(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-09
(45)【発行日】2024-12-17
(54)【発明の名称】SRSリソース間の拡張ガード期間
(51)【国際特許分類】
H04L 27/26 20060101AFI20241210BHJP
H04B 7/06 20060101ALI20241210BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20241210BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20241210BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04L27/26 113
H04B7/06 984
H04W72/23
H04W72/0446
(21)【出願番号】P 2023513651
(86)(22)【出願日】2021-08-31
(86)【国際出願番号】 IB2021057963
(87)【国際公開番号】W WO2022043970
(87)【国際公開日】2022-03-03
【審査請求日】2023-04-26
(32)【優先日】2020-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】ニルソン, アンドレアス
(72)【発明者】
【氏名】ヤコブソン, スヴェン
(72)【発明者】
【氏名】ハリソン, ロバート マーク
(72)【発明者】
【氏名】カリピディス, エレフテリオス
【審査官】吉江 一明
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/164309(WO,A1)
【文献】国際公開第2019/164762(WO,A1)
【文献】ZTE, Sanechips,Remaining issues on SRS[online],3GPP TSG RAN WG1 #92b R1-1803913,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92b/Docs/R1-1803913.zip>,2018年04月07日
【文献】CMCC,Discussion on remaining issues on SRS[online],3GPP TSG RAN WG1 #92b R1-1804097,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92b/Docs/R1-1804097.zip>,2018年04月07日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04B 7/06
H04W 72/23
H04W 72/0446
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信デバイス(1012)によって実施される方法であって、前記方法は、
無線アクセスノード(1200)からサウンディング参照信号(SRS)設定を受信すること(1202)であって、前記SRS設定が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定
し、前記隣接するSRSリソースは異なるSRSリソースセットに属する、サウンディング参照信号(SRS)設定を受信すること(1202)と、
前記SRS設定に従ってSRSを送信すること(1204)と
を含む、方法。
【請求項2】
前記SRS設定が、第1のスロット中の1つまたは複数のSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットと、前記第1のスロットの直後にくる第2のスロット中の1つまたは複数のリソースを含む第2のSRSリソースセットと、
(a)前記第1のSRSリソースセット中の第1のSRSリソースと
(b)前記第1のSRSリソースセット中の前記第1のSRSリソースに隣接する前記第2のSRSリソースセット中の第2のSRSリソースと
の間の時間の量とを規定し、
時間の前記量が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間の前記あらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間よりも大きい、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のSRSリソースセット中の前記第1のSRSリソースが、前記第1のSRSリソースセット中に含まれる前記1つまたは複数のSRSリソースの中からの、時間的に最後のSRSリソースであり、前記第2のSRSリソースセット中の前記第2のSRSリソースが、前記第2のSRSリソースセット中に含まれる前記1つまたは複数のSRSリソースの中からの、時間的に最初のSRSリソースである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のSRSリソースセットと前記第2のSRSリソースセットの両方が、アンテナ切替えのために設定されている、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
異なるスロット中の隣接するSRSリソース間の前記あらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間が、OFDMシンボルの数に関して規定される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
異なるスロット中の隣接するSRSリソース間の前記あらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間が、1つまたは複数のパラメータの関数である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうかを示すパラメータを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記1つまたは複数のパラメータがサブキャリア間隔を含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記1つまたは複数のパラメータが、SRS送信のために使用されるコムの数を含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記1つまたは複数のパラメータが、SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための前記無線通信デバイス(1012)の能力を含む、請求項6から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタと、サブキャリア間隔とを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
無線通信デバイス(1012、2200)であって、
1つまたは複数の送信機(2208)と、
1つまたは複数の受信機(2210)と、
前記1つまたは複数の送信機(2208)と前記1つまたは複数の受信機(2210)とに関連する処理回路(2202)と
を備え、前記処理回路(2202)は、前記無線通信デバイス(1012、2200)に、
無線アクセスノード(1200)からサウンディング参照信号(SRS)設定を受信すること(1202)であって、前記SRS設定が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定
し、前記隣接するSRSリソースは異なるSRSリソースセットに属する、サウンディング参照信号(SRS)設定を受信すること(1202)と、
前記SRS設定に従ってSRSを送信すること(1204)と
を行わせるように設定された、無線通信デバイス(1012、2200)。
【請求項14】
前記処理回路(2202)が、請求項2から12のいずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに設定された、請求項13に記載の無線通信デバイス(1012、2200)。
【請求項15】
無線通信デバイス(1012)によって実施される方法であって、前記方法は、
無線アクセスノード(1800)からサウンディング参照信号(SRS)設定を受信すること(1804)であって、前記SRS設定が、隣接するSRSリソース間の最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定し、
前記隣接するSRSリソースは異なるSRSリソースセットに属し、前記最小ガード期間は、
(a)前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうか、
(b)前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタ、
(c)SRS送信のために使用されるコムの数、
(d)サブキャリア間隔、
(e)SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための前記無線通信デバイス(1012)の能力、または
(f)(a)~(e)のうちの2つまたはそれ以上の組合せ
、の関数である、ことと、
前記SRS設定に従ってSRSを送信すること(1806)と
を含む、方法。
【請求項16】
前記隣接するSRSリソースが、同じスロット中にある、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記隣接するSRSリソースが、異なるスロット中にある、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記隣接するSRSリソースの両方が、アンテナ切替えのために設定されている、請求項15から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記無線アクセスノード(1800)に、前記無線通信デバイス(1012)がSRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするかどうかの指示を送信すること(1802)をさらに含み、前記隣接するSRSリソースのための前記
