(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-09
(45)【発行日】2024-12-17
(54)【発明の名称】コンテンツ提供方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20241210BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2023133010
(22)【出願日】2023-08-17
【審査請求日】2023-08-17
(31)【優先権主張番号】10-2022-0189336
(32)【優先日】2022-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和4年8月18日にネイバーウェブトゥーン リミテッドによってウェブサイト(URL:https://n.news.naver.com/mnews/article/029/0002749567?sid=105)において公開
(73)【特許権者】
【識別番号】520498343
【氏名又は名称】ネイバーウェブトゥーン リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チョン ジェソン
(72)【発明者】
【氏名】リ ミエ
(72)【発明者】
【氏名】キム ジヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ユン ソンペ
(72)【発明者】
【氏名】アン ジョンファン
(72)【発明者】
【氏名】ハン スンボム
(72)【発明者】
【氏名】クォン オソン
(72)【発明者】
【氏名】イ スンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】キム テフン
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-071741(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0020390(KR,A)
【文献】国際公開第2017/126494(WO,A1)
【文献】特開2021-002261(JP,A)
【文献】特開2014-052719(JP,A)
【文献】『少年ジャンプ+』の各曜日のトップページ…:日経クロストレンド,[online],[令和6年6月5日検索],株式会社日経BP,2022年08月11日,インターネット:<URL:https://web.archive.org/web/20220811090927/https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00645/00001/?SS=imgview&FD=1420927604>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータにより実行され、コンテンツ提供サービスを提供するコンテンツ提供方法において、
ユーザ端末から、連載曜日を基準に区分される複数のページのうち、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信するステップと、
前記ユーザ端末にログインした特定のユーザアカウントを確認し、前記特定の連載曜日に
連載される複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントに対して推薦される推薦コンテンツを確認するステップと、
所定の整列基準に従って、前記特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうちの少なくとも一部と前記推薦コンテンツのそれぞれに対応する複数のサムネイルが並んだ前記特定のページを前記ユーザ端末に提供するステップと、を含み、
前記複数のサムネイルのうち、前記推薦コンテンツに対応する特定のサムネイルは、推薦インジケータを含む、コンテンツ提供方法。
【請求項2】
前記特定の連載曜日に
連載される前記複数のコンテンツのうち、予め設定された閲覧条件及び順位条件を満たす前記推薦コンテンツを決定するステップをさらに含む、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項3】
前記閲覧条件を満たす前記推薦コンテンツは、
前記特定の連載曜日に連載される前記複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントで閲覧していない未閲覧コンテンツであるか、又は前記特定のユーザアカウントで予め設定された回数未満閲覧したコンテンツである、請求項2に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項4】
前記順位条件は、
ユーザの年齢、性別及びコンテンツ閲覧履歴によるジャンルの好みの少なくとも1つに基づいて決定されるユーザグループでの人気度に関連するものであり、
前記推薦コンテンツは、
前記複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントのユーザが属するユーザグループに対して推薦されるコンテンツである、請求項3に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項5】
複数のユーザグループのうち第1ユーザグループに含まれる第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントから、第1連載曜日に関するページの出力要求を受信した場合、
前記第1ユーザアカウント及び前記第2ユーザアカウントのそれぞれにおけるコンテンツ閲覧履歴によって、同じ推薦コンテンツ又は異なる推薦コンテンツが推薦される、請求項4に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項6】
前記第1ユーザアカウント及び前記第2ユーザアカウントから前記第1連載曜日に関するページの出力要求があっても、
前記第1ユーザアカウント及び前記第2ユーザアカウントのそれぞれでの未閲覧コンテンツが異なる場合、異なるコンテンツに対応するサムネイル上に推薦インジケータが重なる、請求項5に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項7】
前記第1ユーザグループにおいて、前記第1連載曜日に、最も人気が高い第1コンテンツ、及び前記第1コンテンツの次に人気が高い第2コンテンツが存在し、
前記第1ユーザアカウントでの閲覧履歴が、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツに対して前記閲覧条件を満たし、
前記第2ユーザアカウントでの閲覧履歴が、前記第1コンテンツに対して前記閲覧条件を満たさず、前記第2コンテンツに対して前記閲覧条件を満たす場合、
前記第1ユーザアカウントに提供される前記第1連載曜日に関するページには、前記第1コンテンツに対応するサムネイルに前記推薦インジケータが重なり、
前記第2ユーザアカウントに提供される前記第1連載曜日に関するページには、前記第2コンテンツに対応するサムネイルに前記推薦インジケータが重なる、請求項6に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項8】
前記複数のコンテンツのうち、
前記順位条件を満たす推薦対象コンテンツが複数である場合、
前記複数の推薦対象コンテンツのうち、前記閲覧条件を満たさないコンテンツを除外したいずれかのコンテンツを前記推薦コンテンツとして決定するステップをさらに含む、請求項4に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項9】
前記コンテンツ提供サービスにおいては、異なる連載曜日のそれぞれに対応する前記複数のページを提供し、
前記複数のページのそれぞれは、前記特定のユーザアカウントに対して推薦されるいずれかの推薦コンテンツのサムネイルが含まれるように構成される、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項10】
前記異なる連載曜日のうち、
第1連載曜日に対応する第1ページには、前記第1連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントに対する閲覧条件及び
順位条件を満たす第1推薦コンテンツのサムネイルに推薦インジケータが重なり、
第2連載曜日に対応する第2ページには、前記第2連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントに対する閲覧条件及び
順位条件を満たす第2推薦コンテンツのサムネイルに推薦インジケータが重なり、
前記第1推薦コンテンツと前記第2推薦コンテンツとは、異なるコンテンツである、請求項9に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項11】
前記特定のページを前記ユーザ端末に提供するステップは、
前記特定のユーザアカウントのユーザ情報に基づいて、前記特定のページでサムネイルとして情報を提供する前記少なくとも一部のコンテンツを選択するステップを含み、
前記ユーザ情報によって、前記特定のページでは異なるコンテンツのサムネイルを提供し、
前記ユーザ情報は、
ユーザの年齢、性別及びコンテンツ閲覧履歴によるジャンルの好みの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項12】
前記推薦インジケータは、前記推薦コンテンツが前記推薦コンテンツとして選定された理由を示す案内情報を含む、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項13】
前記特定のページに含まれる前記複数のサムネイルは、異なる複数の人気基準のうちの少なくとも1つに関連する前記複数のコンテンツの人気順位に従って順次並ぶ、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項14】
