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特許7601453倒れてもこぼれないケトル蓋及び電気ケトル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-09
(45)【発行日】2024-12-17
(54)【発明の名称】倒れてもこぼれないケトル蓋及び電気ケトル
(51)【国際特許分類】
   A47J 27/21 20060101AFI20241210BHJP
【FI】
A47J27/21 101Q
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023222535
(22)【出願日】2023-12-28
【審査請求日】2023-12-28
(31)【優先権主張番号】202323342859.4
(32)【優先日】2023-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】524003703
【氏名又は名称】中山市行知電器有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100207561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳元 八大
(72)【発明者】
【氏名】劉 勇
【審査官】木村 麻乃
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-026043(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 27/21
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一側面に円環通路が設置される下カバープレートであって、前記円環通路は、内輪と、外輪と、バッフルとを含み、前記バッフルの両端は、それぞれ前記内輪の外側壁及び前記外輪の内側壁に固定的に接続され、前記内輪と前記外輪との間に、切り欠きのある円形側板が少なくとも1つ設置され、前記円形側板の円心は、前記内輪の円心と重なり、前記円形側板は、一端が前記バッフルに固定的に接続され、他端が前記切り欠きを形成するように前記バッフルと接触せず、前記下カバープレートには、少なくとも1つの吸気口が形成され、前記吸気口は、前記バッフルに近接し、かつ前記内輪の外部に位置し、前記外輪には、排気口が形成される、下カバープレートと、
前記下カバープレートの前記円環通路が設置される側面に覆設され、前記下カバープレートとシール嵌合される上カバープレートと、を含む、ことを特徴とする倒れてもこぼれないケトル蓋。
【請求項2】
前記下カバープレートには、前記外輪の外側壁に固定的に接続されるいくつかの取付枠がさらに設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の倒れてもこぼれないケトル蓋。
【請求項3】
前記いくつかの取付枠は、前記外輪の周方向に沿って等間隔に設置される、ことを特徴とする請求項2に記載の倒れてもこぼれないケトル蓋。
【請求項4】
前記いくつかの取付枠の数は、4つである、ことを特徴とする請求項2に記載の倒れてもこぼれないケトル蓋。
【請求項5】
前記上カバープレートの上面に取っ手が設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の倒れてもこぼれないケトル蓋。
【請求項6】
前記吸気口の数は、2つであり、前記2つの吸気口は、対称に設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の倒れてもこぼれないケトル蓋。
【請求項7】
前記下カバープレートには、前記排気口の中間に位置する仕切り板がさらに設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の倒れてもこぼれないケトル蓋。
【請求項8】
ケトル本体と、請求項1~7のいずれか1項に記載のケトル蓋とを含み、前記ケトル蓋は、前記ケトル本体の開口に覆設される、ことを特徴とする電気ケトル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気ケトルの技術分野に関し、特に倒れてもこぼれないケトル蓋及び電気ケトルに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、水を注ぐときにケトル内の高温蒸気が大量に排出されることを防止するために、従来の電気ケトルに蒸気バルブを設置して蒸気の排出を防止するが、蒸気バルブが故障して動作できないなどの異常が発生すると、電気ケトル内に蒸気がたまり、ケトル内の圧力が上昇し、ケトル蓋が吹き飛ばされて、ユーザがやけどをするおそれがある。また、電気ケトルが倒れた場合、湯が蒸気通路に沿ってこぼれやすく、ユーザがやけどを負わせる。
【発明の概要】
【0003】
従来技術における電気ケトルが倒れた後の湯こぼれの問題に対して、本発明は、蒸気を効果的に排出できるとともに、電気ケトルが倒れた後の湯こぼれを防止できる倒れてもこぼれないケトル蓋及び電気ケトルを提供する。
