(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-11
(45)【発行日】2024-12-19
(54)【発明の名称】UE(User Equipment)、及び通信制御方法
(51)【国際特許分類】
H04W 80/10 20090101AFI20241212BHJP
【FI】
H04W80/10
(21)【出願番号】P 2022524391
(86)(22)【出願日】2021-05-11
(86)【国際出願番号】 JP2021017804
(87)【国際公開番号】W WO2021235262
(87)【国際公開日】2021-11-25
【審査請求日】2024-03-12
(31)【優先権主張番号】P 2020088866
(32)【優先日】2020-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】河崎 雄大
【審査官】岡本 正紀
(56)【参考文献】
【文献】Intel,Subscription update in case of SNPN[online],3GPP TSG CT WG1 #123e C1-202396,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm-cc-sm_ex-CN1/TSGC1_123e/Docs/C1-202396.zip>,2020年04月24日,第6.4.1.3節
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
UE(User Equipment;端末装置)であって、
制御装置に、DNN(Data Network Name)と、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)と共に、PDU(Protocol Data Unit)セッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージを送信し、
前記制御装置から、理由値を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信する、
送受信部と、制御部とを備え、
前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値がIPv4のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す50番目の5GSM(5G Session Management)理由値あり、さらに、前記UEがPLMN(Public land mobile network)に登録されている場合、前記制御部は、前記UEがSNPN(Stand-alone Non-Public Network)に登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv6が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように、前記送受信部を設定する、
ことを特徴とするUE。
【請求項2】
前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値が前記50番目の5GSM理由値あり、さらに、前記UEが前記SNPNに登録されている場合、前記制御部は、前記UEが均等SNPNのリストに含まれない新しいSNPNに登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv6が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように、前記送受信部を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のUE。
【請求項3】
UE(User Equipment;端末装置)であって、
制御装置に、DNN(Data Network Name)と、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)と共に、PDU(Protocol Data Unit)セッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージを送信し、
前記制御装置から、理由値を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信する、
送受信部と、制御部とを備え、
前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値がIPv6のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す51番目の5GSM(5G Session Management)理由値あり、さらに、前記UEがPLMN(Public land mobile network)に登録されている場合、前記制御部は、前記UEがSNPN(Stand-alone Non-Public Network)に登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv4が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように、前記送受信部を設定する、
ことを特徴とするUE。
【請求項4】
前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値が前記51番目の5GSM理由値あり、さらに、前記UEが前記SNPNに登録されている場合、前記制御部は、前記UEが均等SNPNのリストに含まれない新しいSNPNに登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv4が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように、前記送受信部を設定する、
ことを特徴とする請求項3に記載のUE。
【請求項5】
UE(User Equipment;端末装置)の通信制御方法であって、
制御装置に、DNN(Data Network Name)と、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)と共に、PDU(Protocol Data Unit)セッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージを送信するステップと、
前記制御装置から、理由値を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信するステップとを有し、
前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値がIPv4のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す50番目の5GSM(5G Session Management)理由値あり、さらに、前記UEがPLMN(Public land mobile network)に登録されている場合、前記UEは、前記UEがSNPN(Stand-alone Non-Public Network)に登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv6が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように設定される、
ことを特徴とするUEの通信制御方法。
【請求項6】
前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値が前記50番目の5GSM理由値あり、さらに、前記UEが前記SNPNに登録されている場合、前記UEは、前記UEが均等SNPNのリストに含まれない新しいSNPNに登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv6が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように設定される、
ことを特徴とする請求項5に記載のUEの通信制御方法。
【請求項7】
UE(User Equipment;端末装置)の通信制御方法であって、
制御装置に、DNN(Data Network Name)と、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)と共に、PDU(Protocol Data Unit)セッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージを送信するステップと、
前記制御装置から、理由値を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信するステップとを有し、
前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値がIPv6のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す51番目の5GSM(5G Session Management)理由値あり、さらに、前記UEがPLMN(Public land mobile network)に登録されている場合、前記UEは、前記UEがSNPN(Stand-alone Non-Public Network)に登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv4が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように設定される、
ことを特徴とするUEの通信制御方法。
【請求項8】
前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値が前記51番目の5GSM理由値あり、さらに、前記UEが前記SNPNに登録されている場合、前記UEは、前記UEが均等SNPNのリストに含まれない新しいSNPNに登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv4が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように設定される、
ことを特徴とする請求項7に記載のUEの通信制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、UE(User Equipment)、及び通信制御方法に関する。
本願は、2020年5月21日に日本で出願された特願2020-088866号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
【背景技術】
【0002】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、次世代、すなわち第5世代(5G)の移動通信システムである5GS(5G System)のシステムアーキテクチャについての検討が開始されており、新しい手続きや新しい機能のサポートについて議論が行われている(非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3、及び非特許文献4参照)。
【0003】
例えば、多種多様なサービスに応じた、継続的な移動通信サービスをサポートする為の通信手続きの最適化及び多様化や、通信手続きの最適化及び多様化に合わせたシステムアーキテクチャの最適化等も要求条件として挙げられている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【文献】3GPP TS 23.501 v16.4.0 (2020-03); Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 16)
【文献】3GPP TS 23.502 v16.4.0 (2020-03); Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 16)
【文献】3GPP TS 24.501 v16.4.1 (2020-03); Technical Specification Group Core Network and Terminals; Non-Access-Stratum (NAS) protocol for 5G System (5GS); Stage 3 (Release 16)
【文献】3GPP TR 23.700-07 v0.3.0 (2020-01); Technical Specification Group Services and System Aspects; Study on enhanced support of non-public networks (Release 17)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
5GS(5G System)では、多種多様なサービスを提供するために、新たなコアネットワークである5GCN(5G Core Network)が検討されている。尚、5GSでは、公衆網であるPLMN (Public Land Mobile Network)とは別に定義された、NPN (Non-Public Network) のような、特定の利用者が特定の目的で利用することが可能な非公開ネットワークの提供と、非公開ネットワークを実現する為の機能も検討されている。
【0006】
しかし、UE(User Equipment)がNPNに登録された場合における、コアネットワークの制御装置の処理とUEの処理とは明確になっていない。
【0007】
本発明の一態様は、以上のような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、5GSにおける、UEがNPNに登録された際の、コアネットワークの制御装置の処理とUEの処理の実現方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様のUE(User Equipment;端末装置)は、制御装置に、DNN(Data Network Name)と、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)と共に、PDU(Protocol Data Unit)セッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージを送信し、前記制御装置から、理由値を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信する、送受信部と、制御部とを備え、前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値がIPv4のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す50番目の5GSM(5G Session Management)理由値あり、さらに、前記UEがPLMN(Public land mobile network)に登録されている場合、前記制御部は、前記UEがSNPN(Stand-alone Non-Public Network)に登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv6が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように、前記送受信部を設定する、ことを特徴とする。さらに、本発明の一実施形態のUE(User Equipment;端末装置)は、制御装置に、DNN(Data Network Name)と、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)と共に、PDU(Protocol Data Unit)セッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージを送信し、前記制御装置から、理由値を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信する、送受信部と、制御部とを備え、前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値がIPv6のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す51番目の5GSM(5G Session Management)理由値あり、さらに、前記UEがPLMN(Public land mobile network)に登録されている場合、前記制御部は、前記UEがSNPN(Stand-alone Non-Public Network)に登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv4が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように、前記送受信部を設定する、ことを特徴とする。
【0009】
本発明の一態様のUE(User Equipment;端末装置)の通信制御方法は、制御装置に、DNN(Data Network Name)と、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)と共に、PDU(Protocol Data Unit)セッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージを送信するステップと、前記制御装置から、理由値を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信するステップとを有し、前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値がIPv4のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す50番目の5GSM(5G Session Management)理由値あり、さらに、前記UEがPLMN(Public land mobile network)に登録されている場合、前記UEは、前記UEがSNPN(Stand-alone Non-Public Network)に登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv6が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように設定される、ことを特徴とする。さらに、本発明の一実施形態のUE(User Equipment;端末装置)の通信制御方法は、制御装置に、DNN(Data Network Name)と、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)と共に、PDU(Protocol Data Unit)セッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージを送信するステップと、前記制御装置から、理由値を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信するステップとを有し、前記PDUセッションタイプがIPv4v6に設定され、前記理由値がIPv6のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す51番目の5GSM(5G Session Management)理由値あり、さらに、前記UEがPLMN(Public land mobile network)に登録されている場合、前記UEは、前記UEがSNPN(Stand-alone Non-Public Network)に登録されるまでの間、前記DNNと前記S-NSSAIとIPv4が設定されたPDUセッションタイプに対するUE要求のPDUセッション確立手続きが開始されないように設定される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、5GSにおいて、UEがPLMN間やNPN間の移動を行った際の、コアネットワーク内の制御装置の制御処理と、UEの制御処理とを実現することが可能となる。さらに、5GSにおいて、PLMNとSNPNとの間の移動を行った際の、コアネットワーク内の制御装置の制御処理と、UEの制御処理とを実現することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】移動通信システム(EPS/5GS)の概略を説明する図である。
【
図2】移動通信システム(EPS/5GS)の詳細構成を説明する図である。
【
図4】5GSにおけるアクセスネットワーク装置(gNB)の構成を説明する図である。
【
図5】5GSにおけるコアネットワーク装置(AMF/SMF/UPF)の構成を説明する図である。
【
図8】PDUセッション確立手続きを説明する図である。
【
図9】RRCコネクション解放手続きを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面を参照しながら、本発明の一態様を実施する為の最良の形態について、説明する。
【0013】
[1. システムの概要]
まず、
図1は、各実施形態で使用される移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、
図2は、その移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。
【0014】
図1には、移動通信システム1は、UE_A10、アクセスネットワーク_A80、コアネットワーク_A90、PDN(Packet Data Network)_A5、アクセスネットワーク_B120、コアネットワーク_B190、DN(Data Network)_A6により構成されることが記載されている。
【0015】
以下では、これらの装置・機能について、UE、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
【0016】
また、
図2には、UE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、UDM150等の装置・機能、及びこれらの装置・機能を互いに接続するインターフェースが記載されている。
【0017】
以下では、これらの装置・機能について、UE、E-UTRAN、MME、SGW、PGW-U、PGW-C、PCRF、HSS、5G AN、AMF、UPF、SMF、PCF、UDM等のように、記号を省略して記載する場合がある。
【0018】
尚、4GシステムであるEPS(Evolved Packet System)は、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを含んで構成されるが、さらにUE及び/又はPDNが含まれても良い。また、5Gシステムである5GS(5G System)は、UE、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。
【0019】
UEは、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、EPSにも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。
【0020】
また、アクセスネットワーク_Aは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。E-UTRANには、1以上のeNB(evolved Node B)45が配置される。尚、以下では、eNB45は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。また、複数のeNBがある場合は、各eNBは、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されている。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
【0021】
また、アクセスネットワーク_Bは、5Gアクセスネットワーク(5G AN)に対応する。5G ANは、NG-RAN(NG Radio Access Network)及び/又はnon-3GPP アクセスネットワークで構成される。NG-RANには、1以上のgNB(NR NodeB)122が配置される。尚、以下では、gNB122は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。gNBは、NR(New Radio)ユーザプレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCNに対してNGインターフェース(N2インターフェース又はN3インターフェースを含む)を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置(eNB)とは異なる機能を有する。また、複数のgNBがある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続している。
【0022】
また、以下では、E-UTRANやNG-RANは、3GPPアクセスと称することがある。また、無線LANアクセスネットワークやnon-3GPP ANは、non-3GPPアクセスと称することがある。また、アクセスネットワーク_Bに配置されるノードを、まとめてNG-RANノードとも称することがある。
【0023】
また、以下では、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はアクセスネットワーク_Bに含まれる装置は、アクセスネットワーク、又はアクセスネットワーク装置と称する場合がある。
【0024】
また、コアネットワーク_Aは、EPC(Evolved Packet Core)に対応する。EPCには、例えば、MME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet Data Network Gateway)-U、PGW-C、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、HSS(Home Subscriber Server)等が配置される。
【0025】
また、コアネットワーク_Bは、5GCN(5G Core Network)に対応する。5GCNには、例えば、AMF(Access and Mobility Management Function)、UPF(User Plane Function)、SMF(Session Management Function)、PCF(Policy Control Function)、UDM(Unified Data Management)等が配置される。ここで、5GCNは、5GCと表現されてもよい。
【0026】
また、以下では、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、コアネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はコアネットワーク_Bに含まれる装置は、コアネットワーク、又はコアネットワーク装置と称する場合がある。
【0027】
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)は、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)と、PDN及び/又はDNとを接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator; MNO)が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システム1を運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
【0028】
また、
図1では、PDNとDNが同一である場合が記載されているが、異なっていても良い。PDNは、UEに通信サービスを提供するDN(Data Network)であってよい。尚、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDNは、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDNと接続する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDNとの間でユーザデータを送受信する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。尚、PDNのことをDNと表現してもよいし、DNのことをPDNと表現してもよい。
【0029】
また、以下では、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味する。
【0030】
