(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-12
(45)【発行日】2024-12-20
(54)【発明の名称】ヒートシンク部材
(51)【国際特許分類】
H01L 23/36 20060101AFI20241213BHJP
H01L 23/373 20060101ALI20241213BHJP
H05K 7/20 20060101ALI20241213BHJP
【FI】
H01L23/36 Z
H01L23/36 M
H05K7/20 D
(21)【出願番号】P 2021054922
(22)【出願日】2021-03-29
【審査請求日】2024-03-22
(73)【特許権者】
【識別番号】594043122
【氏名又は名称】株式会社アカネ
(73)【特許権者】
【識別番号】000000206
【氏名又は名称】UBE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100132964
【氏名又は名称】信末 孝之
(72)【発明者】
【氏名】砂本 健市
(72)【発明者】
【氏名】吉村 正文
(72)【発明者】
【氏名】稲森 太
【審査官】清水 稔
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2011/104361(WO,A1)
【文献】米国特許第6482520(US,B1)
【文献】特開2018-087372(JP,A)
【文献】特開2017-220539(JP,A)
【文献】特開2005-005528(JP,A)
【文献】国際公開第2019/102665(WO,A1)
【文献】特開2016-100401(JP,A)
【文献】特開2013-138193(JP,A)
【文献】実開昭63-193896(JP,U)
【文献】特開2008-270609(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/36
H01L 23/373
H05K 7/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面に熱源を載置する第1の放熱板と、該第1の放熱板の下面から下方に延設された第2の放熱板とからなるヒートシンク部材であって、
前記第1の放熱板及び前記第2の放熱板は、銅層を介して積層された鱗片状黒鉛粒子を含み、前記鱗片状黒鉛粒子の積層方向に垂直な方向での熱伝導率が積層方向での熱伝導率よりも大きな黒鉛-銅複合材料からなり、前記鱗片状黒鉛粒子の積層方向が水平方向となるように配置されていることを特徴とするヒートシンク部材。
【請求項2】
前記第1の放熱板と前記複数の第2の放熱板とが一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク部材。
【請求項3】
前記第1の放熱板と前記複数の第2の放熱板とが接合されていることを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク部材。
【請求項4】
前記第1の放熱板のうち、熱源を載置する中央部における前記鱗片状黒鉛粒子の積層方向と、前記中央部の両側部における前記鱗片状黒鉛粒子の積層方向とが直交するように配置されていることを特徴とする請求項3に記載のヒートシンク部材。
【請求項5】
複数の前記第2の放熱板の間に乱流を発生させる乱流発生部を有することを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク部材。
【請求項6】
前記第2の放熱板が、前記第1の放熱板の両端部を両側から囲うように上方に延設されていることを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク部材。
【請求項7】
前記第1の放熱板の上面周縁部に段差が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク部材。
【請求項8】
複数の前記第2の放熱板の間隔を保持する保持部を有することを特徴とする請求項3に記載のヒートシンク部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IGBT等の半導体素子などの熱源を冷却するためのヒートシンクに使用されるヒートシンク部材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、IGBT等の半導体素子などの熱源を冷却するためのヒートシンクが用いられている。ヒートシンクには、熱源から発生する熱を放熱させるための放熱板(放熱基板)が部材として使用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、Cu-C複合材(黒鉛-銅複合材料)からなる放熱基板に関する発明が記載されており、Cu-C複合材の表側と裏側に薄膜状のCu層を形成して温度上昇に伴う応力発生に対応するようになっている。
【0004】