前記ユーザ端末により前記推薦コンテンツに対応する項目が選択された場合、
前記ユーザ端末には、前記推薦コンテンツを構成するエピソードのエピソードリストが含まれるエピソードページが提供される、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項15】
コンテンツ提供システムにおいて、
ユーザ端末から、連載曜日を基準に区分される複数のページのうち、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信する通信部と、
前記ユーザ端末にログインした特定のユーザアカウントを確認し、前記特定の連載曜日に
連載される複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントに対して推薦される推薦コンテンツを確認する制御部と、を含み、
前記制御部は、
所定の整列基準に従って、前記特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうちの少なくとも一部と前記推薦コンテンツのそれぞれに対応する複数のサムネイルが並んだ前記特定のページを前記ユーザ端末に提供し、
前記複数のサムネイルのうち、前記推薦コンテンツに対応する特定のサムネイルは、推薦インジケータを含む、コンテンツ提供システム。
【請求項16】
電子機器で1つ以上のプロセスにより実行され、コンピュータ可読記録媒体に格納されるプログラムであって、
前記プログラムは、
ユーザ端末から、連載曜日を基準に区分される複数のページのうち、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信するステップと、
前記ユーザ端末にログインした特定のユーザアカウントを確認し、前記特定の連載曜日に
連載される複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントに対して推薦される推薦コンテンツを確認するステップと、
所定の整列基準に従って、前記特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうちの少なくとも一部と前記推薦コンテンツのそれぞれに対応する複数のサムネイルが並んだ前記特定のページを前記ユーザ端末に提供するステップとを実行するコマンドを含み、
前記複数のサムネイルのうち、前記推薦コンテンツに対応する特定のサムネイルは、推薦インジケータを含む、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツを提供する方法及びシステムに関する。特に、本発明は、コンテンツが連載される曜日を基準に順位に従ってコンテンツに関する情報を提供する場合、ユーザカスタマイズ型推薦コンテンツを提供することのできるコンテンツ提供方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
技術が発展するにつれて、デジタルデバイスの活用度が高まっている。特に、ユーザ端末(例えば、スマートフォン、タブレットPCなど)は、電話やテキストメッセージなどの通信機能はもとより、インターネットを活用したネットサーフィン、音楽鑑賞、映像視聴などの様々な機能を備えている。
【0003】
ユーザ端末の大衆化に伴い、従来の正統的コンテンツ消費媒体とは異なり、PCやモバイルなどのユーザ端末により提供されるコンテンツの消費が急増しており、一例として、ウェブコミック(WEB COMIC)が存在する。
【0004】
このようなウェブコミックの消費が増加し続けるにつれて、様々な事業者(又はウェブコミック関連サービスプロバイダ)は、自社のサービスを継続的に利用できるユーザ(又は消費者、購読者)を確保するために、様々なサービスを開発している。
【0005】
一方、ウェブコミックなどのコンテンツの消費が継続的に行われるようにするために、コンテンツ提供サービスにおいては、様々な方式でコンテンツを連載しており、例えば、特定の連載曜日毎に特定のコンテンツを連載することにより、ユーザが好みのコンテンツを利用するために特定の連載曜日毎に訪問するように誘導している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ユーザにコンテンツに関する情報をより効果的に提供することのできるコンテンツ提供方法及びシステムに関する。
【0007】
特に、本発明は、コンテンツが連載される曜日を基準に順位に従ってコンテンツに関する情報を提供する場合、ユーザカスタマイズ型推薦コンテンツを提供することのできるコンテンツ提供方法及びシステムに関する。
【0008】
また、本発明は、ユーザが推薦コンテンツを直観的に認知できるユーザ環境を提供するコンテンツ提供方法及びシステムに関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明によるコンテンツ提供方法は、ユーザ端末から、連載曜日を基準に区分される複数のページのうち、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信するステップと、前記ユーザ端末にログインした特定のユーザアカウントを確認し、前記特定の連載曜日に提供される複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントに対して推薦される推薦コンテンツを確認するステップと、所定の整列基準に従って、前記特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうちの少なくとも一部と前記推薦コンテンツのそれぞれに対応する複数のサムネイルが並んだ前記特定のページを前記ユーザ端末に提供するステップとを含み、前記複数のサムネイルのうち、前記推薦コンテンツに対応する特定のサムネイルは、推薦インジケータを含むようにしてもよい。
【0010】
また、本発明によるコンテンツ提供システムは、ユーザ端末から、連載曜日を基準に区分される複数のページのうち、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信する通信部と、前記ユーザ端末にログインした特定のユーザアカウントを確認し、前記特定の連載曜日に提供される複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントに対して推薦される推薦コンテンツを確認する制御部とを含み、前記制御部は、所定の整列基準に従って、前記特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうちの少なくとも一部と前記推薦コンテンツのそれぞれに対応する複数のサムネイルが並んだ前記特定のページを前記ユーザ端末に提供し、前記複数のサムネイルのうち、前記推薦コンテンツに対応する特定のサムネイルは、推薦インジケータを含むようにしてもよい。
【0011】
さらに、本発明によるプログラムは、電子機器で1つ以上のプロセスにより実行され、コンピュータ可読記録媒体に格納されるプログラムであって、ユーザ端末から、連載曜日を基準に区分される複数のページのうち、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信するステップと、前記ユーザ端末にログインした特定のユーザアカウントを確認し、前記特定の連載曜日に提供される複数のコンテンツのうち、前記特定のユーザアカウントに対して推薦される推薦コンテンツを確認するステップと、所定の整列基準に従って、前記特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうちの少なくとも一部と前記推薦コンテンツのそれぞれに対応する複数のサムネイルが並んだ前記特定のページを前記ユーザ端末に提供するステップとを実行するコマンドを含み、前記複数のサムネイルのうち、前記推薦コンテンツに対応する特定のサムネイルは、推薦インジケータを含むようにしてもよい。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、本発明によるコンテンツ提供方法及びシステムは、曜日を基準に連載されるコンテンツに関する情報を特定のサービスページに集めて提供することにより、曜日毎に連載されるコンテンツに関する情報を一目で把握できる直観的なユーザ環境を提供する。
【0013】
また、本発明によるコンテンツ提供方法及びシステムは、特定の連載曜日毎に連載されるコンテンツを順位に従って提供することにより、ユーザに人気コンテンツに関する情報を提供することができる。
【0014】
さらに、本発明によるコンテンツ提供方法及びシステムは、特定のユーザアカウントのユーザ情報に基づいて選定された推薦コンテンツに対応するサムネイル上に、推薦インジケータを重ねることにより、人気コンテンツに関する情報と共に、ユーザカスタマイズ型推薦コンテンツに関する情報をユーザに提供することができる。
【0015】
さらに、本発明によるコンテンツ提供方法及びシステムは、ユーザが好むと予想されるコンテンツを推薦することにより、ユーザのコンテンツ利用を誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明におけるユーザカスタマイズ型推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図である。
【
図2】本発明によるコンテンツ提供システムを説明するための概念図である。
【
図3】本発明によるコンテンツ提供方法を説明するためのフローチャートである。
【
図4】連載曜日を基準に推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図である。
【
図5】連載曜日を基準に推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図である。
【
図6A】ユーザ情報に基づいて推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図である。
【
図6B】ユーザ情報に基づいて推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図である。