最小ガード期間が前記指示の関数である、請求項15から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記指示が、隣接するSRSリソース間の前記最小ガード期間を1つまたは複数のパラメータの関数として規定する複数のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された表のうちの1つまたは複数の指示を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される前記繰返しファクタと、前記サブキャリア間隔のいずれかまたは両方を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
無線通信デバイス(1012、2200)であって、
1つまたは複数の送信機(2208)と、
1つまたは複数の受信機(2210)と、
前記1つまたは複数の送信機(2208)と前記1つまたは複数の受信機(2210)とに関連する処理回路(2202)と
を備え、前記処理回路(2202)は、前記無線通信デバイス(1012、2200)に、
無線アクセスノード(1800)からサウンディング参照信号(SRS)設定を受信すること(1804)であって、前記SRS設定が、隣接するSRSリソース間の最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定し、
前記隣接するSRSリソースは異なるSRSリソースセットに属し、前記最小ガード期間は、
(a)前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうか、
(b)前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタ、
(c)SRS送信のために使用されるコムの数、
(d)サブキャリア間隔、
(e)SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための前記無線通信デバイス(1012)の能力、または
(f)(a)~(e)のうちの2つまたはそれ以上の組合せ
、の関数である、ことと、
前記SRS設定に従ってSRSを送信すること(1806)と
を行わせるように設定されている、無線通信デバイス(1012、2200)。
【請求項23】
前記処理回路(2202)が、請求項16から21のいずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに設定されている、請求項22に記載の無線通信デバイス(1012、2200)。
【請求項24】
無線アクセスノード(1200、1900)によって実施される方法であって、前記方法は、
無線通信デバイス(1012)のためのサウンディング参照信号(SRS)設定を取得すること(1202)であって、前記SRS設定が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定
し、前記隣接するSRSリソースは異なるSRSリソースセットに属する、サウンディング参照信号(SRS)設定を取得すること(1202)と、
前記無線通信デバイス(1012)への(1202)前記SRS設定の送信を送信または始動することと
を含む、方法。
【請求項25】
前記SRS設定が、第1のスロット中の1つまたは複数のSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットと、前記第1のスロットの直後にくる第2のスロット中の1つまたは複数のリソースを含む第2のSRSリソースセットと、
(a)前記第1のSRSリソースセット中の第1のSRSリソースと
(b)前記第1のSRSリソースセット中の前記第1のSRSリソースに隣接する前記第2のSRSリソースセット中の第2のSRSリソースと
の間の時間の量とを規定し、
時間の前記量が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間の前記あらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間よりも大きい、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記第1のSRSリソースセット中の前記第1のSRSリソースが、前記第1のSRSリソースセット中に含まれる前記1つまたは複数のSRSリソースの中からの、時間的に最後のSRSリソースであり、前記第2のSRSリソースセット中の前記第2のSRSリソースが、前記第2のSRSリソースセット中に含まれる前記1つまたは複数のSRSリソースの中からの、時間的に最初のSRSリソースである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記第1のSRSリソースセットと前記第2のSRSリソースセットの両方が、アンテナ切替えのために設定されている、請求項25または26に記載の方法。
【請求項28】
異なるスロット中の隣接するSRSリソース間の前記あらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間が、OFDMシンボルの数に関して規定される、請求項24から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
異なるスロット中の隣接するSRSリソース間の前記あらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間が、1つまたは複数のパラメータの関数である、請求項24から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうかを示すパラメータを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記1つまたは複数のパラメータがサブキャリア間隔を含む、請求項29から31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記1つまたは複数のパラメータが、SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための前記無線通信デバイス(1012)の能力を含む、請求項29から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタと、サブキャリア間隔とを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項35】
無線アクセスノード(1200、1900)であって、
処理回路(1904、2004)
を備え、前記処理回路(1904、2004)は、前記無線アクセスノード(1200、1900)に、
無線通信デバイス(1012)のためのサウンディング参照信号(SRS)設定を取得すること(1202)であって、前記SRS設定が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定
し、前記隣接するSRSリソースは異なるSRSリソースセットに属する、サウンディング参照信号(SRS)設定を取得すること(1202)と、
前記無線通信デバイス(1012)への(1202)前記SRS設定の送信を送信または始動することと
を行わせるように設定されている、無線アクセスノード(1200、1900)。
【請求項36】
前記処理回路が、請求項25から34のいずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに設定されている、請求項35に記載の無線アクセスノード(1200、1900)。
【請求項37】
無線アクセスノード(1800、1900)によって実施される方法であって、前記方法は、
無線通信デバイス(1012)のためのサウンディング参照信号(SRS)設定を取得すること(1804)であって、前記SRS設定が、隣接するSRSリソース間の最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定し、
前記隣接するSRSリソースは異なるSRSリソースセットに属し、前記最小ガード期間は、
(a)前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうか、
(b)前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタ、
(c)サブキャリア間隔、
(d)SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための前記無線通信デバイス(1012)の能力、または
(e)(a)~(d)のうちの2つまたはそれ以上の組合せ
、の関数である、ことと、
前記無線通信デバイス(1012)への(1804)前記SRS設定の送信を送信または始動することと
を含む、方法。
【請求項38】
前記隣接するSRSリソースが、同じスロット中にある、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記隣接するSRSリソースが、異なるスロット中にある、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記隣接するSRSリソースの両方が、アンテナ切替えのために設定されている、請求項37から39のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
前記無線通信デバイス(1012)から、前記無線通信デバイス(1012)がSRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするかどうかの指示を受信すること(1802)をさらに含み、前記隣接するSRSリソースのための前記
最小ガード期間が前記指示の関数である、請求項37から40のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記指示が、隣接するSRSリソース間の前記最小ガード期間を1つまたは複数のパラメータの関数として規定する複数のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された表のうちの1つまたは複数の指示を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される前記繰返しファクタと、前記サブキャリア間隔のいずれかまたは両方を含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
