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特許7601567チャットルームでコンテンツ作成者をピックすることのできる方法、システム、および非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-09
(45)【発行日】2024-12-17
(54)【発明の名称】チャットルームでコンテンツ作成者をピックすることのできる方法、システム、および非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20241210BHJP
   H04L 67/00 20220101ALI20241210BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20241210BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
H04L51/04
H04L67/00
H04M1/00 R
H04M11/00 302
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2020096711
(22)【出願日】2020-06-03
(65)【公開番号】P2020198101
(43)【公開日】2020-12-10
【審査請求日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】10-2019-0065416
(32)【優先日】2019-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】イ ヒョンジョン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ウンジョン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン チェウォン
(72)【発明者】
【氏名】キム ソンファン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ ソヒョン
【審査官】吉田 歩
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-035750(JP,A)
【文献】特開2017-158058(JP,A)
【文献】特開2016-184408(JP,A)
【文献】特表2018-505484(JP,A)
【文献】特開2015-056127(JP,A)
【文献】特開2014-174912(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
H04L 67/00
H04M 1/00
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータシステムが実行する方法であって、
前記コンピュータシステムは、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームに含まれた会話相手のうち、前記コンピュータシステムのユーザによって特定された少なくとも1人のコンテンツ作成者をピック(pick)する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記チャットルームに含まれたメッセージのうち、前記コンテンツ作成者のメッセージを検索するインタフェースを提供する段階
を含み、
前記ピックする段階は、
前記少なくとも1人のコンテンツ作成者が他のユーザによってピックされた回数を提供する段階
を含む、方法。
【請求項2】
前記コンテンツ作成者のメッセージを検索するインタフェースを提供する段階は、
前記コンテンツ作成者のうちから少なくとも1人の特定のコンテンツ作成者が選択されると、選択された特定のコンテンツ作成者のメッセージを、前記チャットルーム内において他のメッセージと区別して表示する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンテンツ作成者のメッセージを検索するインタフェースを提供する段階は、
前記チャットルームにおける前記ユーザの要求にしたがい、前記チャットルームの画面上に前記ユーザがピックしたコンテンツ作成者リストを表示する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記コンテンツ作成者のメッセージを検索するインタフェースを提供する段階は、
前記ユーザの要求にしたがい、前記チャットルームの画面内において以前または以後のメッセージ位置にジャンプして移動しながら、前記選択された特定のコンテンツ作成者のメッセージを表示する段階
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ピックする段階は、
前記チャットルームにおいて、会話相手プロフィールまたは会話相手リストを利用して特定のコンテンツ作成者をピックすることのできるインタフェースを提供する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記特定のコンテンツ作成者をピックすることのできるインタフェースを提供する段階は、
各コンテンツ作成者に対し、他のユーザによってピックされた回数を前記インタフェースとともに提供する、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記チャットルームに対するメッセージ受信通知を設定するインタフェースとともに、前記コンテンツ作成者に対するメッセージ受信通知を設定するインタフェースを提供する段階
