(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-09
(45)【発行日】2024-12-17
(54)【発明の名称】アップリンク送信のためのチャネルアクセスを決定するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0446 20230101AFI20241210BHJP
H04W 28/06 20090101ALI20241210BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W28/06 110
(21)【出願番号】P 2022561559
(86)(22)【出願日】2020-04-09
(86)【国際出願番号】 CN2020083870
(87)【国際公開番号】W WO2021203340
(87)【国際公開日】2021-10-14
【審査請求日】2022-12-07
(73)【特許権者】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100141162
【氏名又は名称】森 啓
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【氏名又は名称】中村 健一
(72)【発明者】
【氏名】ティモ ルンティッラ
(72)【発明者】
【氏名】タオ タオ
(72)【発明者】
【氏名】クラウディオ ローサ
【審査官】桑江 晃
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/003471(WO,A1)
【文献】Qualcomm Incorporated,TP for Channel access procedures for NR unlicensed[online],3GPP TSG RAN WG1 #100_e R1-2000956,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_100_e/Docs/R1-2000956.zip>,2020年03月06日,1-5頁
【文献】Motorola Mobility, Lenovo,Feature lead summary #2 for NR-U DL Signals and Channels[online],3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1913416,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1913416.zip>,2019年11月22日,1-35頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アップリンク送信がチャネル占有時間内に収まる場合に、第1の装置のアップリンク送信と、前記アップリンク送信の前であって、かつ、第2の装置のチャネル占有時間における前記第2の装置のダウンリンク送信との間のギャップの継続時間を決定し(210)、
前記ギャップの継続時間に従って、前記アップリンク送信のためのチャネルアクセスタイプおよびサイクリックプレフィックス拡張のうちの少なくとも1つを決定する(220)、
ことを含み、
前記ギャップの継続時間が第1の値以下であり、かつ、前記アップリンク送信の継続時間が第2の値未満である場合、前記チャネルアクセスタイプは、第1のタイプであり、
前記第1のタイプは、一定期間までLBTなしで即時送信するものである、
方法(200)。
【請求項2】
前記ギャップの継続時間を決定するための情報(340)を受信することであって、前記情報(340)は、前記チャネル占有時間の構造を含む、受信すること、をさらに含む、請求項1に記載の方法(200)。
【請求項3】
前記ギャップの前記継続時間を決定するための情報(710)を受信することであって、前記情報(710)は、少なくとも1つのアップリンク送信のためのチャネルアクセスタイプ、前記少なくとも1つのアップリンク送信のためのギャップ継続時間、スロットフォーマットインジケータ、チャネル占有時間継続インジケータ、および、前記少なくとも1つのアップリンク送信のサイクリックプレフィックス拡張長、のうちの少なくとも1つを含む、受信することをさらに含む、請求項1に記載の方法(200)。
【請求項4】
前記情報
(340)は、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネルで送信される、請求項
2に記載の方法(200)。
【請求項5】
アップリンク送信がチャネル占有時間内に収まる場合、第1の装置のアップリンク送信と、前記アップリンク送信の前であって、かつ、第2の装置のチャネル占有時間における前記第2の装置のダウンリンク送信との間のギャップの継続時間を決定するための情報を送信し(810)、前記ギャップの継続時間に基づいて前記アップリンク送信のチャネルアクセスタイプおよびサイクリックプレフィックス拡張の少なくとも1つを決定する、ことを含み、
前記ギャップの継続時間が第1の値以下であり、かつ、前記アップリンク送信の継続時間が第2の値未満である場合、前記チャネルアクセスタイプは、第1のタイプであり、
前記第1のタイプは、一定期間までLBTなしで即時送信するものである、
方法(800)。
【請求項6】
前記情報は、前記チャネル占有時間の構造を含む、請求項5に記載の方法(800)。
【請求項7】
前記情報は、前記少なくとも1つのアップリンク送信のためのチャネルアクセスタイプ、前記少なくとも1つのアップリンク送信のためのギャップ期間、スロットフォーマットインジケータ、チャネル占有時間継続インジケータ、および、前記少なくとも1つのアップリンク送信のためのサイクリックプレフィックス拡張長のうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法(800)。
【請求項8】
前記情報は、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネルを介して送信される、請求項6に記載の方法(800)。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサ(910)と、
コンピュータプログラムコード(930)を含む少なくとも1つのメモリ(920)であって、前記少なくとも1つのメモリ(920)および前記コンピュータプログラムコード(930)は、前記少なくとも1つのプロセッサ(910)と共に、装置(900)に、
アップリンク送信がチャネル占有時間内に収まる場合、前記装置(900)のアップリンク送信と、前記アップリンク送信の前であって、かつ、別の装置のチャネル占有時間における別の装置のダウンリンク送信との間のギャップの継続時間を決定することと、
前記ギャップの前記継続時間に従って、前記アップリンク送信のためのチャネルアクセスタイプおよびサイクリックプレフィックス拡張のうちの少なくとも1つを決定することと、
を実行させるように構成される、少なくとも1つのメモリ(920)と、
を備え、
前記ギャップの継続時間が第1の値以下であり、かつ、前記アップリンク送信の継続時間が第2の値未満である場合、前記チャネルアクセスタイプは、第1のタイプであり、
前記第1のタイプは、一定期間までLBTなしで即時送信するものである、
装置(900)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのメモリ(920)および前記コンピュータプログラムコード(930)は、前記少なくとも1つのプロセッサ(910)と共に、前記装置(900)に、前記ギャップの前記継続時間を決定するための情報
(340)を受け取ることをさらに実行させるように構成され、前記情報(340)は、前記チャネル占有時間の構造を含む、請求項9に記載の装置(900)。
【請求項11】