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。また、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、PDN又はDNに接続する事ができる。すなわち、UEは、PDN又はDNとの間で、ユーザデータを送受信(通信)する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP(Internet Protocol)通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
【0031】
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するユーザデータを送受信してもよい。
【0032】
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な(仮想的な)ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。また、各装置の持つ機能の少なくとも一部(全部を含む)が、物理的なハードウェア、論理的なハードウェア、ソフトウェアとして構成されても良い。
【0033】
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部(記憶部_A340、記憶部_A440、記憶部_B540、記憶部_A640、記憶部_B740)は、例えば、半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能(例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN)との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。また、各記憶部は、5GSとEPSとの間のインターワークをした場合には、5GS及び/又はEPS内に含まれる装置・機能との間で送受信した制御メッセージやユーザデータを記憶することができる。このとき、N26インターフェースを介して送受信されたものだけでなく、N26インターフェースを介さずに送受信されたものも記憶することができる。
【0034】
[2.1. UEの装置構成]
まず、UE(User Equipment)の装置構成例について、
図3を用いて説明する。UEは、制御部_A300、アンテナ310、送受信部_A320、記憶部_A340で構成されている。制御部_A300、送受信部_A320、記憶部_A340は、バスを介して接続されている。送受信部_A320は、アンテナ310と接続している。
【0035】
制御部_A300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A300は、必要に応じて、記憶部_A340に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
【0036】
送受信部_A320は、アンテナを介して、アクセスネットワーク内の基地局装置(eNB又はgNB)と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_A320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0037】
図2を参照して詳細に説明すると、UEは、送受信部_A320を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、5G AN内の基地局装置(gNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、N1インターフェースを介してAMFとNAS(Non-Access-Stratum)メッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。
【0038】
記憶部_A340は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0039】
[2.2. gNBの装置構成]
次に、gNBの装置構成例について、
図4を用いて説明する。gNB は、制御部_B500、アンテナ510、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540で構成されている。制御部_B500、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540は、バスを介して接続されている。送受信部_B530は、アンテナ510と接続している。
【0040】
制御部_B500は、gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B500は、必要に応じて、記憶部_B540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、gNBにおける各種の処理を実現する。
【0041】
ネットワーク接続部_B520は、gNBが、AMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、ネットワーク接続部_B520を用いて、AMF及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0042】
送受信部_B530は、アンテナ510を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、送受信部_B530を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0043】
図2を参照して詳細に説明すると、5G AN内にあるgNBは、ネットワーク接続部_B520を用いることにより、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。また、gNBは、送受信部_B530を用いることにより、UEと通信することができる。
【0044】
記憶部_B540は、gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0045】
[2.3. AMFの装置構成]
次に、AMFの装置構成例について、
図5を用いて説明する。AMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。AMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
【0046】
制御部_B700は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
【0047】
ネットワーク接続部_B720は、AMFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0048】
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるAMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N2インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N8インターフェースを介して、UDMと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N15インターフェースを介して、PCFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。また、AMFは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、MMEと通信することができる。
【0049】
記憶部_B740は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0050】
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理(Registration management; RM)機能、接続管理(Connection management; CM)機能、到達可能性管理(Reachability management)機能、UE等の移動性管理(Mobility management)機能、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージを転送する機能、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)機能、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)機能、N3IWF(Non-3GPP Interworking Function)に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有する。
【0051】
また、登録管理では、UEごとのRM状態が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態(5GMM state)と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED状態は、5GMM-DEREGISTERED状態と表現されてもよいし、RM-REGISTERED状態は、5GMM-REGISTERED状態と表現されてもよい。
【0052】
言い換えると、5GMM-REGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、PDUセッションコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、初期登録のための登録手続き以外の登録手続き、及び/又はサービス要求手続きを実行してもよい。
【0053】
さらに、5GMM-DEREGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-DEREGISTEREDである場合、UE_A10は、登録手続きを開始してもよいし、登録手続きを実行することで5GMMコンテキストを確立してもよい。
【0054】
また、接続管理では、UEごとのCM状態が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。
【0055】
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over 3GPP access)と、3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over 3GPP access)とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over non-3GPP access)と、non-3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over non-3GPP access)とがあってよい。尚、非接続状態はアイドルモード表現されてもよく、接続状態モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
【0056】
尚、CM状態は、5GMMモード(5GMM mode)と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode)と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode)と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over 3GPP access)と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access)と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over non-3GPP access)と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access)と表現されてもよい。尚、5GMM非接続モードはアイドルモード表現されてもよく、5GMM接続モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
【0057】
また、AMFは、コアネットワーク_B内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
【0058】
尚、N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセスを介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCNとの間に配置される装置及び/又は機能である。
【0059】
[2.4. SMFの装置構成]
次に、SMFの装置構成例について、
図5を用いて説明する。SMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。SMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
【0060】
制御部_B700は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
【0061】
ネットワーク接続部_B720は、SMFが、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0062】
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるSMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェースを介して、UPFと通信することができ、N7インターフェースを介して、PCFと通信することができ、N10インターフェースを介して、UDMと通信することができる。
【0063】
記憶部_B740は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0064】
SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理(Session Management)機能、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地(送信先)へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知する機能(Downlink Data Notification)、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信される、AN特有の(ANごとの)SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)を決定する機能、ローミング機能等を有する。
【0065】
[2.5. UPFの装置構成]
次に、UPFの装置構成例について、
図5を用いて説明する。UPFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。UPFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
【0066】
制御部_B700は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
【0067】
ネットワーク接続部_B720は、UPFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0068】
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるUPFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N3インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェースを介して、他のUPFと通信することができる。
【0069】
記憶部_B740は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0070】
UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能(つまり、DNとコアネットワーク_Bとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホーム(multi-homed)PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS (Quality of Service) 処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)をトリガする機能等を有する。
【0071】
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Bと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
【0072】
尚、ユーザプレーン(user plane)は、UEとネットワークとの間で送受信されるユーザデータ(user data)のことである。ユーザプレーンは、PDNコネクション、又はPDUセッションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、ユーザプレーンは、LTE-Uuインターフェース、及び/又はS1-Uインターフェース、及び/又はS5インターフェース、及び/又はS8インターフェース、及び/又はSGiインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、ユーザプレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及び/又はN3インターフェース、及び/又はN9インターフェース、及び/又はN6インターフェースを介して送受信されてもよい。以下、ユーザプレーンは、U-Planeと表現されてもよい。
【0073】
さらに、制御プレーン(control plane)は、UEの通信制御等を行うために送受信される制御メッセージのことである。制御プレーンは、UEとMMEとの間のNAS (Non-Access-Stratum)シグナリングコネクションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、制御プレーンは、LTE-Uuインターフェース、及びS1-MMEインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、制御プレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及びN2インターフェースを用いて送受信されてもよい。以下、制御プレーンは、コントロールプレーンと表現されてもよいし、C-Planeと表現されてもよい。
【0074】
さらに、U-Plane(User Plane; UP)は、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)は、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
【0075】
[2.6. その他の装置及び/又は機能の説明]
次に、その他の装置及び/又は機能について説明を行う。
【0076】
PCFは、ポリシールールを提供する機能等を有する。
【0077】
また、UDMは、認証情報処理(Authentication credential processing)機能、ユーザ識別処理機能、アクセス認証機能、登録/移動性管理機能、加入者情報の管理(subscription management)機能等を有する。
【0078】
また、PCRFは、PGW及び/又はPDNに接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う機能等を有する。例えば、UE_A10とPDN間の通信路のQoSの管理を行う。さらに、PCRFは、各装置がユーザデータを送受信する際に用いるPCC(Policy and Charging Control)ルール、及び/又はルーティングルールを作成、及び/又は管理する装置でもよい。
【0079】
また、HSSは、MME及び/又はSCEFに接続されており、加入者情報の管理を行う機能等を有する。HSSの加入者情報は、例えばMMEのアクセス制御の際に参照される。さらに、HSSは、MMEとは異なる位置管理装置と接続されていてもよい。
【0080】
また、SCEFは、DN及び/又はPDNとMMEとHSSとに接続されており、DN及び/又はPDNとコアネットワーク_Aとを繋ぐゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置としての機能等を有する。尚、SCEFは、non-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、SCEFは、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。また、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_Aに複数配置されてよい。SCEFはコアネットワークの外側に構成されてもよいし、内側に構成されてもよい。
【0081】
[3. 各実施形態で用いられる用語・識別情報、手続きの説明]
各実施形態で、少なくとも1つは用いられる用語・識別情報、手続きを予め説明する。
【0082】
[3.1. 各実施形態で用いられる用語・識別情報の説明]
まず、各実施形態で用いられる、専門性の高い用語や、手続きで使用される識別情報について、予め説明する。
【0083】
ネットワークとは、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置、及び/又は制御装置)がメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。逆に、ネットワーク内の装置がメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。
【0084】
さらに、ネットワークは、PLMN (Public Land Mobile Network)を指してもよいし、後述するNPNを指してもよい。さらに、UEがネットワーク選択を行うと表現した場合、UEがPLMN選択を行うことを示してもよいし、UEがSNPN選択を行うことを示してもよい。
【0085】
また、登録PLMN (registered PLMN) は、UEが登録されているPLMNのことである。
【0086】
また、均等PLMN (equivalent PLMN) は、ネットワークで任意のPLMNと同じPLMNであるように扱われるPLMNのことである。例えば、均等PLMNは、登録PLMNと同じように扱われる、一又は複数のPLMNであってもよい。
【0087】
また、SM(セッションマネジメント)メッセージ(NAS (Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF_A240を介してUE_A10とSMF_A230の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求メッセージ、PDUセッション確立受諾メッセージ、PDUセッション完了メッセージ、PDUセッション拒絶メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、PDUセッション変更受諾メッセージ、PDUセッション変更応答メッセージ等が含まれてもよい。また、SMのための手続きには、PDUセッション確立手続きが含まれてもよい。
【0088】
また、5GS (5G System) サービスは、コアネットワーク_B190を用いて提供される接続サービスでよい。さらに、5GSサービスは、EPSサービスと異なるサービスでもよいし、EPSサービスと同様のサービスでもよい。
【0089】
また、non 5GSサービスは、5GSサービス以外のサービスでよく、EPSサービス、及び/又はnon EPSサービスが含まれてもよい。
【0090】
また、シングルレジストレーションモードは、UE_A10が、N1モードとS1モードが利用可能な場合に、5GMM状態とEMM状態に対して、共通の登録状態を維持するモードである。
【0091】
また、デュアルレジストレーションモードは、UE_A10が、N1モードとS1モードが利用可能な場合に、5GMM状態とEMM状態とを独立して登録状態を維持するモードである。尚、UE_A10は、デュアルレジストレーションモードの場合、N1モードのみでネットワークに登録(つまり5GCだけに登録)されていてもよいし、S1モードのみでネットワークに登録(EPCだけに登録)されていてもよいし、N1モードとS1モードの両方でネットワークに登録(5GCとEPCの両方に登録)されていてもよい。
【0092】
また、5GSとEPCとのインターワークするために、5GCとEPC NASの両方をサポートするUEは、シングルレジストレーションモード、又はデュアルレジストレーションモードで動作することができる。
【0093】
また、S1モードは、UE_A10に対して、E-UTRANを介したEPCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、S1モードは、S1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。尚、S1インターフェースは、S1-MMEインターフェース及びS1-Uインターフェースで構成されて良い。
【0094】
また、N1モードは、UE_A10に対して、5Gアクセスネットワークを介した5GCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、N1モードは、N1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。
【0095】
また、APN (Access Point Name) は、コアネットワーク及び/又はPDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、APNは、コアネットワークA_90を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。
【0096】
また、PDN (Packet Data Network) タイプとは、PDNコネクションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、IPv4v6、non-IPがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv4v6が指定された場合は、IPv4又はIPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。non-IPが指定された場合は、IPを用いた通信ではなく、IP以外の通信方法によって通信する事を示す。
【0097】
また、PDU (Protocol Data Unit/Packet Data Unit) セッションとは、PDU接続性サービスを提供するDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。UEは、5GSにおいて、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを介したPDUセッションを確立することにより、PDUセッションを用いて、DNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。ここで、この外部ゲートウェイとは、UPF、SCEF等であってよい。UEは、PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
【0098】
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、QoSルール、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、アクセスネットワーク識別情報、及びSSC modeのうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
【0099】
また、DNN (Data Network Name) は、コアネットワーク及び/又はDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、DNNは、コアネットワークB190を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。さらに、DNNは、APN(Access Point Name)に相当するものでもよい。
