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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-09
(45)【発行日】2024-12-17
(54)【発明の名称】通信方法及び通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/30 20180101AFI20241210BHJP
   H04W 76/40 20180101ALI20241210BHJP
   H04W 72/121 20230101ALI20241210BHJP
【FI】
H04W76/30
H04W76/40
H04W72/121
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2023540133
(86)(22)【出願日】2020-12-31
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-17
(86)【国際出願番号】 CN2020142542
(87)【国際公開番号】W WO2022141591
(87)【国際公開日】2022-07-07
【審査請求日】2023-07-12
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リー,ムオン
(72)【発明者】
【氏名】イーン,ジアーンウエイ
(72)【発明者】
【氏名】ヤーン,イエンメイ
【審査官】前田 典之
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-171548(JP,A)
【文献】特開2012-104974(JP,A)
【文献】特表2013-534087(JP,A)
【文献】特表2010-541434(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0279395(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4、6
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスネットワークデバイスによって、前もってセットされた条件が満足される場合に第1メッセージを、アイドル状態又はRRC非アクティブ状態にある、第1マルチキャストセッションのデータを受信しているユーザ装置へブロードキャストすることであり、前記第1メッセージは、前記第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用される、ことと、
前記アクセスネットワークデバイスが、第1の前もってセットされた期間内に、前記第1メッセージに応答する第2メッセージを受信しない場合に、前記アクセスネットワークデバイスによって前記第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすること、及び/又は
前記アクセスネットワークデバイスが、第1の前もってセットされた期間内に、前記第1メッセージに応答する第2メッセージを、前記第1メッセージを受信した前記ユーザ装置から受信する場合に、前記アクセスネットワークデバイスによって前記第1マルチキャストセッションを維持すること、と
を有し、
前記前もってセットされた条件は、次の:
データが第2の前もってセットされた期間内に前記第1マルチキャストセッションで伝送されないこと、
関連するユーザ装置がマルチキャストグループにないこと、又は
前記第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信するユーザ装置があるかどうかをモニタするために使用される第1タイマがタイムアウトすること
のうちの少なくとも1つを含む、
通信方法。
【請求項2】
前記通信方法は、前記アクセスネットワークデバイスによって第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することを更に有し、
前記第3メッセージは、前記第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される、
請求項に記載の通信方法。
【請求項3】
前記アクセスネットワークデバイスによって第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することは、
前記アクセスネットワークデバイスによって、前記第1の前もってセットされた期間の後に、前記第3メッセージを前記コアネットワークデバイスへ送信することを有する、
請求項に記載の通信方法。
【請求項4】
前記アクセスネットワークデバイスによって第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することは、
前記アクセスネットワークデバイスによって、前記第1の前もってセットされた期間の前に、前記第3メッセージを前記コアネットワークデバイスへ送信することを有する、
請求項に記載の通信方法。
【請求項5】
前記通信方法は、前記アクセスネットワークデバイスが前記第1の前もってセットされた期間内に前記第2メッセージを受信する場合に、前記アクセスネットワークデバイスによって第5メッセージを前記コアネットワークデバイスへ送信することを更に有し、
前記第5メッセージは、前記第1マルチキャストセッションを維持することを前記コアネットワークデバイスに要求するために使用される、
請求項に記載の通信方法。
【請求項6】
前記第2メッセージは、ユーザ装置からである、
請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項7】
前記第2メッセージは、ラジオリソースコントロール(RRC)メッセージである、
請求項に記載の通信方法。
【請求項8】
ユーザ装置によって、前もってセットされた条件が満足される場合にアクセスネットワークデバイスによってブロードキャストされた第1メッセージを受信することであり、前記第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用され、前記前もってセットされた条件は、次の:
データが第2の前もってセットされた期間内に前記第1マルチキャストセッションで伝送されないこと、
関連するユーザ装置がマルチキャストグループにないこと、又は
前記第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しているユーザ装置があるかどうかをモニタするために使用される第1タイマがタイムアウトすること
のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記ユーザ装置が、アイドル状態又はRRC非アクティブ状態にあり、前記第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしている場合に、前記ユーザ装置によって、前記第1メッセージに応答する第2メッセージを前記アクセスネットワークデバイスへ送信して、第1の前もってセットされた期間内に前記第2メッセージを受信した前記アクセスネットワークデバイスに前記第1マルチキャストセッションを維持させることと
を有する通信方法。
【請求項9】
前記ユーザ装置は、アイドル状態又はラジオリソースコントロールRRC非アクティブ状態にある、
請求項に記載の通信方法。
【請求項10】
アクセスネットワークデバイス及びユーザ装置を有し、
前記アクセスネットワークデバイスは、請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行するよう構成され、
前記ユーザ装置は、請求項又はに記載の通信方法を実行するよう構成される、
通信システム。
【請求項11】
プロセッサ及びメモリを有し、
前記プロセッサは前記メモリへ結合され、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記コンピュータプログラムを実行して、請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法を実施するよう構成される、
通信装置。
【請求項12】
プロセッサ及びメモリを有し、
前記プロセッサは前記メモリへ結合され、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記コンピュータプログラムを実行して、請求項8又は9に記載の通信方法を実施するよう構成される、
通信装置。
【請求項13】
プロセッサ及びメモリを有し、
前記プロセッサは前記メモリへ結合され、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記コンピュータプログラムを実行して、請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法を実施するよう構成される、
チップ。
【請求項14】
プロセッサ及びメモリを有し、
前記プロセッサは前記メモリへ結合され、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記コンピュータプログラムを実行して、請求項8又は9に記載の通信方法を実施するよう構成される、
チップ。
【請求項15】
コンピュータプログラムを有し、
前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されると、前記コンピュータは、請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行することができる、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータプログラムを有し、
前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されると、前記コンピュータは、請求項8又は9に記載の通信方法を実行することができる、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されると、前記コンピュータに、請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行させる、
コンピュータプログラム。
【請求項18】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されると、前記コンピュータに、請求項8又は9に記載の通信方法を実行させる、
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は通信分野に、より具体的には、通信方法及び通信装置に関係がある。
【背景技術】
【0002】
マルチキャスト伝送の場合に、ユーザ装置がアイドル状態にあるとき、ユーザ装置とマルチキャストグループとの間の関連付けはネットワーク側によって既に解放されている。関連するユーザ装置がマルチキャストグループにないとき、ネットワーク側は、マルチキャストグループに対応するマルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにしてもよい。
【0003】
現在、従来技術は、ユーザ装置がアイドル状態にあるときにユーザ装置がマルチキャストデータを受信するのを助ける。具体的に、ユーザ装置がコネクテッド状態からアイドル状態に入る場合に、ユーザ装置は、ユーザ装置がコネクテッド状態にあるときに使用していたマルチキャスト受信パラメータを依然として記憶しているので、アイドル状態にあるユーザ装置は、そのマルチキャスト受信パラメータを使用することによってマルチキャストデータを受信し得る。関連するユーザ装置が特定のマルチキャストグループにないとき、アイドル状態にあるユーザ装置は、そのマルチキャストグループに対応するマルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしていることも可能である、ことが分かる。この場合に、マルチキャストセッションが解放されるか又は非アクティブにされるならば、アイドル状態のユーザ装置のマルチキャストデータの伝送は影響を及ぼされる。
【0004】
上記の状況を考慮して、マルチキャストセッションを管理する方法は、至急解決されるべき問題になっている。
【発明の概要】
【0005】
本願は、アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合にマルチキャストセッションを適切に管理するために、通信方法及び通信装置を提供する。
【0006】
第1の態様に従って、本願は通信方法を提供する。方法は、アクセスネットワークデバイスが、前もってセットされた条件が満足される場合に第1メッセージをブロードキャストすることであり、第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用される、ことと、アクセスネットワークデバイスが、第1の前もってセットされた期間内に、第1メッセージに応答する第2メッセージを受信しない場合に、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすること、及び/又はアクセスネットワークデバイスが、第1の前もってセットされた期間内に、第1メッセージに応答する第2メッセージを受信する場合に、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを維持すること、とを含む。
【0007】
前もってセットされた条件は、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにするために使用されてよい。
【0008】
第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることは、第1マルチキャストセッションのコンテキストを解放すること又は非アクティブにすること、として理解されてよい。
【0009】
第1マルチキャストセッションを維持することは、第1マルチキャストセッションを解放しないこと又は非アクティブにしないこと、あるいは、第1マルチキャストセッションを解放することを断念すること又は非アクティブにすることを断念すること、としても記述され得る。
【0010】
任意に、第2メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第1メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、ラジオリソースコントロール(radio resource control,RRC)接続を確立することを要求し、任意に、アクティブなマルチキャストセッションに関する情報を伝達すること、などのために使用されてもよい。
【0011】
任意に、第2メッセージは、エアインターフェースメッセージ、例えば、RRCメッセージである。
【0012】
上記の技術的解決法では、前もってセットされた条件が満足される場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知し、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックし得る。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0013】
第1の態様を参照して、可能な実施において、前もってセットされた条件は、次の:データが第2の前もってセットされた期間内に第1マルチキャストセッションで伝送されないこと、関連するユーザ装置がマルチキャストグループにないこと、又は第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信するユーザ装置があるかどうかをモニタするために使用される第1タイマがタイムアウトすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
第1の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、方法は、アクセスネットワークデバイスが第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することを更に含み、第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される。
【0015】
第1の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、アクセスネットワークデバイスが第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することは、アクセスネットワークデバイスが、第1の前もってセットされた期間の後に、第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することを含む。
【0016】
上記の技術的解決法では、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の後に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。言い換えると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすると決定した後にのみ、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。このように、コアネットワークデバイスの実施は簡単である。
【0017】
第1の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、アクセスネットワークデバイスが第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することは、アクセスネットワークデバイスが、第1の前もってセットされた期間の前に、第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することを含む。
【0018】
上記の技術的解決法では、第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する前に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを前もってコアネットワークデバイスに要求する。このようにして、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることの遅延は小さくされ得る。
【0019】
第1の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、方法は、アクセスネットワークデバイスが第1の前もってセットされた期間内に第2メッセージを受信する場合に、アクセスネットワークデバイスが第5メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することを更に含み、第5メッセージは、第1マルチキャストセッションを維持することをコアネットワークデバイスに要求するために使用される。
【0020】
上記の技術的解決法では、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求している場合に、アクセスネットワークデバイスが第1の前もってセットされた期間内に第2メッセージを受信するならば、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを維持することをコアネットワークデバイスに通知して、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放することを防ぎ得る。
【0021】
第1の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、第2メッセージはユーザ装置からである。
【0022】
第1の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、第2メッセージはRRCメッセージである。
【0023】
第2の態様に従って、本願は通信方法を提供する。方法は、ユーザ装置が第1メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信することであり、第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用される、ことと、ユーザ装置が、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしている場合に、ユーザ装置が、第1メッセージに応答する第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信することとを含む。
【0024】
任意に、第2メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第1メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、RRC接続を確立することを要求し、任意に、アクティブなマルチキャストセッションに関する情報を伝達すること、などのために使用されてもよい。
【0025】
任意に、第2メッセージは、エアインターフェースメッセージ、例えば、RRCメッセージである。
【0026】
上記の技術的解決法で、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知する。ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしている場合に、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックし得る。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0027】
第2の態様を参照して、可能な実施において、ユーザ装置は、アイドル状態又はRRC非アクティブ状態にある。
【0028】
第2の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、第2メッセージはRRCメッセージである。
【0029】
第3の態様に従って、本願は通信方法を提供する。方法は、コアネットワークデバイスが第3メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信することであり、第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される、ことと、コアネットワークデバイスが、第3メッセージに基づいて、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることとを含む。
【0030】
上記の技術的解決法では、アクセスネットワークデバイスから要求を受信する場合に、コアネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにしてよい。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0031】
第4の態様に従って、本願は通信方法を提供する。方法は、コアネットワークデバイスが第3メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信することであり、第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される、ことと、コアネットワークデバイスが第3の前もってセットされた期間内に第5メッセージを受信しない場合に、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすること、及び/又はコアネットワークデバイスが第3の前もってセットされた期間内に第5メッセージを受信する場合に、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを維持すること、とを含み、第5メッセージは、第1マルチキャストセッションを維持することを指示する。
【0032】
上記の技術的解決法では、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求している場合に、アクセスネットワークデバイスが第1の前もってセットされた期間内に第2メッセージを受信するならば、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを維持することをコアネットワークデバイスに通知してもよい。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0033】
第5の態様に従って、本願は通信方法を提供する。方法は、アクセスネットワークデバイスが、前もってセットされた条件が満足される場合に、第6メッセージをブロードキャストすることであり、第6メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用される、ことと、アクセスネットワークデバイスが第1の前もってセットされた期間内にコアネットワークデバイスから第8メッセージを受信しない場合に、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすること、及び/又はアクセスネットワークデバイスが第1の前もってセットされた期間内にコアネットワークデバイスから第8メッセージを受信する場合に、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを維持すること、とを含み、第8メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するためにユーザ装置によって使用される。
【0034】
前もってセットされた条件は、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにするために使用されてよい。
【0035】
第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることは、第1マルチキャストセッションのコンテキストを解放すること又は非アクティブにすること、として理解されてよい。
【0036】
第1マルチキャストセッションを維持することは、第1マルチキャストセッションを解放しないこと又は非アクティブにしないこと、あるいは、第1マルチキャストセッションを解放することを断念すること又は非アクティブにすることを断念すること、としても記述され得る。
【0037】
任意に、第8メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第6メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、などのために使用されてもよい。
【0038】
任意に、第8メッセージはN2メッセージであってよい。
【0039】
上記の技術的解決法では、前もってセットされた条件が満足される場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知し、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをコアネットワークデバイスにフィードバックすることができ、次いで、コアネットワークデバイスは、ユーザが第1マルチキャストセッションを依然として使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックする。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0040】