前記少なくとも1つのメモリ(920)および前記コンピュータプログラムコード(930)は、前記少なくとも1つのプロセッサ(910)と共に、前記装置(900)に、前記ギャップの前記継続時間を決定するための情報
(710)の受信をさらに行わせるように構成され、前記情報
(710)は、少なくとも1つのアップリンク送信のためのチャネルアクセスタイプ、少なくとも1つのアップリンク送信のためのギャップ継続時間、スロットフォーマットインジケータ、チャネル占有時間継続インジケータ、および、前記少なくとも1つのアップリンク送信のためのサイクリックプレフィックス拡張長、のうちの少なくとも1つを含む、請求項9の装置(900)。
【請求項12】
前記情報
(340)は、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネルで送信される、請求項10に記載の装置(900)。
【請求項13】
前記ギャップの前記継続時間が第3の値に等しい場合、前記チャネルアクセスタイプは、第2のタイプである、請求項9に記載の装置(900)。
【請求項14】
前記アップリンク送信が前記チャネル占有時間外である場合、前記チャネルアクセスタイプは、第4のタイプである、請求項9に記載の装置(900)。
【請求項15】
第4のタイプは、タイプ1である、請求項14に記載の装置(900)。
【請求項16】
前記少なくとも1つのメモリ(920)および前記コンピュータプログラムコード(930)は、前記少なくとも1つのプロセッサ(910)により、前記ギャップの前記継続時間が第5の値より大きく、前記第5の値と直交周波数分割多重化シンボルの継続時間との和よりも小さい場合に、前記ギャップの前記継続時間を減少させるために前記アップリンク送信のサイクリックプレフィックスを拡張することをさらに実行させるように構成されている、請求項9に記載の装置(900)。
【請求項17】
前記少なくとも1つのメモリ(920)および前記コンピュータプログラムコード(930)は、前記少なくとも1つのプロセッサ(910)により、前記ギャップの前記継続時間が第6の値以下であり、かつ、前記アップリンク送信の継続時間が第7の値より大きい場合に、前記アップリンク送信をドロップすることをさらに実行させるように構成される、請求項9に記載の装置(900)。
【請求項18】
前記少なくとも1つのメモリ(920)および前記コンピュータプログラムコード(930)は、前記少なくとも1つのプロセッサ(910)と共に、前記装置(900)に、無線リソース制御シグナリングを介して、前記アップリンク送信のための時間および周波数リソースの構成に関する情報の受信をさらに実行させるように構成される、請求項9に記載の装置(900)。
【請求項19】
前記アップリンク送信は、周期的または半永久的なアップリンク送信である、請求項9に記載の装置(900)。
【請求項20】
少なくとも1つのプロセッサ(1110)と、
コンピュータプログラムコード(1130)を含む少なくとも1つのメモリ(1120)であって、前記少なくとも1つのメモリ(1120)および前記コンピュータプログラムコード(1130)は、前記少なくとも1つのプロセッサ(1110)と共に、装置(1100)に、
アップリンク送信がチャネル占有時間内に収まる場合に、装置(1100)のチャネル占有時間におけるダウンリンク送信と、前記ダウンリンク送信後の別の装置のアップリンク送信との間のギャップの継続時間を決定するための情報を送信することであって、前記アップリンク送信のチャネルアクセスタイプおよびサイクリックプレフィックス拡張のうちの少なくとも1つは、前記ギャップの前記継続時間に基づいて決定される、送信することを実行させるように構成される、メモリと、
を備え、
前記ギャップの継続時間が第1の値以下であり、かつ、前記アップリンク送信の継続時間が第2の値未満である場合、前記チャネルアクセスタイプは、第1のタイプであり、
前記第1のタイプは、一定期間までLBTなしで即時送信するものである、
装置(1100)。
【請求項21】
前記情報は、前記チャネル占有時間の構造を含む、請求項20に記載の装置(1100)。
【請求項22】
前記情報は、前記少なくとも1つのアップリンク送信のためのチャネルアクセスタイプ、前記少なくとも1つのアップリンク送信のためのギャップ期間、スロットフォーマットインジケータ、チャネル占有時間期間インジケータ、および、前記少なくとも1つのアップリンク送信のためのサイクリックプレフィックス拡張長のうちの少なくとも1つを含む、請求項20に記載の装置(1100)。
【請求項23】
前記情報は、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネルを介して送信される、請求項21に記載の装置(1100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
様々な例示的な実施形態は、アップリンク送信のためのチャネルアクセスを決定するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
動的にスケジュールされ、設定されたグラントアップリンク(UL)送信に加えて、スケジューリング要求(SR)、サウンディング基準信号(SRS)、チャネル状態情報(CSI)、および、ハイブリッド自動再送要求応答(HARQ-ACK)などの情報に対する周期的または半永久的(P/SP)UL送信も、新無線(NRまたは5G)システムなどの通信システムにおいてサポートされてもよい。
【0003】
第1の態様では、アップリンク送信がチャネル占有時間内に収まる場合に、第1装置のアップリンク送信と、アップリンク送信の前であって、かつ、第2装置のチャネル占有期間における第2装置のダウンリンク送信との間のギャップの継続時間を決定し、ギャップの継続時間に従って、アップリンク送信のチャネルアクセスタイプ、および、サイクリックプレフィックス拡張のうちの少なくとも1つを決定する、ことを含む方法が開示される。例えば、本方法は、携帯機器またはユーザ機器(UE)などの第1装置において実行されてもよく、第2装置は、基地局(例えば、NRシステムにおけるgNB)であってもよい。
【0004】
いくつかの例示的な実施形態では、方法は、ギャップの継続時間を決定するための情報を受信することをさらに含んでもよく、情報は、チャネル占有時間の構造を含んでもよい。例えば、ギャップの継続時間を決定するための情報は、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(GC-PDCCH)上で運ばれてもよい。
【0005】
いくつかの例示的な実施形態では、方法は、ギャップの継続時間を決定するための情報を受信することをさらに含んでもよく、情報は、少なくとも1つのアップリンク送信に対するチャネルアクセスタイプ、少なくとも1つのアップリンク送信に対するギャップ継続時間、少なくとも1つのアップリンク送信に対するスロットフォーマットインジケータ、チャネル占有期間インジケータ、および、サイクリックプレフィックス拡張長のうちの1つまたはそれ以上を含んでもよい。例えば、ギャップの継続時間を決定するための情報は、GC-PDCCHで送信されてよい。
【0006】
いくつかの例示的な実施形態では、ギャップの継続時間が第1の値以下であり、アップリンク送信の継続時間が第2の値未満である場合、チャネルアクセスタイプは第1のタイプであってよい。例えば、第1のタイプはタイプ2Cであってもよく、第1の値は約16μsであってもよく、第2の値は約0.584msであってもよい。
【0007】
いくつかの例示的な実施形態では、ギャップの継続時間が第3の値に等しい場合、チャネルアクセスタイプは第2のタイプであってよい。例えば、第2のタイプはタイプ2Bであってもよく、第3の値は約16μsであってもよい。
【0008】
いくつかの例示的な実施形態では、ギャップの継続時間が少なくとも第4の値である場合、チャネルアクセスタイプは第3のタイプであってよい。例えば、第3のタイプはタイプ2Aであってもよく、第4の値は約25μsであってもよい。
