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特許7601246情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-09
(45)【発行日】2024-12-17
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20241210BHJP
【FI】
G06Q30/06
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023555949
(86)(22)【出願日】2021-10-27
(86)【国際出願番号】 JP2021039640
(87)【国際公開番号】W WO2023073828
(87)【国際公開日】2023-05-04
【審査請求日】2024-04-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】田川 理沙
【審査官】大野 朋也
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/008938(WO,A1)
【文献】特開2015-114809(JP,A)
【文献】国際公開第2020/195764(WO,A1)
【文献】特開2018-169913(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集する収集手段と、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録する登録手段と、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記実店舗に設けられた店舗端末から入手する入手手段と、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定する特定手段と、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力する出力手段と、
を備え
前記出力手段は、前記行動履歴に加えて、前記ユーザのユーザ情報、及び、前記ユーザ情報に対応付けられた商品情報を出力し、
前記ユーザ情報は、前記ユーザの属性情報及び前記ユーザの嗜好性を示す情報のうちの少なくともいずれかを含み、
前記ユーザ情報に対応付けられた前記商品情報は、前記ユーザと同世代、同職業、同学歴及び同出身地の少なくともいずれかの人に流行している前記商品を含む、
情報処理装置。
【請求項2】
前記商品は、化粧品を含み
前記ユーザ情報に対応付けられた前記商品情報は、前記ユーザと同世代、同職業、同学歴及び同出身地の少なくともいずれかの人に流行している前記化粧品を含む、
請求項に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ユーザの前記実店舗への前記来店の予約を受け付け、前記店舗端末に前記予約を通知する予約通知手段を更に備えた、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記行動履歴は、前記実店舗への前記来店の前記予約及び前記来店に対応付けられた前記商品の情報を含む、
請求項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記商品を含む前記ウェブサイトにおいて前記オンラインで前記ユーザが希望する商品の購入を前記店舗端末から受け付ける購入受付手段をさらに備えた、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
実店舗に設けられた店舗端末と、
前記店舗端末と無線または有線の通信回線を介して接続された情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集する収集手段と、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録する登録手段と、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記店舗端末から入手する入手手段と、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定する特定手段と、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力する出力手段と、
を有し、
前記出力手段は、前記行動履歴に加えて、前記ユーザのユーザ情報、及び、前記ユーザ情報に対応付けられた商品情報を出力し、
前記ユーザ情報は、前記ユーザの属性情報及び前記ユーザの嗜好性を示す情報のうちの少なくともいずれかを含み、
前記ユーザ情報に対応付けられた前記商品情報は、前記ユーザと同世代、同職業、同学歴及び同出身地の少なくともいずれかの人に流行している前記商品を含む、
情報処理システム。
【請求項7】
前記情報処理装置と前記無線または前記有線の前記通信回線を介して接続され、前記実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を取得し、前記生体情報を用いた生体認証を実行する生体認証装置をさらに備えた、
請求項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集させ、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録させ、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記実店舗に設けられた店舗端末から入手させ、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定させ、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力させる、
情報処理方法であって、
前記店舗端末に出力させる際に、
前記行動履歴に加えて、前記ユーザのユーザ情報、及び、前記ユーザ情報に対応付けられた商品情報を出力し、
前記ユーザ情報は、前記ユーザの属性情報及び前記ユーザの嗜好性を示す情報のうちの少なくともいずれかを含み、
前記ユーザ情報に対応付けられた前記商品情報は、前記ユーザと同世代、同職業、同学歴及び同出身地の少なくともいずれかの人に流行している前記商品を含む、
情報処理方法。
【請求項9】
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集させるステップと、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録させるステップと、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記実店舗に設けられた店舗端末から入手させるステップと、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定させるステップと、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力させるステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラムであって、
前記店舗端末に出力させるステップにおいて、
前記行動履歴に加えて、前記ユーザのユーザ情報、及び、前記ユーザ情報に対応付けられた商品情報を出力させ、
