技術分野
異材接合方法、特に、板状の第1被接合部材と、第1被接合部材よりも電気抵抗率が小さい板状の第2被接合部材とを接合する異材接合方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
抵抗溶接によるアルミニウム製被接合部材と鋼製被接合部材の異材接合方法では、特許文献1にも記載されるように、両接合部材の接合部に、Fe2Al3やFeAl3などのアルミニウム-鉄合金が脆弱な金属間化合物(以下、IMC(Inter Metallic Compound)と称す)として生成され、このIMCの介在が両接合部材の接合強度を著しく低下させることが問題となる。特許文献1による異材接合方法では、アルミニウム製被接合部材の板厚を大きく減少させることにより、IMCを接合部領域の外側に排出できることから、接合強度が確保されるとしている。しかしながら、このようにアルミニウム製被接合部材の板厚が大きく減少すると、特に、車体用板部材のロボット搭載型抵抗溶接では、アルミニウム製被接合部材そのものの強度低下や外観などの商品性の低下につながる。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
目的を達成するための異材接合方法は、
板状の第1被接合部材と、該第1被接合部材よりも電気抵抗率が小さい板状
の第2被接合部材とを対向する電極で挟んで加圧通電し、該第1被接合部材と第2被接合部材とを接合する異材接合方法において、
前記第1被接合部材と第2被接合部材との当接界面を除いて該第1被接合部材の融点を超えないように前記電極への周波数が5kHz以上である印加電流を予め設定された・・・ 続きを
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
以上説明したように、本発明によれば、第2被接合部材の第1被接合部材との当接界面近傍領域が溶融し、その溶融材が固化することによって両接合部材が溶接されることにより、第2被接合部材の板厚の減少を抑制することができると共に、第1被接合部材は溶融しないか又は殆ど溶融しないので、例えばアルミニウム-鉄合金などのIMCは生じないか又は殆ど生じず、両接合部材の接合強度を確保することができる。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
本発明の異材接合方法が適用された抵抗溶接装置の概略構成図である。
【図2】
図1の抵抗溶接装置で実施される異材接合方法の一実施の形態を示す抵抗溶接方法の通電電流とそれに伴う温度変化の説明図である。
【図3】
図1の抵抗溶接装置で実施される異材接合方法の比較例を示す抵抗溶接方法の通電電流とそれに伴う温度変化の説明図である。
【図4】
図2及び図3の抵抗溶接方法に用いられる2つの被接合部材及びその当接界面の電気抵抗率の説明図である。
【図5】
図2の抵抗溶接方法による接合後の接合部の断面図である。
【図6】
図3の抵抗溶接方法による接合後の接合部の断面図である。
【図7】
図2及び図3の抵抗溶接方法による接合部のIMC厚さの説明図である。
【図8】
アルミニウム-鉄合金からなるIMC厚さと接合強度の説明図である。
【図9】
印加電流周波数の違いによる電流値と温度の説明図である。
1 鋼板(第1被接合部材)
2 アルミニウム製板部材(第2被接合部材)
3 電極
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