【0009】
いくつかの例示的な実施形態では、アップリンク送信がチャネル占有時間から外れる場合、チャネルアクセスタイプは、第4のタイプである。例えば、第4のタイプは、タイプ1であってもよい。
【0010】
いくつかの例示的な実施形態では、本方法は、ギャップの継続時間が第5の値より大きく、かつ、第5の値と直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの継続時間との和未満である場合に、アップリンク送信のサイクリックプレフィックスを拡張してギャップの継続時間を短縮することをさらに含んでよい。例えば、第5の値は、約16μsであってもよい。
【0011】
いくつかの例示的な実施形態では、本方法は、ギャップの継続時間が第6の値以下であり、アップリンク送信の継続時間が第7の値より大きい場合に、アップリンク送信をドロップすることをさらに含んでもよい。例えば、第6の値は約16μsであってもよく、第7の値は約0.584msであってもよい。
【0012】
いくつかの例示的な実施形態において、本方法は、例えば、無線リソース制御シグナリングを介して、アップリンク送信のための時間および周波数リソースの構成に関する情報を受信することをさらに含んでよい。
【0013】
いくつかの例示的な実施形態において、アップリンク送信は、周期的または半永久的なアップリンク送信であってもよい。
【0014】
第2の態様では、アップリンク送信がチャネル占有時間内に収まる場合において、第1の装置のアップリンク送信と、アップリンク送信の前であって、かつ、第2の装置のチャネル占有時間における第2の装置のダウンリンク送信との間のギャップの継続時間を決定するための情報を送信し、ギャップ継続時間に基づいて、アップリンク送信のチャネルアクセスタイプおよびサイクリックプレフィックス拡張のうちの少なくとも1つが決定されることも含む方法が開示される。例えば、本本方法は、基地局(例えば、NRシステムにおけるgNB)などの第2の装置において実行されてもよく、第1の装置は、UEであってもよい。
【0015】
いくつかの例示的な実施形態では、情報は、チャネル占有時間の構造を含んでよい。例えば、情報は、GC-PDCCHを介して送信されてもよい。
【0016】
いくつかの例示的な実施形態では、情報は、少なくとも1つのアップリンク送信のチャネルアクセスタイプ、少なくとも1つのアップリンク送信のギャップ継続時間、スロットフォーマットインジケータ、チャネル占有期間インジケータ、および、少なくとも1つのアップリンク送信のサイクリックプレフィックス拡張長、のうちの1つ以上を含んでよい。例えば、情報は、GC-PDCCHを介して送信されてもよい。
【0017】
いくつかの例示的な実施形態において、本方法は、例えば、無線リソース制御シグナリングを介して、アップリンク送信のための時間および周波数リソースの構成に関する情報を送信することをさらに含んでよい。
【0018】
いくつかの例示的な実施形態において、アップリンク送信は、周期的または半永久的なアップリンク送信であってもよい。
【0019】
第3の態様では、アップリンク送信がチャネル占有時間内に収まる場合に、装置のアップリンク送信と、アップリンク送信の前であって、かつ、別の装置のチャネル占有期間における別の装置のダウンリンク送信との間のギャップの継続時間を決定する手段と、ギャップの継続時間に従って、アップリンク送信のチャネルアクセスタイプおよびサイクリックプレフィックス拡張の少なくとも1つを決定する手段も含む装置が開示される。例えば、本装置は移動体またはUEの少なくとも一部であってよく、別の装置は基地局の少なくとも一部であってよい。
【0020】
いくつかの例示的な実施形態では、装置は、ギャップの継続時間を決定するための情報を受信する手段をさらに含み、その情報は、チャネル占有時間の構造を含む。例えば、ギャップの継続時間を決定するための情報は、GC-PDCCHで送信されてよい。
【0021】
いくつかの例示的な実施形態では、装置は、ギャップの継続時間を決定するための情報を受信する手段をさらに含んでもよく、この情報は、少なくとも1つのアップリンク送信のためのチャネルアクセスタイプ、少なくとも1つのアップリンク送信のためのギャップ継続時間、スロットフォーマットインジケータ、チャネル占有時間継続インジケータ、および、少なくとも1つのアップリンク送信のサイクリックプレフィックス拡張長、のうちの1つ以上を含むことができる。例えば、ギャップの継続時間を決定するための情報は、GC-PDCCHで送信されてよい。
【0022】
いくつかの例示的な実施形態では、ギャップの継続時間が第1の値以下であり、かつ、アップリンク送信の継続時間が第2の値未満である場合、チャネルアクセスタイプは、第1のタイプであってもよい。例えば、第1のタイプはタイプ2Cであってもよく、第1の値は約16μsであってもよく、第2の値は約0.584msであってもよい。
【0023】
いくつかの例示的な実施形態では、ギャップの継続時間が第3の値に等しい場合、チャネルアクセスタイプは第2のタイプであってよい。例えば、第2のタイプはタイプ2Bであってもよく、第3の値は約16μsであってもよい。
【0024】
いくつかの例示的な実施形態では、ギャップの継続時間が少なくとも第4の値である場合、チャネルアクセスタイプは第3のタイプであってよい。例えば、第3のタイプはタイプ2Aであってもよく、第4の値は約25μsであってもよい。
【0025】
いくつかの例示的な実施形態では、アップリンク送信がチャネル占有時間外に該当する場合、チャネルアクセスタイプは第4のタイプである。例えば、第4のタイプは、タイプ1であってもよい。
【0026】
いくつかの例示的な実施形態では、装置は、ギャップの継続時間が第5の値より大きく、第5の値とOFDMシンボルの継続時間の和より小さい場合に、アップリンク送信のサイクリックプレフィックスを拡張してギャップの継続時間を短縮する手段をさらに含むことができる。例えば、第5の値は、約16μsであってもよい。
【0027】
いくつかの例示的な実施形態では、装置は、ギャップの継続時間が第6の値以下であり、アップリンク送信の継続時間が第7の値より大きい場合に、アップリンク送信をドロップする手段をさらに含んでもよい。例えば、第6の値は約16μsであってもよく、第7の値は約0.584msであってもよい。
【0028】
いくつかの例示的な実施形態では、装置は、例えば、無線リソース制御シグナリングを介して、アップリンク送信のための時間および周波数リソースの構成に関する情報を受信する手段をさらに含んでもよい。
【0029】
いくつかの例示的な実施形態において、アップリンク送信は、周期的または半永久的なアップリンク送信であってもよい。
【0030】
第4の観点では、また、アップリンク送信がチャネル占有時間内に収まる場合、装置のチャネル占有時間内における装置のダウンリンク送信と、ダウンリンク送信後の別の装置のアップリンク送信と、の間のギャップの継続時間を決定するための情報を送信する手段を含み、アップリンク送信のチャネルアクセスタイプおよびサイクリックプレフィックス拡張のうちの少なくとも1つは、ギャップの継続時間に基づいて決定される、装置が開示される。例えば、本装置は、基地局(例えば、NRシステムにおけるgNB)の少なくとも一部であってもよく、別の装置は、UEの少なくとも一部であってもよい。
【0031】
いくつかの例示的な実施形態では、情報は、チャネル占有時間の構造を含んでもよい。例えば、情報は、GC-PDCCHを介して送信されてもよい。
【0032】
いくつかの例示的な実施形態では、情報は、少なくとも1つのアップリンク送信のためのチャネルアクセスタイプ、少なくとも1つのアップリンク送信のためのギャップ期間、スロットフォーマットインジケータ、チャネル占有継続時間インジケータ、および、少なくとも1つのアップリンク送信のためのサイクリックプレフィックス拡張長のうちの1つ以上を含んでもよい。例えば、情報は、GC-PDCCHを介して送信されてもよい。