また、特許文献2及び特許文献3には、鱗片状黒鉛粒子を積層した黒鉛-銅複合材料からなる放熱板に関する発明が記載されており、鱗片状黒鉛粒子の積層方向による熱伝導率の大きさの違いについて言及されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2018-142569号公報
【文献】特開2019-192890号公報
【文献】特開2020-113758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年のIOT、AIや電気自動車などの新しい技術の躍進により、ヒートシンクの放熱部材として使用される放熱板には、より一層の高い熱伝導率が求められている。鱗片状黒鉛を積層した黒鉛-銅複合材料からなる放熱板は、大きな熱伝導率を示すものであるが、ヒートシンク部材として使用するためには、鱗片状黒鉛粒子の積層方向に留意しなければならない。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、鱗片状黒鉛粒子を積層した黒鉛-銅複合材料を使用して放熱性に優れたヒートシンク部材を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明のヒートシンク部材は、上面に熱源を載置する第1の放熱板と、該第1の放熱板の下面から下方に延設された第2の放熱板とからなるヒートシンク部材であって、前記第1の放熱板及び前記第2の放熱板は、銅層を介して積層された鱗片状黒鉛粒子を含み、前記鱗片状黒鉛粒子の積層方向に垂直な方向での熱伝導率が積層方向での熱伝導率よりも大きな黒鉛-銅複合材料からなり、前記鱗片状黒鉛粒子の積層方向が水平方向となるように配置されていることを特徴とする。
【0009】
また好ましくは、前記第1の放熱板と前記複数の第2の放熱板とが一体成形されていることを特徴とする。
【0010】
また好ましくは、前記第1の放熱板と前記複数の第2の放熱板とが接合されていることを特徴とする。
【0011】
また好ましくは、前記第1の放熱板のうち、熱源を載置する中央部における前記鱗片状黒鉛粒子の積層方向と、前記中央部の両側部における前記鱗片状黒鉛粒子の積層方向とが直交するように配置されていることを特徴とする。
【0012】
また好ましくは、複数の前記第2の放熱板の間に乱流を発生させる乱流発生部を有することを特徴とする。
【0013】
また好ましくは、前記第2の放熱板が、前記第1の放熱板の両端部を両側から囲うように上方に延設されていることを特徴とする。
【0014】
また好ましくは、前記第1の放熱板の上面周縁部に段差が設けられていることを特徴とする。
【0015】
また好ましくは、複数の前記第2の放熱板の間隔を保持する保持部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明のヒートシンク部材は、上面に熱源を載置する第1の放熱板と、第1の放熱板の下面から下方に延設された第2の放熱板とからなるヒートシンク部材である。第1の放熱板及び第2の放熱板は、銅層を介して積層された鱗片状黒鉛粒子を含み、鱗片状黒鉛粒子の積層方向に垂直な方向での熱伝導率が積層方向での熱伝導率よりも大きな黒鉛-銅複合材料である。そして、鱗片状黒鉛粒子の積層方向が水平方向となるように配置されている。従って、垂直方向の熱伝導率が大きくなるような配置となっており、上面に載置した熱源から発生した熱を垂直方向に効果的に放熱することができる。
【0017】
また、第1の放熱板と複数の第2の放熱板とが一体成形されている場合には、放熱板同士の接合が不要であり、また第1の放熱板と第2の放熱板との境界部分での放熱をスムーズに行うことができる。
【0018】
また、第1の放熱板と複数の第2の放熱板とが接合されている場合には、第1の放熱板と第2の放熱板とを別体とすることにより、熱伝導の大きさの方向性を様々に組み合わせることができる。
【0019】
また、第1の放熱板のうち、熱源を載置する中央部における鱗片状黒鉛粒子の積層方向と、中央部の両側部における鱗片状黒鉛粒子の積層方向とが直交するように配置されている場合には、中央部と両側部とで熱伝導の大きさの方向性を変えて、垂直方向の放熱と水平方向の放熱とを必要に応じて変化させることができる。
【0020】
また、複数の第2の放熱板の間に乱流を発生させる乱流発生部を有する場合には、第2の放熱板同士の間の流体(空気、水)に乱流を発生させて、第2の放熱板を効果的に冷却することができる。
【0021】
また、第2の放熱板が、第1の放熱板の両端部を両側から囲うように上方に延設されている場合には、熱源から発生した熱を周囲に発散させないようにして放熱することができる。
【0022】
また、第1の放熱板の上面周縁部に段差が設けられている場合には、取付板と第1の放熱板との間に段差を利用した隙間を設けることにより、熱膨張による第1の放熱板の反りを防止することができる。
【0023】
また、複数の第2の放熱板の間隔を保持する保持部を有する場合には、第2の放熱板に力が加わって第1の放熱板との接合部が剥離してしまうのを防止することができる。
【0024】
このように、本発明によれば、鱗片状黒鉛粒子を積層した黒鉛-銅複合材料を使用して放熱性に優れたヒートシンク部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の実施形態に係るヒートシンク部材に使用する黒鉛-銅複合材料を示す斜視図である。