無線アクセスノード(1800、1900)であって、
処理回路(1904、2004)
を備え、前記処理回路(1904、2004)は、前記無線アクセスノード(1800、1900)に、
無線通信デバイス(1012)のためのサウンディング参照信号(SRS)設定を取得すること(1804)であって、前記SRS設定が、隣接するSRSリソース間の最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定し、
前記隣接するSRSリソースは異なるSRSリソースセットに属し、前記最小ガード期間は、
(a)前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうか、
(b)前記隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタ、
(c)サブキャリア間隔、
(d)SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための前記無線通信デバイス(1012)の能力、または
(e)(a)~(d)のうちの2つまたはそれ以上の組合せ
、の関数である、サウンディング参照信号(SRS)設定を取得すること(1804)と、
前記無線通信デバイス(1012)への(1804)前記SRS設定の送信を送信または始動することと
を行わせるように設定されている、無線アクセスノード(1800、1900)。
【請求項45】
前記処理回路が、請求項38から43のいずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに設定されている、請求項44に記載の無線アクセスノード(1800、1900)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる、2020年8月31日に出願された仮特許出願第63/072,772号の利益を主張する。
【0002】
本開示は、セルラ通信システムにおけるサウンディング参照信号(SRS)設定に関する。
【背景技術】
【0003】
SRSは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)Long Term Evolution(LTE)および新無線(New Radio:NR)システムにおいて、アップリンク(UL)におけるチャネル状態情報(CSI)を提供するために使用される。SRSについての用途は、主に、たとえば、適切な送信/受信ビームを導出するために、または物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのリンク適応(すなわち、ランク、変調符号化方式(MCS)、および多入力多出力(MIMO)プリコーダをセットすること)を実施するために、チャネル品質を評価するための参照信号を提供することである。
【0004】
LTEおよびNRでは、SRSは、無線リソース制御(RRC)を介して設定され、設定のいくつかの部分は、レイテンシ低減のために、媒体アクセス制御(MAC)制御エレメント(CE)シグナリングによって更新され得る。設定は、SRSリソース割り当て、ならびに時間挙動(非周期的、半永続、または周期的)を含む。
【0005】
SRS設定
SRS設定は、SRSリソースセットにグループ化されたSRSリソース設定に基づいてSRS送信パターンを生成することを可能にする。各SRSリソースに、RRCにおいてSRSリソース情報エレメント(IE)が設定される(3GPP38.331バージョン16.1.0参照)。
【0006】
現在のRRC設定を伴って時間周波数グリッド上にSRSリソースを作成するために、各SRSリソースは、したがって、以下に関して設定可能である。
・ RRCパラメータtransmissionCombによって設定された送信コムの数(すなわち、あらゆるn番目のサブキャリアへのマッピング、ここで、n=2またはn=4)。コムは、時間領域において、SRSシーケンスのいくつかの繰返しを形成することと、k番目の繰り返されるシーケンスにexp(jπknc/n)を乗算することとによって構築され得、ここで、ncは、以下のコムオフセットに対応する。
〇 各SRSリソースについて、RRCパラメータcombOffsetによって設定されるコムオフセットが指定される(すなわち、n個のコムのうちどれを使用すべきか)。
〇 割り振られたコムにSRSシーケンスをマッピングする、RRCパラメータcyclicShiftによって設定された巡回シフトも指定される。巡回シフトは、コムにマッピングされ得るSRSリソースの数を増加させるが、使用され得る巡回シフトの数に対する制限があり、この制限は、使用されている送信コムに依存する。
・ 所与のスロット内のSRSリソースの時間領域位置が、RRCパラメータresourceMappingで設定される。
〇 スロット中の最後の6つのシンボルのうちの1つになるように制限される、SRSリソースのための時間領域開始位置が、RRCパラメータstartPositionによって設定される。
〇 (1、2または4にセットされ得る)SRSリソースのための直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数が、RRCパラメータnrofSymbolsによって設定される。
〇 (1、2または4にセットされ得る)繰返しファクタが、RRCパラメータrepetitionFactorによって設定される。このパラメータが1よりも大きいとき、同じ周波数リソースが、OFDMシンボルにわたって複数回使用され、より多くのエネルギーが受信機によって収集されるときにカバレッジを改善するために使用される。その周波数リソースは、ビーム管理機能のためにも使用され得、ここで、gノードB(gNB)は、各繰返しについて異なる受信ビームをプローブすることができる。
・ 所与のOFDMシンボルにおけるSRSリソースの周波数領域サウンディング帯域幅および位置(すなわち、システム帯域幅のどの部分が、SRSリソースによって占有されるか)が、RRCパラメータfreqDomainPositionと、freqDomainShiftと、freqHoppingパラメータ、すなわち、c-SRS、b-SRSおよびb-hopとで設定される。所与のOFDMシンボル中の最小可能サウンディング帯域幅は、4つのリソースブロック(RB)である。
【0007】
(resourceMapping-r16がシグナリングされない場合)スロット内の所与のOFDMシンボル中の時間および周波数においてSRSリソースがどのように割り当てられるかの概略説明が、
図1において提供される。c-SRSは、ユーザ機器(UE)がサポートする最大送信帯域幅よりも小さくなり得る、最大サウンディング帯域幅を制御することに留意されたい。たとえば、UEは、40MHz帯域幅上で送信する能力を有し得るが、c-SRSは、5MHzに対応するより小さい値にセットされ、それにより、利用可能な送信電力を、SRSカバレッジを改善する狭帯域送信に集中させる。
【0008】
NRリリース16では、resourceMapping-r16と呼ばれる追加のRRCパラメータが導入された。resourceMapping-r16がシグナリングされる場合、UEは、RRCパラメータresourceMappingを無視するものとする。resourceMapping-r16とresourceMappingとの間の差は、(OFDMシンボルの数と繰返しファクタとが依然として4に制限される)SRSリソースが、RRCパラメータstartPosition-r16によって設定された、スロット内の14個のOFDMシンボル(
図2参照)のいずれかにおいて開始することができることである。
【0009】
RRCパラメータresourceTypeは、リソースが、周期的として送信されるのか、非周期的として送信されるのか(ダウンリンク制御情報(DCI)によってトリガされた単一の送信)、半永続として送信されるのか(周期的と同じであるが、周期的送信の開始および停止が、RRCシグナリングではなくMAC CEシグナリングによって制御される)を設定する。RRCパラメータsequenceIdは、SRSシーケンスがどのように初期化されるかを指定し、RRCパラメータspatialRelationInfoは、別のSRS、同期信号ブロック(SSB)、またはCSI参照信号(CSI-RS)のいずれかであり得る、参照信号(RS)に対するSRSビームのための空間関係を設定する。したがって、SRSが別のSRSに対する空間関係を有する場合、このSRSは、示されたSRSと同じビーム(すなわち、空間送信フィルタ)で送信されるべきである。
【0010】
SRSリソースは、SRSリソースセットの一部として設定される。SRSリソースセット内で、(SRSリソースセット中のすべてのSRSリソースに共通の)以下のパラメータが、RRCにおいて設定され得る。
・ 可能なリソースタイプ(非周期的、周期的、および半永続)の各々についての関連するCSI-RSリソース(この設定は非コードブックベースUL送信の場合にのみ適用可能である)。非周期的SRSの場合、関連するCSI-RSリソースは、RRCパラメータcsi-RSによってセットされる。周期的SRSおよび半永続SRSの場合、関連するCSI-RSリソースは、RRCパラメータassociatedCSI-RSによってセットされる。リソースセット中のすべてのリソースが同じリソースタイプを共有しなければならないことに留意されたい。
・ 非周期的リソースの場合、スロットオフセットは、RRCパラメータslotOffsetによって設定され、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)トリガ受信から、スロット中で測定されたSRSリソースの送信の開始までの遅延をセットする。
・ RRCパラメータ使用(usage)によって設定されたリソース使用は、リソースプロパティに関する制約および仮定をセットする(3GPP38.214参照)。
・ SRS送信電力を決定するために使用される、電力制御RRCパラメータα、p0、(パスロス推定のために使用され得るダウンリンク参照信号(RS)を示す)pathlossReferenceRS、srs-PowerControlAdjustmentStates、および(NRリリース16の場合)pathlossReferenceRSList-r16。
【0011】
各SRSリソースセットは、RRCにおけるSRS-ResourceSet IEを使用して設定される(3GPP38.331バージョン16.1.0参照)。
