横サイズの入力を受け付ける。携帯端末1は、第1縦サイズ入力欄75aに入力された縦サイズに基づいて、推奨テープ幅を決定する。例えば、縦サイズが「200mm」未満の場合、推奨テープ幅を「18mm」と決定し、縦サイズが「200mm」以上の場合、推奨テープ幅を「24mm」と決定する。また、携帯端末1は、第1横サイズ入力欄75bに入力された横サイズから所定サイズ、例えば5mmを差し引くことにより、基準テープ長さを決定する。
【0086】
携帯端末1は、第4OKボタン76が選択されると、貼付対象物Sの選択を受け付け、選択された貼付対象物Sに応じて、推奨テープ幅を決定する。図15では、「母子健康手帳Mサイズ」が選択されているため、携帯端末1は、推奨テープ幅を「18mm」と決定する(図8参照)。携帯端末1は、テープ印刷装置4に収容されているテープTのテープ幅である収容テープ幅と、決定した推奨テープ幅とが異なる場合、第1警告画面D6を表示する。また、携帯端末1は、収容テープ幅と、推奨テープ幅とが同じである場合、分割数選択画面D7(図17参照)を表示する。
【0087】
図16は、第1警告画面D6の表示例を示す図である。第1警告画面D6には、収容テープ幅表示欄79と、第1警告メッセージ80と、交換するボタン81と、交換しないボタン82と、第1キャンセルボタン83と、が表示される。
【0088】
収容テープ幅表示欄79には、テープ印刷装置4から送信されたカートリッジ情報に基づいて、収容テープ幅が表示される。図16では、収容テープ幅として「36mm」が表示されている。第1警告メッセージ80は、推奨テープ幅を通知すると共に、テープカートリッジCを交換するか否かの選択をユーザーに促すメッセージである。
【0089】
携帯端末1は、交換するボタン81が選択されると、テープ印刷装置4に対し、カートリッジ情報要求信号を送信する。また、携帯端末1は、交換しないボタン82が選択されると、分割数選択画面D7を表示する。また、携帯端末1は、第1キャンセルボタン83が選択されると、印刷指示処理を中止し、ホーム画面D1(図11参照)を表示する。
【0090】
図17は、分割数選択画面D7の表示例を示す図である。分割数選択画面D7には、第6指示メッセージ86と、分割数選択肢87と、印刷ボタン88と、第2キャンセルボタン89と、が表示される。
【0091】
第6指示メッセージ86は、分割数の選択をユーザーに促すメッセージである。分割数選択肢87は、「分割しない」、「2分割」および「3分割」の3つの選択候補を含む。図17は、分割数選択肢87から「3分割」が選択された状態を示している。
【0092】
携帯端末1は、印刷ボタン88が選択されると、図12ないし図16に示した各種画面の設定および収容テープ幅に基づいて印刷データを生成する。携帯端末1は、選択された貼付対象物Sである「母子健康手帳Mサイズ」の基準テープ長さが「123mm」であり(図8参照)、分割数として「3分割」が選択されたため、テープ長さ「40mm」の健康管理テープT1を作成させる印刷データを生成する。携帯端末1は、生成した印刷データに基づいて、健康管理テープT1に印刷される測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となると判別した場合、第2警告画面D8を表示する。また、携帯端末1は、生成した印刷データに基づいて、健康管理テープT1に印刷される測定日および測定結果の文字がいずれも閾値サイズ以下とならないと判別した場合、生成した印刷データをテープ印刷装置4に送信する。また、携帯端末1は、第2キャンセルボタン89が選択されると、印刷指示処理を中止し、ホーム画面D1を表示する。
【0093】
図18は、第2警告画面D8の表示例を示す図である。第2警告画面D8には、第2警告メッセージ91と、変更するボタン92と、変更しないボタン93と、第3キャンセルボタン94と、が表示される。
【0094】
第2警告メッセージ91は、健康管理テープT1に印刷される文字の文字サイズが小さすぎる旨を通知すると共に、設定を変更するか否かの選択をユーザーに促すメッセージである。
【0095】
携帯端末1は、変更するボタン92が選択されると、それまでの設定を無効とし、データ種類選択画面D2(図12参照)を表示する。変更するボタン92を選択したユーザーは、データ種類、測定日の期間、グラフ形式、数値表示の有無、貼付対象物S、および貼付可能領域E1の分割数などの設定を変更する。また、携帯端末1は、変更しないボタン93が選択されると、第2警告画面D8を表示する前に生成した印刷データをテープ印刷装置4に送信する。また、携帯端末1は、第3キャンセルボタン94が選択されると、印刷指示処理を中止し、ホーム画面D1を表示する。
【0096】
図19は、健康管理テープT1の印刷例を示す図である。図19に示す健康管理テープT1は、図12ないし図15、および図17の設定に基づくものであり、第1警告画面D6および第2警告画面D8が表示されなかった場合の印刷例を示している。この場合、テープ印刷装置4は、テープ幅「18mm」およびテープ長さ「40mm」の健康管理テープT1を作成する。図19に示す健康管理テープT1は、第1グラフ線101と、第2グラフ線102と、第1横軸情報103と、第1縦軸情報104と、第2縦軸情報105と、グラフ線情報106と、を含むグラフ印刷画像G1が印刷されている。