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記コンテンツ作成者のメッセージが受信される場合、前記チャットルームに対するメッセージ受信通知がオフ(off)状態に設定されている場合でも、前記受信されたメッセージに対しては通知を提供する、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記チャットルームに受信されたメッセージのうち、前記コンテンツ作成者のメッセージをアーカイビング(archiving)し、前記ユーザからの要求時に、前記アーカイビングされたメッセージを個別のページで提供する段階
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記コンテンツ作成者が含まれるか前記コンテンツ作成者が管理している他のチャットルームを勧める段階
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
コンピュータシステムが実行する方法であって、
前記コンピュータシステムは、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームに含まれた会話相手のうち、前記コンピュータシステムのユーザによって特定された少なくとも1人のコンテンツ作成者をピック(pick)する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記チャットルームに含まれたメッセージのうち、前記コンテンツ作成者のメッセージを検索するインタフェースを提供する段階
を含み、
前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザが含まれたチャットルームにおいて、他のユーザによって一定の回数以上がピックされた他のコンテンツ作成者を勧める段階
をさらに含む、方法。
【請求項12】
請求項1~11のうちのいずれか一項に記載の方法を前記コンピュータシステムに実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項13】
コンピュータシステムであって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
チャットルームに含まれた会話相手のうち、前記コンピュータシステムのユーザによって特定された少なくとも1人のコンテンツ作成者をピックするコンテンツ作成者選択部、および
前記チャットルームに含まれたメッセージのうち、前記コンテンツ作成者のメッセージを検索するインタフェースを提供するメッセージ提供部
を含み、
前記コンテンツ作成者選択部は、
前記少なくとも1人のコンテンツ作成者が他のユーザによってピックされた回数を提供する、コンピュータシステム。
【請求項14】
前記メッセージ提供部は、
前記チャットルームにおける前記ユーザの要求にしたがい、前記チャットルームの画面上に前記ユーザがピックしたコンテンツ作成者リストを表示し、
前記コンテンツ作成者リストから少なくとも1人の特定のコンテンツ作成者が選択されると、選択された特定のコンテンツ作成者のメッセージを、前記チャットルーム内で他のメッセージと区別して表示する、
請求項13に記載のコンピュータシステム。
【請求項15】
前記メッセージ提供部は、
前記ユーザの要求にしたがい、前記チャットルームの画面内において以前または以後のメッセージ位置にジャンプして移動しながら、前記選択された特定のコンテンツ作成者のメッセージを表示する、
請求項14に記載のコンピュータシステム。
【請求項16】
前記コンテンツ作成者選択部は、
前記チャットルームにおいて、会話相手プロフィールまたは会話相手リストを利用して特定のコンテンツ作成者をピックすることのできるインタフェースを提供する、
請求項13に記載のコンピュータシステム。
【請求項17】
前記コンテンツ作成者選択部は、
各コンテンツ作成者に対し、他のユーザによってピックされた回数を前記インタフェースとともに提供する、
請求項16に記載のコンピュータシステム。
【請求項18】
前記メッセージ提供部は、
前記チャットルームに対するメッセージ受信通知を設定するインタフェースとともに、前記コンテンツ作成者に対するメッセージ受信通知を設定するインタフェースを提供する、
請求項13に記載のコンピュータシステム。
【請求項19】
前記メッセージ提供部は、
前記チャットルームに受信されたメッセージのうち、前記コンテンツ作成者のメッセージをアーカイビングし、前記ユーザからの要求時に、前記アーカイビングされたメッセージを個別のページで提供する、
請求項13に記載のコンピュータシステム。
【請求項20】
コンピュータシステムであって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
チャットルームに含まれた会話相手のうち、前記コンピュータシステムのユーザによって特定された少なくとも1人のコンテンツ作成者をピックするコンテンツ作成者選択部、
前記チャットルームに含まれたメッセージのうち、前記コンテンツ作成者のメッセージを検索するインタフェースを提供するメッセージ提供部、および
前記ユーザが含まれたチャットルームにおいて他のユーザによって一定の回数以上がピックされた他のコンテンツ作成者を勧める推薦部
含む、コンピュータシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、チャットルーム内のメッセージを管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信することのできるソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上に会話相手を登録すると、会話リストに登録された相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。