【0100】
また、PDU (Protocol Data Unit/Packet Data Unit) セッションタイプは、PDUセッションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、Ethernet、Unstructuredがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行うことを示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行うことを示す。Ethernetが指定された場合は、Ethernetフレームの送受信を行うことを示す。また、Ethernetは、IPを用いた通信を行わないことを示してもよい。Unstructuredが指定された場合は、Point-to-Point(P2P)トンネリング技術を用いて、DNにあるアプリケーションサーバー等にデータを送受信することを示す。P2Pトンネリング技術としては、例えば、UDP/IPのカプセル化技術を用いても良い。尚、PDUセッションタイプには、上記の他にIPが含まれても良い。IPは、UEがIPv4とIPv6の両方を使用可能である場合に指定する事ができる。
【0101】
また、ネットワークスライス(NS)とは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理的なネットワークである。UE及び/又はネットワークは、5GSにおいて、ネットワークスライス(NWスライス; NS)をサポートすることができる。
【0102】
また、ネットワークスライスインスタンス(NSI)とは、ネットワーク機能(NF)のインスタンス(実体)と、必要なリソースのセットで構成され、配置されるネットワークスライスを形成する。ここで、NFとは、ネットワークにおける処理機能であって、3GPPで採用又は定義されたものである。NSIはコアネットワーク_B内に1以上構成される、NSの実体である。また、NSIはNST(Network Slice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成されてもよい。ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する為のリソース要求に関連付けられ、1以上のNFの論理的表現である。つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク_B190内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。NSには、1以上のNFが構成されてよい。NSに構成されるNFは、他のNSと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。UE、及び/又ネットワーク内の装置は、NSSAI、及び/又はS-NSSAI、及び/又はUE usage type、及び/又は1以上のNSI ID等の登録情報、及び/又はAPNに基づいて、1以上のNSに割り当てられることができる。尚、UE usage typeは、NSIを識別するための使用される、UEの登録情報に含まれるパラメータ値である。UE usage typeはHSSに記憶されていてよい。AMFはUE usage typeに基づきSMFとUPFを選択してもよい。
【0103】
また、S-NSSAI (Single Network Slice Selection Assistance Information) は、NSを識別するための情報である。S-NSSAIは、SST(Slice/Service type)のみで構成されてもよいし、SSTとSD(Slice Differentiator)の両方で構成されてもよい。ここで、SSTとは、機能とサービスの面で期待されるNSの動作を示す情報である。また、SDは、SSTで示される複数のNSIから1つのNSIを選択する際に、SSTを補間する情報であってもよい。S-NSSAIは、PLMNごとに特有な情報であってもよいし、PLMN間で共通化された標準の情報であってもよい。また、ネットワークは、デフォルトS-NSSAIとして、UEの登録情報に1以上のS-NSSAIを記憶してもよい。尚、S-NSSAIがデフォルトS-NSSAIである場合において、UEが登録要求メッセージにおいて有効なS-NSSAIをネットワークに送信しないときは、ネットワークは、UEに関係するNSを提供してもよい。
【0104】
また、NSSAI (Network Slice Selection Assistance Information) は、S-NSSAIの集まりである。NSSAIに含まれる、各S-NSSAIはアクセスネットワーク又はコアネットワークがNSIを選択するのをアシストする情報である。UEはPLMNごとにネットワークから許可されたNSSAIを記憶してもよい。また、NSSAIは、AMFを選択するのに用いられる情報であってよい。
【0105】
また、SSC (Session and Service Continuity) modeは、5Gシステム(5GS)において、システム、及び/又は各装置がサポートするセッションサービス継続(Session and Service Continuity)のモードを示すものである。より詳細には、UE_A10とUPFとの間で確立されたPDUセッションがサポートするセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。なお、SSC modeはPDUセッション毎に設定されるセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。さらに、SSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3の3つのモードから構成されていてもよい。尚、PDUセッションに対応づけられたSSC modeは、PDUセッションが存続している間は、変更されなくてもよい。
【0106】
また、RRC (Radio Resource Control) コネクションは、UEとアクセスネットワーク内の基地局装置との間で確立されるコネクションである。より詳細には、RRCコネクションは、UEとアクセスネットワーク内の基地局装置との間のUuリファレンスポイントにおいて確立されるコネクションである。RRCコネクションは、無線ベアラで構成されてもよい。さらに、RRCコネクションは、3GPPアクセスにおいて確立されるコネクションであってもよい。さらに、RRCコネクションは、NASレイヤの下のRRCレイヤにおいて確立されるコネクションであってもよい。さらに、RRCコネクションは、RRCレイヤのRRCメッセージの送受信にて、確立、及び/又は解放されるコネクションであってもよい。さらに、RRCコネクションは、RRCレイヤのRRCメッセージの送受信にて、サスペンドされるコネクションであってもよい。
【0107】
また、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationは、RRCレイヤが非有効化(inactive)な状態にも関わらず、NASレイヤの状態がコネクティッド状態であることを示す状態である。言い換えると、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationは、NASシグナリングコネクション、及び/又はNASシグナリングコネクションのコンテキストを維持しつつ、無線ベアラが解放された状態であってもよい。
【0108】
さらに、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationは、RRCコネクションがサスペンドされた状態であってもよい。より詳細には、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationは、NASレイヤの状態がコネクティッド状態であるが、RRCコネクションがサスペンドされた状態であってもよい。言い換えると、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationは、NASシグナリングコネクション、及び/又はNASシグナリングコネクションのコンテキストを維持しつつ、RRCコネクションがサスペンドされた状態であってもよい。
【0109】
ここで、UEは、下位レイヤから、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報の受信に基づいて、5GMM-CONNECTED modeから5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationに遷移してもよい。さらに、UEは、下位レイヤからの、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報の受信に基づいて、3GPPアクセスに対する状態のみを、5GMM-CONNECTED modeから5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationに遷移してもよい。尚、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報は、RRCコネクションがサスペンドされたことを示すインディケーションであってもよい。
【0110】
また、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationのサポートとは、RRCレイヤが非有効化になったことを示す通知を下位レイヤから受けた場合でも、NASレイヤの状態をコネクティッド状態に維持することがサポートされていることを意味してもよい。さらに、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationの使用とは、RRCレイヤが非有効化になったことを示す通知を下位レイヤから受けた場合でも、NASレイヤの状態をコネクティッド状態に維持することを意味してもよい。
【0111】
また、PDU session with suspended user-plane resourcesは、ユーザプレーンリソースが確立、又は再確立され、無線ベアラがサスペンドされたPDUセッションである。ここで、無線ベアラがサスペンドされるタイミングは、UEが5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationに遷移するタイミングであってもよい。さらに、無線ベアラは、データ無線ベアラであってもよい。
【0112】
トラッキングエリアは、コアネットワークが管理する、UE_A10の位置情報で表すことが可能な単数又は複数の範囲である。トラッキングエリアは、複数のセルで構成されもよい。さらに、トラッキングエリアは、ページング等の制御メッセージがブロードキャストされる範囲でもよいし、UE_A10がハンドオーバー手続きをせずに移動できる範囲でもよい。さらに、トラッキングエリアは、ルーティングエリアでもよいし、ロケーションエリアでもよいし、これらと同様のものであればよい。以下、トラッキングエリアはTA(Tracking Area)であってもよい。
【0113】
TAリストは、ネットワークがUE_A10に割り当てた一又は複数のTAが含まれるリストである。なお、UE_A10は、TAリストに含まれる一又は複数のTA内を移動している間は、トラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動することができてよい。言い換えると、UE_A10は、TAリストは、UE_A10がトラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動できるエリアを示す情報群であってよい。尚、TAリストは、一又複数のTAI (Tracking area identity) で構成されるTAIリストと表現されてもよく、以下、TAIリストは、TAリストを指してもよい。
【0114】
LADN (Local Area Data Network) とは、特定の場所においてのみUEが接続可能なDNであり、特定のDNN(つまりLADN DNN)に対する接続性を提供するものである。LADNは、特定の場所において、特定のDNNに対応づけられたPDUセッションを用いることで接続可能なDNであってよい。さらに、LADNは、特定の場所において、特定のDNNと特定のS-NSSAIとの組合せに対応づけられたPDUセッションを用いることで接続可能なDNであってよい。
【0115】
LADN情報は、LADNに関連する情報である。LADN情報は、UEが利用可能な特定のLADNを示す情報であってもよい。LADN情報には、LADN DNNと、LADNサービスエリア情報とが含まれてよい。より詳細には、LADN情報には、一又は複数の、LADN毎に存在する情報(以下では、LADNを示す情報と称す)が含まれてよい。さらに、LADNを示す情報には、LADN DNNと、LADNサービスエリア情報とが含まれてよい。ここで、LADN DNNは、LADNを識別する情報であってもよく、LADNとして扱われるDNを識別する情報であってもよく、LADNに対してPDUセッションを確立する際に用いるDNNであってよい。
【0116】
尚、LADN情報が従来のLADN情報である場合、LADN情報は、上記で説明した構成の情報であってよい。具体的には、LADN情報が従来のLADN情報である場合、LADNサービスエリアは、従来のLADNサービスエリアであってよい。
【0117】
逆に、LADN情報が拡張されたLADN情報である場合、LADN情報は、上記で説明した構成の一部が拡張された情報であってよい。具体的には、LADN情報が拡張されたLADN情報である場合、LADNサービスエリアは、拡張されたLADNサービスエリアであってよい。さらに、LADN情報が拡張されたLADN情報である場合、LADNを示す情報は、LADNサービスエリアが有効である期間を示す情報、及び/又はLADNサービスエリアの粒度を示す情報を、さらに含んでもよい。さらに、LADN情報が拡張されたLADN情報である場合、LADNを示す情報は、S-NSSAIを、さらに含んでもよい。
【0118】
LADNサービスエリア (LADN service area) は、LADNに対するPDUセッションの確立が可能なエリアである。LADNサービスエリアは、LADNへの接続が可能なエリアであってもよい。さらに、LADNサービスエリアは、LADNサービスエリア情報によって示されるエリアであってもよい。ここで、LADNサービスエリア情報は、LADNサービスエリアを識別する情報であってよく、トラッキングエリアのセットとして提供されてもよいし、TAI (Tracking area identity) listとして提供されてもよい。
【0119】
尚、LADNサービスエリアが従来のLADNサービスエリアである場合、LADNサービスエリアは、現在、UEが接続しているレジストレーションエリアに属するトラッキングエリアによって構成されるエリアであってよい。言い換えると、LADNサービスエリアが従来のLADNサービスエリアである場合、LADNサービスエリアは、一又は複数のトラッキングエリアによって構成されるエリアであってもよい。逆に、LADNサービスエリアが拡張されたLADNサービスエリアである場合、LADNサービスエリアは、前記トラッキングエリアによって構成されるエリアであってもよいし、前記トラッキングエリア内の一部の基地局によってカバーされるエリアであってもよい。さらに、LADNサービスエリアが拡張されたLADNサービスエリアである場合、LADNサービスエリアは、前記トラッキングエリアによって構成されるエリア以外のサイズのエリアであってもよいし、トラッキングエリアに依存しないエリアであってもよい。言い換えると、LADNサービスエリアが拡張されたLADNサービスエリアである場合、LADNサービスエリアは、一又は複数のトラッキングエリアによって構成されるエリアであってもよいし、一又は複数のトラッキングエリアによって構成されるエリアとは異なるエリアであってもよい。
【0120】
さらに、LADNサービスエリアが、一又は複数のトラッキングエリアによって構成されるエリアである場合、LADNサービスエリア情報は、一又は複数のトラッキングエリアIDによって構成されるトラッキングエリアIDリストであってよい。逆に、LADNサービスエリアが、一又は複数のトラッキングエリアによって構成されるエリアとは異なるエリアである場合、LADNサービスエリア情報は、RAN (Radio Access Network) のアシストが必要な情報であってもよく、RANのアシストが必要ではない情報であってもよい。ここで、RANのアシストが必要な情報は、セルの情報であってもよいし、基地局の情報であってもよい。さらに、RANのアシストが必要な情報は、セルIDであってもよいし、基地局IDであってもよい。さらに、RANのアシストが必要な情報は、これらに限らず、RANで定義される情報であってもよい。さらに、RANのアシストが必要ではない情報は、物理的な位置情報であってよく、アプリケーションによって取得可能な位置情報であってもよい。さらに、RANのアシストが必要ではない情報は、これらに限らず、RAN以外で取得可能な情報であってもよい。ここで、RANのことをアクセスネットワークと表現してもよい。逆に、アクセスネットワークのことをRANと称してもよい。
【0121】
LADNサービスエリアの拡張とは、従来のLADNサービスエリアとは異なる粒度のLADNサービスエリアを用いることを意味してもよい。さらに、LADNサービスエリアの拡張とは、従来のLADN情報とは異なる、拡張されたLADN情報を用いることを意味してもよい。さらに、LADNサービスエリアの拡張とは、従来のLADNと異なる、拡張されたLADNに接続すること意味してもよい。
【0122】
つまり、各装置がLADNサービスエリアの拡張をサポートしている場合、従来のLADNサービスエリアに加え、従来のLADNサービスエリアとは異なる、拡張されたLADNサービスエリアも適応可能であってもよい。さらに、各装置がLADNサービスエリアの拡張をサポートしている場合、従来のLADN情報に加え、従来のLADN情報とは異なる、拡張されたLADN情報も使用可能であってもよい。さらに、各装置がLADNサービスエリアの拡張をサポートしている場合、従来のLADNに加え、従来のLADNと異なる、拡張されたLADNに接続可能であってもよい。
【0123】
逆に、各装置の内の一部がLADNサービスエリアの拡張をサポートしていない場合、拡張されたLADNサービスエリアの適応が可能ではなく、従来のLADNサービスエリアのみが適応可能であってよい。さらに、各装置の内の一部がLADNサービスエリアの拡張をサポートしていない場合、拡張されたLADN情報の使用が可能ではなく、従来のLADN情報のみが使用可能であってよい。さらに、各装置の内の一部がLADNサービスエリアの拡張をサポートしていない場合、拡張されたLADNへの接続が可能ではなく、従来のLADNへの接続のみが可能であってよい。
【0124】
また、各装置がLADNサービスエリアの拡張の利用制限をサポートしている場合、拡張されたLADNサービスエリアの適応が可能ではなく、従来のLADNサービスエリアのみが適応可能であってよい。さらに、各装置がLADNサービスエリアの拡張の利用制限をサポートしている場合、拡張されたLADN情報の使用が可能ではなく、従来のLADN情報のみが使用可能であってよい。さらに、各装置がLADNサービスエリアの拡張の利用制限をサポートしている場合、拡張されたLADNへの接続が可能ではなく、従来のLADNへの接続のみが可能であってよい。
【0125】
逆に、各装置がLADNサービスエリアの拡張の利用制限をサポートしていない場合、拡張されたLADNサービスエリアも適応可能であってもよい。さらに、各装置がLADNサービスエリアの拡張の利用制限をサポートしていない場合、拡張されたLADN情報も使用可能であってもよい。さらに、各装置がLADNサービスエリアの拡張の利用制限をサポートしていない場合、拡張されたLADNに接続可能であってもよい。
【0126】
LADNのためのPDUセッション(PDU session for LADN) は、LADNに関連づけられたDNNに対応づけられたPDUセッションである。LADNのためのPDUセッションは、LADNに対して確立されるPDUセッションであってよい。言い換えると、UEとLADNとの間に確立されるPDUセッションであってもよいし、UEとLADNとの間のユーザデータ通信に用いられるPDUセッションであってもよい。尚、LADNのためのPDUセッションは、LADN service areaにおいてのみ確立可能なPDUセッションであってもよい。言い換えると、UEは、特定の場所において、特定のDNNを用いることで、LADNのためのPDUセッションが確立可能であってよい。さらに、言い換えると、UEは、特定の場所において、特定のDNNと特定のS-NSSAIとの組合せを用いることで、LADNのためのPDUセッションが確立可能であってよい。
【0127】
また、Non-Public Network(NPN)は、一般利用を目的とせず、企業など私的利用など、特定の利用者が特定の目的で利用する非公開ネットワークである。NPNにはStand-alone Non-Public Network (SNPN)とPublic network integrated NPNの2種類が存在する。なお、以下にNPNと記載した場合、SNPNとPublic network integrated NPNの両方を意味してよい。
【0128】
SNPNは、NPNオペレータにより運用され、PLMNにより提供される機能部からの影響を受けないネットワークである。言い換えると、SNPNは一般に公開されるPLMNとは独立したNPN専用のネットワークである。SNPNは、SNPN identity (SNPN ID) によって識別されるネットワークであってよい。尚、SNPN IDは、PLMN IDとNetwork identifier (NID) とを組み合わせた情報であってよい。尚、SNPN IDに用いられるPLMN IDは、プライベートネットワークの為に確保された情報であってもよく、例えばPLMN IDに含まれるMCCは999であってもよい。さらに、UEがSNPNに登録された場合、登録されたSNPNを、登録SNPN、又はRSNPN (registered SNPN) と称してもよい。
【0129】
NID (Network identifier) は、ネットワークを識別する情報である。SNPNは、PLMN IDとNIDとを組み合わせた情報により識別されてもよい。NIDは、SNPN内でユニークな情報であってもよいし、世界的にユニークな情報であってもよい。
【0130】
Public network integrated NPNはPLMNの機能部を利用して実現されるネットワークである。言い換えると Public network integrated NPNは、PLMN内で仮想的に実現されるNPNである。さらに、Public network integrated NPNは、PLMNを介して作成可能なNPNである。尚、Public network integrated NPNは、ネットワークスライスの機能を用いて実現されてもよい。具体的には、Public network integrated NPNは、NPNのために割り当てられたネットワークスライスを用いることにより実現可能なネットワークであってもよい。この場合、Public network integrated NPNは、S-NSSAIによって識別されてもよいし、S-NSSAIとCAG IDの組み合わせにより識別されてもよい。
【0131】
さらに、Public network integrated NPNは、DNを用いて実現されてもよい。具体的には、Public network integrated NPNは、NPNのためのDNを用いることにより実現可能なネットワークであってもよい。この場合、Public network integrated NPNは、DNNによって識別されてもよいし、DNNとCAG IDの組み合わせにより識別されてもよい。
【0132】
CAG(Closed Access Groups) IDは、CAGに関連付けられた1又は複数のセルに接続が許可された登録者(subscriber)のグループを識別する情報である。CAGは、CAG IDにより識別されるグループであってよい。CAGは、Public network integrated NPNを、ネットワークスライスで実現する際に利用されるグループである。CAGは、NPNの為に割り当てられたネットワークスライスに、NPNが許可されないUEから、アクセスを試みないようにするために使用されてもよい。さらに、CAG IDは、PLMN内でユニークな情報である。
【0133】
SNPNが有効なUE (SNPN enable UE) は、SNPNの利用が設定されたUEである。SNPNが有効なUEは、SNPNに関する情報を、少なくとも1つ記憶していてもよい。言い換えると、SNPNが有効なUEの設定情報には、SNPNの利用が可能であることを示す情報が含まれていてよい。さらに、SNPNが有効なUEは、SNPNアクセスモードをサポートしてよい。言い換えると、SNPNが有効なUEは、SNPNアクセスモードで作動してもよい。
【0134】
SNPNアクセスモード (SNPN access mode) は、SNPNが選択されたモードである。SNPNアクセスモードは、UEがSNPNに登録されたモードであってもよい。さらに、SNPNアクセスモードは、UEがSNPNに接続しているモードであってもよい。言い換えると、SNPNアクセスモードで作動しているUEは、ネットワーク選択時に、SNPNのみを選択してもよい。より詳細には、SNPNアクセスモードで作動しているUEは、ネットワーク選択時に、Uuインターフェースを介したSNPNのみを選択してもよい。言い換えると、SNPNアクセスモードで作動しているUEは、ネットワーク選択時に、PLMNを選択せずに、SNPNを選択してもよい。ここで、SNPNアクセスモードで作動しているUEは、SNPNアクセスモードのUEと表現されてもよい。さらに、SNPNアクセスモードのUEは、SNPNが有効なUEであってもよい。
【0135】
均等SNPN (equivalent PLMN) は、任意のSNPNと同じSNPNであるように扱われるSNPNのことであってよい。例えば、均等SNPNは、登録SNPNと同じように扱われる、一又は複数のSNPNであってもよい。
【0136】
さらに、均等SNPNは、任意のSNPNと同じSNPNであるように扱われるPLMNのことであってよい。例えば、均等SNPNは、登録SNPNと同じように扱われる、一又は複数のPLMNであってもよい。
【0137】
さらに、均等SNPNは、任意のSNPNと同じPLMN IDで識別される、一又は複数のSNPNであってよいし、PLMNであってもよい。例えば、均等SNPNは、登録SNPNと同じPLMN IDで識別される、一又は複数のSNPNであってよいし、PLMNであってもよい。さらに、均等SNPNは、登録SNPNと同じPLMN IDで識別されるPLMN、及び前記PLMNの均等PLMNであってよい。
【0138】
第1の識別情報は、RRCコネクションのサスペンドを示す情報である。第1の識別情報は、サスペンド設定情報要素であってもよい。さらに、第1の識別情報は、サスペンドインディケーションであってもよい。さらに、第1の識別情報は、RRCコネクションがサスペンドされること示す識別情報であってもよい。さらに、第1の識別情報は、RRCコネクションがサスペンドされたこと示す識別情報であってもよい。
【0139】
さらに、第1の識別情報は、RRCコネクションの状態をRRC_INACTIVE状態に遷移させるための情報であってもよい。言い換えると、第1の識別情報は、RRCレイヤが非有効化な状態に遷移することを示す情報であってもよい。
【0140】
さらに、第1の識別情報は、ネットワークによって、受信した識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第1の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
【0141】
第11の識別情報は、PDUセッションタイプを示す情報である。第11の識別情報は、UEが要求するPDUセッションタイプを示す情報であってもよい。より詳細には、第11の識別情報は、UEが要求する、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるPDUセッションタイプを示す情報であってもよい。さらに、第11の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
【0142】
ここで、第11の識別情報には、UEによって選択されたPDUセッションタイプが設定されてもよい。具体的には、第11の識別情報には、PDUセッションタイプとして、IPv4が設定されてもよいし、IPv6が設定されてもよい。さらに、第11の識別情報には、PDUセッションタイプとして、IPv4v6が設定されてもよい。さらに、第11の識別情報には、PDUセッションタイプとして、Unstructuredが設定されてもよいし、Ethernetが設定されてもよい。尚、第11の識別情報に設定されるPDUセッションタイプはこれらに限らなくてもよい。