【0012】
したがって、リソース割り当てに関して、SRSリソースセットは、使用(SRSリソースセットに、4つの異なる使用、すなわち、「beamManagement」、「codebook」、「nonCodebook」、または「antennaSwitching」が設定され得る)と、電力制御と、非周期的送信タイミングと、ダウンリンク(DL)リソース関連付けとを設定することがわかり得る。SRSリソース設定は、時間および周波数割り当てと、各リソースの周期性およびオフセットと、各リソースについてのシーケンスIDと、空間関係情報とを制御する。
【0013】
アンテナ切替えのためのガード期間
使用「antennaSwitching」が設定されたSRSリソースセット中のSRSリソースは、gNBが、好適なDLプリコーダを決定するための相互関係を使用することができるように、ULにおけるチャネルをサウンディングするために使用される。UEが同数の送信チェーンおよび受信チェーンを有する場合、UEは、UEアンテナごとに1つのSRSポートを送信することが予想される。しかしながら、SRSポートからアンテナポートへのマッピングは、判断するのがUE次第であり、gNBにとって透過的である。
【0014】
使用が「antennaSwitching」にセットされたSRSの場合、スロット内のSRSリソース間の最小ガード期間が、送信アンテナ切替え過渡時間を考慮するように設定される。参考までに、3GPP TS38.214における正確なテキストは、以下のように書いている。「UEに、UEが他の信号を送信しない、Y個のシンボルのガード期間が設定され、その場合、セットのSRSリソースは、同じスロット中で送信される。ガード期間は、セットのSRSリソースの中間にある。」3GPP TS38.214表6.2.1.2-1(
図5参照)では、同じSRSリソースセットに属し、同じスロット中にある2つのSRSリソース間のガード期間として使用されるOFDMシンボルの最小数が、規定される。その表に示されているように、SRS繰返しおよび/またはSRS周波数ホッピングなしの1つの送信ポートと2つの受信ポートとをもつUEについて、
図6および
図7に概略的に示されているように、最小ガード期間は、サブキャリア間隔(SCS)が120kHzよりも小さい場合、1つのOFDMシンボルであり、SCSが120kHzである場合、2つのOFDMシンボルである。ここで、SRSリソース#1は、第1のSRSポートをサウンディングするために使用され、SRSリソース#2は、第2のSRSポートをサウンディングするために使用される。
【0015】
物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)またはPUSCHおよびSRSの隣接する送信のために、時間マスクが、ガード期間の代わりに指定される(周波数範囲1(FR1)および周波数範囲2(FR2)のための時間マスクについて、それぞれ、3GPP38.101-1 V16.4.0のセクション6.3.3、および3GPP38.101-2 V16.4.0のセクション6.3.3参照)。(3GPP38.101-1からの)
図8に示されているように、時間マスクの目的は、SRSとPUCCH/PUSCHとの隣接する送信間の短い期間のために緩和された送信要件を導入することである。FR1の場合、時間マスクは、同じUEアンテナポートが、SRSとPUCCH/PUSCHの両方のために使用されている場合、SRS送信の前および後の10μsの間有効であり、SRSとPUSCH/PUCCHとが異なるUEアンテナポート上で送信される場合、15μsの間有効である。この時間マスクの持続時間の間、通常UE無線周波数(RF)要件が適用されず、これは、UEが、SRS送信の直前/直後にPUCCH/PUSCHを送信することができるが、信号品質のある程度の予想される劣化を伴うことを暗示する。FR2の場合、PUCCH/PUSCH送信の前および後に、どのアンテナがサウンディングされているかに関係なく、PUCCH/PUSCHとSRSとの間に5μsの時間マスクがある。
【発明の概要】
【0016】
サウンディング参照信号(SRS)リソース間の拡張ガード期間に関するシステムおよび方法が、本明細書で開示される。一実施形態では、無線通信デバイスによって実施される方法は、無線アクセスノードからSRS設定を受信することであって、SRS設定が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定する、SRS設定を受信することを含む。本方法は、SRS設定に従ってSRSを送信することをさらに含む。このようにして、SRS信号品質とSRSリソース利用との間のより良いトレードオフにつながる、改善されたSRSガード期間仕様が提供される。
【0017】
一実施形態では、無線通信デバイスは、1つまたは複数の送信機と、1つまたは複数の受信機と、1つまたは複数の送信機と1つまたは複数の受信機とに関連する処理回路とを備える。処理回路は、無線通信デバイスに、無線アクセスノードからSRS設定を受信することであって、SRS設定が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定する、SRS設定を受信することを行わせるように設定される。処理回路は、無線通信デバイスに、SRS設定に従ってSRSを送信することを行わせるようにさらに設定される。
【0018】
別の実施形態では、無線通信デバイスによって実施される方法は、無線アクセスノードからSRS設定を受信することであって、SRS設定が、隣接するSRSリソース間の最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定し、最小ガード期間が、(a)隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうか、(b)隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタ、(c)SRS送信のために使用されるコムの数、(d)サブキャリア間隔、(e)SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための無線通信デバイスの能力、または(f)(a)~(e)のうちの2つまたはそれ以上の組合せの関数である、SRS設定を受信することを含む。本方法は、SRS設定に従ってSRSを送信することをさらに含む。
【0019】
一実施形態では、無線通信デバイスは、1つまたは複数の送信機と、1つまたは複数の受信機と、1つまたは複数の送信機と1つまたは複数の受信機とに関連する処理回路とを備える。処理回路は、無線通信デバイスに、無線アクセスノードからSRS設定を受信することであって、SRS設定が、隣接するSRSリソース間の最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定し、最小ガード期間が、(a)隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうか、(b)隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタ、(c)SRS送信のために使用されるコムの数、(d)サブキャリア間隔、(e)SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための無線通信デバイスの能力、または(f)(a)~(e)のうちの2つまたはそれ以上の組合せの関数である、SRS設定を受信することを行わせるように設定される。処理回路は、無線通信デバイスに、SRS設定に従ってSRSを送信することを行わせるようにさらに設定される。
【0020】
無線アクセスノード、および無線アクセスノードの動作の方法の対応する実施形態も開示される。一実施形態では、無線アクセスノードによって実施される方法は、無線通信デバイスのためのSRS設定を取得することであって、SRS設定が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定する、SRS設定を取得することを含む。本方法は、無線通信デバイスへのSRS設定の送信を送信または始動することをさらに含む。
【0021】
一実施形態では、無線アクセスノードは処理回路を備え、処理回路は、無線アクセスノードに、無線通信デバイスのためのSRS設定を取得することであって、SRS設定が、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定する、SRS設定を取得することを行わせるように設定される。処理回路は、無線アクセスノードに、無線通信デバイスへのSRS設定の送信を送信または始動することを行わせるようにさらに設定される。
【0022】
別の実施形態では、無線アクセスノードによって実施される方法は、無線通信デバイスのためのSRS設定を取得することであって、SRS設定が、隣接するSRSリソース間の最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定し、最小ガード期間が、(a)隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうか、(b)隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタ、(c)サブキャリア間隔、(d)SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための無線通信デバイスの能力、または(e)(a)~(d)のうちの2つまたはそれ以上の組合せの関数である、SRS設定を取得することを含む。本方法は、無線通信デバイスへのSRS設定の送信を送信または始動することをさらに含む。
【0023】
別の実施形態では、無線アクセスノードは処理回路を備え、処理回路は、無線アクセスノードに、無線通信デバイスのためのSRS設定を取得することであって、SRS設定が、隣接するSRSリソース間の最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定し、最小ガード期間が、(a)隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために繰返しが使用されるかどうか、(b)隣接するSRSリソースのうちの少なくとも1つの上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタ、(c)サブキャリア間隔、(d)SRSのためのフレキシブル最小ガード期間をサポートするための無線通信デバイスの能力、または(e)(a)~(d)のうちの2つまたはそれ以上の組合せの関数である、SRS設定を取得することを行わせるように設定される。処理回路は、無線アクセスノードに、無線通信デバイスへのSRS設定の送信を送信または始動することを行わせるようにさらに設定される。
