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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-10
(45)【発行日】2024-12-18
(54)【発明の名称】駆動装置
(51)【国際特許分類】
   H02K 5/00 20060101AFI20241211BHJP
   B60K 6/405 20071001ALI20241211BHJP
【FI】
H02K5/00 B
B60K6/405
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021054063
(22)【出願日】2021-03-26
(65)【公開番号】P2022151138
(43)【公開日】2022-10-07
【審査請求日】2023-11-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002505
【氏名又は名称】弁理士法人航栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】國井 洋
【審査官】服部 俊樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-073811(JP,A)
【文献】特開2016-131481(JP,A)
【文献】特開2013-147046(JP,A)
【文献】国際公開第2019/208420(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 5/00
B60K 1/00
B60K 6/26
B60K 6/36
B60K 6/40
B60K 6/405
H02K 11/33
H02K 7/116
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転電機と、前記回転電機を収容する駆動ユニットケースと、を有する駆動ユニットと、
前記回転電機を制御する制御装置と、前記制御装置を収容する制御ユニットケースと、を有する制御ユニットと、
前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続する接続線を有する接続ユニットと、を備える駆動装置であって、
前記接続線は、
所定方向に延在する延在部と、
前記延在部の一端部に形成され、前記回転電機と電気的に接続する回転電機側接続端子部と、
前記延在部の他端部に形成され、前記制御装置と電気的に接続する制御装置側接続端子部と、を有し、
前記駆動ユニットケースは、前記回転電機の回転軸線の周方向に延在する外周面を有し、
前記制御ユニットは、前記駆動ユニットケースの前記外周面と対向する位置に配置されており、
前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの間には空間部が形成されており、
前記接続ユニットは、
前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの対向方向と直交する第1方向において、前記延在部が前記第1方向に延在し、
前記回転電機側接続端子部が前記制御装置の前記第1方向における一端側に配置され、前記制御装置側接続端子部が前記制御装置の前記第1方向における他端側に配置され、
前記前記回転電機側接続端子部及び前記制御装置側接続端子部に設けられた挿通孔が前記対向方向に貫通するように配置され、
前記接続線が前記空間部を通って前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続するように設けられている、駆動装置。
【請求項2】
請求項1に記載の駆動装置であって、
前記接続ユニットは、
前記回転電機側接続端子部を収容する回転電機側接続端子ハウジングと、
前記制御装置側接続端子部を収容する制御装置側接続端子ハウジングと、を備え、
前記接続線の前記延在部は、
平板状のバスバーであり、
前記回転電機側接続端子ハウジング及び前記制御装置側接続端子ハウジングから露出した露出部を有し、
前記露出部は、前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの対向方向から見て、前記制御ユニットに覆われている、駆動装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の駆動装置であって、
前記駆動装置は、
内燃機関と、
前記内燃機関に取り付けられた内燃機関補機部品と、をさらに備え、
前記内燃機関は、前記駆動ユニットの前記回転軸線の軸方向の一端側に隣接して配置されており、
前記内燃機関補機部品は、少なくとも一部が前記軸方向から見て前記周方向で前記制御ユニットと重なる位置で、前記内燃機関から前記軸方向において前記駆動ユニットが配置されている側に突出して取り付けられており、
前記第1方向は、前記軸方向であり、
前記回転電機側接続端子部は、前記内燃機関と、前記内燃機関補機部品と、前記駆動ユニットケースの前記外周面と、前記制御ユニットと、によって囲まれた空間に配置されている、駆動装置。