【
図2】実施形態1に係るヒートシンク部材及び取付板を示す斜視図である。
【
図3】実施形態1に係るヒートシンク部材の取付状態を示す斜視図である。
【
図4】実施形態2に係るヒートシンク部材を示す斜視図である。
【
図5】実施形態3、4に係るヒートシンク部材を示す斜視図である。
【
図6】実施形態5、6に係るヒートシンク部材を示す斜視図である。
【
図7】実施形態7、8に係るヒートシンク部材を示す斜視図である。
【
図8】実施形態9に係るヒートシンク部材を示す斜視図である。
【
図9】実施形態10に係るヒートシンク部材を示す斜視図である。
【
図10】実施形態11、12に係るヒートシンク部材を示す断面図である。
【
図11】実施形態13に係るヒートシンク部材を示す(A)正面図、(B)側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
次に、本発明の実施形態に係るヒートシンク部材について説明する。本実施形態に係るヒートシンク部材は、上面に絶縁層を介して熱源を載置するものである。熱源としては、IGBT等の半導体素子などが挙げられる。また、材料は黒鉛-銅複合材料である。
【0027】
(黒鉛-銅複合材料)
図1を参照して、本実施形態において使用する黒鉛-銅複合材料について説明する。
図1(A)は、黒鉛-銅複合材料9を示す斜視図である。黒鉛-銅複合材料9は、銅層を介して積層された鱗片状黒鉛粒子を含むものである。
図1(A)において、符号1の楕円は鱗片状黒鉛粒子、符号2の直線は積層された鱗片状黒鉛粒子の層を模式的に示したものである。以降の図においては楕円及び直線のみを示し、符号を省略する。
【0028】
図1(A)において、鱗片状黒鉛粒子1は下から上に向かって積層されており、白矢印Zは鱗片状黒鉛粒子の積層方向を示している。そして、黒矢印X及び黒矢印Yは白矢印Zと直交しており、鱗片状黒鉛粒子の積層方向に垂直な方向となっている。
【0029】
ここで、黒鉛-銅複合材料9の熱伝導率を各方向で比較すると、黒矢印X及び黒矢印Yの方向での熱伝導率の方が、白矢印Zの方向での熱伝導率よりも大きい。すなわち、鱗片状黒鉛粒子2の積層方向に垂直な方向(X、Y)での熱伝導率が、積層方向(Z)での熱伝導率よりも大きい。これは、熱伝導率の大きな鱗片状黒鉛粒子2が隣り合う方向(X、Y)においては、隣り合う鱗片状黒鉛粒子2の間で熱伝導が行われやすいのに対して、上下の鱗片状黒鉛粒子2の間には黒鉛よりも熱伝導率の小さい銅層が存在するためである。
【0030】
図1(B)は、黒鉛-銅複合材料9を切断した状態を示すものである。このように、黒鉛-銅複合材料9を所望の長さや厚みに切断することにより、板状に形成することができる。
【0031】
黒鉛-銅複合材料9は、鱗片状黒鉛粒子と銅粒子とを原料として得られた焼結体であり、黒鉛粒子に前処理を施して所望の鱗片状黒鉛粒子を得、所定の銅粒子と混合して成形原料とし、これを成形して所定条件で焼結して製造することができる。
【0032】
黒鉛粒子の前処理は、薄層化と称するものであり、黒鉛粒子にせん断力を付与して厚みを低減することにより行われる。例えば、特開2019-94248号公報に、薄層黒鉛の製造方法として開示されている。
【0033】
鱗片状黒鉛粒子と銅粒子とを所定の割合で混合し、有機溶媒により湿式混合を行って成形原料を得る。そして、成形原料を所定の成形型に充填して多軸通電焼結法により焼結する。多軸通電焼結法は、上下方向の加圧軸と水平方向の2つの通電軸とを有する多軸通電焼結装置を用いた焼結方法であり、均一な温度分布で焼結されるので、安定した品質の複合材料を製造することができる。
【0034】
次に、黒鉛-銅複合材料9を使用したヒートシンク部材について説明する。以降に鱗片状黒鉛粒子の積層方向(Z)の違いによる複数の実施形態を示すが、いずれの実施形態においても、鱗片状黒鉛粒子の積層方向(Z)は水平方向であり、垂直方向にならないように構成されている。これは、上面に載置した熱源が発生する熱を放熱するためには、垂直方向の熱伝導が小さくなるような構成は適していないからである。なお、各図面における白矢印は鱗片状黒鉛粒子の積層方向(Z)(以下、単に「積層方向」という。)を示している。
【0035】
(実施形態1)
図2は、実施形態1に係るヒートシンク部材10及び取付板3を示す斜視図である。取付板3は、ヒートシンク部材10を取り付けるための板材であり、例えば銅板を用いることができる。取付板3の中央にはヒートシンク部材30を挿通させるための孔Hが形成されている。孔Hの周縁部にはプレス成形等によりフランジ4が形成されている。また取付板3の四隅には、取付板3を図示しないヒートシンク容器等に固定するための孔5が形成されている。
【0036】
ヒートシンク部材10は、第1の放熱板11と第2の放熱板12とから構成されている。第1の放熱板11は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板12は、第1の放熱板11の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板12を4枚とし、