【0033】
いくつかの例示的な実施形態では、装置は、例えば、無線リソース制御シグナリングを介して、アップリンク送信のための時間および周波数リソースの構成に関する情報を送信する手段をさらに含んでもよい。
【0034】
いくつかの例示的な実施形態では、アップリンク送信は、周期的または半永久的なアップリンク送信である。
【0035】
第5の態様では、少なくとも1つのプロセッサ、および、少なくとも1つのメモリを含む装置も開示される。少なくとも1つのメモリは、コンピュータプログラムコードを含んでもよく、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に上記第1の側面における任意の方法を実行させるように構成されてもよい。例えば、この装置は、上記第1の態様における任意の方法における第1の装置に対応してもよく、携帯端末またはUEの少なくとも一部であってもよい。
【0036】
第6の態様では、少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのメモリを含む装置も開示される。少なくとも1つのメモリは、コンピュータプログラムコードを含んでもよく、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に上記第2の側面における任意の方法を実行させるように構成されてもよい。例えば、この装置は、上記第2の態様における、いずれかの方法における第2の装置に相当してもよく、基地局(例えば、NRシステムにおけるgNB)の少なくとも一部であってもよい。
【0037】
第7の態様では、装置に、上記第1の態様における少なくとも任意の方法を実行させるためのプログラム命令を含むコンピュータ可読媒体も開示される。例えば、この装置は、上記第1の態様における任意の方法における第1の装置に対応してもよく、UEの少なくとも一部であってもよい。
【0038】
第8の態様では、装置に、上記第2の態様における少なくとも任意の方法を実行させるためのプログラム命令を含むコンピュータ可読媒体も開示される。例えば、この装置は、上記第2の態様における任意の方法における第2の装置に対応してもよく、基地局(例えば、NRシステムにおけるgNB)の少なくとも一部であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
次に、いくつかの例示的な実施形態を、非限定的な例として、添付の図面を参照しながら説明する。
【
図1】
図1は、実施形態におけるチャネルアクセスタイプおよびサイクリックプレフィックス拡張の決定の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態における例示的な方法を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態における信号配列の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態におけるチャネルアクセスタイプの決定の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態におけるチャネルアクセスタイプおよびサイクリックプレフィックス拡張の決定の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態におけるアップリンク送信の処理の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態における信号シーケンスの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態における例示的な方法を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態における装置の例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態における装置の一例を示す図である。
【
図11】
図11は、実施形態における装置の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態における装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
様々なタイプのチャネルアクセスまたはリッスンビフォートーク(LBT)が、異なるケースで送信に適用される場合がある。例えば、3GPP(登録商標)規格(例えば、3GPP TS37.213)でサポートされるチャネルアクセスまたはLBTのタイプは、一定期間(例えば、584μs)までLBTなしで即時送信するタイプ2C、測定期間(例えば、16μs)を有するシングルショットLBTのタイプ2B、別の測定期間(例えば、25μs)付きのシングルショットLBTのタイプ2A、指数関数的後退を有するLBTのタイプ1、等を含むことができる。
【0041】
UEのP/SP UL送信の場合、例えば、UL送信が基地局(例えば、NRシステムにおけるgNB)のチャネル占有時間(COT)内に収まるかどうかに基づいて、チャネルアクセスタイプがUEによって決定され得る。
【0042】
一例では、UEは、GC-PDCCHを介して、基地局のCOTの構造に関する情報を受信してもよく、これは、例えば、
図1に示すように、COTにおけるアップリンク送信用のスロット、COTにおけるダウンリンク送信用のスロット、COTのそれぞれのスロットの継続時間などの表示を含んでもよい。さらに、UEは、P/SP UL送信のための構成を受信してもよく、これは、基地局から無線リソース制御(RRC)構成の一部であってよく、周期性、時間オフセットまたはスロットオフセット、使用する各種リソースなどの、UEのP/SP UL送信に関する情報を含んでよい。そして、UEは、そのP/SP UL送信の意図されたUL送信が、COT構造及びP/SP UL送信設定の情報に従って、COT内に収まるか否かを判断してもよい。例えば、
図1に示すように、COT100の範囲外の意図されたUL送信110に対しては、サイクリックプレフィクス(CP)拡張なしのタイプ1を決定し、COT100の範囲内の意図されたUP送信120、130、又は140に対しては、CP拡張なしのタイプ2Aを決定してもよい。
【0043】
別の例では、UEは、基地局からのRRC構成に従って、COT内またはCOT外のチャネルアクセスタイプおよび/またはCP延長長を適用してもよい。例えば、RRC構成に従って、UEは、COT内の意図されたUL送信に対して指定されたチャネルアクセスタイプを適用し、COT外の意図されたUL送信に対して別の指定されたチャネルアクセスタイプをそれぞれ適用してもよい。
【0044】
図2は、実施形態において、UEのP/SP UL送信の意図されたUL送信のためのチャネルアクセスタイプおよびCP拡張のうちの少なくとも1つを決定するための例示的方法200を示し、これは、例えば、UEにおいて実行され得る。
【0045】
図2に示すように、方法例200は、UL送信がCOT内に入る場合において、第1の装置(例えば、UEまたはUEの一部)のUL送信と、第2の装置のCOT内のUL送信の前における第2の装置(例えば、基地局または基地局の一部)のダウンリンク(DL)送信と、の間のギャップの継続時間を決定するステップ210と、ギャップの継続時間に従って、チャネルアクセスタイプおよびUL送信のCP拡張のうちの少なくとも1つを決定するステップ220と、を備える。
【0046】
方法例200を通じて、例えば、第1の装置は、意図されたUL送信がCOT内にある場合に、異なるタイプのチャネルアクセスまたはLBTを利用すること(すなわち、異なるタイプ間の切り替え)を許可されてもよく、CP拡張の動的構成も許可されて、UEのP/SP UL送信が異なる使用ケースに対して動的に適応可能であってもよい。したがって、例えば、UEは、P/SP UL信号を送信するときに、アグレッシブ/効率的なチャネルアクセス方式を使用することが可能であってよい。