【請求項4】
回転電機と、前記回転電機を収容する駆動ユニットケースと、を有する駆動ユニットと、
前記回転電機を制御する制御装置と、前記制御装置を収容する制御ユニットケースと、を有する制御ユニットと、
前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続する接続線を有する接続ユニットと、を備える駆動装置であって、
前記接続線は、
所定方向に延在する延在部と、
前記延在部の一端部に形成され、前記回転電機と電気的に接続する回転電機側接続端子部と、
前記延在部の他端部に形成され、前記制御装置と電気的に接続する制御装置側接続端子部と、を有し、
前記駆動ユニットケースは、前記回転電機の回転軸線の周方向に延在する外周面を有し、
前記制御ユニットは、前記駆動ユニットケースの前記外周面と対向する位置に配置されており、
前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの間には空間部が形成されており、
前記接続ユニットは、
前記回転電機側接続端子部を収容する回転電機側接続端子ハウジングと、
前記制御装置側接続端子部を収容する制御装置側接続端子ハウジングと、を備え、
前記接続線の前記延在部は、
平板状のバスバーであり、
前記回転電機側接続端子ハウジング及び前記制御装置側接続端子ハウジングから露出した露出部を有し、
前記露出部は、前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの対向方向から見て、前記制御ユニットに全体を覆われ、
前記接続線が前記空間部を通って前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続するように設けられている、駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等を駆動する駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ハイブリッド車、バッテリ駆動車、燃料電池車等の電動車両の普及が進んでおり、これら電動車両には、電動機、発電機等の回転電機と、回転電機を制御する制御ユニットと、を備える駆動装置が搭載されている。例えば、特許文献1には、横置きエンジンと、モータ/ジェネレータと、ベルト式無段変速機と、モータ/ジェネレータを制御するモータコントローラ及びインバータを有する制御ユニットと、を備える駆動装置が開示されている。
【0003】
特許文献1の駆動装置において、制御ユニットは、モータ/ジェネレータ及びベルト式無段変速機の外周面と対向する位置に配置されており、モータ/ジェネレータとインバータとは、三相交流ハーネス(接続線)によって接続されている。そして、三相交流ハーネス(接続線)と回転電機との接続位置、及び、三相交流ハーネス(接続線)と制御ユニットとの接続位置は、共に制御ユニットの右側となっており、三相交流ハーネス(接続線)は、内燃機関と、内燃機関補機部品の1つであるベローズ管と、回転電機の外周面と、制御ユニットと、によって囲まれた空間内に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2013-147046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の三相交流ハーネス(接続線)には、モータ/ジェネレータを駆動するための高電圧の電力が流れるので、三相交流ハーネス(接続線)から電磁ノイズが発生する。そのため、特許文献1の駆動装置は、三相交流ハーネス(接続線)から発生した電磁ノイズが、車室内等の外部に伝播しやすい、という課題があった。
【0006】
本発明は、接続線から発生する電磁ノイズが外部に伝播することを抑制できる駆動装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
回転電機と、前記回転電機を収容する駆動ユニットケースと、を有する駆動ユニットと、
前記回転電機を制御する制御装置と、前記制御装置を収容する制御ユニットケースと、を有する制御ユニットと、
前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続する接続線を有する接続ユニットと、を備える駆動装置であって、
前記接続線は、
所定方向に延在する延在部と、
前記延在部の一端部に形成され、前記回転電機と電気的に接続する回転電機側接続端子部と、
前記延在部の他端部に形成され、前記制御装置と電気的に接続する制御装置側接続端子部と、を有し、
前記駆動ユニットケースは、前記回転電機の回転軸線の周方向に延在する外周面を有し、
前記制御ユニットは、前記駆動ユニットケースの前記外周面と対向する位置に配置されており、
前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの間には空間部が形成されており、
前記接続ユニットは、
前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの対向方向と直交する第1方向において、前記延在部が前記第1方向に延在し、