【0003】
このようなメッセンジャー機能は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でもその使用が普遍化している。
【0004】
例えば、特許文献1(公開日2002年09月30日)には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間でメッセンジャーサービスを提供することができるようにした、無線通信網を利用した携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0005】
インスタントメッセンジャーの利用の大衆化に伴ってインスタントメッセンジャーが提供する機能はますます多様化しており、電話番号やIDなどを用いることで、友だちではないユーザともリンクを介して交流することのできるオープンチャット(open chatting)の利用が可能となった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の実施形態は、チャットルームでコンテンツ作成者をピックすることのできる方法およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
コンピュータシステムが実行する方法であって、前記コンピュータシステムは、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームに含まれた会話相手のうち、前記コンピュータシステムのユーザによって特定された少なくとも1人のコンテンツ作成者をピック(pick)する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記チャットルームに含まれたメッセージのうち、前記コンテンツ作成者のメッセージを検索するインタフェースを提供する段階を含む方法を提供する。
【0009】
一側面によると、前記提供する段階は、前記コンテンツ作成者のうちから少なくとも1人の特定のコンテンツ作成者が選択されると、選択された特定のコンテンツ作成者のメッセージを、前記チャットルーム内で他のメッセージと区別して表示する段階を含んでよい。
【0010】
他の側面によると、前記提供する段階は、前記チャットルームにおける前記ユーザの要求にしたがい、前記ユーザがピックしたコンテンツ作成者リストを前記チャットルームの画面上に表示する段階を含んでよい。
【0011】
また他の側面によると、前記提供する段階は、前記ユーザの要求にしたがい、前記チャットルームの画面内において、以前または以後のメッセージ位置にジャンプして移動しながら、前記選択された特定のコンテンツ作成者のメッセージを表示する段階をさらに含んでよい。
【0012】
また他の側面によると、前記ピックする段階は、前記チャットルームにおいて、会話相手のプロフィールまたは会話相手リストを利用して特定のコンテンツ作成者をピックすることができるインタフェースを提供する段階を含んでよい。
【0013】
また他の側面によると、前記インタフェースを提供する段階は、各コンテンツ作成者が他のユーザによってピックされた回数を、前記インタフェースとともに提供してよい。
【0014】
また他の側面によると、前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記チャットルームに対するメッセージ受信通知を設定するインタフェースとともに、前記コンテンツ作成者に対するメッセージ受信通知を設定するインタフェースを提供する段階をさらに含んでよい。
【0015】
また他の側面によると、前記方法は、前記コンテンツ作成者のメッセージが受信された場合、前記チャットルームに対するメッセージ受信通知がオフ(off)状態に設定されている場合であっても、前記受信されたメッセージに対しては通知を提供してよい。
【0016】
また他の側面によると、前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記チャットルームに受信されたメッセージのうちで前記コンテンツ作成者のメッセージをアーカイビング(archiving)し、前記ユーザからの要求時に、前記アーカイビングされたメッセージを個別のページで提供する段階をさらに含んでよい。
【0017】
また他の側面によると、前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記コンテンツ作成者が含まれるか前記コンテンツ作成者が管理している他のチャットルームを勧める段階をさらに含んでよい。
【0018】
さらに他の側面によると、前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザが含まれたチャットルームにおいて、他のユーザによって一定の回数以上がピックされた他のコンテンツ作成者を勧める段階をさらに含んでよい。
【0019】
前記方法を前記コンピュータシステムに実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを提供する。
【0020】
コンピュータシステムであって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、チャットルームに含まれた会話相手のうち、前記コンピュータシステムのユーザによって特定された少なくとも1人のコンテンツ作成者をピックするコンテンツ作成者選択部、および前記チャットルームに含まれたメッセージのうち、前記コンテンツ作成者のメッセージを検索するインタフェースを提供するメッセージ提供部を備える、コンピュータシステムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態における、コンテンツ作成者をピックする過程の一例を説明するための例示図である。