図2における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。
【0037】
第1の放熱板11と第2の放熱板12とは一体成形されている。一体成形する方法としては、直方体状に製造した黒鉛-銅複合材料9の下面を、溝を掘るように部分的に除去すればよい。
【0038】
第1の放熱板11及び第2の放熱板12の積層方向は、いずれも
図2における前後方向(奥行方向)となっている。従って、前後方向(奥行方向)の熱伝導率よりも上下方向及び左右方向の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、左右方向に放熱しながら4枚の第2の放熱板12を有効に活用することができる。
【0039】
図3は、実施形態1に係るヒートシンク部材10の取付状態を示す斜視図である。取付板3の孔Hにヒートシンク部材10の第1の放熱板11を挿通させて、第1の放熱板11の上部がフランジ4よりも若干突出するような位置にする。このとき、第1の放熱板11の上部側面とフランジ4の内側面とが当接するようになっており、ロウ付け又はハンダ付けにより固定する。なお、水冷式ヒートシンクの場合には冷却水が放熱板の内部に浸透するおそれがあるため、水分の浸透を防止できるように、ヒートシンク部材10には予めメッキ処理(銅、ニッケルなど)を施しておくことが好ましい。取付板3及び取付板3へのヒートシンク部材の取付方法については、以下の実施形態においても同様であるため、説明を省略する。
【0040】
(実施形態2)
図4は、実施形態2に係るヒートシンク部材20を示す斜視図である。ヒートシンク部材20は、第1の放熱板21と第2の放熱板22とから構成されている。第1の放熱板21は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板22は、第1の放熱板21の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板22を4枚とし、
図2における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。
【0041】
図4(A)に示すように、第1の放熱板21と第2の放熱板22とは接合部6で接合されている。
図4(B)に示すように、直方体状に製造した黒鉛-銅複合材料9を切断して各板21,22を形成し、第1の放熱板21の下面に第2の放熱板22の上面を接合すればよい。接合方法としては、ロウ付けや銅粉末を間に挟んだ拡散接合などが挙げられる。
【0042】
第1の放熱板21及び第2の放熱板22の積層方向は、いずれも
図4における前後方向(奥行方向)となっている。従って、前後方向(奥行方向)の熱伝導率よりも上下方向及び左右方向の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、左右方向に放熱しながら4枚の第2の放熱板22を有効に活用することができる。
【0043】
(実施形態3)
図5(A)は、実施形態3に係るヒートシンク部材30を示す斜視図である。ヒートシンク部材30は、第1の放熱板31と第2の放熱板32とから構成されている。第1の放熱板31は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板32は、第1の放熱板31の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板32を4枚とし、
図5(A)における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。
【0044】
第1の放熱板31と第2の放熱板32とは一体成形されている。一体成形する方法としては、直方体状に製造した黒鉛-銅複合材料9の下面を、溝を掘るように部分的に除去すればよい。
【0045】
第1の放熱板31及び第2の放熱板32の積層方向は、いずれも
図5(A)における左右方向となっている。従って、左右方向の熱伝導率よりも上下方向及び前後方向(奥行方向)の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、前後方向(奥行方向)に放熱しながら第2の放熱板32の全長を有効に活用することができる。
【0046】
(実施形態4)
図5(B)は、実施形態4に係るヒートシンク部材40を示す斜視図である。ヒートシンク部材40は、第1の放熱板41と第2の放熱板42とから構成されている。第1の放熱板41は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板42は、第1の放熱板41の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板42を4枚とし、
図5(B)における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。
【0047】