前記ユーザ情報は、前記ユーザの属性情報及び前記ユーザの嗜好性を示す情報のうちの少なくともいずれかを含み、
前記ユーザ情報に対応付けられた前記商品情報は、前記ユーザと同世代、同職業、同学歴及び同出身地の少なくともいずれかの人に流行している前記商品を含む、
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
リアル店舗における化粧品の売り上げ向上が求められている。例えば、特許文献1には、リアル店舗において、販売員と対面カウンセリングを行い、カウンセリング結果に基づいて、購入者に推奨される推奨商品を販売するシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021-015433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のシステムにおいて、購入者に推奨される推奨商品の選定は、カウンセリングを行う販売員の経験に頼る部分が大きく、購入者が本当に納得する商品となっているのか疑問が生じる場合がある。購入者がリアル店舗で納得して購入することができ、その結果、リアル店舗における化粧品の売り上げを向上させることが所望されている。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題に鑑み、リアル店舗における商品の売り上げを向上させることができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様にかかる情報処理装置は、
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集する収集手段と、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録する登録手段と、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記実店舗に設けられた店舗端末から入手する入手手段と、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定する特定手段と、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力する出力手段と、
を備える。
【0007】
本開示の一態様にかかる情報処理システムは、
実店舗に設けられた店舗端末と、
前記店舗端末と無線または有線の通信回線を介して接続された情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集する収集手段と、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録する登録手段と、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記店舗端末から入手する入手手段と、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定する特定手段と、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力する出力手段と、
を有する。
【0008】
本開示の一態様にかかる情報処理方法は、
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集させ、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録させ、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記実店舗に設けられた店舗端末から入手させ、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定させ、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力させる。
【0009】
本開示の一態様にかかる非一時的なコンピュータ可読媒体には、
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集させるステップと、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録させるステップと、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記実店舗に設けられた店舗端末から入手させるステップと、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定させるステップと、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力させるステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラムが格納される。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、リアル店舗における商品の売り上げを向上させることができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態1に係る情報処理システムを例示した構成図である。
図2】実施形態1に係る情報処理装置を例示したブロック図である。
図3】実施形態1に係る情報処理装置の収集部が収集したユーザの行動履歴を例示した図である。
図4】実施形態1に係る情報処理装置の登録部がユーザを登録する際に、ユーザ端末に表示される登録画面を例示した図である。
図5】実施形態1に係る情報処理装置の登録部がユーザを登録する際に、ユーザ端末に表示される登録画面を例示した図である。
図6】実施形態1に係る情報処理装置の出力部が店舗端末に行動履歴、ユーザ情報及びユーザ情報に対応付けられた商品情報を出力した際に、店舗端末に表示される表示画面を例示した図である。
図7】実施形態1に係る情報処理方法を例示したフローチャートである。
図8】実施形態2に係る情報処理装置を例示したブロック図である。
図9】実施形態2に係る情報処理装置の予約通知部が予約を受け付ける際に、ユーザ端末に表示される予約画面を例示した図である。
図10】実施形態2に係る情報処理装置の予約通知部がユーザ端末に予約完了を通知した際に、ユーザ端末に表示される予約完了画面を例示した図である。
図11】実施形態2に係る情報処理装置の予約通知部が店舗端末から予約完了を通知された際に、店舗端末に表示される予約状況画面を例示した図である。
図12】実施形態2に係る情報処理方法を例示したフローチャート図である。
図13】実施形態2に係る予約通知方法を例示したフローチャート図である。
図14】実施形態3に係る情報処理装置を例示したブロック図である。
図15】実施形態3に係る情報処理装置の購入受付部が店舗端末から商品の購入を受け付ける際に、店舗端末に表示される購入画面を例示した図である。
図16】実施形態3に係る情報処理方法を例示したフローチャート図である。
図17】実施形態4に係る情報処理システムを例示した構成図である。
図18】実施形態4に係る情報処理装置を例示したブロック図である。
図19】実施形態4に係る店舗端末を例示したブロック図である。
図20】実施形態4に係るユーザ端末の構成を示すブロック図である。
図21】実施形態4に係る顔認証装置の構成を示すブロック図である。