図6】本発明の一実施形態における、コンテンツ作成者をピックする過程の一例を説明するための例示図である。
図7】本発明の一実施形態における、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージを検索する過程の一例を説明するための例示図である。
図8】本発明の一実施形態における、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージを検索する過程の一例を説明するための例示図である。
図9】本発明の一実施形態における、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージに対して受信通知を提供する過程の一例を説明するための例示図である。
図10】本発明の一実施形態における、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージを一括表示する過程の一例を説明するための例示図である。
図11】本発明の一実施形態における、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージを一括表示する過程の一例を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
本発明の実施形態は、チャットルーム内のメッセージを管理する技術に関する。
【0024】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、チャットルームに含まれた会話相手のうちからお気に入りのコンテンツ作成者をピックする機能を提供することができ、これにより、ユーザがピックしたコンテンツ作成者が生成したメッセージを選別して受信通知、一括表示機能、検索機能を効率的に提供することができる。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。
【0026】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0027】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0028】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、複数の電子機器110、120、130、140においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、メッセージングサービスなど)を第1サービスとして複数の電子機器110、120、130、140に提供してよい。他の例として、サーバ160は、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器110、120、130、140に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。
【0029】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。図2では、電子機器に対する例として電子機器110の内部構成およびサーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器110またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してよい。
【0030】
電子機器110およびサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別の永続的記録装置として電子機器110やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器110においてインストールされて実行されるブラウザや、特定のサービスの提供のために電子機器110にインストールされるアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0031】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0032】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器110とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器110および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器120)または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器110の通信モジュール213を通じて電子機器110に受信されてよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器110がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0033】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器110と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150に接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器120が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0034】