【
図7】ユーザ情報に基づいて推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図である。
【
図8】非ログインユーザの電子機器上で提供されるページを説明するための概念図である。
【
図9】整列基準に従って推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照して本明細書に開示される実施形態について詳細に説明するが、図面番号に関係なく同一又は類似の構成要素には同一又は類似の符号を付し、その説明は省略する。以下の説明で用いる構成要素の接尾辞である「モジュール」及び「部」は、明細書の作成を容易にするために付与又は混用されるものであり、それ自体が有意性や有用性を有するものではない。また、本明細書に開示される実施形態について説明するにあたって、関連する公知技術についての具体的な説明が本明細書に開示される実施形態の要旨を不明にする恐れがあると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。なお、添付図面は本明細書に開示される実施形態を容易に理解できるようにするためのものにすぎず、添付図面により本明細書に開示される技術的思想が限定されるものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物又は代替物が本発明に含まれるものと理解されるべきである。
【0018】
第1、第2などのように序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために用いられるが、上記構成要素は上記用語により限定されるものではない。上記用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ用いられる。
【0019】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」又は「接続」されていると言及された場合は、他の構成要素に直接連結又は接続されていてもよく、中間にさらに他の構成要素が存在してもよいものと解すべきである。それに対して、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」又は「直接接続」されていると言及された場合は、中間にさらに他の構成要素が存在しないものと解すべきである。
【0020】
単数の表現には、特に断らない限り複数の表現が含まれる。
【0021】
本明細書において、「含む」や「有する」などの用語は、明細書に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はそれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、1つ又はそれ以上の他の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はそれらの組み合わせの存在や付加可能性を予め排除するものではないと理解すべきである。
【0022】
図1の(a)に示すように、本発明は、曜日毎に連載されるコンテンツに関する情報(例えば、サムネイル(Thumbnail)、作品名、作家名など)を、特定の整列基準(例えば、人気順、評価順、照会数順など)に整列して特定の連載曜日に対応するページ410上に提供することができる。
【0023】
また、
図1の(b)に示すように、本発明は、ユーザアカウント毎に連携したユーザ情報に基づいて、ユーザカスタマイズ型推薦コンテンツを特定し、特定された推薦コンテンツに対応するサムネイル416上に推薦インジケータ(indicator)430を重ねて提供することができる。
【0024】
ユーザには、連載曜日毎に、順位に応じたコンテンツ情報及びユーザカスタマイズ型推薦コンテンツが全て提供されるようにすることができる。
【0025】
さらに、本発明においては、ユーザのコンテンツ閲覧を誘導し、コンテンツ利用を高めてコンテンツの消費が継続的に行われるようにすることができる。
【0026】
本明細書で説明される「コンテンツ提供サービス」は、本発明によるコンテンツ提供システム100から提供されるサービスを包括する用語として理解することができる。コンテンツ提供サービスにおいては、コンテンツをユーザ端末200に提供するサービスはもとより、コンテンツに関する情報、コンテンツ利用に付随的に必要な様々な機能を提供することを理解することができる。
【0027】
一方、本発明で説明されるコンテンツ提供システム100は、各種コンテンツのうちの少なくとも1つを提供するシステムからなってもよい。
【0028】
本発明を適用できるコンテンツの種類は非常に様々である。例えば、ウェブコミック(WEB COMIC)(又はウェブコミックス(WEB COMICS)、コミックス(COMICS))、ウェブ小説(WEBNOVEL)、音楽、電子書籍(E-BOOK)、動画、静止画などのコンテンツのうちの少なくとも1つが本発明で提供されるコンテンツに該当することができる。
【0029】
一方、本発明において、「コンテンツ」は「作品」ともいえる。
【0030】
以下、説明の便宜上、ウェブコミックに該当するコンテンツを例に説明する。ここで、ウェブコミックとは、インターネット通信網を介して提供されるカートゥーン又は漫画を意味する。
【0031】
このようなコンテンツは、少なくとも1つのサブコンテンツで構成されてもよい。
【0032】
サブコンテンツが複数である場合、複数のサブコンテンツは、コンテンツのシリーズ(series)を構成することができる。
【0033】
ここで、シリーズとは、連続的な企画物又はコンテンツを意味することができる。
【0034】
本発明においては、コンテンツとサブコンテンツの用語の混同を避けるために、「サブコンテンツ」を「エピソード(episode)」ということができる。すなわち、本発明においては、「サブコンテンツ」と「エピソード」を混用することができる。
【0035】
また、本発明において、「コンテンツを利用(又は消費、閲覧)する」とは、エピソード(又はサブコンテンツ)を利用(又は消費、閲覧)することとして理解することができる。
【0036】
以下、添付図面を参照して、コンテンツ提供システム100について説明し、コンテンツ提供システム100により提供されるコンテンツ提供サービスについて具体的に説明する。
図2は本発明によるコンテンツ提供システムを説明するための概念図である。
【0037】
図2に示すように、コンテンツ提供システム100は、通信部110、保存部120及び制御部130の少なくとも1つを含む。
【0038】
ここで、通信部110は、有線又は無線通信を介して、コンテンツ又はコンテンツに関する様々な情報をユーザ端末200上に提供(又は送信)する役割を果たす。
【0039】
図2に示すように、ユーザ端末200は、その種類に制限はなく、携帯電話、スマートフォン(smart phone)、ノートパソコン(notebook computer)、ラップトップパソコン(laptop computer)、スレートPC(slate PC)、タブレットPC(tablet PC)、ウルトラブック(ultrabook)、デスクトップパソコン(desktop computer)、デジタル放送端末、PDA(personal digital assistants)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、ウェアラブルデバイス(wearable device,例えば、時計型端末(smartwatch)、眼鏡型端末(smart glass)、HMD(head mounted display))などが挙げられる。本発明において、ユーザ端末は、ユーザ端末機、電子機器などと混用することができる。
【0040】
また、通信部110は、ユーザ端末200からコンテンツ利用に関するユーザ入力を受信することができる。本発明においては、通信部110により受信したユーザ入力に基づいて、コンテンツ利用に関する様々なサービスをユーザに提供することができる。
【0041】
次に、保存部120は、コンテンツ利用に関する様々な情報を保存するように構成されてもよい。このような保存部120は、複数のコンテンツに関する情報を含むコンテンツサーバ(コンテンツDB(data base))100a、及び人工知能をベースとするユーザカスタマイズ型推薦コンテンツの選定に用いられる情報を含む人工知能推薦サーバ(AI Recommender System)(人工知能推薦DB(data base))100bの少なくとも1つを含んでもよい。
【0042】
本発明のコンテンツ提供サービスに関する情報は、コンテンツサーバ100a及び人工知能推薦サーバ100bの少なくとも一部に保存することができ、本発明においてはその方式に特に制限はない。よって、以下では、保存部120、コンテンツサーバ100a及び人工知能推薦サーバ100bを別に区分せず、保存部120と示すことができる。
【0043】
なお、以下では、コンテンツサーバとコンテンツDBを区分せず、コンテンツサーバに統一して示し、人工知能推薦サーバと人工知能推薦DBを区分せず、人工知能推薦サーバに統一して示すことができる。すなわち、本発明において、コンテンツサーバはコンテンツDBとして理解することができ、人工知能推薦サーバは人工知能推薦DBとして理解することができることは言うまでもない。
【0044】
また、複数のコンテンツを保存するコンテンツサーバ100a及び人工知能推薦サーバ100bは、保存部120とは別の構成として存在してもよい。その場合、本発明によるコンテンツ提供システム100は、コンテンツサーバ100a及び人工知能推薦サーバ100bの少なくとも1つに保存された情報をユーザ端末200に提供することができる。
【0045】
保存部120は、本発明によるコンテンツ提供システム100が提供できる複数のコンテンツ及びそれに関する情報を保存するように構成されてもよい。
【0046】
図5に示すように、保存部120には、異なる曜日毎に複数のコンテンツがマッチングされ、マッチング情報510、520として存在してもよい。
【0047】