【0143】
第12の識別情報は、DNNを示す情報である。第12の識別情報は、UEが要求するDNNを示す情報であってもよい。より詳細には、第12の識別情報は、UEが要求する、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるDNNを示す情報であってもよい。さらに、第12の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
【0144】
第13の識別情報は、S-NSSAIを示す情報である。第13の識別情報は、UEが要求するS-NSSAIを示す情報であってもよい。より詳細には、第13の識別情報は、UEが要求する、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるS-NSSAIを示す情報であってもよい。さらに、第13の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第13の識別情報は、登録手続きにおいて送受信されたNSSAIに含まれるS-NSSAIであってもよいし、UEが記憶しているS-NSSAIであってもよい。
【0145】
第21の識別情報は、PDUセッションタイプを示す情報である。第21の識別情報は、ネットワークによって選択されたPDUセッションタイプを示す情報であってもよい。より詳細には、第21の識別情報は、ネットワークが選択した、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるPDUセッションタイプを示す情報であってもよい。
【0146】
さらに、第21の識別情報は、ネットワークによって、受信した識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第21の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
【0147】
ここで、第21の識別情報には、ネットワークによって選択されたPDUセッションタイプが設定されてもよい。具体的には、第21の識別情報には、PDUセッションタイプとして、IPv4が設定されてもよいし、IPv6が設定されてもよい。さらに、第21の識別情報には、PDUセッションタイプとして、IPv4v6が設定されてもよい。さらに、第21の識別情報には、PDUセッションタイプとして、Unstructuredが設定されてもよいし、Ethernetが設定されてもよい。尚、第21の識別情報に設定されるPDUセッションタイプはこれらに限らなくてもよい。
【0148】
さらに、第21の識別情報に設定されるPDUセッションタイプは、受信した第11の識別情報に設定されたPDUセッションタイプと同じPDUセッションタイプであってもよいし、受信した第11の識別情報に設定されたPDUセッションタイプとは異なるPDUセッションタイプであってもよい。
【0149】
第22の識別情報は、DNNを示す情報である。第22の識別情報は、ネットワークによって選択されたDNNを示す情報であってもよい。より詳細には、第22の識別情報は、ネットワークが選択した、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるDNNを示す情報であってもよい。
【0150】
さらに、第22の識別情報は、ネットワークによって、受信した識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第22の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
【0151】
第23の識別情報は、S-NSSAIを示す情報である。第23の識別情報は、ネットワークによって選択されたS-NSSAIを示す情報であってもよい。より詳細には、第23の識別情報は、ネットワークが選択した、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるS-NSSAIを示す情報であってもよい。
【0152】
さらに、第23の識別情報は、ネットワークによって、受信した識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第23の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
【0153】
第24の識別情報は、UEの要求が許可されない理由を示す理由値である。第24の識別情報は、5GSM(5GS Session Management)理由値であってよい。さらに、第24の識別情報は、UEが要求したPDUセッションタイプが許可されていないことを示す情報であってもよい。言い換えると、第24の識別情報は、UEが要求したPDUセッションタイプ以外のPDUセッションタイプが許可されていることを示す情報であってもよい。
【0154】
さらに、第24の識別情報は、UEから受信した識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はUEが現在属しているエリア等に基づいて、ネットワークによって、選択、決定される情報であってもよい。
【0155】
さらに、第24の識別情報は、PDUセッションタイプとして、IPv4のみが許可されていることを示す、50番目の5GSM理由値であってもよい。言い換えると、第24の識別情報は、5GSM cause #50 "PDU session type IPv4 only allowed"であってもよい。尚、5GSM cause #50 "PDU session type IPv4 only allowed "は、要求されたIP接続性に対するPDUセッションタイプとして、IPv4のみが許可されていることを示す理由値であってよい。
【0156】
さらに、第24の識別情報は、PDUセッションタイプとして、IPv6のみが許可されていることを示す、51番目の5GSM理由値であってもよい。言い換えると、第24の識別情報は、5GSM cause #51 "PDU session type IPv6 only allowed"であってもよい。尚、5GSM cause #51 "PDU session type IPv6 only allowed "は、要求されたIP接続性に対するPDUセッションタイプとして、IPv6のみが許可されていることを示す理由値であってよい。
【0157】
さらに、第24の識別情報は、PDUセッションタイプとして、IPv4v6が許可されていないことを示す情報であってもよい。第24の識別情報は、PDUセッションタイプとして、IPv4が許可されていないことを示す情報であってもよい。第24の識別情報は、PDUセッションタイプとして、IPv6が許可されていないことを示す情報であってもよい。
【0158】
さらに、第24の識別情報は、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIを用いて、PDUセッションタイプがIPv4のPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよい。さらに、第24の識別情報は、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIを用いて、PDUセッションタイプがIPv6のPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよい。
【0159】
[3.2. 各実施形態で用いられる手続きの説明]
次に、各実施形態で用いられる手続きについて説明する。尚、各実施形態で用いられる手続きには、登録手続き(Registration procedure)、PDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)、UE設定更新手続き(Generic UE configuration update procedure)が含まれる。以下、各手続きについて説明していく。
【0160】
尚、各実施形態では、
図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF、MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
【0161】
[3.2.1.登録手続き]
まず、登録手続き (Registration procedure) について、
図7を用いて説明する。登録手続きは、5GSにおける手続きである。以下、本手続きとは登録手続きを指す。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録していない状態であれば、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置(特にUEとAMF)は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED state)に遷移することができる。
【0162】
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
【0163】
UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UE設定更新手続きの完了に基づいて、登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
【0164】
さらに、UEは、登録状態であっても、定期的に登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、タイマーの満了に基づいて、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、LADN情報を記憶している状態で、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションを確立している状態で、登録手続きを開始してもよい。尚、前記PDUセッションは、LADN情報に対応づけられたPDUセッションであってもよいし、LADNのためのPDUセッションであってもよい。さらに、前記PDUセッションは、NSSAIに対応づけられたPDUセッションであってもよい。
【0165】
尚、UEのモビリティに基づいて実行される登録手続きと、定期的に実行される登録手続きとを、モビリティと登録更新のための登録手続きと表現してもよい。言い換えると、モビリティと登録更新のための登録手続きは、UEのモビリティに基づいて実行される登録手続きであってもよく、定期的に実行される登録手続きであってもよい。さらに、モビリティと登録更新のための登録手続きは、UEの設定更新に基づいて実行される登録手続きであってもよい。さらに、モビリティと登録更新のための登録手続きは、ユーザデータを送受信するための通信路を確立するために実行する登録手続きであってもよい。さらに、モビリティと登録更新のための登録手続きは、ネットワークからの要求に基づいて実行される登録手続きであってもよい。さらに、言い換えると、モビリティと登録更新のための登録手続きは、初期の登録手続き以外の登録手続きであってよい。以下、モビリティと登録更新のための登録手続きを、本手続きと表現してもよい。
【0166】
次に、登録手続きの各ステップを説明していく。尚、以下で説明する登録手続きは、初期の登録手続きであってもよいし、モビリティと登録更新のための登録手続きであってもよい。
【0167】
まず、UEは、AMFに登録要求(Registration request)メッセージを送信することにより(S800)(S802)(S804)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、5G AN(又はgNB)に送信する(S800)。尚、登録要求メッセージは、NASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと5G AN(又はgNB)との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
【0168】
ここで、UEは、1つ以上の識別情報を、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信することができるが、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。尚、UEは、これらの識別情報を、送信することで、UEが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求を示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
【0169】
また、UEは、登録要求メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含めて送信することで、又は登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を送信することで、登録手続き中にPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
【0170】
5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S802)。尚、5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含まれる情報に基づいて、AMFを選択することができる。5G AN(又はgNB)は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S804)。
【0171】
AMFは、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はAMF)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMFは、第1の条件判別が真の場合、
図7の(A)の手続きを開始するのに対し、第1の条件判別が偽の場合、
図7の(B)の手続きを開始する。
【0172】
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
【0173】
まず、第1の条件判別が真の場合について説明する。AMFは、
図7の(A)の手続きにおいて、まず第4の条件判別を実行することができる。第4の条件判別は、AMFがSMFとの間でSMメッセージの送受信を実施するか否かを判別するためのものである。
【0174】
尚、第4の条件判別は、AMFがSMメッセージを受信したか否かに基づいて実行されてよい。また、第4の条件判別は、登録要求メッセージにSMメッセージが含まれているかに基づいて、実行されてもよい。例えば、AMFがSMメッセージを受信した場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていた場合、第4の条件判別は真であってよく、AMFがSMメッセージを受信しなかった場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていなかった場合、第4の条件判別は偽であってよい。尚、第4の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
【0175】
AMFは、第4の条件判別が真の場合には、SMFを選択し、選択されたSMFとの間でSMメッセージの送受信を実行するのに対し、第4の条件判別が偽の場合には、それらを実行しない(S806)。また、AMFは、第4の条件判別が真の場合であっても、SMFから拒絶を示すSMメッセージを受信した場合には、
図7の(A)の手続きを中止する場合がある。このとき、AMFは、
図7の(B)の手続きを開始することができる。
【0176】
尚、AMFは、S806において、SMFとの間でSMメッセージの送受信を行う際に、登録要求メッセージで受信した識別情報をSMFに通知することができる。SMFは、AMFとの間で、SMメッセージの送受信によって、AMFから受信した識別情報を取得することができる。
【0177】
次に、AMFは、登録要求メッセージの受信、及び/又はSMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(又はgNB)を介して、UEに登録受諾(Registration accept)メッセージを送信する(S808)。例えば、第4の条件判別が偽の場合、AMFは、UEからの登録要求メッセージの受信に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。また、第4の条件判別が真の場合、AMFは、SMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。尚、登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
【0178】
AMFは、登録受諾メッセージに1つ以上の識別情報を含めて送信してもよい。尚、AMFは、これらの識別情報を送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
【0179】
尚、AMFは、どの識別情報を登録受諾メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
【0180】
また、AMFは、登録受諾メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信することができる。ただし、この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。AMFは、このような送信方法を行うことにより、登録手続きにおいて、SMのための手続きが受諾されたことを示すことができる。
【0181】
また、AMFは、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
【0182】
さらに、AMFは、登録受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
【0183】
UEは、5G AN(gNB)介して、登録受諾メッセージを受信する(S808)。UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
【0184】
UEは、さらに、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了メッセージを、5G AN(gNB)介して、AMFに送信することができる(S810)。尚、UEは、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きが完了したことを示してもよい。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
【0185】
AMFは、5G AN(gNB)介して、登録完了メッセージを受信する(S810)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、
図7の(A)の手続きを完了する。
【0186】
次に、第1の条件判別が偽の場合について説明する。AMFは、
図7の(B)の手続きにおいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(gNB)を介して、UEに登録拒絶(Registration reject)メッセージを送信する(S812)。ここで、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
【0187】
尚、AMFは、登録拒絶メッセージを送信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、AMFは、登録拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
【0188】
UEは、5G AN(gNB)介して、登録拒絶メッセージを受信する(S812)。UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及び登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。また、UEは、登録要求メッセージを送信した後、所定の期間が経過しても、登録拒絶メッセージを受信しない場合には、UEの要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
【0189】
尚、
図7の(B)の手続きは、
図7の(A)の手続きを中止した場合に開始される場合もある。
図7の(A)の手続きにおいて、第4の条件判別が真の場合、AMFは、登録拒絶メッセージに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを含めて送信してもよいし、拒絶を意味するSMメッセージを含めることで、SMのための手続きが拒絶されたことを示してもよい。その場合、UEは、さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを受信してもよいし、SMのための手続きが拒絶されたことを認識してもよい。
【0190】
各装置は、
図7の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、登録手続きを完了する。尚、各装置は、
図7の(A)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state)に遷移してもよいし、
図7の(B)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state)を維持してもよいし、UEがネットワークに登録されていない状態へ遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録手続きの完了に基づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
【0191】
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_Bや別のセルに対して登録手続きを実施してもよい。
【0192】
さらに、UEは、登録手続きの完了に基づいて、登録受諾メッセージ、及び/又は登録拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
【0193】
[3.2.2. PDUセッション確立手続き]
次に、DNに対してPDUセッションを確立するために行うPDUセッション確立手続き (PDU session establishment procedure) の概要について、
図8を用いて説明する。PDUセッション確立手続きは、5GSにおける手続きである。以下、本手続きとはPDUセッション確立手続きを指す。PDUセッション確立手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。尚、各装置は、PDUセッション確立手続きを、登録手続きが完了して登録状態となった任意のタイミングで開始することができる。また、各装置は、PDUセッション確立手続きを、登録手続きの中で実行することができてもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。
【0194】
尚、PDUセッション確立手続きは、UEが主導して開始される手続きであってよいし、UEが要求して開始される手続きであってよい。言い換えると、PDUセッション確立手続きは、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。各装置は、PDUセッション確立手続きを複数回実行することにより、複数のPDUセッションを確立することができる。
【0195】
ここで、PDUセッション確立手続きが、LADNのためのPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きである場合、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、LADNのためのPDUセッションを確立してもよい。言い換えると、PDUセッション確立手続きが、LADN DNNを用いたPDUセッション確立手続きである場合、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、LADNのためのPDUセッションを確立してもよい。
【0196】
さらに、UEは、LADNへの接続が可能であるエリアに位置している場合、及び/又はLADN service areaに位置している場合、LADNのためのPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。逆に、UEは、LADN service areaの外に位置している場合、LADNのためのPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きの実行が禁止されていてもよい。
【0197】
言い換えると、各装置は、UEがLADNへの接続が可能であるエリアに位置している場合、及び/又はUEがLADN service areaに位置している場合、LADNのためのPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを実行してもよい。逆に、ネットワーク装置は、UEがLADN service areaの外に位置している場合、LADNのためのPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きの要求を拒絶してもよい。
【0198】
まず、UEは、5G AN(gNB)及びAMFを介して、SMFにPDUセッション確立要求(PDU session establishment request)メッセージを含むNASメッセージを送信することにより(S900)(S902)(S904)、PDUセッション確立手続きを開始する。
【0199】
具体的には、UEは、N1インターフェースを介して、5G AN(gNB)を介して、AMFに、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを送信する(S900)。尚、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージは、MMメッセージであってもよい。さらに、MMメッセージは、アップリンクNASトランスポート(UL NAS TRANSPORT)メッセージであってもよい。ここで、PDUセッション確立要求メッセージに、識別情報、及び/又は値を含めると表現した場合、PDUセッション確立要求メッセージを含むMMメッセージに含めることを意味してもよい。
【0200】
ここで、UEは、少なくとも第11から第13の識別情報の内、1つ以上の識別情報を、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含めて送信することができるが、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。これらの識別情報は、これらのメッセージに含められることで、UEの要求を示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
【0201】
具体的には、UEは、第11の識別情報を、PDUセッション確立要求メッセージに含めてもよい。さらに、UEは、少なくとも第11の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージと共に、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報をアップリンクNASトランスポートメッセージに含めてもよい。さらに、UEは、前記アップリンクNASトランスポートメッセージを、AMFに送信してもよい(S900)。言い換えると、UEは、第11の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージと共に、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報をAMFに送信してもよい。さらに言い換えると、UEは、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報と共に、第11の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージをAMFに送信してもよい。
【0202】
さらに、UEは、第11の識別情報を送信することで、第11の識別情報が示すPDUセッションタイプのPDUセッション確立要求メッセージの確立の要求を示してもよい。さらに、UEは、第11の識別情報を送信することで、UEが要求するPDUセッションタイプを示してもよい。
【0203】