また、他の実施形態において、電子機器110およびサーバ150は、図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器110がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器110にさらに含まれるように実現されてよい。
【0035】
以下、チャットルームでコンテンツ作成者をピックすることのできる方法およびシステムの具体的な実施形態について説明する。
【0036】
本明細書において、チャットルームとは、メッセンジャーやSNS(social network service)においてユーザ同士がメッセージをやり取りすることのできるチャット機能のインタフェース画面を意味してよく、特に、電話番号やIDなどを用い、友だち追加をしなくてもURLのようなリンクを介して直ぐにチャットが可能なオープンチャット機能を有したチャットルームであってよい。オープンチャットリンクは、リンクがクリックされたときに直ぐにチャットが行えるようにメッセンジャーが自動実行されて該当のリンクのチャットルームが実行される機能を含んでよい。
【0037】
以下では、メッセンジャーのオープンチャットルームを具体的な実施形態として説明するが、これに限定されることはなく、リンクはもちろん、ユーザのアカウントや電話番号などを基準として複数のユーザが参加することができ、新たな参加を随時発生させることのできるサービスの会話基盤インタフェースであれば、すべて適用が可能である。
【0038】
図3は、本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、図4は、本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【0039】
本実施形態に係る電子機器110には、コンピュータで実現されるメッセージ管理システムが構成されてよい。一例として、メッセージ管理システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されても、あるいは特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成され、前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよく、場合によっては、サーバ150との連動によってメッセージングサービスが提供されてもよい。
【0040】
電子機器110にインストールされたアプリケーションが提供する命令に基づき、電子機器110に実現されたメッセージ管理システムは、図4に示したメッセージ管理方法を実行してよい。
【0041】
図4に係るメッセージ管理方法を実行するために、電子機器110のプロセッサ212は、構成要素として、図3に示すように、コンテンツ作成者選択部310、メッセージ提供部320、および推薦部330を備えてよい。実施形態によって、プロセッサ212の構成要素は、選択的にプロセッサ212に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ212の構成要素は、プロセッサ212の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0042】
このようなプロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、図4のメッセージ管理方法が含む段階410~440を実行するように電子機器110を制御してよい。例えば、プロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、メモリ211が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0043】
ここで、プロセッサ212の構成要素は、電子機器110に記録されたプログラムコードが提供する命令(一例として、電子機器110で実行されるアプリケーションが提供する命令)にしたがってプロセッサ212によって実行される、プロセッサ212の互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。例えば、電子機器110がユーザによって特定されたコンテンツ作成者をピックするように上述した命令にしたがって電子機器110を制御するプロセッサ212の機能的表現として、コンテンツ作成者選択部310が利用されてよい。
【0044】
段階410で、プロセッサ212は、電子機器110の制御と関連する命令がロードされたメモリ211から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、以下で説明する段階420~440をプロセッサ212が実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0045】
段階420で、コンテンツ作成者選択部310は、電子機器110にインストールされたメッセンジャーのチャットルームにおいて、電子機器110のユーザによって特定されたコンテンツ作成者をピックしてよい。ここで、コンテンツ作成者とは、チャットルームに含まれた会話相手を意味するものであり、メッセージの類型としてテキスト、イメージ、動画などのような各種コンテンツを、チャットルームを通じてやり取りする主体を意味してよい。電子機器110にインストールされたメッセンジャーにおいてユーザが含まれた各チャットルームには、該当のチャットルームでメッセージをやり取りするコンテンツ作成者のうち、1人以上のコンテンツ作成者をピックすることのできる機能が含まれる。言い換えれば、ユーザは、チャットルームに含まれたコンテンツ作成者のうち、ユーザにとって有意であるか気に入ったコンテンツを主に提供する特定のコンテンツ作成者をピックすることができる。このとき、コンテンツ作成者選択部310は、各チャットルーム別にユーザがピックした特定のコンテンツ作成者に関する情報を、該当のチャットルームと関連付けて記録して維持してよい。