前記回転電機側接続端子部が前記制御装置の前記第1方向における一端側に配置され、前記制御装置側接続端子部が前記制御装置の前記第1方向における他端側に配置され、
前記前記回転電機側接続端子部及び前記制御装置側接続端子部に設けられた挿通孔が前記対向方向に貫通するように配置され、
前記接続線が前記空間部を通って前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続するように設けられている。
また、本発明は、
回転電機と、前記回転電機を収容する駆動ユニットケースと、を有する駆動ユニットと、
前記回転電機を制御する制御装置と、前記制御装置を収容する制御ユニットケースと、を有する制御ユニットと、
前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続する接続線を有する接続ユニットと、を備える駆動装置であって、
前記接続線は、
所定方向に延在する延在部と、
前記延在部の一端部に形成され、前記回転電機と電気的に接続する回転電機側接続端子部と、
前記延在部の他端部に形成され、前記制御装置と電気的に接続する制御装置側接続端子部と、を有し、
前記駆動ユニットケースは、前記回転電機の回転軸線の周方向に延在する外周面を有し、
前記制御ユニットは、前記駆動ユニットケースの前記外周面と対向する位置に配置されており、
前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの間には空間部が形成されており、
前記接続ユニットは、
前記回転電機側接続端子部を収容する回転電機側接続端子ハウジングと、
前記制御装置側接続端子部を収容する制御装置側接続端子ハウジングと、を備え、
前記接続線の前記延在部は、
平板状のバスバーであり、
前記回転電機側接続端子ハウジング及び前記制御装置側接続端子ハウジングから露出した露出部を有し、
前記露出部は、前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの対向方向から見て、前記制御ユニットに全体を覆われ、
前記接続線が前記空間部を通って前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続するように設けられている、駆動装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接続ユニットは、接続線が駆動ユニットケース及び制御ユニットに囲まれた空間部を通るように設けられているので、接続線から発生する電磁ノイズは、駆動ユニットケース及び制御ユニットを伝達して接地される。これにより、接続線から発生する電磁ノイズが外部に伝播することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態の駆動装置を上方から見た上面図である。
図2図1のA-A断面の要部を示した図である。
図3図1の駆動装置の接続ユニットの斜視図である。
図4図1の駆動装置の駆動ユニットに接続ユニットを取り付けた状態を示す斜視図である。
図5図1の駆動装置の駆動ユニットに接続ユニット及び制御ユニットを取り付けた状態を示す斜視図である。
図6図5の接続ユニット及び制御ユニット周辺を上方から見た上面図である。
図7図6のB-B断面の要部を示した図である。
図8図6のB-B断面の要部を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の駆動装置の一実施形態として、車両に搭載された駆動装置を添付図面に基づいて説明する。なお、図面は、符号の向きに見るものとする。また、本明細書等では説明を簡単かつ明確にするために、前後、左右、上下の各方向は、車両の運転者から見た方向に従って記載し、図面には、車両の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。また、本明細書等においては、左右方向を車幅方向ともいう。
【0011】
<駆動装置の全体構成>
図1及び図2に示すように、本実施形態の駆動装置1は、駆動ユニット10と、制御ユニット20と、接続ユニット30と、内燃機関40と、を備える。
【0012】
制御ユニット20は、駆動ユニット10の上方に配置されている。接続ユニット30は、駆動ユニット10と制御ユニット20との間に配置されている。内燃機関40は、駆動ユニット10の右側に隣接して配置されている。
【0013】
<駆動ユニット>
駆動ユニット10は、回転電機11と、変速機12と、回転電機11及び変速機12を収容する駆動ユニットケース13と、を備える。
【0014】
回転電機11は、回転軸線RCが車幅方向(左右方向)となるように配置されている。回転電機11は、回転軸線RCを軸心とする回転シャフト111を備える。
【0015】
なお、本明細書等では、断りなく軸方向、径方向、周方向というときは、回転電機11の回転軸線RCを基準にした方向をいう。本実施形態では、軸方向は、車幅方向(左右方向)と一致する。
【0016】
図2に示すように、回転電機11と変速機12とは、回転電機11が右側、変速機12が左側となるように、車幅方向に隣接して配置されている。
【0017】