さらに、UEは、第12の識別情報を送信することで、第12の識別情報が示すDNNに対応づけられるPDUセッションの確立の要求を示してもよい。さらに、UEは、第12の識別情報を送信することで、UEが要求するDNNを示してもよい。尚、第12の識別情報は、第12の識別情報と共に送受信される識別情報が示す一又は複数の機能をサポートするDNを識別するDNNであってよい。さらに、第12の識別情報は、登録手続きで受信したDNNであってもよく、LADN DNNであってもよい。
【0204】
さらに、UEは、第13の識別情報を送信することで、第13の識別情報が示すS-NSSAIに対応づけられるPDUセッションの確立の要求を示してもよい。さらに、UEは、第13の識別情報を送信することで、UEが要求するS-NSSAIを示してもよい。尚、第13の識別情報は、第13の識別情報と共に送受信される識別情報が示す一又は複数の機能をサポートするNSを識別するS-NSSAIであってよい。
【0205】
AMFは、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを受信する(S900)と、NASメッセージからPDUセッション確立要求メッセージを取り出すとともに、PDUセッション確立要求メッセージの転送先としてSMFを選択する(S902)。尚、AMFは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、転送先のSMFを選択してもよい。
【0206】
AMFは、選択したSMFに、N11インターフェースを介して、PDUセッション確立要求メッセージを転送する(S904)。
【0207】
SMFは、PDUセッション確立要求メッセージを受信(S904)すると、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる各種の識別情報を認識する。そして、SMFは、第3の条件判別を実行する。第3の条件判別は、SMFが、UEの要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第3の条件判別において、SMFは第3の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMFは、第3の条件判別が真の場合、
図8の(A)の手続きを開始し、第3の条件判別が偽の場合、
図8の(B)の手続きを開始する。
【0208】
尚、第3の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第3の条件判別は真でよい。また、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第3の条件判別は偽でよい。さらに、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求する機能をサポートしている場合、第3の条件判別は真でよく、UEが要求する機能をサポートしていない場合、第3の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第3の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第3の条件判別は偽でよい。尚、第3の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
【0209】
次に、第3の条件判別が真の場合のステップ、すなわち
図8の(A)の手続きの各ステップを説明する。SMFは、PDUセッションの確立先のUPFを選択し、選択したUPFに、N4インターフェースを介して、セッション確立要求メッセージを送信し(S906)、
図8の(A)の手続きを開始する。
【0210】
ここで、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、1以上のUPFを選択してもよい。尚、複数のUPFが選択された場合、SMFは、各々のUPFに対してセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
【0211】
UPFは、N4インターフェースを介して、SMFからセッション確立要求メッセージを受信し(S906)、PDUセッションのためのコンテキストを作成する。さらに、UPFは、セッション確立要求メッセージを受信、及び/又はPDUセッションのためのコンテキストの作成に基づいて、N4インターフェースを介して、SMFにセッション確立応答メッセージを送信する(S908)。
【0212】
SMFは、セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージとして、N4インターフェースを介して、UPFからセッション確立応答メッセージを受信する(S908)。SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信に基づいて、UEに割り当てるアドレスのアドレス割り当てを行ってよい。
【0213】
SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信、及び/又はUEに割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、AMFを介して、UEにPDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージを送信する(S910)(S912)。
【0214】
具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立受諾メッセージを送信すると(S910)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMFは、N1インターフェースを介して、UEにPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを送信する(S912)。尚、PDUセッション確立受諾メッセージは、NASメッセージであり、PDUセッション確立要求に対する応答メッセージであってよい。さらに、PDUセッション確立受諾メッセージは、N1インターフェースを、MMメッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、MMメッセージは、NASメッセージであってよく、ダウンリンクNASトランスポート(DL NAS TRANSPORT)メッセージであってもよい。ここで、PDUセッション確立受諾メッセージに、識別情報、及び/又は値を含めると表現した場合、PDUセッション確立受諾メッセージを含むMMメッセージに含めることを意味してもよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すことができる。
【0215】
ここで、SMF及びAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が受諾されたことを示してもよい。
【0216】
SMF及びAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージに、少なくとも第21から第24の識別情報の内、1つ以上の識別情報を含めて送信してもよい。尚、SMF及びAMFは、これらの識別情報を送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
【0217】
さらに、SMF及びAMFは、第21の識別情報を送信することで、第21の識別情報が示すPDUセッションタイプのPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。さらに、SMF及びAMFは、第21の識別情報を送信すること、ネットワークが選択、決定したPDUセッションタイプを示してもよい。尚、第21の識別情報が示すPDUセッションタイプは、受信した第11の識別情報と同じPDUセッションタイプであってもよいし、受信した第11の識別情報とは異なるPDUセッションタイプであってもよい。
【0218】
さらに、SMF及びAMFは、第22の識別情報を送信することで、第22の識別情報が示すDNNに対応づけられるPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。さらに、SMF及びAMFは、第22の識別情報を送信すること、ネットワークが選択、決定したDNNを示してもよい。尚、第22の識別情報は、第22の識別情報と共に送受信される識別情報が示す一又は複数の機能をサポートするDNを識別するDNNであってよい。さらに、第22の識別情報は、登録手続きで送信したDNNであってもよく、LADN DNNであってもよい。
【0219】
さらに、SMF及びAMFは、第23の識別情報を送信することで、第23の識別情報が示すS-NSSAIに対応づけられるPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。さらに、SMF及びAMFは、第23の識別情報を送信すること、ネットワークが選択、決定したS-NSSAIを示してもよい。尚、第23の識別情報は、第23の識別情報と共に送受信される識別情報が示す一又は複数の機能をサポートするNSを識別するS-NSSAIであってよい。さらに、第23の識別情報は、登録手続きで送信したS-NSSAIであってもよい。
【0220】
さらに、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、UEの要求の一部が許可されないことを示してもよい。具体的には、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、UEの要求したPDUセッションタイプが許可されないことを示してもよい。
【0221】
さらに、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、UEの要求したPDUセッションタイプとは異なるPDUセッションタイプのみが許可されていることを示してもよい。さらに、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、受信した第11の識別情報が示すPDUセッションタイプとは異なるPDUセッションタイプが、第21の識別情報に設定されていることを示してもよい。
【0222】
具体的には、第11の識別情報示すPDUセッションタイプが、IPv4v6、又はIPv6で、許可されたPDUセッションタイプがIPv4の場合、SMF、及び/又はAMFは、第21の識別情報に、PDUセッションタイプとして、IPv4を設定してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報に、IPv4のみが許可されていることを示す理由値を設定してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、PDUセッションタイプとして、IPv4のみが許可されていることを示してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、PDUセッションタイプとして、IPv6、及び/又はIPv4v6が許可されていないことを示してもよい。
【0223】
ここで、IPv4のみが許可されていることを示す理由値は、50番目の5GSM理由値であってよい。さらに、IPv4のみが許可されていることを示す理由値は、PDUセッションタイプとして、IPv4のみが許可されていることを示す理由値であってもよい。言い換えると、IPv4のみが許可されていることを示す理由値は、IPv4のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す理由値であってもよい。
【0224】
さらに、第11の識別情報示すPDUセッションタイプが、IPv4v6、又はIPv4で、許可されたPDUセッションタイプがIPv6の場合、SMF、及び/又はAMFは、第21の識別情報に、PDUセッションタイプとして、IPv6を設定してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報に、IPv6のみが許可されていることを示す理由値を設定してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、PDUセッションタイプとして、IPv6のみが許可されていることを示してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、PDUセッションタイプとして、IPv4、及び/又はIPv4v6が許可されていないことを示してもよい。
【0225】
ここで、IPv6のみが許可されていることを示す理由値は、51番目の5GSM理由値であってよい。さらに、IPv6のみが許可されていることを示す理由値は、PDUセッションタイプとして、IPv6のみが許可されていることを示す理由値であってもよい。言い換えると、IPv6のみが許可されていることを示す理由値は、IPv6のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す理由値であってもよい。
【0226】
尚、SMF及びAMFは、少なくとも第21から第24の識別情報の内、1つ以上の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
【0227】
また、SMF及びAMFは、選択した、及び/又は許可したPDUセッションIDをPDUセッション確立受諾メッセージに含めることができる。また、SMF及びAMFは、選択した、及び/又は許可したPDUセッションのタイプを示すPDUセッションタイプを指定することができる。PDUセッションタイプとしては、上述の通り、IPv4、IPv6、IPv4v6、Ethernet、Unstructuredのいずれかを指定することができる。また、SMF及びAMFは、選択した、及び/又は許可したPDUセッションのSSCモードをPDUセッション確立受諾メッセージに含めることができる。
【0228】
さらに、SMF及びAMFは、承認されたQoSルール群をPDUセッション確立受諾メッセージに含めることができる。尚、承認されたQoSルール群には一又複数のQoSルールが含まれてよい。さらに、本手続きにおいて、QoSフロー、及び/又はユーザプレーン無線ベアラが複数確立される場合、承認されたQoSルール群には複数のQoSルールが含まれてもよい。逆に本手続きにおいて、QoSフロー、及び/又はユーザプレーン無線ベアラが1つのみ確立される場合、承認されたQoSルール群には1つのQoSルールが含まれてもよい。
【0229】
さらに、SMFは、PDUセッション確立受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、SMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
【0230】
UEは、SMFからPDUセッション確立受諾メッセージを受信する(S910)(S912)。具体的には、UEは、SMFからAMFに、PDUセッション確立受諾メッセージが送信された後に(S910)、N1インターフェースを介して、AMFからPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを受信する(S912)。UEは、PDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージの受信に基づいて、AMFを介してSMFにPDUセッション確立完了(PDU session establishment complete)メッセージを送信してもよい(S914)(S916)。UEは、PDUセッション確立受諾メッセージを受信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が受諾されたことを検出することができる。
【0231】
具体的には、UEは、N1インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S914)。AMFは、UEからPDUセッション確立完了メッセージを受信すると、N11インターフェースを介して、SMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S916)。
【0232】
尚、AMFがSMFに送信するPDUセッション確立完了メッセージは、S910でSMFからAMFに送信されたPDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、PDUセッション確立手続きが完了することを示すメッセージであればよい。
【0233】
SMFは、N11インターフェースを介して、AMFからPDUセッション確立完了メッセージを受信すると(S916)、第2の条件判別を実行することができる。第2の条件判別は、送受信されるN4インターフェース上のメッセージの種類を決定する為ものである。第2の条件判別が真の場合、SMFは、N4インターフェースを介して、UPFにセッション変更要求メッセージを送信すると(S918)、その応答メッセージとして、UPFから送信されるセッション変更受諾メッセージを受信する(S920)。第2の条件判別が偽の場合、SMFは、N4インターフェースを介して、UPFにセッション確立要求メッセージを送信すると(S918)、その応答メッセージとして、UPFから送信されるセッション変更受諾メッセージを受信する(S920)。
【0234】
尚、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されているか否かに基づいて、実行されてもよい。例えば、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されている場合、第2の条件判別は真であってよく、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されていない場合、第2の条件判別は偽であってよい。尚、第2の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
【0235】
各装置は、PDUセッション確立完了メッセージの送受信、及び/又はセッション変更応答メッセージの送受信、及び/又はセッション確立応答メッセージの送受信に基づいて、PDUセッション確立手続き中の(A)の手続きを完了する。本手続中の(A)の手続きが完了したとき、UEは、DNに対するPDUセッションが確立している状態にいる。ここで、PDUセッション確立手続きが、LADNのためのPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きである場合、各装置は、本手続中の(A)の手続きの完了に基づいて、LADNのためのPDUセッションを確立してもよい。
【0236】
次に、PDUセッション確立手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。SMFは、AMFを介して、UEにPDUセッション確立拒絶(PDU session establishment reject)メッセージを送信する(S922)(S924)。具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S922)。AMFは、N11インターフェースを介して、SMFからPDUセッション確立要求メッセージを受信すると(S922)、N1インターフェースを用いて、UEにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S924)。
【0237】
尚、PDUセッション確立拒絶メッセージは、NASメッセージであってよいし、SMFからUEに対して送信されるSMメッセージであってもよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージは、N1インターフェースを、MMメッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、MMメッセージは、NASメッセージであってよく、ダウンリンクNASトランスポート(DL NAS TRANSPORT)メッセージであってもよい。ここで、PDUセッション確立拒絶メッセージに、識別情報、及び/又は値を含めると表現した場合、PDUセッション確立拒絶メッセージを含むMMメッセージに含めることを意味してもよい。
【0238】
ここで、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、SMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
【0239】
SMF、及び/又はAMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージに、少なくとも第24の識別情報、及び/又はバックオフタイマー値を含めて送信してもよいし、第24識別情報、及び/又はバックオフタイマー値を送信することで、UEの要求が拒絶されたことを示してもよいし、UEの要求が拒絶された理由を示してもよい。
【0240】
さらに、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、UEの要求が許可されないことを示してもよい。具体的には、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、UEの要求したPDUセッションタイプが許可されないことを示してもよい。
【0241】
具体的には、第11の識別情報示すPDUセッションタイプが、IPv4v6、又はIPv6で、許可されたPDUセッションタイプがIPv4の場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報に、IPv4のみが許可されていることを示す理由値を設定してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、PDUセッションタイプとして、IPv4のみが許可されていることを示してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、PDUセッションタイプとして、IPv6、及び/又はIPv4v6が許可されていないことを示してもよい。
【0242】
ここで、IPv4のみが許可されていることを示す理由値は、50番目の5GSM理由値であってよい。さらに、IPv4のみが許可されていることを示す理由値は、PDUセッションタイプとして、IPv4のみが許可されていることを示す理由値であってもよい。言い換えると、IPv4のみが許可されていることを示す理由値は、IPv4のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す理由値であってもよい。
【0243】
さらに、第11の識別情報示すPDUセッションタイプが、IPv4v6、又はIPv4で、許可されたPDUセッションタイプがIPv6の場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報に、IPv6のみが許可されていることを示す理由値を設定してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、PDUセッションタイプとして、IPv6のみが許可されていることを示してもよい。さらに、この場合、SMF、及び/又はAMFは、第24の識別情報を送信することで、PDUセッションタイプとして、IPv4、及び/又はIPv4v6が許可されていないことを示してもよい。
【0244】
ここで、IPv6のみが許可されていることを示す理由値は、51番目の5GSM理由値であってよい。さらに、IPv6のみが許可されていることを示す理由値は、PDUセッションタイプとして、IPv6のみが許可されていることを示す理由値であってもよい。言い換えると、IPv6のみが許可されていることを示す理由値は、IPv6のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す理由値であってもよい。
【0245】
さらに、SMF、及び/又はAMFはバックオフタイマー値を送信することで、UEに、バックオフタイマー値を送信する値に設定することを指示してもよいし、送信した値を設定したバックオフタイマーを開始することを指示してもよい。
【0246】
尚、SMF、及び/又はAMFは、少なくとも第24の識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
【0247】
UEは、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が拒絶されたこと、及びPDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
【0248】
各装置は、
図8の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立手続きを完了する。尚、各装置は、
図8の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、
図8の(B)の手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立手続きが拒絶されたことを認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。さらに、UEは、
図8の(A)の手続きが完了することで、確立したPDUセッションを用いて、DNと通信することができる。
【0249】
さらに、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、各装置は、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、別のセルに対してPDUセッション確立手続きを実施してもよい。
【0250】
さらに、UEは、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はPDUセッション確立拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
【0251】
例えば、各装置は、第21の識別情報を送受信した場合、第21の識別情報が示すPDUセッションタイプのPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第21の識別情報を受信した場合、第21の識別情報が示すPDUセッションタイプのPDUセッションが確立されることを認識してもよい。さらに、UEは、第21の識別情報を受信した場合、ネットワークが選択、決定したPDUセッションタイプを認識してもよい。
【0252】
さらに、各装置は、第22の識別情報を送受信した場合、第22の識別情報が示すDNNに対応づけられるPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第22の識別情報を受信した場合、第22の識別情報が示すDNNに対応づけられるPDUセッションが確立されることを認識してもよい。さらに、UEは、第22の識別情報を受信した場合、ネットワークが選択、決定したDNNを認識してもよい。尚、第22の識別情報は、第22の識別情報と共に送受信される識別情報が示す一又は複数の機能をサポートするDNを識別するDNNであってよい。さらに、第22の識別情報は、登録手続きで受信したDNNであってもよく、LADN DNNであってもよい。
【0253】
さらに、各装置は、第23の識別情報を送受信した場合、第23の識別情報が示すS-NSSAIに対応づけられるPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第23の識別情報を受信した場合、第23の識別情報が示すS-NSSAIに対応づけられるPDUセッションが確立されることを認識してもよい。さらに、UEは、第23の識別情報を受信した場合、ネットワークが選択、決定したS-NSSAIを認識してもよい。尚、第23の識別情報は、第23の識別情報と共に送受信される識別情報が示す一又は複数の機能をサポートするNSを識別するS-NSSAIであってよい。さらに、第23の識別情報は、登録手続きで受信したS-NSSAIであってもよく、S-NSSAIであってもよい。
【0254】
さらに、UEは、第24の識別情報を受信した場合、UEの要求の一部が許可されないこと認識してもよい。具体的には、UEは、第24の識別情報を受信した場合、UEの要求したPDUセッションタイプが許可されないことを認識してもよい。言い換えると、UEは、第24の識別情報を受信した場合、UEの要求したPDUセッションタイプ以外のPDUセッションタイプのPDUセッションが確立されることを認識してもよい。
【0255】
さらに、IPv4のみが許可されていることを示す理由値が設定された第24の識別情報を受信した場合、UEは、PDUセッションタイプとして、IPv4のみが許可されていることを認識してもよい。さらに、この場合、UEは、PDUセッションタイプとして、IPv6、及び/又はIPv4v6が許可されていないことを示してもよい。
【0256】