【0046】
段階430で、メッセージ提供部320は、各チャットルームと関連し、ユーザがピックしたコンテンツ作成者に関する情報に基づいてチャットルームに含まれたメッセージを管理してよく、特に、電子機器110のユーザの要求に対する応答として、チャットルームに含まれたメッセージのうち、該当のチャットルームでユーザがピックした特定のコンテンツ作成者によって生成されたメッセージを提供してよい。メッセージ提供部320は、チャットルームに含まれたメッセージのうち、該当のチャットルームでユーザがピックした特定のコンテンツ作成者のメッセージに対してのみ、受信通知、一括表示機能、検索機能を提供してよい。一例として、メッセージ提供部320は、チャットルームに受信されたメッセージのうち、特定のコンテンツ作成者のメッセージに対してのみ受信通知を提供してよい。例えば、チャットルームのメッセージ受信通知がオフ(off)状態に設定されている場合は、該当のチャットルームにメッセージが受信されても受信通知は出力されないが、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージに対しては、例外的に受信通知を出力してよい。他の例として、メッセージ提供部320は、チャットルームに受信されたメッセージのうち、ユーザがピックした特定のコンテンツ作成者のメッセージをアーカイビング(archiving)し、ユーザからの要求時に、一括表示機能によってアーカイビングされたメッセージを個別のページで提供してよい。言い換えれば、メッセージ提供部320は、チャットルームに受信されたメッセージのうち、特定のコンテンツ作成者のメッセージを個別の一括表示ページで提供することができる。また他の例として、メッセージ提供部320は、チャットルームに受信されたメッセージのうち、ユーザがピックした特定のコンテンツ作成者のメッセージを対象に検索機能を提供してよい。このとき、メッセージ提供部320は、チャットルームの画面上に、該当のチャットルームでユーザがピックした特定のコンテンツ作成者のプロフィールを表示してよく、表示されたプロフィールのうちからユーザが少なくとも1つのプロフィールを選択した場合、選択されたプロフィールに該当するコンテンツ作成者のメッセージを他のメッセージと区別して表示してよく、他のメッセージと区別して表示されたメッセージを対象に、チャットルーム内で以前または以後のメッセージ位置に移動しながら表示してよい。したがって、メッセージ提供部320は、チャットルームに含まれたメッセージのうち、ユーザがピックした特定のコンテンツ作成者のメッセージに限り、受信通知、一括表示機能、検索機能を提供することができる。
【0047】
段階440で、推薦部330は、電子機器110のユーザに、他のチャットルームあるいは他のコンテンツ作成者を勧めてよい。一例として、推薦部330は、電子機器110のユーザがピックした特定のコンテンツ作成者に関する情報に基づき、該当のコンテンツ作成者が含まれるか直接管理している他のチャットルームを電子機器110のユーザに勧めてよい。オープンチャットチャットルームの場合、チャットルームを開設したユーザがこのチャットルームを運営する管理者(admin)となり、このような管理権限は、他人に譲渡することも他人から譲受されることも可能である。推薦部330は、ユーザがピックしたコンテンツ作成者が単純な参加人員として活動しているチャットルーム、あるいは管理権限をもつチャットルームを勧めてよい。他の例として、推薦部330は、電子機器110のユーザが含まれたチャットルームにおいて、このチャットルーム内の他人によって一定の回数以上がピックされたコンテンツ作成者を勧めてよい。例えば、推薦部330は、ユーザがチャットルームで特定のコンテンツ作成者をピックしようとするとき、多数の他のユーザによってピックされたコンテンツ作成者を勧めてよい。したがって、推薦部330は、ユーザがピックしたコンテンツ作成者が含まれるか直接管理している他のチャットルームを勧めたり、あるいは多くの他人がピックしたコンテンツ作成者を勧めたりすることにより、オープンチャットと関連する信頼性のある推薦情報を提供することができる。
【0048】
図5および図6は、本発明の一実施形態における、コンテンツ作成者をピックする過程の一例を説明するための例示図である。
【0049】
プロセッサ212は、各チャットルームにおいて、該当のチャットルームに含まれた会話相手のうちからユーザがお気に入りの特定の会話相手、すなわち、特定のコンテンツ作成者をピックすることのできるUIを提供してよい。
【0050】
図5を参照すると、プロセッサ212は、ユーザがチャットルーム500内で特定のプロフィール501を選択した場合、このプロフィールのコンテンツ作成者に関する情報を含んだコンテンツ作成者紹介画面510を提供してよい。このとき、コンテンツ作成者紹介画面510には、該当のコンテンツ作成者によって指定された名前などを含んだプロフィール情報とともに、ユーザにとって有意であるかお気に入りのコンテンツを主に提供する特定のコンテンツ作成者をピックすることのできる「pick」メニュー511が含まれてよい。特に、コンテンツ作成者紹介画面510には、該当のコンテンツ作成者が何人の他のユーザからピックされたかを示すピック回数512がともに含まれてよい。ピック回数512とは、該当のチャットルーム500に含まれたユーザからピックされた回数を意味してよく、実施形態によっては、オープンチャットチャットルーム全体のユーザからピックされた回数を意味してよい。
【0051】