特定の連載曜日にマッチングされた複数のコンテンツは、特定の連載曜日に連載されるコンテンツとして理解することができる。本発明においては、「曜日」と「連載曜日」を混用することができる。
【0048】
例えば、
図5の(a)に示すように、第1特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)には第1~第9コンテンツ511~519がマッチングされていてもよい。また、
図5の(b)に示すように、第2特定の連載曜日(例えば、「金曜日」)には第10~第18コンテンツ521~529がマッチングされていてもよい。
【0049】
第1特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)にマッチングされた第1~第9コンテンツ511~519は、第1特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)に連載されるものとして理解することができる。また、第2特定の連載曜日(例えば、「金曜日」)にマッチングされた第10~第18コンテンツ521~529は、第2特定の連載曜日(例えば、「金曜日」)に連載されるものとして理解することができる。
【0050】
一方、特定のコンテンツは、第1特定の連載曜日及び第2特定の連載曜日の両方にマッチングされていてもよい。その場合、前記特定のコンテンツは、第1特定の連載曜日及び第2特定の連載曜日にそれぞれ連載されるものとして理解することができる。
【0051】
一方、保存部120には、複数のコンテンツのそれぞれに関する順位情報が含まれてもよい。その順位情報は、それぞれのコンテンツにマッチングされて保存部120に保存されていてもよい。
【0052】
コンテンツに関する順位情報は、様々な基準に基づいて取得することができる。例えば、コンテンツに関する順位情報は、特定の連載曜日にマッチングされた複数のコンテンツの人気順、閲覧回数順(照会数順)、評価順(評点順)、有料決済順などの基準に基づいて取得することができる。
【0053】
コンテンツに関する順位情報は、順位が取得(又は算出)された複数の時点のそれぞれにおける順位(又は順位情報)が累積して保存されていてもよい。すなわち、コンテンツの順位は、順位変動履歴を把握できるように、順位ヒストリとして管理されてもよい。
【0054】
また、保存部120には、本発明によるコンテンツ提供サービスに加入されたユーザアカウントと連携したユーザ情報が保存されていてもよい。
【0055】
ここで、「ユーザ情報」は、コンテンツ提供サービスに関連するユーザアカウントの様々な情報を含むものであり、ユーザアカウントのプロフィール情報(例えば、年齢、性別、地域など)及びヒストリ情報を含んでもよい。
【0056】
ここで、ヒストリ情報は、ユーザアカウント(又はユーザアカウントがログインされているユーザ端末200)で利用(又は閲覧、所蔵)したコンテンツに関する情報を含んでもよい。例えば、ヒストリ情報は、i)ユーザアカウントで閲覧したコンテンツの履歴情報(例えば、閲覧したコンテンツの作品名、閲覧したエピソードの回次番号、閲覧日時情報、最新性情報、連載曜日情報、人気度情報、共に閲覧したコンテンツ情報など)、ii)特定のコンテンツに対するユーザアカウントのフィードバック情報(例えば、レビュー情報、コメント情報、評点情報、コンテンツ推薦に対する反応情報、特定のコンテンツに関連するポップアップウィンドウの終了機能アイコンの選択履歴)、iii)利用権関連情報(保有中の利用権の数、保有中の利用権の種類、使用済みの利用権の種類、利用権の使用日時、利用権が支給されたイベントの内訳など)、iv)ユーザアカウントの好み情報(例えば、ユーザアカウントで好まれるコンテンツのジャンル情報、作家情報、コンテンツ利用時間情報、コンテンツ利用タイプ情報など)、v)コンテンツ閲覧方式に関する情報(例えば、保有中の利用権情報、保有中の電子マネー情報、定期決済登録履歴の有無など)の少なくとも1つを含んでもよい。
【0057】
本発明においては、ユーザアカウントと連携したユーザ情報(又はヒストリ情報)を考慮して、ユーザが関心を有するコンテンツをカスタマイズ型で推薦することができる。
【0058】
具体的には、本発明においては、ユーザアカウントと連携したヒストリ情報に基づいて、推薦コンテンツとして、ユーザアカウントで閲覧していない未閲覧コンテンツ、ユーザアカウントで好まれると予想されるコンテンツなどを特定することができる。
【0059】
また、本発明においては、特定された推薦コンテンツに関する情報(例えば、推薦インジケータ、
図1の(b)の符号430参照)をユーザ端末200上に表示することができる。
【0060】
ユーザは、本発明が提供する推薦コンテンツに関する情報を参照して、コンテンツ利用のための選択を容易に行うことができる。
【0061】
一方、本発明によるコンテンツ提供システム100は、ヒストリサーバ(図示せず)(又はヒストリDB(data base))を含んでもよい。
【0062】
ヒストリサーバ(図示せず)には、ユーザと連携したユーザ情報又はヒストリ情報が保存されていてもよい。例えば、ヒストリサーバ(図示せず)には、ユーザアカウントで閲覧したコンテンツに関する履歴情報、ユーザアカウントに割り当てられた利用権に関する情報を含むヒストリ情報が保存されていてもよい。
【0063】
複数のヒストリ情報を保存するヒストリサーバ(図示せず)は、保存部120の一構成として存在してもよく、保存部120とは別の構成として存在してもよい。
【0064】
ヒストリサーバ(図示せず)が保存部120とは別に存在する場合、コンテンツ提供システム100は、ヒストリサーバ(図示せず)を参照して、ユーザアカウントに対するコンテンツ推薦を行うことができる。
【0065】
次に、制御部130は、コンテンツ提供サービスに関する一連の過程を行う。また、制御部130は、前述した構成を制御する役割を果たす。
【0066】
このような制御部130の役割は、前述したコンテンツサーバ100a及び人工知能推薦サーバ100bの少なくとも1つにより行われるように構成されてもよいことは言うまでもない。
【0067】
一例として、制御部130により行われる役割のうち、コンテンツを提供する一連の過程は、コンテンツサーバ100aにより行われ、人工知能に基づいてユーザカスタマイズ型推薦コンテンツを選定する一連の過程は、人工知能推薦サーバ100bにより行われるように構成されてもよい。
【0068】
ただし、本発明においては、コンテンツ提供サービスに関連する役割を果たす主体に特に制限はない。よって、以下では、制御部130、コンテンツサーバ100a及び人工知能推薦サーバ100bを別に区分せず、制御部130と示して説明することができる。
【0069】
すなわち、以下で制御部130により行われるものとして説明される機能は、コンテンツサーバ100a及び人工知能推薦サーバ100bの少なくとも1つにより行えることは言うまでもない。
【0070】
一方、制御部130は、曜日毎に連載される複数のコンテンツのサムネイルのそれぞれを、複数の予め設定された整列基準のいずれかに従って整列し、特定の連載曜日に対応するページ上に提供することができる。
【0071】
ここで、予め設定された整列基準は、コンテンツ提供システム100の管理者及び制御部130により様々に設定することができる。例えば、予め設定された整列基準は、人気順(全体の人気順、年齢別の人気順、性別の人気順など)、評価順、照会数順、レビュー順、更新時点順など様々である。
【0072】
また、制御部130は、予め設定された整列基準に整列された複数のサムネイルのいずれかに、推薦インジケータ430を重ねて表示することができる。
【0073】
推薦インジケータ430が表示されるサムネイルは、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツからユーザアカウントに推薦するために特定された推薦コンテンツに対応するようにしてもよい。
【0074】
制御部130は、ユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて、ユーザアカウントのそれぞれに対するカスタマイズ型推薦コンテンツを特定することができる。
【0075】
すなわち、制御部130は、ユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて、ユーザアカウントのそれぞれに対して異なる推薦コンテンツを特定することができる。また、制御部130は、ユーザアカウントのそれぞれに対して異なる推薦コンテンツが特定されたことに基づいて、異なるサムネイル上に推薦インジケータ430を重ねることができる。
【0076】
以下、添付図面を参照して、本発明によりユーザカスタマイズ型推薦コンテンツを提供する方法についてより具体的に説明する。
図3は本発明によるコンテンツ提供方法を説明するためのフローチャートである。
図4及び
図5は連載曜日を基準に推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図であり、
図6A、
図6B及び
図7はユーザ情報に基づいて推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図であり、
図8は非ログインユーザの電子機器上で提供されるページを説明するための概念図であり、
図9は整列基準に従って推薦コンテンツを提供する方法を説明するための概念図である。
【0077】
本発明によるコンテンツ提供方法においては、ユーザ端末200から、連載曜日を基準に区分される複数のページのうち、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信する過程を行うことができる(S310)。
【0078】
図4に示すように、本発明においては、異なる連載曜日のそれぞれに対応するページ410、420が存在するようにすることができる。制御部130は、特定の連載曜日に対応するページ(例えば、「木曜日」に対応するページ)410上に、特定の連載曜日に連載されるコンテンツのサムネイルを表示することができる。
【0079】