【0097】
第1グラフ線101は、体重の推移を示すグラフであり、第2グラフ線102は、消費カロリーの推移を示すグラフである。第1横軸情報103は、健康管理データに含まれる測定月日を示す情報である。このように、携帯端末1は、選択されたデータ種類によらず、健康管理データに含まれる複数の測定日が健康管理テープT1の長さ方向に印刷されるように、印刷データを生成する。なお、第1横軸情報103の最初の測定月日には、西暦が付加されている。
【0098】
第1縦軸情報104は、第1グラフ線101の測定項目と、第1グラフ線101の測定結果に対応する目盛りの値と、を示す情報である。第2縦軸情報105は、第2グラフ線102の測定項目と、第2グラフ線102の測定結果に対応する目盛りの値と、を示す情報である。グラフ線情報106は、第1グラフ線101および第2グラフ線102の線の種類を示す情報である。
【0099】
携帯端末1は、データ種類選択画面D2で選択されたデータ種類が1つの場合は、グラフの線種を実線にし、選択されたデータ種類が2つの場合は、グラフの線種を、データ種類選択肢58の表示順序に従って実線と破線にする。このように、携帯端末1は、選択されたデータ種類の数に応じて、各測定項目のグラフの線種を自動的に決定する。携帯端末1は、データ種類選択画面D2で選択されたデータ種類が3つ以上の場合、グラフ線の数を増やすと共に、縦軸情報をテープ長さ方向に追加する。なお、携帯端末1は、第1横軸情報103については、選択されたデータ種類の数によらず、共通の日付軸を用いる。また、携帯端末1は、選択されたデータ種類によらず、第1横軸情報103に含まれる複数の測定日が、テープ長さ方向に並んで印刷されるように印刷データを生成する。
【0100】
図20は、図19とは異なる健康管理テープT1の印刷例を示す図である。図20は、データ種類選択画面D2で選択されたデータ種類が「体重」のみであり、グラフ形式選択画面D4(図14参照)で、数値表示選択肢70から「表示する」が選択された場合に印刷される健康管理テープT1を示している。図20に示すように、携帯端末1は、選択されたデータ種類が1つのみの場合、第2グラフ線102、第2縦軸情報105およびグラフ線情報106の印刷を省略する。また、携帯端末1は、数値表示選択肢70から「表示する」が選択された場合、第1グラフ線101の各頂点付近に、数値情報108を表示する。数値情報108は、測定結果を数値で示す情報である。
【0101】
次に、貼付対象物Sの編集操作に係る画面について説明する。図21は、ホーム画面D1において、貼付対象物編集ボタン53が選択された場合に表示される貼付対象物編集画面D11の表示例を示す図である。貼付対象物編集画面D11には、登録済み貼付対象物一覧121と、第7指示メッセージ122と、新規追加ボタン123と、変更・削除ボタン124と、第4キャンセルボタン125と、が表示される。
【0102】
登録済み貼付対象物一覧121は、テープサイズ表50(図8参照)に登録されている貼付対象物Sのタイトル一覧である。タイトルに付加されている丸付き数字は、貼付対象物選択肢75(図15参照)の表示順位を示している。第7指示メッセージ122は、編集項目の選択をユーザーに促すメッセージである。携帯端末1は、新規追加ボタン123が選択されると、貼付対象物新規追加画面D12(図22参照)を表示する。また、携帯端末1は、変更・削除ボタン124が選択されると、貼付対象物変更・削除画面D13(図24参照)を表示する。また、携帯端末1は、第4キャンセルボタン125が選択されると、貼付対象物Sの編集操作が中止されたものと判別し、ホーム画面D1を表示する。
【0103】
図22は、貼付対象物新規追加画面D12の表示例を示す図である。貼付対象物新規追加画面D12には、タイトル入力欄128と、貼付対象物サイズ入力欄129と、定型サイズボタン130と、第5OKボタン131と、第5キャンセルボタン132と、が表示される。
【0104】
タイトル入力欄128には、新規追加される貼付対象物Sのタイトルが入力される。図22は、タイトルとして「日記帳」が入力された状態を示している。貼付対象物サイズ入力欄129は、第2縦サイズ入力欄129aと、第2横サイズ入力欄129bと、を含む。第2縦サイズ入力欄129aには、新規追加される貼付対象物Sの縦サイズが入力され、第2横サイズ入力欄129bには、新規追加される貼付対象物Sの横サイズが入力される。図22は、貼付対象物サイズとして、縦サイズ「180mm」と、横サイズ「300mm」と、が入力された状態を示している。
【0105】