他の例として、図6を参照すると、プロセッサ212は、チャットルーム500内におけるユーザ要求にしたがい、チャットルーム500に参加中の会話相手リスト621を含んだ会話相手画面620を提供してよい。このとき、会話相手画面620には、会話相手リスト621に含まれた会話相手、すなわち、各コンテンツ作成者別に、コンテンツ作成者によって指定された名前などを含んだプロフィール情報とともに、ユーザにとって有意であるかお気に入りのコンテンツを主に提供する特定のコンテンツ作成者をピックすることのできる「pick」メニュー622が含まれてよい。また、会話相手リスト621に含まれた各コンテンツ作成者別に、他人によるピック回数もともに提供してよい。
【0052】
ユーザは、上述した過程により、チャットルーム500で自身が所望する1人以上のコンテンツ作成者をピックしてよい。
【0053】
したがって、プロセッサ212は、チャットルーム500内において、ユーザがプロフィール501あるいは会話相手リスト621を利用して特定のコンテンツ作成者をピックすることのできるUI511、622を提供することができる。プロフィール501または会話相手リスト621の他にも、チャットルーム500でユーザによってコンテンツ作成者の特定が可能なインタフェースであれば、適用可能である。
【0054】
実施形態によっては、チャットルームを管理する管理者の設定やチャットルームに参加する個人の設定により、チャットルームに含まれた少なくとも一部のコンテンツ作成者をピック対象から除外させてもよいし、ユーザからのピックを拒絶してもよい。
【0055】
図7および図8は、本発明の一実施形態における、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージを検索する過程の一例を説明するための例示図である。
【0056】
プロセッサ212は、チャットルームに含まれたメッセージのうち、ユーザがピックした特定のコンテンツ作成者のメッセージを検索する機能を提供してよい。
【0057】
図7を参照すると、チャットルーム500には、チャットルーム500内のメッセージを検索するための検索ボタン703が含まれてよく、ユーザがチャットルーム500で検索ボタン703を入力した場合、ユーザが入力したキーワードが含まれたメッセージを検索する第1検索インタフェース730と、ユーザがピックした特定のコンテンツ作成者のメッセージを検索する第2検索インタフェース740がアクティブ状態となってよい。
【0058】
第2検索インタフェース740は、チャットルーム500でユーザがピックしたコンテンツ作成者リスト741を含んでよい。このとき、コンテンツ作成者リスト741は、各コンテンツ作成者のプロフィールイメージで構成されてよく、単一選択あるいは複数選択が可能なインタフェースで構成されてよい。
【0059】
図8を参照すると、プロセッサ212は、チャットルーム500の画面上に第2検索インタフェース740としてコンテンツ作成者リスト741を表示してよく、ユーザがコンテンツ作成者リスト741から少なくとも1つのコンテンツ作成者を選択した場合、選択されたコンテンツ作成者のプロフィール851が、他のコンテンツ作成者と区別されるように強調して表示されてよい。さらに、プロセッサ212は、チャットルーム500に含まれたメッセージのうち、コンテンツ作成者リスト741から選択されたコンテンツ作成者のメッセージ861が他のメッセージと区別されるように、文字の色、文字の大きさ、吹き出しの背景色などのようなディスプレイ要素を異なるように表示してよい。
【0060】
プロセッサ212は、チャットルーム500に含まれたメッセージのうち、コンテンツ作成者リスト741で選択されたコンテンツ作成者のメッセージ861を対象に、ユーザの要求にしたがい、チャットルーム500の画面内で以前または以後のメッセージ位置にジャンプして移動しながら表示してよい。
【0061】
したがって、プロセッサ212は、チャットルーム500に含まれたメッセージを対象に、キーワード単位でメッセージを検索する機能はもちろん、会話相手であるコンテンツ作成者単位でメッセージを検索する機能を提供してよい。チャットルーム内で必要な情報を検索する過程において、コンテンツ作成者単位のメッセージ検索機能を利用することにより、無分別な会話や不必要な情報検索の困難を解決することができる。
【0062】
図9は、本発明の一実施形態における、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージに対して受信通知を提供する過程の一例を説明するための例示図である。
【0063】
プロセッサ212は、チャットルームに受信されたメッセージのうち、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージに対してのみ受信通知を提供してよい。
【0064】
図9を参照すると、プロセッサ212は、チャットルーム500におけるユーザの要求にしたがい、チャットルーム500の画面上に通知設定画面970を提供してよい。通知設定画面970には、チャットルーム500のメッセージ受信通知(以下、「チャットルーム通知」とする)を設定するためのインタフェース971が含まれてよく、チャットルーム通知をオフ(off)状態に設定した場合、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージに対する受信通知(以下、「pick通知」とする)のオン/オフを設定することのできるインタフェース972が追加で提供されてよい。
【0065】
プロセッサ212は、ユーザが、チャットルーム通知はオフ状態に、pick通知はオン状態に設定した場合、チャットルーム500に受信されたメッセージのうち、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージに対してのみ受信通知を提供してよい。