【0047】
さらに、方法例200を通じて、例えば、いくつかのまたはすべてのUEは、異なるUEのUL送信の周波数分割多重化が単純化され得るように、実質的に同じチャネルアクセスメカニズムを適用してもよい。さらに、例えば、UEは、追加のレイヤ1制御シグナリングが回避され得るように、適切なチャネルアクセスタイプおよびCP拡張を適応的に選択してもよい。
【0048】
いくつかの実施形態において、ギャップの継続時間を決定するためのステップ210で使用される情報は、基地局のCOTの構造を含んでもよい。例えば、UEは、GC-PDCCHを介してそのような情報を受信してもよい。
【0049】
例えば、
図3に示すように、UE310(方法例200における第1の装置)は、基地局320(方法例200における第2の装置)から、そのP/SP UL送信のための構成330を受信することができる。例えば、構成330は、基地局320からのRRC構成の一部であってよく、P/SP UL送信の周期性および時間オフセット(例えば、スロットオフセット)、ならびに、P/SP UL送信に使用すべき時間、および/または、周波数、および/または、コード領域のリソースなどの情報を含んでもよい。また、UE310は、基地局320のCOTの構造を決定するために、構成330の受信または処理の前または後、あるいは並行して、(例えば、ダウンリンク制御情報フォーマット2_0を用いて)基地局320からのGC-PUCCH340を検出してもよい。
【0050】
次に、UE310のP/SP UL送信の任意の意図されたUL送信について、例えば、方法例200のステップ210または追加のステップにおいて、あるいは、方法例200の実行前でも、UE310は、構成330から得られる情報、および/または、GC-PDCCH340によって送信される情報から得られるCOTの構造を利用して、(1)意図されたUL送信が基地局320のCOT内に収まるかか否か、(2)DL送信に関して、意図されたUL送信の位置、例えば、COT内で意図されたUL送信に先行する最も近いDL送信、すなわち、意図されたUL送信と最後のDL送信との間のギャップの継続時間を決定する。
【0051】
例えば、
図4に示されるように、UE310は、検出されたGC-PDCCH340に基づいて、基地局320のCOT400の構造を決定してもよい。さらに、例えば、構成330(例えば、構成330に含まれるか、または、構成330から導出される周期性および時間オフセット)に関連して、UE310は、意図されたUL送信がCOT400内にあるか否かを決定してもよい。例えば、
図4に示すように、意図されたUL送信420、430、または、450がCOT400内にあり、意図されたUL送信460がCOT400外にあると判断してもよい。
【0052】
さらに、UE310は、例えば、COT400の構造および構成330に基づいて、意図されたUL送信の前のDL送信に対する意図されたUL送信の位置を決定し得る。たとえば、意図されたUL送信420について、意図されたUL送信420とDL送信410との間の、たとえば、DL送信410の終了(たとえば、UL送信420の前のDLスロットにおける最後のDL送信)から意図されたUL送信420の開始までのギャップの継続期間(または、ギャップ継続期間、時間における距離)470が決定されてよく、ここで、DLスロットにおけるDL送信410は、意図されたUL送信420を含むULスロットに対して隣接し、かつ、その前にあってよく、意図されたUL送信420に先立つ、最も近いDL送信であってもよい。同様に、意図されたUL送信430について、意図されたUL送信430とDL送信410との間のギャップ480の継続時間が決定されてもよく、意図されたUL送信450について、意図されたUL送信450とDL送信440との間のギャップ490の継続時間が決定されてもよい。
【0053】
意図されたUL送信がCOT内に収まるか否かを決定する方法、および、意図されたUL送信のための継続時間のギャップが、上記の例に限定されないことを理解されたい。様々な実施形態において、UEのP/SP UL送信の意図されたUL送信が基地局開始チャネル占有に該当するか否かを決定し、UEのP/SP UL送信の任意の意図されたUL送信に対するギャップ継続時間を決定するために、任意の適切な方法および適切な情報を利用することができる。以下、より多くの例について説明する。
【0054】
図4に示すように、UE310の異なる意図されたUL送信に対して、決定されたギャップ継続時間は異なり得る。次に、方法例200のステップ220において、異なるギャップ継続時間に基づいて、意図されたUL送信のために、異なるタイプのチャネルアクセスまたはLBTおよび/または異なるプロセスが決定されてもよい。
【0055】
いくつかの実施形態では、UEのP/SP UL送信のUL送信について、ギャップの継続時間が第1の値(例えば、約16μsの値)以下で、UL送信の継続時間が第2の値(例えば、約0.584msの値)未満の場合、チャネルアクセスタイプは第1のタイプ(例えば、タイプ2C)として決定されてもよい。例えば、
図4の意図されたUL送信420の場合、決定されたギャップ継続時間470は16μs以下であり、意図されたUL送信420の継続時間425は0.584ms未満である。そして、意図されたUL送信420のチャネルアクセスまたはLBTのタイプは、タイプ2Cと決定されてもよい。
【0056】
いくつかの実施形態では、UEのP/SP UL送信のために、ギャップの継続時間が第3の値(例えば、約16μsの値)に等しい場合、チャネルアクセスタイプは、第2のタイプ(例えば、タイプ2B)として決定されてもよい。例えば、
図4の意図されたUL送信450に対する決定されたギャップ継続時間490が16μsに等しい場合、UE310は意図されたUL送信450に対してタイプ2B ULチャネルアクセス手順(16μs測定あり)を使用してもよい。
【0057】
いくつかの実施形態では、UEのP/SP UL送信のUL送信のために、ギャップの継続時間が少なくとも第4の値(例えば、約25μsの値)である場合、チャネルアクセスタイプは第3のタイプ(例えば、タイプ2A)として決定されてもよい。例えば、
図4の意図されたUL送信430に対する決定されたギャップ継続時間480が少なくとも25μsである場合、UE310は、意図されたUL送信430に対してタイプ2A ULチャネルアクセス手順(25μs測定あり)を使用してもよい。
【0058】
いくつかの実施形態では、UEのP/SP UL送信のUL送信のために、UL送信がCOTの外にある場合、チャネルアクセスタイプは、第4のタイプ(例えば、タイプ1)として決定されてもよい。例えば、
図4のCOT400の外側の意図されたUL送信460に対して、UE310は、タイプ1のULチャネルアクセス手順を使用してもよい。この場合、例えば、意図されたUL送信460の前にCP拡張が使用されなくてもよい。別の例では、意図されたUL送信460に先立ち、CP拡張が使用されてもよい。
【0059】
いくつかの実施形態では、UEのP/SP UL送信のUL送信について、ギャップの継続時間が第5の値(例えば、16μs程度の値)より大きく、第5の値と直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの継続時間の和よりも小さい場合、ギャップの継続時間を短縮するようにUL送信のCPが拡張されてもよい。したがって、UL送信のためのチャネルアクセスタイプを、上記第3のタイプから、上記第1のタイプまたは上記第2のタイプに、UEが切り替えることができるように、ギャップの継続時間は、CP拡張によって、例えば、16μsのような予想される長さに効果的に低減され得る。
【0060】
例えば、
