特許7603425IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

含フッ素ビニル化合物塩の製造方法に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1には、のとおり、“X=F、Y=F”の条件を満たす含フッ素環状化合物(1)とナトリウムメトキシドとを反応させることにより、目的物である“X=F、Y=F”の条件を満たす含フッ素ビニル化合物塩(5)を得る方法が開示されている。また、特許文献2にも記載されているように、実際に特許文献1の方法を用いて“X=F、Y=F”の条件を満たす含フッ素ビニル化合物塩(5)を合成すると、目的物の生成量が少なくなる(特許文献2 段落〔0010〕参照)。 さらに、のように特許文献1に記載の方法では含フッ素ビニル化合物塩(5)の生成量が少ないことを鑑みると、発明者の知る限り、特許文献2に記載の含フッ素ビニル化合物塩(5)を得る方法が、収率高く含フッ素ビニル化合物塩(5)を得られる唯一の方法である。 しかしながら、特許文献2で用いられているシラノール化合物(R1R2R3Si(OM)[Mは、アルキル金属又はアルキル土類金属であり、R1~R3は、各々独立に置換されてもよい炭素数1~10個の炭化水素基又はOMである。])は、下記の平衡反応を有することが知られている(J.Am.Chem.Soc.1953,75,5615-5618頁)。 TIFF 0007603425000003.tif 7 144 (式中、Rはアルキル基である。) そのため、前記シラノール化合物の存在する環境によっては、水分により前記シラノール化合物が(R3Si)2Oに変質してしまい、前記シラノール化合物の純度又は系内の前記シラノール化合物の量が低下する可能性があった。このことから、前記シラノール化合物を使用せずに、含フッ素環状化合物(1)から含フッ素ビニル化合物塩(5)を収率よく製造することができる新たな方法の開発が求められてきた。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、上述の課題を解決するべく鋭意検討を重ねた結果、含フッ素環状化合物(1)と、一般的な入手が容易であり、安定に取り扱うことのできる所定の塩類とを反応させることにより、目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。また、前記所定の塩類は、下記一般式(2a)で表される構造単位を有するリン酸塩化合物(2)(以下、「化合物(2)」ともいう。)、下記一般式(3)で表されるホウ酸・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、収率よく含フッ素環状化合物(1)から含フッ素ビニル化合物塩(5)を製造することができる新規の方法を提供することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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