図22】実施形態4に係る顔情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
図23】実施形態4に係る顔認証処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
【0013】
(実施形態1)
実施形態1に係る情報処理システムを説明する。図1は、実施形態1に係る情報処理システムを例示した構成図である。図1に示すように、情報処理システム1は、情報処理装置10及び店舗端末20を備えている。店舗端末20は、リアル店舗RSに設けられている。リアル店舗RSを、実店舗ともいう。リアル店舗RSは、現実に存在する店舗である。情報処理装置10は、店舗端末20と無線または有線の通信回線を介して接続されている。例えば、情報処理装置10は、ネットワークNWを介して店舗端末20に接続されている。ネットワークNWは、無線または有線の通信回線を問わず、通信プロトコルの種別を問わない。情報処理装置10は、複数のリアル店舗RSの各店舗端末20と接続されてもよい。店舗端末20は、パーソナルコンピュータ等の情報端末でもよいし、リアル店舗RSの販売員Pが携帯するスマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。
【0014】
情報処理装置10は、ユーザUが使用するユーザ端末30と無線または有線の通信回線を介して接続されてもよい。例えば、ユーザ端末30は、情報処理装置10とネットワークNWを介して接続されてもよい。ユーザ端末30は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末及びパーソナルコンピュータを含む。ユーザUは、購入したい商品に関する情報を、商品を含むウェブサイトからオンラインで取得する。
【0015】
また、情報処理装置10は、生体認証装置40と無線または有線の通信回線を介して接続されてもよい。例えば、生体認証装置40は、情報処理装置10とネットワークNWを介して接続されてもよい。生体認証装置40は、ユーザUの生体情報からユーザUを特定する。生体情報は、例えば、顔画像である。その場合には、生体認証装置40は、顔認証装置41である。なお、生体情報は、ユーザUを特定することができれば、顔画像に限らず、指紋情報、掌紋情報、網膜情報、虹彩情報、静脈情報、声紋情報等でもよい。
【0016】
図2は、実施形態1に係る情報処理装置10を例示したブロック図である。図2に示すように、情報処理装置10は、情報処理システム1から切り離して、単体として、製品となる。情報処理装置10は、収集部11、登録部12、入手部13、特定部14及び出力部15を備えている。収集部11、登録部12、入手部13、特定部14及び出力部15は、それぞれ、収集手段、登録手段、入手手段、特定手段及び出力手段としての機能を有している。
【0017】
収集部11は、商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザUの行動履歴を収集する。商品は、例えば、化粧品である。なお、商品は、ユーザUがリアル店舗RSにおいて購入の際に、当該商品の使用についてアドバイスを受けることができるものであって、リアル店舗RSまたはウェブサイトで購入できるものであれば、化粧品に限らない。
【0018】
ユーザUは、ユーザ端末30を介して化粧品等の商品のウェブサイトにアクセスする際には、例えば、ユーザIDを用いてログインする。そして、ユーザUは、商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで商品に関する情報を取得する。
【0019】
図3は、実施形態1に係る情報処理装置10の収集部11が収集したユーザUの行動履歴を例示した図である。図3に示すように、例えば、ユーザUは、口紅の販売に関するウェブサイトにおいて、口紅(赤A)を購入し、メイク方法に関するウェブサイトにおいて、口紅(赤A)のメイク方法を閲覧している。また、ユーザUは、メイク方法に関するウェブサイトにおいて、口紅(ピンクA)のメイク方法を閲覧し、メイク診断に関するウェブサイトにおいて、口紅(ピンクA)の診断をしている。この場合の画像をウェブサイトにアップデートしている。また、ユーザUは、お試しに関するウェブサイトにおいて、口紅(ピンクA)の試供品を請求している。その他、ユーザUは、化粧品を含むウェブサイトにおいて、ユーザUの顔、肌、顔の形、髪型、服装に合わせたメイク方法及び化粧品の提案を受けてもよいし、ウェブサイトにおいて、バーチャルでの化粧品のお試し、購入を行ってもよい。このように、ユーザUは、ウェブサイトにおいて、たくさんある化粧品から自身に合う化粧品及びメイク方法を気軽に試すことができる。収集部11は、ユーザIDを用いてログインしたウェブサイトにおけるユーザUの行動履歴を収集する。
【0020】
登録部12は、あらかじめ、ユーザUを登録する際に、ユーザが入力したユーザ情報をユーザIDとともに記憶装置に登録する。
【0021】
図4及び図5は、実施形態1に係る情報処理装置10の登録部12がユーザUを登録する際に、ユーザ端末30に表示される登録画面を例示した図である。図4に示すように、ユーザ端末30に表示される登録画面は、ユーザ情報を入力できるように入力欄を有する。ユーザ情報は、ユーザUの氏名、年齢、性別、住所、連絡先及び支払情報等のユーザUの属性情報を含む。なお、ユーザUの属性情報は、これ以外に、生年月日、職業、学歴、出身地等を含んでもよい。また、ユーザ情報は、ユーザUの顔画像等の生体情報を含んでいる。さらに、図5に示すように、ユーザ情報は、好きな色、嫌いな色、好きな服のブランド、好きな季節、興味がある事項等のユーザUの嗜好性を示す情報を含んでもよい。登録部12は、ユーザUが入力したユーザ情報を、ユーザUのユーザIDに対応付けて登録する。
【0022】
また、登録部12は、ユーザ情報に対応付けられた商品情報を登録してもよい。具体的には、例えば、登録部12は、あらかじめ、世代毎、職業毎、学歴毎、出身地毎に流行している商品を分類して記憶装置に記憶させてもよい。また、例えば、登録部12は、あらかじめ、各種の嗜好性を有する人が好む商品を分類して記憶装置に記憶させてもよい。このように、ユーザ情報に対応付けられた商品情報は、ユーザUと同世代、同職業、同学歴及び同出身地の人に流行している商品を含む。
【0023】
また、登録部12は、収集部11が収集したユーザUの行動履歴をユーザIDに対応付けて登録する。よって、収集部11が収集した行動履歴は、ユーザ情報及びユーザ情報に対応付けられた商品情報とともにユーザIDに対応付けられる。
【0024】
入手部13は、ユーザUが来店したリアル店舗RSにおいて取得されたユーザUの生体情報を店舗端末20から入手する。リアル店舗RSは、生体情報取得装置BMを有している。生体情報として、顔画像を一例にして説明する。よって、生体情報取得装置BMとして、画像取得装置21を一例に説明する。
【0025】
画像取得装置21は、無線又は有線の通信回線により店舗端末20に接続されている。なお、画像取得装置21は、店舗端末20のカメラ機能を利用してもよい。例えば、店舗端末20のカメラが画像取得装置21として機能してもよい。画像取得装置21は、ユーザUがリアル店舗RSを来店した際に、ユーザUの顔画像を取得する。画像取得装置21は、取得した顔画像を店舗端末20に出力する。店舗端末20は、取得した顔画像を情報処理装置10に出力する。このようにして、入手部13は、ユーザUの顔画像を店舗端末20から入手する。