図5に示すように、UE310は、COT400内の意図されたUL送信520と、COT400内の意図されたUL送信520の前のDL送信510との間のギャップ継続時間530が、16μsから25μsまでの範囲にあると判断する。そして、UE310は、拡張されたUL送信(部分520および540を含む)とDL送信510との間の新たなギャップ継続時間550が、16μs以下になるように、部分540でそのCPを延長してもよい。さらに、例えば、UE310は、ギャップ継続時間550が16μs以下であり、かつ、拡張UL送信(部分520及び540を含む)の継続時間が0.584ms未満である場合、上記第1のタイプ(例えば、タイプ2C)を用いてもよく、例えば、ギャップ継続時間550が16μsと同じである場合、上記第2のタイプ(例えば、タイプ2B)を用いてもよい。
【0061】
同様に、ギャップ継続時間530が25μsより大きい場合、UE310は、拡張UL送信(部分520および540を含む)とDL送信510との間の新しいギャップ継続時間550が、25μsに、または16μs以下に減少するように、部分540でCPを延長してもよい。そして、UE310は、新たなギャップ継続時間550と拡張UL送信(部分520、540を含む)の継続時間とに応じて、上記第1のタイプ(例えば、タイプ2C)、第2のタイプ(例えば、タイプ2B)、第3のタイプ(例えば、タイプ2A)のいずれかを用いてもよい。
【0062】
いくつかの実施形態では、UEのP/SP UL送信のUL送信について、ギャップの継続時間が第6の値(例えば、約16μsの値)以下であり、かつ、UL送信の継続時間が第7の値(例えば、約0.584msの値)より大きい場合に、UL送信はドロップされてよい。
【0063】
例えば、
図6に示すように、UE310は、COT400内の意図されたUL送信620と、COT400内の意図されたUL送信620の前のDL送信610との間のギャップ継続時間630が16μs以下であり、かつ、意図されたUL送信620の継続時間640が0.584 msより大きい、と判断する。そして、UE310は、UL送信620をドロップしてもよい。
【0064】
いくつかの例示された、しかし限定されない例を用いて上述したように、方法例200を通じて、例えば、UEは、意図されたUL送信がCOT内にあるときに、異なるタイプのチャネルアクセスまたはLBTを利用する(すなわち、異なるタイプ間の切り替え)ことができ、UEのP/SP UL送信が異なるユースケースに対して動的に適合可能であるように、CP拡張の動的構成も許可されてもよい。したがって、例えば、UEは、P/SP UL信号を送信するときに、アグレッシブ/効率的なチャネルアクセス方式を使用することが可能であってよい。さらに、方法例200を通じて、例えば、いくつかの、または、全てのUEは、実質的に同じチャネルアクセスメカニズムを適用してよく、これにより、異なるUEのUL送信の周波数分割多重化が簡略化され得る。さらに、方法例200を通じて、UEは、追加のレイヤ1制御信号が回避されるように、適切なチャネルアクセスタイプおよびCP拡張を適応的に選択してもよい。
【0065】
許容範囲を考慮すると、上記第1の値および第2の値のような上記の様々な値は、基準値(例えば、16μs、または、25μs、または、0.584ms)に基づく値の範囲内の値であってよいことが理解される。例えば、「16μs以下であること」は、「16μsを含む値の範囲以下であり、許容範囲または所定の閾値/パラメータを考慮すること」を意味してもよく、「16μs程度の値」は、例えば16μs、または、15.985μsおよび16.101μs等の約16μsの値、または、16μsを含む値の範囲であって、許容範囲または所定の閾値/パラメータを考慮した他の妥当な値を意味してもよい。
【0066】
また、方法例200は、上記の実施例または実施形態のいずれにも限定されないことが理解される。例えば、例示的な方法は、例えば
図3に示されるように、アップリンク送信のための時間および周波数リソースの構成に関する情報を、例えば、RRCシグナリングを介して、受信することをさらに含んでもよい。
【0067】
例えば、
図7に示すように、
図3に示すような構造COTに関する構成330および情報340に加えて、または、それに代えて、UE310は、基地局320から、ギャップの継続時間を決定するための情報710を受信してもよい。様々な実施形態において、情報710は、UE310のP/SP UL送信のうち意図されたUL送信のいずれか1つ以上について、少なくとも1つのアップリンク送信のチャネルアクセスタイプ、少なくとも1つのアップリンク送信のギャップ期間、スロットフォーマットインジケータ、チャネル占有時間継続インジケータ、少なくとも1つのアップリンク送信のサイクリックプレフィックス拡張長などのうちの1つを含むことができるが、これらに限定されるものではない。様々な実施形態において、そのような情報710は、GC-PDCCH、または他の1つ以上の適切なチャネルもしくは信号を介して、および任意の適切なフォーマットで送信されてよい。
【0068】
例えば、
図4に示すような、意図されたUL送信420、430、および、450に対して、UE310は、UL送信420に対するチャネルアクセスタイプ、UL送信430に対するチャネルアクセスタイプ、UL送信450に対するギャップ継続時間490、UL送信430に適用すべきCP拡張の長さ、および、UL送信490に適用すべきCP拡張の長さ等についての情報を受信してもよい。そして、例えば、UE310は、情報710から直接的に、UL送信420および430のチャネルアクセスタイプを決定してもよいし、情報710からUL送信450のギャップ継続時間490を取得してよく、取得したギャップ継続時間490に基づいて、UL送信490のチャネルアクセスタイプを決定する等してよい。
【0069】
したがって、例えば、UEは、受信した情報を解析することによって、チャネルアクセスタイプまたはLBTタイプを決定してもよく、または、意図されたUL送信のための継続時間ギャップまたはCP拡張の決定が簡略化されてもよい。例えば、1つ以上の意図されたUL送信のためのギャップ継続時間(例えば、COTにおける進行中のDLバーストの最後のDL送信と意図されたUL送信との間)を含むことは、例えば、基地局が特定の継続時間のギャップを作成するために部分OFDMシンボル送信を用いてギャップの一部を埋める場合において有用であろう。
【0070】
上記の例または実施形態のいずれかが組み合わされてもよいことが理解される。例えば、第1の意図されたUL送信および第2の意図されたUL送信について、UEは、GC-PDCCHを検出してCOTの構造を決定し、次に、
図3に示すような手順と同様に、継続時間ギャップ、ならびに、次に、チャネルアクセスタイプ/LBTタイプおよびCP拡張のうちの少なくとも1つを決定してよく、第3のUL送信のチャネルアクセスタイプおよび第4のUL送信のギャップ継続時間を含む情報を受信しながら、継続時間ギャップ、ならびに、次に第3のUL送信および第4のUL送信のチャネルアクセスタイプ/LBTタイプおよびCP延長のうちの少なくとも1つ等を決定してよい。
【0071】
方法例200に対応して、
図8は、基地局、例えば、
図3または
図7における基地局320において実行され得る方法例800を示す。
【0072】
図8に示すように、方法例800は、UL送信がCOT内に収まる場合に、第1の装置(例えば、上記UE310または上記UE310の一部)のUL送信と、第2の装置のCOTにおけるUL送信の前の第2の装置(例えば、上記基地局320または上記基地局320の一部)のDL送信との間のギャップの継続時間、すなわち、方法例200のステップ210におけるギャップ継続時間を決定するための情報を送信するステップ810を含んでいてもよい。そして、ギャップ継続時間に基づいて、チャネルアクセスタイプおよびUL送信のためのサイクリックプレフィックス拡張のうちの少なくとも一方が決定されてもよい。
【0073】
いくつかの実施形態では、例えば
図3に示すように、ステップ810において送信される情報は、基地局のCOTの構造を含んでもよい。いくつかの実施形態において、例えば、
