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  • 特許-ファンフィルタユニット 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-10
(45)【発行日】2024-12-18
(54)【発明の名称】ファンフィルタユニット
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/06 20060101AFI20241211BHJP
   F24F 8/108 20210101ALI20241211BHJP
   F24F 13/20 20060101ALI20241211BHJP
【FI】
F24F7/06 C
F24F8/108 210
F24F8/108 120
F24F1/0007 401E
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2023143469
(22)【出願日】2023-09-05
【審査請求日】2023-09-05
(73)【特許権者】
【識別番号】591066465
【氏名又は名称】日本エアーテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104547
【弁理士】
【氏名又は名称】栗林 三男
(74)【代理人】
【識別番号】100206612
【弁理士】
【氏名又は名称】新田 修博
(74)【代理人】
【識別番号】100209749
【弁理士】
【氏名又は名称】栗林 和輝
(74)【代理人】
【識別番号】100217755
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 淳史
(72)【発明者】
【氏名】北野 雅之
(72)【発明者】
【氏名】豊田 貴大
(72)【発明者】
【氏名】中野 慎吾
【審査官】杉山 健一
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-203725(JP,A)
【文献】特開平04-148139(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 7/06
F24F 8/108
F24F 13/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーシングと、
前記ケーシングの内部に設けられたファンと、
前記ケーシングの内部に設けられ、前記ファンによって吸入した空気を一方の表面から他方の表面に通過させることで、前記空気を清浄化する平板状のフィルタと、
前記ケーシングの内部に設けられ、前記ファンの電源となる電源部とを備えたファンフィルタユニットであって、
前記ケーシングは、前記ケーシング内を2つの空間に仕切る仕切壁を備え、
前記ケーシング内の一方の空間に、吸入した前記空気を前記フィルタによって清浄化する経路が設けられ、
前記ケーシング内の他方の空間に、空気循環放熱経路が前記ケーシングの外壁内面に面するようにして設けられ、
前記空気循環放熱経路は、隔壁を介して往路と復路が隣接するように設けられ、
前記空気循環放熱経路に、前記電源部が配置されていることを特徴とするファンフィルタユニット。
【請求項2】
前記復路の下流部と前記往路の上流部との接続部に前記電源部が配置され、
前記接続部でかつ前記電源部より下流側に、前記電源部で発生した熱によって加熱された空気を前記往路に排出する排熱ファンが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のファンフィルタユニット。
【請求項3】
前記ケーシングは長方形箱状に形成され、
前記空気循環放熱経路は、前記ケーシングの長辺方向に沿って延在していることを特徴とする請求項1または2に記載のファンフィルタユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファンフィルタユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
清浄環境を必要とする精密電子機器、食品・医療製品等の製造工程では、クリーンルームやクリーンブースが使用される。クリーンルームやクリーンブースにおいては、内部(室内)を清浄環境とするために、浄化した空気を室内に供給するファンフィルタユニットが用いられる。
【0003】
半導体装置や液晶ディスプレイといった精密電子機器を製造する場合には、半導体素子や液晶素子等を製造し、組み立て、検査等するための種々の工程においては、微細な構造を有する各種素子を取り扱うために、雰囲気中の塵芥や化学物質等の濃度を低減しなければならず、このため、前記工程の多くは、一般に、クリーンルーム、すなわちファンフィルタユニットによって清浄化した空気を供給してなる密閉空間内で行われるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、クリーンルーム内部における雰囲気空気の清浄化度をさらに高めることを目的として、クリーンルーム内にファンフィルタユニットを備えたクリーンベンチを設置し、このクリーンベンチ内で半導体を製造したり、あるいは、クリーンルーム内に設置した半導体製造装置の外壁面にファンフィルタユニットを直接設けて、これらの装置内部で半導体を製造することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】実開平2-17220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、ファンフィルタユニットは、ファンの電源となる電源部を備えている。この電源部は、電源基盤、制御基板等からなる制御部を有しているが、ファンの駆動に伴って、この制御部から熱が発生し、制御部を構成する電子部品が熱劣化等することにより、ファンの動作が不安定になったり、製品寿命が短くなったりする場合がある。