ここで、IPv4のみが許可されていることを示す理由値は、50番目の5GSM理由値であってよい。さらに、IPv4のみが許可されていることを示す理由値は、PDUセッションタイプとして、IPv4のみが許可されていることを示す理由値であってもよい。言い換えると、IPv4のみが許可されていることを示す理由値は、IPv4のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す理由値であってもよい。
【0257】
さらに、IPv4のみが許可されていることを示す理由値が設定された第24の識別情報を受信した場合、UEは挙動Aを実施してもよい。より詳細には、IPv4v6が設定された第11の識別情報を送信し、IPv4が設定された第21の識別情報、及びIPv4のみが許可されていることを示す理由値が設定された第24の識別情報を受信した場合、UEは挙動Aを実施してもよい。言い換えると、IPv4v6のPDUセッションタイプを要求し、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとIPv4のみが許可されていることを示す理由値が設定された第24の識別情報を受信した場合、UEは挙動Aを実施してもよい。
【0258】
尚、挙動Aは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されていることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Aは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Aは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されないように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Aは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0259】
さらに、UEは、挙動Aを実施している間、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されていてよい。さらに、UEは、挙動Aを実施している間、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されるように設定されていてもよい。さらに、UEは、挙動Aを実施している間、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止された状態であってもよい。
【0260】
さらに、挙動Aは、UEが新しいPLMNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEが新しいSNPNに登録されるまでの間実施されてもよい。より詳細には、UEがPLMNに登録されている場合、挙動Aは、UEが均等PLMN以外のPLMNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEがSNPNに登録されるまでの間実施されてもよい。さらに、UEがSNPNに登録されている場合、挙動Aは、UEが均等SNPN以外のSNPNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEがPLMNに登録されるまでの間実施されてもよい。
【0261】
言い換えると、UEがSNPNアクセスモードで作動していない場合、挙動Aは、UEが均等PLMN以外のPLMNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEがSNPNに登録されるまでの間実施されてもよい。さらに、UEがSNPNアクセスモードで作動している場合、挙動Aは、UEが均等SNPN以外のSNPNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEがPLMNに登録されるまでの間実施されてもよい。
【0262】
さらに、挙動Aは、PDUセッションタイプが変更されるまでの間実施されてもよい。さらに、挙動Aは、UEのスイッチがオフにされるまでの間実施されてもよいし、USIMが取り除かれるまでの間実施されてもよい。
【0263】
尚、均等PLMN以外のPLMNとは、均等PLMNのリストにないPLMNであってよい。言い換えると、UEが均等PLMN以外のPLMNに登録されるとは、UEが、均等PLMNのリストにない新しいPLMNに登録されることを示してもよい。
【0264】
さらに、均等PLMN以外のPLMNとは、均等PLMNのリストに含まれないPLMNであってよい。言い換えると、UEが均等PLMN以外のPLMNに登録されるとは、UEが、均等PLMNのリストに含まれない新しいPLMNに登録されることを示してもよい。
【0265】
さらに、均等SNPN以外のSNPNとは、均等SNPNのリストにないSNPNであってよい。言い換えると、UEが均等SNPN以外のSNPNに登録されるとは、UEが、均等SNPNのリストにない新しいSNPNに登録されることを示してもよい。
【0266】
さらに、均等SNPN以外のSNPNとは、均等SNPNのリストに含まれないSNPNであってよい。言い換えると、UEが均等SNPN以外のSNPNに登録されるとは、UEが、均等SNPNのリストに含まれない新しいSNPNに登録されることを示してもよい。
【0267】
ここで、同じDNNとは、本手続きにて、第12の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってよいし、第22の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってもよい。さらに、同じS-NSSAIとは、本手続きにて、第13の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよいし、第23の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってもよい。
【0268】
さらに、新たなPDUセッション確立手続きとは、本手続きとは別のPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、本手続きの完了後に実施されるPDUセッション確立手続きであってよい。さらに言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、本手続きの完了後に実施される、別のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0269】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0270】
さらに、IPv6のみが許可されていることを示す理由値が設定された第24の識別情報を受信した場合、UEは、PDUセッションタイプとして、IPv6のみが許可されていることを認識してもよい。さらに、この場合、UEは、PDUセッションタイプとして、IPv4、及び/又はIPv4v6が許可されていないことを示してもよい。
【0271】
ここで、IPv6のみが許可されていることを示す理由値は、51番目の5GSM理由値であってよい。さらに、IPv6のみが許可されていることを示す理由値は、PDUセッションタイプとして、IPv6のみが許可されていることを示す理由値であってもよい。言い換えると、IPv6のみが許可されていることを示す理由値は、IPv6のPDUセッションタイプのみが許可されていることを示す理由値であってもよい。
【0272】
さらに、IPv6のみが許可されていることを示す理由値が設定された第24の識別情報を受信した場合、UEは挙動Bを実施してもよい。より詳細には、IPv4v6が設定された第11の識別情報を送信し、IPv6が設定された第21の識別情報、及びIPv6のみが許可されていることを示す理由値が設定された第24の識別情報を受信した場合、UEは挙動Bを実施してもよい。言い換えると、IPv4v6のPDUセッションタイプを要求し、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとIPv6のみが許可されていることを示す理由値が設定された第24の識別情報を受信した場合、UEは挙動Bを実施してもよい。
【0273】
尚、挙動Bは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されていることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Bは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Bは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されないように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Bは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0274】
さらに、UEは、挙動Bを実施している間、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されていてよい。さらに、UEは、挙動Bを実施している間、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されるように設定されていてもよい。さらに、UEは、挙動Bを実施している間、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止された状態であってもよい。
【0275】
さらに、挙動Bは、UEが新しいPLMNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEが新しいSNPNに登録されるまでの間実施されてもよい。より詳細には、UEがPLMNに登録されている場合、挙動Bは、UEが均等PLMN以外のPLMNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEがSNPNに登録されるまでの間実施されてもよい。さらに、UEがSNPNに登録されている場合、挙動Bは、UEが均等SNPN以外のSNPNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEがPLMNに登録されるまでの間実施されてもよい。
【0276】
言い換えると、UEがSNPNアクセスモードで作動していない場合、挙動Bは、UEが均等PLMN以外のPLMNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEがSNPNに登録されるまでの間実施されてもよい。さらに、UEがSNPNアクセスモードで作動している場合、挙動Bは、UEが均等SNPN以外のSNPNに登録されるまでの間実施されてもよいし、UEがPLMNに登録されるまでの間実施されてもよい。
【0277】
さらに、挙動Bは、PDUセッションタイプが変更されるまでの間実施されてもよい。さらに、挙動Bは、UEのスイッチがオフにされるまでの間実施されてもよいし、USIMが取り除かれるまでの間実施されてもよい。
【0278】
尚、均等PLMN以外のPLMNとは、均等PLMNのリストにないPLMNであってよい。言い換えると、UEが均等PLMN以外のPLMNに登録されるとは、UEが、均等PLMNのリストにない新しいPLMNに登録されることを示してもよい。
【0279】
さらに、均等PLMN以外のPLMNとは、均等PLMNのリストに含まれないPLMNであってよい。言い換えると、UEが均等PLMN以外のPLMNに登録されるとは、UEが、均等PLMNのリストに含まれない新しいPLMNに登録されることを示してもよい。
【0280】
さらに、均等SNPN以外のSNPNとは、均等SNPNのリストにないSNPNであってよい。言い換えると、UEが均等SNPN以外のSNPNに登録されるとは、UEが、均等SNPNのリストにない新しいSNPNに登録されることを示してもよい。
【0281】
さらに、均等SNPN以外のSNPNとは、均等SNPNのリストに含まれないSNPNであってよい。言い換えると、UEが均等SNPN以外のSNPNに登録されるとは、UEが、均等SNPNのリストに含まれない新しいSNPNに登録されることを示してもよい。
【0282】
ここで、同じDNNとは、本手続きにて、第12の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってよいし、第22の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってもよい。さらに、同じS-NSSAIとは、本手続きにて、第13の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよいし、第23の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってもよい。
【0283】
さらに、新たなPDUセッション確立手続きとは、本手続きとは別のPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、本手続きの完了後に実施されるPDUセッション確立手続きであってよい。さらに言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、本手続きの完了後に実施される、別のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0284】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0285】
さらに、UEは、バックオフタイマー値を受信した場合、バックオフタイマー値をバックオフタイマーに設定してもよいし、受信したバックオフタイマー値を設定したバックオフタイマーを開始してもよい。ここで、UEは、バックオフタイマー値を受信した場合であっても、第24の識別情報を受信した場合、受信したバックオフタイマー値を無視してもよく、バックオフタイマーを開始しなくてもよい。逆に、UEは、バックオフタイマー値、及び第24の識別情報を受信した場合であっても、受信したバックオフタイマー値をバックオフタイマーに設定してもよく、受信したバックオフタイマー値を設定したバックオフタイマーを開始してもよい。
【0286】
さらに、UEは、第24の識別情報を受信した場合、本手続きの完了後、本手続きの完了、及び/又は第24の識別情報の受信に基づいて、他の条件でPDUセッション確立手続きを開始してよい。なお、UEがバックタイマを実行している場合、バックオフタイマーのカウントが満了後に、他の条件でPDUセッション確立手続きを開始してよい。
【0287】
ここで、UEが他の条件でPDUセッション確立手続きを開始するということは、例えば、UEが先に送信したDNNとは異なるDNNをDNN情報要素に設定しネットワークに送信することでPDUセッション確立手続きを開始することであってもよい。さらに、UEが他の条件でPDUセッション確立手続きを開始するということは、UEが先に送信したS-NSSAIとは異なるS-NSSAIをS-NSSAI情報要素に設定しネットワークに送信することでPDUセッション確立手続きを開始することであってもよい。
【0288】
さらに、UEが他の条件でPDUセッション確立手続きを開始するということは、UEが先に送信したPDUセッションタイプとは異なるPDUセッションタイプをPDUセッションタイプ情報要素に設定しネットワークに送信することでPDUセッション確立手続きを開始することであってもよい。さらに、UEが他の条件でPDUセッション確立手続きを開始するということは、UEが位置するエリアを変更してからPDUセッション確立要求メッセージを送信することでPDUセッション確立手続きを開始することであってもよい。
【0289】
さらに、UEが他の条件でPDUセッション確立手続きを開始するということは、UEがDNNを用いずに、PDUセッション確立手続きを開始することであってもよい。さらに、UEが他の条件でPDUセッション確立手続きを開始するということは、UEがS-NSSAIを用いずに、PDUセッション確立手続きを開始することであってもよい。
【0290】
UEは、第24の識別情報を受信した場合、本手続きの完了後、UEが要求したDNN、及び/又はS-NSSAI、及び/又はPDUセッションタイプを用いたPDUセッション確立手続きが、開始されない状態、又は停止された状態、又は禁止された状態に遷移してよい。ここで、UEが要求したDNN、及び/又はS-NSSAI、及び/又はPDUセッションタイプを用いたPDUセッション確立手続きとは、UEが先に要求したDNN、及び/又はS-NSSAI、及び/又はPDUセッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージを送信することで開始されるPDUセッション確立手続きの事であってよい。言い換えると、第24の識別情報を受信した場合、UEは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAI、及び/又は同じPDUセッションタイプを用いたPDUセッション確立手続きが禁止されていてもよいし、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと共に、同じPDUセッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されていてもよい。
【0291】
UEは、第24の識別情報を受信した場合、本手続きの完了後、一定期間、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAI、及び/又は同じPDUセッションタイプを用いたPDUセッション確立手続きが禁止されている状態に遷移してもよい。さらに、UEは、第24の識別情報を受信した場合、本手続きの完了後、一定期間、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと共に、同じPDUセッションタイプを含むPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されている状態に遷移してもよい。ここで、一定期間は、バックオフタイマー値で設定される期間であってもよいし、その他ネットワーク又はUEが設定する期間であってよい。
【0292】
[3.2.3. RRCコネクション解放手続き]
次に、RRCコネクションを解放、又はサスペンドするために行うRRCコネクション解放手続き (RRC connection release procedure) の概要について、
図9を用いて説明する。RRCコネクション解放手続きは、5GSにおける手続きである。以下、本手続きとはRRCコネクション解放手続きを指す。RRCコネクション解放手続きは、各装置がRRCコネクションを解放、又はサスペンドする為の手続きである。尚、アクセスネットワーク内の基地局装置は、RRCコネクション解放手続きを、登録手続きが完了して登録状態となった任意のタイミングで開始することができる。また、各装置は、RRCコネクション解放手続きの完了に基づいて、RRCコネクションを解放、又はサスペンドしてもよい。
【0293】
尚、RRCコネクション解放手続きは、アクセスネットワーク内の基地局装置が主導して開始される手続きであってよいし、コアネットワーク装置が要求して開始される手続きであってよい。さらに、RRCコネクション解放手続きは、UEからのRRCメッセージの送信がトリガになって開始される手続きであってもよい。
【0294】
例えば、アクセスネットワーク内の基地局装置、及び/又はコアネットワーク装置は、UEの状態の変化に基づいて、RRCコネクション解放手続きを開始してもよいし、UEの加入者情報の変更に基づいて、RRCコネクション解放手続きを開始してもよい。さらに、アクセスネットワーク内の基地局装置、及び/又はコアネットワーク装置は、ネットワークの設定の変更に基づいて、RRCコネクション解放手続きを開始してもよいし、ネットワークの状態の変更に基づいて、RRCコネクション解放手続きを開始してもよい。さらに、アクセスネットワーク内の基地局装置、及び/又はコアネットワーク装置は、ユーザデータの送受信部がなくなったことの検知に基づいて、RRCコネクション解放手続きを開始してもよいし、RRCコネクションが不要になったことの検知に基づいて、RRCコネクション解放手続きを開始してもよい。尚、アクセスネットワーク内の基地局装置、及び/又はコアネットワーク装置が、RRCコネクション解放手続きを開始するトリガはこれらに限らなくてよい。
【0295】
まず、アクセスネットワーク内の基地局装置(gNB)は、UEにRRC解放 (RRC release) メッセージを送信することにより(S1000)、RRCコネクション解放手続きを開始する。
【0296】
具体的には、gNBは、Uuインターフェースを介して、UEに、RRC解放メッセージを送信する(S1000)。尚、RRC解放メッセージは、RRCメッセージであってよい。
【0297】
ここで、gNBは、少なくとも第1の識別情報を、RRC解放メッセージに含めて送信してもよい。これらの識別情報は、これらのメッセージに含められることで、gNBの要求を示してもよい。
【0298】
さらに、gNBは、第1の識別情報を送信することで、RRCコネクションをサスペンドされることを示してもよい。言い換えると、gNBは、第1の識別情報を送信することで、RRCコネクションの状態を非有効化にしてもよいし、RRCコネクションの状態をサスペンド状態にしてもよい。
【0299】
さらに、gNBは、第1の識別情報を送信することで、UEに、RRCコネクションをサスペンドするように指示してもよい。さらに、gNBは、第1の識別情報を送信することで、UEに、RRCコネクションの状態を非有効化するように指示してもよいし、RRCコネクションの状態をサスペンドにするように指示してもよい。
【0300】
ここで、RRCコネクションをサスペンドするとは、RRCコネクションを非有効化状態にすることを意味してもよい。さらに、RRCコネクションの状態を非有効化するとは、RRCレイヤの状態を非有効化することを意味してもよい。さらに、RRCコネクションの状態をサスペンドにするとは、RRCレイヤの状態をサスペンドにすることを意味してもよい。
【0301】
さらに、gNBは、第1の識別情報を送信することで、RRC_INACTIVE状態に遷移してもよい。さらに、gNBは、第1の識別情報を送信することで、UEに、RRC_INACTIVE状態に遷移するように指示してもよい。
【0302】
UEは、RRC解放メッセージを受信する(S900)。UEは、RRC解放メッセージの受信に基づいて、RRC解放メッセージに含まれる識別情報を認識、記憶してもよい。
【0303】
さらに、UE_Rは、RRC解放メッセージの受信に基づいて、RRCコネクションを解放してもよいし、RRCコネクションをサスペンドしてもよい。さらに、UE_Rは、RRC解放メッセージの受信に基づいて、RRCコネクションの状態を非有効化にしてもよいし、RRCコネクションの状態をサスペンドにしてもよい。
【0304】
さらに、UE_Rは、RRC解放メッセージの受信に基づいて、上位レイヤに、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報を送信してもよい。さらに、UE_Rは、RRC解放メッセージの受信に基づいて、RRC_INACTIVE状態に遷移してもよい。
【0305】
ここで、UE_Rは、UEのRRCレイヤの機能を担う機能部であってもよい。さらに、上位レイヤとは、NASレイヤであってよい。さらに、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報は、RRCコネクションがサスペンドされたことを示すインディケーションであってもよい。さらに、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報は、第1の識別情報であってもよい。
【0306】
さらに、UE_Nは、下位レイヤから、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報を受信してもよい。さらに、UE_Nは、下位レイヤからの、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報の受信に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationに遷移してもよい。より詳細には、UE_Nは、下位レイヤからの、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報の受信に基づいて、5GMM-CONNECTED modeから5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationに遷移してもよい。
【0307】
ここで、UE_Nは、下位レイヤからの、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報の受信に基づいて、3GPPアクセスの状態のみを、5GMM-CONNECTED modeから5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationに遷移してもよい。言い換えると、UE_Nは、下位レイヤから、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報を受信したとしても、non-3GPPアクセスの状態に関しては、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationに遷移しなくてもよい。
【0308】
ここで、UE_Nは、UEのNASレイヤの機能を担う機能部であってもよい。言い換えると、UE_Nは、UEのNASレイヤの機能を担う送受信部であってもよいし、UEのNASレイヤの機能を担う機能部であってもよい。さらに、下位レイヤとは、RRCレイヤであってよい。さらに、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報は、RRCコネクションがサスペンドされたことを示すインディケーションであってもよい。さらに、RRCコネクションがサスペンドされたことを示す情報は、第1の識別情報であってもよい。
【0309】
各装置は、RRC解放の送受信、及び/又は各状態への遷移に基づいて、RRCコネクション解放手続きを完了する。尚、各装置は、本手続きの完了に基づいて、RRCコネクション解放してもよいし、RRCコネクションをサスペンドしてもよい。さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、RRCコネクションがサスペンドされた状態に遷移してもよいし、RRCコネクションが非有効化された状態に遷移してもよい。さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、RRC_INACTIVE状態に遷移してもよい。
【0310】
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationに遷移してもよい。より詳細には、各装置は、本手続きの完了に基づいて、5GMM-CONNECTED modeから5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationに遷移してもよい。
【0311】
[4. 第1の実施形態]
次に、第1の実施形態について説明する。以下、第1の実施形態を本実施形態と称する。本実施形態では、UEは、第1から4の手続きの中から、一又複数の手続きを選択し、実行する。
【0312】
尚、UEは、第1から4の手続きの内、どの手続きを実行するかを、UEの設定情報、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモード、及び/又はUEの能力情報に基づいて決定してもよい。
【0313】
[4.1. 第1の手続き]
次に、第1の手続きについて、
図6を用いて説明する。以下、第1の手続きを本手続きと称する。第1の手続きでは、まず、UEが第1のネットワーク選択を行う(S600)。次に、第1のネットワーク選択に基づいて、UEは、選択されたネットワークに接続し、登録手続きを開始する(S602)。次に、各装置は、UEが開始した登録手続きを行う(S602)。次に、各装置は、UEが開始したPDUセッション確立手続きを行うことにより(S604)、PDUセッションを確立し、UEとDNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、各装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を行う。
【0314】
次に、各装置は、任意のタイミングにおいて、RRCコネクション解放手続きを行ってもよい(S606)。尚、各装置は、RRCコネクション解放手続きを行わずに、次のステップに進んでもよい。
【0315】