制御部130は、保存部120からの特定の連載曜日にマッチングされたマッチング情報を参照して、特定の連載曜日に対応するページ上に、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのそれぞれのサムネイルを表示することができる。
【0080】
図5に示すように、保存部120には、異なる連載曜日毎に複数のコンテンツがマッチングされたマッチング情報510、520が存在するようにすることができる。
【0081】
本発明においては、特定の連載曜日にマッチングされたコンテンツを、特定の連載曜日に連載されるコンテンツとして理解することができる。
【0082】
例えば、
図5の(a)に示すように、第1特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)には第1~第9コンテンツ511~519がマッチングされていてもよい。また、
図5の(b)に示すように、第2特定の連載曜日(例えば、「金曜日」)には第10~第18コンテンツ521~529がマッチングされていてもよい。
【0083】
第1特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)にマッチングされた第1~第9コンテンツ511~519は、第1特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)に連載されるものとして理解することができる。また、第2特定の連載曜日(例えば、「金曜日」)にマッチングされた第10~第18コンテンツ521~529は、第2特定の連載曜日(例えば、「金曜日」)に連載されるものとして理解することができる。
【0084】
一方、特定のコンテンツは、第1特定の連載曜日及び第2特定の連載曜日の両方にマッチングされていてもよい。その場合、前記特定のコンテンツは、第1特定の連載曜日及び第2特定の連載曜日にそれぞれ連載されるものとして理解することができる。
【0085】
一方、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求は様々に構成することができる。
【0086】
一例として、制御部130は、現在の曜日に基づいて、現在の曜日に対応するページの出力要求を受信することができる。制御部130は、現在の曜日が「木曜日」であることに基づいて、ユーザ端末200から木曜日の連載曜日に対応するページの出力要求を受信することができる。また、制御部130は、現在の曜日が「金曜日」であることに基づいて、ユーザ端末200から金曜日の連載曜日に対応するページの出力要求を受信することができる。
【0087】
他の例として、制御部130は、特定の連載曜日に対応するグラフィックオブジェクトが選択されたことに基づいて、特定の連載曜日に対応するページの出力要求を受信することができる。
【0088】
図4の(a)及び(b)に示すように、制御部130は、ページ410、420上に、複数の連載曜日(例えば、「月火水木金土日」)のそれぞれに対応するグラフィックオブジェクト401、402を提供することができる。
【0089】
制御部130は、複数のグラフィックオブジェクト401、402のうち、特定の連載曜日に対応するグラフィックオブジェクトが選択されると、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信することができる。
【0090】
一例として、
図4の(a)に示すように、制御部130は、第1特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)に対応するグラフィックオブジェクト401が選択されたことに基づいて、第1特定の連載曜日に対応する第1特定のページ410の出力要求を受信することができる。
【0091】
他の例として、
図4の(b)に示すように、制御部130は、第2特定の連載曜日(例えば、「金曜日」)に対応するグラフィックオブジェクト402が選択されたことに基づいて、第2特定の連載曜日に対応する第2特定のページ420の出力要求を受信することができる。
【0092】
一方、本発明によるコンテンツ提供方法においては、ユーザ端末にログインした特定のユーザアカウントを確認し、特定の連載曜日に提供される複数のコンテンツのうち、特定のユーザアカウントに対して推薦される推薦コンテンツを確認する過程を行うことができる(S320)。
【0093】
制御部130は、ユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて、ユーザアカウント毎のカスタマイズ型推薦コンテンツを確認(又は決定)することができる。
【0094】
具体的には、制御部130は、特定の連載曜日に提供される複数のコンテンツのうち、予め設定された閲覧条件及び順位条件を満たすコンテンツを、ユーザアカウントに対する推薦コンテンツとして決定することができる。
【0095】
ここで、予め設定された閲覧条件を満たす推薦コンテンツは、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、特定のユーザアカウントで閲覧していない未閲覧コンテンツであるか、又は特定のユーザアカウントで予め設定された回数(例えば、3回)未満閲覧したコンテンツであってもよい。
【0096】
制御部130は、ユーザアカウントのそれぞれと連携したユーザ情報(ヒストリ情報)に基づいて、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、特定のユーザアカウントで閲覧していないか、又は特定のユーザアカウントで予め設定された回数未満閲覧したコンテンツを、推薦コンテンツとして決定することができる。
【0097】
例えば、
図6aの(a)に示すように、第1ユーザアカウント600aにマッチングされたユーザ情報610には、「鬼面争闘」コンテンツを閲覧した履歴が含まれていない。すなわち、第1ユーザアカウント600aにおいては、特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)に連載される複数のコンテンツのうち、「鬼面争闘」コンテンツが未閲覧コンテンツに該当する。
【0098】
よって、
図6aの(b)に示すように、制御部130は、第1ユーザアカウント600aから特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)に対応する特定のページの出力要求がある場合、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、第1ユーザアカウント600aで閲覧した履歴のない「鬼面争闘」コンテンツを、第1ユーザアカウントに対する推薦コンテンツとして決定することができる。
【0099】
また、予め設定された順位条件を満たす推薦コンテンツは、ユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて決定されるユーザグループでの人気度に関連するものであってもよい。
【0100】
制御部130は、複数のコンテンツのうち、特定のユーザアカウントのユーザが属するユーザグループに対して推薦されるコンテンツを、ユーザアカウントに対する推薦コンテンツとして決定することができる。例えば、制御部130は、ユーザアカウントのユーザが属するユーザグループでの人気度が最も高いコンテンツを、ユーザアカウントに対する推薦コンテンツとして決定することができる。
【0101】
その場合、制御部130が、同じユーザグループに含まれる第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントから、同じ連載曜日に関するページの出力要求を受信しても、推薦コンテンツは、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントのそれぞれにおけるコンテンツ閲覧履歴によって、同じこともあり、異なることもある。
【0102】
制御部130は、複数のユーザグループのうち第1ユーザグループに含まれる第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントから、第1連載曜日に関するページの出力要求を受信した場合、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントのそれぞれにおけるコンテンツ閲覧履歴によって、同じ推薦コンテンツ又は異なる推薦コンテンツを推薦することができる。
【0103】
具体的には、第1ユーザグループにおいて、第1連載曜日に、最も人気が高い第1コンテンツ、及び当該第1コンテンツの次に人気が高い第2コンテンツが存在すると仮定する。
【0104】
また、第1ユーザアカウントでの閲覧履歴が、第1コンテンツ及び第2コンテンツに対して前記閲覧条件を満たす場合、制御部130は、第1ユーザアカウントに対して、第1コンテンツを推薦コンテンツとして決定することができる。
【0105】
それとは異なり、第2ユーザアカウントでの閲覧履歴が、第1コンテンツに対しては前記閲覧条件を満たさず、第2コンテンツに対しては前記閲覧条件を満たす場合、制御部130は、第2ユーザアカウントに対して、第2コンテンツを推薦コンテンツとして決定することができる。
【0106】
一方、本発明によるコンテンツ提供方法においては、所定の整列基準に従って、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうちの少なくとも一部と推薦コンテンツのそれぞれに対応する複数のサムネイルが並んだ特定のページをユーザ端末に提供する過程を行うことができる(S330)。
【0107】
制御部130は、複数のコンテンツに対する予め設定された整列基準に従って、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのそれぞれに対応する複数のサムネイルを特定のページ上に並べることができる。
【0108】
前述したように、保存部120には、連載曜日毎にマッチング情報510、520がマッチングされて存在してもよい。また、特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)にマッチングされたマッチング情報510には、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツ511~519に関する情報が含まれてもよい(