図7に示すように、ステップ810において送信される情報は、少なくとも1つのアップリンク送信のためのチャネルアクセスタイプ、少なくとも1つのアップリンク送信のためのギャップ期間、スロットフォーマットインジケータ、チャネル占有時間継続インジケータ、および、少なくとも1つのアップリンク送信のサイクリックプレフィックス拡張長のうちの1つ以上を含んでもよい。様々な実施形態において、ステップ810において、情報は、GC-PDCCHまたは他の任意の1つ以上の適切なチャネルもしくは信号を介して送信されてもよい。さらに、ステップ810または実施例800のさらなるステップにおいて送信される情報は、例えば、RRCシグナリングを介してアップリンク送信のための時間および周波数リソースのための構成に関する情報を含んでもよい。
【0074】
図9は、実施形態におけるUEのP/SP UL送信の意図されたUL送信のためのチャネルアクセスタイプおよびCP拡張のうちの少なくとも1つを決定するための装置900を例示し、例えば、UE(例えば、
図3または7におけるUE310)の少なくとも一部であってよい。
【0075】
図9に示されるように、例示的な装置900は、少なくとも1つのプロセッサ910と、コンピュータプログラムコード930を含んでもよい少なくとも1つのメモリ920と、を含んでもよい。少なくとも1つのメモリ920及びコンピュータプログラムコード930は、少なくとも1つのプロセッサ910と共に、装置900に少なくとも上述の方法例200を実行させるように構成されてよく、例えば、装置900は方法例200における第1の装置であってよい。
【0076】
様々な例示的実施形態において、例示的な装置900における少なくとも1つのプロセッサ910は、中央処理装置(CPU)などの少なくとも1つのマイクロプロセッサ、少なくとも1つのハードウェアプロセッサの一部、および、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および特定用途集積回路(ASIC)に基づいて開発されたものなどの任意の他の適切な専用プロセッサを含む、少なくとも1つのハードウエアプロセッサを含むが、それらに限定されない。さらに、少なくとも1つのプロセッサ910は、
図9に示されていない、少なくとも1つの他の回路または素子をも含んでよい。
【0077】
様々な実施例において、例示的な装置900における少なくとも1つのメモリ920は、揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリなどの様々な形態の少なくとも1つの記憶媒体を含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュなどを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。不揮発性メモリは、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、フラッシュメモリ等を含んでもよいが、これらに限定されるものではない。さらに、少なくともメモリ920は、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、または、半導体システム、装置、もしくは、デバイス、または、これらの任意の組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。
【0078】
さらに、様々な実施例において、例示的な装置900は、例えば、少なくとも1つのI/Oインタフェース、少なくとも1つのアンテナ素子などの、少なくとも1つの他の回路、素子、及びインタフェースを含むこともできる。
【0079】
様々な実施例において、少なくとも1つのプロセッサ910及び少なくとも1つのメモリ920を含む例示的な装置900内の回路、部品、素子、および、インターフェースは、バス、クロスバー、有線、及び/又は、無線を含むがこれらに限定されない任意の適切な接続を介して、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁気的等の任意の適切な方法で結合されてもよい。
【0080】
UE310側の装置の構成は、上記の例示的な装置900に限定されない。
図10は、実施形態におけるUEのP/SP UL送信の意図されたUL送信のためのチャネルアクセスタイプおよびCP拡張のうちの少なくとも1つを決定するための別の例例示的な装置1000を示し、例えば、UE(例えば、
図3または7におけるUE310)の少なくとも一部であってよい。
【0081】
図10に示すように、例示的な装置1000は、方法例200のステップ210を実行するための手段1010と、方法例200のステップ220を実行するための手段1020と、を含むことができる。1つ以上の別の例示的な実施形態においては、少なくとも1つのI/Oインターフェース、少なくとも1つのアンテナ素子なども例示的な装置1000に含まれてもよい。例えば、例示的な装置1000は、方法例200における第1の装置であってもよい。
【0082】
いくつかの例示的な実施形態では、手段1010および1020の例は、回路を含んでもよい。例えば、手段1010の例は、例示的方法200のステップ210を実行するように構成された回路を含んでもよく、手段1020の例は、例示的方法200のステップ220を実行するように構成された回路を含んでもよい。いくつかの例示的な実施形態では、手段の例は、ソフトウェアモジュールおよび任意の他の適切な機能エンティティも含むことができる。
【0083】
いくつかの実施形態において、例示的な装置1000は、ギャップの継続時間を決定するため、場合によってはアップリンク送信のサイクリックプレフィックスを拡張するため、および/または、場合によってはアップリンク送信をドロップするために、上記情報を受信するための1つまたは複数の追加の手段をさらに含むことができる。
【0084】
本開示全体を通して、「回路」という用語は、以下のうちの1つ以上またはすべてを指すことがある。(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログ及び/又はデジタル回路のみにおける実装など)、(b)ハードウェア回路とソフトウェアの組み合わせ、例えば(該当する場合)、(i)アナログ及び/又はデジタルハードウェア回路とソフトウェア/ファームウェアの組み合わせ、(ii)ソフトウェアを備えたハードウェアプロセッサの任意の部分(デジタル信号プロセッサ、ソフトウェア、及びメモリが協働して、携帯電話又はサーバなどの装置に種々の機能を行わせる)、(c)マイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサの一部などのハードウェア回路及びプロセッサであって、動作のためにソフトウェアを必要とするもの(例えば、ファームウエア)であって、ソフトウェアは動作に必要でないときは存在しないこともある。回路のこの定義は、任意の請求項を含む、本開示におけるこの用語の1つまたはすべての使用に適用される。さらなる例として、本開示で使用されるように、回路という用語は、単にハードウェア回路またはプロセッサ(または、複数のプロセッサ)、またはハードウェア回路またはプロセッサの一部と、その(または、それらの)付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装もカバーする。回路という用語は、例えば、そして請求項の要素に適用可能であれば、携帯機器用のベースバンド集積回路またはプロセッサ集積回路、あるいはサーバ、セルラーネットワークデバイス、または他のコンピューティングまたはネットワークデバイスにおける同様の集積回路も対象とする。
【0085】
図11は、例えば、
図3または7における基地局320のような基地局の少なくとも一部であってもよい例示的な装置1100を示す。
【0086】