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、以下の技術手段を提供する。
【0005】
第1の態様に係る倒れてもこぼれないケトル蓋は、
一側面に円環通路が設置される下カバープレートであって、前記円環通路は、内輪と、外輪と、バッフルとを含み、前記バッフルの両端は、それぞれ前記内輪の外側壁及び前記外輪の内側壁に固定的に接続され、前記内輪と前記外輪との間に、切り欠きのある円形側板が少なくとも1つ設置され、前記円形側板の円心は、前記内輪の円心と重なり、前記円形側板は、一端が前記バッフルに固定的に接続され、他端が前記切り欠きを形成するように前記バッフルと接触せず、前記下カバープレートには、少なくとも1つの吸気口が形成され、前記吸気口は、前記バッフルに近接し、かつ前記内輪の外部に位置し、前記外輪には、排気口が形成される、下カバープレートと、
前記下カバープレートの前記円環通路が設置される側面に覆設され、前記下カバープレートとシール嵌合される上カバープレートと、を含む。
【0006】
上記のような倒れてもこぼれないケトル蓋において、さらに、前記下カバープレートには、前記外輪の外側壁に固定的に接続されるいくつかの取付枠がさらに設置される。
【0007】
上記のような倒れてもこぼれないケトル蓋において、さらに、前記いくつかの取付枠は、前記外輪の周方向に沿って等間隔に設置される。
【0008】
上記のような倒れてもこぼれないケトル蓋において、さらに、前記いくつかの取付枠の数は、4つである。
【0009】
上記のような倒れてもこぼれないケトル蓋において、さらに、前記上カバープレートの上面に取っ手が設置される。
【0010】
上記のような倒れてもこぼれないケトル蓋において、さらに、前記吸気口の数は、2つであり、前記2つの吸気口は、対称に設置される。
【0011】
上記のような倒れてもこぼれないケトル蓋において、さらに、前記下カバープレートには、前記排気口の中間に位置する仕切り板がさらに設置される。
【0012】
第2の態様に係る電気ケトルは、ケトル本体と、上記ケトル蓋とを含み、前記ケトル蓋は、前記ケトル本体の開口に覆設される。
【0013】
本発明は、従来技術に比べて、以下の有益な効果を有する。
【0014】
1、ケトル蓋は、蒸気を効果的に排出することができる。
【0015】
2、ケトル蓋は、電気ケトルが倒れた後の湯こぼれを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の実施例における技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例に必要な図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に説明される図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【0017】
図1】本発明の実施例に係る下カバープレートの概略構成図である。
図2】本発明の実施例に係る下カバープレートの平面図である。
図3】本発明の実施例に係る電気ケトルが倒れた後に湯が下カバープレートに入った概略図である。
図4】本発明の実施例に係る電気ケトルが倒れた後に湯が下カバープレートに入った概略図である。
図5】本発明の実施例に係るケトル蓋の概略構成図である。
図6】本発明の実施例に係るケトル蓋の概略構成図である。
図7】本発明の実施例に係る電気ケトルの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施例における図面を参照して、本発明の実施例における技術手段を明確かつ完全に説明するが、明らかに、説明される実施例は、本願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的労働をしない前提で得る全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に含まれる。
【0019】
実施例:
なお、本発明の明細書、発明請求の範囲及び上記図面における「第1の」、「第2の」などの用語は、類似する対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又は前後順序を説明するために使用されるわけではない。このように使用されるデータは、本明細書に記載された本発明の実施例が本明細書に図示又は説明されたもの以外の順序で実施できるように、適切な場合に交換可能であることを理解されたい。また、本発明の実施例における用語「含む」及び「有する」並びにそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、必ずしも明確に列挙されているステップ又はユニットに限定されず、明確に列挙されていないプロセス、方法、製品又は装置、或いは、これらのプロセス、方法、製品又は装置に固有のその他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0020】