変速機12は、回転電機11の回転シャフト111と連結し、回転電機11の回転動力が回転シャフト111から入力される入力シャフト121を備える。変速機12の入力シャフト121は、回転軸線が回転電機11の回転軸線RCであり、回転電機11の回転シャフト111と同一軸となっている。
【0018】
駆動ユニットケース13は、回転電機11を収容する回転電機収容部130aと、変速機12を収容する変速機収容部130bと、に区画されている。回転電機収容部130aが右側、変速機収容部130bが左側となるように車幅方向に隣接して配置されている。
【0019】
駆動ユニットケース13は、軸方向から見て、回転電機11及び変速機12を取り囲んで筒状に周方向に延在する外周面131と、外周面131の左端部を塞いで駆動ユニットケース13の左側面を構成する左側壁部132と、外周面131の筒状内部に設けられ、回転電機収容部130aと変速機収容部130bとを区画する区画壁133と、を有する。本実施形態では、外周面131の右端部は開口しており、後述する内燃機関40の左壁部に当接している。そして、外周面131の右端部の開口は、後述する内燃機関40の左壁部によって塞がれており、回転電機収容部130aの右端部は内燃機関40の左壁部によって封止されている。
【0020】
駆動ユニットケース13は、駆動ユニットケース13の外周面131の右側領域及び区画壁133を構成する右側ケース13Rと、駆動ユニットケース13の外周面131の左側領域及び左側壁部132を構成する左側ケース13Lと、に分割されている。
【0021】
<制御ユニット>
図5から図8に示すように、制御ユニット20は、駆動ユニット10の回転電機11を制御する制御装置21と、制御装置21を収容する制御ユニットケース22と、制御装置21と電気的に接続した3本の接続線23と、を備える。
【0022】
制御装置21は、例えば、昇降圧コンバータ、直流電力と三相交流電力とを変換するインバータ、リアクトル、コンデンサユニット等を含む。
【0023】
制御ユニットケース22は、前後方向及び左右方向に延在し、例えば金属等の導電材料によって形成されている。制御ユニットケース22は、制御ユニットケース22の上面を構成する略平板状の上壁部22Uと、上壁部22Uと対向して前後方向及び左右方向に延在し、制御ユニットケース22の下面を構成する略平板状の底壁部22Dと、上壁部22Uの左端縁から底壁部22Dの左端縁へと上下方向及び前後方向に延在し、制御ユニットケース22の左側面を構成する左壁部22Lと、上壁部22Uの右端縁から底壁部22Dの右端縁へと上下方向及び前後方向に延在し、制御ユニットケース22の右側面を構成する右壁部22Rと、上壁部22Uの前端縁から底壁部22Dの前端縁へと上下方向及び左右方向に延在し、制御ユニットケース22の前面を構成する前壁部22Fと、上壁部22Uの後端縁から底壁部22Dの後端縁へと上下方向及び左右方向に延在し、制御ユニットケース22の後面を構成する後壁部22Bと、を有する。
【0024】
3本の接続線23は、いずれも平板状のバスバーである。3本の接続線23は、互いに並行して延在しており、制御ユニットケース22の左壁部22Lに設けられた挿通孔221を挿通している。接続線23の一端部は、制御装置21に接続されており、接続線23の他端部は、制御ユニットケース22の左壁部22Lの左外側に露出している。接続線23の他端部には、後述する接続ユニット30と接続する接続端子231が形成されている。各接続端子231は、上下方向に対して略直交する平板四角形状を有し、上下方向に貫通する挿通孔が設けられている。
【0025】
制御ユニットケース22の左壁部22Lには、制御ユニットケース22の左壁部22Lから左外側に突出して、3本の接続線23の接続端子231の上方、左方、前方、及び後方を取り囲むように端子保護壁部222が設けられている。端子保護壁部222の上面には、接続端子231の上方に開口部222aが形成されている。制御ユニット20は、端子保護壁部222の上面の開口部222aを塞ぐ、端子カバー部材24を、さらに備える。
【0026】
<接続ユニット>
図3に示すように、接続ユニット30は、駆動ユニット10の回転電機11と、制御ユニット20の制御装置21とを電気的に接続する3本の接続線31を備える。3本の接続線31は、並行して左右方向に延在している。
【0027】
各接続線31は、左右方向に延在する延在部310と、延在部310の左端部に形成され、駆動ユニット10の回転電機11と電気的に接続する回転電機側接続端子部311と、延在部310の右端部に形成され、制御ユニット20の制御装置21と電気的に接続する制御装置側接続端子部312と、を有する。本実施形態では、延在部310は、平板状のバスバーである。
【0028】
回転電機側接続端子部311は、延在部310の左端部から左方に延在し、上下方向に対して略直交する平板四角形状を有する。回転電機側接続端子部311には、上下方向に貫通する挿通孔が設けられている。
【0029】
制御装置側接続端子部312は、接続線31の右端部から上方に屈曲して上下方向に延在する屈曲部312aと、屈曲部312aの上端部から右方向に屈曲して、上下方向に対して略直交する平板四角形状を有する端子部312bと、を有する。端子部312bには、上下方向に貫通する挿通孔が設けられている。