【0026】
特定部14は、生体情報に基づいて、生体認証を制御することによりユーザUのユーザIDを特定する。具体的には、特定部14は、生体情報を用いて生体認証装置40に生体認証させることにより、ユーザUのユーザIDを特定する。生体情報が顔画像の場合には、生体認証装置40は、顔認証装置41である。特定部14は、入手部13が入手した顔画像を顔認証装置41に出力する。顔認証装置41は、リアル店舗RSにおいて取得された顔画像を取得し、顔画像を用いた顔認証を実行する。これにより、顔認証装置41は、ユーザIDを特定する。顔認証装置41は、ユーザIDを特定した場合には、ユーザIDを情報処理装置10に出力する。これにより、特定部14は、ユーザUのユーザIDを特定する。このように、ユーザUがリアル店舗RSに来店した際には、ユーザUの顔画像が店舗端末20及び情報処理装置10を介して顔認証装置41に送信され、顔認証が実施される。
【0027】
出力部15は、生体認証に成功した場合に、ユーザIDに対応付けられた行動履歴を出力する。出力部15は、行動履歴に加えて、ユーザUのユーザ情報、及び、ユーザ情報に対応付けられた商品情報のうち、少なくともいずれかを店舗端末20に出力してもよい。図6は、実施形態1に係る情報処理装置10の出力部15が店舗端末20に行動履歴、ユーザ情報及びユーザ情報に対応付けられた商品情報を出力した際に、店舗端末20に表示される表示画面を例示した図である。図6に示すように、店舗端末20は、リアル店舗RSにユーザUが来店した際に、ユーザUのユーザIDに対応付けられた行動履歴、ユーザ情報、及び、ユーザ情報に対応付けられた商品情報等を表示する。よって、リアル店舗RSの販売員Pは、ユーザIDに対応付けられた各種情報から、ユーザUが興味を持っている商品を把握できるため、より的確な商品の提案をすることができる。
【0028】
上述した情報処理装置10は、例えば、サーバ等の情報処理装置である。情報処理装置10は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備えてもよい。また、記憶装置は、情報処理装置10の各構成が行う処理をプログラムにして記憶してもよい。また、プロセッサは、記憶装置からプログラムをメモリへ読み込ませ、当該プログラムを実行してもよい。これにより、プロセッサは、収集部11、登録部12、入手部13、特定部14及び出力部15の機能を実現する。
【0029】
情報処理装置10が有する各構成は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されてもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)、量子プロセッサ(量子コンピュータ制御チップ)等を用いることができる。
【0030】
また、情報処理装置10の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、情報処理装置10の機能がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてもよい。
【0031】
次に、情報処理装置10が行う情報処理方法を、フローチャート図を用いて説明する。図7は、実施形態1に係る情報処理方法を例示したフローチャートである。図7のステップS11に示すように、まず、ユーザUの行動履歴を収集する。例えば、情報処理装置10の収集部11に、商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザUの行動履歴を収集させる。
【0032】
次に、ステップS12に示すように、行動履歴をユーザUのユーザIDに対応付けて登録する。例えば、登録部12に、商品を含むウェブサイトにおいて行ったユーザUの行動履歴をユーザUのユーザIDに対応付けて登録させる。
【0033】
次に、ステップS13に示すように、リアル店舗RSに来店したユーザUの生体情報を店舗端末20から入手する。例えば、入手部13に、ユーザUが来店したリアル店舗RSにおいて取得されたユーザUの生体情報(顔画像等)を店舗端末20から入手させる。
【0034】
次に、ステップS14に示すように、生体情報に基づいてユーザIDを特定する。例えば、特定部14に、生体情報(顔画像等)に基づいて、生体認証を制御することによりユーザのユーザIDを特定させる。
【0035】
次に、ステップS15に示すように、行動履歴を店舗端末20に出力する。例えば、出力部15に、生体認証に成功した場合に、ユーザIDに対応付けられた行動履歴を店舗端末20に出力させる。なお、出力部15に、行動履歴に加えて、ユーザ情報及びユーザ情報に対応付けられた商品情報を店舗端末20に出力させてもよい。
【0036】
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態では、情報処理装置10は、商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザUの行動履歴を、ユーザUが来店時に生体認証したことに応じて、店舗端末20に出力する。よって、ユーザUは、ウェブサイトにおいて商品の情報を得たり試したりすることができ、その上で、リアル店舗RSにおいて商品を購入することができる。また、リアル店舗RSの販売員Pは、ユーザUの行動履歴を反映した商品をユーザUに勧めることができる。このようなオンライン上の行動履歴とリアル店舗RSの商品推奨との融合により、ユーザUは、販売員Pの勧める商品を納得して購入することになる。よって、リアル店舗RSの売り上げを向上させることができる。また、ユーザUは、納得感を得ることにより、リアル店舗RSへのリピータとなるので、さらに、リアル店舗RSの売り上げを向上させることができる。例えば、化粧品を使用し始めのライト層からの顧客を囲い込み、売り上げを向上させることができる。
【0037】
特に、商品が化粧品の場合には、ユーザUは、自分が納得するだけでなく、他人から見て似合うかどうかの意見や、流行を取り入れたい傾向がある。本実施形態では、オンライン上で、自分自身で情報を収集するとともに、リアル店舗RSの販売員Pの意見を取り入れた上で化粧品を購入することができるので、納得感を向上させることができる。また、情報処理装置10は、店舗端末20に、行動履歴に加えて、ユーザ情報及びユーザ情報に対応付けられた商品情報を出力させる。ユーザ情報に対応付けられた商品情報は、ユーザと同世代、同職業、同学歴及び同出身地の少なくともいずれかの人に流行している商品を含んでいる。よって、販売員Pは、経験が浅くても、流行に合った商品をユーザUに推奨することができ、ユーザUの納得感を向上させることができる。
【0038】
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る情報処理装置を説明する。本実施形態の情報処理装置は、ユーザUのリアル店舗RSへの来店の予約を受け付け、店舗端末20に予約を通知する予約通知部を更に備えている。図8は、実施形態2に係る情報処理装置を例示したブロック図である。図8に示すように、情報処理装置10aは、さらに、予約通知部16を備えている。予約通知部16は、予約通知手段としての機能を有している。ユーザUは、リアル店舗RSに来店する場合に、ウェブサイトにおいて、ユーザ端末30から情報処理装置10aに予約を行う。
【0039】