第5の態様を参照して、可能な実施において、前もってセットされた条件は、次の:第2の前もってセットされた期間内に第1マルチキャストセッションでデータが伝送されないこと、関連するユーザ装置がマルチキャストグループにないこと、又は第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信するユーザ装置があるかどうかをモニタするために使用される第1タイマがタイムアウトすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
第5の態様及び上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、方法は、アクセスネットワークデバイスが、第1の前もってセットされた期間の前に、第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することを更に含み、第9メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される。
【0042】
上記の技術的解決法では、第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブすべきかどうかを決定する前に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを前もってコアネットワークデバイスに要求する。このようにして、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることの遅延は小さくされ得る。
【0043】
第5の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、方法は、第1の前もってセットされた期間内に第8メッセージが受信されない場合に、アクセスネットワークデバイスが第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することを更に含み、第9メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される。
【0044】
上記の技術的解決法で、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の後に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。言い換えると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすると決定した後にのみ、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。このように、コアネットワークデバイスの実施は簡単である。
【0045】
第6の態様に従って、本願は通信方法を提供する。方法は、ユーザ装置が第6メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信することであり、第6メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用される、ことと、ユーザ装置が、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしている場合に、ユーザ装置が第7メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することとであり、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するために使用される、こととを含む。
【0046】
任意に、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第6メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、などのために使用されてもよい。
【0047】
任意に、第7メッセージは非アクセス層(non-access stratum,NAS)メッセージである。
【0048】
上記の技術的解決法で、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知し得る。ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしている場合に、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをコアネットワークデバイスにフィードバックしてよい。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0049】
第7の態様に従って、本願は通信方法を提供する。方法は、コアネットワークデバイスが第7メッセージをユーザ装置から受信することであり、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するために使用される、ことと、コアネットワークデバイスが第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信することであり、第8メッセージは、ユーザ装置を第1マルチキャストセッションに加えることを要求するために使用される、こととを含む。
【0050】
任意に、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第6メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、などのために使用されてもよい。
【0051】
任意に、第7メッセージはNASメッセージである。
【0052】
任意に、第8メッセージはN2メッセージである。
【0053】
上記の技術的解決法で、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしている場合に、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをコアネットワークデバイスにフィードバックしてよく、コアネットワークデバイスは、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを依然として使用していることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックしてよい。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0054】
第8の態様に従って、本願は通信方法を提供する。方法は、コアネットワークデバイスが第9メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信することであり、第9メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される、ことと、コアネットワークデバイスが、第2の前もってセットされた期間内に、第7メッセージをユーザ装置から受信しない場合に、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすること、及び/又はコアネットワークデバイスが、第2の前もってセットされた期間内に、第7メッセージをユーザ装置から受信する場合に、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを維持し、第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信することであり、第8メッセージは、ユーザ装置を第1マルチキャストセッションに加えることを要求するために使用され、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するために使用される、こと、とを含む。
【0055】
上記の技術的解決法では、第7メッセージを受信した後に、コアネットワークデバイスは、第7メッセージに基づいて、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを依然として使用中であるか又はまさに使用しようとしていることを知り、第1マルチキャストセッションが維持されるべきであると決定し、アクセスネットワークデバイスに、ユーザ装置を第1マルチキャストセッションに加えることを要求し得る。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0056】
第9の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、
前もってセットされた条件が満足される場合に第1メッセージをブロードキャストするよう構成されるトランシーバユニットであり、第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用される、トランシーバユニットと、
第1メッセージに応答する第2メッセージが第1の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにし、かつ/あるいは、第1メッセージに応答する第2メッセージが第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、第1マルチキャストセッションを維持するよう構成される処理ユニットと
を含む。
【0057】
任意に、通信装置はアクセスネットワークデバイスであってよい。
【0058】
前もってセットされた条件は、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにするために使用される。
【0059】
第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることは、第1マルチキャストセッションのコンテキストを解放すること又は非アクティブにすること、として理解されてよい。
【0060】
第1マルチキャストセッションを維持することは、第1マルチキャストセッションを解放しないこと又は非アクティブにしないこと、あるいは、第1マルチキャストセッションを解放することを断念すること又は非アクティブにすることを断念すること、としても記述され得る。
【0061】
任意に、第2メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第1メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、RRC接続を確立することを要求し、任意に、アクティブなマルチキャストセッションに関する情報を伝達すること、などのために使用されてもよい。
【0062】
任意に、第2メッセージは、エアインターフェースメッセージ、例えば、RRCメッセージである。
【0063】
上記の技術的解決法では、前もってセットされた条件が満足される場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知し、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックし得る。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0064】
第9の態様を参照して、可能な実施において、前もってセットされた条件は、次の:データが第2の前もってセットされた期間内に第1マルチキャストセッションで伝送されないこと、関連するユーザ装置がマルチキャストグループにないこと、又は第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信するユーザ装置があるかどうかをモニタするために使用される第1タイマがタイムアウトすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0065】
第9の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、トランシーバユニットは、第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される。
【0066】
第9の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、トランシーバユニットは、第1の前もってセットされた期間の後に、第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信するよう特に構成される。
【0067】
上記の技術的解決法では、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の後に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。言い換えると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすると決定した後にのみ、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。このように、コアネットワークデバイスの実施は簡単である。
【0068】
第9の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、トランシーバユニットは、第1の前もってセットされた期間の前に、第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信することを含む。
【0069】
上記の技術的解決法では、第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する前に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを前もってコアネットワークデバイスに要求する。このようにして、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることの遅延は小さくされ得る。
【0070】
第9の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、トランシーバユニットは、第2メッセージが第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、第5メッセージをコアネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第5メッセージは、第1マルチキャストセッションを維持することをコアネットワークデバイスに要求するために使用される。
【0071】
上記の技術的解決法では、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求している場合に、アクセスネットワークデバイスが第1の前もってセットされた期間内に第2メッセージを受信するならば、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを維持することをコアネットワークデバイスに通知して、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放することを防ぎ得る。
【0072】
第9の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、第2メッセージはユーザ装置からである。
【0073】
第1の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、第2メッセージはRRCメッセージである。
【0074】
第10の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、
第1メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信し、第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用され、第1マルチキャストセッションが使用中であるか又は使用されるべきである場合に、第1メッセージに応答する第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成されるトランシーバユニットを含む。
【0075】
任意に、第2メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第1メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、RRC接続を確立することを要求し、任意に、アクティブなマルチキャストセッションに関する情報を伝達すること、などのために使用されてもよい。
【0076】
任意に、第2メッセージは、エアインターフェースメッセージ、例えば、RRCメッセージである。
【0077】
任意に、通信装置はユーザ装置である。
【0078】
上記の技術的解決法で、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知してよい。ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしている場合に、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックし得る。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0079】
第2の態様を参照して、可能な実施において、ユーザ装置は、アイドル状態又はRRC非アクティブ状態にある。
【0080】
第2の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、第2メッセージはRRCメッセージである。
【0081】
第11の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、
第3メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信するよう構成されるトランシーバユニットであり、第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される、トランシーバユニットと、
第3メッセージに基づいて、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにするよう構成される処理ユニットと
を含む。
【0082】
任意に、通信装置はコアネットワークデバイスであってよい。
【0083】
上記の技術的解決法では、アクセスネットワークデバイスから要求を受信する場合に、コアネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにしてよい。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0084】
第12の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、
第3メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信するよう構成されるトランシーバユニットであり、第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される、トランシーバユニットと、
第5メッセージが第3の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにし、かつ/あるいは、第5メッセージが第3の前もってセットされた期間内に受信される場合に、第1マルチキャストセッションを維持するよう構成される処理ユニットと
を含み、第5メッセージは、第1マルチキャストセッションを維持することを指示する。
【0085】
任意に、通信装置はコアネットワークデバイスであってよい。
【0086】
上記の技術的解決法では、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求している場合に、アクセスネットワークデバイスが第1の前もってセットされた期間内に第2メッセージを受信するならば、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを維持することをコアネットワークデバイスに通知してもよい。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0087】
第13の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、
前もってセットされた条件が満足される場合に第6メッセージをブロードキャストするよう構成されるトランシーバユニットであり、第6メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用される、トランシーバユニットと、
第8メッセージが第1の前もってセットされた期間内にコアネットワークデバイスから受信されない場合に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにし、かつ/あるいは、第8メッセージが第1の前もってセットされた期間内にコアネットワークデバイスから受信される場合に、第1マルチキャストセッションを維持し、第8メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するためにユーザ装置によって使用される、よう構成される処理ユニットと
を含む。
【0088】
任意に、通信装置はアクセスネットワークデバイスであってよい。
【0089】
前もってセットされた条件は、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにするために使用されてよい。
【0090】
第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることは、第1マルチキャストセッションのコンテキストを解放すること又は非アクティブにすること、として理解されてよい。
【0091】
第1マルチキャストセッションを維持することは、第1マルチキャストセッションを解放しないこと又は非アクティブにしないこと、あるいは、第1マルチキャストセッションを解放することを断念すること又は非アクティブにすることを断念すること、としても記述され得る。
【0092】
任意に、第8メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第6メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、などのために使用されてもよい。
【0093】
任意に、第8メッセージはN2メッセージであってよい。
【0094】
上記の技術的解決法では、前もってセットされた条件が満足される場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知し、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをコアネットワークデバイスにフィードバックすることができ、次いで、コアネットワークデバイスは、ユーザが第1マルチキャストセッションを依然として使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックする。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0095】
第13の態様を参照して、可能な実施において、前もってセットされた条件は、次の:第2の前もってセットされた期間内に第1マルチキャストセッションでデータが伝送されないこと、関連するユーザ装置がマルチキャストグループにないこと、又は第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信するユーザ装置があるかどうかをモニタするために使用される第1タイマがタイムアウトすること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0096】
第13の態様及び上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、トランシーバユニットは、第1の前もってセットされた期間の前に、第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第9メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される。
【0097】
上記の技術的解決法では、第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブすべきかどうかを決定する前に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを前もってコアネットワークデバイスに要求する。このようにして、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることの遅延は小さくされ得る。
【0098】
第13の態様又は上記の実施のいずれか1つを参照して、他の可能な実施において、トランシーバユニットは、第1の前もってセットされた期間内に第8メッセージが受信されない場合に、第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第9メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される。
【0099】
上記の技術的解決法で、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の後に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。言い換えると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすると決定した後にのみ、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。このように、コアネットワークデバイスの実施は簡単である。
【0100】
第14の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、
第6メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信し、第6メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用され、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータが受信中であるか又は受信されるべきである場合に、第7メッセージをコアネットワークデバイスへ送信し、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するために使用される、よう構成されるトランシーバユニットを含む。
【0101】
任意に、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第6メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、などのために使用されてもよい。
【0102】
任意に、第7メッセージはNASメッセージである。
【0103】