なお、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などの用語によって示される方位又は位置関係は、図面に示される方位又は位置関係に基づくものであり、本発明の説明を容易にし、簡略化するためのものに過ぎず、言及される装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作されなければならないことを示したり示唆したりするものではないため、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
【0021】
本発明の説明において、別に明確かつ具体的な限定がない限り、「複数」は、少なくとも2つを意味し、例えば2つ、3つなどである。また、他の明確な規定及び限定がない限り、用語「取り付け」、「連結」、「接続」は、広義に理解されるべきであり、例えば、固定的な接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、一体的な接続であってもよく、機械的な接続、又は電気的な接続であってもよく、直接的な接続であってもよく、中間媒体を介した間接的な接続であってもよく、2つの素子の内部連通であってもよい。当業者にとって、上記用語の本発明における具体的な意味を具体的な状況に基づいて理解することができる。
【0022】
本発明において、他の明確な規定及び限定がない限り、第1の特徴が第2の特徴の「上」又は「下」にあるとは、第1の特徴が第2の特徴に直接接触してもよく、第1の特徴と第2の特徴とが中間媒体を介して間接的に接触してもよい。また、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあるとは、第1の特徴が第2の特徴の真上又は斜め上方にあってもよく、又は、第1の特徴の水平高さが第2の特徴より高いことのみを示す。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下方」及び「下方」にあるとは、第1の特徴が第2の特徴の直下又は斜め下方にあってもよく、又は、第1の特徴の水平高さが第2の特徴より小さいことのみを示す。
【0023】
第1の態様において、本発明は、倒れてもこぼれないケトル蓋構造の技術手段を提供し、該ケトル蓋構造は、下カバープレート1と上カバープレート2とを含み、下カバープレート1の一側面に円環通路が設置され、円環通路は、内輪3と、外輪4と、バッフル5とを含み、バッフル5の両端は、それぞれ内輪3の外側壁及び外輪4の内側壁に固定的に接続され、内輪3と外輪4との間に、切り欠き7のある円形側板6が少なくとも1つ設置され、円形側板6の円心は、内輪3の円心と重なり、円形側板6は、一端がバッフル5固定的に接続され、他端が切り欠き7を形成するようにバッフル5接触せず、下カバープレート1には、少なくとも1つの吸気口8が形成され、吸気口8は、バッフル5に近接し、かつ内輪3の外部に位置し、外輪4には、排気口9が形成され、上カバープレート2は、下カバープレート1の円環通路が設置される側面に覆設され、下カバープレート1とシール嵌合される。
【0024】
具体的には、図1及び図2を参照すると、湯沸かし時に発生した蒸気は、下カバープレート1に形成された吸気口8から、内輪3、外輪4、バッフル5及び円形側板6から構成された円環通路に入り、円形側板6は、円環通路をいくつかの小さな通路に分割し、隣接する小さな通路は、円形側板6の切り欠き7を介して連通し、円形側板6の切り欠き7は、バッフル5に形成され(すなわち、円形側板6は、一端がバッフル5に溶接され、他端がバッフル5に接続されない)、このように、蒸気が排気口9に流入するまで切り欠き7において1つの小さな通路から他の小さな通路に入り、蒸気がケトル内から導かれて効果的に排出され、これにより、ケトル内の圧力が低下し、排気口9が外輪4(すなわち、ケトル蓋の側壁)にあるため、従来において蒸気口がケトル蓋の上方に形成されることに比べて、ユーザが水を注ぐときに蒸気によりやけどをする危険を効果的に回避する。また、電気ケトルが不意に倒れた場合、ケトル内の湯がケトル蓋に入りやすいため、湯がケトル蓋からこぼれるリスクがあるが、本発明におけるケトル蓋は、電気ケトルが倒れた場合、少量の湯がケトル蓋に入ったとしても、円形側板6及びバッフル5の設計により、少量の湯が流れる場合、その流れ方向がバッフル5の遮断により変更され、最終的に、湯の液面が円形側板6の最高点(図3及び図4を参照)より高くなることがなく、湯が円形側板6を超えて流れることができず、これにより、こぼれ防止効果を果たし、また、該設計では、ケトル蓋は、固定する必要がなく、360度任意の方向に配置してもよい。ケトル蓋の排気口9が外輪4の比較的高い箇所に形成され、吸気口8とは高さに差があるため、ケトル蓋に多量の湯が入ったとしても、排気口9からこぼれる湯の量を最小限に抑え、ユーザがやけどをすることを回避することができる。倒れた電気ケトルを縦に戻すと、下カバープレート1の上面が外から内へ傾斜している(外が高く内が低い)ため、凝縮水及びケトル蓋に入った湯が導かれて吸気口8に戻り、排気口9からこぼれることは回避される。円形側板6の数は、こぼれ防止ニーズを満たす限り、実際の状況に応じて調整することができ、複数の円形側板6を設置する場合、複数の円形側板6の円心が内輪の円心と重なり、隣接する2つの円形側板6のうち、一方の円形側板6は、一端がバッフル5の左側に溶接され、該円形側板6の切り欠き7がバッフル5の右側に位置し、他方の円形側板6は、一端がバッフル5の右側に溶接され、該円形側板6の切り欠き7がバッフルの左側に位置し、すなわち、複数の円形側板6によって円環通路内に方向変更通路を構成する。