ユーザーは、テープサイズ表50に、定型サイズの貼付対象物Sを追加したい場合、定型サイズボタン130を選択する。携帯端末1は、定型サイズボタン130が選択されると、不図示の定型サイズ一覧画面を表示する。定型サイズ一覧画面では、複数の定型サイズ選択候補のなかからいずれかが選択される。携帯端末1は、定型サイズ一覧画面において定型サイズ選択候補が選択されると、貼付対象物新規追加画面D12を表示する。このとき、貼付対象物新規追加画面D12には、定型サイズ一覧画面において選択された定型サイズの貼付対象物Sのタイトルおよびサイズが、タイトル入力欄128および貼付対象物サイズ入力欄129に反映されている。
【0106】
携帯端末1は、第5OKボタン131が選択されると、貼付対象物編集画面D11を表示する。図23に示すように、携帯端末1は、貼付対象物編集画面D11の登録済み貼付対象物一覧121に、新規追加された貼付対象物Sのタイトルを反映する。また、携帯端末1は、新規追加された貼付対象物Sの表示順位を「1」とする。また、携帯端末1は、第5OKボタン131が選択されると、タイトル入力欄128および貼付対象物サイズ入力欄129に入力された情報を、テープサイズ表50に登録する。また、携帯端末1は、貼付対象物サイズ入力欄129に入力された情報に基づいて、推奨テープ幅と、基準テープ長さと、を決定し、決定したこれらの情報を、テープサイズ表50に登録する。また、携帯端末1は、第5キャンセルボタン132が選択されると、貼付対象物Sの編集操作が中止されたものと判別し、ホーム画面D1を表示する。
【0107】
図24は、貼付対象物変更・削除画面D13の表示例を示す図である。貼付対象物変更・削除画面D13には、登録済み貼付対象物選択欄136と、貼付対象物タイトル編集欄137と、貼付対象物サイズ編集欄138と、第6OKボタン139と、削除ボタン140と、第6キャンセルボタン141と、が表示される。
【0108】
登録済み貼付対象物選択欄136では、変更または削除の対象となる貼付対象物Sがユーザーにより選択される。図24は、貼付対象物Sが選択される前の状態を示している。貼付対象物タイトル編集欄137には、登録済み貼付対象物選択欄136で選択された貼付対象物Sのタイトルが表示される。ユーザーは、貼付対象物タイトル編集欄137において、貼付対象物Sのタイトルを変更可能である。また、貼付対象物サイズ編集欄138は、縦サイズ編集欄138aおよび横サイズ編集欄138bを含み、登録済み貼付対象物選択欄136で選択された貼付対象物Sの縦サイズおよび横サイズが表示される。ユーザーは、貼付対象物サイズ編集欄138において、貼付対象物Sのサイズを変更可能である。
【0109】
携帯端末1は、第6OKボタン139が選択されると、登録済み貼付対象物選択欄136で選択された貼付対象物Sについて、貼付対象物タイトル編集欄137および貼付対象物サイズ編集欄138の編集結果を、テープサイズ表50(図8参照)の「タイトル」および「貼付対象物のサイズ」の項目に反映する。また、携帯端末1は、貼付対象物タイトル編集欄137および貼付対象物サイズ編集欄138の編集結果に応じて、テープサイズ表50の「推奨テープ幅」および「基準テープ長さ」の項目を変更する。また、携帯端末1は、削除ボタン140が選択されると、登録済み貼付対象物選択欄136で選択された貼付対象物Sの情報を、テープサイズ表50から削除する。また、携帯端末1は、第6キャンセルボタン141が選択されると、貼付対象物Sの編集操作が中止されたものと判別し、ホーム画面D1を表示する。
【0110】
以上説明したとおり、本実施形態に係る携帯端末1は、貼付対象物選択画面D5において、貼付対象物Sの選択を受け付け、選択された貼付対象物Sに基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定するため、貼付対象物Sに適したテープ長さの健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させることができる。また、これにより、ユーザーが、作成された健康管理テープT1を貼付対象物Sに貼り付けて保管する際に、貼付対象物Sに適したテープ長さの健康管理テープT1が複数枚貼付されるため、ユーザーは、長期間の健康管理データを見やすく管理することができる。
【0111】
また、携帯端末1は、分割数選択画面D7において、貼付可能領域E1の分割数の選択を受け付け、選択された分割数に基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定する。これにより、ユーザーは、貼付可能領域E1を好みの分割数で分割して、健康管理データを管理することができる。
【0112】
また、携帯端末1は、テープ印刷装置4に収容されているテープTのテープ幅である収容テープ幅と、貼付対象物選択画面D5で選択された貼付対象物Sに応じて決定した推奨テープ幅と、が異なる場合、第1警告画面D6を表示する。これにより、ユーザーは、収容テープ幅と、貼付対象物Sに適した推奨テープ幅とが異なることを確認し、テープ印刷装置4のテープカートリッジCを交換するなどの対策を講じることができる。
【0113】