図9は、実施形態2に係る情報処理装置10aの予約通知部16が予約を受け付ける際に、ユーザ端末30に表示される予約画面を例示した図である。図9に示すように、情報処理装置10aの予約通知部16は、ユーザ端末30から予約を受け付ける。なお、予約通知部16は、あらかじめ、店舗端末20から予約可能な時間を取得してもよい。そして、予約通知部16は、予約可能な時間から予約時間をユーザUに選択させてもよい。
【0040】
予約通知部16は、ユーザUからの予約を店舗端末20に通知する。店舗端末20は、ユーザUからの予約を受け付けた場合には、予約の時間が空いている時間かどうか確認する。そして、予約の時間が空いている場合には、店舗端末20は、予約を受け付ける。この場合には、店舗端末20は、情報処理装置10の予約通知部16に予約の完了を通知する。これにより、予約通知部16は、予約の完了をユーザ端末30に通知する。なお、ユーザUのリアル店舗RSへの来店の予約及び来店時にリアル店舗RSで扱った商品の情報は、ユーザUの行動履歴として収集部11により収集され、登録部12により登録されてもよい。
【0041】
図10は、実施形態2に係る情報処理装置10aの予約通知部16がユーザ端末30に予約完了を通知した際に、ユーザ端末30に表示される予約完了画面を例示した図である。図10に示すように、予約通知部16がユーザ端末30に予約完了を通知すると、ユーザ端末30は、予約がされたリアル店舗RSの名称及び予約日時を表示させる。
【0042】
図11は、実施形態2に係る情報処理装置10aの予約通知部16が店舗端末20から予約完了を通知された際に、店舗端末20に表示される予約状況画面を例示した図である。図11に示すように、店舗端末20は、予約通知部16に予約完了を通知するとともに、リアル店舗RSの予約状況を表示させる。
【0043】
ユーザUが希望した予約時間が空いておらず、ユーザUからの予約を受け付けられない場合には、店舗端末20は、情報処理装置10aの予約通知部16に再度の予約をするように通知する。その際に、予約可能な時間を通知してもよい。
【0044】
次に、上述したリアル店舗RSへのユーザUの予約方法を、フローチャートを用いて説明する。図12は、実施形態2に係る情報処理方法を例示したフローチャート図である。図12のステップS11~ステップS15は、実施形態1の情報処理方法と同様である。図12のステップS16に示すように、ステップS13の前に、ユーザUからのリアル店舗RSへの来店の予約を受付け、及び、店舗端末20への予約の通知を行う。例えば、情報処理装置10の予約通知部16に、ユーザUのリアル店舗RSへの来店の予約を受け付けさせ、店舗端末20に予約を通知させる。ステップS16は、ステップS11及びステップS12の前または後でもよいし、ステップS11及びステップS12と並列に行ってもよい。
【0045】
図13は、実施形態2に係る予約通知方法を例示したフローチャート図である。図13のステップS21に示すように、予約通知部16は、ユーザ端末30からリアル店舗RSへの来店の予約のリクエストを受け付ける。次に、ステップS22に示すように、予約通知部16は、ユーザの希望予約時間を受け付ける。次に、ステップS23に示すように、予約通知部16は、店舗端末20にユーザUの希望予約時間を通知する。これを受けて、店舗端末20は、ユーザUの希望予約時間が空いているか確認する。ユーザUの希望予約時間が空いている場合には、店舗端末20は、予約通知部16に予約可能を通知する。一方、ユーザUの希望予約時間が空いていない場合には、店舗端末20は、予約通知部16に予約不可能を通知する。
【0046】
そこで、ステップS24に示すように、予約通知部16は、店舗端末20から予約可能の回答が来たか判断する。ステップS24において、店舗端末20から予約不可能を通知されたNOの場合には、ステップS25に示すように、ユーザUに他の希望予約時間を問合せる。そして、ステップS22~ステップS24を繰り返す。ステップS24において、予約通知部16は、店舗端末20から予約可能を通知されたYESの場合には、ステップS26に示すように、ユーザUに予約完了を通知する。
【0047】
本実施形態によれば、ユーザUは、リアル店舗RSへの来店の予約をすることができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。また、ユーザUの行動履歴は、リアル店舗RSへの来店の予約及び来店時に対応付けられた商品の情報を含む。よって、リアル店舗RSの販売員Pは、リアル店舗RSにおいてユーザUに既にアドバイスしたこと、及び、既に扱った商品を把握することができる。これにより、前回の来店時と重複するアドバイス及び重複する商品の提案を抑制することができる。これ以外の構成及び効果は実施形態1の記載に含まれている。
【0048】
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る情報処理装置を説明する。本実施形態の情報処理装置は、ウェブサイトにおいてオンラインでユーザUが希望する商品の購入を店舗端末20から受け付ける購入受付部をさらに備える。図14は、実施形態3に係る情報処理装置を例示したブロック図である。図14に示すように、情報処理装置10bは、さらに、購入受付部17を備えている。購入受付部17は、購入受付手段としての機能を有している。
【0049】
購入受付部17は、リアル店舗RSにおいて、店舗端末20からウェブサイトにおける商品の購入を受け付ける。例えば、販売員Pからの提案に応じて購入しようとした商品がリアル店舗RSにない場合、または、販売員Pからの提案に応じて購入しようとした商品を自宅に届けてほしい場合に、ユーザUは、店舗端末20から商品を購入する。このような場合には、店舗端末20は、情報処理装置10bに購入する商品及びユーザ情報を出力する。なお、店舗端末20から購入する商品及び商品の届け先等のユーザ情報は、ユーザUの行動履歴として、収集部11により収集され、登録部12により登録されてもよい。
【0050】
図15は、実施形態3に係る情報処理装置10bの購入受付部17が店舗端末20から商品の購入を受け付ける際に、店舗端末20に表示される購入画面を例示した図である。図15に示すように、店舗端末20から購入受付部17に購入をリクエストする際に、店舗端末20は、購入する商品及びユーザ情報を、ユーザUまたは販売員Pに入力させる。店舗端末20は、ユーザUが来店時に、ユーザUの行動履歴及びユーザ情報等が表示されている。よって、購入画面においては、購入した商品のお届け先のみ入力してもよい。
【0051】
次に、上述した店舗端末20から購入受付部17を経由した商品の購入方法を、フローチャートを用いて説明する。図16は、実施形態3に係る情報処理方法を例示したフローチャート図である。図16のステップS11~ステップS15は、実施形態1の情報処理方法と同様である。図16のステップS17に示すように、ステップS15の後に、ウェブサイトにおける商品の購入を店舗端末20から受け付ける。例えば、購入受付部17に、ウェブサイトにおける商品の購入を店舗端末20から受け付けさせる。
【0052】
本実施形態によれば、販売員Pからの提案に応じて購入しようとした商品がリアル店舗にない場合、または、販売員Pからの提案に応じて購入しようとした商品を自宅に届けてほしい場合でも、ユーザUは商品を購入することができ、ユーザUの利便性を向上させることができる。これ以外の構成及び効果は実施形態1及び2の記載に含まれている。
【0053】