【0024】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部をなす添付の図面は、本開示のいくつかの態様を示し、説明とともに本開示の原理について解説するように働く。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】パラメータresoruceMapping-r16がシグナリングされないとき、3GPPにおいてスロット内の所与のOFDMシンボル中の時間および周波数においてSRSがどのように割り当てられるかを示す図である。
【
図2】パラメータresoruceMapping-r16がシグナリングされるとき、3GPPにおいてスロット内の所与のOFDMシンボル中の時間および周波数においてSRSがどのように割り当てられるかを示す図である。
【
図3】SRS周波数ホッピングの一例を示す図である。
【
図5】3GPP技術仕様(TS)38.214からの表6.2.1.2-1の再現の図である。
【
図6】SRS繰返しおよび/またはSRS周波数ホッピングなしの1つの送信ポートと2つの受信ポートとをもつUEについて、最小ガード期間が、SCSが120キロヘルツ(kHz)よりも小さい場合、1つのOFDMシンボルであることを示す図である。
【
図7】SRS繰返しおよび/またはSRS周波数ホッピングなしの1つの送信ポートと2つの受信ポートとをもつUEについて、最小ガード期間が、SCSが120kHzである場合、2つのOFDMシンボルであることを示す図である。
【
図8】3GPP TS38.101-1からの
図6.3.3.7-1および
図6.3.3.7-2の再現の図である。
【
図9】NRリリース16以降からのSRSリソースが、2つの異なるスロット中の2つの隣接するOFDMシンボル中で送信され得る、既存の3GPP仕様におけるSRS設定に関連する問題を示す図である。
【
図10】本開示の実施形態が実装され得るセルラ通信システムの一例を示す図である。
【
図11】SRSリソースがスロットの14個のOFDMシンボルのいずれかにおいて割り当てられ得る、NRリリース16において導入された新しい能力がある場合、2つの隣接するOFDMシンボルが2つの異なるスロットに属する、2つの隣接するOFDMシンボル中のSRS送信を設定することが可能であることを示す図である。
【
図12】本開示の実施形態による、無線アクセスノードおよびUEの動作を示す図である。
【
図13】1つの送信ポートと2つの受信ポートとをもつUEについて、繰返しファクタ4を伴うアンテナ切替えの一例を示す図である。
【
図14】ガード期間の必要が除去された場合、1つの送信ポートと2つの受信ポートとをもつUEがどのように設定され得るかの一例を示す図である。
【
図15】最小ガード期間の緩和された要件がSCSと繰返しファクタの両方に依存する、緩和された最小ガード時間要件をもつ新しい最小ガード期間表が導入された実施形態の一例を示す図である。
【
図16】一実施形態による、速いアンテナ切替えを伴うUEのための最小ガード期間表(
図16)と、遅いアンテナ切替えを伴うUEのための最小ガード期間表(
図17)との、最小ガード期間表の一例を示す図であり、ただし、UEが、2つの表のうちどれがUEによってサポートされるかの指示をネットワークにシグナリングする、最小ガード期間表の一例を示す図である。
【
図17】一実施形態による、速いアンテナ切替えを伴うUEのための最小ガード期間表(
図16)と、遅いアンテナ切替えを伴うUEのための最小ガード期間表(
図17)との、最小ガード期間表の一例を示す図であり、ただし、UEが、2つの表のうちどれがUEによってサポートされるかの指示をネットワークにシグナリングする、最小ガード期間表の一例を示す図である。
【
図18】本開示の実施形態による、無線アクセスノードおよびUEの動作を示す図である。
【
図19】無線アクセスノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である。
【
図20】無線アクセスノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である。
【
図21】無線アクセスノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である。
【
図22】UEの例示的な実施形態の概略ブロック図である。
【
図23】UEの例示的な実施形態の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に記載される実施形態は、当業者が本実施形態を実践することができるようにするための情報を表し、本実施形態を実践する最良の形態を示す。添付の図面に照らして以下の説明を読むと、当業者は、本開示の概念を理解し、本明細書では特に扱われないこれらの概念の適用例を認識されよう。これらの概念および適用例は、本開示の範囲内に入ることを理解されたい。
【0027】
次に、添付の図面を参照しながら、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
【0028】
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同様に、実施形態のいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになる。
【0029】
無線ノード:本明細書で使用される「無線ノード」は、無線アクセスノードまたは無線通信デバイスのいずれかである。
【0030】
無線アクセスノード:本明細書で使用される「無線アクセスノード」または「無線ネットワークノード」または「無線アクセスネットワークノード」は、信号を無線で送信および/または受信するように動作する、セルラ通信ネットワークの無線アクセスネットワーク(RAN)における任意のノードである。無線アクセスノードのいくつかの例は、限定はしないが、基地局(たとえば、3GPP NRネットワークにおけるgNB、あるいは3GPP LTEネットワークにおける拡張またはエボルブドノードB(eNB))、高電力またはマクロ基地局、低電力基地局(たとえば、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホームeNBなど)、リレーノード、基地局の機能の部分を実装するネットワークノード(たとえば、gNB中央ユニット(gNB-CU)を実装するネットワークノード、またはgNB分散ユニット(gNB-DU)を実装するネットワークノード)あるいは何らかの他のタイプの無線アクセスノードの機能の部分を実装するネットワークノードを含む。
【0031】
通信デバイス:本明細書で使用される「通信デバイス」は、アクセスネットワークへのアクセスを有する任意のタイプのデバイスである。通信デバイスのいくつかの例は、限定はしないが、モバイルフォン、スマートフォン、センサーデバイス、メーター、車両、家庭用器具、医療器具、メディアプレーヤ、カメラ、または任意のタイプの家庭用電子機器、たとえば、限定はしないが、テレビジョン、無線機、照明装置、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータ(PC)を含む。通信デバイスは、無線または有線接続を介して音声および/またはデータを通信することを可能にされた、ポータブル、ハンドヘルド、コンピュータ具備、または車載型モバイルデバイスであり得る。
【0032】
無線通信デバイス:通信デバイスの1つのタイプは、無線ネットワーク(たとえば、セルラネットワーク)へのアクセスを有する(すなわち、無線ネットワークによってサーブされる)任意のタイプの無線デバイスであり得る、無線通信デバイスである。無線通信デバイスのいくつかの例は、限定はしないが、3GPPネットワークにおけるUEと、マシン型通信(MTC)デバイスと、モノのインターネット(IoT)デバイスとを含む。そのような無線通信デバイスは、モバイルフォン、スマートフォン、センサーデバイス、メーター、車両、家庭用器具、医療器具、メディアプレーヤ、カメラ、または任意のタイプの家庭用電子機器、たとえば、限定はしないが、テレビジョン、無線機、照明装置、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはPCであり得るか、あるいはそれらに統合され得る。無線通信デバイスは、無線接続を介して音声および/またはデータを通信することを可能にされた、ポータブル、ハンドヘルド、コンピュータ具備、または車載型モバイルデバイスであり得る。
【0033】
ネットワークノード:本明細書で使用される「ネットワークノード」は、セルラ通信ネットワーク/システムのRANまたはコアネットワークのいずれかの一部である任意のノードである。
【0034】
本明細書で与えられる説明は3GPPセルラ通信システムに焦点を当て、したがって、3GPP専門用語または3GPP専門用語に類似した専門用語がしばしば使用されることに留意されたい。しかしながら、本明細書で開示される概念は、3GPPシステムに限定されない。
【0035】
本明細書の説明では、「セル」という用語に対して、参照が行われ得ることに留意されたい。しかしながら、特に5G NR概念に関して、ビームがセルの代わりに使用されることがあり、したがって、本明細書で説明される概念は、セルとビームの両方に等しく適用可能であることに留意することが重要である。
【0036】
現在、(1つまたは複数の)ある課題が存在する。NRリリース16では、SRSリソースがスロット内の14個のOFDMシンボルのいずれかにおいて開始するように設定され得ることが合意されたが、NRリリース15では、最後の6つのOFDMシンボルのみが使用され得る。これは、NRリリース16以降からのSRSリソースが、
図9に概略的に示されているように、2つの異なるスロット中の2つの隣接するOFDMシンボル中で送信され得ることを意味する。しかしながら、隣接するOFDMシンボル中の2つのSRSリソースを設定することは、SRS送信の前/後の過渡時間に起因するSRSの信号品質劣化を引き起こし得る。
【0037】