また、携帯端末1は、期間指定画面D3において、測定日の期間の指定を受け付け、指定された期間の健康管理データが印刷された健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる。これにより、ユーザーは、印刷対象となる健康管理データの期間を指定することができる。
【0114】
また、携帯端末1は、健康管理テープT1に印刷される測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となるか否かを判別し、閾値サイズ以下となると判別した場合、第2警告画面D8を表示する。これにより、ユーザーは、健康管理データが小さな文字で印刷されることを確認し、測定日の期間を変更するなどの対策を講じることができる。
【0115】
なお、上記の実施形態によらず、以下の変形例を採用可能である。
[変形例1]
携帯端末1は、グラフ印刷画像G1に代えて、図25に示すようなリスト印刷画像G2が印刷された健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させてもよい。図25は、データ種類として「体重」が選択され、測定日の期間として「2021年2月1日」ないし「2021年2月9日」が指定された場合の印刷例を示している。リスト印刷画像G2は、測定日欄111と、測定結果欄112と、測定項目タイトル113と、を含む。測定日欄111は、健康管理テープT1の長さ方向に配列された複数の測定月日を指す。測定日欄111の最初の測定月日には、西暦が付加されている。また、測定結果欄112は、健康管理テープT1の長さ方向に配列された複数の測定結果を指す。携帯端末1は、健康管理テープT1の長さ方向に配列された複数の測定日に対し、健康管理テープT1の幅方向に、測定日に対応する測定結果が並べて印刷されるように、印刷データを生成する。また、携帯端末1は、測定項目を示す測定項目タイトル113が、健康管理テープT1の長さ方向における端部に印刷されるように、印刷データを生成する。
【0116】
[変形例2]
携帯端末1は、テープサイズ表50を、自装置内に記憶するのではなく、クラウドサーバー3のデータベース31に記憶させてもよい。この場合、携帯端末1は、クラウドサーバー3に対し、選択された貼付対象物Sを特定する貼付対象物IDを送信することにより、クラウドサーバー3から推奨テープ幅および基準テープ長さを示す情報を取得すればよい。
【0117】
[変形例3]
携帯端末1は、第2警告画面D8(図18参照)において、ユーザーにより変更するボタン92が選択された場合、ユーザーからテープサイズの変更を受け付けてもよい。すなわち、携帯端末1は、図10のステップS21において、設定変更すると判別した場合、以下の工程を実行してもよい。携帯端末1は、ステップS21において、設定変更すると判別した場合、図26に示すテープサイズ変更画面D9を表示する。テープサイズ変更画面D9では、テープ幅およびテープ長さの変更が可能である。携帯端末1は、テープサイズ変更画面D9においてテープ幅およびテープ長さの変更を受け付ける。携帯端末1は、変更後のテープ幅およびテープ長さに基づいて、健康管理テープT1を作成させる印刷データを生成する。その後、携帯端末1は、ステップS22に進む。
【0118】
図26に示すように、テープサイズ変更画面D9には、第8指示メッセージ151と、テープサイズ変更欄152と、第7OKボタン153と、第7キャンセルボタン154と、が表示される。第8指示メッセージ151は、テープサイズの変更をユーザーに促すメッセージである。テープサイズ変更欄152は、テープ幅変更欄152aと、テープ長さ変更欄152bと、を含む。
【0119】
テープ幅変更欄152aには、収容テープ幅が表示される。また、テープ長さ変更欄152bには、貼付対象物選択画面D5で選択された貼付対象物S、および分割数選択画面D7で選択された分割数に応じたテープ長さが表示される。ユーザーは、テープ幅変更欄152aおよびテープ長さ変更欄152bにおいて、数値を入力し直すことにより、テープ幅およびテープ長さの少なくとも一方を変更する。
【0120】
携帯端末1は、第7OKボタン153が選択されると、テープ幅変更欄152aおよびテープ長さ変更欄152bにそれぞれ入力されている変更後のテープ幅および変更後のテープ長さに基づいて、印刷データを生成する。また、携帯端末1は、第7キャンセルボタン154が選択されると、印刷指示処理を中止し、ホーム画面D1を表示する。このように、変形例3によれば、ユーザーは、健康管理テープT1に印刷される文字サイズが小さくなることを避けるため、テープサイズを変更することができる。
【0121】
[変形例4]
携帯端末1の生成部350は、健康管理テープT1が収容テープ幅、且つ、決定したテープ長さとなるように、グラフ印刷画像G1を縮小または拡大させて印刷データを生成する場合、グラフ印刷画像G1のアスペクト比を変化させてもよい。若しくは、生成部350は、第1グラフ線101、第2グラフ線102、第1横軸情報103、第1縦軸情報104、第2縦軸情報105の目盛間隔を変化させたり、グラフ印刷画像G1に含まれる文字サイズを変化させたりすることにより、収容テープ幅、且つ、決定したテープ長さにグラフ印刷画像G1を収めてもよい。