【0030】
接続ユニット30は、回転電機側接続端子部311を収容する回転電機側接続端子ハウジング321と、制御装置側接続端子部312を収容する制御装置側接続端子ハウジング322と、を備える。
【0031】
回転電機側接続端子ハウジング321は、回転電機側接続端子部311と、延在部310の左端側の一部を覆っている。
【0032】
回転電機側接続端子ハウジング321は、回転電機側接続端子部311を下方から覆って、上向きに開口した下部ケース321aと、下部ケース321aの上向きの開口を塞ぐ上部カバー321b(図4図7図8参照)と、を有する。下部ケース321aには、3つの導電台座321cが固定されている。各導電台座321cは、金属等の導電材料で形成されており、上下方向に延在する略直方体形状を有し、上端がフランジ状になっている。各導電台座321cには、上下方向に貫通する挿通孔が設けられている。各導電台座321cには、回転電機側接続端子部311が載置される。回転電機側接続端子部311は、挿通孔が導電台座321cの挿通孔と重なるように、導電台座321cに載置される。
【0033】
制御装置側接続端子ハウジング322は、制御装置側接続端子部312と、延在部310の右端側の一部を覆っている。
【0034】
制御装置側接続端子ハウジング322は、制御装置側接続端子部312を下方から覆って、上向きに開口した下部ケース322aと、下部ケース322aに固定された締結ナット322bと、を有する。締結ナット322bには、制御装置側接続端子部312の端子部312bが載置される。制御装置側接続端子部312の端子部312bは、挿通孔が締結ナット322bと重なるように、締結ナット322bに載置される。
【0035】
接続線31の延在部310は、回転電機側接続端子ハウジング321及び制御装置側接続端子ハウジング322から露出した露出部310aを有する。本実施形態では、接続ユニット30は、3本の接続線31の露出部310aを覆うカバー部材33をさらに備える(図4図8参照)。カバー部材33は、例えばゴム等の絶縁材料で形成されている。したがって、露出部310aは、回転電機側接続端子ハウジング321及び制御装置側接続端子ハウジング322からは露出しているが、カバー部材33で覆われている。
【0036】
<制御ユニット及び接続ユニットの配置>
図4及び図6図8に示すように、接続ユニット30は、駆動ユニット10の駆動ユニットケース13の外周面131に固定される。本実施形態では、接続ユニット30は、駆動ユニットケース13の外周面131の上部に固定される。
【0037】
接続ユニット30は、接続線31が左右方向に延在し、回転電機側接続端子ハウジング321が、駆動ユニットケース13の回転電機収容部130aの上部で右側ケース13Rに固定され、制御装置側接続端子ハウジング322が、駆動ユニットケース13の変速機収容部130bの上部で左側ケース13Lに固定されている。
【0038】
そして、ボルト等の締結部材341を上方から回転電機側接続端子部311の挿通孔及び導電台座321cの挿通孔に挿通して、駆動ユニットケース13の外周面131に露出する回転電機11の接続端子(不図示)に締結することによって、回転電機側接続端子部311、導電台座321c、及び、回転電機11の接続端子が共締めされる。これにより、導電台座321cを介して回転電機側接続端子部311と回転電機11の接続端子とが電気的に接続する。そして、締結部材341を回転電機11の接続端子に締結後、上部カバー321bを下部ケース321aに固定することによって、回転電機側接続端子部311の上方が上部カバー321bに覆われて、回転電機側接続端子部311が保護される。
【0039】
図5図8に示すように、制御ユニット20は、接続ユニット30の上方に配置される。したがって、制御ユニット20は、接続ユニット30を挟んで駆動ユニットケース13の外周面131と対向する位置に配置される。このとき、制御ユニット20の3本の接続線23に形成された接続端子231の挿通孔が、接続ユニット30の各接続線31に形成された制御装置側接続端子部312の端子部312bに設けられた挿通孔と重なるようにして、制御ユニット20は、接続ユニット30の上方に配置される。
【0040】
制御ユニットケース22は、前壁部22Fの左右方向略中央部分と、左壁部22Lの後端部分と、後壁部22Bの左右方向略中央部分よりやや右側部分と、の3か所で、ボルト等の締結部材25によって、駆動ユニット10の駆動ユニットケース13の外周面131に締結固定される。
【0041】
そして、ボルト等の締結部材342を上方から制御ユニット20の接続線23に形成された接続端子231の挿通孔、及び、接続ユニット30の制御装置側接続端子部312の端子部312bに設けられた挿通孔に挿通して、接続ユニット30の締結ナット322bに締結することによって、制御ユニット20の接続線23に形成された接続端子231、及び、接続ユニット30の制御装置側接続端子部312の端子部312bが共締めされる。これにより、制御ユニット20の接続線23に形成された接続端子231と、接続ユニット30の制御装置側接続端子部312の端子部312bとが電気的に接続する。そして、締結部材342を締結ナット322bに締結後、制御ユニット20の端子カバー部材24を端子保護壁部222の上面に固定して開口部222aを塞ぐことによって、制御ユニット20の接続線23に形成された接続端子231、及び、接続ユニット30の制御装置側接続端子部312の端子部312bの上方が端子カバー部材24に覆われて、制御ユニット20の接続線23に形成された接続端子231、及び、接続ユニット30の制御装置側接続端子部312の端子部312bが保護される。