任意に、通信装置はユーザ装置であってよい。
【0104】
上記の技術的解決法で、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知し得る。ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしている場合に、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをコアネットワークデバイスにフィードバックしてよい。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0105】
第15の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、
第7メッセージをユーザ装置から受信し、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するために使用され、第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信し、第8メッセージは、ユーザ装置を第1マルチキャストセッションに加えることを要求するために使用される、よう構成されるトランシーバユニットを含む。
【0106】
任意に、通信装置はコアネットワークデバイスであってよい。
【0107】
任意に、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第6メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、などのために使用されてもよい。
【0108】
任意に、第7メッセージはNASメッセージである。
【0109】
任意に、第8メッセージはN2メッセージである。
【0110】
上記の技術的解決法で、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしている場合に、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをコアネットワークデバイスにフィードバックしてよく、コアネットワークデバイスは、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを依然として使用していることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックしてよい。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0111】
第16の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、
第9メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信するよう構成されるトランシーバユニットであり、第9メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される、トランシーバユニットと、
第7メッセージが第2の前もってセットされた期間内にユーザ装置から受信されない場合に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにし、かつ/あるいは、第7メッセージが第2の前もってセットされた期間内にユーザ装置から受信される場合に、第1マルチキャストセッションを維持するよう構成される処理ユニットと
を含む。処理ユニットは、第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第8メッセージは、ユーザ装置を第1マルチキャストセッションに加えることを要求するために使用され、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するために使用される。
【0112】
任意に、通信装置はコアネットワークデバイスであってよい。
【0113】
上記の技術的解決法では、第7メッセージを受信した後に、コアネットワークデバイスは、第7メッセージに基づいて、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを依然として使用中であるか又はまさに使用しようとしていることを知り、第1マルチキャストセッションが維持されるべきであると決定し、アクセスネットワークデバイスに、ユーザ装置を第1マルチキャストセッションに加えることを要求し得る。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0114】
第17の態様に従って、本願は、プロセッサを含む通信装置を提供する。プロセッサはメモリへ結合され、メモリ内の命令を実行するよう構成されてよく、それにより、装置は、第1の態様乃至第8の態様のうちのいずれか1つで提供される方法を実行するか、又は第1の態様乃至第8の態様のいずれかの可能な実施での方法を実行する。任意に、装置はメモリを更に含む。装置は、インターフェース回路を更に含み、プロセッサはインターフェース回路へ結合される。
【0115】
第18の態様に従って、本願は、入力回路、出力回路、及び処理回路を含むプロセッサを提供する。処理回路は、入力回路を使用して信号を受信し、出力回路を使用して信号を送信するよう構成され、それにより、プロセッサは、第1の態様乃至第8の態様のうちのいずれか1つで提供される方法を実行するか、又は第1の態様乃至第8の態様のいずれかの可能な実施での方法を実行する。
【0116】
具体的な実施プロセスでは、プロセッサはチップであってよく、入力回路は入力ピンであってよく、出力回路は出力ピンであってよく、処理回路はトランジスタ、ゲート回路、トリガ、様々なロジック回路などであってよい。入力回路によって受信される入力信号は、例えば、受信器によって受信及び入力されてよいが、これに限られず、出力回路によって出力される信号は、例えば、送信器へ出力され、送信器によって送信されてよいが、これに限られず、入力回路及び出力回路は同じ回路であってもよく、このとき、回路は異なる時点に入力回路及び出力回路として使用される。プロセッサ及び様々な回路の具体的な実施は、本願の実施形態で制限されない。
【0117】
第19の態様に従って、本願は、プロセッサを含む処理装置を提供する。プロセッサはメモリへ結合される。プロセッサは、第1の態様乃至第8の態様のうちのいずれか1つで提供される方法を実行するために、又は第1の態様乃至第8の態様のいずれかの可能な実施での方法を実行するために、メモリに記憶されている命令を読み出し、受信器を用いて信号を受信し、送信器を用いて信号を送信するよう構成される。任意に、処理装置は、メモリを更に含んでもよい。
【0118】
任意に、1つ以上のプロセッサが存在し、1つ以上のメモリが存在する。
【0119】
任意に、メモリはプロセッサと一体化されてもよく、あるいは、メモリ及びプロセッサは別々に配置される。
【0120】
具体的な実施プロセスでは、メモリは、リードオンリーメモリ(read-only memory,ROM)などの非一時的な(non-transitory)メモリであってよい。メモリ及びプロセッサは1つのチップに集積されてよく、あるいは、異なるチップに別々紅配置されてもよい。メモリのタイプ、及びメモリ及びプロセッサが配置される方法は、本願のこの実施形態で制限されない。
【0121】
第19の態様に係る処理装置は、チップであってよい。プロセッサは、ハードウェア又はソフトウェアによって実施されてよい。プロセッサがハードウェアによって実施される場合に、プロセッサはロジック回路、集積回路、などであってよい。プロセッサがソフトウェアによって実施される場合に、プロセッサは汎用プロセッサであってよく、メモリに記憶されているソフトウェアコードを読み出すことによって実施される。メモリは、プロセッサに組み込まれてもよく、あるいは、プロセッサの外に配置され、独立に存在してもよい。
【0122】
第20の態様に従って、本願はコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ命令(コード又は命令とも呼ばれ得る)を含む。コンピュータプログラムが実行される場合に、コンピュータは、第1の態様乃至第8の態様のうちのいずれか1つで提供される方法を実行すること、又は第1の態様乃至第8の態様のいずれかの可能な実施での方法を実行することができる。
【0123】
第21の態様に従って、本願はコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれ得る)を記憶している。コンピュータ可読媒体がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第1の態様乃至第8の態様のうちのいずれか1つで提供される方法を実行すること、又は第1の態様乃至第8の態様のいずれかの可能な実施での方法を実行することができる。
【0124】
第22の態様に従って、本願は、上記の態様又は上記の態様の可能な実施のうちのいずれか1つで提供される通信装置の少なくとも1つを含む通信システムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0125】
図1】ネットワークアーキテクチャの模式図である。
図2】本願に係る通信方法の略フローチャートである。
図3】本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。
図4】本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。
図5】ユーザ装置によるアクセスネットワーク(access network,AN)接続の解放の略フローチャートである。
図6】本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。
図7】本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。
図8】本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。
図9】本願の実施形態に係る通信方法の例である。
図10】本願の実施形態に係る通信方法の他の例である。
図11】本願の実施形態に係る通信方法の他の例である。
図12】本願の実施形態に係る通信方法の他の例である。
図13】本願の実施形態に係る通信装置の略ブロック図である。
図14】本願に係る通信装置の構造の模式図である。
図15】本願に係る通信装置の構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0126】
以下は、添付の図面を参照して本願の技術的解決法について記載する。
【0127】
本願の実施形態の技術的解決法は、様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)システム、LTE周波数分割復信(frequency division duplex,FDD)システム、LTE時分割復信(time division duplex,TDD)システム、ユニバーサルモバイル電気通信システム(universal mobile telecommunication system,UMTS)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access,WiMAX)通信システム、第5世代(5th generation,5G)システム、ニューラジオ(new radio,NR)通信システム、衛星通信システム、及び将来のモバイル通信システムに適用されてよい。
【0128】
図1は、ネットワークアーキテクチャの模式図である。本願の実施形態は、ネットワークアーキテクチャに適用されてよい。5Gネットワークアーキテクチャは一例として使用される。ネットワークアーキテクチャはユーザ装置(user equipment,UE)101、ラジオアクセスネットワーク(radio access network,RAN)デバイス102、ユーザプレーン機能(user plane function,UPF)ネットワーク要素103、データネットワーク(data network,DN)ネットワーク要素104、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function,AMF)ネットワーク要素105、セッション管理機能(session management function,SMF)ネットワーク要素106、ポリシー制御機能(policy control function,PCF)ネットワーク要素107、統合データ管理(unified data management,UDM)ネットワーク要素108、アプリケーション機能(application function,AF)ネットワーク要素109、並びに統合データリポジトリ(unified data repository,UDR)ネットワーク要素110を含む。ユーザ装置101、ラジオアクセスネットワークデバイス102、UPFネットワーク要素103、DNネットワーク要素104、AMFネットワーク要素105、SMFネットワーク要素106、PCFネットワーク要素107、UDMネットワーク要素108、AFネットワーク要素109、及びUDRネットワーク要素110は、以下では略して、UE101、RAN102、UPF103、DN104、AMF105、SMF106、PCF107、UDM108、AF109、及びUDR110と夫々呼ばれる。
【0129】
UE101は主に、ラジオエアインターフェースを通じて5Gネットワークにアクセスし、サービスを取得する。UE101は、エアインターフェースを通じてRAN102と相互作用し、NASシグナリングを使用することによってコアネットワークにおいてAMF105と相互作用する。
【0130】
RAN102は、UE101がネットワークにアクセスするためにエアインターフェースリソースをスケジューリングすることに関与し、かつ、エアインターフェース接続管理に関与する。
【0131】
UPF103は、ユーザ装置でのユーザデータの処理、例えば、転送及び課金に関与する。例えば、UPF103は、DN104からユーザデータを受信し、ユーザデータを、RAN102を使用することによってUE101へ伝送してよく、又はRAN102を使用することによってUE101からユーザデータを受信し、ユーザデータをDN104へ転送してもよい。UE101にサービスを提供するためにUPF103によって使用される伝送リソース及びスケジューリング機能は、SMF106によって管理及び制御される。
【0132】
DN104は、ユーザのためのデータ伝送サービス、例えば、インターネットプロトコル(internet protocol,IP)マルチメディアサービス(IP multi-media service,IMS)又はインターネットを提供するオペレータネットワークである。UE101は、UE101とRAN102、UPF103及びDN104との間にプロトコルデータユニット(protocol data unit,PDU)セッション(session)を確立することによって、DN104にアクセスする。
【0133】
AMF105は主に、ユーザ位置更新、ユーザネットワーク登録、及びユーザハンドオーバなどのモバイルネットワーク内のモビリティ管理に関与する。
【0134】
SMF106は主に、セッションの確立、変更及び解放などのモバイルネットワーク内のセッション管理に関与する。具体的な機能には、ユーザへのIPアドレスの割り当て、パケット転送機能を提供するUPFの選択、などがある。
【0135】
PCF107は、サービス品質(quality of service,QoS)ポリシー又はスライス選択ポリシーなどのポリシーをAMF105及びSMF106に提供することに関与する。
【0136】
UDM108は、サブスクリプション情報及び認証/承認情報などのユーザデータを記憶するよう構成される。
【0137】
AF109は主に、第3世代パートナーシッププロジェクト(the 3rd generation partnership project,3GPP)ネットワークのためのサービスの提供、例えば、サービスルーティングに作用し、PCF107と相互作用してポリシー制御を実行することに関与する。
【0138】
UDR110は、サブスクリプションデータ、ポリシーデータ、共通アーキテクチャデータ、などの記憶及び読み出しに関与する。
【0139】
ネットワークアーキテクチャにおいて、N1は、UE101とAMF105との間のインターフェースである。N2は、RAN102とAMF105との間のインターフェースであり、NASメッセージなどを送信するために使用される。N3は、RAN102とUPF103との間のインターフェースであり、ユーザプレーンデータなどを伝送するために使用される。N4は、SMF106とUPF103との間のインターフェースであり、N3接続のトンネル識別子情報、データバッファ指示情報、及びダウンリンクデータ通知メッセージなどの情報を伝送するために使用される。N5は、PCF107とAF109との間のインターフェースである。N6は、UPF103とDN104との間のインターフェースであり、ユーザプレーンデータなどを伝送するために使用される。N7は、SMF106とPCF107との間のインターフェースである。N8は、AMF105とUDM108との間のインターフェースである。N9は、UPF間のインターフェースである。N10は、UDM108とSMF106との間のインターフェースである。N11は、AMF105とSMF106との間のインターフェースである。N15は、AMF105とPCF107との間のインターフェースである。N25は、UDM108とPCF107との間のインターフェースである。N35は、UDM108とUDR110との間のインターフェースである。N36は、UDR110とPCF107との間のインターフェースである。
【0140】
図1に示されるネットワーク要素間のインターフェースは、代替的に、サービス化されたインターフェースであってよいことが留意されるべきである。これは制限されない。
【0141】
本願の実施形態のユーザ装置は、端末デバイス、ユーザ、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザ機器、などとも呼ばれることがある。ユーザ装置は、セルラー電話、スマートウォッチ、無線データカード、携帯電話、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assisitant,PDA)コンピュータ、無線モデム、手持ち式デバイス、ラップトップコンピュータ、マシンタイプ通信(machine type communication,MTC)端末、無線トランシーバ機能を備えたコンピュータ、インターネット・オブ・シングス端末、仮想現実端末デバイス、拡張現実端末デバイス、産業制御における無線端末、自動運転における無線端末、遠隔手術における無線端末、スマートグリッドにおける無線端末、輸送安全における無線端末、スマートシティにおける無線端末、スマートホームにおける無線端末、衛星通信における無線端末(例えば、衛星電話又は衛星端末)、などであってよい。ユーザデバイスに使用される具体的な技術及び具体的なデバイス形態は、本願の実施形態で制限されない。
【0142】
本願の実施形態のアクセスネットワークデバイスは、ユーザデバイスと通信するよう構成されるデバイスであってよく、ラジオリソース管理、サービス品質管理、並びにエアインターフェース側でのデータ圧縮及び暗号化などの機能に主に関与する。アクセスネットワークデバイスは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications,GSM)システム又は符号分割多重アクセス(code division multiple access,CDMA)システムにおけるベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access,WCDMA)システムにおけるノードB(NodeB,NB)、LTEシステムにおける進化したノードB(evolved NodeB,eNB)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access,WiMAX)通信システムにおける基地局、クラウドラジオアクセスネットワーク(cloud radio access network,CRAN)シナリオにおける無線コントローラ、並びに無線高フィデリティ(wireless fidelity)システムの中間アクセスポイント、中継局、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、などであってよい。代替的に、アクセスネットワークデバイスは、D2D通信又はマシン・ツー・マシン通信における基地局として機能する端末であってよい。代替的に、アクセスネットワークデバイスは、5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、将来の進化したPLMNネットワークにおけるネットワークデバイス、などであってもよい。更に、アクセスネットワークデバイスは、代替的に、基地局の一部の機能を完了するモジュール又はユニットであってもよく、例えば、セントラルユニット(central unit,CU)であってよく、又は分散ユニット(distributed unit,DU)であってよい。アクセスネットワークデバイスに使用される具体的な技術及び具体的なデバイス形態は、本願の実施形態で制限されない。
【0143】
図1に示される各ネットワーク要素の名称は単に名称であって、名称はネットワーク要素の機能に対する制限を構成するものではないことが理解されるべきである。異なるネットワークでは、上記のネットワーク要素は、代替的に、他の名称を有する。これは、本願の実施形態で特に制限されない。例えば、第6世代(6th generation,6G)ネットワークでは、上記のネットワーク要素の一部又は全ては依然として5Gでの用語を使用する場合があり、あるいは、他の名称を有する場合がある。ここでは概要が与えられる。詳細は以下で再び記載されない。同様に、図1に示されるネットワーク要素間のインターフェースは単に一例である。5Gネットワーク及び他の将来のネットワークでは、ネットワーク要素間のインターフェースは、代替的に、図示されているインターフェースでなくてもよい。これは本願で制限されない。本願の実施形態は、図1に示されるシステムアーキテクチャに制限されないことが更に理解されるべきである。例えば、本願が適用される通信システムは、より多くの又はより少ないネットワーク要素又はデバイスを含んでもよい。図1のデバイス又はネットワーク要素は、ハードウェアであってよく、あるいは、機能分割を通じて得られたソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせであってもよい。図1のデバイス又はネットワーク要素は、他のデバイス又はネットワーク要素を介して互いに通信し得る。
【0144】
本願の実施形態のマルチキャストは、グループキャスト又はブロードキャストで置換されてもよいことが留意されるべきである。これは制限されない。
【0145】
5Gネットワークが同じ内容のデータを複数のユーザ装置へ送る必要がある場合に、複数のユーザ装置が同じ内容のデータを伝送するために、マルチキャストセッションが確立されてよく、それにより、複数のユーザ装置へ送信される同じ内容のデータの1つのコピーしか送信されない。これは、エアインターフェースリソース及びコアネットワークリソースの使用効率を改善するのに役立つ。
【0146】
ユーザ装置は、ユーザ装置がコネクテッド状態にある場合にのみ、マルチキャストセッションを使用することによってマルチキャストデータを受信することができることが留意されるべきである。しかし、ユーザ装置のコネクテッド状態を維持することは、アクセスネットワークデバイスの記憶リソース及びスケジューリングリソースを占有する可能性がある。現在、公衆安全(public safety)は、1つのアクセスネットワークデバイスが800人のユーザのマルチキャスト伝送をサポートすることができることを要求している。結果として、アクセスネットワークデバイスは要求を満足しない場合がある。
【0147】
これに基づいて、ユーザ装置がアイドル状態にある場合にユーザ装置がマルチキャストセッションを使用することによってマルチキャストデータを受信する解決法が、提供される。具体的に、ユーザ装置がコネクテッド状態からアイドル状態に入る場合に、ユーザ装置は、ユーザ装置がコネクテッド状態にあるときのマルチキャスト受信パラメータを依然として記憶し、それにより、アイドル状態にあるユーザ装置は、マルチキャスト受信パラメータを使用することによってマルチキャストデータを受信し得る。
【0148】
一般に、ユーザ装置がアイドル状態に入った後、ネットワーク側は、ユーザ装置をマルチキャストグループとの関連付けから断つ。関連するユーザ装置がマルチキャストグループにないとき、ネットワーク側は、マルチキャストグループに対応するマルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにしてよい。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合、かつ、ネットワーク側が、関連するユーザ装置が特定のマルチキャストグループにないと決定する場合に、アイドル状態にあるユーザ装置は依然として、マルチキャストグループに対応するマルチキャストセッションを使用することによってデータを受信することが可能である。この場合に、ネットワーク側がマルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにするならば、ユーザ装置のマルチキャストデータの伝送は影響を及ぼされる。このように、マルチキャストセッションを管理する方法は、至急解決されるべき問題になっている。
【0149】
上記の問題に対して、本願は、アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合にマルチキャストセッションを適切に管理するために、通信方法及び通信装置を提供する。
【0150】
図2は、本願に係る通信方法の略フローチャートである。図2に示される方法は、図1に示されるシステムアーキテクチャ及び図2に示されるシナリオに適用されてよい。しかし、本願のこの実施形態はそのように制限されない。
【0151】
図2の方法は、アクセスネットワークデバイス及びユーザ装置によって実行されてよく、あるいは、アクセスネットワークデバイス及びユーザ装置内のモジュール又はユニット(例えば、回路、チップ、又はシステム・オン・チップ(system on chip,SOC))によって実行されてよい。図2では、アクセスネットワークデバイス及びユーザ装置が実行本体として使用される例が使用される。図2の方法は、次の内容の少なくとも一部を含み得る。
【0152】
ステップ201:アクセスネットワークデバイスは、前もってセットされた条件が満足される場合に第1メッセージを送信する。
【0153】
第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用されてよい。
【0154】
第1マルチキャストセッションが解放されるべきである又は非アクティブにされるべきである場合に、それは、第1マルチキャストセッションが解放されていない又は非アクティブにされていないが、第1マルチキャストセッションが、ある期間後に、解放されるか又は非アクティブにされてよい、ことを示す。この期間(バッファ時間とも呼ばれ得る)内の第1マルチキャストセッションの変化も、解放されていない又は非アクティブにされていない第1マルチキャストセッションの解放又は非アクティブ化の失敗を引き起こす可能性があることは明らかである。例えば、第1マルチキャストセッションに参加するユーザ装置が存在するか、又は伝送されるべきデータ存在する。これは制限されない。