図5参照)。
【0109】
制御部130は、特定の連載曜日にマッチングされたマッチング情報510を参照して、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツ511~519のそれぞれに対応する複数のサムネイル411~419、421~429を、特定のページ410、420上に表示することができる。
【0110】
その場合、制御部130は、出力要求に対応する特定の連載曜日が異なる場合、特定のページ上に異なる複数のサムネイルを表示することができる。
【0111】
例えば、
図4の(a)に示すように、「木曜日」に対応する特定のページ410の出力要求がある場合、制御部130は、「木曜日」に連載される第1~第9コンテンツのそれぞれに対応する第1~第9サムネイル411~419を、特定のページ410上に表示することができる。
【0112】
それとは異なり、
図4の(b)に示すように、「金曜日」に対応する特定のページ420の出力要求がある場合、制御部130は、第10~第18コンテンツのそれぞれに対応する第10~第18サムネイル421~429を表示することができる。
【0113】
また、制御部130は、特定の連載曜日に対応する特定のページ410、420上に、複数の予め設定された整列基準のいずれかに従って、複数のサムネイル411~419、421~429を並べて(又は整列して)表示することができる。
【0114】
ここで、予め設定された整列基準は、コンテンツ提供システム100の管理者及び制御部130により様々に設定することができる。例えば、予め設定された整列基準は、人気順(全体の人気順、年齢別の人気順、性別の人気順など)、評価順、照会数順、レビュー順、更新時点順など様々である。
【0115】
制御部130は、複数の予め設定された整列基準のうちいずれかの整列基準に基づいて、前記いずれかの整列基準による順位に従って、前記複数のサムネイルを順位に対応する領域上に順次配置することができる。
【0116】
例えば、
図4の(a)に示すように、制御部130は、「木曜日」に対応する特定のページ410上に、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、「人気度」順位が高いコンテンツに対応するサムネイルから順次並べて(又は整列して)表示することができる。
【0117】
具体的には、制御部130は、第1人気順位に対応するコンテンツのサムネイル411を、第1人気順位に対応する第1領域に表示することができる。また、制御部130は、第1人気順位より低い第2人気順位に対応するコンテンツのサムネイルを、第2人気順位に対応する第2領域に表示し、第2人気順位より低い第3人気順位に対応するコンテンツのサムネイルを、第3人気順位に対応する第3領域に表示することができる。
【0118】
一方、ユーザ端末200上には、特定の連載曜日に対応する特定のページの一部分を表示することができる。
【0119】
制御部130は、特定のページの一部分には、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、予め設定された数に該当する一部のコンテンツのサムネイルのみを表示することができる。
【0120】
また、制御部130は、前記予め設定された数に該当する一部のコンテンツに推薦コンテンツが含まれるようにしてもよい。
【0121】
すなわち、制御部130は、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、一部のコンテンツのサムネイルをユーザ端末200上に提供する際に、提供されるサムネイルにユーザアカウントでの推薦コンテンツが含まれるように制御することができる。
【0122】
さらに、制御部130は、特定のユーザアカウントのユーザ情報に基づいて、特定のページでサムネイルとして情報を提供する少なくとも一部のコンテンツを選択することができる。
【0123】
さらに、制御部130は、ユーザ情報によって、特定のページでは異なるコンテンツのサムネイルを提供することができる。
【0124】
具体的には、制御部130は、ユーザアカウントと連携したユーザ情報(ユーザの年齢、性別及びコンテンツ閲覧履歴によるジャンルの好みの少なくとも1つ)に基づいて、ユーザ情報に応じて異なるコンテンツのサムネイルを提供することができる。
【0125】
さらに、制御部130は、複数のサムネイルのうち、前記推薦コンテンツに対応する特定のサムネイル上に、推薦インジケータを重ねることができる。
【0126】
制御部130は、複数のコンテンツのうち、ログインした特定のユーザアカウントのユーザ情報に基づいて選定された特定のコンテンツに対応するサムネイルが、推薦インジケータ430を含むように制御することができる。
【0127】
推薦インジケータは、推薦コンテンツが推薦コンテンツとして選定された理由を示す案内情報を含んでもよい。
【0128】
例えば、
図4の(a)に示すように、制御部130は、複数のサムネイル411~419のいずれか416上に、案内情報(例えば、「AI推薦」)を含む推薦インジケータ430を重ねて提供することができる。
【0129】
ここで、制御部130は、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、ユーザアカウントで好まれると予想されるコンテンツに対応するサムネイル416上に、推薦インジケータを重ねて表示することができる。
【0130】
制御部130は、ユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて、ユーザアカウントで好まれると予想されるコンテンツを推薦コンテンツとして選定することができる。
【0131】
制御部130は、複数のコンテンツのうち、予め設定された条件(基準)を満たすコンテンツを、ユーザアカウントに対する推薦コンテンツとして選定することができる。
【0132】
例えば、制御部130は、ユーザアカウントと連携したユーザ情報(ヒストリ情報)に基づいて、ユーザアカウントで閲覧していない未閲覧コンテンツを、ユーザアカウントに対する推薦コンテンツとして選定することができる。
【0133】
図6aの(a)に示すように、第1ユーザアカウント600aと連携したユーザ情報610には、第1ユーザアカウント600aで閲覧した閲覧コンテンツ(例えば、「再婚皇后」、「Freaking Love」、「帝国の悪女」、「サラリーマン魔法使い」)611~614に関する情報が含まれてもよい。
【0134】
制御部130は、特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)に連載される複数のコンテンツ(
図5の符号511~519参照)のうち、第1ユーザアカウント600aで閲覧していない未閲覧コンテンツ(例えば、「鬼面争闘」)516を推薦コンテンツとして特定することができる。
【0135】
また、
図6aの(b)に示すように、制御部130は、第1ユーザアカウント600aでログインしたユーザ端末200上で、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、推薦コンテンツ(例えば、「鬼面争闘」)に対応するサムネイル416上に、推薦インジケータ430を重ねることができる。
【0136】
一方、制御部130は、ユーザ端末200により推薦コンテンツに対応する項目が選択された場合、ユーザ端末200上に、推薦コンテンツを構成するエピソードのエピソードリストが含まれるエピソードページを提供することができる。
【0137】
以下、ユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて、特定のコンテンツに対応するサムネイルに推薦インジケータを重ねる方法についてより具体的に説明する。
【0138】
本発明によるコンテンツ提供サービスにおいては、異なる連載曜日のそれぞれに対応する前記複数のページを提供するようにすることができる。また、制御部130は、前記複数のページのそれぞれに、特定のユーザアカウントに対して推薦されるいずれかの推薦コンテンツのサムネイルが含まれるように構成することができる。
【0139】
制御部130は、異なる連載曜日のうち、第1連載曜日に対応する第1ページには、第1連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、特定のユーザアカウントに対する閲覧条件及び推薦条件を満たす第1推薦コンテンツのサムネイルに推薦インジケータを重ねることができる。
【0140】
また、制御部130は、第2連載曜日に対応する第2ページには、第2連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、特定のユーザアカウントに対する閲覧条件及び推薦条件を満たす第2推薦コンテンツのサムネイルに推薦インジケータを重ねることができる。
【0141】
その場合、第1推薦コンテンツと第2推薦コンテンツとは、異なるコンテンツであってもよい。
【0142】
すなわち、制御部130は、特定のユーザアカウントからの出力要求があるページに対応する連載曜日に応じて、異なるサムネイル上に推薦インジケータ430を重ねることができる。
【0143】
そのために、制御部130は、特定のユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて、特定のユーザアカウントに関連して、連載曜日のそれぞれに対する推薦コンテンツを選定することができる。
【0144】
制御部130は、連載曜日のそれぞれに連載される複数のコンテンツのうち、ユーザアカウントで閲覧した履歴のない未閲覧コンテンツを、連載曜日のそれぞれに対する推薦コンテンツとして特定することができる。
【0145】
また、制御部130は、複数の連載曜日のうち、特定の連載曜日に対応するページの出力要求に基づいて、特定の連載曜日の推薦コンテンツに対応するサムネイル上に、推薦インジケータ430を重ねることができる。