最小ガード期間は、ガード期間として使用されるOFDMシンボルが、他の送信のために使用され得ないという点で、未使用リソースを犠牲にして、送信されたUL信号の信頼できる信号品質を保証する。いくつかの場合には、たとえば、小さいSCSがあるとき、すなわち、OFDMシンボル持続時間が長いとき、または各SRSリソースについての高次繰返しがあるとき、アンテナ切替えに関連する過渡時間に起因するSRSリソースについての信号品質低減は、それほど問題ではないことがあり、したがって、SRS送信間のガード期間をエンフォースすることは、利得よりも高いコストに関連し得る。
【0038】
本開示のいくつかの態様およびそれらの実施形態は、上述のまたは他の課題のソリューションを提供し得る。SRS送信のための拡張ガード時間フレームワークのためのシステムおよび方法が、本明細書で開示される。いくつかの実施形態では、SRS送信のための拡張ガード時間フレームワークは、スロット間のガード期間を含む。いくつかの実施形態では、SRS送信のための拡張ガード時間フレームワークは、追加または代替として、SRS繰返しファクタ、SRSコムの数、SCS、および/またはUE能力に応じた、フレキシブルガード期間を含む。
【0039】
いくつかの実施形態は、(1つまたは複数の)以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を提供し得る。本明細書で開示されるソリューションの実施形態は、SRS信号品質とSRSリソース利用との間のより良いトレードオフにつながる、改善されたSRSガード期間仕様を提供し得る。
【0040】
図10は、本開示の実施形態が実装され得るセルラ通信システム1000の一例を示す。本明細書で説明される実施形態では、セルラ通信システム1000は、次世代RAN(NG-RAN)と5Gコア(5GC)とを含む5Gシステム(5GS)、または拡張ユニバーサル地上RAN(E-UTRAN)とエボルブドパケットコア(EPC)とを含むエボルブドパケットシステム(EPS)である。この例では、RANは、5GSにおいてNR基地局(gNB)と随意に次世代eNB(ng-eNB)(たとえば、5GCに接続されたLTE RANノード)とを含み、EPSにおいてeNBを含む、基地局1002-1および1002-2を含み、これらは対応する(マクロ)セル1004-1および1004-2を制御する。基地局1002-1および1002-2は、概して、本明細書では、まとめて基地局1002と呼ばれ、個別に基地局1002と呼ばれる。同様に、(マクロ)セル1004-1および1004-2は、概して、本明細書では、まとめて(マクロ)セル1004と呼ばれ、個別に(マクロ)セル1004と呼ばれる。RANは、対応するスモールセル1008-1~1008-4を制御する、いくつかの低電力ノード1006-1~1006-4をも含み得る。低電力ノード1006-1~1006-4は、(ピコ基地局またはフェムト基地局などの)小さい基地局、またはリモート無線ヘッド(RRH)などであり得る。特に、示されていないが、スモールセル1008-1~1008-4のうちの1つまたは複数は、基地局1002によって代替的に提供され得る。低電力ノード1006-1~1006-4は、概して、本明細書では、まとめて低電力ノード1006と呼ばれ、個別に低電力ノード1006と呼ばれる。同様に、スモールセル1008-1~1008-4は、概して、本明細書では、まとめてスモールセル1008と呼ばれ、個別にスモールセル1008と呼ばれる。セルラ通信システム1000は、5GSにおいて5GCと呼ばれ、EPSにおいてEPCと呼ばれる、コアネットワーク1010をも含む。基地局1002(および、随意に低電力ノード1006)は、コアネットワーク1010に接続される。
【0041】
基地局1002および低電力ノード1006は、対応するセル1004および1008中の無線通信デバイス1012-1~1012-5にサービスを提供する。無線通信デバイス1012-1~1012-5は、概して、本明細書では、まとめて無線通信デバイス1012と呼ばれ、個別に無線通信デバイス1012と呼ばれる。以下の説明では、無線通信デバイス1012は、しばしばUEであるが、本開示はそれに限定されない。
【0042】
次に、本明細書で開示されるソリューションの実施形態の説明が提供される。これらの実施形態が、いくつかの場合には別個に説明されるが、以下の実施形態は、別個に、または任意の所望の組合せで使用され得ることに留意されたい。
【0043】
実施形態1(2つの異なるスロット中の隣接するOFDMシンボル間のガード期間)
この実施形態では、2つの異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のガード期間が規定される。一実施形態では、使用「antennaSwitching」を伴うSRSリソースセットのための現在の最小ガード期間フレームワークは、隣接するスロット中のSRSリソースの送信のための最小ガード期間をも含むように拡張される。この新しいガード期間の必要を強調するために、以下の例について考える。
【0044】
現在のNR仕様では、使用「antennaSwitching」と能力「1t4r」とを伴う非周期的SRS送信の場合、合計4つの単一ポートSRSリソースをもつ2つのSRSリソースセットがトリガされ、ここで、各SRSリソースセット中の少なくとも1つのSRSリソースが割り当てられる。
図11に概略的に示されているように、SRSリソースがスロットの14個のOFDMシンボルのいずれかにおいて割り当てられ得る、NRリリース16において導入された新しい能力がある場合、2つの隣接するOFDMシンボルが2つの異なるスロットに属する、2つの隣接するOFDMシンボル中のSRS送信を設定することが可能である。上記で説明されたように、これは、送信アンテナ切替え時間に起因する信号品質の劣化を生じることがある。
【0045】
さらに、NRリリース17では、より多くのUEアンテナ切替え能力(たとえば、「1t6r」および「1t8r」)が規格化されることになる可能性がある。これらの場合、いくつかのシナリオでは、たとえば、SCS、SRS繰返しファクタなどに応じて、SRS送信は、2つ以上のスロット上でスケジュールされる必要があることになり、したがって、この場合も、スロット境界にわたって2つの隣接するOFDMシンボル中でSRS送信をスケジュールすること(
図11参照)が可能であり、これは、送信アンテナ切替え時間に起因する信号品質の劣化を生じる。
【0046】
一実施形態では、この問題は、当該のSRSリソースが異なるスロットに属する場合にも、使用「antennaSwitching」を伴うSRSリソース間の最小ガード期間を指定することによって解決される。
【0047】
この実施形態の1つの例示的な拡張では、使用が「antennaSwitching」に必ずしもセットされない1つまたは複数のSRSリソースセットに属するSRS拡張リソースのためにも、最小ガード期間が導入される。たとえば、最小ガード期間は、使用「codebook」を伴うSRSリソースセットに属する第1のスロット中の1つのSRSリソースと、使用「beamManagement」を伴うSRSリソースセットに属する第2のスロット中のSRSリソースとの間で指定され得る。
【0048】
図12は、上記で説明された実施形態の少なくともいくつかの態様による、無線アクセスノード1200およびUE1012の動作を示す。無線アクセスノード1200は、基地局1002、または基地局1002の機能(たとえば、gNB-CU)の一部を実装するノードであり得る。示されているように、無線アクセスノード1200は、UE1012へのSRS設定の送信を送信または始動する(ステップ1202)。SRS設定は、異なる(たとえば、隣接する)スロット中のSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間を含む。言い換えれば、SRS設定は、異なるスロット中の異なる(たとえば、隣接する)SRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間に応じたSRSリソースを規定する。一実施形態では、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間は、OFDMシンボルの数に関して規定される。
【0049】
一実施形態では、SRS設定は、第1のスロット中の1つまたは複数のSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットの設定と、第1のスロットの直後にくる第2のスロット中の1つまたは複数のSRSリソースを含む第2のSRSリソースセットの設定とを含む。一実施形態では、SRS設定は、第1のSRSリソースセット中の第1のSRSリソースと、第1のSRSリソースセット中の第1のSRSリソースに(時間的に)隣接する第2のSRSリソースセット中の第2のSRSリソースとの間の時間の量をさらに規定し、時間の量は、異なるスロット中の隣接するSRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間よりも大きい。一実施形態では、第1のSRSリソースセット中の第1のSRSリソースは、第1のSRSリソースセット中に含まれる1つまたは複数のSRSリソースの中からの、時間的に最後のSRSリソースであり、第2のSRSリソースセット中の第2のSRSリソースは、第2のSRSリソースセット中に含まれる1つまたは複数のSRSリソースの中からの、時間的に最初のSRSリソースである。一実施形態では、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方は、アンテナ切替えのために設定される。SRS設定は、第1および第2のスロット中の隣接するSRSリソース間の時間の量(たとえば、OFDMシンボルの数)が、異なるまたは隣接するスロット中のSRSリソースのためのあらかじめ規定された最小ガード期間よりも大きいかまたはそれに等しいようなものである。言い換えれば、SRS設定は、第1のスロット中の第1のSRSリソースセットからの第1のSRSリソースと、第2のスロット中の第2のSRSリソースセットからの第2のSRSリソースとの間の時間の量(たとえば、OFDMシンボルの数)が、異なるスロット中の隣接するSRSリソースのための規定された最小ガード期間よりも大きいかまたはそれに等しいようなものである。ここで、第1のSRSリソースは、第1のSRSリソースセット中の(1つまたは複数の)SRSリソースの中からの(時間的に)最後のSRSリソースであり、第2のSRSリソースは、第2のSRSリソースセット中の(1つまたは複数の)SRSリソースの中からの(時間的に)最初のSRSリソースである。