【0155】
本願の実施形態で、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることは、第1マルチキャストセッションのコンテキストを解放すること又は非アクティブにすること、として理解されてよい。
【0156】
いくつかの実施において、前もってセットされた条件は、次の(1)、(2)及び(3)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0157】
(1)データが第2の前もってセットされた期間内に第1マルチキャストセッションで伝送されない。
【0158】
データが第2の前もってセットされた期間内に第1マルチキャストセッションで伝送されないことは、第2の前もってセットされた期間内にユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用してマルチキャストデータを受信しないこと、第1マルチキャストセッションのトンネルが第2の前もってセットされた期間内に占有されないこと、などとして理解されてよい。
【0159】
(2)関連するユーザ装置がマルチキャストグループにない。
【0160】
関連するユーザ装置がマルチキャストグループにないことは、マルチキャストグループに関連したユーザ装置が当該マルチキャストグループにないこと、バインドされたユーザ装置がマルチキャストグループにないこと、第1マルチキャストセッション又はマルチキャストグループが属するユーザリストが空であること、アクセスネットワークデバイスがマルチキャストグループ内のユーザ装置に関するコンテキスト情報を持っていないこと、などとして理解されてよい。ここでのマルチキャストグループは、第1マルチキャストセッションに対応するマルチキャストグループであり、以下で第1マルチキャストグループと呼ばれる。
【0161】
具体的に、アクセスネットワークデバイスは、次の情報:第1マルチキャストグループに属する最後のユーザ装置が他のアクセスネットワークデバイスへハンドオーバーされること、第1マルチキャストグループに属する最後のユーザ装置がAN接続を解放すること、などに基づき、第1マルチキャストグループ内の関連付けられていないユーザ装置を決定し得る。
【0162】
ユーザ装置がAN接続を解放するプロシージャについては、以下で図5の関連する記載を参照されたい。
【0163】
(3)第1タイマがタイムアウトする。
【0164】
ここでの第1タイマは、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信するユーザ装置があるかどうかをモニタするために使用される。
【0165】
例えば、第1タイマがタイムアウトする場合に、アクセスネットワークデバイスは第1メッセージを送信する。第1タイマに計時を停止させる可能性がある何らかのケースが起こる場合に、アクセスネットワークデバイスは第1メッセージを送信しない。
【0166】
例において、第1タイマは、次の状況が起こる場合に計時を開始する。
【0167】
(a)第1マルチキャストグループにユーザ装置がない(言い換えると、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信するコネクテッド状態に目下あるユーザ装置がない)。
【0168】
(b)代替的に、第2の前もってセットされた期間内に第1マルチキャストセッションでデータが伝送されない。
【0169】
第1マルチキャストグループにユーザ装置がないとは、第1マルチキャストグループにアクセスネットワークデバイスによってサービスを提供されるユーザ装置がないことを意味し得ることが留意されるべきである。
【0170】
第1タイマは、次の状況が起こる場合に計時を停止する。
【0171】
(a)第1マルチキャストグループにユーザ装置がある(言い換えると、第1マルチキャストグループを使用することによってマルチキャストデータを受信するコネクテッド状態に目下あるユーザ装置が存在する)。
【0172】
(b)代替的に、データが第1マルチキャストセッションで伝送される。
【0173】
第1マルチキャストグループにユーザ装置があるとは、第1マルチキャストグループにアクセスネットワークデバイスによってサービスを提供されるユーザ装置があることを意味し得ることが留意されるべきである。
【0174】
第1タイマがタイムアウトすると、次の動作がトリガされてよい:アクセスネットワークデバイスは第1メッセージを送信する。
【0175】
他の例では、関連するユーザ装置が第1マルチキャストグループにないとアクセスネットワークデバイスが検出する場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストグループが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知してよい。ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってマルチキャストデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしていることをユーザ装置がアクセスネットワークデバイスにフィードバックする場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを維持し、ユーザ装置からフィードバックを受信した後、第1タイマを起動してよい。第1タイマがタイムアウトすると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストグループが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを再びユーザ装置に通知し、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定してよい。
【0176】
本願では、タイマがタイムアウトすることは、タイマが満了することとしても記述され得る。これは区別されない。
【0177】
いくつかの実施において、前もってセットされた条件が満足されることは、代替的に、前もってセットされた条件が満足されることをアクセスネットワークデバイスが決定することにより置換されてもよい。例えば、第2の前もってセットされた期間内に第1マルチキャストセッションでデータが伝送されないと、又は関連するユーザ装置が第1マルチキャストグループにないと、又は第1タイマがタイムアウトするとアクセスネットワークデバイスが決定する場合に、アクセスネットワークデバイスは第1メッセージを送信する。
【0178】
いくつかの実施において、アクセスネットワークデバイスは第1メッセージをブロードキャストしてもよい。例えば、アクセスネットワークデバイスは、システム情報ブロードキャスト(system information broadcast,SIB)方式で第1メッセージを送信する。他の例として、アクセスネットワークデバイスは、マルチキャスト固有チャネルを使用することによって第1メッセージをブロードキャストする。この場合に、第1メッセージは第1情報を含んでよく、第1情報は、第1マルチキャストセッションを一意に決定するために使用される情報であってよい。任意に、第1情報は、次の情報:第1マルチキャストセッションの識別子、第1マルチキャストセッションに対応するマルチキャストによって受信されるラジオネットワーク一時識別(group radio network temporary identity,G-RNTI)、第1マルチキャストグループの識別子、第1マルチキャストグループの一時モバイルグループ識別子(temporary mobile group identifier,TMGI)、第1マルチキャストセッションに対応するアプリケーションサーバのIPアドレス、第1マルチキャストセッションに対応するサービス識別子(service identifier,サービスID)、第1マルチキャストセッションに対応するパケットフィルタ(packet filter)情報、第1マルチキャストセッションに対応するサービスデータフロー(service data flow,SDF)識別規則、第1マルチキャストセッションに対応するアプリケーションのID情報(アプリケーションID)、第1マルチキャストセッションのマルチキャストデータのターゲットIPアドレス情報(IPマルチキャストアドレス)、第1マルチキャストセッションのコンテキスト識別子情報(マルチキャストセッションコンテキストID)、などのうちの1つ以上であってよい。
【0179】
いくつかの他の実施においては、アクセスネットワークデバイスは、代替的に、第1マルチキャストセッションに対応するマルチキャスト伝送リソースを使用することによって第1メッセージを送信してもよい。例えば、第1メッセージは特別なRRCメッセージであり、メッセージは、第1マルチキャストグループ内のユーザ装置によって受信され得る。可能な方法で、第1マルチキャストグループ内の全てのユーザ装置は、メッセージを受信するために関連するコンフィグレーション情報により設定される(例えば、第1マルチキャストグループに参加することを要求するために使用されるメッセージをユーザ装置が送信した後、アクセスネットワークデバイス又はコアネットワークデバイスはコンフィグレーション情報をユーザ装置へ供給する)。この場合に、第1メッセージは第1情報を含んでもよく、又は第1情報を含まなくてもよい。これは特に制限されない。
【0180】
任意に、第1メッセージは、マルチキャストセッションを解放する又は非アクティブにするために使用される専用メッセージであってよい。
【0181】
任意に、第1メッセージは、現在受信されているマルチキャストデータに関する統計値を収集するために使用されるメッセージであってもよい。
【0182】
本願で、第1メッセージを受信した後、ユーザ装置は、データが第1マルチキャストセッションを使用することによって受信中であるか又は受信されるべきであるかどうかに基づいて、第1メッセージに応答する第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信すべきかどうかを決定してよい。
【0183】
任意に、第2メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第1メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、RRC接続を確立することを要求し、任意に、アクティブなマルチキャストセッションに関する情報を伝達すること、などのために使用されてもよい。
【0184】
任意に、第2メッセージは、マルチキャスト情報伝送に専用の時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースで伝送されてよい。
【0185】
任意に、第2メッセージはエアインターフェースメッセージであってよい。例えば、第2メッセージはRRCメッセージであってよい。
【0186】
任意に、第2メッセージは、専用のRRCメッセージであってよく、例えば、“ユーザ装置がマルチキャストデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしていることをアクセスネットワークデバイスに”通知することに専用であってよい。第2メッセージは上記の第1情報を含んでもよく、あるいは、第2メッセージは上記の第1情報を含まず、第1情報は後続のRRCメッセージに含まれる。
【0187】
ステップ202:ユーザ装置が、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしている場合に、ユーザ装置は、第1メッセージに応答する第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0188】
可能な場合に、第1メッセージを受信する前に、アイドル状態又はRRC非アクティブ状態にあるユーザ装置は、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しているか、又は第1マルチキャストセッションのデータを受信しており、ユーザ装置は、第1メッセージを受信した後に第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0189】
ユーザ装置はアイドル状態又はRRC非アクティブ状態にあり得ることが留意されるべきである。
【0190】
ステップ203:第1メッセージに応答する第2メッセージが、第1メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを維持する。
【0191】
言い換えると、第1の前もってセットされた期間内に、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしていることをユーザ装置がアクセスネットワークデバイスへフィードバックする場合に、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを維持してよい。
【0192】
ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しない場合には、ユーザ装置は第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信しなくてもよい。ここで、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しないとは、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによって現在データを受信していないこと、ユーザ装置が将来の期間に第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しないこと、などとして理解されてよい。
【0193】
ステップ204:第1メッセージに応答する第2メッセージが、第1メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0194】
言い換えると、第1の前もってセットされた期間内に、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしていることをユーザ装置がアクセスネットワークデバイスへフィードバックしない場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されること又は非アクティブにされることが可能であると見なす。
【0195】
ステップ202~ステップ204は任意のステップであることが留意されるべきである。例えば、方法はステップ202及びステップ203を含んでよい。他の例として、方法はステップ204を含んでもよい。更なる他の例として、方法はステップ202~ステップ204をやはり含んでもよい。
【0196】
例えば、アクセスネットワークデバイスが第1メッセージをブロードキャストし、第1の前もってセットされた期間内に、ユーザ装置1からの、第1メッセージに応答する第2メッセージを受信する場合に、それは、ユーザ装置1が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしていることを示し、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置1のサービス伝送を確保するために、第1マルチキャストセッションを維持してよい。アクセスネットワークデバイスが、他のユーザ装置から、第1メッセージに応答する第2メッセージを更に受信してもよいことは明らかである。これは制限されない。相応して、アイドル状態又はRRC非アクティブ状態にあるユーザ装置は、第1マルチキャストセッションの記憶されているマルチキャスト受信パラメータを使用することによって第1マルチキャストセッションのデータを受信し得る。
【0197】
第1マルチキャストセッションを維持することは、第1マルチキャストセッションを解放しないこと又は非アクティブにしないこと、あるいは、第1マルチキャストセッションを解放することを断念すること又は非アクティブにすることを断念すること、としても記述され得ることが留意されるべきである。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0198】
いくつかの実施で、ステップ202の後に、方法は、アクセスネットワークデバイスが第1タイマを起動し、第1タイマが満了すると、アクセスネットワークデバイスが第1メッセージをユーザ装置へ再びブロードキャストして、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知することを更に含んでもよい。更に、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定してもよく、つまり、ステップ203又はステップ204を実行する。
【0199】
上記の方法では、前もってセットされた条件が満足される場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知し、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用するかどうかをアクセスネットワークデバイスにフィードバックし得る。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0200】
図3は、本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。図3の方法は、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置によって実行されてよく、あるいは、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置内のモジュール又はユニットによって実行されてよい。図3では、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置が実行本体として使用される例が使用される。図3の方法は、次の内容の少なくとも一部を含み得る。
【0201】
ステップ301:アクセスネットワークデバイスは、前もってセットされた条件が満足される場合に第1メッセージを送信する。
【0202】
第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用されてよい。
【0203】
ステップ301の詳細な説明については、ステップ201を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0204】
ステップ302:アクセスネットワークデバイスは第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。
【0205】
相応して、コアネットワークデバイスはアクセスネットワークデバイスから第3メッセージを受信する。
【0206】
第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用されてよい。
【0207】
任意に、第3メッセージはN2メッセージであってよい。例えば、第3メッセージは、UEコンテキスト解放(UE context release)メッセージ、PDUセッションコンテキスト変更要求メッセージ、PDUコンテキスト更新要求メッセージ、PDUセッション解放要求メッセージ、又は第1マルチキャストセッションを解放するか若しくは非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに通知するために使用される他の専用メッセージ(例えば、マルチキャストセッション非アクティブ化メッセージ、マルチキャストセッション解放メッセージ、マルチキャストセッション変更メッセージ、若しくはマルチキャストセッション更新メッセージ)であってよい。
【0208】
任意に、第3メッセージは、ステップ201での第1情報を含んでもよい。
【0209】
ステップ303:ユーザ装置が、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしている場合に、ユーザ装置は、第1メッセージに応答する第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0210】
ステップ303の詳細な説明については、ステップ202を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0211】
ステップ304:第1メッセージに応答する第2メッセージが、第3メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを維持する。
【0212】
ステップ305:第1メッセージに応答する第2メッセージが、第3メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、アクセスネットワークデバイスは第5メッセージをコアネットワークへ送信する。
【0213】
第5メッセージは、第1マルチキャストセッションを維持するよう指示するために使用されてよい。
【0214】
任意に、第5メッセージはN2メッセージであってよい。例えば、第5メッセージは、UEコンテキスト解放メッセージ、PDUセッションコンテキスト変更要求メッセージ、PDUコンテキスト更新要求メッセージ、PDUセッション解放要求メッセージ、又は第1マルチキャストセッションを維持するようコアネットワークデバイスに指示するために使用される他の専用メッセージ(例えば、マルチキャストセッション非アクティブ化メッセージ、マルチキャストセッション解放メッセージ、マルチキャストセッション変更メッセージ、若しくはマルチキャストセッション更新メッセージ)であってよい。
【0215】
任意に、第5メッセージは、ステップ201での第1情報を含んでもよい。
【0216】
ステップ306:第5メッセージが、第3メッセージが受信された後、第3の前もってセットされた期間内に受信される場合に、コアネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを維持する。
【0217】
ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しない場合に、ユーザ装置は第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信しなくてよい。
【0218】
ステップ307:第1メッセージに応答する第2メッセージが、第3メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0219】
ステップ308:第5メッセージが、第3メッセージが受信された後、第3の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、コアネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0220】
ステップ303~ステップ308は任意のステップであることが留意されるべきである。例えば、方法はステップ303~ステップ306を含んでよい。他の例として、方法はステップ307及びステップ308を含んでもよい。更なる他の例として、方法はステップ303~ステップ308をやはり含んでもよい。
【0221】
任意に、ステップ308の後、ステップ309が更に実行されてもよい。
【0222】
ステップ309:コアネットワークデバイスは第4メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0223】
第4メッセージは、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放した又は非アクティブにしたことをアクセスネットワークデバイスに指示又は通知するために使用されてよい。
【0224】
任意に、第4メッセージは、第3メッセージの応答メッセージ、例えば、UEコンテキスト応答メッセージ、PDUセッションコンテキスト変更応答メッセージ、PDUセッションコンテキスト更新応答メッセージ、PDUセッション解放応答メッセージ、又は他の専用メッセージ(例えば、マルチキャストセッション非アクティブ化応答メッセージ、マルチキャストセッション解放応答メッセージ、マルチキャストセッション変更応答メッセージ、又はマルチキャストセッション更新応答メッセージ)であってよい。
【0225】
任意に、ステップ303の後、方法は、アクセスネットワークデバイスが第1タイマを起動し、周期的に第1メッセージをユーザ装置へ送信して、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知することを更に含んでもよい。上記のステップ302~ステップ306は繰り返されるか、あるいは、上記のステップ302及びステップ307~ステップ309は繰り返される。
【0226】
上記の方法では、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の前に、第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する前に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求している。従って、アクセスネットワークデバイスが、第3メッセージを送信した後、第1の前もってセットされた期間内に第2メッセージを受信する場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを維持することをコアネットワークデバイスに通知して、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを維持するようにし得る。
【0227】
上記の方法では、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の前に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。言い換えると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定せずに前もって、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。このようにして、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることの遅延は小さくされ得る。
【0228】
図4は、本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。図4の方法は、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置によって実行されてよく、あるいは、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置内のモジュール又はユニットによって実行されてよい。図4は、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置が実行本体として使用される例が使用される。図の方法は、次の内容の少なくとも一部を含み得る。
【0229】
ステップ401:アクセスネットワークデバイスは、前もってセットされた条件が満足される場合に第1メッセージを送信する。
【0230】
第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用されてよい。
【0231】