(実施形態4)
次に、実施形態4に係る情報処理システムを説明する。本実施形態では、情報処理システムをより詳細に説明する。図17は、実施形態4に係る情報処理システムを例示した構成図である。情報処理システム4は、情報処理装置100、店舗端末200、ユーザ端末300及び顔認証装置400を備えている。各装置及び端末は、無線または有線のネットワークNWを介して接続されている。情報処理装置100、店舗端末200、ユーザ端末300及び顔認証装置400は、それぞれ、上述した情報処理装置10~10b、店舗端末20、ユーザ端末30及び生体認証装置40の一例である。以下で各構成を説明する。
【0054】
<情報処理装置>
図18は、実施形態4に係る情報処理装置100を例示したブロック図である。情報処理装置100は、記憶部110、メモリ120、通信部130及び制御部140を備える。記憶部110、メモリ120、通信部130及び制御部140は、それぞれ、記憶手段、メモリ手段、通信手段及び制御手段としての機能を有する。記憶部110は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置である。記憶部110は、プログラム111、ユーザDB112、店舗情報DB113、商品情報DB114及び行動履歴DB115を記憶する。プログラム111は、情報処理方法の処理が実装されたコンピュータプログラムである。
【0055】
ユーザDB112は、ユーザUのユーザ情報を記憶する。具体的には、ユーザDB112は、ユーザID1121に対応付けて、ユーザ情報1122を記憶する。ユーザID1121は、生体情報登録時に顔認証装置400により発行されてよい。ユーザ情報1122は、ユーザUに関する情報であり、例えば、ユーザUの属性情報及びユーザUの嗜好性を示す情報を含んでよい。属性情報は、年齢、居住地、性別、家族構成、勤務先、アレルギー情報、及び宗教情報のうち少なくとも1つを含んでよい。属性情報は、勤務環境、例えば、室内での業務か、屋外での業務かを含んでもよい。ユーザUの嗜好性を示す情報は、ユーザUの趣味、ユーザUの関心のある分野、及び、ユーザUが評価した商品若しくはサービス、のうち少なくとも1つに関する情報を含んでよい。
【0056】
店舗情報DB113は、リアル店舗RSに関連する各種情報を記憶するデータベースである。具体的には、店舗情報DB113は、店舗ID1131及び店舗情報1132を含む。店舗ID1131は、リアル店舗RSを識別する情報である。店舗情報1132は、リアル店舗RSの基本情報、そのリアル店舗RSで提供されている商品若しくはサービスに関する情報、又はその商品若しくはサービスのキャンペーン情報や優待情報を含む。
【0057】
商品情報DB114は、商品に関連する各種情報を記憶するデータベースである。商品情報DBは、商品情報1141を含む。商品情報1141は、ユーザ情報に対応付けられた商品の情報、例えば、ユーザUと同世代、同職業、同学歴及び同出身地の少なくともいずれかの人に流行する商品の情報を含む。
【0058】
行動履歴DB115は、商品を含むウェブサイトでユーザUが行った行動履歴を記憶する。行動履歴DB115は、ユーザID1151と、行動履歴1152とを対応付けて記憶する。行動履歴DB115には、ユーザIDごとに、そのユーザUの行動履歴が記録されている。例えば、行動履歴には、行動した日時、利用したウェブサイト、使用した商品が含まれている。
【0059】
メモリ120は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置であり、制御部140の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。通信部130は、ネットワークNとの通信インタフェースである。
【0060】
制御部140は、情報処理装置100の各構成を制御するプロセッサつまり制御装置である。制御部140は、記憶部110からプログラム111をメモリ120へ読み込ませ、プログラム111を実行する。これにより、収集部141、登録部142、入手部143、特定部144、出力部145、予約通知部146及び購入受付部147の機能を実現する。収集部141、登録部142、入手部143、特定部144、出力部145、予約通知部146及び購入受付部147は、それぞれ、上述した収集部11登録部12、入手部13、特定部14、出力部15、予約通知部16及び購入受付部17の一例である。
【0061】
収集部141は、商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザUの行動履歴を収集する。登録部142は、ユーザ端末300から生体情報(例えば、顔画像)を受信した場合に、生体情報登録要求を顔認証装置400に送信する。そして、登録部142は、顔認証装置400が生体情報を登録し、ユーザIDを発行した場合に、そのユーザIDをユーザDB112に登録する。また、登録部142は、ユーザ端末300から会員登録要求を受信した場合に、そのユーザ端末300が使用するユーザUのユーザIDに対応付けて、そのユーザUのユーザ情報をユーザDB112に登録する。入手部143は、店舗端末200から情報提供要求又は生体情報決済要求を受けた場合に、上記要求に含まれる生体情報を入手する。入手部143は、生体情報を特定部144に供給する。
【0062】
特定部144は、顔画像に基づいて、顔認証を制御することによりユーザUを特定する。例えば、特定部144は、店舗端末200から取得した顔画像について、顔認証装置400に対して顔認証を行わせる。例えば、特定部144は、取得した顔画像を含めた顔認証要求を、ネットワークNWを介して顔認証装置400へ送信する。尚、特定部144は、顔画像からユーザUの顔領域を抽出し、抽出した画像を顔認証要求に含めてもよい。また、特定部144は、顔領域から顔特徴情報を抽出し、顔特徴情報を顔認証要求に含めてもよい。そして、特定部144は、顔認証装置400から顔認証結果を受信する。これにより、特定部144は、ユーザUのユーザIDを特定する。
【0063】
出力部145は、生体認証に成功した場合に、ユーザIDに対応付けられた行動履歴を店舗端末200に出力する。出力部145は、行動履歴に加えて、ユーザUのユーザ情報、及び、ユーザ情報に対応付けられた商品情報のうちの少なくともいずれかを出力してもよい。予約通知部146は、ユーザUのリアル店舗RSへの来店の予約を受け付け、店舗端末200に予約を通知する。購入受付部147は、商品を含むウェブサイトにおいてオンラインでユーザUが希望する商品の購入を店舗端末200から受け付ける。
【0064】
<店舗端末>
次に、店舗端末200を説明する。図19は、実施形態4に係る店舗端末200を例示したブロック図である。図19に示すように、店舗端末200は、顔画像取得部210、記憶部220、通信部230、表示部240、入力部250及び制御部260を備える。顔画像取得部210、記憶部220、通信部230、表示部240、入力部250及び制御部260は、それぞれ、顔画像取得手段、記憶手段、通信手段、表示手段、入力手段及び制御手段としての機能を有している。
【0065】
顔画像取得部210は、制御部260の制御に応じて顔画像を取得する。なお、顔画像取得部210は、顔画像取得装置BMに配置されてもよい。記憶部220は、店舗端末200の各機能を実現するためのプログラムが格納される記憶装置である。通信部230は、ネットワークNWとの通信インタフェースである。表示部240は、表示装置である。表示部240は、情報処理装置100から出力されたユーザUの行動履歴等を表示してもよい。入力部250は、入力を受け付ける入力装置である。表示部240及び入力部250は、タッチパネルのように一体的に構成されていてもよい。制御部260は、店舗端末200が有するハードウェアの制御を行う。