次に、UEは、任意のタイミングにおいて、第2のネットワーク選択を行う(S608)。次に、第2のネットワーク選択に基づいて、UEは、選択されたネットワークに接続し、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きを開始する(S610)(S612)。次に、各装置は、UEが開始した登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きを行う(S610)(S612)。次に、各装置は、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、UEとDNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、各装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を行う。以上により、第1の手続きは完了する。
【0316】
ここで、UEは、UEの状態の変化に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、UEの設定加入者情報の変更に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。さらに、UEは、UEの設定の変更に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、UEの移動に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。さらに、UEは、ネットワークから制御メッセージの受信に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、ネットワークからの指示に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。ここで、制御メッセージは、NASメッセージであってもよいし、NASメッセージ以外の制御メッセージであってもよい。具体的には、制御メッセージは、非登録要求メッセージであってもよいし、登録拒絶メッセージであってもよい。尚、UEが、第2のネットワーク選択を実行するトリガはこれらに限らなくてよい。
【0317】
尚、第1の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択において、PLMN選択を実施し、PLMNを選択してもよい。より詳細には、UEは、UEの設定情報、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモード、及び/又はUEの能力情報に基づいて、第1のネットワーク選択において、PLMNを選択してもよい。具体的には、UEは、SNPNアクセスモードで作動していない場合、第1のネットワーク選択において、PLMN選択を実施し、PLMNを選択してもよい。
【0318】
さらに、第1の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、PLMNに登録されてもよい。言い換えると、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、PLMNに登録された状態に遷移してもよい。さらに、第1の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択の完了後、PLMNに登録されていてよい。言い換えると、PLMNに登録された状態であってよい。
【0319】
さらに、第1の手続きでは、UEは、第2のネットワーク選択において、PLMN選択を実施し、PLMNを選択してもよい。より詳細には、UEは、UEの設定情報、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモード、及び/又はUEの能力情報に基づいて、第2のネットワーク選択において、PLMNを選択してもよい。さらに、UEは、UEの設定情報の変更、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモードの変更、及び/又はUEの能力情報の変更に基づいて、第2のネットワーク選択において、PLMNを選択してもよい。具体的には、UEは、SNPNアクセスモードで作動していない場合、第2のネットワーク選択において、PLMN選択を実施し、PLMNを選択してもよい。
【0320】
また、UEは、第1のネットワーク選択において、PLMNを選択した場合、SNPNアクセスモードが作動されていない状態に遷移してもよい。さらに、UEは、第2のネットワーク選択において、PLMNを選択した場合、SNPNアクセスモードが作動されていない状態に遷移してもよい。
【0321】
さらに、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、PLMNを選択してもよいし、選択したPLMNに接続してもよいし、その両方を実施してもよい。さらに、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、PLMNが選択された状態に遷移してもよいし、PLMNに登録された状態に遷移してもよい。
【0322】
さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、新しいPLMNを選択してもよいし、現在のPLMNから新しいPLMNに移動してもよいし、その両方を実施してもよい。さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、新しいPLMNが選択された状態に遷移してもよいし、現在のPLMNに登録された状態から新しいPLMNに登録された状態に遷移してもよい。
【0323】
さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよいし、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。
【0324】
具体的には、UEは、均等PLMN以外のPLMNの選択に基づいて、5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。言い換えると、UEは、均等PLMN以外のPLMNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。より詳細には、UEは、PLMNに登録されている場合、均等PLMN以外のPLMNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。さらに、UEは、SNPNアクセスモードで作動していない場合、均等PLMN以外のPLMNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0325】
さらに、UEは、均等PLMN以外のPLMNの選択に基づいて、3GPPアクセスの状態のみを、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0326】
逆に、UEは、均等PLMNであるPLMNの選択に基づいて、5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。言い換えると、UEは、均等PLMNであるPLMNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。より詳細には、UEは、PLMNに登録されている場合、均等PLMNであるPLMNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。さらに、UEは、SNPNアクセスモードで作動していない場合、均等PLMNであるPLMNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。
【0327】
尚、均等PLMN以外のPLMNの選択とは、登録PLMN対する均等PLMNではないPLMNが、新しいPLMNとして選択されることを示してもよい。さらに、均等PLMN以外のPLMNの選択とは、登録PLMN対する均等PLMNではないPLMNが新しいPLMNとして選択され、選択された新しいPLMNに、UEが入ることであってもよい。
【0328】
さらに、均等PLMNであるPLMNの選択とは、均等PLMNのリストにあるPLMNが、新しいPLMNとして選択されることを示してもよい。さらに、均等PLMNであるPLMNの選択とは、均等PLMNのリストにあるPLMNが、新しいPLMNとして選択され、選択された新しいPLMNに、UEが入ることであってもよい。言い換えると、均等PLMNであるPLMNの選択とは、均等PLMNのリストに含まれるPLMNが新しいPLMNとして選択され、選択された新しいPLMNに、UEが入ることであってもよい。
【0329】
さらに、UEは、第2のネットワーク登録に基づいて、挙動Cを実施してもよいし、挙動Aを継続してもよい。
【0330】
具体的には、UEは、均等PLMN以外のPLMNの登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。言い換えると、UEは、挙動Aを実施している場合、均等PLMN以外のPLMNの登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。
【0331】
逆に、UEは、均等PLMNであるPLMNの登録に基づいて、挙動Aを継続してもよい。言い換えると、UEは、挙動Aを実施している場合、均等PLMNであるPLMNの登録に基づいて、挙動Aを継続してもよい。
【0332】
ここで、挙動Aは、PDUセッション確立手続き中にある挙動Aと同様であってよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止を解除する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0333】
さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可される挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0334】
さらに、UEは、第2のネットワーク登録に基づいて、挙動Dを実施してもよいし、挙動Bを継続してもよい。
【0335】
具体的には、UEは、均等PLMN以外のPLMNの登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。言い換えると、UEは、挙動Bを実施している場合、均等PLMN以外のPLMNの登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。
【0336】
逆に、UEは、均等PLMNであるPLMNの登録に基づいて、挙動Bを継続してもよい。言い換えると、UEは、挙動Bを実施している場合、均等PLMNであるPLMNの登録に基づいて、挙動Bを継続してもよい。
【0337】
ここで、挙動Bは、PDUセッション確立手続き中にある挙動Bと同様であってよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止を解除する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0338】
さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可される挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0339】
尚、均等PLMN以外のPLMNの登録とは、登録PLMN対する均等PLMNではない新しいPLMNに登録されることを示してもよい。さらに、均等PLMNであるPLMNの登録とは、均等PLMNのリストにある新しいPLMNに登録されることを示してもよい。
【0340】
さらに、同じDNNとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、送受信されたDNNと同じDNNであってよい。言い換えると、同じDNNとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、第12の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってよいし、第22の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってもよい。さらに、同じS-NSSAIとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよい。言い換えると、さらに、同じS-NSSAIとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、第13の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよいし、第23の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってもよい。
【0341】
ここで、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きとは別のPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きの完了後に実施されるPDUセッション確立手続きであってよい。さらに言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きの完了後に実施される、別のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0342】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0343】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0344】
さらに、PDUセッション確立手続きの要求が拒絶された場合、各装置は、PDUセッションを確立しなくてよい。この場合、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了後に、PDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる情報に基づいた処理を実施してもよいし、PDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる情報に基づいた処理を実施することで、第1の手続きを完了してもよい。
【0345】
[4.2. 第2の手続き]
次に、第2の手続きについて、
図6を用いて説明する。以下、第2の手続きを本手続きと称する。第2の手続きでは、まず、UEが第1のネットワーク選択を行う(S600)。次に、第1のネットワーク選択に基づいて、UEは、選択されたネットワークに接続し、登録手続きを開始する(S602)。次に、各装置は、UEが開始した登録手続きを行う(S602)。次に、各装置は、UEが開始したPDUセッション確立手続きを行うことにより(S604)、PDUセッションを確立し、UEとDNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、各装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を行う。
【0346】
次に、各装置は、任意のタイミングにおいて、RRCコネクション解放手続きを行ってもよい(S606)。尚、各装置は、RRCコネクション解放手続きを行わずに、次のステップに進んでもよい。
【0347】
次に、UEは、任意のタイミングにおいて、第2のネットワーク選択を行う(S608)。次に、第2のネットワーク選択に基づいて、UEは、選択されたネットワークに接続し、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きを開始する(S610)(S612)。次に、各装置は、UEが開始した登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きを行う(S610)(S612)。次に、各装置は、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、UEとDNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、各装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を行う。以上により、第2の手続きは完了する。
【0348】
ここで、UEは、UEの状態の変化に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、UEの設定加入者情報の変更に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。さらに、UEは、UEの設定の変更に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、UEの移動に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。さらに、UEは、ネットワークから制御メッセージの受信に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、ネットワークからの指示に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。ここで、制御メッセージは、NASメッセージであってもよいし、NASメッセージ以外の制御メッセージであってもよい。具体的には、制御メッセージは、非登録要求メッセージであってもよいし、登録拒絶メッセージであってもよい。尚、UEが、第2のネットワーク選択を実行するトリガはこれらに限らなくてよい。
【0349】
尚、第2の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択において、PLMN選択を実施し、PLMNを選択してもよい。より詳細には、UEは、UEの設定情報、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモード、及び/又はUEの能力情報に基づいて、第1のネットワーク選択において、PLMNを選択してもよい。具体的には、UEは、SNPNアクセスモードで作動していない場合、第1のネットワーク選択において、PLMN選択を実施し、PLMNを選択してもよい。
【0350】
さらに、第2の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、PLMNに登録されてもよい。言い換えると、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、PLMNに登録された状態に遷移してもよい。さらに、第2の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択の完了後、PLMNに登録されていてよい。言い換えると、PLMNに登録された状態であってよい。
【0351】
さらに、第2の手続きでは、UEは、第2のネットワーク選択において、SNPN選択を実施し、SNPNを選択してもよい。より詳細には、UEは、UEの設定情報、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモード、及び/又はUEの能力情報に基づいて、第2のネットワーク選択において、SNPNを選択してもよい。さらに、UEは、UEの設定情報の変更、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモードの変更、及び/又はUEの能力情報の変更に基づいて、第2のネットワーク選択において、SNPNを選択してもよい。具体的には、UEは、SNPNアクセスモードで作動している場合、第2のネットワーク選択において、PLMN選択の代わりに、SNPN選択を実施し、SNPNを選択してもよい。
【0352】
また、UEは、第1のネットワーク選択において、PLMNを選択した場合、SNPNアクセスモードが作動されていない状態に遷移してもよい。さらに、UEは、第2のネットワーク選択において、SNPNを選択した場合、SNPNアクセスモードが作動されている状態に遷移してもよい。
【0353】
さらに、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、PLMNを選択してもよいし、選択したPLMNに接続してもよいし、その両方を実施してもよい。さらに、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、PLMNが選択された状態に遷移してもよいし、PLMNに登録された状態に遷移してもよい。
【0354】
さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、SNPNを選択してもよいし、PLMNからSNPNに移動してもよいし、その両方を実施してもよい。さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、SNPNが選択された状態に遷移してもよいし、PLMNに登録された状態からSNPNに登録された状態に遷移してもよい。
【0355】
さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0356】
具体的には、UEは、SNPNの選択に基づいて、5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。言い換えると、UEは、SNPNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。より詳細には、UEは、PLMNに登録されている場合、SNPNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。さらに、UEは、SNPNアクセスモードで作動していない場合、SNPNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0357】
さらに、UEは、SNPNの選択に基づいて、3GPPアクセスの状態のみを、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0358】
尚、SNPNの選択とは、新しいSNPNが選択されることを示してもよい。さらに、SNPNの選択とは、新しいSNPNが選択され、選択された新しいSNPNに、UEが入ることであってもよい。
【0359】
さらに、UEは、第2のネットワーク登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。
【0360】
具体的には、UEは、新しいSNPNへの登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。言い換えると、UEは、挙動Aを実施している場合、新しいSNPNへの登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。
【0361】
ここで、挙動Aは、PDUセッション確立手続き中にある挙動Aと同様であってよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止を解除する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0362】
さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可される挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0363】
さらに、UEは、第2のネットワーク登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。
【0364】
具体的には、UEは、新しいSNPNへの登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。言い換えると、UEは、挙動Bを実施している場合、新しいSNPNへの登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。
【0365】
ここで、挙動Bは、PDUセッション確立手続き中にある挙動Bと同様であってよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止を解除する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0366】
さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可される挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0367】
尚、新しいSNPNへの登録とは、新しいSNPNに登録されることを示してもよい。
【0368】
さらに、同じDNNとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、送受信されたDNNと同じDNNであってよい。言い換えると、同じDNNとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、第12の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってよいし、第22の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってもよい。さらに、同じS-NSSAIとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよい。言い換えると、さらに、同じS-NSSAIとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、第13の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよいし、第23の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってもよい。
【0369】
ここで、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きとは別のPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きの完了後に実施されるPDUセッション確立手続きであってよい。さらに言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きの完了後に実施される、別のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0370】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0371】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0372】
さらに、PDUセッション確立手続きの要求が拒絶された場合、各装置は、PDUセッションを確立しなくてよい。この場合、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了後に、PDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる情報に基づいた処理を実施してもよいし、PDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる情報に基づいた処理を実施することで、第2の手続きを完了してもよい。
【0373】
[4.3. 第3の手続き]
次に、第3の手続きについて、
図6を用いて説明する。以下、第3の手続きを本手続きと称する。第3の手続きでは、まず、UEが第1のネットワーク選択を行う(S600)。次に、第1のネットワーク選択に基づいて、UEは、選択されたネットワークに接続し、登録手続きを開始する(S602)。次に、各装置は、UEが開始した登録手続きを行う(S602)。次に、各装置は、UEが開始したPDUセッション確立手続きを行うことにより(S604)、PDUセッションを確立し、UEとDNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、各装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を行う。
【0374】
次に、各装置は、任意のタイミングにおいて、RRCコネクション解放手続きを行ってもよい(S606)。尚、各装置は、RRCコネクション解放手続きを行わずに、次のステップに進んでもよい。
【0375】