ステップ401の詳細な説明については、ステップ201を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0232】
ステップ402:ユーザ装置が、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしている場合に、ユーザ装置は、第1メッセージに応答する第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0233】
ステップ402の詳細な説明については、ステップ202を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0234】
ステップ403:第1メッセージに応答する第2メッセージが、第1メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを維持する。
【0235】
アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを解放しない又は非アクティブにしないと決定するので、アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークデバイスに変更することを指示するためのメッセージをコアネットワークデバイスへ送信しなくてもよい。
【0236】
ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しない場合に、ユーザ装置は第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信しなくてもよい。
【0237】
ステップ404:第1メッセージに応答する第2メッセージが、第1メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0238】
ステップ405:アクセスネットワークデバイスは第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。
【0239】
第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用されてよい。
【0240】
任意に、第3メッセージはN2メッセージであってよい。例えば、第3メッセージは、UEコンテキスト解放(UE context release)メッセージ、PDUセッションコンテキスト変更要求メッセージ、PDUコンテキスト更新要求メッセージ、PDUセッション解放要求メッセージ、又は第1マルチキャストセッションを解放するか若しくは非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに通知するために使用される他の専用メッセージ(例えば、マルチキャストセッション非アクティブ化メッセージ、マルチキャストセッション解放メッセージ、マルチキャストセッション変更メッセージ、若しくはマルチキャストセッション更新メッセージ)であってよい。
【0241】
任意に、第3メッセージは、ステップ201での第1情報を含んでもよい。
【0242】
ステップ406:第3メッセージが受信された後、コアネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0243】
ステップ402~ステップ406は任意のステップであることが留意されるべきである。例えば、方法はステップ402及び403を含んでよい。他の例として、方法はステップ404~ステップ406を含んでもよい。更なる他の例として、方法はステップ402~ステップ406をやはり含んでもよい。
【0244】
任意に、ステップ406の後、ステップ407が更に実行されてもよい。
【0245】
ステップ407:コアネットワークデバイスは第4メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0246】
第4メッセージは、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放した又は非アクティブにしたことをアクセスネットワークデバイスに指示又は通知するために使用されてよい。
【0247】
任意に、第4メッセージは、第3メッセージの応答メッセージ、例えば、UEコンテキスト応答メッセージ、PDUセッションコンテキスト変更応答メッセージ、PDUセッションコンテキスト更新応答メッセージ、PDUセッション解放応答メッセージ、又は他の専用メッセージ(例えば、マルチキャストセッション非アクティブ化応答メッセージ、マルチキャストセッション解放応答メッセージ、マルチキャストセッション変更応答メッセージ、又はマルチキャストセッション更新応答メッセージ)であってよい。
【0248】
任意に、第2メッセージを受信した後、方法は、アクセスネットワークデバイスが第1タイマを起動し、周期的に第1メッセージをユーザ装置へ送信して、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知することを更に含んでもよい。上記のステップ402及びステップ403は繰り返されるか、あるいは、上記のステップ404~ステップ406は繰り返される。
【0249】
上記の方法は、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の後に、第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信してよい。言い換えると、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放する又は非アクティブにすると決定すると、アクセスネットワークデバイスは、第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信して、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。この場合に、第3メッセージを受信した後に、コアネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0250】
上記の方法では、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の後に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。言い換えると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすると決定した後にのみ、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。このように、コアネットワークデバイスの実施は簡単である。
【0251】
更に、アクセスネットワークデバイスは、代替的に、第1の前もってセットされた期間内に第3メッセージをコアネットワークデバイスへ送信してもよいことが更に留意されるべきである。
【0252】
以下は、図5を参照して、ユーザ装置がAN接続を解放するプロシージャについて記載する。
【0253】
図5は、ユーザ装置によるAN接続の解放の略フローチャートである。図5は、AN接続を解放するプロシージャのみを簡潔に記載する。具体的な詳細については、従来技術を参照されたい。
【0254】
ステップ501:アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のコンテキストを解放するための条件が満足されることを検出する。
【0255】
例えば、特定のユーザ装置のユニキャストシグナリング又はデータが期間内に伝送されない(又はユーザ無活動タイマ(user inactivity timer)が満了すると記載されてもよい)ことをアクセスネットワークデバイスが検出する場合に、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のコンテキスト情報の解放をトリガする。
【0256】
ステップ502:アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のユニキャストとマルチキャストとの間の関連付け関係を離し又は解放し、ユーザ装置のコンテキスト情報を解放する。
【0257】
アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションのマルチキャストデータを受信し続けないと見なすことが理解され得る。
【0258】
ユーザ装置のユニキャストとマルチキャストとの間の関連付け関係は、ユーザ装置のユニキャストセッションと第1マルチキャストセッションとの間の関連付け関係、ユーザ装置と第1マルチキャストセッションとの間の関連付け関係、などとも記述され得ることが留意されるべきである。記載を簡単にするために、ユーザ装置のユニキャストとマルチキャストとの間の関連付け関係が以下では記載される。
【0259】
いくつかの実施において、ユーザ装置のコンテキスト情報には、マルチキャスト情報が含まれる(例えば、ユーザ装置のコンテキスト情報は、第1マルチキャストグループに関する情報を含む)。このように、アクセスネットワークデバイスがユーザ装置のコンテキスト情報を削除する場合に、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のユニキャストとマルチキャストとの間の関連付け関係を離すか又は解放すると考えられ得る。
【0260】
任意に、この実施において、アクセスネットワークデバイスは、マルチキャストグループに対応するデータを受信するユーザ装置のリストに関する情報(記載を簡単にするために、以下では、ユーザ装置リストに関する情報と呼ばれる)を記憶しなくてもよい。
【0261】
いくつかの他の実施においては、ユーザ装置のコンテキスト情報はマルチキャスト情報を含まず、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置リストに関する情報を別に記憶している。この場合に、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のコンテキスト情報を削除し、更には、ユーザ装置リストに関する情報からユーザ装置を削除してもよい。
【0262】
任意に、ユーザ装置リストに関する情報は、次のフォーマットであってよい。
【表1】
【0263】
ステップ503:アクセスネットワークデバイスはRRC接続解放要求メッセージをユーザ装置へ送信する。
【0264】
相応して、ユーザ装置はアクセスネットワークデバイスからRRC接続解放要求メッセージを受信する。
【0265】
ステップ504:ユーザ装置はアイドル状態に入り、コネクテッド状態のマルチキャスト受信パラメータをセーブする。
【0266】
任意に、マルチキャスト受信パラメータには、次のパラメータの1つ以上が含まれる。
【0267】
(a)マルチキャストによって受信されたG-RNTI
【0268】
(b)サービスに対応する帯域幅部分(bandwidth part,BPW)コンフィグレーション情報:サービスを受信するとき、ユーザ装置は、BPWコンフィグレーションに基づいて、BWPに対応するサブキャリア間隔(subcarrier spacing,SCS)、周波数領域位置、及び巡回プリフィックス(cyclic prefic,CP)長さを決定する。BPWコンフィグレーション情報は、物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel,PDCCH)検出のためのCORESTコンフィグレーション情報を更に含み、CORESTコンフィグレーション情報は、G-RNTI検出が実行されるときにPDCCHが位置する時間-周波数リソースを示す。
【0269】
(c)サービスの物理ダウンリンク共有制御チャネル(physical downlink share channel,PDSCH)スクランブリングシーケンス:サービスのPDSCHを復号するとき、ユーザ装置は、シーケンスに基づいてデスクランブリングを実行する。
【0270】
(d)G-RNTIの間欠受信(discontinuous reception,DRX)パラメータ:ユーザ装置はDRXパラメータに基づいてG-RNTI検出を実行する。
【0271】
(e)復調基準信号コンフィグレーション:ユーザ装置は、基準信号コンフィグレーションに基づいて、G-RNTIによってスケジューリングされたPDSCHを復調する。
【0272】
(f)レートマッチング基準信号情報
【0273】
ユーザ装置が第1マルチキャストグループに継続的に参加又は離脱する場合に、第1マルチキャストグループに関連したユーザ装置は変化する。関連するユーザ装置が第1マルチキャストグループにないと検出する場合に、アクセスネットワークデバイスはステップ505を実行してよい。
【0274】
ステップ505:アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放する又は非アクティブにするための条件が満足されると決定する。
【0275】
第1マルチキャストセッションを解放する又は非アクティブにするための条件が満足されると決定する場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1メッセージを送信すること及びその後のステップ(例えば、図2に示されるステップ202~ステップ204、図3に示されるステップ302~ステップ309、及び図4に示されるステップ402~ステップ407)をトリガしてよい。
【0276】
図2図4に示される方法では、ユーザ装置は、データが第1マルチキャストセッションを使用することによって受信中であるか又は受信されるべきであるかどうかを、エアインターフェースメッセージを使用することによってアクセスネットワークデバイスへフィードバックする。いくつかの方法において、ユーザ装置は、データが第1マルチキャストセッションを使用することによって受信中であるか又は受信されるべきであるかどうかを、コアネットワークデバイスを使用することによってアクセスネットワークデバイスに更にフィードバックしてもよい。以下は、図6図8を参照して方法について記載する。
【0277】
図6は、本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。図6に示される方法は、図1に示されるシステムアーキテクチャ及び図2に示されるシナリオに適用されてよい。しかし、本願のこの実施形態はそのように制限されない。
【0278】
図6の方法は、アクセスネットワークデバイス及びユーザ装置によって実行されてよく、あるいは、アクセスネットワークデバイス及びユーザ装置内のモジュール又はユニット(例えば、回路、チップ、又はSOC)によって実行されてよい。図6では、アクセスネットワークデバイス及びユーザ装置が実行本体として使用される例が使用される。図6の方法は、次の内容の少なくとも一部を含み得る。
【0279】
ステップ601:アクセスネットワークデバイスは、前もってセットされた条件が満足される場合に第6メッセージを送信する。
【0280】
第6メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用されてよい。
【0281】
ステップ601の実施については、ステップ201を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。第6メッセージは第1メッセージと同じであってよい。
【0282】
図6に示される方法では、第6メッセージを受信した後、ユーザ装置は、データが第1メッセージを使用することによって受信中であるか又は受信されるべきであるかどうかを決定し、データをアクセスネットワークデバイスへフィードバックしてよい。図2図4とは異なり、ユーザ装置は、データが第1マルチキャストセッションを使用することによって受信中であるか又は受信されるべきであることを、コアネットワークデバイスをしようすることによってアクセスネットワークデバイスへフィードバックする。
【0283】
ステップ602:ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしている場合に、ユーザ装置は第7メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。
【0284】
可能な場合に、第6メッセージを受信する前に、アイドル状態又はRRC非アクティブ状態にあるユーザ装置は、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しているか、又は第1マルチキャストセッションのデータを受信しており、ユーザ装置は、第6メッセージを受信した後に第7メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0285】
第7メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第6メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、RRC接続を確立することを要求し、任意に、アクティブなマルチキャストセッションに関する情報を伝達すること、などのために使用されてもよい。
【0286】
任意に、第7メッセージは、サービス要求(service request)メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、又はアップリンクNASトランスポート(uplink NAS transport)メッセージであってよい。
【0287】
任意に、第7メッセージは第1情報を含んでもよい。
【0288】
ステップ603:第7メッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0289】
第8メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求又は通知すること、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信中であるか又は受信されるべきであることを示すこと、第6メッセージに単に応答すること(この場合に、第1マルチキャストセッションを使用してデータが受信されていないならば、ユーザ装置は応答メッセージを送信しなくてもよい)、RRC接続を確立することを要求し、任意に、アクティブなマルチキャストセッションに関する情報を伝達すること、などのために使用されてもよい。
【0290】
任意に、第8メッセージはN2メッセージであってよい。
【0291】
ステップ604:第8メッセージが、第6メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを維持する。
【0292】
ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しない場合、ユーザ装置は第7メッセージをコアネットワークデバイスへ送信しなくてもよい。
【0293】
ステップ605:第8メッセージが、第6メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信されない場合、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにしない。
【0294】
言い換えると、第1の前もってセットされた期間内に、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしていることをユーザ装置がアクセスネットワークデバイスにフィードバックしない場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されること又は非アクティブにされることが可能であると見なす。
【0295】
ステップ602~ステップ605は任意のステップであることが留意されるべきである。例えば、方法はステップ602~ステップ604を含んでよい。他の例として、方法はステップ605を含んでもよい。更なる他の例として、方法はステップ602~ステップ605をやはり含んでもよい。
【0296】
コアネットワークによって受信されるメッセージ及び送信されるメッセージのみが上述されており、コアネットワークデバイス間のメッセージ相互作用は制限されないことが更に留意されるべきである。例えば、コアネットワークデバイスはAMF及びSMFを含む。AMFは第7メッセージを受信してよい。第7メッセージを受信した後、AMFは、第7メッセージで伝達された情報をSMFへ伝えるために、N11メッセージをSMFへ送信してもよい。次いで、SMFは第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0297】
例えば、アクセスネットワークデバイスが第6メッセージをブロードキャストし、第1の前もってセットされた期間内にユーザ装置1の第8メッセージを受信する場合に、それは、ユーザ装置1が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしていることを示し、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置1のサービス伝送を確保するために、第1マルチキャストセッションを維持してよい。アクセスネットワークデバイスが、他のユーザ装置の第8メッセージを更に受信してもよいことは明らかである。これは制限されない。相応して、アイドル状態又はRRC非アクティブ状態にあるユーザ装置は、第1マルチキャストセッションの記憶されているマルチキャスト受信パラメータを使用することによって第1マルチキャストセッションのデータを受信し得る。
【0298】
第1マルチキャストセッションを維持することは、第1マルチキャストセッションを解放しないこと又は非アクティブにしないこと、あるいは、第1マルチキャストセッションを解放することを断念すること又は非アクティブにすることを断念すること、としても記述され得ることが留意されるべきである。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0299】
いくつかの実施において、ステップ603の後、方法は、アクセスネットワークデバイスが第1タイマを起動し、第1タイマが満了すると、アクセスネットワークデバイスが第6メッセージをユーザ装置へ再びブロードキャストして、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知することを更に含んでもよい。更に、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定してもよく、つまり、ステップ604又はステップ605を実行する。
【0300】
本願の実施形態において、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることは、第1マルチキャストセッションのコンテキストを解放すること又は非アクティブにすること、として理解されてよい。
【0301】
上記の方法では、前もってセットされた条件が満足される場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知し、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用するかどうかをコアネットワークデバイスにフィードバックしてよく、次いで、コアネットワークデバイスは、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを依然として使用することをアクセスネットワークデバイスにフィードバックする。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、第1マルチキャストセッションを引き続き解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する。アイドル状態にあるユーザ装置がマルチキャストデータを受信することができる場合に、マルチキャストセッションは適切に管理され得る。
【0302】
図7は、本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。図7の方法は、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置によって実行されてよく、あるいは、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置内のモジュール又はユニットによって実行されてよい。図7では、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置が実行本体として使用される例が使用される。図7の方法は、次の内容の少なくとも一部を含み得る。
【0303】
ステップ701:アクセスネットワークデバイスは、前もってセットされた条件が満足される場合に第6メッセージを送信する。
【0304】
第6メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用されてよい。
【0305】
ステップ701の実施については、ステップ601を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0306】
ステップ702:アクセスネットワークデバイスは第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。
【0307】
相応して、コアネットワークデバイスはアクセスネットワークデバイスから第9メッセージを受信する。
【0308】
第9メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用されてよい。
【0309】
第9メッセージは、上述された第3メッセージであってよい。
【0310】
ステップ703:ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしている場合に、ユーザ装置は第7メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。
【0311】
ステップ703の詳細な説明については、ステップ602を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0312】
ステップ704:第7メッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0313】
ステップ704の詳細な説明については、ステップ603を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0314】
ステップ705:第8メッセージが、第9メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを維持する。
【0315】
ステップ706:第8メッセージが、第9メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、アクセスネットワークデバイスは第10メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。
【0316】
第10メッセージは、第1マルチキャストセッションを維持するよう指示するために使用される。
【0317】
第10メッセージは、上述された第5メッセージであってよい。
【0318】
ステップ707:第10メッセージが、第9メッセージが受信された後、第3の前もってセットされた期間内に受信される場合に、コアネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを維持する。
【0319】
ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信しない場合、ユーザ装置は、第7メッセージをコアネットワークデバイスへ送信しなくてもよい。
【0320】
ステップ708:第8メッセージが、第9メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0321】
ステップ709:第10メッセージが、第9メッセージが受信された後、第3の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、コアネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0322】
ステップ703~ステップ709は任意のステップであることが留意されるべきである。例えば、方法はステップ703~ステップ707を含んでよい。他の例として、方法はステップ708及びステップ709を含んでもよい。更なる他の例として、方法はステップ703~ステップ709をやはり含んでもよい。
【0323】
任意に、ステップ709の後、ステップ710が更に実行されてもよい。
【0324】
ステップ710:コアネットワークデバイスは第11メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0325】
第11メッセージは、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放した又は非アクティブにしたことをアクセスネットワークデバイスに指示又は通知するために使用されてよい。第11メッセージは、上述された第4メッセージであってもよい。
【0326】
任意に、ステップ704の後、方法は、アクセスネットワークデバイスが第1タイマを起動し、周期的に第1メッセージをユーザ装置へ送信して、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知することを更に含んでもよい。上記のステップ702~ステップ707は繰り返されるか、あるいは、上記のステップ702及びステップ708~ステップ710は繰り返される。
【0327】
上記の方法では、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の前に、第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定する前に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求している。従って、アクセスネットワークデバイスが第1の前もってセットされた期間内に第8メッセージを受信する場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを維持することをコアネットワークデバイスに通知してよい。アクセスネットワークデバイスによって送信された第10メッセージが、第9メッセージが受信された後、第3の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、コアネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放される又は非アクティブにされてよいと見なす。
【0328】
いくつかの他の実施では、ステップ707はステップ705の前に実行されてよく、つまり、第7メッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは、第7メッセージに基づいて、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを依然として使用中であるか又は使用しようとしていることを知り、第1マルチキャストセッションが維持されるべきであると決定し得る。この場合に、ステップ706は実行されなくてよい。
【0329】
上記の方法では、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の前に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。言い換えると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかを決定せずに前もって、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。このようにして、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることの遅延は小さくされ得る。
【0330】
図8は、本願に係る他の通信方法の略フローチャートである。図8の方法は、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置によって実行されてよく、あるいは、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置内のモジュール又はユニットによって実行されてよい。図8では、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、及びユーザ装置が実行本体として使用される例が使用される。図8の方法は、次の内容の少なくとも一部を含み得る。
【0331】
ステップ801:アクセスネットワークデバイスは、前もってセットされた条件が満足される場合に第6メッセージを送信する。
【0332】
第6メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用されてよい。
【0333】
ステップ801の実施については、ステップ601を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0334】
ステップ802:ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしている場合に、ユーザ装置は第7メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。
【0335】
ステップ802の詳細な説明については、ステップ602を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0336】
ステップ803:第7メッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0337】
ステップ803の詳細な説明については、ステップ603を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0338】
ステップ804:第8メッセージが、第6メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを維持する。
【0339】
アクセスネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを解放しない又は非アクティブにしないと決定するので、アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークデバイスに変更することを指示するためのメッセージをコアネットワークデバイスへ送信しなくてもよい。
【0340】
ステップ805:第8メッセージが、第6メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0341】
ステップ806:第8メッセージが、第6メッセージが送信された後、第1の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、アクセスネットワークデバイスは第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。
【0342】
第9メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用されてよい。第9メッセージは、上述された第3メッセージであってよい。
【0343】
ステップ807:第9メッセージが受信される場合に、コアネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0344】
ステップ802~ステップ807は任意のステップであることが留意されるべきである。例えば、方法はステップ802~ステップ804を含んでよい。他の例として、方法はステップ805~ステップ807を含んでもよい。更なる他の例として、方法はステップ802~ステップ807をやはり含んでもよい。
【0345】
任意に、ステップ807の後、ステップ808が更に実行されてもよい。
【0346】
ステップ808:コアネットワークデバイスは第11メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0347】
第11メッセージは、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放した又は非アクティブにしたことをアクセスネットワークデバイスに指示又は通知するために使用されてよい。第11メッセージは、上述された第4メッセージであってもよい。
【0348】
任意に、ステップ803の後、方法は、アクセスネットワークデバイスが第1タイマを起動し、周期的に第1メッセージをユーザ装置へ送信して、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知することを更に含んでもよい。上記のステップ802~ステップ804は繰り返されるか、あるいは、上記のステップ805~ステップ808は繰り返される。
【0349】
上記の方法は、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の後に、第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信してよい。言い換えると、アクセスネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放する又は非アクティブにすると決定すると、アクセスネットワークデバイスは、第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信して、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。この場合に、第9メッセージを受信した後に、コアネットワークデバイスは第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにする。
【0350】
上記の方法では、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の後に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。言い換えると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすると決定した後にのみ、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをコアネットワークデバイスに要求する。このように、コアネットワークデバイスの実施は簡単である。
【0351】
更に、アクセスネットワークデバイスは、代替的に、第1の前もってセットされた期間内に第9メッセージをコアネットワークデバイスへ送信してもよいことが更に留意されるべきである。
【0352】
本願の実施形態で、第1の前もってセットされた期間、第2の前もってセットされた期間、及び第3の前もってセットされた期間のうちの少なくとも1つは、タイマを使用することによって実施されてよい。
【0353】
以下は、具体例を参照して本願の実施形態の技術的解決法について詳細に記載する。
【0354】
例1
【0355】
図9は、本願に係る通信方法の例である。図9では、コアネットワークデバイスがAMF、SMF、及びUPFを含む例が使用される。この例で、第1の前もってセットされた期間内にユーザ装置からフィードバックがない場合に、マルチキャストセッションは引き続き解放される。
【0356】
ステップ901:アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のコンテキストを解放するための条件が満足されることを検出する。
【0357】
アクセスネットワークデバイスはユーザ装置のAN解放をトリガすることが理解され得る。
【0358】
ステップ902:アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置のユニキャストとマルチキャストとの間の関連付け関係を離すか又は解放し、ユーザ装置のコンテキスト情報を解放する。
【0359】
アクセスネットワークデバイスは、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションのマルチキャストデータを受信し続けないと見なすことが理解され得る。
【0360】
ステップ903:アクセスネットワークデバイスはRRC接続解放要求メッセージをユーザ装置へ送信する。
【0361】
相応して、ユーザ装置はアクセスネットワークデバイスからRRC接続解放要求メッセージを受信する。
【0362】
ステップ904:ユーザ装置はアイドル状態に入り、コネクテッド状態のマルチキャスト受信パラメータをセーブする。
【0363】
ステップ905:アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放する又は非アクティブにするための条件が満足されると決定する。
【0364】
ステップ901~ステップ905のより詳細な説明については、ステップ501~ステップ505を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0365】
ステップ906:アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知するために、メッセージをユーザ装置へ送信する。メッセージは、上述された第1メッセージ又は第6メッセージであってよい。
【0366】
アクセスネットワークデバイスは、ブロードキャスト方式でメッセージを送信してよい。例えば、アクセスネットワークデバイスは、SIB方式でメッセージを送信する。他の例として、アクセスネットワークデバイスは、マルチキャスト固有チャネルを使用することによってメッセージをブロードキャストする。
【0367】
この場合に、第1メッセージは第1情報を含んでよく、第1情報は、第1マルチキャストセッションを一意に決定するために使用される情報であってよい。任意に、第1情報は、次の情報:第1マルチキャストセッションの識別子、第1マルチキャストセッションに対応するG-RNTI、第1マルチキャストグループの識別子、第1マルチキャストグループのTMGI、第1マルチキャストセッションに対応するアプリケーションサーバのIPアドレス、第1マルチキャストセッションに対応するサービス識別子、第1マルチキャストセッションに対応するパケットフィルタリング情報、第1マルチキャストセッションに対応するSDF識別規則、第1マルチキャストセッションに対応するアプリケーションのID情報、第1マルチキャストセッションのマルチキャストデータのターゲットIPアドレス情報、第1マルチキャストセッションのコンテキスト識別子情報、などのうちの1つ以上であってよい。
【0368】
アクセスネットワークデバイスは、代替的に、第1マルチキャストセッションに対応するマルチキャスト伝送リソースを使用することによって第1メッセージを送信してもよい。この場合に、メッセージは第1情報を含んでもよく、又は第1情報を含まなくてもよい。これは特に制限されない。
【0369】
任意に、メッセージは、マルチキャストセッションを解放する又は非アクティブにするために使用される専用メッセージであってよい。
【0370】
任意に、メッセージは、現在受信されているマルチキャストデータに関する統計値を収集するために使用されるメッセージであってもよい。
【0371】
ステップ907:アクセスネットワークデバイスはメッセージをSMFへ送信する。
【0372】
メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用されてよい(解放は、図8の例として使用される)。代替的に、それは、メッセージが、UPFとRAN102との間のマルチキャスト伝送チャネルを解放するか又は非アクティブにするために使用されることとして記述されてもよい。
【0373】
ここでのUPF及びSMFは、ダウンリンクマルチキャストデータを伝送するよう構成されるUPF及びSMFであってよい。
【0374】
メッセージは、マルチキャストに使用される専用メッセージであってよく、あるいは、要求は、ユニキャストメッセージを使用することによってコアネットワークデバイスへ送信されてよい。例えば、アクセスネットワークデバイスは、N2メッセージを使用することによってメッセージをAMFへ送信し、それから、AMFは、“マルチキャストに関連したユニキャストセッション”を管理するSMFへメッセージを送信する。任意に、SMFは更に、情報をマルチキャストSMFへ送信してもよい。N2メッセージは、次世代アプリケーションプロトコル(next generation application protocol,NGAP)UE RAN/AMF idに対応するUE NGAPメッセージ、例えば、UEコンテキスト解放(UE context release)メッセージであってよい。
【0375】
ステップ908:アクセスネットワークデバイスはローカルで第2タイマを起動する。
【0376】
第2タイマの計時期間は、上記の第1の前もってセットされた期間である。
【0377】
任意に、アクセスネットワークデバイスは、ステップ908でメッセージを送信するときに又はメッセージを送信した後で、あるいは、ステップ807でメッセージを送信するときに又はメッセージを送信した後で、第2タイマを起動してもよい。
【0378】
ステップ909:SMFはローカルで第3タイマを起動する。
【0379】
第3タイマの計時期間は、上記の第3の前もってセットされた期間である。
【0380】
任意に、SMFは、ステップ908でメッセージを送信するときに又はメッセージを送信した後で、第3タイマを起動してもよい。
【0381】
第2タイマ及び第3タイマの機能は次の通りである:第1マルチキャストセッションがその後に解放されること又は非アクティブにされることが妨げられない場合には、タイマが満了すると、タイマに対応するデバイスが、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているマルチキャストコンテキスト情報を解放するか又は非アクティブにしてよい。従って、第2タイマ及び第3タイマはいずれも、第1マルチキャストセッションのダウンリンクチャネルを解放するか又は非アクティブにするために保持される。つまり、第2タイマ及び第3タイマは、第1マルチキャストセッションのUPFとRAN102との間のダウンリンク伝送チャネルに関連する。
【0382】
ステップ910:アクセスネットワークデバイスの第2タイマが満了する。
【0383】
ステップ911:SMFの第3タイマが満了する。
【0384】
第2タイマが満了することは、第2タイマの計時期間内に、ユーザ装置が、第1マルチキャストセッションが使用中であるか又は使用されるべきであることをフィードバックしない、ことを示す。第3タイマについても同様である。
【0385】
例えば、第1マルチキャストセッションは、第2タイマ及び第3タイマが満了すると解放される。第2タイマが満了した後、ステップ912が引き続き実行され、第3タイマが満了した後、ステップ913が引き続き実行される。
【0386】
ステップ912:アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているマルチキャストコンテキスト情報を解放する。
【0387】
例えば、アクセスネットワークデバイスは、ステップ502でユーザ装置リストに関する情報を解放し得る。
【0388】
ステップ913:SMFは、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているマルチキャストコンテキスト情報を解放する。
【0389】
例えば、SMFによって解放されるコンテキストは、アクセスネットワークデバイスの記憶されているアドレス識別情報、例えば、アクセスネットワークデバイスのトンネル(tunnel)IDであってよい。
【0390】
任意に、SMFは更に、関連するコンテキストを解放することをUPFに通知してもよい。内容は、次の:UPFに記憶されているアクセスネットワークデバイスのアドレス識別情報、UPFのローカルで設定されているデータ転送規則、などのうちの1つ以上を含む。UPFのローカルで設定されているデータ転送規則を解放することは、転送規則自体を削除すること、又は転送規則を変更することであってよく、例えば、“転送なし”が設定される。
【0391】
第2タイマ及び第3タイマが満了する場合に第1マルチキャストセッションが非アクティブにされるならば、アクセスネットワークデバイス及びSMFは次のプロシージャを実行してよい。
【0392】
アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているマルチキャストコンテキスト情報を解放する。
【0393】
SMFは、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているアクセスネットワーク関連情報を削除する。
【0394】
例えば、SMFによって削除される内容は、アクセスネットワークデバイスの記憶されているアドレス識別情報、例えば、アクセスネットワークデバイスのトンネルIDであってよい。
【0395】
任意に、SMFは更に、マルチキャストデータの現在の処理規則を変更することをUPFに通知してもよい。内容は、次の:転送規則(forwarding action rule,FAR)、例えば、マルチキャストセッションに対応するダウンリンクマルチキャストデータを受信した後に、UPFはデータを特定のアクセスネットワークデバイスへ転送しないこと、及び通知規則、例えば、マルチキャストセッションに対応するダウンリンクマルチキャストデータを受信した後に、UPFは、ダウンリンクデータが受信されたことをSMFに報告すること、のうちの1つ以上を含む。
【0396】
例1で、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知してよく、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が依然としてマルチキャストセッションに関心があることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックすることができる。これは、その後に引き続きダウンリンク伝送チャネルを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかをアクセスネットワークデバイスが決定するのに役立つ。更に、アクセスネットワークデバイス及びコアネットワークデバイスは別々にタイマを保持し、タイマが満了する場合に、第1マルチキャストセッションのダウンリンク伝送チャネルを別々に削除する。これの利点は、アクセスネットワークデバイスによってコアネットワークデバイスに通知される通知メッセージが“最後に残ったユーザ装置のユニキャストシグナリング”に依存してもよく、既存のプロシージャがほとんど変更されないことである。
【0397】
例2
【0398】
図10は、本願に係る通信方法の他の例である。図10では、コアネットワークデバイスがAMF、SMF、及びUPFを含む例が使用される。この例で、第1の前もってセットされた期間内にユーザ装置からフィードバックがない場合に、マルチキャストセッションは引き続き解放されるか又は非アクティブにされる。
【0399】
この例と例1との違いは、アクセスネットワークデバイスがユーザ装置からフィードバックを受信しない場合にのみ、アクセスネットワークデバイスが、第2タイマが満了すると、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることをSMFに通知する点にある。
【0400】
この例でのステップ1001~ステップ1006の実施については、ステップ901~ステップ906を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0401】
ステップ1007:アクセスネットワークデバイスはローカルで第2タイマを起動する。
【0402】
第2タイマの計時期間は、上記の第1の前もってセットされた期間である。
【0403】
任意に、アクセスネットワークデバイスは、ステップ1006でメッセージを送信するときに又はメッセージを送信した後で、第2タイマをローカルで起動してもよい。
【0404】
第2タイマの説明については、図9の関連する記載を参照されたい。
【0405】
ステップ1008:アクセスネットワークデバイスの第2タイマが満了する。
【0406】
第2タイマが満了することは、第2タイマの計時期間内に、ユーザ装置が、第1マルチキャストセッションが使用されるべきであることをフィードバックしない、ことを示す。
【0407】
例えば、第1マルチキャストセッションは、第2タイマが満了すると解放される。第2タイマが満了した後、ステップ1009~ステップ1011が引き続き実行される。
【0408】
ステップ1009:アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているマルチキャストコンテキスト情報を解放する。
【0409】
例えば、アクセスネットワークデバイスは、ステップ502でユーザ装置リストに関する情報を解放し得る。
【0410】
ステップ1010:アクセスネットワークデバイスはメッセージをSMFへ送信する。
【0411】
メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放することを要求するために使用されてよく、あるいは、それは、メッセージがUPFとRAN102との間のマルチキャスト伝送チャネルを解放するか又は非アクティブにするために使用されると記述されてもよい。
【0412】
ここでのUPF及びSMFは、ダウンリンクマルチキャストデータを伝送するよう構成されるUPF及びSMFであってよい。
【0413】
ステップ1011:SMFは、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているマルチキャストコンテキスト情報を解放する。
【0414】
例えば、SMFによって解放されるコンテキストは、アクセスネットワークデバイスの記憶されているアドレス識別情報(例えば、アクセスネットワークデバイスのトンネルID)であってよい。
【0415】
任意に、SMFは更に、関連するコンテキストを解放することをUPFに通知してもよい。内容は、次の:UPFに記憶されているアクセスネットワークデバイスのアドレス識別情報、UPFのローカルで設定されているデータ転送規則、などのうちの1つ以上を含む。UPFのローカルで設定されているデータ転送規則を解放することは、転送規則自体を削除すること、又は転送規則を変更することであってよく、例えば、“転送なし”が設定される。
【0416】
ステップ1009及びステップ1010の順序は、本願のこの実施形態で制限されないことが留意されるべきである。
【0417】
第2タイマが満了する場合に第1マルチキャストセッションが非アクティブにされるならば、アクセスネットワークデバイス及びSMFは次のプロシージャを実行してよい。