【0050】
実施形態2の説明において以下で説明されるように、(異なるスロット中の)SRSリソース間のあらかじめ規定されたガード期間は、いくつかの実施形態では、フレキシブル最小ガード期間であることに留意されたい。より詳細には、一例では、(異なるスロット中の)SRSリソース間のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された最小ガード期間は、以下で説明されるように、SRS送信のために繰返しが使用されるかどうか(たとえば、繰返しファクタ)、SRSコムの数、SCS、および/またはUEの能力の関数である。
【0051】
UE1012は、SRS設定を受信し、SRS設定に従ってSRSを送信する(ステップ1204)。
【0052】
実施形態2(緩和されたガード期間)
NRリリース15では、受信されたSRSの信号対雑音比(SNR)を改善するために、SRSリソースの繰返しが仕様中に含まれた。現在、SRSリソースは、1、2、または4の繰返しファクタを有することができ、これは、同じSRSリソースが1つ、2つ、または4個の隣接するOFDMシンボル中で送信されることを意味する。1つの送信ポートと2つの受信ポートとをもつUEについて、繰返しファクタ4を伴うアンテナ切替えの一例が、
図13に示されている。上記で説明されたように、SRSリソースの信頼できる信号品質を保証するために、アンテナ切替えのためのSRSリソース間のガード期間がなければならない。しかしながら、SRS送信が(たとえば、4回)繰り返される場合、過渡アンテナ切替え時間に起因する総信号品質低減は、繰返しがない場合と比較してより目立たないことがある。したがって、この場合、ガード期間を除去して利用可能な時間周波数リソースのより良い使用を行うこと(すなわち、ガード期間が実現されることを保証するために、さもなければ未使用であったであろう(1つまたは複数の)OFDMシンボルについてのより良い使用を見つけること)は、有益であり得る。
図14は、ガード期間の必要が除去された場合、1つの送信ポートと2つの受信ポートとをもつUEがどのように設定され得るかの一例を示す。わかるように、
図13と
図14とを比較すると、
図14の場合、1つ少ないOFDMシンボルが使用され、これは、その場合、他の送信のために使用され得る。
【0053】
したがって、一実施形態では、必要とされる最小ガード時間は、SRS送信のために繰返しが使用されるかどうかの関数であり、一例として、SRS送信のために使用される繰返しファクタの関数である。
【0054】
一実施形態では、必要とされる最小ガード期間は、追加または代替として、より小さいSCSが、OFDMシンボル持続時間のより長い持続時間を生じるので、SCSに依存する。OFDMシンボルの持続時間が長いほど、(SCSに関係なく過渡時間が同じであると仮定すると)過渡時間の効果は小さくなり、これは、過渡時間が、OFDMシンボルのより小さい部分に影響を及ぼすことになるからである。
【0055】
一実施形態では、必要とされる最小ガード期間は、SRS送信のために使用される繰返しファクタとSCSの両方の関数である。この実施形態の一例として、最小ガード期間の緩和された要件はSCSと繰返しファクタの両方に依存する、
図15によって例示されるような、緩和された最小ガード時間要件をもつ新しい最小ガード期間表が導入される。これが一例にすぎないこと、およびその表が、たとえば、繰返しファクタにのみ依存することができるか、または(
図15に示されているように)繰返しファクタとSCSの両方に依存することができることに留意されたい。
【0056】
一実施形態では、必要とされる最小ガード期間は、追加または代替として、SRSを送信するために使用されるコムの数に依存する。2つのコムが使用される場合、SRSシーケンスの2つの繰返しがあり、UEが、SRS送信を含んでいるシンボルの始まりおよび終了において切り替わる場合、SRSの各繰返しは切替えによってひずませられる。一方、たとえば、3つ以上のコムがある場合、シンボル内のSRSシーケンスの3つ以上の繰返しがあり、切替えによって影響を及ぼされない繰返しが、最初の繰返しと最後の繰返しとの中間にあることになる。gNBは、次いで、切替えによって影響を及ぼされるSRSをドロップし、gNBのSRS受信における切替えによって影響を受けないSRSのみを使用し、それにより、切替えからのひずみを回避し得る。
【0057】
したがって、一実施形態では、必要とされる最小ガード時間は、SRS送信のための使用されるコムの数の関数である。最小ガード期間は、UEが2つのコムをもつ最小ガード期間と比較して、3つ以上のコムをもつSRSを送信するとき、低減される。いくつかの実施形態では、最小ガード期間は、3つ以上のコムが使用されるとき、0シンボルの長さであり得る。
【0058】
一実施形態では、UEがSRSアンテナ切替えのための新しい緩和された最小ガード期間をサポートするか否かをgNBに通知するための、UEからgNBにシグナリングされる何らかのUE能力がある。したがって、一例では、必要とされる最小ガード期間は、UE能力の関数である。さらに、一例では、必要とされる最小ガード期間は、UE能力と、SRS送信のために使用される繰返しファクタ、SRS送信のために使用されるコムの数、およびSCSのうちの1つまたは複数との関数である。
【0059】
この実施形態の別の例では、異なるガード期間をもついくつかの異なる最小ガード期間表が、(たとえば3GPP規格において)あらかじめ規定されるか、またはあらかじめ設定される。UEは、それらのあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された表の中からどの(1つまたは複数の)最小ガード期間表がUEによってサポートされるかの指示をgNBにシグナリングする。この指示は、たとえば、UE能力シグナリング中に、UEからgNBにシグナリングされ得る。gNBは、次いで、UEに、サポートされる表のうちの1つを設定する。
図16および
図17は、2つのそのような最小ガード期間表、すなわち、速いアンテナ切替えを伴うUEのための最小ガード期間表(
図16)と、遅いアンテナ切替えを伴うUEのための最小ガード期間表(
図17)との一例を示す。UEがどの表をサポートするかは、たとえば、UEにおける電力増幅器(PA)が、出力電力をどのくらい急速にランプアップすることが可能であるかに依存する。UEは、UEが2つの表のうちどれをサポートするかをgNBにシグナリングすることになる。いくつかの場合には、UEは、表のうちの1つのみを示し得る。しかしながら、他の場合には、UEは、両方の表をサポートし、したがって、gNBに、UEが両方の表をサポートすることを示し得る。gNBは、次いで、UEからの指示に従ってUEのために使用すべき表のうちの1つを選択する。選択された表は、次いで、SRSリソースセットの2つのSRSリソース間の最小ガード期間を決定するために使用される。たとえば、gNBは、少なくとも最小ガード期間がSRSリソースセット中の隣接するSRSリソース間に存在するように、UEのためのSRS設定を生成する。この例は、(アンテナ切替えのための)同じSRSリソースセット中のSRSリソース間の最小ガード期間に焦点を当てているが、異なるSRSリソースセット中の隣接するSRSリソース間の最小ガード期間について同じことが当てはまることに留意されたい。
【0060】
図18は、上記で説明された実施形態の少なくともいくつかの態様による、無線アクセスノード1800およびUE1012の動作を示す。無線アクセスノード1800は、基地局1002、または基地局1002の機能(たとえば、gNB-CU)の一部を実装するノードであり得る。随意のステップが、破線/ボックスによって表される。示されているように、随意に、UE1012は、無線アクセスノード1800にUE能力情報を送信する(ステップ1802)。上記で説明されたように、UE能力情報は、UE1012がSRSリソース間のフレキシブルガード期間をサポートするかどうかを示す情報を含む。たとえば、UE能力情報は、UE1012によってサポートされる、(たとえば、2つまたはそれ以上のあらかじめ規定されたまたはあらかじめ設定された表の中からの)1つまたは複数のガード期間表を示し得る。
【0061】
無線アクセスノード1800は、UE1012へのSRS設定の送信を送信または始動する(ステップ1804)。SRS設定は、各々1つまたは複数のSRSリソースを含む、1つまたは複数のSRSリソースセットの設定を含む。SRS設定は、(同じスロットまたは同じSRSリソースセット中の、および/または異なるSRSリソースセット中の)隣接するSRSリソース間の時間の量が最小ガード期間よりも大きいかまたはそれに等しいようなものである。この実施形態では、最小ガード期間は、上記で説明されたように、SRS送信のために繰返しが使用されるかどうか(たとえば、関連するSRSリソース上でのSRS送信のために使用される繰返しファクタ)、SRSコムの数、SCS、および/またはUE能力(たとえば、ステップ1802のUE能力)の関数である。
【0062】
UE1012は、SRS設定を受信し、SRS設定に従ってSRSを送信する(ステップ1806)。上記の説明全体にわたって、ガード期間は、OFDMシンボルの数で測定されるものとして説明される。しかしながら、ガード期間は、任意の好適な時間領域単位で測定され得る。さらに、ここで説明される実施形態は、OFDMの使用に焦点を当てているが、説明される実施形態は、たとえば、SC-FDMAなど、他のタイプの信号波形を使用する無線ネットワークにおいて使用され得る。
【0063】
さらに、上記の説明は、主にNR(およびSRS)に焦点を当てたが、本明細書で説明される実施形態は、他の無線アクセスタイプ、たとえば、LTE(これについて、LTEリリース16以来、SRSがスロットの14個のシンボルのいずれかにおいて送信され得ることも成り立つ)に等しく適用可能であり、他のタイプの参照信号は排除されない。
図19は、本開示のいくつかの実施形態による、無線アクセスノード1900の概略ブロック図である。随意の特徴が、点線ボックスによって表される。無線アクセスノード1900は、たとえば、基地局1002または1006、あるいは、本明細書で説明される基地局1002またはgNBの機能の全部または一部(たとえば、上記で説明された、
図12の無線アクセスノード1200または