図5(B)に示すように、第1の放熱板41と第2の放熱板42とは接合部6で接合されている。直方体状に製造した黒鉛-銅複合材料9を切断して各板41,42を形成し、第1の放熱板41の下面に第2の放熱板42の上面を接合すればよい。接合方法としては、ロウ付けや銅粉末を間に挟んだ拡散接合などが挙げられる。
【0048】
第1の放熱板41及び第2の放熱板42の積層方向は、いずれも
図5(B)における左右方向となっている。従って、左右方向の熱伝導率よりも上下方向及び前後方向(奥行方向)の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、前後方向(奥行方向)に放熱しながら第2の放熱板42の全長を有効に活用することができる。
【0049】
(実施形態5)
図6(A)は、実施形態5に係るヒートシンク部材50を示す斜視図である。ヒートシンク部材50は、第1の放熱板51と第2の放熱板52とから構成されている。第1の放熱板51は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板52は、第1の放熱板51の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板52を4枚とし、
図6(A)における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。
【0050】
図6(A)に示すように、第1の放熱板51と第2の放熱板52とは接合部6で接合されている。直方体状に製造した黒鉛-銅複合材料9を切断して各板51,52を形成し、第1の放熱板51の下面に第2の放熱板52の上面を接合すればよい。接合方法としては、ロウ付けや銅粉末を間に挟んだ拡散接合などが挙げられる。
【0051】
第1の放熱板51の積層方向は、
図6(A)における前後方向(奥行方向)となっている。従って、前後方向(奥行方向)の熱伝導率よりも上下方向及び左右方向の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、左右方向に放熱しながら4枚の第2の放熱板52を有効に活用することができる。一方、第2の放熱板52の積層方向は、
図6(A)における左右方向となっている。従って、左右方向の熱伝導率よりも上下方向及び前後方向(奥行方向)の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、前後方向(奥行方向)に放熱しながら第2の放熱板52の全長を有効に活用することができる。
【0052】
(実施形態6)
図6(B)は、実施形態6に係るヒートシンク部材60を示す斜視図である。ヒートシンク部材60は、第1の放熱板61と第2の放熱板62とから構成されている。第1の放熱板61は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板62は、第1の放熱板61の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板62を4枚とし、
図6(B)における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。
【0053】
図6(B)に示すように、第1の放熱板61と第2の放熱板62とは接合部6で接合されている。直方体状に製造した黒鉛-銅複合材料9を切断して各板61,62を形成し、第1の放熱板61の下面に第2の放熱板62の上面を接合すればよい。接合方法としては、ロウ付けや銅粉末を間に挟んだ拡散接合などが挙げられる。
【0054】
第1の放熱板61の積層方向は、
図6(B)における左右方向となっている。従って、左右方向の熱伝導率よりも上下方向及び前後方向(奥行方向)の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、前後方向(奥行方向)に放熱しながら第2の放熱板62の全長を有効に活用することができる。一方、第2の放熱板62の積層方向は、
図6(B)における前後方向(奥行方向)となっている。従って、前後方向(奥行方向)の熱伝導率よりも上下方向及び左右方向の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、左右方向に放熱しながら第2の放熱板62の左右側面を有効に活用することができる。
【0055】
(実施形態7)
図7(A)は、実施形態7に係るヒートシンク部材70を示す斜視図である。ヒートシンク部材70は、第1の放熱板71と第2の放熱板72とから構成されている。第1の放熱板71は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板72は、第1の放熱板71の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板72を4枚とし、
図7(A)における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。
【0056】