【0122】
[変形例5]
携帯端末1の生成部350は、貼付対象物選択画面D5で選択された貼付対象物Sに応じてグラフ印刷画像G1のグラフフォーマットを決定し、決定したグラフフォーマットのグラフ印刷画像G1を印刷させてもよい。この場合、携帯端末1は、テープ印刷アプリケーション30の一部として、複数のグラフフォーマットを記憶しておく。複数のグラフフォーマットとは、グラフサイズ、グラフのアスペクト比、グラフの目盛り線、文字のフォントおよび文字のサイズなどが異なるグラフフォーマットである。この構成によれば、携帯端末1は、貼付対象物Sに適したラフフォーマットのグラフ印刷画像G1を印刷させることができる。
【0123】
[変形例6]
携帯端末1を用いることなく、テープ印刷装置4を用いて健康管理テープT1を作成してもよい。図27は、本変形例に係るテープ印刷装置4の機能構成を示すブロック図である。テープ印刷装置4は、機能構成として、テープ幅情報取得部410と、データ取得部420と、表示制御部430と、推奨テープ幅決定部440と、印刷制御部450と、文字判別部460と、警告制御部470と、を備えている。これらの機能は、いずれも印刷装置側CPU44aが、印刷装置側ROM44bに記憶されたファームウェア等の制御プログラムを実行することにより実現される。
【0124】
テープ幅情報取得部410、データ取得部420、表示制御部430、推奨テープ幅決定部440、印刷制御部450、文字判別部460および警告制御部470は、第1実施形態に係るテープ幅情報取得部310、データ取得部320、表示制御部330、推奨テープ幅決定部340、生成部350、文字判別部360および警告制御部370と略同様に機能する。異なる点のみ、以下説明する。テープ幅情報取得部410は、カートリッジ情報取得部42を介してテープ幅情報を取得する。データ取得部420は、ネットワークNWを介してクラウドサーバー3から健康管理データを取得する。表示制御部430は、各種画面を、ディスプレー22に表示させる。印刷制御部450は、健康管理テープT1を印刷部43に作成させる。この構成によれば、ユーザーは、携帯端末1を用いることなく、テープ印刷装置4を操作するだけで、健康管理テープT1を作成することができる。
【0125】
[変形例7]
携帯端末1の警告制御部370は、タッチパネル11に第1警告メッセージ80や第2警告メッセージ91を表示する方法以外で警告を行ってもよい。例えば、携帯端末1に音声出力部を備え、警告制御部370は、音声出力部から音声メッセージを出力することにより警告を行ってもよい。「音声出力部」は「警告部」の一例である。
【0126】
[変形例8]
携帯端末1のデータ取得部320は、クラウドサーバー3からではなく、測定機器2から健康管理データを取得してもよい。また、データ取得部320は、不図示の健康管理データ編集画面に入力された健康管理データを取得してもよい。
【0127】
[変形例9]
測定機器2で測定された健康管理データは、携帯端末1を介してクラウドサーバー3にアップロードされるのではなく、測定機器2からクラウドサーバー3に直接アップロードされてもよい。
【0128】
[変形例10]
テープ印刷装置4のカートリッジ情報取得部42は、テープカートリッジCに形成された凸部または凹部の有無を検出する検出部を備え、検出部の検出結果からカートリッジ情報を取得してもよい。若しくは、テープ印刷装置4のカートリッジ情報取得部42は、テープカートリッジCのケースに設けられた、メモリ素子を有する回路基板からカートリッジ情報を取得してもよい。
【0129】
[変形例11]
テープ印刷装置4は、テープカートリッジCのケースに収容されたテープTを繰り出して印刷を行うのではなく、テープカートリッジCのケースに収容されていないテープTを繰り出して印刷を行ってもよい。また、携帯端末1に代えて、タブレット端末やPC(Personal Computer)などの情報処理端末を用いてもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
【0130】
[付記]
以下、情報処理装置、テープ印刷装置、テープ印刷システム、情報処理装置の制御方法およびプログラムについて付記する。
携帯端末1は、テープTに印刷を行うテープ印刷装置4と通信可能に接続される携帯端末1であって、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するデータ取得部320と、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢58と、テープTが貼付される貼付対象物Sをユーザーに選択させる貼付対象物選択肢75と、をタッチパネル11に表示させる表示制御部330と、データ種類選択肢58から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、テープ印刷装置4に健康管理テープT1を作成させる印刷データを生成する生成部350と、印刷データを、テープ印刷装置4に送信する送信部380と、を備え、生成部350は、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sに基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる印刷データを生成する。