【0418】
アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているマルチキャストコンテキスト情報を解放する。
【0419】
SMFは、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているアクセスネットワーク関連情報を削除する。
【0420】
例えば、SMFによって削除される内容は、アクセスネットワークデバイスの記憶されているアドレス識別情報(アクセスネットワークデバイスのトンネルID)であってよい。
【0421】
任意に、SMFは更に、マルチキャストデータの現在の処理規則を変更することをUPFに通知してもよい。内容は、次の:転送規則、例えば、マルチキャストセッションに対応するダウンリンクマルチキャストデータを受信した後に、UPFはデータを特定のアクセスネットワークデバイスへ転送しないこと、及び通知規則、例えば、マルチキャストセッションに対応するダウンリンクマルチキャストデータを受信した後に、UPFは、ダウンリンクデータが受信されたことをSMFに報告すること、のうちの1つ以上を含む。
【0422】
例2で、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知してよく、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が依然としてマルチキャストセッションに関心があることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックすることができる。これは、その後に引き続きダウンリンク伝送チャネルを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかをアクセスネットワークデバイスが決定するのに役立つ。更に、アクセスネットワークデバイスはタイマを保持する。タイマが満了する場合に、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションのダウンリンク伝送チャネルを削除し、第1マルチキャストセッションを解放することをコアネットワークデバイスに通知する。これの利点は、コアネットワークデバイスがタイマを保持する必要がなく、実施が簡単であることである。
【0423】
例3
【0424】
図11は、本願に係る通信方法の他の例である。図11では、コアネットワークデバイスがAMF、SMF、及びUPFを含む例がやはり使用される。この例で、第1の前もってセットされた期間内にユーザ装置からフィードバックがある場合に、アクセスネットワークデバイス及びコアネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることを断念する。この例では、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることを、コアネットワークデバイスを使用することによってアクセスネットワークデバイスにフィードバックする。
【0425】
この例でのステップ1101~ステップ1106の実施については、ステップ901~ステップ906を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0426】
ステップ1107:アクセスネットワークデバイスはローカルで第2タイマを起動する。
【0427】
第2タイマの計時期間は、上記の第1の前もってセットされた期間である。
【0428】
任意に、アクセスネットワークデバイスは、ステップ1106で第6メッセージを送信するときに又はメッセージを送信した後で、第2タイマをローカルで起動してもよい。
【0429】
第2タイマの説明については、図の関連する記載を参照されたい。
【0430】
ステップ1108:第6メッセージを受信した後、又は第1メッセージを受信するとき、ユーザ装置は、マルチキャストデータが第1マルチキャストセッションを使用することによって受信中であるか又は受信されるべきであると決定する。
【0431】
ステップ1009:ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックする。
【0432】
ユーザ装置は、第1マルチキャストセッションを使用することによってマルチキャストデータを引き続き受信する可能性があるので、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスに通知するために、メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信してよい。従って、ネットワーク側は、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを阻止される。
【0433】
任意に、ユーザ装置によって送信されるメッセージは、第2情報を含んでよく、第2情報は、次の情報のうちの1つ以上を含んでよい:
(a)マルチキャストサービスに対応するユニキャストPDUセッション識別子、例えば、PDUセッションID、及び
(b)マルチキャストサービスの識別情報。
【0434】
マルチキャストサービスの識別情報は、次の情報:第1マルチキャストセッションの識別子、第1マルチキャストセッションに対応するG-RNTI、第1マルチキャストグループの識別子、第1マルチキャストグループのTMGI、第1マルチキャストセッションに対応するアプリケーションサーバのIPアドレス、第1マルチキャストセッションに対応するサービス識別子、第1マルチキャストセッションに対応するパケットフィルタリング情報、第1マルチキャストセッションに対応するSDF識別規則、第1マルチキャストセッションに対応するアプリケーションのID情報、第1マルチキャストセッションのマルチキャストデータのターゲットIPアドレス情報、第1マルチキャストセッションのコンテキスト識別子情報、などのうちの1つ以上であってよい。
【0435】
図11では、コアネットワークデバイスがメッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する例が使用される。
【0436】
いくつかの実施において、ステップ1109は、ステップ1109-1、ステップ1109-2、及びステップ1109-3を使用することによって具体的に実施されてよい。
【0437】
ステップ1109-1:アクセスネットワークデバイスはNASメッセージをAMFへ送信する。相応して、AMFは、ユーザ装置によって送信されたNASメッセージを受信する。
【0438】
任意に、NASメッセージは、上記の第2情報を含んでもよい。
【0439】
任意に、NASメッセージは、サービス要求(service request)メッセージであってもよい。
【0440】
ステップ1109-2:NASメッセージを受信した後、AMFは、NASメッセージに含まれるPDUセッションID、及びPDUセッションIDとSMFとの間のローカルで記憶されている対応に基づいて、N11メッセージをSMFへ送信する。相応して、SMFはN11メッセージを受信する。
【0441】
N11メッセージは、上記の第2情報を含んでもよい。
【0442】
ステップ1109-3:N11メッセージを受信した後、SMFは、ユーザ装置のコンテキスト情報をアクセスネットワークデバイスへ送信するその後のプロシージャを開始する。具体的に、SMFはN2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。N2メッセージは、マルチキャストサービスの関連情報を含む。例えば、N2メッセージは、マルチキャストサービスの識別情報、マルチキャストサービスQoS情報、などを含んでよい。
【0443】
いくつかの実施において、マルチキャストに使用される情報が、マルチキャストサービスを管理するSMF(以下でM-SMFと呼ばれる)に記憶されている場合に、SMFは、N11メッセージを受信した後、対応するM-SMFを見つける。例えば、PDUセッションIDとマルチキャストサービスとの間のローカル記憶されている関連付け関係(M-SMFの識別情報も含まれる)に基づいて、SMFは、ユーザ装置のコンテキスト情報をアクセスネットワークデバイスへ送信するその後のプロシージャを開始するために、N16メッセージをM-SMFへ送信する。例えば、SMFは、対応するマルチキャストセッション識別子及び最新のQoSパラメータをM-SMFから取得する。
【0444】
いくつかの他の実施においては、マルチキャストに使用される情報がM-SMFではなくSMFに記憶されている場合に、SMFはM-SMFと相互作用する必要がない。言い換えると、N11メッセージを受信した後、SMFは、M-SMFと相互作用せずに、ユーザ装置のコンテキスト情報をアクセスネットワークデバイスへ送信するその後のプロシージャを開始する。
【0445】
ステップ1110:N2メッセージを受信した後、アクセスネットワークデバイスは、ステップ1107で第2タイマを終了し、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることを断念する。
【0446】
アクセスネットワークデバイスが、ステップ1105の後、SMFへ、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用されるメッセージを送信する場合に、SMFは更に、マルチキャストデータの識別情報に基づいて、第3タイマの対応するカウントを中止してもよい。
【0447】
例3で、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知してよく、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が依然としてマルチキャストセッションに関心があることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックすることができる。これは、その後に引き続きダウンリンク伝送チャネルを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかをアクセスネットワークデバイスが決定するのに役立つ。更に、例3では、ユーザ装置はNASプロシージャを開始するので、コアネットワークデバイスは、タイマの計時をキャンセルし、更には、タイマの計時をキャンセルするようRANに指示する。
【0448】
例4
【0449】
図12は、本願に係る通信方法の他の例である。図12では、コアネットワークデバイスがAMF、SMF、及びUPFを含む例がやはり使用される。この例で、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることを、RRCメッセージ又は他のタイプのエアインターフェースメッセージを使用することによってアクセスネットワークデバイスにフィードバックする。
【0450】
この例で、ステップ1201の実施については、ステップ201の記載を参照されたく、ステップ1202の実施については、ステップ1006の記載を参照されたく、ステップ1203の実施については、ステップ1007の記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0451】
第1メッセージ又は第6メッセージ(以下では、第1メッセージが例として使用される)を送信し、だいにタイマを起動した後、アクセスネットワークデバイスはステップ1204~ステップ1211を実行してよい。
【0452】
ステップ1204:第1メッセージを受信した後、又は第1メッセージを受信するとき、ユーザ装置は、マルチキャストデータが第1マルチキャストセッションを使用することによって受信中であるか又は受信されるべきであると決定する。
【0453】
ステップ1205:ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスに通知するために、RRCメッセージ又は他のタイプのエアインターフェースメッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0454】
ユーザ装置は、第1マルチキャストセッションを使用することによってマルチキャストデータを引き続き受信すると決定するので、ユーザ装置は、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用中であるか又はまさに使用しようとしていることをアクセスネットワークデバイスに通知するために、RRCメッセージ又は他のタイプのエアインターフェースメッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信してよい。従って、ネットワーク側は、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを阻止される。
【0455】
RRCメッセージ又は他のタイプのエアインターフェースメッセージは、上記の第2情報を含んでもよい。第2情報の説明については、上記の記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0456】
ステップ1206:RRCメッセージ又は他のタイプのエアインターフェースメッセージを受信した後、アクセスネットワークデバイスは、第2タイマのカウントを終了し、第1マルチキャストセッションを解放すること又は非アクティブにすることを断念する。
【0457】
アクセスネットワークデバイスが、RRCメッセージ又は他のタイプのエアインターフェースメッセージを受信した後、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用されるメッセージをコアネットワークデバイスへ送信していた場合に、アクセスネットワークデバイスは更に、第3タイマの対応するカウントを中止するようコアネットワークデバイスに指示してもよい。
【0458】
例えば、アクセスネットワークデバイスは、第1の前もってセットされた期間の後にコアネットワークデバイスへ、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブすることを要求するために使用されるメッセージを送信する。
【0459】
ステップ1207:アクセスネットワークデバイスは、第2タイマが満了することを検出する。
【0460】
ステップ1208:アクセスネットワークはメッセージをAMFへ送信する。
【0461】
メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用されてよい。
【0462】
ステップ1209:AMF及びSMFはシグナリング相互作用を実行する。
【0463】
詳細については、ステップ1109-2及びステップ1109-3の記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0464】
ステップ1210:AMFは、第1マルチキャストセッションを解放し続けるよう又は非アクティブにし続けるようアクセスネットワークデバイスに指示するために、応答メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信する。
【0465】
ステップ1211:アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションを解放する又は非アクティブにする。
【0466】
言い換えると、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションのローカルで記憶されているマルチキャストコンテキスト情報を解放する。
【0467】
ステップ1211がステップ1210の前に実行される場合に(つまり、第2タイマが満了するとき、アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークデバイスの指示を待たずに、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにし得る)、応答メッセージは、コアネットワークデバイスが第1マルチキャストセッションを解放した又は非アクティブにしたことをアクセスネットワークデバイスに通知するために使用されてよいことが留意されるべきである
【0468】
ステップ1204~ステップ1211は任意のステップであることが留意されるべきである。例えば、方法はステップ1204~ステップ1206を含んでよい。他の例として、方法はステップ1207~ステップ1211を含んでよい。更なる他の例として、方法はステップ1204~ステップ1211をやはり含んでよい。
【0469】
例4で、アクセスネットワークデバイスは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることをユーザ装置に通知してよく、それにより、ユーザ装置は、ユーザ装置が依然としてマルチキャストセッションに関心があることをアクセスネットワークデバイスにフィードバックすることができる。これは、その後に引き続きダウンリンク伝送チャネルを解放すべきか又は非アクティブにすべきかどうかをアクセスネットワークデバイスが決定するのに役立つ。更に、例4では、ユーザ装置は、RRCメッセージ又は他のタイプのエアインターフェースメッセージを使用することによって、ユーザ装置が第1マルチキャストセッションを使用することによってマルチキャストデータを受信中であるか又はまさに受信しようとしていることをネットワーク側に通知する。
【0470】
本願の実施形態で、特定のメッセージを送信した後は、メッセージが送信され始めた後又はメッセージが送信された後として理解され得ることが留意されるべきである。これは制限されない。本願の実施形態で、特定のメッセージを受信した後は、メッセージが受信された始めた後又はメッセージが受信された後として理解されることが留意されるべきである。これは制限されない。
【0471】
本願の実施形態の解決法は、使用のために適切に組み合わされてよく、実施形態の用語の説明又は記載は、実施形態で相互参照又は説明される場合があることが理解されるべきである。これは制限されない。
【0472】
上記のプロセスのシーケンス番号は、本願の実施形態での実行順序を意味しているわけではなく、本願の実施形態の実施プロセスに対する如何なる制限も構成すべきでないことが更に理解されるべきである。
【0473】
本願の実施形態で提供される方法は、図2から図12を参照して詳細に上で記載されている。本願の実施形態で提供される装置は、図13から図15を参照して詳細に以下で記載される。
【0474】
図13は、本願の実施形態に係る通信装置の略ブロック図である。図13に示される通信装置1300は、トランシーバユニット1310及び処理ユニット1320を含んでよい。
【0475】
トランシーバユニット1310は、送信ユニット及び/又は受信ユニットを含んでよい。トランシーバユニット1310は、トランシーバ(送信器及び/又は受信器を含む)、入力/出力インターフェース(入力インターフェース及び/又は出力インターフェースを含む)、ピン、回路、などであってよい。トランシーバユニット1310は、上記の方法の実施形態での送信ステップ及び/又は受信ステップを実行するよう構成されてよい。
【0476】
処理ユニット1320は、プロセッサ(1つ以上のプロセッサを含んでよい)、プロセッサ機能を備えた処理回路、などであってよく、上記の方法の実施形態での送信及び受信以外の他のステップを実行するよう構成されてよい。
【0477】
任意に、通信装置は記憶ユニットを更に含んでもよい。記憶ユニットは、メモリ、内部記憶ユニット(例えば、レジスタ又はキャッシュ)、外部記憶ユニット(例えば、リードオンリーメモリ又はランダムアクセスメモリ)などであってよい。記憶ユニットは、命令を記憶するよう構成され、処理ユニット1320は、記憶ユニットに記憶されている命令を実行し、それにより、通信装置は上記の方法を実行する。
【0478】
設計において、通信装置1300は、上記の方法のいずれか1つでのアクセスネットワークデバイスに対応してよく、対応する方法でアクセスネットワークデバイスによって実行される動作を実行してよい。
【0479】
例えば、トランシーバユニット1310は、前もってセットされた条件が満足される場合に第1メッセージをブロードキャストするよう構成され、第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用される。処理ユニット1320は、第1メッセージに応答する第2メッセージが第1の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにし、かつ/あるいは、第1メッセージに応答する第2メッセージが第1の前もってセットされた期間内に受信される場合に、第1マルチキャストセッションを維持するよう構成される。
【0480】
他の例として、トランシーバユニット1310は、前もってセットされた条件が満足される場合に第6メッセージをブロードキャストするよう構成され、第6メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用される。処理ユニット1320は、第8メッセージが第1の前もってセットされた期間内にコアネットワークデバイスから受信されない場合に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにし、かつ/あるいは、第8メッセージが第1の前もってセットされた期間内にコアネットワークデバイスから受信される場合に、第1マルチキャストセッションを維持するよう構成され、第8メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するためにユーザ装置によって使用される。
【0481】
トランシーバユニット1310及び処理ユニット1320は、上記の方法のいずれか1つでアクセスネットワークデバイスによって実行される他の動作を更に実行してもよいことが理解されるべきである。詳細はここで再び記載されない。
【0482】
設計において、通信装置1300は、上記の方法のいずれか1つでのユーザ装置に対応してもよく、対応する方法でユーザ装置によって実行される動作を実行してよい。
【0483】
例えば、トランシーバユニット1310は、第1メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信し、第1メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用され、第1マルチキャストセッションが使用中であるか又は使用されるべきである場合に、第1メッセージに応答する第2メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成される。
【0484】
他の例として、トランシーバユニット1310は、第6メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信し、第6メッセージは、第1マルチキャストセッションが解放されるべきであるか又は非アクティブにされるべきであることを通知するために使用され、第1マルチキャストセッションを使用することによってデータが受信中であるか又は受信されるべきである場合に、第7メッセージをコアネットワークデバイスへ送信し、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するために使用される、よう構成される。
【0485】
トランシーバユニット1310及び処理ユニット1320は、上記の方法のいずれか1つでユーザ装置によって実行される他の動作を更に実行してもよいことが理解されるべきである。詳細はここで再び記載されない。
【0486】
設計において、通信装置1300は、上記の方法のいずれか1つでのコアネットワークデバイスに対応してもよく、対応する方法でコアネットワークデバイスによって実行される動作を実行してよい。
【0487】
例えば、トランシーバユニット1310は、第3メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信するよう構成される、第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される。処理ユニット1320は、第3メッセージに基づいて、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにするよう構成される。
【0488】
他の例として、トランシーバユニット1310は、第3メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信するよう構成され、第3メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される。処理ユニット1320は。第5メッセージが第3の前もってセットされた期間内に受信されない場合に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにし、かつ/あるいは、第5メッセージが第3の前もってセットされた期間内に受信される場合に、第1マルチキャストセッションを維持するよう構成され、第5メッセージは、第1マルチキャストセッションを維持することを指示する。
【0489】
更なる他の例として、トランシーバユニット1310は、第7メッセージをユーザ装置から受信し、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するために使用され、第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信し、第8メッセージは、ユーザ装置を第1マルチキャストセッションに加えることを要求するために使用される、よう構成される。
【0490】
更に別の例として、トランシーバユニット1310は、第9メッセージをアクセスネットワークデバイスから受信するよう構成され、第9メッセージは、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにすることを要求するために使用される。処理ユニット1320は、第7メッセージが第2の前もってセットされた期間内にユーザ装置から受信されない場合に、第1マルチキャストセッションを解放するか又は非アクティブにし、かつ/あるいは、第7メッセージが第2の前もってセットされた期間内にユーザ装置から受信される場合に、第1マルチキャストセッションを維持し、第8メッセージをアクセスネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第8メッセージは、ユーザ装置を第1マルチキャストセッションに加えることを要求するために使用され、第7メッセージは、第1マルチキャストセッションに参加することを要求するために使用される。
【0491】
トランシーバユニット1310及び処理ユニット1320は、上記の方法のいずれか1つでコアネットワークデバイスによって実行される他の動作を更に実行してもよいことが理解されるべきである。詳細はここで再び記載されない。
【0492】
上記のユニットの分割は機能分割にすぎず、実際の実施中では他の分割法が存在してよい。
【0493】
処理ユニットは、ハードウェアを使用することによって実施されてよく、ソフトウェアを使用することによって実施されてよく、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用することによって実施されてもよいことが更に理解されるべきである。
【0494】
図14は、本願に係る通信装置の構造の模式図である。図14に示されるように、通信装置1400は、上記の方法の実施形態のいずれか1つで任意のネットワーク要素によって実施され得る機能を実装してよい。