図7(A)に示すように、第1の放熱板71は、熱源を載置する中央部71aと、中央部71aの両側部71b,71bに3区分されており、接合部6で接合されている。また、第1の放熱板71と第2の放熱板72とは接合部6で接合されている。直方体状に製造した黒鉛-銅複合材料9を切断して各板71a,71b,72を形成し、第1の放熱板71の下面に第2の放熱板72の上面を接合すればよい。接合方法としては、ロウ付けや銅粉末を間に挟んだ拡散接合などが挙げられる。
【0057】
第1の放熱板71のうち中央部71aの積層方向は、
図7(A)における左右方向となっている。従って、左右方向の熱伝導率よりも上下方向及び前後方向(奥行方向)の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、前後方向(奥行方向)に放熱しながら第2の放熱板72の全長を有効に活用することができる。第1の放熱板71のうち両側部71b,71bの積層方向は、
図7(A)における前後方向(奥行方向)となっている。従って、前後方向(奥行方向)の熱伝導率よりも上下方向及び左右方向の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、左右方向に放熱しながら4枚の第2の放熱板72を有効に活用することができる。このように、ヒートシンク部材70の第1の放熱板71においては、中央部71aにおける積層方向と両側部71b,71bにおける積層方向とが直交している。
【0058】
一方、第2の放熱板72の積層方向は、
図7(A)における前後方向(奥行方向)となっている。従って、前後方向(奥行方向)の熱伝導率よりも上下方向及び左右方向の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、左右方向に放熱しながら第2の放熱板72の左右側面を有効に活用することができる。
【0059】
(実施形態8)
図7(B)は、実施形態8に係るヒートシンク部材80を示す斜視図である。ヒートシンク部材80は、第1の放熱板81と第2の放熱板82とから構成されている。第1の放熱板81は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板82は、第1の放熱板81の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板82を4枚とし、
図7(B)における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。
【0060】
図7(B)に示すように、第1の放熱板81は、熱源を載置する中央部81aと、中央部81aの両側部81b,81bに3区分されており、接合部6で接合されている。また、第1の放熱板81と第2の放熱板82とは接合部6で接合されている。直方体状に製造した黒鉛-銅複合材料9を切断して各板81a,81b,82を形成し、第1の放熱板81の下面に第2の放熱板82の上面を接合すればよい。接合方法としては、ロウ付けや銅粉末を間に挟んだ拡散接合などが挙げられる。
【0061】
第1の放熱板81のうち中央部81aの積層方向は、
図7(B)における前後方向(奥行方向)となっている。従って、前後方向(奥行方向)の熱伝導率よりも上下方向及び左右方向の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、左右方向に放熱しながら4枚の第2の放熱板82を有効に活用することができる。第1の放熱板81のうち両側部81b,81bの積層方向は、
図7(B)における左右となっている。従って、左右方向の熱伝導率よりも上下方向及び前後方向(奥行方向)の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、前後方向(奥行方向)に放熱しながら第2の放熱板82の全長を有効に活用することができる。このように、ヒートシンク部材80の第1の放熱板81においては、中央部81aにおける積層方向と両側部81b,81bにおける積層方向とが直交している。
【0062】
一方、第2の放熱板82の積層方向は、
図7(B)における左右方向となっている。従って、左右方向の熱伝導率よりも上下方向及び前後方向(奥行方向)の熱伝導率が大きくなっており、上面に載置された熱源が発生した熱を下方にスムーズに放熱するとともに、前後方向(奥行方向)に放熱しながら第2の放熱板82の全長を有効に活用することができる。
【0063】
(実施形態9)
図8は、実施形態9に係るヒートシンク部材90を示す斜視図である。ヒートシンク部材90は、第1の放熱板91と第2の放熱板92とから構成されている。第1の放熱板91は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板92は、第1の放熱板91の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板92を4枚とし、
図8における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。なお、ヒートシンク部材90における積層方向は、前後方向(奥行方向)又は左右方向、すなわち水平方向であればよく、特に図示していない。
【0064】