図11に示すように、例示的な装置1100は、少なくとも1つのプロセッサ1110と、コンピュータプログラムコード1130を含むことができる少なくとも1つのメモリ1120と、を含むことができる。少なくとも1つのメモリ1120及びコンピュータプログラムコード1130は、少なくとも1つのプロセッサ1110と共に、少なくとも装置1100に少なくとも上述の方法例800を実行させるように構成されてもよい。例えば、装置1100は、方法例800における第2の装置であってよい。
【0087】
様々な例示的な実施形態において、例示的な装置1100における少なくとも1つのプロセッサ1110は、CPUなどの少なくとも1つのマイクロプロセッサ、少なくとも1つのハードウェアプロセッサの一部、及び、例えば、FPGA及びASICに基づいて開発されたものなどの任意の他の適切な専用プロセッサを含む、少なくとも1つのハードウエアプロセッサを含むが、これらに限定されない。さらに、少なくとも1つのプロセッサ1110は、
図11に示されていない少なくとも1つの他の回路又は素子も含むことができる。
【0088】
様々な例示的な実施形態において、例示的な装置1100における少なくとも1つのメモリ1120は、揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリなどの様々な形態の少なくとも1つの記憶媒体を含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、RAM、キャッシュなどを含んでもよいが、これらに限定されない。また、不揮発性メモリは、例えば、ROM、ハードディスク、フラッシュメモリ等を含んでもよいが、これらに限定されるものではない。さらに、少なくともメモリ1120は、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置、若しくは、デバイス、又は、これらの任意の組合せを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。
【0089】
さらに、様々な例示的な実施形態において、例示的な装置1100は、例えば、少なくとも1つのI/Oインターフェース、少なくとも1つのアンテナ素子などの、少なくとも1つの他の回路、素子、及び、インターフェースを含むこともできる。
【0090】
様々な例示的な実施形態において、少なくとも1つのプロセッサ1110、及び、少なくとも1つのメモリ1120を含む例示的な装置1100内の回路、部品、素子、及び、インタフェースは、バス、クロスバー、有線及び/又は無線を含むがこれらに限定されない任意の適切な接続を介して、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁気的等の任意の適切な方法で結合されてもよい。
【0091】
図12は、例えば、
図3または7の基地局320のような基地局の少なくとも一部であってもよい別の例の装置1200を示す。
【0092】
図12に示すように、例示的な装置1200は、方法例800のステップ810を実行するための手段1210を含んでもよい。1つ以上の別の例示的な実施形態では、例示的な装置1100は、少なくとも1つのI/Oインターフェース、少なくとも1つのアンテナ素子などをさらに含んでもよい。例えば、例示的な装置は、方法例800の第2の装置であってもよい。
【0093】
様々な例示的な実施形態において、例示的な手段1210は、回路を含んでもよい。例えば、例示的な手段1210は、方法例800のステップ810を実行するように構成された回路を含んでもよい。いくつかの例示的な実施形態では、例示的な手段は、また、ソフトウェアモジュール、および、任意の他の適切な機能エンティティを含んでもよい。
【0094】
別の例示的な実施形態は、UEに少なくとも上記の方法例200を実行させるコンピュータプログラムコードまたは命令、および、基地局に少なくとも上記の方法例800を実行させるコンピュータプログラムコードまたは命令など、装置に少なくとも上記のそれぞれの方法を実行させることができるコンピュータプログラムコードまたは命令に関する。
【0095】
別の例示的な実施形態は、その上に格納されたそのようなコンピュータプログラムコードまたは命令を有するコンピュータ可読媒体に関連し得る。様々な例示的な実施形態において、そのようなコンピュータ可読媒体は、揮発性メモリ、及び/又は、不揮発性メモリなどの様々な形態の少なくとも1つの記憶媒体を含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、RAM、キャッシュなどを含んでもよいが、これらに限定されない。不揮発性メモリは、例えば、ROM、ハードディスク、フラッシュメモリなどを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0096】
文脈が明確に他に要求しない限り、本明細書及び特許請求の範囲を通して、「構成する」、「からなる」等の語は、排他的又は網羅的な意味とは対照的に、包括的な意味で解釈され、即ち、「含むが、限定しない」意味で解釈される。本明細書で一般的に使用される「結合された」という語は、直接接続されるか、または1つ以上の中間要素を経由して接続されるかのいずれかである2つ以上の要素を指す。同様に、本明細書で一般的に使用される「連結」という語は、直接的に連結されているか、または1つ以上の中間要素を介して連結されているかのいずれかである2つ以上の要素に言及する。さらに、文言「ここで」、「上述の」、「以下に」、および類似の文言は、本明細書で用いられる場合、本明細書全体を指し、本明細書の特定の部分を指すものではない。文脈が許す限り、本明細書において単数または複数を用いる語は、それぞれ複数または単数を含むこともできる。2つ以上の項目のリストに関する「または」という文言は、この文言の次の解釈、リスト中の項目のいずれか、リスト中の項目のすべて、およびリスト中の項目の任意の組み合わせのすべてをカバーする。
【0097】
さらに、特に、「できる」、「できた」、「かもしれない」、「かもしれない」、「例えば」、「そのような」等の、本明細書で使用する条件付き言語は、特に他に明記しない限り、または使用する文脈内で他に理解しない限り、ある実施形態がある特徴、要素および/または状態を含み、他の実施形態が含まないことを伝えるように、一般的に意図されている。したがって、そのような条件付き言語は、特徴、要素、および/または状態が1つまたは複数の実施形態に何らかの形で必要であること、または1つまたは複数の実施形態が、これらの特徴、要素、および/または状態が任意の特定の実施形態に含まれるかまたは実行されるべきかを、作成者の入力または促しの有無にかかわらず決定するための論理を必ず含むことを意味すると一般に意図されていない。
【0098】
いくつかの例示的な実施形態を説明してきたが、これらの実施形態は例示として提示されたものであり、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。実際、本明細書に記載された装置、方法、及びシステムは、様々な他の形態で具現化されてもよく、さらに、本明細書に記載された方法及びシステムの形態における様々な省略、置換、及び変更は、本開示の精神から逸脱せずに行われることが可能である。例えば、ブロックが所定の配置で提示されているが、代替の実施形態は、異なる構成要素及び/又は回路トポロジで同様の機能を実行してもよく、いくつかのブロックが削除、移動、追加、細分化、結合、及び/又は修正されてもよい。これらのブロックの少なくとも1つは、様々な異なる方法で実装されてもよい。また、これらのブロックの順序は変更されてもよい。上述した様々な実施形態の要素及び動作の任意の適切な組み合わせは、さらなる実施形態を提供するために組み合わせることができる。添付の特許請求の範囲及びその均等物は、本開示の範囲及び精神の範囲内に入るような形態又は変更をカバーすることを意図している。