【0042】
このようにして、図6図8に示すように、制御ユニット20は、駆動ユニットケース13の外周面131と対向する位置に配置されており、駆動ユニットケース13の外周面131から径方向外側に所定の間隔を隔てて対向している。そして、駆動ユニットケース13の外周面131と制御ユニット20との間には、空間部50が形成されており、接続ユニット30は、接続線31が空間部50を通って左右方向に延在し、駆動ユニット10の回転電機11と、制御ユニット20の制御装置21とを電気的に接続するように設けられている。本実施形態では、駆動ユニットケース13の外周面131と制御ユニット20との対向方向は上下方向となっている。
【0043】
これにより、接続ユニット30は、接続線31が駆動ユニットケース13及び制御ユニット20に囲まれた空間部50を通るように設けられているので、接続線31から発生する電磁ノイズは、駆動ユニットケース13及び制御ユニット20を伝達して接地される。これにより、接続線31から発生する電磁ノイズが車室内等の外部に伝播することを抑制できる。さらに、接続ユニット30は、接続線31が駆動ユニットケース13及び制御ユニット20に保護された空間部50を通るように設けられているので、衝突時に接続線31を保護するための保護部材、及び、接続線31が他の部材と接触して短絡等が発生するのを防止するための保護部材を別途設けることなく、接続線31を保護できる。
【0044】
このとき、図6に示すように、接続ユニット30の接続線31の延在部310は、平板状のバスバーであり、接続線31の延在部310の露出部310aは、駆動ユニットケース13の外周面131と制御ユニット20との対向方向である上下方向かから見て、制御ユニット20に覆われている。
【0045】
これにより、接続ユニット30において、接続線31の延在部310の露出部310aから発生する電磁ノイズは、より確実に駆動ユニットケース13及び制御ユニット20を伝達して接地されるので、接続線31から発生する電磁ノイズが車室内等に伝播することをより抑制できる。さらに、接続線31の延在部310は、平板状のバスバーであるので、空間部50における駆動ユニットケース13の外周面131と制御ユニット20との間隔を小さくしても、接続線31が空間部50を通るように接続ユニット30を設けることができる。したがって、空間部50における駆動ユニットケース13の外周面131と制御ユニット20との間隔を小さくすることができ、駆動装置1を小型化できる。
【0046】
また、図7及び図8に示すように、接続ユニット30は、左右方向において、回転電機側接続端子部311が制御ユニット20の制御装置21の右側に配置され、制御装置側接続端子部312が制御ユニット20の制御装置21の左側に配置されるように設けられている。
【0047】
そのため、接続ユニット30の接続線31と駆動ユニット10の回転電機11との接続位置から離間した位置で、接続ユニット30の接続線31と制御ユニット20とを接続することができる。したがって、接続ユニット30の接続線31と駆動ユニット10の回転電機11との接続位置が狭いスペースに配置されていても、接続ユニット30の接続線31と制御ユニット20とを容易に接続及び取り外しすることができる。これにより、制御ユニット20の駆動装置1への組付性が向上する。さらに、接続ユニット30の接続線31と駆動ユニット10の回転電機11との接続位置周辺のスペースを小さくするように制御ユニット20を配置しても、接続ユニット30の接続線31と制御ユニット20とを容易に接続及び取り外しすることができるので、制御ユニット20の配置の自由度が向上し、駆動装置1を小型化できる。
【0048】
<内燃機関>
図1及び図2に戻って、内燃機関40には、内燃機関40を駆動するための内燃機関補機部品が取り付けられている。内燃機関40に取り付けられる内燃機関補機部品は、例えば、オルタネータ、オイルポンプ、燃料噴射ポンプ、ウオーターポンプ、冷却水バイパスユニット、インテークマニホールド、エキゾーストマニホールド等である。
【0049】
本実施形態では、内燃機関補機部品の1つであるサーモスタット42を有する冷却水バイパスユニット41が、少なくとも一部が軸方向から見て周方向で制御ユニット20と重なる位置、すなわち駆動ユニット10の上方で、内燃機関40から軸方向において駆動ユニット10が配置されている側、すなわち左側に突出して取り付けられている。
【0050】
そして、接続ユニット30の回転電機側接続端子部311は、内燃機関40の左壁部と、冷却水バイパスユニット41と、駆動ユニットケース13の外周面131と、制御ユニット20と、によって囲まれた空間60に配置されている。