【0146】
例えば、
図4の(a)に示すように、第1連載曜日(例えば、「木曜日」)に対応するページ410では、第1連載曜日に連載される複数のコンテンツ(
図5の(a)の符号511~519参照)のうち、第1ユーザアカウント600aで閲覧した履歴のない未閲覧コンテンツ(「鬼面争闘」)516に対応するサムネイル416上に推薦インジケータ430が重なるようにすることができる。
【0147】
それとは異なり、
図4の(b)に示すように、第2連載曜日(例えば、「金曜日」)に対応するページ420では、第2連載曜日に連載される複数のコンテンツ(
図5の(b)の符号521~529参照)のうち、第1ユーザアカウント600aで閲覧した履歴のない未閲覧コンテンツ(「マネーゲーム」)527に対応するサムネイル427上に推薦インジケータ430が重なるようにすることができる。
【0148】
一方、制御部130は、同じ連載曜日に対応するページの出力要求があっても、異なるユーザアカウントのそれぞれと連携したユーザ情報に基づいて、異なるコンテンツに対応するサムネイル上に、推薦インジケータを重ねることができる。
【0149】
すなわち、制御部130は、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントから第1連載曜日に関するページの出力要求があっても、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントのそれぞれでの未閲覧コンテンツが異なる場合、異なるコンテンツに対応するサムネイル上に推薦インジケータを重ねることができる。
【0150】
具体的には、制御部130は、第1ユーザアカウント600a及び第2ユーザアカウント600bから同じ連載曜日に対応するページの出力要求があっても、第1ユーザアカウント600a及び第2ユーザアカウント600bのそれぞれで閲覧した閲覧コンテンツ(又は閲覧していない未閲覧コンテンツ)に基づいて、異なるコンテンツに対応するサムネイル上に推薦インジケータを重ねることができる。
【0151】
例えば、
図6aの(a)に示すように、第1ユーザアカウント600aにマッチングされたユーザ情報610には、「鬼面争闘」コンテンツを閲覧した履歴が含まれていない。すなわち、第1ユーザアカウント600aにおいては、特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)に連載される複数のコンテンツのうち、「鬼面争闘」コンテンツが未閲覧コンテンツに該当する。
【0152】
よって、
図6aの(b)に示すように、制御部130は、第1ユーザアカウント600aから特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)に対応する特定のページの出力要求がある場合、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、第1ユーザアカウント600aで閲覧した履歴のない「鬼面争闘」コンテンツに対応するサムネイル416上に、推薦インジケータ430を重ねることができる。
【0153】
それとは異なり、
図6bの(a)に示すように、第2ユーザアカウント600bと連携したユーザ情報620には、「鬼面争闘」コンテンツ622の閲覧履歴が含まれている。すなわち、第2ユーザアカウント600bにおいては、「鬼面争闘」コンテンツが閲覧コンテンツに該当する。
【0154】
よって、
図6bの(b)に示すように、制御部130は、第2ユーザアカウント600bから特定の連載曜日(例えば、「木曜日」)に対応する特定のページの出力要求がある場合、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、第2ユーザアカウント600bで閲覧した履歴のある「鬼面争闘」コンテンツに対応するサムネイル416ではなく、第2ユーザアカウント600bで閲覧した履歴のない「再婚皇后」コンテンツに対応するサムネイル411上に、推薦インジケータ430を重ねることができる。
【0155】
また、制御部130は、複数のユーザグループのうち第1ユーザグループに含まれる第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントから、第1連載曜日に関するページの出力要求を受信した場合、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントのそれぞれにおけるコンテンツ閲覧履歴によって、同じ推薦コンテンツ又は異なる推薦コンテンツ上に推薦インジケータを重ねることができる。
【0156】
具体的には、第1ユーザグループにおいて、第1連載曜日に、最も人気が高い第1コンテンツ、及び当該第1コンテンツの次に人気が高い第2コンテンツが存在すると仮定する。
【0157】
制御部130は、第1ユーザアカウントでの閲覧履歴が、第1コンテンツ及び第2コンテンツに対して前記閲覧条件を満たすことに基づいて、第1ユーザアカウントに提供される第1連載曜日に関するページで、第1コンテンツに対応するサムネイルに推薦インジケータを重ねることができる。
【0158】
それとは異なり、制御部130は、第2ユーザアカウントでの閲覧履歴が、第1コンテンツに対して前記閲覧条件を満たさず、第2コンテンツに対して前記閲覧条件を満たすことに基づいて、第2ユーザアカウントに提供される第1連載曜日に関するページで、第2コンテンツに対応するサムネイルに推薦インジケータを重ねることができる。
【0159】
一方、制御部130は、複数のコンテンツのうち、推薦条件を満たす推薦対象コンテンツが複数である場合、複数の推薦対象コンテンツのうち、閲覧条件を満たさないコンテンツを除外したいずれかのコンテンツを推薦コンテンツとして決定することができる。
【0160】
図7に示すように、保存部120には、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツから推薦コンテンツを選定する基準に関する基準情報700が存在してもよい。
【0161】
そのような基準情報700には、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、推薦コンテンツの選定から除外しなければならないコンテンツに関する情報が含まれてもよい。本発明においては、基準情報700を推薦除外基準情報ともいえる。また、本発明においては、基準情報と推薦除外基準情報の両方に符号700を付ける。
【0162】
推薦除外基準情報700には、i)ユーザアカウントで閲覧したコンテンツ710、ii)ユーザアカウントでの関心コンテンツ720、iii)ユーザアカウントで推薦を拒否した推薦拒否コンテンツ730、iv)ブランドコンテンツ(例えば、企業の広報内容が含まれるコンテンツ)740、v)公共機関コンテンツ(例えば、公共機関の広報内容が含まれるコンテンツ)750、vi)青少年観覧不可コンテンツ(又は大人コンテンツ、ただし、ユーザアカウントが成年である場合は該当事項なし)760、vii)ブラックリストコンテンツ(例えば、ブラックリストに分類されたコンテンツ)770、viii)非サービスコンテンツ(例えば、コンテンツ提供サービスが待機中であるか又は終了したコンテンツ)780、及びix)長期休載コンテンツ790が、推薦コンテンツの選定から除外しなければならないコンテンツであることを示す情報が含まれてもよい。
【0163】
制御部130は、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、ユーザアカウントで閲覧した閲覧コンテンツを除外し、閲覧していない未閲覧コンテンツから推薦コンテンツを選定しなければならない。
【0164】
ここで、制御部130は、未閲覧コンテンツであっても、ユーザアカウントでの関心コンテンツ又は推薦拒否コンテンツ、ブランドコンテンツ、公共機関コンテンツ、青少年観覧不可コンテンツ、ブラックリストコンテンツ、非サービスコンテンツ及び長期休載コンテンツは除外し、他のコンテンツから推薦コンテンツを選定しなければならない。
【0165】
本発明においては、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、推薦除外基準情報700に基づいて除外したコンテンツ以外の他のコンテンツを、「候補コンテンツ」といえる。ただし、以下、説明の便宜上、「候補コンテンツ」が「未閲覧コンテンツ」である場合を例に説明する。よって、本発明で説明される「未閲覧コンテンツ」は「候補コンテンツ」として理解することができる。
【0166】
一方、制御部130は、ユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて、特定の条件を満たすコンテンツを未閲覧コンテンツとして選定(又は特定、判断)することができる。
【0167】
制御部130は、様々な条件に基づいて、未閲覧コンテンツを選定することができる。その様々な条件は、コンテンツ提供システム100の管理者及び制御部130の少なくとも1つにより設定することができる。
【0168】
例えば、制御部130は、ユーザアカウントで所定期間に予め設定された回数未満(例えば、6カ月間3回未満)閲覧されたコンテンツを、未閲覧コンテンツとして判断することができる。
【0169】
すなわち、制御部130は、ユーザアカウントで所定期間に予め設定された回数以上(例えば、6カ月間3回以上)閲覧されたコンテンツは、閲覧コンテンツとして判断することができる。
【0170】
例えば、
図6bの(b)に示すように、第2ユーザアカウント600bで「鬼面争闘」コンテンツ622を「1回」閲覧した履歴がある場合、制御部130は、「鬼面争闘」コンテンツ622を未閲覧コンテンツとして判断することができる。
【0171】
一方、制御部130は、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、ユーザアカウントでの未閲覧コンテンツが複数である場合、複数の未閲覧コンテンツのうちのいずれかを推薦コンテンツとして選定して特定することができる。
【0172】