【0025】
好ましい実施形態として、いくつかの実施例において、下カバープレート1には、外輪4の外側壁に固定的に接続されるいくつかの取付枠10がさらに設置される。取付枠10は、シール部材を取り付けるためのものであり、シール部材が開口と嵌合してシールし、電気ケトルが倒れたとき、ケトル蓋と開口との間の隙間から蒸気及び湯が漏れることを防止することができる。
【0026】
上記実施例において、さらに、いくつかの取付枠10は、外輪4の周方向に沿って等間隔に設置される。該設計により、シール部材を取り付ける場合、取り付けがより安定し、シール効果がより優れる。
【0027】
好ましい実施形態として、いくつかの実施例において、いくつかの取付枠10の数は、4つである。この取付枠10の数は、一般的な取り付けニーズを満たすことができ、当然ながら、取付枠10の数は、実際の需要に応じて調整することができる。
【0028】
好ましい実施形態として、いくつかの実施例において、上カバープレート2の上面に取っ手11が設置される。図5を参照すると、取っ手11を設置することにより、ユーザはケトル蓋を容易に持ち上げることができる。
【0029】
好ましい実施形態として、いくつかの実施例において、吸気口8の数は、2つであり、2つの吸気口8は、対称に設置される。再び図2を参照すると、吸気口8の数を増加させることは、蒸気が円環通路に入ることに寄与し、これによりケトル内の圧力を迅速に低下させる効果が得られ、吸気口8の数は、減圧ニーズを満たす限り、実際の需要に応じて調整することができる。2つの吸気口8は、対称に設置され、見栄えがいい。
【0030】
好ましい実施形態として、いくつかの実施例において、下カバープレート1には、排気口9の中間に位置する仕切り板12がさらに設置される。再び図1を参照すると、仕切り板12は、排気口9を二分し、分流効果を果たし、蒸気の集中排出は回避される。
【0031】
第2の態様において、本発明は、電気ケトルの技術手段を提供し、該電気ケトルは、ケトル本体と、上記ケトル蓋とを含み、ケトル蓋は、ケトル本体の開口に覆設される。図7を参照すると、本発明のケトル蓋は、セラミック電気ケトル、ステンレス電気ケトル、ガラス電気ケトルなどの様々な加熱可能な電気ケトルに適用される。電気ケトルが湯を沸かす場合、ケトル本体内に大量の高温蒸気が発生し、このケトル蓋によって蒸気を効果的に排出し、ケトル本体内の圧力を解放するとともに、電気ケトルが倒れたとき、湯こぼれを回避するか、又は湯こぼれを最小限に抑えることができる。
【0032】
本明細書の説明において、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体的な例」、又は「いくつかの例」などの用語を参照した説明は、該実施例又は例を組み合わせて説明された具体的な特徴、構造、材料又は特点が本発明の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語の概略的な表現は、必ずしも同一の実施例又は例に対するものではない。説明された具体的な特徴、構造、材料又は特点は、任意の1つ以上の実施例又は例において適宜組み合わせることができる。また、互いに矛盾しない限り、当業者は、本明細書に説明された異なる実施例又は例及び異なる実施例又は例の特徴を組み合わせることができる。
【0033】
上記実施例は、本発明の技術的思想及び特徴を説明するためのものに過ぎず、当業者が本発明の内容を理解して実施できるようにすることを目的とし、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の内容の本質に基づいて行われた等価変更又は修正は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0034】
1 下カバープレート
2 上カバープレート
3 内輪
4 外輪
5 バッフル
6 円形側板
7 切り欠き
8 吸気口
9 排気口
10 取付枠
11 取っ手
12 仕切り板
13 湯
【要約】      (修正有)
【課題】倒れてもこぼれないケトル蓋及び電気ケトルを提供する。
【解決手段】ケトル蓋は、下カバープレートと上カバープレートとを含み、下カバープレートの一側面に円環通路が設置され、円環通路は、内輪と、外輪と、バッフルとを含み、バッフルの両端は、それぞれ内輪の外側壁及び外輪の内側壁に固定的に接続され、内輪と外輪との間に、切り欠きのある円形側板が少なくとも1つ設置され、円形側板の円心は、内輪の円心と重なり、円形側板は、一端がバッフルに固定的に接続され、他端が切り欠きを形成するようにバッフルと接触せず、下カバープレートには、少なくとも1つの吸気口が形成され、吸気口は、バッフルに近接し、かつ内輪の外部に位置し、外輪には、排気口が形成され、上カバープレートは、下カバープレートの円環通路が設置される側面に覆設され、下カバープレートとシール嵌合される。
【選択図】図7
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7