【0495】
通信装置1400は、プロセッサ1410を含んでよい。プロセッサ1410は、処理ユニットとも呼ばれることがあり、特定の制御機能を実装し得る。プロセッサ1410は、通信装置1400を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう構成され得る。
【0496】
任意の設計で、プロセッサ1410は更に、命令及び/又はデータを記憶してもよい。命令及び/又はデータは、プロセッサ1410で実行されてよく、それにより、通信装置1400は、上記の方法の実施形態で記載される方法を実行する。
【0497】
任意に、通信装置1400はメモリ1420を含んでよい。メモリ1420は命令を記憶してよく、命令はプロセッサで実行されてよく、それにより、通信装置1400は、上記の方法の実施形態で記載される方法を実行する。任意に、メモリはデータを更に記憶してよい。任意に、プロセッサも命令及び/又はデータを記憶してよい。プロセッサ及びメモリは別々に配置されてよく、あるいは、一体化されてもよい。例えば、上記の方法の実施形態で記載される対応は、メモリに記憶されても又はプロセッサで記憶されてもよい。
【0498】
任意に、通信装置1400はベースバンド回路1430を含んでもよく、ベースバンド回路1430は主に、ベースバンド処理を実行するよう構成される。
【0499】
任意に、通信装置1400はラジオ周波数回路1440を含んでもよい。ラジオ周波数回路1440は主に、ラジオ周波数信号を送信及び受信し、ベースバンド信号とラジオ周波数信号との間の変換を実行するよう構成され、例えば、上記の方法の実施形態でBARフレームを送信するよう構成される。ラジオ周波数回路1440は、トランシーバユニット、トランシーバマシン、トランシーバ回路、トランシーバなどとも呼ばれ得る。
【0500】
任意に、通信装置1400は、信号を送信及び受信するよう主に構成されるアンテナ1450を含んでよい。
【0501】
任意に、通信装置1400は、通信装置1400の部分、例えば、プロセッサ1410、メモリ1420、ベースバンド回路1430、ラジオ周波数回路1440、及びアンテナ1450を接続するよう構成されるバス1460を含んでもよい。
【0502】
図15は、本願に係る通信装置の構造の模式図である。記載を簡単にするために、図15は、通信装置1500の主なコンポーネントしか示さない。通信装置1500は、上記の方法の実施形態のいずれか1つでのユーザ装置の機能を実装してよい。
【0503】
図15に示されるように、通信装置1500は、プロセッサ及びメモリを含む。
【0504】
任意に、通信装置1500は、制御回路、アンテナ、及び入力/出力装置を含む。
【0505】
プロセッサは、通信プロトコル及び通信データを処理し、通信装置1500全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう主に構成され、例えば、上記の方法の実施形態で記載されるユーザ装置によって実行される動作を通信装置1500が実行するのを助けるよう構成される。メモリは、ソフトウェアプログラム及びデータを記憶するよう主に構成される。制御回路は、ベースバンド信号及びラジオ周波数信号を変換し、ラジオ周波数信号を処理するよう主に構成される。制御回路及びアンテナはまとめて、トランシーバとも呼ばれることがあり、電磁波の形でラジオ周波数信号を受信及び送信するよう主に構成される。タッチスクリーン、ディスプレイ、又はキーボードなどの入力/出力装置は、ユーザによって入力されたデータを受け、データをユーザに出力するよう主に構成される。
【0506】
通信装置1500が電源を入れられた後、プロセッサは、記憶ユニット内のソフトウェアプログラムを読み出し、ソフトウェアプログラムの命令を解釈及び実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理してよい。データが無線で送信される必要がある場合に、プロセッサは、送信されるべきデータに対してベースバンド処理を実行し、それから、ベースバンド信号をラジオ周波数回路へ出力する。ラジオ周波数回路は、ベースバンド信号に対してラジオ周波数処理を実行し、それから、アンテナを使用することによって、電磁波形式でラジオ周波数信号を送信する。データが通信装置1500へ送信される場合には、ラジオ周波数回路は、アンテナを使用することによってラジオ周波数信号を受信し、ラジオ周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサへ出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
【0507】
当業者は、記載を簡単にするために、図15が1つのメモリ及び1つのプロセッサしか示していないことを理解し得る。実際の通信装置1500には、複数のプロセッサ及びメモリが存在してよい。メモリは記憶媒体、記憶デバイスなどとも呼ばれ得る。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0508】
任意の実施において、プロセッサはベースバンドプロセッサ及び中央演算処理装置を含んでよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコル及び通信データを処理するよう主に構成され、中央演算処理装置は、通信装置1500の全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう主に構成される。ベースバンドプロセッサ及び中央演算処理装置の機能は、図15ではプロセッサに組み込まれている。当業者は、ベースバンドプロセッサ及び中央演算処理装置が独立したプロセッサであってよく、バスなどの技術を使用することによって相互接続されることを理解し得る。当業者は、通信装置1500が、異なる新しいネットワーク標準規格に適応するように複数のベースバンドプロセッサを含んでもよく、通信装置1500が、通信装置1500の処理能力を向上させるように複数の中央演算処理装置を含んでもよく、通信装置1500のコンポーネントが様々なバスにより接続されてよいことを理解し得る。ベースバンドプロセッサは、代替的に、ベースバンド処理回路又はベースバンド処理チップと表現されてもよい。中央演算処理装置は、代替的に、中央演算処理回路又は中央演算処理チップと表現されてもよい。通信プロトコル及び通信データを処理する機能は、プロセッサに構築されてよく、あるいは、ソフトウェアプログラムの形で記憶ユニットに記憶されてよく、プロセッサは、ベースバンド処理機能を実装するためにソフトウェアプログラムを実行する。
【0509】
例えば、本願のこの実施形態で、送信機能及び受信機能を備えるアンテナ、及び制御回路は、通信装置1500のトランシーバユニット1510と見なされてよく、処理機能を備えるプロセッサは、通信装置1500の処理ユニット15200と見なされてよい。図15に示されるように、通信装置1500はトランシーバユニット1510及び処理ユニット1520を含む。トランシーバユニットは、トランシーバ、トランシーバマシン、トランシーバ装置、などとも呼ばれ得る。任意に、トランシーバユニット1510に受信機能を実装するよう構成されたコンポーネントは、受信ユニットと見なされてよく、トランシーバユニット150に送信機能を実装するよう構成されたコンポーネントは、送信ユニットと見なされてよい。言い換えると、トランシーバユニット1510は受信ユニット及び送信ユニットを含む。例えば、受信ユニットは受信器、受信マシン、又は受信回路と呼ばれてもよく、送信ユニットは送信器、送信マシン、又は送信回路と呼ばれてもよい。
【0510】
本願の実施形態のプロセッサは、集積回路チップであってよく、信号処理能力を備えていることが留意されるべきである。実施プロセスで、上記の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェアの形をとる命令を使用することによって、実施され得る。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェア部品、システム・オン・チップ(system on chip,SoC)、中央演算処理装置(central processing unit,CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor,NP)、マイクロコントローラユニット(maicro controller unit,MCU)、プログラム可能なロジックデバイス(programmable logic device,PLD)、又は他の集積チップであってよい。本願の実施形態のメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとを含んでもよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(read-only memory,ROM)、プログラム可能リードオンリーメモリ(programmable ROM,PROM)、消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(electrically EPROM,EEPROM)、又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)であってよい。例であって非限定的な記載により、多くの形態のRAM、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(static RAM,SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(dynamic RAM,DRAM)、同期型動的ランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期型動的ランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM,DDR SDRAM)、エンハンスド同期型動的ランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期リンク型動的ランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM,SLDRAM)、及びダイレクトラムバス型動的ランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM,DR RAM)が使用されてもよい。本明細書で記載されるシステム及び方法のメモリは、他の適切なタイプのこれら及び任意のメモリを含むが限定されない。
【0511】
本願の実施形態で提供される方法に従って、本願はコンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行されると、コンピュータは、上記の方法の実施形態のいずれか1つで任意のネットワーク要素(例えば、ユーザ装置、アクセスネットワークデバイス、及びコアネットワークデバイス)によって実行される動作を実行することができる。
【0512】
本願の実施形態で提供される方法に従って、本願はコンピュータ可読媒体を更に提供する。コンピュータ可読媒体はプログラムコードを記憶している。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行されると、コンピュータは、上記の方法の実施形態のいずれか1つで任意のネットワーク要素(例えば、ユーザ装置、アクセスネットワークデバイス、及びコアネットワークデバイス)によって実行される動作を実行することができる。
【0513】
本願の実施形態で提供される方法に従って、本願はシステムを更に提供する。システムは、上記の方法の実施形態における1つ以上のネットワーク要素を含む。
【0514】
本願の実施形態は、プロセッサ及びインターフェースを含む通信装置を更に提供する。プロセッサは、上記の方法の実施形態のいずれか1つでの方法を実行するよう構成される。
【0515】
通信装置はチップであってよいことが理解されるべきである。例えば、処理装置は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)であってよく、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)、他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート、トランジスタロジックデバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよく、システム・オン・チップ(system on chip,SoC)であってよく、中央演算処理装置(central processing unit,CPU)であってよく、ネットワークプロセッサ(network processor,NP)であってよく、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)であってよく、マイクロコントローラユニット(micro controller unit,MCU)であってよく、あるいは、プログラム可能なロジックデバイス(programmable logic device,PLD)又は他の集積チップであってよい。それは、本願の実施形態で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってよい。本願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサを使用することによって直接実行され達成されてよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを使用することによって実行され達成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラム可能リードオンリーメモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、又はレジスタなどの当該技術の成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0516】
本願のこの実施形態のメモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとを含んでよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(read-only memory,ROM)、プログラム可能リードオンリーメモリ(programmable ROM,PROM)、消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(electrically EPROM,EEPROM)、又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)であってよい。例であって非限定的な記載により、多くの形態のRAM、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(static RAM,SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(dynamic RAM,DRAM)、同期型動的ランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期型動的ランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM,DDR SDRAM)、エンハンスド同期型動的ランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期リンク型動的ランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM,SLDRAM)、及びダイレクトラムバス型動的ランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM,DR RAM)が使用されてもよい。本明細書で記載されるシステム及び方法のメモリは、他の適切なタイプのこれら及び任意のメモリを含むが限定されない。
【0517】
上記の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用することによって実施されてよい。ソフトウェアが実施形態を実施するために使用される場合に、実施形態の全て又は一部は、コンピュータプログラム製品の形で実施されてよい。コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータにロードされ実行されると、本願の実施形態に係るプロシージャ又は機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読媒体へ伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタへ有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線(digital subscriber line,DSL))又は無線(例えば、赤外線、電波、若しくはマイクロ波)方式で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を組み込むデータ記憶デバイス、例えばサーバ又はデータセンタであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、デジタルビデオディスク(digital video disc,DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disc,SSD))などであってよい。
【0518】
上記の装置の実施形態のネットワークデバイス及び端末デバイスは、方法の実施形態のネットワークデバイス及び端末に完全に対応する。対応するモジュール又はユニットは、対応するステップを実行する。例えば、通信ユニット(例えば、トランシーバ)は、方法の実施形態の受信又は送信ステップを実行し、送信ステップ及び受信ステップ以外のステップは、処理ユニット(プロセッサ)によって実行されてよい。特定のユニットの機能については、対応する方法の実施形態を参照されたい。1つ以上のプロセッサが存在してよい。
【0519】
本明細書で使用される「コンポーネント」、「モジュール」、及び「システム」などの用語は、コンピュータ関連エンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェアを示すために使用される。例えば、コンポーネントは、プロセッサで実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、又はコンピュータであってよいがこれらに限られない。図を使用することによって表されるように、コンピューティングデバイス及びコンピューティングデバイスで実行されるアプリケーションはいずれもコンポーネントであってよい。1つ以上のコンポーネントは、プロセス又は実行スレッド内に常駐してよく、コンポーネントは、1つのコンピュータに位置しても、又は2つのコンポーネントの間に分布してよい。更に、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行されてよい。例えば、コンポーネントは、1つ以上のデータパケット(例えば、ローカルシステムにおいて、分散型システムにおいて、又は信号を使用することによって他のシステムと相互作用するインターネットなどのネットワークにわたって他のコンポーネントと相互作用する2つのコンポーネントからのデータ)を有する信号に基づいてローカル又はリモートプロセスを使用することによって通信してよい。
【0520】
本明細書にわたって述べられている「実施形態」は、本実施形態に関する特定の特徴、構造、又は特性が本願の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することが理解されるべきである。従って、明細書全体における実施形態は必ずしも同じ実施形態に言及しているわけではない。更に、これらの特定の特徴、構造、又は特性は、如何なる適切な方法も使用することによって、1つ以上の実施形態にまとめられてもよい。
【0521】
本願の実施形態で、数「第1」、「第2」、などは、例えば、異なるネットワークデバイスを区別するために、異なるオブジェクトを区別するためにすぎず、本願の実施形態の範囲に対する制限を構成しないことが理解されるべきである。本願の実施形態はこのように制限されない。
【0522】
本願において、「とき」及び「場合」はいずれも、ネットワーク要素が目的の状況で対応する処理を実行することを意味するが、時間に対する制限を構成するものではなく、ネットワーク要素が実施中に決定動作を有すること要求するものではなく、他の限定も意味するわけではないことが更に理解されるべきである。
【0523】
本願において、「少なくとも1つ」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味することが更に理解されるべきである。
【0524】
本願の実施形態で、「Aに対応するB」は、BがAに関連することを示し、BはAに基づいて決定されてよいことが更に理解されるべきである。しかし、Aに基づいてBを決定することは、BがAにのみ基づいて決定されることを意味するものではなく、Bは、代替的に、A及び/又は他の情報に基づいて決定されてよいことが更に理解されるべきである。
【0525】
本明細書中の「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトについて記載するための関連付け関係のみを示し、3つの関係が存在する可能性があることを表す。例えば、A及び/又はBは、次の3つの場合:Aのみ存在、AとBの両方が存在、Bのみ存在、を表し得る。更に、本明細書中の文字「/」は、一般に、関連するオブジェクトの間の“論理和”関係を示す。
【0526】
別なふうに特定されない限り、「アイテムは、次の:A、B、及びCの1つ以上を含む」と言う表現と同様に本明細書で使用される表現は、通常、アイテムが次の:A;B;C;AとB;AとC;BとC;AとBとC;AとA;AとAとA;AとAとB;AとAとC;AとBとB;AとCとC;BとB;BとBとB;BとBとC;CとC;CとCとC;及びA、B、Cの他の組み合わせのうちのいずれか1つであってよいことを意味する。上記の記載中、3つの要素A、B、Cは、アイテムの任意の場合について記載するために例として使用されている。表現が「アイテムは、次の:A、B、・・・、Xうちの少なくとも1つを含む」である場合に、言い換えると、更なる要素が表現に含まれる場合に、アイテムが適用可能である場合は、上記の規則に従って取得されてもよい。
【0527】
本願の実施形態において、端末デバイス及び/又はネットワークデバイスは、本願の実施形態の一部又は全てのステップを実行してもよいことが理解され得る。これらのステップ又は動作は例に過ぎない。本願の実施形態で、他の動作又は様々な動作の変形が更に実行されてもよい。更に、ステップは、本願の実施形態で提示される順序とは異なる順序で実行されてもよく、本願の実施形態の全ての動作が実行されなくてもよい。
【0528】
当業者は、本明細書で開示される実施形態で記載される例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施されてもよいと気づき得る。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定のアプリケーション及び設計制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーションごとに、異なる方法を用いて、記載される機能を実施し得るが、実施は本願の範囲を超えることは考えられるべきではない。
【0529】
当業者によって明らかに理解され得るように、便宜上、及び簡潔な記載のために、上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な作動プロセスについては、上記の方法の実施形態の対応するプロセスを参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0530】
本願で提供されるいくつかの実施において、開示されるシステム、装置及び方法は他の方法で実施されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載されている装置の実施形態は一例にすぎない。例えば、ユニットへの分割は論理的な機能分割に過ぎず、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムに一体化又は結合されてよく、あるいは、いくつかの特徴は無視されても又は実行されなくてもよい。更に、表示又は議論されている相互結合又は直接的な結合若しくは通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実施されてよい。装置又はユニットの間の間接的な結合又は通信接続は、電子的な、機械的な、又は他の形態で実施されてよい。
【0531】
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして表示される部分は物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの場所に位置してよく、あるいは、複数のネットワークユニットに分布してもよい。ユニットの一部又は全ては、実施形態の解決法の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択されてもよい。
【0532】
更に、本願の実施形態の機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてよく、各ユニットは物理的に単独で存在してよく、あるいは、2つ以上のユニットは、1つのユニットに一体化されてよい。
【0533】
機能がソフトウェア機能ユニットの形で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合に、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決法は本質的に、又は従来技術に寄与する部分、若しくは技術的解決法のいくつかは、ソフトウェア製品の形で実施されてよい。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に、本願の実施形態で記載される方法のステップの全て又は一部を実行することを命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリROM、ランダムアクセスメモリRAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0534】
上記の記載は、本願の具体的な実施に過ぎず、本願の保護範囲を限定する意図はない。本願で開示される技術的範囲内で当業者によって容易に想到可能な如何なる変形又は置換も、本願の保護範囲内にあるべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
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図2
図3
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図10
図11
図12
図13
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図15