ここで、制御部130は、ユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて、複数の未閲覧コンテンツのうち、ユーザアカウントで関心を有するものと予想されるコンテンツを推薦コンテンツとして選定することができる。
【0173】
制御部130は、特定のユーザアカウントの年齢、好み(好みのジャンル、好みの作家など)及び性別に基づいて、複数の未閲覧コンテンツのうちのいずれかを推薦コンテンツとして選定することができる。
【0174】
一例として、制御部130は、ユーザアカウントの年齢に対応する他のユーザアカウントで閲覧したコンテンツを、特定のユーザアカウントで関心を有するものとして予想することができる。また、制御部130は、前記他のユーザアカウントで閲覧したコンテンツを、特定のユーザアカウントに対する推薦コンテンツとして選定することができる。
【0175】
他の例として、制御部130は、ユーザアカウントと連携したユーザ情報に基づいて、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツの点数(又はスコア)を算出することができる。また、制御部130は、算出された点数に基づいて、複数の未閲覧コンテンツから推薦コンテンツを選定することができる。例えば、制御部130は、複数の未閲覧コンテンツのうち、算出された点数が最も高いコンテンツを推薦コンテンツとして選定することができる。
【0176】
複数のコンテンツの点数を算出する基準(方法)は様々である。例えば、制御部130は、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツの人気度、照会数、評点、レビュー、有料決済回数に基づいて、複数のコンテンツの点数を算出することができる。
【0177】
一方、制御部130は、所定の条件を満たす場合、特定のコンテンツのサムネイル上に重なった推薦インジケータ430が消えるように制御することができる。
【0178】
推薦インジケータ430が消えるようにする所定の条件は様々である。その様々な条件は、コンテンツ提供システム100の管理者及び制御部130の少なくとも1つにより設定することができる。
【0179】
例えば、制御部130は、特定のコンテンツが予め設定された回数(又は所定の回数、例えば、3回)閲覧されると、特定のコンテンツのサムネイル上から推薦インジケータ430が消えるように制御することができる。
【0180】
その場合、制御部130は、特定のコンテンツのサムネイル上から推薦インジケータ430が消えることに基づいて、前記特定のコンテンツとは異なるコンテンツのサムネイル上に推薦インジケータ430を重ねることができる。
【0181】
一例として、制御部130は、複数の未閲覧コンテンツのうち、ユーザアカウントで前記特定のコンテンツの次に関心を有するものと予想されるコンテンツのサムネイル上に、推薦インジケータ430を重ねることができる。
【0182】
他の例として、制御部130は、複数の未閲覧コンテンツのうち、算出された点数が2番目に高い(又は前記特定のコンテンツの次に高い)コンテンツのサムネイル上に、推薦インジケータを重ねることができる。
【0183】
一方、制御部130は、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、推薦コンテンツが存在しない場合、
図8に示すように、複数のコンテンツのそれぞれに対応する複数のサムネイル411~419の全てに推薦インジケータ430が表示されないようにすることができる。
【0184】
例えば、制御部130は、ログインしていないユーザ端末200から特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信した場合、推薦コンテンツが存在しないと判断することができる。また、制御部130は、ログインしていないユーザ端末200上に提供される特定のページには、推薦インジケータ430が表示されないようにすることができる。
【0185】
すなわち、制御部130は、ユーザアカウントがログインされていないユーザ端末から、特定の連載曜日に対応する特定のページの出力要求を受信した場合、特定のページに含まれる特定の連載曜日に連載されるコンテンツに対応するサムネイルに、推薦インジケータが重ならないようにすることができる。
【0186】
また、制御部130は、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのうち、特定のユーザアカウントでの未閲覧コンテンツがない場合、推薦コンテンツが存在しないと判断することができる。すなわち、制御部130は、特定のユーザアカウントで特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツを全て閲覧した場合は、推薦インジケータ430が表示されないようにすることができる。
【0187】
一方、制御部130は、特定の連載曜日に対応する特定のページ410上に、複数の予め設定された整列基準のいずれかに基づいて複数のサムネイルを並べて(又は整列して)表示することができる。
【0188】
ここで、予め設定された整列基準は様々である。例えば、予め設定された整列基準は、特定の連載曜日に連載される複数のコンテンツのそれぞれの人気度、評価(又は評点)、更新時点、照会数のうちの少なくとも1つに基づいて設定することができる。
【0189】
制御部130は、複数の予め設定された整列基準のうちいずれかの整列基準に基づいて、前記いずれかの整列基準による順位に従って、前記複数のサムネイルを順次配置することができる。
【0190】
すなわち、制御部130は、特定のページに含まれる前記複数のサムネイルを、異なる複数の人気基準のうちの少なくとも1つに関連する複数のコンテンツの人気順位に従って順次並べることができる。
【0191】
例えば、制御部130は、第1人気順位に対応するコンテンツのサムネイル411を、第1人気順位に対応する第1領域に表示することができる。また、制御部130は、第1人気順位より低い第2人気順位に対応するコンテンツのサムネイルを、第2人気順位に対応する第2領域に表示し、第2人気順位より低い第3人気順位に対応するコンテンツのサムネイルを、第3人気順位に対応する第3領域に表示することができる。
【0192】
一方、制御部130は、整列基準が変更されることに基づいて、変更された整列基準に従って、複数のサムネイルを再整列して配置することができる。
【0193】
その場合、制御部130は、変更された整列基準に従って複数のサムネイルが再整列されて配置されても、同じコンテンツに対応するサムネイル上に推薦インジケータ430を重ねることができる。
【0194】
図9の(a)に示すように、第1予め設定された整列基準(例えば、「人気順」)910に基づいて、複数のサムネイルを整列し、推薦インジケータ430は、推薦コンテンツに対応するサムネイル416上に重ねることができる。
【0195】
また、
図9の(b)に示すように、第1予め設定された整列基準が第2予め設定された整列基準(例えば、「評価順」)920に変更されて複数のサムネイルが再整列されても、推薦インジケータ430は、推薦コンテンツに対応するサムネイル416上に重ねることができる。
【0196】
以上説明したように、本発明によるコンテンツ提供方法及びシステムは、曜日を基準に連載されるコンテンツに関する情報を特定のサービスページに集めて提供することにより、曜日毎に連載されるコンテンツに関する情報を一目で把握できる直観的なユーザ環境を提供する。
【0197】
また、本発明によるコンテンツ提供方法及びシステムは、特定の連載曜日毎に連載されるコンテンツを順位に従って提供することにより、ユーザに人気コンテンツに関する情報を提供することができる。
【0198】
さらに、本発明によるコンテンツ提供方法及びシステムは、特定のユーザアカウントのユーザ情報に基づいて選定された推薦コンテンツに対応するサムネイル上に、推薦インジケータを重ねることにより、人気コンテンツに関する情報と共に、ユーザカスタマイズ型推薦コンテンツに関する情報をユーザに提供することができる。
【0199】
さらに、本発明によるコンテンツ提供方法及びシステムは、ユーザが好むと予想されるコンテンツを推薦することにより、ユーザのコンテンツ利用を誘導することができる。
【0200】
前述した本発明は、プログラム記録媒体にコンピュータ可読コード又はコマンドとして実現することができる。すなわち、本発明は、プログラムの形態で提供することができる。
【0201】
なお、コンピュータ可読媒体には、コンピュータシステムにより読み出されるデータが保存されるあらゆる種類の記録装置が含まれる。コンピュータ可読媒体の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Disk)、SDD(Silicon Disk Drive)、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などが挙げられる。
【0202】
また、コンピュータ可読媒体には、保存場所が含まれ、ユーザ端末が通信を介してアクセスできるサーバ又はクラウド保存場所が含まれる。この場合、コンピュータは、有線又は無線通信を介して、サーバ又はクラウド保存場所から本発明によるプログラムをダウンロードすることができる。
【0203】
さらに、本発明において、前述したコンピュータは、プロセッサ、すなわちCPU(Central Processing Unit,中央処理装置)が搭載されたユーザ端末であり、その種類はいかなるものでもよい。
【0204】
なお、上記詳細な説明は、いかなる面でも制限的に解釈されてはならず、例示的なものと考慮されるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲の合理的解釈により定められるべきであり、本発明の等価的範囲内におけるあらゆる変更が本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0205】
100 コンテンツ提供システム
100a コンテンツサーバ
100b 人工知能推薦サーバ
110 通信部
120 保存部
130 制御部
200 ユーザ端末