【0007】
このような場合、ファンを収容するケーシングの外側表面の制御部に隣接する位置にメッシュ等により開放部分を設け、自然対流による放熱によって冷却する方法が採られているが、そもそもファンフィルタユニットが、空気取入口から空気を吸入し、フィルタにより清浄化した空気を半導体製造装置等の内部空間へ排出する空気流を有するものであることから、ファンフィルタユニット内で加温された空気を、開放部分から自然対流により外部に放出することは困難である。
【0008】
そこで、前記開放部分に隣接する位置に別途冷却ファンを設け、開放部分から半導体製造装置の外部に強制的に放熱する方法が考えられるが、電源部を構成する基盤等の制御部から発生した微粒子や不純物ガスがクリーンルームの内部空間に拡散されやすくなり、クリーンルームの内部空間において別途行われる工程に影響することになる。
【0009】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、電源部を冷却することで内部温度の上昇を抑制しつつ吸入した空気を高度に清浄化し得るファンフィルタユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明のファンフィルタユニットは、
ケーシングと、
前記ケーシングの内部に設けられたファンと、
前記ケーシングの内部に設けられ、前記ファンによって吸入した空気を一方の表面から他方の表面に通過させることで、前記空気を清浄化する平板状のフィルタと、
前記ケーシングの内部に設けられ、前記ファンの電源となる電源部とを備えたファンフィルタユニットであって、
前記ケーシングの内部に、前記空気を吸入し前記フィルタによって清浄化する経路とは独立して、隣接配置された往路と復路とを有する空気循環放熱経路が前記ケーシングの外壁内面に面するようにして設けられ、
前記空気循環放熱経路に、前記電源部が配置されていることを特徴とする。
【0011】
本発明においては、ケーシングの内部に、空気循環放熱経路がケーシングの外壁内面に面するようにして設けられ、空気循環放熱経路に、電源部が設けられているので、電源部で発生する熱によって加熱された空気が空気循環放熱経路の往路から復路を流れつつ放熱され、この放熱された空気が電源部に戻って当該電源部が冷却される。したがって、空気循環放熱経路に沿って内部の空気を循環、冷却することで、電源部を冷却して内部温度の上昇を抑制しつつ吸入した空気を高度に清浄化することができる。
また、空気循環放熱経路が隣接配置された往路と復路とを有するので、空気循環放熱経路をコンパクトに形成することができ、よって、ケーシング内に容易に空気循環放熱経路を設けることができる。
【0012】
また、本発明の前記構成において、前記復路の下流部と前記往路の上流部との接続部に前記電源部が配置され、
前記接続部でかつ前記電源部より下流側に、前記電源部で発生した熱によって加熱された空気を前記往路に排出する排熱ファンが設けられていてもよい。
【0013】
このような構成によれば、前記電源部で発生した熱によって加熱された空気を排熱ファンによって往路に排出するので、空気循環放熱経路に加熱された空気を流速を高めて送り込むとともに、放熱された空気を素早く電源部に戻して当該電源部を冷却することができる。
【0014】
また、本発明の前記構成において、前記ケーシングは長方形箱状に形成され、前記空気循環放熱経路は、前記ケーシングの長辺方向に沿って延在していてもよい。
【0015】
このような構成によれば、空気循環放熱経路がケーシングの長辺方向に沿って延在しているので、空気循環放熱経路を十分に長くとることができる。したがって、発生した熱によって加熱された空気を空気循環放熱経路で放熱でき、電源部を効果的に冷却することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、電源部を冷却して内部温度の上昇を抑制しつつ吸入した空気を高度に清浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態に係るにファンフィルタユニットを示すもので、当該ファンフィルタユニットの概略構成を示す斜視図である。
図2】同、ファンフィルタユニットの内部の概略構成を示す斜視図である。
図3】同、ファンフィルタユニットの内部の概略構成を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明に係るファンフィルタユニットの実施形態について説明する。
図1は本実施形態のファンフィルタユニットの概略構成を示す斜視図、図2は本実施形態のファンフィルタユニットの内部の概略構成を示す斜視図、図3は本実施形態のファンフィルタユニットの内部の概略構成を示す正面図である。