第2の放熱板92の間には、第2の放熱板92を連結する断面半円形の乱流発生部7が設けられている。乱流発生部7は、隣接する第2の放熱板92の間に乱流を発生させるものである。隣接する第2の放熱板92の間には、熱伝達の効率が悪い部分が生じる場合があり、これを抑制するために空気又は水の流れに乱流を発生させるものである。なお、乱流発生部7は、実施形態10のように第2の放熱板92を連結する断面半円形の部材である必要はなく、例えば第2の放熱板92の表面に凹凸を形成するものであってもよい。
【0065】
(実施形態10)
図9は、実施形態10に係るヒートシンク部材100を示す斜視図である。ヒートシンク部材100は、第1の放熱板101と第2の放熱板102とから構成されている。第1の放熱板101は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板102は、第1の放熱板101の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板102を4枚とし、
図9における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。なお、ヒートシンク部材100における積層方向は、前後方向(奥行方向)又は左右方向、すなわち水平方向であればよく、特に図示していない。
【0066】
第2の放熱板102のうち、左右両端の放熱板の上部は上方に延設されており、第1の放熱板101の両端部を両側から囲うようになっている。これにより、熱源から発生した熱を周囲に発散させないようにして放熱することができる。
【0067】
(実施形態11)
図10(A)は、実施形態11に係るヒートシンク部材110を示す断面図である。ヒートシンク部材110は、第1の放熱板111と第2の放熱板112とから構成されている。第1の放熱板111は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板112は、第1の放熱板111の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板112を4枚とし、
図10(A)における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。なお、ヒートシンク部材110における積層方向は、前後方向(奥行方向)又は左右方向、すなわち水平方向であればよく、特に図示していない。
【0068】
第1の放熱板111の上面周縁部には、段差200が設けられている。段差200は、第1の放熱板111の上面周縁部を切削することにより形成することができる。ヒートシンク部材111を取り付ける取付板8にはフランジが形成されておらず、取付板8の下面と第1の放熱板111の段差200水平面とをロウ付け又はハンダ付けすることにより、固定されるようになっている。このとき、第1の放熱板111の段差200垂直面と取付板8端面との間には、隙間が設けられている。このように、段差を利用した隙間を設けることにより、熱膨張による第1の放熱板の反りを防止することができる。
【0069】
(実施形態12)
図10(B)は、実施形態12に係るヒートシンク部材120を示す断面図である。ヒートシンク部材120は、第1の放熱板121と第2の放熱板122とから構成されている。第1の放熱板121は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板122は、第1の放熱板121の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板122を4枚とし、
図10(B)における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。なお、ヒートシンク部材120における積層方向は、前後方向(奥行方向)又は左右方向、すなわち水平方向であればよく、特に図示していない。
【0070】
第1の放熱板121の上面周縁部には、段差200が設けられている。段差200は、第1の放熱板121の上部を別体として下部より小さく形成し、接合部6で接合することにより形成することができる。ヒートシンク部材121を取り付ける取付板8にはフランジが形成されておらず、取付板8の下面と第1の放熱板121の段差200水平面とをロウ付け又はハンダ付けすることにより、固定されるようになっている。このとき、第1の放熱板121の段差200垂直面と取付板8端面との間には、隙間が設けられている。このように、段差を利用した隙間を設けることにより、熱膨張による第1の放熱板の反りを防止することができる。
【0071】
(実施形態13)
図11は、実施形態13に係るヒートシンク部材130を示す(A)正面図、(B)側面図である。ヒートシンク部材130は、第1の放熱板131と第2の放熱板132とから構成されている。第1の放熱板131は、上面に熱源を載置するものである。第2の放熱板132は、第1の放熱板131の下面から下方に延設されている。本実施形態では、第2の放熱板132を4枚とし、
図11(A)における左右方向に並べて配置している。ただし、第2の放熱板の数は特に限定されない。なお、ヒートシンク部材130における積層方向は、前後方向(奥行方向)又は左右方向、すなわち水平方向であればよく、特に図示していない。