【0066】
上述したチャットルーム通知とpick通知は、チャットルーム別の個別設定はもちろん、チャットルーム全体に対して一括設定することも可能である。
【0067】
pick通知に対するオン/オフ設定インタフェース972を個別に提供せずに、ユーザがチャットルーム500で特定のコンテンツ作成者をピックすること自体を、pick通知をオン状態に設定することと同じものと見なすことにより、チャットルーム通知がオフ状態に設定されていたとしても、ユーザがピックしたコンテンツ作成者が存在する場合には、該当のコンテンツ作成者のメッセージに対しては受信通知を提供してよい。
【0068】
したがって、プロセッサ212は、チャットルームに受信されたメッセージのうち、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージに対してのみ受信通知を提供してよい。これにより、不必要な情報を遮断できるようになるとともに、ユーザが必要とする情報だけを選択的に購読できるようになるという効果が得られる。
【0069】
図10および図11は、本発明の一実施形態における、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージを一括表示する過程の一例を説明するための例示図である。
【0070】
プロセッサ212は、チャットルームに受信されたメッセージのうち、ユーザがピックした特定のコンテンツ作成者のメッセージをアーカイビングし、ユーザからの要求時に、一括表示機能としてアーカイビングされたメッセージを個別のページで提供してよい。
【0071】
例えば、図10を参照すると、プロセッサ212は、チャットルーム500内において、プロフィールや会話相手リストなどを通じてユーザがピックしたコンテンツ作成者が選択された場合、コンテンツ作成者紹介画面1080を提供してよい。このとき、コンテンツ作成者紹介画面1080には、該当のコンテンツ作成者によって指定された名前などを含んだプロフィール情報とともに、該当のコンテンツ作成者のメッセージだけを個別の一括表示ページで提供するための「一括表示」メニュー1081が含まれてよい。
【0072】
プロセッサ212は、ユーザが「一括表示」メニュー1081を選択した場合、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージだけで構成される、一括表示ページ1000を提供してよい。一括表示ページ1000で特定のメッセージが選択された場合、該当のメッセージが含まれたチャットルームに移動し、選択されたメッセージの位置に自動スクロールされてよい。
【0073】
プロセッサ212は、ユーザがピックしたコンテンツ作成者が複数人である場合、コンテンツ作成者ごとに該当のコンテンツ作成者のメッセージをアーカイビングしてよく、図11に示すように、一括表示ページ1100を複数のタブページで区分し、コンテンツ作成者別のメッセージを各タブで表示してよい。
【0074】
したがって、プロセッサ212は、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージだけを集め、個別のページで提供することができる。
【0075】
このように、本発明の実施形態によると、チャットルーム内において、ユーザにとって有意であるかお気に入りのコンテンツを主に提供する特定のコンテンツ作成者をピックすることができ、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージを対象に、受信通知、一括表示機能、検索機能を提供することができる。
【0076】
本発明の実施形態によると、チャットルームに含まれたコンテンツ作成者のうち、気に入ったコンテンツ作成者をピック(pick)することができる。
【0077】
また、本発明の実施形態によると、チャットルームに受信されたメッセージのうち、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージに対してのみ通知を提供することができる。
【0078】
また、本発明の実施形態によると、チャットルームに受信されたメッセージのうち、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージに対して一括表示を提供することができる。
【0079】
また、本発明の実施形態によると、チャットルームに含まれたメッセージのうち、ユーザがピックしたコンテンツ作成者のメッセージだけを検索することができる。
【0080】
また、本発明の実施形態によると、ユーザがピックしたコンテンツ作成者に関連する情報に基づき、ユーザに他のチャットルームを勧めることができる。
【0081】
また、本発明の実施形態によると、他人によるピック回数に基づき、ユーザに他のコンテンツ作成者を勧めることができる。
【0082】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0083】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0084】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0085】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0086】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0087】
212:プロセッサ
310:コンテンツ作成者選択部
320:メッセージ提供部
330:推薦部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11