図18の無線アクセスノード1800の機能の全部または一部)を実装するネットワークノードであり得る。示されているように、無線アクセスノード1900は、1つまたは複数のプロセッサ1904(たとえば、中央処理ユニット(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など)と、メモリ1906と、ネットワークインターフェース1908とを含む制御システム1902を含む。1つまたは複数のプロセッサ1904は、本明細書では処理回路とも呼ばれる。さらに、無線アクセスノード1900は、各々が、1つまたは複数のアンテナ1916に結合された1つまたは複数の送信機1912と1つまたは複数の受信機1914とを含む、1つまたは複数の無線ユニット1910を含み得る。無線ユニット1910は、無線インターフェース回路と呼ばれるか、または無線インターフェース回路の一部であり得る。いくつかの実施形態では、(1つまたは複数の)無線ユニット1910は、制御システム1902の外部にあり、たとえば、有線接続(たとえば、光ケーブル)を介して制御システム1902に接続される。しかしながら、いくつかの他の実施形態では、(1つまたは複数の)無線ユニット1910および潜在的に(1つまたは複数の)アンテナ1916は、制御システム1902とともに一体化される。1つまたは複数のプロセッサ1904は、本明細書で説明される無線アクセスノード1900の1つまたは複数の機能(たとえば、上記で説明された、
図12の無線アクセスノード1200または
図18の無線アクセスノード1800の機能の全部または一部)を提供するように動作する。いくつかの実施形態では、(1つまたは複数の)機能は、たとえば、メモリ1906に記憶され、1つまたは複数のプロセッサ1904によって実行される、ソフトウェアで実装される。
【0064】
図20は、本開示のいくつかの実施形態による、無線アクセスノード1900の仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。この説明は、他のタイプのネットワークノードに等しく適用可能である。さらに、他のタイプのネットワークノードは、同様の仮想化されたアーキテクチャを有し得る。ここでも、随意の特徴が、点線ボックスによって表される。
【0065】
本明細書で使用される「仮想化された」無線アクセスノードは、無線アクセスノード1900の機能の少なくとも一部分が、(たとえば、(1つまたは複数の)ネットワークにおける(1つまたは複数の)物理処理ノード上で実行する(1つまたは複数の)仮想マシンを介して)(1つまたは複数の)仮想構成要素として実装される無線アクセスノード1900の一実装形態である。示されているように、この例では、無線アクセスノード1900は、上記で説明されたように、制御システム1902および/または1つまたは複数の無線ユニット1910を含み得る。制御システム1902は、たとえば、光ケーブルなどを介して(1つまたは複数の)無線ユニット1910に接続され得る。無線アクセスノード1900は、(1つまたは複数の)ネットワーク2002に結合されるか、または(1つまたは複数の)ネットワーク2002の一部として含まれる、1つまたは複数の処理ノード2000を含む。存在する場合、制御システム1902または(1つまたは複数の)無線ユニットは、ネットワーク2002を介して(1つまたは複数の)処理ノード2000に接続される。各処理ノード2000は、1つまたは複数のプロセッサ2004(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)と、メモリ2006と、ネットワークインターフェース2008とを含む。
【0066】
この例では、本明細書で説明される無線アクセスノード1900の機能2010(たとえば、上記で説明された、
図12の無線アクセスノード1200または
図18の無線アクセスノード1800の機能の全部または一部)は、1つまたは複数の処理ノード2000において実装されるか、または1つまたは複数の処理ノード2000および制御システム1902および/または(1つまたは複数の)無線ユニット1910にわたって任意の所望の様式で分散される。いくつかの特定の実施形態では、本明細書で説明される無線アクセスノード1900の機能2010の一部または全部は、(1つまたは複数の)処理ノード2000によってホストされる(1つまたは複数の)仮想環境において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される仮想構成要素として実装される。当業者によって諒解されるように、(1つまたは複数の)処理ノード2000と制御システム1902との間の追加のシグナリングまたは通信が、所望の機能2010のうちの少なくともいくつかを行うために使用される。特に、いくつかの実施形態では、制御システム1902が含まれないことがあり、その場合、(1つまたは複数の)無線ユニット1910は、(1つまたは複数の)適切なネットワークインターフェースを介して(1つまたは複数の)処理ノード2000と直接通信する。
【0067】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明される実施形態のいずれかに従って、少なくとも1つのプロセッサに、仮想環境における無線アクセスノード1900の機能2010のうちの1つまたは複数を実装する無線アクセスノード1900またはノード(たとえば、処理ノード2000)の機能を行わせる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態では、上述のコンピュータプログラム製品を備えるキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(たとえば、メモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0068】
図21は、本開示のいくつかの他の実施形態による、無線アクセスノード1900の概略ブロック図である。無線アクセスノード1900は、1つまたは複数のモジュール2100を含み、その各々はソフトウェアで実装される。(1つまたは複数の)モジュール2100は、本明細書で説明される無線アクセスノード1900の機能(たとえば、上記で説明された、
図12の無線アクセスノード1200または
図18の無線アクセスノード1800の機能の全部または一部)を提供する。この説明は、モジュール2100が処理ノード2000のうちの1つにおいて実装されるか、あるいは複数の処理ノード2000にわたって分散され、ならびに/または(1つまたは複数の)処理ノード2000および制御システム1902にわたって分散され得る、
図20の処理ノード2000に等しく適用可能である。
【0069】
図22は、本開示のいくつかの実施形態による、無線通信デバイス2200の概略ブロック図である。示されているように、無線通信デバイス2200は、1つまたは複数のプロセッサ2202(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)と、メモリ2204と、各々が、1つまたは複数のアンテナ2212に結合された1つまたは複数の送信機2208および1つまたは複数の受信機2210を含む、1つまたは複数のトランシーバ2206とを含む。(1つまたは複数の)トランシーバ2206は、当業者によって諒解されるように、(1つまたは複数の)アンテナ2212と(1つまたは複数の)プロセッサ2202との間で通信される信号を調節するように設定された、(1つまたは複数の)アンテナ2212に接続された無線フロントエンド回路を含む。プロセッサ2202は、本明細書では処理回路とも呼ばれる。トランシーバ2206は、本明細書では無線回路とも呼ばれる。いくつかの実施形態では、上記で説明された無線通信デバイス2200の機能(たとえば、上記で説明された
図12または
図18のUE1012の機能の全部または一部)は、たとえば、メモリ2204に記憶され、(1つまたは複数の)プロセッサ2202によって実行される、ソフトウェアで完全にまたは部分的に実装され得る。無線通信デバイス2200は、たとえば、1つまたは複数のユーザインターフェース構成要素(たとえば、ディスプレイ、ボタン、タッチスクリーン、マイクロフォン、(1つまたは複数の)スピーカーなどを含む入出力インターフェース、ならびに/あるいは、無線通信デバイス2200への情報の入力を可能にする、および/または無線通信デバイス2200からの情報の出力を可能にするための任意の他の構成要素)、電力供給源(たとえば、バッテリーおよび関連する電力回路)など、
図22に示されていない追加の構成要素を含み得ることに留意されたい。
【0070】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明される実施形態のいずれかに従って、少なくとも1つのプロセッサに無線通信デバイス2200の機能を行わせる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態では、上述のコンピュータプログラム製品を備えるキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(たとえば、メモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0071】
図23は、本開示のいくつかの他の実施形態による、無線通信デバイス2200の概略ブロック図である。無線通信デバイス2200は、1つまたは複数のモジュール2300を含み、その各々はソフトウェアで実装される。(1つまたは複数の)モジュール2300は、本明細書で説明される無線通信デバイス2200の機能(たとえば、上記で説明された
図12または
図18のUE1012の機能の全部または一部)を提供する。
【0072】
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
【0073】
図におけるプロセスが本開示のいくつかの実施形態によって実施される動作の特定の順序を示し得るが、そのような順序は例示的である(たとえば、代替実施形態が、異なる順序で動作を実施する、いくつかの動作を組み合わせる、いくつかの動作を重ね合わせる、などを行い得る)ことを理解されたい。
【0074】
当業者は、本開示の実施形態に対する改善および修正を認識されよう。すべてのそのような改善および修正は、本明細書で開示される概念の範囲内で考慮される。