【0131】
テープ印刷装置4は、テープTに印刷を行う印刷部43と、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するデータ取得部420と、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢58と、テープTが貼付される貼付対象物Sをユーザーに選択させる貼付対象物選択肢75と、をタッチパネル11に表示させる表示制御部430と、データ種類選択肢58から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、印刷部43に健康管理テープT1を作成させる印刷制御部450と、を備え、印刷制御部450は、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sに基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープT1を印刷部43に作成させる。
【0132】
テープ印刷システムSYは、テープTに印刷を行うテープ印刷装置4と、携帯端末1と、が通信可能に接続されるテープ印刷システムSYであって、携帯端末1は、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するデータ取得部320と、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢58と、テープTが貼付される貼付対象物Sをユーザーに選択させる貼付対象物選択肢75と、をタッチパネル11に表示させる表示制御部330と、データ種類選択肢58から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、テープ印刷装置4に健康管理テープT1を作成させる印刷データを生成する生成部350と、印刷データを、テープ印刷装置4に送信する送信部380と、を備え、生成部350は、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sに基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる印刷データを生成する。
【0133】
携帯端末1の制御方法は、テープTに印刷を行うテープ印刷装置4と通信可能に接続される携帯端末1の制御方法であって、携帯端末1が、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するステップと、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢58と、テープTが貼付される貼付対象物Sをユーザーに選択させる貼付対象物選択肢75と、をタッチパネル11に表示させるステップと、データ種類選択肢58から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、テープ印刷装置4に健康管理テープT1を作成させる印刷データを生成するステップと、印刷データを、テープ印刷装置4に送信するステップと、を実行し、印刷データを生成するステップでは、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sに基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる印刷データを生成する。
【0134】
テープ印刷アプリケーション30は、テープTに印刷を行うテープ印刷装置4と通信可能に接続される携帯端末1に、健康管理に利用可能な測定項目について、測定日および測定結果を示す健康管理データを取得するステップと、測定項目が異なる複数種類の健康管理データのうち、印刷対象となる健康管理データの種類であるデータ種類をユーザーに選択させるデータ種類選択肢58と、テープTが貼付される貼付対象物Sをユーザーに選択させる貼付対象物選択肢75と、をタッチパネル11に表示させるステップと、データ種類選択肢58から選択されたデータ種類の健康管理データに基づいて、テープ印刷装置4に健康管理テープT1を作成させる印刷データを生成するステップと、印刷データを、テープ印刷装置4に送信するステップと、を実行させ、印刷データを生成するステップでは、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sに基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる印刷データを生成する。