【0019】
図1図3に示すように、本実施形態のファンフィルタユニット10は、ケーシング11と、ケーシング11の内部に設けられたフィルタ12と、ファン13と、電源部14とを備えている。
ケーシング11は、直方体箱状に形成されており、上下方向が長辺方向、左右方向が短辺方向となっている。ケーシング11は、例えば鉄やアルミ等に金属によって形成されている。
【0020】
ケーシング11の内部は、3つの部屋11a,11b,11cに区分けされており、部屋11bは部屋11aの直下に配置され、部屋11cは部屋11a,11bの左方に配置されている。部屋11aと部屋11bとの間には仕切壁15が水平に設けられ、部屋11a,11bと部屋11cとの間には仕切壁16が垂直に設けられている。仕切壁15には、部屋11aと部屋11bを連通させる矩形状の開口部15aが形成されている。
また、部屋11a,11bは正面視において、ケーシング11の内部の右側に配置され、部屋11cは左側に配置されている。部屋11cはケーシング11の上壁11dから底壁11eにかけて上下に延在して配置されている。
【0021】
また、図1に示すように、ケーシング11の正面には、パンチングメタルや金網等で形成された矩形状の吹出し板17と吸込み板18がケーシング11に着脱可能に取り付けられており、当該吹出し板17と吸込み板18とによってケーシング11の正面の矩形状の開口が空気を流通可能に閉じられている。
【0022】
吹出し板17は部屋11aの前面側に配置され、吸込み板18は部屋11bの前面側に配置されている。このような吹出し板17および吸込み板18には多数の貫通部が設けられているので、これら貫通部を通して、ケーシング11の内部と外部とで空気が流通可能なっている。吹出し板17は吹出し口を構成するものであり、清浄化空気を外部に向けて吹き出す。吸込み板18は吸込み口を構成するものであり、外部の空気をケーシング11内に吸い込む。
【0023】
このようなファンフィルタユニット10は、例えばクリーンルーム内に設置した半導体製造装置の外壁面に設けられ、吹出し板17と吸込み板18とは半導体製造装置の内部に向けられ、当該装置内部で半導体を製造することが行われる。
【0024】
フィルタ12は矩形平板状に形成された高性能フィルタ(例えばHEPAフィルタ)によって構成されており、上下に2つ離間して部屋11aに配置されている。フィルタ12,12は、部屋11aに部屋11bから開口部15aを通して流入した空気を、一方の表面(背面)12aから他方の表面(正面)12bに通過させて、空気に含まれている異物を除去することで、当該空気を清浄化する。
このため、図示は省略するが、ケーシング11の部屋11aには、ケーシング11の背面壁から正面側に所定の間隔を隔てて仕切壁が設けられ、この仕切壁にフィルタ12,12が取り付けられている。そして、外部から吸込まれた部屋11bの空気は、開口部15aを通してケーシング11の背面壁と前記仕切壁との間に流入して、フィルタ12,12の背面から表面に向けて当該フィルタ12,12を通過し、その際に空気に含まれている異物が捕獲されて除去されたうえで、清浄化空気として吹出し板17から外部に吹き出される。
【0025】
ファン13は前記部屋11bに配置されており、軸回りに回転することによって、ケーシング11の外部から、外部空気を吸込み板18を通して、部屋11bに吸い込み、仕切壁15の開口部15aを通して、当該空気を部屋11aに吹き出す。
そして、部屋11aに吹き出された空気は、上述したように、フィルタ12,12を背面から正面に向けて通過することで異物が除去され、異物が除去された清浄空気がフィルタ12,12の正面から吹き出され、前記吹出し板17を通して外部に吹き出される。
【0026】
電源部14は、ファン13の電源となるもので、部屋11cの下端部に配置されている。ファン13は当該ファン13を回転させるモータを備えており、電源部14はこのモータに電流を供給する。この電源部14は、DC電源、制御回路および制御回路を構成する電子部品を備えており、制御回路によってモータに供給する電流を制御することで、ファンの回転速度を変えることができる。なお、電源部14に、DC電源に代えてAC電源を設けてもよい。
また、ケーシング11の正面には、閉塞板19が部屋11cの下端部の前面側に着脱可能に取り付けられている。この閉塞板19を取り外すことによって、電源部14の交換等を行え、取り付けることによって、部屋11cを密閉することができる。
【0027】
また、ケーシング11の内部には、空気循環放熱経路20が設けられている。この空気循環放熱経路20は、外部の空気を吸い込み、フィルタ12,12によって清浄化する経路とは独立して、部屋11cに設けられている。つまり部屋11cは仕切壁16によって、部屋11a,11bと仕切られて独立しており、この独立した部屋11cに空気循環放熱経路20が設けられている。また、部屋11a,11bに、外部の空気を吸い込みフィルタ12,12によって清浄化する経路が設けられている。
【0028】
また、空気循環放熱経路20は、ケーシング11の外壁内面に面するようにして設けられている。すなわちまず、ケーシング11の正面側でかつ部屋11cに面する正面壁11fと、ケーシング11の側壁11gと、ケーシング11の上壁11dと、ケーシング11の底壁11eと、ケーシング11の背面壁11hと仕切壁16とによって、部屋11cが区画されている。