【0051】
このとき、接続ユニット30は、左右方向において、制御装置側接続端子部312が制御ユニット20の制御装置21の左側に配置されるように設けられている。したがって、接続ユニット30の回転電機側接続端子部311が配置された、内燃機関40の左壁部と、冷却水バイパスユニット41と、駆動ユニットケース13の外周面131と、制御ユニット20と、によって囲まれた空間60が小さい場合でも、制御ユニット20の軸方向の反対側で、接続ユニット30の接続線31と制御ユニット20とを容易に接続及び取り外しすることができる。これにより、制御ユニット20の駆動装置1への組付性が向上する。さらに、内燃機関40の左壁部と、冷却水バイパスユニット41と、駆動ユニットケース13の外周面131と、制御ユニット20と、によって囲まれた空間60を小さくして、接続ユニット30の回転電機側接続端子部311を配置しても、接続ユニット30の接続線31と制御ユニット20とを容易に接続及び取り外しすることができるので、制御ユニット20の配置の自由度が向上し、駆動装置1を小型化できる。
【0052】
以上、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
【0053】
例えば、本実施形態では、接続ユニット30の接続線31の延在部310は、平板状のバスバーであるものとしたが、編組線であってもよい。
【0054】
また、例えば、本実施形態では、制御ユニット20は、駆動ユニット10の上方に配置されているものとしたが、制御ユニット20は、駆動ユニット10の上方に限らず、駆動ユニット10の駆動ユニットケース13の外周面131と対向する位置に配置されていればよい。換言すると、本実施形態では、駆動ユニットケース13の外周面131と制御ユニット20との対向方向は、上下方向であるものとしたが、当該対向方向は、任意の径方向であってよい。
【0055】
また、例えば、本実施形態では、接続ユニット30の接続線31の延在部310は、軸方向に延在するものとしたが、前後方向(周方向)に延在するようにしてもよい。
【0056】
また、例えば、本実施形態では、内燃機関補機部品の1つであるサーモスタット42を有する冷却水バイパスユニット41が、少なくとも一部が軸方向から見て周方向で制御ユニット20と重なる位置、すなわち駆動ユニット10の上方で、内燃機関40から軸方向において駆動ユニット10が配置されている側、すなわち左側に突出して取り付けられているものとしたが、サーモスタット42を有する冷却水バイパスユニット41以外の内燃機関補機部品が、少なくとも一部が軸方向から見て周方向で制御ユニット20と重なる位置で、内燃機関40から軸方向において駆動ユニット10が配置されている側に突出して取り付けられていてもよい。
【0057】
また、例えば、本実施形態では、駆動装置1は車両に搭載されているものとしたが、車両以外の機器等に搭載されていてもよい。
【0058】
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を一例として示しているが、これに限定されるものではない。
【0059】
(1) 回転電機(回転電機11)と、前記回転電機を収容する駆動ユニットケース(駆動ユニットケース13)と、を有する駆動ユニット(駆動ユニット10)と、
前記回転電機を制御する制御装置(制御装置21)と、前記制御装置を収容する制御ユニットケース(制御ユニットケース22)と、を有する制御ユニット(制御ユニット20)と、
前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続する接続線(接続線31)を有する接続ユニット(接続ユニット30)と、を備える駆動装置(駆動装置1)であって、
前記接続線は、
所定方向に延在する延在部(延在部310)と、
前記延在部の一端部に形成され、前記回転電機と電気的に接続する回転電機側接続端子部(回転電機側接続端子部311)と、
前記延在部の他端部に形成され、前記制御装置と電気的に接続する制御装置側接続端子部(制御装置側接続端子部312)と、を有し、
前記駆動ユニットケースは、前記回転電機の回転軸線(回転軸線RC)の周方向に延在する外周面(外周面131)を有し、
前記制御ユニットは、前記駆動ユニットケースの前記外周面と対向する位置に配置されており、
前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの間には空間部(空間部50)が形成されており、
前記接続ユニットは、前記接続線が前記空間部を通って前記回転電機と前記制御装置とを電気的に接続するように設けられている、駆動装置。
【0060】
(1)によれば、接続ユニットは、接続線が駆動ユニットケース及び制御ユニットに囲まれた空間部を通るように設けられているので、接続線から発生する電磁ノイズは、駆動ユニットケース及び制御ユニットを伝達して接地される。これにより、接続線から発生する電磁ノイズが車室内等の外部に伝播することを抑制できる。さらに、接続ユニットは、接続線が駆動ユニットケース及び制御ユニットに保護された空間部を通るように設けられているので、衝突時に接続線を保護するための保護部材、及び、接続線が他の部材と接触して短絡等が発生するのを防止するための保護部材を別途設けることなく、接続線を保護できる。