次に、UEは、任意のタイミングにおいて、第2のネットワーク選択を行う(S608)。次に、第2のネットワーク選択に基づいて、UEは、選択されたネットワークに接続し、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きを開始する(S610)(S612)。次に、各装置は、UEが開始した登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きを行う(S610)(S612)。次に、各装置は、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、UEとDNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、各装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を行う。以上により、第3の手続きは完了する。
【0376】
ここで、UEは、UEの状態の変化に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、UEの設定加入者情報の変更に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。さらに、UEは、UEの設定の変更に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、UEの移動に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。さらに、UEは、ネットワークから制御メッセージの受信に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、ネットワークからの指示に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。ここで、制御メッセージは、NASメッセージであってもよいし、NASメッセージ以外の制御メッセージであってもよい。具体的には、制御メッセージは、非登録要求メッセージであってもよいし、登録拒絶メッセージであってもよい。尚、UEが、第2のネットワーク選択を実行するトリガはこれらに限らなくてよい。
【0377】
尚、第3の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択において、SNPN選択を実施し、SNPNを選択してもよい。より詳細には、UEは、UEの設定情報、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモード、及び/又はUEの能力情報に基づいて、第1のネットワーク選択において、SNPNを選択してもよい。具体的には、UEは、SNPNアクセスモードで作動している場合、第1のネットワーク選択において、PLMN選択の代わりに、SNPN選択を実施し、SNPNを選択してもよい。
【0378】
さらに、第3の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、SNPNに登録されてもよい。言い換えると、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、SNPNに登録された状態に遷移してもよい。さらに、第3の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択の完了後、SNPNに登録されていてよい。言い換えると、SNPNに登録された状態であってよい。
【0379】
さらに、第3の手続きでは、UEは、第2のネットワーク選択において、PLMN選択を実施し、PLMNを選択してもよい。より詳細には、UEは、UEの設定情報、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモード、及び/又はUEの能力情報に基づいて、第2のネットワーク選択において、PLMNを選択してもよい。さらに、UEは、UEの設定情報の変更、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモードの変更、及び/又はUEの能力情報の変更に基づいて、第2のネットワーク選択において、PLMNを選択してもよい。具体的には、UEは、SNPNアクセスモードで作動していない場合、第2のネットワーク選択において、PLMN選択を実施し、PLMNを選択してもよい。
【0380】
また、UEは、第1のネットワーク選択において、SNPNを選択した場合、SNPNアクセスモードが作動されている状態に遷移してもよい。さらに、UEは、第2のネットワーク選択において、PLMNを選択した場合、SNPNアクセスモードが作動されていない状態に遷移してもよい。
【0381】
さらに、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、SNPNを選択してもよいし、選択したSNPNに接続してもよいし、その両方を実施してもよい。さらに、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、SNPNが選択された状態に遷移してもよいし、SNPNに登録された状態に遷移してもよい。
【0382】
さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、PLMNを選択してもよいし、SNPNからPLMNに移動してもよいし、その両方を実施してもよい。さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、PLMNが選択された状態に遷移してもよいし、SNPNに登録された状態からPLMNに登録された状態に遷移してもよい。
【0383】
さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0384】
具体的には、UEは、PLMNの選択に基づいて、5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。言い換えると、UEは、PLMNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。より詳細には、UEは、SNPNに登録されている場合、PLMNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。さらに、UEは、SNPNアクセスモードで作動している場合、PLMNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0385】
さらに、UEは、PLMNの選択に基づいて、3GPPアクセスの状態のみを、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0386】
尚、PLMNの選択とは、新しいPLMNが選択されることを示してもよい。さらに、PLMNの選択とは、新しいPLMNが選択され、選択された新しいPLMNに、UEが入ることであってもよい。
【0387】
さらに、UEは、第2のネットワーク登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。
【0388】
具体的には、UEは、新しいPLMNへの登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。言い換えると、UEは、挙動Aを実施している場合、新しいPLMNへの登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。
【0389】
ここで、挙動Aは、PDUセッション確立手続き中にある挙動Aと同様であってよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止を解除する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0390】
さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可される挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0391】
さらに、UEは、第2のネットワーク登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。
【0392】
具体的には、UEは、新しいPLMNへの登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。言い換えると、UEは、挙動Bを実施している場合、新しいPLMNへの登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。
【0393】
ここで、挙動Bは、PDUセッション確立手続き中にある挙動Bと同様であってよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止を解除する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0394】
さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可される挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0395】
尚、新しいPLMNへの登録とは、新しいPLMNに登録されることを示してもよい。
【0396】
さらに、同じDNNとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、送受信されたDNNと同じDNNであってよい。言い換えると、同じDNNとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、第12の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってよいし、第22の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってもよい。さらに、同じS-NSSAIとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよい。言い換えると、さらに、同じS-NSSAIとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、第13の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよいし、第23の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってもよい。
【0397】
ここで、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きとは別のPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きの完了後に実施されるPDUセッション確立手続きであってよい。さらに言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きの完了後に実施される、別のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0398】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0399】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0400】
さらに、PDUセッション確立手続きの要求が拒絶された場合、各装置は、PDUセッションを確立しなくてよい。この場合、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了後に、PDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる情報に基づいた処理を実施してもよいし、PDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる情報に基づいた処理を実施することで、第3の手続きを完了してもよい。
【0401】
[4.4. 第4の手続き]
次に、第4の手続きについて、
図6を用いて説明する。以下、第4の手続きを本手続きと称する。第4の手続きでは、まず、UEが第1のネットワーク選択を行う(S600)。次に、第1のネットワーク選択に基づいて、UEは、選択されたネットワークに接続し、登録手続きを開始する(S602)。次に、各装置は、UEが開始した登録手続きを行う(S602)。次に、各装置は、UEが開始したPDUセッション確立手続きを行うことにより(S604)、PDUセッションを確立し、UEとDNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、各装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を行う。
【0402】
次に、各装置は、任意のタイミングにおいて、RRCコネクション解放手続きを行ってもよい(S606)。尚、各装置は、RRCコネクション解放手続きを行わずに、次のステップに進んでもよい。
【0403】
次に、UEは、任意のタイミングにおいて、第2のネットワーク選択を行う(S608)。次に、第2のネットワーク選択に基づいて、UEは、選択されたネットワークに接続し、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きを開始する(S610)(S612)。次に、各装置は、UEが開始した登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きを行う(S610)(S612)。次に、各装置は、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、UEとDNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、各装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を行う。以上により、第4の手続きは完了する。
【0404】
ここで、UEは、UEの状態の変化に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、UEの設定加入者情報の変更に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。さらに、UEは、UEの設定の変更に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、UEの移動に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。さらに、UEは、ネットワークから制御メッセージの受信に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよいし、ネットワークからの指示に基づいて、第2のネットワーク選択を実行してもよい。ここで、制御メッセージは、NASメッセージであってもよいし、NASメッセージ以外の制御メッセージであってもよい。具体的には、制御メッセージは、非登録要求メッセージであってもよいし、登録拒絶メッセージであってもよい。尚、UEが、第2のネットワーク選択を実行するトリガはこれらに限らなくてよい。
【0405】
尚、第4の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択において、SNPN選択を実施し、SNPNを選択してもよい。より詳細には、UEは、UEの設定情報、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモード、及び/又はUEの能力情報に基づいて、第1のネットワーク選択において、SNPNを選択してもよい。具体的には、UEは、SNPNアクセスモードで作動している場合、第1のネットワーク選択において、PLMN選択の代わりに、SNPN選択を実施し、SNPNを選択してもよい。
【0406】
さらに、第4の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、SNPNに登録されてもよい。言い換えると、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、SNPNに登録された状態に遷移してもよい。さらに、第4の手続きでは、UEは、第1のネットワーク選択の完了後、SNPNに登録されていてよい。言い換えると、SNPNに登録された状態であってよい。
【0407】
さらに、第4の手続きでは、UEは、第2のネットワーク選択において、SNPN選択を実施し、SNPNを選択してもよい。より詳細には、UEは、UEの設定情報、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモード、及び/又はUEの能力情報に基づいて、第2のネットワーク選択において、SNPNを選択してもよい。さらに、UEは、UEの設定情報の変更、及び/又はネットワークから受信した情報、及び/又はUEのモードの変更、及び/又はUEの能力情報の変更に基づいて、第2のネットワーク選択において、SNPNを選択してもよい。具体的には、UEは、SNPNアクセスモードで作動している場合、第2のネットワーク選択において、PLMN選択の代わりに、SNPN選択を実施し、SNPNを選択してもよい。
【0408】
また、UEは、第1のネットワーク選択において、SNPNを選択した場合、SNPNアクセスモードが作動されている状態に遷移してもよい。さらに、UEは、第2のネットワーク選択において、SNPNを選択した場合、SNPNアクセスモードが作動されている状態に遷移してもよい。
【0409】
さらに、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、SNPNを選択してもよいし、選択したSNPNに接続してもよいし、その両方を実施してもよい。さらに、UEは、第1のネットワーク選択に基づいて、SNPNが選択された状態に遷移してもよいし、SNPNに登録された状態に遷移してもよい。
【0410】
さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、新しいSNPNを選択してもよいし、現在のSNPNから新しいSNPNに移動してもよいし、その両方を実施してもよい。さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、新しいSNPNが選択された状態に遷移してもよいし、現在のSNPNに登録された状態から新しいSNPNに登録された状態に遷移してもよい。
【0411】
さらに、UEは、第2のネットワーク選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよいし、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。
【0412】
具体的には、UEは、均等SNPN以外のSNPNの選択に基づいて、5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。言い換えると、UEは、均等SNPN以外のSNPNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。より詳細には、UEは、SNPNに登録されている場合、均等SNPN以外のSNPNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。さらに、UEは、SNPNアクセスモードで作動している場合、均等SNPN以外のSNPNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0413】
さらに、UEは、均等SNPN以外のSNPNの選択に基づいて、3GPPアクセスの状態のみを、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移してもよい。
【0414】
逆に、UEは、均等SNPNであるSNPNの選択に基づいて、5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。言い換えると、UEは、均等SNPNであるSNPNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。より詳細には、UEは、SNPNに登録されている場合、均等SNPNであるSNPNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。さらに、UEは、SNPNアクセスモードで作動している場合、均等SNPNであるSNPNの選択に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationから5GMM-IDLE modeに遷移しなくてもよい。
【0415】
尚、均等SNPN以外のSNPNの選択とは、登録SNPN対する均等SNPNではないSNPNが、新しいSNPNとして選択されることを示してもよい。さらに、均等SNPN以外のSNPNの選択とは、登録SNPN対する均等SNPNではないSNPNが新しいSNPNとして選択され、選択された新しいSNPNに、UEが入ることであってもよい。
【0416】
さらに、均等SNPNであるSNPNの選択とは、均等SNPNのリストにあるSNPNが、新しいSNPNとして選択されることを示してもよい。さらに、均等SNPNであるSNPNの選択とは、均等SNPNのリストにあるSNPNが新しいSNPNとして選択され、選択された新しいSNPNに、UEが入ることであってもよい。言い換えると、均等SNPNであるSNPNの選択とは、均等SNPNのリストに含まれるSNPNが新しいSNPNとして選択され、選択された新しいSNPNに、UEが入ることであってもよい。
【0417】
さらに、UEは、第2のネットワーク登録に基づいて、挙動Cを実施してもよいし、挙動Aを継続してもよい。
【0418】
具体的には、UEは、均等SNPN以外のSNPNの登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。言い換えると、UEは、挙動Aを実施している場合、均等SNPN以外のSNPNの登録に基づいて、挙動Cを実施してもよい。
【0419】
逆に、UEは、均等SNPNであるSNPNの登録に基づいて、挙動Aを継続してもよい。言い換えると、UEは、挙動Aを実施している場合、均等SNPNであるSNPNの登録に基づいて、挙動Aを継続してもよい。
【0420】
ここで、挙動Aは、PDUセッション確立手続き中にある挙動Aと同様であってよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止を解除する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0421】
さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可される挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Cは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0422】
さらに、UEは、第2のネットワーク登録に基づいて、挙動Dを実施してもよいし、挙動Bを継続してもよい。
【0423】
具体的には、UEは、均等SNPN以外のSNPNの登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。言い換えると、UEは、挙動Bを実施している場合、均等SNPN以外のSNPNの登録に基づいて、挙動Dを実施してもよい。
【0424】
逆に、UEは、均等SNPNであるSNPNの登録に基づいて、挙動Bを継続してもよい。言い換えると、UEは、挙動Bを実施している場合、均等SNPNであるSNPNの登録に基づいて、挙動Bを継続してもよい。
【0425】
ここで、挙動Bは、PDUセッション確立手続き中にある挙動Bと同様であってよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止を解除する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始の禁止が解除された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0426】
さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可される挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されることを認識する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きが開始されるように設定する挙動であってもよい。さらに、挙動Dは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きの開始が許可された状態に遷移する挙動であってもよい。
【0427】
尚、均等SNPN以外のSNPNの登録とは、登録SNPN対する均等SNPNではない新しいSNPNに登録されることを示してもよい。さらに、均等SNPNであるSNPNの登録とは、均等SNPNのリストにある新しいSNPNに登録されることを示してもよい。
【0428】
さらに、同じDNNとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、送受信されたDNNと同じDNNであってよい。言い換えると、同じDNNとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、第12の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってよいし、第22の識別情報に含めて送受信されたDNNと同じDNNであってもよい。さらに、同じS-NSSAIとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよい。言い換えると、さらに、同じS-NSSAIとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きにて、第13の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってよいし、第23の識別情報に含めて送受信されたS-NSSAIと同じS-NSSAIであってもよい。
【0429】
ここで、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きとは別のPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きの完了後に実施されるPDUセッション確立手続きであってよい。さらに言い換えると、新たなPDUセッション確立手続きとは、以前に実施したPDUセッション確立手続きの完了後に実施される、別のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0430】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv6が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0431】
さらに、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、新たなPDUセッション確立手続きであってよい。言い換えると、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプとを用いた、新たなPDUセッション確立手続きとは、同じDNN、及び/又は同じS-NSSAIと、IPv4が設定されたPDUセッションタイプに対する、UE要求のPDUセッション確立手続きであってよい。
【0432】
さらに、PDUセッション確立手続きの要求が拒絶された場合、各装置は、PDUセッションを確立しなくてよい。この場合、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了後に、PDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる情報に基づいた処理を実施してもよいし、PDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる情報に基づいた処理を実施することで、第4の手続きを完了してもよい。
【0433】
[5. 変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
【0434】
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
【0435】
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
【0436】
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
【0437】
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。