【0066】
<ユーザ端末>
次に、ユーザ端末300を説明する。図20は、実施形態4に係るユーザ端末300の構成を示すブロック図である。図20に示すように、ユーザ端末300は、カメラ部310、記憶部320、通信部330、表示部340、入力部350及び制御部360を備える。カメラ部310、記憶部320、通信部330、表示部340、入力部350及び制御部360は、それぞれ、カメラ手段、記憶手段、通信手段、表示手段、入力手段及び制御手段としての機能を有している。
【0067】
カメラ部310は、制御部360の制御に応じて撮影を行う撮影装置である。カメラ部310は、生体情報として、顔画像を取得してもよい。記憶部320は、ユーザ端末300の各機能を実現するためのプログラムが格納される記憶装置である。通信部330は、ネットワークNWとの通信インタフェースである。表示部340は、表示装置である。ユーザUは、表示部340に商品を含むウェブサイトを表示させて、商品の情報を得る。入力部350は、ユーザUからの入力を受け付ける入力装置である。表示部340及び入力部350は、タッチパネルのように一体的に構成されていてもよい。制御部360は、ユーザ端末300が有するハードウェアの制御を行う。
【0068】
<顔認証装置>
次に、生体認証装置の一例として、顔認証装置400を説明する。図21は、実施形態4に係る顔認証装置400の構成を示すブロック図である。顔認証装置400は、顔情報DB410、顔検出部420、特徴点抽出部430、登録部440及び認証部450を備える。顔情報DB410、顔検出部420、特徴点抽出部430、登録部440及び認証部450は、それぞれ、顔情報DB手段、顔検出手段、特徴点抽出手段、登録手段及び認証手段としての機能を有している。
【0069】
顔情報DB410は、ユーザID411と当該ユーザIDの顔特徴情報412とを対応付けて記憶する。ユーザID411は、ユーザを識別する情報であり、例えば、識別番号である。顔特徴情報412は、顔画像から抽出された特徴点の集合であり、顔情報の一例である。尚、顔認証装置400は、顔特徴情報412の登録ユーザからの要望に応じて、顔情報DB410内の顔特徴情報412を削除してもよい。または、顔認証装置400は、顔特徴情報412の登録から一定期間経過後に削除してもよい。
【0070】
顔検出部420は、顔情報を登録するための登録画像に含まれる顔領域を検出し、特徴点抽出部430に供給する。特徴点抽出部430は、顔検出部420が検出した顔領域から特徴点を抽出し、登録部440に顔特徴情報を供給する。また、特徴点抽出部430は、情報処理装置100から受信した顔画像に含まれる特徴点を抽出し、認証部450に顔特徴情報を供給する。
【0071】
登録部440は、顔特徴情報の登録に際して、ユーザID411を新規に発行する。登録部440は、発行したユーザID411と、登録画像から抽出した顔特徴情報412とを対応付けて顔情報DB410へ登録する。認証部450は、顔特徴情報412を用いた顔認証を行う。具体的には、認証部450は、顔画像から抽出された顔特徴情報と、顔情報DB410内の顔特徴情報412との照合を行う。認証部450は、顔特徴情報の一致の有無を情報処理装置100に返信する。顔特徴情報の一致の有無は、認証の成否に対応する。尚、顔特徴情報が一致する(一致有)とは、一致度が所定値以上である場合をいうものとする。
【0072】
図22は、実施形態4に係る顔情報登録処理の流れを示すフローチャートである。ステップS31に示すように、まず、顔認証装置400は、顔登録要求に含まれるユーザUの登録画像を取得する。例えば、顔認証装置400は、ユーザ端末300により会員登録要求を受けた情報処理装置100から、顔登録要求を、ネットワークNWを介して受け付ける。尚、顔認証装置400は、これに限らず、ユーザ端末300から直接、顔登録要求を受け付けてもよい。
【0073】
次に、ステップS32に示すように、顔検出部420は、登録画像に含まれる顔領域を検出する。次に、ステップS33に示すように、特徴点抽出部430は、ステップS32で検出した顔領域から特徴点を抽出し、登録部440に顔特徴情報を供給する。最後に、ステップS34に示すように、登録部440は、ユーザID411を発行し、当該ユーザID411と顔特徴情報412とを対応付けて顔情報DB410に登録する。なお、顔認証装置400は、顔登録要求元から顔特徴情報412を受信し、ユーザID411と対応付けて顔情報DB410に登録してもよい。
【0074】
図23は、実施形態4に係る顔認証処理の流れを示すフローチャートである。ステップS41に示すように、まず、特徴点抽出部430は、認証用の顔特徴情報を取得する。例えば、顔認証装置400は、情報処理装置100からネットワークNを介して顔認証要求を受信し、顔認証要求に含まれる顔画像からステップS31からS33のように顔特徴情報を抽出する。または、顔認証装置400は、情報処理装置100から顔特徴情報を受信してもよい。
【0075】
次に、ステップS42に示すように、認証部450は、取得した顔特徴情報を、顔情報DB410の顔特徴情報412と照合する。次に、ステップS43に示すように、顔特徴が一致するか判断する。具体的には、ステップS43において、顔特徴情報が一致した場合、つまり、顔特徴情報の一致度が所定値以上であるYESの場合には、ステップS44に示すように、認証部450は、顔特徴情報が一致したユーザのユーザID411を特定する。そして、ステップS45に示すように、認証部450は、顔認証に成功した旨と特定したユーザID411とを、顔認証結果として情報処理装置100に返信する。
【0076】
一方、ステップS43において、一致する顔特徴情報が存在しないNOの場合には、ステップS46に示すように、認証部450は、顔認証に失敗した旨を、顔認証結果として情報処理装置100に返信する。
【0077】
本実施形態によれば、情報処理システム4は、情報処理装置100に接続された店舗端末200、ユーザ端末300及び顔認証装置400の各構成を連携させることができる。よって、ユーザU、販売員Pの利便性を向上させ、リアル店舗RSの売り上げを向上させることができる。
【0078】
尚、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施形態1~4の各構成を組み合わせることも可能である。
【0079】
また、上述の実施形態では、生体認証機能を生体認証装置が有していたが、生体認証装置に代えて又は加えて、情報処理装置が生体認証機能を有してもよい。
【0080】
さらに、上述した情報処理方法をコンピュータに読み込ませて実行させる情報処理プログラムも実施形態の技術的思想の範囲内である。情報処理プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。情報処理プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
【0081】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0082】
(付記1)