【0061】
(2) (1)に記載の駆動装置であって、
前記接続ユニットは、
前記回転電機側接続端子部を収容する回転電機側接続端子ハウジング(回転電機側接続端子ハウジング321)と、
前記制御装置側接続端子部を収容する制御装置側接続端子ハウジング(制御装置側接続端子ハウジング322)と、を備え、
前記接続線の前記延在部は、
平板状のバスバーであり、
前記回転電機側接続端子ハウジング及び前記制御装置側接続端子ハウジングから露出した露出部(露出部310a)を有し、
前記露出部は、前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの対向方向から見て、前記制御ユニットに覆われている、駆動装置。
【0062】
(2)によれば、露出部は、駆動ユニットケースの外周面と制御ユニットとの対向方向から見て、制御ユニットに覆われているので、露出部から発生する電磁ノイズは、より確実に駆動ユニットケース及び制御ユニットを伝達して接地され、接続線から発生する電磁ノイズが車室内等に伝播することをより抑制できる。さらに、接続線の延在部は、平板状のバスバーであるので、空間部における駆動ユニットケースの外周面と制御ユニットとの間隔を小さくしても、接続線が空間部を通るように接続ユニットを設けることができる。したがって、空間部における駆動ユニットケースの外周面と制御ユニットとの間隔を小さくすることができ、駆動装置を小型化できる。
【0063】
(3) (1)又は(2)に記載の駆動装置であって、
前記接続ユニットは、
前記駆動ユニットケースの前記外周面と前記制御ユニットとの対向方向(上下方向)と直交する第1方向(左右方向)において、
前記延在部が前記第1方向に延在し、
前記回転電機側接続端子部が前記制御装置の前記第1方向における一端側(右端側)に配置され、
前記制御装置側接続端子部が前記制御装置の前記第1方向における他端側(左端側)に配置されるように設けられている、駆動装置。
【0064】
(3)によれば、接続ユニットは、回転電機側接続端子部が制御装置の第1方向における一端側に配置され、制御装置側接続端子部が制御装置の第1方向における他端側に配置されるように設けられているので、接続ユニットの接続線と回転電機との接続位置から離間した位置で、接続ユニットの接続線と制御ユニットとを接続することができる。したがって、接続ユニットの接続線と回転電機との接続位置が狭いスペースに配置されていても、接続ユニットの接続線と制御ユニットとを容易に接続及び取り外しすることができる。これにより、制御ユニットの駆動装置への組付性が向上する。さらに、接続ユニットの接続線と回転電機との接続位置周辺のスペースを小さくするように制御ユニットを配置しても、接続ユニットの接続線と制御ユニットとを容易に接続及び取り外しすることができるので、制御ユニットの配置の自由度が向上し、駆動装置を小型化できる。
【0065】
(4) (3)に記載の駆動装置であって、
前記駆動装置は、
内燃機関(内燃機関40)と、
前記内燃機関に取り付けられた内燃機関補機部品(冷却水バイパスユニット41)と、をさらに備え、
前記内燃機関は、前記駆動ユニットの前記回転軸線の軸方向の一端側に隣接して配置されており、
前記内燃機関補機部品は、少なくとも一部が前記軸方向から見て前記周方向で前記制御ユニットと重なる位置で、前記内燃機関から前記軸方向において前記駆動ユニットが配置されている側に突出して取り付けられており、
前記第1方向は、前記軸方向であり、
前記回転電機側接続端子部は、前記内燃機関と、前記内燃機関補機部品と、前記駆動ユニットケースの前記外周面と、前記制御ユニットと、によって囲まれた空間(空間60)に配置されている、駆動装置。
【0066】
(4)によれば、接続ユニットの回転電機側接続端子部が配置された、内燃機関と、内燃機関補機部品と、駆動ユニットケースの外周面と、制御ユニットと、によって囲まれた空間が小さい場合でも、当該空間に対して制御ユニットの軸方向の反対側で、接続ユニットの接続線と制御ユニットとを容易に接続及び取り外しすることができる。これにより、制御ユニットの駆動装置への組付性が向上する。さらに、当該空間を小さくして、接続ユニットの回転電機側接続端子部を配置しても、接続ユニットの接続線と制御ユニットとを容易に接続及び取り外しすることができるので、制御ユニットの配置の自由度が向上し、駆動装置を小型化できる。
【符号の説明】
【0067】
1 駆動装置
10 駆動ユニット
11 回転電機
13 駆動ユニットケース
131 外周面
20 制御ユニット
21 制御装置
22 制御ユニットケース
30 接続ユニット
31 接続線
310 延在部
310a 露出部
311 回転電機側接続端子部
312 制御装置側接続端子部
321 回転電機側接続端子ハウジング
322 制御装置側接続端子ハウジング
40 内燃機関
41 冷却水バイパスユニット(内燃機関補機部品)
50 空間部
60 空間
RC 回転軸線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8