【0135】
携帯端末1は、選択された貼付対象物Sに基づいて、テープTのテープ長さを決定し、決定したテープ長さ、且つ選択されたデータ種類の健康管理データが印刷された健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる。このため、携帯端末1は、貼付対象物Sに適したテープ長さの健康管理テープT1を作成させることができる。これにより、ユーザーが、作成された健康管理テープT1を貼付対象物Sに貼り付けて保管する際に、貼付対象物Sに適したテープ長さの健康管理テープT1が複数枚貼付されるため、ユーザーは、長期間の健康管理データを見やすく管理することができる。
【0136】
上記の携帯端末1において、表示制御部330は、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sの貼付可能領域E1に健康管理テープT1が貼付されたときの、健康管理テープT1の長さ方向における貼付可能領域E1の分割数をユーザーに選択させる分割数選択肢87をタッチパネル11に表示させ、生成部350は、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sと、分割数選択肢87から選択された分割数と、に基づいて、健康管理テープT1のテープ長さを決定し、決定したテープ長さの健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる印刷データを生成することが好ましい。
【0137】
この構成によれば、ユーザーは、貼付対象物Sの貼付可能領域E1における、健康管理テープT1の長さ方向の分割数を選択することができる。
【0138】
上記の携帯端末1において、テープ印刷装置4から、テープ印刷装置4に収容されているテープTのテープ幅である収容テープ幅を示すテープ幅情報を取得するテープ幅情報取得部310と、貼付対象物選択肢75から選択された貼付対象物Sに基づいて、健康管理テープT1の推奨テープ幅を決定する推奨テープ幅決定部340と、テープ幅情報が示す収容テープ幅と、推奨テープ幅決定部340により決定された推奨テープ幅と、が異なる場合、タッチパネル11に警告を行わせる警告制御部370と、をさらに備えることが好ましい。
【0139】
この構成によれば、ユーザーは、テープ印刷装置4から取得したテープ幅情報が示す収容テープ幅と、貼付対象物Sに適した推奨テープ幅とが異なることを確認することができる。
【0140】
上記の携帯端末1において、表示制御部330は、印刷対象となる測定日の期間をユーザーに指定させる期間指定欄62をタッチパネル11に表示させ、生成部350は、選択されたデータ種類の健康管理データのうち、期間指定欄62で指定された期間の健康管理データが印刷された健康管理テープT1をテープ印刷装置4に作成させる印刷データを生成することが好ましい。
【0141】
この構成によれば、ユーザーは、印刷対象となる健康管理データの期間を指定することができる。
【0142】
上記の携帯端末1において、生成部350により生成された印刷データに基づいて、測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となるか否かを判別する文字判別部360をさらに備え、警告制御部370は、文字判別部360により測定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となると判別された場合、タッチパネル11に警告を行わせることが好ましい。
【0143】
この構成によれば、ユーザーは、定日および測定結果の少なくとも一方の文字が閾値サイズ以下となることを確認することができる。
【符号の説明】
【0144】
1…携帯端末、4…テープ印刷装置、11…タッチパネル、43…印刷部、58…データ種類選択肢、62…期間指定欄、75…貼付対象物選択肢、87…分割数選択肢、310…テープ幅情報取得部、320…データ取得部、330…表示制御部、340…推奨テープ幅決定部、350…生成部、360…文字判別部、370…警告制御部、380…送信部、410…テープ幅情報取得部、420…データ取得部、430…表示制御部、440…推奨テープ幅決定部、450…印刷制御部、460…文字判別部、470…警告制御部、E1…貼付可能領域、S…貼付対象物、SY…テープ印刷システム、T…テープ、T1…健康管理テープ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
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図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
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図26
図27