また、空気循環放熱経路20は、隣接配置された往路20aと復路20bとを有している。部屋11cの左右方向略中央部には、隔壁21が上下に延在し、かつ仕切壁16と側壁11gとの間の中央部に、仕切壁16および側壁11gと平行に配置されている。
そして、空気循環放熱経路20は、ケーシング11の正面壁11fの内面、ケーシング11の背面壁11hの内面、ケーシング11の側壁11gの内面およびケーシング11の底壁11eの内面に面するようにして設けられている。
また、空気循環放熱経路20は、ケーシング11の長辺方向(図1図3において上下方向)に沿って延在している。
【0029】
また、隔壁21の下端は仕切壁16に直角に設けられた空気通過壁22の縁部に接続されている。空気通過壁22には、図示は省略するが、多数の貫通孔またはスリット等によって形成された空気流通部が設けられている。したがって、空気通過壁22は、空気流通部を通って空気が通過可能となっている。
【0030】
また、空気循環放熱経路20の復路20bの下流部S2と往路20aの上流部S1との接続部S3に電源部14が配置されている。往路20aは上流部S1から上方に向けて、隔壁21の上端まで延在している。
復路20bは隔壁21の上端側で往路20aに接続されたうえで、下方に向けて延びている。また、空気通過壁22は、往路20aの上流部S1に設けられている。
【0031】
また、前記接続部S3でかつ電源部14より下流側に、電源部14で発生した熱によって加熱された空気を往路20aに排出する排熱ファン25が設けられ、この排熱ファン25は前記空気通過壁22の下面に固定されている。排熱ファン25はモータを有しており、このモータに電源部14から電流が供給される。排熱ファン25がモータによって回転することによって、空気循環放熱経路20において、空気が正面視において半時計回りに循環する。
【0032】
本実施形態のファンフィルタユニット10では、ファン13が回転(駆動)することによって、外部空気が吸込み板18を通して、部屋11bに吸い込まれる。吸込まれた部屋11bの空気は、仕切壁15の開口部15aを通してケーシング11の背面壁と前記仕切壁との間に流入して、フィルタ12,12の背面から表面に向けて当該フィルタ12,12を通過し、その際に空気に含まれている異物が捕獲されて除去されたうえで、清浄化空気として吹出し板17から外部に吹き出される。
【0033】
この際、従来、ファン13の駆動に伴って、電源部14の制御回路等から熱が発生し、制御回路を構成する電子部品が熱劣化等することにより、ファン13の動作が不安定になったり、製品寿命が短くなったりする場合があった。
これに対し、本実施形態のファンフィルタユニット10では、ケーシング11の内部に、空気循環放熱経路20がケーシング11の外壁内面に面するようにして設けられ、空気循環放熱経路20に電源部14が配置されているので電源部14で発生する熱によって加熱された空気が空気循環放熱経路20の往路20aから復路20bを流れつつ放熱され、この放熱された空気が電源部14に戻って当該電源部14を冷却する。したがって、空気循環放熱経路20に沿って内部の空気を循環、冷却することで電源部14を冷却して内部温度の上昇を抑制しつつ吸入した空気を高度に清浄化することができる。
【0034】
また、空気循環放熱経路20が隣接配置された往路20aと復路20bとを有するので、空気循環放熱経路20をコンパクトに形成することができ、よって、ケーシング11内に容易に空気循環放熱経路20を設けることができる。
【0035】
また、空気循環放熱経路20の復路20bの下流部S2と往路20aの上流部S1との接続部S3に電源部14が配置され、接続部S3でかつ電源部14より下流側に、電源部14で発生した熱によって加熱された空気を往路20aに排出する排熱ファン25が設けられているので、電源部14で発生した熱によって加熱された空気は、排熱ファン25によって往路に排出されるので、空気循環放熱経路20に加熱された空気を流速を高めて送り込むとともに、放熱された空気を素早く電源部14に戻して当該電源部14を冷却することができる。
【0036】
さらに、空気循環放熱経路20は、ケーシング11の長辺方向に沿って延在しているので、空気循環放熱経路20を十分に長くとることができる。したがって、発生した熱によって加熱された空気を空気循環放熱経路20で放熱でき、電源部を効果的に冷却することができる。
【符号の説明】
【0037】
10 ファンフィルタユニット
11 ケーシング
12 フィルタ
13 ファン
14 電源部
20 空気循環放熱経路
20a 往路
20b 復路
25 排熱ファン
S1 往路の上流部
S2 復路の下流部
S3 接続部
【要約】
【課題】内部温度の上昇を抑制しつつ吸入した空気を高度に清浄化し得るファンフィルタユニットを提供する。
【解決手段】ケーシング11と、ファン13と、フィルタ12と、ファン13の電源となる電源部14とを備え、ケーシング11の内部に、外部記空気を吸入しフィルタ12によって清浄化する経路とは独立して、隣接配置された往路20aと復路20bとを有する空気循環放熱経路20がケーシング11の外壁内面に面するようにして設けられ、空気循環放熱経路20に電源部14が配置されている。
【選択図】図2
図1
図2
図3