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集する収集手段と、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録する登録手段と、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記実店舗に設けられた店舗端末から入手する入手手段と、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定する特定手段と、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力する出力手段と、
を備えた情報処理装置。
(付記2)
前記出力手段は、前記行動履歴に加えて、前記ユーザのユーザ情報、及び、前記ユーザ情報に対応付けられた商品情報のうちの少なくともいずれかを出力する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記商品は、化粧品を含み、
前記ユーザ情報は、前記ユーザの属性情報及び前記ユーザの嗜好性を示す情報のうちの少なくともいずれかを含み、
前記ユーザ情報に対応付けられた前記商品情報は、前記ユーザと同世代、同職業、同学歴及び同出身地の少なくともいずれかの人に流行している前記化粧品を含む、
付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記ユーザの前記実店舗への前記来店の予約を受け付け、前記店舗端末に前記予約を通知する予約通知手段を更に備えた、
付記1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記行動履歴は、前記実店舗への前記来店の前記予約及び前記来店に対応付けられた前記商品の情報を含む、
付記4に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記商品を含む前記ウェブサイトにおいて前記オンラインで前記ユーザが希望する商品の購入を前記店舗端末から受け付ける購入受付手段をさらに備えた、
付記1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
実店舗に設けられた店舗端末と、
前記店舗端末と無線または有線の通信回線を介して接続された情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集する収集手段と、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録する登録手段と、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記店舗端末から入手する入手手段と、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定する特定手段と、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力する出力手段と、
を有する、
情報処理システム。
(付記8)
前記情報処理装置と前記無線または前記有線の前記通信回線を介して接続され、前記実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を取得し、前記生体情報を用いた生体認証を実行する生体認証装置をさらに備えた、
付記7に記載の情報処理システム。
(付記9)
前記情報処理装置と前記無線または前記有線の前記通信回線を介して接続され、前記商品を含む前記ウェブサイトにおいて前記オンラインで前記ユーザが前記商品の情報を取得するユーザ端末をさらに備えた、
付記7または8に記載の情報処理システム。
(付記10)
前記情報処理装置は、前記ユーザの前記実店舗への前記来店の予約を受け付け、前記店舗端末に前記予約を通知する予約通知手段を更に有し、
前記店舗端末は、前記ユーザからの前記予約を受け付けた場合には、前記予約通知手段に前記予約の完了を通知する、
付記7~9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記11)
前記商品を含む前記ウェブサイトにおいて前記オンラインで前記ユーザが希望する商品の購入を前記店舗端末から受け付ける購入受付手段を更に有し、
前記店舗端末は、前記情報処理装置に購入する商品及びユーザ情報を出力する、
付記7~10のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記12)
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集させ、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録させ、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記実店舗に設けられた店舗端末から入手させ、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定させ、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力させる、
情報処理方法。
(付記13)
商品を含むウェブサイトにおいてオンラインで行ったユーザの行動履歴を収集させるステップと、
前記行動履歴を前記ユーザのユーザIDに対応付けて登録させるステップと、
前記ユーザが来店した実店舗において取得された前記ユーザの生体情報を前記実店舗に設けられた店舗端末から入手させるステップと、
前記生体情報に基づいて、生体認証を制御することにより前記ユーザの前記ユーザIDを特定させるステップと、
前記生体認証に成功した場合に、前記ユーザIDに対応付けられた前記行動履歴を前記店舗端末に出力させるステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
【符号の説明】
【0083】
1、4 情報処理システム
10、10a、10b 情報処理装置
11 収集部
12 登録部
13 入手部
14 特定部
15 出力部
16 予約通知部
17 購入受付部
20 店舗端末
21 画像取得装置
30 ユーザ端末
40 生体認証装置
41 顔認証装置
100 情報処理装置
110 記憶部
111 プログラム
112 ユーザDB
113 店舗情報DB
114 商品情報DB
115 行動履歴DB
120 メモリ
130 通信部
140 制御部
141 収集部
142 登録部
143 入手部
144 特定部
145 出力部
146 予約通知部
147 購入受付部
200 店舗端末
210 顔画像取得部
220 記憶部
230 通信部
240 表示部
250 入力部
260 制御部
300 ユーザ端末
310 カメラ部
320 記憶部
330 通信部
340 表示部
350 入力部
360 制御部
400 顔認証装置
410 顔情報DB
411 ユーザID
412 顔特徴情報
420 顔検出部
430 特徴点抽出部
440 登録部
450 認証部
1121 ユーザID
1122 ユーザ情報
1131 店舗ID
1132 店舗情報
1141 商品情報
1151 ユーザID
1152 行動履歴
BM 生体情報取得装置
NW ネットワーク
P 販売員
RS リアル店舗
U ユーザ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23