【0072】
図11に示すように、第1の放熱板131と第2の放熱板132とは接合部6で接合されている。直方体状に製造した黒鉛-銅複合材料9を切断して各板131、132を形成し、第1の放熱板131の下面に第2の放熱板132の上面を接合すればよい。接合方法としては、ロウ付けや銅粉末を間に挟んだ拡散接合などが挙げられる。
【0073】
複数の第2の放熱板132の下端部には、保持部13が設けられている。保持部13は、複数の第2の放熱板132を貫く方向に延びる本体部13aと、本体部13aから直立する複数の保持片13b,13cとから構成されている。そして、保持片13b,13cの間又は保持片13c,13cの間に、第2の放熱板132の下端部が差し込まれている。複数の保持片13b,13cは、第2の放熱板132の下端部がちょうど収まるように配置されており、保持部13により複数の第2の放熱板132の間隔が保持されるようになっている。
【0074】
保持部13を設けて複数の第2の放熱板132の間隔を保持することにより、第2の放熱板132に力が加わったときに、第1の放熱板132との接合部6が剥離してしまうのを防止することができる。例えば、ヒートシンク部材130の取り扱いに際しては、複数の第2の放熱板132に対して、
図11(A)の矢印に示す方向に両側から強い力が加わることが想定される。このとき、保持部13がなければ、両側の第2の放熱板132が内側に折れ曲がって接合部6が剥離してしまうが、保持部13があれば、複数の第2の放熱板132の間隔を保ったまま両側からの強い力が保持部13により吸収された形になるので、接合部6が剥離することがない。
【0075】
なお、保持部13の本体部13aからは乱流発生部7が直立しており、複数の第2の放熱板132の間に乱流を発生させるようになっている。乱流発生部7の作用効果は、実施形態9と同様である。もちろん、乱流発生部7を設けずに保持片のみを設けてもよい。
【0076】
本実施形態に係るヒートシンク部材は、上面に熱源を載置する第1の放熱板と、第1の放熱板の下面から下方に延設された第2の放熱板とからなるヒートシンク部材である。第1の放熱板及び第2の放熱板は、銅層を介して積層された鱗片状黒鉛粒子を含み、鱗片状黒鉛粒子の積層方向に垂直な方向での熱伝導率が積層方向での熱伝導率よりも大きな黒鉛-銅複合材料である。そして、鱗片状黒鉛粒子の積層方向が水平方向となるように配置されている。従って、垂直方向の熱伝導率が大きくなるような配置となっており、上面に載置した熱源から発生した熱を垂直方向に効果的に放熱することができる。
【0077】
また、第1の放熱板と複数の第2の放熱板とが一体成形されている場合には、放熱板同士の接合が不要であり、また第1の放熱板と第2の放熱板との境界部分での放熱をスムーズに行うことができる。
【0078】
また、第1の放熱板と複数の第2の放熱板とが接合されている場合には、第1の放熱板と第2の放熱板とを別体とすることにより、熱伝導の大きさの方向性を様々に組み合わせることができる。
【0079】
また、第1の放熱板のうち、熱源を載置する中央部における鱗片状黒鉛粒子の積層方向と、中央部の両側部における鱗片状黒鉛粒子の積層方向とが直交するように配置されている場合には、中央部と両側部とで熱伝導の大きさの方向性を変えて、垂直方向の放熱と水平方向の放熱とを必要に応じて変化させることができる。
【0080】
また、複数の第2の放熱板の間に乱流を発生させる乱流発生部を有する場合には、第2の放熱板同士の間の流体(空気、水)に乱流を発生させて、第2の放熱板を効果的に冷却することができる。
【0081】
また、第2の放熱板が、第1の放熱板の両端部を両側から囲うように上方に延設されている場合には、熱源から発生した熱を周囲に発散させないようにして放熱することができる。
【0082】
また、第1の放熱板の上面周縁部に段差が設けられている場合には、取付板と第1の放熱板との間に段差を利用した隙間を設けることにより、熱膨張による第1の放熱板の反りを防止することができる。
【0083】
また、複数の第2の放熱板の間隔を保持する保持部を有する場合には、第2の放熱板に力が加わって第1の放熱板との接合部が剥離してしまうのを防止することができる。
【0084】
このように、本発明によれば、鱗片状黒鉛粒子を積層した黒鉛-銅複合材料を使用して放熱性に優れたヒートシンク部材を提供することができる。
【0085】
以上、本発明の実施形態に係るヒートシンク部材について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0086】
1 鱗片状黒鉛粒子
2 層
3 取付板
4 フランジ
5 孔
6 接合部
7 乱流発生部
8 取付板
9 黒鉛-銅複合材料
13 保持部
10,20,30,40,50,60,70,80,90 ヒートシンク部材
11,21,31,41,51,61,71,81,91 第1の放熱板
12,22,32,42,52,62,72,82,92 第2の放熱板
100,110,120 130 ヒートシンク部材
101,111,121 131 第1の放熱板
102,112,122 132 第2の放熱板
200 段差